JP2006311219A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光源から原稿に光を照射して画像読取りを行う画像読取装置において、原稿載置台への外光の入射を簡易且つ低コストで検出できる手段を提供する。
【解決手段】 複合機1の制御部55は、CISユニット40が基準部材53を読み取った際の読取値に基づいて、原稿載置台4への外光入射の有無を判断する。原稿押さえカバー6が原稿載置台4に対して開かれている場合には、原稿載置台4の内部に外光が進入し、基準部材53に外光が影響する。したがって、原稿押さえカバー6が原稿載置台4に対して開かれている場合と閉じている場合とで、CISユニット40が基準部材53を読み取った際の読取値が異なる。制御部55は、このCISユニット40の読取値から原稿載置台4に外光が入射しているか否かを判断する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、原稿載置台の透過部材を通じて、原稿に光を照射して画像読取りを行う画像読取装置に関するものであり、特に、原稿載置台への外光の入射を検出可能な画像読取装置に関するものである。
従来より、複写機やスキャナ、これら機能を併有する多機能装置に搭載される画像読取装置として、フラットベッドスキャナや、給紙トレイから搬送路を経て排紙トレイへ原稿を搬送するADF(Auto Document Feeder)と呼ばれる自動原稿搬送機構に、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等の画像読取手段を所定位置に配設して、搬送中の原稿の画像を読み取るものが知られている。
例えば、図16に示すような従来の画像読取装置90では、原稿押さえカバー91にADF92が備えられており、該ADF92により、給紙トレイの原稿がプラテンガラス93のADF読取領域93Aへ搬送され、原稿載置台94内に配設されたイメージスキャナ(不図示)により、ADF読取領域93A上を通過する原稿の画像を読み取ることができる。また、画像読取装置90は、フラットベッドスキャナとして用いることもでき、プラテンガラス93の静止原稿読取領域93Bに載置した原稿を、原稿押さえカバー91を閉じて押圧して固定し、原稿載置台94内に配設されたイメージスキャナにより、該原稿の画像を読み取ることができる。
上記イメージセンサとして用いられるCCDやCISは、プラテンガラス93へ向かって光源から光を出射し、該光がプラテンガラス93を通過して原稿の表面で反射され、該反射光を受光素子で電気信号に変換することにより、原稿の画像を光学的に読み取るものである。このようなイメージセンサの光源や受光素子には、光量のばらつきや配光ムラ、感度ムラがあるので、白色の基準部材に対して光源の光量調整を行った後に、該基準部材を読み取って白レベルデータ及び黒レベルデータを取得し、これら白レベルデータ及び黒レベルデータに基づいて読取データを補正する所謂シェーディング補正が行われる。例えば、上記画像読取装置90では、プラテンガラス93をADF読取領域93Aと静止原稿読取領域93Bとに区画する区画部材95の裏面側に基準部材が配設されており、原稿の画像読取りに先立って、該基準部材に対して光量調整及び基準データの取得が行われる。
ところで、近年、イメージセンサの感度が向上するに伴い照度の低い光源を用いることが可能となっており、例えばCISではLED(Light Emitting Diode)光源や、LEDと線状導光体を用いたLIDE光源が採用されている。このような光源の低照度化により、基準部材への外光の影響が大きくなるという問題がある。外光とは、上記画像読取装置90において、プラテンガラス93の静止原稿読取領域93Bに原稿を載置し、図に示すように原稿押さえカバー91を開いた状態でイメージスキャナにより画像読取りを行う場合に、ADF読取領域93A等から原稿載置台94内に進入する屋内や屋外の光である。
このような外光は、原稿押さえカバー91を閉じればプラテンガラス93全域が覆われるので、原稿載置台94内に進入することはないが、例えば、厚みのあるブック原稿の画像読取りを行う場合には、原稿押さえカバー91を完全に閉じることができず、外光が原稿載置台94内へ進入することがある。また、サイズの大きい原稿を読み取るような場合には、読取位置を確認するために敢えて原稿押さえカバー91を閉じずに画像読取りを行う場合があり、そのような場合にも外光が原稿載置台94内に進入することがある。
仮に、外光に対して光源の照度が十分に大きい場合には、基準部材からの反射光も十分に大きくなるので、該反射光に若干の外光が加わっても、その影響は読取画像の顕著な劣化として現れない。しかし、光源の照度が小さくなれば反射光も小さくなるので、該反射光に加わる外光の比率が大きくなる。例えば、光量調整において外光が影響すれば、イメージセンサの光源は、外光の分だけ小さな光量に調整される。したがって、該光源から原稿に照射される光量も小さくなり、読取画像が黒っぽくなるという問題が生じる。特に、静止原稿読取領域93Bに載置された原稿に対してイメージセンサが走査される場合に、ADF読取領域93Aから離れるほど外光の影響が小さくなるので、画像の劣化が顕著である。このような問題に対して、例えば、イメージセンサの両側に遮光板を設けて、イメージセンサの受光素子に外光が進入することを防止する手段が提案されている(特許文献1参照)。また、
特開2003−134307号公報
イメージセンサに遮蔽板を設けることにより、例えばイメージセンサの側方から進入する外光を遮断することができるとしても、プラテンガラス93の厚み内に進入する外光を遮断することはできない。特に、装置の小型化の要請から、上記区画部材95に十分な幅を設定することができない場合や、プラテンガラス93を1枚のガラス板で構成した場合等では、基準部材に対するイメージセンサの出力調整の際に外光が影響するという問題がある。
したがって、イメージセンサの出力調整や画像読取りの際に、原稿載置台94内に外光の入射があるか否かを判断する必要があるが、例えば、外光を検出するためのセンサを設けたり、原稿押さえカバー91の開閉を検出するためのセンサを設けたりすれば、そのセンサを設置するためのスペースを確保するために装置の小型化に反することとなり、また、部品点数や組立工数の増加によるコストアップが生ずる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、光源から原稿に光を照射して画像読取りを行う画像読取装置において、原稿載置台への外光の入射を簡易且つ低コストで検出できる手段を提供することを目的とする。
本発明は、原稿を載置するための透過部材を有する原稿載置台と、上記透過部材を覆うようにして原稿載置台に開閉自在に設けられた原稿押さえ部材と、光源から原稿に光を照射し、その反射光に基づいて該原稿に記録された画像を読み取る画像読取手段と、上記透過部材の原稿載置面と反対側に配設され、上記画像読取手段を搭載して透過部材に沿って所定方向へ往復移動する走査手段と、上記画像読取手段の画像読取り及び上記走査手段の往復移動を制御する制御手段と、上記透過部材が上記原稿載置台の外面として露出された領域に配設され、上記画像読取手段の明度基準となる基準部材と、上記画像読取手段が上記基準部材を読み取った際の読取値に基づいて、上記原稿載置台への外光入射の有無を判断する外光検出手段と、を具備するものである。
原稿載置台に対して原稿押さえ部材が閉じられることにより、透過部材に載置された原稿が該透過部材に押圧されるとともに該透過部材が覆われる。これにより、原稿載置台の内部に外光が進入することが防止される。そして、制御手段が、走査手段及び画像読取手段を動作させることにより、上記原稿の画像読取りが行われる。この画像読取りに先だって、制御手段は、画像読取手段により光源から上記基準部材に光を照射して反射光を読み取る。このような基準部材の読取りは、例えば、画像読取手段の光源の光量調整や明度基準の取得を兼ねていてもよい。原稿押さえ部材が原稿載置台に対して開かれている場合には、原稿載置台の内部に外光が進入し、上記基準部材に外光が影響する。この外光の有無により、画像読取手段が基準部材を読み取った際の読取値が異なる。外光検出手段は、この画像読取手段の読取値から原稿載置台に外光が入射しているか否かを判断する。
また、本発明は、上記画像読取装置において、上記基準部材は、上記走査手段の移動方向に白色部分と黒色部分とが設けられたものであり、上記外光検出手段は、上記画像読取手段が光源を消灯して上記基準部材の白色部分と黒色部分とをそれぞれ読み取った際の読取値の差が所定の閾値以上である場合に、外光入射有りと判断するものである。
原稿押さえ部材が原稿載置台に対して開かれている場合には、原稿載置台の内部に外光が進入し、上記基準部材に外光が影響する。画像読取手段は、この基準部材に対して光源を消灯して基準部材の白色部分と黒色部分とをそれぞれ読み取る。原稿押さえ部材が閉じられて外光の入射がない場合には、これら読取値は同等であるが、原稿押さえ部材が開かれて外光が入射している場合には、入射した外光の反射率の違いにより、これら読取値に差が生じる。したがって、得られた各読取値の差が所定の閾値以上であれば、原稿載置台に外光が入射していると判断できる。
また、本発明は、上記画像読取装置において、上記外光検出手段は、上記画像読取手段が光源を点灯して上記基準部材を読み取った際の読取値が所定範囲外である場合に、外光入射有りと判断するものである。
原稿押さえ部材が原稿載置台に対して開かれている場合には、原稿載置台の内部に外光が進入し、上記基準部材に外光が影響する。この基準部材に対して光を照射して画像読取手段で読み取ると、外光が入射している分だけ読取値に差が生じる。したがって、得られた読取値が所定範囲外であれば、原稿載置台に外光が入射していると判断できる。また、所定範囲は、例えば、原稿が押さえ部材が閉じられている際に画像読取手段が光源を点灯して基準部材を読み取った読取値に所定の係数を乗じて定めることができる。
また、本発明は、上記画像読取装置において、上記外光検出手段は、上記画像読取手段が光源を消灯して上記基準部材を読み取った際の読取値が所定範囲外である場合に、外光入射有りと判断するものである。
原稿押さえ部材が原稿載置台に対して開かれている場合には、原稿載置台の内部に外光が進入し、上記基準部材に外光が影響する。この基準部材に対して光源を消灯して画像読取手段で読み取ると、外光が入射している分だけ読取値に差が生じる。したがって、得られた読取値が所定範囲外であれば、原稿載置台に外光が入射していると判断できる。また、所定範囲は、例えば、原稿押さえ部材が閉じられている際に画像読取手段が光源を消灯して基準部材を読み取った読取値や、画像読取手段として用いるデバイスが出力する黒レベル基準信号に、所定の係数を乗じて定めることができる。
また、本発明は、上記画像読取装置において、上記制御部は、原稿押さえ部材を閉じて上記基準部材を読み取った場合に、上記画像読取手段の出力が所定の出力範囲の最大付近となるように出力調整するものであり、上記外光検出手段は、出力調整された上記画像読取手段が光源を点灯して上記基準部材を読み取って、上記出力範囲の最大値以上を示す読取値を出力した画素数をカウントし、そのカウント数が所定の閾値以上である場合に、外光入射有りと判断するものである。
制御部は、画像読取手段の出力が所定の出力範囲の最大付近となるように出力調整する。このような出力調整は、例えば、光源の光量調整や受光素子の出力のゲイン調整により行われる。また、この出力調整は、原稿押さえ部材を閉じて基準部材を読み取った場合の出力に対して行われる。そして、出力調整された画像読取手段の光源を点灯して上記基準部材を読み取らせる。この際、原稿載置台に外光が入射していれば、外光の分だけ画像読取手段の読取値は大きくなるので、上記出力範囲の最大値以上となる画素が生じる。この画素数をカウントして、カウント数が所定の閾値以上であれば、原稿載置台に外光入射有りと判断することができる。
また、本発明は、上記画像読取装置において、上記基準部材は、上記透過部材と、該透過部材が上記原稿載置台の外面として露出された領域に配設されて該領域を区画する区画部材との間に介設されたものであり、好ましくは、上記透過部材が上記原稿載置台の外面として露出された領域を、上記画像読取手段が、所定方向に搬送される原稿の画像を読み取るための搬送原稿読取領域と、上記画像読取手段が、透過部材に載置された原稿の画像を読み取るための静止原稿読取領域とに区画するものである。
これにより、上記透過部材が上記原稿載置台の外面として露出された領域以外に基準部材を配設するスペースを確保する必要がなく、原稿載置台を小型化することができる。
また、本発明は、上記画像読取装置において、上記押さえ部材に、給紙トレイに装填された原稿を上記搬送原稿読取領域へ搬送して排紙トレイへ排出する自動原稿搬送機構が設けられ、上記区画部材は、上記押さえ部材側の面に、読取前の原稿を搬送原稿読取領域へ案内するガイド面が形成されたものである。
上記区画部材にガイド面を設けることにより、搬送原稿読取領域への原稿の搬送を円滑ならしめるとともに、部材の共通化により装置の小型化及びコストダウンを図ることができる。また、このガイド面は、読取前の原稿を搬送原稿読取領域へ案内するものなので、ガイド面の最下部を上記透過部材の原稿載置面より凹ませる必要がない。したがって、透過部材を搬送原稿読取領域と静止原稿読取領域とに渡る1枚の部材で構成することができる。
また、本発明は、上記画像読取装置において、上記押さえ部材に、給紙トレイに装填された原稿を上記搬送原稿読取領域へ搬送して排紙トレイへ排出する自動原稿搬送機構が設けられ、上記区画部材は、上記押さえ部材側の面に、読取後の原稿を搬送原稿読取領域から排紙トレイへ案内するガイド面が形成されたものである。
上記区画部材にガイド面を設けることにより、搬送原稿読取領域から排紙トレイへの原稿の搬送を円滑ならしめるとともに、部材の共通化により装置の小型化及びコストダウンを図ることができる。
また、本発明は、上記画像読取装置において、上記画像読取手段は、密着型イメージセンサである。密着型イメージセンサは、光源として発光ダイオード等の低照度の光源が採用される場合が多く、低照度の光源を用いると外光の影響を受けやすい。したがって、画像読取手段が密着型イメージセンサである場合に、前述した作用効果が一層顕著に現れる。
本発明に係る画像読取装置によれば、画像読取手段により上記基準部材を読み取り、外光検出手段が、その読取値から原稿載置台に外光が入射しているか否かを判断することとしたので、外光検出のためのセンサを別途設ける必要なく、外光の有無を検出することができ、装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本実施の形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る複合機1の外観構成を示すものである。本複合機1は、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を一体的に備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device)である。複合機1の上部は、原稿の画像を読み取るためのスキャナ部2であり、複合機1の下部は、記録用紙に画像を記録するためのプリンタ部3である。本発明に係る画像読取装置は、複合機1のスキャナ部2として実現されており、プリンタ機能等は本発明において任意の機構であり、例えば、スキャナ機能のみのスキャナ単体として本発明に係る画像読取装置を実現してもよい。
以下、スキャナ部2の構成について詳述する。図2は、図1のA−A断面図であり、ADF5の主要構成を示すものである。
図1及び図2に示すように、スキャナ部2は、FBS(Flatbed Scanner)として機能する原稿載置台4に対して、自動原稿搬送機構であるオート・ドキュメント・フィーダ(ADF:Auto Document Feeder)5を備えた原稿押さえカバー6(原稿押さえ部材)が、背面側の蝶番を介して開閉自在に取り付けられてなる。原稿載置台4は、複合機1の筐体として構成されており、原稿押さえカバー6と対向する天面にプラテンガラス20(透明部材)が配設されている。上記原稿押さえカバー6が開かれることにより、プラテンガラス20が原稿載置台4の上面として露出され、原稿押さえカバー6が閉じられることにより、プラテンガラス20を含めて原稿載置台4の上面全体が覆われる。また、該プラテンガラス20に対向するようにして、原稿載置台4の内部に画像読取ユニット21が内蔵されている。
原稿押さえカバー6には、給紙トレイ22から所定の搬送路26を経て排紙トレイ23へ原稿を連続搬送するADF5が備えられている。該ADF5による搬送過程において、原稿がプラテンガラス20上を通過し、該プラテンガラス20の下方において画像読取ユニット21が該原稿の画像を読み取るようになっている。このADF5の構造の詳細については後述する。また、原稿押さえカバー6の下面には、プラテンガラス20上に載置された原稿を押さえるために、スポンジ及び白板等からなる押さえ部材19が配設されている。
原稿載置台4の正面側には、操作パネル7が設けられている。操作パネル7は各種操作ボタンや液晶表示部から構成されており、複合機1は、該操作パネル7からの指示によって動作するようになっている。また、複合機1は、操作パネル7による指示のほか、コンピュータに接続されて該コンピュータからプリンタドライバやスキャナドライバ等を介して送信される指示によっても動作する。
また、複合機1の正面の左上部には、記録媒体である各種小型メモリカードを装填可能なスロット部8が設けられている。該スロット部8に装填された小型メモリカードに記録された画像データを読み出してその画像データに関する情報を液晶表示部に表示させ、任意の画像をプリンタ部3により記録用紙に記録させるための入力を、上記操作パネル7から行うことができる。
図1及び図2に示すように、原稿押さえカバー6に、給紙トレイ22及び排紙トレイ23が上下二段に設けられている。給紙トレイ22は、原稿押さえカバー6の上面と一体に形成されている。ADF5により画像読取りを行う原稿は、複数枚が積層された状態で、給紙方向の先端をADF5に挿入するようにして、給紙トレイ22上に載置される。また、給紙トレイ22には、複合機1の奥行き方向に隔てて一対の原稿ガイド24が、奥行き方向へスライド移動可能に設けられている。該原稿ガイド24は、給紙トレイ22から起立して、給紙トレイ22に載置される原稿の幅方向の両端を案内するものであり、周知の連動機構により、一対のいずれか一方の原稿ガイド24をスライド移動させると、他方の原稿ガイド24も相反する方向へスライド移動する。
すなわち、原稿幅が狭い場合には、複合機1の正面側の一方の原稿ガイド24を背面側へスライド移動させると、これに連動して、背面側の他方の原稿ガイド24は正面側へスライド移動する。これにより、奥行き方向の略中央を中心として、一対の原稿ガイド24により案内される原稿幅を狭くすることができる。逆に、原稿幅が広い場合には、複合機1の正面側の一方の原稿ガイド24を正面側へスライド移動させると、これに連動して、背面側の他方の原稿ガイド24は背面側へスライド移動して、一対の原稿ガイド24により案内される原稿幅を広くすることができる。
上記一対の原稿ガイド24には、給紙トレイ22と上下方向に隔てて排紙トレイ23が一体的に形成されている。ADF5から排紙された原稿は、その両側を排紙トレイ23に担持されて、給紙トレイ22上の原稿と分離した状態で保持される。排紙トレイ23は、排紙方向の長さが原稿の長さより短いので、原稿の排紙方向先端側は、排紙トレイ23から垂れ下がるようにして、給紙トレイ22上に保持される。したがって、給紙トレイ22上の原稿の給紙方向後端部分の上に、排紙トレイ23上の原稿の排紙方向先端部分が重なるが、給紙トレイ22上の原稿の給紙方向先端部分と、排紙トレイ23上の原稿の排紙方向後端部分とは、排紙トレイ23により上下二段に保持されているので、これら原稿が混同することはない。また、排紙トレイ23を短くすることにより、原稿押さえカバー6上に必要な空間を小さくして、複合機1を薄型且つ小型にすることができる。
また、給紙トレイ22のADF5が設けられていない側の端部には、給紙トレイ22の上面から起立する起立姿勢と、給紙トレイ22の上面と一体に倒伏する倒伏姿勢とに姿勢変化する原稿ストッパ25が設けられている。図に示すように、原稿ストッパ25を起立姿勢とすることにより、例えば、給紙トレイ22と同程度の大きさの原稿がADF5から排出された際に、該原稿が原稿ストッパ25により制止され、給紙トレイ22から滑り落ちることが防止される。このように、排出された原稿を原稿ストッパ25で受け止めることにより、給紙トレイ22の面積を小さくすることができ、給紙トレイ22が一体的に形成された原稿押さえカバー6を小型化できる。また、原稿ストッパ25が不要な場合には、倒伏姿勢とすることにより、原稿押さえカバー6から突出せず、梱包時や保管時の複合機1のサイズをコンパクトにできる。
図2に示すように、ADF5の内部には、上記給紙トレイ22と排紙トレイ23とを連結するようにして、搬送路26が横向き略U字形状に形成されている。搬送路26は、原稿押さえカバー6に一体に形成されたADF本体27と、該ADF本体27に開閉自在に設けられたADFカバー28とによって構成されている。図に示すように、ADF5の吸入シュート部29は、上記給紙トレイ22が延長されるようにして、ADF本体27に形成された水平面と、ADFカバー28の内側に配設された区画板30によって、上下に所定幅の通路として構成されている。搬送路26は、該吸入シュート部29から、湾曲部37を経て、排紙シュート部38へ横向き略U字形状に形成されており、湾曲部37及び排紙シュート部38も、ADF本体27、ADFカバー28、及び区画板30等により、所定幅の通路として連続的に形成されている。
上記搬送路26には、原稿を搬送するための搬送手段が配設されている。詳細には、図に示すように、吸入ローラ31とこれに圧接する吸入ニップ片32、分離ローラ33とこれに圧接する分離ニップ片34、及び搬送ローラ35とこれに圧接するピンチローラ36によって搬送手段が構成されている。なお、搬送手段を構成する各ローラやニップ片の構成は一例であり、ローラの数や配置を変更したり、各ニップ片に代えてピンチローラを用いる等、その他の公知の搬送手段に変更できることは勿論である。
図に示すように、吸入ローラ31は、吸入シュート部29の略中央に、そのローラ面の一部をADF本体27に形成された水平面の上面から露出するようにして回転可能に設けられている。また、分離ローラ33は、該吸入ローラ31から給紙方向へ隔てた位置に、同様に、そのローラ面の一部をADF本体27に形成された水平面の上面から露出するようにして回転可能に設けられている。これら吸入ローラ31及び分離ローラ33には搬送モータ62(図7参照)からの駆動力が伝達されて、回転駆動されるようになっている。また、吸入ローラ31及び分離ローラ33は同径であり、同じ周速度で回転される。また、吸入ローラ31への駆動伝達においては1周クラッチが介設されており、吸入ローラ31は1周分の空転が可能となっている。
吸入ニップ片32は、上記区画板30の吸入ローラ31の対向位置に、吸入ローラ31と接離する方向へ揺動可能に設けられている。また、該吸入ニップ片32は、不図示のバネ部材により下方へ弾性付勢されており、原稿をニップしない状態で吸入ローラ31のローラ面に圧接されている。同様に、分離ニップ片34は、上記区画板30の分離ローラ33の対向位置に、分離ローラ33と接離する方向へ揺動可能に設けられており、不図示のバネ部材により下方へ弾性付勢されて、原稿をニップしない状態で分離ローラ33のローラ面に圧接されている。これら吸入ニップ片32及び分離ニップ片34により原稿がニップされることにより、該原稿が吸入ローラ31及び分離ローラ33に圧接されて、吸入ローラ31及び分離ローラ33の回転力が原稿に伝達される。
搬送ローラ35は、搬送路26の横向き略U字形状の湾曲部37に配設されている。該搬送ローラ35は、そのローラ面が湾曲部37の一部をなす程度の外径のものである。該搬送ローラ35は、上記吸入ローラ31及び分離ローラ33と同様に、搬送モータ62からの駆動力が伝達されて、回転駆動されるようになっている。
搬送ローラ35の周囲には、ピンチローラ36が3箇所に設けられている。各ピンチローラ36は、その軸がバネ片に弾性付勢されてADF本体27又はADFカバー28に回転自在に支持されて、搬送ローラ35のローラ面に圧接している。そして、搬送ローラ35が回転すれば、これに従動してピンチローラ36も回転する。これらピンチローラ36により、原稿が搬送ローラ35に圧接されて、搬送ローラ35の回転力が原稿に伝達される。
搬送ローラ35の原稿搬送方向下流側には、排紙シュート部38が形成されている。排紙シュート部38は、ADFカバー28の内面と搬送ローラ35とで構成された搬送路26の湾曲部37と連続するようにして、ADFカバー28と区画板30との間に形成されている。したがって、給紙トレイ22から搬送路26へ供給された原稿は、吸入シュート部29、湾曲部37、排紙シュート部38を順次経て、排紙トレイ23に排出される。
ADFカバー28は、吸入ローラ31より給紙トレイ22側を回動軸として、上方へ回動自在に設けられている。ADFカバー28を開くことにより、吸入シュート部29及び湾曲部37が開放されるとともに、吸入ローラ31及び分離ローラ33と、吸入ニップ片32及び分離ニップ片34とが離間される。したがって、ADFカバー28を開くことにより、搬送路26において発生した紙詰まりを解消したり、ADF5の内部のメンテナンスを行うことができる。
図2及び図3に示すように、原稿載置台4の上面にはプラテンガラス20が配設されている。該プラテンガラス20は、スキャナ部2をFBSとして使用する場合に原稿を載置するものであり、1枚の透明なガラス板である。原稿載置台4の筐体39は、その上面中央にプラテンガラス20を露出するための開口が形成されている。プラテンガラス20は、該開口より十分に大きなものであり、プラテンガラス20のうち開口から露出された領域が原稿読取領域となる。
上記筐体39内には、すなわちプラテンガラス20の原稿載置面と反対側には画像読取ユニット21が配設されている。筐体39は合成樹脂製のものであり、画像読取ユニット21が配設される部分と操作パネル7の基板等が配設される部分とを区画する区画板や、プラテンガラス20を支持するための支持リブ、各種部材をネジ止めするためのボス部、電気配線等のための貫通孔等が設けられているが、これらは原稿載置台4の実施態様に応じて適宜設計されるものなので、詳細な説明は省略する。
画像読取ユニット21は、図2に示すように、CISユニット40(画像読取手段)、キャリッジ41(走査手段)、及び不図示の走査機構から構成されている。CISユニット40は、光源42からプラテンガラス20を通じて原稿に光を照射し、該原稿からの反射光をレンズ43により受光素子44に集光して電気信号に変換するいわゆる密着型のイメージセンサである。受光素子44は、例えばチップ単位で搬送ローラ35の軸方向、すなわち原稿の幅方向に一列に並べられており、光源42及びレンズ43も同方向に列設されている。また、光源42には、レッド(R)・グリーン(G)・ブルー(B)に色分解された3色の発光ダイオード(LED)が用いられている。
図4に示すように、上記CISユニット40はキャリッジ41に搭載されてプラテンガラス20に密接されており、キャリッジ41は、走査機構であるベルト駆動機構によりプラテンガラス20の下方を走査可能に設けられている。キャリッジ41は、原稿載置台4の筐体39の幅方向に渡って架設されたガイドシャフト45と嵌合して、不図示のベルト駆動機構により駆動されてガイドシャフト45上を摺動して移動するものであり、該キャリッジ41が上記CISユニット40をプラテンガラス20に密着させるように搭載してガイドシャフト45上を移動することにより、CISユニット40がプラテンガラス20に沿って走査される。
図に示すように、キャリッジ41は、その上側に担持するようにして上記CISユニット40を搭載しており、キャリッジ41の下面には、ガイドシャフト45を上方から跨ぐようにして嵌合するシャフト受け部46が形成されている。該シャフト受け部46とガイドシャフト45とが嵌合して、キャリッジ41がガイドシャフト45に担持されてガイドシャフト45の軸方向に摺動自在となっている。また、シャフト受け部46の側方には、ベルト掴持部47が下方へ突設されている。該ベルト掴持部47は、ベルト駆動機構のタイミングベルトを掴むことにより、該タイミングベルトとキャリッジ41とを連結するためのものである。これにより、ベルト駆動機構からキャリッジ41に駆動力が伝達されて、ガイドシャフト45上をキャリッジ41が移動するものとなる。なお、ベルト駆動機構は、例えば、駆動プーリと従動プーリとの間にタイミングベルトが巻架され、モータの回転が駆動プーリの軸に出力され、該駆動プーリの回転によりタイミングベルトが周運動するように構成されている。
また、上記CISユニット40が搭載されるキャリッジ41の内側には、バネ受け部48が左右2箇所に形成されており、該バネ受け部48により位置決めされて、CISユニット40とキャリッジ41との間にコイルバネ49が介設されている。このコイルバネ49により、キャリッジ41に搭載されたCISユニット40がプラテンガラス20の下面に押し付けられるように密着している。CISユニット40の両端側には、コロ50が設けられており、該コロ50により、プラテンガラス20の下面に押し付けられたCISユニット40が、キャリッジ41の移動に伴いプラテンガラス20の下面に密着しながら円滑に移動するようになっている。
図3に示すように、上記プラテンガラス20の上面には、プラテンガラス20が原稿載置台4の上面として露出された領域を区画する区画部材51が配設されている。区画部材51は、原稿載置台4の奥行き方向、換言すれば原稿読取ユニット21の延設方向に長尺の平板状の部材であり、図に示すように、プラテンガラス20を左右2つの領域に区画している。図2に示したように、プラテンガラス20の一端側(図左側)は、上記搬送ローラ35の下方にまで至っており、ADF5を用いて画像読取りを行う際の読取面を構成している。
一方、プラテンガラス20の他端側は、スキャナ部2をFBSとして使用する場合の原稿載置面をなしている。そして、上記区画部材51は、ADF5における読取面である搬送読取領域20Lと、FBSにおける原稿載置面である静止原稿読取領域20Rとにプラテンガラス20を左右に区画している。また、区画部材51は、静止原稿読取領域20Rに原稿を載置する際に、原稿の位置決め基準として用いられる。したがって、原稿は、区画部材51に記した中央位置を基準として静止原稿読取領域20Rに載置され、区画部材51には、中央位置やA4サイズ、B5サイズ等の各種原稿サイズの両端位置を示す表示が記されている。
また、図5に示すように、上記区画部材51は、原稿押さえカバー6と対向する面にガイド面52が形成されている。ガイド面52は、区画部材51の搬送ローラ35と対向する面を、プラテンガラス20の搬送原稿読取領域20Lへ向かって厚みが薄くなるように傾斜させたものであり、このガイド面52により、給紙トレイ22から搬送路26へ搬送される原稿の先端が搬送原稿読取領域20Lへ案内される。これにより、搬送原稿読取領域20Lへの原稿の搬送を円滑ならしめるとともに、区画部材51と別途にガイド部材を設ける必要がなく、部材の共通化によりスキャナ部2の小型化及びコストダウンを実現することができる。
また、上記ガイド面52は、読取前の原稿を搬送原稿読取領域20Lへ案内するものなので、ガイド面52の最下部をプラテンガラス20の表面より凹ませる必要がない。つまり、搬送原稿読取領域20Lの下流側に形成されたガイド面39Aは、読取後の原稿を搬送原稿読取領域20Lからすくい上げるように案内するものなので、仮に、ガイド面39Aの最下端がプラテンガラス20の表面より突出していれば、読取後の原稿の先端がガイド面39Aの最下端に当接してジャム等の原因となり得る。したがって、ガイド面39Aの最下端はプラテンガラス20の表面より凹ませておくことが好適である。
これに対し、仮に、区画部材51のガイド面52の最下端がプラテンガラス20より突出していたとしても、原稿が区画部材51に当接してジャムが生ずるおそれはない。したがって、プラテンガラス20を搬送原稿読取領域20Lと静止原稿読取領域20Rとに分割して、区画部材51のガイド面52の最下端をプラテンガラス20より凹ませる必要がなく、これら領域を1枚のプラテンガラス20で構成し、区画部材51をプラテンガラス20の上面に配設することができる。これにより、プラテンガラス20及び区画部材51の構成が簡易になるとともに、スキャナ部2の組立てが容易となる。
図5に示すように、上記区画部材51の下面側には、プラテンガラス20との間に介在するように基準部材53が設けられている。この基準部材53は、CISユニット40の明度基準となるものである。詳細には、基準部材53は、区画部材51の下面のほぼ全域を覆う薄膜帯状の部材であり、図6に示すように、CISユニット40の副走査方向、すなわち図の左右方向に3つの領域を有する。左端側の領域53Aは白色に着色された領域であり、CISユニット40の光量調整や白レベルデータの取得に用いられる。中央の領域53Bは黒色に着色された領域であり、CISユニット40の黒レベルデータの取得に用いられる。また、左端の領域53Aと中央の領域53Bの境界が、CISユニット40の副走査方向の基準となる。右端の領域53Cは奥行き方向の中央が白色に着色され、且つ両端が黒色に着色された領域であり、CISユニット40の主走査方向の基準となる。このような基準部材53が、各領域がCISユニット40の延設方向と同方向となるようにして、区画部材51とプラテンガラス20との間に介設されている。
このように、区画部材51の下面に基準部材53を介設することにより、例えば、原稿載置台4の左側の走査端等に基準部材53を設けるスペースを確保する必要がなく、原稿載置台4を小型化することができる。特に、原稿載置台4の幅方向であって搬送原稿読取領域20Lが設けられた側、すなわち図3における原稿載置台4の左側を省スペース化することにより、ADF5の搬送ローラ35を可能な限り原稿押さえカバー6の幅方向端部に配置することができ、スキャナ部2の幅方向の寸法を小さくすることができる。また、区画部材51と基準部材53とを略同幅とすることにより、区画部材51の幅が小さくなるので、原稿載置台4の上面に露出されるプラテンガラス20の領域を小さくすることができる。これにより、原稿載置台4の上面の面積を小さくして、スキャナ部2を小型化することができる。
図7は、複合機1の制御部55の構成を示している。該制御部55は、スキャナ部2のみでなくプリンタ部3も含む複合機1の全体動作を制御するものである。しかしながら、本実施の形態においてはプリンタ部3の構成要素は詳述する必要がないので、図においてはプリンタ部3の構成要素は省略されている。制御部55は、図に示すように、CPU56、ROM57、RAM58、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)59を主とするマイクロコンピュータとして構成されており、バス60を介してASIC(Application Specific Integrated Circuit)61に接続されている。
ROM57には、複合機1の各種動作を制御するためのプログラム等が格納されている。RAM58は、CPU56が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記録する記憶領域又は作業領域として使用される。例えば、CISユニット40の光源42の光量調整値や、基準部材53に対して取得した白レベルデータ及び黒レベルデータがRAM58に記憶される。また、EEPROM59は、電源オフ後も記録を保持すべき各種設定やフラグ等を格納する記憶領域であり、例えば光量設定値が格納される。光量設定値は、CISユニット40が原稿押さえカバー6を閉じた状態で基準部材53に対して後述する光量調整を行った場合に得られるであろう光量調整値であって、複合機1の製造時や工場出荷の際に予め入力設定されたものである。これらCPU56、ROM57、RAM58、及びEEPROM59によって本発明に係る外光検出手段が実現される。
ASIC61は、CPU56からの指令に従い、搬送(LF)モータ62に通電する相励磁信号等を生成して、該信号を搬送モータ62の駆動回路63に付与し、該駆動回路63を介して駆動信号を搬送モータ62に通電することにより、搬送モータ62の回転制御を行っている。
駆動回路63は、上記吸入ローラ31、分離ローラ33及び搬送ローラ35に接続された搬送モータ62を駆動させるものであり、ASIC61からの出力信号を受けて、搬送モータ62を回転するための電気信号を形成する。該電気信号を受けて搬送モータ62が回転し、該搬送モータ62の回転力がギアや駆動軸等からなる周知の駆動機構を介して、分離ローラ33及び搬送ローラ35へ伝達される。
同様に、ASIC61は、CPU56からの指令に従い、キャリッジ(CR)モータ64に通電する相励磁信号等を生成して、該信号をキャリッジモータ64の駆動回路65に付与し、該駆動回路65を介して駆動信号をキャリッジモータ64に通電することにより、キャリッジモータ64の回転制御を行っている。
駆動回路65は、上記キャリッジ41に接続されたベルト駆動機構のキャリッジモータ64を駆動させるものであり、ASIC61からの出力信号を受けて、キャリッジモータ64を回転するための電気信号を形成する。該電気信号を受けてキャリッジモータ64が回転し、該キャリッジモータの回転力が周知のベルト駆動機構を介して、キャリッジ41へ伝達されことによりキャリッジ41が走査される。
また、ASIC61には、搬送路26において原稿を検出するためのリードセンサ66や、分離ローラ33及び搬送ローラ35の回転量を検出するためにこれらに設けられたロータリエンコーダ67、キャリッジ41の移動量を検出するためのリニアエンコーダ68が接続されている。
また、ASIC61には、搬送路26を搬送される原稿の画像読取りを行うCISユニット40が接続されている。そして、ROM57に格納された制御プログラムに基づいて、光量調整や白レベルデータ及び黒レベルデータの取得、画像読取りが行われる。
さらに、ASIC61には、複合機1の操作指示を行うための操作パネル7、各種小型メモリカードが挿入されるスロット部8、パソコン等の外部機器とパラレルケーブルやUSBケーブルを介してデータの送受信を行うためのパラレルインタフェース69及びUSBインタフェース70、ファクシミリ機能を実現するためのNCU(Network Control Unit)71やMODEM72も接続されている。
以下、スキャナ部2の動作について説明する。
スキャナ部2をFBSとして使用する場合には、原稿押さえカバー6を開いてプラテンガラス20の静止原稿読取領域20Rに原稿Gを載置する。そして、原稿押さえカバー6を閉じて、該原稿Gをプラテンガラス20上に固定する。その後、操作パネル7のスタートボタンを押すことにより、制御部55が、キャリッジ41をプラテンガラス20に沿って移動させ、その移動の間にCISユニット40によりプラテンガラス20の静止原稿読取領域20Rに載置された原稿Gの画像を読み取る。
一方、ADF5を使用する場合には、原稿押さえカバー6を原稿載置台4に対して閉じた状態とする。そして、給紙トレイ22に読み取るべき原稿Gを載置する。該原稿Gは1枚であっても複数枚であってもよい。例えば、同じサイズの複数枚の原稿Gの画像読取りを行う場合には、各原稿Gを重ねて揃え、その一端を給紙トレイ22から吸入シュート部29に挿入する。
そして、操作パネル7のスタートボタンを押せば、制御部55が、モータを駆動して、吸入ローラ31、分離ローラ33、搬送ローラ35を所定のタイミングで回転駆動する。そして、吸入ローラ31及び分離ローラ33の回転力を直接受ける最下位置の原稿Gから1枚ずつ分離されて搬送路26へ送り込まれる。給送された原稿Gは、搬送路26に案内されて搬送原稿読取領域20Lへ搬送され、該搬送原稿読取領域20Lの下方で静止されたCISユニット40により原稿Gの画像読取りが行われる。そして、画像読取りを終えた原稿Gは、排紙シュート部38から排紙トレイ23へ排出される。
このようなスキャナ部2による画像読取りにおいて、CISユニット40が原稿Gの画像読取りを開始する前に、CISユニット40の出力調整として、光源42の光量調整、並びに白レベルデータ及び黒レベルデータの取得が行われ、さらに外光検出及び画像読取りが行われる。
図5から図12を用いて詳細に説明するに、先ず制御部55は、キャリッジ41を基準位置RPに移動させる。この基準位置RPは、基準部材53の左端の領域53Aと中央の領域53Bの境界であり、CISユニット40の出力が白色と黒色とで変化することにより判断できる。そして、画像読取りに先立ってキャリッジ41を基準部材53の下方、すなわち図5におけるホームポジションHPに移動させる。このホームポジションHPは、基準部材53の左端の領域53Aに対応する位置である。このように、基準部材53と同じ位置をホ−ムポジションHPとしてCISユニット40の待機位置とすることにより、基準部材53に対して光量調整を行うまでに、キャリッジ41を移動させる距離が短くなり、画像読取動作を高速化することができる。
そして、制御部55は、CISユニット40の光源42の光量調整を基準部材53に対して行う(S1)。詳細には、最初に十分に小さい光量で光源42から基準部材53の領域53Aに光を照射する。この場合、領域53Aからの反射光も小さくなるので、CISユニット40の受光素子44からの出力も小さい。そして、受光素子44の出力が所望の値となるまで段階的に光源42の光量を増加し、図9(a)に示すように、CISユニット40の出力が所望の値Sとなったときの光量を光量調整値としてRAM58に記憶する(S2)。
続いて、制御部55は、基準部材53に対してCISユニット40の白レベルデータ及び黒レベルデータを取得する(S3,S4)。詳細に説明するに、制御部55は、キャリッジ41を基準部材53の左端の領域53Aに対応する位置において、CISユニット40の光源42から、上記光量調整値で領域53Aに光を照射する。そして、該領域53Aからの反射光を受光素子44で電気信号に変換して白レベルデータを取得する(S3)。この白レベルデータの取得は、領域53Aに対して複数回行って、その平均を用いるようにしても、また、領域53Aの範囲内でキャリッジ41を移動させながら行うようにしてもよい。
白レベルデータを取得した後、制御部55は、キャリッジモータ64を駆動させてキャリッジ41を基準部材53の中央の領域53Bに対応する位置へ移動させる。そして、光源42を消灯した状態で得られた受光素子44の電気信号から黒レベルデータを取得する(S4)。この黒レベルデータの取得も、前述と同様に複数回行っても、領域53Bの範囲内でキャリッジ41を移動させながら行ってもよい。また、白レベルデータの取得と黒レベルデータの取得とは順序が逆であってもよい。このようにして得られた白レベルデータ及び黒レベルデータは、画像読取りにおけるシェーディング補正の基準データとして用いるために、RAM58に記憶させる(S5)。
続いて、制御部55は、原稿載置台4に外光Lが入射しているか否かを検出する(S6)。詳細に説明するに、原稿押さえカバー6を開くことにより、図12に示すように、原稿載置台4の上面のプラテンガラス20が露出され、該プラテンガラス20を通じて原稿載置台4の内部に外光Lが進入する。例えば、スキャナ部2をFBSとして用いる場合に、ブック原稿等の厚みのある原稿等をプラテンガラス20に載置すれば、原稿押さえカバー6を完全に閉じることができない。また、プラテンガラス20の静止原稿読取領域20Rよりも大きなサイズの原稿の一部を読み取る場合等には、読取箇所を確認するために原稿押さえカバー6を敢えて閉じずに画像読取りを行うことも想定される。そして、図に示すように、原稿押さえカバー6が開姿勢であれば、搬送原稿読取領域20Lは露出された状態なので、搬送原稿読取領域20Lから外光Lが原稿載置台4の内部へ入射する。一方、原稿押さえカバー6を閉じれば、図5に示すように、プラテンガラス20は原稿押さえカバー6に覆われるので、外光Lが遮断され原稿載置台4の内部に進入しない。
CISユニット40は、原稿載置台4の内部に配設されているので、後述するように、CISユニット40が基準部材53に対して光源42から光を照射して反射光を読み取ることにより外光入射の有無を判断することができる。詳細には、図10に示すように、制御部55は、CISユニット40が基準部材53の左端の白色の領域53Aに対応する位置となるように、キャリッジ41を移動する(S21)。そして、CISユニット40の光源42を消灯して上記基準部材53の左端の領域53Aを読み取る(S22)。得られた読取値は領域53AのデータとしてRAM58に記憶する。
続いて制御部55は、CISユニット40が基準部材53の中央の黒色の領域53Bに対応する位置となるように、キャリッジ41を移動する(S23)。そして、CISユニット40の光源42を消灯して上記基準部材53の中央の領域53Bを読み取る(S24)。得られた読取値は領域53BのデータとしてRAM58に記憶する。
そして、制御部55は、RAMに記憶された領域53Aの読取値と領域53Bの読取値の差を算出し(S25)、この差が予め定められた所定の閾値以上であるか否かを判断する(S26)。仮に、原稿押さえカバー6が原稿載置台4に対して閉じられていれば、原稿押さえカバー6により外光Lが遮断されるので、原稿載置台4の内部に外光Lは入射しない。したがって、原稿載置台4の内部は光のない暗闇であり、CISユニット40が、光源42を消灯して基準部材53の領域53A及び領域53Bをそれぞれ読み取っても、これら領域53A及び領域53Bからの反射光がいずれもないので、図11(a)に示すように、いずれの読取値も黒レベルデータと同程度の出力Nとなる。したがって、領域53Aの読取値と領域53Bの読取値との差が所定の閾値未満であれば、制御部55は、外光Lの入射なしと判断する(S27)。
一方、原稿押さえカバー6が原稿載置台4に対して開かれていれば、原稿載置台4の内部に外光Lが入射する。したがって、CISユニット40が、光源42を消灯して基準部材53の領域53A及び領域53Bをそれぞれ読み取れば、原稿載置台4に入射した外光LがCISユニット40の内部に入射して読み取られ、さらに外光Lが領域53A及び領域53Bに対してそれぞれ反射して、その反射光がCISユニット40にそれぞれ読み取られる。領域53Aは白色なので反射率が大きく、CISユニット40に入射した外光L及び領域53Aの反射光がCISユニット40の読取値に影響し、図11(b)に示すように、これらに相当する出力N1が得られる。一方、領域53Bは黒色なので反射率が大きく、CISユニット40に入射した外光LのみがCISユニット40の読取値に影響し、上記出力N1より小さな出力N2が得られる。すなわち出力N1と出力N2との間には、基準部材53の領域53Aと領域53Bとの反射率の差が出力差として生ずる。したがって、領域53Aの読取値と領域53Bの読取値との差が所定の閾値以上であれば、制御部55は、外光Lの入射ありと判断する(S28)。
なお、領域53Aの読取値と領域53Bの読取値との差は、例えば、各領域の読取値のうち最高出力の差を算出しても、CISユニット40の主走査方向の各画素毎に差を算出し、その差の最高値や平均値を閾値と比較したり、各画素毎の差のうち閾値以上となる画素数をカウントして、そのカウント数が所定以上であるか否かで判断してもよい。また、閾値はCISユニット40の出力調整等を考慮して適宜定められるものであり、例えば製造時や工場出荷時にEEPROM59に入力設定される。また、制御部55により判断された外光入射の有無はRAM58に記憶される。
図8に示すように、外光検出を終えた後、制御部55は、FBSによる画像読取りを行うために、キャリッジ41を静止原稿読取領域20Rにおける読取開始位置である位置P1へ移動させる。そして、制御部55は、外光なしと判断した場合には(S7)、基準部材53に対して得られた光量調整値で光源42から光を照射しながらキャリッジ41をプラテンガラス20に沿って移動させ、原稿Gからの反射光を受光素子44で電気信号に変換して画像読取りを行う(S8)。外光Lの入射がない場合には、前述した光源42の光量調整(S1)において外光Lの影響を受けないので、適正な光量調整値が得られる。したがって、その光量調整値で光源42から原稿Gに光を照射することにより、基準部材53の領域53Aの白色と領域53Bの黒色とに対して得られたCISユニット40の出力と同等の出力が、原稿Gの白色部分と黒色部分とから得られる。
一方、制御部55は、外光ありと判断した場合には(S7)、EEPROM59に格納された光量設定値で光源42から光を照射しながらキャリッジ41をプラテンガラス20に沿って移動させ、原稿Gからの反射光を受光素子44で電気信号に変換して画像読取りを行う(S9)。原稿載置台4に外光Lの入射がある場合には、前述した光源42の光量調整(S1)において外光Lの影響を受ける。
詳細には、外光Lは、原稿載置台4の内部の部材に反射したり、プラテンガラス20の厚み内を反射しながら、基準部材53に入射したり、ホームポジションHPにあるCISユニット40に入射する。特に、CISユニット40は、図2に示したように、受光素子44が上側を向いて配設されているので、CISユニット40の上面から内部へ進入した外光Lが受光素子44の出力に影響しやすい。したがって、外光Lが進入した状態で基準部材53に対して光量調整を行えば、図9(b)に示すように、光源42から照射される光量が、その外光Lの光量分だけ小さな光量であっても、受光素子44は反射光量と外光Lとの和の光量を受光するので、所定の出力Sが得られる。その結果、光源42は、図に2点鎖線で示した外光Lの分だけ小さな出力S1となるような光量調整値とされる。
一方、図12に示すように、静止原稿読取領域20Rの読取開始位置P1は、搬送原稿読取領域20Lから十分に離れているので、外光Lの影響を受け難い。したがって、基準部材53に対して得られた光量調整値、すなわち図9(b)に示した出力S1となる光量調整値で光源42から原稿Gに対して光を照射すると、外光Lがない分だけ受光素子44が受光する光量が不足する。
仮に、出力S1となる光量調整値で光源42から原稿Gに光を照射すれば、基準部材53の領域53Aの白色と領域53Bの黒色とに対して得られたCISユニット40の出力より小さな出力が、原稿Gの白色部分と黒色部分とから得られるので、読取画像は全体的に暗くなる。よって、外光の影響を受けた上記光量調整値を用いずに、EEPROM59に記憶された光量設定値を用いて光源42から光を照射することにより、外光Lの入射があっても、外光Lの入射がない場合に得られる光量で光源42から光を照射することができる。
続いて、制御部55は、キャリッジ41の移動の間にCISユニット40から順次出力されるデータに対してシェーディング補正を行う(S10)。詳細には、CISユニット40の出力信号をアナログ/デジタル変換し、RAM58に記憶された基準データに基づいてシェーディング補正を行う。この基準データは、原稿押さえカバー6の開閉に拘わらず、それぞれの状態で得られた光量調整値で光源42から基準部材53の領域53Aに光を照射して得られた白レベルデータと、光源42を消灯して領域53Bに対して得られた黒レベルデータである。
外光Lの入射がない場合には、基準部材53に対する光量調整で得られた光量調整値は外光Lの影響を受けていないものである。そして、基準部材53に対する白レベルデータ及び黒レベルデータの取得、並びに原稿Gの画像読取りも外光Lの影響を受けない状態で行われるので、これら動作のすべてにおいて得られた光量調整値を用いればよい。
これに対し、原稿載置台4に外光Lが入射している場合には、基準部材53に対する光量調整で得られた光量調整値は外光Lの影響を受けている。しかし、白レベルデータ及び黒レベルデータの取得は、外光Lの影響を受けた同一の基準部材53に対して行うので、仮に、光量設定値を用いて白レベルデータ及び黒レベルデータを取得すると、図9(c)に示すように、基準部材53の領域53Aに対して本来得るべき所望の出力Sに外光Lに相当する出力が加わって、出力Sより大きな出力S2の白レベルデータが取得されることとなる。
一方、原稿Gの画像読取りにおいては、前述したように外光Lの影響を受け難いので、原稿Gの白色部分からは、上記出力Sと同等の出力が得られる。これに対して、出力S2が得られた白レベルデータを基準としてシェーディング補正を行えば、読取画像は全体的に暗くなる。したがって、外光Lが影響した基準部材53に対して光量調整をして得られた光量調整値を用いて光源42から光を照射して、基準部材53に対して白レベルデータを取得することにより、外光Lを考慮した適切な光量による基準データが取得できる。
そして、シェーディング補正が行われたCISユニット40の出力データは、画像データとしてRAM58に格納される(S11)。また、制御部55は、画像読取りを終えれば、走査キャリッジ41をホームポジションHPへ戻して待機状態となる。
このように、本複合機1のスキャナ部2によれば、CISユニット40の光源42を消灯して基準部材53の領域53A及び領域53Bを読み取り、制御部55が、その読取値の差から原稿載置台4に外光Lが入射しているか否かを判断するので、外光検出のためのセンサを別途設ける必要なく、外光Lの有無を検出することができ、装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、本発明に係る画像読取手段として密着型イメージセンサであるCISユニット40を用いた場合について説明したが、本発明に係る画像読取手段は、密着型イメージセンサの他、例えば縮小光学系のCCDイメージセンサを用いることもできる。
また、本実施の形態では、外光検出の有無により、光量調整で得られた光量調整値を、画像読取りにおけるCISユニット40の光源42の光量値として採用するか否かを判断することとしたが、本発明による外光検出の利用方法が本実施の形態に示した態様に限定されないことは言うまでもない。
また、本実施の形態では、画像読取りの際のCISユニット40の出力調整時に外光検出を行うものとしたが、本発明により外光検出を行うタイミングが本実施の形態に示した態様に限定されないことも当然である。したがって、例えば、CISユニット40を複合機1の電源がオンとされている間において、所定時間間隔で外光検出を行うようにし、外光入射ありの状態で画像読取り開始が指示された場合には、光量調整を行うことなく光量設定値や既に得られた光量調整値で光源42から光を照射して、CISユニット40による画像読取りを行うこととしてもよい。
また、本実施の形態では、光量設定値は、製造時や工場出荷時にEEPROM59に入力設定されるものとしたが、本発明に係る光量設定値は、このような予め設定されたものに限定されず、例えば、制御部55が、外光入射なしと判断した場合に得られた光量調整値を、その後の画像読取りにおける光量設定値として用いることができる。
また、本実施の形態では、ADF5において給紙トレイ22の上方に排紙トレイ23を配置して、原稿Gを下方から上方へUターン搬送されるものとし、区画部材51に形成されたガイド面52は、読取前の原稿Gを搬送原稿読取領域20Lに案内するものとしたが、ADF5の給紙トレイ22を排紙トレイ23の上方に配置して、原稿Gを上方から下方へUターン搬送されるものとし、区画部材51に形成されたガイド面52は、読取後の原稿Gを搬送原稿読取領域20Lから排紙トレイ23へ案内するものとしてもよい。
〔第2の実施の形態〕
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態では、図10に示したように、CISユニット40の光源42を消灯して基準部材53の領域53A及び領域53Bを読み取り、その読取値の差から外光入射の有無を判断することとしたが、本実施の形態では、CISユニット40の光源42を点灯して基準部材53を読み取り、その読取値から外光入射の有無を判断する。なお、本実施の形態において、複合機1の構成は上記第1の実施の形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
以下、スキャナ部2の動作について説明するが、スキャナ部2をFBSとして使用する場合、及びADF5を使用する場合のスキャナ部2の使用方法は上記第1の実施の形態と同様である。また、スキャナ部2による画像読取りにおいて、CISユニット40が原稿Gの画像読取りを開始する前に、CISユニット40の出力調整として、図8に示したように、光源42の光量調整、並びに白レベルデータ及び黒レベルデータの取得が行われ、さらに外光検出及び画像読取りが行われる動作も第1の実施の形態と同様である。
したがって、原稿載置台4に外光が入射しているか否かを検出する動作について詳細に説明する。図13に示すように、制御部55は、CISユニット40が基準部材53の左端の白色の領域53Aに対応する位置となるように、キャリッジ41を移動する(S31)。そして、EEPROM59に格納された光量設定値によりCISユニット40の光源42を点灯して上記基準部材53の左端の領域53Aを読み取る(S32)。
光量設定値は、原稿抑えカバー6が閉じられて外光入射がない場合に得られるであろう光量調整値であるから、原稿載置台4に外光Lの入射がない場合には、基準部材53の領域53Aに対して光量設定値で光源42から光を照射すれば、光源42や受光素子44の安定性等から若干のばらつきがあるとしても、CISユニット40の読取値として、図9(a)に示すように所望の出力Sが得られる。
これに対し、原稿載置台4に外光Lが入射している場合には、基準部材53の領域Aに対して光量設定値で光源42から光を照射すれば、CISユニット40の読取値は、光源42からの光の反射光に、外光Lの入射及び外光Lの反射光が加わったものとなる。すなわち、光源42からの光の反射光に加えて、原稿載置台4に入射した外光LがCISユニット40の内部に入射して読み取られ、さらに外光Lが領域53Aに反射して、その反射光がCISユニット40にそれぞれ読み取られる。したがって、例えば、図9(c)に示すように、基準部材53の領域53Aに対して本来得られる所望の出力Sに外光Lに相当する出力が加わって、出力Sより大きな出力S2が読取値として得られる。
制御部55は、光量設定値で光源42から光を照射してCISユニット40で読み取った読取値が、予め定められた所定範囲外であるか否かを判断する(S33)。この所定範囲は、例えば出力Sに所定の係数を乗じて得た値としてEEPROM59に入力設定すればよい。また、外光入射なしの場合に得られた光量調整値をEEPROM59に格納し、該光量調整値に所定の係数を乗じて得ることとしてもよい。領域53Aの読取値が所定範囲内であれば、制御部55は、外光Lの入射なしと判断する(S34)。一方、領域53Aの読取値が所定範囲外であれば、制御部55は、外光Lの入射ありと判断する(S35)。
このように外光Lの有無を検出した後、図8に示したように、制御部55は、外光なしと判断した場合には(S7)、基準部材53に対して得られた光量調整値で光源42から光を照射しながらキャリッジ41をプラテンガラス20に沿って移動させ、原稿Gからの反射光を受光素子44で電気信号に変換して画像読取りを行う(S8)。一方、制御部55は、外光ありと判断した場合には(S7)、EEPROM59に格納された光量設定値で光源42から光を照射しながらキャリッジ41をプラテンガラス20に沿って移動させ、原稿Gからの反射光を受光素子44で電気信号に変換して画像読取りを行う(S9)。そして、シェーディング補正を行って(S10)、画像データをRAM58に格納する(S11)。
このように、本複合機1のスキャナ部2によれば、CISユニット40の光源42を点灯して基準部材53の領域53Aを読み取り、制御部55が、その読取値から原稿載置台4に外光Lが入射しているか否かを判断するので、外光検出のためのセンサを別途設ける必要なく、外光Lの有無を検出することができ、装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、CISユニット40の光源42の光量調整と別途に、外光検出のために基準部材53の領域53AをCISユニット40で読み取ることとしたが、光量調整の際の領域53Aの読取値を用いて外光Lの入射を判断することとしてもよい。詳細に説明するに、図8に示した光量調整(S1)の際に、原稿載置台4に外光Lが入射していなければ、図9(a)に示したように、CISユニット40の読取値が出力Sとなるような光源42の光量調整値が得られる。
これに対し、原稿載置台4に外光Lが入射していれば、図9(b)に示しように、その外光Lの光量だけCISユニット40の光源42の光量は少なくても一定の出力が得られるので光量調整値は小さくなる。したがって、制御部55は、得られた光量調整値が所定範囲内か否かを判断する。この所定範囲は、EEPROM59に格納された光量設定値に基づいて定められる。具体的には、複合機1の出荷時にEEPROM59に入力された光量設定値に例えば0.8等の所定の係数を乗じて定める。そして、制御部55は、光量調整値が所定範囲内であれば外光入射なしと判断し、光量調整値が所定範囲外であれば外光入射ありと判断する。
このような動作によっても、制御部55は、CISユニット40の光源42を点灯して基準部材53の領域53Aを読み取った読取値から、原稿載置台4に外光Lが入射しているか否かを判断することができる。
なお、本実施の形態においても、密着型イメージセンサであるCISユニット40に変えて、例えば縮小光学系のCCDイメージセンサを用いることもできることは言うまでもない。また、CCDイメージセンサを用いた場合に、その出力が、例えば図9に示したCISユニット40の出力と反対に、反射光強度が電気信号として負側に出力される場合には、原稿載置台4に外光Lが入射すれば、その外光分だけ負側に出力されることとなるので、この負側の出力に応じて制御部55による外光検出の判断基準となる所定範囲を定めればよい。
また、本実施の形態においても、本発明による外光検出の利用方法が本実施の形態に示した態様に限定されないことや、本発明により外光検出を行うタイミングが本実施の形態に示した態様に限定されないこと、ADF5の給紙トレイ22及び排紙トレイ23の配置を変更して、区画部材51に形成されたガイド面52が原稿Gを案内する方向を変更できることは言うまでもない。
〔第3の実施の形態〕
以下、本発明の第3の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態では、図10に示したように、CISユニット40の光源42を消灯して基準部材53の領域53A及び領域53Bを読み取り、その読取値の差から外光入射の有無を判断することとしたが、本実施の形態では、CISユニット40の光源42を消灯して基準部材53の領域53Aを読み取り、その読取値から外光入射の有無を判断する。なお、本実施の形態において、複合機1の構成は上記第1の実施の形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
以下、スキャナ部2の動作について説明するが、本実施の形態においても、スキャナ部2をFBSとして使用する場合、及びADF5を使用する場合のスキャナ部2の使用方法は上記第1の実施の形態と同様である。また、スキャナ部2による画像読取りにおいて、CISユニット40が原稿Gの画像読取りを開始する前に、CISユニット40の出力調整として、図8に示したように、光源42の光量調整、並びに白レベルデータ及び黒レベルデータの取得が行われ、さらに外光検出及び画像読取りが行われる動作も第1の実施の形態と同様である。
したがって、原稿載置台4に外光が入射しているか否かを検出する動作について詳細に説明する。図14に示すように、制御部55は、CISユニット40を基準部材53の左端の白色の領域53Aに対応する位置となるように、キャリッジ41を移動する(S41)。そして、CISユニット40の光源42を消灯して上記基準部材53の左端の領域53Aを読み取る(S42)。
原稿押さえカバー6が原稿載置台4に対して閉じられ、原稿載置台4の内部に外光Lが入射していなければ、CISユニット40が光源42を消灯して基準部材53の領域53Aを読み取れば、領域53Aからの反射光がなく、図11(a)に示すように、CISユニット40の読取値は黒レベルデータと同程度の出力Nとなる。
一方、原稿押さえカバー6が原稿載置台4に対して開かれて、原稿載置台4の内部に外光Lが入射していれば、外光LがCISユニット40の内部に入射して読み取られ、さらに外光Lが領域53Aに反射して、その反射光がCISユニット40に読み取られるので、図11(b)に示すように、これらに相当する出力N1が得られる。
制御部55は、光源42を消灯してCISユニット40で読み取った読取値が、予め定められた所定範囲外であるか否かを判断する(S43)。この所定範囲は、例えばCISユニット40が出力する黒レベル基準信号に所定の係数を乗じて得た値としてEEPROM59に入力設定すればよい。領域53Aの読取値が所定範囲内であれば、制御部55は、外光Lの入射なしと判断する(S44)。一方、領域53Aの読取値が所定範囲外であれば、制御部55は、外光Lの入射ありと判断する(S45)。
このように外光Lの有無を検出した後、図8に示したように、制御部55は、外光なしと判断した場合には(S7)、基準部材53に対して得られた光量調整値で光源42から光を照射しながらキャリッジ41をプラテンガラス20に沿って移動させ、原稿Gからの反射光を受光素子44で電気信号に変換して画像読取りを行う(S8)。一方、制御部55は、外光ありと判断した場合には(S7)、EEPROM59に格納された光量設定値で光源42から光を照射しながらキャリッジ41をプラテンガラス20に沿って移動させ、原稿Gからの反射光を受光素子44で電気信号に変換して画像読取りを行う(S9)。そして、シェーディング補正を行って(S10)、画像データをRAM58に格納する(S11)。
このように、本複合機1のスキャナ部2によれば、CISユニット40の光源42を消灯して基準部材53の領域53Aを読み取り、制御部55が、その読取値から原稿載置台4に外光Lが入射しているか否かを判断するので、外光検出のためのセンサを別途設ける必要なく、外光Lの有無を検出することができ、装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、CISユニット40の光源42の光量調整と別途に、外光検出のために基準部材53の領域53AをCISユニット40で読み取ることとしたが、光量調整の際に併せて、領域53A対して光源42を消灯して読み取るようにしてもよい。
また、本実施の形態においても、密着型イメージセンサであるCISユニット40に変えて、例えば縮小光学系のCCDイメージセンサを用いることもできることや、本発明による外光検出の利用方法が本実施の形態に示した態様に限定されないこと、本発明により外光検出を行うタイミングが本実施の形態に示した態様に限定されないこと、ADF5の給紙トレイ22及び排紙トレイ23の配置を変更して、区画部材51に形成されたガイド面52が原稿Gを案内する方向を変更できることは言うまでもない。
〔第4の実施の形態〕
以下、本発明の第4の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態では、図10に示したように、CISユニット40の光源42を消灯して基準部材53の領域53A及び領域53Bを読み取り、その読取値の差から外光入射の有無を判断することとしたが、本実施の形態では、CISユニット40の光源42を点灯して基準部材53の領域53Aを読み取り、その読取値が出力範囲の最大値以上を示す読取値を出力した画素数をカウントし、そのカウント数から外光入射の有無を判断する。なお、本実施の形態において、複合機1の構成は上記第1の実施の形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
以下、スキャナ部2の動作について説明するが、本実施の形態においても、スキャナ部2をFBSとして使用する場合、及びADF5を使用する場合のスキャナ部2の使用方法は上記第1の実施の形態と同様である。また、スキャナ部2による画像読取りにおいて、CISユニット40が原稿Gの画像読取りを開始する前に、CISユニット40の出力調整として、光源42の光量調整、並びに白レベルデータ及び黒レベルデータの取得が行われ、さらに外光検出及び画像読取りが行われる動作も第1の実施の形態と同様である。
したがって、原稿載置台4に外光が入射しているか否かを検出する動作について詳細に説明する。図15に示すように、制御部55は、CISユニット40を基準部材53の左端の白色の領域53Aに対応する位置となるように、キャリッジ41を移動する(S51)。そして、EEPROM59に格納された光量設定値によりCISユニット40の光源42を点灯して上記基準部材53の左端の領域53Aを読み取る(S52)。
本実施の形態において、光量設定値は、原稿抑えカバー6が閉じられて外光入射がない場合に得られるであろう光量調整値と同等であり、基準部材53の領域53Aを読み取った際にCISユニット40の出力が、出力範囲の最大値付近となるように設定されている。したがって、原稿載置台4に外光Lの入射がない場合には、基準部材53の領域53Aに対して光量設定値で光源42から光を照射すれば、光源42や受光素子44の安定性等から若干のばらつきがあるとしても、CISユニット40の読取値として、図9(a)に示すように所望の出力Sが得られる。ここでは、出力SがCISユニット40の出力範囲の最大値とする。
これに対し、原稿載置台4に外光Lが入射している場合には、基準部材53の領域Aに対して光量設定値で光源42から光を照射すれば、CISユニット40の読取値は、光源42からの光の反射光に、外光Lの入射及び外光Lの反射光が加わったものとなる。すなわち、光源42からの光の反射光に加えて、原稿載置台4に入射した外光LがCISユニット40の内部に入射して読み取られ、さらに外光Lが領域53Aに反射して、その反射光がCISユニット40にそれぞれ読み取られる。したがって、例えば、図9(c)に示すように、基準部材53の領域53Aに対して本来得られる所望の出力Sに外光Lに相当する出力が加わって、出力Sより大きな出力S2が得られるはずである。
しかしながら、CISユニット40の出力はASIC61によりA/D変換され、このA/D変換される最大値が出力Sであるので、CISユニット40の出力をA/D変換するASIC61からは、上記出力S2のような出力S以上の出力に対して、例えば「FF」(8ビット時)のように最大値以上であることを示す信号が出力される。制御部55は、該信号「FF」を出力した画素数をカウントする(S53)。そして、制御部55は、このカウント数が、予め定められた所定の閾値以上であるか否かを判断する(S54)。この閾値は、予めEEPROM59に入力設定すればよい。上記カウント数が所定の閾値未満であれば、制御部55は、外光Lの入射なしと判断する(S55)。一方、上記カウント数が所定の閾値以上であれば、制御部55は、外光Lの入射ありと判断する(S56)。
このように外光Lの有無を検出した後、図8に示したように、制御部55は、外光なしと判断した場合には(S7)、基準部材53に対して得られた光量調整値で光源42から光を照射しながらキャリッジ41をプラテンガラス20に沿って移動させ、原稿Gからの反射光を受光素子44で電気信号に変換して画像読取りを行う(S8)。一方、制御部55は、外光ありと判断した場合には(S7)、EEPROM59に格納された光量設定値で光源42から光を照射しながらキャリッジ41をプラテンガラス20に沿って移動させ、原稿Gからの反射光を受光素子44で電気信号に変換して画像読取りを行う(S9)。そして、シェーディング補正を行って(S10)、画像データをRAM58に格納する(S11)。
このように、本複合機1のスキャナ部2によれば、CISユニット40の光源42を点灯して基準部材53の領域53Aを読み取り、制御部55が、その読取値が最大値以上を示す画素数をカウントして、原稿載置台4に外光Lが入射しているか否かを判断するので、外光検出のためのセンサを別途設ける必要なく、外光Lの有無を検出することができ、装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、CISユニット40の光源42の光量を所定の光量設定値とすることにより、CISユニット40の出力が最大値付近となるように調整されるものとしたが、CISユニット40の出力を出力範囲の最大値付近とする制御は本実施の形態に示したものに限定されず、例えば、基準部材53の領域53Aに対して所定の光量で光源42から光を照射してえら得たCISユニット40の出力を、ゲイン調整等により増幅して出力範囲の最大値付近とするように制御するものであってもよい。
なお、本実施の形態においても、密着型イメージセンサであるCISユニット40に変えて、例えば縮小光学系のCCDイメージセンサを用いることもできる。この場合に、CCDイメージセンサからの出力が負側になる場合には、負側に最大となる出力にCCDイメージセンサの出力が調整される。また、本発明による外光検出の利用方法が本実施の形態に示した態様に限定されないこと、本発明により外光検出を行うタイミングが本実施の形態に示した態様に限定されないこと、ADF5の給紙トレイ22及び排紙トレイ23の配置を変更して、区画部材51に形成されたガイド面52が原稿Gを案内する方向を変更できることは言うまでもない。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る複合機1の外観構成を示す斜視図である。 図2は、ADF5の主要構成を示すA−A断面図である。 図3は、原稿載置台4の構成を示す平面図である。 図4は、キャリッジ41の構成を示す原稿載置台4の縦断面図である。 図5は、基準部材53付近の構成を示す拡大断面図である。 図6は、基準部材53の構成を示す平面図である。 図7は、複合機1の制御部55の構成を示すブロック図である。 図8は、CISユニット40の出力調整を示すフローチャートである。 図9(a)は、光量調整におけるCISユニット40の出力を示すグラフであり、図9(b)は、外光Lの入射がある場合の光量調整におけるCISユニット40の出力を示すグラフであり、図9(c)は、外光Lの入射がある場合に光量設定値で光源42を照射した場合のCISユニット40の出力を示すグラフである。 図10は、第1の実施の形態における外光検出を示すフローチャートである。 図11(a)は、外光Lの入射がない場合の領域53A及び領域53Bに対するCISユニット40の出力を示すグラフであり、図11(b)は、外光Lの入射がある場合の領域53A及び領域53Bに対するCISユニット40の出力を示すグラフである。 図12は、原稿押さえカバー6が開いた状態の基準部材53付近の構成を示す拡大断面図である。 図13は、第2の実施の形態における外光検出を示すフローチャートである。 図14は、第3の実施の形態における外光検出を示すフローチャートである。 図15は、第4の実施の形態における外光検出を示すフローチャートである。 図16は、従来の画像読取装置90の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1・・・複合機(画像読取装置)
4・・・原稿載置台
5・・・ADF(自動原稿搬送機構)
6・・・原稿押さえ部材
20・・・プラテンガラス(透過部材)
20L・・・搬送原稿読取領域
20R・・・静止原稿読取領域
22・・・給紙トレイ
23・・・排紙トレイ
40・・・CISユニット(画像読取手段、密着型イメージセンサ)
41・・・キャリッジ(走査手段)
42・・・光源
51・・・区画部材
52・・・ガイド面
53・・・基準部材
55・・・制御部(制御手段、外光検出手段)
G・・・原稿

Claims (10)

  1. 原稿を載置するための透過部材を有する原稿載置台と、
    上記透過部材を覆うようにして原稿載置台に開閉自在に設けられた原稿押さえ部材と、
    光源から原稿に光を照射し、その反射光に基づいて該原稿に記録された画像を読み取る画像読取手段と、
    上記透過部材の原稿載置面と反対側に配設され、上記画像読取手段を搭載して透過部材に沿って所定方向へ往復移動する走査手段と、
    上記画像読取手段の画像読取り及び上記走査手段の往復移動を制御する制御手段と、
    上記透過部材が上記原稿載置台の外面として露出された領域に配設され、上記画像読取手段の明度基準となる基準部材と、
    上記画像読取手段が上記基準部材を読み取った際の読取値に基づいて、上記原稿載置台への外光入射の有無を判断する外光検出手段と、を具備するものである画像読取装置。
  2. 上記基準部材は、上記走査手段の移動方向に白色部分と黒色部分とが設けられたものであり、
    上記外光検出手段は、上記画像読取手段が光源を消灯して上記基準部材の白色部分と黒色部分とをそれぞれ読み取った際の読取値の差が所定の閾値以上である場合に、外光入射有りと判断するものである請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 上記外光検出手段は、上記画像読取手段が光源を点灯して上記基準部材を読み取った際の読取値が所定範囲外である場合に、外光入射有りと判断するものである請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 上記外光検出手段は、上記画像読取手段が光源を消灯して上記基準部材を読み取った際の読取値が所定範囲外である場合に、外光入射有りと判断するものである請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 上記制御部は、原稿押さえ部材を閉じて上記基準部材を読み取った場合に、上記画像読取手段の出力が所定の出力範囲の最大付近となるように出力調整するものであり、
    上記外光検出手段は、出力調整された上記画像読取手段が光源を点灯して上記基準部材を読み取って、上記出力範囲の最大値以上を示す読取値を出力した画素数をカウントし、そのカウント数が所定の閾値以上である場合に、外光入射有りと判断するものである請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 上記基準部材は、上記透過部材と、該透過部材が上記原稿載置台の外面として露出された領域に配設されて該領域を区画する区画部材との間に介設されたものである請求項1から5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 上記区画部材は、上記透過部材が上記原稿載置台の外面として露出された領域を、上記画像読取手段が、所定方向に搬送される原稿の画像を読み取るための搬送原稿読取領域と、上記画像読取手段が、透過部材に載置された原稿の画像を読み取るための静止原稿読取領域とに区画するものである請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 上記押さえ部材に、給紙トレイに装填された原稿を上記搬送原稿読取領域へ搬送して排紙トレイへ排出する自動原稿搬送機構が設けられ、
    上記区画部材は、上記押さえ部材側の面に、読取前の原稿を搬送原稿読取領域へ案内するガイド面が形成されたものである請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 上記押さえ部材に、給紙トレイに装填された原稿を上記搬送原稿読取領域へ搬送して排紙トレイへ排出する自動原稿搬送機構が設けられ、
    上記区画部材は、上記押さえ部材側の面に、読取後の原稿を搬送原稿読取領域から排紙トレイへ案内するガイド面が形成されたものである請求項7に記載の画像読取装置。
  10. 上記画像読取手段は、密着型イメージセンサである請求項1から9のいずれかに記載の画像読取装置。

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