JP2017118436A - 画像読取装置 - Google Patents

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Yoshio Saka
圭央 阪
友浩 安福
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Abstract

【課題】キャリッジが読取位置に停止した状態で原稿搬送部による搬送途中の原稿を読み取る構成にあって、ユーザーが異常な応答遅れと誤認することを抑えることのできる画像読取装置を提供する。
【解決手段】搬送経路FP上における読取位置SCよりも原稿Dの搬送方向上流側に設けられ、原稿Dを挟持して搬送力を付与する一対のレジストローラー72と、搬送経路FP上における読取位置SCと一対のレジストローラー72との間に設けられ、原稿Dを挟持して搬送力を付与する一対の中継ローラー73とを有し、制御部は、画像読取の要求があった時点で載置台36に載置された原稿Dの前端が一対の中継ローラー73に挟持される位置まで第1の紙送りモーターを制御して一対のレジストローラー72による原稿Dの搬送を行うとともに、第2の紙送りモーターを制御して一対の中継ローラー73による原稿Dの搬送を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、オートドキュメントフィーダー(ADF)装置等の原稿搬送部を備え、原稿搬送部の搬送経路の途中に位置する読取位置で搬送中の原稿の読取りを行う画像読取装置に関する。
従来、この種の画像読取装置として、例えば特許文献1に記載の装置が知られている。この装置は、フラットベッド型の原稿台と、原稿台の下方から原稿台ガラス上の原稿を読み取るラインセンサー等の読取部を有するキャリッジと、原稿台上の原稿を押さえる原稿台カバーと、原稿台カバーの上側(背面側)に設けられるADF装置とを備えている。そして、原稿固定式読取モード(FB読取機能)では、キャリッジを移動させつつ原稿台に定置された原稿を読取部で読み取るとともに、原稿移動式読取モード(ADF読取機能)では、キャリッジが読取位置に停止した状態でADF装置による搬送途中の原稿を読取部で読み取る。
また、この装置では、画像の濃度むらを低減するべく画像全体が平均的に一様な明るさとなるように補正するシェーディング補正を行う。このシェーディング補正には、白基準データを取得するために読取部により読み取られる白基準部材が用いられる。そして、キャリッジを白基準部材の読取位置まで移動させて、白基準部材に照射した光の反射光を読取部で読取り、白基準データを取得して記憶部に記憶する。また、原稿を読取部で読み取った読取データに対して白基準データを用いたシェーディング補正を含む各種の補正を行って、原稿の画像データを生成する。なお、この装置では、キャリッジが白基準の読取位置から原稿の読取位置に達する前に原稿の搬送を開始することにより、画像読取処理のスループットの向上が図られている。
特開2011−97467号公報
しかしながら、上記文献に記載の装置では、原稿が読取位置まで搬送される時間が、キャリッジが白基準部材の読取位置から原稿の読取位置に達するまでの時間よりも短いときには、原稿の搬送開始のタイミングを遅らせる必要がある。この場合、画像読取の要求後に直ちに原稿の搬送が開始されないことから、ユーザーが画像読取動作の開始の応答遅れを異常と誤認するおそれがあった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、キャリッジが読取位置に停止した状態で原稿搬送部による搬送途中の原稿を読み取る構成にあって、ユーザーが異常な応答遅れと誤認することを抑えることのできる画像読取装置を提供することにある。
上記課題を解決する画像読取装置は、載置台に載置された原稿を読取位置を通る搬送経路で搬送する原稿搬送部と、読取部を有し、前記読取位置を含む移動範囲を移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを移動させる移動駆動部と、前記原稿搬送部、前記読取部、前記移動駆動部を制御し、前記キャリッジを前記読取位置に停止させた状態で前記原稿搬送部により搬送される前記原稿を前記読取部に読み取らせる制御部とを備え、前記原稿搬送部は、前記搬送経路上における前記読取位置よりも前記原稿の搬送方向の上流側となる位置に設けられ、前記原稿に前記搬送経路に沿う搬送力を付与する第1の搬送ローラーと、前記第1の搬送ローラーを回転駆動させる第1の駆動部と、前記搬送経路上における前記読取位置と前記第1の搬送ローラーとの間に設けられ、前記原稿を挟持することにより前記原稿に前記搬送経路に沿う搬送力を付与する第2の搬送ローラーと、前記第2の搬送ローラーを回転駆動させる第2の駆動部とを含み、前記制御部は、画像読取の要求があった時点で少なくとも前記第1の駆動部の駆動を開始して前記載置台に載置された前記原稿の搬送を開始し、当該原稿の前端が前記第2の搬送ローラーに到達する前に前記第2の駆動部の駆動を開始して、当該原稿が前記第2の搬送ローラーに挟持され、且つ、当該原稿の前端が前記読取位置よりも搬送方向の上流側となる位置にて当該原稿の搬送を停止させ、前記第2の搬送ローラーに前記原稿が挟持された状態で前記第2の駆動部を制御して前記第2の搬送ローラーによる前記原稿の搬送を行う。
上記構成によれば、画像読取の要求があった時点で第1の搬送ローラーによる原稿の搬送が開始されるため、ユーザーが異常と誤認するような画像読取動作の開始の応答遅れが生じることを抑えることができる。また、原稿の前端を第2の搬送ローラーに挟持される待機位置にて待機させ、キャリッジが準備動作を完了して読取位置に停止した後に待機位置から原稿を搬送することにより、速やかに原稿の読取処理を開始することができる。
上記画像読取装置において、前記制御部は、前記載置台から前記原稿を前記読取位置までの途中で停止させることなく搬送する所要時間が前記キャリッジが前記画像読取の要求があった時点の位置から前記読取位置に達するまでに要する時間よりも短いときに、前記原稿の前端が前記第2の搬送ローラーに挟持される位置にて前記原稿の搬送を停止させることが好ましい。
上記構成によれば、載置台から読取位置までの原稿の搬送に要する時間が比較的短いときであっても、原稿の前端を第2の搬送ローラーに挟持される位置にて待機させることにより、画像読取の要求があった時点で第1の搬送ローラーによる原稿の搬送を開始させる構成を実現できる。
上記画像読取装置において、前記制御部は、前記原稿の前端が前記第2の搬送ローラーに挟持される位置に達した時点で、前記第1の駆動部の動作を停止させるとともに、前記移動駆動部を制御して前記キャリッジを前記読取位置まで移動させることが好ましい。
上記構成によれば、原稿の搬送動作とキャリッジの移動動作とが別々のタイミングで行われるため、画像読取処理に要する消費電力を低減することができる。
上記画像読取装置において、前記制御部は、複数の原稿を連続して読み取る際、後続の原稿を前記搬送経路の途中位置で停止させることなく前記読取位置まで搬送することが好ましい。
上記構成によれば、後続の原稿を途中で停止させることなく読取位置まで搬送することにより、画像読取処理のスループットを向上することができる。
上記画像読取装置において、前記原稿の前端が前記第2の搬送ローラーに挟持される位置を第1の待機位置とし、前記第1の待機位置よりも前記原稿の搬送方向の上流側となる位置を第2の待機位置としたとき、前記制御部は、前記読取部に読み取らせた画像データを一時的に格納するバッファーを有し、後続の原稿の読取に必要な前記バッファーのメモリー残量が不足しているときには、後続の原稿の前端が前記第2の待機位置に達するまで前記第1の搬送ローラーによる前記原稿の搬送を行い、前記バッファーのメモリー残量の不足が解消された後に、前記第1の搬送ローラーによる後続の原稿の搬送を開始することが好ましい。
上記構成によれば、バッファーのメモリー残量の不足により後続の原稿の搬送が中断したとしても、先行する原稿の読取や排出を速やかに行うことができる。
上記画像読取装置において、前記制御部は、前記バッファーのメモリー残量の不足が解消された後、前記読取部により読み取った画像データに基づき先行する原稿の後端が前記読取位置を通過したと判定したことを条件に、前記第1の搬送ローラーによる後続の原稿の搬送を開始することが好ましい。
上記構成によれば、バッファーのメモリー残量の不足が解消された後、先行する原稿の後端が読取位置を通過したことを画像データに基づき判定してから後続の原稿の搬送が開始されるため、部品点数の増大を抑制しつつ、先行する原稿の後端と後続の原稿の前端とが衝突することを回避できる。
上記画像読取装置は、前記第2の搬送ローラーの位置における前記原稿の有無を検知する原稿検知部を更に備え、前記制御部は、前記バッファーのメモリー残量の不足が解消された後、前記原稿検知部により先行する原稿の後端が前記第2の搬送ローラーの位置を通過したと検知したことを条件に、前記第1の搬送ローラーによる後続の原稿の搬送を開始することが好ましい。
上記構成によれば、バッファーのメモリー残量の不足が解消された後、先行する原稿の後端が第2の搬送ローラーの位置を通過したことを原稿検知部により検知してから後続の原稿の搬送が開始されるため、原稿の検知を行わない構成と比較して、先行する原稿の後端と後続の原稿の前端とが衝突することを確実に回避できる。
複合機の一実施の形態の斜視図。 原稿台カバーを開いた状態の画像読取装置の斜視図。 画像読取装置の内部構成を示す平面図。 画像読取装置の概略構成を示す部分側断面図。 画像読取装置の電気的構成を示すブロック図。 画像読取制御ルーチンを示すフローチャート。 画像読取制御ルーチンを示すフローチャート。 画像読取制御ルーチンにおいて、1枚目の給紙動作が行われるときのタイミングチャート。 (a)〜(d)は、図8に示すタイミングチャートの各時点に対応する原稿の搬送位置を示す図。 画像読取制御ルーチンにおいて、2枚目以降の給紙動作が行われるときのタイミングチャート。 (a)〜(d)は、図10に示すタイミングチャートの各時点に対応する原稿の搬送位置を示す図。 画像読取制御ルーチンにおいて、2枚目以降の給紙動作が行われるときのタイミングチャート。 (a)〜(c)は、図12に示すタイミングチャートの各時点に対応する原稿の搬送位置を示す図。
以下、画像読取装置を具体化した一実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施の形態の画像読取装置は、例えば複合機の一部を構成するフラットベッド型のスキャナー装置である。
図1に示すように、複合機11は、用紙などの媒体Pに印刷を行う印刷装置21と、印刷装置21の鉛直方向Zにおける上側に配置された画像読取装置31とを備えている。
複合機11の装置本体12に設けられた操作パネル13は、メニュー画面等を表示するための表示部14及び操作スイッチ等からなる操作部15を備えている。例えば操作部15を操作することで、スキャン要求が複合機11に与えられる。また、複合機11と通信ケーブルを通じて接続されたパーソナルコンピューター(PC)等からなるホスト装置からもスキャン要求を複合機11に与えることができる。スキャン要求は例えばスキャンジョブとして与えられる。
印刷装置21は、装置本体12の下部に装着されたカセット17から給送された媒体Pに印刷を施す。印刷後の媒体Pは装置本体12の排出口21aからスタッカー18上に排出される。複合機11は、印刷、スキャン及びコピーの機能を備える。コピーは、画像読取装置31が読み取った原稿の画像データに基づく画像を、印刷装置21が媒体Pに印刷することで行われる。
図1に示すように、画像読取装置31は、原稿を定置可能なフラットベッド型の原稿台33(図2参照)を上部に有する装置本体32と、装置本体32の原稿台33のある面部を開閉可能な原稿台カバー34とを備えている。そして、本例では、原稿台カバー34の背面部(原稿台33側と反対側となる部分)には、自動原稿搬送部35(オートドキュメントフィーダー(Auto Document Feeder;ADF))(以下、単に「原稿搬送部35」ともいう。)が装備されている。原稿搬送部35は、複数枚の原稿Dをセット可能な載置台36(セットトレイ)と、載置台36上の原稿Dを一枚ずつ搬送する搬送機構部37とを備えている。搬送機構部37は、載置台36上の原稿を読取位置まで送り込む給送と、画像が読み取られた後の原稿を送り出す排出とを含む搬送を行う。画像読み取り後の原稿Dは、例えば載置台36と原稿台カバー34との間の排出領域に順次排出される。
図2に示すように、画像読取装置31は、上側に開口部を有する箱状のケース38と、ケース38の上面部を構成する枠部40の大きな開口部に四角板状の大ガラス33aが嵌め込まれた原稿台33及び枠部40の小さな開口部に長四角板状の小ガラス39aが嵌め込まれた読取窓39とを備えている。原稿台33は、フラットベッド方式で読み取られる原稿が定置される領域であり、画像読取装置31が読取可能な最大原稿サイズよりも若干広いサイズを有する。
また、読取窓39は、原稿台33よりも装置本体12の長手方向、つまり副走査方向X(図2では左右方向)における長さが十分短い。そして、読取窓39は、装置本体12の長手方向において原稿台33の一方側(図2では左側)に配置されている。また、読取窓39は、原稿搬送部35から搬送された原稿の画像が読み取られる読取位置にある。また、枠部40は、原稿台33と読取窓39との間に走査方向Yに沿って延びる長尺矩形状の仕切り部40aを有している。つまり、原稿台33と読取窓39との間は仕切り部40aによって仕切られている。
原稿台カバー34は、装置本体32の背面側に設けられたヒンジ41を介して回動可能に取り付けられている。このため、原稿台カバー34は、原稿台33に定置された原稿Dを押さえる閉位置と、原稿台33に原稿をセットしたり読取り後の原稿を取り除いたりする際の開状態とに開閉可能である。原稿台カバー34の原稿台33と対向する面(裏面)には、原稿台33より若干大きなサイズ形状の白板34aが設けられている。原稿台33に定置された原稿Dは白板34aに押さえられるため、原稿台33上の原稿Dのない領域は白板34aが読み取られる。
原稿搬送部35によって搬送機構部37内へ送り込まれた原稿は、閉状態にある原稿台カバー34の裏面における読取窓39とほぼ対向する位置に開口する搬入口34bから読取窓39上に送り出され、読取窓39上で画像が読み取られた後、搬出口34cへ入って排出領域へ排出される。このとき、原稿は、走査方向Xに延びる長尺状のガイド部34dにより読取窓39側へ押し付けられるため、搬送中の原稿の画像を比較的高品質に読み取ることが可能である。
このように本実施の形態の画像読取装置31は、フラットベッド型の原稿台33に定置された原稿を読み取るFB(Flat bed)モードと、原稿搬送部35により載置台36から読取窓39を通る経路で搬送される原稿を搬送途中の読取窓39の位置で読み取るADFモードとの2種類のモードで動作する。
また、装置本体32の上面部32aには、原稿台カバー34が閉じられたことを検知するカバー開閉センサー43が設けられている。カバー開閉センサー43は、原稿台カバー34が閉状態にあるときに検知状態となり、原稿台カバー34が閉状態にないときに非検知状態になる。また、図1に示すように、原稿搬送部35の載置台36には、セットされた原稿を検知可能な原稿センサー44が設けられている。本例では、カバー開閉センサー43及び原稿センサー44が、外側(反重力方向側)へ突出する方向に付勢された可動部を有し、可動部が押し込まれることで、それぞれ原稿及び原稿台カバー34を検知する接触式センサーからなる。なお、カバー開閉センサー43及び原稿センサー44のうち少なくとも一方を例えば光学式センサー等の非接触式センサーとすることもできる。
図3に示すように、ケース38内には、装置本体32の長手方向(副走査方向X)に沿って延びる案内レール51が配置されている。また、ケース38内には、読取部52を有するセンシング用キャリッジ53(以下、単に「キャリッジ53」という。)が係合部54を介して案内レール51に支持されている。読取部52は、副走査方向Xと交差する主走査方向Yに沿って原稿を読み取る読取ラインを構成するイメージセンサーにより構成される。特に本例では、イメージセンサーの一例として密着型のイメージセンサー(CIS(Contact Image Sensor))を用いている。
キャリッジ53は案内レール51に沿って副走査方向Xに移動することで原稿台33に載置された原稿Dを読取部52により読み取る。実施の形態において、副走査方向Xは、鉛直方向Z及び主走査方向Yの双方と交差する方向である。なお、イメージセンサーとして例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーを用いることもできる。
ケース38には、キャリッジ53を副走査方向Xに移動させる動力源となるキャリッジモーター55と、キャリッジモーター55の動力をキャリッジ53に伝達する動力伝達機構56とが収容されている。そして、キャリッジモーター55が正転駆動すると、キャリッジ53は副走査方向Xにおける往動方向X1(図3では右方向)に移動(往動)し、キャリッジモーター55が逆転駆動すると、キャリッジ53が復動方向X2(図3では左方向)に移動(復動)する。
キャリッジ53の主走査方向Yにおける両端部には、副走査方向Xに延設される一対の可撓性ケーブル58(フレキシブルケーブル)の一端部が接続されている。この可撓性ケーブル58の他端部(基端部)は、ケース38の副走査方向Xにおける中央付近の底部に固定されている。可撓性ケーブル58は、装置本体12内に収容された制御部90(図5参照)からキャリッジモーター55や読取部52に制御信号を送ったり、読取部52の読取データを制御部90に送ったりするための複数の電線等を内蔵する。
動力伝達機構56は、キャリッジモーター55の動力で回転する駆動プーリー61と、案内レール51に沿って延びる板金部材57の両端に配置される2つの従動プーリー62,63と、各プーリー61〜63に巻き掛けられてキャリッジ53を牽引する無端状のベルト64とを備えている。
キャリッジ53は、ベルト64に対して2つの従動プーリー62,63の間で、案内レール51と平行な状態で副走査方向Xに張設された部分に固定されている。そして、キャリッジモーター55が駆動すると、駆動プーリー61が回転してベルト64が周回移動することで、キャリッジ53が副走査方向Xに沿って移動する。なお、本実施の形態では、案内レール51、キャリッジモーター55、動力伝達機構56、プーリー61〜63及びベルト64等により、キャリッジ53を副走査方向Xに移動させる移動駆動部65が構成されている。
一方、図4に示すように、原稿搬送部35は、載置台36に積重された原稿Dのうち最上位の原稿Dを送り出すピックローラー70と、ピックローラー70により載置台36から送り出された原稿Dを搬送機構部37内の給送経路SP側へ送り込む給紙ローラー71と、給紙ローラー71よりも搬送方向下流側となる位置に一対のレジストローラー72とを有している。これらピックローラー70、給紙ローラー71、及び一対のレジストローラー72は第1の搬送ローラーの一例である。そして、一対のレジストローラー72を逆転させつつ給紙ローラー71を駆動させて原稿の前端を一対のレジストローラー72に突き当てることにより、原稿のスキュー(斜行)取りが行われる。また、給送経路SP上における一対のレジストローラー72と読取位置SCとの間には、一対の中継ローラー73が設けられている。一対の中継ローラー73は、第2の搬送ローラーの一例である。そして、一対の中継ローラー73から給送される原稿は、読取位置SCに位置するキャリッジ53の読取部52により読み取られる。また、読み取られた原稿は排出経路EPに沿って設けられた複数の排出ローラー対74と一対の中継ローラー73とにより搬送機構部37から外側へ排出される。読取位置SCには、読取窓39(小ガラス39a)の表面に沿って原稿を案内する長尺状のガイド部34dが主走査方向Yに沿って延びる状態で配置されている。このようにADFモードでは、載置台36にセットされた複数枚の原稿が一枚ずつ分離されて搬送機構部37内に形成された給送経路SPを通って読取位置SCを経由する経路で搬送され、搬送中の原稿が読取位置SCに停止するキャリッジ53の読取部52により読み取られる。搬送経路FPは、原稿を載置台36から読取位置SCまで給送する給送経路SPと、原稿を読取位置SCから外部の排出領域へ排出する排出経路EPとにより形成される。
また、搬送機構部37内には、一対のレジストローラー72の位置で給送経路SPを給送中の原稿を検知可能な第1の紙送りセンサー76と、一対の中継ローラー73の位置で排出中の原稿を検知可能な原稿検知部の一例としての第2の紙送りセンサー77とが設けられている。さらに第2の紙送りセンサー77よりも搬送方向下流側の位置には、読取部52による原稿の読取面(表面)と反対側の面(裏面)を排出経路EPの途中で読み取り可能な読取ユニット78が配置されている。このため、画像読取装置31はADFモードにおいて原稿の両面の読取りも可能である。
キャリッジ53は、原稿台33を構成する大ガラス33aと、読取窓39を構成する小ガラス39aとの配置領域の下方を、案内レール51に沿って副走査方向Xに往復動する。このとき、読取部52は各ガラス33a,39aと対向する状態を保持しつつキャリッジ53と共に副走査方向Xに往復移動する。
ADFモードでは、キャリッジ53は読取部52が読取窓39に対向する読取位置SCに配置される。そして、読取部52は、読取窓39の小ガラス39aとガイド部34dとの間をガラス面に沿って案内されつつ一定速度で搬送される搬送中の原稿を小ガラス39aを通して読み取る。
また、キャリッジ53は読取部52の近傍に光源52aを有し、光源52aから照射された光が原稿に当たって反射した反射光を読取部52が受光することによって、読取部52は原稿の画像を読み取る。
また、キャリッジ53の移動経路上で読取部52が読取り可能な位置には、装置本体32の上面部に反射率の高い均一な反射面を有する白基準板81が配置されている。白基準板81は、シェーディング補正に用いる白基準データを取得する際の読取対象とされる。白基準板81は、白基準板の読取りの実施が必要であると定められた白基準読取り実施条件の成立時に読取部52により読み取られる。
白基準板81は、FBモードで原稿の読取動作(スキャン動作)を行うに当たり、白基準読取り実施条件の成立時に読み取られるもので、副走査方向Xに原稿台33と読取窓39との間の位置に配置されている。詳しくは、白基準板81は、原稿台33の外側(復動方向X2側)へ延出する大ガラス33aの端部の上面に配置されている。そして、キャリッジ53は白基準板81を読み取る際は白基準読取位置WCに配置される。
次に図5を参照して画像読取装置31の電気的構成を説明する。なお、図5は、画像読取制御に係る電気的構成を示している。
画像読取装置31は、原稿台33を備えたフラットベッド型の画像読取装置であり、キャリッジ53が有するイメージセンサーからなる読取部52により原稿台33に載置された原稿Dの画像を読み取るFBモードでの読取動作を行う。また、画像読取装置31は、原稿搬送部35の載置台36にセットされた原稿を一枚ずつ搬送して搬送途中の読取位置SCで読み取るADFモードでの読取動作を行う。
画像読取装置31は、装置全体の制御を司るとともに画像を読み取るため各種の処理を行う制御部90と、光源52a及び読取部52を搭載したキャリッジ53と、キャリッジ53の移動を制御する駆動機構91と、原稿搬送部35とを備えている。
読取部52は、光源52aから照射された光が原稿Dで反射して不図示のレンズで集光された光を受光し、受光量に応じた電荷を蓄積し、アナログデータからなる画像読取データ(電気信号)として、制御部90に送る。なお、光源52aは、例えばLEDからなり、読取部52は、主走査方向Yに並んだ複数のセンサーチップ(図示略)を有する前述のイメージセンサーからなる。
駆動機構91は、カバー開閉センサー43、キャリッジモーター55、及びエンコーダー92を備えている。カバー開閉センサー43は、原稿台カバー34が閉じられたことを検知するスイッチ式センサーであり、原稿台カバー34が閉状態のときに検知信号を出力し、原稿台カバー34が閉状態でないときに非検知信号を出力する。
キャリッジモーター55は、キャリッジ53を移動させる動力源であり、例えば直流モーターからなる。キャリッジモーター55が駆動されると、キャリッジ53は光源52a及び読取部52とともに副走査方向Xに移動する。詳しくはキャリッジモーター55が正転駆動されると、ベルト64が正転方向に周回し、キャリッジ53は往動方向X1に移動する。また、キャリッジモーター55が逆転駆動されると、ベルト64が逆転方向に周回し、キャリッジ53は復動方向X2に移動する。
例えばFBモードでは、キャリッジモーター55の正転駆動によりキャリッジ53が往動方向X1に移動することで一緒に往動する読取部52により原稿台33(大ガラス33a)上の原稿Dが読み取られる。そして、読取動作を終了すると、キャリッジモーター55が逆転駆動され、キャリッジ53はFBモードの待機位置まで戻る。
エンコーダー92は、単位時間当たりにキャリッジモーター55の回転速度、つまりキャリッジ53の移動速度に比例する数のエンコーダーパルスを出力する。キャリッジモーター55はエンコーダーパルスを出力するエンコーダー92の出力値に基づいて制御される。
詳しくは、制御部90は、エンコーダー92から入力される位相の異なる複数種のエンコーダーパルスのレベルを比較することで、キャリッジ53の移動方向が往動か復動かを判断する。カウンターはそのリセット以後に入力するエンコーダーパルスのパルスエッジの数を計数し、そのとき計数値をキャリッジ53の往動時に「1」ずつインクリメントし、キャリッジ53の復動時に「1」ずつデクリメントする。これによりカウンターにはキャリッジ53の副走査方向Xの位置を示す計数値が計数される。制御部90は、このカウンターの計数値を監視しつつ、キャリッジモーター55を制御することで、キャリッジ53を所定の目標位置に停止させる位置制御を行う。さらに制御部90は、単位時間当たりのカウンターによる計数値変化量(つまりパルスエッジ数)からキャリッジ53の移動速度を把握し、原稿の読取り動作(スキャン動作)時には、キャリッジ53を副走査方向Xに一定速度で走査させる。
また、図5に示すように、原稿搬送部35は、原稿センサー44、給紙モーター93、第1の紙送りモーター94、第1の紙送りセンサー76、第2の紙送りモーター95、及び第2の紙送りセンサー77を備えている。原稿センサー44は、原稿搬送部35の載置台36にセットされた原稿を検知するスイッチ式センサーであり、載置台36にセットされた原稿を検知しているときに検知信号を出力し、載置台36に原稿がセットされていないときに非検知信号を出力する。
給紙モーター93は、第1の駆動部の一例であり、ピックローラー70及び給紙ローラー71を駆動させる動力源である。そして、給紙モーター93が駆動されると、ピックローラー70及び給紙ローラー71が回転駆動し、載置台36にセットされた原稿が一枚ずつ順番に搬送経路FP内に送り込まれる。
第1の紙送りモーター94は、第1の駆動部の一例であり、原稿の給送に関わる一対のレジストローラー72を駆動させる動力源である。そして、第1の紙送りモーター94が駆動されると、一対のレジストローラー72が回転駆動し、読取位置SCに向けた原稿の給送が行われる。
第2の紙送りモーター95は、第2の駆動部の一例であり、原稿の排出に関わる一対の中継ローラー73と排出ローラー対74とを駆動させる動力源である。そして、第2の紙送りモーター95が駆動されると、読取位置SCにおいて画像が読み取られた原稿の排出が行われる。
制御部90は、制御部90内の各機能部を全体的に制御するとともに、キャリッジ53内の光源52a、読取部52、駆動機構91及び原稿搬送部35を制御する読取制御部96を備えている。また、制御部90は、読取部52から出力されたアナログデータをデジタルデータに変換するなどのアナログ処理を行うAFE97と、AFE97から出力されたデジタルデータに対して各種補正を行うデータ処理部98と、データ処理部98が各種補正を行うためのデジタルデータを記憶する記憶部99とを備えている。さらに制御部90は、複合機11が省電力モードに移行するタイミングを取得するために経過時間を計時するタイマー100と、データ処理部98からのデータをパーソナルコンピューター等のホスト装置に送るための出力部101などを備えている。制御部90は、複合機11において動作も操作もない状態になってからの経過時間をタイマー100で計時し、その計時した経過時間が省電力用の設定時間に達すると、省電力モードに移行させる。
AFE97は、所定のIC(アナログフロントエンドIC(Integrated Circuit))によって構成される。AFE97は、入力されたアナログデータに対して設定されたゲインGで入力信号を増減させるゲイン調整を行って必要なレベルの信号を出力するゲイン調整部102及びアナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換部103等を有している。なお、AFE97は、キャリッジ53内の基板に実装されていてもよい。
また、読取制御部96は、読取部52の読取動作に合わせて、光源52aの点灯、消灯を制御する。また、読取制御部96は、読取部52が読み取ったデータのA/D変換部103への転送を制御する。読取制御部96は、基準クロックに基づいて各種信号を生成するタイミングジェネレーターによりシフトパルス及び読み出しクロックを生成させて、読取部52からのデータの読み出しタイミング等を制御する。なお、タイミングジェネレーターは、キャリッジ53に設けられてもよいし、制御部90に設けられてもよい。
読取制御部96は、駆動機構91のキャリッジモーター55を駆動制御することにより、キャリッジ53の移動を制御する。また、読取制御部96は、読取部52の画像読み取り、白基準データの読み取りを制御する。そして、読取制御部96は、読み取られた画像データ104及び白基準データ105を記憶部99に記憶する。
なお、読取制御部96は、スキャンジョブ(スキャン要求)を受け付けると、以下の白基準読取り実施条件の1つでも成立すると、今回の読取り動作の実施前に読取部52に白基準板81を読み取らせる。
(1)電源オン後に初めてジョブを受け付けた場合。
(2)省電力モード時にジョブを受け付けた場合。
(3)前回のジョブが完了してから、設定時間(例えば1〜20分の範囲内の設定時間)を経過した後に、今回のジョブを受け付けた場合。
(4)前回と今回でモノクロとカラーとの間で切換えの設定がされたジョブを受け付けた場合。
(5)読取解像度の変更が設定されたジョブを受け付けた場合。
(6)モードの変更が設定されたジョブを受け付けた場合。
よって、前回のジョブの完了後、省電力モードから復帰した後の場合や、設定時間内に今回のジョブを受け付けた場合や、前回と同じモードのジョブを受け付けた場合などは、その他の条件が不成立であれば、画像読取装置31は白基準板81を読み取らない。
データ処理部98は、A/D変換部103から出力された画像データにシェーディング補正を行うシェーディング補正部107を備えている。データ処理部98は、A/D変換部103から出力された画像データをバッファーとして機能する記憶部99に一時記憶し、対応する白基準データ及び黒基準データを用いて、画素ごとに、所定の補正式に従ったシェーディング補正を行う。データ処理部98は、シェーディング補正の他にもガンマ補正等の各種補正を施して、補正済みの画像データを出力部101に出力する。
記憶部99は、読取制御部96がキャリッジモーター55を制御して行ったキャリッジ53の読取動作終了後の待機位置を示す位置情報106、及びデータ処理部98が各種補正処理を行うときに使用するデータを記憶する。具体的には、記憶部99には、キャリッジ53のジョブを終えた後の待機位置として決められている、FBモードの待機位置又はADFモードの待機位置が記憶されている。また、記憶部99には、読取部52が白基準板81から読み取った最新の白基準データ105が記憶される。
出力部101は、ネットワーク接続やUSB接続を行うためのインターフェイスを備え、データ処理部98から出力されたデジタルデータを、ホスト装置に送信する。
上記の制御部90は、主制御装置であるCPUと、プログラム等が記憶されたROMと、メインメモリーとしてデータ等を一時的に格納するRAMと、ホスト装置等との入出力を制御するインターフェイスと、各構成要素間の通信経路となるシステムバスとを備えた一般的なコンピューターにより構成される。各処理を専用に行うように設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成されていてもよい。
制御部90は、複合機11(その一部である画像読取装置31)と通信可能に接続されたホスト装置からスキャン要求を受け付ける。また、操作部15の操作によりスキャン要求を受け付けることもできる。例えばユーザーが複合機11の操作部15を操作してコピーを指示したとき、複合機11の例えば主制御部(図示せず)は画像読取装置31にスキャンを要求する。そして、画像読取装置31からの読取データ(例えばRGB表色系データ)を印刷制御部が印刷データ(例えばCMYK表色系データ)に変換し、この印刷データに基づいて印刷装置21が用紙に文書や画像を印刷する。
次に、図6及び図7に示すフローチャートを参照し、複合機11における画像読取装置31の作用を説明する。
ユーザーがホスト装置(図示せず)で操作部(キーボード又はマウス)の操作でスキャンを指示すると、ホスト装置から有線又は無線の通信を介して複合機11はスキャンジョブを受信する。また、ユーザーが操作部15の操作又は表示部14のタッチ操作でスキャンの実行を指示すると、その指示を受け付けた複合機11はスキャンジョブを生成する。また、ユーザーが操作部15の操作又は表示部14のタッチ操作で原稿のコピーの実行を指示すると、その指示を受け付けた複合機11は画像読取装置31に与えるジョブとしてスキャンジョブを生成する。複合機11が受信又は生成したスキャンジョブは、画像読取装置31へ送られる。画像読取装置31はスキャンジョブの受信によってスキャン要求を受け付ける。
ユーザーが原稿を原稿台33にセットしてスキャン又はコピーを指示した際は、原稿センサー44が原稿を検知していない非検知状態にある。スキャン要求受け付け時に、制御部90は、原稿センサー44が非検知状態にあれば、FBモードでのスキャン要求と判断する。一方、原稿が載置台36にセットされている場合は、原稿センサー44が原稿を検知して検知状態にある。そのため、スキャン要求受け付け時に、制御部90は、原稿センサー44が検知状態にあれば、ADFモードでのスキャン要求と判断する。
そして、スキャンジョブの受信によりADFモードでのスキャン要求を受け付けると、制御部90(詳しくは制御部90内のコンピューター)は、図6及び図7にフローチャートで示される画像読取制御ルーチンのプログラムを実行する。
まず、制御部90は、画像読取の要求があった時点で、キャリッジモーター55、給紙モーター93及び第1の紙送りモーター94の駆動を開始する(ステップS10及びステップS11、図8のタイミングチャートの時刻t1)。この場合、図9(a)に示すように、載置台36には、複数の原稿Dが積層されてセットされているとする。また、キャリッジ53は、画像読取の要求があった時点で白基準読取位置WCに位置するものとする。ただし、画像読取の要求があった時点でのキャリッジ53の位置は白基準読取位置WCに限らず、キャリッジ53の移動方向における白基準読取位置WCとADFモードでの読取位置SCとの間となる位置であってもよい。また、給紙モーター93は正転駆動され、第1の紙送りモーター94は逆転駆動される。
そして、制御部90は、第1の紙送りセンサー76の検知結果がオンとなった時点で(ステップS12=YES、図8のタイミングチャートの時刻t2)、第1の紙送りモーター94をさらに一定時間αの間だけ逆転駆動する(ステップS13)。すなわち、図9(b)に示すように、給紙ローラー71の回転駆動により載置台36にセットされていた原稿の前端が一対のレジストローラー72の近傍に設けられた第1の紙送りセンサー76の位置まで達した時点から一対のレジストローラー72の逆転駆動をさらに一定時間αの間だけ継続する。これにより、一対のレジストローラー72が逆転駆動されつつ原稿の前端が一対のレジストローラー72に突き当てられて原稿のスキュー(斜行)取りが行われる。
続いて、制御部90は、第1の紙送りモーター94及び第2の紙送りモーター95の正転駆動を開始する(ステップS14)。すなわち、制御部90は、原稿Dの前端が一対の中継ローラー73に到達する前に第2の紙送りモーター95の正転駆動を開始する。
そして、制御部90は、第2の紙送りセンサー77の検知結果がオンとなった時点で(ステップS15=YES,図8のタイミングチャートの時刻t3)、第1の紙送りモーター94及び第2の紙送りモーター95を一定時間βの間だけ正転駆動する(ステップS16)。すなわち、一対のレジストローラー72及び一対の中継ローラー73の正転駆動により原稿の前端が一対の中継ローラー73の近傍に設けられた第2の紙送りセンサー77の位置まで達した時点から一対のレジストローラー72及び一対の中継ローラー73を更に一定時間βの間だけ正転駆動する。これにより、図9(c)に示すように、搬送経路FP上における一対の中継ローラー73と読取位置SCとの間に原稿Dの前端が位置する第1の待機位置に原稿Dが待機する。
そして、制御部90は、キャリッジ53がADFモードの読取位置SCに達した時点で(ステップS17=YES、図8のタイミングチャートの時刻t4)、キャリッジモーター55の駆動を停止させる。また、制御部90は、第1の紙送りモーター94及び第2の紙送りモーター95の正転駆動を開始し(ステップS18)、読取部52による原稿Dの読取処理を行う(ステップS19)。すなわち、図9(d)に示すように、キャリッジ53がADFモードの読取位置に達した時点で、一対のレジストローラー72及び一対の中継ローラー73の正転駆動により、図9(c)に示した第1の待機位置から読取位置SCに向けて原稿Dを搬送しつつ、読取部52による原稿Dの読取処理を行う。
その後、制御部90は、後続の原稿Dがないか否か、即ち、載置台36に未だにセットされている原稿Dがないか否かを原稿センサー44の検知結果に基づき判定する(ステップS20)。そして、制御部90は、後続の原稿Dがあるときには(ステップS20=NO)、第1の紙送りセンサー76の結果がオフとなった時点で(ステップS21=YES、図10及び図12のタイミングチャートの時刻t5)、給紙モーター93の駆動及び第1の紙送りモーター94の逆転駆動を開始する(ステップS22、ステップS23)。すなわち、図11(a)に示すように、制御部90は、先行する原稿Dの後端が一対のレジストローラー72の位置を通過した時点で、給紙ローラー71の回転駆動により載置台36にセットされている後続の原稿Dの給送を開始するとともに、一対のレジストローラー72の逆転駆動を開始する。
そして、制御部90は、第1の紙送りセンサー76の検知結果がオンとなった時点で(ステップS24=YES、図10及び図12のタイミングチャートの時刻t6)、第1の紙送りモーター94を一定時間αの間だけ逆転駆動する(ステップS25)。すなわち、給紙ローラー71の回転駆動により載置台36にセットされていた後続の原稿Dの前端が一対のレジストローラー72の近傍に設けられた第1の紙送りセンサー76の位置まで達した時点から一対のレジストローラー72を一定時間αの間だけ逆転駆動する。これにより、一対のレジストローラー72が逆転駆動されつつ後続の原稿Dの前端が一対のレジストローラー72に突き当てられて後続の原稿Dのスキュー(斜行)取りが行われる。
このとき、制御部90は、記憶部99がフル状態であるか否か、より詳細には、記憶部99における画像データ104の格納領域のメモリ残量が後続の原稿Dの読取処理に必要とされるデータ容量未満であるか否かを判定する(ステップS26)。
そして、制御部90は、記憶部99がフル状態であるときには(ステップS26=YES)、第1の紙送りモーター94を一定時間γの間だけ正転駆動させる(ステップS27)。すなわち、制御部90は、記憶部99がフル状態であるときには、後続の原稿Dの前端が一対のレジストローラー72に突き当てられていた状態から一対のレジストローラー72を一定時間γの間だけ正転駆動する。これにより、図11(b)に示すように、搬送経路FP上における一対のレジストローラー72と一対の中継ローラー73との間に原稿Dの前端が位置する第2の待機位置に原稿Dが待機する。なお、第2の待機位置は、上述した第1の待機位置よりも原稿Dの搬送方向の上流側に位置する。
また、制御部90は、記憶部99がフル状態であっても、第2の紙送りモーター95の正転駆動を継続する。すなわち、制御部90は、記憶部99における画像データの格納領域のメモリ残量が不足していることから、後続の原稿Dを第2の待機位置に待機させるものの、一対の中継ローラー73及び排出ローラー対74の回転駆動を継続して先行する原稿Dの読取処理と排紙とを継続する。
そして、制御部90は、記憶部99のフル状態が解消されるまで待機する(ステップS28)。この待機中において、データ処理部98における画像データの生成が進行し、生成した画像データが記憶部99から出力部101に読み出されて記憶部99のメモリ残量に余裕ができると、記憶部99のフル状態が解消される(ステップS28=YES)。そして、制御部90は、記憶部99のフル状態が解消され、且つ、第2の紙送りセンサー77の検知結果がオフとなった時点で(ステップS29=YES、図10のタイミングチャートの時刻t7)、第1の紙送りモーター94の正転駆動を開始する(ステップS30)。
すなわち、図11(c)に示すように、先行する原稿Dの後端が一対の中継ローラー73の位置を通過した後に、一対のレジストローラー72の正転駆動により図11(b)に示した第2の待機位置から読取位置SCに向けての後続の原稿Dの搬送を開始する。
その後、制御部90は、図6のステップS19に戻り、図11(d)に示すように、一対のレジストローラー72及び一対の中継ローラー73により搬送中の後続の原稿Dの読取処理を行う(ステップS19)。
一方、制御部90は、図7のステップS26において、記憶部99がフル状態ではないときには(ステップS26=NO)、ステップS27、ステップS28の処理を経ることなく、その処理をステップS29に移行する。
すなわち、図13(a)に示すように、制御部90は、記憶部99がフル状態ではないときには、先行する原稿Dの後端が一対のレジストローラー72の位置を通過した時点で、給紙ローラー71の回転駆動により載置台36にセットされている後続の原稿Dの給送を開始するとともに、一対のレジストローラー72の逆転駆動を開始する。この点は、図11(a)に示す場合と同様である。ただし、図13(b)に示すように、制御部90は、記憶部99がフル状態ではないときには、搬送経路FP上における一対のレジストローラー72と一対の中継ローラー73との間に後続の原稿Dの前端が位置する第2の待機位置に原稿Dを待機させることなく後続の原稿Dの搬送を継続する。そして、図13(c)に示すように、一対のレジストローラー72及び一対の中継ローラー73により後続の原稿Dを読取位置SCに給送しつつ、読取部52による原稿Dの読取処理を行う。
その後、制御部90は、読取部52による原稿Dの読取処理の終了後、後続の原稿Dがないか否かを判定し(ステップS20)、後続の原稿がある間は(ステップS20=NO)、ステップS21〜ステップS30の処理を繰り返し行う。そして、制御部90は、後続の原稿Dがなくなった時点で(ステップS20=YES)、図6及び図7に示す画像読取り制御ルーチンを終了する。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)制御部90は、画像読取の要求があった時点で少なくとも給紙モーター93の駆動を開始して載置台36に載置された原稿Dの搬送を開始する。そのため、画像読取の要求があった時点でピックローラー70及び給紙ローラー71による原稿Dの搬送が開始されるため、ユーザーが異常と誤認するような画像読取動作の開始の応答遅れが生じることを抑えることができる。また、原稿Dの前端が一対の中継ローラー73に到達する前に第2の紙送りモーター95の駆動を開始し、原稿Dが一対の中継ローラー73に挟持され、かつ、原稿Dの前端が読取位置SCよりも搬送方向上流側となる第1の待機位置にて原稿Dの搬送を停止させる。これにより、キャリッジ53が準備動作を完了してから読取位置SCに停止した後に第1の待機位置から原稿Dを搬送することにより、速やかに原稿Dの読取処理を開始することができる。
(2)制御部90は、載置台36から原稿Dを読取位置SCまでの途中で停止させることなく搬送する所要時間がキャリッジ53が画像読取の要求があった時点の位置から読取位置SCに達するまでに要する時間よりも短いときに、原稿Dの前端が一対の中継ローラー73に挟持される位置にて原稿Dの搬送を停止させる。そのため、載置台36から読取位置SCまでの原稿Dの搬送に要する時間が比較的短いときであっても、原稿Dの前端を一対の中継ローラー73に挟持される位置にて待機させることにより、画像読取の要求があった時点でピックローラー70及び給紙ローラー71による原稿Dの搬送を開始させる構成を実現できる。
(3)制御部90は、複数の原稿Dを連続して読み取る際、記憶部99がフル状態ではないときには、後続の原稿Dを搬送経路FPの途中位置で停止させることなく読取位置SCまで搬送する。そのため、後続の原稿Dを途中で停止させることなく読取位置SCまで搬送することにより、画像読取処理のスループットを向上することができる。
(4)制御部90は、読取部52に読み取らせた画像データを一時的に格納する記憶部99を有し、後続の原稿Dの読取に必要な記憶部99のメモリー残量が不足しているときには、後続の原稿Dの前端が第2の待機位置に達するまで一対のレジストローラー72による原稿の搬送を行う。そして、制御部90は、記憶部99のメモリー残量の不足が解消された後に、一対のレジストローラー72による後続の原稿の第2の待機位置からの搬送を開始する。そのため、記憶部99のメモリー残量の不足により後続の原稿Dの搬送が中断したとしても、一対の中継ローラー73及び排出ローラー対74により先行する原稿Dの読取や排出を速やかに行うことができる。
(5)制御部90は、記憶部99のメモリー残量の不足が解消された後、第2の紙送りセンサー77により先行する原稿Dの後端が一対の中継ローラー73の位置を通過したと検知したことを条件に、一対のレジストローラー72による後続の原稿Dの搬送を開始する。これにより、記憶部99のメモリー残量の不足が解消された後、先行する原稿Dの後端が一対の中継ローラー73の位置を通過したことを第2の紙送りセンサー77により検知してから後続の原稿Dの搬送が開始されるため、先行する原稿Dの後端と後続の原稿Dの前端とが衝突することを確実に回避できる。
なお、上記実施の形態は、以下のような形態あるいはこれらの組み合わせにて実施することもできる。
・上記実施の形態において、制御部90は、記憶部99のメモリー残量の不足が解消された後、読取部52により読み取った画像データに基づき先行する原稿Dの後端が読取位置SCを通過したか否かを判定し、その判定結果に基づき一対のレジストローラー72による後続の原稿Dの第2の待機位置からの搬送を開始してもよい。この構成によれば、部品点数の増大を抑制しつつ、先行する原稿Dの後端と後続の原稿Dの前端とが衝突することを回避できる。
・上記実施の形態において、制御部90は、記憶部99のメモリー残量の不足が解消された後、一対のレジストローラー72による後続の原稿Dの搬送を開始してもよい。
・上記実施の形態において、制御部90は、記憶部99のメモリー残量が不足しているときの後続の原稿Dの待機位置(第2の待機位置)を搬送経路FP上における載置台36と一対のレジストローラー72との間となる位置に設定してもよい。
・上記実施の形態において、制御部90は、複数の原稿を連続して読み取る際、後続の原稿を搬送経路FPの途中位置で一時的に待機させつつ読取位置SCまで搬送してもよい。
・上記実施の形態において、制御部90は、原稿Dの先端が一対の中継ローラー73に挟持される位置に達した時点で、まず第1の紙送りモーター94の駆動を停止させ、その後にキャリッジ53を読取位置SCまで移動させてもよい。この構成によれば、原稿Dの搬送動作とキャリッジ53の移動動作とが別々のタイミングで行われるため、画像読取処理に要する消費電力を低減することができる。
・上記実施の形態において、制御部90は、載置台36から原稿Dを読取位置SCまでの途中で停止させることなく搬送する所要時間とキャリッジ53が画像読取の要求があった時点の位置から読取位置SCに達するまでに要する時間とを比較し、原稿Dの搬送に要する時間の方が短いことを条件に、第1の待機位置にて原稿Dの搬送を停止させてもよい。
・上記実施の形態において、給紙ローラー71及び一対のレジストローラー72を共通の駆動源で駆動してもよい。この場合、クラッチ機構によりピックローラー70及び給紙ローラー71と一対のレジストローラー72との動作を別々に切り替えることにより、原稿Dのスキュー取りが行われる。このクラッチ機構では、例えば、第1のクラッチ位置ではモーターの駆動時にピックローラー70及び給紙ローラー71が正転駆動し、一対のレジストローラー72が逆転駆動する一方で、第2のクラッチ位置ではモーターの駆動時にこれらローラー70〜72が正転駆動する構成とすればよい。
・画像読取装置は、複合機の一部である構成に限定されない。画像読取装置は、原稿搬送部(ADF装置)を備えたスキャナー装置であってもよい。
31…画像読取装置、35…原稿搬送部、36…載置台、52…読取部、53…キャリッジ、65…移動駆動部、72…第1の搬送ローラーの一例としての一対のレジストローラー、73…第2の搬送ローラーの一例としての一対の中継ローラー、77…原稿検知部の一例としての第2の紙送りセンサー、90…制御部、94…第1の駆動部の一例としての第1の紙送りモーター、95…第2の駆動部の一例としての第2の紙送りモーター、99…バッファーの一例としての記憶部、D…原稿、FP…搬送経路、SC…読取位置。

Claims (7)

  1. 載置台に載置された原稿を読取位置を通る搬送経路で搬送する原稿搬送部と、
    読取部を有し、前記読取位置を含む移動範囲を移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジを移動させる移動駆動部と、
    前記原稿搬送部、前記読取部、前記移動駆動部を制御し、前記キャリッジを前記読取位置に停止させた状態で前記原稿搬送部により搬送される前記原稿を前記読取部に読み取らせる制御部と
    を備え、
    前記原稿搬送部は、
    前記搬送経路上における前記読取位置よりも前記原稿の搬送方向の上流側となる位置に設けられ、前記原稿に前記搬送経路に沿う搬送力を付与する第1の搬送ローラーと、
    前記第1の搬送ローラーを回転駆動させる第1の駆動部と、
    前記搬送経路上における前記読取位置と前記第1の搬送ローラーとの間に設けられ、前記原稿を挟持することにより前記原稿に前記搬送経路に沿う搬送力を付与する第2の搬送ローラーと、
    前記第2の搬送ローラーを回転駆動させる第2の駆動部と
    を含み、
    前記制御部は、画像読取の要求があった時点で少なくとも前記第1の駆動部の駆動を開始して前記載置台に載置された前記原稿の搬送を開始し、当該原稿の前端が前記第2の搬送ローラーに到達する前に前記第2の駆動部の駆動を開始して、当該原稿が前記第2の搬送ローラーに挟持され、且つ、当該原稿の前端が前記読取位置よりも搬送方向の上流側となる位置にて当該原稿の搬送を停止させ、前記第2の搬送ローラーに前記原稿が挟持された状態で前記第2の駆動部を制御して前記第2の搬送ローラーによる前記原稿の搬送を行う
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御部は、前記載置台から前記原稿を前記読取位置までの途中で停止させることなく搬送する所要時間が前記キャリッジが前記画像読取の要求があった時点の位置から前記読取位置に達するまでに要する時間よりも短いときに、前記原稿の前端が前記第2の搬送ローラーに挟持される位置にて前記原稿の搬送を停止させる
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記原稿の前端が前記第2の搬送ローラーに挟持される位置に達した時点で、前記第1の駆動部の動作を停止させるとともに、前記移動駆動部を制御して前記キャリッジを前記読取位置まで移動させる
    請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部は、複数の原稿を連続して読み取る際、後続の原稿を前記搬送経路の途中位置で停止させることなく前記読取位置まで搬送する
    請求項1〜3の何れか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿の前端が前記第2の搬送ローラーに挟持される位置を第1の待機位置とし、前記第1の待機位置よりも前記原稿の搬送方向の上流側となる位置を第2の待機位置としたとき、
    前記制御部は、前記読取部に読み取らせた画像データを一時的に格納するバッファーを有し、後続の原稿の読取に必要な前記バッファーのメモリー残量が不足しているときには、後続の原稿の前端が前記第2の待機位置に達するまで前記第1の搬送ローラーによる前記原稿の搬送を行い、前記バッファーのメモリー残量の不足が解消された後に、前記第1の搬送ローラーによる前記後続の原稿の搬送を開始する
    請求項1〜4の何れか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記制御部は、前記バッファーのメモリー残量の不足が解消された後、前記読取部により読み取った画像データに基づき先行する原稿の後端が前記読取位置を通過したと判定したことを条件に、前記第1の搬送ローラーによる後続の原稿の搬送を開始する
    請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記第2の搬送ローラーの位置における前記原稿の有無を検知する原稿検知部を更に備え、
    前記制御部は、前記バッファーのメモリー残量の不足が解消された後、前記原稿検知部により先行する原稿の後端が前記第2の搬送ローラーの位置を通過したと検知したことを条件に、前記第1の搬送ローラーによる後続の原稿の搬送を開始する
    請求項5に記載の画像読取装置。
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