JP2006309129A - シール構造、シール方法、液晶装置、その製造方法およびプロジェクタ - Google Patents

シール構造、シール方法、液晶装置、その製造方法およびプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】水分の浸入を防止することが可能な、液晶装置60を提供する。
【解決手段】一対の基板10,20間の周縁部に第1シール材19が配設され、その中央部に液晶層50が封止された液晶装置60の製造方法であって、基板10,20に形成された無機配向膜16,22の表面における第1シール材19の外側に、水硬性材料からなる第2シール材80が配設されている構成とした。その第2シール材80は、金属アルコキシドを主成分とする材料で構成されていることが望ましい。
【選択図】図6

Description

本発明は、シール構造、シール方法、液晶装置、その製造方法およびプロジェクタに関するものである。
液晶プロジェクタ等の投射型表示装置の光変調手段として用いられる液晶装置は、一対の基板間の周縁部にシール材が配設され、その中央部に液晶層が封止されて構成されている。その一対の基板の内側には液晶層に電圧を印加する電極が形成され、その電極の内側には非選択電圧印加時において液晶分子の配向を制御する配向膜が形成されている。そして、非選択電圧印加時と選択電圧印加時との液晶分子の配向変化に基づいて光源光が変調され、画像光が作製される構成となっている。
上述した配向膜として、側鎖アルキル基を付加したポリイミド等からなる高分子膜の表面に、ラビング処理を施したものが用いられている。ラビング処理とは、柔らかい布からなるローラで、高分子膜の表面を所定方向に擦ることにより、高分子を所定方向に配向させるものである。その配向性高分子と液晶分子との分子間相互作用により、配向性高分子に沿って液晶分子が配置されるので、非選択電圧印加時の液晶分子を所定方向に配向させることができるようになっている。また側鎖アルキル基により、液晶分子にプレティルトを与えることができるようになっている。
しかしながら、このような有機配向膜を備えた液晶装置をプロジェクタの光変調手段として採用した場合には、光源から照射される強い光や熱によって配向膜が次第に分解されるおそれがある。そして長期間の使用後には、液晶分子を所望のプレティルト角に配列することができなくなるなど液晶分子の配向制御機能が低下して、液晶プロジェクタの表示品質が低下するおそれがある。
そこで、耐光性および耐熱性に優れた無機材料からなる配向膜の採用が検討されている。この無機配向膜の製造方法として、イオンビームスパッタ法や斜方蒸着法等が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これらの方法は、基板に対して所定の入射角度で無機材料の粒子を連続入射させ、無機材料の柱状構造体を形成して無機配向膜を構成するものである。液晶装置ではこの柱状構造体に沿って液晶分子が配向するので、この無機配向膜により液晶分子に対する配向規制およびプレティルトの付与が可能となっている。
特開昭57−157214号公報
ところで、一対の基板間に液晶層を封止するためには、無機配向膜の表面にシール材を配設する必要がある。しかしながら、柱状構造体からなる無機配向膜は多孔質であるため、シール材と無機配向膜との界面に大きな隙間が形成されるおそれがある。この隙間を通って、液晶装置の外部から液晶層に水分や不純物等が浸入した場合には、主に液晶装置における液晶分子の配向制御機能が阻害される。その結果、液晶プロジェクタの信頼性を低下させることになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、水分や不純物等が浸入する可能性を低減することが可能なシール構造、シール方法、液晶装置およびその製造方法の提供を目的とする。また、信頼性に優れたプロジェクタの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のシール構造は、多孔質層の表面に第1シール材を配設してシールを行う構造であって、前記多孔質層の表面に、水硬性を有する第2シール材が配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、第2シール材によって水分を吸収することが可能になる。したがって、シール材と多孔質層との界面や多孔質層の内部を通って水分が侵入する可能性を低減することができる。
一方、本発明の液晶装置は、一対の基板間に第1シール材が配設されて液晶層が封止された液晶装置であって、前記一対の基板間における前記液晶層の周囲に、水硬性を有する第2シール材が配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、液晶装置の外部から液晶層に浸入する水分を、第2シール材によって吸収することが可能になる。したがって、液晶層に水分が侵入する可能性を低減することができる。
また前記基板の内面には、多孔質の配向膜が形成されていることが望ましい。
この構成によれば、シール材と配向膜との界面や配向膜の内部を通って液晶層に水分が侵入する可能性を低減することができる。
また前記第2シール材は、前記第1シール材の外側に配設されていることが望ましい。
この構成によれば、第2シール材が外部に露出するので、第2シール材を確実に硬化させることができる。また液晶層には第1シール材が接触するので、液晶装置の信頼性を低下させることがない。
また前記第2シール材は、金属アルコキシドを主成分とする材料で構成されていることが望ましい。
この構成によれば、水分を吸収して硬化する水硬性材料を構成することができる。
一方、本発明の液晶装置の製造方法は、一対の基板間に第1シール材が配設されて液晶層が封止された液晶装置の製造方法であって、前記第1シール材により貼り合わされた前記一対の基板の側面から、前記一対の基板間の周縁部に水硬性材料を塗布して、第2シール材を配設することを特徴とする。
この構成によれば、一対の基板間の周縁部に第2シール材を配設することが可能になり、液晶層に水分が侵入する可能性を低減することができる。
一方、本発明のシール方法は、多孔質層の表面にシール材を配設してシールを行う方法であって、前記多孔質層における前記シール材の配設領域に、前記シール材との親和性を向上させる処理を施すことを特徴とする。
この構成によれば、多孔質層に対してシール材を充填することが可能になる。したがって、シール材と多孔質層との界面や多孔質層の内部を通って水分等が浸入する可能性を低減することができる。
一方、本発明の液晶装置の製造方法は、一対の基板間にシール材が配設されて液晶層が封止された液晶装置の製造方法であって、前記基板における前記シール材の配設領域に、前記シール材との親和性を向上させる処理を施すことを特徴とする。
この構成によれば、基板に対してシール材を充填することが可能になる。したがって、水分等が液晶層に浸入する可能性を低減することができる。
また前記処理は、前記シール材の配設領域のみに対して行うことが望ましい。
この構成によれば、シール材の配設領域のみが活性化されるので、それ以外の領域に吸湿性が付与されることはない。
また前記処理は、前記基板上に形成された多孔質の配向膜に対して行うことが望ましい。
この構成によれば、多孔質の配向膜にシール材を充填することが可能になる。したがって、シール材と配向膜との界面や配向膜の内部を通って水分等が浸入する可能性を低減することができる。
また前記処理は、光を照射して行うことが望ましい。
また前記処理は、プラズマ処理であってもよい。
また前記処理は、表面改質剤を被覆して行ってもよい。
これらの構成によれば、シール材との親和性を向上させることができる。
一方、本発明の液晶装置は、上述した液晶装置の製造方法を使用して製造したことを特徴とする。
この構成によれば、水分等が液晶層に浸入する可能性の少ない液晶装置を提供することができる。
一方、本発明のプロジェクタは、上述した液晶装置を光変調手段として備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液晶層に水分等が浸入する可能性の少ない液晶装置を備えているので、液晶装置の各種機能を維持することが可能になり、信頼性に優れたプロジェクタを提供することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。なお本明細書では、液晶装置の各構成部材における液晶層側を内側と呼び、その反対側を外側と呼ぶことにする。また、「非選択電圧印加時」および「選択電圧印加時」とは、それぞれ「液晶層への印加電圧が液晶のしきい値電圧近傍である時」および「液晶層への印加電圧が液晶のしきい値電圧に比べて十分高い時」を意味しているものとする。
(第1実施形態)
最初に、本発明の第1実施形態について説明する。
図6に示すように、第1実施形態に係る液晶装置は、一対の基板10,20間の周縁部に第1シール材19が配設され、その中央部に液晶層50が封止された液晶装置60であって、基板10,20の間における第1シール材19の外側に、水硬性材料からなる第2シール材80が配設されているものである。なお本実施形態では、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下TFTという)素子を用いたアクティブマトリクス方式の透過型液晶装置を例にして説明する。
(液晶装置)
図1は、液晶装置のTFTアレイ基板の平面図である。TFTアレイ基板10の中央には画像作製領域101が形成されている。その画像作製領域101の周縁部に第1シール材19が配設されて、画像作製領域101に液晶層(不図示)が封止されている。この液晶層は基板上に液晶を直接塗布して形成されたものであり、第1シール材19には液晶の注入口が設けられていない。その第1シール材19の外側には、本実施形態の特徴的部分である第2シール材80が配設されている。その第2シール材の外側には、後述する走査線に走査信号を供給する走査線駆動素子110と、後述するデータ線に画像信号を供給するデータ線駆動素子120とが実装されている。その駆動素子110,120から、TFTアレイ基板10の端部の接続端子79にかけて、配線76が引き廻されている。
一方、TFTアレイ基板10に貼り合わされる対向基板(不図示)には、共通電極21が形成されている。この共通電極21は画像作製領域101のほぼ全域に形成され、共通電極21の四隅には基板間導通部70が設けられている。その基板間導通部70から接続端子79にかけて、配線78が引き廻されている。
そして、外部から入力された各種信号が、接続端子79を介して画像作製領域101に供給されることにより、液晶装置が駆動されるようになっている。
(等価回路)
図2は、液晶装置の等価回路図である。透過型液晶装置の画像作製領域を構成すべくマトリクス状に配置された複数のドットには、それぞれ画素電極9が形成されている。また、その画素電極9の側方には、当該画素電極9への通電制御を行うためのスイッチング素子であるTFT素子30が形成されている。このTFT素子30のソースにはデータ線6aが接続されている。各データ線6aには、上述したデータ線駆動素子から画像信号S1、S2、…、Snが供給されるようになっている。
また、TFT素子30のゲートには走査線3aが接続されている。走査線3aには、上述した走査線駆動素子から所定のタイミングでパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmが供給される。一方、TFT素子30のドレインには画素電極9が接続されている。そして、走査線3aから供給された走査信号G1、G2、…、Gmにより、スイッチング素子であるTFT素子30を一定期間だけオンにすると、データ線6aから供給された画像信号S1、S2、…、Snが、画素電極9を介して各ドットの液晶に所定のタイミングで書き込まれるようになっている。
液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、画素電極9と後述する共通電極との間に形成される液晶容量で一定期間保持される。なお、保持された画像信号S1、S2、…、Snがリークするのを防止するため、画素電極9と容量線3bとの間に蓄積容量17が形成され、液晶容量と並列に配置されている。このように、液晶に電圧信号が印加されると、印加された電圧レベルにより液晶分子の配向状態が変化する。これにより、液晶に入射した光源光が変調されて、画像光が作製されるようになっている。
(平面構造)
図3は、液晶装置の平面構造の説明図である。本実施形態の液晶装置では、TFTアレイ基板上に、インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide、以下ITOという)等の透明導電性材料からなる矩形状の画素電極9(破線9aによりその輪郭を示す)が、マトリクス状に配列形成されている。また、画素電極9の縦横の境界に沿って、データ線6a、走査線3aおよび容量線3bが設けられている。本実施形態では、各画素電極9の形成された矩形領域がドットであり、マトリクス状に配置されたドットごとに表示を行うことが可能な構造になっている。
TFT素子30は、ポリシリコン膜等からなる半導体層1aを中心として形成されている。半導体層1aのソース領域(後述)には、コンタクトホール5を介して、データ線6aが接続されている。また、半導体層1aのドレイン領域(後述)には、コンタクトホール8を介して、画素電極9が接続されている。一方、半導体層1aにおける走査線3aとの対向部分には、チャネル領域1a’が形成されている。
(断面構造)
図4は、液晶装置の断面構造の説明図であり、図3のA−A’線における側面断面図である。図4に示すように、本実施形態の液晶装置60は、TFTアレイ基板10と、これに対向配置された対向基板20と、これらの間に挟持された液晶層50とを主体として構成されている。TFTアレイ基板10は、ガラスや石英等の透光性材料からなる基板本体10A、およびその内側に形成されたTFT素子30や画素電極9、配向膜16などを主体として構成されている。一方の対向基板20は、ガラスや石英等の透光性材料からなる基板本体20A、およびその内側に形成された共通電極21や配向膜22などを主体として構成されている。
TFTアレイ基板10の表面には、後述する第1遮光膜11aおよび第1層間絶縁膜12が形成されている。そして、第1層間絶縁膜12の表面に半導体層1aが形成され、この半導体層1aを中心としてTFT素子30が形成されている。半導体層1aにおける走査線3aとの対向部分にはチャネル領域1a’が形成され、その両側にソース領域およびドレイン領域が形成されている。このTFT素子30はLDD(Lightly Doped Drain)構造を採用しているため、ソース領域およびドレイン領域に、それぞれ不純物濃度が相対的に高い高濃度領域と、相対的に低い低濃度領域(LDD領域)とが形成されている。すなわち、ソース領域には低濃度ソース領域1bと高濃度ソース領域1dとが形成され、ドレイン領域には低濃度ドレイン領域1cと高濃度ドレイン領域1eとが形成されている。
半導体層1aの表面には、ゲート絶縁膜2が形成されている。そして、ゲート絶縁膜2の表面に走査線3aが形成されて、チャネル領域1a’との対向部分がゲート電極を構成している。また、ゲート絶縁膜2および走査線3aの表面には、第2層間絶縁膜4が形成されている。そして、第2層間絶縁膜4の表面にデータ線6aが形成され、第2層間絶縁膜4に形成されたコンタクトホール5を介して、そのデータ線6aが高濃度ソース領域1dに接続されている。さらに、第2層間絶縁膜4およびデータ線6aの表面には、第3層間絶縁膜7が形成されている。そして、第3層間絶縁膜7の表面に画素電極9が形成され、第2層間絶縁膜4および第3層間絶縁膜7に形成されたコンタクトホール8を介して、その画素電極9が高濃度ドレイン領域1eに接続されている。さらに、画素電極9を覆うように無機配向膜16が形成され、非選択電圧印加時における液晶分子の配向を規制しうるようになっている。
なお、本実施形態では、半導体層1aを延設して第1蓄積容量電極1fが形成されている。また、ゲート絶縁膜2を延設して誘電体膜が形成され、その表面に容量線3bが配置されて第2蓄積容量電極が形成されている。これらにより、上述した蓄積容量17が構成されている。
また、TFT素子30の形成領域に対応する基板本体10Aの表面に、第1遮光膜11aが形成されている。第1遮光膜11aは、液晶装置に入射した光が、半導体層1aのチャネル領域1a’、低濃度ソース領域1bおよび低濃度ドレイン領域1cに侵入することを防止するものである。
一方、対向基板20における基板本体20Aの表面には、第2遮光膜23が形成されている。第2遮光膜23は、液晶装置に入射した光が半導体層1aのチャネル領域1a’や低濃度ソース領域1b、低濃度ドレイン領域1c等に侵入するのを防止するものであり、平面視において半導体層1aと重なる領域に設けられている。また対向基板20の表面には、ほぼ全面にわたってITO等の導電体からなる共通電極21が形成されている。さらに、共通電極21の表面には無機配向膜22が形成され、非選択電圧印加時における液晶分子の配向を規制しうるようになっている。
そして、TFTアレイ基板10と対向基板20との間には、ネマチック液晶等からなる液晶層50が挟持されている。このネマチック液晶分子は、正の誘電率異方性を有するものであり、非選択電圧印加時には基板に沿って水平配向し、選択電圧印加時には電界方向に沿って垂直配向する。またネマチック液晶分子は、正の屈折率異方性を有するものであり、その複屈折と液晶層厚との積(リタデーション)Δndは、例えば約0.40μm(60℃)となっている。なお、TFTアレイ基板10の配向膜16による配向規制方向と、対向基板20の配向膜22による配向規制方向とは、約90°ねじれた状態に設定されている。これにより、本実施形態の液晶装置60は、ツイステッドネマチックモードで動作するようになっている。
また両基板10,20の外側には、ポリビニルアルコール(PVA)にヨウ素をドープした材料等からなる偏光板18,28が配置されている。なお各偏光板18,28は、サファイヤガラスや水晶等の高熱伝導率材料からなる支持基板上に装着して、液晶装置60から離間配置することが望ましい。各偏光板18,28は、その吸収軸方向の直線偏光を吸収し、透過軸方向の直線偏光を透過する機能を有する。TFTアレイ基板10側の偏光板18は、その透過軸が配向膜16の配向規制方向と略一致するように配置され、対向基板20側の偏光板28は、その透過軸が配向膜22の配向規制方向と略一致するように配置されている。
液晶装置60は、対向基板20を光源側に向けて配置される。その光源光のうち偏光板28の透過軸と一致する直線偏光のみが偏光板28を透過して液晶装置60に入射する。非選択電圧印加時の液晶装置60では、基板に対して水平配向した液晶分子が液晶層50の厚さ方向に約90°ねじれたらせん状に積層配置されている。そのため、液晶装置60に入射した直線偏光は、約90°旋光されて液晶装置60から出射する。この直線偏光は、偏光板18の透過軸と一致するため、偏光板18を透過する。したがって、非選択電圧印加時の液晶装置60では白表示が行われるようになっている(ノーマリーホワイトモード)。
また、選択電圧印加時の液晶装置60では、液晶分子が基板に対して垂直配向している。そのため、液晶装置60に入射した直線偏光は、旋光されることなく液晶装置60から出射する。この直線偏光は、偏光板18の透過軸と直交するため、偏光板18を透過しない。したがって、選択電圧印加時の液晶装置60では黒表示が行われるようになっている。
(無機配向膜)
上述したように、両基板10,20の内側には無機配向膜16,22が形成されている。以下にはTFTアレイ基板10の無機配向膜16について説明するが、対向基板20の無機配向膜22も同様の構成となっている。
無機配向膜16は、SiOやSiO等のシリコン酸化物、またはAl、ZnO、MgOやITO等の金属酸化物等により、厚さ0.02〜0.3μm(好ましくは、0.02〜0.08μm)程度に形成されている。無機配向膜16の製造には、イオンビームスパッタ法やマグネトロンスパッタ法等のスパッタ法、蒸着法、ゾルゲル法、自己組織化法などを利用することが可能である。以下には、イオンビームスパッタ法による無機配向膜16の製造方法について説明する。
図5(a)は、イオンビームスパッタ装置の模式図である。このイオンビームスパッタ装置S100は、真空チャンバS3およびその内部圧力を制御する排気ポンプS4と、その真空チャンバS3内で基板10を固定する基板ホルダーS5と、その基板に向けてスパッタ粒子を放出するターゲットS2と、そのターゲットに向けてイオンビームを照射するイオン源S1とを備えている。そのイオン源S1にはガス供給源S13が接続され、またイオン源S1の内部にはフィラメントS11および引き出し電極S12が設けられている。
このイオンビームスパッタ装置を用いた無機配向膜の形成は、以下の手順で行う。まず、真空チャンバS3内の基板ホルダーS5に基板10を固定し、排気ポンプS4により真空チャンバS3の内部を減圧する。次に、ガス供給源S13からイオン源S1内にアルゴンガス等の希ガスを供給し、フィラメントS11に電圧を印加して熱電子を発生させる。すると、発生した熱電子が導入された希ガスと衝突してイオン源S1にプラズマが発生する。次に、引き出し電極S12にイオン加速電圧を印加して、プラズマにより発生したイオンを加速する。これにより、イオン源S1からイオンビームが照射される。イオンビームが照射されたターゲットS2は、無機配向膜の形成材料からなるスパッタ粒子を基板10に向けて放出する。このスパッタ粒子が基板10に堆積して、基板10上に無機配向膜が形成される。
なお真空チャンバS3内の圧力は、5×10−1Pa以下とするのが好ましく、5×10−2Pa以下とするのがより好ましい。この圧力が高すぎると、照射されたスパッタ粒子の直進性が低下するからである。また基板10の温度は、150℃以下とするのが好ましく、100℃以下とするのがより好ましく、50〜80℃とするのがさらに好ましい。このように基板10を比較的低温に保持することにより、基板10に付着したスパッタ粒子が最初に付着した位置から移動する現象(マイグレーション)を抑制することができる。さらに引き出し電極S12に印加するイオン加速電圧は、400〜3000Vとするのが好ましく、800〜2000Vとするのがより好ましい。イオン加速電圧が低すぎるとスパッタレートが低下し、イオン加速電圧が高すぎると均一な膜が形成されないからである。
図5(b)は、無機配向膜が形成された基板の側面断面図である。基板10に対して略一定の入射角度でスパッタ粒子が連続入射すると、スパッタ粒子が斜め柱状に堆積して、無機材料の柱状構造体16aが形成される。この柱状構造体16aが基板10の表面に無数に形成されて、無機配向膜16が構成されている。なお図5(a)に示すターゲットS2と基板10との角度を調整して、基板10に対してスパッタ粒子を所定の入射角度で入射させることにより、図5(b)に示す柱状構造体16aに所定の傾斜角度を付与することができる。そして液晶装置では柱状構造体16aに沿って液晶分子が配向するので、この無機配向膜16により非選択電圧印加時の液晶分子を所定方向に配向規制することができる。また液晶分子にプレティルトを付与することができる。
なお、予め無機配向膜の下地膜表面に複数の傾斜面を形成しておき、その表面に上記スパッタ法で無機配向膜を形成して、前記複数の傾斜面の形状が無機配向膜の表面に伝達されている構成としてもよい。また上記スパッタ法で無機配向膜を形成した後に、所定角度でイオンビームを入射させるイオンミリングを行って、無機配向膜の表面に所定の方向性を有する凹部を形成してもよい。また予め無機配向膜の下地膜表面にイオンミリングを行っておき、次に上記スパッタ法で無機配向膜を形成し、さらにその表面に再度イオンミリングを行って、無機配向膜の表面に凹部を形成してもよい。いずれの場合にも、液晶分子に対して所望のプレティルト角を確実に付与することが可能な無機配向膜を提供することができる。
(シール構造)
図6は本実施形態に係るシール構造の説明図であり、図1のB−B線における側面断面図である。なお図1に示すように、TFTアレイ基板10の周縁部に第1シール材19が配設されて、その中央部に液晶層が封止されている。
図6(c)に示すように、一対の基板10,20の内側には、上述した無機配向膜16,22が形成されている。その無機配向膜16,22の間における液晶層50の周囲には、第1シール材19が配設されている。この第1シール材19は、エポキシ等の熱硬化性樹脂に硬化剤を混合した材料や、さらにアクリル等の紫外線硬化性樹脂を混合した材料で構成されている。また第1シール材19には、所定の液晶層厚(セルギャップ)を実現するため、球形のギャップ材19aが分散されている。
また無機配向膜16,22の間における液晶層50の周囲であって、第1シール材19の外側には、第2シール材80が配設されている。その第2シール材80は、水分を吸収して硬化する水硬性材料で構成されている。その水硬性材料として、ケイ素を含む金属アルコキシドを主成分とするものを採用することが望ましい。すなわち、図7(a)の化学式で表されるポリジアルコキシシロキサンや図7(b)のポリジメトキシシロキサン、図7(c)のテトラアルコキシシランなどの有機ケイ素化合物を主剤として採用する。なお水硬性材料には、主剤のほかに架橋剤および硬化触媒が配合され、必要に応じて顔料や骨材なども配合される。具体的な水硬性材料として、株式会社日興製のテリオスコートNP−360QDを採用することができる。これは、含有ケイ素成分が90重量%以上のシリカ溶液であり、常温で硬質の非晶質のガラス膜を形成するコーティング材である。
一例として、テトラアルコキシシラン(Si(OR))を主剤として採用し、ハロゲン(X)を硬化触媒として採用した場合の硬化機構について説明する。
Si(OR)+BX−+2HO → SiX−+4ROH+B3+ ・・(1)
SiX−+2HO → Si(OH)+4X− ・・(2)
Si(OH) → SiO+2HO ・・(3)
(1)式に示すようにBX−イオンが極めて容易にSiと置換してSiX−イオンとなり、(2)式に示す加水分解反応および(3)式に示す脱水縮合反応が促進される。その結果、常温で硬化してガラス(SiO)が生成される。ここで、(1)式および(2)式で消費される水(HO)は、(3)式で生成される水よりも多くなっている。したがって、この材料は水分を吸収して硬化することになる。
次に、本実施形態に係る液晶装置の製造方法につき、図6を用いて説明する。
まず図6(a)に示すように、基板10に形成された無機配向膜16の表面に第1シール材19を塗布する。
次に図6(b)に示すように、第1シール材19の内側に液晶を塗布して液晶層50を形成する。この液晶の塗布は、インクジェット法等を用いて行うことが可能である。次にTFTアレイ基板10と対向基板20とを貼り合わせ、第1シール材19を硬化させる。第1シール材19は熱硬化性樹脂および/または紫外線硬化性樹脂で構成されているので、加熱処理および/または紫外線照射処理を行って第1シール材19を硬化させる。これによりTFTアレイ基板10と対向基板20との相対位置が固定されるとともに、第1シール材19に分散させたギャップ材19aにより所定の液晶層厚が実現される。なお第1シール材に液晶注入口を設けておき、両基板を貼り合わせた後に液晶を注入してもよい。
次に図6(c)に示すように、第1シール材19の外側に第2シール材80を配設する。具体的には、第1シール材19により貼り合わされた一対の基板10,20の側面から、両基板10,20の隙間に対して、ディスペンサ等を用いて水硬性材料を塗布する。両基板10,20の間隔は数μm程度であるから、塗布された水硬性材料は毛細管現象により両基板10,20の隙間に充填される。この水硬性材料が水分を吸収して常温で硬化することにより、両基板10,20の間の周縁部に第2シール材80が配設される。なお第2シール材80を低粘度の状態で塗布して、無機配向膜16の柱状構造体16aの隙間に第2シール材80を充填させることが望ましい。またTFTアレイ基板10の表面に第1シール材19とともに第2シール材80を塗布してから対向基板20を貼り合わせてもよい。また塗布された水硬性材料に乾燥処理を施して硬化させてもよい。
以上により、本実施形態に係る液晶装置が完成する。
ところで、図5(b)に示すように柱状構造体16aで構成された無機配向膜16は多孔質であるため、第1シール材19と基板10との間に隙間が形成されるおそれがあり、特に第1シール材19と無機配向膜16との界面には大きな隙間が形成されるおそれがある。これらの隙間を通って、液晶装置の外部から水分や不純物等が液晶層に浸入するおそれがある。水分や不純物等が液晶層に浸入すると、液晶装置の各種機能が阻害されることになり、特に分極構造を持つ液晶中に分極性分子である水が浸入すると液晶の配向不良が発生することになる。
これに対して、本実施形態のシール構造では、一対の基板間における液晶層の周囲に、水硬性を有する第2シール材が配設されている構成とした。この構成によれば、液晶装置の外部から液晶層に浸入する水分を、第2シール材によって吸収することが可能になる。したがって、液晶層の内部に水分が侵入する可能性を低減することが可能になる。これにより、液晶装置の各種機能を維持することが可能になり、特に分極構造を持つ液晶中に分極性分子である水が浸入して液晶の配向不良が発生するのを防止することができる。したがって、この液晶装置を光変調手段に採用した液晶プロジェクタの信頼性を向上させることができる。
また本実施形態のシール構造では、第1シール材の外側に第2シール材が配設されている構成とした。この構成によれば、第2シール材が外部に露出するので、第2シール材を確実に硬化させることができる。また液晶層には従来と同様に第1シール材が接触するので、シール材の影響により液晶層が劣化して液晶装置の信頼性を低下させることがない。なお、これらの観点に照らして問題がなければ、第1シール材の内側に第2シール材を配設してもよい。
上述した本実施形態のシール構造は、第1シール材に期待される様々なシール機能のうち、水分の遮断機能を第2シール材によって補完するものである。その水分の遮断機能を増強するため、第3シール材を付加してもよい。また第1シール材に期待される他の機能を補完するため、第3シール材を付加してもよい。これら各シール材は、諸条件が許す限りどのような順序で配設してもよい。
一方、第1シール材が備えるシール機能や信頼性等を第2シール材でも満足することができる場合には、第1シール材に代えて第2シール材のみを配設することも可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図9に示すように、第2実施形態に係る液晶装置の製造方法は、一対の基板10,20間の周縁部にシール材19が配設され、その中央部に液晶層50が封止された液晶装置60の製造方法であって、基板10,20に形成された無機配向膜16,22の表面におけるシール材19の配設領域に、シール材19との親和性を向上させる表面処理を施すものである。なお第1実施形態と同様の構成となる部分については、その詳細な説明を省略する。
(液晶装置)
図8は、液晶装置のTFTアレイ基板の平面図である。TFTアレイ基板10の中央には画像作製領域101が形成されている。その画像作製領域101の周縁部にシール材19が配設されて、画像作製領域101に液晶層(不図示)が封止されている。この液晶層は基板上に液晶を直接塗布して形成されたものであり、シール材19には液晶層の注入口が設けられていない。そのシール材19の外側には、後述する走査線に走査信号を供給する走査線駆動素子110と、後述するデータ線に画像信号を供給するデータ線駆動素子120とが実装されている。その駆動素子110,120から、TFTアレイ基板10の端部の接続端子79にかけて、配線76が引き廻されている。
一方、TFTアレイ基板10に貼り合わされる対向基板(不図示)には、共通電極21が形成されている。この共通電極21は画像作製領域101のほぼ全域に形成され、共通電極21の四隅には基板間導通部70が設けられている。その基板間導通部70から接続端子79にかけて、配線78が引き廻されている。
そして、外部から入力された各種信号が、接続端子79を介して画像作製領域101に供給されることにより、液晶装置が駆動されるようになっている。
(液晶装置の製造方法)
図9は本実施形態に係るシール方法の説明図であり、図8のB−B線における側面断面図である。なお図8に示すように、TFTアレイ基板10の周縁部にシール材19が配設されて、その中央部に液晶層が封止されている。
本実施形態では、図9(a)に示すように基板10におけるシール材の配設領域に表面処理を施し、図9(b)に示すようにシール材19を配設し、図9(c)に示すように対向基板20を貼り合わせて、液晶装置60を形成する。
まず図9(a)に示すように、基板10に対して表面処理を施す。上述したように、基板10の表面には無機配向膜16が形成されているので、その無機配向膜16に対して表面処理を施す。ここで、シール材の配設領域のみに表面処理を施すことが望ましい。特に液晶層の形成領域には表面処理が及ばないようにする。そのため、シール材の配設領域以外の領域にマスク90を配置して表面処理を施す。そのマスク90として、フォトレジストやハードマスク等を利用することが可能である。このように、シール材の配設領域のみに表面処理を施すことにより、シール材の配設領域以外の領域が活性化されて吸湿性が付与されるのを防止することができる。特に、液晶層の形成領域に吸湿性が付与されるのを防止することにより、液晶層に水分や不純物等が浸入する可能性を低減することができる。
上述した表面処理は、光を照射して行うことが望ましい。具体的には、紫外線ランプ等を用いて紫外線を照射することが望ましい。この紫外線が、基板10の表面に付着した有機物等を分解・除去することにより、基板10に形成された無機配向膜16の表面が活性化される。その結果、無機配向膜16とシール材との親和性を向上させることができる。なお紫外線に代えて、または紫外線とともに、電子線やレーザ等を照射してもよい。
また表面処理として、プラズマ処理を行ってもよい。その処理条件は、例えば酸素ガスを用いた場合、プラズマパワーが50〜1000W、酸素ガスの流量が50〜100ml/min、プラズマ放電電極に対する基板の搬送速度が0.5〜10mm/sec、基板の温度が70〜90℃である。酸素ガスをプラズマ化することにより酸素イオンや酸素ラジカル等の励起活性種が形成され、その励起活性種が基板10の表面に付着した有機物等を分解・除去することにより無機配向膜16の表面が活性化される。その結果、無機配向膜16とシール材との親和性を向上させることができる。なお酸素ガスに代えて、Arガス、N2ガスなど不活性なガスで処理してもよい。また、プラズマ処理は、真空中であっても大気圧中であってもかまわない。または酸素プラズマによって生成されるオゾンガス等を用いてもよい。
また表面処理として、HMDS(ヘキサメチルジシラザン;(CHSiNHSi(CH)処理を採用してもよい。具体的には、容器内に充満させたHMDSの蒸気に基板10を晒すことにより、無機配向膜16の表面にHMDSを塗布する。その結果、無機配向膜16とシール材との親和性を向上させることができる。
また表面処理として、表面改質剤を塗布または気相成膜してもよい。表面改質剤として、無機配向膜16の表面のシラノール基(Si−O−H)と結合して単分子膜を形成するものを採用する。具体的には、クロロシランやアミノシラン、アルコキシシラン、シラザン等のシランカップリング剤を採用すればよい。また、デシルアルコールやオクタデシルアルコール(炭素鎖の長いもの)、イソプロピルアルコール(IPA)等のアルコール類を採用してもよい。また、疎水性基を有する界面活性剤類を採用してもよい。いずれの場合にも、無機配向膜16の表面の水酸基を疎水基に置換して、無機配向膜16の表面を改質することができるので、樹脂材料等からなるシール材との親和性を向上させることができる。
以上のように無機配向膜16の表面処理が終了したら、マスク90を除去する。
次に図9(b)に示すように、表面処理が施された無機配向膜16の表面に、シール材19を塗布する。シール材19として、エポキシ等の熱硬化性樹脂に硬化剤を混合したものや、さらにアクリル等の紫外線硬化性樹脂を混合したものを採用することができる。なお対向基板との導通を確保するための導電性粒子をシール材19に分散させてもよい。このシール材19は、ディスペンサ等を用いて基板10の周縁部に塗布する。
ところで、図5(b)に示す無機配向膜16は、無機材料からなる柱状構造体16aで構成されているので、樹脂材料等からなるシール材19との親和性に乏しい。そのため、無機配向膜16とシール材19との界面に大きな隙間が形成されるおそれがある。また無機配向膜16の柱状構造体16aの隙間にシール材19を充填するのは困難である。その結果、液晶装置の外部からこれらの隙間を通って、水分や不純物等が液晶層に浸入するおそれがある。
これに対して、図9(b)に示す本実施形態では、無機配向膜16に表面処理を施してシール材19との親和性を向上させている。そのため、塗布されたシール材19は無機配向膜16の表面に濡れ広がり、また無機配向膜16の柱状構造体16aの隙間に充填される。その結果、無機配向膜16とシール材19との界面や、無機配向膜16の柱状構造体16aの隙間などから、液晶層の内部に水分や不純物等が侵入する可能性を低減することができる。
なお、加熱等によりシール材19の粘度を低下させた状態でシール材19を塗布することが望ましい。これにより、無機配向膜16の柱状構造体16aの隙間に対して確実にシール材を充填させることができる。
その後、図9(c)に示すように、シール材19の内側に液晶を塗布する。液晶の塗布は、インクジェット法等を用いて行うことが可能である。次に、TFTアレイ基板10と対向基板20とを位置合わせし、両基板を貼り合わせて、シール材19を硬化させる。なお、対向基板20におけるシール材19の配設領域にも、予め前記表面処理を施しておくことが望ましい。
以上により、本実施形態に係る液晶装置が完成する。
以上に詳述したように、本実施形態のシール方法によれば、液晶層の内部に水分や不純物等が侵入する可能性を低減することが可能になる。これにより、液晶装置の各種機能を維持することが可能になり、特に分極構造を持つ液晶中に分極性分子である水が浸入して液晶の配向不良が発生するのを防止することができる。したがって、この液晶装置を光変調手段に採用した液晶プロジェクタの信頼性を向上させることができる。
なお以上には、液晶層の形成領域だけでなく基板の表面全体に無機配向膜を形成する場合について説明したが、液晶層の形成領域のみに無機配向膜を形成しシール材の配設領域には無機配向膜を形成しない場合もある。すなわち、シール材の配設領域にITO等の透明導電膜を露出させ、シール材に分散させた導電性粒子を透明導電膜上に配置して、基板間の導通を確保する場合である。この場合でも、ITO等をスパッタ法で形成すれば、透明導電膜が柱状構造体で構成されることになる。したがって、透明導電膜とシール材との界面に大きな隙間が形成されるおそれがある。そこで、シール材の配設領域に無機配向膜を形成しない場合でも、本実施形態に係る液晶装置の製造方法を適用することが望ましい。これにより、透明導電膜とシール材との界面に大きな隙間が形成されるのを防止することが可能になり、液晶層の内部に水分や不純物等が侵入する可能性を低減することができるからである。
(プロジェクタ)
次に、本発明のプロジェクタにつき、図10を用いて説明する。図10は、プロジェクタの要部を示す概略構成図である。このプロジェクタは、上述した各実施形態に係る液晶装置を光変調手段として備えたものである。
図10において、810は光源、813,814はダイクロイックミラー、815,816,817は反射ミラー、818は入射レンズ、819はリレーレンズ、820は出射レンズ、822,823,824は本発明の液晶装置からなる光変調手段、825はクロスダイクロイックプリズム、826は投射レンズである。光源810は、メタルハライド等のランプ811とランプの光を反射するリフレクタ812とからなる。
ダイクロイックミラー813は、光源810からの白色光に含まれる赤色光を透過させるとともに、青色光と緑色光とを反射する。透過した赤色光は反射ミラー817で反射されて、赤色光用光変調手段822に入射される。また、ダイクロイックミラー813で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー814によって反射され、緑色光用光変調手段823に入射される。さらに、ダイクロイックミラー813で反射された青色光は、ダイクロイックミラー814を透過する。青色光に対しては、長い光路による光損失を防ぐため、入射レンズ818、リレーレンズ819および出射レンズ820を含むリレーレンズ系からなる導光手段821が設けられている。この導光手段821を介して、青色光が青色光用光変調手段824に入射される。
各光変調手段822,823,824により変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム825に入射する。このクロスダイクロイックプリズム825は4つの直角プリズムを貼り合わせたものであり、その界面には赤光を反射する誘電体多層膜と青光を反射する誘電体多層膜とがX字状に形成されている。これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が形成される。合成された光は、投射光学系である投射レンズ826によってスクリーン827上に投影され、画像が拡大されて表示される。
上述したプロジェクタは、上記各実施形態の液晶装置を光変調手段として備えている。各実施形態の液晶装置は、耐光性および耐熱性に優れた無機配向膜を備えているので、光源から照射される強い光や熱により配向膜が劣化することはない。また、シール材と無機配向膜との界面や無機配向膜の内部に形成される隙間を通って水分等が液晶層に浸入する可能性を低減することができる。したがって、液晶装置における液晶分子の配向制御機能を維持することが可能になり、信頼性に優れたプロジェクタを提供することができる。
なお、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。例えば、実施形態ではスイッチング素子としてTFTを備えた液晶装置を例にして説明したが、スイッチング素子として薄膜ダイオード(Thin Film Diode)等の二端子型素子を備えた液晶装置に本発明を適用することも可能である。また、実施形態では透過型液晶装置を例にして説明したが、反射型液晶装置に本発明を適用することも可能である。また、実施形態ではTN(Twisted Nematic)モードで機能する液晶装置を例にして説明したが、VA(Vertical Alignment)モードで機能する液晶装置に本発明を適用することも可能である。また、実施形態では3板式の投射型表示装置(プロジェクタ)を例にして説明したが、単板式の投射型表示装置や直視型表示装置に本発明を適用することも可能である。
また、本発明の液晶装置を、プロジェクタ以外の電子機器に適用することも可能である。その具体例として、携帯電話を挙げることができる。この携帯電話は、上述した各実施形態またはその変形例に係る液晶装置を表示部に備えたものである。また、その他の電子機器としては、例えばICカード、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ、さらに表示機能付きファックス装置、デジタルカメラのファインダ、携帯型TV、DSP装置、PDA、電子手帳、電光掲示盤、宣伝公告用ディスプレイ等が挙げられる。
第1実施形態に係る液晶装置のTFTアレイ基板の平面図である。 液晶装置の等価回路図である。 液晶装置の平面構造の説明図である。 液晶装置の断面構造の説明図である。 (a)はイオンビームスパッタ装置の模式図であり、(b)は無機配向膜が形成された基板の側面断面図である。 第1実施形態に係るシール構造の説明図である。 有機ケイ素化合物の化学式である。 第2実施形態に係る液晶装置のTFTアレイ基板の平面図である。 第2実施形態に係るシール方法の説明図である。 プロジェクタの要部を示す概略構成図である。
符号の説明
10‥基板 16‥無機配向膜 19‥第1シール材 20‥基板 22‥無機配向膜 50‥液晶層 60‥液晶装置 80‥第2シール材

Claims (15)

  1. 多孔質層の表面に第1シール材を配設してシールを行う構造であって、
    前記多孔質層の表面に、水硬性を有する第2シール材が配設されていることを特徴とするシール構造。
  2. 一対の基板間に第1シール材が配設されて液晶層が封止された液晶装置であって、
    前記一対の基板間における前記液晶層の周囲に、水硬性を有する第2シール材が配設されていることを特徴とする液晶装置。
  3. 前記基板の内面には、多孔質の配向膜が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶装置。
  4. 前記第2シール材は、前記第1シール材の外側に配設されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液晶装置。
  5. 前記第2シール材は、金属アルコキシドを主成分とする材料で構成されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の液晶装置。
  6. 一対の基板間に第1シール材が配設されて液晶層が封止された液晶装置の製造方法であって、
    前記第1シール材により貼り合わされた前記一対の基板の側面から、前記一対の基板間の周縁部に水硬性材料を塗布して、第2シール材を配設することを特徴とする液晶装置の製造方法。
  7. 多孔質層の表面にシール材を配設してシールを行う方法であって、
    前記多孔質層における前記シール材の配設領域に、前記シール材との親和性を向上させる処理を施すことを特徴とするシール方法。
  8. 一対の基板間にシール材が配設されて液晶層が封止された液晶装置の製造方法であって、
    前記基板における前記シール材の配設領域に、前記シール材との親和性を向上させる処理を施すことを特徴とする液晶装置の製造方法。
  9. 前記処理は、前記シール材の配設領域のみに対して行うことを特徴とする請求項8に記載の液晶装置の製造方法。
  10. 前記処理は、前記基板上に形成された多孔質の配向膜に対して行うことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の液晶装置の製造方法。
  11. 前記処理は、光を照射して行うことを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の液晶装置の製造方法。
  12. 前記処理は、プラズマ処理であることを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の液晶装置の製造方法。
  13. 前記処理は、表面改質剤を被覆して行うことを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の液晶装置の製造方法。
  14. 請求項8ないし請求項13のいずれか1項に記載の液晶装置の製造方法を使用して製造したことを特徴とする液晶装置。
  15. 請求項2ないし請求項5のいずれか1項または請求項14に記載の液晶装置を光変調手段として備えたことを特徴とするプロジェクタ。
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