JP3161096B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に係り、
さらに詳しくは、耐湿性を向上させて品質および信頼性
を向上させた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管に変わる小型かつ軽量の表示
装置として、液晶表示装置(LCD)が注目されてい
る。LCDは、一般に、一対の基板間に液晶を封入して
ある液晶パネルと、この液晶パネルを保持する外枠とを
有する。
【0003】一対の基板間に液晶を封入する手段とし
て、両基板間周囲に、シール材を介在させ、このシール
材と両基板とで囲まれる空隙内に、液晶を封入するよう
にしている。シール材は、両基板を接着する機能と、内
部の液晶のシールを行なう機能と、外部からのナトリウ
ムイオンや塩素イオンあるいは水分などの異物の侵入を
防止する機能と、液晶に対して侵されない機能などとを
有することが要求され、その材質などは、各社の重要な
ノウハウとなっている。これらの要求を比較的満足する
シール材として、従来では、紫外線硬化接着剤、ある
いはこれとエポキシ系熱硬化型接着剤との組合せなどが
用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シール材では、上述した条件を全て満足することは困難
であり、特に耐湿性の点で問題があった。シール材の耐
湿性が低下すると、水分によってシール材のシール特性
が低下し、液晶内に水分などが入り込み、液晶の光学特
性が劣化し、画染みなどの画質劣化を引き起こすおそれ
があった。そこで耐湿性にも優れた特殊なシール材を開
発しているが、依然として耐湿性が十分でないと共に、
高価であるという問題点を有している。
【0005】なお、従来では、液晶パネルの周囲に外枠
を取り付け、液晶パネルと外枠との間に、充填材を充填
することにより、外枠で液晶パネルを保持しているが、
従来の充填材は、単に液晶パネルと外枠との固定を目的
とし、液晶のシール特性に寄与するものではなかった。
【0006】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、シール材として要求される耐湿性の機能を、充填材
にも受け持たせることにより、シール性の向上を図りつ
つ、シール材のコストダウンを図り、結果として、液晶
表示装置の品質および信頼性の向上を図ることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも一方の基板上に液晶の電気光
学効果を制御する手段を備えた一対の基板と、これら基
板間に介在する液晶と、前記液晶の周囲を封止しつつ前
記基板を貼り合わせるシール材とを備える液晶パネル
と、前記液晶パネルを保持する外枠と、前記液晶パネル
の周囲と前記外枠との間に充填され、当該液晶パネルを
外枠に対して固定する吸湿材を含む充填材と、を有する
液晶表示装置であって、前記シール材と前記充填材との
間には、空隙が形成されている
【0008】
【作用】本発明では、液晶パネルの周囲と、外枠との間
に、吸湿材を含む充填材を充填し、液晶パネルを外枠に
対して固定するように構成してあるので、湿気が充填材
の部分で吸収され、シール材が多湿条件に曝されること
がなくなる。その結果、液晶表示装置全体としての耐湿
性が向上し、シール材自体としては、特別に耐湿性に優
れた材質を用いる必要がなくなり、シール材のコストを
低減することができる。液晶表示装置全体としての耐湿
性が向上すれば、水分が液晶内に侵入することがなくな
り、画染みなどの画質劣化を防止することができる。そ
の結果、液晶表示装置の品質および信頼性が向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る液晶表示装置について、
図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。図1は図2
のX−X線に沿う本発明の一実施例に係る液晶表示装置
の概略断面図、図2は同実施例の液晶表示装置の平面
図、図3は液晶パネルの要部概略断面図、図4,5は本
発明の他の実施例に係る液晶表示装置の概略断面図であ
る。
【0010】図1,2に示すように、本実施例の液晶表
示装置2は、液晶パネル4と、この液晶パネル4が保持
される外枠6とを有する。液晶パネル4には、フレキシ
ブル配線基板8が接合してある。
【0011】液晶パネル4は、図1に示すように、一対
の基板10,12を有し、これら基板間の隙間に、液晶
14を介在させている。液晶14の周囲は、シール材1
6によって密封してある。液晶14が封入される両基板
10,12間の隙間は、特に限定されないが、たとえば
4μm程度である。両基板10,12の外側には、偏向
膜18,18が装着してある。
【0012】本発明では、液晶パネル4の種類は特に限
定されないが、たとえば図3に示すアクティブマトリク
ス駆動方式の液晶パネル4が用いられる。この液晶パネ
ル4では、一方の基板10が、透明なアクティブマトリ
クスアレイ基板で構成され、他方の基板12が共通電極
20およびカラーフィルター22を有する透明な対向基
板で構成される。アクティブマトリクスアレイ基板10
上には、図示しないデータ線とゲート線とが行列上に形
成してあり、これらの各交点に、画素トランジスタとし
てのTFT24と、画素電極26とが形成してある。
【0013】一方、対向基板12の液晶側表面には、カ
ラーフィルター膜22、パッシベーション膜28および
対向電極20が積層して形成してある。前記画素電極2
6および対向電極20は、たとえばITO膜などで構成
される透明電極で構成される。対向電極20には、共通
電位Vcom が印加されるようになっている。画素電極2
6には、データ線からTFT24により選択される電位
が印加される。その結果、各画素毎に液晶14には電界
が印加させ、各画素毎に液晶の分子配列方向が変化し、
光学特性の変化を利用して画像を表示するようになって
いる。
【0014】本実施例の液晶パネル4は、図1,2に示
すように、外枠6に対して固定される。外枠6には、開
口部30が形成してある。この開口部30の周囲縁部
に、液晶パネル4が設置され、外枠6と液晶パネル4と
の周囲隙間32に、充填材34が充填され、液晶パネル
4が外枠6に対して固定される。なお、外枠6に開口部
30を形成するのは、液晶パネル4を通過した光の透過
を阻害させないためである。
【0015】充填材34は、吸湿材を含む充填材であ
り、本実施例では、吸湿性を有する接着剤で構成してあ
る。吸湿性を有する接着剤としては、反応基にシリル基
を有する特殊ポリマーが例示され、具体的には、スーパ
ーX,No.8008(セメダイン株式会社製)が用い
られる。この特殊ポリマーは、空気中の湿気と反応して
硬化するタイプであるため、特に耐湿性に優れている。
【0016】充填材34は、シール材16に対して空隙
36が形成されるように、外枠6と液晶パネル4との周
囲隙間32に充填することが好ましい。空隙36を形成
することで、この空隙36が乾燥したエアギャップとな
り、このエアギャップの存在により、外部からの水分、
ナトリウムイオン、塩素イオンなどの異物がシール部材
16まで到達し難くなり、これら異物が液晶14内に侵
入することを有効に防止することができる。
【0017】本実施例では、充填材34として、吸湿性
の接着剤を用いているので、湿気が充填材34の部分で
吸収され、シール材16が多湿条件に曝されることがな
くなる。その結果、液晶表示装置2全体としての耐湿性
が向上し、シール材16自体としては、特別に耐湿性に
優れた材質を用いる必要がなくなり、シール材16のコ
ストを低減することができる。液晶表示装置2全体とし
ての耐湿性が向上すれば、水分が液晶14内に侵入する
ことがなくなり、画染みなどの画質劣化を防止すること
ができる。
【0018】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば、図4に示すように、外枠6と液
晶パネル4との周囲隙間32に充填される充填材34a
としては、粉末状水分吸湿材40を含む充填母材であっ
ても良い。粉末状水分吸湿材としては、特に限定されな
いが、シリカゲル微粉末、シリカ・アルミナ系乾燥剤タ
ブレットの微粉末、あるいはシリカゲル混入樹脂の微粉
末などが用いられる。微粉末状吸湿材の粒径としては、
特に限定されないが、数μmのオーダーである。充填母
材としては、特に限定されないが、RTVなどのシリコ
ーンゴムなどが用いられる。この実施例でも、上述した
実施例と同様な作用を有する。
【0019】また、本発明では、図5に示すように、充
填材34bとして、シリコーンゴムなどの充填母材に、
吸湿性シート42を混入した充填材を用いても良い。吸
湿性シート42としては、たとえば透湿速度の遅いポリ
オレフィン系樹脂でシリカゲルを封止したシートが例示
され、具体的には、ハイシートドライ(ハイシート工業
株式会社製)などが用いられる。この実施例でも、上述
した実施例と同様な作用を有する。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、液晶パネルの周囲と、外枠との間に、吸湿材を含む
充填材を充填し、液晶パネルを外枠に対して固定するよ
うに構成してあるので、湿気が充填材の部分で吸収さ
れ、シール材が多湿条件に曝されることがなくなる。そ
の結果、液晶表示装置全体としての耐湿性が向上し、シ
ール材自体としては、特別に耐湿性に優れた材質を用い
る必要がなくなり、シール材のコストを低減することが
できる。液晶表示装置全体としての耐湿性が向上すれ
ば、水分が液晶内に侵入することがなくなり、画染みな
どの画質劣化を防止することができる。その結果、液晶
表示装置の品質および信頼性が向上する。
【0021】本発明者の実験によれば、従来の液晶表示
装置では、85℃、85%RH、500時間の高温耐湿
試験をクリアできなかったが、本発明の液晶表示装置で
は容易にクリアできることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のX−X線に沿う本発明の一実施例に係る
液晶表示装置の概略断面図である。
【図2】同実施例の液晶表示装置の平面図である。
【図3】液晶パネルの要部概略断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る液晶表示装置の概略
断面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る液晶表示装置の概略
断面図である。
【符号の説明】
2… 液晶表示装置 4… 液晶パネル 6… 外枠 8… フレキシブル配線基板 10… アクティブマトリクスアレイ基板 12… 対向基板 14… 液晶 16… シール材 20… 共通電極 22… カラーフィルター 24… TFT 26… 画素電極 34,34a,34b… 充填材 36… 空隙 40… 粉末状水分吸湿材 42… 吸湿性シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1333 G02F 1/1339 G02F 1/1345

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方の基板上に液晶の電気光学
    効果を制御する手段を備えた一対の基板と、これら基板
    間に介在する液晶と、前記液晶の周囲を封止しつつ前記
    基板を貼り合わせるシール材とを備える液晶パネルと、 前記液晶パネルを保持する外枠と、 前記液晶パネルの周囲と前記外枠との間に充填され、当
    該液晶パネルを外枠に対して固定する吸湿材を含む充填
    材と、を有する液晶表示装置であって、前記シール材と前記充填材との間には、空隙が形成され
    ている 液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶パネルが配線基板に接続してあ
    る請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の基板の内、一方の基板が、ア
    クティブマトリクスアレイ基板であり、他方の基板が共
    通電極およびカラーフィルターを有する対向基板である
    請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
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