JP4120166B2 - 液晶表示素子の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は液晶表示素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子は、前後一対の基板と、前記一対の基板の内面にそれぞれ設けられた電極および配向膜と、前記一対の基板を接合する枠状のシール材と、前記一対の基板間の前記シール材により囲まれた領域に設けられた液晶層と、少なくとも前側の基板の外面に設けられた偏光板とにより構成されている。
【0003】
なお、液晶表示素子には、その使用環境の光である外光を利用して表示する反射型のものと、バックライトからの照明光を利用して表示する透過型のものと、外光を利用する表示とバックライトからの照明光を利用する表示との両方を行なう反射/透過型のものとがあり、これらの液晶表示素子のほとんどは、一対の基板の外面にそれぞれ偏光板を備えているが、反射型の液晶表示素子には、表示の観察側である前側の基板の外面だけに1枚の偏光板を備え、後側基板の内面に反射手段を設けているものもある。
【0004】
また、前記液晶表示素子には、白黒画像を表示するものとフルカラー画像等の多色カラー画像を表示するものとがあり、多色カラー画像を表示する液晶表示素子は、いすれか一方の基板の内面に、一対の基板の電極が互いに対向する複数の画素領域にそれぞれ対応する複数の色、例えば赤、緑、青の3色のカラーフィルタを設け、このカラーフィルタの上に電極を設けるとともに、その上に配向膜を形成した構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、液晶表示素子には、ガラス基板を用いたものと、フィルム基板を用いたものとがある。
【0006】
前記フィルム基板は、ポリカーボネイト等の有機高分子からなるベースフィルムの両面に、基板内面に設けられる電極および基板外面に設けられるガスバリア層の密着性を良くするためのアクリル系またはエポキシ系樹脂等の有機高分子からなる表面層を形成した積層膜からなっており、その外面の表面層の上に、酸化珪素(SiO)等からなるガスバリア層が設けられ、内面の表面層の上にITO等の透明導電膜からなる電極が設けらる。
【0007】
しかし、前記フィルム基板は、そのベースフィルムおよび表面層が親水性物質である有機高分子からなっているため、吸湿性をもっており、また、前記フィルム基板の外面に設けられるガスバリア層は、ガスバリア性は高いが、湿気に対するバリア性は充分ではない。
【0008】
そのため、前記フィルム基板を用いた液晶表示素子は、高湿度の環境下において、フィルム基板が湿気を帯び、その湿気の素子内部への滲み出しにより液晶層に気泡ができ、表示不良を発生するという問題をもっている。
【0009】
一方、ガラス基板を用いた液晶表示素子は、前記ガラス基板がガスに対しても湿気に対して高いバリア性をもっているため、基板の吸湿による表示欠陥を生じることは無い。
【0010】
しかし、ガラス基板を用いた液晶表示素子でも、一対の基板を接合している枠状のシール材は親水性物質である有機高分子からなっているため、このシール材が吸湿性をもっており、そのため、前記シール材が湿気を帯び、その湿気の素子内部への滲み出しにより液晶層に気泡ができて表示不良を発生することがある。
【0011】
さらに、前記偏光板は、トリアセチルセルロース等の有機高分子からなる一対の表面フィルムの間に例えばポリビニルアルコール等からなる偏光層が設けられた積層膜であり、前記表面フィルムが親水性物質である有機高分子からなっているため、その両面の表面層が吸湿性をもっている。
【0012】
そして、前記偏光板は、前記基板の外面に粘着剤により貼り付けられているため、基板に貼り付けられた面の表面フィルムは湿気を帯びることは無いが、外部に露出している外面の表面フィルムが湿気を帯びるため、この外面の表面フィルムの吸湿により偏光板が反り変形して基板から剥がれたり、前記偏光層が湿気により変質して偏光板の偏光特性が劣化し、液晶表示素子に表示不良を発生させる。
【0013】
このように、従来の液晶表示素子は、基板とシール材と偏光板の各部材のうち、有機高分子からなる部材、あるいは表面に有機高分子の層を有する部材のいずれかの吸湿により表示不良を発生するという問題をもっている。
【0014】
この発明は、一対の基板と前記一対の基板を接合するシール材と偏光板の各部材のうち、有機高分子からなる部材、あるいは表面に有機高分子層を有する部材の吸湿による表示不良を発生することが無い液晶表示素子を得ることができる液晶表示素子の製造方法を提供することを目的としたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明は、有機高分子からなる前後一対のフィルム基板と、前記一対の基板の内面にそれぞれ設けられた電極および配向膜と、前記一対の基板を接合する枠状のシール材と、前記一対の基板間の前記シール材により囲まれた領域に設けられた液晶層と、少なくとも前側の基板の外面に設けられた偏光板とからなり、前記前後一対のフィルム基板と、前記シール材と、前記偏光板の各部材のうち、有機高分子からなる部材、あるいは表面に有機高分子層を有する部材の少なくとも1つの表面にフッ素を反応させ、その面に撥水性をもたせた液晶表示素子の製造であって、前記前後一対のフィルム基板の一方は、他方のフィルム基板に対向する内面に電極を形成した後、前記フィルム基板の内面の前記電極の外側に露出する領域にフッ素を反応させてその領域に撥水性をもたせ、その後に前記フィルム基板の内面上に配向膜が形成されることを特徴とするものである。
【0016】
この製造方法によれば、前記有機高分子からなる一対のフィルム基板とシール材と偏光板の各部材のうち、一方のフィルム基板に、他方のフィルム基板に対向する内面に電極を形成した後、前記フィルム基板の内面の前記電極の外側に露出する領域にフッ素を反応させてその領域に撥水性をもたせているため、前記フィルム基板の内面の露出領域の配向材の濡れ性を前記電極の表面の濡れ性に近くし、前記配向膜を、前記フィルム基板の内面の露出領域および電極表面にほぼ均一に密着させて形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の液晶表示素子の製造方法は、上記のように、一対のフィルム基板と前記一対のフィルム基板を接合するシール材と偏光板の各部材のうち、一方のフィルム基板に、他方のフィルム基板に対向する内面に電極を形成した後、前記フィルム基板の内面の前記電極の外側に露出する領域にフッ素を反応させてその領域に撥水性をもたせることにより、前記フィルム基板の内面の露出領域の配向材の濡れ性を前記電極の表面の濡れ性に近くし、前記配向膜を、前記フィルム基板の内面の露出領域および電極表面にほぼ均一に密着させて形成することができるようにしたものである。
【0018】
この製造方法において、前記フィルム基板と前記シール材および偏光板のうちの少なくとも1つの部材の外側にフッ素を反応させてもよく、このようにすることにより、フッ素を反応させた部材に撥水性をもたせ、その部材の吸湿による表示不良の発生を無くすことができる。
【0019】
すなわち、有機高分子からなる前記フィルム基板の外面にフッ素を反応させ、前記フィルム基板の外面に撥水性をもたせるのが好ましく、このようにすることにより、前記フィルム基板の吸湿による表示不良の発生を無くすことができる。
【0021】
また、前記フィルム基板の内面にカラーフィルタを設ける場合は、前記フィルム基板の内面にフッ素を反応させて基板内面に撥水性をもたせ、その後に、前記フィルム基板の内面上にカラーフィルタと、電極と、配向膜とを順に形成するのが望ましく、このようにすることにより、前記フィルム基板の内面に対する前記カラーフィルタの密着性を高くすることができる。
【0022】
さらに、この製造方法においては、一対の基板を前記シール材を介して接合し、これらの基板間の前記シール材により囲まれた領域に液晶を注入してその注入口を封止した後、前記シール材の外面にフッ素を反応させてその外面に撥水性をもたせるのが好ましく、このようにすることにより、前記シール材の吸湿による表示不良の発生を無くすことができる。
【0023】
また、前記一対の基板のうちの一方の基板の内面に設けられた電極を、他方の基板の端子配列部に設けられた電極接続端子に、前記シール材の外側において有機高分子からなるバインダ中に導電性粒子が混入されたクロス材により接続する場合は、前記電極と電極接続端子とを前記クロス材により接続した後に、前記シール材の外面にフッ素を反応させる際に前記クロス材の表面にもフッ素を反応させて前記クロス材の表面に撥水性をもたせるのが望ましく、このようにすることにより、前記クロス材の導電性が吸湿により劣化するのを防ぐことができる。
【0024】
また、この製造方法においては、有機高分子からなる一対の表面フィルムの間に偏光層が設けられた偏光板の少なくとも外面にフッ素を反応させ、その面に撥水性をもたせるのが好ましく、このようにすることにより、前記偏光板の吸湿による表示不良の発生を無くすことができる。
【0025】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図1および図2を参照して説明する。図1はこの発明の製造方法により製造された液晶表示素子の一例を示すハッチングを省略した断面図、図2は前記液晶表示素子の一方の基板のハッチングを省略した拡大断面図である。
【0026】
図1に示した液晶表示素子は、フィルム基板を用いたものであり、前後一対の透明なフィルム基板1,2と、前記一対のフィルム基板1,2の内面にそれぞれ設けられた透明電極8,9および配向膜12,13と、前記一対のフィルム基板1,2を接合する熱硬化性有機高分子からなる枠状のシール材14と、前記一対のフィルム基板1,2間の前記シール材13により囲まれた領域に設けられた液晶層16と、前記一対のフィルム基板1,2の外面にそれぞれ設けられた偏光板17,18とを備えている。
【0027】
前記一対のフィルム基板1,2は、図2に一方のフィルム基板2拡大して示したように、ポリカーボネイト等の有機高分子からなるベースフィルム3の両面に、基板内面に設けられる電極8,9および基板外面に設けられるガスバリア層6の密着性を良くするためのアクリル系またはエポキシ系樹脂等の有機高分子からなる表面層4,5を形成した積層膜からなっており、その外面の表面層5の上に、酸化珪素(SiO)等からなるガスバリア層6が設けられ、さらに前記ガスバリア層6の外面に、トリアセチルセルロース等の有機高分子からなる表面保護層7が形成されている。
【0028】
また、電極8,9は、前記フィルム基板1,2の内面の表面層4の上に、ITO等の透明導電膜により形成されており、その上に、前記電極8,9を覆って配向膜10,11が形成されている。
【0029】
なお、この液晶表示素子は、TFT(薄膜トランジスタ)を能動素子とするアクティブマトリックス型のものであり、前記一対のフィルム基板1,2のうち、表示の観察側である前側(図1において上側)のフィルム基板1の内面に設けられた電極8は、一枚膜状の対向電極、後側のフィルム基板2の内面に設けられた電極9は、行方向および列方向にマトリックス状に配列させて形成された複数の画素電極である。
【0030】
また、図では省略しているが、前記後側のフィルム基板2の内面には、前記複数の画素電極9にそれぞれ接続された複数のTFTが配設されるとともに、各列のTFTにそれぞれゲート信号を供給する複数本のゲート配線と、各列のTFTにそれぞれデータ信号を供給する複数本のデータ配線が設けられている。
【0031】
さらに、この後側フィルム基板2は、その一端縁と一側縁にそれぞれ、前側のフィルム基板1の外側に突出する端子配列部を有しており、前記後側のフィルム基板2の一端縁の端子配列部の内面に前記複数本のゲート配線がそれぞれ導出され、一側縁の端子配列部の内面に前記複数本のデータ配線がそれぞれ導出されるとともに、いずれか一方の端子配列部の内面に、前側フィルム基板1の内面に設けられた対向電極8に接続される対向電極接続端子10が設けられている。
【0032】
そして、前記対向電極8は、前記対向電極接続端子10に対向する導出部を有する形状に形成されており、前記シール材14の外側において、熱可塑性または熱硬化性有機高分子からなるバインダ中に導電性粒子が混入されたクロス材15により接続されている。
【0033】
また、この液晶表示素子は、フルカラー画像等の多色カラー画像を表示するものであり、前側フィルム基板1の内面に、前記複数の画素電極9と対向電極8とが互いに対向する複数の画素領域にそれぞれ対応させて、複数の色、例えば赤、緑、青の3色のカラーフィルタ11R,11G,11Bを設けている。
【0034】
なお、前記カラーフィルタ11R,11G,11Bは前側フィルム基板1の内面上に形成されており、このカラーフィルタ11R,11G,11Bの上に前記対向電極8が形成されている。
【0035】
また、前記一対のフィルム基板1,2間のシール材14により囲まれた領域に設けられた液晶層16は、ネマティック液晶あるいは強誘電性または反強誘電性液晶であり、その液晶の分子は、一対のフィルム基板1,2の内面に設けられた配向膜12,13によりそれぞれのフィルム基板1,2の近傍における配向方向を規制され、所定の配向状態で配向している。
【0036】
さらに、前記偏光板17,18は、その構造は図示しないが、トリアセチルセルロース等の有機高分子からなる一対の表面フィルムの間に例えばポリビニルアルコール等からなる偏光層が設けられた積層膜であり、一対のフィルム基板1,2の外面にそれぞれ粘着剤(図示せず)により貼り付けられている。
【0037】
前記液晶表示素子は、一対のフィルム基板1,2の外面にそれぞれガスバリア層6と表面保護7を形成し、さらに前側フィルム基板1の内面にカラーフィルタ11R,11G,11Bと対向電極8と配向膜12とを形成し、後側フィルム基板2の内面に図示しないTFTとゲート配線およびデータ配線と対向電極接続端子10と画素電極9と配向膜13とを形成した後、前記一対のフィルム基板1,2を枠状のシール材14を介して接合するとともに、前側対向電極8の導出部と対向電極接続端子10とをクロス材15により接続し、その後、前記一対のフィルム基板1,2間に液晶16を注入してその注入口を封止し、その後、前記一対のフィルム基板1,2の外面にそれぞれ偏光板17,18を貼り付けることにより製造する。
【0038】
前記液晶表示素子の製造方法を説明すると、この製造方法においては、前記一対のフィルム基板1,2の外面にガスバリア層6を形成する前に、これらのフィルム基板1,2の外面をフッ素ガス雰囲気に曝し、前記フィルム基板1,2の外面の表面層5にフッ素を反応させる。
【0039】
このように、フィルム基板1,2の外面の表面層5にフッ素を反応させると、アクリル系またはエポキシ系樹脂等の有機高分子からなる前記表面層5の有機高分子中における鎖状ポリマー炭素原子がフッ素と反応し、前記炭素原子に結合している水素原子がフッ素原子に置換されて前記表面層5の表面エネルギーが小さくなり、前記表面層5の表面の特性が、親水性から撥水性に変化する。
【0040】
したがって、前記一対のフィルム基板1,2の外面にフッ素を反応させることにより、これらのフィルム基板1,2の外面に撥水性をもたせることができる。
【0041】
そして、前記ガスバリア層6は、前記フィルム基板1,2の外面にフッ素を反応させてその外面に撥水性をもたせた後に、前記フィルム基板1,2の外面に酸化珪素(SiO)等を塗布または蒸着あるいはスパッタすることにより形成し、その後、前記ガスバリア層6の外面にトリアセチルセルロース等の有機高分子を塗布して表面保護層7を形成する。
【0042】
なお、上記のようにフィルム基板1,2の外面にフッ素を反応させると、前記フィルム基板1,2の外面が、撥水性をもつだけでなく、良好なガスバリア性を示すようになるため、前記ガスバリア層6と前記フィルム基板1,2の外面のガスバリア性とにより、より高いガスバリア効果を得ることができる。
【0043】
また、この製造方法においては、前記前側フィルム基板1の内面にカラーフィルタ11R,11G,11Bを形成する前に、このフィルム基板1の内面の表面層4にフッ素を反応させて上述した反応によりフィルム基板1の内面に撥水性をもたせ、その後に、この前側フィルム基板1の内面に、例えばカラーレジストにより赤、緑、青の3色のカラーフィルタ11R,11G,11Bを形成する。
【0044】
このように、前側フィルム基板1の内面に撥水性をもたせると、前記フィルム基板1に対するカラーフィルタ11R,11G,11Bの密着性が良くなるため、前記カラーフィルタ11R,11G,11Bを、前側フィルム基板1の内面に良好に密着させて形成することができる。
【0045】
そして、前記対向電極8は、前記カラーフィルタ11R,11G,11Bの上に、ITO等の透明導電膜により形成し、その後、前記対向電極8の上に、ポリイミド等の水平配向材を塗布して配向膜12を形成し、この配向膜12の膜面をラビング処理する。
【0046】
なお、前記対向電極8は一枚膜状の電極であるため、前記配向膜12を形成する領域の配向材の濡れ性はそのほぼ全域にわたって均一であり、したがって、前記配向膜12を、ほぼ均一に密着させて形成することができる。
【0047】
さらに、この製造方法においては、前記後側フィルム基板2の内面に、図示しないTFTとゲート配線およびデータ配線と対向電極接続端子10とを形成し、さらにITO等の透明導電膜により複数の画素電極9を形成した後、このフィルム基板2の内面の表面層4の画素電極9の外側に露出する領域にフッ素を反応させてその領域に撥水性をもたせ、その後に、前記後側フィルム基板2の内面に、ポリイミド等の水平配向材の塗布して配向膜13を形成し、この配向膜13の膜面をラビング処理する。
【0048】
このように、前記後側フィルム基板2の内面の画素電極9の外側に露出する領域にフッ素を反応させてその面に撥水性をもたせると、この後側フィルム基板2の内面の露出領域の配向材の濡れ性が前記画素電極9の表面の濡れ性に近くなるため、前記配向膜13を、前記後側フィルム基板2の内面の露出領域および画素電極9の表面にほぼ均一に密着させて形成することができる。
【0049】
さらに、この実施例の製造方法では、必要に応じて、前記前側フィルム基板1および後側フィルム基板2の内面に形成された配向膜12,13の膜面にフッ素を反応させ、前記配向膜12,13の膜面の表面エネルギーを変化させるようにしている。
【0050】
すなわち、前記配向膜12,13は、上述したように、ポリイミド等の水平配向材により形成するが、前記水平配向材には、様々な表面エネルギーを有する物性のものがある。
【0051】
一方、ネマティック液晶を用い、その液晶分子をツイスト配向させたTN型またはSTN型液晶表示素子や、液晶分子を一方向にホモジニアス配向させた液晶表示素子では、液晶分子が基板面に対し、前記水平配向材の物性によって決まる配向膜の表面エネルギーに応じたプレチルト角で配向する。
【0052】
しかし、この実施例のように、必要に応じて配向膜12,13の膜面にフッ素を反応させると、上述した反応により前記配向膜12,13の膜面の表面エネルギーが小さくなるため、配向膜12,13を形成する水平配向材の表面エネルギーが大きくても、その配向膜12,13の表面エネルギーを小さくし、液晶分子のプレチルト角を大きくすることができる。
【0053】
また、この実施例によれば、前記配向膜12,13を表面エネルギーが小さい水平配向材により形成し、フッ素を反応させてその表面エネルギーをさらに小さくすることにより、水平配向材からなる配向膜12,13に垂直配向膜に近い配向性をもたせることも可能である。
【0054】
なお、このように前記配向膜12,13の膜面にフッ素を反応させてその表面エネルギーを小さくする場合、その処理は、配向膜12,13のラビング前に行なうのが好ましい。
【0055】
その後は、前記前側フィルム基板1と後側フィルム基板2のいずれか一方の内面に、熱硬化性有機高分子からなるシール材14を枠状に印刷するとともに、前記対向電極8の導出部または対向電極接続端子10の上に、熱可塑性または熱硬化性有機高分子からなるバインダ中に導電性粒子が混入されたクロス材15を印刷し、両方のフィルム基板1,2を重ね合わせて加圧することにより、一対のフィルム基板1,2の間隔を調整するとともに、前記対向電極8の導出部と前記対向電極接続端子10とを前記クロス材15により電気的に導通させて接続し、その状態で前記シール材14とクロス材15とを硬化させることにより、前記一対のフィルム基板1,2を前記シール材14を介して接合する。
【0056】
次に、前記一対のフィルム基板1,2間の前記シール材14より囲まれた領域に、前記シール材14の印刷時にそのシール材14を部分的に欠落させて形成しておいた液晶注入口(図示せず)から真空注入法により液晶16を注入して前記液晶注入口を封止樹脂により封止し、その後、前記一対のフィルム基板1,2の外面にそれぞれ、偏光板17,18を図示しない粘着剤により貼り付ける。
【0057】
そして、この製造方法では、前記液晶注入口を封止し、前記一対のフィルム基板1,2の外面にそれぞれ偏光板17,18を貼り付けた後に、液晶表示素子の外面全体をフッ素ガス雰囲気に曝すことにより、前記シール材13の外面と、前記クロス材14の表面と、前後の偏光板17,18の外面とにフッ素を反応させ、上述した反応により、前記シール材13の外面と、前記クロス材14の表面と、前後の偏光板17,18の外面(トリアセチルセルロース等の有機高分子からなる表面フィルムの外面)とに撥水性をもたせ、液晶表示素子を完成する。
【0058】
この製造方法によれば、有機高分子からなる一対のフィルム基板1,2と、有機高分子からなる枠状のシール材14と、前記一対のフィルム基板1,2の外面にそれぞれ貼り付けられた表面に有機高分子層を有する偏光板17,18のそれぞれの外面にフッ素を反応させてその面に撥水性をもたせているため、前記フィルム基板1,2とシール材14と偏光板17,18の吸湿による表示不良を発生することが無い液晶表示素子を得ることができる。
【0059】
すなわち、前記フィルム基板1,2の外面が撥水性を有していれば、高湿度の環境下においてもフィルム基板1,2が湿気を帯びることは無く、したがって、フィルム基板1,2からの素子内部への湿気の滲み出により液晶層16に気泡ができ、表示不良を発生することは無い。
【0060】
また、前記一対のフィルム基板1,2を接合するシール材14の外面が撥水性を有していれば、高湿度の環境下においても前記シール材14が湿気を帯びることは無く、したがって、前記シール材14からの素子内部への湿気の滲み出により液晶層16に気泡ができ、表示不良を発生することは無い。
【0061】
さらに、前記偏光板17,18は、前記フィルム基板1,2の外面に粘着剤により貼り付けられているため、前記フィルム基板1,2に貼り付けられた面の表面フィルムが湿気を帯びることは無く、また前記偏光板17,18の外部に露出する外面の表面フィルムが撥水性を有していれば、高湿度の環境下においても前記偏光板17,18の表面フィルムの吸湿により偏光板17,18が反り変形してフィルム基板1,2から剥がれたり、前記前記偏光板17,18の偏光層が湿気により変質して偏光板17,18の偏光特性が劣化することは無いため、前記偏光板17,18の吸湿による表示不良を発生することは無い。
【0062】
しかも、上記実施例の製造方法では、後側フィルム基板2の内面に画素電極9を形成した後、この後側フィルム基板2の内面の前記電極9の外側に露出する領域にフッ素を反応させてその面に撥水性をもたせ、その後に前記後側フィルム基板2の内面上に配向膜13を形成しているため、前記後側フィルム基板2の内面の露出領域の配向材の濡れ性を前記電極9の表面の濡れ性に近くし、前記配向膜13を、前記後側フィルム基板2の内面の露出領域および電極表面にほぼ均一に密着させて形成することができる。
【0063】
また、上記実施例では、前側フィルム基板1の内面にフッ素を反応させてその基板内面に撥水性をもたせ、その後に、前記前側フィルム基板1の内面上にカラーフィルタ11R,11G,11Bと、対向電極8と、配向膜12とを順に形成しているため、前記前側フィルム基板1の内面に対する前記カラーフィルタ11R,11G,11Bの密着性を高くすることができる。
【0064】
さらに、上記実施例においては、前側フィルム基板1の内面に設けられた対向電極8を、後側フィルム基板2の端子配列部に設けられた対向電極接続端子10に、前記シール材14の外側においてクロス材15により接続した後に、前記シール材14の外面にフッ素を反応させる際に前記クロス材15の表面にもフッ素を反応させて前記クロス材15の表面に撥水性をもたせているため、前記クロス材15の導電性が吸湿により劣化するのを防ぐことができる。
【0065】
なお、上記実施例では、一対のフィルム基板1,2の外面に偏光板17,18を貼り付けた後に、前記偏光板17,18の外面にフッ素を反応させてその面に撥水性をもたせているが、前記偏光板17,18にフッ素を反応させる処理は、フィルム基板1,2の外面に貼り付ける前に行なってもよい。
【0066】
その場合は、前記偏光板17,18の外面だけにフッ素を反応させてその面に撥水性をもたせても、あるいは、前記偏光板17,18の両面にフッ素を反応させてその両面に撥水性をもたせてもよく、また、前記偏光板17,18の両面に撥水性をもたせるときは、前記偏光板17,18をフィルム基板1,2の外面に貼り付けずに、基板外面に対向させて配置してもよい。
【0067】
また、上記実施例では、一対の基板1,2の外面にそれぞれ偏光板17,18を設けているが、反射型の液晶表示素子を製造する場合は、表示の観察側である前側の基板の外面だけに1枚の偏光板を設け、後側基板の内面に反射手段を設けてもよい。
【0068】
さらに、上記実施例では、一対のフィルム基板1,2とシール材14と偏光板17,18の全ての部材の外面にフッ素を反応させて撥水性をもたせているが、フッ素を反応させて撥水性をもたせる部材は、前記フィルム基板1,2とシール材14と偏光板17,18のうちの1つまたは2つでもよく、前記フィルム基板1,2とシール材14と偏光板17,18の各部材のうちの少なくとも1つの部材の外面にフッ素を反応させて撥水性をもたせることにより、その部材の吸湿による表示不良を発生することが無い液晶表示素子を得ることができる。
【0069】
また、上記実施例の製造方法は、前側基板1の内面にフィルタ11R,11G,11Bを設けた液晶表示素子を製造する方法であるが、この発明の製造方法は、カラーフィルタを備えない白黒画像を表示する液晶表示素子の製造にも適用することができ、その場合は、一枚膜状の対向電極が設けられたフィルム基板の内面の配向膜形成領域の配向材の濡れ性がそのほぼ全域にわたって均一であり、前記配向膜をほぼ均一に密着させて形成することができるため、このフィルム基板の内面にフッ素を反応させて撥水性をもたせる必要はない。
【0070】
さらに、この発明の製造方法は、フィルム基板を用いた液晶表示素子に限らず、ガラス基板を用いた液晶表示素子の製造にも適用することができるものであり、その場合は、前記ガラス基板が、ガスに対しても湿気に対して高いバリア性をもっているため、一対のガラス基板を接合する枠状のシール材と偏光板の両方または一方の部材の外面にフッ素を反応させて撥水性をもたせればよい。また、ガラス基板は配向材の濡れ性が電極表面の濡れ性に近いため、配向膜を、基板内面の露出領域および電極表面にほぼ均一に密着させて形成することができる。
【0071】
また、この発明の製造方法は、TFTを能動素子とするアクティブマトリックス型液晶表示素子に限らず、MIM等の2端子の非線型抵抗素子を能動素子とするアクティブマトリックス型液晶表示素子や、単純マトリックス型の液晶表示素子の製造にも適用することができる。
【0072】
なお、前記非線型抵抗素子を能動素子とするアクティブマトリックス型液晶表示素子は、一方の基板の内面に行方向および列方向にマトリックス状に配列する複数の画素電極と前記能動素子と信号供給配線を設け、他方の基板の内面に各行の画素電極にそれぞれ対向する複数の対向電極を設けたものであり、また、単純マトリックス型液晶表示素子は、一方の基板の内面に行方向に沿う複数の走査電極を設け、他方の基板の内面に列方向に沿う複数の信号電極を設けたものであるため、フィルム基板を用いた液晶表示素子を製造する場合は、一対のフィルム基板の内面に電極を形成した後、両方のフィルム基板の内面の前記電極の外側に露出する領域にフッ素を反応させてその面に撥水性をもたせ、その後に前記フィルム基板の内面上に配向膜を形成することにより、配向膜を、前記フィルム基板の内面の露出領域および電極表面にほぼ均一に密着させて形成するのが望ましい。
【0073】
【発明の効果】
この発明の液晶表示素子の製造方法は、有機高分子からなる一対のフィルム基板と前記一対のフィルム基板を接合するシール材と偏光板の各部材のうち、一方のフィルム基板に、他方のフィルム基板に対向する内面に電極を形成した後、前記フィルム基板の内面の前記電極の外側に露出する領域にフッ素を反応させてその領域に撥水性をもたせているため、前記フィルム基板の内面の露出領域の配向材の濡れ性を前記電極の表面の濡れ性に近くし、前記配向膜を、前記フィルム基板の内面の露出領域および電極表面にほぼ均一に密着させて形成することができる。
【0074】
この発明の製造方法において、有機高分子からなるフィルム基板と前記シール材および偏光板のうちの少なくとも1つの部材にフッ素を反応させてもよく、このようにすることにより、フッ素を反応させた部材に撥水性をもたせ、その部材の吸湿による表示不良の発生を無くすことができる。
【0075】
すなわち、前記フィルム基板の外面にフッ素を反応させ、前記フィルム基板の外面に撥水性をもたせるのが好ましく、このようにすることにより、前記フィルム基板の吸湿による表示不良の発生を無くすことができる。
【0077】
また、前記フィルム基板の内面にカラーフィルタを設ける場合は、前記フィルム基板の内面にフッ素を反応させて基板内面に撥水性をもたせ、その後に、前記フィルム基板の内面上にカラーフィルタと、電極と、配向膜とを順に形成するのが望ましく、このようにすることにより、前記フィルム基板の内面に対する前記カラーフィルタの密着性を高くすることができる。
【0078】
さらに、この製造方法においては、一対の基板を前記シール材を介して接合し、これらの基板間の前記シール材により囲まれた領域に液晶を注入してその注入口を封止した後、前記シール材の外面にフッ素を反応させてその外面に撥水性をもたせるのが好ましく、このようにすることにより、前記シール材の吸湿による表示不良の発生を無くすことができる。
【0079】
また、前記一対の基板のうちの一方の基板の内面に設けられた電極を、他方の基板の端子配列部に設けられた電極接続端子に、前記シール材の外側において有機高分子からなるバインダ中に導電性粒子が混入されたクロス材により接続する場合は、前記電極と電極接続端子とを前記クロス材により接続した後に、前記シール材の外面にフッ素を反応させる際に前記クロス材の表面にもフッ素を反応させて前記クロス材の表面に撥水性をもたせるのが望ましく、このようにすることにより、前記クロス材の導電性が吸湿により劣化するのを防ぐことができる。
【0080】
また、この製造方法においては、有機高分子からなる一対の表面フィルムの間に偏光層が設けられた偏光板の少なくとも外面にフッ素を反応させ、その面に撥水性をもたせるのが好ましく、このようにすることにより、前記偏光板の吸湿による表示不良の発生を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の製造方法により製造された液晶表示素子の一例を示すハッチングを省略した断面図。
【図2】前記液晶表示素子の一方の基板のハッチングを省略した拡大断面図。
【符号の説明】
1,2…フィルム基板
3…ベースフィルム
4,5…表面層
6…ガスバリア層
7…表面保護層
8…対向電極
9…画素電極
10…対向電極接続端子
11R,11G,11B…カラーフィルタ
12,13…配向膜
14…シール材
15…クロス材
16…液晶層
17,18…偏光板

Claims (7)

  1. 有機高分子からなる前後一対のフィルム基板と、前記一対の基板の内面にそれぞれ設けられた電極および配向膜と、前記一対の基板を接合する枠状のシール材と、前記一対の基板間の前記シール材により囲まれた領域に設けられた液晶層と、少なくとも前側の基板の外面に設けられた偏光板とからなり、前記前後一対のフィルム基板と、前記シール材と、前記偏光板の各部材のうち、有機高分子からなる部材、あるいは表面に有機高分子層を有する部材の少なくとも1つの表面にフッ素を反応させ、その面に撥水性をもたせた液晶表示素子の製造であって、
    前記前後一対のフィルム基板の一方は、他方のフィルム基板に対向する内面に電極を形成した後、前記フィルム基板の内面の前記電極の外側に露出する領域にフッ素を反応させてその領域に撥水性をもたせ、その後に前記フィルム基板の内面上に配向膜が形成されることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  2. 有機高分子からなる部材、あるいは表面に有機高分子層を有する部材の少なくとも1つの表面とフッ素との反応は、前記有機高分子における鎖状ポリマーの炭素原子に結合している水素原子に、フッ素ガスのフッ素原子を置換させる置換反応であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子の製造方法。
  3. 前後一対のフィルム基板は、互いに対向する内面とは反対側の外面にフッ素を反応させ、前記フィルム基板の外面に撥水性をもたせることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子の製造方法。
  4. 前後一対のフィルム基板の他方は、前記一方のフィルム基板に対向する内面にフッ素を反応させて前記他方のフィルム基板の内面に撥水性をもたせ、その後に、前記他方のフィルム基板の内面上にカラーフィルタと、電極と、配向膜とを順に形成することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子の製造方法。
  5. 一対のフィルム基板をシール材を介して接合し、これらのフィルム基板間の前記シール材により囲まれた領域に液晶を注入してその注入口を封止した後、前記シール材の外面にフッ素を反応させて撥水性をもたせることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子の製造方法。
  6. 一対のフィルム基板のうちの一方の基板の内面に設けられた電極を、他方の基板の端子配列部に設けられた電極接続端子に、シール材の外側において有機高分子からなるバインダ中に導電性粒子が混入されたクロス材により接続した後、前記クロス材の表面にフッ素を反応させて前記クロス材の表面に撥水性をもたせることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示素子の製造方法。
  7. 偏光板は、有機高分子からなる一対の表面フィルムの間に偏光層が設けられてなり、前記表面フィルムの少なくとも1つの表面にフッ素を反応させ、その面に撥水性をもたせることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子の製造方法。
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