JP3510509B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子に係
り、特に液晶注入口を封止する封止材の収縮による封止
不良を無くして信頼性を向上させた液晶表示素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】静止画や動画を含めた各種の画像を表示
するデバイスとして液晶表示装置が広く用いられてい
る。
【0003】この種の液晶表示装置を構成する液晶表示
素子は、二枚の基板のそれぞれにストライプ状の透明電
極を配置し、二枚の基板を液晶組成物を介して所定の間
隙で対向させたときに各ストライプ状電極が互いに交叉
してマトリクスを構成し、各交叉部分に画素を形成する
単純マトリクス型と、上記基板の一方に形成する電極を
各画素毎に分離し、各画素に薄膜トランジスタ等のスイ
ッチ機能を持つ素子を付加したアクティブ・マトリクス
型の二つに大別される。
【0004】薄膜トランジスタ(TFT)に代表される
アクティブ素子を用いたアクティブ・マトリクス型液晶
表示装置は、薄型・軽量という特徴とブラウン管に匹敵
する高画質という点からOA機器等の表示端末として広
く普及し始めている。
【0005】この液晶表示装置の表示方式には、大別し
て次の2通りがある。1つは、透明電極が構成された2
つの基板(透明ガラス基板等)で液晶組成物層(以下、
液晶層あるいは単に液晶とも言う)を挾み込み、この液
晶層の分子配向方向を透明電極に印加した電圧で変化さ
せ、透明電極を透過して液晶に入射した光を変調して表
示する方式であり、現在、普及している製品のかなり多
くがこの方式を採用している。
【0006】また、もう1つは、同一基板上に構成した
2つの電極の間の基板面に形成したほぼ並行な電界によ
り液晶層の分子配向方向を変化させ、2つの電極の隙間
から液晶層に入射した光を変調して表示する方式であ
る。この方式を用いた製品は少ないが、視野角が著しく
広いという特徴を持ち、アクティブ・マトリクス型液晶
表示装置に関して有望な技術である。
【0007】前者の方式を開示したものとしたは、例え
ば特開昭63−309921号公報が、また後者の方式
の特徴に関しては、特表平5−505247号公報、特
公昭63−21907号公報等に記載されている。
【0008】上記何れの方式のアクティブ・マトリクス
方式の液晶表示装置でも、マトリクス状に配列された複
数の画素電極のそれぞれに対応させたスイッチング素子
を備えている。各画素における液晶は論理的には常時駆
動されているので、時分割駆動される単純マトリクス型
の液晶表示装置と比較してコントラストが良く、特にカ
ラー表示では欠かせないものとなっている。
【0009】液晶表示装置は、基本的には少なくとも一
方が透明なガラス等からなる絶縁性の二枚の基板の間に
液晶を封入し、当該基板の周縁をシール剤で接着固定し
て当該液晶層を挟持した液晶表示素子と、この液晶表示
素子に駆動回路、偏光板、その他、各種の光学シート等
を一体化した液晶表示素子にバックライト組立体を組み
込んでメタルフレーム(金属性シールドケース)で一体
化して構成される。
【0010】図15は液晶表示素子の封止部の従来構造
の説明図、図16は図15のB部分の拡大図である。
【0011】液晶表示素子は二枚の基板SUB1とSU
B2とを所定の間隙をもって表示領域の外周にシール材
SLを介挿して貼り合わせる。なお、アクティブマトリ
クス型のカラー表示の液晶表示素子の場合は、一方の基
板(上側基板)にはブラックマトリクスで区画された複
数色のカラーフィルタが形成され、他方の基板(下側基
板)には画素選択用のスイッチング素子が形成される。
【0012】上記シール材SLの一部を欠如させて液晶
を注入するための注入口INJを形成してある。シール
材の硬化後、両基板の間隙に注入口INJから液晶を注
入して封止材PLGで封止する。
【0013】この封止材PLGの一部は、注入口INJ
から両基板の間に入り込んでシール材SLを橋絡すると
共に、残りの部分は二枚の基板SUB1とSUB2の貼
り合わせ側縁に塗布された状態で硬化させることによっ
て当該注入口INJを密封する。
【0014】封止材PLGとしてはエポキシ樹脂等を使
用した光硬化型樹脂や熱硬化型樹脂が用いられる。しか
し、速硬化性、貯蔵安定性の面から、特に紫外線および
短波長の可視光による光硬化型の樹脂が用いられる。
【0015】光硬化型樹脂は、光重合開始剤、架橋材、
シランカップリング材などの樹脂成分のみで構成されて
いる。
【0016】封止材に要求される特性としては、(1)
液晶封入部分との接着性(液晶との相溶性、低硬化収縮
性、(2)高純度、非汚染性、が挙げられる。
【0017】これらの要求特性について、さらに説明す
ると、(1)については、液晶表示素子の注入口INJ
には液晶が残存しており、これを完全に洗浄除去するこ
とが困難であることで基板との接着性が低下する。この
接着性を良好とするためには、封止材PLGが液晶には
じかれない(新液晶性)こと、すなわちある程度は液晶
との相溶性があることが必要である。
【0018】また、硬化による収縮が大き過ぎると基板
から封止材が剥離し、密封性が低下する。
【0019】また、(2)については、封止材の成分が
液晶に溶出すると液晶の抵抗値の低下を招き、液晶の保
持率が低下して表示特性が画面内で不均一となる場合が
ある。特に、封止材は未硬化の状態で液晶と接するの
で、液晶を汚染させないことが重要である。
【0020】光硬化型の樹脂を用いた封止材の封止工程
では、液晶表示素子の構成材(液晶、配向膜、シール
材、等)の紫外光による劣化を防止するために、硬化に
必要な紫外光光量はできる丈少ないことが望ましい。液
晶や配向膜あるいはシール材等が紫外光で損傷を受ける
と、表示特性が画面内で不均一となる場合がある。
【0021】図16に示したように、封止材PLGを構
成する樹脂RSNは注入口INJの内部(二枚の基板S
UB1とSUB2)の間(図面ではLCD内部)に侵入
して両基板を接着すると共に注入口INJを封止し、さ
らに両基板の貼り合わせ側縁(基板の外側縁:図面では
LCDの外側)において注入口INJを覆うように塗布
される。
【0022】このようにして、注入口INJが密封さ
れ、液晶は外部雰囲気から遮断される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示素子の二枚の
基板の間隙に液晶を注入した後に当該注入口を封止する
封止材は、硬化処理により収縮する。この収縮が大きく
なると封止材は当該基板から剥離し、剥離した隙間から
外部へ液晶が漏れたり、外部から液晶に汚染物質が侵入
する原因となる。
【0024】したがって、この封止材の収縮を防止ない
しは緩和して基板との剥離による注入口の気密性低下を
無くし、液晶の漏れや汚染物質の侵入を防止した液晶表
示素子を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、封止材に微粒子を添加して封止材が硬化
する際の内部応力を緩和させることで硬化収縮性を低減
したものである。
【0026】すなわち、本発明は下記の(1)〜(8)
の構成とした点に特徴を有する。
【0027】(1)本発明による液晶表示素子は、所定
の間隙をもって対向させた少なくとも一方が透明な一対
の基板と、前記一対の基板の対向する内面の一方または
双方に形成された電極群と、前記一対の基板の各内面に
成膜されて液晶の分子配列を所定の方向に配列させるた
めの配向制御層と、液晶注入口を残して前記一対の基板
の周縁を接着するシール材と、液晶注入後の前記液晶注
入口を封止して前記間隙に液晶を密封するための封止材
と、前記一対の基板の少なくとも一方の表面に積層され
た偏光板とを有する液晶パネルとを具備し、前記封止材
が、樹脂中に平均粒径が0.1μm以上3.5μm以下
の微粒子を少なくとも1体積%以上30体積%以下、好
ましくは1体積%以上10体積%以下で含むことを特徴
とする。
【0028】(2)(1)における前記封止材に含む微
粒子が、波長200nm以上500nm以下の光に対す
る透過率が少なくとも1%以上であることを特徴とす
る。
【0029】(3)(1)または(2)における前記封
止材に含む微粒子が、少なくとも平均粒径が異なる2群
で構成されることを特徴とする。
【0030】(4)(1)、(2)または(3)におけ
る前記封止材に含む微粒子が、SiO2 、硬質樹脂、ガ
ラスの何れかであることを特徴とする。
【0031】(5)(1)、(2)または(3)におけ
る前記封止材が、SiO2 、硬質樹脂、ガラスの何れか
の微粒子をシリカカップリング材で処理された微粒子を
含むことを特徴とする。
【0032】(6)また、本発明による液晶表示素子
は、所定の間隙をもって対向させた少なくとも一方が透
明な一対の基板と、前記一対の基板の対向する内面の一
方または双方に形成された電極群と、前記一対の基板の
各内面に成膜されて液晶の分子配列を所定の方向に配列
させるための配向制御層と、液晶注入口を残して前記一
対の基板の周縁を接着するシール材と、液晶注入後の前
記液晶注入口を封止して前記間隙に液晶を密封するため
の封止材と、前記一対の基板の少なくとも一方の表面に
積層された偏光板とを有する液晶パネルとを具備し、前
記液晶注入口の外側領域における前記封止材に前記間隙
より大径の微粒子を含むことを特徴とする。
【0033】(7)(6)における前記封止材に含む微
粒子が、SiO2 、硬質樹脂、ガラスの何れかであるこ
とを特徴とする。
【0034】(8)(6)における前記封止材が、Si
2 、硬質樹脂、ガラスの何れかの微粒子をシリカカッ
プリング材で処理された微粒子を含むことを特徴とす
る。
【0035】上記の構成において、封止材に混入する微
粒子は、同じ重量と体積でもその微粒子の大きさで面積
が異なるため、その粒子径が小さいと単位体積当たりの
表面面積が大きくなる。
【0036】例えば、粒子径(実際には、平均粒子径)
が0.1μmの微粒子では、単位重量当たりの表面面積
が30m2 /gであり、粒子径が0.3μmの微粒子で
は、単位重量当たりの表面面積が10m2 /g、粒子径
が3.5μmの微粒子では、単位重量当たりの表面面積
が1m2 /gとなる。
【0037】表面積が大きくなると、封止材を構成する
樹脂による微粒子の被覆が困難となり、当該微粒子が封
止材樹脂に混ざらなくなったり、封止材の粘度が増加し
て作業性が低下するという問題が生じる。
【0038】このような理由から、混入する微粒子の大
きさは平均粒径は0.1μm以上3.5μm以下である
ことが望ましい。
【0039】また、微粒子の混入量は、封止材の硬化に
伴う体積収縮率の低下量、当該微粒子の混入による粘度
の増加で封止材塗布作業の困難性の増加と、封止材を注
入口から基板内部に十分に侵入させることができなくな
ることとの兼ね合いで決定される。
【0040】図7は封止材を構成する樹脂中に混入する
微粒子の体積%に対する塗布封止材の体積収縮率の変化
特性と封止材の粘度の増加特性図であって、横軸は微粒
子の混入比率(体積%)、縦軸Aは封止材の硬化に伴う
体積収縮率(相対値)、縦軸Bは封止材の粘度率(相対
値)を示す。
【0041】図において、封止材の硬化に伴う体積収縮
率は、微粒子の混入量が1%で基板との剥離が大幅に低
減されるA0 まで急激に減少し、混入量が30%を越え
ると殆ど変化しない。
【0042】一方、微粒子の混入量を増加させて行く
と、粘度は徐々に大きくなり、30%を越えると封止材
の塗布作業が困難になる。すなわち、封止材の塗布作業
が許容される粘度であるB0 点を越えてしまう。
【0043】このようなことから、封止材の微粒子混入
量は、少なくとも1体積%以上30体積%以下であり、
剥離に対する安全性と作業性とを勘案すると、1体積%
以上10体積%以下とすることが望ましい。
【0044】なお、混入する微粒子の形状が不定型であ
る場合には、その最大長さで定義する。
【0045】紫外光硬化型および短波長の可視光硬化型
の樹脂を用いた封止材では、混入する微粒子が紫外光お
よび短波長の可視光に対して透過性を持つ必要がある。
混入した微粒子によって紫外光および短波長の可視光が
遮光されると、封止材が硬化しなくなり、封止材の未硬
化部分が液晶へ溶け出して液晶を汚染し、表示特性に悪
影響を及ぼす可能性がある。
【0046】封止材の硬化に要する光波長は、主として
250nm、365nm、405nm、436nm付近
にピークを持つ200nm〜500nmの範囲にある。
したがって、封止材に混入する微粒子は波長が200n
m〜500nmの光に対し、少なくとも1%以上の透過
率特性を有することが望ましい。
【0047】封止材に混入する微粒子としては、SiO
2 、プラスチック性粒子、ガラス粒子を使用できる。ま
た、封止材には、基板としてのガラス板に対して接着力
を持たせるためにシランカップリング材を添加すること
が望ましい。
【0048】また、無機材料を主成分とした微粒子を封
止材に混入した場合、封止材中のシランカップリング材
が微粒子に対して作用し、ガラス板に反応するシランカ
ップリング材料が減少することが懸念されるので、封止
材に混入する微粒子をシランカップリング材で処理した
方が好ましい場合がある。
【0049】以上の構成としたことにより、封止材の硬
化に伴う収縮が防止ないしは緩和されて基板との剥離に
よる注入口の気密性低下が解消され、液晶の漏れや汚染
物質の侵入を防止した液晶表示素子が得られる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例を参照して詳細に説明する。
【0051】(実施例1)図1は本発明による液晶表示
素子の第1実施例を説明するための封止部の従来構造の
説明図、図2は図1のB部分の拡大図である。
【0052】図1と図2は前記図14、図15と同様
に、二枚の基板の間に液晶を注入した後に、注入口IN
Jを封止材PLGで封止した状態を示し、同一符号は同
一部分に対応する。
【0053】この実施例では、封止材PLGの樹脂成分
RSN中に平均粒径が0.1μm以上のSiO2 、プラ
スチック性材料、またはガラス性の微粒子FIRを1体
積%以上、30体積%以下の範囲で混入したものであ
る。なお、封止材PLGには、前記従来例と同様に光重
合開始剤、架橋材、シランカップリング材も添加ないし
は混入されている。
【0054】封止材PLGを注入口INJ部分に塗布し
て、その一部を基板間の間隙内に侵入させるには、周囲
温度を高温から低温に変化させて液晶表示素子の間隙内
の圧力を変化させたり、両基板を加圧し、除圧すること
による間隙空間の負圧を利用する。そして、封止材の塗
布後、当該塗布部に紫外光または短波長の可視光を照射
して封止材PLGを硬化する。
【0055】この構成により、封止材が硬化する際の硬
化収縮性が低減され、封止材の剥離が無い高信頼性の液
晶表示素子を得ることができる。
【0056】(実施例2)この実施例は、前記第1実施
例と同様に、封止材PLGの樹脂成分RSN中に平均粒
径が0.1μm以上のSiO2 、プラスチック性材料、
またはガラス性の微粒子FIRを1体積%以上、30体
積%以下の範囲で混入すると共に、上記微粒子FIRが
波長200nm以上、500nm以下の光に対する透過
率が1%以上としたものである。
【0057】図3は本発明による液晶表示素子の第2実
施例を説明するための封止部の構造の説明図、図4は図
3のB部分の拡大図であり、図1、図2と同一符号は同
一部分に対応する。
【0058】図3に示したように、注入口INJに封止
材PLGを塗布した後、これを硬化させるために紫外光
まはた短波長の可視光を矢印Lで示す方向(二枚の基板
の合わせ目側縁方向)から照射する。
【0059】このとき、図4に示したように、照射光が
微粒子FIRで遮られると図中NCRで示した影の部分
の樹脂成分RSNは光量が不足して未硬化となる場合が
ある。
【0060】封止材が未硬化のままであると、当該未硬
化部分の成分が液晶に溶出し、液晶の抵抗値が低下す
る。液晶の抵抗値が低下すると、液晶の保持率が減少し
て封止材近傍の表示が他の表示部分に較べて輝度が変化
し、表示品質の劣化をもたらす。
【0061】そのため、本実施例では、封止材PLGに
混入する微粒子FIRとして、波長200μm〜500
μmの光に対する透過率が1%以上のものを使用する。
【0062】これにより、微粒子FIRの影となる部分
の樹脂の未硬化の発生を防止でき、封止材が硬化する際
の硬化収縮性が低減され、封止材の剥離が無く、液晶の
特性劣化の無い高信頼性の液晶表示素子を得ることがで
きる。
【0063】(実施例3)この実施例では、封止材PL
Gに混入する微粒子FIRとして、それぞれの平均粒径
が0.1μm以上(第1の微粒子の粒径をD1 (D1
0.1μm)、第2の微粒子の粒径をD2 (D2 ≧0.
1μm))でかつ異なる粒径(D1 ≠D2)の2種類を
用いたものである。
【0064】これにより、前記第1実施例を説明する図
2における注入口INJの二枚の基板の間隙には小径の
微粒子が侵入し、二枚の基板SUB1とSUB2の合わ
せ目側縁の外側には大形の微粒子が残留する。
【0065】この構成により、小径の微粒子が侵入した
注入口INJの二枚の基板の間隙での未硬化の発生が回
避され、封止材が硬化する際の硬化収縮性が低減され、
封止材の剥離が無く、液晶の特性劣化の無い高信頼性の
液晶表示素子を得ることができる。
【0066】(実施例4)図5は本発明による液晶表示
素子の第4実施例を説明するための封止部の構造の説明
図、図6は図5のB部分とC部分の拡大図であり、前記
各実施例の図面における同一符号は同一部分に対応す
る。
【0067】この実施例では、封止材PLGに平均粒径
が0.1μm以上で、かつ二枚の基板の間隙dμmより
大径の微粒子FIR(平均粒径Dが、D>d)を混入す
る。
【0068】このような粒径の微粒子を混入すること
で、図6の(a)(b)に示したように注入口INJの
二枚の基板SUB1とSUB2の間(LCD内部)には
微粒子FIRは入り込まず、二枚の基板SUB1とSU
B2の合わせ目側縁の外側にのみ微粒子FIRが存在す
る封止材PLGが塗布される。
【0069】従って、この実施例では、二枚の基板SU
B1とSUB2の合わせ目側縁の外側の封止材PLGが
硬化する際の収縮が低減され、上記各実施例と同様に封
止材の剥離が無く、液晶の漏れや汚染物質の侵入を防止
した液晶表示素子が得られる。
【0070】(実施例5)この実施例では、図1および
図2で説明した第1実施例において用いられる封止材F
IRとしてシランカップリング材で処理したものを使用
する。
【0071】無機材料を主成分とした微粒子FIRを樹
脂材に混入した場合、樹脂材中のシランカップリング材
が微粒子に対して作用し、基板であるガラス板に反応す
るシランカップリング材料の減少が抑制され、基板との
接着性の低下を防止することができる。
【0072】この実施例によれば、封止材の硬化に伴う
収縮が防止ないしは緩和されて基板との剥離による注入
口の気密性低下が解消され、液晶の漏れや汚染物質の侵
入を防止した液晶表示素子が得られる。
【0073】以下、本発明の液晶表示素子とこれを用い
た液晶表示装置の一例について説明する。
【0074】図8は本発明の液晶表示素子の一例として
のアクティブ・マトリクス方式カラー液晶表示素子の1
画素とその周辺を示す平面図である。
【0075】同図において、各画素は走査信号線(ゲー
ト信号線または水平信号線)GLと、対向電圧信号線
(対向電極配線)CLと、隣接する2本の映像信号線
(ドレイン信号線または垂直信号線)DLとの交差領域
内(4本の信号線で囲まれた領域内)に配置されてい
る。各画素は薄膜トランジスタTFT、蓄積容量Cst
g、画素電極PXおよび対向電極CTを含む。
【0076】走査信号線GL、対向電圧信号線CLは図
では左右方向に延在し、上下方向に複数本配置されてい
る。映像信号線DLは上下方向に延在し、左右方向に複
数本配置されている。画素電極PXは導電膜d3で形成
され,ソース電極SD1を介して薄膜トランジスタTF
Tと電気的に接続される。この場合,電極の材質は映像
信号線DLと同じであるが、透明な導電膜に変更しても
よい。
【0077】対向電極CTは導電膜g3で形成され,対
向電圧信号線CLと電気的に接続されている。電極の材
質は、この場合、走査信号線GLと同じであるが、透明
な導電膜に変更してもよい。
【0078】画素電極PXと対向電極CTは互いに対向
し、各画素電極PXと対向電極CTとの間の電界により
液晶LCの光学的な状態を制御して表示を制御する。
【0079】画素電極PXと対向電極CTは櫛歯状に構
成され、それぞれ、図8の上下方向に長細い電極となっ
ている。
【0080】1画素内の対向電極CTの本数O(櫛歯の
本数)は画素電極PXの本数(櫛歯の本数)PとO=P
+1の関係を必ず持つように構成し(本実施例では、O
=3、P=2)、対向電極CTと画素電極PXを交互に
配置し、かつ、対向電極CTを映像信号線DLに隣接さ
せている。
【0081】画素電極PXと対向電極CTの電極幅はそ
れぞれ6μmとする。これは、液晶層の厚み方向に対し
て液晶層全体に十分な電界を印加するために、後述の液
晶層の厚み3. 9μmよりも十分大きく設定し、かつ開
口率を大きくするためにできるだけ細くする。また、映
像信号線DLの電極幅は,断線を防止するために画素電
極PXと対向電極CTに比較して若干広く8μmとして
いる。
【0082】シールド電極SHは必須構成ではないが、
同図では映像信号線DL、映像信号線に隣接する対向電
極CT、走査信号線GLの3種類の電極にオーバラップ
し、なおかつ電気的には絶縁層で分離するように配置し
てある。シールド電極SHは、金属/合金/透明導電膜
等から選択するが、ここでは透明導電膜i3で形成す
る。
【0083】図9は二枚の基板SUB1,SUB2を含
む液晶表示素子PNLの要部平面図、図10は図9のC
−C線に沿って切断した縁部分の構成を説明する断面図
で、左側に走査回路が接続されるべき外部接続端子GT
M付近の断面を、右側に外部接続端子が無いところのシ
ール部付近の断面を示す。
【0084】この液晶表示素子の製造では、小さいサイ
ズであればスループット向上のため1枚のガラス基板で
複数個分のデバイスを同時に加工してから分割し、大き
いサイズであれば製造設備の共用のためどの品種でも標
準化された大きさのガラス基板を加工してから各品種に
合ったサイズに小さくし、いずれの場合も一通りの工程
を経てからガラスを切断する。
【0085】図9、図10は後者の例を示すもので、両
図とも二枚の基板SUB1,SUB2の切断後を表して
おり、LNは両基板の切断前の縁を示す。いずれの場合
も、完成状態では外部接続端子群Tg,Tdおよび端子
COT(添字略)が存在する部分(図9で上辺と左辺)
は、それらを露出するように上側基板SUB2の大きさ
が下側基板SUB1よりも内側に制限されている。
【0086】端子群Tg,Tdはそれぞれ後述する走査
回路接続用端子GTM、映像信号回路接続用端子DTM
とそれらの引出配線部を集積回路チップCHIが搭載さ
れたテープキャリアパッケージTCP(図示せず)の単
位に複数本まとめて符号付けしたものである。
【0087】図9に示したように、基板SUB1、SU
B2の間にはその縁に沿って、液晶の注入口INJを除
き、液晶LCを封止するようにシール材SLが形成され
る。このシール材は例えばエポキシ樹脂から成る。配向
膜はシール材SLの内側に形成される。そして、注入口
INJは液晶の注入後に封止材PLGで封止される。
【0088】図10に示した偏光板POL1、POL2
はそれぞれ基板SUB1、SUB2の外側の表面に構成
されている。液晶LCは液晶分子の向きを設定する配向
膜ORI1とORI2との間でシール材SLで仕切られ
た領域に封入されている。配向膜ORI1は基板SUB
1側の保護膜PSV1の上部に形成される。
【0089】この液晶表示素子は、基板SUB1側と基
板SUB2側で別個に種々の層を積み重ね、シール材S
Lを基板SUB2側に形成し、基板SUB1とSUB2
とを重ね合わせ、シール材SLの開口部INJから液晶
LCを注入し、注入口INJをエポキシ樹脂などにSi
2 を混入した封止材PLGで封止し、両基板を切断す
ることによって組み立てられる。
【0090】図11は本発明の液晶表示素子を用いた液
晶表示装置の表示マトリクス部の等価回路とその周辺回
路の結線図である。同図は回路図ではあるが、実際の幾
何学的配置に対応して描かれている。ARは複数の画素
を二次元状に配列したマトリクス・アレイである。
【0091】図中、Xは映像信号線DLを意味し、添字
G、BおよびRがそれぞれ緑、青および赤画素に対応し
て付加されている。Yは走査信号線GLを意味し、添字
1,2,3,…,endは走査タイミングの順序に従っ
て付加されている。
【0092】走査信号線Y(添字省略)は垂直走査回路
Vに接続されており、映像信号線X(添字省略)は映像
信号駆動回路Hに接続されている。
【0093】SUPは1つの電圧源から複数の分圧した
安定化された電圧源を得るための電源回路やホスト(上
位演算処理装置)からのCRT(陰極線管)用の情報を
TFT液晶表示装置用の情報に交換する回路を含む回路
である。
【0094】図12は液晶表示素子に映像信号駆動回路
Hと垂直走査回路Vを接続した状態を示す上面図であ
る。
【0095】CHIは表示パネルPNLを駆動させる駆
動ICチップ(下側の5個は垂直走査回路側の駆動IC
チップ、左の10個ずつは映像信号駆動回路側の駆動I
Cチップ)である。TCPは図19、図20で後述する
ように駆動用ICチップCHIがテープ・オートメイテ
ィド・ボンディング法(TAB)により実装されたテー
プキャリアパッケージ、PCB1は上記TCPやコンデ
ンサ等が実装された駆動回路基板で、映像信号駆動回路
用と走査信号駆動回路用の2つに分割されている。FG
Pはフレームグランドパッドであり、シールドケースS
HD(図13参照)に切り込んで設けられたバネ状の破
片が半田付けされる。FCは下側の駆動回路基板PCB
1と左側の駆動回路基板PCB1を電気的に接続するフ
ラットケーブルである。フラットケーブルFCとしては
図に示すように、複数のリード線(りん青銅の素材にS
n鍍金を施したもの)をストライプ状のポリエチレン層
とポリビニルアルコール層とでサンドイッチして支持し
たものを使用する。
【0096】図13は本発明の液晶表示素子を用いた液
晶表示装置の全体構成を説明する模式的展開斜視図であ
る。
【0097】SHDは金属板から成る枠状のシールドケ
ース(メタルフレーム)、LCWその表示窓、PNLは
液晶表示パネル、SPBは光拡散板、LCBは導光体、
RMは反射板、BLはバックライト蛍光管、LCAはバ
ックライトケースであり、図に示すような上下の配置関
係で各部材が積み重ねられて液晶表示装置(モジュー
ル)MDLが組み立てられる。
【0098】液晶表示装置MDLは、シールドケースS
HDに設けられた爪とフックによって全体が固定される
ようになっている(図示せず)。
【0099】バックライトケースLCAはバックライト
蛍光管BL、光拡散板SPB、導光体LCB、反射板R
Mを収納する形状になっており、導光体LCBの側面に
配置されたバックライト蛍光管BLの光を導光体LC
B、反射板RM、光拡散板SPBにより表示面で一様な
バックライトにし、液晶表示パネルPNL側に出射す
る。
【0100】バックライト蛍光管BLにはインバータ回
路基板PCB3が接続されており、バックライト蛍光管
BLの電源となっている。
【0101】図14は本発明による液晶表示素子を用い
た液晶表示装置を実装した電子機器の一例としての可搬
型パソコンの斜視図である。
【0102】この可搬型パソコンはキーボード部と表示
部とがヒンジで連結されており、キーボード部にはホス
トコンピユータであるCPUが内蔵され、表示部には本
発明による液晶表示素子を用いた液晶表示装置が実装さ
れている。
【0103】表示部に実装される液晶表示装置MDL
は、走査信号線側フレキシブルプリント基板FPC1、
映像信号線側フレキシブルプリント基板FPC2、イン
ターフェース基板PCB、インバータ電源IV等から構
成される。なお、LPCはインバータ電源IVからバッ
クライト組立体を構成する蛍光管に給電するランプケー
ブルである。
【0104】このノートパソコンは、その液晶表示素子
に前記各実施例で説明した構成を採用したことで、液晶
漏れや液晶の汚染のない高い信頼性で高品質の画像表示
が可能である。
【0105】なお、本発明の封止材は、上記したアクテ
ィブ・マトリクス型の液晶表示装置に限るものでなく、
単純マトリクス型、その他の液晶表示装置にも同様に適
用できる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
封止材の硬化に伴う収縮性を低減でき、封止材が基板か
ら剥離し難くなり、液晶漏れや外部からの汚染物質の侵
入が防止され、信頼性に優れた液晶表示素子を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示素子の第1実施例を説明
するための封止部の従来構造の説明図である。
【図2】図1のB部分の拡大図である。
【図3】本発明による液晶表示素子の第2実施例を説明
するための封止部の構造の説明図である。
【図4】図3のB部分の拡大図である。
【図5】本発明による液晶表示素子の第4実施例を説明
するための封止部の構造の説明図である。
【図6】図5のB部分およびC部分の拡大図である。
【図7】封止材を構成する樹脂中に混入する微粒子の体
積%に対する塗布封止材の体積収縮率の変化特性と封止
材の粘度の増加特性図である。
【図8】本発明の液晶表示素子の一例としてのアクティ
ブ・マトリクス方式カラー液晶表示素子の1画素とその
周辺を示す平面図である。
【図9】二枚の基板SUB1,SUB2を含む液晶表示
素子PNLの要部平面図である。
【図10】図9のC−C線に沿って切断した縁部分の構
成を説明する断面図である。
【図11】本発明の液晶表示素子を用いた液晶表示装置
の表示マトリクス部の等価回路とその周辺回路の結線図
である。
【図12】液晶表示素子に映像信号駆動回路Hと垂直走
査回路Vを接続した状態を示す上面図である。
【図13】本発明の液晶表示素子を用いた液晶表示装置
の全体構成を説明する模式的展開斜視図である。
【図14】本発明による液晶表示素子を用いた液晶表示
装置を実装した電子機器の一例としての可搬型パソコン
の斜視図である。
【図15】液晶表示素子の封止部の従来構造の説明図で
ある。
【図16】図15のB部分の拡大図である。
【符号の説明】
SUB1,SUB2 基板 SL シール材 PLG 封止材 FIR 微粒子 INJ 注入口 RSN 封止材を構成する樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 國松 登 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社 日立製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 古家 政光 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社 日立製作所電子デバイス事業部内 (56)参考文献 特開 平8−304838(JP,A) 特開 平9−5759(JP,A) 特開 昭51−65652(JP,A) 特開 昭51−65653(JP,A) 特開 平4−163425(JP,A) 特開 平4−351653(JP,A) 特開 平9−12676(JP,A) 特開 平9−15611(JP,A) 特開 平7−199198(JP,A) 特開 平9−87363(JP,A) 特開 平5−273562(JP,A) 特開 平5−273560(JP,A) 特開 平2−235026(JP,A) 特開 平10−307294(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1341

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隙をもって対向させた少なくとも一方が
    透明な一対の基板と、前記一対の基板の対向する内面の
    一方または双方に形成された電極と、前記一対の基板の
    各内面に成膜された配向制御層と、液晶注入口を残して
    前記一対の基板の周縁を接着するシール材と、前記液晶
    注入口を封止して前記間隙に液晶を密閉するための封止
    材とを有する液晶表示装置において、 前記封止材が、平均粒径が 0.1 μ m 以上で異なる粒径の
    2 種類を有し、前記注入口の前記一対の基板の間隙には
    小径の粒子が侵入し、 前記一対の基板の合わせ目側縁の外側には大径の粒子が
    残留する ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記封止材が、樹脂中に粒径が0.1μ m
    以上3.5μ m 以下の微粒子を1体積%以上30体積%
    以下で含むことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】前記封止材が、平均粒径が0.1μm以上
    3.5μm以下の微粒子を1体積%以上30体積%以下
    で含むことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記封止材が、前記微粒子を1体積%以上
    10体積%以下で含むことを特徴とする請求項2あるい
    は3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記封止材に含む微粒子が、波長200n
    m以上500nm以下の光に対する透過率が少なくとも
    1%以上であることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記封止材に含む微粒子が、SiO2 、硬
    質樹脂、ガラスの何れかであることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記封止材が、SiO2 、硬質樹脂、ガラ
    スの何れかの微粒子をシランカップリング材で処理され
    た微粒子を含むことを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の液晶表示装置。
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