JP2006292638A - ボード上に実装された回路の検査方法 - Google Patents

ボード上に実装された回路の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 検査対象の電子回路をボード上に設置したままリーク電流検査やファンクション検査を実施した際に、この検査対象の電子回路が非検査対象の周辺回路から影響を受けない検査方法が必要とされている。
【解決手段】 ボード上に構成された電子回路と、前記電子回路へ電気信号を入出力する端子、周辺回路と、前記電子回路と前記周辺回路との電気的接続の間に位置するハイインピーダンス化手段と、前記電子回路を検査する検査手段を備え、前記検査前に、前記ハイインピーダンス化手段は、前記周辺回路から前記電子回路への電流の流入、またはおよび、該電子回路から該周辺回路への電流の流出を防止する工程と、前記検査手段を前記端子に電気的に接続し、該検査手段より前記電子回路に対して検査信号を入出力することで前記検査を行う工程と、前記検査後に、前記ハイインピーダンス化手段は、前記電子回路と前記周辺回路とを電気的に接続する工程とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ボード上に実装されたICをはじめとする電子回路の検査方法に関する。
多くの電子回路は、パッケージされた(樹脂にて半導体チップを封止した)マイコンや複数のICをボード上に実装して構成される。このようなパッケージ部品は、取り扱いやすい、周辺環境の影響を受けにくい等の利点がある。
近年、電子制御装置の高機能化、システムの複雑化により、電子回路規模が拡大している。しかし電子制御装置が占有できる面積は限られているため、電子回路の小型化が必須となっている。
このため、小型IC(パッケージ部品、CSP[Chip−Size PAckAge]、ベアチップ部品[樹脂封止されていない半導体チップ]等)を利用することで、電子回路の小型化を図っている。しかし、従来ICの品質は、端子を利用した品質検査の実施にて確保されているため、端子サイズや端子間隔(ピッチ)が狭いICの品質検査の実施は困難となっている。
ICの品質確保のため、ボードに電子部品を実装した後の電子回路の状態において、ICの品質検査を実施することで品質を確保する方法が特開平5−72280号公報に示されている。しかし、ボードに電子部品が実装された状態で検査をするため、検査対象部品以外の周辺回路の影響を受ける。このため、品質に影響する重要な検査であるリーク電流検査、ファンクション検査等の実施が不可能となる。
特開平5−72280号公報
本発明の目的は、検査対象の電子回路をボード上に設置したままリーク電流検査やファンクション検査を実施した際に、この検査対象の電子回路が非検査対象の周辺回路から影響を受けない検査方法を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、ボード(10)上に構成された電子回路(12)と、前記電子回路(12)へ電気信号を入出力する端子(27)と、周辺回路(15)と、前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)との電気的接続の間に位置するハイインピーダンス化手段(11)と、前記電子回路(12)を検査する検査手段(24)を備え、前記検査前に、前記ハイインピーダンス化手段(11)は、前記周辺回路(15)から前記電子回路(12)への電流の流入、またはおよび、該電子回路(12)から該周辺回路(15)への電流の流出を防止する工程と、前記検査手段(24)を前記端子(27)に電気的に接続し、該検査手段(24)より前記電子回路(12)に対して検査信号を入出力することで前記検査を行う工程と、前記検査後に、前記ハイインピーダンス化手段(11)は、前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)とを電気的に接続する工程とを有することを特徴とする。
検査工程において、検査対象である電子回路(12)をハイインピーダンス化することによって、この電子回路(12)が非検査対象である周辺回路(15)からの影響を受けないようにすることができる。これにより電子回路(12)をボード(10)上に設置したままの状態で、リーク電流検査やファンクション検査の実施をすることができる。
請求項2に記載の発明は、ボード(10)上に構成された電子回路(12)と、前記電子回路(12)へ電気信号を入出力する端子(27)と、周辺回路(15)と、前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)との電気的接続の間に位置するハイインピーダンス化手段(11)と、前記電子回路(12)を検査する検査手段(24)とを備える検査方法において、前記ハイインピーダンス化手段(11)が、前記周辺回路(15)から前記電子回路(12)への電流の流入、またはおよび、該電子回路(12)から該周辺回路(15)への電流の流出を防止し、前記検査手段(24)が該電子回路(12)に対して検査信号を入出力していない状態と、前記ハイインピーダンス化手段(11)が前記周辺回路(15)から前記電子回路(12)への電流の流入を防止したままの状態を維持し、前記検査手段(24)が前記端子(27)に電気的に接続され、該検査手段(24)が該電子回路(12)に対して前記検査信号を入出力する状態と、前記検査手段(24)が前記電子回路(12)に対して前記検査信号を入出力せず、前記ハイインピーダンス化手段(11)が該電子回路(12)と前記周辺回路(15)とを電気的に接続する状態とを有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、ボード(10)に実装された電子回路(12)の検査を行う検査手段(24)を備える検査方法において、前記検査前は、前記ボード(10)に実装された前記電子回路(12)と周辺回路(15)との間において、該周辺回路(15)から該電子回路(12)への電流の流入、またはおよび、該電子回路(12)から該周辺回路(15)への電流の流出を防止するハイインピーダンス化手段(11)を実行し、前記検査中は、前記ハイインピーダンス化手段(11)が前記周辺回路(15)から前記電子回路(12)への電流の流入を防止したままの状態を維持し、該電子回路(12)と前記検査手段(24)とを電気的に接続する端子(27)を介して、該検査手段(24)が検査信号を該電子回路(12)に入出力し、前記検査後は、前記インピーダンス化手段により、前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)とを接続することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記ハイインピーダンス化手段(11)はスイッチ(26)で構成されていることを特徴とする。
ハイインピーダンス化手段(11)にスイッチ(26)を用いることにより、簡易な構成でハイインピーダンス化が実施可能である。例えば、スイッチ(26)としてMOSスイッチを用いた場合、小電流で、電流を漏らすことなく確実に電子回路(12)をハイインピーダンス化することができる。
請求項5に記載の発明は、前記ハイインピーダンス化手段(11)は、前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)との間を電気的に接続する配線(30)を設置しないことによりなされることを特徴とする。
このようにパッド(30)間に配線(13)を設置しないことにより、特別な電気素子、例えば請求項4のようなスイッチ(26)を追加することなしに、ハイインピーダンス化が実施可能である。
請求項6に記載の発明は、前記ハイインピーダンス化手段(11)は、ダイオード(80)を前記周辺回路(15)から前記電子回路(12)への電流の流入を防止する方向に配置する、およびまたは、前記ダイオード(80)を該電子回路(12)から該周辺回路(15)への電流の流出を防止する方向に配置することによりなされることを特徴とする。
ダイオード(80)の方向性を用いてハイインピーダンス化を実施すれば、検査後に配線(13)などの加工をする必要がないため、完成品の段階で検査をすることができる。また、ICに備えられたダイオード(80)は検査後に容易に特性を変更することができるため、周辺回路(15)のICに備えられたダイオード(80)はハイインピーダンス化手段(11)として適当である。
請求項7に記載の発明は、前記ハイインピーダンス化手段(11)は、第一状態で電源電圧、第二状態でGND、第三状態で前記周辺回路(15)と前記電子回路(12)とを切断するスリーステイト回路により構成されることを特徴とする。
このようにスリーステイト回路を用いてハイインピーダンス化を実施すれば、検査後に配線(13)などの加工をする必要がないため、完成品の段階で検査をすることができる。
請求項8に記載の発明は、前記ハイインピーダンス化手段(11)は、等しい電位を持ちまとめられた配線(13)に接続された第一のパッド(30)と、前記周辺回路(15)に接続された等しい電位を持ちまとめられた第二のパッド(30)との間に配線(13)を設置しないことを特徴とする。
このように、同電位を持つ配線(13)をまとめハイインピーダンス化手段(11)として用いることで、パッド(30)の数を減らすことができ、回路スペースを削減することができる。
請求項9に記載の発明は、前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)とは同一のボード(10)上に構成されることを特徴とする。
同一ボード(10)に検査対象の電子回路(12)と周辺回路(15)とが実装されている状態で検査を実施可能であれば、ボード(10)を完成品に近い状態で検査することができるため、高い品質を保つことができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1を用いてボード(10)上のICの検査を実施するためのハイインピーダンス化手段(以下、HiZ化手段(11))の最良の形態を示し、ICの検査方法について説明する。ボード(10)上には、検査対象であるIC1(12)が実装され、IC1(12)の各端子には、配線(13)を介しHiZ化手段(11)が接続され、さらに別の配線(13)により、IC2(14)や図示しないプルダウン抵抗などが接続されている。また、IC1(12)、IC2(14)にはIC駆動用に電源(16)、GND(17)が接続されている。なお、周辺回路(15)とは、IC2(14)や図示しないプルダウン抵抗などの電気素子や、電源(16)やGND(17)である。IC1(12)の各端子のリーク検査やファンクション検査を実施するためには、各端子においてHiZ化手段(11)を構成し、IC1(12)をHiZ化することで周辺回路(15)によるIC1(12)の電流の流入、流出を防止する必要がある。以後、具体的な回路例を元にHiZ化手段(11)の形態を説明する。
〔実施例1〕
図2を用いて、実施例1について説明する。
図2は、検査対象の電子回路であるIC1(12)と、スイッチ(26)からなるHiZ化手段(11)と、IC2(14)とプルダウン抵抗(20)とコンデンサ(21)とからなる周辺回路(15)により構成されるボード(10)と、検査対象を検査する電流計(22)および信号発生器(23)からなる検査手段(24)を表す。
図2に示すように、IC1(12)の周辺にプルダウン抵抗(20)と、コンデンサ(21)が配線され、IC2(14)の内部には、オペアンプ(25)のようなアナログ出力回路が構成されている。IC1(12)とプルダウン抵抗(20)およびコンデンサ(21)およびIC2(14)との間は、スイッチ(26)からなるHiZ化手段(11)により接続されている。なお、以降の全実施例において、特別に説明がない限りはプルダウン抵抗(20)およびコンデンサ(21)は、GND(17)に接続されるものとする。また、IC1(12)にはTP端子(27)が接続されており、このTP端子(27)には外部の機器、例えば検査手段(24)を接続することができる。
以下、IC1(12)の検査を行う手順について述べる。まず、スイッチ(26)により周辺回路(15)をIC1(12)から電気的に分離することでHiZ化を実現し、周辺回路(15)の影響を遮断する。この状態にて、TP端子(27)を用いてボード(10)外部より検査手段(24)を接続することで、周辺回路(15)の影響を受けることなくリーク電流及びファンクション検査をすることができる。
なお、このスイッチ(26)は、機械的なもので構成されてもよいが、p−MOS、n−MOS、アナログスイッチなどの半導体素子にて構成されてもよい。
〔実施例2〕
図3を用いて実施例2について説明する。この実施例2における前述の実施例1との構成上の相違点は、実施例2ではHiZ化が配線を接続しないことにより実現される点である。なお、実施例1と同等の構成については、実施例1と同様の符号を付し、本実施例2における説明を省略する。
図3は、図2のスイッチ(26)の代わりにパッド(30)間の配線(13)を設置しないことによりHiZ化を実施した例である。この場合、実施例1のスイッチ(26)のような特別な回路を追加することなしに、実施例1の作用効果を奏することができる。また、検査後に再配線するためのパッド(30)を、TP端子(27)として利用することで、TP端子(27)数を削減できる。
〔実施例3〕
図4を用いて実施例3について説明する。この実施例3における前述の各実施例との構成上の相違点は、本実施例ではプルダウン抵抗(20)およびコンデンサ(21)が検査後に実装される点と、IC2(14)内のオペアンプ(25)とIC1(12)との間にスイッチ(26)が設けられている点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例3における説明を省略する。
図4では、コンデンサ(21)と抵抗(20)とを未実装とすることで、IC1(12)とGND(17)とを分離し、かつ、IC2(14)内部のスイッチ(26)によってオペアンプ(25)とIC1(12)とを分離することでHiZ化を実現し、周辺回路(15)の影響を遮断する。この状態において、TP端子(27)を用いて検査を実施し、検査終了後にコンデンサ(21)、抵抗(20)を実装する。これにより、IC2(14)やGND(17)をはじめとする周辺回路(15)からの影響を受けることなく、IC1(12)の検査をすることができ上、ボード(10)上での工夫が一切必要ない。
なお、スイッチ(26)は、IC2(14)の内部ではなく、ボード(10)上のA点までの配線上に配置されてもよい。また、未実装とする部品は、コンデンサ(21)、抵抗(20)に限定されるものではなく、その他の電子部品であってもよい。
〔実施例4〕
図5を用いて実施例4について説明する。この実施例4における前述の実施例3との構成上の相違点は、本実施例ではプルダウン抵抗(20)およびコンデンサ(21)とGND(17)との間にスイッチ(26)が設置されている点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例4における説明を省略する。
図5は、コンデンサ(21)と抵抗(20)とをGND(17)から分離するために、コンデンサ(21)および抵抗(20)とGND(17)との間にスイッチ(26)を導入した例である。検査時にはこのスイッチ(26)をOFFとすることで、HiZ化する。検査後は、スイッチ(26)をONとすることで、IC1(12)と電気的に接続する。これにより、実施例3と同様の作用効果を奏することができる。
なお、このスイッチ(26)は、機械的なもので構成されてもよいが、p−MOS、n−MOS、アナログスイッチなどの半導体素子にて構成されてもよい。
〔実施例5〕
図6を用いて実施例5について説明する。この実施例5における前述の実施例4との構成上の相違点は、本実施例ではプルダウン抵抗(20)およびコンデンサ(21)とGND(17)との間に配線が設置されていない点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例5における説明を省略する。
図6は、図5の抵抗(20)およびコンデンサ(21)とGND(17)との間にスイッチ(26)を設置する代わりにパッド(30)を設け、このパッド(30)間の配線をオープンとすることで抵抗(20)およびコンデンサ(21)とGND(17)を分離した例である。TP端子(27)にて検査を実施した後、ワイヤもしくはボンディングにより双方のパッド(30)をショートする。このとき図6のように同電位の配線を束ねる(島のようにする)ことでパッド(30)の数を低減できる。これにより、実施例4の作用効果に加え、検査後のワイヤもしくはボンディング再配線時の手間及び材料費を低減することと、回路を小型化することができる。
〔実施例6〕
図7を用いて実施例6について説明する。この実施例6における前述の各実施例との構成上の相違点は、IC1(12)に外部から電源(16)が供給される点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例6における説明を省略する。
図7は、IC1(12)に外部から電源(16)が供給される回路例である。この場合、電源(16)とプルアップ抵抗(20)との間に、HiZ化手段(11)としてスイッチ(26)を導入することでHiZ化する。この方法により、簡易な構成で周辺回路の電源からの電流の流入、流出を防止できる。
なお、スイッチ(26)は、電源(16)とプルアップ抵抗(20)との間ではなく、プルアップ抵抗(20)と点Bとの間にあってもよい。
〔実施例7〕
図8を用いて実施例7について説明する。この実施例7における前述の実施例6との構成上の相違点は、HiZ化手段(11)にツェナーダイオード(80)が用いられている点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例7における説明を省略する。
図8は、HiZ化手段(11)に、図7で使用したスイッチ(26)の変わりにツェナーダイオード(80)を用いた例である。この場合、TP端子(27)よりツェナーダイオード(80)のしきい値電圧Vf以上の電圧VTPを印加する検査項目がある場合には、電源(16)への電流の回り込みが発生するため、この回路例は使えない。ただし、電源(16)の電圧値V23を調整できる回路構成である場合には、V23>VTP+Vfと設定すれば、検査の実施が可能となる。
このように、ツェナーダイオード(80)という電子部品1個にて周辺回路(15)である電源(16)からの電流の流入を防ぐことができる。
〔実施例8〕
図9を用いて実施例8について説明する。この実施例8における前述の各実施例との構成上の相違点は、IC2(14)にスリーステイト型のデジタル出力回路が用いられている点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例8における説明を省略する。
図9は、IC1(12)の周辺にコンデンサ(21)、トランジスタ(90)が配線され、IC2(14)内部には、CMOS等によるデジタル出力回路が構成されている例である。コンデンサ(21)とトランジスタ(90)を、スイッチ(26)にてIC1(12)より分離する。また、p−MOS(91)とn−MOS(92)とで構成された回路(プッシュプル回路と呼ぶ)を用いてHiZ化を行うため、3ステイト化(電源(16)の電圧が出力されるH状態、GND(17)の電圧が出力されるL状態、どちらでもないHiZ状態の3つの状態を出力)する。この状態にてTP端子(27)に検査手段(24)を接続しIC1(12)の検査を実施する。検査終了後は、スイッチ(26)を接続し、プッシュプル回路のHiZ化を解除することで、正常動作に移行する。この3ステイトプッシュプル回路は、IC2(14)内部にて構成できるため、周辺回路(15)およびボード(10)への影響がない。
なお、プッシュプル回路は、何らかの信号入力がある場合(検査時など)のみ、HiZ化する回路構成であってもよい。また、スイッチ(26)の代わりにパッド(30)間の配線をオープンとした図3、図6のような回路構成であってもよい。
〔実施例9〕
図10を用いて実施例9について説明する。この実施例9における前述の各実施例との構成上の相違点は、プルダウン抵抗(20)およびツェナーダイオード(80)によるHiZ化手段(11)がIC2(14)の内部に設置される点である。なお、前述の実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例9における説明を省略する。
図10は、IC1(12)には、IC2(14)が接続され、IC2(14)の内部にはプルダウン抵抗(20)が構成されている例である。IC2(14)の内部のプルダウン抵抗(20)をIC2(14)の内部のGND(17)から分離するため、GND(17)とプルダウン抵抗(20)との間にツェナーダイオード(80)を設置する。ツェナーダイオード(80)を設置することによりHiZ化を実現し、IC1(12)に対するプルダウン抵抗(20)の影響を遮断する。この状態においてTP端子(27)に検査手段(24)を接続し、IC1(12)の検査を実施する。ただし、TP端子(27)にツェナーダイオード(80)の降伏電圧VB電圧よりも大きな電圧を印加する検査がある場合には、本構成によるHiZ方法では検査を実施できない。また、このツェナーダイオード(80)は検査後、ザッピング(半導体製造における、抵抗値や電圧値をレーザにより調整する工程)により、電気的にショートすることができ、通常動作に影響が出ないように対応することができる。
また、本回路は、ツェナーダイオード(80)の代わりにスイッチ(26)を導入した図7のような回路構成であってもよい。
なお、前述の全実施例の実施形態は例示的に示すものであり、本発明はこれらの実形態に限定されるものではない。本発明は、請求項の記載に基づく技術的範囲を逸脱しない限り、種々の変形ないし改良を付加することができる。
発明を実施するための最良の形態において用いられるボード上の回路構成である。 実施例1において用いられるボード上の回路構成である。 実施例2において用いられるボード上の回路構成である。 実施例3において用いられるボード上の回路構成である。 実施例4において用いられるボード上の回路構成である。 実施例5において用いられるボード上の回路構成である。 実施例6において用いられるボード上の回路構成である。 実施例7において用いられるボード上の回路構成である。 実施例8において用いられるボード上の回路構成である。 実施例9において用いられるボード上の回路構成である。
符号の説明
10 ボード
11 HiZ化手段
12 IC1
13 配線
14 IC2
15 周辺回路
16 電源
17 GND
20 抵抗
21 コンデンサ
22 電流計
23 信号発生器
24 検査手段
25 オペアンプ
26 スイッチ
27 TP端子
30 パッド
80 ツェナーダイオード
90 トランジスタ
91 p−MOS
92 n−MOS

Claims (9)

  1. ボード(10)上に構成された電子回路(12)と、
    前記電子回路(12)へ電気信号を入出力する端子(27)と、
    周辺回路(15)と、
    前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)との電気的接続の間に位置するハイインピーダンス化手段(11)と、
    前記電子回路(12)を検査する検査手段(24)とを備え、
    前記検査前に、前記ハイインピーダンス化手段(11)は、前記周辺回路(15)から前記電子回路(12)への電流の流入、またはおよび、該電子回路(12)から該周辺回路(15)への電流の流出を防止する工程と、
    前記検査手段(24)を前記端子(27)に電気的に接続し、該検査手段(24)より前記電子回路(12)に対して検査信号を入出力することで前記検査を行う工程と、
    前記検査後に、前記ハイインピーダンス化手段(11)は、前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)とを電気的に接続する工程とを有することを特徴とする検査方法。
  2. ボード(10)上に構成された電子回路(12)と、
    前記電子回路(12)へ電気信号を入出力する端子(27)と、
    周辺回路(15)と、
    前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)との電気的接続の間に位置するハイインピーダンス化手段(11)と、
    前記電子回路(12)を検査する検査手段(24)とを備える検査方法において、
    前記ハイインピーダンス化手段(11)が、前記周辺回路(15)から前記電子回路(12)への電流の流入、またはおよび、該電子回路(12)から該周辺回路(15)への電流の流出を防止し、前記検査手段(24)が該電子回路(12)に対して検査信号を入出力していない状態と、
    前記ハイインピーダンス化手段(11)が前記周辺回路(15)から前記電子回路(12)への電流の流入を防止したままの状態を維持し、前記検査手段(24)が前記端子(27)に電気的に接続され、該検査手段(24)が該電子回路(12)に対して前記検査信号を入出力する状態と、
    前記検査手段(24)が前記電子回路(12)に対して前記検査信号を入出力せず、前記ハイインピーダンス化手段(11)が該電子回路(12)と前記周辺回路(15)とを電気的に接続する状態とを有することを特徴とする検査方法。
  3. ボード(10)に実装された電子回路(12)の検査を行う検査手段(24)を備える検査方法において、
    前記検査前は、前記ボード(10)に実装された前記電子回路(12)と周辺回路(15)との間において、該周辺回路(15)から該電子回路(12)への電流の流入、またはおよび、該電子回路(12)から該周辺回路(15)への電流の流出を防止するハイインピーダンス化手段(11)を実行し、
    前記検査中は、前記ハイインピーダンス化手段(11)が前記周辺回路(15)から前記電子回路(12)への電流の流入を防止したままの状態を維持し、該電子回路(12)と前記検査手段(24)とを電気的に接続する端子(27)を介して、該検査手段(24)が検査信号を該電子回路(12)に入出力し、
    前記検査後は、前記ハイインピーダンス化手段(11)により、前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)とを接続することを特徴とする検査方法。
  4. 前記ハイインピーダンス化手段(11)はスイッチ(26)で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の検査方法。
  5. 前記ハイインピーダンス化手段(11)は、前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)との間を電気的に接続する配線(13)を設置しないことによりなされることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の検査方法。
  6. 前記ハイインピーダンス化手段(11)は、ダイオード(80)を前記周辺回路(15)から前記電子回路(12)への電流の流入を防止する方向に配置する、またはおよび、前記ダイオード(80)を該電子回路(12)から該周辺回路(15)への電流の流出を防止する方向に配置することによりなされることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の検査方法。
  7. 前記ハイインピーダンス化手段(11)は、第一状態で電源電圧、第二状態でGND、第三状態で前記周辺回路(15)と前記電子回路(12)とを切断するスリーステイト回路により構成されることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の検査方法。
  8. 前記ハイインピーダンス化手段(11)は、等しい電位を持ちまとめられた配線(13)に接続された第一のパッド(30)を持ち、前記周辺回路(15)に接続された等しい電位を持ちまとめられた第二のパッド(30)との間に配線(13)を設置しないことを特徴とする請求項5に記載の検査方法。
  9. 前記電子回路(12)と前記周辺回路(15)とは同一のボード(10)上に構成されることを特徴とする請求項1から請求項8に記載の検査方法。
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