JP2007155444A - 断線検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のチップが同一のパッケージに搭載されたマルチチップパッケージにおいて、任意の2つのチップを結ぶ配線が断線したことを各チップ自身が簡易な構成で検出可能な断線検出装置を提供すること。
【解決手段】第1断線検出回路A2は、出力端子ATの電位が上限電位よりも高くなった場合、または、下限電位よりも低くなった場合に、配線Zが断線状態であることを検出する。また、第2断線検出回路B2は、入力端子BTの電位がVccの2分の1付近(すなわち、HiとLowの中間付近)となった場合に、配線が断線状態であること検出する。これにより、チップとは別に発信回路やウォッチドッグタイマを設けなくとも、出力端子と入力端子とを結ぶ配線が断線したことを、各チップ自身が検出できる。また、装置の構成が簡素化されるため、設計面およびコスト面からも好ましいのである。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のチップが同一のパッケージに搭載されたマルチチップパッケージにおいて、チップ間を接続する配線の断線を検出する断線検出装置に関する。
従来、複数のチップを有するパッケージの検査を行う装置が公知である。例えば特許文献1の装置では、第1チップと第2チップが内部パッドによって接続され、2つのチップが通常の動作を行うための通常動作モードと、2つのチップにおけるリーク電流の有無を調べるためのテストモードとを有する。テストモード信号がHiにセットされると、従来装置は動作モードをテストモードへ移行し、第1チップおよび第2チップと、2つのチップを結ぶ内部パッドとを電気的に切り離す。そして、テスト用レジスタから出力される信号から、リーク電流を測定する。
特開2002−131400号公報
このように、従来装置では2つのチップを電気的に切り離し、テスト用レジスタから出力される信号によって発生するリーク電流を測定することによって検査を行っている。しかしながら、従来装置では、2つのチップを結ぶ配線の断線検出については考慮されていない。これに対しては、チップとは別に発信回路やウォッチドッグタイマを設けて検出することが考えられるが、装置の構成が複雑になり、設計面およびコスト面からも好ましくない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、複数のチップが同一のパッケージに搭載されたマルチチップパッケージにおいて、任意の2つのチップを結ぶ配線が断線したことを各チップ自身が簡易な構成で検出可能な断線検出装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の断線検出装置では、第1のチップと第2のチップとが同一のパッケージに搭載されたマルチチップパッケージにおいて、第1のチップの出力端子と第2のチップの入力端子とを接続する配線が断線したことを検出する断線検出装置であって、配線の非断線時において、出力端子および入力端子の電位は、第1のチップおよび第2のチップの相互のインピーダンスにより、所定の上限電位よりも低いハイ電位付近、または所定の下限電位よりも高いロウ電位付近となるよう構成され、第1のチップに設けられ、出力端子の電位が上限電位よりも高くなった場合、または、下限電位よりも低くなった場合に、配線が断線したことを検出する第1断線検出手段と、第2のチップに設けられ、入力端子の電位が、ハイ電位よりも所定電位以上低く、かつ、ロウ電位よりも所定電位以上高い場合に、配線が断線したことを検出する第2断線検出手段とを備えることを特徴とする。
このように、本発明の断線検出装置では、配線の非断線時には、出力端子および入力端子の電位は、第1のチップおよび第2のチップの相互のインピーダンスにより、所定の上限電位よりも低いハイ電位付近、または所定の下限電位よりも高いロウ電位付近となるよう構成される。第1のチップ自身が配線の断線を検出するための第1断線検出手段は、第1のチップに設けられ、出力端子の電位が上限電位よりも高くなった場合、または、下限電位よりも低くなった場合に、配線が断線したことを検出する。また、第2のチップ自身が配線の断線を検出するための第2断線検出手段は、第2のチップに設けられ、入力端子の電位が、ハイ電位よりも所定電位以上低く、かつ、ロウ電位よりも所定電位以上高い場合に、配線が断線したことを検出する。これにより、チップとは別に発信回路やウォッチドッグタイマを設けなくとも、出力端子と入力端子とを結ぶ配線が断線したことを、各チップ自身が検出することができる。また、装置の構成が簡素化されるため、設計面およびコスト面からも好ましい。
請求項2に記載のように、第1断線検出手段は、出力端子の電位が上限電位よりも大きいか否かを比較する上限比較回路と、出力端子の電位が下限電圧よりも小さいか否かを比較する下限比較回路とを有し、上限比較回路および下限比較回路の比較結果から、出力端子の電位が上限電位よりも高くなった、または、下限電位よりも低くなったことを判別することが望ましい。上限比較回路と下限比較回路とを用いることにより、前述した配線の断線を第1チップから確実に検出できる。
請求項3に記載のように、第2断線検出手段は、入力端子の電位が、所定電位である第1電位よりも高い場合に動作する第1コンパレータ回路と、所定電位である第2電位よりも低い場合に動作する第2コンパレータ回路とを有し、第1電位は、第2電位よりも低くなるよう設定され、第1コンパレータ回路と第2コンパレータ回路とが両方動作した場合に、入力端子の電位が、ハイ電位よりも所定電位以上低い、または、ロウ電位よりも所定電位以上高いと判別することが望ましい。第1コンパレータ回路と第2コンパレータ回路とを用いることにより、前述した配線の断線を第2チップから確実に検出できる。
請求項4に記載のように、第1電位および第2電位は、ハイ電位とロウ電位の中間付近に設定されることが望ましい。前述の配線が断線した場合、第2チップのインピーダンスから、入力端子はハイ電位とロウ電位の中間付近の電位となる場合が多いためである。
図1は、本発明の一実施形態における断線検出装置の全体構成を示すブロック図である。本断線検出装置は、第1チップと第2チップとが同一のパッケージに搭載されたマルチチップパッケージに組み込まれて動作する。第1チップには出力端子ATが、第2チップには入力端子BTが設けられ、出力端子ATと入力端子BTとは配線Zによって接続される。そして、当該配線を介して第1チップから第2チップへHiまたはLowの電位を電気信号として送信するものである。
図1に示すように、第1チップは内部回路A1、第1断線検出回路A2、出力端子ATとから構成され、内部回路A1から出力される制御信号は第1断線検出回路A2から電気信号として出力端子ATへ出力され、配線Zから送信される。また、第2チップは内部回路B1、第2断線検出回路B2、入力端子BTとから構成され、入力端子BTが配線Zから受信した電気信号は第2断線検出回路B2を介し、制御信号として内部回路B1へ入力される。内部回路A1および内部回路B1は、内部パッドを介してパッケージの各ピンに接続される。また、第1断線検出回路A2および第2断線検出回路B2は、パッケージの電源電圧(以下、Vccとする)ピンと接地(以下、GNDとする)ピンに接続される。
次に、第1チップおよび第2チップの各部について詳細に説明する。
はじめに、第1チップの内部構成について説明する。
図2に示すように、内部回路A1は電子回路であり、内部パッドを介して接続されたパッケージの各ピンへ各種制御信号を出力する。また、第2チップへ送信する制御信号を第1断線検出回路A2へ出力する。
第1断線検出回路A2は、PチャネルのFETA21、NチャネルのFETA22、比較回路A23およびA24、判定回路25から構成される。
FETA21およびFETA22は、公知の電界効果トランジスタであり、FETA21のソースはVccに接続され、FETA21のドレインはFETA22のドレインへ接続される。FETA22のソースはGNDに接続される。FETA21およびFETA22のそれぞれのゲートには、内部回路A1から制御信号として出力されるVccまたはGNDが印加される。なお、FETA21およびFETA22に関しては、バイポーラ型のPNPトランジスタとNPNトランジスタを利用しても良い。
比較回路A23は、FETA21のドレインとFETA22のドレインとを結ぶ配線に接続され、当該配線に出力される電気信号の電位がVccよりも所定電位だけ低い上限電位を上回った場合に、オン信号を出力する。
比較回路A24は、FETA21のドレインとFETA22のドレインとを結ぶ配線に接続され、当該配線に出力される電気信号の電位がGNDよりも所定電位だけ高い下限電位を下回った場合に、オン信号を出力する。
判定回路A25は、比較回路A23または比較回路A24のいずれかがオン信号を出力した場合、入力端子ATに接続された配線Zが断線したものと判定し、断線信号を内部回路A1へ出力する。
次に、第2チップの内部構成について説明する。
図2に示すように、内部回路B1は電子回路であり、第2断線検出回路B2から取得した制御信号に従って動作し、内部パッドを介して接続されたパッケージの各ピンへ各種制御信号を出力する。
第2断線検出回路B2は、コンパレータCおよびコンパレータDと、判定回路Eとから構成される。以下、順に説明する。
コンパレータCは、公知の電界効果トランジスタである4つのPチャネルのFETC1、C2、C3,C4と、3つの抵抗C5、C6、C7,およびフィルタC8から構成される。
FETC1は、ソースがVccに接続され、ドレインが抵抗C5を介して、端子BTと内部回路B1とを結ぶ配線に接続される。ゲートはドレインと抵抗C5とを結ぶ配線に接続される。
FETC2は、ソースがVccに接続され、ドレインは後述するFETC3およびFETC4のソースに接続される。ゲートはFETC1のドレインと抵抗C5とを結ぶ配線に接続される。
FETC3は、ソースがFETC2のドレインと接続され、ドレインは抵抗C6を介してGNDに接続される。ゲートはFETC1のドレインと抵抗C5とを結ぶ配線に接続される。
FETC4は、ソースがFETC2のドレインと接続され、ドレインは抵抗C7を介してGNDに接続される。ゲートは入力端子BTと内部回路B1とを結ぶ配線に接続される。
このように、コンパレータCは、Vccの2分の1付近(すなわち、HiとLowの中間付近)よりも低い電位が各FETのゲートに入力されると動作するよう構成される。なお、FETC1〜FETC4に関しては、バイポーラ型のPNPトランジスタを利用しても良い。
フィルタC8は、FETC4のソースと抵抗C7とを結ぶ配線の電圧におけるノイズ成分を除去する。
コンパレータDは、公知の電界効果トランジスタである4つのNチャネルのFETD1、D2、D3,D4と、3つの抵抗D5、D6、D7,およびフィルタD8から構成される。
FETD1は、ドレインが抵抗D5を介して、端子BTと内部回路B1とを結ぶ配線に接続され、ソースはGNDに接続される。ゲートはドレインと抵抗D5とを結ぶ配線に接続される。
FETD2は、ドレインが後述するFETD3のソースとFETD4のソースとを結ぶ配線に接続され、ソースはGNDに接続される。ゲートはFETD1のドレインと抵抗D5とを結ぶ配線に接続される。
FETD3は、ドレインが抵抗D6を介してVccに接続され、ソースはFETD2のドレインへ接続される。ゲートはFETD1のドレインと抵抗D5とを結ぶ配線に接続される。
FETD4は、ドレインが抵抗D7を介してVccに接続され、ソースはFETD2のドレインへ接続される。ゲートは入力端子BTと内部回路B1とを結ぶ配線に接続される。
このように、コンパレータDは、Vccの2分の1付近(すなわち、HiとLowの中間付近)よりも高い電位が各FETのゲートに入力されると動作するよう構成される。なお、FETD1〜FETD4に関しては、バイポーラ型のNPNトランジスタを利用しても良い。
フィルタD8は、FETD4のドレインと抵抗D7とを結ぶ配線の電圧におけるノイズ成分を除去する。
判定回路Eは、コンパレータCのフィルタC8およびコンパレータDのフィルタD8から出力される電位を監視し、どちらか一方がVccを出力し、もう一方がGNDを出力した場合に、入力端子BTに接続された配線Zが断線したと判定し、断線信号を内部回路B1へ出力する。
次に、本装置の動作について具体的に説明する。
(1)配線Zが非断線状態であり、第1チップの内部回路A1から制御信号としてVccが出力された場合
第1チップの内部回路Aから制御信号としてVccが出力された場合、FETA21のゲートにVccが印加されるが、Pチャネル型のFETA21はオフのままである。一方、FETA22のゲートにもVccが印加されるが、FETA22はNチャネル型なのでオンする。その結果、出力端子ATには一時的にGND付近の電位が出力されることとなり、配線Zおよび第2チップの入力端子BTの電位もGND付近となる。
第2チップのコンパレータCは、入力端子BTがGND付近の電位となるため、これに呼応してPチャネル型のFETC1、FETC2、FETC3、FETC4の各々のゲートに入力される電位もGND付近となり、これら全てがオンすることとなる(コンパレータCが動作する)。このとき、FETC2とFETC4のソース−ドレイン間電圧は、抵抗C7にかかる電圧と比較して非常に小さくなるため、FETC4のドレインと抵抗C7とを結ぶ配線の電位はVcc付近となり、フィルタC8によってノイズ成分が除去され、Vcc付近の電位が判定回路Eへ出力される。一方、コンパレータDのFETは全てNチャネル型であるため、入力端子BTがGND付近の電位となり、FETD1、FETD2、FETD3、FETD4の各々のゲートに入力される電位がGND付近となっても動作せず、全てオフのままである(コンパレータDは動作しない)。そのため、FETD4のドレインと抵抗D7とを結ぶ配線の電位はVcc付近となり、フィルタD8によってノイズ成分が除去され、Vcc付近の電位が判定回路Eへ出力される。判定回路Eは、コンパレータCのフィルタC8およびコンパレータDのフィルタD8から出力される電位がいずれもVcc付近であることから、配線Zは非断線状態であると判定する。
ところで、第2チップのコンパレータCが動作したため、第2チップと第1チップとの間で、FETC1→抵抗C5→入力端子BT→配線Z→出力端子AT→FETA22の電流経路が生成することとなる。その結果、配線Zの電位(すなわち、出力端子ATと入力端子BTの電位)は、GND付近から少し高くなった後にLowとして安定する。すなわち、第1チップと第2チップの相互のインピーダンスに起因して、配線Zの電位がGND付近から少し高くなってLowになるのである。そのため、比較回路A24には下限電位よりも少し高いLowが入力されることとなり(そのように下限電位は予め設定される)、比較回路A24はオフ信号を出力する。比較回路A23は当然オフ信号を出力したままである。その結果、判定回路A25は、比較回路A23および比較回路A24のいずれもオフ信号を出力していることから、配線Zは非断線状態であると判定する。
(2)配線Zが非断線状態であり、第1チップの内部回路A1から制御信号としてGNDが出力された場合
第1チップの内部回路Aから制御信号としてGNDが出力された場合、FETA21のゲートにGNDが印加されるため、Pチャネル型のFETA21はオンする。一方、FETA22のゲートにもGNDが印加されるが、FETA22はNチャネル型なのでオフのままである。その結果、出力端子ATには一時的にVcc付近の電位が出力されることとなり、配線Zおよび第2チップの入力端子BTの電位もVcc付近となる。
第2チップのコンパレータDは、入力端子BTがVcc付近の電位となるため、これに呼応してNチャネル型のFETD1、FETD2、FETD3、FETD4の各々のゲートに入力される電位もVcc付近となり、これら全てがオンすることとなる(コンパレータDが動作する)。このとき、FETD2とFETD4のドレイン−ソース間電圧は、抵抗D7にかかる電圧と比較して非常に小さくなるため、FETD4のドレインと抵抗D7とを結ぶ配線の電位はGND付近となり、フィルタD8によってノイズ成分が除去され、GND付近の電位が判定回路Eへ出力される。一方、コンパレータCのFETは全てPチャネル型であるため、入力端子BTがVcc付近の電位となり、FETC1、FETC2、FETC3、FETC4の各々のゲートに入力される電位がVcc付近となっても動作せず、全てオフのままである(コンパレータDは動作しない)。そのため、FETC4のドレインと抵抗C7とを結ぶ配線の電位はGND付近となり、フィルタC8によってノイズ成分が除去され、GND付近の電位が判定回路Eへ出力される。判定回路Eは、コンパレータCのフィルタC8およびコンパレータDのフィルタD8から出力される電位がいずれもGND付近であることから、配線Zは非断線状態であると判定する。
ところで、第2チップのコンパレータDが動作したため、第1チップと第2チップとの間で、FETA21→出力端子AT→配線Z→入力端子BT→抵抗D5→FETD1の電流経路が生成することとなる。その結果、配線Zの電位(すなわち、出力端子ATと入力端子BTの電位)は、Vcc付近から少し低くなった後にHiとして安定する。すなわち、第1チップと第2チップの相互のインピーダンスに起因して、配線Zの電位がVcc付近から少し低くなってHiになるのである。そのため、比較回路A23には上限電位よりも少し低いHiが入力されることとなり(そのように上限電位は予め設定される)、比較回路A23はオフ信号を出力する。比較回路A24は当然オフ信号を出力したままである。その結果、判定回路A25は、比較回路A23および比較回路A24のいずれもオフ信号を出力していることから、配線Zは非断線状態であると判定する。
(3)配線Zが断線状態であり、第1チップの内部回路A1から制御信号としてVccが出力された場合
第1チップの内部回路Aから制御信号としてVccが出力された場合、FETA21のゲートにVccが印加されるが、Pチャネル型のFETA21はオフのままである。一方、FETA22のゲートにもVccが印加されるが、FETA22はNチャネル型なのでオンする。その結果、出力端子ATには一時的にGND付近の電位が出力される。しかしながら、配線Zが断線状態であるため、出力端子ATの電位はGND付近で安定する。このとき、比較回路A24にはGND付近の電位が入力され、前述の下限電位を下回ることから、オン信号が出力される。比較回路A23は当然オフ信号を出力したままである。判定回路A25は、比較回路A24からオン信号が出力されたため、出力端子ATに接続された配線Zは断線状態であると判定し、内部回路A1へ断線信号を出力する。これにより、内部回路A1は配線Zが断線したことを検出する。
一方、配線Zが断線状態であるため、FETC1のゲートに入力される電位はソースに入力されるVccよりも低くなり、FETC1はオンする。また、抵抗C5および抵抗D5を介してFETD1のゲートに入力される電位はソースに入力されるGNDよりも高くなり、FETD1もオンする。その結果、第2チップ内部でFETC1→抵抗C5→抵抗D5→FETD1の電流経路が生成することとなり、入力端子BTと内部回路B1とを結ぶ配線の電位はVccの2分の1程度(HiとLowの中間付近)になる。これは、コンパレータCとコンパレータDが対称形になっていることに起因する。すると、コンパレータCのFETC1、FETC2、FETC3、FETC4の各々のゲートに入力される電位は、当該FETのソースに入力される電位よりも低くなり、全てオンすることとなる。また、コンパレータDのFETD1、FETD2、FETD3、FETD4の各々のゲートに入力される電位は、当該FETのソースに入力される電位よりも高くなり、全てオンすることとなる。すなわち、コンパレータCとコンパレータDが両方動作することとなる。この場合、コンパレータCにおけるFETC4のドレインと抵抗C7とを結ぶ配線の電位はVcc付近となり、フィルタC8によってノイズ成分が除去され、Vcc付近の電位が判定回路Eへ出力される。また、コンパレータDにおけるFETD4のドレインと抵抗D7とを結ぶ配線の電位はGND付近となり、フィルタD8によってノイズ成分が除去され、GND付近の電位が判定回路Eへ出力される。判定回路Eは、コンパレータCのフィルタC8からはVcc付近の電位が出力され、コンパレータDのフィルタD8からはGND付近の電位が出力されるため、配線Zが断線状態であると判定し、断線信号を内部回路B1へ出力する。これにより、内部回路B1は配線Zが断線状態であることを検知する。
(4)配線Zが断線状態であり、第1チップの内部回路A1から制御信号としてGNDが出力された場合
第1チップの内部回路Aから制御信号としてGNDが出力された場合、FETA21のゲートにGNDが印加されるため、Pチャネル型のFETA21はオンする。一方、FETA22のゲートにもGNDが印加されるが、FETA22はNチャネル型なのでオフのままである。その結果、出力端子ATには一時的にVcc付近の電位が出力される。しかしながら、配線Zが断線状態であるため、出力端子ATの電圧はVcc付近で安定する。このとき、比較回路A23にはVcc付近の電圧が入力され、前述の上限電圧を上回ることから、オン信号が出力される。比較回路A24は当然オフ信号を出力したままである。判定回路A25は、比較回路A23からオン信号が出力されたため、出力端子ATに接続された配線Zは断線状態であると判定し、内部回路A1へ断線信号を出力する。これにより、内部回路A1は配線Zが断線したことを検知する。
第2チップの動作に関しては、前述の(3)の場合と同様であるため、説明を省略する。
このように、本実施形態の断線検出装置では、配線Zが非断線状態である場合には、第1チップおよび第2チップの相互のインピーダンスにより、出力端子ATおよび入力端子BTの電位は上限電位よりも低いHiまたは下限電位よりも高いLowとなるよう構成される。第1断線検出回路A2は、出力端子ATの電位が上限電位よりも高くなった場合、または、下限電位よりも低くなった場合に、配線Zが断線状態であることを検出する。また、第2断線検出回路B2は、入力端子BTの電位がVccの2分の1付近(すなわち、HiとLowの中間付近)となった場合に、配線が断線状態であること検出する。これにより、チップとは別に発信回路やウォッチドッグタイマを設けなくとも、出力端子と入力端子とを結ぶ配線が断線したことを、各チップ自身が検出できる。また、装置の構成が簡素化されるため、設計面およびコスト面からも好ましいのである。
前述した実施形態および変形例では、本装置は2つのチップが同一のパッケージに搭載されて動作するマルチチップパッケージに組み込まれて動作した。しかしながら、これに限定されるものではなく、複数のチップが同一のパッケージに搭載されて動作するマルチチップパッケージであれば、任意の2つのチップ間における配線の断線検出に好適に利用できる。
本発明の一実施形態における断線検出装置の全体構成を示すブロック図である。 本実施形態の断線検出装置における詳細構成を示す図である。
符号の説明
A1…内部回路
A2…第1断線検出回路
A21〜A22…FET
A23〜A24…比較回路
A25…判定回路
AT…出力端子
B1…内部回路
B2…第2断線検出回路
C…コンパレータ
C1〜C4…FET
C5〜C7…抵抗
C8…フィルタ
D…コンパレータ
D1〜D4…FET
D5〜D7…抵抗
D8…フィルタ
E…判定回路
Z…配線

Claims (4)

  1. 第1のチップと第2のチップとが同一のパッケージに搭載されたマルチチップパッケージにおいて、第1のチップの出力端子と第2のチップの入力端子とを接続する配線が断線したことを検出する断線検出装置であって、
    前記配線の非断線時において、前記出力端子および前記入力端子の電位は、前記第1のチップおよび前記第2のチップの相互のインピーダンスにより、所定の上限電位よりも低いハイ電位付近、または所定の下限電位よりも高いロウ電位付近となるよう構成され、
    前記第1のチップに設けられ、前記出力端子の電位が前記上限電位よりも高くなった場合、または、前記下限電位よりも低くなった場合に、前記配線が断線したことを検出する第1断線検出手段と、
    前記第2のチップに設けられ、前記入力端子の電位が、前記ハイ電位よりも所定電位以上低く、かつ、前記ロウ電位よりも所定電位以上高い場合に、前記配線が断線したことを検出する第2断線検出手段とを備えることを特徴とする断線検出装置。
  2. 前記第1断線検出手段は、前記出力端子の電位が前記上限電位よりも大きいか否かを比較する上限比較回路と、前記出力端子の電位が前記下限電圧よりも小さいか否かを比較する下限比較回路とを有し、
    前記上限比較回路および前記下限比較回路の比較結果から、前記出力端子の電位が前記上限電位よりも高くなった、または、前記下限電位よりも低くなったことを判別することを特徴とする請求項1記載の断線検出装置。
  3. 前記第2断線検出手段は、前記入力端子の電位が、所定電位である第1電位よりも高い場合に動作する第1コンパレータ回路と、所定電位である第2電位よりも低い場合に動作する第2コンパレータ回路とを有し、
    前記第1電位は、前記第2電位よりも低くなるよう設定され、
    前記第1コンパレータ回路と前記第2コンパレータ回路とが両方動作した場合に、前記入力端子の電位が、前記ハイ電位よりも所定電位以上低い、または、前記ロウ電位よりも所定電位以上高いと判別することを特徴とする請求項1または請求項2記載の断線検出装置。
  4. 前記第1電位および前記第2電位は、前記ハイ電位と前記ロウ電位の中間付近に設定されることを特徴とする請求項3記載の断線検出装置。
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