JP2006257334A - 導電性ゴム組成物、導電性スポンジゴム用組成物、導電性スポンジゴム、及び導電性スポンジゴム用組成物の製造方法 - Google Patents

導電性ゴム組成物、導電性スポンジゴム用組成物、導電性スポンジゴム、及び導電性スポンジゴム用組成物の製造方法 Download PDF

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Kenji Hasegawa
研二 長谷川
Motoharu Higuchi
元治 樋口
Takuya Sano
拓哉 佐野
Akihiko Morikawa
明彦 森川
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Abstract

【課題】低硬度であるとともに体積固有抵抗の位置バラツキの少ない導電性スポンジゴムを得ることができる導電性ゴム組成物を提供する。
【解決手段】(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴム及び(A2)架橋粒子ポリマーを含有する(A)ゴム成分100質量部と、(B)導電性カーボンブラック5〜100質量部とを含み、前記(A2)架橋粒子ポリマーが、前記(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムからなるマトリックス中に、3μm以下の粒径で分散している導電性ゴム組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は導電性ゴム組成物、導電性スポンジゴム用組成物、導電性スポンジゴム、及び導電性スポンジゴム用組成物の製造方法に関し、更に詳しくは、低硬度であるとともに体積固有抵抗の位置バラツキの少ない導電性スポンジゴムを得ることができる導電性ゴム組成物、導電性スポンジゴム用組成物、及び導電性スポンジゴム用組成物を用いて得られる導電性スポンジゴム、並びに導電性スポンジゴム用組成物の製造方法に関する。
従来、各種のゴムをブレンドすることにより、新規な特性を有するゴム組成物の開発、架橋ゴムの各種物性の向上、及びコスト低減等の種々の検討がなされている。このような検討の結果得られたゴム組成物としては、例えば、スチレン−ブタジエンゴムとブタジエンゴムとをブレンドしたゴム組成物、スチレン−ブタジエンゴムとエチレン−α−オレフィン系ゴムとをブレンドしたゴム組成物等を挙げることができる。また、物性の更なる向上のため、エチレン−α−オレフィン系ゴムをハロゲン化する方法、架橋促進剤として長鎖のアルキル基を有するジアルキルジチオカーバメート塩及びテトラアルキルチウラムジスルフィド等を用いる方法等も提案されている。なお、関連する従来技術として、架橋粒子と、エチレン−α−オレフィン系共重合ゴムとを含有する流動性に優れたゴム組成物が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年の技術進歩に伴い、柔軟性に優れ低硬度であるとともに電気抵抗(体積固有抵抗)の位置バラツキの少ない、導電性を有するゴム組成物を開発することが産業界から要請されている。また、関連する従来技術として、架橋粒子状ポリマーと、その中に導電性付与剤が偏在した未架橋ポリマーとを含有する導電性ゴム組成物が開示されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、特許文献2において開示された導電性ゴム組成物であっても、その低硬度化や、体積固有抵抗の位置バラツキを解消することに関しては、更なる改良の余地がある。
特開2003−201376号公報 特開2000−265008号公報
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低硬度であるとともに体積固有抵抗の位置バラツキの少ない導電性スポンジゴムを得ることができる導電性ゴム組成物、導電性スポンジゴム用組成物、及び前記導電性スポンジゴム用組成物を用いて得られる、低硬度であるとともに体積固有抵抗の位置バラツキの少ない導電性スポンジゴム、並びに導電性スポンジゴム用組成物の製造方法を提供することにある。
本発明者らは上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、特定のゴムからなるマトリックス中に、特定のポリマーを所定の粒径で分散させたマトリックス−ドメイン構造を有するゴム成分に対して、所定量の導電性カーボンブラックを配合することによって、上記課題を達成することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、以下に示す導電性ゴム組成物、導電性スポンジゴム用組成物、導電性スポンジゴム、及び導電性スポンジゴム用組成物の製造方法が提供される。
[1](A1)エチレン−α−オレフィン系ゴム及び(A2)架橋粒子ポリマーを含有する(A)ゴム成分100質量部と、(B)導電性カーボンブラック5〜100質量部と、を含み、前記(A2)架橋粒子ポリマーが、前記(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムからなるマトリックス中に、3μm以下の粒径で分散している導電性ゴム組成物。
[2]前記(A)ゴム成分に含まれる、前記(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムと前記(A2)架橋粒子ポリマーとの質量比((A1)/(A2))が、90/10〜40/60である前記[1]に記載の導電性ゴム組成物。
[3]前記(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムのムーニー粘度(ML1+4,100℃)が、10〜100である前記[1]又は[2]に記載の導電性ゴム組成物。
[4]前記(A2)架橋粒子ポリマーが、SBR、NBR、及びアクリル系ゴムからなる群より選択される少なくとも一種である前記[1]〜[3]のいずれかに記載の導電性ゴム組成物。
[5]架橋剤を更に含む前記[1]〜[4]のいずれかに記載の導電性ゴム組成物。
[6]前記[1]〜[5]のいずれかに記載の導電性ゴム組成物と、(C)発泡剤と、を含み、前記(C)発泡剤の含有量が、前記導電性ゴム組成物に含まれる前記(A)ゴム成分100質量部に対して、0.1〜15質量部である導電性スポンジゴム用組成物。
[7](A1)エチレン−α−オレフィン系ゴム及び(A2)架橋粒子ポリマーを含有する(A)ゴム成分100質量部と、(B)導電性カーボンブラック5〜100質量部と、を含む混合物を、100〜180℃で混練して混練物を得、得られた前記混練物に、0.1〜15質量部の(C)発泡剤と、架橋剤とを添加し、100℃以下で混練することにより、前記(A2)架橋粒子ポリマーが、前記(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムからなるマトリックス中に、3μm以下の粒径で分散している導電性ゴム組成物と、前記(C)発泡剤と、を含む導電性スポンジゴム用組成物を得る導電性スポンジゴム用組成物の製造方法。
[8]前記[6]に記載の導電性スポンジゴム用組成物を架橋及び発泡させた、アスカーC硬度が15〜60である導電性スポンジゴム。
本発明の導電性ゴム組成物は、エチレン−α−オレフィン系ゴム及び架橋粒子ポリマーを含有するゴム成分の所定量と、導電性カーボンブラックの所定量とを含み、架橋粒子ポリマーが、エチレン−α−オレフィン系ゴムからなるマトリックス中に、所定の粒径で分散しているものである。従って、低硬度であるとともに体積固有抵抗の位置バラツキの少ない導電性スポンジゴムを得ることができる。
本発明の導電性スポンジゴム用組成物は、上述の導電性導電性ゴム組成物の所定量と、発泡剤の所定量とを含むものである。従って、低硬度であるとともに体積固有抵抗の位置バラツキの少ない導電性スポンジゴムを得ることができる。
本発明の導電性スポンジゴム用組成物の製造方法では、エチレン−α−オレフィン系ゴム及び架橋粒子ポリマーを含有するゴム成分の所定量と、導電性カーボンブラックの所定量とを含む混合物を、所定の温度で混練して混練物を得、得られた混練物に、所定量の発泡剤と架橋剤を添加し、100℃以下で混練することにより、(A2)架橋粒子ポリマーが、(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムからなるマトリックス中に、3μm以下の粒径で分散している導電性ゴム組成物と、(C)発泡剤とを含む導電性スポンジゴム用組成物を得る。これにより、低硬度であるとともに体積固有抵抗の位置バラツキの少ない導電性スポンジゴムを製造可能な導電性スポンジゴム用組成物を、簡便且つ効率的に得ることができる。
本発明の導電性スポンジゴムは、上述の導電性スポンジゴム用組成物を架橋及び発泡させた、密度が所定の範囲内のものである。従って、低硬度であるとともに体積固有抵抗の位置バラツキの少ない導電性スポンジゴムである。
以下、本発明の実施の最良の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜、設計の変更、改良等が加えられることが理解されるべきである。
(1)導電性ゴム組成物
本発明の導電性ゴム組成物は、(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴム及び(A2)架橋粒子ポリマーを含有する(A)ゴム成分100質量部と、(B)導電性カーボンブラック5〜100質量部とを含み、(A2)架橋粒子ポリマーが、(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムからなるマトリックス中に、3μm以下の粒径で分散しているものである。以下、その詳細について説明する。
(A)ゴム成分
(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴム
本発明の一実施形態である導電性ゴム組成物に含まれるゴム成分には、エチレン−α−オレフィン系ゴムが含有されている。このエチレン−α−オレフィン系ゴムの種類は特に限定されず、例えば、エチレン単位と、炭素数3〜12のα−オレフィンからなる繰り返し単位とを有するものを好適例として挙げることができる。更に、必要に応じて非共役ジエンからなる繰り返し単位を有するものであってもよい。このエチレン−α−オレフィン系ゴムのムーニー粘度(ML1+4,100℃)は、10〜350であることが好ましく、15〜100であることが更に好ましく、20〜70であることが特に好ましい。ムーニー粘度(ML1+4,100℃)が10未満であると、架橋して得られるゴムの機械的強度が低下する傾向にあり、350超であると、導電性ゴム組成物の加工性が低下する傾向にある。
また、エチレン−α−オレフィン系ゴムを構成する、エチレン単位、炭素数3〜12のα−オレフィンからなる繰り返し単位、及び非共役ジエンからなる繰り返し単位の合計質量を100とした場合、エチレン単位は30〜90質量%であることが好ましく、40〜80質量%であることが更に好ましい。炭素数3〜12のα−オレフィンからなる繰り返し単位は10〜70質量%であることが好ましく、20〜60質量%であることが更に好ましい。また、非共役ジエンからなる繰り返し単位は、通常、20質量%以下であることが好ましく、15質量%以下であることが更に好ましい。なお、非共役ジエンからなる繰り返し単位は含まれていなくてもよい。
炭素数3〜12のα−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、5−メチル−1−ヘキセン、1−オクテン、1−ノネン、5−エチル−1−ヘキセン、1−デセン、3−メチル−1−ブテン等を挙げることができる。これらの中でも、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンが好ましい。また、これらのα−オレフィンのうちの一種のみを用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。
非共役ジエンとしては、1,4−ヘキサジエン、1,6−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン等の直鎖の非共役ジエンや、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン、5,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン、3,7−ジメチル−1,7−オクタジエン、7−メチルオクタ−1,6−ジエン、ジヒドロミルセン等の分岐鎖の非共役ジエン、更にはテトラヒドロインデン、メチルテトラヒドロインデン、ジシクロペンタジエン、ビシクロ−(2,2,1)−ヘプタ−2,5−ジエン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−プロペニル−2−ノルボルネン、5−イソプロピリデン−2−ノルボルネン、5−シクロヘキシリデン−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−ノルボルネン等の脂環式ジエン等を挙げることができる。これらの非共役ジエンの一種のみを用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。なお、特に好ましい非共役ジエンとしては、1,4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、及び5−エチリデン−2−ノルボルネン等を挙げることができる。
エチレン単位と、炭素数3〜12のα−オレフィンからなる繰り返し単位とを有するエチレン−α−オレフィン系ゴムとしては、エチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン−1−ブテン共重合ゴム、エチレン−1−ペンテン共重合ゴム、エチレン−1−ヘキセン共重合ゴム、エチレン−1−オクテン共重合ゴム等を挙げることができる。また、非共役ジエンからなる繰り返し単位を更に有するエチレン−α−オレフィン系ゴムとしては、エチレン−プロピレン−5−エチリデン−2−ノルボルネン等を挙げることができる。
(A2)架橋粒子ポリマー
本発明の一実施形態である導電性ゴム組成物に含まれるゴム成分には、架橋粒子ポリマーが含有されている。この架橋粒子ポリマーの種類は限定されず、例えば各種の単量体を単独で、又は併用して重合させてなる単独重合体又は共重合体を好適例として挙げることができる。この架橋粒子ポリマーは、本実施形態の導電性ゴム組成物中に粒子状のポリマーとして含有されている。従って、本実施形態の導電性ゴム組成物の流動性が十分に向上し、且つエチレン−α−オレフィン系ゴムからなるマトリックス中に均一に分散するために、架橋後に得られるゴムの物性も改善される。
この架橋粒子ポリマーとしては、共役ジエン単位、アクリレート単位、α,β−不飽和ニトリル単位、及び芳香族ビニル単位からなる群より選択される少なくとも一種の繰り返し単位と、2個以上の重合性不飽和基を有する単量体からなる繰り返し単位に由来するもの(これらの単量体単位を有するもの)が好ましい。また、共役ジエン単位及び/又はアクリレート単位と、2個以上の重合性不飽和基を有する単量体単位に由来する重合体は、架橋後に得られるゴムの物性、特に、強度、圧縮永久歪等を十分に向上させることができるために好ましい。より具体的には、本実施形態の導電性ゴム組成物においては、架橋粒子ポリマーが、SBR、NBR、及びアクリル系ゴムからなる群より選択される少なくとも一種であることが好ましい。
本実施形態の導電性ゴム組成物は、(A2)架橋粒子ポリマーが、前述の(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムからなるマトリックス中に、3μm以下の粒径で分散しているものであり、2.5μm以下の粒径で分散していることが好ましく、2μm以下の粒径で分散していることが更に好ましい。
本実施形態においては、(A)ゴム成分に含まれる、(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムと(A2)架橋粒子ポリマーとの質量比((A1)/(A2)(以下、単に「(A1)/(A2)比」と記す))は、95/5〜40/60であることが好ましく、90/10〜50/50であることが更に好ましく、85/15〜60/40であることが特に好ましい。(A1)/(A2)比が95/5超になると、抵抗値のバラツキが大きくなる傾向にある。一方、(A1)/(A2)比が40/60未満になると、硬度が高くなる傾向にある。
(B)導電性カーボンブラック
本発明の一実施形態である導電性ゴム組成物には、前述のエチレン−α−オレフィン系ゴムと架橋粒子ポリマーを含有するゴム成分の100質量部に対して、5〜100質量部の導電性カーボンブラックが含まれている。この導電性カーボンブラックをゴム成分中に含ませることにより、得られるゴム組成物の電気抵抗を低下させて導電性を付与することができる。導電性カーボンブラックの量が5質量部未満であると、抵抗値を下げるのに十分な効果が得られない場合がある。一方、導電性カーボンブラックの量が100質量部超であると、硬度が高くなる場合がある。なお、より抵抗値のバラツキを小さくするためには、導電性カーボンブラックの量は、ゴム成分の100質量部に対して10〜80質量部であることが好ましく、15〜70質量部であることが更に好ましい。
導電性カーボンブラックの具体例としては、EC(Extra Conductive)、ECF(Extra Conductive Furnace)、SCF(Super Conductive Furnace)、CF(Conductive Furnace)、アセチレンブラック(ケッチェンブラックEC(EC600JD)を含む)、SAF(Super Abrasion Furnace)、ISAF(Intermediate SAF)、HAF(High Abrasion Furnace)、FEF(Fast Extruding Furnace)、GPF(General Purpose Furnace)、SRF(Semi Reinforcing Furnace)、FT(Fine Thermal)、MT(Medium Thermal)等を挙げることができる。
なお、導電性カーボンブラックの形状は粒子状であることが好ましく、その一次粒子径は10〜100nmであることが好ましく、20〜80nmであることが更に好ましく、30〜60nmであることが特に好ましい。
(その他の添加剤等)
本実施形態の導電性ゴム組成物には、必要に応じてイオン性導電性付与剤、加硫剤(架橋剤)、充填剤、着色剤、滑剤、金属酸化物、軟化剤、可塑剤、老化防止剤、加工助剤、スコーチ防止剤、プリング剤、酸化防止剤、活性剤、紫外線吸収剤、粘着付与剤、奪水剤、ワックス、光安定剤、内部離型剤、抗菌剤、難燃剤、素練り促進剤等を添加することができる。
イオン性導電性付与剤としては、例えば、LiCF3SO3、NaClO4、LiClO4、LiAsF6、LiBF4、NaSCN、KSCN、NaCl等の周期律表第1族金属の塩、NH4Cl、(NH42SO4、NH4NO3、過塩素酸の第四級アンモニウム塩等のアンモニウム塩、Ca(ClO42、Ba(ClO42等の周期律表第2族金属の塩、これらの塩と1,4−ブタンジオール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコールやそれらの誘導体との錯体、これらの塩とエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル等のモノオールとの錯体、第四級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、脂肪族スルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩等の陰イオン性界面活性剤、高級アルコールのポリエチレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸ジエステル等の非イオン性界面活性剤、ベタイン等の両性界面活性剤を挙げることができる。上記過塩素酸の第四級アンモニウム塩は、例えば、下記一般式(I)で表される。また、上記ポリアルキレングリコールの脂肪族カルボン酸ジエステルは、例えば、下記一般式(II)で表される。そして、これらの過塩素酸の第四級アンモニウム塩及び/又はポリアルキレングリコールの脂肪族カルボン酸ジエステルを用いることができる。
[R4−O−(A1−O)m−C(O)]x−R1−[C(O)−(O−A2n−N+(R2)(R3)(R5)・ClO4 -y …(I)
(前記一般式(I)中、R1は炭素数2〜20の脂肪族又は芳香族カルボン酸から全てのカルボキシル基を除く基を示し、R2及びR3は各々独立に炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数1〜20のヒドロキシアルキル基を示し、A1及びA2は各々独立に炭素数2〜4のアルキレン基を示す。mは0〜20の整数、nは1〜20の整数である。R4は炭素数4〜22のアルキル基、炭素数7〜20のアラルキル基、又はR’CONHR”−(但し、R’は炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数1〜20のアルケニル基、R”は炭素数1〜10のアルキレン基である)を示し、R5は炭素数1〜20のアルキル基を示す。xは0〜3の整数、yは1〜4の整数であり、(x+y)はR1の価数に等しい)
6−C(O)−O−(R7−O)k−C(O)−R8 …(II)
(前記一般式(II)中、R6及びR8は各々独立に炭素数4〜18の脂肪族モノカルボン酸からカルボキシル基を除いた基を示し、R7は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。kは2〜30の整数である)
加硫剤(架橋剤)としては、用いるゴム成分の種類により異なり、例えば、硫黄系加硫剤、有機過酸化物、キノイド加硫剤、樹脂加硫剤、金属酸化物加硫剤、含硫黄有機化合物、アミン加硫剤、トリアジン系加硫剤、ポリオール加硫剤、金属石けん系加硫剤、マレイミド系加硫剤等を挙げることができる。硫黄系加硫剤としては、粉末硫黄、硫黄華、高分散性硫黄、不溶性硫黄、沈降硫黄、表面処理硫黄、コロイド硫黄、塩化硫黄、一塩化硫黄、二塩化硫黄等を挙げることができる。硫黄系加硫剤を使用する場合には、加硫促進剤を使用することができる。
加硫促進剤の具体的な例としては、例えば、(1)ヘキサメチレンテトラミン、アセトアルデヒド−アンモニア等のアルデヒドアンモニア類、(2)n−ブチルアルデヒド−アニリン縮合品、ブチルアルデヒド−モノブチルアミン縮合品、ヘプトアルデヒド−アニリン反応品、トリクロトニリデンテトラミン等のアルデヒドアミン類、(3)ジフェニルグアニジン、ジ−o−トリルグアニジン、o−トリルビグアニド、ジカテコールホウ酸のジ−o−トリルグアニジン塩等のグアニジン塩類、(4)2−メルカプトイミダゾリン等のイミダゾリン、(5)2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトチアゾリン、ジベンゾチアジルジスルフィド、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩、2−メルカプトベンゾチアゾールのナトリウム塩、2−メルカプトベンゾチアゾールのシクロヘキシルアミン塩、2−(2,4−ジニトロフェニルチオ)ベンゾチアゾール、2−(N,N−ジエチルチオカルバモイルチオ)ベンゾチアゾール、2−(4−モルホリノジチオ)ベンゾチアゾール、4−モルホニル−2−ベンゾチアジルジスルフィド等のチアゾール、(6)N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド等のスルフェンアミド類、(7)チオカルバミド、エチレンチオ尿素(2−メルカプトイミダゾリン)、ジエチルチオ尿素、ジブチルチオ尿素、混合アルキルチオ尿素、トリメチルチオ尿素、ジラウリルチオ尿素等のチオ尿素類、(8)ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジ−n−ブチルカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸鉛、ジアミルジチオカルバミン酸鉛、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジアミルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛、N−ペンタメチレンジチオカルバミン酸亜鉛、エチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジエチルジチオカルバミン酸セレン、ジエチルジチオカルバミン酸テルル、ジエチルジチオカルバミン酸カドミウム、ジメチルジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸鉄、ジメチルジチオカルバミン酸ビスマス、ジメチルジチオカルバミン酸ピペリジン、メチルペンタメチレンジチオカルバミン酸ピペコリン、活性化ジチオカルバメート等のジチオカルバミン酸塩類、(9)テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、活性テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、N,N’−ジメチル−N,N’−ジフェニルチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド、混合アルキルチウラムジスルフィド等のチウラム類、(10)イソプロピルキサントゲン酸ナトリウム、イソプロピルキサントゲン酸亜鉛、ブチルキサントゲン酸亜鉛等のザンテート類、(11)4,4’−ジチオジモルホリン、アミノジアルキルジチオホスフェート、亜鉛−o,o−n−ブチルホスホロジチオエート、3−メルカプトイミダゾリン−チオン−2、チオグリコール酸エステル等を挙げることができる。これらは一種単独又は二種以上を混合して使用することができる。
有機過酸化物としては、1,1−ジ−tert−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、ジ−tert−ブチルパーオキサイド、tert−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−クミルパーオキサイド、2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(tert−ブチルパ−オキシ)ヘキサン)、2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキシン、1,3ビス−(tert−ブチルパーオキシ−イソプロピル)ベンゼン、tert−ブチルパーオキシ−イソプロピルカーボネート、アセチルシクロヘキシルスルフォニルパーオキサイド、イソブチルパーオキサイド、ジ−イソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−アリルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジ−(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、ジ(メトキシイソプロピル)パーオキシジカーボネート、ジ(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボネート、tert−ヘキシルパーオキシネオヘキサネート、ジ(3−メチル−3−メチロキシブチル)パーオキシジカーボネート、tert−ブチルパーオキシネオデカネート、tert−ヘキシルパーオキシネオデカネート、tert−ブチルパーオキシネオヘキサネート、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、tert−ヘキシルパーキシピバレート、tert−ブチルパーヘキシピバレート、3,3,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、クミルパーオキシオクテート、アセチルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサネート)、ベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシイソイソブチレート、1,1−ビス(tert−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、tert−ブチルパーオキシマレイックアシッド、tert−ブチルパーオキシラウレート、tert−ブチルパーオキシ3,3,5−トリメチルヘキサネート、シクロヘキサノンパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシアリルカーボネート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,2−ビス(tert−ブチルパーオキシ)オクタン、tert−ブチルパーオキシアセテート、2,2−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ブタン、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、n−ブチル−4,4−ビス(tert−ブチルパーオキシ)バレレート、ジ−tert−ブチルジパーオキシイソフタレート、メチルエチルケトンパーオキサイド、α,α’−ビス(tert−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ヘキサン、ジ−イソプロピルベンゼン−ヒドロパーオキサイド、p−メタンヒドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルヒドロパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド、tert−ブチルヒドロパーオキサイド等を挙げることができる。これらは、一種単独又は二種以上を混合して使用することができる。
加硫剤として有機過酸化物を使用する場合には、有機過酸化物と併用して、硫黄、p−キノンジオキシム、p−ベンゾキノンジオキシム、p,p’−ジベンゾイルキノンジオキシム、テトラクロロ−p−ベンゾキノン、ポリ−p−ジニトロベンゼン、N−メチル−N’−4−ジニトロソアニリン、N,N’−m−フェニレンジマレイミド、ジペンタメチレンチウラムペンタスルフィド、ジニトロソベンゼン、ジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアジンチオール、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、エリスリトールテトラメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ジアリルメラミン、トリメタクリレート、ジメタクリレート、ジビニルアジペート、ビニルブチラート、ビニルステアレート、液状ポリブタジエンゴム、液状ポリイソプレンゴム、液状スチレンーブタジエンゴム、液状アクリロニトリル−ブタジエンゴム、マグネシウムジアクリレート、カルシウムジアクリレート、アルミニウムアクリレート、亜鉛アクリレート、スタナスアクリレート、メタクリル酸亜鉛、メタクリル酸マグネシウムジメタクリル酸亜鉛等の共架橋剤を配合することができる。
樹脂加硫剤としては、アルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド縮合物、トリアジン−ホルムアルデヒド縮合物、オクチルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂、アルキルフェノール・スルフィド樹脂、ヘキサメトキシメチル・メラミン樹脂等を挙げることができる。金属酸化物加硫剤としては、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、一酸化鉛等を挙げることができる。含硫黄有機加硫剤としては、モルホリンジスルフィド、アルキルフェノールジスルフィド、N,N−[ジチオ−ビス(ヘキサヒドロ−2H−アゼピノン−2)]、チウラムポリスルフィド、2−(4−モルホリノジチオ)ベンゾチアゾール等を挙げることができる。
ポリアミン系加硫剤としては、ヘキサメチレンジアミンカルバメート、N,N’−1,6−ヘキサンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)カルバメート、N,N’−ジシンナミリデン−1,6−ヘキサンジアミン、アンモニウムベンゾエート等を挙げることができる。トリアジン系加硫剤としては、2,4,6−トリメルカプト−S−トリアジン、2−ジ−n−ブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−S−トリアジン等を挙げることができる。
ポリオール系加硫剤としては、ビスフェノールA、ビスフェノールAF、ハイドロキノン、ペンタエリトリトール等を挙げることができる。金属石けん系加硫剤としては、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム等を挙げることができる。マレイミド系加硫剤としては、N,N’−m−フェニレンジマレイミド等を挙げることができる。
充填剤としては、例えば、重質炭酸カルシウム、胡粉、軽微性炭酸カルシウム、極微細活性化炭酸カルシウム、特殊炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、カオリンクレー、焼成クレー、パイロフライトクレー、シラン処理クレー、天然ケイ酸、合成無水ケイ酸、合成含水ケイ酸、合成ケイ酸カルシウム、合成ケイ酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、カオリン、セリサイト、タルク、微粉タルク、ウォラスナイト、ゼオライト、ゾーノトナイト、マイカ、アスベスト、PMF(Processed Mineral Fiber)、セピオライト、チタン酸カリウム、エレスタダイト、石膏繊維、ガラスバルン、シリカバルン、ハイドロタルサイト、フライアシュバルン、シラスバルン、カーボン系バルン、フェノール樹脂、尿素樹脂、スチレン系樹脂、サラン樹脂等の有機系バルン、アルミナ、硫酸バリウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、二硫化モリブデン、グラファイト、ガラス繊維(チョップドストランド、ローピング、ミルドガラス繊維、ガラスフレーク)、カットファイバー、ロックファイバー、ミクロファイバー、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維、チタン酸カリウム繊維、再生ゴム、ゴム粉末、エボナイト粉末、セラック、木粉等を挙げることができる。
着色剤としては、(1)酸化チタン、酸化亜鉛、リトポン、バライト、沈降性硫酸バリウム、炭酸カルシウム、せっこう、カーボンブラック、鉛白、弁柄等の無機顔料、(2)不溶性ジスアゾ系、縮合アゾ系、イソインドリノン系、ベンズイミダゾロン系、アニリンブラック等の有機顔料を挙げることができる。滑剤としては、例えば、ステアリン酸、オレイン酸、ラウリル酸、ジブチルアンモニウムオレート、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸ナトリウム等を挙げることができる。また、金属酸化物としては、例えば、亜鉛華、活性亜鉛華、表面処理亜鉛華、炭酸亜鉛、複合亜鉛華、複合活性亜鉛華、表面処理酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、極微細水酸化カルシウム、一酸化鉛、鉛丹、鉛白等を挙げることができる。
軟化剤としては石油系軟化剤、植物油系軟化剤、サブを挙げることができる。石油系軟化剤としては、アロマティック系、ナフテン系、パラフィン系軟化剤等を挙げることができる。植物系軟化剤としては、ひまし油、綿実油、あまに油、なたね油、大豆油、パーム油、やし油、落花生油、木ろう等を挙げることができる。サブとしては、黒サブ、白サブ、飴サブ等を挙げることができる。
可塑剤としては、フタル酸系、イソフタル酸系、テトラヒドロフタル酸系、アジピン酸系、アゼライン酸系、セバシン酸系、ドデカン−2−酸系、マレイン酸系、フマル酸系、トリメリット酸系、クエン酸系、イタコン酸系、リシノール酸系、ステアリン酸系、ポリエーテル系、ポリエステル系、ポリエーテルエステル系、フォスフェート系、グリコール系、エポキシ系等の可塑剤を挙げることができる。
老化防止剤としては、ナフチルアミン系、ジフェニルアミン系、p−フェニレンジアミン系、キノリン系、ヒドロキノン誘導体系、モノ、ビス、トリス又はポリフェノール系、チオビスフェノール系、ヒンダートフェノール系、亜リン酸エステル系、イミダゾール系、ジチオカルバミン酸ニッケル塩系、リン酸系の老化防止剤等を挙げることができる。
難燃剤としては、ハロゲン系難燃剤、リン系難燃剤、無機系難燃剤を挙げることができるが、ダイオキシン問題を考慮するとハロゲンを含まないリン系難燃剤、無機系難燃剤が好ましい。
リン系難燃剤としては、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、レゾルシノール−ビス(ジフェニルホスフェート)、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、ジメチルメチルホスフェート、トリアリルホスフェート等、又はこれらの縮合体、リン酸アンモニウム、又はその縮合体、ジエチルN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノメチルホスホネート等を例示することができる。無機系難燃剤としては、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、硼酸亜鉛、硼酸バリウム、カオリンクレー、炭酸カルシウム、明ばん石、塩基性炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム等を例示することができる。なお、上記難燃剤の中には、それ自身の難燃性発現効果は低いが、他の難燃剤と併用することで相乗的により優れた効果を発揮する、いわゆる難燃助剤も含まれる。
本実施形態の導電性ゴム組成物を製造するには、(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴム及び(A2)架橋粒子ポリマーを含有する(A)ゴム成分100質量部と、(B)導電性カーボンブラック5〜100質量部とを含む混合物を100〜180℃で混練すればよい。なお、この混合物に対して、上述してきた各種の添加剤を適宜添加してもよい。
本実施形態の導電性ゴム組成物は、加硫(架橋)させた後に所望とする形状に成形して、導電性を有するゴム部材とすることができる。導電性ゴム組成物を加硫(架橋)させるために、混練機にて、導電性ゴム組成物に対して加硫剤(架橋剤)を添加した後に架橋成形を行う。加硫剤としては、上述してきたものを使用することができる。なお、混練温度が低い場合、又は反応温度が高い加硫剤を使用し、通常の混練温度ではこの加硫剤が反応しないような場合には、混練時に加硫剤を配合するのではなく、最初から加硫剤を配合しておいてもよい。導電性を有するゴム部材にするための成形方法は特に限定されず、通常の成形方法を採用することができる。例えば、プレス成形、トランスファー成形、押出成形、インジェクション成形等の成形方法を挙げることができる。更には、成形物に対して電子線若しくは高周波照射、又は空気加熱等の処理を施して架橋を行うこともできる。
(2)導電性スポンジゴム用組成物
次に、本発明の導電性スポンジゴム用組成物について説明する。本発明の導電性スポンジゴム用組成物の一実施形態は、上述してきた本発明の実施形態である導電性ゴム組成物と、(C)発泡剤とを含み、(C)発泡剤の含有量が、導電性ゴム組成物に含まれる(A)ゴム成分100質量部に対して、0.1〜15質量部である。以下、その詳細について説明する。
(C)発泡剤
本実施形態の導電性スポンジゴム用組成物は、導電性ゴム組成物に含まれるゴム成分100質量部に対して、0.1〜15質量部の発泡剤を含むものであり、0.5〜10質量部の発泡剤を含むことが好ましく、1〜8質量部の発泡剤を含むことが更に好ましい。発泡剤の含有量が0.1質量部未満であると、この導電性スポンジゴム用組成物を発泡させた場合であっても十分な発泡倍率とすることが困難になる。一方、発泡剤の含有率が15質量部超であると、発泡剤の分解によって発生するガスが多くなり、ガス圧が高くなり過ぎて、得られる製品(導電性スポンジゴム)に亀裂が生じ易くなる。
なお、ソリッドゴムを発泡させてスポンジゴム化すると、通常、ソリッドゴムにおける電気抵抗(体積固有抵抗)値のバラツキが更に増幅される傾向にあり問題点が多い。しかし、本実施形態の導電性スポンジゴム用組成物は、ソリッドゴムの状態で電気抵抗(体積固有抵抗)のバラツキが極めて小さいため、スポンジ状に発泡させた場合であっても電気抵抗(体積固有抵抗)のバラツキが小さくなる。
発泡剤としては、例えば炭酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム、無水硝酸ナトリウム等の無機発泡剤や、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタルアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p,p’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、3,3’−ジスルホンヒドラジドジフェニルスルホン、アゾイソブチロニトリル、アゾビスホルムアミド、アゾジカルボンアミド等の有機発泡剤を挙げることができる。これらの発泡剤は、単独で又は二種以上を混合して使用することができる。また、上記発泡剤とともに、尿素系、有機酸系、金属塩系等の発泡助剤を用いることもできる。
(3)導電性スポンジゴム用組成物の製造方法
次に、本発明の導電性スポンジゴム用組成物の製造方法の一実施形態について説明する。本実施形態の導電性スポンジゴム用組成物の製造方法では、先ず、(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴム及び(A2)架橋粒子ポリマーを含有する(A)ゴム成分100質量部と、(B)導電性カーボンブラック5〜100質量部とを含む混合物を100〜180℃で混練(A練り)して混練物を得る。次いで、得られたこの混練物に、0.1〜15質量部の(C)発泡剤と、架橋剤とを添加し、100℃以下で混練(B練り)する。少なくともこれらの二段階の混練(A練り、B練り)を経由することにより、上述してきた本発明の一実施形態である導電性スポンジゴム用組成物を得ることができる。
「A練り」に際しては、バンバリーミキサー、ニーダー、又は押出機等を使用することができる。「A練り」は100〜180℃で行う。また、「B練り」に際しては、「A練り」と同様にバンバリーミキサー、ニーダー、押出機、又はロール等を使用することができる。「B練り」は100℃以下で行うことが好ましい。
(4)導電性スポンジゴム
次に、本発明の導電性スポンジゴムの一実施形態について説明する。本実施形態の導電性スポンジゴムは、上述してきた本発明の実施形態である導電性スポンジゴム用組成物を架橋及び発泡させたものであり、その密度が0.1〜0.7g/cm3である。従って、本実施形態の導電性スポンジゴムは、低硬度であるとともに体積固有抵抗の位置バラツキの少ないものであり、柔軟性や導電性が要求される各種の用途に好適に採用され得る材料である。
本実施形態の導電性スポンジゴムの密度は、0.1〜0.7g/cm3であり、0.2〜0.6g/cm3であることが好ましい。
次に、本発明の実施形態である導電性スポンジゴムの製造例について説明する。本実施形態の導電性スポンジゴムは、前述の導電性スポンジゴム用組成物を架橋及び発泡させることにより製造することができる。より具体的には、先ず、導電性スポンジゴム用組成物を適当な金型内に充填し、加熱加圧プレスによって所定の温度で架橋反応を所定の時間進行させるとともに発泡剤を分解させる。次いで、金型内容物を大気圧下に開放することにより、発泡剤の分解ガス圧力で導電性スポンジゴム用組成物を発泡させて、導電性スポンジゴムを得ることができる。なお、上記の方法以外にも、配合する発泡剤の種類や量、又は加工条件等を選択することにより、射出発泡や押出発泡させる方法を採用することも可能である。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例、比較例中の「部」及び「%」は、特に断らない限り質量基準である。また、実施例及び比較例中の各種物性値の測定・評価方法を以下に示す。
[分散粒径]:加硫剤及び発泡剤を除き、配合剤が含まれるゴム組成物を凍結ミクロトームにて薄肉片にするとともに、四酸化オスミウムで染色した。染色されたゴム組成物の薄肉片を、透過型電子顕微鏡(型番:「H−7500」型(日立製作所社製))を用いて倍率3000倍に拡大して写真(TEM写真)を撮影した。画像解析ソフトとして、商品名「Image−ProPlus Ver.4.0 for Windows(登録商標)」(MediaCybernetics社製)を使用し、撮影したTEM写真の画像解析を行うことにより架橋粒子ポリマーの面積を求めた。求めた架橋粒子ポリマーの面積から、架橋粒子ポリマーの分散粒径(μm)(数平均粒子径)を算出した。
[ムーニー粘度]:JIS K6300−1に準拠し、100℃で測定した。
[ムーニースコーチ]:JIS K6300−1に準拠し、125℃で測定した。
[硬さ]:ソリッド材については、JIS K6253に準拠して硬度(デュロA)を測定した。一方、スポンジ材については、アスカーC硬度計を使用して硬度(アスカーC)を測定した。
[体積固有抵抗値]:加硫ゴムシートについて、JIS K6271に準拠して、印加電圧10V、25℃、50%RHの条件下で、同一シート内の9点について測定した。測定した9点における体積固有抵抗値の平均値と、位置バラツキ(最大値と最小値の差)を算出した。
[密度]:JIS K6268に準拠し、測定した。
[ロール抵抗値]:チューブ状のスポンジゴム組成物について、デジタルメガオームハイテスター(商品名「HITESTER」(日置電機社製))を使用し、印加電圧500Vの条件で、印加後10秒後の抵抗値を測定した。なお、スポンジの円周方向に90°単位で位置を変えて抵抗値を測定した。また、位置バラツキ(最大値と最小値の差)を算出した。
[混練まとまり性]:以下に示す基準に従って、ゴム組成物の混練まとまり性を評価した。
○:排出ゴムがよくまとまっている
△:排出ゴムに一部小さな塊が見られる
×:排出ゴムがパラパラの状態でまとまらない
(合成例1)
乳化剤としてラウリル硫酸ナトリウムを使用するとともに、重合開始剤として過酸化ベンゾイルを使用し、1,3−ブタジエン/スチレン/ジビニルベンゼン=70/20/10(モル比)の割合からなる単量体混合物の乳化重合を実施することにより、共重合体エマルジョンを得た。得られた共重合体エマルジョンを、塩化カルシウムを用いて塩凝固させ、乾燥することにより架橋粒子ポリマー(A2−1)を得た。このときの重合転化率はほぼ100%であった。得られた架橋粒子ポリマー(A2−1)のムーニー粘度(ML1+4,100℃)は75であった。
(合成例2)
オートクレーブに水220部、エチルアクリレート84部、アクリロニトリル13部、トリメチロールプロパントリアクリレート3部、アルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸ナトリウム4部、硫酸第一鉄0.006部、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム0.06部、ソジウムホルムアルデヒドスルフォキシレート0.02部、及びp−メンタンハイドロパーオキサイド0.02部を入れ、10℃で乳化重合を実施した。重合転化率が90%に達した後、単量体100部当たり0.2部のヒドロキシルアミン硫酸塩を添加し、重合を停止させた。続いて、水蒸気蒸留により残留単量体を除去して共重合体エマルジョンを得た。得られた共重合体エマルジョンを、塩化カルシウムを用いて塩凝固させ、乾燥することにより架橋粒子ポリマー(A2−2)を得た。
(実施例1)
EPDM(商品名「EP33」(JSR社製))50部、架橋粒子ポリマー(A2−1)50部、導電性カーボンブラック(商品名「#3030B」(三菱化学社製))35部、酸化亜鉛5部、ステアリン酸1部、及びパラフィン系オイル(商品名「ダイアナプロセスPW−380」(出光興産社製))40部を、内容量1.7リットルのバンバリーミキサーに入れ、充填率75%、回転数60rpm、設定温度90℃で150秒間混練することにより、コンパウンド(i)を得た。得られたコンパウンド(i)に、更にMBTS(商品名「ノクセラーDM」(大内新興化学工業社製))0.5部、CBS(商品名「ノクセラーCZ」(大内新興化学工業社製))1.5部、TMTD(商品名「ノクセラーTT」(大内新興化学工業社製))0.75部、DPTT(商品名「ノクセラーTRA」(大内新興化学工業社製))0.75部、及び硫黄0.5部を加硫成分として加え、50℃に保持した10インチロールで5分間混練することによりコンパウンド(ii)を得た。得られたコンパウンド(ii)を、160℃、20分プレス加硫することにより導電性ゴム組成物(実施例1)を得た。得られた導電性ゴム組成物について各種評価を行った結果を表2に示す。
(実施例2、3、比較例1、2)
表1に示す配合処方としたこと以外は、前述の実施例1の場合と同様にして導電性ゴム組成物(実施例2、3、比較例1、2)を得た。得られた導電性ゴム組成物について各種評価を行った結果を表2に示す。なお、表1の記載中、「トーカブラック#5500」は導電性カーボンブラック(東海カーボン社社製)の商品名である。
(実施例4)
EPDM(商品名「EP33」(JSR社製))85部、架橋粒子ポリマー(A2−1)15部、導電性カーボンブラック(商品名「#3050B」(三菱化学社製))56部、酸化亜鉛5部、ステアリン酸1部、白色充填材(商品名「スーパーS」(丸尾カルシウム社製))30部、活性剤(商品名「PEG#4000」(東方化学社製))1部、及びパラフィン系オイル(商品名「ダイアナプロセスPW−380」(出光興産社製))60部を、内容量1.7リットルのバンバリーミキサーに入れ、充填率75%、回転数60rpm、設定温度90℃で150秒間混練することにより、コンパウンド(iii)を得た。得られたコンパウンド(iii)に、更にMBTS(商品名「ノクセラーDM」(大内新興化学工業社製))1部、ZnMDC(商品名「ノクセラーPZ」(大内新興化学工業社製))2部、ZnBDC(商品名「ノクセラーBZ」(大内新興化学工業社製))0.4部、DPTT(商品名「ノクセラーTRA」(大内新興化学工業社製))0.8部、TETD(商品名「ノクセラーTED」(大内新興化学工業社製))0.5部、R(商品名「バルノックR」(大内新興化学工業社製))、及び硫黄1.5部を加硫成分として加えるとともに、発泡剤(商品名「ネオセルボンN1000W」(永和化成工業社製))6部、同じく発泡助剤(商品名「セルトンNP」(三協化成社製))0.3部、及び脱水剤(商品名「ベスタPP」(井上石灰工業社製))5部を加え、50℃に保持した10インチロールで5分間混練することによりコンパウンド(iv)を得た。得られたコンパウンド(iv)を、トーピード方式の口金、及び内径11.8mm、外径40mmのダイスを装着した40mm押出機を用いて、ホッパー温度60℃、シリンダー温度70℃、ヘッド温度80℃の条件で押し出すことによりチューブ状に成形した。得られた成形体を、220℃に設定したUHF槽(UHF出力:0.3kW)で2分間、続いて240℃に設定した熱風加硫槽で6分間加硫することにより、チューブ状の導電性スポンジゴム(実施例4)を得た。得られた導電性スポンジゴムについて各種評価を行った結果を表4に示す。
(実施例5、6、比較例3)
表3に示す配合処方としたこと以外は、前述の実施例4の場合と同様にして、チューブ状の導電性スポンジゴム(実施例5、6、比較例3)を得た。なお、表3の記載中、「(A1−2)」はEPDM(商品名「EP33」(JSR社製))であり、「#3350B」は導電性カーボンブラック(三菱化学社製)の商品名であり、「発泡剤(2)」は商品名「AC#3」(永和化成工業社製)の発泡剤である。得られた導電性スポンジゴムについて各種評価を行った結果を表4に示す。また、図1は、実施例6の導電性スポンジゴムの微構造を示す電子顕微鏡写真である。
表2に示す結果から、実施例1〜3の導電性ゴム組成物は、比較例1の導電性ゴム組成物と比べて、少量のカーボンブラックで優れた導電性が発現されているものであることが明らかである。また、実施例1〜3の導電性ゴム組成物は、比較例1の導電性ゴム組成物と比べて、体積固有抵抗値の位置バラツキが少ないものである。更に、表4に示す結果から、実施例4の導電性スポンジゴムは、比較例3の導電性スポンジゴムと比べて、ロール抵抗値が低く、優れた導電性が発現されているものであることが明らかである。また、実施4〜6の導電性スポンジゴムは、比較例3の導電性スポンジゴムと比べて、ロール抵抗値の位置バラツキが少ないものである。
本発明の導電性ゴム組成物、導電性スポンジゴム用組成物、及び導電性スポンジゴムは、低硬度、且つ、体積固有抵抗の位置バラツキが少ないことが要求される部品・部材等を構成する材料として好適である。
実施例6の導電性スポンジゴムの微構造を示す電子顕微鏡写真である。

Claims (8)

  1. (A1)エチレン−α−オレフィン系ゴム及び(A2)架橋粒子ポリマーを含有する(A)ゴム成分100質量部と、
    (B)導電性カーボンブラック5〜100質量部と、を含み、
    前記(A2)架橋粒子ポリマーが、前記(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムからなるマトリックス中に、3μm以下の粒径で分散している導電性ゴム組成物。
  2. 前記(A)ゴム成分に含まれる、前記(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムと前記(A2)架橋粒子ポリマーとの質量比((A1)/(A2))が、90/10〜40/60である請求項1に記載の導電性ゴム組成物。
  3. 前記(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムのムーニー粘度(ML1+4,100℃)が、10〜100である請求項1又は2に記載の導電性ゴム組成物。
  4. 前記(A2)架橋粒子ポリマーが、SBR、NBR、及びアクリル系ゴムからなる群より選択される少なくとも一種である請求項1〜3のいずれか一項に記載の導電性ゴム組成物。
  5. 架橋剤を更に含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電性ゴム組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の導電性ゴム組成物と、(C)発泡剤と、を含み、
    前記(C)発泡剤の含有量が、前記導電性ゴム組成物に含まれる前記(A)ゴム成分100質量部に対して、0.1〜15質量部である導電性スポンジゴム用組成物。
  7. (A1)エチレン−α−オレフィン系ゴム及び(A2)架橋粒子ポリマーを含有する(A)ゴム成分100質量部と、(B)導電性カーボンブラック5〜100質量部と、を含む混合物を、100〜180℃で混練して混練物を得、
    得られた前記混練物に、0.1〜15質量部の(C)発泡剤と、架橋剤とを添加し、100℃以下で混練することにより、
    前記(A2)架橋粒子ポリマーが、前記(A1)エチレン−α−オレフィン系ゴムからなるマトリックス中に、3μm以下の粒径で分散している導電性ゴム組成物と、前記(C)発泡剤と、を含む導電性スポンジゴム用組成物を得る導電性スポンジゴム用組成物の製造方法。
  8. 請求項6に記載の導電性スポンジゴム用組成物を架橋及び発泡させた、密度が0.1〜0.7g/cm3である導電性スポンジゴム。
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