JPH11293053A - ホース用ゴム組成物、ホースおよび製造方法 - Google Patents

ホース用ゴム組成物、ホースおよび製造方法

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JPH11293053A
JPH11293053A JP9493898A JP9493898A JPH11293053A JP H11293053 A JPH11293053 A JP H11293053A JP 9493898 A JP9493898 A JP 9493898A JP 9493898 A JP9493898 A JP 9493898A JP H11293053 A JPH11293053 A JP H11293053A
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JP
Japan
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hose
polyolefin resin
rubber composition
rubber
ethylene
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JP9493898A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kameda
博 亀田
Masao Kunisane
正雄 国実
Hidenari Nakahama
秀斉 仲濱
Masaaki Kawasaki
川崎  雅昭
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム弾性の高いホースを、不良品の発生を防
止して効率よく製造する。 【解決手段】 エチレンと、炭素数3〜20のα−オレ
フィンと、非共役ポリエンとからなるエチレン・α−オ
レフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)およびビ
カット軟化点が110℃以上のポリオレフィン樹脂
(B)を含むホース用ゴム組成物を、ポリオレフィン樹
脂(B)のビカット軟化点未満の温度でホースに成形
し、この成形と同時または成形後に加硫し、次に加硫し
たホースの中空部にマンドレルを挿入した後、ポリオレ
フィン樹脂(B)のビカット軟化点以上の温度で賦形し
てホースを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン・α−オ
レフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムおよびポリオレ
フィン樹脂を含むホース用ゴム組成物、この組成物から
なるホース、およびホースの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車、産業機械、建設機械、モーター
バイク、農業機械等にはエンジンを冷却するためのラジ
エーターホース、ラジエーターオーバーフロー用ドレイ
ンホース、室内暖房用ヒーターホース、エアコンドレイ
ンホース、ワイパー送水ホース、ルーフドレインホー
ス、プロラクトホース等の各種ホースが装着されてい
る。これらのホースは耐オゾン性、耐候性、耐熱性の良
いエチレン・プロピレン・ジエン共重合体(EPDM)
が使用されている。前記のようなホースはS字形状やL
字形状、またS字形状とL字形状の組み合わせの三次元
構造、さらに広口形状と複雑な形状をしていることか
ら、一般的には未加硫ゴムを押出機にて単層またはブレ
ード入りの三層構造のホースを成形し、その後目的形状
をしたマンドレル(円棒)をホースの中空部に挿入し、
スチーム缶または空気加熱槽で加硫と賦形(形状賦形)
を同時に行っている。
【0003】この場合、形状を賦与するマンドレルを挿
入するホース成形物は未加硫であるため、挿入時に表面
傷や端部の潰れが発生し、製品不良が増加する。またス
チーム缶での加硫、形状賦与は1サイクルの加硫、形状
賦与数が70本以下と生産効率が悪い。この改良方法と
してはまず押出成形後にホースを加硫し、その後マンド
レルを挿入し、再加熱で形状賦与を行う方法が考えられ
る。
【0004】しかし、従来使われているEPDMは加硫
後に形状賦与することが不可能である。加硫後に形状賦
与する方法としては、EPDMにポリエチレンを添加す
る方法が知られているが、この方法はポリエチレンがE
PDMに相溶した形態になっており、ポリエチレン結晶
の影響でゴム弾性が大きく損なわれ、シール性不良等の
問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、加硫
後にも形状賦与することができ、かつ高いゴム弾性を有
するホース用ゴム組成物を提供することである。本発明
の他の課題は上記ゴム組成物からなるホース、および複
雑な形状のホースであっても簡単に高い生産効率で製造
することができるホースの製造方法を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は次のホース用ゴ
ム組成物、ホースおよび製造方法である。 (1) (A)エチレンと、炭素数3〜20のα−オレ
フィンと、非共役ポリエンとからなるエチレン・α−オ
レフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム、および(B)
ビカット軟化点が110℃以上のポリオレフィン樹脂を
含むホース用ゴム組成物。 (2) ゴム組成物は、この組成物を加硫した加硫ゴム
の形状記憶率が50%以上であり、70℃で20日間保
存した後の形状記憶率の保持率が70%以上であり、2
00%伸張後の永久伸びが20%以下である上記(1)
記載のホース用ゴム組成物。 (3) エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共
重合体ゴム(A)中にポリオレフィン樹脂(B)の粒子
がミクロ分散しているゴム組成物であって、ポリオレフ
ィン樹脂(B)の平均分散粒子径が0.1〜200μm
である上記(1)または(2)記載のホース用ゴム組成
物。 (4) エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共
重合体ゴム(A)100重量部に対してポリオレフィン
樹脂(B)3〜50重量部を含む上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載のホース用ゴム組成物。 (5) エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共
重合体ゴム(A)が、エチレン・プロピレン・非共役ジ
エン共重合体ゴムである上記(1)ないし(4)のいず
れかに記載のホース用ゴム組成物。 (6) ポリオレフィン樹脂(B)が、ビカット軟化点
114℃以上のポリオレフィン樹脂である上記(1)な
いし(5)のいずれかに記載のホース用ゴム組成物。 (7) ポリオレフィン樹脂(B)がポリプロピレンま
たはポリブテンである上記(1)ないし(6)のいずれ
かに記載のホース用ゴム組成物。 (8) ポリアミド繊維(C)を含む上記(1)ないし
(7)のいずれかに記載のホース用ゴム組成物。 (9) エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共
重合体ゴム(A)100重量部に対してポリアミド繊維
(C)20重量部以下を含む請求項(8)記載のホース
用ゴム組成物。 (10) カーボンブラック(D)または軟化剤(E)
を含む上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のホー
ス用ゴム組成物。 (11) エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン
共重合体ゴム(A)100重量部に対してカーボンブラ
ック(D)300重量部以下または軟化剤(E)200
重量部以下を含む上記(10)記載のホース用ゴム組成
物。 (12) 上記(1)ないし(11)のいずれかに記載
のホース用ゴム組成物からなるホース。 (13) 自動車用、産業機械用、建設機械用、モータ
ーバイク用または農業機械用である上記(12)記載の
ホース。 (14) 上記(1)ないし(11)のいずれかに記載
のホース用ゴム組成物を、ポリオレフィン樹脂(B)の
ビカット軟化点未満の温度でホースに成形し、この成形
と同時または成形後に加硫し、次に加硫したホースの中
空部にマンドレルを挿入した後、ポリオレフィン樹脂
(B)のビカット軟化点以上の温度で賦形するホースの
製造方法。
【0007】本発明で用いられるエチレン・α−オレフ
ィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)は、エチレン
と、炭素数3〜20のα−オレフィンと、非共役ポリエ
ンとをランダム共重合して得られるエチレン・α−オレ
フィン・非共役ポリエン共重合体ゴムである。
【0008】上記α−オレフィンは炭素数3〜20のα
−オレフィンであり、中でもプロピレン、1−ブテン、
4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン等の炭素数3〜10のα−オレフィンが好ましく、特
にプロピレン、1−ブテンが好ましく用いられる。すな
わち、本発明ではエチレン・プロピレン・非共役ポリエ
ン共重合体ゴム、エチレン・1−ブテン・非共役ポリエ
ン共重合体ゴムが好ましく用いられる。
【0009】本発明で用いられるエチレン・α−オレフ
ィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)は、エチレン
とα−オレフィンとのモル比(エチレン/α−オレフィ
ン)が60/40〜85/15、好ましくは65/35
〜80/20の範囲にあるものが望ましい。
【0010】前記非共役ポリエンとしては、環状または
鎖状の非共役ポリエンが用いられる。環状非共役ポリエ
ンとしては、たとえば5−エチリデン−2−ノルボルネ
ン、ジシクロペンタジエン、5−ビニル−2−ノルボル
ネン、ノルボルナジエン、メチルテトラヒドロインデン
などがあげられる。また鎖状の非共役ポリエンとして
は、たとえば1,4−ヘキサジエン、7−メチル−1,
6−オクタジエン、8−メチル−4−エチリデン−1,
7−ノナジエン、4−エチリデン−1,7−ウンデカジ
エンなどがあげられる。これらの非共役ポリエンは、単
独または2種以上混合して用いられ、その共重合量は、
ヨウ素価表示で1〜40、好ましくは2〜35、より好
ましくは3〜30であることが望ましい。
【0011】本発明で用いられるエチレン・α−オレフ
ィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)の135℃デ
カヒドロナフタレン中で測定した極限粘度〔η〕は0.
8〜4dl/g、好ましくは1〜3.5dl/g、より
好ましくは1.1〜3dl/gの範囲にあるのが望まし
い。エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合
体ゴム(A)は、不飽和カルボン酸またはその誘導体、
例えば酸無水物などがグラフト共重合した変性物であっ
てもよい。エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン
共重合体ゴム(A)としては、エチレン・プロピレン・
非共役ジエン共重合体ゴムが最も好ましい。
【0012】エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエ
ン共重合体ゴム(A)は1種単独で使用することもでき
るし、2種以上を組み合せて使用することもできる。上
記のような特性を有するエチレン・α−オレフィン・非
共役ポリエン共重合体ゴム(A)は、「ポリマー製造プ
ロセス((株)工業調査会発行、P.309〜33
0)」などに記載されているような公知の方法により調
製することができる。
【0013】本発明で用いられるポリオレフィン樹脂
(B)は、ASTM D1525で測定したビカット軟
化点(温度)が110℃以上、好ましくは114℃以
上、さらに好ましくは114〜160℃であれば、結晶
性樹脂であってもよいし、非晶性樹脂であってもよい
が、結晶性樹脂が好ましい。本発明でポリオレフィン樹
脂(B)として用いられる結晶性樹脂としては、炭素数
2〜12のα−オレフィンの単独重合体または共重合体
などがあげられる。
【0014】この重合形式は、ランダム重合、ブロック
重合の何れでも良い。ランダム共重合体の場合、少ない
方のα−オレフィン構造単位が通常40モル%以下、好
ましくは30モル%以下で含まれているα−オレフィン
共重合体が望ましい。炭素数2〜12のα−オレフィン
としては、たとえばエチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−オクテン、1−デセンなどがあげられる。
【0015】結晶性のポリオレフィン樹脂(B)として
はポリプロピレンおよびポリブテンが好ましい。具体的
には、プロピレン単独重合体、プロピレンと1種以上の
炭素数2〜12のα−オレフィンとの共重合体、1−ブ
テン単独重合体、および1−ブテンと1種以上の炭素数
2〜12のα−オレフィンとの共重合体が好ましい。共
重合体の場合、プロピレンまたは1−ブテンと共重合す
るα−オレフィンの含有量は40〜15モル%、好まし
くは35〜20モル%であるのが望ましい。
【0016】本発明でポリオレフィン樹脂(B)として
用いられる非晶性樹脂としては、たとえばエチレン・環
状オレフィン共重合体などがあげられる。
【0017】ポリオレフィン樹脂(B)のビカット軟化
点が110℃未満であると、得られるホースはその形状
安定性が保てず、商品としての実用性がなくなる。ポリ
オレフィン樹脂(B)は1種単独で使用することもでき
るし、2種以上を組み合せて使用することもできる。
【0018】本発明においては、上記のようなポリオレ
フィン樹脂(B)の粒子がエチレン・α−オレフィン・
非共役ポリエン共重合体ゴム(A)中にミクロ分散して
おり、その平均分散粒子径は、通常0.1〜200μ
m、好ましくは0.1〜100μm、より好ましくは
0.1〜50μmの範囲にあることが望ましい。
【0019】このようなポリオレフィン樹脂(B)のモ
ルフォロジー(相形態)は、溶融状態のポリオレフィン
樹脂(B)に剪断力を与えることにより達成できる。た
とえば、ポリオレフィン樹脂(B)がプロピレン単独重
合体(B)の場合、200℃の温度条件で、二軸押出機
中でプロピレン単独重合体(B)に比エネルギーを0.
01kW・hr/kg以上、好ましくは0.02kW・
hr/kg以上を与えれば良い。温度条件、剪断エネル
ギーの不足により、ポリオレフィン樹脂(B)の平均分
散粒子径が200μmを超えると、得られるホースの強
度が低下したり、あるいはポリオレフィン樹脂(B)の
流動性が低下し、加工性に支障をきたす傾向がある。
【0020】一方、ポリオレフィン樹脂(B)がエチレ
ン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム
(A)との親和性があまりに良過ぎて、たとえばエチレ
ン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム
(A)とポリオレフィン樹脂(B)とが分子レベルで相
溶すると、得られるホースのゴム弾性が低下するという
欠点が生じる傾向がある。したがって、ポリオレフィン
樹脂(B)とエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエ
ン共重合体ゴム(A)の種類は両者が分子レベルで相溶
しない範囲で選択する必要がある。
【0021】またポリオレフィン樹脂(B)の分散粒子
のアスペクト比(長径/短径)は5以下、好ましくは1
〜3であるのが望ましい。アスペクト比が5以下である
場合、ポリオレフィン樹脂(B)粒子のミクロ分散が良
好である。
【0022】本発明のホース用ゴム組成物の各成分の含
有割合は、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン
共重合体ゴム(A)100重量部に対してポリオレフィ
ン樹脂(B)3〜50重量部、好ましくは5〜40重量
部、さらに好ましくは5〜30重量部とするのが望まし
い。このような含有割合の場合、熱による変形回復性と
ゴム弾性とのバランスに優れたホースが得られる。
【0023】ポリオレフィン樹脂(B)の配合量は、上
記範囲を満たし、かつホース用ゴム組成物の硬さ(JI
S K 6301で規定されているA硬度=Y)とポリ
オレフィン樹脂(B)の配合量(X)とが、 Y=(0.5±0.2)X+a 〔式中、Xはポリオレフィン樹脂(B)の配合量(単
位:重量部、成分(A)と(B)との合計量は100重
量部)であり、aはポリオレフィン樹脂(B)配合によ
る硬度アップ分をこのゴム組成物の硬度から引いた硬度
である。〕の関係を満たすのが好ましい。
【0024】またポリオレフィン樹脂(B)の配合量
は、前記範囲を満たし、かつホース用ゴム組成物を加硫
して得られる非発泡加硫ゴム成形体の硬さ(JIS K
6301で規定されているA硬度=Y)とポリオレフ
ィン樹脂(B)の配合量(X)とが、 Y=(0.5±0.2)X+a 〔式中、Xはポリオレフィン樹脂(B)の配合量(単
位:重量部、成分(A)と(B)との合計量は100重
量部)であり、aはポリオレフィン樹脂(B)配合によ
る硬度アップ分をこのゴム成形体の硬度から引いた硬度
である。〕の関係を満たすのが好ましい。
【0025】本発明のホース用ゴム組成物は、この組成
物を加硫して得られる加硫ゴム成形品の形状記憶率が5
0%以上、好ましくは60%以上、さらに好ましくは7
0%以上であり、70℃で20日間保存した後の形状記
憶率の保持率(以下、形状保持率という場合がある)が
70%以上、好ましくは80%以上、さらに好ましくは
85%以上であり、200%伸長後の永久伸びが20%
以下、好ましくは18%以下、さらに好ましくは15%
以下であるものが望ましい。
【0026】上記形状記憶率および形状保持率は、2m
mシートおよびホースを成形し、下記方法により求めた
値である。本発明のホース用ゴム組成物は2mmシート
およびホースのどちらの成形品も、形状記憶率および形
状保持率が前記値であることが望ましい。
【0027】《2mmシートでの形状記憶率》 a)150トンスチームプレスで厚み2mm、縦12.
5cm、横12.5cmの加硫シートを、ポリオレフィ
ン樹脂(B)のビカット軟化点より30℃高い温度で、
7分間加硫して作成する。 b)2mmシートより幅10mm、長さ80mmの短冊
を打ち抜き、30mm標線(L1)引き、標線間を測定
する。 c)治具を用いて標線間を60mm(L2)に伸長し、
そのままポリオレフィン樹脂(B)のビカット軟化点よ
り30℃高い温度のオーブンに入れて5分間放置し、そ
の後伸長を与えたまま5分間水冷する。 d)伸長を解除し、室温(25℃)下で1日放置し、標
線間(K1)を測定する。 e)上記測定値から次式(1)により形状記憶率を求め
る。
【数1】 形状記憶率(%)=(K1−L1)/(L2−L1)×100 …(1)
【0028】《ホースでの形状記憶率》 a)外径12mm、内径10mmのホースを押出成形
し、直後に熱空気加硫槽でポリオレフィン樹脂(B)の
ビカット軟化点より50℃から80℃高い温度で7分間
加硫し、直状のホースを作成する。 b)空冷後、外径9.8mmのL字型マンドレルをホー
スの中空部に挿入し、内角(C1)を測定する。 c)ポリオレフィン樹脂(B)のビカット軟化点より3
0℃高い温度のオーブンに5分間放置し、その後5分間
水冷する。 d)マンドレルをホースから外し、室温(25℃)下で
1日放置し、ホースの内角(C2)を測定する。 e)上記測定値から次式(2)により形状記憶率を求め
る。
【数2】 形状記憶率(%)=(180−C2)/(180−C1)×100 …(2)
【0029】《形状記憶率の保持率》前記形状記憶率の
保持率(形状保持率)は下記方法により測定した値から
下式(3)により求められる値である。形状賦与された
厚み2mmの短冊およびホースを70℃のオーブンに入
れ、20日間保存した後、オーブンから取り出し、室温
(25℃)で1日放置後に標線間またはホースの内角を
測定し、2mm短冊およびホースの形状記憶率を前記
(1)または(2)の式で求め、さらに次式(3)で形
状保持率を求める。
【数3】 形状保持率(%)=〔70℃、20日間保存後の形状保持率(%)〕/〔オー ブンに入れる前の形状保持率(%)〕×100 …(3)
【0030】前記200%伸長後の永久伸びは、厚み2
mmシートから幅10mm、長さ80mmの短冊を打ち
抜き、30mm標線(L1)引き、200%伸長を与
え、23℃室内に10分間放置し、開放10分後に歪率
を測定して求めた値である。
【0031】本発明のホース用ゴム組成物にはポリアミ
ド繊維(C)を配合することもできる。ポリアミド繊維
(C)としては、重合体中にアミド基(−CONH−)
を有するポリアミドを原料とする繊維が制限なく使用で
きる。具体的なものとしては、ポリアミド6(ナイロン
6)、ポリアミド66(ナイロン66)、ポリアミド1
1(ナイロン11)、ポリアミド12(ナイロン1
2)、ポリアミド610(ナイロン610)などを原料
とする繊維があげられる。繊維は短繊維でも長繊維でも
よいが、短繊維が好ましい。ポリアミド繊維(C)は1
種単独で使用することもできるし、2種以上を組み合せ
て使用することもできる。
【0032】ポリアミド繊維(C)を配合することによ
り、引張応力に対する変形を小さくすることができ、こ
れによりホース内圧による変形を抑制することができ
る。ポリアミド繊維(C)の配合量は、エチレン・α−
オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)100
重量部に対して20重量部以下、好ましくは3〜20重
量部、さらに好ましくは3〜10重量部とするのが望ま
しい。
【0033】また本発明のホース用ゴム組成物にはカー
ボンブラック(D)または軟化剤(E)を配合すること
もできる。カーボンブラック(D)としては、SRF、
GPF、FEF、MAF、ISAF、SAF、FT、M
Tなどの各種のカーボンブラックが制限なく使用するこ
とができる。カーボンブラック(D)を配合することに
より、引張強さおよび弾力性に優れたホースを得ること
ができる。カーボンブラック(D)の配合量は、エチレ
ン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム
(A)100重量部に対して300重量部以下、好まし
くは80〜200重量部とするのが望ましい。
【0034】軟化剤(E)としては、通常ゴムに用いら
れる軟化剤を使用することができる。例えば、プロセス
オイル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油ア
スファルト、ワセリン等の石油系軟化剤;コールター
ル、コールタールピッチ等のコールタール系軟化剤;ヒ
マシ油、ナタネ油、大豆油、ヤシ油等の脂肪油系軟化
剤;トール油;蜜ロウ、カルナウバロウ、ラノリン等の
ロウ類;リシノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム等の脂
肪酸またはその金属塩;ナフテン酸またはその金属石
鹸;パイン油、ロジンまたはその誘導体;テルペン樹
脂、石油樹脂、クマロンインデン樹脂、アタクチックポ
リプロピレン等の合成高分子物質;ジオクチルフタレー
ト、ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート等の
エステル系可塑剤;ジイソドデシルカーボネート等の炭
酸エステル系可塑剤;その他マイクロクリスタリンワッ
クス、サブ(ファクチス)、液状ポリブタジエン、変性
液状ポリブタジエン、液状チオコール、炭化水素系合成
潤滑油などがあげられる。
【0035】軟化剤(E)の配合量は、エチレン・α−
オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)100
重量部に対して200重量部以下、好ましくは50〜1
50重量部とするのが望ましい。ポリアミド繊維
(C)、カーボンブラック(D)および軟化剤(E)は
3種類すべてを配合することもできるし、1種類または
2種類を配合することもできる。
【0036】本発明のホース用ゴム組成物には前記エチ
レン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム
(A)およびポリオレフィン樹脂(B)に加えて、本発
明の目的を損わない範囲で、(A)成分以外の他のゴム
を配合することもできる。このような他のゴムとして
は、天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、ニトリルゴ
ム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、水添NBRなど
があげられる。
【0037】本発明のホース用ゴム組成物には前記エチ
レン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム
(A)およびポリオレフィン樹脂(B)に加えて、少な
くとも加硫剤が使用され、また必要により他の成分、た
とえば加硫促進剤、加硫助剤、補強材、充填材、加工助
剤、顔料、老化防止剤、発泡剤等の通常ゴムの製造に使
用される配合剤を本発明の目的を損わない範囲で配合す
ることもできる。
【0038】加硫剤としては、イオウ系化合物および有
機過酸化物などをあげることができる。イオウ系化合物
としては、たとえばイオウ、塩化イオウ、二塩化イオ
ウ、モルフォリンジスルフィド、アルキルフェノールジ
スルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジチ
オカルバミン酸セレンなどがあげられる。これらの中で
はイオウが好ましい。イオウ系化合物は、エチレン・α
−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)10
0重量部に対して、通常0.1〜10重量部、好ましく
は0.3〜5重量部、より好ましくは0.5〜3重量部
の割合で用いるのが望ましい。
【0039】有機過酸化物としては、ジクミルペルオキ
シド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペル
オキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベ
ンゾイルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、ジ
−t−ブチルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシ
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ジブチ
ルヒドロペルオキシドなどがあげられる。これらの中で
はジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシ
ド、ジ−t−ブチルペルオキシ−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサンが好ましい。有機過酸化物は、エチレ
ン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム
(A)100gに対して、通常3×10-3〜5×10-2
モル、好ましくは1×10 -3〜3×10-2モルの割合で
用いられる。
【0040】加硫剤としてイオウ系化合物を使用する場
合には、加硫促進剤の併用が好ましい。加硫促進剤とし
ては、たとえば、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチア
ゾールスルフェンアミド、N−オキシジエチレン−2−
ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N,N′−ジイソ
プロピル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、2
−メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,4−ジニト
ロフェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,
6−ジエチル−4−モルフォリノチオ)ベンゾチアゾー
ル、ジベンゾチアジル−ジスルフィド等のチアゾール系
化合物;ジフェニルグアニジン、トリフェニルグアニジ
ン、ジオルソトリルグアニジン等のグアニジン系化合
物;アセトアルデヒド−アニリン縮合物、ブチルアルデ
ヒド−アニリン縮合物等のアルデヒドアミン系化合物;
2−メルカプトイミダゾリン等のイミダゾリン系化合
物;ジエチルチオウレア、ジブチルチオウレア等のチオ
ウレア系化合物;テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド、テトラメチルチウラムジスルフィド等のチウラム系
化合物;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジ
チオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸テ
ルル等のジチオ酸塩系化合物;ジブチルキサントゲン酸
亜鉛等のザンテート系化合物;その他亜鉛華などをあげ
ることができる。これらの加硫促進剤は、エチレン・α
−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)10
0重量部に対して0.1〜20重量部、好ましくは0.
2〜10重量部、より好ましくは0.5〜5重量部の割
合で用いるのが望ましい。
【0041】加硫剤として有機過酸化物を使用する場合
は、加硫助剤の併用が好ましい。加硫助剤としては、た
とえば、硫黄;p−キノンジオキシム等のキノンジオキ
シム系;エチレングリコールジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート等の(メタ)アク
リル系化合物;ジアリルフタレート、トリアリルイソシ
アヌレート等のアリル系化合物;その他マレイミド系化
合物、ジビニルベンゼン(DVB)などがあげられる。
このような加硫助剤は、使用する有機過酸化物1モルに
対して0.5〜2モル、好ましくは均等モルの割合で使
用するのが望ましい。
【0042】補強材としては、たとえば微粉ケイ酸など
が適宜用いられる。充填材としては、たとえば軽質炭酸
カルシウム、重質炭酸カルシウム、タルク、クレーなど
が用いられる。これらの補強材および充填材は、エチレ
ン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム
(A)100重量部に対して、通常200重量部以下、
好ましくは150重量部以下の割合で用いるのが望まし
い。
【0043】加工助剤としては、通常のゴム加工に使用
される加工助剤を使用することができる。このような加
工助剤としては、たとえばリシノール酸、ステアリン
酸、パルミチン酸、ラウリン酸等の高級脂肪酸;ステア
リン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン
酸亜鉛等の高級脂肪酸塩;リシノール酸エステル、ステ
アリン酸エステル、パルミチン酸エステル、ラウリン酸
エステル等の高級脂肪酸エステル類などがあげられる。
これらの加工助剤は、エチレン・α−オレフィン・非共
役ポリエン共重合体ゴム(A)100重量部に対して、
通常約10重量部以下、好ましくは約1〜5重量部の割
合で用いるのが望ましい。
【0044】顔料としては、公知の無機顔料(たとえば
チタンホワイト)および有機顔料(たとえばナフトール
グリーンB)が使用できる。これらの顔料は、エチレン
・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)
100重量部に対して、最大20重量部、好ましくは最
大10重量部の量で用いるのが望ましい。
【0045】老化防止剤としては、たとえばフェニルブ
チルアミン、N,N′−ジ−2−ナフチル−p−フェニ
レンジアミン等の芳香族第二アミン系安定剤;ジブチル
ヒドロキシトルエン、テトラキス[メチレン(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ)ヒドロシンナメー
ト]メタン等のフェノール系安定剤;ビス[2−メチル
−4−(3−n−アルキルチオプロピオニルオキシ)−
5−t−ブチルフェニル]スルフィド等のチオエーテル
系安定剤;ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル等のジ
チオカルバミン酸塩系安定剤などがあげられる。
【0046】これらの老化防止剤は、単独または2種以
上の組み合せで用いることができる。このような老化防
止剤は、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共
重合体ゴム(A)100重量部に対して、通常0.1〜
5重量部、好ましくは0.5〜3重量部の割合で用いる
のが望ましい。本発明のホース用ゴム組成物からなるホ
ースは、老化防止剤を使用しなくても、優れた耐熱性、
耐久性を示すが、老化防止剤を使用すれば、より製品寿
命を長くすることが可能である。
【0047】本発明のホース用ゴム組成物からなるホー
スは、非発泡体であってもよいし、発泡体であってもよ
い。発泡体形成に際して使用される発泡剤としては、市
販の発泡剤の何れもが好適に使用することができる。た
とえば、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ア
ンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウム等
の無機系発泡剤;N,N′−ジニトロテレフタルアミ
ド、N,N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン等
のニトロソ化合物;アゾジカルボンアミド、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾシクロヘキシルニトリル、アゾ
ジアミノベンゼン、バリウムアゾジカルボキシレート等
のアゾ化合物;ベンゼンスルフォニルヒドラジド、トル
エンスルフォニルヒドラジド、p,p′−オキシビス
(ベンゼンスルフォニルヒドラジド)ジフェニルスルフ
ォン−3,3′−ジスルフェニルヒドラジド等のスルフ
ォニルヒドラジド化合物;カルシウムアジド、4,4′
−ジフェニルスルホニルアジド、パラトルエンスルホニ
ルアジド等のアジド化合物などがあげられる。これらの
中ではアゾ化合物、スルフォニルヒドラジド化合物、ア
ジド化合物が好適に使用される。
【0048】これらの発泡剤の配合量は、加硫発泡後の
発泡体の比重が0.01〜0.9になるよう適宜選択さ
れるが、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共
重合体ゴム(A)100重量部に対して、通常0.5〜
30重量部、好ましくは1〜20重量部、より好ましく
は2〜10重量部の割合で用いるのが望ましい。
【0049】また、必要に応じて発泡剤とともに発泡助
剤を併用しても差し支えない。発泡助剤の添加は、発泡
剤の分解温度の調節、気泡の均一化などに効果がある。
発泡助剤としては、たとえばサリチル酸、フタル酸、ス
テアリン酸、シュウ酸等の有機酸、尿素およびその誘導
体などがあげられる。
【0050】本発明のホース用ゴム組成物は、エチレン
・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)
中にポリオレフィン樹脂(B)の粒子をミクロ分散させ
ることにより製造することができる。ポリオレフィン樹
脂(B)の粒子をミクロ分散させるには、1)エチレン
・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)
およびポリオレフィン樹脂(B)を混合し、溶融状態で
混練してポリオレフィン樹脂(B)に剪断作用(剪断
力)を与える方法;2)エチレン・α−オレフィン・非
共役ポリエン共重合体ゴム(A)と有機溶媒とからなる
ゴム混合物にポリオレフィン樹脂(B)を添加し、ゴム
混合物とポリオレフィン樹脂(B)とを混練、脱溶媒す
る方法などがあげられる。いずれの方法においても、ポ
リアミド繊維(C)、カーボンブラック(D)、軟化剤
(E)およびその他の添加剤を添加する場合は、上記方
法によりポリオレフィン樹脂(B)を均一に分散させた
後、この分散物(混練物)に他の添加剤を添加して混練
するのが好ましい。
【0051】前記1)の方法としては、具体的には次の
ような方法が例示される。すなわち、エチレン・α−オ
レフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)およびポ
リオレフィン樹脂(B)を二軸押出機で200〜350
℃で0.5〜1.5分間混合、混練する。次に、得られ
た混練物と、ポリアミド繊維(C)、カーボンブラック
(D)、軟化剤(E)および他の添加剤とをバンバリー
ミキサー等のミキサー類を用いて80〜170℃で3〜
10分間混練する。次に、得られた混練物に加硫剤、加
硫助剤などをオープンロールなどのロール類を用いて追
加混合し、ロール温度40〜80℃で3〜30分間混練
して分出しし、リボン状またはシート状の本発明のホー
ス用ゴム組成物(未加硫ゴム配合物)を調製する。ポリ
アミド繊維(C)を配合する場合は、ポリアミド繊維
(C)は(A)成分、または(A)成分および(B)成
分の混合物と予め混合しておくのが好ましい。予備混合
の混合割合は、(A)成分と混合する場合は(A)成分
/(C)成分の重量比が100/(5〜100)、好ま
しくは100/(10〜70)とするのが望ましい。ま
た(A)成分および(B)成分の混合物と混合する場合
は、(A)成分/(B)成分/(C)成分の重量比が1
00/(5〜50)/(5〜200)、好ましくは10
0/(20〜40)/(80〜110)とするのが望ま
しい。
【0052】前記2)の方法としては、具体的には次の
ような方法が例示される。すなわち、エチレン・α−オ
レフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)100重
量部と有機溶媒3〜10重量部とからなるゴム混合物を
多段ベント式押出機の供給部から押出機内に導入すると
ともに、不活性ガス雰囲気下でポリオレフィン樹脂
(B)を他の供給部から押出機内部に導入し、ゴム混合
物とポリオレフィン樹脂(B)とを混練、脱溶媒する。
その後は、前記1)で例示した方法と同じ方法でポリア
ミド繊維(C)、カーボンブラック(D)、軟化剤
(E)および他の添加剤を混練し、続いて加硫剤、加硫
助剤などを混練することにより、本発明のホース用ゴム
組成物を調製する。
【0053】上記のようにして得られた本発明のホース
用ゴム組成物からホースを製造するには、ポリオレフィ
ン樹脂(B)のビカット軟化点未満の温度で、ホースを
成形し、この成形と同時または成形後に加硫し、次に加
硫したホースの中空部にマンドレルを挿入した後、ポリ
オレフィン樹脂(B)のビカット軟化点以上の温度で賦
形する方法が好ましい。
【0054】具体的には、次のような方法が例示され
る。すなわち、本発明のホース用ゴム組成物を押出機、
カレンダーロール、プレス、射出成形機、トランスファ
ー成形機などにより中空部を有するホース状またはチュ
ーブ状に成形し、成形と同時にまたはその成形体を加硫
槽内で、通常150〜270℃で約1〜30分間加熱す
る方法により加硫するか、または発泡するとともに加硫
する。加硫槽としては、スチーム加硫缶、熱空気加硫
槽、ガラスビーズ流動床、溶融塩加硫槽、マイクロ波槽
などがあげられる。これらの加硫槽は、単独または組み
合せて使用される。
【0055】次に、上記のようにして得た加硫ゴムホー
スの中空部にマンドレルを挿入した後、ポリオレフィン
樹脂(B)のビカット軟化点以上の温度で最終賦形して
ビカット軟化点以上の温度雰囲気下に置くか、あるいは
ビカット軟化点以上の温度雰囲気下に置いた後にポリオ
レフィン樹脂(B)のビカット軟化点以上の温度で最終
賦形し、そのままビカット軟化点未満の温度に冷却す
る。冷却方法は、放冷、水冷、空冷等、特に制限はな
い。
【0056】このようなホースの製造方法によれば、加
硫後のホースにマンドレルを挿入した後、最終賦形を行
っているので、マンドレルの挿入時に表面傷や端部の潰
れを防止することができ、不良品の発生を低下させて、
複雑な形状のホースであっても簡単に効率よくホースを
製造することができる。
【0057】本発明のホースはポリオレフィン樹脂
(B)がエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共
重合体ゴム(A)中にミクロ分散しているので、ゴム弾
性に優れている。
【0058】このようにして製造されたホースは、最終
賦形のために加えた力を除いても、賦形されたホースの
形態が保持される。本発明のホースは、再びビカット軟
化点以上の温度雰囲気下に置くと、最終賦形前の加硫ゴ
ムホースの形態に戻る。例えば、最終賦形の形状が内径
の大きいチューブであり、最終賦形前の形状がこの内径
よりも小さいチューブである場合、チューブは収縮と膨
張を繰り返す。
【0059】本発明のホースは自動車用、建設機械用、
産業機械用、モータバイク用、農業機械用などのホース
またはチューブとして好適に利用することができる。具
体的には、エンジンを冷却するためのラジエーターホー
ス、ラジエーターオーバーフロー用ドレインホース、室
内暖房用ヒーターホース、エアコンドレインホース、ワ
イパー送水ホース、ルーフドレインホース、プロラクト
ホースなどの各種ホースとして好適に利用することがで
きる。
【0060】
【発明の効果】本発明のホース用ゴム組成物は、エチレ
ン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムに特
定のポリオレフィン樹脂を配合しているので、加硫後に
もポリオレフィン樹脂のビカット軟化点以上の温度で形
状賦与することができ、しかも得られるホースは高いゴ
ム弾性を有している。本発明のホースは上記ゴム組成物
からなっているので、ポリオレフィン樹脂が配合されて
いるにもかかわらず高いゴム弾性を有している。本発明
のホースの製造方法は、加硫後にマンドレルを挿入して
最終賦形しているので、マンドレルの挿入時に表面傷や
端部の潰れを防止することができ、不良品の発生を低下
させて簡単に効率よくホースを製造することができる。
【0061】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について説明
する。各実施例および比較例における測定方法は次の通
りである。
【0062】平均分散粒子径は次の方法で求めた。 《平均分散粒子径》ホース用ゴム組成物の切片をルテニ
ウム酸で染色し、走査電子顕微鏡(日本電子(株)製T
330A)で10000倍の写真を撮り、画像解析で、
ゴム中のポリオレフィン樹脂の平均分散粒子径を求め
た。
【0063】物性試験は次の方法により行った。 《試料の加硫》150トン(コータキ精密)スチームプ
レスで、厚み2mm、縦12.5cm、横12.5cm
の硬さ試験用、引張試験用シートを、180℃で7分間
加硫した。また圧縮永久歪試験用の外径29mm、高さ
12.5mmの試験片を180℃で10分間加硫した。 《測定室条件》JIS K−6250に準じた。 《引張試験》JIS K−6251に準じた。 《硬さ試験》JIS K−6253に準じた。 《圧縮永久歪》JIS K−6262に準じ、100
℃、70時間で測定した。 《200%伸長永久伸び》厚み2mmシートから幅10
mm、長さ80mmの短冊を打ち抜き、30mm標線
(L1)引き、200%伸長を与え、23℃室内に10
分間放置し、開放10分後に歪率を測定した。
【0064】実施例1 三井EPT−3090Eを110重量部およびグランド
ポリマー(株)製ポリプロピレンを10重量部、神戸製
鋼所(株)製1.7 literミクストロンミキサーに入
れ、ポリプロピレンのビカット軟化点より20℃以上高
い温度で約5分間混練し、三井EPT−3090E中に
ポリプロピレンを均一に分散させた。その後ミキサーか
ら排出し、自然冷却した。この混練物を上記1.7 lit
erミクストロンミキサーに入れ、表1に示す割合で亜鉛
華2種、ステアリン酸、FEFカーボンブラックおよび
パラフィン系オイルを添加し、約7分間混練した。その
ミキサーから排出し、自然冷却した。次にこの混練物
に、8インチオープンロールで表1に示す割合で脱泡
剤、加硫促進剤、モルフォリン系加硫剤およびイオウを
混練し、ホース用ゴム組成物を得た。このゴム組成物の
物性を表4に示す。2mmシートおよびホースでの形状
記憶率および形状記憶率の保持率は次のようにして求め
た。
【0065】《2mmシートでの形状記憶率》 a)150トン(コータキ精密)スチームプレスで、厚
み2mm、縦12.5cm、横12.5cmの加硫シー
トを、ポリオレフィン樹脂のビカット軟化点より30℃
高い温度で7分間加硫して作成した。 b)2mmシートより幅10mm、長さ80mmの短冊
を打ち抜き、30mm標線(L1)引き、標線間を測定
した。 c)治具を用いて標線間を60mm(L2)に伸長し、
そのままポリオレフィン樹脂のビカット軟化点より30
℃高い温度のオーブンに入れて5分間放置し、その後伸
長を与えたまま5分間水冷した。 d)伸長を解除し、室温(25℃)下で1日放置し、標
線間(K1)を測定した。 e)前記式(1)から形状記憶率を求めた。
【0066】《ホースでの形状記憶率》 a)外径12mm、内径10mmのホースを押出成形
し、直後に熱空気加硫槽でポリオレフィン樹脂のビカッ
ト軟化点より30℃高い温度で、7分間加硫し、直状の
ホースを作成した。 b)空冷後、外径9.8mmのL字型マンドレルを挿入
し、内角(C1)を測定した。 c)ポリオレフィン樹脂のビカット軟化点より30℃高
い温度のオーブンに5分間放置し、その後5分間水冷し
た。 d)マンドレルをホースから外し、室温(25℃)下で
1日放置し、ホースの内角(C2)を測定した。 e)前記式(2)から形状記憶率を求めた。
【0067】《形状記憶率の保持率》形状賦与された厚
み2mmの短冊およびホースを70℃のオーブンに入
れ、20日間保存した後、オーブンから取り出し、室温
(25℃)で1日放置後に標線間またはホースの内角を
測定し、2mm短冊およびホースの形状記憶率を前記
(1)または(2)の式で求め、さらに前記式(3)で
形状保持率を求めた。
【0068】実施例2、3 表1に示す配合に変更した以外は、実施例1と同様に行
った。結果を表4に示す。
【0069】実施例4 実施例1において、ポリプロピレンの代わりにポリブテ
ン(ビカット軟化点114℃)を表2に示す配合で用い
た以外は実施例1と同様に行った。結果を表4に示す。
【0070】実施例5 三井EPT−3090Eを5重量部、およびナイロン6
短繊維を5重量部混合してナイロン6予備混合物を調製
した。このナイロン6予備混合物を亜鉛華2種などの添
加剤とともに表2に示す配合で添加した以外は実施例2
と同様に行った。結果を表5に示す。
【0071】比較例1 三井EPT−6090Eの110重量部と表3に示す割
合の亜鉛華、ステアリン酸、FEFカーボンブラック、
パラフィン系オイルを前記1.7 literミクストロンミ
キサーで混練し、冷却後に、脱泡剤、加硫促進剤、加硫
剤を添加して混練してゴム組成物を得た。この組成物の
特性を表5に示す。
【0072】比較例2 三井EPT−6090Eの110重量部と、ビカット軟
化点84℃の低密度ポリエチレン20重量部、および表
3に示す割合の亜鉛華、ステアリン酸、FEFカーボン
ブラック、パラフィン系オイルを前記1.7 literミク
ストロンミキサーで混練し、冷却後に、脱泡剤、加硫促
進剤、加硫剤を添加して混練してゴム組成物を得た。こ
の組成物の特性を表5に示す。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】表1〜表3の注 *1 EPDM:三井化学(株)製三井EPT−309
0E(商標)、エチレン・プロピレン・5−エチリデン
−2−ノルボルネン共重合体、パラフィン系オイル10
重量部油展、エチレン/プロピレン(モル比)=68/
32、ヨウ素価=12、エチレン/プロピレン/5−エ
チリデン−2−ノルボルネン(重量比)=58/37.
7/4.3、極限粘度(デカヒドロナフタレン100
℃)=2.80dl/g *2 亜鉛華2種:堺化学(株)製 *3 ステアリン酸:花王(株)製 *4 ポリプロピレン:グランドポリマー(株)製J−
300(商標)、ビカット軟化点=150℃ *5 ポリエチレン:三井化学(株)製ミラソンM−6
8(商標)、ビカット軟化点=84℃ *6 ポリブテン:三井化学(株)製ビューロンP−7
000(商標)、ビカット軟化点=114℃ *7 FEFカーボンブラック:昭和キャボット(株)
製ショウブラックN−550(商標) *8 ナイロン6短繊維:宇部興産(株)製EPDM系
ナイロン6短繊維 *9 パラフィン系オイル:出光興産(株)製ダイアナ
プロセスオイルPW−90(商標) *10 脱泡剤:井上石灰(株)製ベスタPP(商標) *11 加硫促進剤CBS:三新化学工業(株)製サン
セラーCM(商標) *12 加硫促進剤ZnBDC:三新化学工業(株)製
サンセラーBZ(商標) *13 加硫促進剤TMTD:三新化学工業(株)製サ
ンセラーTT(商標) *14 加硫促進剤EU:三新化学工業(株)製サンセ
ラー22(商標) *15 モルフォリン系加硫剤:三新化学工業(株)製
サンフェルR(商標) *16 上記*4のポリプロピレン、*5のポリエチレ
ン、または*6のポリブテンのビカット軟化点 *17 上記*4のポリプロピレン、*5のポリエチレ
ン、または*6のポリブテンの平均分散粒子径
【0077】
【表4】
【0078】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 7/02 C08K 7/02 C08L 23/02 C08L 23/02 23/16 23/16 F16L 11/06 F16L 11/06 //(C08L 23/08 23:12 23:20 77:00 45:02 95:00 91:00 99:00) B29K 23:00 105:12 277:00 (72)発明者 川崎 雅昭 千葉県市原市千種海岸3番地 三井化学株 式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)エチレンと、炭素数3〜20のα
    −オレフィンと、非共役ポリエンとからなるエチレン・
    α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム、および
    (B)ビカット軟化点が110℃以上のポリオレフィン
    樹脂を含むホース用ゴム組成物。
  2. 【請求項2】 ゴム組成物は、この組成物を加硫した加
    硫ゴムの形状記憶率が50%以上であり、70℃で20
    日間保存した後の形状記憶率の保持率が70%以上であ
    り、200%伸張後の永久伸びが20%以下である請求
    項1記載のホース用ゴム組成物。
  3. 【請求項3】 エチレン・α−オレフィン・非共役ポリ
    エン共重合体ゴム(A)中にポリオレフィン樹脂(B)
    の粒子がミクロ分散しているゴム組成物であって、ポリ
    オレフィン樹脂(B)の平均分散粒子径が0.1〜20
    0μmである請求項1または2記載のホース用ゴム組成
    物。
  4. 【請求項4】 エチレン・α−オレフィン・非共役ポリ
    エン共重合体ゴム(A)100重量部に対してポリオレ
    フィン樹脂(B)3〜50重量部を含む請求項1ないし
    3のいずれかに記載のホース用ゴム組成物。
  5. 【請求項5】 エチレン・α−オレフィン・非共役ポリ
    エン共重合体ゴム(A)が、エチレン・プロピレン・非
    共役ジエン共重合体ゴムである請求項1ないし4のいず
    れかに記載のホース用ゴム組成物。
  6. 【請求項6】 ポリオレフィン樹脂(B)が、ビカット
    軟化点114℃以上のポリオレフィン樹脂である請求項
    1ないし5のいずれかに記載のホース用ゴム組成物。
  7. 【請求項7】 ポリオレフィン樹脂(B)がポリプロピ
    レンまたはポリブテンである請求項1ないし6のいずれ
    かに記載のホース用ゴム組成物。
  8. 【請求項8】 ポリアミド繊維(C)を含む請求項1な
    いし7のいずれかに記載のホース用ゴム組成物。
  9. 【請求項9】 エチレン・α−オレフィン・非共役ポリ
    エン共重合体ゴム(A)100重量部に対してポリアミ
    ド繊維(C)20重量部以下を含む請求項8記載のホー
    ス用ゴム組成物。
  10. 【請求項10】 カーボンブラック(D)または軟化剤
    (E)を含む請求項1ないし9のいずれかに記載のホー
    ス用ゴム組成物。
  11. 【請求項11】 エチレン・α−オレフィン・非共役ポ
    リエン共重合体ゴム(A)100重量部に対してカーボ
    ンブラック(D)300重量部以下または軟化剤(E)
    200重量部以下を含む請求項10記載のホース用ゴム
    組成物。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    のホース用ゴム組成物からなるホース。
  13. 【請求項13】 自動車用、産業機械用、建設機械用、
    モーターバイク用または農業機械用である請求項12記
    載のホース。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    のホース用ゴム組成物を、ポリオレフィン樹脂(B)の
    ビカット軟化点未満の温度でホースに成形し、この成形
    と同時または成形後に加硫し、次に加硫したホースの中
    空部にマンドレルを挿入した後、ポリオレフィン樹脂
    (B)のビカット軟化点以上の温度で賦形するホースの
    製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002212360A (ja) * 2001-01-12 2002-07-31 Sumitomo Chem Co Ltd 自動車用ホース被覆材及びエアーダクトホース
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