JP2006235421A - 転写定着装置、それに用いる転写定着部材、及び、それを有する画像形成装置 - Google Patents

転写定着装置、それに用いる転写定着部材、及び、それを有する画像形成装置 Download PDF

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Koji Kamiya
公二 神谷
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Abstract

【課題】転写定着ベルト(又は転写定着ローラ)の表面層の劣化、中間転写ベルトの転写性の低下、像担持体の表面の劣化等を防止して、耐久性と信頼性とを向上させると共に、運転復帰時間を短縮させた転写定着装置を提供する。
【解決手段】前記転写定着ベルト2が、モータ7で回転する支点3、該支点3を中心にして揺動可能としたL字状の揺動アーム6を構成する一方のアーム6aの先端に固定した転写圧接ローラ4、及び、該L字状の揺動アーム6を構成する他方のアーム6bの先端に固定した定着ローラ5によって、回転可能に保持され、前記モータ7を回転させて前記L字状の揺動アーム6の先端に固定した転写圧接ローラ4及び定着ローラ5に保持された転写定着ベルト2を中間転写ベルト1及び加圧部材9から離反させるようにした転写定着ベルト2の揺動制御部12が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において用いられるローラ、シート、無端ベルト等の定着部材及びそれを有する画像形成装置に関する。
図7は、従来の電子写真方式の画像形成装置の説明図である。従来の電子写真方式の画像形成装置220、例えば、複写機及びレーザプリンタは、静電潜像が形成される像担持体201、像担持体201に接触して帯電処理を行う帯電ローラ202、レーザビーム等の露光手段203、像担持体201の静電潜像にトナーを付着させる現像ローラ204、帯電ローラ202にDC電圧を印加するためのパワーパック205、像担持体201上のトナー像を記録媒体(記録紙)207に転写処理する転写ローラ206、転写処理後の像担持体201をクリーニングするためのクリーニング装置208、像担持体201の表面電位を測定する表面電位計209、並びに、加熱定着ローラ211及び加圧ローラ212からなるローラ方式の熱定着装置210によって構成されている。
この電子写真方式を用いる画像形成装置220は、回転する像担持体201の感光体層を帯電ローラ202を用いて一様に帯電させた後にレーザビーム等の露光手段203で露光して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーによって現像することによりトナー像とし、このトナー像を記録媒体207上に転写し、そして、この記録媒体207を加熱定着ローラ211及び加圧ローラ212からなるローラ方式の熱定着装置210に通過させてトナー像を熱定着するように構成されている。
このような画像形成装置220の熱定着装置においては、アルミニウム等の金属の中空円筒体からなる芯金の外周面にトナーの粘着を防止するために被覆されたフッ素樹脂からなる表面層(離型層)を設けた加熱定着ローラ211が使用されているが、この加熱定着ローラ211は、芯金の中空部に回転中心線に沿ってハロゲンランプ等のヒータを配置し、その輻射熱によって加熱定着ローラ211を内側から加熱するようになっており、そして、加熱定着ローラ211と加圧ローラ212との間に記録媒体207を通過させることにより、記録媒体207の上に付着しているトナーを加熱定着ローラ211の熱により軟化させつつ加圧して記録媒体上に定着させるようになっている。
図8は、従来のベルト方式の定着装置の説明図である。図8に示されているように、従来の電子写真方式の画像形成装置においては、加熱ローラ215と定着ローラ214とによって回転可能に設けた定着ベルト213、及び、前記定着ベルト213を介して前記定着ローラ214に接するように設けた加圧ローラ216を有するベルト方式の熱定着装置217が用いられている。このようなベルト方式の熱定着装置217は、加熱ローラ215で加熱された定着ベルト213と加圧ローラ216との間に記録媒体207を通過させることにより、記録媒体207の上に付着しているトナーを定着ベルト213の熱により軟化させつつ加圧ローラ216で加圧して記録媒体上に定着させるようになっている。
ここで、フルカラー複写機、レーザープリンタでは、赤(マゼンタ)、青(シアン)、黄(イエロー)、黒(ブラック)の4色のカラートナーが用いられるが、カラー画像の定着時には、これらのカラートナーを溶融状態で混合する必要があるので、カラートナーを低融点化して溶融しやすくすると共に、加熱定着ローラ表面で複数種のカラートナーを包み込むようにしてこれらのカラートナーを溶融状態において均一に混合させることが必要になる。したがって、これらのカラートナーをより長い時間加熱する方式が必要になってきた。
そこで、中間転写体の駆動ローラの内部に熱源を設けて、該中間転写体に加圧部材を圧接してニップを形成する方式が提案された(特許文献1を参照。)。この装置は、ニップ手前で加熱されたカラートナーをニップで記録媒体に定着するものである。この方式によれば、中間転写体から記録媒体への2次転写は静電気力ではなく定着の熱によって行われるので、トナーの加熱時間を長く設定することができる。しかしながら、特許文献1に記載された方式では、カラートナーの加熱時間と同じだけ中間転写体も加熱され、しかも、その内面側から層厚み方向全体に加熱されるので、次の工程において、中間転写体が一次転写領域に入る際に像担持体も加熱され、そのために、カラートナーが像担持体に固着するという問題があった。
この問題を解決するために、中間転写体を用いた場合の中間転写体への過熱を防止しながら定着効率及び画像品質を向上させることができ、しかも、中間転写体を用いた場合の中間転写体への過熱を防止しながら省スペース化及び定着効率さらには画像品質を向上させることができる定着装置が提案された(特許文献2を参照。)。
この定着装置では、潜像を感光体から中間転写体へ転写した後、転写定着部材へ移行させ、最後に、転写定着部材と加圧部材とで潜像を加圧し記録媒体上に定着させるので、転写定着部材上でトナーが加熱される時間が長く、結果として、複数のカラートナーを溶融させるに十分な熱量を効率良く与えることができ、そのために、十分な光沢があって光沢ムラの少ない画像を定着することができる。この定着装置によれば、ニップ部において定着温度を下げることができるので、立上り時間の短縮をすることができ、そのために、省エネルギーに寄与することができる。また、この定着装置によれば、加圧部においてニップを小さくとることができるので、記録媒体への熱移動を最小限にとどめることができ、そのために、効率の良い加熱・加圧を実現することができる。
しかしながら、この定着装置においては、像担持体の熱劣化を低減するために、「加熱機構を有する転写定着部材」から、「像担持体に接している中間転写部材」、「加圧部材」への熱の流入を極力抑制する必要があるので、熱放射(熱移動)を抑制する熱遮蔽部材又は熱移動抑止部材としての断熱プレートを設ける必要があり、また、中間転写部材の転写部と、最も上流側の像担持体に対する転写部と、の間に中間転写部材の熱を奪う冷却部材としての冷却ローラを設ける必要があった。
特開平10−63121号公報 特開2004−145260号公報
しかしながら、従来の定着装置によれば、記録媒体が定着ローラと加圧ローラの間に形成されるニップを通過する時にジャム(巻き付き)を起こしてその搬送が停止された際に、転写定着部材の一部に過度の熱負荷がかかるという問題があった。従来の定着装置に設けられた冷却機構は、一連の定着サイクルのなかでの熱流入−損失をもとに設計されているので、復帰したとき、又は、そのまま加熱されつづけた転写定着部材への予期し得ない熱の流入に対して、その効力は十分発揮されず、そのために、中間転写部材まで過剰な熱が伝達されてしまい、よって、過剰な一部の熱が像担持体に伝播されて像担持体表面の熱劣化を促進するという問題があった。また、このような過度の加熱は、転写定着部材そのものの表層劣化や、転写定着部材が複層により構成されていた場合には、膜の剥離などの不具合を発生させるという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。
即ち、本発明は、転写定着ベルト(又は転写定着ローラ)の表面層の劣化、層間剥離、及び、表面層へのトナーの圧接固着、並びに、中間転写ベルトの昇温による中間転写ベルト自体の転写性の低下、及び、像担持体の表面の劣化、を防止して、耐久性と信頼性とを向上させると共に、運転復帰時間を短縮させた転写定着装置、それに用いる転写定着部材、及び、それを有する画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上に形成された画像を記録媒体上に転写して定着する転写定着ベルトと、該転写定着ベルト上に転写された画像を該記録媒体上に定着する定着ローラと、該転写定着ベルトを介して該定着ローラに当接することによりニップを形成する加圧部材と、を設けて、該ニップを通過する該記録媒体上に画像を加圧して定着させるようにした、転写定着装置において、
(イ)前記転写定着ベルトが、モータで回転する支点、該支点を中心にして揺動可能としたL字状の揺動アームを構成する一方のアームの先端に固定した、中間転写ベルト上に形成された画像を該転写定着ベルトに転写圧接する、転写圧接ローラ、及び、該L字状の揺動アームを構成する他方のアームの先端に固定した定着ローラによって、回転可能に保持され、そして、
(ロ)前記定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記L字状の揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラ及び定着ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルト及び加圧部材から離反させるようにした転写定着ベルトの揺動制御部が設けられている
ことを特徴とする転写定着装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記転写定着ベルトの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記L字状の揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラ及び定着ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルト及び加圧部材に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上に形成された画像を記録媒体上に転写して定着する転写定着ベルトと、該転写定着ベルト上に転写された画像を該記録媒体上に定着する定着ローラと、該転写定着ベルトを介して該定着ローラに当接することによりニップを形成する加圧部材と、を具えた、該ニップを通過する該記録媒体上に画像を加圧して定着させるようにした、転写定着装置において、
(イ)前記転写定着ベルトが、モータで回転する支点、該支点を中心にして揺動可能とした揺動アームの先端に固定した、中間転写ベルト上に形成された画像を該転写定着ベルトに転写圧接する、転写圧接ローラ、及び、転写定着装置本体に固定した定着ローラによって、回転可能に保持され、そして、
(ロ)前記定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルトから離反させるようにした転写定着ベルトの揺動制御部が設けられている
ことを特徴とする転写定着装置である。
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載された発明において、前記転写定着ベルトの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルトに所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上に形成された画像を記録媒体上に転写して定着する転写定着ベルトと、該転写定着ベルト上に転写された画像を該記録媒体上に定着する定着ローラと、該転写定着ベルトを介して該定着ローラに当接することによりニップを形成する加圧部材と、を具えた、該ニップを通過する該記録媒体上に画像を加圧して定着させるようにした、転写定着装置において、
(イ)前記転写定着ベルトが、モータで回転する支点、該支点を中心にして揺動可能としたアームの先端に固定した定着ローラ、及び、転写定着装置本体に固定した、中間転写ベルト上に形成された画像を該転写定着ベルトに転写圧接する、転写圧接ローラによって、回転可能に保持され、そして、
(ロ)前記定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記揺動アームの先端に固定した定着ローラに保持された転写定着ベルトを加圧部材から離反させるようにした転写定着ベルトの揺動制御部が設けられている
ことを特徴とする転写定着装置である。
請求項6に記載された発明は、請求項5に記載された発明において、前記転写定着ベルトの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記揺動アームの先端に固定した定着ローラに保持された転写定着ベルトを加圧部材に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっていることを特徴とするものである。
請求項7に記載された発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明において、前記定着ローラ及び/又は支点が加熱源を有していることを特徴とするものである。
請求項8に記載された発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、前記転写定着ベルトが前記加圧部材に対して主駆動部材とされていることを特徴とするものである。
請求項9に記載された発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明において、前記転写定着ベルト及び前記加圧部材の少なくとも一方が弾性層を有し、そして、前記転写定着ベルト及び前記加圧部材の弾性層の厚みの総和が、記録媒体の厚みの2倍以上の大きさを有することを特徴とするものである。
請求項10に記載された発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明において、前記転写定着ベルト及び前記加圧部材の少なくとも一方の表面層が、フッ素樹脂を主体とする材料で構成されることを特徴とするものである。
請求項11に記載された発明は、請求項10に記載された発明において、前記表面層を構成するフッ素樹脂が、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)であることを特徴とするものである。
請求項12に記載された発明は、請求項10又は11に記載された発明において、前記表面層が導電性物質を含有していることを特徴とするものである。
請求項13に記載された発明は、請求項12に記載された発明において、前記導電性物質がカーボンであることを特徴とするものである。
請求項14に記載された発明は、請求項13に記載された発明において、前記カーボンのヨウ素吸着量が43mg/g以上であることを特徴とするものである。
請求項15に記載された発明は、中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上に形成された画像を記録媒体上に転写して定着する転写定着ローラと、該転写定着ローラに当接することによりニップを形成する加圧部材と、を設けて、該ニップを通過する該記録媒体上に画像を加圧して定着させるようにした、転写定着装置において、
(イ)前記転写定着ローラが、モータで回転する支点を中心にして揺動可能とした揺動アームの先端に回転可能に保持され、そして、
(ロ)前記転写定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記揺動アームの先端に回転可能に保持された転写定着ローラを加圧部材から離反させるようにした転写定着ローラの揺動制御部が設けられている
ことを特徴とする転写定着装置である。
請求項16に記載された発明は、請求項15に記載された発明において、前記転写定着ローラの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記揺動アームの先端に回転可能に保持された転写定着ローラを加圧部材に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっていることを特徴とするものである。
請求項17に記載された発明は、請求項15又は16に記載された発明において、前記転写定着ローラに加熱源を有していることを特徴とするものである。
請求項18に記載された発明は、請求項15〜17のいずれか1項に記載の発明において、前記転写定着ローラを前記加圧部材に対して主駆動部材としたことを特徴とするものである。
請求項19に記載された発明は、請求項15〜18のいずれか1項に記載の発明において、前記転写定着ローラ及び前記加圧部材の少なくとも一方が弾性層を有し、そして、前記転写定着ローラ及び前記加圧部材の弾性層の厚みの総和が記録媒体の厚みの2倍以上の大きさを有することを特徴とするものである。
請求項20に記載された発明は、基体、該基体上に耐熱性合成ゴムで構成する弾性層、及び、フッ素樹脂で構成する表面層を順次有する転写定着部材において、前記表面層を構成するフッ素樹脂の融点が、前記弾性層を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度よりも20℃以上低いものとし、且つ、前記表面層が、前記フッ素樹脂の融点以上の温度であって前記弾性層を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度を超えない焼成温度で焼成されたものとしたことを特徴とするものである。
請求項21に記載された発明は、請求項20に記載された発明において、前記弾性層を構成する耐熱性ゴムが、シリコーンゴム又はフロロシリコーンゴムを主成分とすることを特徴とするものである。
請求項22に記載された発明は、請求項20又は21に記載された発明において、前記表面層を構成するフッ素樹脂が、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)であることを特徴とするものである。
請求項23に記載された発明は、請求項20〜22に記載された発明において、前記表面層が導電性物質を含有していることを特徴とするものである。
請求項24に記載された発明は、請求項23に記載された発明において、前記導電性物質がカーボンであることを特徴とするものである。
請求項25に記載された発明は、請求項24に記載された発明において、前記カーボンのヨウ素吸着量が43mg/g以上であることを特徴とするものである。
請求項26に記載された発明は、請求項1〜19のいずれか1項に記載の転写定着装置を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、(イ)前記転写定着ベルトが、モータで回転する支点、該支点を中心にして揺動可能としたL字状の揺動アームを構成する一方のアームの先端に固定した、中間転写ベルト上に形成された画像を該転写定着ベルトに転写圧接する、転写圧接ローラ、及び、該L字状の揺動アームを構成する他方のアームの先端に固定した定着ローラによって、回転可能に保持され、そして、(ロ)前記定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記L字状の揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラ及び定着ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルト及び加圧部材から離反させるようにした転写定着ベルトの揺動制御部が設けられているので、記録媒体が定着ローラと加圧部材との間に形成されるニップを通過する時にジャムを起こして記録媒体の搬送が停止された際に、加熱源から予期しない過剰な熱が流入して発生する、転写定着ベルトの表面層の劣化、該転写定着ベルトの層間剥離、及び、該表面層へのトナーの圧接固着、並びに、中間転写ベルトの昇温による中間転写ベルト自体の転写性の低下、及び、像担持体の表面の劣化、を防止することにより、耐久性と信頼性とを向上させると共に、転写定着ベルトの接触点を減少させ、転写定着ベルトを熱的に独立させて、熱量を保存することにより、運転復帰時間を短縮させた転写定着装置を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記転写定着ベルトの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記L字状の揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラ及び定着ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルト及び加圧部材に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっているので、転写定着装置を自動的にかつスムースに定常運転に戻すことができる。
請求項3に記載された発明によれば、(イ)前記転写定着ベルトが、モータで回転する支点、該支点を中心にして揺動可能とした揺動アームの先端に固定した、中間転写ベルト上に形成された画像を該転写定着ベルトに転写圧接する、転写圧接ローラ、及び、転写定着装置本体に固定した定着ローラによって、回転可能に保持され、そして、(ロ)前記定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルトから離反させるようにした転写定着ベルトの揺動制御部が設けられているので、記録媒体が定着ローラと加圧部材との間に形成されるニップを通過する時にジャムを起こして記録媒体の搬送が停止された際に、加熱源から予期しない過剰な熱が流入して発生する、転写定着ベルトの表面層の劣化、該転写定着ベルトの層間剥離、及び、該表面層へのトナーの圧接固着、並びに、中間転写ベルトの昇温による中間転写ベルト自体の転写性の低下、及び、像担持体の表面の劣化、を防止することにより、耐久性と信頼性とを向上させると共に、転写定着ベルトの接触点を減少させ、転写定着ベルトを熱的に独立させて、熱量を保存することにより、運転復帰時間を短縮させた転写定着装置を提供することができる。
請求項4に記載された発明によれば、前記転写定着ベルトの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルトに所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっているので、転写定着装置を自動的にかつ確実に定常運転に戻すことができる。
請求項5に記載された発明によれば、(イ)前記転写定着ベルトが、モータで回転する支点、該支点を中心にして揺動可能としたアームの先端に固定した定着ローラ、及び、転写定着装置本体に固定した、中間転写ベルト上に形成された画像を該転写定着ベルトに転写圧接する、転写圧接ローラによって、回転可能に保持され、そして、(ロ)前記定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記揺動アームの先端に固定した定着ローラに保持された転写定着ベルトを加圧部材から離反させるようにした転写定着ベルトの揺動制御部が設けられているので、記録媒体が定着ローラと加圧部材との間に形成されるニップを通過する時にジャムを起こして記録媒体の搬送が停止された際に、加熱源から予期しない過剰な熱が流入して発生する、転写定着ベルトの表面層の劣化、該転写定着ベルトの層間剥離、及び、該表面層へのトナーの圧接固着、並びに、中間転写ベルトの昇温による中間転写ベルト自体の転写性の低下、及び、像担持体の表面の劣化、を防止することにより、耐久性と信頼性とを向上させると共に、転写定着ベルトの接触点を減少させ、転写定着ベルトを熱的に独立させて、熱量を保存することにより、運転復帰時間を短縮させた転写定着装置を提供することができる。
請求項6に記載された発明によれば、前記転写定着ベルトの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記揺動アームの先端に固定した定着ローラに保持された転写定着ベルトを加圧部材に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっているので、転写定着装置を自動的にかつ確実に定常運転に戻すことができる。
請求項7に記載された発明によれば、前記定着ローラ及び/又は支点が加熱源を有しているので、転写定着ベルトを均一に加熱することができる。
請求項8に記載された発明によれば、前記転写定着ベルトが前記加圧部材に対して主駆動部材とされているので、画像ズレを防止することができ、そのために、定着画像を高画質化することができる。
請求項9に記載された発明によれば、前記転写定着ベルト及び前記加圧部材の少なくとも一方が弾性層を有し、そして、前記転写定着ベルト及び前記加圧部材の弾性層の厚みの総和が、記録媒体の厚みの2倍以上の大きさを有するので、画像ズレを防止することができ、そのために、定着画像を高画質化することができる。
請求項10,11に記載された発明によれば、前記転写定着ベルト及び前記加圧部材の少なくとも一方の表面層が、フッ素樹脂を主体とする材料で構成されるので、強度及び平滑性を向上させることができると共に、該表面層に含有される充填剤によって該表面層の表面性及び離型性が低下することを防止することができ、しかも、記録媒体(記録紙)が通過することによって発生する紙粉、両面コピーが通過することにより発生する定着トナー、及び、定着装置内において飛散トナーが、それぞれ、該表面層に付着することをも防止することができ、それらのために、転写定着装置を高耐久化することができると共に、定着画像を高画質化することができる。
請求項12〜14に記載された発明によれば、前記表面層が導電性物質を含有しているので、該表面層の耐摩耗性を向上させることができると共に、該表面層の帯電を防止して転写定着装置内に飛散するトナーが該表面層に静電付着することを低減することができ、それらのために、転写定着装置を高耐久化することができると共に、定着画像を高画質化することができる。
請求項15に記載された発明によれば、(イ)前記転写定着ローラが、モータで回転する支点を中心にして揺動可能とした揺動アームの先端に回転可能に保持され、そして、(ロ)前記転写定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記揺動アームの先端に回転可能に保持された転写定着ローラを加圧部材から離反させるようにした転写定着ローラの揺動制御部が設けられているので、記録媒体が転写定着ローラと加圧部材との間に形成されるニップを通過する時にジャムを起こして記録媒体の搬送が停止された際に、加熱源から予期しない過剰な熱が流入して発生する、転写定着ローラの表面層の劣化、及び、該表面層へのトナーの圧接固着、並びに、中間転写ベルトの昇温による中間転写ベルト自体の転写性の低下、及び、像担持体の表面の劣化、を防止することにより、耐久性と信頼性とを向上させると共に、転写定着ローラの接触点を減少させ、転写定着ローラを熱的に独立させて、熱量を保存することにより、運転復帰時間を短縮させた転写定着装置を提供することができる。
請求項16に記載された発明によれば、前記転写定着ローラの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記揺動アームの先端に回転可能に保持された転写定着ローラを加圧部材に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっているので、転写定着装置を自動的にかつ確実に定常運転に戻すことができる。
請求項17に記載された発明によれば、前記転写定着ローラに加熱源を有しているので、転写定着ローラを加熱することができる。
請求項18に記載された発明によれば、前記転写定着ローラを前記加圧部材に対して主駆動部材としたので、画像ズレを防止することができ、そのために、定着画像を高画質化することができる。
請求項19に記載された発明によれば、前記転写定着ローラ及び前記加圧部材の少なくとも一方が弾性層を有し、そして、前記転写定着ローラ及び前記加圧部材の弾性層の厚みの総和が記録媒体の厚みの2倍以上の大きさを有しているので、画像ズレを防止することができ、そのために、定着画像を高画質化することができる。
請求項20、21に記載された発明によれば、基体、該基体上に耐熱性合成ゴムで構成する弾性層、及び、フッ素樹脂で構成する表面層を順次有する転写定着部材において、前記表面層を構成するフッ素樹脂の融点が、前記弾性層を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度よりも20℃以上低いものとし、且つ、前記表面層が、前記フッ素樹脂の融点以上の温度であって前記弾性層を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度を超えない焼成温度で焼成されたものであるので、弾性層を構成する耐熱性ゴムの劣化による弾性層におけるクラックの発生を防止することができ、そのために、画像汚れ、表面不均一による画像定着不良、等の不具合の発生を防止することができると共に、記録媒体の巻きつきを防止することができる。また、該表面層に含有される充填剤によって該表面層の表面性及び離型性が低下することを防止することができ、しかも、記録媒体(記録紙)が通過することによって発生する紙粉、両面コピーが通過することにより発生する定着トナー、及び、定着装置内において飛散トナーが、それぞれ、該表面層に付着することをも防止することができ、それらのために、転写定着装置を高耐久化することができると共に、定着画像を高画質化することができる。
請求項22に記載された発明によれば、前記表面層を構成するフッ素樹脂が、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)であるので、該表面層に含有される充填剤によって該表面層の表面性及び離型性が低下することを防止することができ、しかも、記録媒体(記録紙)が通過することによって発生する紙粉、両面コピーが通過することにより発生する定着トナー、及び、転写定着装置内において飛散トナーが、それぞれ、該表面層に付着することをも防止することができ、それらのために、転写定着装置を高耐久化することができると共に、定着画像を高画質化することができる。
請求項23〜25に記載された発明によれば、前記表面層が導電性物質を含有しているので、該表面層の耐摩耗性を向上させることができると共に、該表面層の帯電を防止して定着装置内に飛散するトナーが該表面層に静電付着することを低減することができ、それらのために、転写定着装置を高耐久化することができると共に、定着画像を高画質化することができる。
請求項1〜20のいずれか1項に記載の転写定着装置を有しているので、耐久性と信頼性とを向上させると共に、環境付加を低減し、しかも、定着画像を高画質化することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態を示す転写定着装置の説明図であって、(a)は、定常運転している状態を示し、そして、(b)は、転写定着ベルトを中間転写ベルト及び加圧部材から離反させた状態を示す。図2は、本発明の他の一実施の形態を示す転写定着装置の説明図であって、(a)は、定常運転している状態を示し、そして、(b)は、転写定着ベルトを中間転写ベルト及び加圧部材から離反させた状態を示す。図3は、本発明の他の一実施の形態を示す転写定着装置の説明図であって、(a)は、定常運転している状態を示し、そして、(b)は、転写定着ベルトを中間転写ベルト及び加圧部材から離反させた状態を示す。図4は、本発明の他の一実施の形態を示す転写定着装置の説明図であって、(a)は、定常運転している状態を示し、そして、(b)は、転写定着ローラを中間転写ベルト及び加圧部材から離反させた状態を示す。図5は、本発明の一実施の形態を示す転写定着部材(転写定着定着ベルト)であって、(a)は、横断面図であり、そして、(b)は、一部拡大縦断面図である。図6は、本発明の一実施の形態を示す転写定着部材(転写定着定着ローラ)の横断面図である。
図1において、20は、転写定着装置である。転写定着装置20は、中間転写ベルト1と、該中間転写ベルト1上に形成された画像を記録媒体207上に転写して定着する転写定着ベルト2と、該転写定着ベルト2上に転写された画像を該記録媒体207上に定着する定着ローラ5と、該転写定着ベルト2を介して該定着ローラ5に当接することによりニップを形成する加圧部材9と、を設けて、該ニップを通過する該記録媒体207上に画像を加圧して定着させるようにされている。この転写定着装置20には、(イ)前記転写定着ベルト2が、モータ7で回転する支点3、該支点3を中心にして揺動可能としたL字状の揺動アーム6を構成する一方のアーム6aの先端に固定した、中間転写ベルト1上に形成された画像を該転写定着ベルト2に転写圧接する、転写圧接ローラ4、及び、該L字状の揺動アーム6を構成する他方のアーム6bの先端に固定した定着ローラ5によって、回転可能に保持され、そして、(ロ)前記定着ローラ5と前記加圧部材9との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段(10、11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの発生を検出すると共に、この記録媒体207のジャムJの検出に基づいて、前記モータ7を回転させて前記L字状の揺動アーム6の先端に固定した転写圧接ローラ4及び定着ローラ5に保持された転写定着ベルト2を中間転写ベルト1及び加圧部材9から離反させるようにした転写定着ベルト2の揺動制御部12が設けられている。図1において、8は、ギヤであり、そして、201は、像担持体である。
このように、(イ)前記転写定着ベルト2が、モータ7で回転する支点3、該支点3を中心にして揺動可能としたL字状の揺動アーム6を構成する一方のアーム6aの先端に固定した、中間転写ベルト1上に形成された画像を該転写定着ベルト2に転写圧接する、転写圧接ローラ4、及び、該L字状の揺動アーム6を構成する他方のアーム6bの先端に固定した定着ローラ5によって、回転可能に保持され、そして、(ロ)前記定着ローラ5と前記加圧部材9との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段(10、11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの発生を検出すると共に、この記録媒体207のジャムJの検出に基づいて、前記モータ7を回転させて前記L字状の揺動アーム6の先端に固定した転写圧接ローラ4及び定着ローラ5に保持された転写定着ベルト2を中間転写ベルト1及び加圧部材9から離反させるようにした転写定着ベルト2の揺動制御部12が設けられていると、記録媒体207が定着ローラと加圧部材との間に形成されるニップを通過する時にジャムJを起こして記録媒体207の搬送が停止された際に、加熱源から予期しない過剰な熱が流入して発生する、転写定着ベルト2の表面層の劣化、該転写定着ベルト2の層間剥離、及び、該表面層へのトナーの圧接固着、並びに、中間転写ベルト1の昇温による中間転写ベルト1自体の転写性の低下、及び、像担持体201の表面の劣化、を防止することにより、耐久性と信頼性とを向上させると共に、転写定着ベルト2の接触点を減少させ、転写定着ベルトを熱的に独立させて、熱量を保存することにより、運転復帰時間を短縮させた転写定着装置を提供することができる。
本発明の転写定着装置20における転写定着ベルト2の離反機構について以下に具体的に説明する。図1(b)に示されているように、記録媒体207がニップ部を通過する際に、ジャムJが発生した場合、モータ7が所定の量だけ正回転し、その駆動がギヤ8を介して支点3に伝わり、そして、該転写定着ベルトが矢印に示す方向へ移動して、前記L字状の揺動アーム6の先端に固定した転写圧接ローラ4及び定着ローラ5に保持された転写定着ベルト2が中間転写ベルト1及び加圧部材9から同時に離反する。転写定着ベルト2を中間転写ベルト1及び加圧部材9から離反させるためにモータ7を可動させる信号を得るには、ジャム検出手段として、例えば、前記定着ローラ5と前記加圧部材9との間に形成されるニップの入口及び出口にそれぞれセンサ10及びセンサ11が設けられる。記録媒体207は、このセンサ10及びセンサ11で順次検知されるが、ジャムJの検出は、所定時間ON/OFFが繰り返される情報に基づき記録媒体が滞りなく搬送されているか否かを検知することによってなされる。記録媒体207の搬送がジャムJにより停止され、センサ10及びセンサ11のON/OFF情報間隔に異常が認められた場合に、直ちに、モータ7を正回転させてその駆動をギア8を介して支点3に回転を伝達させることにより、転写定着ベルト2を中間転写ベルト1及び加圧部材9から離反させる。モータ7を支点に直結して、モータ7の駆動を直接支点3に伝えてもかまわない。特に、図1に示した支点3を中心に回転運動をおこなうことによる同時離反機構は、簡便な機構で効果が大きい。また、ジャムJがニップ部で発生した場合、転写定着ベルト2、及び、加圧部材9の表面を傷つけることなく、ジャム紙を取り除くことが可能となる。図1においては、加圧部材9として、加圧ローラが示されているが、本発明においては、加圧ベルトであってもかまわない。
本発明の転写定着装置20においては、前記転写定着ベルト2の揺動制御部12は、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの除去を検出すると共に、このジャムJの除去の検出に基づいて、前記モータ7を逆回転させて前記L字状の揺動アーム6の先端に固定した転写圧接ローラ4及び定着ローラ5に保持された転写定着ベルト2を中間転写ベルト1及び加圧部材9に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっている。このように、前記転写定着ベルト2の揺動制御部12が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの除去を検出すると共に、このジャムJの除去の検出に基づいて、前記モータ7を逆回転させて前記L字状の揺動アーム6の先端に固定した転写圧接ローラ4及び定着ローラ5に保持された転写定着ベルト2を中間転写ベルト1及び加圧部材9に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっていると、転写定着装置20を自動的にかつスムースに定常運転に戻すことができる。
図2において、30は、転写定着装置である。転写定着装置30は、図2に示すように、(イ)前記転写定着ベルト2が、モータ7で回転する支点3、該支点3を中心にして揺動可能とした揺動アーム6の先端に固定した、中間転写ベルト1上に形成された画像を該転写定着ベルト2に転写圧接する、転写圧接ローラ4、及び、転写定着装置30の本体に固定した定着ローラ5によって、回転可能に保持され、そして、(ロ)前記定着ローラ5と前記加圧部材9との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの発生を検出すると共に、この記録媒体207のジャムJの検出に基づいて、前記モータ7を回転させて前記揺動アーム6の先端に固定した転写圧接ローラ4に保持された転写定着ベルト2を中間転写ベルト1から離反させるようにした転写定着ベルト2の揺動制御部12が設けられている以外は、転写定着装置20と同様の構成を有している。
このように、(イ)前記転写定着ベルト2が、モータ7で回転する支点3、該支点3を中心にして揺動可能とした揺動アーム6の先端に固定した、中間転写ベルト1上に形成された画像を該転写定着ベルト2に転写圧接する、転写圧接ローラ4、及び、転写定着装置30の本体に固定した定着ローラ5によって、回転可能に保持され、そして、(ロ)前記定着ローラ5と前記加圧部材9との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの発生を検出すると共に、この記録媒体207のジャムJの検出に基づいて、前記モータ7を回転させて前記揺動アーム6の先端に固定した転写圧接ローラ4に保持された転写定着ベルト2を中間転写ベルト1から離反させるようにした転写定着ベルト2の揺動制御部12が設けられていると、記録媒体207が定着ローラ5と加圧部材9との間に形成されるニップを通過する時にジャムJを起こして記録媒体207の搬送が停止された際に、加熱源から予期しない過剰な熱が流入して発生する、転写定着ベルト2の表面層の劣化、該転写定着ベルト2の層間剥離、及び、該表面層へのトナーの圧接固着、並びに、中間転写ベルト1の昇温による中間転写ベルト1自体の転写性の低下、及び、像担持体201の表面の劣化、を防止することにより、耐久性と信頼性とを向上させると共に、転写定着ベルト2の接触点を減少させ、転写定着ベルトを熱的に独立させて、熱量を保存することにより、運転復帰時間を短縮させた転写定着装置30を提供することができる。
本発明の転写定着装置30における転写定着ベルト2の離反機構についての具体的な説明は、前記転写定着装置20における転写定着ベルト2の離反機構についての具体的な説明と同様である。
本発明の転写定着装置30においては、前記転写定着ベルト2の揺動制御部12が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの除去を検出すると共に、このジャムJの除去の検出に基づいて、前記モータ7を逆回転させて前記揺動アーム6の先端に固定した転写圧接ローラ4に保持された転写定着ベルト2を中間転写ベルト1に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっている。このように、前記転写定着ベルト2の揺動制御部12が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの除去を検出すると共に、このジャムJの除去の検出に基づいて、前記モータ7を逆回転させて前記揺動アーム6の先端に固定した転写圧接ローラ4に保持された転写定着ベルト2を中間転写ベルト1及び加圧部材9に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっていると、転写定着装置30を自動的にかつ確実に定常運転に戻すことができる。
図3において、40は、転写定着装置である。転写定着装置40は、図3に示すように、(イ)前記転写定着ベルト2が、モータ7で回転する支点3、該支点3を中心にして揺動可能とした揺動アーム6の先端に固定した定着ローラ5、及び、転写定着装置40の本体に固定した、中間転写ベルト1上に形成された画像を該転写定着ベルト2に転写圧接する、転写圧接ローラ4によって、回転可能に保持され、そして、(ロ)前記定着ローラ5と前記加圧部材9との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの発生を検出すると共に、この記録媒体207のジャムJの検出に基づいて、前記モータ7を回転させて前記揺動アーム6の先端に固定した定着ローラ5に保持された転写定着ベルト2を加圧部材9から離反させるようにした転写定着ベルト2の揺動制御部12が設けられている以外は、転写定着装置20と同様の構成を有している。
このように、(イ)前記転写定着ベルト2が、モータ7で回転する支点3、該支点3を中心にして揺動可能とした揺動アーム6の先端に固定した定着ローラ5、及び、転写定着装置40の本体に固定した、中間転写ベルト1上に形成された画像を該転写定着ベルト2に転写圧接する、転写圧接ローラ4によって、回転可能に保持され、そして、(ロ)前記定着ローラ5と前記加圧部材9との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの発生を検出すると共に、この記録媒体207のジャムJの検出に基づいて、前記モータ7を回転させて前記揺動アーム6の先端に固定した定着ローラ5に保持された転写定着ベルト2を加圧部材9から離反させるようにした転写定着ベルト2の揺動制御部12が設けられていると、記録媒体207が定着ローラ5と加圧部材9との間に形成されるニップを通過する時にジャムJを起こして記録媒体207の搬送が停止された際に、加熱源から予期しない過剰な熱が流入して発生する、転写定着ベルト2の表面層の劣化、該転写定着ベルト2の層間剥離、及び、該表面層へのトナーの圧接固着、並びに、中間転写ベルト1の昇温による中間転写ベルト1自体の転写性の低下、及び、像担持体201の表面の劣化、を防止することにより、耐久性と信頼性とを向上させると共に、転写定着ベルト2の接触点を減少させ、転写定着ベルト2を熱的に独立させて、熱量を保存することにより、運転復帰時間を短縮させた転写定着装置40を提供することができる。
本発明の転写定着装置40における転写定着ベルト2の離反機構についての具体的な説明は、前記転写定着装置20における転写定着ベルト2の離反機構についての具体的な説明と同様である。
本発明の転写定着装置40においては、前記転写定着ベルト2の揺動制御部12が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの除去を検出すると共に、このジャムJの除去の検出に基づいて、前記モータ7を逆回転させて前記揺動アーム6の先端に固定した定着ローラ5に保持された転写定着ベルト2を中間転写ベルト1及び加圧部材9に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっている。このように、前記転写定着ベルト2の揺動制御部12が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの除去を検出すると共に、このジャムJの除去の検出に基づいて、前記モータ7を逆回転させて前記揺動アーム6の先端に固定した定着ローラ5に保持された転写定着ベルト2を加圧部材9に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっていると、転写定着装置40を自動的にかつ確実に定常運転に戻すことができる。
本発明の転写定着装置20,30,40においては、前記定着ローラ5及び/又は支点3が加熱源を有している。このように、前記定着ローラ5及び/又は支点3が加熱源を有していると、転写定着ベルトを均一に加熱することができる。
本発明の転写定着装置20,30,40においては、前記転写定着ベルト2が前記加圧部材9に対して主駆動部材とされている。加圧部材9が主駆動され且つ転写定着ベルト2が従動の場合には、記録媒体207の突入により、加圧部材9側の駆動半径が記録媒体207の厚み分だけ増加するので、線速変動によりやはり画像ズレが発生する。加圧部材9の径が記録媒体207の厚みに比べ十分に大きな場合には、この画像ズレは小さいが、転写定着ベルト2が駆動されている場合(非従動)、このような問題は発生しない。このように、前記転写定着ベルト2が前記加圧部材9に対して主駆動部材とされていると、画像ズレを防止することができ、そのために、定着画像を高画質化することができる。
定着ニップ部の記録媒体進入時の衝撃による転写部の画像ズレを防ぐには、定着部における転写定着部材2及び加圧部材9の弾性層の厚みの総和は、少なくとも記録媒体207の厚み以上であり、好ましくは、その2倍以上であることが求められる。これは、弾性層の厚みが記録媒体厚の2倍以上であれば、段差によるずれが目視で確認できないことを様々な画像形成装置で確認した本発明者らの実験則に基づく結論である。人間が顕著に画像のずれを認識するのは視覚のMTF特性(VTF)から空間周波数では10cycle/mm(254dpi、100μmピッチ)以上であり(参考文献:電子写真の基礎と応用、編者電子写真学会、昭和63年6月15日初版、p.717、718)、100μm以上のずれは大きな問題となる。さらに、通紙方向の解像度が600dpiの高解像度な画像形成装置で写真のような高精細な画像を形成した場合、ドット間隔は42.3μmであり、これ以上ずれてしまうとドットが重なり、不快な画像となってしまう。
また、1200dpiではドット間隔は21.2μmとなるが、この際のドット重なりは先に述べたVTFの境目254dpi(100μmピッチ)から約1/5と十分に小さいために、視覚的には認識は困難である。実際に電子写真で主に用いられる記録媒体厚は60〜100μm程度であり、またゴム硬度が5から90の弾性層はその厚みの30%程度は瞬間的に容易に圧縮される。従って、記録媒体突入時の段差ずれが最大となるニップに進入する方向と転写定着ベルト2と中間転写体1の共通の接線のなす角度θが90°の場合でも、弾性層厚みが記録媒体厚の2倍の場合、120〜200μm以上あれば画像ズレを24(=60−120×0.3)〜40(=100−200×0.3)μmと、42.3μm以下に低減できることが説明される。これらを実験式としてまとめると、次の式
画像ズレ=記録媒体厚による定着部段差×|sinθ|<42.3μm(好ましい)<100μm(必須)
(ここで、記録媒体厚による定着部段差=記録媒体厚−弾性層厚さ×0.3とする。)となる。
したがって、本発明の転写定着装置20,30,40においては、前記転写定着ベルト2及び前記加圧部材9の少なくとも一方が弾性層を有し、そして、前記転写定着ベルト2及び前記加圧部材9の弾性層の厚みの総和が、記録媒体の厚みの2倍以上の大きさを有している。このように、前記転写定着ベルト2及び前記加圧部材9の少なくとも一方が弾性層を有し、そして、前記転写定着ベルト2及び前記加圧部材9の弾性層の厚みの総和が、記録媒体の厚みの2倍以上の大きさを有していると、画像ズレを防止することができ、そのために、定着画像を高画質化することができる。
本発明の転写定着装置20,30,40においては、前記転写定着ベルト2及び前記加圧部材9の少なくとも一方の表面層は、好ましくは、フッ素樹脂を主体とする材料で構成される。この表面層を構成するフッ素樹脂は、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)である。このように、前記転写定着ベルト2及び前記加圧部材9の少なくとも一方の表面層が、フッ素樹脂を主体とする材料で構成されると、該表面層に含有される充填剤によって該表面層の表面性及び離型性が低下することを防止することができ、しかも、記録媒体(記録紙)207が通過することによって発生する紙粉、両面コピーが通過することにより発生する定着トナー、及び、定着装置内において飛散トナーが、それぞれ、該表面層に付着することをも防止することができ、それらのために、転写定着装置20,30,40を高耐久化することができると共に、定着画像を高画質化することができる。
本発明の転写定着装置20,30,40においては、前記表面層は導電性物質を含有している。この導電性物質は、好ましくは、カーボンである。そして、このカーボンのヨウ素吸着量は、好ましくは、43mg/g以上である。このように、該表面層の耐摩耗性を向上させることができると共に、該表面層の帯電を防止して転写定着装置内に飛散するトナーが該表面層に静電付着することを低減することができ、それらのために、転写定着装置を高耐久化することができると共に、定着画像を高画質化することができる。
図4において、50は、転写定着装置である。転写定着装置50は、中間転写ベルト1と、該中間転写ベルト1上に形成された画像を記録媒体207上に転写して定着する転写定着ローラ13と、該転写定着ローラに当接することによりニップを形成する加圧部材9と、を設けて、該ニップを通過する該記録媒体207上に画像を加圧して定着させるようにされている。この転写定着装置50には、(イ)前記転写定着ローラ13が、モータ7で回転する支点3を中心にして揺動可能とした揺動アーム6の先端に回転可能に保持され、そして、(ロ)前記転写定着ローラ13と前記加圧部材9との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの発生を検出すると共に、この記録媒体207のジャムJの検出に基づいて、前記モータ7を回転させて前記揺動アーム6の先端に回転可能に保持された転写定着ローラ13を加圧部材9から離反させるようにした転写定着ローラ13の揺動制御部12が設けられている。
このように、(イ)前記転写定着ローラ13が、モータ7で回転する支点3を中心にして揺動可能とした揺動アーム6の先端に回転可能に保持され、そして、(ロ)前記転写定着ローラ13と前記加圧部材9との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの発生を検出すると共に、この記録媒体207のジャムJの検出に基づいて、前記モータ7を回転させて前記揺動アーム6の先端に回転可能に保持された転写定着ローラ13を加圧部材9から離反させるようにした転写定着ローラ13の揺動制御部12が設けられていると、記録媒体207が転写定着ローラ13と加圧部材9との間に形成されるニップを通過する時にジャムJを起こして記録媒体207の搬送が停止された際に、加熱源から予期しない過剰な熱が流入して発生する、転写定着ローラ13の表面層の劣化、及び、該表面層へのトナーの圧接固着、並びに、中間転写ベルト1の昇温による中間転写ベルト1自体の転写性の低下、及び、像担持体201の表面の劣化、を防止することにより、耐久性と信頼性とを向上させると共に、転写定着ローラ13の接触点を減少させ、転写定着ローラ13を熱的に独立させて、熱量を保存することにより、運転復帰時間を短縮させた転写定着装置50を提供することができる。
本発明の転写定着装置50における転写定着ベルト2の離反機構についての具体的な説明は、前記転写定着装置20における転写定着ベルト2の離反機構についての具体的な説明と同様である。
本発明の転写定着装置50においては、前記転写定着ローラ13の揺動制御部12が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体207のジャム検出手段(センサ10,センサ11)で検知した信号に基づいて該記録媒体207のジャムJの除去を検出すると共に、このジャムJの除去の検出に基づいて、前記モータ7を逆回転させて前記揺動アーム6の先端に回転可能に保持された転写定着ローラ13を加圧部材9に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっているので、転写定着装置50を自動的にかつ確実に定常運転に戻すことができる。
本発明の転写定着装置50においては、前記転写定着ローラ13が加熱源を有している。このように、前記転写定着ローラ13が加熱源を有していると、転写定着ローラ13を均一に加熱することができる。
本発明においては、転写定着ローラ13及び加圧部材9の双方を駆動する構成としてもよい。この際の画像ズレは、加圧部材9の弾性層の厚みがゼロの場合が最も厳しく、次の式
画像ズレ=転写定着部材の線速×記録媒体厚/加圧部材の定着ニップ部半径×転写ニップ時間=転写ニップ幅×記録媒体厚/加圧部材の定着ニップ部半径<42.3μm(好ましい)<100μm(必須)
(但し、転写ニップ幅=転写定着部材の線速×転写ニップ時間とする。)
で示される。
この式によれば、転写ニップ幅を10mm以下とすると、加圧部材9の定着ニップ部半径が20mmであれば、そのずれは、記録媒体の厚み100μm(0.1mm)で50μm以下となる。また、転写ニップ幅を5mm以下とすると、加圧部材の定着ニップ部半径が20mmであれば、そのずれは、記録媒体の厚み100μm(0.1mm)で25μm以下となる。そのために、転写ニップ幅が小さいことが有利である。また、転写ニップ幅は、中間転写体1などの転写部材の温度上昇の原因である点からも小さいほどよい。記録媒体の記録媒体厚を約0.1mmとすると、600dpiの画像ズレを42.3μm以下とするには、次の式、
画像ズレ=転写ニップ幅/加圧部材の定着ニップ部半径≦0.423
が条件となる。
したがって、本発明の転写定着装置50においては、前記転写定着ローラ13が前記加圧部材9に対して主駆動部材とされている。このように、前記転写定着ローラ13が前記加圧部材9に対して主駆動部材とされていると、画像ズレを防止することができ、そのために、定着画像を高画質化することができる。
本発明の転写定着装置50においては、前記転写定着ローラ13及び前記加圧部材9の少なくとも一方が弾性層を有し、そして、前記転写定着ローラ13及び前記加圧部材9の弾性層の厚みの総和が、記録媒体の厚みの2倍以上の大きさを有している。このように、前記転写定着ローラ13及び前記加圧部材9の少なくとも一方が弾性層を有し、そして、前記転写定着ローラ13及び前記加圧部材9の弾性層の厚みの総和が、記録媒体の厚みの2倍以上の大きさを有していると、画像ズレを防止することができ、そのために、定着画像を高画質化することができる。
図5に示されているように、本発明の一実施の形態を示す転写定着部材(転写定着ベルト)110は、基体101、該基体101上に耐熱性合成ゴムで構成する弾性層102、及び、フッ素樹脂で構成する表面層103を順次有している。そして、前記表面層103を構成するフッ素樹脂の融点は、前記弾性層102を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度よりも20℃以上低いものとし、且つ、前記表面層103が、前記フッ素樹脂の融点以上の温度であって前記弾性層102を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度を超えない焼成温度で焼成されたものとされている。前記弾性層102を構成する耐熱性ゴムは、好ましくは、シリコーンゴム又はフロロシリコーンゴムを主成分とするものである。また、図6に示されているように、本発明の他の一実施の形態を示す転写定着部材(転写定着ローラ)120は、基体111、該基体111上に耐熱性合成ゴムで構成する弾性層112、及び、フッ素樹脂で構成する表面層113を順次有している。そして、前記表面層113を構成するフッ素樹脂の融点は、前記弾性層112を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度よりも20℃以上低いものとし、且つ、前記表面層113が、前記フッ素樹脂の融点以上の温度であって前記弾性層112を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度を超えない焼成温度で焼成されたものとされている。前記弾性層112を構成する耐熱性ゴムは、好ましくは、シリコーンゴム又はフロロシリコーンゴムを主成分とするものである。
このように、基体101,111、該基体101,111上に耐熱性合成ゴムで構成する弾性層102,112、及び、フッ素樹脂で構成する表面層103,113を順次有する転写定着部材(転写定着ベルト、転写定着ローラ)110,120おいて、前記表面層103,113を構成するフッ素樹脂の融点は、前記弾性層102,112を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度よりも20℃以上低いものとし、且つ、前記表面層103,113が、前記フッ素樹脂の融点以上の温度であって前記弾性層102,112を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度を超えない焼成温度で焼成されたものとされていると、弾性層102,112を構成する耐熱性ゴムの劣化による弾性層102,112におけるクラックの発生を防止することができ、そのために、画像汚れ、表面不均一による画像定着不良、等の不具合の発生を防止することができると共に、記録媒体の巻きつきを防止することができる。また、該表面層103,113に含有される導電性物質103aによって該表面層103,113の表面性及び離型性が低下することを防止することができ、しかも、記録媒体(記録紙)が通過することによって発生する紙粉、両面コピーが通過することにより発生する定着トナー、及び、転写定着装置内において飛散トナーが、それぞれ、該表面層103,113に付着することをも防止することができ、それらのために、転写定着装置を高耐久化することができると共に、定着画像を高画質化することができる。なお、図6においては、導電性物質が図示されていない。
表面層103、113は、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体樹脂(FEP)等フッ素系樹脂、又は、これらの樹脂の混合物、耐熱性樹脂にこれらフッ素系樹脂を分散させたもので構成されるが、前記表面層103,113を構成するフッ素樹脂は、好ましくは、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)である。このように、前記表面層103,113を構成するフッ素樹脂が、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)であると、強度及び平滑性を向上させることができると共に、該表面層103,113に含有される充填剤によって該表面層103,113の表面性及び離型性が低下することを防止することができ、しかも、記録媒体(記録紙)が通過することによって発生する紙粉、両面コピーが通過することにより発生する定着トナー、及び、転写定着装置内において飛散トナーが、それぞれ、該表面層に付着することをも防止することができ、それらのために、転写定着装置を高耐久化することができると共に、定着画像を高画質化することができる。
また、該表面層103,113は、基体101,111にチューブ状にしたものをかぶせても、湿式スプレー塗装や粉体塗装後に焼き付けてもよい。前記表面層103,113は、好ましくは、導電性物質103aを含有している。かかる導電性物質103aは、好ましくは、好ましくは、カーボンである金属であるが、金属粉、或いは、シリカ、マイカ、窒化ホウ素等を金属又はそれ以外の導電性物質を被覆した無機粉体であってもかまわない。前記カーボンのヨウ素吸着量は、好ましくは、43mg/g以上である。これらの導電性物質102aの形状は、球状粉体を基本とするが、針状(ウィスカー状)、燐片状、中空状、又は、コイル状であてもかまわない。これらは単独でも、他の充填物と一緒に添加して使用することも可能である。このように、前記表面層103,113が導電性物質を含有していると、該表面層103,113の耐摩耗性を向上させることができると共に、該表面層103,113の帯電を防止して定着装置内に飛散するトナーが該表面層103,113に静電付着することを低減することができ、それらのために、転写定着装置を高耐久化することができると共に、定着画像を高画質化することができる。
前記基体101,111は、例えば、アルミニウム、鉄、ステンンレススチール、真鍮等の金属材料であるが、ポリイミド、ポリアミドイミド、フッ素樹脂等の耐熱性樹脂であってもかまわない。前記基体101が金属材料で構成される場合には、転写定着部材(転写定着ベルト)110における基体101の膜厚は、好ましくは、該転写定着部材の撓みを考慮して、100μm以下である。前記基体101が耐熱性樹脂で構成される場合には、転写定着部材110における基体101の膜厚は、好ましくは、熱容量、強度の点から、30〜200μmである。特に、ニップ幅が大きく取れる場合には、弾性層102がない場合もある。
弾性層102,112は、好ましくは、シリコーンゴム、フロロシリコンゴム等の耐熱性の合成ゴムである。弾性層102,112の膜厚は、好ましくは、100〜300μmである。
本発明の画像形成装置は、請求項1〜19のいずれか1項に記載の転写定着装置を有している。このように、請求項1〜19のいずれか1項に記載の転写定着装置を有していると、耐久性と信頼性とを向上させると共に、環境付加を低減し、しかも、定着画像を高画質化することができる。
(実施例1)
(イ)直径60mmの耐熱性のポリイミド樹脂で構成される円筒体よりなる基体層の上に第1のプライマー層を形成する工程、(ロ)このプライマー層の上にシリコーン樹脂(DY−2083、東レ社製)の溶液を塗布し加硫して200μm厚の弾性層を形成する工程、(ハ)この弾性層の上に第2のプライマー層を形成する工程、及び、(ニ)この第2のプライマー層の上にカーボンよりなる充填剤(#90、旭カーボン社製)2重量%添加した四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)(三井デュポンフロロケミカル社製、PFA345 HP−J)の分散液を塗布し乾燥して塗布層を形成した後、この塗布層を焼成して20μm厚の離型層を形成する工程、を順次経て転写定着ベルトとした。そして、熱源として500Wのハロゲンヒーターを中央部に有する定着ローラ、及び、弾性層の表面にPFAチューブを被覆した直径40mmの加圧ローラを有する、図2に示される転写定着ベルトと中間転写体とを離反させる離反機構を備えた転写定着装置に、前記転写定着ベルトを装着して、転写定着装置とした。
(実施例2)
図3に示される転写定着ベルトと加圧部材とを離反させる離反機構を備えた転写定着装置に、前記転写定着ベルトを装着した以外は、実施例1と同様にして、転写定着装置とした。
(実施例3)
図1に示される転写定着ベルトと中間転写体と加圧部材とを離反させる離反機構を備えた転写定着装置に、前記転写定着ベルトを装着した以外は、実施例1と同様にして、転写定着装置とした。
(実施例4)
前記(ニ)においてカーボンよりなる充填剤(#90、旭カーボン社製)1重量%添加した以外は、実施例1と同様にして、転写定着装置とした。
(実施例5)
転写定着ベルトと中間転写体とを離反させる離反機構を備えない以外は、実施例1と同様にして、転写定着装置とした。
以上、実施例1〜4及び比較例1で得た定着装置を画像形成装置に装着して、(1)像担持体の熱劣化、(2)加圧部材の劣化、(3)運転復帰時間、及び、(4)オフセット性を評価した。前記(1)の像担持体の熱劣化は、像担持体交換寿命より判断して、ランク評価基準:優3←2→1劣 として、ランク評価をした。前記(2)の加圧部材の劣化は、表層の傷と汚れ具合とにより判断して、ランク評価基準:優3←2→1劣 として、ランク評価をした。前記(3)の運転復帰時間は、運転停止からのファーストコピーまでの復帰時間により判断して、ランク評価基準:優3←2→1劣 として、ランク評価をした。そして、(4)のオフセット性は、定着画像及び転写定着画像の表面汚れで判断して、ランク評価基準:優3←2→1劣 として、ランク評価をした。このランク評価では、2を合格とした。評価結果は、次の表1に示される。
Figure 2006235421
表1から次のことがわかる。即ち、離反機構を装備することにより、1)像担持体の熱劣化、加圧部材の劣化を低減することが可能となること、2)同時に離反することにより運転復帰時間を低減できること、並びに、3)離型層にカーボンを2重量%以上充填すると、離型層の摩耗傷に対する耐久性が向上すると共に、転写定着部材及び加圧部材表面へのトナーの静電オフセットを防止し、しかも、オフセット性を改善することができること、がわかる。
本発明の一実施の形態を示す転写定着装置の説明図であって、(a)は、定常運転している状態を示し、そして、(b)は、転写定着ベルトを中間転写ベルト及び加圧部材から離反させた状態を示す。 本発明の他の一実施の形態を示す転写定着装置の説明図であって、(a)は、定常運転している状態を示し、そして、(b)は、転写定着ベルトを中間転写ベルトから離反させた状態を示す。 本発明の他の一実施の形態を示す転写定着装置の説明図であって、(a)は、定常運転している状態を示し、そして、(b)は、転写定着ベルトを加圧部材から離反させた状態を示す。 本発明の他の一実施の形態を示す転写定着装置の説明図であって、(a)は、定常運転している状態を示し、そして、(b)は、転写定着ローラを加圧部材から離反させた状態を示す。 本発明の一実施の形態を示す転写定着部材(定着定着ベルト)であって、(a)は、横断面図であり、そして、(b)は、一部拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態を示す転写定着部材(定着定着ローラ)の横断面図である。 従来の電子写真方式の画像形成装置の説明図である。 従来のベルト方式の定着装置の説明図である。
符号の説明
1 中間転写ベルト
2 転写定着ベルト
3 支点
4 転写圧接ローラ
5 定着ローラ
6 揺動アーム
6a 第1のアーム
6b 第2のアーム
7 モータ
8 ギヤ
9 加圧部材
10,11 センサ
12 揺動制御部
20,30,40,50 転写定着装置
101 基体
102 弾性層
103 離型層
103a 導電性物質
110 定着ベルト(定着部材)
111 基体
112 弾性層
113 離型層
120 定着ローラ(定着部材)
201 像担持体
207 記録媒体
J ジャム

Claims (26)

  1. 中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上に形成された画像を記録媒体上に転写して定着する転写定着ベルトと、該転写定着ベルト上に転写された画像を該記録媒体上に定着する定着ローラと、該転写定着ベルトを介して該定着ローラに当接することによりニップを形成する加圧部材と、を設けて、該ニップを通過する該記録媒体上に画像を加圧して定着させるようにした、転写定着装置において、
    (イ)前記転写定着ベルトが、モータで回転する支点、該支点を中心にして揺動可能としたL字状の揺動アームを構成する一方のアームの先端に固定した、中間転写ベルト上に形成された画像を該転写定着ベルトに転写圧接する、転写圧接ローラ、及び、該L字状の揺動アームを構成する他方のアームの先端に固定した定着ローラによって、回転可能に保持され、そして、
    (ロ)前記定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記L字状の揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラ及び定着ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルト及び加圧部材から離反させるようにした転写定着ベルトの揺動制御部が設けられている
    ことを特徴とする転写定着装置。
  2. 前記転写定着ベルトの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記L字状の揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラ及び定着ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルト及び加圧部材に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっていることを特徴とする請求項1に記載の転写定着装置。
  3. 中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上に形成された画像を記録媒体上に転写して定着する転写定着ベルトと、該転写定着ベルト上に転写された画像を該記録媒体上に定着する定着ローラと、該転写定着ベルトを介して該定着ローラに当接することによりニップを形成する加圧部材と、を具えた、該ニップを通過する該記録媒体上に画像を加圧して定着させるようにした、転写定着装置において、
    (イ)前記転写定着ベルトが、モータで回転する支点、該支点を中心にして揺動可能とした揺動アームの先端に固定した、中間転写ベルト上に形成された画像を該転写定着ベルトに転写圧接する、転写圧接ローラ、及び、転写定着装置本体に固定した定着ローラによって、回転可能に保持され、そして、
    (ロ)前記定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルトから離反させるようにした転写定着ベルトの揺動制御部が設けられている
    ことを特徴とする転写定着装置。
  4. 前記転写定着ベルトの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記揺動アームの先端に固定した転写圧接ローラに保持された転写定着ベルトを中間転写ベルトに所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっていることを特徴とする請求項3に記載の転写定着装置。
  5. 中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上に形成された画像を記録媒体上に転写して定着する転写定着ベルトと、該転写定着ベルト上に転写された画像を該記録媒体上に定着する定着ローラと、該転写定着ベルトを介して該定着ローラに当接することによりニップを形成する加圧部材と、を具えた、該ニップを通過する該記録媒体上に画像を加圧して定着させるようにした、転写定着装置において、
    (イ)前記転写定着ベルトが、モータで回転する支点、該支点を中心にして揺動可能としたアームの先端に固定した定着ローラ、及び、転写定着装置本体に固定した、中間転写ベルト上に形成された画像を該転写定着ベルトに転写圧接する、転写圧接ローラによって、回転可能に保持され、そして、
    (ロ)前記定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記揺動アームの先端に固定した定着ローラに保持された転写定着ベルトを加圧部材から離反させるようにした転写定着ベルトの揺動制御部が設けられている
    ことを特徴とする転写定着装置。
  6. 前記転写定着ベルトの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記揺動アームの先端に固定した定着ローラに保持された転写定着ベルトを加圧部材に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっていることを特徴とする請求項5に記載の転写定着装置。
  7. 前記定着ローラ及び/又は支点が加熱源を有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の転写定着装置。
  8. 前記転写定着ベルトが前記加圧部材に対して主駆動部材とされていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の転写定着装置。
  9. 前記転写定着ベルト及び前記加圧部材の少なくとも一方が弾性層を有し、そして、前記転写定着ベルト及び前記加圧部材の弾性層の厚みの総和が、記録媒体の厚みの2倍以上の大きさを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の転写定着装置。
  10. 前記転写定着ベルト及び前記加圧部材の少なくとも一方の表面層が、フッ素樹脂を主体とする材料で構成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の転写定着装置。
  11. 前記表面層を構成するフッ素樹脂が、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)であることを特徴とする請求項10に記載の転写定着装置。
  12. 前記表面層が導電性物質を含有していることを特徴とする請求項10又は11に記載の転写定着装置。
  13. 前記導電物質がカーボンであることを特徴とする請求項12に記載の転写定着装置。
  14. 前記カーボンのヨウ素吸着量が43mg/g以上であることを特徴とする請求項13に記載の転写定着装置。
  15. 中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上に形成された画像を記録媒体上に転写して定着する転写定着ローラと、該転写定着ローラに当接することによりニップを形成する加圧部材と、を設けて、該ニップを通過する該記録媒体上に画像を加圧して定着させるようにした、転写定着装置において、
    (イ)前記転写定着ローラが、モータで回転する支点を中心にして揺動可能とした揺動アームの先端に回転可能に保持され、そして、
    (ロ)前記転写定着ローラと前記加圧部材との間に形成されるニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの発生を検出すると共に、この記録媒体のジャムの検出に基づいて、前記モータを回転させて前記揺動アームの先端に回転可能に保持された転写定着ローラを加圧部材から離反させるようにした転写定着ローラの揺動制御部が設けられている
    ことを特徴とする転写定着装置。
  16. 前記転写定着ローラの揺動制御部が、さらに、前記ニップの入口及び出口の少なくとも一方に設けられた記録媒体のジャム検出手段で検知した信号に基づいて該記録媒体のジャムの除去を検出すると共に、このジャムの除去の検出に基づいて、前記モータを逆回転させて前記揺動アームの先端に回転可能に保持された転写定着ローラを加圧部材に所定の圧力で圧着させるようにしたものとなっていることを特徴とする請求項15に記載の転写定着装置。
  17. 前記転写定着ローラに加熱源を有していることを特徴とする請求項15又は16に記載の転写定着装置。
  18. 前記転写定着ローラを前記加圧部材に対して主駆動部材としたことを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載の転写定着装置。
  19. 前記転写定着ローラ及び前記加圧部材の少なくとも一方が弾性層を有し、そして、前記転写定着ローラ及び前記加圧部材の弾性層の厚みの総和が記録媒体の厚みの2倍以上の大きさを有することを特徴とする請求15〜18いずれか1項に記載の転写定着装置。
  20. 基体、該基体上に耐熱性合成ゴムで構成する弾性層、及び、フッ素樹脂で構成する表面層を順次有する転写定着部材において、前記表面層を構成するフッ素樹脂の融点が、前記弾性層を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度よりも20℃以上低いものとし、且つ、前記表面層が、前記フッ素樹脂の融点以上の温度であって前記弾性層を構成する耐熱性合成ゴムの酸化開始温度を超えない焼成温度で焼成されたものとしたことを特徴とする転写定着部材。
  21. 前記弾性層を構成する耐熱性ゴムが、シリコーンゴム又はフロロシリコーンゴムを主成分とすることを特徴とする請求項20に記載の転写定着部材。
  22. 前記表面層を構成するフッ素樹脂が、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)であることを特徴とする請求項20又は21に記載の転写定着部材。
  23. 前記表面層が導電性物質を含有していることを特徴とする請求項20〜22のいずれか1項に記載の転写定着部材。
  24. 前記導電性物質がカーボンであることを特徴とする請求項23に記載の転写定着部材。
  25. 前記カーボンのヨウ素吸着量が43mg/g以上であることを特徴とする請求項24に記載の転写定着部材。
  26. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の転写定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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