JP6922427B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー像を記録媒体に定着させる定着装置およびこれを備えた画像形成装置に関する。
従来の定着装置が開示された文献として、たとえば特開2016−161849号公報(特許文献1)が挙げられる。
特許文献1に開示の定着装置にあっては、定着ベルトと定着ニップ部を形成する加圧部材に向かい合うように定着ベルトの内側に配置された加熱部材と定着ベルトとの間に加熱部材からの熱を定着ベルトに伝熱する伝熱部材が配置されている。
特開2016−161849号公報
近年、記録媒体上に定着されたトナー画像の品質向上が要求されており、画像ノイズとなる光沢段差の発生を抑制することが要求されている。このような光沢段差は、定着ニップ部において記録媒体上にトナー像を定着させる際に定着ベルトの熱が記録媒体によって奪われることにより、順次記録媒体上にトナー像を定着させる際に、定着ベルトの1周目と2周目とのように周毎に定着ベルトの温度が変動することで生じる。
特許文献1に開示の定着装置に用いられる伝熱部材は、銅またはアルミニウムによって構成される金属板である。銅およびアルミニウムの熱伝導率は、それぞれ377W/mKおよび206W/mK程度と低い。このため、加熱部材から定着ベルトへの熱供給が遅く、次の周に定着ベルトが遷移するまでに定着ベルトを十分に加熱することができなかった。このため、光沢段差の発生を抑制することが困難であった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、光沢段差の発生を抑制することができる定着装置および画像形成装置を提供することにある。
本発明に基づく定着装置は、回転可能に設けられた無端状の定着ベルトと、上記定着ベルトを加熱する加熱部材と、上記加熱部材によって生成された熱を上記定着ベルトに伝導する伝熱シートと、を備える。上記加熱部材は、上記定着ベルトの内周面に当接する当接面と、上記定着ベルトの内周面に当接しない非当接面とを含む。
上記伝熱シートは、上記非当接面に接する接続部と、上記加熱部材が接触する上記定着ベルトの内周面とは異なる部分の上記定着ベルトの内周面に接触する接触部とを含む、定着装置。
上記本発明に基づく定着装置にあっては、上記定着ベルトの外側に配置され、上記定着ベルトを圧接して定着ニップ部を形成する加圧部材を有することが好ましい。この場合には、上記接触部は、上記定着ニップ部よりも上記定着ベルトの回転方向上流側において上記定着ベルトに接触することが好ましい。
上記本発明に基づく定着装置は、上記加熱部材を保持する保持部材を備えることが好ましい。この場合には、上記定着装置にあっては、上記保持部材は、上記定着ニップ部よりも上記定着ベルトの回転方向上流側に位置し、上記定着ベルトを上記定着ニップ部に案内する案内部を含むことが好ましく、上記案内部は、上記定着ベルトの内周面に摺動する湾曲面を有することが好ましい。
上記本発明に基づく定着装置にあっては、上記湾曲面の曲率は、上記定着ニップ部に近づくにつれて小さくなることが好ましい。
上記本発明に基づく定着装置にあっては、上記湾曲面と上記定着ベルトとの間に、上記湾曲面よりも摩擦係数が低いシート部材が設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく定着装置は、上記加熱部材を保持する保持部材を備えることが好ましい。この場合には、上記定着装置にあっては、上記伝熱シートは、上記接触部が上記定着ベルトの周方向に沿って延在していることが好ましく、上記保持部材は、上記接触部を上記定着ベルトに向けて押圧する押圧部を有することが好ましい。
上記本発明に基づく定着装置にあっては、上記押圧部は、上記定着ベルトの上記周方向に沿って湾曲する湾曲形状を有し、上記定着ベルトの回転方向上流側に向かうにつれて厚さが薄くなることが好ましい。
上記本発明に基づく定着装置にあっては、上記伝熱シートの熱伝導率は、700W/mK以上であることが好ましい。
上記本発明に基づく定着装置にあっては、上記伝熱シートの厚さは、40μm以上100μm以下であることが好ましい。
上記本発明に基づく定着装置にあっては、上記伝熱シートは、グラファイトシートであることが好ましい。
本発明に基づく画像形成装置は、搬送経路に沿って搬送される記録媒体上にトナー画像を形成する画像形成部と、上記搬送経路に沿って搬送される上記記録媒体上にトナー画像を定着させる上記定着装置と、を備える。
本発明によれば、光沢段差の発生を抑制することができる定着装置および画像形成装置を提供することができる。
実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略図である。 実施の形態1に係る定着装置の断面図である。 実施の形態2に係る定着装置の断面図である。 実施の形態3に係る定着装置における定着ニップ部の周囲の構成を示す断面図である。 実施の形態4に係る定着装置における定着ニップ部の周囲の構成を示す断面図である。 実施の形態5に係る定着装置における定着ニップ部の周囲の構成を示す断面図である。 実施の形態の効果を確認するために行なった第1検証実験の条件および結果を示す図である。 実施の形態の効果を確認するために行なった第2検証実験の条件および結果を示す図である。 実施の形態の効果を確認するために行なった第3検証実験の条件および結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
(画像形成装置)
図1を参照して、上述の定着装置50が搭載されている画像形成装置100について説明する。図1は、画像形成装置100の内部構造の一例を示す図である。
図1には、カラープリンタとしての画像形成装置100が示されている。以下では、カラープリンタとしての画像形成装置100について説明するが、画像形成装置100は、カラープリンタに限定されない。たとえば、画像形成装置100は、モノクロプリンタであってもよいし、ファックスであってもよいし、モノクロプリンタ、カラープリンタおよびファックスの複合機(MFP:Multi−Functional Peripheral)であってもよい。
画像形成装置100は、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、中間転写ベルト30と、一次転写ローラー31と、二次転写ローラー33と、カセット37と、従動ローラー38と、駆動ローラー39と、タイミングローラー40と、定着装置50と、筐体80と、制御装置101とを備える。
筐体80は、画像形成装置100の外殻を規定する。筐体80は、内部に、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、中間転写ベルト30と、一次転写ローラー31と、二次転写ローラー33と、カセット37と、従動ローラー38と、駆動ローラー39と、タイミングローラー40と、定着装置50と、制御装置101とを収容する。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、中間転写ベルト30と、一次転写ローラー31と、二次転写ローラー33と、カセット37と、従動ローラー38と、駆動ローラー39と、タイミングローラー40とによって画像形成部が構成される。この画像形成部は、後述する搬送経路41に沿って搬送される記録媒体としての用紙S上にトナー画像を形成する。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、中間転写ベルト30に沿って順に並べられている。画像形成ユニット1Yは、トナーボトル15Yからトナーの供給を受けてイエロー(Y)のトナー像を形成する。画像形成ユニット1Mは、トナーボトル15Mからトナーの供給を受けてマゼンタ(M)のトナー像を形成する。画像形成ユニット1Cは、トナーボトル15Cからトナーの供給を受けてシアン(C)のトナー像を形成する。画像形成ユニット1Kは、トナーボトル15Kからトナーの供給を受けてブラック(BK)のトナー像を形成する。
画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、それぞれ、中間転写ベルト30に沿って中間転写ベルト30の回転方向の順に配置されている。画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、それぞれ、感光体10と、帯電装置11と、露光装置12と、現像装置13と、クリーニング装置17とを備える。
帯電装置11は、感光体10の表面を一様に帯電する。露光装置12は、制御装置101からの制御信号に応じて感光体10にレーザー光を照射し、入力された画像パターンに従って感光体10の表面を露光する。これにより、入力画像に応じた静電潜像が感光体10上に形成される。
現像装置13は、現像ローラー14を回転させながら、現像ローラー14に現像バイアスを印加し、現像ローラー14の表面にトナーを付着させる。これにより、トナーが現像ローラー14から感光体10に転写され、静電潜像に応じたトナー像が感光体10の表面に現像される。
感光体10と中間転写ベルト30とは、一次転写ローラー31を設けている部分で互いに接触している。一次転写ローラー31は、ローラー形状を有し、回転可能に構成される。トナー像と反対極性の転写電圧が一次転写ローラー31に印加されることによって、トナー像が感光体10から中間転写ベルト30に転写される。イエロー(Y)のトナー像、マゼンタ(M)のトナー像、シアン(C)のトナー像、およびブラック(BK)のトナー像が順に重ねられて感光体10から中間転写ベルト30に転写される。これにより、カラーのトナー像が中間転写ベルト30上に形成される。
中間転写ベルト30は、従動ローラー38および駆動ローラー39に張架されている。駆動ローラー39は、たとえばモーター(図示しない)によって回転駆動される。中間転写ベルト30および従動ローラー38は、駆動ローラー39に連動して回転する。これにより、中間転写ベルト30上のトナー像が二次転写ローラー33に搬送される。
クリーニング装置17は、感光体10に圧接されている。クリーニング装置17は、トナー像の転写後に感光体10の表面に残留するトナーを回収する。
カセット37には、用紙Sがセットされる。用紙Sは、カセット37から1枚ずつタイミングローラー40によって搬送経路41に沿って二次転写ローラー33に送られる。二次転写ローラー33は、ローラー形状を有し、回転可能に構成される。二次転写ローラー33は、トナー像と反対極性の転写電圧を搬送中の用紙Sに印加する。これにより、トナー像は、中間転写ベルト30から二次転写ローラー33に引き付けられ、中間転写ベルト30上のトナー像が転写される。二次転写ローラー33への用紙Sの搬送タイミングは、中間転写ベルト30上のトナー像の位置に合わせてタイミングローラー40によって調整される。タイミングローラー40により、中間転写ベルト30上のトナー像は、用紙Sの適切な位置に転写される。
定着装置50は、自身を通過する用紙Sを加圧および加熱する。これにより、トナー像は用紙Sに定着する。このように、定着装置50は、搬送経路41に沿って搬送される用紙S上のトナー画像を定着させる。トナー像が定着された用紙Sは、トレイ48に排紙される。
なお、上述では、印刷方式としてタンデム方式を採用している画像形成装置100について説明したが、画像形成装置100の印刷方式は、タンデム方式に限定されない。画像形成装置100内における各構成の配置は、採用される印刷方式に従って適宜変更され得る。画像形成装置100の印刷方式として、ロータリー方式や直接転写方式が採用されてもよい。ロータリー方式の場合、画像形成装置100は、1つの感光体10と、同軸上で回転可能に構成される複数の現像装置13で構成される。画像形成装置100は、印刷時には、各現像装置13を感光体10に順に導き、各色のトナー像を現像する。直接転写方式の場合、画像形成装置100は、感光体10上に形成されたトナー像が用紙Sに直接転写される。
図2は、実施の形態1に係る定着装置の断面図である。図2を参照して、実施の形態1に係る定着装置50について説明する。
図2に示すように、定着装置50は、無端状の定着ベルト51と、加圧部材として加圧ローラー52と、加熱部材53と、保持部材54と、伝熱シート55と、を備える。
無端状の定着ベルト51は、加熱部材53が内側に位置するように加熱部材53に巻き掛けられている。定着ベルト51は、回転可能に構成されている。定着ベルト51は、たとえば基層、弾性層および離型層を含む。定着ベルト51の内側から外側に向けて基層、弾性層、および離型層が順に配置されている。
定着ベルト51の基層は、たとえばポリイミドフィルムで構成されている。基層の内径は40mmである。基層の厚さは50μm以上70μm以下である。定着ベルト51の弾性層は、シリコーンゴムで構成されている。弾性層の厚さは、たとえば120μm以上190μm以下である。定着ベルト51の離型層は、PFAやPTFE等のフッ素系樹脂で形成されている。離型層の厚さは、たとえば12μm以上15μm以下である。
加圧部材としての加圧ローラー52は、定着ベルト51の外側に配置されている。加圧ローラー52は、加熱部材53に対向して配置されている。加圧ローラー52は、定着ベルト51を間に挟み込んで加熱部材53を加圧する。このように、加圧ローラー52は、定着ベルト51に圧接することにより定着ニップ部を形成する。
加圧ローラー52は、たとえば、芯金と、表層とで構成されている。芯金は、アルミ製または鉄製であり、パイプ形状を有する。表層は、弾性層および離型層を含む。弾性層および離型層は、内側から外側に向けて順に配置されている。弾性層は、たとえばシリコーンゴムなどで構成されている。弾性層の厚さは、たとえば6mm程度である。離型層は、たとえば、PFA等のフッ素系樹脂で形成されている。離型層の厚さは、たとえば30μm程度である。
加熱部材53は、加圧ローラー52との間に定着ベルト51を挟み込むように配置され、定着ベルト51を加熱する。加熱部材53は、板状形状を有し、定着ベルト51の回転軸に平行な方向に沿って延在する。加熱部材53は、定着ニップ部における定着ベルト51の内周面に当接する。
加熱部材53の外表面は、定着ベルト51の内周面に当接する当接面53aと、定着ベルト51の上記内周面に当接しない非当接面53bとを含む。当接面53aは、加熱部材53および加圧ローラー52が並ぶ方向において互いに相対する2つの主面のうちの加圧ローラー52側に位置する主面である。
非当接面53bは、加熱部材53および加圧ローラー52が並ぶ方向において互いに相対する2つの主面のうちの加圧ローラー52側とは反対側に位置する主面と、上記2つの主面を接続する周面によって構成されている。
加熱部材53と加圧ローラー52とが並ぶ方向における加熱部材の厚さは、1.2mm程度である。用紙の搬送方向に沿った加熱部材53の幅は、10mm程度である。定着ベルト51の回転軸に平行な方向における加熱部材の長さは、300mm程度である。
加熱部材53は、基材と、抵抗発熱層とを含む。基材は、たとえばアルミナ等の複合材によって構成されている。抵抗発熱層は、たとえば、基材の表面に設けられている。抵抗発熱層は、たとえば、Ag/Pd、RuO、およびTaN等の電気抵抗材料層によって構成されている。
抵抗発熱層は、たとえば、上記加熱部材53の幅方向において基材の両端が露出するように基材の表面中央部に設けられている。抵抗発熱層の幅は、6mmから8mm程度である。抵抗発熱層は、たとえば印刷塗布される。
抵抗発熱層から露出する部分の基材には給電部が設けられる。当該給電部を介して抵抗発熱層に通電することにより、加熱部材53が発熱する。
保持部材54は、加熱部材53を保持する。保持部材54は、被覆部541と、押圧部542とを含む。被覆部541は、加熱部材53の当接面53aとは反対側から加熱部材53を覆うように設けられている。すなわち被覆部541は、加熱部材53の非当接面53bを覆うように設けられている。
押圧部542は、被覆部541から定着ベルト51の周方向に沿って湾曲する湾曲形状を有する。押圧部542は、後述する伝熱シート55の接触部552を定着ベルト51の内周面に向けて押圧する。これにより、伝熱シート55と定着ベルト51との密着性を高めることができる。この結果、伝熱シート55からの熱を定着ベルト51に効果的に伝導することができる。
押圧部542は、当該押圧部542が不図示の押圧機構によって定着ベルト51側に押圧されることにより、伝熱シート55を定着ベルト51側に向けて押圧してもよい。また、押圧部542の先端側が外側に向かうように付勢されるように押圧部542が形成されることにより、当該付勢力を用いて押圧部542が伝熱シート55を定着ベルト51側に向けて押圧してもよい。押圧部542自身の付勢力を用いて伝熱シート55を定着ベルト51側に向けて押圧する場合には、上記押圧機構を省略することができ、部品点数を減らすことができる。
保持部材54は、画像形成装置100の筐体80内に設けられた支持部材(不図示)によって支持されている。保持部材54は、加圧ローラー52から受ける圧力によって加熱部材53が変形しないように加熱部材53を保持する。これにより、定着ベルト51の回転軸に平行な長手方向に均一なニップ幅が得られる。
保持部材54は、LCP(液晶ポリマー)等の耐熱性の高い樹脂材料によって構成されている。これにより、加熱部材53からの熱によって保持部材54が変形することを防止することができる。
伝熱シート55は、加熱部材53によって生成された熱を定着ベルト51に伝導する。伝熱シート55は、たとえばグラファイトシートによって構成されている。伝熱シート55の熱伝導率は、700W/mK以上であることが好ましい。また、伝熱シートの熱伝導率は、1350W/mK以下であることが好ましい。伝熱シート55がこのような熱伝導率を有することにより、加熱部材53によって生成された熱を定着ベルト51に迅速に伝導することができる。
また、伝熱シート55の厚さは、40μm以上100μm以下であることが好ましい。伝熱シート55の厚さを40μm以上とすることにより、耐摩耗性を十分に確保することができる。これにより、伝熱シート55が定着ベルト51の内周面に摺動される場合であっても摩耗によって異物が発生することを抑制することができる。伝熱シート55の厚さを100μm以下とすることにより、熱伝導性を十分に確保することができる。
伝熱シート55は、接続部551と、接触部552とを含む。接続部551は、加熱部材53の非当接面53bに接続されている。接続部551は、保持部材54と加熱部材53との間に介在している。
接触部552は、接続部551から定着ベルト51の周方向に沿って延在し、加熱部材53が接触する定着ベルト51の内周面とは異なる部分の定着ベルト51の内周面に接触する。接触部552は、定着ニップ部に定着ベルト51を案内するように設けられている。
具体的には、接触部552は、搬送方向における定着ニップ部の上流部に位置する部分における接続部551から、定着ベルト51の回転方向の上流側に向けて延在する。接触部552は、定着ニップ部よりも上流側において定着ベルト51の内周面に接触する。定着ベルト51の周方向に沿って接触部552の接触長さは、たとえば30mm以上である。
一般的に、定着ニップ部において用紙S上にトナー像を定着させる際には、用紙Sによって定着ベルト51の熱が奪われる。これにより、定着ベルト51が1周目、2周目というように次の周に遷移するまでに定着ベルト51の温度が変動しやすくなる。
ここで、実施の形態1に係る定着装置50にあっては、伝熱シート55が、非当接面53bに接する接続部551と、当該接続部551から定着ベルト51の周方向に沿って延在し、加熱部材53が接触する定着ベルト51の内周面とは異なる部分の定着ベルト51の内周面に接触する接触部552とを含む。これにより、加熱部材53が当接面53aから定着ベルト51に熱を与えるだけでなく、非当接面53b側から放熱される熱を伝熱シート55によって定着ベルト51に伝導することができる。
このため、加熱部材53によって生成される熱を効果的に定着ベルト51に伝導することができ、定着ニップ部において用紙S上にトナー像を定着させる際に用紙Sによって奪われた熱を効果的に補充することができる。これにより、定着ベルト51が次の周に遷移するまでに定着ベルト51を十分に加熱することができ、定着ベルト51の温度の変動を抑制することができる。この結果、実施の形態1に係る定着装置50にあっては、光沢段差の発生を抑制することができる。
また、伝熱シート55の接触部552が定着ニップ部よりも定着ベルト51の回転方向上流側において定着ベルト51に接触することにより、定着ニップ部に案内される直前に定着ベルト51を加熱することができる。これにより、定着ベルト51が回転する際に、定着ベルト51から熱が放出されることを抑制でき、この結果、定着ベルト51をより効果的に加熱することができる。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2に係る定着装置の断面図である。図3を参照して、実施の形態2に係る定着装置50Aについて説明する。
図3に示すように、実施の形態2に係る定着装置50Aは、実施の形態1に係る定着装置50と比較した場合に、主として保持部材54Aの形状が相違する。その他の構成についてはほぼ同様である。
保持部材54Aは、定着ニップ部よりも定着ベルト51の回転方向上流側に位置し、定着ベルト51を定着ベルトに案内する案内部543を有する。案内部543は、被覆部541および押圧部542と射出成形等によって一体に成形されている。案内部543は、定着ベルト51の内周面に摺動する湾曲面543aを有する。
伝熱シート55の接続部551は、加熱部材53および加圧ローラー52が並ぶ方向において互いに相対する2つの主面のうちの加圧ローラー52側とは反対側に位置する主面に接続されている。伝熱シート55の接触部552は、湾曲面543aに連続するように、接続部551の上流端側から定着ベルト51の回転方向上流に向けて折り返されている。
このように構成される場合であっても、実施の形態2に係る定着装置50Aは、実施の形態1とほぼ同様の効果が得られる。
上述のように案内部543を設けることにより、定着ベルト51が定着ニップ部に引き込まれる際に、定着ベルト51が変形することを抑制することができる。また、被覆部541、押圧部542および案内部543を一体に成形することにより、これらを別部材で構成する場合と比較して、画像形成装置100内への組付精度を向上させることができる。これにより、定着ベルト51と伝熱シート55との密着性を十分に確保することができる。
(実施の形態3)
図4は、実施の形態3に係る定着装置における定着ニップ部の周囲の構成を示す断面図である。図4においては、便宜上のため、定着装置50Bのうち加熱部材53、保持部材54A、伝熱シート55、および後述のシート部材56を図示している。図4を参照して、実施の形態3に係る定着装置50Bについて説明する。
図4に示すように、実施の形態3に係る定着装置50Bは、実施の形態2に係る定着装置50Aと比較した場合に、シート部材56が設けられている点および保持部材54の案内部543Bの形状が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
案内部543Bの湾曲面543aの曲率は、定着ニップ部に近づくにつれて小さくなるように設けられている。すなわち、湾曲面543aの曲率半径R1、R2、R3は、定着ニップ部に近づくにつれて大きくなる。シート部材56は、上記湾曲面543aと定着ベルト51との間に設けられている。シート部材56の摩擦係数は、湾曲面543aの摩擦係数よりも小さくなっている。
以上のように構成される場合であっても、実施の形態3に係る定着装置50Bは、実施の形態2に係る定着装置50Aとほぼ同様の効果が得られる。
また、上述のように湾曲面543aの曲率が定着ニップ部に近づくにつれて小さくなることにより、定着ニップ部の入口近傍側にて、定着ニップ部に近づくにつれて定着ベルト51の曲率を小さくすることができる。これにより、定着ベルトが定着ニップ部に繰り返し引き込まれることによる定着ベルトへの疲労を防止することができる。この結果、定着ベルトの長寿命化を図ることができる。
また、摩擦係数の低いシート部材56を設けることにより、定着ベルト51に作用する摩擦力を低減することができる。この結果、定着ベルト51の搬送速度が低下することを抑制し、画像ズレの発生等を抑制することができる。
(実施の形態4)
図5は、実施の形態4に係る定着装置における定着ニップ部の周囲の構成を示す断面図である。図5においては、便宜上のため、定着装置50Cのうち加熱部材53、保持部材54C、伝熱シート55、およびシート部材56を図示している。図5を参照して、実施の形態4に係る定着装置50Cについて説明する。
図5に示すように、実施の形態4に係る定着装置50Cは、実施の形態3に係る定着装置50Bと比較した場合に、保持部材54の押圧部542Cの形状が相違する。その他の構成についてはほぼ同様である。
図5に示すように、押圧部542Cは、定着ベルト51の回転方向上流側に向うにつれて厚さが薄くなるように設けられている。
このように構成される場合であっても実施の形態4に係る定着装置50Cは、実施の形態3に係る定着装置50Bとほぼ同様の効果が得られる。加えて、押圧部542Cが上述のような形状を有することにより、押圧部542Cの可撓性が増加する。これにより、定着ベルト51の回転動作に伴う定着ベルト51の変形に追従して押圧部542Cが撓み変形し、この結果、定着ベルト51と伝熱シート55との密着性をより高めることができる。また、定着ベルト51の変形に追従して押圧部542Cが撓み変形することにより、定着ベルト51が蛇行することを防止することができる。
(実施の形態5)
図6は、実施の形態5に係る定着装置における定着ニップ部の周囲の構成を示す断面図である。図6においては、便宜上のため、定着装置50Dのうち加熱部材53、保持部材54D、伝熱シート55、および定着ベルト51を図示している。図6を参照して、実施の形態5に係る定着装置50Dについて説明する。
図6に示すように、実施の形態5に係る定着装置50Dは、実施の形態1に係る定着装置50と比較した場合に、保持部材54Dの構成が相違する。その他の構成についてはほぼ同様である。
保持部材54の被覆部541と押圧部542とは、別部材によって構成されている。このように構成される場合であっても、実施の形態5に係る定着装置50Dは、実施の形態1に係る定着装置50とほぼ同様の効果が得られる。
(検証実験)
図7は、実施の形態の効果を確認するために行なった第1検証実験の条件および結果を示す図である。図7を参照して、実施の形態の効果を確認するために行なった第1検証実験について説明する。
第1検証実験においては、実施例1から3に係る定着装置、比較例1、2に係る定着装置を用いて複数の用紙上にトナー画像を定着させた。この際、定着ベルト51の1周目にて定着されたトナー画像と、定着ベルト51の2周目にて定着されたトナー画像とを目視にて観察し、光沢度差が目立つか否かを評価した。目視にて光沢度差が許容されるものを可、良、優と判定した。ここで、可、良、優は、判断基準を示すものであり、優は、良よりも光度差が軽減されており、良は、可よりも光度差が軽減されているものとする。また、目視にて光沢度差が許容できないものを不可と判定した。
定着条件として、定着ニップ部に設けた温度検出装置および温度制御装置により定着温度を180℃に設定し、プロセス速度を220mm/secとし、定着ニップ部における圧接力を450Nとした。
用紙としては、A3サイズのものを用い、用紙坪量80g/m上にカラートナーを積層しブラウン色のトナー画像を形成した。この際、用紙上のトナー付着量は、10g/mとし、未定着のトナー画像を各定着装置を用いて定着させた。
実施例1から3および比較例2に係る定着装置としては、実施の形態1に係る定着装置を用いた。各定着装置において伝熱シート55の熱伝導率を図7に示すように変化させるとともに、定着ベルト51の周方向に沿った伝熱シート55の長さを図7に示すように変化させた。
具体的には、実施例1に係る定着装置においては、伝熱シート55の熱伝導率を700W/mKとし、上記伝熱シート55の長さを20mm、30mm、40mm、および50mmと変化させた。
実施例2に係る定着装置においては、伝熱シート55の熱伝導率を1000W/mKとし、上記伝熱シート55の長さを20mm、30mm、40mm、および50mmと変化させた。
実施例3に係る定着装置においては、伝熱シート55の熱伝導率を1350W/mKとし、上記伝熱シート55の長さを20mm、30mm、40mm、および50mmと変化させた。
比較例2に係る定着装置においては、伝熱シート55の熱伝導率を500W/mKとし、上記伝熱シート55の長さを20mm、30mm、40mm、および50mmと変化させた。
比較例1に係る定着装置としては、実施の形態1に係る定着装置から伝熱シート55を省略したものを用いた。すなわち、比較例1に係る定着装置として、伝熱シート55を備えないものを用いた。
第1検証実験の結果、実施例1においては、伝熱シートの長さが20mmのものが可と判定され、伝熱シートの長さが30mmのものが良と判定され、伝熱シートの長さが40mm、および50mmのものが優と判定された。
実施例2においては、伝熱シートの長さが20mmのものが可と判定され、伝熱シートの長さが30mmのものが良と判定され、伝熱シートの長さが40mm、および50mmのものが優と判定された。
実施例3においては、伝熱シートの長さが20mmのものが良と判定され、伝熱シートの長さが30mm、40mm、および50mmのものが優と判定された。
比較例1においては、不可と判定された。比較例2においては、伝熱シートの長さが20mm、30mm、40mm、および50mmのいずれにおいても、不可と判定された。
以上の結果から、伝熱シート55の熱伝導率を700W/mK以上とすることにより、加熱部材53によって生成された熱を定着ベルト51に迅速に伝導することができ、光沢段差の発生を抑制できることが実験的に確認された。
また、伝熱シート55の上記長さがとしては、20mm以上であることが好ましく、30mm以上であることがさらに好ましく、40mm以上とすることがより好適であることが確認された。
図8は、実施の形態の効果を確認するために行なった第2検証実験の条件および結果を示す図である。図8を参照して、実施の形態の効果を確認するために行なった第2検証実験について説明する。
第2検証実験においては、第1検証実験の目視観察の結果が妥当であるか否かを光沢度測定器を用いて確認した。具体的には、第1検証実験における実施例1から3および比較例1において、光沢度測定器を用いて、定着ベルト51の1周目にて定着されたトナー画像と、定着ベルト51の2周目にて定着されたトナー画像の光沢度とを測定し、光沢度差を算出した。光沢度測定器としては、村上色彩技術研究所製のGMX−202を用いた。測定結果は、図8に示す通りであり、目視の結果に応じた光度差が得られた。
図9は、実施の形態の効果を確認するために行なった第3検証実験の条件および結果を示す図である。図9を参照して、実施の形態の効果を確認するために行なった第3検証実験について説明する。
第3検証実験においては、実施例4および実施例5に係る定着装置を用いて、30万枚、60万枚印刷を行ない、各印刷後に定着ベルト51の厚さを測定することにより、伝熱シート55の摩耗具合を評価した。なお、定着ベルト51の厚さを測定する測定装置としては、デジタルマイクロメータ(株式会社ミツトヨ製)を使用した。
定着条件として、定着ニップ部に設けた温度検出装置および温度制御装置により定着温度を175℃に設定し、プロセス速度を220mm/secとし、定着ニップ部における圧接力を450Nとした。
用紙としては、A4サイズのものを用い、用紙坪量80g/m上に印字率6%の単色のモノクロ画像を形成し、未定着のトナー画像を各定着装置を用いて定着させた。
実施例4においては、実施の形態1に係る定着装置を用いた。この際、伝熱シート55の熱伝導率を700W/mKとし、伝熱シート55の上記長さを40mmとし、印刷前における伝熱シート55の厚さを100μm程度とした。
実施例5においては、実施の形態2に係る定着装置を用いた。この際、伝熱シート55の熱伝導率を700W/mKとし、伝熱シート55の上記長さを40mmとし、印刷前における伝熱シート55の厚さを100μm程度とした。
図9に示すように、実施例4においては、初期の定着ベルト51の厚さは、98μmであり、30万枚印刷後の定着ベルト51の厚さは、83μmであり、60万枚印刷後の定着ベルト51の厚さは、75μmであった。
実施例5においては、初期の定着ベルト51の厚さは、97μmであり、30万枚印刷後の定着ベルト51の厚さは、92μmであり、60万枚印刷後の定着ベルト51の厚さは、86μmであった。
実施例4および5の結果を比較して、実施の形態2に係る定着装置のように案内部543を設けることにより、定着ベルト51が定着ニップ部に引き込まれる際に作用する摩擦力を定着ベルト51と案内部543に作用させることができたと言える。このように案内部543を設け伝熱シート55に作用する摩擦力を軽減することにより、伝熱シートの耐摩耗性を向上できることが確認された。
以上、今回発明された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1C,1K,1M,1Y 画像形成ユニット、10 感光体、11 帯電装置、12 露光装置、13 現像装置、14 現像ローラー、15C,15K,15M,15Y トナーボトル、17 クリーニング装置、30 中間転写ベルト、31 一次転写ローラー、33 二次転写ローラー、37 カセット、38 従動ローラー、39 駆動ローラー、40 タイミングローラー、41 搬送経路、48 トレイ、50,50A,50B,50C,50D 定着装置、51 定着ベルト、52 加圧ローラー、53 加熱部材、53a 当接面、53b 非当接面、54,54A,54D 保持部材、55 伝熱シート、56 シート部材、80 筐体、100 画像形成装置、101 制御装置、541 被覆部、542,542C 押圧部、543,543B 案内部、543a 湾曲面、551 接続部、552 接触部。

Claims (9)

  1. 回転可能に設けられた無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材によって生成された熱を前記定着ベルトに伝導する伝熱シートと、を備え、
    前記加熱部材は、前記定着ベルトの内周面に当接する当接面と、前記定着ベルトの内周面に当接しない非当接面とを含み、
    前記伝熱シートは、前記非当接面に接する接続部と、前記加熱部材が接触する前記定着ベルトの内周面とは異なる部分の前記定着ベルトの内周面に接触する接触部とを含み、
    前記定着ベルトの外側に配置され、前記定着ベルトを圧接して定着ニップ部を形成する加圧部材を有し、
    前記接触部は、前記定着ニップ部よりも前記定着ベルトの回転方向上流側において前記定着ベルトに接触し、
    前記加熱部材を保持する保持部材を備え、
    前記保持部材は、前記当接面とは反対側から前記加熱部材を覆う被覆部と、前記定着ニップ部よりも前記定着ベルトの回転方向上流側に位置し、前記定着ベルトを前記定着ニップ部に案内する案内部を含み、
    前記案内部は、前記定着ベルトの内周面に摺動する湾曲面を有し、
    前記接続部は、前記加熱部材から前記回転方向の上流側に突出する突出部を含み、
    前記突出部は、前記被覆部と前記案内部とによって挟み込まれており、
    前記接触部は、前記回転方向の上流側に位置する前記接続部の上流側端部から前記湾曲面に連続するように、前記回転方向の上流側に向けて延在する、定着装置。
  2. 前記湾曲面の曲率は、前記定着ニップ部に近づくにつれて小さくなる、請求項に記載の定着装置。
  3. 前記湾曲面と前記定着ベルトとの間に、前記湾曲面よりも摩擦係数が低いシート部材が設けられている、請求項またはに記載の定着装置。
  4. 記伝熱シートは、前記接触部が前記定着ベルトの周方向に沿って延在しており、
    前記保持部材は、前記接触部を前記定着ベルトに向けて押圧する押圧部を有する、請求項1からのいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記押圧部は、前記定着ベルトの前記周方向に沿って湾曲する湾曲形状を有し、前記定着ベルトの回転方向上流側に向かうにつれて厚さが薄くなる、請求項に記載の定着装置。
  6. 前記伝熱シートの熱伝導率は、700W/mK以上である、請求項1からのいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記伝熱シートの厚さは、40μm以上100μm以下である、請求項1からのいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記伝熱シートは、グラファイトシートである、請求項1からのいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 搬送経路に沿って搬送される記録媒体上にトナー画像を形成する画像形成部と、
    前記搬送経路に沿って搬送される前記記録媒体上にトナー画像を定着させる、請求項1からのいずれか1項に記載の定着装置と、を備える画像形成装置。
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