JP2006171232A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機差やライフ等の影響を受けずに、常に、正確なトナー消費量を算出するこのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 本発明の画像形成装置は、現像槽へのトナーの補給量を算出するトナー補給量算出部90と、入力される多値画像のピクセル毎の画素値を検出するピクセルカウント部70と、検出されたピクセルの画素値からトナー消費量を算出するトナー消費量算出部80とを備える。上記ピクセルカウント部70に備えられた重み付け係数テーブル73を、上記トナー補給量算出部90によって算出されたトナー補給量に基づいて補正することで、機差、ライフ、使用環境等の影響からトナー消費特性が変化しても、常に、正確なトナー消費量を算出することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像情報に対して画像処理および補正処理をデジタル的に行う電子写真方式を用いる複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関するものである。
一般的に、デジタル複写機のような電子写真装置における画像処理では、スキャナ等の画像入力装置から入力されたデジタルの画像信号に対し、入力信号処理、領域分離処理、色補正処理、黒生成処理、ズーム変倍処理等のデジタル信号処理を行った後、空間フィルタによるフィルタ処理を行い、さらに、中間調補正処理を行って、出力画像信号として出力するようになっている。
図20は、従来のデジタル複写機における画像処理の制御ブロック図を示している。すなわち、入力信号処理部210、領域分離処理部220、色補正・黒生成処理部230、ズーム変倍処理部240、空間フィルタ処理部250、中間調補正処理部260、ピクセルカウント部270、トナー消費量算出部280から構成されている。
このようなデジタル複写機における画像処理について、図21を参照して説明する。
まず、スキャナ等で読み込まれた原稿のデジタル入力画像信号は、入力信号処理部210に入力され、それ以降の画像処理に対する前処理や、画像調整における入力ガンマ補正、変換等が行われる(ステップS201、S202)。
次に、この画像信号は、領域分離処理部220に入力されて、文字領域、網点写真領域等の領域判定が行われ、領域ごとにそれを示す識別信号(領域分離識別信号)が付加される(ステップS203)。この領域分離識別信号は、以降の処理である空間フィルタ処理部250や中間調補正処理部260において、各領域別に異なった処理、例えば、網点領域であれば平滑フィルタ処理をその領域に対して行い、また、文字領域であればエッジ強調フィルタ処理を行ったり、中間調のガンマ特性を濃淡差のよりはっきりした特性に変更したりする場合に用いられる。
次の色補正・黒生成処理部230で行われる色補正・黒生成処理は(ステップS204)、装置がカラーである場合に必要となる処理で、領域分離処理部220から送られてきたRGBの画像信号に対して、最終的な出力方法であるCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の画像信号に変換する処理である。
CMYKに変換された画像信号は、ズーム変倍処理部240での変倍処理の後(ステップS205)、空間フィルタ部250に入力される。空間フィルタ処理部250では、上記の領域分離識別信号や画像モードの設定状態等に応じた空間フィルタを空間フィルタテーブルから選び、CMYKに変換された画像信号に対して空間フィルタ処理が行われる(ステップS206)。なお、空間フィルタテーブルは、空間フィルタ処理を行う際に参照するフィルタ係数のテーブル群であり、状況に応じて任意のテーブル群を選択できるようになっている。
次の中間調補正処理部260では、エンジン部での出力特性を補正するために、中間調ガンマ特性の補正が行われる(ステップS207)。
さらに、中間調補正処理後の画像信号は、ピクセルカウント部270に入力され、ピクセル単位でCMYK信号ごとに重み付けを行いながらカウンタで積算される(ステップS208)。そして、LSUやLEDのエンジン出力側へ出力画像信号が流れる(ステップS210)。トナー消費量算出部280では、ピクセルカウント部270で積算されたピクセルカウントの積算値から各色のトナー消費量を算出する(ステップS209)。算出されたトナー消費量は、トナーニアエンド判定やトナー消費量データの蓄積等に用いられる。
上述のようなデジタル複写機のエンジン側の制御として、感光体や現像剤等の経時変化を抑えるために、露光量やトナー濃度の補正量、現像バイアス値のコントロール等、プロセス条件の設定を制御することによって、初期からライフエンドまで一定のトナー濃度や画像出力を得るよう制御している。
図22は、エンジン側の制御であるトナー濃度コントロール処理を簡単に示したフローチャートである。このトナー濃度コントロール処理では、ライフカウンタや環境センサ等の数値によって、トナー濃度センサによる制御値を決め(ステップS211、S212)、その値に従って、トナー補給のON/OFFを制御している。つまり、トナー濃度が低い場合(ステップS213でYESと判断された場合)には、トナー補給をONにして、トナー補給を行うように制御している(ステップS214)。これにより、トナー濃度を常に一定に保つようにコントロールしている。
また、図23は、トナーパッチによる中間調ガンマ補正処理を簡単に示したフローチャートである。この中間調ガンマ補正処理では、予め定められた固定入力値による中間調パターン(トーン)でトナーパッチを感光体あるいは転写ベルト上等に形成し(ステップS221〜ステップS223)、そのトナーパッチを光学センサ等の読み取り装置で反射光量を読み取る(ステップS224)。次に、この読み取ったトナーパッチのセンサ出力値と、目標値となる基準ターゲット値とを比較して、補正量を算出する(ステップS225)。そして、この算出された補正量に従って、現在の中間調ガンマ補正テーブルを修正し(ステップS226)、これにより、常に一定の中間調ガンマ特性が得られるようにコントロールしている。
次に、上述したトナー消費量の算出について、詳しく説明する。なお、以下に述べる処理は、CMYK各色について(入力されるCMYK信号ごとに)、それぞれ行われるものとする。
ピクセルカウント部270は、入力された多値画像に対して、後述するようなピクセルカウントを行う。ピクセルカウント部270は、図20に示すように、カウント手段271と、重み付け演算手段272と、重み付け係数テーブル273と、積算手段274とを備えている。
カウント手段271は、入力された多値画像(例えば、16階調、256階調等の多階調の画像)をピクセルごとにカウントする。つまり、多値画像を構成するピクセルごとの入力値(階調)、例えば、0〜15(入力信号値が0〜15の値をとる16階調の場合)のような入力信号値をカウントする。
重み付け演算手段272は、カウント手段271によりピクセルをカウントする際にピクセルごとに重み付けを行う。具体的には、重み付け演算手段272は、ピクセルごとの入力信号値に対応する重み付け係数を重み付け係数テーブル273から取得して、入力信号値に取得した重み付け係数を掛け合わせる。重み付け係数テーブル273には、重み付け演算手段272により重み付けを行う際にピクセル入力値ごとに対応する重み付け係数が格納されている。このように、ピクセルカウント部270では、カウント手段271、重み付け演算手段272、重み付け係数テーブル273によりピクセルごとのピクセルカウントを行っている。
そして、ピクセルごとに行われたピクセルカウントの積算が積算手段274により行われる。つまり、積算手段274は、重み付け演算手段272による入力信号値に重み付け係数を掛け合わせたピクセルごとの演算値を、入力された多値画像の全てのピクセルについて積算する。このように、ピクセルカウント部270で算出されたピクセルカウントの積算値に基づいて、トナー消費量算出部280は、出力画像のトナー消費量を算出するようにしている。
上記の重み付け係数テーブル273に格納されている重み付け係数は、予め定められた固定の値となっている。入力信号値が0〜15の値をとる16値の入力信号値である場合の重み付け係数テーブル273の一例を、次の表1に示す。
Figure 2006171232
表1の場合、トナー消費量の違う入力信号値に対応して4つのエリア(エリア1〜エリア4)に分けられ、エリアごとに重み付け係数が定められている。ピクセルカウントの際には、4つのエリアに分けられた重み付け係数が、0〜15の値をとるそれぞれの入力信号値に対応して決定され、重み付けが行われる。
図24は、表1に示す4つのエリアに分けられた重み付け係数テーブルの信号入力値とそれに対応する重み付け係数との関係を示している。図24に示すように、矩形部分の面積の総和がトナー消費量特性を示す曲線の面積と略一致しているため、重み付け後のピクセルカウントの積算値からトナー消費量を予測計算することができる。
なお、トナー消費率が極めて小さい画像を連続して印字する場合に、トナー薄層ムラを効率的に防止するようにした画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、画素数カウンタと、記録枚数カウンタと、トナー消費手段を有し、トナー消費手段を有し、所定の記録枚数の間に所定値以下の画素数をカウントした場合には、プロセスコントロール実行時、トナー消費手段による消費動作を実行する判断を行うとともに、消費動作を実行する際にはプロセスコントロールのトナーパッチ作成と同時にトナー消費手段を作成するようにした画像形成装置が示されている。
特開2002−287499号公報(2002年10月3日公開)
しかしながら、従来のデジタル複写機のような電子写真装置では、次のような問題点があった。
上述したように、ピクセルカウントを行って、出力画像のトナー消費量を算出する場合、重み付け係数テーブルとして、予め定められた固定の重み付け係数を格納するものが用いられていた。ところが、このような重み付け係数テーブルを用いた場合には、図24に示すように、ある入力信号値に対して重み付け係数テーブルから決定される重み付け係数が、その入力信号値に対するトナー消費量特性を示す曲線上の値と、かなり異なる場合がある。このため、重み付け後のピクセルカウントの積算値からトナー消費量を正確に算出できないという問題点がある。
この場合、例えば、図25に示すように、入力信号値のとりうる値の数だけ、つまり、入力信号の階調数分だけ重み付け係数を割り当てた重み付け係数テーブルを用いることによって、実際のトナー消費量特性と、ピクセルカウントにより算出されるトナー消費量との差を小さくする方法が考えられる。しかし、機差やライフ等でトナー消費量特性が、図25の実線で示す曲線Dから破線で示す曲線Eに変化した場合等には、重み付け係数テーブルの階調を上げただけでは、トナー消費量特性の変化に追従できず、実際のトナー消費量特性と、ピクセルカウントにより算出されるトナー消費量との差は縮まらず、正確にトナー消費量を算出できないという問題点がある。
本発明は、上記の各問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、機差やライフ等の影響を受けずに、常に、正確なトナー消費量を算出するこのできる画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、上記課題を解決するために、画像情報に対する画像処理および補正処理をデジタル的に行うと共に、一定の割合で現像槽に補給されるトナーにより画像形成を行う画像形成装置において、上記現像槽へのトナーの補給量を検知するトナー補給量検知手段と、入力される多値画像のピクセル毎の画素値を検出するピクセル画素値算出手段と、算出されたピクセルの画素値からトナー消費量を算出するトナー消費量算出手段と、上記トナー補給量検知手段によって検知されたトナーの補給量に応じて、上記ピクセル画素値算出手段によって検出されたピクセルの画素値を補正するピクセル画素値補正手段とを備えていることを特徴としている。
上記のように、トナー消費量を算出するためにピクセル画素値を使用する場合、機差、ライフ、使用環境等の影響からトナー消費特性が変化し、実際のトナー消費量と、算出したトナー消費量との間に誤差が生じる。この誤差は、画像形成装置における画像形成回数が多ければ多いほど大きくなる傾向にある。
そこで、本願発明者は、現像槽に供給されるトナー補給量と、現像槽で消費されるトナー消費量とがほぼ同じであることから、トナー補給量に基づいて、上記のピクセル画素値を補正するようにすれば、ピクセル画素値を補正せずにトナー消費量を算出した場合に比べて実際のトナー消費量に近づけることができる。
これにより、機差、ライフ、使用環境等の影響からトナー消費特性が変化しても、常に、正確なトナー消費量を算出することが可能となる。
上記ピクセル画素値算出手段の具体的な構成としては、上記入力信号値に対応する重み付け係数を格納する重み付け係数テーブルと、入力された多値画像の入力信号値をピクセルごとにカウントするカウント手段と、上記カウント手段により入力信号値をカウントする際に、入力信号値に対応する重み付け係数を上記重み付け係数テーブルから取得して、ピクセルごとに重み付けを行う重み付け演算手段とを有し、上記重み付け演算手段によって重み付けられたピクセル画素値を上記トナー消費量算出手段に出力する構成が考えられる。この場合、上記ピクセル画素値補正手段は、上記トナー補給量検知手段によって検知されたトナーの補給量に応じて、上記重み付け係数テーブルを補正するようにすればよい。
例えば、トナー補給量をトナー補給回数から求める場合、トナー補給量をN、1回当たりの補給量をa、累積トナー補給量をSとおくとS=a・Nとなる。ピクセルカウントによるトナー消費量をS’とし、S/S’=αとすると前記重み付け係数テーブルにαを掛けることで実際のトナー消費量に近似させることができる。
これにより、機差、ライフ、使用環境等の影響からトナー消費特性が変化しても、常に、正確なトナー消費量を算出することが可能となる。
また、トナー補給量の求め方としては、以下のようなものがある。
上記現像槽に対して、回転動作によってトナーを供給する回転部材を有するトナー補給部を備え、上記トナー補給量検知手段は、上記回転部材の回転数によってトナーの補給量を検知するようにしてもよい。
また、上記現像槽に対して、回転動作によってトナーを供給する回転部材を有するトナー補給部を備え、上記トナー補給量検知手段は、上記回転部材の累積回転時間によってトナーの補給量を検知するようにしてもよい。
このような構成により、簡素な構成で精度良くトナー補給量を検知することができる。
上記ピクセル画素値補正手段は、上記トナー補給量検知手段によって検知されたトナー補給量が所定量に達する毎にピクセル画素値の補正を行うようにしてもよい。
これは、1回あたりのトナー補給量の誤差を吸収させるためである。つまり、1回のトナー補給量を正確に一定に保つのは非常に難しい。しかしながら、トナーの補給を100回、あるいは500回とある程度の回数によって得られるトナー補給量は、ほぼ一定の値を取ることになるので、このトナー補給量に達したときに、ピクセル画素値を補正するようにすれば、より正確にトナー消費量を算出することができる。
また、上記トナー補給部内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段を備え、上記ピクセル画素値補正手段は、上記トナー残量検知手段によって検知したトナー残量が所定値以下であると判断した場合に、ピクセル画素値の補正を行わないようにしてもよい。
つまり、トナーニアエンド(トナーの残量が少なくなった時)以降は、ピクセル画素値の補正を行わないようにする。
このように、トナーニアエンド以降ではトナーの補給自体が不安定になり、トナー補給による補正をすることで逆に誤差が増大してしまうため、トナーニアエンド後はトナー補給による補正を行わないようにすれば、トナーニアエンド前では正確にピクセル画素値を補正し、トナーニアエンド後ではピクセル画素値を補正しないようにしてトナー消費量を算出する。これにより、誤差の少ないトナー消費量算出を一貫して行うことができる。
本発明の画像形成装置において、より好ましい形態の現像槽及びトナー補給装置を備えた画像形成装置として、以下のような構成のものであってもよい。
上記画像形成装置は、さらに、上記現像槽に対して、回転動作によってトナーを供給すると共に、通信素子が取り付けられた回転部材と、上記通信素子と非接触に情報通信を行う通信装置と、上記通信素子と通信装置との間で行われる情報通信の通信状態を検出して、上記回転部材の回転角度を検知する回転角度検知部とを備えてもよい。
ここで、上記回転角度検知部は、上記情報通信に使用される通信波の受信強度の変化に基づいて、上記回転部材の回転角度を検知するとよい。
上記の構成によれば、通信素子が回転部材に取り付けられている。そのため、回転部材の回転に伴って、上記通信素子と通信装置との相対位置が変化することになる。これにより、通信素子と通信装置との間で行われる情報通信の通信状態が変化する。より具体的には、情報通信に用いられる通信波の受信強度が変化する。
そこで、上記画像形成装置では、回転角度検知部が、通信素子と通信装置との間で行われる情報通信の通信状態の変化、例えば、通信波の受信強度の変化を検出することによって、回転部材の回転角度に関する情報を得ている。つまり、上記の構成によれば、非接触に情報通信を行う通信素子及び通信装置を用い、これら両者間の通信状態の変化を検出することによって、回転部材の回転角度を検知することができる。
従って、上記の構成によれば、通信素子及び通信装置を用いて、情報通信のみならず、回転部材の回転角度の検出も行うことができるので、画像形成装置の構成の簡素化を図ることができる。これにより、部品点数を削減することができるので、画像形成装置のコストダウンを図ることができる。
上記回転角度検知部は、さらに、上記回転部材の回転量を検出するようにしてもよい。
ここで、上記回転量とは、例えば、回転部材が回転駆動された時間や、回転部材を駆動するために用いられた駆動量である。
上記の構成によれば、上記回転角度検知部が回転部材の回転量を検出している。そのため、回転部材の回転動作が開始された時点から、上記回転量を検出することにより、回転部材の回転角度を検出することができる。これにより、回転部材に設けられた通信素子と通信装置との間での情報通信が不能となった場合にも、回転部材の回転角度を正確に検出することができる。
また、上記の画像形成装置において、上記通信素子は、上記装着部材の管理情報を格納した記憶部と、アンテナ部と、を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、上記通信素子が管理情報を格納した記憶部を備えている。そのため、上記画像形成装置は、上記通信装置と通信素子との間で行われる通信によって、上記記憶部に格納された管理情報を読み出す、あるいは、上記記憶部に情報を書き込むことができる。
また、上記の画像形成装置において、上記通信装置は、上記通信素子のアンテナ部と情報通信を行うための通信部を備え、上記通信部は、上記回転部材が一回転する間に、少なくとも一度は、上記アンテナ部に対向する位置に、配置されていることが好ましい。
上記の構成によれば、回転部材の回転により、少なくとも一度はアンテナ部と通信部とが対向するようになっている。そのため、アンテナ部と通信部とが対向した場合に、これら両者間で良好な通信を実現することができる。従って、回転部材に通信素子を設けた場合にも、通信素子及び通信装置を用いて、通信素子の記憶部に格納された管理情報の読み出しや書き込みといった情報通信を良好に行うことができる。
また、上記の画像形成装置において、上記アンテナ部及び通信部は、該アンテナ部と通信部とが対向した場合に、上記アンテナ部における通信の指向性と、上記通信部における通信の指向性とが、一致する、又は、平行となるように、設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、アンテナ部と通信部の通信の指向性が一致又は平行となるように、上記アンテナ部及び通信部が配置されている。上記通信の指向性が一致又は平行となった場合には、アンテナ部と通信部との間で、良好な情報通信を実現することができる。従って、上記アンテナ部と通信部とが対向した場合に、通信の指向性が一致又は平行となるように、上記アンテナ部及び通信部を配置することによって、信頼性の高い情報通信が可能になる。それゆえ、上記通信装置の通信部と通信素子との間で行われる通信によって、上記記憶部に格納された管理情報を読み出す、あるいは、上記記憶部に情報を書き込む場合に、S/N比の優れた情報通信を実現することができる。
また、上記の画像形成装置において、上記回転部材は、内部に所定の内容物を収容していてもよい。
上記の場合、上記アンテナ部と通信部とは、上記回転部材が一回転する間に、少なくとも一度は、上記回転部材内部の内容物を介して、対向するように配置されていることが好ましい。
上記の構成によれば、アンテナ部と通信部との間で行われる情報通信の通信状態は、回転部材の内部の内容物の量によっても変化する。そのため、上記内容物を介して、アンテナ部と通信部との間で情報通信を行うことにより、回転部材内の内容物量の検出を行うことができる。
また、上記の画像形成装置において、上記内容物は、現像剤であり、上記回転部材は、当該画像形成装置に現像剤を供給する現像剤補給容器であることが好ましい。
上記の構成によれば、現像剤補給容器は、画像形成装置内で回転することによって、現像剤の供給を行う。そのため、現像剤補給容器内での現像剤の固化や滞留、現像剤補給容器からの現像剤の漏れを防止するために、現像剤補給容器の回転停止位置や回転角度を制御する必要が生じる場合がある。従って、上記のように、現像剤補給容器に通信素子を設けて、現像剤補給容器の回転角度を検出すれば、現像剤補給容器の回転停止位置や回転角度を制御することができる。
また、現像剤は、画像形成装置の動作に伴って消費されるため、上記通信素子及び通信装置を用いることにより、現像剤補給容器内部の現像剤の残量を検出することができる。
また、上記の画像形成装置において、上記現像剤補給容器は、上記現像剤を供給するための現像剤供給口を備え、上記現像剤補給容器は、上記現像剤供給口が所定の位置に配置されるように、回転動作を停止するようになっており、上記現像剤供給口が所定の位置に配置された場合に、上記アンテナ部と通信部とが対向するものであってもよい。
上記の構成によれば、現像剤補給容器が画像形成装置に装着されたとき等、現像剤供給口が所定の位置に配置される。上記現像剤補給容器の装着時には、通信素子の管理情報を取得するために、通信素子と通信装置との間で情報通信が行われる。このような場合に、現像剤補給容器の装着時に速やかに管理情報を取得することができるように、上記の構成では、現像剤供給口が所定の位置に配置されると、上記アンテナ部と通信部とが対向するようになっている。これにより、通信素子と通信装置との間で、迅速かつ高い信頼性で、情報通信を実現することができる。
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、現像槽へのトナーの補給量を検知するトナー補給量検知手段と、入力される多値画像のピクセル毎の画素値を検出するピクセル画素値算出手段と、算出されたピクセルの画素値からトナー消費量を算出するトナー消費量算出手段と、上記トナー補給量検知手段によって検知されたトナーの補給量に応じて、上記ピクセル画素値算出手段によって算出されたピクセルの画素値を補正するピクセル画素値補正手段とを備えていることで、機差、ライフ、使用環境等の影響からトナー消費特性が変化しても、常に、正確なトナー消費量を算出することができるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は、本発明を適用する画像形成装置(デジタル電子写真装置)における画像処理を示す制御ブロック図である。図1に示すように、デジタル電子写真装置には、入力信号処理部10、領域分離処理部20、色補正・黒生成処理部30、ズーム変倍処理部40、空間フィルタ処理部50、中間調補正処理部60、ピクセルカウント部(ピクセル画素値算出手段)70、トナー消費量算出部(トナー消費量算出手段)80、トナー補給量算出部(トナー補給量算出手段)90が備えられている。そして、デジタル電子写真装置において、図示しないスキャナ等で読み込まれた原稿のデジタル入力画像信号は、入力信号処理部10、領域分離処理部20、色補正・黒生成処理部30、ズーム変倍処理部40、空間フィルタ処理部50、中間調補正処理部60を経て、出力画像信号として出力される。
このような構成のデジタル電子写真装置における画像処理について説明する。
入力信号処理部10では、図示しないスキャナ等で読み込まれた原稿のデジタル入力画像信号に対して、それ以降の画像処理に対する前処理や、画像調整における入力ガンマ補正、変換等が行われる。
領域分離処理部20では、文字領域、網点写真領域等の領域判定が行われ、領域ごとにそれを示す識別信号(領域分離識別信号)が付加される。この領域分離識別信号は、以降の処理である空間フィルタ処理部50や中間調補正処理部60において、各領域別に異なった処理、例えば網点領域であれば平滑フィルタ処理をその領域に対して行い、また、文字領域であればエッジ強調フィルタ処理を行ったり、中間調のガンマ特性を濃淡差のよりはっきりした特性に変更したりする場合に用いられる。
色補正・黒生成処理部30では、領域分離処理部20から送られてきたRGBの画像信号に対して、最終的な出力方法であるCMYK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像信号に変換する。ズーム変倍処理部40では、色補正・黒生成処理部30により変換されたCMYKの画像信号に対して、変倍処理を行う。
空間フィルタ処理部50では、上述した領域分離識別信号や画像モードの設定状態等に応じた空間フィルタを空間フィルタテーブルから選び、CMYKに変換された画像信号に対して空間フィルタ処理を行う。中間調補正処理部60では、空間フィルタ処理が行われた画像信号に対して、中間調ガンマ特性の補正を行う。そして、中間調補正処理部60での中間調補正処理後の画像信号が出力画像信号として出力される。
ピクセルカウント部70では、中間調補正処理部60における中間調補正処理後の画像信号に対して、ピクセル単位でCMYK信号ごとに重み付け係数を掛け合わせながらピクセルカウントを行う。このピクセルカウント部70の詳細は後述する。
トナー消費量算出部80では、ピクセルカウントの積算値から各色(CMYK)のトナー消費量を算出する。
トナー補給量算出部90では、例えば、後述する図14に示すように、現像器132に補給されるトナーの補給量を、中間ホッパ131内で回転する撹拌アジテータ140の回転数から算出する。このトナー補給量算出部90の詳細は後述する。
以下では、デジタル電子写真装置におけるトナー消費量を算出する処理について詳しく説明する。なお、以下に述べる処理は、CMYK各色について(入力されるCMYK信号ごとに)、それぞれ行われるものとする。
ピクセルカウント部70は、入力された多値画像に対して、後述するようなピクセルカウントを行う。ピクセルカウント部70は、図1に示すように、カウント手段71と、重み付け演算手段72と、重み付け係数テーブル73と、積算手段74と、書き換え手段75(ピクセル画素値補正手段)とを備えている。
カウント手段71は、入力された多値画像(例えば、16階調、256階調等の多階調の画像)をピクセルごとにカウントする。つまり、多値画像を構成するピクセルごとの入力値(階調)、例えば、0〜15(入力信号値が0〜15の値をとる16階調の場合)のような入力信号値をカウントする。
重み付け演算手段72は、カウント手段71によりピクセルをカウントする際にピクセルごとに重み付けを行う。具体的には、重み付け演算手段72は、ピクセルごとの入力信号値に対応する重み付け係数を重み付け係数テーブル73から取得して、入力信号値に取得した重み付け係数を掛け合わせる。重み付け係数テーブル73には、重み付け演算手段72により重み付けを行う際にピクセル入力値ごとに対応する重み付け係数が格納されている。このように、ピクセルカウント部70では、カウント手段71、重み付け演算手段72、重み付け係数テーブル73によりピクセルごとのピクセルカウントが行われる。
そして、ピクセルごとに行われたピクセルカウントの積算が積算手段74により行われる。つまり積算手段74は、重み付け演算手段72による入力信号値に重み付け係数を掛け合わせたピクセルごとの演算値を、入力された多値画像の全てのピクセルについて積算すると共に、トナー補給量算出部90からのトナー量補給量からトナーの補給回数を積算する。
書き換え手段75は、後述するように、トナー補給量算出部90からのトナー補給量に応じて重み付け係数テーブル73を書き換える。トナー消費量算出部80は、ピクセルカウント部70で算出された(積算手段74により積算された)ピクセルカウントの積算値に基づいて出力画像のトナー消費量を算出する。
図2を用いて、1ピクセル分のトナー消費量の算出について説明する。図2に示すように、多値画像を構成する1ピクセル分の信号がピクセルカウント部70に入力されると(ステップS11)、カウント手段71により入力信号値がカウントされる。次に、重み付け演算手段72により、重み付け係数テーブル73から入力信号値に対応する重み付け係数が取得され(ステップS12)、入力信号値に取得された重み付け係数が掛け合わせられる(ステップS13)。このようにして求められた1ピクセル分のピクセルカウントの値に基づいて、1ピクセル分のトナー消費量がトナー消費量算出部80により算出されることとなる。なお、ステップS13において、1ピクセル分の求められたピクセルカウント値は、積算手段74により順次積算されて、ピクセルカウント積算値として保存される(ステップS14)。ピクセルカウント積算値は、入力された全てのピクセル分のピクセルカウント値であり、このピクセルカウント積算値に基づいて、出力画像のトナー消費量がトナー消費量算出部80により算出される。
図3、図4を用いて、重み付け係数テーブル73の書き換えについて説明する。重み付け係数テーブル73に格納される重み付け係数は、従来とは異なって可変であり、書き換え手段75により書き換え可能となっている。入力信号値が0〜15の値をとる16値の入力信号値である場合の重み付け係数テーブル73の一例を、次の表2に示す。
Figure 2006171232
表2において、0〜15の各入力信号値に対応する重み付け係数(X0〜X15)は、それぞれ可変となっている。そして、X0〜X15の各重み付け係数は、書き換え手段75により次のようにして書き換えられる。
まず、べた濃度補正(トナー濃度の補正)を行った後(ステップS21)、図3のポイントA〜Cで示すような、互いにトーンが異なる複数のトナーパッチを感光体あるいは転写ベルト上等に形成する(ステップS22)。つまり、予め定められた複数の入力ポイントのハーフトーントナーパッチを感光体あるいは転写ベルト上等に形成する。そして、そのトナーパッチを光学センサ等の読み取り手段で反射光量を読み取る(ステップS23)。図3では、縦軸が光学センサ等の読み取り手段のセンサ出力、横軸が信号入力値(階調)である。入力ポイントの数は特に限定されないが、3点以上であることが望ましい。なお、以上のステップS21〜S23までの手順は、上記従来技術の欄で述べた図23に示す中間調ガンマ補正処理におけるステップS222〜ステップS224の手順と同様であるので、この中間調ガンマ補正処理の結果を利用して、以下の手順を行うようにしてもよい。
続いて、複数の入力ポイントのトナーパッチのセンサ出力に基づいて、図3の破線で示すような中間調ガンマ特性を算出する(ステップS24)。算出された中間調ガンマ特性に基づいて、さらに、図3の実線で示すような信号入力値に対するトナー消費量特性を算出する(ステップS25)。このように算出されたトナー消費量特性に基づいて、重み付け係数テーブル書き換え処理を行う(ステップS26)。
ここで、ステップS26では、以下のようにようにして重み付けテーブル73に格納されている重み付け係数を決定する処理が行われる。すなわち、ステップS25において算出されたトナー消費量特性に基づいて、重み付け係数テーブル73に格納されている重み付け係数を決定された重み付けに書き換えていくよりが行われる。表2に示す重み付けテーブルの場合、0〜15の各入力信号値に対応するX0〜X15の各重み付け係数が、トナー消費量特性に従って書き換えられる。
このように、書き換え手段75により書き換えられた重み付け係数を用いて、ピクセルカウント部70において入力された多値画像のピクセルカウントが行われ、トナー消費量算出部80において出力画像のトナー消費量が算出される。
これにより、機差やライフ等で実際のトナー消費量特性が変化した場合であっても、このトナー消費量特性の変化に追従させて、重み付け係数テーブル73の書き換えを行うことができ、トナー消費量特性の算出を最適化することができる。この結果、機差やライフ等に関係なくトナー消費量を正確に算出することができる。つまり、書き換え手段75により書き換えられる重み付け係数テーブル73を用いて算出されるトナー消費量と、実際のトナー消費量との誤差を小さく抑えることができる。
ところで、このような構成の画像形成装置によれば、機差やライフ等で実際のトナー消費量特性が変化した場合であっても、このトナー消費量特性の変化に追従させて、重み付け係数テーブルの重み付け係数を書き換えることができ、トナー消費量特性の算出を最適化することができる。この結果、機差やライフ等に関係なくトナー消費量を正確に算出することができる。
しかしながら、算出されるトナー消費量は正確ではあっても装置個々の個体差、環境変化の影響等により、少なからず誤差を生じそれらが積算されると大きな誤差となる。そのため、数多くのピクセルカウント処理を行うことで誤差が増大し、累積のピクセルカウント値に大きな誤差が生じてしまう虞がある。
そこで、本願発明では、ピクセルカウント値に大きな誤差を生じさせないように、実際に行われるトナー補給量を検知し、それを基に重み付け係数を補正することでピクセルカウントによる算出値を実際のトナー補給量と近似させることができる。例えばデジタル機でピクセルカウントの累積値によってトナー消費量を算出するシステムにおいて、図6に示すグラフの破線が真のトナー消費量を示しているとすると、ピクセルカウントのみでトナー消費量を計算していった場合、図6に示すグラフの実線1)のように徐々に真の消費量との差が大きくなってしまう。そこで、トナー補給時にトナー補給量に応じてピクセルカウントを補正することで、図6に示すグラフの実線2)に示されるように真のトナー消費量に沿ったピクセルカウントを行うことができる。これにより、ピクセルカウント値の誤差が増大してしまう問題を解決することができる。
例えば、図6の実線2)においては、トナー補給動作が所定の回数(100回)毎にピクセルカウント値を補正するようにしている。ここで、1回のトナー補給量を5gとすれば、100回のトナー補給動作で500gのトナーが補給されることになる。つまり、100回のトナー補給動作が行われれば、トナー消費量が500gであると考えられる。これに対して、ピクセルカントのみでトナー消費量を算出した場合、例えば、トナー補給開始時から100回目までのトナー補給動作後のトナー消費量が実際の値よりも少ない値(例えば400g)となる。
従って、トナー補給回数が100回目のときには、ピクセルカウントのみで算出したトナー消費量が、実際のトナー消費量よりもすくなくなるので、表2に示す重み付け係数αを500/400=1.25として、ピクセルカウント値を補正することで、真のトナー消費量に近づけることが可能となる。
以上のように、トナー補給量に基づいて、ピクセルカウント値を求める際の重み付け係数テーブルを補正することにより、トナー消費量を正確に求めることが可能となる。
そこで、本実施の形態において、トナー補給量をどのように活用し、トナー消費量を正確に求めているのかを、図4に示すフローチャートのステップS26における重み付け係数テーブルの書き換え処理を具体的にした図5に示すサブルーチンによって行う。
ここで、重み付け係数テーブルの書き換え処理を行う前に、トナー補給量算出部90によって、トナー補給量をどのようにして算出するのかについて説明する。
上記トナー補給量算出部90は、図1に示すように、トナー補給量検出部91と、回転数検知部92とを備え、これら部材をもってトナー補給量検知手段を構成している。この回転数検知部92は、後述するトナーホッパー(中間ホッパ)から現像槽にトナーを回転動作で供給する回転部材(図14に示す撹拌アーミテージ140)の回転数を検知する手段である。この回転数検知部92によって検知された回転数情報は、トナー補給量検出部91に送られる。
トナー補給量検出部91では、送られた回転数情報から現像槽(現像器102)へのトナーの補給量を検出するようになっている。
具体的には、後述するが、図14に示すように、回転部材である撹拌アジテータ140が1回転したときに、中間ホッパ131から現像器132に供給されるトナー量が分かれば、撹拌アジテータ140の回転数の積としてトナー補給量を求めることができる。
トナー補給量算出部90は、算出したトナー補給量情報(トナー補給量、トナー補給回数等の情報)を、重み付け係数テーブル73を書き換えるための書き換え手段75に送ると共に、積算手段74に送るようになっている。
以下、上記構成のトナー補給量算出部90を用いた重み付け係数テーブルの書き換え処理の流れについて、図5に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。ここでは、図4に示すステップS26において行われる処理を示す。
まず、トナー残量が所定量T以下であるか否かを判断する(ステップS31)。ここで所定量Tとは、トナー補給装置において、トナーニアエンドと言われる量とする。トナーニアエンドは、図14に示す中間ホッパ131内のトナー残量が、現像器132に一定量供給できないような状態になったときのトナー残量を示す。
つまり、トナー補給装置において、中間ホッパ131内でニアエンド(残りわずか)になると、トナー補給量が一定でなくなるので、トナー消費量を正確に算出できなくなるという問題が生じる。そして、後何枚プリントできるかを正確に知ることもできない。従って、上記の所定量Tとは、上述の問題を解消するために設定された値である。
ステップS31において、中間ホッパ131内のトナー残量がT以下であれば、処理を終了する。この場合、後述する中間ホッパ131内にトナー補給装置内にトナーがほとんど無い状態、すなわちトナーニアエンド状態であるので、トナー消費量を正確に算出できない。
一方、ステップS31において、トナー残量がT以下で無ければ、ステップS32に移行して、トナー補給用の回転部材(撹拌アジテータ140)の回転数が所定回数に達しているか否かを判断する。ここで、所定回数とは、トナー補給が100回、500回、1000回等で、トナー補給の1回あたりの補給量の誤差を吸収できるような回数に設定される。
上記ステップS32において、トナー補給用の回転部材の回転数が所定回数でなければ、処理を終了し、回転数が所定回数であれば、ステップS33に移行し、重み付け係数テーブル書き換え処理を実行する。
ここで、重み付け係数をαとすると、α=(実際のトナー補給量)/(ピクセルカウント値から求めたトナー消費量)となる。このαを用いて重み付け係数テーブルを書き換える補正を行えば、ピクセルカウント値を用いて算出したトナー消費量をより真のトナー消費量に近づけることが可能となる。
なお、上記実施例においてはピクセル入力値に重み付け係数を掛け合わせたピクセルごとの演算値の積算によりトナー消費量を求めているが、トナー消費量を重み付け係数としてピクセルごとの重み付け係数を直接、積算してトナー消費量を求めてもよい。
続いて、本発明の画像形成装置に適用される現像槽及びトナー補給装置の一例について、図7ないし図19を参照しながら以下に説明する
次に現像槽およびトナー補給装置について図7ないし図19に基づいて説明する。
本実施の形態の画像形成装置は、例えば、電子写真方式を利用したプリンタや複写機、ファクシミリ、あるいは、これらの機能を備えたデジタル複合機等であり、該画像形成装置本体内で回転駆動される回転部材と無線方式で情報通信を行うことにより、回転部材の回転角度を検知するものである。上記回転部材は、回転駆動される部材であれば特に限定されないが、以下では、上記回転部材として、画像形成装置で使用されるトナー(内容物・現像剤)を内部に収容するトナー補給容器(回転部材・現像剤補給容器)を例に挙げて説明する。
図8に、上記画像形成装置101本体とトナー補給容器102との間で行われる通信を説明するためのブロック図を示す。また、図9、図7(a)・図7(b)に、それぞれ、上記トナー補給容器102の斜視図、側面図、断面図を示す。
上記画像形成装置101は、図7(a)に示すように、回転部材として、ICタグ(通信素子)120(図8)が周面に取り付けられたトナー補給容器102と、上記ICタグ120と非接触で通信を行う通信装置110と、画像形成装置101の各部の動作を制御するCPU等の主制御装置(回転角度検知部)104(図8)と、を備えている。上記通信装置110は、図7(a)に示すように、トナー補給容器102の外周面に非接触に対向する位置に配置されている。
より詳細には、上記通信装置110は、図7(a)・図7(b)に示すように、画像形成装置101にトナー補給容器102が装着された場合に、最下部となるトナー補給容器102の外周面に対向する位置に配置されている。これにより、ICタグ120は、トナー補給容器102の回転に伴って、画像形成装置101内での位置が変化することになるが、トナー補給容器102が一回転する間に、必ず一度は、通信装置110に対向するようになっている。
図10(a)・図10(b)に、それぞれ、ICタグ120の平面図及び断面図を示す。また、図10(c)に、ICタグ120の通信の指向性を示す。
上記ICタグ120は、図10(b)に示すように、電気的に相互に接続されたICチップ122とアンテナ部123とを備えてなる。上記アンテナ部123は、図10(a)・図10(b)に示すように、ベースフィルム121上に、後述する各種回路を有するICチップ122と、該ICチップ122の周囲を取り囲むように、ループ状に数回巻き回された金属薄膜等の配線と、を備えている。また、図10(b)に示すように、ICチップ122及びアンテナ部123は、保護膜124で覆われている。
上記アンテナ部123は、通信装置110(図7(a)(b))との間で行われる情報通信に際して、通信波である電磁波の送受信を行う。上記アンテナ部123は、送信用及び受信用にそれぞれ別個に設けられてもよく、あるいは、送受信の双方が可能なものを使用してもよい。このアンテナ部123の、情報の送受信が可能となる通信の指向性は、図10(c)に示すように、ICチップ122を取り囲むアンテナ部123に対向する方向(図中、Z方向の円で示す領域)になる。
一方、画像形成装置101に備えられた通信装置110は、図8に示すように、通信側アンテナ部(通信部)111と、後述する各種回路を有するIC部119と、を備えている。上記通信側アンテナ部111により、無線方式で、トナー補給容器102に設けられた上記ICタグ120から情報を読取る、あるいは、ICタグ120に情報を書き込むために設けられ、情報の送受信が可能となっている。この通信側アンテナ部111も、図示していないが、上記アンテナ部123と同様に、情報の送受信が可能となる通信の指向性を有している。
このように、ICタグ120及び通信装置110は、いずれも通信の指向性を有している。ここで、上記ICタグ120と通信装置110との間で行われる情報通信は、ICタグ120のアンテナ部123の指向性、及び、上記通信側アンテナ部111の指向性が、一致又は平行となる場合に最も良好となる。なお、上記一致及び平行とは、それぞれ、実質的に一致していること、及び、実質的に平行であることを含むものとする。
従って、上記ICタグ120と通信装置110との間で良好な情報通信を実現するためには、トナー補給容器102が、図7(b)中のR方向に一回転する間に、少なくとも一度は、上記アンテナ部123の指向性と通信側アンテナ部111の指向性とが、一致又は平行となるように、通信装置110の通信側アンテナ部111及びICタグ120のアンテナ部123を配置することが好ましい。
また、上記のように、ICタグ120及び通信装置110には、通信の指向性が存在する。そのため、上記ICタグ120と通信装置110との間の通信状態は、ICタグ120のアンテナ部123と、通信装置110の通信側アンテナ部111との相対的な配置位置によって変化する。さらに、ICタグ120と通信装置110との間の通信は、電磁波によって行われるため、アンテナ部123と通信側アンテナ部111との間の相対的な距離や、アンテナ部123と通信側アンテナ部111との間に介在する誘電体層、半導体性や磁性等を有する層等の介在物等の影響によっても、通信状態が変化する。
本実施の形態の画像形成装置101では、上記のように、トナー補給容器102にICタグ120を設け、画像形成装置101の所定の位置に通信側アンテナ部111を固定して配置している。そのため、トナー補給容器102が回転すると、通信側アンテナ部111とアンテナ部123との相対位置が変化することになる。それゆえ、この相対位置の変化に伴って、上記ICタグ120と通信装置110との間の通信状態も変化することになる。
上記ICタグ120と通信装置110との間の通信状態は、トナー補給容器102の回転に伴って、例えば図11に示すように変化する。図11は、トナー補給容器102の回転角度に対して、通信装置110で受信されるICタグ120の出力(通信波)の受信強度をプロットしたグラフである。
上記ICタグ120と通信装置110との間の通信状態は、ICタグ120のアンテナ部123の指向性と、通信装置110の通信側アンテナ部111の指向性とが、一致する、あるいは、平行であり、かつ、アンテナ部123と通信側アンテナ部111とが最接近して対向した場合に、最適な状態となる。従って、本実施の形態の画像形成装置101では、受信強度が最大となる場合に、ICタグ120と通信装置110とが対向していると考えられる。このとき、アンテナ部123と通信側アンテナ部111とが、その指向性が一致又は平行となり、かつ、再接近していると考えられる。図11では、受信強度が最大となる場合のトナー補給容器102の回転角度を0°に設定している。
一方、上記回転角度0°を基準として、トナー補給容器102の回転角度が90°又は270°になると、図11に示すように、受信強度は最小となる。このとき、トナー補給容器102のICタグ120と通信装置110とが対向せず、かつ、上記アンテナ部123の指向性と、通信側アンテナ部111の指向性とが互いに直交している。
また、上記回転角度0°を基準として、トナー補給容器102の回転角度が180°になると、図11に示すように、受信強度は、回転角度が0°の場合と、90°又は270°の場合との間の値となる。回転角度180°では、トナー補給容器102を介して、ICタグ120と通信装置110とが対向している。そのため、上記アンテナ部123の指向性と、通信側アンテナ部111の指向性とが、一致している、あるいは、平行となっている。しかしながら、アンテナ部123と通信側アンテナ部111との間に、トナー補給容器102やトナー等の介在物が存在する。そのため、上記アンテナ部123と通信側アンテナ部111との間での通信は可能であるが、介在物によって、通信に用いられる電磁波が減衰する。それゆえ、回転角度180°における受信強度は、回転角度0°での受信強度と、回転角度90°又は270°での受信強度と、の間の値となる。
さらに、上記受信強度は、トナー補給容器102内のトナーの量に応じても変化する。すなわち、トナー補給容器102内のトナーは、誘電体層として働き、アンテナ部123や通信側アンテナ部111から出力される電磁波を弱める。従って、図11に示すように、トナー補給容器102内のトナー量に応じても、受信強度が変化することになる。
具体的には、図11に示すように、通信装置110で検出される上記受信強度は、使用済みのトナー補給容器102のように、トナー補給容器102内にトナーが存在しない場合(図中、太実線)、使用中のトナー補給容器102のように、内部のトナーが幾分か消費された場合(図中、細実線)、新品のトナー補給容器102のように、トナーが充分に充填されている場合(図中、破線)の順に弱くなる。
従って、上記画像形成装置101では、主制御装置104(図8)にて、通信装置110で受信される受信強度や受信強度の変化を検出することにより、トナー補給容器102の回転角度を検知することができる。これにより、トナー補給容器102の回転停止位置や、ICタグ120と通信装置110との間で通信を行うタイミング等を好適に制御することができる。
このように、ICタグ120と通信装置110との間で行われる通信における受信強度を検知することにより、トナー補給容器102の回転角度を制御することができる。具体的には、上記ICタグ120と通信装置110との間で行われる通信を利用したトナー補給容器102の回転角度の制御は、画像形成装置101に備えられた主制御装置104(図8)で行われる。
すなわち、例えば、主制御装置104が、まず、アンテナ部123と通信側アンテナ部111とが対向し、それぞれの指向性が一致する又は平行となる場合のトナー補給容器102の回転停止位置を回転角度0°として定める。あるいは、トナー補給容器102を一回転して受信強度を検出し、受信強度が最大となったトナー補給容器102の回転停止位置を、回転角度0°として定めると、トナー補給容器102の回転角度と受信強度との関係は、図11に示すグラフとなる。そこで、検出された受信強度と図11に示すグラフとを比較することによって、トナー補給容器102の回転角度を決定する。
あるいは、あらかじめ、図11のグラフに示す受信強度をテーブルとして格納しておき、該グラフと通信を行った場合の受信強度とを比較することによって、トナー補給容器102の回転角度を決定してもよい。
次に、トナー補給容器102を備えた画像形成装置101について説明する。図13に、画像形成装置101の正面図を示し、図14に、該画像形成装置101の要部の正面図を示す。
上記画像形成装置101は、図13に示すように、上記トナー補給容器102に加え、該トナー補給容器102を着脱可能に装着するためのトナー補給容器収納部103、中間ホッパ131、現像器132、感光体ドラム133、帯電器134、レーザ露光装置135、転写器136、定着部137、排紙部138、給紙部139を備えている。
上記トナー補給容器収納部103は、上記トナー補給容器102を画像形成装置101に装着するために設けられている。上記トナー補給容器収納部103は、図7(a)(b)に示すように、トナー補給容器102全体を覆うように収容し、画像形成装置101内にトナー補給容器102を固定する。
上記トナー補給容器収納部103は、図14に示すように、該トナー補給容器収納部103の内部の、トナー補給容器102に非接触で対向する位置の画像形成装置101本体側に、通信側アンテナ部111を備えた通信装置110を有している。また、上記トナー補給容器102には、該トナー補給容器収納部103と一体的に、電磁シールド材107が設けられている。該電磁シールド材107は、上記トナー補給容器収納部103にトナー補給容器102が装着された場合に、通信側アンテナ部111とICタグ120との間で行われる情報通信に支障をきたすことがないように、少なくとも通信側アンテナ部111とICタグ120とを覆うように設けられている。
これにより、通信装置110と、トナー補給容器102に設けられたICタグ120との間で行われる情報通信が、外部の電磁波等の影響を受けることを防止することができる。それゆえ、通信装置110と上記ICタグ120との間で、安定した無線通信を確保することができる。
上記中間ホッパ131は、トナー補給容器102から供給されたトナーの撹拌及び後段へのトナーの供給を行う。上記現像器132は、上記中間ホッパ131から供給されたトナーを用いた現像処理を行う。上記感光体ドラム133は、静電潜像や該静電潜像が顕像化されたトナー像を担持する像担持体である。図13に示す帯電器134は、感光体ドラム133表面を帯電させる。上記レーザ露光装置135は、帯電した感光体ドラム133上にレーザ照射を行って、感光体ドラム133上に静電潜像を形成する。上記転写器136は、上記感光体ドラム133上のトナー像を記録用紙上に転写させる。上記定着部137は、記録用紙上に転写されたトナー像を加熱圧着により定着させる。上記排紙部138には、印刷(画像形成)済みの記録用紙が排出され、上記給紙部139には、記録用紙が収納されている。
上記構成の画像形成装置101では、次のように画像形成が行われる。すなわち、まず、図13に示す帯電器134によって、感光体ドラム133表面を帯電する。その後、レーザ露光装置135が画像情報に基づいて、感光体ドラム133表面に静電潜像を形成する。一方、トナー補給容器102から中間ホッパ131に供給されたトナーは、図14に示す撹拌アジテータ140で撹拌され、トナー補給ローラ141の回転によって現像器132に送り出される。そして、現像器132では、中間ホッパ131から供給されたトナーを用いて、感光体ドラム133上の静電潜像を顕像化してトナー像を形成する。感光体ドラム133上に形成されたトナー像は、転写器136によって、給紙部139から搬送されてきた記録用紙上に転写される。記録用紙上に転写されたトナー像は、定着部137での加熱圧着により定着されて、排紙部138に排出される。
次に、上記画像形成装置101に装着されるトナー補給容器102について、詳細に説明する。図15に、トナー補給容器102と画像形成装置101の本体側連結部180とを示す上面図を示し、図16に上記本体側連結部180の要部の斜視図を示す。
上記トナー補給容器102は、図9に示すように、円筒形状を有し、軸線を回転軸Lとして該トナー補給容器102の回転が可能となるように、支持部材105に支持されている。従って、上記トナー補給容器102は、支持部材105とともに、上記画像形成装置101のトナー補給容器収納部103(図14)に着脱可能に取り付けられる。そのため、上記トナー補給容器102内のトナーが消費されると、画像形成装置101に新しいトナー補給容器102を装着して、トナーを補給するようになっている。
画像形成装置101に装着されるトナー補給容器102は、図15に示すように、矢印A方向から、画像形成装置101に挿入されて、該画像形成装置101に設けられた本体側連結部180に接続されるようになっている。上記本体側連結部180は、トナー補給容器102を連結して、画像形成装置101のモータ等の駆動源185からの駆動力を伝達して、トナー補給容器102を回転させる。そのため、上記本体側連結部180は、図15及び図16に示すように、上記トナー補給容器102が連結される継手受部181、圧縮コイルばね等のばね部材183、画像形成装置101のモータ等の駆動源185からの駆動力を受ける駆動受部187、画像形成装置101の筐体188を貫通して上記継手受部181と駆動受部187とを接続する回転軸184、を備えている。
上記継手受部181は、円盤形状を有し、駆動源185からの駆動力によって回転して、トナー補給容器102の回転軸L(図9)を中心に回転させる。そのため、上記継手受部181は、画像形成装置101の筐体188を貫通する回転軸184の回転中心に一致するように、該回転軸184に取り付けられる。また、上記継手受部181には、上記回転軸184の回転中心と、トナー補給容器102の回転軸Lとが一致するように、トナー補給容器102が連結される。
また、上記継手受部181には、トナー補給容器102を連結するための継手側凸部182・182、及び、継手側受部189が形成されている。
上記回転軸184には、圧縮コイルばね等のばね部材183が取り付けられている。該ばね部材183は、継手受部181を筐体188から離間する方向へ付勢している。そのため、トナー補給容器102が画像形成装置101に装着されると、トナー補給容器102が上記継手受部181を押圧した状態となるように、図示しない規制部材によって、トナー補給容器102の、装着方向に沿った移動が規制される。
さらに、上記駆動受部187には、歯車等の減速装置186を介して、駆動源185からの駆動力が伝達される。駆動受部187は、この駆動力を、回転軸184を介して、上記継手受部181に伝達する。
従って、画像形成装置101にトナー補給容器102が装着されると、画像形成装置101の駆動源185からの駆動力が、減速装置186及び回転軸184を介して、上記継手受部181に伝達される。これにより、継手受部181が回転して、トナー補給容器102が回転軸Lを中心に回転する。
上記トナー補給容器102は、図7(a)・(b)に示すように、該トナー補給容器102の底面を含む第1容器部151及び第2容器部152と、これら第1容器部151と第2容器部152との間に設けられ、支持部材105によって支持される第3容器部153と、からなる。上記第1容器部151、第2容器部152、第3容器部153は、ポリエチレン等の合成樹脂のブロー成型等により、一体成型されて製造される。
上記第1容器部151は、円筒状のトナー補給容器102のうち、上記画像形成装置101の本体側連結部180(図15)に連結される側であり、画像形成装置101の駆動源185から駆動を受ける。そのため、第1容器部151の、トナー補給容器102の底部となる端部には、図7(a)に示すように、画像形成装置101の後述する本体側連結部180に連結するための連結部として、底部から突出する凸部154・154、及び、トナー補給容器102内にトナーを補給するためのトナー補給口に対して着脱可能に取り付けられた補給蓋155が設けられている。
従って、上記本体側連結部180の継手受部181とトナー補給容器102とは、例えば、図15に示すように、トナー補給容器102の第1容器部151に設けられた凸部154・154及び補給蓋155と、継手受部181に設けられた継手側凸部182・182及び継手側受部189とが係合することによって連結される。
一方、第2容器部152は、図7(a)に示すように、円筒状のトナー補給容器102のうち、画像形成装置101に連結される側とは反対側の端部に設けられている。
上記第1容器部151及び第2容器部152はいずれも、内周面に、トナー補給容器102の回転に伴って、トナー補給容器102の端部(底部)側から、該トナー補給容器102の中央側にある第3容器部153の方向に、トナーを搬送するための搬送部156a・156bを備えている。上記第1容器部151の搬送部156aと、第2容器部152の搬送部156bとは、第3容器部153(支持部材105)を境にして互いに対称となるように、トナー補給容器102の回転軸Lに垂直な方向に対して所定角度で傾斜している。
図17(a)に、上記第3容器部153の斜視図を示し、図17(b)に、第3容器部153の要部断面図を示す。また、図18(a)〜図18(c)に第3容器部153の断面図を示す。
上記第3容器部153は、第1容器部151と第2容器部152との間に配置され、図7(a)に示すように、支持部材105によって支持される。詳細は後述するが、支持部材105には、トナー補給容器102に収容されたトナーを後段に供給するための導通路106が設けられている。それゆえ、トナー補給容器102から上記導通路106にトナーを供給するために、上記第3容器部153の外周面には、図17(a)〜図17(c)に示すように、トナー供給口160が設けられている。
また、上記第3容器部153は、図17(a)〜図17(c)に示すように、外周面に、凹形状に形成された第1凹部161及び第2凹部162を有している。該第1凹部161及び第2凹部162は、回転軸に関して互いに対称となる位置に、所定の間隔を隔てて形成されている。
上記構成のトナー補給容器102は、上記したように、第3容器部153の位置で、支持部材105によって回転可能に支持される(図9)。上記第1凹部161及び第2凹部162は、第3容器部153の外周面に凹形状に設けられているため、トナー補給容器102の回転時における、第3容器部153と支持部材105との接触面積を低減することができる。これにより、トナー補給容器102の回転に際して、支持部材105とトナー補給容器102との間の摩擦を低減して、トナー補給容器102のスムーズな回転動作を実現することができる。
また、図7(b)に示すように、支持部材105によって、第3容器部153が支持されているので、第1凹部161及び第2凹部162の凹部上面(開口部分)が支持部材105によって覆われることになる。つまり、トナー補給容器102の第1凹部161及び第2凹部162の形成位置には、図7(b)に示すように、第3容器部153の外周面と、支持部材105とによって取り囲まれた空間が形成されることになる。
ここで、上記第1凹部161と支持部材105とによって形成された空間は、トナー補給容器102から排出されるトナーを保持して、上記支持部材105の導通路106にトナーを搬送するために用いられる。すなわち、上記第1凹部161は、図17(a)〜図17(c)に示すように、トナー補給容器102の回転方向Rに対して下流側の端部の壁部161aに、トナー供給口160を有している。そのため、図18(a)に示すように、トナー補給容器102の回転方向Rへの回転に伴って、トナー供給口160がトナー補給容器102内のトナー表面(図中、網掛け部分)に到達すると、トナー補給容器102内に収容されたトナーが、トナー供給口160から第1凹部161に流入することになる。第1凹部161は、トナー補給容器102の回転に伴って、その位置が移動する。そのため、図13(b)・図13(c)に示すように、第1凹部161内に排出されたトナーが保持された状態で、トナー補給容器102が回転することにより、支持部材105の導通路106にトナーが搬送されることになる。
さらに、図17(a)に示すように、上記第1凹部161には、スクレーパ163が設けられている。上記スクレーパ163は、図17(a)〜図17(c)に示すように、上記第1凹部161のトナー供給口160が設けられた端部とは反対側の端部、すなわち、第1凹部161の、トナー補給容器102の回転方向Rに対して上流側に、第3容器部153の外周面から先端部分163aが突出するように設けられている。そのため、図17(b)に示すように、該先端部分163aが、支持部材105の内周面に接するようになっている。
また、上記スクレーパ163は、ポリエステル等からなるベースフィルムで形成され、図17(a)に示すように、上記先端部分163aを除く位置で、接着剤164によって第1凹部161に取り付けられている。そのため、トナー補給容器102と支持部材105との位置関係に応じて、上記先端部分163aがたわむことができるので、上記スクレーパ163の先端部分163aが、支持部材105の内周面に常に摺接した状態で、トナー補給容器102を回転させることができる。
従って、トナー補給容器102が回転した場合に、上記スクレーパ163が支持部材105の内周面を摺動することにより、第1凹部161内にトナーを送り込むことができる。これにより、トナー補給容器102の回転により、第1凹部161の位置が移動しても、図18(a)〜図18(c)に示すように、第1凹部161にトナーを保持した状態で、トナー補給容器102を回転させることができる。
また、トナーは、一般に、数〜数十μm程度の粒径を有する微小な物質である。そのため、トナー補給容器102の回転に伴って、第1凹部161と第2凹部162との間にある第3容器部153の外周面と、支持部材105の内周面との間に、トナーが侵入するおそれがある。しかしながら、上記スクレーパ163を設けることにより、トナー補給容器102が回転して、第1凹部161の位置が移動した場合にも、トナーが第1凹部161内に保持されるように、スクレーパ163が第1凹部161側へトナーを送り出すことができる。これにより、第1凹部161と第2凹部162との間にある第3容器部153の外周面と、支持部材105の内周面との間に、トナーが侵入することを防止することができる。
なお、上記第2凹部162は、図17(a)に示すように、上記第1凹部161とは異なり、トナーを排出するためのトナー供給口を備えていないため、第2凹部162には、トナーは排出されない。
また、本実施の形態では、図17(a)に示すように、ICタグ120が第3容器部153に設けられ、第3容器部153に対向する位置に、通信装置110が配置されている。より詳細には、通常、トナー補給容器102は、図7(b)に示すように、トナー供給口160が最頂部に位置するように、回転動作を停止することが好ましい。この理由は、図18(a)〜図18(c)に基づいて説明したように、上記トナー補給容器102のように、第3容器部153の第1凹部161にトナーを保持し、支持部材105の導通路106へトナーを供給することにある。
すなわち、上記トナー補給容器102では、該トナー補給容器102の回転とともに、支持部材105の導通路106へ安定にトナーを供給することが重要となる。安定なトナー供給を実現するためには、トナー補給容器102の回転停止時における回転停止位置を制御する必要がある。
具体的には、トナー補給容器102が、上記第1凹部161のトナー供給口160からトナーが流入する位置で回転を停止し、この位置で長時間放置されると、トナーの重量や、該トナーの重量による圧力によって、第1凹部161内でトナーが固化してしまう。このように、第1凹部161内にてトナーが固化した状態で、トナー補給容器102を再び回転させてトナーの供給動作を行っても、第1凹部161にトナーが滞留するため、安定なトナー供給を行うことができない。そのため、トナー補給容器102の回転動作の停止時には、トナー供給口160からトナーが流入しないように、トナー補給容器102の回転停止位置を制御する必要がある。従って、トナー補給容器102は、通常、図7(b)に示すように、最頂部にトナー供給口160が位置するように、画像形成装置101に装着され、また、回転動作を停止するようになっている。
上記のように、上記トナー補給容器102は、画像形成装置101に装着される場合に、図7(b)に示すように、最頂部にトナー供給口160が位置する。また、画像形成装置101にトナー補給容器102が装着された直後に、ICタグ120と通信装置110との間で、トナー補給容器102の管理情報に関する情報通信を行うことが望まれる。従って、上記ICタグ120は、図17(a)に示すように、最頂部にトナー供給口160が配置された場合に、通信装置110に最も接近して対向する位置、すなわち、回転軸Lを挟んで、トナー供給口160に対向する位置に設けられることが好ましい。
次に、上記トナー補給容器102を支持する支持部材105について説明する。支持部材105には、図7(b)に示すように、トナー補給容器102から排出されたトナーを、中間ホッパ131に供給するための、導通路106が設けられている。この導通路106は、中間ホッパ131に対向し、かつ、図7(b)に示すように、画像形成装置101に装着した場合に、トナー補給容器102の回転軸の位置よりも上方に位置するように設けられている。
また、上記支持部材105には、図9及び図15に示すように、導通路106を開閉するためのシャッタ109が設けられている。上記シャッタ109は、画像形成装置101にトナー補給容器102が装着されている場合には開状態となり、装着されていない場合には閉状態となるように設計されている。より具体的には、画像形成装置101内のトナー補給容器収納部103に、トナー補給容器102が支持部材105とともに、図15中の矢印A方向に挿入されると、シャッタ109が挿入方向と平行な方向に沿ってスライドし、トナー補給容器102が完全に装着された時点で、シャッタ109が開状態となる。シャッタ109が開状態となると、導通路106から中間ホッパ131へのトナーの供給が可能になる。一方、画像形成装置101から、トナー補給容器102を離脱させると、シャッタ109が導通路106を覆うようにスライドして閉状態となる。このように、導通路106がシャッタ109で覆われることにより、トナー補給容器102からトナーがこぼれ落ちることを防止することができるようになっている。
なお、本実施の形態では、図7(a)(b)に示すように、第3容器部153にトナー供給口160を有するトナー補給容器102を例に挙げて説明したが、これに限定されない。すなわち、図19に示すように、容器の端部にトナー供給口170を有するトナー補給容器171を用い、該トナー補給容器171にICタグを取り付けてもよい。
また、トナー補給容器に取り付けられるICタグの位置は、トナー補給容器の回転動作によって、ICタグの位置が変化する位置であればよい。従って、図17(a)に示すように、トナー補給容器102の第3容器部153の外周面に限らず、第1容器部151や第2容器部152に設けられてもよい。
ただし、トナー補給容器内のトナー量をより精度よく検出するためには、トナーが排出されるトナー供給口近傍にICタグを取り付けることが好ましい。言い換えれば、トナー供給口や該トナー供給口付近に滞留するトナーを介して、ICタグと通信装置とが通信を行うことができるように、アンテナ部及び通信側アンテナ部を設けることが好ましい。
より具体的には、図17(a)に示すように、トナー供給口160が設けられている第3容器部153の周面にICタグ120を設けるとよい。また、図19に示すトナー補給容器171の場合には、トナー供給口170付近にICタグを取り付けることが好ましい。これにより、トナー供給口にはトナーが搬送されるので、トナー補給容器内のトナー量が少なくなった場合にも、精度よくトナー量を検出することができる。
さらに、回転部材として、トナー補給容器を例に挙げて説明したが、画像形成装置101内で回転動作を行うものであれば、これに限定されない。すなわち、図14に示す、感光体ドラム133、中間ホッパ131に設けられた撹拌アジテータ140やトナー補給ローラ141、現像器132内の現像ローラ等であってもよい。上記撹拌アジテータ140、トナー補給ローラ141、現像ローラ等の撹拌部材にICタグが取り付けられた場合には、中間ホッパ131や現像器132内のトナー量を検出することができる。
なお、上記トナーとしては、1成分現像もしくは2成分現像に用いられる非磁性トナー、磁性トナー、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤のいずれであってもよい。
また、上記トナー量に限らず、インクジェットプリンタのインクカートリッジに収容されるインク等の内容量も検出することも可能である。
上記構成によれば、図14(a)〜図14(c)に示すように、導通路106より一定量のトナーが中間ホッパ131に供給され、トナー収納容器の累積回転回数をカウントすることによりトナーの供給量を正確に検知することができる。
一回のピクセルカウントによるトナー消費量の算出の誤差は小さくても、累積値になると誤差が大きくなるという問題点を解決するために、実際のトナーの補給量を用いて補正を行う。これは、トナーが消費されトナー濃度が減少した際にトナーの補給が行われるのだが、その補給量が一定であれば補給動作の回数によって実際のトナーの消費量が分かり、それを元にピクセルカウント値を補正するという手法である。例えば、1000枚印刷を行い、それに対してピクセルカウントを行ったとすると、累積するにつれて誤差が増加してしまう。そこでトナー補給動作時にトナー補給量検出部181にてトナー補給量を検知することによって逆にトナー消費量が分かるため、実際のトナー消費量Sとピクセルカウントで算出した値S’とで比較を行う。S=15、S’= 12であった場合、その比α=S/S’=1.25が求まる。この係数αを重み付け係数テーブルに掛け合わせた上で再計算し、累積ピクセルカウント値を補正することで実際のトナー消費量と大きなズレもなく累積ピクセルカウント値を算出することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の画像形成装置は、トナー消費量を正確に把握することができるので、トナーを用いた画像形成装置、例えばデジタルプリンタ等において適用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、画像形成装置の要部構成を示すブロック図である。 1ピクセル分のトナー消費量算出の処理の流れを示すフローチャートである。 重み付け係数テーブルにおける信号入力値とセンサ出力値との関係を示すグラフである。 重み付け係数テーブルの書き換え処理の流れを示すフローチャートである。 重み付け係数テーブルの書き換え処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 ピクセルカウントのみの場合と、トナー補給時にピクセルカウントを補正した場合とにおける累積ピクセルカウント値とトナー消費量との関係を示すグラフである。 (a)は、本発明の画像形成装置に備えられたトナー補給容器の一実施の形態の側面図であり、(b)は、該トナー補給容器の第3容器部の断面図である。 上記画像形成装置に備えられた通信装置と、上記トナー補給容器に取り付けられたICタグとの間で行われる通信を説明するためのブロック図である。 上記トナー補給容器の斜視図である。 (a)は、上記ICタグの平面図であり、(b)は、上記ICタグの断面図であり、(c)は、上記ICタグの通信の指向性を示す説明図である。 上記トナー補給容器の回転角度と受信強度との関係を示すグラフである。 上記通信装置と複数のICタグとの間で行われる通信を説明するためのブロック図である。 上記画像形成装置を示す概略正面図である。 上記画像形成装置の要部を示す断面図である。 上記トナー補給容器と画像形成装置の本体側連結部とを示す上面図である。 上記本体側連結部の要部の斜視図である。 (a)は、上記トナー補給容器の第3容器部を示す斜視図であり、(b)は、上記第3容器部の第1凹部に設けられたスクレーパを示す断面図である。 (a)〜(c)は、上記第3容器部のトナー供給口からトナーが排出される様子を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態におけるトナー補給容器を示す斜視図である。 従来技術を示すものであり、画像形成装置の要部構成を示すブロック図である。 図20に示す画像形成装置における画像処理の流れを示すフローチャートである。 トナー濃度コントロール処理の流れを示すフローチャートである。 トナーパッチによる中間調ガンマ補正処理の流れを示すフローチャートである。 従来の重み付け係数テーブルの信号入力値とそれに対応する重み付け係数との関係を示すグラフである。 従来の重み付け係数テーブルの信号入力値とそれに対応する重み付け係数との関係を示す他のグラフである。
符号の説明
10 入力信号処理部
20 領域分離処理部
30 色補正・黒生成処理部
40 ズーム変倍処理部
50 空間フィルタ処理部
60 中間調補正処理部
70 ピクセルカウント部(ピクセル画素値算出手段)
71 カウント手段
72 演算手段
73 重み付け係数テーブル
74 積算手段
75 書き換え手段(ピクセル画素値補正手段)
80 トナー消費量算出部
90 トナー補給量算出部
91 トナー補給量検出部(トナー補給量検知手段)
92 回転数検知部(トナー補給量検知手段)
101 画像形成装置
102 トナー補給容器(回転部材・現像剤補給容器)
104 主制御装置(回転角度検知部)
105 支持部材
106 導通路
110 通信装置
111 通信側アンテナ部(通信部)
120 ICタグ(通信素子)
121 ベースフィルム
122 ICチップ
123 アンテナ部
125 メモリ(記憶部)
132 現像器(現像槽)
160 トナー供給口(現像剤供給口)
161 第1凹部
162 第2凹部
163 スクレーパ
163a 先端部分

Claims (16)

  1. 画像情報に対する画像処理および補正処理をデジタル的に行うと共に、一定の割合で現像槽に補給されるトナーにより画像形成を行う画像形成装置において、
    上記現像槽へのトナーの補給量を検知するトナー補給量検知手段と、
    入力される多値画像のピクセル毎の画素値を算出するピクセル画素値算出手段と、
    検出されたピクセルの画素値からトナー消費量を算出するトナー消費量算出手段と、
    上記トナー補給量検知手段によって検知されたトナーの補給量に応じて、上記ピクセル画素値算出手段によって算出されたピクセル画素値を補正するピクセル画素値補正手段とを備えていることを特徴する画像形成装置。
  2. 上記ピクセル画素値算出手段は、
    上記入力信号値に対応する重み付け係数を格納する重み付け係数テーブルと、
    入力された多値画像の入力信号値をピクセルごとにカウントするカウント手段と、
    上記カウント手段により入力信号値をカウントする際に、入力信号値に対応する重み付け係数を上記重み付け係数テーブルから取得して、ピクセルごとに重み付けを行う重み付け演算手段とを有し、上記重み付け演算手段によって重み付けられたピクセル画素値を上記トナー消費量算出手段に出力し、
    上記ピクセル画素値補正手段は、
    上記トナー補給量検知手段によって検知されたトナーの補給量に応じて、上記重み付け係数テーブルを補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. さらに、上記現像槽に対して、回転動作によってトナーを供給する回転部材を有するトナー補給部を備え、
    上記トナー補給量検知手段は、上記回転部材の回転数によってトナーの補給量を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. さらに、上記現像槽に対して、回転動作によってトナーを供給する回転部材を有するトナー補給部を備え、
    上記トナー補給量検知手段は、上記回転部材の累積回転時間によってトナーの補給量を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 上記ピクセル画素値補正手段は、上記トナー補給量検知手段によって検知されたトナー補給量が所定量に達する毎にピクセル画素値の補正を行うこと特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 上記トナー補給部内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段を備え、
    上記ピクセル画素値補正手段は、上記トナー残量検知手段によって検知したトナー残量が所定値以下であると判断した場合に、ピクセル画素値の補正を行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. さらに、上記現像槽に対して、回転動作によってトナーを供給すると共に、通信素子が取り付けられた回転部材と、
    上記通信素子と非接触に情報通信を行う通信装置と、
    上記通信素子と通信装置との間で行われる情報通信の通信状態を検出して、上記回転部材の回転角度を検知する回転角度検知部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 上記回転角度検知部は、上記情報通信に使用される通信波の受信強度の変化に基づいて、上記回転部材の回転角度を検知することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 上記回転角度検知部は、さらに、上記回転部材の回転量を検出することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 上記通信素子は、上記装着部材の管理情報を格納した記憶部と、アンテナ部と、を備えていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  11. 上記通信装置は、上記通信素子のアンテナ部と情報通信を行うための通信部を備え、
    上記通信部は、上記回転部材が一回転する間に、少なくとも一度は、上記アンテナ部に対向する位置に、配置されていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 上記アンテナ部及び通信部は、該アンテナ部と通信部とが対向した場合に、上記アンテナ部における通信の指向性と、上記通信部における通信の指向性とが、一致する、又は、平行となるように、設けられていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 上記回転部材は、内部に所定の内容物を収容していることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  14. 上記回転部材材は、内部に所定の内容物を収容し、
    上記アンテナ部と通信部とは、上記回転部材が一回転する間に、少なくとも一度は、上記回転部材内部の内容物を介して、対向するように配置されていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  15. 上記内容物は、現像剤であり、
    上記回転部材は、当該画像形成装置に現像剤を供給する現像剤補給容器であることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 上記現像剤補給容器は、上記現像剤を供給するための現像剤供給口を備え、
    上記現像剤補給容器は、上記現像剤供給口が所定の位置に配置されるように、回転動作を停止するようになっており、
    上記現像剤供給口が所定の位置に配置された場合に、上記アンテナ部と通信部とが対向することを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
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