JP2011013323A - 現像カートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像カートリッジの状態を判定する際に寸法誤差や外乱の影響を受けにくくする。
【解決手段】現像剤を収容する現像剤収容部(ケーシング104)と、現像剤収容部に収容された現像剤を担持する現像ローラ101とを備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な現像カートリッジ100である。現像カートリッジ100は、画像形成装置本体により検知される導体からなる検知部材(導体板170)を有し、検知部材は、画像形成装置からの駆動力によって、第1状態と、当該第1状態とは異なる第2状態とを取り得るように構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、現像カートリッジおよび画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、トナーを収容した現像カートリッジを用いて画像形成を行う。そして、現像カートリッジに設けられた現像ローラなどの使用量を管理して良好な画像品質を保証するため、現像カートリッジが交換されたときに、それが新品の現像カートリッジであるかどうかを検知する手段が求められている。また、現像カートリッジには、トナーが多く入った大容量タイプや、少なく入った小容量タイプがあり、これらの仕様を検知する手段も求められている。
これらの現像カートリッジの状態(新旧や種類など)を検知する従来技術としては、例えば、特許文献1のように、現像カートリッジに照射した光が反射されてくるか否かにより現像カートリッジの新旧を判定する技術が知られている。
また、特許文献2のように、現像カートリッジに設けられた突出部とプリンタ本体に設けられたアクチュエータとの当接の有無によって現像カートリッジの新旧を判定する技術が知られている。
特開2006−243073号公報 特開2006―267994号公報
しかしながら、特許文献1のように光学的に現像カートリッジの状態を判定する構成では、光を出射する部分や反射する部分が汚れてしまうと適切な判定ができないおそれがある。
また、特許文献2のように機械的な当接により現像カートリッジの状態を判定する構成では、画像形成装置内における現像カートリッジの位置決め精度が高く求められるという問題がある。
そこで、本発明は、現像カートリッジの状態を判定する際に寸法誤差や外乱の影響を受けにくくすることを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明は、現像剤を収容する現像剤収容部を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な現像カートリッジであって、前記画像形成装置本体により検知される導体からなる検知部材を有し、前記検知部材は、前記画像形成装置からの駆動力によって、当該現像カートリッジが新品であることを示す第1状態と、当該現像カートリッジが旧品であることを示す、前記第1状態とは異なる第2状態とを取り得るように構成されたことを特徴とする。
また、本発明は、現像剤を収容する現像剤収容部を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な現像カートリッジであって、前記画像形成装置本体により検知される磁性体からなる検知部材を有し、
前記検知部材は、前記画像形成装置からの駆動力によって、当該現像カートリッジが新品であることを示す第1状態と、当該現像カートリッジが旧品であることを示す、前記第1状態とは異なる第2状態とを取り得るように構成されたことを特徴とする。
このように、検知部材が導体や磁性体からなり、画像形成装置からの駆動力によって、検知部材は、現像カートリッジが新品であることを示す第1状態と、現像カートリッジが旧品であることを示し、第1状態と異なる第2状態とを取り得ることにより、画像形成装置本体で検知部材の状態を検出すると、画像形成装置本体が有するコイルに電磁誘導作用を引き起こし、コイルのリアクタンスが変化する。そのため、画像形成装置本体でコイルのリアクタンスの変化に伴う検出信号を検出することで、現像カートリッジの状態、例えば、新品か否かなどの状態を検出することができる。
なお、本発明にいう「検知部材の状態」というのは、検知部材の位置や形状などを含む意味である。
また、本発明は、このような現像カートリッジに対応した画像形成装置であって、前記した現像カートリッジと、前記現像カートリッジに駆動力を与える駆動力出力部と、コイルを含む閉回路と、前記閉回路の電流または電圧を検出する信号検出手段と、前記コイルのリアクタンスの変化に伴う、前記信号検出手段が検出した検出信号の変化に基づいて前現像カートリッジにおける前記検知部材が前記第1状態と前記第2状態のいずれにあるかを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
このような画像形成装置は、コイルを含む閉回路を有し、現像カートリッジの検知部材の状態、例えば、位置や形状の違いにより、このコイルに電磁誘導作用が変化し、リアクタンスが変化するので、リアクタンスの変化に伴う検出信号の変化に基づいて、現像カートリッジの状態を検出することができる。
本発明の現像カートリッジおよび画像形成装置によれば、検知部材の状態が変化することで、画像形成装置本体が有するコイルに電磁誘導作用を引き起こす。そのため、コイルのリアクタンスの変化に伴う検出信号の変化に基づいて現像カートリッジの状態を検出することができる。そして、電磁誘導作用を用いて検知部材の状態を検出するため、現像カートリッジや画像形成装置の寸法誤差や、塵埃などの外乱の影響を受ける可能性が低いという効果を奏する。
第1実施形態に係る現像カートリッジおよび画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 画像形成装置本体への現像カートリッジの着脱を説明する図である。 第1実施形態に係る現像カートリッジの構成を説明する側面図である。 第1実施形態に係る現像カートリッジの構成を説明する平面図である。 画像形成装置に設けられる閉回路の等価回路を示す図である。 現像カートリッジの新品判別のための検知部材が作動中の状態を示す側面図(a)と作動後の状態を示す側面図(b)である。 第1実施形態においてコイルのリアクタンスの変化を示すグラフである。 第1実施形態の変形例を示す現像カートリッジの側面図(a)と、リアクタンスの変化を示すグラフ(b)である。 第2実施形態に係る現像カートリッジの構成を説明する側面図(a)と、作動後の状態を示す側面図(b)である。 第3実施形態に係る現像カートリッジの構成を説明する側面図(a)と、作動後の状態を示す側面図(b)である。 第4実施形態に係る現像カートリッジの構成を説明する側面図(a)と、検知ギヤの拡大図(b)である。 第5実施形態に係る現像カートリッジの構成を説明する側面図(a)および断面図(b)と、作動後の状態を示す側面図(c)および断面図(d)である。 第6実施形態に係る現像カートリッジの構成を説明する側面図(a)と、作動後の状態を示す側面図(b)である。 第6実施形態に係る現像カートリッジの作動時のコイルのリアクタンス変化を示すグラフである。 第7実施形態に係る現像カートリッジの構成を説明する側面図(a)と、断面図(b)と、作動後の状態を示す断面図(c)である。 第7実施形態に係る現像カートリッジの作動時のコイルのリアクタンス変化を示すグラフである。 第8実施形態に係る現像カートリッジの構成を説明する側面図(a)と、断面図(b)と、作動後の状態を示す断面図(c)である。 第9実施形態に係る現像カートリッジの構成を説明する側面図(a)と、側面図(b)と、作動後の状態を示す側面図(c)である。 第9実施形態に係る現像カートリッジの作動時のコイルのリアクタンス変化を示すグラフである。 第10実施形態に係る現像カートリッジの検知ギヤの構成を説明する分解斜視図(a)と、第1導体片を内側から見た斜視図(b)と、現像カートリッジの作動前の状態を示す側面図(c)と、作動後の状態を示す側面図(d)である。 第11実施形態に係る現像カートリッジの構成を説明する側面図(a)と、断面図(b)と、作動後の状態を示す側面図(c)である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<レーザプリンタの全体構成>
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1は、画像形成装置本体の一例としての本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、用紙3の搬送や紙粉取りを行う各種ローラ11を備えている。そして、フィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって上方に寄せられ、各種ローラ11によって画像形成部5に搬送される。
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、定着部18などを備えている。
プロセスカートリッジ17は、図2に示すように、本体ケーシング2の前側に設けられたフロントカバー2Aを適宜開放することで、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。そして、このプロセスカートリッジ17は、現像カートリッジ100と、ドラムユニット30とで主に構成されている。
現像カートリッジ100は、ドラムユニット30に装着された状態で、本体ケーシング2に対して着脱自在となっている。図1に示すように、現像カートリッジ100は、現像ローラ101、層厚規制ブレード102、供給ローラ103および現像剤収容部の一例としてのケーシング104を主に備えている。
この現像カートリッジ100では、ケーシング104内のトナーが、アジテータ105で攪拌された後、供給ローラ103により現像ローラ101に供給され、このとき、供給ローラ103と現像ローラ101との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ101上に供給されたトナーは、現像ローラ101の回転に伴って、層厚規制ブレード102と現像ローラ101との間に進入し、さらに摩擦帯電されつつ、一定厚さの薄層として現像ローラ101上に担持される。
ドラムユニット30は、感光体ドラム31、スコロトロン型の帯電器32および転写ローラ33を主に備えている。そして、このドラムユニット30内において、感光体ドラム31の表面は、帯電器32により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ101の回転により、現像ローラ101上に担持されているトナーが、感光体ドラム31の表面上に形成される静電潜像に供給されて、感光体ドラム31の表面上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム31と転写ローラ33の間で用紙3が搬送されることで、感光体ドラム31の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
定着部18は、加熱ローラ41と、加熱ローラ41との間で用紙3を挟持する加圧ローラ42とを備えている。そして、このように構成される定着部18では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させている。なお、定着部18で熱定着された用紙3は、定着部18の下流側に配設される排紙ローラ45に搬送され、この排紙ローラ45から排紙トレイ46上に送り出される。
<現像カートリッジの新品検知のための構成>
現像カートリッジ100は、画像形成装置本体により、各部を作動させる駆動力が入力される。具体的には、図2に示すように、本体ケーシング2には、モータ52から駆動力が与えられる出力カップリング51が側壁に設けられ、現像カートリッジ100の側壁には、出力カップリング51と対応する位置に入力ギヤ110を有している。入力ギヤ110は、出力カップリング51と係合可能な入力カップリング115が一体に形成されている。これにより、入力ギヤ110は、出力カップリング51から駆動力を受けて図2における時計回りに回転駆動されるようになっている。
本体ケーシング2の側壁には、判定手段の一例としての制御手段80を構成する制御基板81が設けられ、現像カートリッジ100の側壁のアジテータ105の回転中心(図1、図3参照)のやや前方上寄りの位置に対応して、検知部材を検知するセンサの一例としてのコイル61が設けられている。コイル61は、制御手段80に接続され、コイル61に流れる電流が信号検出手段の一例としての電流計により(図示せず)測定されることで、後述するように現像カートリッジ100が未使用の新品か、既に使用されたことがある旧品かを判定するのに用いられる。
コイル61は、交流電源と接続された閉回路を形成し、等価回路で示せば、図5に示すようにインダクタンスLおよび抵抗Rを直列に接続した回路に交流電源63を接続した回路となる。この閉回路に流れる電流を測定することで、コイル61のリアクタンスの変化を検出することができる。なお、電流の測定は、直接には電圧を測定してもよいし、電流を測定することなく、測定した電圧値から現像カートリッジ100の新旧を判定しても構わない。
コイル61のリアクタンスは、コイル61に導体が近接している場合には、導体に発生する渦電流によりコイル61の磁束が弱められるため、導体が近接していない場合と比較すると小さくなる。そのため、コイル61に対し導体が近接または離間するなど位置関係が変わることで、コイル61のリアクタンスが変化し、導体の状態変化を検出することができる。
図3に示すように、現像カートリッジ100の左側の側面には、前記した入力ギヤ110の他に、現像ローラギヤ120、供給ローラギヤ130、中間ギヤ140、アジテータギヤ150および検知ギヤ160が、現像カートリッジ100のケーシングにそれぞれ回転可能に設けられている。なお、以下の説明において、特に断りが無い限り、部材は絶縁体かつ非磁性体、例えば、樹脂から構成されている。
現像ローラギヤ120は、現像ローラ101と同軸で一体に回転するように設けられ、入力ギヤ110と歯合している。
供給ローラギヤ130は、供給ローラ103(図1参照)と同軸で一体に回転するように設けられ、入力ギヤ110と歯合している。
中間ギヤ140は、入力ギヤ110とアジテータギヤ150の双方に歯合しており、入力ギヤ110の回転をアジテータギヤ150に伝達する機能を有する。
アジテータギヤ150は第1伝達部材の一例であり、アジテータ105の回転軸と同軸で一体に回転するように設けられている。
検知ギヤ160は、第1回転部材の一例であり、外周の一部にアジテータギヤ150と歯合する係合部の一例としてのギヤ歯部161と、このギヤ歯部161と同じ基準円上でギヤ歯が無く、アジテータギヤ150と係合不能な非係合部の一例としての欠歯部162とを有する。検知ギヤ160の側面には、周方向の一部に、検知部材の一例としての導体板170が嵌め込みまたは接着などにより取り付けられている。
これらの各ギヤ類は、入力カップリング115等、露出を要する部分を除いて図示しない樹脂製のギヤカバーにより覆われるが、ギヤカバーをケーシング104に固定するにあたっては、金属のネジを用いるのではなく、接着、溶着または嵌め込みなどにより固定するのが望ましい。金属などの導体がコイル61に近いと、コイル61による検知部材の検出に影響を与える可能性があるからである。
現像カートリッジ100のケーシング104は、図1および図3に示すように、現像ローラ101が収容された第1室の一例としての現像室104Aと、現像室104Aと隣接し、アジテータ105が収容された第2室の一例としてのトナー収容室104Bとを形成している。導体板170は、現像室104Aとトナー収容室104Bのうち、現像ローラ101の軸方向から見てトナー収容室104Bに対応する範囲に設けられている。
前記したコイル61は、図3に示すように、アジテータギヤ150の前方上寄りに位置しており、導体板170が検知ギヤ160の回転に伴う移動軌跡と側面視において重なるように配置されている。
図4に示すように、現像カートリッジ100に設けられる現像ローラ101には、現像バイアス電圧を印加するための電気接点108が右側の側面に突出して設けられている。
図2に示した制御手段80は、CPU、ROM、RAMなどを有し、閉回路に設けられる電流計からの電流値(検出信号)の変化が、所定の閾値を超えて大きく変化した場合に、新品であると判定するように構成されている。具体的には、新品の場合には、導体板170がコイル61の前を通過するので、このときにリアクタンスが下がり(電流値が上がり)、この電流値の絶対値または上昇幅が所定の閾値を超えて大きくなった場合に、新品であると判定し、所定の閾値を超えなかった場合には、旧品であると判定する。
また、制御手段80は、用紙3の搬送制御や、アジテータ105によるトナーの撹拌など、公知の一般的なプリンタの制御をも行うように構成されている。
以上のように構成されたレーザプリンタ1における、現像カートリッジ100の新旧の判定動作について説明する。
現像カートリッジ100が新品の場合、導体板170は、図3に示すような検知ギヤ160の回転軸の上方に位置している。この位置を導体板170の第1位置(第1状態)とする。
電源投入時や、印刷ジョブを制御手段80が受けたときなどに、制御手段80は、アジテータ105を所定時間回転させて撹拌するいわゆるガラ回し動作を実行させるが、このとき、出力カップリング51から入力ギヤ110に駆動力が伝達され、入力ギヤ110から、中間ギヤ140、アジテータギヤ150を介して検知ギヤ160に、それぞれ図3に示す矢印の方向で回転が伝えられる。検知ギヤ160は、図示反時計回りに回転し、図6(a)に示すようにコイル61に対面する向きまで回転した後、図6(b)に示すように欠歯部162がアジテータギヤ150に対面する向きまで回転したところでアジテータギヤ150から駆動力が伝達されなくなり、停止する。この図6(b)に示した導体板170の位置が第2位置(第2状態)である。
この過程において、コイル61のリアクタンスXは、導体板170がコイル61に対面するタイミングに対応して、図7に示すように一時的に小さくなるので、このときに検出される電流値が一時的に高くなり、制御手段80は、この電流値が例えば所定の閾値より高い場合に新品であると判定する。
そして、制御手段80は、現像カートリッジ100が新品であると判定された場合には、記憶していた印刷枚数のカウンタを0にリセットするなど、所定の動作を行う。
一方、現像カートリッジ100が旧品である場合には、以前に検知ギヤ160が回転したことがあり、検知ギヤ160は、図6(b)に示した、欠歯部162とアジテータギヤ150が対面する姿勢となっている。そのため、現像カートリッジ100にガラ回し動作が行われても、導体板170は第2位置のまま停止しているので、閉回路に流れる電流は変化せず、制御手段80は、現像カートリッジ100が旧品であると判定する。
このように、本実施形態のレーザプリンタ1によれば、ガラ回し動作に伴い導体板170が移動するかどうかで、コイル61のリアクタンスXの変化の有無が異なり、画像形成装置の閉回路に流れる電流値の変化の有無が異なるので、制御手段80で現像カートリッジ100の新旧を判定することができる。そして、この際に電磁誘導の作用を利用しているため、レーザプリンタ1の各部品の寸法誤差の影響や、塵埃などの外乱の影響を受けにくい。
そして、導体板170は、トナー収容室104Bに対応した範囲に設けられているので、電圧が加えられるために軸に金属等の導体を使用する現像ローラ101から離れた位置でコイル61により導体板170の移動を検出でき、検出精度に悪影響が出にくい。現像ローラ101の軸には、現像バイアスを受けるために、一般的に金属や導電性樹脂が用いられる。なお、現像室104Aには、金属製の軸を有する供給ローラ103や金属製の層厚規制ブレード102も設けられるため、本構成によれば、これらの部材から離れた位置でコイル61による導体板170の移動の検出が可能となる。
現像ローラ101に電圧を印加する電気接点108は、現像カートリッジ100の導体板170とは逆側の側面に設けられている。すなわち、導体板170と電気接点108とは離れているため、コイル61による導体板170の移動の検出に影響を与えにくい。
また、現像ローラ101に駆動力を入力するための入力カップリング115が、現像カートリッジ100の側面のうち、導体板170が設けられた側面と同じ側に配置されているため、導体板170を作動させる動力伝達経路を短くして、動力伝達機構をコンパクトにすることができる。
以上の第1実施形態において、導体板170は検知ギヤ160の回転に伴う移動軌跡と側面視においてコイル61と重なるように配置されているが、これは必須ではなく、コイル61での検出が可能である限り、導体板170の移動軌跡がコイル61の位置と多少ずれていてもよい。
そして、前記第1実施形態においては、現像カートリッジ100の新旧のみを判定するように構成されていたが、図8(a)に示すように、検知ギヤ160に導体板170を同じ円周上に2つ配置したものを用いてもよい。この場合には、図8(b)に示すように、判定動作時に、リアクタンスXが2回低くなるので、導体板170が2つ設けられたものであることを検出することができる。そこで、図3のように導体板170を1つ配置したものと、図8(a)に示すように2つ配置したものの2種類の現像カートリッジ100を仕様の判別用に設定すれば、現像カートリッジ100の種類、例えば、入っているトナーの量が大容量か小容量かの仕様の違いを判定することができる。
また、第1実施形態において、検知部材は、板形状の導体板170としたが、コイル61のリアクタンスの変化を検知可能な程度の大きさを有する限り、検知部材は、円柱状など他の形状であっても構わない。そして、検知部材としては、導体からなるものだけではなく、磁性体や、磁性体であってかつ導体であるものを用いることができる。検知部材に磁性体を用いる場合、導体の場合とは異なり、コイル61に近接したときにコイル61の磁束を強めるように働くので、リアクタンスXは増加する。また、検知部材に磁性体かつ導体を用いた場合にも、閉回路に印加する交流電流の周波数に応じてリアクタンスXが変化する。これらのいずれの場合にも、このリアクタンスXの変化により、現像カートリッジ100の状態を検出することができる。
以下、本発明の他の形態につき順次説明する。以下の各形態においては、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明し、第1実施形態と同様の部分については、同じ符号を付して説明を省略する。各形態においては検知部材として導体を用いる場合で説明するが、導体に代えて磁性体または導体かつ磁性体を用いることができる。
[第2実施形態]
図9(a)に示すように、第2実施形態の現像カートリッジ200は、第1実施形態の検知ギヤ160に代えて、ギヤ歯を用いない摩擦車260を採用したものである。摩擦車260は、側面視でD形の本体部261の外周に、ゴムリング262を巻き掛けることでアジテータギヤ150から受ける摩擦力で回転することができるようになっている。
このD形の摩擦車260の外周のうち、円周形状の円周部260Aが係合部であり、直線部260Bが非係合部である。摩擦車260は、円周部260Aのうち、図9(a)における最も左端、つまり、アジテータギヤ150との係り始めの部分でアジテータギヤ150と係合した姿勢となっている。
摩擦車260には、第1実施形態と同様の位置に導体板270が設けられている。
このような現像カートリッジ200によれば、図9(a)に示す新品の状態で、画像形成装置本体の出力カップリング51から、現像カートリッジ200の入力カップリング115に回転駆動力が入力されると、入力ギヤ110、中間ギヤ140およびアジテータギヤ150を介して摩擦車260に回転が伝えられる。そして、図9(b)に示すように、直線部260Bがアジテータギヤ150に対面する姿勢になったところで摩擦車260が停止する。この間に、導体板270がコイル61の前を通過するので、第1実施形態と同様にしてコイル61のリアクタンスXが変化する。この変化があった場合には、現像カートリッジ200が新品であると判定でき、変化が無い場合には旧品であると判定することができる。
[第3実施形態]
図10に示すように、第3実施形態の現像カートリッジ300は、検知部材を駆動するための駆動力の伝達にベルトを用いたものである。
現像カートリッジ300において、アジテータギヤ350は、同軸で一体にプーリ351を有し、プーリ351の前方には、プーリ352が設けられている。プーリ351とプーリ352の間には、ベルト353が巻き掛けられている。
ベルト353の上方には、円周部360A(係合部)と直線部360B(非係合部)を有する、側面視でD形の摩擦車360が設けられている。摩擦車360は、円周部360Aの反時計回り方向の先頭(図10(a)の下端付近)で上方からベルト353に圧接されている。
摩擦車360には、第1実施形態と同様の位置に導体板370が設けられている。
このような現像カートリッジ300によれば、図10(a)に示す新品の状態で、画像形成装置本体の出力カップリング51から、現像カートリッジ200の入力カップリング115に回転駆動力が入力されると、入力ギヤ110、中間ギヤ140、アジテータギヤ350およびプーリ351を介してベルト353に回転が伝えられる。ベルト353の回転は、摩擦力により摩擦車360に伝えられる。そして、図10(b)に示すように、直線部360Bがベルト353に対面する姿勢になったところで摩擦車360が停止する。この間に、導体板370がコイル61の前を通過するので、第1実施形態と同様にしてコイル61のリアクタンスXが変化する。この変化があった場合には、現像カートリッジ400が新品であると判定でき、変化が無い場合には旧品であると判定することができる。
[第4実施形態]
図11(a)に示すように、第4実施形態の現像カートリッジ400は、検知部材としてコイル470を用いたものである。コイル470は、導体であり、図11(b)に拡大して示すように、コイル470の末端同士が接続された閉回路となっている。コイル470は、検知ギヤ460の側面に印刷や転写により設けられる。検知ギヤ460は、第1実施形態の検知ギヤ160と同様に、ギヤ歯部461と欠歯部462を有している。
このような現像カートリッジ400によっても、第1実施形態と同様に、コイル61のリアクタンスXの変化により現像カートリッジ400が新品か旧品かを判定することができる。コイル470を用いた場合には、巻き数を調整することで、コイル61に与える影響を変化させることができるので、トナー収容量などの仕様の違いにより巻き数を変えておくことで、コイル61で測定されるリアクタンスXの変化量の大小に違いを出すことができ、コイル61で現像カートリッジ400の仕様を検知することも可能である。
[第5実施形態]
図12に示すように、第5実施形態の現像カートリッジ500は、検知部材が回転する部材ではなく、スライド移動する部材に設けられたものである。
現像カートリッジ500において、アジテータギヤ550は、同軸で一体に第2伝達部材の一例としてのピニオンギヤ551を有している。ピニオンギヤ551の前方には、前方かつ上方に向けて一直線に延びるスライド部材の一例としてのラックギヤ560が設けられている。ラックギヤ560はガイド568に係合して移動方向が案内されている。ラックギヤ560は、スライド方向に沿った一の平面上に、ピニオンギヤ551と歯合可能なギヤ歯部561(係合部)と、ギヤ歯が無い欠歯部562(非係合部)を有する。そして、ラックギヤ560は、側面視においてコイル61と重なるとともに、コイル61より上に位置する部分に、導体板570が設けられている。
このような現像カートリッジ500によれば、図12(a)に示す新品の状態で、画像形成装置本体の出力カップリング51から、現像カートリッジ200の入力カップリング115に回転駆動力が入力されると、入力ギヤ110、中間ギヤ140、アジテータギヤ550およびピニオンギヤ551を介してラックギヤ560に駆動力が伝えられる。ラックギヤ560は、ガイド568に沿って下方にスライド移動し、図12(b)に示すように、欠歯部562がピニオンギヤ551に対面する位置になったところで停止する。この間に、導体板570がコイル61の前を通過するので、第1実施形態と同様にしてコイル61のリアクタンスXが変化する。この変化があった場合には、現像カートリッジ500が新品であると判定でき、変化が無い場合には旧品であると判定することができる。
[第6実施形態]
図13(a)、(b)に示す、第6実施形態の現像カートリッジ600は、検知部材が現像カートリッジの側面視において移動しないが、現像ローラ101の軸方向に移動するものである。
現像カートリッジ600は、側壁に一段低い下段部604を有し、この下段部604に、アジテータギヤ150と係合するカバー用ギヤ660が歯合している。カバー用ギヤ660は、ギヤ部661と、ギヤ部661の周囲で周方向の一部にだけ突出する係止部材の一例としてのカバー部662を有し、これらが図示しないトルクリミッタにより所定の上限トルクで回転力を伝えられるように結合されている。
下段部604の側壁には、コイル61に対応した位置に、円形断面の穴部672が設けられ、穴部672内に円柱状の導体片670が配置されている。導体片670は、穴部672の底に配置されたスプリング678により外側に付勢されているが、図13(a)、(b)に示す新品状態においては、外側の端部がカバー部662により押さえられることで、外側に飛び出すのが止められている。このときのカバー部662の位置が係止位置である。導体片670の最も内側の端部には、フランジ671が設けられていて、カバー部662との係合が外れたときにもフランジ671が穴部672の開口の縁に引っ掛かることで導体片670がケーシング104から完全に脱落するのが防止されている。
このような現像カートリッジ600は、画像形成装置本体からの駆動力がアジテータギヤ150に伝わり、アジテータギヤ150の回転がカバー用ギヤ660に伝わると、カバー部662が回転し、カバー部662と導体片670の係合が外れる。すると、導体片670は、スプリング678の付勢力により外側に飛び出す。アジテータギヤ150が回転し続けると、カバー部662が飛び出した導体片670に引っ掛かることで、カバー部662が止まり、カバー部662とギヤ部661との間のトルクリミッタが滑り続ける。このときのカバー部662の位置が開放位置である。
このような動作により、導体片670は、コイル61から遠い第1位置(第1状態)から近い第2位置(第2状態)に急激に移動するので、図14に示すように、コイル61のリアクタンスXは、導体片670の移動時に急激に小さくなる。よって、制御手段80がこのリアクタンスXの変化に伴う電流値の変化を検出することで現像カートリッジ600が新品であると判定でき、変化が無い場合には旧品であると判定することができる。
[第7実施形態]
図15に示す第7実施形態の現像カートリッジ700は、現像ローラ101の軸方向に導体が移動する他の形態を示す例である。図15(a),(b)に示すように、現像カートリッジ700は、側壁に一段低い下段部704を有しており、この下段部704に左ネジのスタッドボルト760(雄ねじ)が固定されている。スタッドボルト760には、金属などの導体からなる第2回転部材の一例としての検知ギヤ770が螺合している。現像カートリッジ700は、新品状態において図15(b)に示すようにアジテータギヤ150と歯合している。
このような現像カートリッジ700は、画像形成装置本体からの駆動力がアジテータギヤ150に伝わり、アジテータギヤ150の回転が検知ギヤ770に伝わると、図15(a)において検知ギヤ770が反時計回りに回転して、スタッドボルト760上を下段部704に向けて徐々に移動していく。そして、図15(c)に示すように、アジテータギヤ150と検知ギヤ770の歯合が外れると、検知ギヤ770の回転が止まって、移動しなくなる。
このような動作により、検知ギヤ770は、コイル61から近い第1位置(第1状態)から遠い第2位置(第2状態)に徐々に移動するので、図16に示すように、コイル61のリアクタンスXは、検知ギヤ770の移動に伴い徐々に大きくなる。よって、制御手段80がこのリアクタンスXの変化に伴う電流値の変化を検出することで現像カートリッジ700が新品であると判定でき、変化が無い場合には旧品であると判定することができる。
なお、本実施形態において、スタッドボルト760の周りで検知ギヤ770が回転する形態を示したが、雄ねじと雌ねじの関係は逆でもよく、また、検知ギヤ770の全体ではなく一部のみが導体であってもよい。
[第8実施形態]
図17に示す第8実施形態の現像カートリッジ800は、現像ローラ101の軸方向に導体が移動するさらに他の形態を示す例である。図17(a),(b)に示すように、現像カートリッジ800は、側壁に左ネジを有するネジ軸863が回転可能に支持されており、ネジ軸863の外側にギヤ862がネジ軸863(雄ねじ)と一体に設けられている。ギヤ862は、中間ギヤ861と歯合し、中間ギヤ861はアジテータギヤ150と歯合している。
現像カートリッジ800の側壁は、ネジ軸863の部分に同軸で矩形断面の穴部872が形成されている。穴部872内で穴部872の開口端付近に、この穴部872の矩形断面に対応した輪郭を有するとともに、ネジ軸863と螺合した雌ねじを有する移動部材の一例としての導体片870が穴部872に嵌入した状態で配置されている。穴部872内のネジ軸863のうち穴部872の奥側の所定範囲は、ネジが切られていない軸部863Aとなっている。この軸部863Aの長さは、係合している導体片870の厚み(ネジ軸863の軸方向の大きさ)よりも大きくなっている。現像カートリッジ800の新品状態において、図17(b)に示すように導体片870は穴部872の開口端付近に位置している。
このような現像カートリッジ800は、画像形成装置本体からの駆動力がアジテータギヤ150に伝わり、アジテータギヤ150の回転がギヤ862に伝わると、図17(a)においてギヤ862が時計回りに回転して、導体片870がネジ軸863に沿って穴部872の奥へ向かって徐々に移動していく。そして、図17(c)に示すように、導体片870がネジ軸863の軸部863Aまで移動すると、導体片870が移動しなくなる。
このような動作により、導体片870は、コイル61から近い第1位置(第1状態)から遠い第2位置(第2状態)に徐々に移動するので、第7実施形態と同様に、コイル61のリアクタンスXは、検知ギヤ770の移動に伴い徐々に大きくなる。よって、制御手段80がこのリアクタンスXの変化に伴う電流値の変化を検出することで現像カートリッジ800が新品であると判定でき、変化が無い場合には旧品であると判定することができる。なお、本実施形態において、導体片870に対しネジ軸863が回転する形態を示したが、雄ねじと雌ねじの関係は逆でもよく、また、導体片870の全体ではなく一部のみが導体であってもよい。
[第9実施形態]
図18に示す第9実施形態の現像カートリッジ900は、画像形成装置本体からの駆動力が検知部材に伝わらなくなる他の形態を示すものである。すなわち、駆動力が検知部材に伝わる動力伝達経路において、動力伝達動作中に動力伝達のための係合が離脱するように構成されたものである。図18(a)に示すように、現像カートリッジ900は、側壁のうち、第1実施形態の検知ギヤ160が設けられた位置に回転板960が回転可能に設けられている。アジテータギヤ150には、ピン981が設けられ、ロッド980の一端がピン981を介してアジテータギヤ150と回転可能に係合している。ロッド980の他端は、長手方向の末端に開口した溝982を有し、この溝982が回転板960に設けられたピン961と係合している。
回転板960には、周方向の一部に導体板970が設けられ、現像カートリッジ900の新品状態において、導体板970は、コイル61に最も近接する位置に配置され、ピン981は、アジテータギヤ150の回転軸に対し、やや後方かつ上方に位置している。また、回転板960の下方には、ピン961との係合が外れたロッド980を受け止める受け台990が設けられている。
このような現像カートリッジ900は、画像形成装置本体からの駆動力がアジテータギヤ150に伝わり、アジテータギヤ150の回転がロッド980を前方に押し動かすと、図18(b)に示すようにロッド980の他端がピン961を押すことで回転板960を図における時計回りに回転させる。そして、ピン961がアジテータギヤ150から最も遠い位置に位置した後は、図18(c)に示すようにロッド980が後方に動くと共に、溝982からピン961が外れて、ロッド980が受け台990に落ちる。そのため、この後は、回転板960が回転しなくなる。
このような動作により、導体板970は、コイル61から近い第1位置(第1状態)から遠い第2位置(第2状態)に急激に遠ざかるので、図19に示すように、コイル61のリアクタンスXは、導体板970の移動に伴い急激に大きくなる。よって、制御手段80がこのリアクタンスXの変化に伴う電流値の変化を検出することで現像カートリッジ900が新品であると判定でき、変化が無い場合には旧品であると判定することができる。
[第10実施形態]
図20に示す第10実施形態の現像カートリッジAは、画像形成装置本体からの駆動力により導体の形状が変化する例である。
図20(a)、(b)に示すように、現像カートリッジAに用いられる検知ギヤA70は、現像カートリッジAの側壁に回転可能に支持され、外周にギヤ歯A72を有する第1導体片A71と、第1導体片A71と相対的に回転可能に軸支された外周にギヤ歯を有さない第2導体片A75を備える。第1導体片A71は、半円状の開口A73を有し、現像カートリッジAの左右方向内側に向けて突出する係合片A74が形成されている。第1導体片A71のギヤ歯A72は、アジテータギヤ150と歯合している。
第2導体片A75も半円状の開口A76を有し、現像カートリッジAの左右方向外側に向けて突出する係合片A77が形成されている。
現像カートリッジAの新品状態において、開口A73と開口A76とは重なるように配置され、開口A73と開口A76の反対側の導体部分同士も重なるように配置されている。そして、開口A73と開口A76とは、コイル61に対向する位置に配置されている。また、係合片A74と係合片A77とは、図20(c)に示すように第1導体片A71および第2導体片A75の回転中心を挟んで反対側(180°ずれた位置)に配置されている。検知ギヤA70のこの状態が第1状態である。
このような現像カートリッジAは、画像形成装置本体からの駆動力がアジテータギヤ150に伝わり、アジテータギヤ150の回転が第1導体片A71に伝わると、最初の180°は、第1導体片A71だけが回転し、係合片A74と係合片A77とが係合した後は、第1導体片A71と第2導体片A75とが一体となって回転し続ける。この第1導体片A71と第2導体片A75とが一体となった状態が第2状態である。導体片B70は、第2状態において、第1導体片A71および第2導体片A75が、一の方向から見て(側面視において)、回転中心の周囲の所定半径の円上において連続しているといえる。
このような動作により、現像カートリッジAが新品時の最初には、コイル61に開口A73および開口A76が対向しているが、検知ギヤA70の回転に伴い、図14のように、検知ギヤA70の導体部分がコイル61に対向したときから急激にコイル61のリアクタンスXが小さくなる。よって、制御手段80がこのリアクタンスXの変化に伴う電流値の変化を検出することで現像カートリッジAが新品であると判定でき、変化が無い場合には旧品であると判定することができる。
[第11実施形態]
図21に示す第11実施形態の現像カートリッジBは、画像形成装置からの駆動力が検知部材に伝わり続けるが、トルクリミッタにより、検知部材の位置が止められる形態である。すなわち、検知部材を第2位置に止める係止部材と、駆動力が検知部材に伝わる動力伝達経路に設けられたトルクリミッタとを備える形態である。
図21(a)、(b)に示すように、現像カートリッジBは、第1実施形態の検知ギヤ160と同様の位置に、アジテータギヤ150と歯合しているギヤB60が設けられ、さらに、ギヤB60と一体に回転する軸B61との間で所定の摩擦力を発生するように軸B61の外側に嵌められたカラーB71が設けられている。すなわち、軸B61とカラーB71との間では、所定の上限トルクでトルクが伝えられるようになっていて、これらでトルクリミッタを形成している。カラーB71には、周方向の一部に導体片B70が径方向に突出して形成されている。
導体片B70は、コイル61と対面可能な大きさでカラーB71の径方向外側に突出しており、現像カートリッジBの新品状態においては、図21(a)に示すように、軸B61に対し上方に位置している。これが導体片B70の第1位置である。軸B61の前方かつ下方には、回転する導体片B70と係合可能な位置にストッパB80が設けられている。ストッパB80は、現像カートリッジBの側壁に固定されている。
このような現像カートリッジBは、画像形成装置本体からの駆動力がアジテータギヤ150に伝わり、アジテータギヤ150の回転がギヤB60に伝わると、軸B61とカラーB71とが一体になったまま回転し、導体片B70も図21(a)における半時計回りに回転する。そして、図21(c)に示すように導体片B70がストッパB80に当接すると、導体片B70の回転が止められ、軸B61とカラーB71との間で滑り続ける。この状態が導体片B70の第2位置である。
このような動作により、現像カートリッジBの新品時には、コイル61の前を導体片B70が通過して、図7に示すように、一時的にコイル61のリアクタンスXが小さくなる。よって、制御手段80がこのリアクタンスXの変化に伴う電流値の変化を検出することで現像カートリッジBが新品であると判定でき、変化が無い場合には旧品であると判定することができる。
以上の各実施形態に例示したように、本発明によれば、導体や磁性体を第1状態(第1位置)から第2状態(第2位置)が変わることをコイル61により検出することにより、現像カートリッジの新旧や、仕様などの状態を検出することができる。そして、この検出は、電磁誘導の作用を利用しているので、レーザプリンタ1の各部品の寸法精度が高く要求されないとともに、塵埃の影響も受けにくいので、安定した判定が可能となる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、適宜変更して実施することが可能である。
例えば、画像形成装置として、モノクロプリンタのみを例示したが、カラープリンタ、複合機、コピー機などにも本発明を適用することができる。
また、現像カートリッジは、上述した、コイル61に大きく作用する導体または磁性体とは別に、位置などの状態が変化しない導体または磁性体が別途設けられていても構わない。
以下、上記の実施形態で説明したギヤなどの回転体について、さらに規定する。
本発明は、導体および磁性体以外の材料からなる回転体本体と、前記回転体本体における周方向の一部に設けられた導体と、回転駆動力が入力される動力入力部とを備えることを特徴とする現像カートリッジに用いられる回転体、例えばギヤや摩擦車、プーリなどとして提供することができる。
また、本発明は、導体および磁性体以外の材料からなる回転体本体と、前記回転体本体における周方向の一部に設けられた磁性体と、回転駆動力が入力される動力入力部とを備えることを特徴とする現像カートリッジに用いられる回転体、例えばギヤや摩擦車、プーリなどとして提供することができる。
1 レーザプリンタ
2 本体ケーシング
2A フロントカバー
3 用紙
51 出力カップリング
52 モータ
61 コイル
80 制御手段
81 制御基板
100 現像カートリッジ
101 現像ローラ
104 ケーシング
104A 現像室
104B トナー収容室
105 アジテータ
108 電気接点
110 入力ギヤ
115 入力カップリング
120 現像ローラギヤ
130 供給ローラギヤ
140 中間ギヤ
150 アジテータギヤ
160 検知ギヤ
161 ギヤ歯部
162 欠歯部
170 導体板

Claims (15)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容部を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な現像カートリッジであって、
    前記画像形成装置本体により検知される導体からなる検知部材を有し、
    前記検知部材は、前記画像形成装置からの駆動力によって、当該現像カートリッジが新品であることを示す第1状態と、当該現像カートリッジが旧品であることを示す、前記第1状態とは異なる第2状態とを取り得るように構成されたことを特徴とする現像カートリッジ。
  2. 現像剤を収容する現像剤収容部を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な現像カートリッジであって、
    前記画像形成装置本体により検知される磁性体からなる検知部材を有し、
    前記検知部材は、前記画像形成装置からの駆動力によって、当該現像カートリッジが新品であることを示す第1状態と、当該現像カートリッジが旧品であることを示す、前記第1状態とは異なる第2状態とを取り得るように構成されたことを特徴とする現像カートリッジ。
  3. 前記第1状態は、前記検知部材が、前記画像形成装置本体に設けられた、前記検知部材を検知するセンサと所定の位置関係を有する第1位置にある状態であり、前記第2状態は、前記検知部材が、前記第1位置とは異なる第2位置にある状態であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記検知部材は、前記駆動力により動く第1伝達部材から力が伝達されて回転する第1回転部材の周方向における一部に設けられ、
    前記第1回転部材は、一の基準円上に、前記第1伝達部材と係合可能な係合部と、前記第1伝達部材と係合不能な非係合部とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の現像カートリッジ。
  5. 前記検知部材は、前記駆動力により動く第2伝達部材から力が伝達されてスライド移動可能なスライド部材の一部に設けられ、
    前記スライド部材は、スライド方向に沿った一の平面上に、前記第2伝達部材と係合可能な係合部と、前記第2伝達部材と係合不能な非係合部とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の現像カートリッジ。
  6. 前記検知部材を前記第2位置へ向けて付勢する付勢部材と、
    画像形成装置本体から入力される駆動力により駆動され、前記検知部材を前記付勢部材の付勢力に抗して前記第1位置に止める係止位置と、前記付勢部材の付勢力により前記検知部材が前記第2位置へ移動するのを許容する開放位置との間で移動可能な係止部材を備えたことを特徴とする請求項3に記載の現像カートリッジ。
  7. 前記検知部材は、雄ねじまたは雌ねじに螺合して回転可能な第2回転部材に、または、第2回転部材として設けられ、
    前記駆動力により第2回転部材が回転されることで、前記検知部材が前記雄ねじまたは前記雌ねじの軸方向に沿って前記第1位置から前記第2位置へ移動されるように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の現像カートリッジ。
  8. 前記検知部材は、雄ねじまたは雌ねじに螺合して前記雄ねじまたは雌ねじの軸方向に沿って移動可能な移動部材に、または、移動部材として設けられ、
    前記駆動力により前記雄ねじまたは前記雌ねじが回転されることで、前記検知部材が前記第1位置から前記第2位置へ移動されるように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の現像カートリッジ。
  9. 前記検知部材は、前記第1状態と前記第2状態とで形状が異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジ。
  10. 前記検知部材は、画像形成装置本体から入力される駆動力により回転される第1導体片および第2導体片を有し、
    前記第1導体片および前記第2導体片は、前記第1状態において一の方向から見て少なくとも一部が重なっており、前記駆動力により前記第1導体片と前記第2導体片とが相対的に移動され、
    前記第2状態において、前記第1導体片および前記第2導体片は、一の方向から見て前記第1状態とは重なり状態が異なることを特徴とする請求項1に記載の現像カートリッジ。
  11. 前記検知部材は、画像形成装置本体から入力される駆動力により回転される第1磁性体片および第2磁性体片を有し、
    前記第1磁性体片および前記第2磁性体片は、前記第1状態において一の方向から見て少なくとも一部が重なっており、前記駆動力により前記第1磁性体片と前記第2磁性体片とが相対的に移動され、
    前記第2状態において、前記第1磁性体片および前記第2磁性体片は、一の方向から見て前記第1状態とは重なり状態が異なることを特徴とする請求項2に記載の現像カートリッジ。
  12. 前記現像剤収容部に収容された現像剤を担持する現像ローラを備え、
    前記現像剤収容部は、前記現像ローラが収容された第1室と、前記第1室に隣接し現像剤を撹拌する部材が収容された第2室とを有し、
    前記検知部材は、前記現像ローラの軸方向から見て前記第2室が形成された範囲に対応して設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジ。
  13. 前記現像剤収容部に収容された現像剤を担持する現像ローラを備え、
    前記現像ローラに電圧を印加する電気接点が前記現像剤収容部の一方の側面に設けられ、
    前記検知部材は、前記現像剤収容部の他方の側面に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジ。
  14. 前記現像剤収容部に収容された現像剤を担持する現像ローラを備え、
    前記現像ローラに駆動力を入力するための駆動力入力部が前記現像剤収容部の側面に設けられ、
    前記検知部材は、前記駆動入力部側の側面に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジ。
  15. 請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジに駆動力を与える駆動力出力部と、
    コイルを含む閉回路と、
    前記閉回路の電流または電圧を検出する信号検出手段と、
    前記コイルのリアクタンスの変化に伴う、前記信号検出手段が検出した検出信号の変化に基づいて前現像カートリッジにおける前記検知部材が前記第1状態と前記第2状態のいずれにあるかを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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