JP2004264749A - 画像形成装置、画像処理装置、及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置、画像処理装置、及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】幅広いユーザ層に対する色再現安定性を確保することができる画像形成装置及び画像処理装置等を提供する。
【解決手段】画像形成を行う画像形成手段と、所定の色材から色情報を読み取る手段と、前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御手段とを備えた画像形成装置において、前記安定化制御手段による色安定化制御の条件を任意に変更可能にしたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置及び画像処理装置等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の複写機は、プリンタなどと共にネットワークに接続されてMFP(Multi Function Printer)として用いられるものもある。このような環境では、ネットワークに接続される装置間でプリントされる画像の色合わせ、あるいはCRT等の表示器上に表示される画像の色とプリントされる画像の色とを合わせることが多く行われる。そして、そのためのカラーマネージメント手法が種々知られている。
【0003】
例えば、ICC(International Color Consortium)プロファイルを用いたカラーマネージメントでは、プリンタや複写機などの装置独自のICCプロファイルを作成することによりキャリブレーション(色合わせ、キャラクタライゼーション)を行い、これを用いて例えばパーソナルコンピュータ(PC)で色変換を行ってプリントデータを作成し、これをそのプロファイルに対応した装置に出力することにより、プリントされる画像の色と表示器等で表される画像の色とを合わせている。
【0004】
一般ユーザにおいても、プロファイルを作成するソフトウエアや測色器も市販されていることから、プリンタなどの画像形成装置が出力する色を目的の色にマッチングさせる環境が整いつつある。他のキャリブレーションとして、ICCプロファイルの多次元LUTによる色変換は用いず、階調性に関するガンマLUTの内容を変更して所望の階調特性を得るキャリブレーションも行われている。
【0005】
以上のようにカラーマネージメントは、同じ機種の複数の装置間や異なる機種間の出力色の差を抑制することができる点で有効な手法であり、その適用範囲は、上述のものばかりでなく、例えば、オフセット印刷機で印刷される色にプリンタでプリントされる色を合わせることによりプリンタを印刷の色校正に用いる場合にも適用されている。印刷機とプリンタそれぞれのICCプロファイルを用意すれば、PCのアプリケーション上で、例えば図21に示すようなカラーマネージメントが可能となる。
【0006】
図21に示すように、印刷機用ICCプロファイルとプリンタ用ICCプロファイルの内容は、測色器を用いたパッチの色測定に基づき、それぞれ印刷機及びプリンタに依存しない色空間である、例えばCIE L*a*b*色空間に対応付けて校正されており、これにより、印刷機で印刷する色とプリンタでプリントする色とを一致させることができる。そして、カラーマネージメントモジュール(CMM)は、これらのプロファイルを用いて色変換を行うことによりプリントデータを作成することができる。
【0007】
以上のように、測色器、アプリケーション、プロファイル作成ソフトなどのカラーマネージメント環境が整ったことにより、電子写真方式の画像形成装置を、上述したように印刷機の色校正に用いることがデザイン業界を中心に広がりつつある。
【0008】
このような画像形成装置の使われ方は、印刷の仕上がりをイメージすることができなくてはならず、当然のことながら色の再現性についての要求度が高い。そのため、複写機エンジン側の色再現性を調整することが極めて重要であり、単色の階調パッチを出力し、リーダ部で濃度を算出し、所望のターゲット(濃度リニア、明度リニアなど)となるように一次元LUT(階調補正テーブル)を作成するという処理が行われていた(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
さらに、転写体にパッチ像を形成し正反射センサでトナーの載り量(濃度)を換算し、その値をLUTまたはトナー補給関連の項目(ATR)にフィードバックし、ユーザの手を煩わすことなく色の安定性を維持していた(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平11−75067号公報
【特許文献2】
特開2002−72577号公報
【特許文献3】
特開2002−72574号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ネットワークに接続されるということは様々なユーザが接続できるということを意味し、上記のような色の再現性を重視しないユーザも存在していたり、上記公知例で実施されている色再現安定化制御に満足しないユーザも存在していた。
【0012】
より詳しく述べると、上記パッチ像を形成し、その濃度をLUTまたはトナー補給関連の項目にフィードバックするとしても、その頻度を高め過ぎてしまうとトナー消費量が多くなってしまいコスト的にデメリットとなってしまう。
【0013】
また、通常の色再現安定化制御手法による色再現安定性では満足しない高い色再現を求めるユーザも存在しており、更なる印刷の高画質高安定化が望まれていた。
【0014】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、幅広いユーザ層に対応した色再現安定性を確保することができる画像形成装置及び画像処理装置等を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置では、画像形成を行う画像形成手段と、所定の色材から色情報を読み取る手段と、前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御手段とを備えた画像形成装置において、前記安定化制御手段による色安定化制御の条件を任意に変更可能にしたことを特徴とする。
【0016】
本発明の画像処理装置では、画像形成を行う画像形成手段と、所定の色材から色情報を読み取る手段と、前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御手段とを備えた画像形成装置に対して、前記安定化制御の形態を指示する安定化制御指示手段を有する画像処理装置において、前記安定化制御指示手段は、外部より入力された情報に基づき、前記画像形成装置に対して前記安定化制御の形態を指示することを特徴とする。
【0017】
本発明の画像処理装置では、画像形成を行う画像形成手段、所定の色材から色情報を読み取る手段、及び前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御手段を備えた画像形成装置に対して、前記安定化制御の形態を指示する安定化制御指示手段と、外部より入力された情報を解析する解析手段とを有する画像処理装置であって、前記解析手段の解析結果に基づいて前記安定化制御の形態を自動で判別して前記画像形成装置に指示することを特徴とする。
【0018】
本発明の画像形成装置の制御方法では、画像形成を行う画像形成工程と、所定の色材から色情報を読み取る工程と、前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御工程とを備えた画像形成装置の制御方法において、前記安定化制御工程による色安定化制御の条件を任意に変更可能にすることを特徴とする。
【0019】
本発明の画像処理装置の制御方法では、画像形成を行う画像形成工程と、所定の色材から色情報を読み取る工程と、前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御工程とを備えた画像形成装置に対して、前記安定化制御の形態を指示する安定化制御指示工程を有する画像処理装置の制御方法において、前記安定化制御指示工程は、外部より入力された情報に基づき、前記画像形成装置に対して前記安定化制御の形態を指示することを特徴とする。
【0020】
本発明の画像処理装置の制御方法では、画像形成を行う画像形成工程、所定の色材から色情報を読み取る工程、及び前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御工程を備えた画像形成装置に対して、前記安定化制御の形態を指示する安定化制御指示工程と、外部より入力された情報を解析する解析工程とを実行する画像処理装置の制御方法であって、前記解析工程の解析結果に基づいて前記安定化制御の形態を自動で判別して前記画像形成装置に指示することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
[第1実施形態]
<画像形成装置の説明>
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置である、4色フルカラーのレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。
【0023】
図1中の801は、原稿画像が光学的に読み取られる位置まで原稿を搬送するための原稿給送装置であり、802は、原稿画像を読み取る光学読み取り装置であり、805は、原稿が載せられる原稿台ガラスである。これら各部材でリーダ部が構成されている。
【0024】
ここで、原稿給送装置801は、光学読み取り装置802と同期して駆動され、原稿給送装置801によって原稿が原稿台ガラス805上に移送されると、光学読み取り装置802は図中の左右方向に移動しながら原稿画像を走査し、適当な光学処理を加えた反射光を光電変換部804に送る。なお、803は画像形成を行うプリンタ本体である。
【0025】
第1の像担持体として感光体ドラム34が回転自在に支持されており、その外周部に沿って画像形成プロセスにしたがって画像形成を行うための画像形成手段が配置されている。
【0026】
この画像形成手段は任意のものを採用し得るが、本例では、感光体ドラム34表面を帯電する1次帯電器30と、カラー画像を色分解した光像、またはこれに相当する光像を感光体ドラム34上に照射して、感光体ドラム34上に画像の静電潜像を形成するレーザビーム露光装置などの露光手段35と、感光体ドラム34上の静電潜像を現像してトナー像として可視化する回転式現像装置32とを備えている。なお、回転式現像装置32には、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、ブラック(BK)の現像器が装着されている。
【0027】
このように感光体ドラム34上に形成されたトナー像は、第2の像担持体としての中間転写体33上に順次転写され、中間転写体33上で4色重ねられる(4色カラーモード時)。
【0028】
中間転写体33上に形成された4色のトナー像は、第2の転写手段としての2次転写装置36により、これに担持した転写材P上に一括転写される。4色分のトナー像が転写された転写材Pは、熱定着ローラ37で転写材P上のトナーが定着された後に、複写装置の機外に排出される。
【0029】
上記中間転写体33はベルト状のものを用い、ベルトを支持している4本のローラのうちの1本に対向してクリーニングブレード41を配置して、中間転写体33のクリーニングを行っている。
【0030】
なお、上記感光ドラムの径は84mmであり、中間転写体33の径は整数倍の168mmであり、従って周長は約527.52mmである。これによってA4、LTR、B5サイズなどのスモールサイズ(215.9mm以下の副走査幅)は、中間転写体33に2枚分(A面B面)の画像を転写し保持する。副走査幅が上記サイズを超えるB4、LGL、A3などを出力するときには1枚分の画像を中間転写体33に保持する。また、1次転写後のローラに対向するように濃度検知センサ26を配置している。
【0031】
<安定化制御>
次に、安定化制御手段について説明する。
【0032】
I.濃度検知センサ
濃度検知センサ26は、図2に示すように、光学センサである一対の発光素子26eと受光素子26fを備えており、発光素子26eから照射された光は、中間転写体33に形成したパッチ像27の表面で反射されて、その反射光を受光素子26fで受光する。受光素子26fからの受光信号は、濃度検知センサ制御部28に入力され、予めテーブル化してある受光信号−濃度の関係に基づいて、濃度を算出する。この算出された濃度情報を使って、後述するLUT生成部121によってLUT(ルックアップテーブル、階調補正テーブル)が作成される。
【0033】
II.リーダ階調補正
安定化制御にも様々な手法があり、ここでは紙上にパッチ像を出力し、リーダ部で検知する自動階調補正について紹介する。
【0034】
自動階調補正は、ユーザによって、重要な出力の前に行うキャリブレーションであり、これは、LUT(ルックアップテーブル、階調補正テーブル)なしの階調パッチを紙上に出力し、ユーザの手によってリーダ部に置かれた紙上の階調パッチを読み取り、濃度に変換する。入力信号に対して濃度がどのようになっているかを判断し、予め定められているターゲットになるように階調性を補正する(LUTを書き換える)ものである。
【0035】
III.エンジン階調補正
次に、上記紙上の安定化制御を画像形成装置本体内で自動的に行うことでユーザビリティを向上させる制御がある。上記紙上の安定化制御を毎日ユーザが実施することは考えにくく、ユーザのニーズは上記紙上の階調補正をフル自動化することであり、実際の画像形成装置では実施されているものが多い。
【0036】
具体的に述べると、あるタイミングに応じてLUTオフの階調パッチを感光ドラム34上に形成し、それを上記濃度検知センサ26で検出して濃度に変換し、予め定められているターゲットになるように階調を補正するテーブル、つまりLUTを書き換えることが行われてきた。上記あるタイミングとは、電源投入後、前ドア開閉後、規定枚数終了後、あるいは環境変動時などのタイミングである。
【0037】
IV.リアルタイム階調補正
上記2つの安定化制御は、ジョブ毎の色の安定化には優れているが、連続ジョブ中の色安定性の確保にはつながらない。連続ジョブ中は、現像器内のトナー特性の変化によって色の安定性を確保することが難しい。このような場合は、連続ジョブ中のジョブとジョブの間、すなわち紙間にトナーパッチを形成し、LUTを補正する制御を実行することで色の安定性を確保する。
【0038】
より具体的に説明すると、LUTを介したハーフトーンパッチをドラム34上に形成し、中間転写体33に転写し、上記濃度検知センサ26にて規定通りの濃度になっているかを確認する。規定通りになっていない場合には、その変動量に応じて、図3のような階調補正(以下、リアルタイム階調補正テーブルと記す)をLUTの前に登録する。つまり、0〜FFH(10進法で255)の30H(10進法で48)をドラム34上に形成し、規定濃度が0.3であるとする。そのときの実測濃度値が0.2で0.1足りない。そのような場合、30Hの部分で0.1相当の増加分を追加し、その他の部分については30Hの変更量に応じて増減をコントロールする。
【0039】
その他の階調においては、図3のテーブルに基づき、30H部は濃度値でずれ量100%の補正量、20H部は84%の補正量、といった具合に信号レベル毎の補正量を変更して階調補正を行っていく。このとき、視覚感度的にシャドウ部の変動よりもハイライトから中間調部分の変動の方が目立ち、より高度な安定性を求められるため、上記のようなハイライトから中間調重視のパッチ形成、及び制御を行っている。
【0040】
画像信号の流れとしては、上記リアルタイム階調補正テーブルを通過してから従来のLUT処理を行わなければならないが、上記リアルタイム階調補正テーブルとLUTを一つのLUTとしても、もちろん構わない。
【0041】
これらの制御により、連続ジョブ中に1パッチでLUTを修正し、次のページ印刷に間に合わせるようなリアルタイム階調補正が可能となる。
【0042】
<画像処理部の説明>
次に、画像処理部209の構成を説明する。図4は、画像処理部209の概略な構成例を示すブロック図である。
【0043】
図4において、CCD210は、原稿画像を600dpiで読み取り、読み取った画像をRGB信号として画像処理部209へ入力する。画像処理部209に入力されたRGB信号は、A/D変換器102によりデジタルRGB信号に変換される。A/D変換器102の出力側には、シェーディング補正部103、変倍部104、入力ダイレクトマッピング部105、出力ダイレクトマッピング部106、解像度変換部107、及び画像形成パターン処理部108が接続されている。
【0044】
シェーディング補正部103は、照明光量やレンズ光学系で発生する光量むら及びCCD210の画素の感度むらを補正し、変倍部104は、読取画像を拡大縮小する。入力ダイレクトマッピング部105は、ICCプロファイルに近い多次元LUTを有し、RGB信号をデバイスに依存しない色空間であるL*a*b*信号に変換する。
【0045】
出力ダイレクトマッピング部106は、L*a*b*信号を規定のCMYK信号に変換し、解像度変換部107は、600dpiのリーダ情報を必要に応じて1200dpiに変換する。プリントアウト信号の場合には、ユーザが設定した情報に基づき変換を行う。
【0046】
画像形成パターン処理部108は、ライン成長型ディザ及びドット集中型ディザ法による多値化機能を600dpiと1200dpiそれぞれ有し、CPU110の制御により画像形成パターンの選択を行う。画像形成パターン処理部108から出力されるCMYKの各信号はプリンタ部(エンジン)200へ送られる。なお、画像形成パターン処理部108においてプリンタ部200のガンマ特性を補正するためのLUTを用いた処理も行われる。
【0047】
LUTは各解像度並びに画像形成パターン毎に用意されている。LUT処理は、基本的にマトリクス演算等のパターン処理の前に行うのが普通である。また、画像形成パターン処理部108に含まれるLUTは、CPU110からの指示により書き換えが可能な構成になっており、リーダ階調補正時、並びにエンジン階調補正時、連続出力時のリアルタイム階調補正中に生成するLUTは、後述するLUT生成部121によってLUTが生成され、画像形成パターン処理部108へ送られ書き換える。
【0048】
リーダ部からのRGB信号、並びに画像形成装置内の濃度検知センサ26からの信号はLUT生成部121へ送られる。LUT生成部121の働きは、入力したRGB情報、濃度検知センサ26からの情報をそれぞれ濃度信号に変換し、出力したパッチ信号情報と濃度変換した濃度情報との関係で所望のターゲットになるように階調を補正するLUTを作成する。作成したLUTは、画像形成パターン処理部108へアップロードすることができる。
【0049】
CPU110は、ROM111に保持された制御プログラムに基づき、RAM112をワークメモリに使用して、画像処理部209の各構成を統括的に制御し、例えば、解像度変換部107や、画像形成パターン処理部108などへパラメータを設定する制御も行う。CPU110は、操作・表示部114や、外部装置と通信を行うためのネットワークI/F113を制御し、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。すなわち、CPU110は、システム全体を制するプロセッサである。
【0050】
HDD115はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、一般画像データ並びに出力済み画像データを保管する(ユーザ設定可能)。また、操作部114から本システムの使用者(ユーザ)が入力した情報をCPU110に伝える役割をする。ラスタイメージプロセッサ(RIP)116はPDLコードをビットマップイメージに展開し、L*a*b*またはCMYK信号を出力ダイレクトマッピング前後に信号を送る。
【0051】
<ユーザによる安定性項目の設定方法>
次に、ユーザにおける安定性項目の設定方法とその内容を説明する。
【0052】
図5は、プリントアウト時のプリンタドライバに存在する安定性設定画面であり、図6は、ユーザ設定の内容を示す図である。図5の設定画面と図6のユーザ設定が対応している。
【0053】
図6中のエンジン階調補正とは、先に説明したエンジン内で閉じる階調補正方法で、出力する前に実行することを特徴とする。安定性は向上するが、FPOT(First Print Out Time)が遅くなってしまう。
【0054】
リアルタイム階調補正は、ユーザの設定内容に応じて頻度を変更している。すなわち、ノーマル(NORMAL)モード時では、32枚に一回の頻度で実行する。つまり、スモールサイズ(A4、レターなど)時には中間転写体33に保持しているA面(奇数枚目)用画像とB面用(偶数枚目)画像の間に中間調パッチを形成するが、その頻度を各色32枚に一回実行するような設定になっている。
【0055】
安定モード時では、8枚に一回の頻度で実行するが、濃度検知センサ26は一つであるため、図7に示すようなシーケンスになり、プロダクティビティ(生産性)を低下させない最高頻度の系である。
【0056】
高安定モードのシーケンス図を図8に示す。安定モード時の偶数枚目にパッチ像を形成し次回の画像形成にフィードバックするため、毎紙間制御が可能になる。もちろんこのとき、各色のパッチ像は中間転写体33上で重ならないようにずらして印字する。また、2次転写装置36のバイアスを通常とは逆のバイアスをかけることで2次転写装置36側に転写させないことにしている。紙間は最大でも30mm程度しかなく、その間に2次転写に局所逆バイアスをかけることができないが、奇数枚目という通常画像領域を使った制御であるため逆バイアス制御が実行できる。中間転写体33上に残ったトナー像は、中間転写体33クリーニング機能によって回収される。
【0057】
なお、上記説明はスモールサイズを使って制御フローを説明したが、ラージサイズ(A3、11×13インチなど)でも同様の頻度になる。例えばNORMALモード及び安定モード時は、ラージサイズ記録後のロータリー回転が始まる前にパッチ像を形成すればよい。高安定モードの際には、ラージサイズ時のPPMを1/2にすること、すなわち中間転写体33の一周分を階調補正に使う。
【0058】
<本実施形態の安定化制御の流れ>
以下、本実施形態の安定化制御の流れについて、図9、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0059】
出力指示が到来した画像形成装置は(ステップS11)、ユーザによって操作部114上から指示された色の安定性に関する指示情報、あるいはプリンタドライバ上から指示された色の安定性に関する指示情報があるかを判断する(ステップS12)。指定なしの場合はNORMALモードへ振り分け、指定がある場合はそのモードに適した安定化制御方法で出力を行う。
【0060】
NORMALモードと判断された場合には(ステップS13及びステップS14)、現在のジョブが累積何枚目に相当するかを判断する(ステップS15)。そして、シアン(C)であるならば(1+32n)枚目の後に、マゼンタ(M)であるならば(3+32n)枚目の後に、イエロー(Y)であるならば(5+32n)枚目の後に、ブラック(BK)であるならば(7+32n)枚目の後にそれぞれパッチ像を形成し、そのパッチ像を濃度検知センサ26で検出後、LUT生成部121によってLUTを生成して、LUTを書き換える(リアルタイム階調補正)(ステップS16)。
【0061】
安定モードが選択された場合には(ステップS17,ステップS18)、NORMALモードと同様に、現在のジョブが累積何枚目に相当するかを判断する(ステップS19)。シアン(C)であるならば(1+8n)枚目の後に、マゼンタ(M)であるならば(3+8n)枚目の後に、イエロー(Y)であるならば(5+8n)枚目の後に、ブラック(BK)であるならば(7+8n)枚目の後にパッチ像を形成し、そのパッチ像を濃度検知センサ26で検出後、LUT生成部121によってLUTを生成して、LUTを書き換える(リアルタイム階調補正)。
【0062】
高安定モードを選択された場合には、そのジョブが1枚目かを判断し(ステップS21)、1枚目であるならば出力前にエンジン階調補正を実施する(ステップS22)。エンジン階調補正の実施後あるいは2枚目以降のジョブである場合は、高安定モードで画像を形成する(ステップS23)。その後に、ステップS24において通常次ジョブの印字領域に階調補正用のパッチ像を各色印字し、リアルタイム階調補正を実施する(ステップS25)。通常偶数枚目に相当する領域を安定化向上のために使用するため、PPM(1分当たりの出力枚数)は半減する。
【0063】
以上のような安定化制御モードの指示に従い画像を形成し、すべてのジョブの画像形成が終了した画像形成装置は(ステップS26)、前回のエンジン階調補正から100枚を超えていた場合(ステップS27)、エンジン階調補正を行って次ジョブに備える(ステップS28)。
【0064】
上記累積出力枚数はフルカラー出力枚数の積算であり、黒単色モードでの出力カウントは参照しない。黒単色モードでは、記憶色に代表されるような色相変動、彩度変動は加味する必要がなく、リアルタイム階調補正を実施するニーズは少ない。そのため本実施形態では黒単色モード時のリアルタイム階調補正は行わない。
【0065】
以上述べてきたように、色再現の安定化制御モードを用意し選択できるように構成したので、最適な安定化制御(エンジン階調補正、リアルタイム階調補正、パッチATR制御)により画像を形成させることができる。これにより、幅広いユーザ層に対する色再現安定性を確保できるので、例えば、プロダクティビティ(生産性)が低下しても安定性を重視するユーザと、コストとプロダクティビティを重視するユーザの両者に対するニーズを満たすなど、様々なユーザのニーズに対応できる画像形成装置を提供することが可能である。
【0066】
[第2実施形態]
第2実施形態では、高安定モード時にトナー補給量に関する制御(ATR制御)も行うことで、安定性をさらに向上させるようにしたものある。
【0067】
<ATR(トナー補給量)との組み合わせ>
高精度なトナー補給を実施し、安定性を高めるために、前記濃度検知センサ26を用いたATR制御(以下、パッチATR制御と記す)、並びに画像情報信号を積算しその値に応じてトナー補給を行う所謂ビデオカウント方式のATR制御(以下、ビデオカウントATR制御と記す)を採用している。メインの制御はビデオカウントATR制御で、トナー補給の過不足を判断するために一定枚数出力後にパッチATR制御を実施している。
【0068】
パッチATR制御とビデオカウントATR制御を併用している理由としては、ビデオカウントATR制御はあくまで予測制御であり、実際の出力信号値と消費量テーブルがデジタル的に適合することは難しい。このような予測制御を数百枚連続で行った場合には、誤差成分の積み重ねにより現像器内のトナーとキャリアの比(T/(T+C))が数%も変動を起こし、画像濃度が大幅に変化してしまう。デジタル的にLUTでリアルタイム階調補正を行うことである程度の効果は得られるが、不安定要素の発生源をなくすことも極めて重要である。
【0069】
よって本実施形態では、第1実施形態で述べた階調補正テーブルの書き換えと、予め定められているパッチATR制御の頻度とをユーザの安定化設定条件に応じて変更することを特徴とする。
【0070】
濃度検知センサ26は共通であるが、ATR制御用の処理(画像形成パターン)が異なるため、同じタイミング(同じパッチ画像を2パラメータ(LUTとATR)にフィードバックすること)で実施はできないが、パッチATR制御の頻度を上げることによって高精度トナー補給を実施して、前述した従来の課題を解決することができる。そのときの画像形成パターンは、可能な限りアナログに近いパッチ、例えば600線などの画像形成パターンを使用して実行することが望ましく、本実施形態では600線の画像形成パターンを採用している。よりアナログ的なパターンの方が、現像器内のトナー量との相関が高く、高精度に制御することができる。
【0071】
図11は、第2実施形態での制御一覧を示す図である。なお、パッチATR制御以外は第1実施形態同様であるため、説明を省略する。
【0072】
NORMALモード時並びに安定モード時には、累積出力枚数100毎にATR制御を実施する。パッチATR制御は、ビデオカウントATR制御の補正を行うことが目的である。より詳しく述べると、100枚出力中に積算されたビデオカウント信号とトナー補給テーブルからトナー補給量を算出し、トナー量とスクリューの回転数を対応させて補給しながら連続画像形成を行っているが、そのときのミスマッチ分がどの程度なのかをパッチATR制御が判断する。
【0073】
例えばパッチATR制御時にトナー量がMほど不足していると判断された場合、そのときに出力された枚数は100枚であるから、(M/100)が1枚当たりのミスマッチ分である。また、上記100枚出力中に供給されたトナー量をNとすると、(M/N)×100%が、この100枚出力中に何%のずれが生じていたかを表す。このずれ量を使って、従来のトナー補給テーブルに上記ずれ量%を掛け合わせてトナー補給テーブルを書き換え、101枚目からの出力に備える。
【0074】
また、トナー補給テーブルを書き換えた場合でも、100枚目までに生じたずれ量を補正することができない。そのため、上記1枚当たりのミスマッチトナー量(M/100)を、書き換えたトナー補給テーブルから算出した新しいトナー補給量に上乗せすることで現像器内のTC比を一定に保つ。
【0075】
なお、パッチATR制御時の濃度検知センサ26情報は濃度情報に変換され、濃度対TC比テーブルによって現在のTC比が算出される。キャリアの量は一定であることから、容易にトナー不足量Mを算出することができる。
【0076】
一方、高安定モードを指定された画像形成装置は、上記パッチATR制御を10枚に一回の頻度に増やし、現像器内のTC比を正確に合わせることになる。
【0077】
パッチATR制御時のパッチ画像は600線で形成しており、通常画像形成時には発生しないエッジ部の濃度勾配(以下エッジ特性)のある画像を形成してしまう。すなわち、階調補正時と同じサンプリング点数を取りたいのであれば、エッジ部のマージンを考慮し、パッチサイズを大きくすることが望ましい。
【0078】
また、本実施形態では、ATRパッチは所定枚数出力後に実行するが、使用エリアとしてはITB一周分を使用する。よってスモールサイズで2枚分、ラージサイズで1枚分の連続スピードダウンとなる。
【0079】
上記のような構成を採った理由として、パッチATR制御は600線のパッチ画像を形成しており、エッジ特性を考慮してリアルタイム階調補正のパッチサイズよりも大きくしなければならない。そのため本実施形態の画像形成装置では、スモールサイズの紙間(A面とB面の間)に形成できないためである。もちろん、中間転写体33長を長くし、紙間隔を広くしてパッチATR制御も紙間で行うこともが理論上可能であるが、その分連続出力スピード(例えばPPM)が低下してしまうため、本実施形態では上記のような構成を採っている。
【0080】
本実施形態では、上記パッチATR制御実行時には、階調補正を行わない構成としている。ATRの補正を実行するときにLUTの補正も実行したのでは、2重の補正になってしまい、10枚目と11枚目の差が大きい画像になってしまう可能性があるからである。もちろん、100枚に一回のパッチATR制御時においても階調補正と重なる場合はパッチATR制御を優先する。
【0081】
<第2実施形態の安定化制御の流れ>
以下、本実施形態の安定化制御の流れについて、図12、図13のフローチャートを使って説明する。なお、図9、図10に示した第1実施形態の安定化制御と同じ処理は同一の符合を付し、その説明を省略する。
【0082】
まずステップS31からステップS33においては、図9、図10で説明した前記ステップS11からステップS13と同様の処理を行った後、NORMALモードと判断された場合には、ステップS34でNORMALモードの画像形成指示が行われ、次のステップS35において、現在のジョブが累積何枚目に相当するかを判断する。
【0083】
そして、ステップS36へ進んで、シアン(C)であるならば(1+32n)枚目の後に、マゼンタ(M)であるならば(3+32n)枚目の後に、イエロー(Y)であるならば(5+32n)枚目の後に、ブラック(BK)であるならば(7+32n)枚目の後に、それぞれパッチ像を形成し、そのパッチ像を濃度検知センサ26で検出後、LUT生成部121によってLUTを生成し、LUTを書き換える(リアルタイム階調補正)。このとき、パッチATR制御が100枚に一回実施されることから(ステップS51,ステップS54)、ATR制御と重なるか否かの判断を行い、重なる場合にはATR制御を優先する。
【0084】
安定モードが選択された場合には(ステップS37)、ステップS38で安全モードの画像形成指示が行われ、次のステップS39において、NORMALモードと同様に、現在のジョブが累積何枚目に相当するかを判断する。そして、シアン(C)であるならば(1+8n)枚目の後に、マゼンタ(M)であるならば(3+8n)枚目の後に、イエロー(Y)であるならば(5+8n)枚目の後に、ブラック(BK)であるならば(7+8n)枚目の後にパッチ像を形成し、そのパッチ像を濃度検知センサ26で検出後、LUT生成部121によってLUTを生成して、LUTを書き換える(リアルタイム階調補正)。このとき、パッチATR制御が100枚に一回実施されることから(ステップS52,ステップS54)、ATR制御と重なるか否かの判断を行い、重なる場合にはATRを優先する。
【0085】
高安定モードを選択された場合には、そのジョブが1枚目かを判断し(ステップS41)、1枚目であるならば出力前にエンジン階調補正を実施する(ステップS42)。エンジン階調補正の実施後あるいは2枚目以降のジョブである場合は、高安定モードで画像を形成する(ステップS43)。その後に、ステップS44において通常次ジョブの印字領域に階調補正用のパッチ像を各色印字し、リアルタイム階調補正を実施する(ステップS45)。通常偶数枚目に相当する領域を安定化向上のために使用するため、PPM(1分当たりの出力枚数)は半減する。また、パッチATR制御が10枚に一回実施されることから(ステップS53,ステップS54)、10の倍数後の階調補正は中止し、ATR制御を優先する。
【0086】
以上のような安定化モードの指示に従い、画像形成を終了した画像形成装置は、前回のエンジン階調補正から100枚を超えていた場合、再びエンジン階調補正を行って次ジョブに備える。
【0087】
このように本実施形態では、安定性に関するモードを用意し、階調補正とATR制御を組み合わせることでさらに安定した画像形成装置を提供することができる。よって様々なユーザのニーズに対応でき、ユーザビリティが向上される。
【0088】
[第3実施形態]
第3実施形態では、安定化制御のパラメータをユーザに知らせ、この安定化制御パラメータをユーザが任意設定することができる仕組みを設けた画像形成装置を説明する。
【0089】
<安定化制御パラメータ指定>
図14は、第3実施形態に係る安定化制御パラメータの一覧を示す図であり、図15は、プリンタドライバ上でユーザが設定する安定化制御欄の表示画面を示す図である。
【0090】
この安定化制御欄で特徴的なのは、安定化制御をカスタムで設定できるメリットとデメリットを表記している点である。エンジン階調補正は、出力作業前に中間転写体33上に複数のパッチを形成し、濃度検知センサ26で濃度を検出して、階調補正テーブルを全色書き換えるため、1枚目から高精度に合わせ込むことができるが、最初のプリントアウトが遅くなってしまう。
【0091】
リアルタイム階調補正では、なし/40/32/24/16/8/7/5/3/1枚に一回の制御間隔を指定することができる。そのメリットは間隔が狭くなるほど高精度にあわせ込むことができる点にあるが、デメリットとしては、トナー消費量の問題と8枚目未満を設定した場合には、単位時間当たりの連続出力枚数が減ってしまう。
【0092】
ATR制御についても、100/80/60/40/20/10枚に一回の制御間隔を指定することができる。そのメリットは、不安定要因の一つを合わせ込むため制御エラーが起こりにくい点と、LUTにフィードバックする系よりも緩やかに回復するため、LUTによるデジタル的な制御段差は発生しない点がある。デメリットは、ATR制御は一回の制御に中間転写体1周分を使用するため、単位時間当たりの連続出力枚数が減ってしまう点と、トナー消費量が多くなる点が挙げられる。
【0093】
ユーザには、これらのメリットとデメリットの関係を十分に把握して設定してもらうため、設定時には図15に示すような説明文を表示する。ユーザによって操作部114から入力された安定化制御パラメータはHDD115に記憶されて、このパラメータに応じた安定化制御が実行される。
【0094】
本実施形態では、安定化制御パラメータをユーザが設定できるようにしたので、さらに幅広いユーザ層に対応できる画像形成装置を実現することが可能になる。
【0095】
[第4実施形態]
第4実施形態では、上記第3実施形態のユーザ選択方式ではなく、画像処理装置がPDLコードを解析し、そのファイル形式にて色安定性の重要度を判別し、安定化制御を行うことが特徴である。
【0096】
本実施形態では、上記各実施形態で説明した画像形成装置の構成において、図4に示した画像処理部209を画像処理装置とし、プリンタ部200等の残りの構成を画像形成装置として説明する。もちろん、上記各実施形態で説明した画像形成装置の外部に画像処理装置を接続する構成であってもよい。また、本実施形態では、DTP(デスクトップパブリッシング)で主流のPDL言語、ポストスクリプトレベルを例に説明を行う。
【0097】
図16は、ポストスクリプトファイルの内容を示す図であり、このポストスクリプトファイルは、単純なビットマップ画像をフォトレタッチソフトで作成し、出力先をファイルとして得られたポストスクリプトファイルの中身である。
【0098】
図中の「%%Title」の(itagaki.tif)は、印刷されるファイル名を示しており、「.tif」はtiff形式のビットマップファイルであることが判る。「%%Creator」はこのファイルを記述したプリンタドライバの名称などが記載され、「%%CreationDate」は作成された日時を表す。「%%For」は作成者名である。
【0099】
色を重視するアプリケーション、すなわち商品カタログなど、“情報を提供すること“がメインのアプリケーションソフトとして、フォトレタッチソフトや、ドローソフト、ページレイアウトソフトなどがある。上記ポストスクリプトファイルは、それらに適合したファイル形式が採用されている。
【0100】
一方、色を重視しない例としては、テキスト主体の“情報を伝達すること”が目的の画像データであることが多い。すなわち、テキスト文書(.txt)、マイクロソフト社の登録商標であるWord(.doc)、Excel(.xls)などがその代表例である。これらは色が区別できれば何ら差し支えない。
【0101】
画像処理部209内部のRIP116は、上記ファイル形式が、“情報を提供すること”がメインのアプリケーションで作成されたか、もしくは“情報を伝達すること”がメインのアプリケーションで作成されたかをPDLコードを解析して安定化制御条件(モード)を自動的に判別し、プリンタ部200へ送信する。このとき、FPOT並びにPPMが遅くなってしまう高安定モードの自動振り分けは採用せず、NORMALモード並びに安定モードのみとする。
【0102】
例えば、テキスト文書(.txt)で作成された画像データは、色を重視しないと判断され、第1及び第2実施形態で説明したNORMALモードで自動でチェックし、プリンタ部200へ送る。ユーザがチェックをしなくても画像データを解析し、自動で判別できる点が本実施形態の利点である。
【0103】
実際のフローは、プリントジョブを作成したユーザは、操作部114にて印刷命令を出す。画像処理装置のRIP116は受け取った画像データに、拡張子「.doc」、「.xls」、「.txt」を含むかを判断する。上記拡張子を含む場合は“NORMALモード”にし、含まない場合は“安定モード”に設定すればよい。これ以降のフローは第2実施形態同様であるため説明を省略する。
【0104】
以上のようなフローを行うことにより、色の安定性を重視しない画像をRIP116が自動で判別し、安定化制御条件(モード)を決定するため、ユーザの手を煩わすことなく主題に応じた画像形成が可能になる。
【0105】
さらに、上記“NORMALモード”としたファイル形式はWord、Excel、textのみとしたが、図17(a),(b)に示すようにテキスト重視(図17(a)参照)並びに色再現重視(図17(b)参照)など、ユーザの定義によって登録できる形にして、前述した従来の課題を解決してもよい。例えば、「.rtf」、「.mdb」などの拡張子を含む画像データは、“NORMALモード”と設定を登録することで、従来の課題を解決することができ、このような発展系においても本発明の範疇である。
【0106】
本実施形態によれば、PDLコードを解析することにより、最適な安定化制御(エンジン階調補正、リアルタイム階調補正、パッチATR制御)により画像を形成させることができる。これにより、幅広いユーザ層に対する色再現安定性を確保できる画像形成装置の実現が可能になる。
【0107】
[第5実施形態]
第5実施形態は、第4実施形態で用いたPDLコード解析方法を改良したものである。
【0108】
一般的なデザイン事務所や雑誌編集社を想定すると、色再現性を重視するデザイナーや、線画、テキスト文書などの一般事務を行っているユーザなど、ユーザによって色の重要性を判断できる場合が多い。すなわち、印刷ジョブが色を重視するかしないかをユーザ名で判断し、その判断基準に基づいてプリンタ側の安定化制御条件を変更すれば、前述した従来の課題を解決することができる。
【0109】
第4実施形態で述べたように、PDLコードには、例えば「%%For:itagaki.tomohisa」のように、ユーザ名が記述されている。このユーザ名情報を使って印刷精度を優先するユーザか、印刷時間を重視するユーザかを判断すればよい。例えば、ユーザ名とこれに対応した安定化制御の頻度を記録するユーザ安定化情報記憶手段を画像形成装置に新たに設け、ユーザからの安定化制御設定がない場合には、画像形成装置の初期設定モードで実行するのではなく、そのユーザにおける最も頻度の高い安定化制御で画像を形成するように制御すればよい。
【0110】
以上のような構成を採ることで、安定化制御の設定の煩わしさを解消しつつ、そのユーザの要求レベルに応じた画像を形成することができる。
【0111】
なお本発明は、上記各実施形態に限定されず種々の変更が可能である。例えばその変形例としては次のようなものがある。
【0112】
上記各実施形態では、ユーザによる安定性モードの選択、あるいはファイル形式、ユーザ名で判断した安定化制御モードに適合する安定化制御(エンジン階調補正、リアルタイム階調補正、パッチATR制御)で画像を形成させたが、安定化制御モードの判断基準は、例えば、両面ジョブであるか否かの情報や、イメージファイルが貼り付けてあるか否かの情報、アプリケーション名に関する情報などの情報を使って判断してもよい。
【0113】
また、両面印刷時においては、中折製本等を行ったときに隣り合う色が変化してしまうと品位が落ちてしまう。そのため、両面時の場合は“安定モード”といった判断をして画像を形成させてもよい。
【0114】
図18は、イメージファイルを印刷指示した時のPDL書式の一例を示す図である。この例は、フォトレタッチソフトにおいてCMYK画像を72dpiの解像度で、7×11pixelの画像を印刷した場合の例である。イメージファイルは、画素毎に画像データ値が記述されており(図19参照)、その情報を用いて写真画像が含まれていると判断すればよい。
【0115】
すなわち、PDLコードを解析し、イメージファイルが含まれている場合は、色再現性を重視するジョブであると判断する。そのため、安定化制御モードは、“安定モード”に設定すればよい。一方、イメージファイルが含まれていない場合は、“NORMAL”モードに設定すればよい。
【0116】
さらに、第4実施形態では、PDLコードを解析して拡張子を使って色の再現性が重視される印刷ジョブか否かを判断したが、アプリケーション名を使って判断してもよい。
【0117】
図20に示すPSコードは、アップル社のマッキントッシュ(以下Mac)OSから出力されたもので、アプリケーションは「Creator」に記載されているようにPhotoshop(登録商標)を用いている。このアプリケーション情報によって安定性重視か否かを判断すればよい。このような構成にすることで、拡張子を用いないMac形式のファイルを用いても色の重要性を容易に判断できる。以上のような構成を採ることでも、前述した従来の課題を解決することができる。
【0118】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、幅広いユーザ層に対する色安定性を確保することができるので、様々なユーザのニーズに対応できる画像形成装置等を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】濃度検知センサ26の概略構成図である。
【図3】リアルタイム階調補正テーブルを示す図である。
【図4】画像処理部209の概略な構成例を示すブロック図である。
【図5】プリントアウト時のプリンタドライバに存在する安定性設定画面を示す図である。
【図6】ユーザ設定の内容を示す図である。
【図7】第1実施形態に係る安定モード時のシーケンス概念図である。
【図8】第1実施形態に係る高安定モード時のシーケンス概念図である。
【図9】第1実施形態に係るフローチャートである。
【図10】第1実施形態に係るフローチャートである。
【図11】第2実施形態での制御一覧を示す図である。
【図12】第2実施形態に係るフローチャートである。
【図13】第2実施形態に係るフローチャートである。
【図14】第3実施形態に係る安定化制御パラメータの一覧を示す図である。
【図15】第3実施形態に係る安定化制御設定画面を示す図である。
【図16】本発明に係るポストスクリプトファイルの内容を示す図である。
【図17】本発明に係る、ユーザの定義によって登録できるファイル形式の一例を示す図である。
【図18】本発明に係るビットマップ画像のPDL記述の一例を示す図である。
【図19】本発明に係るビットマップ画像の構造説明図である。
【図20】本発明に係るPSコードの一例を示す図である。
【図21】従来例に係るカラーマネージメントフローを示す図である。
【符号の説明】
26 濃度検知センサ
30 1次帯電器
32 回転式現像装置
33 中間転写体33
34 感光体ドラム
35 露光手段
111 ROM
112 RAM
114 操作・表示部
115 HDD
116 ラスタイメージプロセッサ(RIP)
200 プリンタ部(エンジン)
209 画像処理部
210 CCD
802 光学読み取り装置
804 光電変換部

Claims (22)

  1. 画像形成を行う画像形成手段と、所定の色材から色情報を読み取る手段と、前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御手段とを備えた画像形成装置において、
    前記安定化制御手段による色安定化制御の条件を任意に変更可能にしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記色材は、光像に対応した像が形成される像担時体の通常画像域または通常非画像域に形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記色安定化制御の制御先は、前記色材の階調を補正するための階調補正テーブル、及び前記色材の補給量のうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記色安定化制御の任意条件は、該色安定化制御の実行タイミング、サンプリング時間、サンプリング回数、作像パッチ数、作像パッチサイズのうちの少なくとも一つを変更することを特徴とする請求項1乃至3記載の画像形成装置。
  5. 前記通常画像域に色材を形成する場合には、複数の色材を形成してその各色材毎の安定化制御を実行することを特徴とする請求項2乃至4記載の画像形成装置。
  6. 前記色材の補給量の制御タイミングと、前記階調補正テーブルの制御タイミングとが重なったときには、前記色材の補給量の制御を優先することを特徴とする請求項3乃至5記載の画像形成装置。
  7. 画像形成を行う画像形成手段と、所定の色材から色情報を読み取る手段と、前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御手段とを備えた画像形成装置に対して、前記安定化制御の形態を指示する安定化制御指示手段を有する画像処理装置において、
    前記安定化制御指示手段は、外部より入力された情報に基づき、前記画像形成装置に対して前記安定化制御の形態を指示することを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記入力された情報を記憶する記憶手段を設け、
    前記記憶手段に記憶された情報に応じた前記安定化制御の形態を前記画像形成装置に対して指示することを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 画像形成を行う画像形成手段、所定の色材から色情報を読み取る手段、及び前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御手段を備えた画像形成装置に対して、前記安定化制御の形態を指示する安定化制御指示手段と、外部より入力された情報を解析する解析手段とを有する画像処理装置であって、
    前記解析手段の解析結果に基づいて前記安定化制御の形態を自動で判別して前記画像形成装置に指示することを特徴とする画像処理装置。
  10. ユーザ情報とそれに対応した安定化制御の形態情報とが記憶された記憶手段を設け、
    前記解析手段で解析されたユーザ情報に基づき、前記記憶手段の記憶内容を参照して、前記画像形成装置に指示すべき安定化制御の形態を判別することを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 前記外部より入力された情報は、ファイル名、ユーザ名、アプリケーション名、ファイル形式、データ属性、または記述コードのいずれかであることを特徴とする請求項7乃至10記載の画像処理装置。
  12. 画像形成を行う画像形成工程と、所定の色材から色情報を読み取る工程と、前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御工程とを備えた画像形成装置の制御方法において、
    前記安定化制御工程による色安定化制御の条件を任意に変更可能にすることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  13. 前記色材は、光像に対応した像が形成される像担時体の通常画像域または通常非画像域に形成することを特徴とする請求項12記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 前記色安定化制御の制御先は、前記色材の階調を補正するための階調補正テーブル、及び前記色材の補給量のうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項12または13記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 前記色安定化制御の任意条件は、該色安定化制御の実行タイミング、サンプリング時間、サンプリング回数、作像パッチ数、作像パッチサイズのうちの少なくとも一つを変更することを特徴とする請求項12乃至14記載の画像形成装置の制御方法。
  16. 前記通常画像域に色材を形成する場合には、複数の色材を形成してその各色材毎の安定化制御を実行することを特徴とする請求項13乃至15記載の画像形成装置の制御方法。
  17. 前記色材の補給量の制御タイミングと、前記階調補正テーブルの制御タイミングとが重なったときには、前記色材の補給量の制御を優先することを特徴とする請求項14乃至16記載の画像形成装置の制御方法。
  18. 画像形成を行う画像形成工程と、所定の色材から色情報を読み取る工程と、前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御工程とを備えた画像形成装置に対して、前記安定化制御の形態を指示する安定化制御指示工程を有する画像処理装置の制御方法において、
    前記安定化制御指示工程は、外部より入力された情報に基づき、前記画像形成装置に対して前記安定化制御の形態を指示することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  19. 前記入力された情報を記憶する記憶手段に記憶された情報に応じた前記安定化制御の形態を前記画像形成装置に対して指示することを特徴とする請求項18記載の画像処理装置の制御方法。
  20. 画像形成を行う画像形成工程、所定の色材から色情報を読み取る工程、及び前記読み取られた色情報に基づいて前記画像形成時における色の安定化制御を行う安定化制御工程を備えた画像形成装置に対して、前記安定化制御の形態を指示する安定化制御指示工程と、外部より入力された情報を解析する解析工程とを実行する画像処理装置の制御方法であって、
    前記解析工程の解析結果に基づいて前記安定化制御の形態を自動で判別して前記画像形成装置に指示することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  21. ユーザ情報とそれに対応した安定化制御の形態情報とが記憶された記憶手段の記憶内容を参照して、前記解析工程で解析されたユーザ情報に基づき、前記画像形成装置に指示すべき安定化制御の形態を判別することを特徴とする請求項20記載の画像処理装置の制御方法。
  22. 前記外部より入力された情報は、ファイル名、ユーザ名、アプリケーション名、ファイル形式、データ属性、または記述コードのいずれかであることを特徴とする請求項18乃至21記載の画像処理装置の制御方法。
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