JP2005167550A - 画像形成装置、校正方法及びそのプログラム - Google Patents

画像形成装置、校正方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 生産性を維持しつつ、良好な色校正を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】 プリンタ装置10は、複数の画像を連続的に印刷する画像形成装置であり、記録用紙に印刷されたテスト画像に基づいて色校正処理を行う実測校正手段と、予め決定された基準値に基づいて色校正処理を行う予測校正手段と、実測校正手段又は予測校正手段に色校正処理を行わせる制御手段とを有する。この制御手段は、記録用紙を切り替えて複数の画像が印刷される場合に、既定の記録用紙が用いられるときには実測校正手段に色校正処理を行わせ、他の記録用紙が用いられるときには予測校正手段に色校正処理を行わせる。
【選択図】図7

Description

本発明は、色校正を行う画像形成装置に関する。
例えば、特許文献1は、n枚の画像を連続的に形成している最中にキャリブレーションを行うことが必要である場合は、像形成処理を中断しキャリブレーション処理を実行し、このキャリブレーション処理終了後に像形成処理を再開する画像処理方法を開示する。また、特許文献2は、プリンタの使用中に規則的な間隔でカラーパッチを印刷し、このカラーパッチをセンサで検出し、検出された色に基づいて色校正値を決定する方法を開示する。
特許第3150305号公報 特開平10−224653号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、良好な色校正を実現する画像形成装置を提供することを目的とする。
[画像形成装置]
上記目的を達成するために、本発明にかかる画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する像形成手段と、前記記録媒体に形成された画像に基づいて、色校正処理を行う第1の校正手段と、予め定められた基準値に基づいて、色校正処理を行う第2の校正手段と、複数種類の記録媒体の中から、いずれかの記録媒体を前記像形成手段に供給する媒体供給手段と、前記媒体供給手段により少なくともいずれか1種の記録媒体が供給される場合に、前記第1の校正手段による色校正処理を許可し、前記媒体供給手段により少なくともいずれか他の1種の記録媒体が供給される場合に、前記第1の校正手段による色校正処理を禁止し、前記第2の校正手段による色校正処理を許可する制御手段とを有する。
好適には、前記第2の校正手段は、前記第1の校正手段による色校正処理において生成された数値を前記基準値として色校正処理を行う。
好適には、前記像形成手段は、複数の画像を連続的に形成し、前記制御手段は、前記像形成手段により連続的な画像形成処理が開始される前に、前記第1の校正手段に色校正処理を行わせ、前記像形成手段により連続的な画像形成処理が行われている時に、前記第2の校正手段に色校正処理を行わせる。
好適には、前記像形成手段は、少なくとも1つの画像が形成される処理単位を連続して複数実行することにより、複数の画像を連続的に形成し、前記制御手段は、前記像形成手段により実行される処理単位の切替えに応じたタイミングで、前記第1の校正手段に色校正処理を行わせ、前記像形成手段により処理単位が実行されている時に、前記第2の校正手段に色校正処理を行わせる。
好適には、少なくとも色校正用の画像データを取得する取得手段と、前記像形成手段により画像が形成された記録媒体を搬送する搬送路とをさらに有し、前記像形成手段は、前記取得手段により取得された色校正用の画像データに基づいて、少なくとも色校正用の画像を前記記録媒体に形成し、前記第1の校正手段は、前記搬送路に設けられ、前記記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいてこの画像の特徴量を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された特徴量に基づいて、色校正の校正値を決定する校正値決定手段とを有する。
好適には、利用者から要求された画像形成処理は、複数の処理単位に分割され、前記像形成手段は、複数に分割された処理単位を順に実行し、前記第1の校正手段は、前記像形成手段により実行されている処理単位と並行して、後続の処理単位のための色校正処理の少なくとも一部を行う。
好適には、前記第1の校正手段は、前記像形成手段により記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいてこの画像の特徴量を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された特徴量に基づいて、色校正の校正値を決定する校正値決定手段とを有し、前記第1の校正手段は、前記像形成手段により実行されている処理単位と並行して、後続の処理単位のための前記検出手段による検出処理及び前記校正値決定手段による校正値決定処理の少なくとも一方を行う。
好適には、利用者から要求された画像形成処理は、複数の処理単位に分割され、前記像形成手段は、実行中の処理単位に、後続の処理単位のための色校正処理で用いられる色校正用の画像の形成処理を割り込ませ、前記第1の校正手段は、前記像形成手段により形成された色校正用の画像に基づいて、後続の処理単位のための色校正処理を行う。
好適には、前記媒体供給手段は、色校正用の画像形成処理を実行中の処理単位に割り込ませる場合に、後続の処理単位で用いられる記録用紙を前記像形成手段に供給する。
好適には、前記像形成手段は、記録媒体の種類に応じて画像形成の動作モードを切り替え、前記媒体供給手段は、前記色校正用の画像形成処理に用いる記録媒体として、実行中の処理単位における動作モード及び後続の処理単位で用いられる記録媒体の種類に応じた記録媒体を前記像形成手段に供給する。
好適には、前記像形成手段は、形成された画像を前記記録媒体に転写する位置まで搬送する像担持体を有し、この像形成手段は、前記動作モードとして、前記像担持体による画像の搬送速度又は前記像担持体に担持された画像の間隔の少なくとも一方を切り替え、前記媒体供給手段は、前記像担持体による画像の搬送速度又は前記像担持体に担持された画像の間隔の少なくとも一方に適合した記録媒体を供給する。
好適には、記録媒体に形成された画像の発色特性が変動する変動要因を監視する要因監視手段をさらに有し、前記制御手段は、前記要因監視手段により監視される変動要因が既定の範囲を越えた場合に、前記第1の校正手段による色校正処理を許可し、これ以外の場合に、前記第1の校正手段による色校正処理を禁止する。
好適には、前記像形成手段は、記録媒体に複数色のトナー像を形成し、形成されたトナー像を記録媒体に定着させ、前記第1の校正手段は、定着処理がなされた画像に基づいて、色校正処理を行う。
好適には、前記制御手段は、利用者の選択に応じて前記第1の校正手段又は前記第2の校正手段に色校正処理を行わせる。
また、本発明にかかる画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する像形成手段と、前記記録媒体に形成された画像に基づく第1の色校正処理と、予め定められた基準値に基づく第2の色校正処理とを行う校正手段と、複数種類の記録媒体の中から、いずれかの記録媒体を前記像形成手段に供給する媒体供給手段と、前記校正手段に対して、前記媒体供給手段により供給される少なくともいずれか1種の記録媒体について前記第1の色校正処理を許可し、前記媒体供給手段により供給される少なくともいずれか他の1種の記録媒体について前記第1の色校正処理を禁止し、前記第2の色校正処理を許可する制御手段とを有する。
また、本発明にかかる画像形成装置は、複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置であって、複数の前記処理単位を順に実行して、複数の画像を形成する像形成手段と、前記記録媒体に形成された画像に基づいて、色校正処理を行う校正手段と、前記像形成手段により実行されている処理単位と並行して、後続の処理単位のための色校正処理の少なくとも一部を行うよう前記校正手段を制御する制御手段とを有する。
また、本発明にかかる画像形成装置は、複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置であって、複数の前記処理単位を順に実行して、記録媒体に画像を形成する像形成手段と、前記像形成手段に対して、実行中の処理単位に、後続の処理単位のための色校正処理で用いられる色校正用の画像の形成処理を割り込ませる制御手段と、前記記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいて、色校正処理を行う校正手段とを有する。
[校正方法]
また、本発明にかかる校正方法は、画像を記録媒体に形成する画像形成装置の校正方法であって、記録媒体に画像を形成し、少なくともいずれか1種の記録媒体について、前記記録媒体に形成された画像に基づく第1の色校正処理を行い、少なくともいずれか他の1種の記録媒体について、予め定められた基準値に基づく第2の色校正処理を行う。
また、本発明にかかる校正方法は、複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置の校正方法であって、複数の前記処理単位を順に実行し、実行されている処理単位と並行して、後続の処理単位のための色校正処理の少なくとも一部を行う。
また、本発明にかかる校正方法は、複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置の校正方法であって、前記処理単位を順に実行することにより、記録媒体に画像を形成し、実行中の処理単位に、後続の処理単位のための色校正処理で用いられる色校正用の画像の形成処理を割り込ませ、記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいて、色校正処理を行う。
また、本発明にかかる画像形成装置の校正方法は、画像を記録媒体に形成する画像形成装置の校正方法であって、連続的な画像形成処理が開始される前に、前記記録媒体に色校正用の画像を形成し、この記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいて色校正処理を行い、連続的な画像形成処理が開始された後に、予め定められた基準値に基づいて色校正処理を行う。
[プログラム]
また、本発明にかかるプログラムは、画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、記録媒体に画像を形成するステップと、少なくともいずれか1種の記録媒体について、前記記録媒体に形成された画像に基づく第1の色校正処理を行うステップと、少なくともいずれか他の1種の記録媒体について、予め定められた基準値に基づく第2の色校正処理を行うステップとを前記画像形成装置に実行させる。
また、本発明にかかるプログラムは、複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置において、複数の前記処理単位を順に実行するステップと、実行されている処理単位と並行して、後続の処理単位のための色校正処理の少なくとも一部を行うステップとを前記画像形成装置に実行させる。
また、本発明にかかるプログラムは、複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置において、前記処理単位を順に実行することにより、記録媒体に画像を形成するステップと、実行中の処理単位に、後続の処理単位のための色校正処理で用いられる色校正用の画像の形成処理を割り込ませるステップと、記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいて、色校正処理を行うステップとを前記画像形成装置に実行させる。
また、本発明にかかるプログラムは、画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、連続的な画像形成処理が開始される前に、前記記録媒体に色校正用の画像を形成し、この記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいて色校正処理を行うステップと、連続的な画像形成処理が開始された後に、予め定められた基準値に基づいて色校正処理を行うステップとを前記画像形成装置に実行させる。
本発明の画像形成装置によれば、生産性を維持しつつ、良好な色校正を行うことができる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態を説明する。
まず、本発明が適用されるプリンタ装置10について説明する。
図1は、タンデム型のプリンタ装置(画像形成装置)10の構成を示す図である。
図1に示すように、プリンタ装置10は、画像読取ユニット12、画像形成ユニット14、中間転写装置16、複数の用紙トレイ17、用紙搬送路18、定着器19及び画像処理装置20を有する。このプリンタ装置10は、パーソナルコンピュータ(不図示)などから受信した画像データを印刷するプリンタ機能に加えて、画像読取装置12を用いたフルカラー複写機としての機能、及び、ファクシミリとしての機能を兼ね備えた複合機であってもよい。なお、本実施形態では、複数の感光体ドラム152が設けられたタンデム型のプリンタ装置10を具体例として説明するが、これに限定されるものではなく、例えば、感光体ドラム152が1つだけ設けられたプリンタ装置であってもよい。
まず、プリンタ装置10の概略を説明すると、プリンタ装置10の上部には、画像読取装置12及び画像処理装置20が配設され、画像データの入力手段として機能する。画像読取装置12は、原稿30に表示された画像を読み取って、画像処理装置20に対して出力する。画像処理装置20は、画像読取装置12から入力された画像データ、又は、LANなどのネットワーク回線を介してパーソナルコンピュータ(不図示)等から入力された画像データに対して、階調補正及び解像度補正などの画像処理を施し、画像形成ユニット14に対して出力する。
画像読取装置12の下方には、カラー画像を構成する色に対応して、複数の画像形成ユニット14が配設されている。本例では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応して第1の画像形成ユニット14Y、第2の画像形成ユニット14M、第3の画像形成ユニット14C及び第4の画像形成ユニット14Kが、中間転写装置16に沿って一定の間隔を空けて水平に配列されている。中間転写装置16は、中間転写体としての中間転写ベルト160を図中矢印Aの方向に回転させ、これら4つの画像形成ユニット14Y、14M、14C、14Kは、画像処理装置20から入力された画像データに基づいて各色のトナー像を順次形成し、これら複数のトナー像が互いに重ね合わせられるタイミングで中間転写ベルト160に転写(一次転写)する。なお、各画像形成ユニット14Y、14M、14C、14Kの色の順序は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の順に限定されるものではなく、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の順序など、その順序は任意である。
用紙搬送路18は、中間転写装置16の下方に配設されている。第1の用紙トレイ17a又は第2の用紙トレイ17bから供給された記録用紙32a又は32bは、この用紙搬送路18上を搬送され、上記中間転写ベルト160上に多重に転写された各色のトナー像が一括して転写(二次転写)され、転写されたトナー像が定着器37によって定着され、外部に排出される。
次に、プリンタ装置10の各構成についてより詳細に説明する。
図1に示すように、画像読取ユニット12は、原稿30を載せるプラテンガラス124と、この原稿30をプラテンガラス124上に押圧するプラテンカバー122と、プラテンガラス124上に載置された原稿30の画像を読み取る画像読取装置130とを有する。この画像読取装置130は、プラテンガラス124上に載置された原稿30を光源132によって照明し、原稿30からの反射光像を、フルレートミラー134、第1のハーフレートミラー135、第2のハーフレートミラー136及び結像レンズ137からなる縮小光学系を介して、CCD等からなる画像読取素子138上に走査露光して、この画像読取素子138によって原稿30の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るように構成されている。
画像処理装置20は、画像読取ユニット12により読み取られた画像データに対して、シェーディング補正、原稿の位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理を施す。なお、画像読取ユニット12により読み取られた原稿30の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データであり、画像処理装置20による画像処理によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8bit)の4色の原稿色材階調データ(ラスタデータ)に変換される。
第1の画像形成ユニット14Y、第2の画像形成ユニット14M、第3の画像形成ユニット14C及び第4の画像形成ユニット14Kは、水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置され、形成する画像の色が異なる他は、ほぼ同様に構成されている。そこで、以下、第1の画像形成ユニット14Yについて説明する。なお、各画像形成ユニット14の構成は、Y、M、C又はKを付すことにより区別する。
画像形成ユニット14Yは、画像処理装置20から入力された画像データに応じてレーザ光を走査する光走査装置140Yと、この光走査装置140Yにより走査されたレーザ光により静電潜像が形成される像形成装置150Yとを有する。
光走査装置140Yは、半導体レーザ142Yをイエロー(Y)の画像データに応じて変調して、この半導体レーザ142Yからレーザ光LB(Y)を画像データに応じて出射する。この半導体レーザ142Yから出射されたレーザ光LB(Y)は、第1の反射ミラー143Y及び第2の反射ミラー144Yを介して回転多面鏡146Yに照射され、この回転多面鏡146Yによって偏向走査され、第2の反射ミラー144Y、第3の反射ミラー148Y及び第4の反射ミラー149Yを介して、像形成装置150Yの感光体ドラム152Y上に照射される。
像形成装置150Yは、矢印Aの方向に沿って所定の回転速度で回転する像担持体としての感光体ドラム152Yと、この感光体ドラム152Yの表面を一様に帯電する帯電手段としての一次帯電用のスコロトロン154Yと、感光体ドラム154Y上に形成された静電潜像を現像する現像器156Yと、クリーニング装置158Yとから構成されている。感光体ドラム152Yは、スコロトロン154Yにより一様に帯電され、光走査装置140Yにより照射されたレーザ光LB(Y)により静電潜像を形成される。感光体ドラム152Yに形成された静電潜像は、現像器156Yによりイエロー(Y)のトナーで現像され、中間転写装置16に転写される。なお、トナー像の転写工程の後に感光体ドラム152Yに付着している残留トナー及び紙粉等は、クリーニング装置158Yによって除去される。
他の画像形成ユニット14M、14C及び14Kも、上記と同様に、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像を形成し、形成された各色のトナー像を中間転写装置16に転写する。
中間転写装置16は、ドライブロール164、第1のアイドルロール165、ステアリングロール166、第2のアイドルロール167、バックアップロール168、及び第3のアイドルロール169の間に一定のテンションで掛け回された中間転写ベルト160(像担持体)を有し、駆動モータ(不図示)によってドライブロール164が回転駆動されることにより、矢印Aの方向に所定の速度でこの中間転写ベルト160を循環駆動する。中間転写ベルト160は、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等によって接続することにより無端ベルト状に形成されたものである。
また、中間転写装置16は、各画像形成ユニット14Y、14M、14C、14Kに対向する位置にそれぞれ第1の一次転写ロール162Y、第2の一次転写ロール162M、第3の一次転写ロール162C及び第4の一次転写ロール162Kを有し、感光体ドラム152Y、152M、152C、152K上に形成された各色のトナー像を、これらの一次転写ロール162により中間転写ベルト160上に多重転写する。なお、中間転写ベルト160に付着した残留トナーは、二次転写位置の下流に設けられたベルト用クリーニング装置のクリーニングブレード又はブラシにより除去される。
用紙搬送路18には、第1の用紙トレイ17a又は第2の用紙トレイ17bから第1の記録用紙32a又は第2の記録用紙32bを取り出す第1の給紙ローラ181a及び第2の給紙ローラ181bと、用紙搬送用のローラ対182と、記録用紙32a及び32bを既定のタイミングで二次転写位置に搬送するレジストロール183とが配設される。
また、用紙搬送路18上の二次転写位置には、バックアップロール168に圧接する二次転写ロール185が配設されており、中間転写ベルト16上に多重に転写された各色のトナー像は、この二次転写ロール185による圧接力及び静電気力で記録用紙32a又は32b上に二次転写される。各色のトナー像が転写された記録用紙32a又は32bは、2つの搬送ベルト186によって定着器19へと搬送される。
定着器19は、上記各色のトナー像が転写された記録用紙32a又は32bに対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、トナーを記録用紙32a又は32bに溶融固着させる。
定着器19により定着処理(加熱及び加圧)が施された記録用紙32a又は32bは、定着器19の後段に設けられた排出経路187(搬送路)を通って、プリンタ装置10の外部に輩出され、排紙トレイに積載される。また、排出経路187には、測色センサ189(検出手段)が設けられている。測色センサ189は、記録用紙32a又は32b上の画像を読み取り、この画像の特徴量を計測する。測色センサ189により計測される特徴量は、例えば、色データ(各色の濃度、彩度、色相、色分布など)である。
次に、本発明がなされた背景及び本実施形態の概要を説明する。
プリンタ装置10は、利用者からの印刷要求に応じて複数の画像を連続的に印刷する場合がある。このように、プリンタ装置10が複数の画像を連続的に印刷すると、印刷中の環境変化や装置特性の変動などにより、印刷される画像の濃度又は階調再現性などが変化してしまい、同一の印刷要求により印刷された複数の画像の間で画質がばらついてしまう。
そこで、プリンタ装置10は、連続的に画像を印刷しているときに、テスト画像を形成し、このテスト画像に基づく色校正処理を行う。ここで、色校正処理には、記録用紙に印刷されたテスト画像に基づく実測校正処理(第1の校正処理)と、予め算出された基準値に基づく予測校正処理(第2の校正処理)とが含まれる。実測校正処理には、テスト画像を印刷するテスト画像印刷処理、基準となる装置特性と現在の装置特性との差分を検出する差分検出処理、及び、この差分検出処理の結果に基づいて装置特性を調整する調整処理などが含まれる。また、予測色補正処理には、記録用紙に印刷されたテスト画像に基づいて予め算出された基準値(例えば、実測校正処理の結果など)を読み出す処理、読み出された基準値に基づく予測処理、及び、この予測処理の結果に基づく装置特性の調整処理などが含まれる。
なお、感光体152又は中間転写ベルト160上のトナー像に基づいて校正処理を行うことも考えられる。しかしながら、感光体152に形成されるトナー像は単色であり、これに基づいて、複数色のトナーが重ね合わさった場合の発色を推定することは困難である。また、トナー像が記録用紙32上に溶融固着されると、記録用紙32の表面の特性、複数色のトナー像の重なり順、及び、これらのトナーの性質などが相互に関連しあうため、中間転写ベルト160などに形成されたトナー像に基づいて十分な色校正を行うことは困難である。したがって、プリンタ装置10は、記録用紙32上に形成されたトナー像に基づいて、色校正処理を行うことが望ましい。より好ましくは、プリンタ装置10は、記録用紙32上に定着されたトナー像に基づいて、色補正処理を行う。すなわち、本実施形態におけるプリンタ装置10は、上記実測校正処理を行う。
また、プリンタ装置10は、連続的な印刷処理が利用者から要求された場合に、連続印刷処理中に実測校正処理を定期的に割り込ませると、テスト画像の印刷処理などが割り込むため、利用者から依頼された印刷処理が遅延(すなわち、生産性が低下)する。特に、実測校正処理の結果は、記録用紙及びスクリーンの組合せによって異なるため、プリンタ装置10は、全ての組合せについて実測校正処理を行うことが望ましいが、記録用紙及びスクリーンの全ての組合せについて印刷処理中に実測校正処理を行うと、生産性が大きく低下する。
そこで、本実施形態におけるプリンタ装置10は、校正精度が高い実測校正処理と、校正処理による印刷処理の遅延が少ない予測校正処理とを適宜切り替えることにより、生産性を維持する。例えば、プリンタ装置10は、いずれか1種の記録媒体が印刷処理に用いられる場合に実測校正処理を行い、いずれか他の1種の記録用紙が印刷用紙に用いられる場合に予測校正処理を行う。また、プリンタ装置10は、連続的な印刷処理が開始される前に実測校正処理を行い、連続的な印刷処理が開始された後は、この実測校正処理で決定された基準値に基づく予測校正処理を主に行う。
図2は、画像処理装置20に入力される印刷要求データを例示する図である。
図2に例示するように、画像処理装置20は、プリンタ装置10のユーザインタフェース装置又はパーソナルコンピュータなどから、複数のジョブが含まれた印刷要求データを取得する。すなわち、印刷要求データは、利用者がプリンタ装置10に対して投入する印刷指示であり、パーソナルコンピュータ又はプリンタ装置10のコントローラ(不図示)により、プリンタ装置10の処理単位である複数のジョブに分割されて、画像処理装置20に入力される。ここで、ジョブとは、画像形成ユニット14又は中間転写装置16などが同一の動作モードで印刷可能な処理単位であり、本例では、記録用紙32の種類及びスクリーン又はこれらのいずれかが切り替わるときを区切りとした処理単位である。すなわち、画像形成ユニット14又は中間転写装置16などは、記録用紙32の種類又はスクリーンなどが切り替わると、動作モードを切り替えて画像を印刷する。また、動作モードとは、画像形成ユニット14又は中間転写装置16などプリンタ装置10の各構成の動作類型(動作パターン)であり、記録媒体32の大きさ又は重量、画像の種類(カラー/モノクロ)、画像の解像度、あるいは、利用者の指定(利用者選択モード)などに基づいて設定される。なお、本実施形態における「記録用紙の種類」は、材質又は表面特性が互いに異なる場合だけでなく、材質等が互いに同一でも記録用紙の厚さ、重量又は大きさなどが互いに異なる場合にも、互いに異なる種類として区別される。
利用者から入力された印刷要求データは、図2(A)に例示するように、画像データを印刷すべき記録用紙32の種類(普通紙、厚紙又はコート紙など)に応じて複数のジョブに分割され、図2(B)に例示するように、さらに、画像データに適用されるスクリーン(スクリーンの組合せを含む)に応じてさらに複数のジョブに分割されている。スクリーンは、例えば、1枚の画像に含まれる像の属性(写真画像、文字画像、線画など)に応じて画像処理装置20により選択される。なお、スクリーンは、利用者からの指定に応じて画像処理装置20により選択されてもよい。また、プリンタ装置10は、予めスクリーン処理がなされた画像データを利用者から取得してもよい。
プリンタ装置10は、この印刷要求データが入力されると、それぞれのジョブを連続的に処理して、各ジョブの画像データに基づいて画像を印刷する。
図3は、画像処理装置20の機能構成を例示する図である。
図3に例示するように、画像処理装置20は、データ取得部200、画像補正部205、パラメータ記憶部210、スクリーン処理部215、書込み制御部220、色校正部230、動作モード設定部240、用紙選択部245、要因監視部250、色校正制御部260及びテスト画像記憶部270を有する。また、色校正部230は、テスト画像検知部232及び校正値決定部234を含む。
なお、画像処理装置20に含まれる上記各構成は、ソフトウェア又はハードウェアのいずれで実現されてもよい。
データ取得部200は、画像読取ユニット12(図1)又は利用者のパーソナルコンピュータから、画像データなどが含まれた印刷要求データを取得し、取得された画像データを画像補正部205に対して出力し、記録用紙を指定する情報(以下、媒体指定情報)を用紙選択部245に対して出力する。また、データ取得部200は、印刷要求データに含まれる各ジョブに対応付けて、各ジョブの記録用紙の種類及びスクリーンなどの動作モードを規定する情報(以下、モード規定情報)を動作モード設定部240に対して出力する。
また、データ取得部200は、色校正制御部260の制御に応じて、テスト画像記憶部270からテスト画像データを読み出し、読み出されたテスト画像データを画像補正部205に対して出力し、このテスト画像データを識別する情報を校正値決定部234に対して出力する。
画像補正部205は、データ取得部200から入力された画像データに対して、階調補正処理及び鮮鋭度補正処理などを行い、スクリーン処理部215に対して出力する。この場合に、画像補正部205は、パラメータ記憶部205に記憶されたルックアップテーブルを参照して、階調補正処理及び鮮鋭度補正処理の補正量を決定する。パラメータ記憶部205は、階調補正処理及び鮮鋭度補正処理などの各補正処理に用いる補正係数を記憶しており、画像補正部205は、パラメータ記憶部205に記憶された補正係数に基づいて、入力された画像データが記録用紙32上で所望の色及び鮮鋭度で再現されるように補正する。
スクリーン処理部215は、画像補正部205から入力された画像データ(多値)に対して、スクリーン処理を施して、2値の画像データに変換し、書込み制御部220に対して出力する。スクリーン処理部215は、画像の属性(写真画像、文字画像、線画など)に応じてスクリーンを切り替える。例えば、1ページの画像の中に写真画像の画像領域と文字画像の画像領域とが混在する場合には、スクリーン処理部215は、これらの画像領域毎にスクリーンを切り替える。
書込み制御部220は、スクリーン処理部215から入力された画像データ(2値)に応じて、光走査装置140(図1)を制御する。例えば、書込み制御部220は、入力された画像データに応じてパルス信号を生成し、このパルス信号を光走査装置140に出力することにより、光走査装置140を点滅させる。
色校正部230において、テスト画像検知部232は、測色センサ189(図1)を制御して、記録用紙32に印刷されたテスト画像を読み取り、テスト画像の特徴量を計測する。テスト画像検知部232は、計測された特徴量を校正値決定部234に対して出力する。
校正値決定部234は、記録用紙32に印刷されたテスト画像に基づく色校正処理(すなわち、実測校正処理)、又は、予め決定された基準値に基づく色校正処理(すなわち、予測校正処理)を行う。具体的には、校正値決定部234は、実測校正処理として、テスト画像検知部232から入力された特徴量と、色校正処理の目標値である基準値(固定値)とを比較して色校正値を決定し、この色校正値に応じてパラメータ記憶部210に記憶されているルックアップテーブルを更新する。すなわち、校正値決定部234は、テスト画像検知部232から入力された特徴量に基づいて、装置の校正値を決定し、この校正値に応じてプリンタ装置10により出力される画像の色を調整する。特に、テスト画像検知部232は、複数のトナーにより発色される色について特徴量を計測し、校正値決定部234は、この複数のトナーによる特徴量に基づいて、色校正値を決定することが望ましい。
また、校正値決定部234は、予測校正処理として、予め決定された基準値(実測校正処理により決定された色校正値、実測校正処理で用いられた特徴量、又は、これらの時間変動量など)に基づいて、色校正値の予測値を算出し、この予測値に応じてパラメータ記憶部210に記憶されているルックアップテーブルを更新する。ここで、予測校正処理には、先行するチェックポイント(例えば、ジョブの開始時又は前回の色校正処理時)の状態を目標として必要となる色校正値を予測するものと、他の記録用紙及びスクリーンに関する色変動量(又は色校正値)に基づいて色変動量(又は色校正値)を予測するものとが含まれる。
なお、本実施形態では、色校正部230がパラメータ記憶部210に記憶されるルックアップテーブルを更新することにより、プリンタ装置10の色校正を行っているが、これに限定されるものではなく、例えば、二次転写ロール185による二次転写処理(圧接力又は静電気力)の調整、又は、定着器19による定着処理(加熱温度又は加圧力)の調整により、記録用紙32に形成される画像の発色を調整し、プリンタ装置10の色校正を実現してもよい。
動作モード設定部240は、データ取得部200から入力されたモード規定情報に基づいて、動作モードを決定し、決定された動作モードで画像形成ユニット14(図1)及び中間転写装置16などを動作させる。ここで、動作モードとは、プリンタ装置10に含まれる構成部分の動作パターンであり、例えば、画像形成ユニット14、中間転写装置16及びレジストロール183のそれぞれに対して予め複数の動作パターンが用意されている。本例では、動作モード設定部240は、モード規定情報に基づいて、画像形成のプロセススピードを制御する動作モードを設定する。例えば、動作モード設定部240は、出力すべき画像の大きさ(例えば、記録用紙32の大きさ)に応じて、中間転写ベルト160上に転写されるトナー像の間隔、及び、レジストロール183による記録用紙32の搬送タイミングなどを制御する。また、動作モード設定部240は、出力すべき画像の解像度に応じて、光走査装置140による書込み速度、及び、感光体ドラム152及び中間転写ベルト160の回転速度などを制御する。
用紙選択部245は、用紙トレイ17及び給紙ローラ181などを制御することにより、複数種類の記録用紙(本例では、記録用紙32a及び記録用紙32b)の中から、1つの記録用紙32を選択し、選択された記録用紙32を用紙搬送路18に供給する。例えば、用紙選択部245は、利用者の要求に応じた画像を印刷する場合に、利用者の指示に応じた記録用紙32を選択し、色校正を行うためのテスト画像を印刷する場合に、色校正の対象となる記録用紙32(すなわち、後続のジョブで用いられる記録用紙)を選択する。
要因監視部250は、時間経過を計測するタイマ、印刷枚数を計測するカウンタ、トナー残量を検出する残量センサ、温度又は湿度など環境の変化量を検出する環境センサ、あるいは、中間転写ベルト160上に形成されたトナー像の濃度を検出する濃度センサなどからの出力が既定の範囲内であるか否かを判定し、範囲外である場合に、色校正制御部260に対して実測校正処理を行うよう通知し、これ以外の場合に、実測校正処理を禁止し、予測校正処理を行うよう通知する。
実測校正処理は、テスト画像の印刷処理などが含まれるため、プリンタ装置10の生産性(印刷速度)に影響を与えることになる。そのため、プリンタ装置10は、記録用紙32に印刷される画像の色が変動する要因を監視し、色の変動要因が許容範囲を越える場合にのみ、実測校正処理を行うことにより、生産性に対する影響を最小限に抑えることができる。
色校正制御部260は、プリンタ装置10における色校正処理を制御する。具体的には、色校正制御部260は、複数のジョブが連続的に進行している場合に、ジョブの切り替わりに応じて実測校正処理を、ジョブ実行中に予測構成処理をそれぞれ実施させ、これ以外の場合に、既定のタイミング(電源投入時、最初のジョブの開始時など)で実測校正処理を行わせる。本実施形態では、色校正制御部260は、要因監視部250から実測校正を行うよう通知された場合に、ジョブの切り替わり時に実測校正処理を割り込ませるようデータ取得部200に指示し、これ以外の場合に、予測校正処理を進行中のジョブと並行して行うよう校正値決定部234に指示する。また、色校正制御部260は、実測校正処理がなされる場合に、測色センサ189を制御して、記録用紙32に印刷されたテスト画像を読み取らせる。
テスト画像記憶部270は、予め色校正処理に用いるためのテスト画像のデータを記憶している。実測校正処理の割込みが指示されたデータ取得部200は、このテスト画像記憶部270からテスト画像のデータを読み出し、画像補正部205に対して出力する。なお、本例では、プリンタ装置10は、予め色校正用に準備されたテスト画像を印刷するが、これに限定されるものではなく、例えば、利用者から印刷を依頼された画像データ(すなわち、印刷要求データに含まれる画像データ)の一部又は全部をテスト画像として印刷し色校正に用いてもよい。
図4は、校正値決定部234が校正値を決定する場合に参照する校正テーブルを例示する図である。
図4に例示するように、校正値決定部234は、記録用紙32の種類、スクリーンの種類、テスト画像、及び、差分データを、校正値に対応付ける校正テーブルを有する。差分データとは、記録用紙に印刷されたテスト画像が読み取られた特徴量と、色校正の目標値として設定された基準特徴量との差分を示すデータである。
図5は、プリンタ装置10における色校正のタイミングを説明する図であり、図5(A)は、ジョブの切り替わりとは無関係に色校正処理を行った場合を例示し、図5(B)は、ジョブの切り替わりに応じて色校正処理を行った場合を例示する。
図5(A)及び(B)に例示するように、プリンタ装置10は、全てのジョブにおいて色校正処理を行うわけではない。例えば、白黒印刷のジョブの場合には黒色(K)のトナーを用いるため色変動が起こりにくく、プリンタ装置10は、このジョブにおいては色校正処理を行わない。
このような状況の下で、図5(A)に例示するように、プリンタ装置10がジョブの切り替えとは無関係に実測校正処理を行うと、「ジョブ3」の中に発色特性が大きく調整されることになり、印刷された画像の色の違いが目立つ結果となる。
そこで、図5(B)に例示するように、本実施形態におけるプリンタ装置10は、ジョブの切り替わり時に、実測校正処理を割り込ませることにより、ジョブ中の色変動を最小限に抑える。なお、本例では、「ジョブ2」と「ジョブ3」との間で、発色特性が大きく異なることになるが、それぞれのジョブで用いられる記録用紙又はスクリーンが異なるため、ジョブ間での発色特性の違いはそれ程目立たない。
また、図5(B)に例示するように、連続する複数のジョブが投入された場合に、プリンタ装置10が、ジョブの切替り時(「ジョブ2」と「ジョブ3」との間)に実測校正処理を割り込ませると、この実測校正処理がなされている間は印刷処理を行うことができないため生産性が低下する。そこで、プリンタ装置10は、ジョブの切替りに時に実測校正処理を行う場合には、記録用紙及びスクリーンの全ての組合せについて実測校正処理を行うのではなく、記録用紙及びスクリーンの特定の組合せについてのみ実測校正処理を行い、他の組合せについては予測校正処理を適用することが望ましい。
図6は、プリンタ装置10が利用者の要求に応じて画像を印刷する場合の印刷動作を説明するフローチャートである。
図6に示すように、ステップ100(S100)において、利用者は、パーソナルコンピュータ又はプリンタ装置10のユーザインタフェース装置を介して印刷要求を行う。データ取得部200は、少なくとも1つのジョブが含まれた印刷要求データが入力されると、利用者の印刷要求に応じて印刷すべき画像データをネットワーク又は画像読取ユニット12を介して取得し記憶する。
ステップ102(S102)において、データ取得部200は、印刷要求データに含まれるジョブを順に読み出し、読み出されたジョブの画像データを画像補正部205に対して出力し、読み出されたジョブのモード規定情報を動作モード設定部240及び用紙選択部245に対して出力する。
ステップ104(S104)において、画像補正部205は、データ取得部205から入力された画像データに対して、階調補正などの画質補正処理を行い、スクリーン処理部215に対して出力する。その際に、画像補正部205は、画質補正処理において、パラメータ記憶部210に記憶されているルックアップテーブルを参照して補正量を決定する。
スクリーン処理部205は、画像補正部205から入力された画像データの属性(写真画像、文字画像又は線画など)又は付加情報(画像データに付加されたタグデータなど)などに基づいてスクリーン(例えばディザマトリクスなど)を選択し、選択されたスクリーンを用いて画像データを2値化し、書込み制御部220に対して出力する。
また、用紙選択部245は、データ取得部200から入力されたモード規定情報に応じて、記録用紙32の種類(すなわち、用紙トレイ17)を選択し、用紙トレイ17及び給紙ローラ181を制御して記録用紙32の搬送を開始させる。
ステップ106(S106)において、動作モード設定部240は、データ取得部200から入力されたモード規定情報(記録用紙の大きさ、出力画像の解像度など)に基づいて、プリンタ装置10の動作モードを設定することにより、画像形成ユニット14及び中間転写装置16などに対して動作のスピード及びタイミングを指定する。
画像形成ユニット14及び中間転写装置16は、設定された動作モードで印刷処理を行うべく準備動作を開始する。
ステップ108(S108)において、書込み制御部220は、光走査装置140を制御して、感光体ドラム152に潜像を書き込ませる。感光体ドラム152に書き込まれた潜像は、現像器156によりトナーで現像され、現像されたトナー像は、中間転写装置16に多重転写される。中間転写装置16で多重転写されたトナー像は、二次転写位置で記録用紙32に転写される。
ステップ110(S110)において、トナー像が転写された記録用紙32は、定着器19に搬送され、定着処理がなされる。定着処理がなされた記録用紙32は、排出経路187を通って、装置外部に搬出される。
ステップ112(S112)において、データ取得部200は、現在進行中のジョブが完了したか否かを判定する。すなわち、データ取得部200は、ジョブで指定された画像が全て印刷されたか否かを判定し、ジョブで指定された画像が全て印刷された場合に、S114の処理に移行し、これ以外の場合に、S108の処理に戻って、このジョブで指定された画像の印刷を繰り返す。
ステップ114(S114)において、データ取得部200は、後続のジョブがあるか否かを判定し、後続のジョブが存在する場合に、S102の処理に戻って、次のジョブに関する処理を行い、これ以外の場合に、印刷処理を終了する。
図7は、プリンタ装置10が色校正処理を行う場合の動作を説明するフローチャートである。なお、本図に示された各処理は、図6に示された各処理と並行して行われる。
図7に示すように、ステップ200(S200)において、要因監視部250は、時間経過を計測するタイマ、印刷枚数を計測するカウンタ、トナー残量を検出する残量センサ、温度又は湿度など環境の変化量を検出する環境センサ、あるいは、中間転写ベルト160上に形成されたトナー像の濃度を検出する濃度センサなどから出力値を既定のタイミングで取得する。
ステップ202(S202)において、要因監視部250は、入力された出力値に基づいて、出力値(すなわち、色変動要因)が許容範囲内であるか否かを判定し、範囲外である場合に、色校正制御部260に対して色校正処理を行うよう通知し、S204の処理に移行し、これ以外の場合に、色校正制御部260に対して色校正処理を禁止して、S200の処理に戻って色変更要因の監視を継続する。
ステップ204(S204)において、色校正制御部260は、プリンタ装置10が現在処理しているジョブがあるか否かを判定し、ジョブがある場合にS208の処理に移行し、これ以外の場合にS206の処理に移行する。
ステップ206(S206)において、色校正制御部260は、記録用紙及びスクリーンの全ての組合せについて実測校正処理を行うようにデータ取得部200及び測色センサ189などを制御する。すなわち、色校正制御部260は、進行中のジョブがない場合(例えば、ジョブ開始の直前、又は、待機状態の期間)には、直ちに実測校正処理を開始すべく、データ取得部200に対してテスト画像の印刷要求を出力する。また、この場合の実測校正処理は、用紙トレイ17にセットされている記録用紙の種類及びスクリーン処理部215が適用可能なスクリーンの全ての組合せについて行われる。
データ取得部200は、テスト画像の印刷要求が入力されると、テスト画像記憶部270からテスト画像のデータを読み出す。以下、プリンタ装置10は、図6に示された印刷動作と同様の処理により、用紙トレイ17にセットされた全種類の記録用紙32に対してテスト画像を印刷する。
ステップ208(S208)において、色校正制御部260は、基準組合せの記録用紙及びスクリーンを用いてテスト画像を印刷するようデータ取得部200に指示する。プリンタ装置10は、これに応じて、基準組合せの記録用紙及びスクリーンを用いてテスト画像を印刷する。
ステップ210(S210)において、色校正制御部260は、後続のジョブが基準組合せの記録用紙及びスクリーンを用いるか否かを判定し、基準組合せを用いる場合に、S212の処理に移行し、これ以外の場合に、S214の処理に移行する。ここで、基準組合せとは、印刷処理で適用される頻度が高い記録用紙及びスクリーンの組合せ、又は、利用者の指示により予め選択された記録用紙及びスクリーンの組合せであり、ジョブの切替りに応じた実測校正処理の対象となる。一方、基準組合せ以外の記録用紙及びスクリーンの組合せである場合には予測校正処理の対象となる。なお、予測校正処理は、上記基準組合せに対して決定された校正値に基づいてなされる。
このように、プリンタ装置10は、ジョブが開始された後は、代表的な記録用紙及びスクリーンの組合せについてのみ実測校正処理を行うことにより生産性の低下を抑える。
ステップ212(S212)において、色校正制御部260は、進行中のジョブと後続のジョブとの間で実測校正処理を行うよう色校正部230に対して指示する。色校正部230は、これに応じて、進行中のジョブと後続のジョブとの間で、実測校正処理を行う。具体的には、テスト画像検知部232は、S208において印刷されたテスト画像の特徴量を抽出し、抽出された特徴量を校正値決定部234に対して出力する。校正値決定部234は、テスト画像検知部232から入力された特徴量に基づいて校正値を決定し、この校正値に応じてパラメータ記憶部210内のルックアップテーブルを更新する。
ステップ214(S214)において、色校正制御部260は、校正値決定部234に対して予測校正処理を行うよう指示する。色校正部230は、S208において基準組合せを用いて印刷されたテスト画像の特徴量に基づいて予測校正処理を行う。具体的には、テスト画像検知部232は、基準組合せを用いて印刷されたテスト画像から特徴量を抽出し、抽出された特徴量を校正値決定部210に対して出力する。校正値決定部210は、テスト画像検知部232から入力された特徴量(現在の基準組合せに関する基準値)と、ジョブ開始の直前(S206)においてテスト画像検知部232から入力された基準組合せの特徴量とに基づいて、色変動量を予測し、予測された色変動量と、ジョブ開始の直前(S206)において後続ジョブの組合せ(後続ジョブで用いられる記録用紙及びスクリーン)について決定された校正値(すなわち、後続ジョブの組合せについてなされた直近の実測校正処理の結果)とに基づいて、後続ジョブに適用する校正値を決定し、パラメータ記憶部210内のルックアップテーブルを更新する。
以上説明したように、本実施形態におけるプリンタ装置10は、連続的に処理すべき複数のジョブが入力された場合に、ジョブの切り替わりに応じて色校正処理を割り込ませるので、色校正の前後で生じる色の違いを目立たなくすることができる。
また、本プリンタ装置10は、色変動の要因を監視し、色変動の要因が許容範囲を越えた場合にのみ色校正処理を行うことにより、色校正処理による生産性の低下を抑えることができる。
また、本プリンタ装置10は、ジョブが投入された場合には、基準となる記録用紙及びスクリーンについてのみ実測校正処理を行い、他の記録用紙又はスクリーンについては予測校正処理を行うことにより、実測校正処理による生産性低下を抑えることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。
プリンタ装置10は、第1の実施形態で説明したように、画像を連続的に印刷している時に、単に実測校正処理を割り込ませると、記録用紙32にテスト画像を印刷することになるため、生産性(すなわち、印刷スピード)が低下する。
そこで、本実施形態におけるプリンタ装置10は、後続のジョブのために行われる実測校正処理の少なくとも一部を、現在進行中のジョブと並行して行うことにより、実測校正処理による生産性の低下を抑える。なお、「並行して行う」には、進行中のジョブを一時中断させて実測校正処理の一部を割り込ませる場合(同一のリソースを共用する場合の割込み処理)、及び、進行中のジョブと同時に実測校正処理の一部を行う場合(それぞれ独立のリソースを用いた並列処理)が含まれる。
図8は、第2の実施形態において色校正制御部260がスケジューリングを行った実測校正処理を説明する図である。本例では、ジョブ2が実測校正処理の対象となっており、このジョブ2が開始されるまでに実測校正処理を終了する必要がある。
図8に示すように、色校正制御部260は、実測校正処理の対象となるジョブ2よりも先行するジョブ1が行われているときに、データ取得部200によるテスト画像の読出し、書込み制御部220及び像形成ユニット14などによるテスト画像のトナー像形成、中間転写装置16などによるテスト画像(トナー像)の二次転写、定着器19によるテスト画像(トナー像)の定着処理、測色センサ189によるテスト画像の読取り、校正値決定部234によるテスト画像に基づく校正値の算出、及び、校正値決定部234によるルックアップテーブルの更新の少なくとも1つを行わせる。例えば、色校正制御部260は、先行するジョブ1の中に、実測校正処理におけるテスト画像の印刷処理を割り込ませるようデータ取得部200に指示する。データ取得部200は、これに応じてジョブを再構成して、先行するジョブの中に、後続のジョブで用いられる記録用紙及びスクリーンでテスト画像を印刷する処理を割り込ませる。
これにより、プリンタ装置10は、実測校正処理に含まれる一部の処理(例えば、データ取得部200によるテスト画像の読出し、測色センサ189によるテスト画像の読取り、及び、校正値決定部234によるテスト画像に基づく校正値の算出)をジョブ1と並行して行い、校正値決定部234によるルックアップテーブルの更新のみをジョブの切替り時に行えば次のジョブを開始できるため、実測校正処理による生産性の低下を抑えることができる。具体的には、実測校正処理の少なくとも一部が割り込むことによりジョブ1の処理時間は増加するが(増加量T2とする)、校正値の算出など実測校正処理のほとんど全て(処理時間T1)をジョブ1に並行して行うことができるため、ジョブ2が終了するまでの全処理時間が短縮される(短縮量T3)。
以上説明したように、第2の実施形態におけるプリンタ装置10は、実測校正処理の少なくとも一部を先行するジョブに割り込ませて並列処理することにより、実測校正処理による生産性の低下を抑えることができる。また、このように実測校正処理の大部分が、先行するジョブの終了時(すなわち、実測校正処理の対象となるジョブの開始時まで)に完了するように並列処理を行う場合には、実測校正処理による生産性低下が十分に抑えられるので、プリンタ装置10は、全てのジョブ切替え時に実測校正処理を行うことができる。実測校正処理は予測校正処理よりも精度が高いため、プリンタ装置10は、印刷される画像の色をより安定させることができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。
プリンタ装置10は、第2の実施形態で説明したように、実測校正処理の少なくとも一部を先行するジョブに組み込むときに、先行するジョブと実測校正処理におけるテスト画像の印刷処理とで動作モードが異なる場合がある。例えば、先行するジョブで形成されるトナー像が、テスト画像の印刷処理(先行するジョブに組み込まれるもの)で形成されるトナー像と異なる大きさである場合に、中間転写ベルト160上の間隔又は回転速度を調整する必要がでてくる。また、先行するジョブで出力される画像の解像度が、テスト画像の印刷処理で出力される画像の解像度と異なる場合に、光走査装置140の書込み速度(点滅速度)又は感光体ドラム152の回転速度を調整する必要がでてくる。このように、プリンタ装置10は、1つのジョブを途中で分断し、異なる動作モードで実測校正処理を割り込ませる場合には、制御が複雑になると共に、動作モードの切替えに応じて中間転写ベルト160の回転速度などの安定化に時間を要し生産性が低下することもある。
そこで、本実施形態におけるプリンタ装置10は、実測校正処理で用いる記録用紙を選択するときに、先行するジョブと同一の動作モードでテスト画像の印刷ができるように、実測校正処理の対象となるジョブで用いられる記録用紙と少なくとも表面特性が近似する記録用紙を選択する。
図9は、動作モードとテスト画像の大きさ又は記録用紙の大きさとの関係を説明する図であり、図9(A)は、一定の動作モードにおけるテスト画像の副走査方向の長さとトナー像の間隔との関係を説明し、図9(B)は、一定の動作モードにおけるトナー像の間隔と記録用紙32の長さとの関係を説明する。
図9(A)に示すように、画像形成ユニット14及び中間転写装置16は、設定された動作モードに従って、一定の間隔L1で複数のトナー像を中間転写ベルト160に一次転写する。この動作モードは、進行中のジョブで形成されるトナー像の大きさ(すなわち、記録用紙の大きさ)に応じて設定されたものであり、これにより光走査装置140の書出しタイミング及び中間転写ベルト160の回転速度などが決定される。
したがって、プリンタ装置10は、テスト画像が副走査方向(中間転写ベルトの回転方向)に間隔L1よりも長くなると、動作モードを切り替えない限り、後続のトナー像を形成することができなくなる。すなわち、プリンタ装置10は、進行中のジョブの動作モードに応じて、割り込ませるテスト画像の大きさを決定する必要がある。
また、図9(B)に示すように、中間転写装置16により搬送されてきたトナー像(テスト画像用)は、二次転写ロール185が設けられた二次転写位置において、用紙搬送路18を搬送されてきた記録用紙32bに転写される。したがって、二次転写位置でトナー像と記録用紙32bとが同期することになるが、テスト画像用の記録用紙32bの長さL2(用紙搬送方向)が、トナー像の間隔L1(トナー像搬送方向)よりも長い場合には、プリンタ装置10は、後続のトナー像を後続の記録用紙に転写することができなくなる。したがって、プリンタ装置10は、進行中のジョブの動作モードに応じて、テスト画像が印刷される記録用紙32を選択する必要がある。また、実測校正処理の精度を確保するためには、テスト画像が印刷される記録用紙は、実測校正処理の対象となるジョブで用いられる記録用紙と少なくとも表面特性が近似又は実質的に一致することが望ましい。
そこで、本実施形態におけるプリンタ装置10は、実測校正処理で用いる記録用紙を選択する場合には、実測校正処理の対象となるジョブで用いられる記録用紙と少なくとも表面特性が近似する記録用紙であって、進行中のジョブの動作モード(中間転写ベルト160に転写されるトナー像の間隔L1)に応じた大きさの記録用紙を選択することが望ましい。
このように、第3の実施形態におけるプリンタ装置10は、実測校正処理におけるテスト画像の印刷処理を先行するジョブに割り込ませる場合に、先行するジョブの動作モードに応じてテスト画像の大きさ及びテスト画像用の記録用紙を選択することにより、動作モードの切替えを行わずに、テスト画像の印刷を割り込ませることができる。これにより、テスト画像の印刷処理を先行するジョブに割り込ませる場合でも、画像形成ユニット14及び中間転写装置16などの制御が複雑化しない。また、動作モードの切替えにより生産性の低下を防止することができる。
[変形例]
以下、上記実施形態の変形例について説明する。
第1の変形例としては、プリンタ装置10が利用者の選択に応じて実測校正処理及び予測校正処理の実行比率を切り替える形態が考えられる。例えば、プリンタ装置10は、利用者が生産性優先モードを選択した場合には、画質優先モードが選択された場合よりも予測校正処理が実行される比率を高くし、画質優先モードを選択した場合には、生産性優先モードが選択された場合よりも実測校正処理が実行される比率を高くする。
このように、プリンタ装置10は、利用者の選択に応じて、実測校正処理及び予測校正処理の実行比率を切り替えることにより、印刷処理に対して利用者の意思を反映させることができる。
また、第2の変形例としては、プリンタ装置10が一枚の記録用紙に利用者の指示により印刷すべき画像とテスト画像とを印刷する形態が考えられる。例えば、プリンタ装置10は、利用者の指示により画像が印刷される記録用紙の周縁部(裁断される領域など)に、テスト画像を印刷してもよい。
例えば、進行中のジョブと後続のジョブとで記録用紙の種類が同一であり、スクリーンのみが切り替わる場合などに、進行中のジョブで用いられている記録用紙の周縁部にテスト画像を印刷する。すなわち、データ取得部200は、進行中のジョブの画像データと、テスト画像のデータとに基づいて、利用者の指示により印刷すべき画像の周囲にテスト画像が配置されたデータを生成し、スクリーン処理部215に対して出力する。スクリーン処理部215は、データ取得部200により生成されたデータに対して、利用者の指示により印刷すべき画像の領域と、テスト画像の領域とで適用するスクリーンを切り替える。すなわち、スクリーン処理部215は、利用者の指示により印刷すべき画像の領域では、この画像に応じたスクリーンを適用し、テスト画像の領域では、実測校正処理の対象となるジョブで用いられるスクリーンを適用する。
このように、プリンタ装置10は、利用者の指示により印刷すべき画像と、テスト画像とを一枚の記録用紙に印刷することにより、テスト画像の印刷処理による生産性の低下を抑えることができる。
その他の変形例としては、上記実施形態では、記録用紙32の種類又はスクリーンの切替えによりジョブが区切られるが、利用者の指示に応じて任意にジョブを区切ってもよい。具体的には、利用者がジョブの区切れ目を指定して印刷要求を行うと、データ取得部200は、指定された区切れ目でジョブを分割し、色校正制御部260の制御に応じて、分割されたジョブの区切れ目で色校正処理を行う。これにより、プリンタ装置10は、利用者の意思に従って、色校正処理のタイミングを設定することができる。
タンデム型のプリンタ装置(画像形成装置)10の構成を示す図である。 画像処理装置20に入力される印刷要求データを例示する図である。 画像処理装置20の機能構成を例示する図である。 校正値決定部234が校正値を決定する場合に参照する校正テーブルを例示する図である。 プリンタ装置10における色校正のタイミングを説明する図であり、(A)は、ジョブの切り替わりとは無関係に色校正処理を行った場合を例示し、(B)は、ジョブの切り替わりに応じて色校正処理を行った場合を例示する。 プリンタ装置10が利用者の要求に応じて画像を印刷する場合の印刷動作を説明するフローチャートである。 プリンタ装置10が色校正処理を行う場合の動作を説明するフローチャートである。 第2の実施形態において色校正制御部260がスケジューリングを行った実測校正処理を説明する図である。 動作モードとテスト画像の大きさ又は記録用紙の大きさとの関係を説明する図であり、(A)は、一定の動作モードにおけるテスト画像の副走査方向の長さとトナー像の間隔との関係を説明し、(B)は、一定の動作モードにおけるトナー像の間隔と記録用紙32の長さとの関係を説明する。
符号の説明
10・・・プリンタ装置
14・・・画像形成ユニット
16・・・中間転写装置
17・・・用紙トレイ
18・・・用紙搬送路
19・・・定着器
20・・・画像処理装置
189・・・測色センサ
200・・・データ取得部
205・・・画像補正部
210・・・パラメータ記憶部
215・・・スクリーン処理部
220・・・書込み制御部
230・・・色校正部
232・・・テスト画像検知部
234・・・校正値決定部
240・・・動作モード設定部
245・・・用紙選択部
250・・・要因監視部
260・・・色校正制御部
270・・・テスト画像記憶部

Claims (23)

  1. 記録媒体に画像を形成する像形成手段と、
    前記記録媒体に形成された画像に基づいて、色校正処理を行う第1の校正手段と、
    予め定められた基準値に基づいて、色校正処理を行う第2の校正手段と、
    複数種類の記録媒体の中から、選ばれた記録媒体を前記像形成手段に供給する媒体供給手段と、
    前記媒体供給手段により少なくともいずれか1種の記録媒体が供給される場合に、前記第1の校正手段による色校正処理を許可し、前記媒体供給手段により少なくともいずれか他の1種の記録媒体が供給される場合に、前記第1の校正手段による色校正処理を禁止し、前記第2の校正手段による色校正処理を許可する制御手段と
    を有する画像形成装置。
  2. 前記第2の校正手段は、前記第1の校正手段による色校正処理において生成された数値を前記基準値として色校正処理を行う
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像形成手段は、複数の画像を連続的に形成し、
    前記制御手段は、前記像形成手段により連続的な画像形成処理が開始される前に、前記第1の校正手段に色校正処理を行わせ、前記像形成手段により連続的な画像形成処理が行われている時に、前記第2の校正手段に色校正処理を行わせる
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像形成手段は、少なくとも1つの画像が形成される処理単位を連続して複数実行することにより、複数の画像を連続的に形成し、
    前記制御手段は、前記像形成手段により実行される処理単位の切替えに応じたタイミングで、前記第1の校正手段に色校正処理を行わせ、前記像形成手段により処理単位が実行されている時に、前記第2の校正手段に色校正処理を行わせる
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 少なくとも色校正用の画像データを取得する取得手段と、
    前記像形成手段により画像が形成された記録媒体を搬送する搬送路と
    をさらに有し、
    前記像形成手段は、前記取得手段により取得された色校正用の画像データに基づいて、少なくとも色校正用の画像を前記記録媒体に形成し、
    前記第1の校正手段は、
    前記搬送路に設けられ、前記記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいてこの画像の特徴量を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された特徴量に基づいて、色校正の校正値を決定する校正値決定手段と
    を有する
    請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 利用者から要求された画像形成処理は、複数の処理単位に分割され、
    前記像形成手段は、複数に分割された処理単位を順に実行し、
    前記第1の校正手段は、前記像形成手段により実行されている処理単位と並行して、後続の処理単位のための色校正処理の少なくとも一部を行う
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の校正手段は、
    前記像形成手段により記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいてこの画像の特徴量を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された特徴量に基づいて、色校正の校正値を決定する校正値決定手段と
    を有し、
    前記第1の校正手段は、前記像形成手段により実行されている処理単位と並行して、後続の処理単位のための前記検出手段による検出処理及び前記校正値決定手段による校正値決定処理の少なくとも一方を行う
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 利用者から要求された画像形成処理は、複数の処理単位に分割され、
    前記像形成手段は、実行中の処理単位に、後続の処理単位のための色校正処理で用いられる色校正用の画像の形成処理を割り込ませ、
    前記第1の校正手段は、前記像形成手段により形成された色校正用の画像に基づいて、後続の処理単位のための色校正処理を行う
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記媒体供給手段は、色校正用の画像形成処理を実行中の処理単位に割り込ませる場合に、後続の処理単位で用いられる記録用紙を前記像形成手段に供給する
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記像形成手段は、記録媒体の種類に応じて画像形成の動作モードを切り替え、
    前記媒体供給手段は、前記色校正用の画像形成処理に用いる記録媒体として、実行中の処理単位における動作モード及び後続の処理単位で用いられる記録媒体の種類に応じた記録媒体を前記像形成手段に供給する
    請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記像形成手段は、
    形成された画像を前記記録媒体に転写する位置まで搬送する像担持体
    を有し、
    この像形成手段は、前記動作モードとして、前記像担持体による画像の搬送速度又は前記像担持体に担持された画像の間隔の少なくとも一方を切り替え、
    前記媒体供給手段は、前記像担持体による画像の搬送速度又は前記像担持体に担持された画像の間隔の少なくとも一方に適合した記録媒体を供給する
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 記録媒体に形成された画像の発色特性が変動する変動要因を監視する要因監視手段
    をさらに有し、
    前記制御手段は、前記要因監視手段により監視される変動要因が既定の範囲を越えた場合に、前記第1の校正手段による色校正処理を許可し、これ以外の場合に、前記第1の校正手段による色校正処理を禁止する
    請求項1〜11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記像形成手段は、記録媒体に複数色のトナー像を形成し、形成されたトナー像を記録媒体に定着させ、
    前記第1の校正手段は、定着処理がなされた画像に基づいて、色校正処理を行う
    請求項1〜12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、利用者の選択に応じて前記第1の校正手段又は前記第2の校正手段に色校正処理を行わせる
    請求項1〜13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 記録媒体に画像を形成する像形成手段と、
    前記記録媒体に形成された画像に基づく第1の色校正処理と、予め定められた基準値に基づく第2の色校正処理とを行う校正手段と、
    複数種類の記録媒体の中から、選ばれた記録媒体を前記像形成手段に供給する媒体供給手段と、
    前記校正手段に対して、前記媒体供給手段により供給される少なくともいずれか1種の記録媒体について前記第1の色校正処理を許可し、前記媒体供給手段により供給される少なくともいずれか他の1種の記録媒体について前記第1の色校正処理を禁止し、前記第2の色校正処理を許可する制御手段と
    を有する画像形成装置。
  16. 複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置であって、
    複数の前記処理単位を順に実行して、複数の画像を形成する像形成手段と、
    前記記録媒体に形成された画像に基づいて、色校正処理を行う校正手段と、
    前記像形成手段により実行されている処理単位と並行して、後続の処理単位のための色校正処理の少なくとも一部を行うよう前記校正手段を制御する制御手段と
    を有する画像形成装置。
  17. 複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置であって、
    複数の前記処理単位を順に実行して、記録媒体に画像を形成する像形成手段と、
    前記像形成手段に対して、実行中の処理単位に、後続の処理単位のための色校正処理で用いられる色校正用の画像の形成処理を割り込ませる制御手段と、
    前記記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいて、色校正処理を行う校正手段と
    を有する画像形成装置。
  18. 画像を記録媒体に形成する画像形成装置の校正方法であって、
    記録媒体に画像を形成し、
    少なくともいずれか1種の記録媒体について、前記記録媒体に形成された画像に基づく第1の色校正処理を行い、少なくともいずれか他の1種の記録媒体について、予め定められた基準値に基づく第2の色校正処理を行う
    画像形成装置の校正方法。
  19. 複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置の校正方法であって、
    複数の前記処理単位を順に実行し、
    実行されている処理単位と並行して、後続の処理単位のための色校正処理の少なくとも一部を行う
    画像形成装置の校正方法。
  20. 複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置の校正方法であって、
    前記処理単位を順に実行することにより、記録媒体に画像を形成し、
    実行中の処理単位に、後続の処理単位のための色校正処理で用いられる色校正用の画像の形成処理を割り込ませ、
    記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいて、色校正処理を行う
    画像形成装置の校正方法。
  21. 画像を記録媒体に形成する画像形成装置において、
    記録媒体に画像を形成するステップと、
    少なくともいずれか1種の記録媒体について、前記記録媒体に形成された画像に基づく第1の色校正処理を行うステップと、
    少なくともいずれか他の1種の記録媒体について、予め定められた基準値に基づく第2の色校正処理を行うステップと
    を前記画像形成装置に実行させるプログラム。
  22. 複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置において、
    複数の前記処理単位を順に実行するステップと、
    実行されている処理単位と並行して、後続の処理単位のための色校正処理の少なくとも一部を行うステップと
    を前記画像形成装置に実行させるプログラム。
  23. 複数の処理単位からなる画像形成処理を実行する画像形成装置において、
    前記処理単位を順に実行することにより、記録媒体に画像を形成するステップと、
    実行中の処理単位に、後続の処理単位のための色校正処理で用いられる色校正用の画像の形成処理を割り込ませるステップと、
    記録媒体に形成された色校正用の画像に基づいて、色校正処理を行うステップと
    を前記画像形成装置に実行させるプログラム。
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