JP2001136399A - 色校正用カラーチャートおよび色校正装置 - Google Patents

色校正用カラーチャートおよび色校正装置

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JP2001136399A
JP2001136399A JP31341699A JP31341699A JP2001136399A JP 2001136399 A JP2001136399 A JP 2001136399A JP 31341699 A JP31341699 A JP 31341699A JP 31341699 A JP31341699 A JP 31341699A JP 2001136399 A JP2001136399 A JP 2001136399A
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color
toner
recording medium
patch
printer
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JP31341699A
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English (en)
Inventor
Etsuko Sato
悦子 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混色の色校正を高精度に行うことのできる色
校正装置を得る。 【解決手段】 複数の色材の1つを用いて出力された色
のパッチおよび複数の色材の2つ以上が混合されるとと
もにこれらの色材中の一色の色材の量が変化された色の
パッチとを有する色校正用カラーチャートと予め与えら
れた色見本との比較から記録媒体上での再現色の状態係
数を求める再現色計算処理部と、再現色計算処理部によ
り求められた状態係数により色補正係数を校正する色校
正手段とを有する色校正装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー出力機器の
設置環境による色再現特性の変化を校正する色校正用カ
ラーチャートおよび色校正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置について説明する。
【0003】従来における画像形成装置の一つであるカ
ラープリンタとして、電子写真技術を応用したものが知
られている。そして、このカラープリンタには、感光体
ベルト上にレーザビームで形成された潜像を各色に対応
して設けられた現像器で現像し、顕画化された単色画像
を像形成媒体である中間転写体上に一旦転写して合成
し、中間転写体上の合成像を一括して用紙に転写する、
いわゆる中間転写体方式の画像形成装置がある。
【0004】このような構成のカラープリンタでは、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラッ
ク(K)の各色トナーは感光体ベルトから中間転写体に
単色毎に転写されて中間転写体上にカラー画像を合成し
た後、中間転写体から記録媒体に当該カラー画像を転写
するという2つの転写工程により画像形成を行ってい
る。
【0005】そして、これら2つの転写工程は静電力と
ローラ間の圧力とによってトナーを転写している。
【0006】ここで、これらの工程でのトナーの転写効
率は、感光体ベルトから中間転写体への転写(以下、
「第一転写」という。)では約92%、中間転写体から
記録媒体への転写(以下、「第二転写」という。)では
約87%であり、全てのトナーつまり100%のトナー
が転写されるということはない。
【0007】また、転写工程は温度や湿度による環境、
階調パターン、感光体等の特性、消耗等による影響を受
け、入力濃度信号CMYKに対して常に同じ出力濃度を
得ることは難しい。
【0008】そこで、従来では、入力濃度信号CMYK
に対して常に同じ出力を得るようにするため、設置環境
や使用年数によるプリンタの特性の変化を校正する技術
が提案されてきている。
【0009】次に、この校正技術について説明する。
【0010】ここで、図22は従来におけるCMYK各
色の中間調の色校正用カラーチャートである。
【0011】校正用のカラーチャートはプリンタから出
力される。そして、その出力結果と、予め供給されてい
るCMYK各色の色見本との濃度が一致するパッチをユ
ーザがカラーチャートの中から選び出し、その調整値を
CMYK各色で入力する。図22において、破線115
で囲まれている数値が調整値である。
【0012】そして、この調整値を入力することによっ
て現像バイアス電圧等を各単色で調整し、各単色での濃
度を補正している。
【0013】このように、校正用カラーチャートを出力
したときのプリンタの状態において、CMYK各色の出
力濃度の校正を行っている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
プリンタの構成から分かるように、C,M,Y,Kの混
色を出力する場合、第2転写の工程では、中間転写体の
表面に各色のトナーが重畳されて一括で記録媒体に転写
される。
【0015】そのため、単色だけの色校正を行っても、
混色の場合は入力濃度信号CMYKに対して各CMYK
共に所期の濃度が出力できないので、カラーマッチング
をする際に色補正精度が悪いという問題がある。
【0016】このように、単色の色校正用カラーチャー
トでは、混色の色補正が高精度にできないという問題が
ある。
【0017】そこで、本発明は、混色の色校正を高精度
に行うことのできる色校正技術を提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の色校正用カラーチャートは、複数の色材を
記録媒体に付着させてカラー画像を形成する画像形成装
置における色校正に使用されるカラーチャートであっ
て、複数の色材の1つを用いて出力された色のパッチ
と、複数の色材の2つ以上が混合されるとともにこれら
の色材中の一色の色材の量が変化された色のパッチとを
有する構成としたものである。
【0019】これにより、混色の色校正を高精度に行う
ことが可能になる。
【0020】本発明の色校正装置は、前述した色校正用
カラーチャートと予め与えられた色見本との比較から記
録媒体上での再現色の状態係数を求める再現色計算処理
部と、再現色計算処理部により求められた状態係数によ
り色補正係数を校正する色校正手段とを有する構成とし
たものである。
【0021】これにより、混色の色校正を高精度に行う
ことが可能になり、プリンタの色補正精度の向上を図る
ことができる。
【0022】本発明の色校正装置は、前述した色校正用
カラーチャートの各パッチの色値を自動的に読み取る色
値測定手段と、色値測定手段で読み取られた色値の中か
ら予め与えられた複数の色見本の色値に近い色値のパッ
チを選択する手段と、選択されたパッチの色情報と色見
本の色情報から記録媒体上での再現色の状態係数を求め
る再現色計算処理部と、再現色計算処理部により求めら
れた状態係数により色補正係数を校正する色校正手段と
を有する構成としたものである。
【0023】これにより、色校正用カラーチャートを印
字するだけで、自動的に色校正を行うことが可能にな
る。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
複数の色材を記録媒体に付着させてカラー画像を形成す
る画像形成装置における色校正に使用されるカラーチャ
ートであって、複数の色材の1つを用いて出力された色
のパッチと、複数の色材の2つ以上が混合されるととも
にこれらの色材中の一色の色材の量が変化された色のパ
ッチとを有する色校正用カラーチャートであり、混色の
色校正を高精度に行うことが可能になるという作用を有
する。
【0025】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の色校正用カラーチャートと予め与えられた色見
本との比較から記録媒体上での再現色の状態係数を求め
る再現色計算処理部と、再現色計算処理部により求めら
れた状態係数により色補正係数を校正する色校正手段と
を有する色校正装置であり、混色の色校正を高精度に行
うことが可能になり、プリンタの色補正精度の向上を図
ることができるという作用を有する。
【0026】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1記載の色校正用カラーチャートの各パッチの色値を自
動的に読み取る色値測定手段と、色値測定手段で読み取
られた色値の中から予め与えられた複数の色見本の色値
に近い色値のパッチを選択する手段と、選択されたパッ
チの色情報と色見本の色情報から記録媒体上での再現色
の状態係数を求める再現色計算処理部と、再現色計算処
理部により求められた状態係数により色補正係数を校正
する色校正手段とを有する色校正装置であり、色校正用
カラーチャートを印字するだけで、自動的に色校正を行
うことが可能になるという作用を有する。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図21を用いて説明する。なお、これらの図面にお
いて同一の部材には同一の符号を付しており、また、重
複した説明は省略されている。
【0028】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における画像出力装置の構成を示す概略図、図2は
図1の画像出力装置における画像形成装置の全体構成を
示す説明図、図3は記録媒体上に転写されたCMYKト
ナーの理想状態を示す模式図、図4は実施の形態1の画
像形成装置におけるトナー転写の状態を示す説明図、図
5は実施の形態1の画像形成装置における中間転写体表
面からの距離とトナー転写確率との関係を示すグラフ、
図6は実施の形態1の画像形成装置における2色トナー
の転写状態を示す模式図、図7は実施の形態1の画像形
成装置における記録媒体上に転写された4色トナーを示
す模式図、図8は実施の形態1の画像形成装置における
入力濃度信号からプリンタ再現色を求めるための構成要
素を示すブロック図、図9はクベルカームンク混色理論
を示す説明図、図10は実施の形態1の画像形成装置に
おける記録媒体上のCMYKトナーの状態を示す説明
図、図11は実施の形態1の画像形成装置におけるCM
Y−L*a*b*変換テーブル作成処理部の構成を示す
ブロック図、図12は実施の形態1の画像形成装置にお
けるCMY−L*a*b*変換テーブルを示す説明図、
図13は実施の形態1の画像形成装置におけるプリンタ
色補正処理部の構成を示すブロック図、図14は実施の
形態1の画像形成装置における三次元参照テーブルの補
間を示す概念図、図15は実施の形態1の画像形成装置
におけるプリンタ色補正参照テーブルの作成手順を示す
フローチャート、図16は実施の形態1の画像形成装置
における色校正用カラーチャートを示す説明図、図17
は実施の形態1の画像形成装置における色校正の手順を
示すフローチャート、図18は実施の形態1の画像形成
装置における色校正用の色見本を示す説明図である。
【0029】図1に示すように、本実施の形態における
画像出力装置は、RGB信号によって画面上にカラー画
像4を表示するカラーディスプレイ1、カラー画像の色
調整を行ってRGB信号を変換したり色信号の入出力の
制御を行うコンピュータ2、コンピュータ2より送信さ
れたカラー画像RGB信号をCMYK濃度信号に変換し
てカラー画像を出力する画像形成装置(プリンタ)であ
るカラープリンタ3から構成されている。
【0030】図2に示すように、画像形成装置は、感光
体ベルト(感光体)5上にレーザビーム18で形成され
た潜像を各色の現像器14K,14Y,14M,14C
で現像し、顕画化された単色画像を像形成媒体である中
間転写体15上に一旦転写して合成し、中間転写体15
上の合成像を一括して記録媒体に転写する、いわゆる中
間転写体方式の画像形成装置である。なお、本発明は、
このような中間転写体方式以外の画像形成装置に対して
も適用することができる。
【0031】まず、このような電子写真装置における感
光体ベルト5の周辺の構成を説明する。
【0032】図2において、閉ループ状の感光体ベルト
(像担持体)5はPET基材、アルミ蒸着層、電荷発生
層(CGL)、電荷輸送層(CTL)で構成されおり、
3本の感光体搬送ローラ6、7、8によって支持され、
駆動モータ(図示せず)によって矢印A方向に周回動さ
れる。この感光体ベルト5の継目11付近には感光体位
置検出用マーク9が配置されている。また、感光体位置
検出マーク9を検出する感光体位置検出センサ10が設
けられている。画像を形成する際には感光体ベルト5の
継目11を回避しなければならないので、このときに感
光体位置検出センサ10の出力を参照して継目11でな
い箇所に画像が形成される。
【0033】感光体ベルト5の周面には、矢印Aで示す
回転方向に沿って、帯電器12、露光光学系13、ブラ
ック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各色の現像器(現像手段)14K,14Y,1
4M,14C、中間転写体(像担持体)15、感光体ク
リーニング装置16および除電器17が順次配置されて
いる。
【0034】帯電器12はタングステンワイヤ等からな
る帯電線と金属板からなるシールド板、グリッド板等
(図示せず)によって構成され、帯電線へ負の高電圧を
印加すると帯電線がコロナ放電を起こし、グリッド板に
例えば−700Vの電圧を印加すると感光体ベルト5の
表面は一様に−600V程度の負の電位に帯電する。
【0035】露光光学系13はレーザ駆動装置、ポリゴ
ンミラー、レンズ系、ポリゴンミラー回転用のモータ
(スキャナモータ)等(図示せず)で構成され、帯電さ
れた感光体ベルト5上に露光光線18を照射して静電潜
像を形成する。この露光光線18は画像データ変換手段
(図示せず)からの画像信号をレーザ駆動回路(図示せ
ず)によりパルス幅変調して得られ、感光体ベルト5上
に特定色の画像データに対応する静電潜像を形成するも
のである。
【0036】各現像器14K,14Y,14M,14C
はそれぞれブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのト
ナー(色材)を収納している。各色現像器14K,14
Y,14M,14Cは導電性ゴム等を用いた現像ローラ
19K,19C,19M,19Yを有しており、現像ロ
ーラ19K,19C,19M,19Yを感光体ベルト5
の回転方向Aに対して順方向に回転させると、現像器1
4K,14Y,14M,14Cの内部から薄層化された
トナーが現像ローラ19K,19C,19M,19Yの
表面に供給される。トナーは薄層化される時点で摩擦に
より負に帯電している。そして、各色の現像は、現像ロ
ーラ19K,19C,19M,19Yに負の電圧(現像
バイアス)を印加して回転させながら、各色離接カム2
0K,20Y,20M,20Cに対応した専用モータ
(図示せず)を駆動し、選択された現像器、例えばブラ
ック現像器14Kを移動させて現像ローラ19Kを感光
体ベルト5に接触させて行う。即ち、本実施の形態では
非磁性一成分トナーを用いた接触現像が採用されてい
る。
【0037】潜像が形成された部分の感光体ベルト5の
表面電位(明電位)は−50〜−100V近くに上昇し
ている。したがって、現像ローラ19K,19C,19
M,19Yに−300V程度の負の電位を与えること
で、感光体ベルト5から現像ローラ19K,19C,1
9M,19Yの方向に電界が発生する。この結果、現像
ローラ19K,19C,19M,19Y上の負に帯電し
たトナーには電界の逆、即ち感光体ベルト5の方向にク
ーロン力が作用するので、トナーは感光体ベルト5に形
成された潜像部分に付着する。一方潜像が形成されてい
ない部分の感光体ベルト5の表面電位(暗電位)は−6
00Vであるから、現像バイアスを印加しても電界は現
像ローラ19K,19C,19M,19Yから感光体ベ
ルト5の方向に生じるため、トナーは感光体ベルト5に
は付着しない。
【0038】なお、以上のような現像プロセスは、光が
照射された部分(すなわち、白)にトナーを付着させる
(すなわち、黒)ため、一般にネガポジプロセスあるい
は反転現像と呼称されている。
【0039】感光体クリーニング装置16は感光体ベル
ト5を挟んで感光体支持ローラ8と対向して配置されて
おり、感光体ベルト5から中間転写体15の転写後に感
光体ベルト5に残っている残留トナーを除去する。感光
体ベルト5の継目11は露光光線18の走査方向に対し
て3゜〜5゜程度傾斜して設けられており、継目11が
感光体クリーニング装置16を通過する際の衝撃によ
り、画像が乱れないよう配慮されている。したがって、
感光体クリーニング装置16は感光体ベルト5に対して
離接する機構を有していない。
【0040】除電器17は赤色LEDを複数個線上に配
置したものであり、感光体ベルト5上の残留電位を除去
する。
【0041】次に中間転写体周辺の構成について説明す
る。
【0042】中間転写体15は、アルミ等の金属からな
る例えば直径200mm程度の素管に導電性の樹脂等か
らなるベルト形状のシートが巻かれたもので、駆動モー
タ(図示せず)によって感光体ベルト5の回転方向Aと
順方向となる回転方向Bに周回動される。そして、感光
体ベルト5に形成された単色画像を合成してフルカラー
画像が形成される。
【0043】この中間転写体15に対して、ゴム等をブ
レード状に形成した中間転写体クリーニング手段21が
設けられている。この中間転写体クリーニング手段21
は、中間転写体15上に合成画像が形成されている間は
この中間転写体15から離間しており、クリーニング時
にのみ当接して中間転写体15から用紙などの記録媒体
22に転写されずに残ったトナーを除去する。中間転写
体15の側面には中間転写体位置検出板23が配置され
ている。また、この中間転写体位置検出板23に設けら
れたスリットを検出するための中間転写体位置検出セン
サ24が設置されている。そして、画像を形成する際に
は、中間転写体位置検出センサ24により複数個のスリ
ットから1つが選択され、選択されたスリットが画像形
成位置の基準として用いられる。
【0044】ここで、画像形成基準の決定について説明
する。
【0045】図2の構成の画像形成装置では、感光体ベ
ルト5と中間転写体15との周長は等しくなるよう設計
されているが、完全に同一とすることは困難であり、そ
のために各々の回転周期は異なっている。したがって、
もし感光体位置検出マーク9を画像形成基準にした場合
には、感光体ベルト5上では常に同じ位置にトナー像が
形成されるが、中間転写体15上で画像を重ねると各色
のトナー像が位置ずれを起こす。一方、中間転写体15
から画像形成基準を得た場合には、周長差に応じて感光
体ベルト5上の画像形成位置は徐々に変わって行くが、
中間転写体15上では同じ位置に合成像が形成される。
したがって、画像形成基準は中間転写体15から得られ
るようになっている。
【0046】ところで、既に説明したように感光体ベル
ト5には継目11があり、継目11上にトナー像は形成
できないため、中間転写体15の適当な位置で画像形成
位置を見つけても画像形成動作に移行できない場合があ
る。
【0047】そこで、感光体位置検出マーク9を検出し
た直後の中間転写体位置検出板23のスリットが画像形
成基準として選択される。
【0048】なお、原理上は中間転写体位置検出板23
のスリットは一つであっても構わないが、感光体ベルト
5と中間転写体15の位置関係によってはファースト印
字が遅くなることが考えられるため、中間転写体位置検
出板23にはスリットが複数個設けられている。
【0049】中間転写体15上のトナー濃度を検出する
ために、発光素子と受光素子とが複合化された濃度セン
サ25が設けられている。濃度センサ25の発光側はD
/A変換器(図示せず)に接続されており、D/A変換
器にデータを設定して電流を制御することで発光光量を
変化させることができる構成となっている。受光側の出
力はCPUのA/D変換ポート(図示せず)に入力され
る。
【0050】次に、給紙系および定着系の構成について
説明する。
【0051】用紙などの記録媒体22は、記録媒体カセ
ット26から給紙ローラ27により1枚ずつ用紙搬送路
28に送り出される。
【0052】中間転写体15の外周面と所定量にわたっ
て接触する転写ユニット29が配置されている。この転
写ユニット29は中間転写体15上の合成画像を記録媒
体22に転写するもので、導電性のゴム等をベルト状に
形成した転写ベルト30と、中間転写体15上の合成画
像を記録媒体22に転写するための転写バイアスを印加
する転写器31と、記録媒体22が合成画像を転写され
た後、中間転写体15に静電的に張り付くのを防止する
ようにバイアスを印加する分離器32とから構成されて
いる。転写ユニット29よりも搬送方向下流側には、内
部に熱源を有するヒートローラ34と加圧ローラ35と
から構成される定着器33が配置されている。この定着
器33において、記録媒体22上に転写された合成画像
はヒートローラ34と加圧ローラ35の狭持回転に伴い
圧力と熱によって記録媒体22に定着させ、カラー画像
が形成される。
【0053】このような構成のカラープリンタにより、
感光体ベルト5から中間転写体15には、4回でCMY
K4色の各々のトナー像が転写される。このことから、
4色のトナーは、中間転写体15上では4層に重なって
いると考えられることから、一括で記録媒体22に転写
されるので、記録媒体22上でも同様に4層の層状態で
ある。
【0054】ここで、図3に示すように、記録媒体36
上に転写されたKトナー37、Yトナー38、Mトナー
39およびCトナー40の理想状態は、中間転写体15
から記録媒体36にこれら全てのトナーが転写された状
態である。
【0055】そして、図4に示すように、中間転写体1
5の表面41には、摩擦により負に帯電し、静電力によ
り感光体ベルト5(図2)から転写されたトナー粒子4
2がある。ここでは、CMYKの各トナー転写工程を経
ることにより、各色のトナー粒子42が中間転写体15
の表面41に層状に存在している。
【0056】中間転写体15から離間して、用紙などの
記録媒体43が位置している。そして、記録媒体43の
裏面側には転写ユニット29(図2)の転写器31が位
置している。転写器31はコロナ帯電器であり、記録媒
体43の裏面に帯電トナーと逆極性の電荷を与え、トナ
ーが記録媒体43に静電的に吸着するような電界を記録
媒体36と中間転写体15の表面41との間に形成す
る。
【0057】トナー粒子42は、たとえそれが多層であ
っていても、十分な電荷が転写器31から与えられれ
ば、理論上では全てが記録媒体36上に転写される。し
かしながら、中間転写体15の表面41にトナー粒子4
2がファンデルワールス力等により付着していることか
ら、中間転写体15の表面41側に位置するトナー粒子
42は転写されにくいということが実験で分かってい
る。
【0058】そこで、中間転写体15の表面41からの
距離とトナーの転写確率との関係を求めてトナー転写量
を見積もる技術を取り入れた。以下に、その手順につい
て説明する。
【0059】図5に中間転写体表面からの距離とトナー
転写確率との関係を示す。なお、原点は中間転写体表面
の位置である。
【0060】図5のグラフにおける曲線は実験的に求め
られたものである。この求め方について、2色トナーの
混色の場合を例に以下に説明する。
【0061】すなわち、図4における中間転写体15の
表面41に重畳される2色のトナーの総量を一定にし、
2色トナーの混合割合を変え、中間転写体15の表面4
1に残った2色トナーの量と記録媒体43に転写された
トナーの量を測定する。測定した量は単位面積当たりの
トナー付着量であり、中間転写体15の表面41に残っ
た単位面積当たりのトナー量、記録媒体43に転写され
た単位面積当たりのトナー量を測定し、図5に示すグラ
フが求められた。
【0062】図6は実施の形態1における2色トナーの
転写状態を示す模式図である。なお、2色トナーはCト
ナーとMトナーである。
【0063】図6において、符号48は用紙などの記録
媒体36上に転写されたMトナー量を、符号49は中間
転写体15に残ったMトナー量を示している。また、符
号50は記録媒体36上に転写されたCトナー量を、符
号51は中間転写体15に残ったCトナー量を示してい
る。そして、四角形の面積がトナー量をそれぞれ示して
いる。
【0064】また、図6(a)、(b)、(c)は、そ
れぞれの割合で測定したCMのトナー量を模式的に示し
ている。(d)は(a)、(b)、(c)から求めた各
層位置での中間転写体15に残ったトナー量と記録媒体
36に転写されたトナー量とを模式的に示している。こ
れらの結果から図5の曲線が求められる。したがって、
図5におけるトナー転写確率は単位面積当たりのトナー
が何%転写されたかを示し、中間転写体表面からの距離
は単位面積当たりのトナー量を示す。
【0065】以下に、中間転写体表面からの距離を単位
面積当たりのトナー量にした理由について説明する。
【0066】トナーの比重をa(g/cm3)とする
と、単位面積当たりのトナー量m(g/cm2)の高さ
h(cm)は(数1)で表される。
【0067】
【数1】
【0068】単位面積当たりのトナー量mと高さhは比
例関係であり、測定量である単位面積当たりのトナー量
を簡単にするため、距離xとした。実施の形態1では、
CMYKそれぞれのトナーの比重は等しい。
【0069】以上より、求められたトナー転写確率pと
距離xとの関係を(数2)に示す。
【0070】
【数2】
【0071】(数2)中のA、aはプリンタの状態によ
って決まる数である。
【0072】例えば、プリンタの設置された環境の湿度
が低下すると、記録媒体の帯電圧が低下してトナーの転
写効率も低下し、A値は大きくなる。したがって、温度
や湿度等の環境パラメータとa値とA値との関係を把握
することによって、トナー転写量が算出できる。
【0073】図7に実施の形態1における記録媒体36
上に転写される4色トナーを模式的に示す。
【0074】図7において、符号52は(数2)の関係
式から求められた曲線であり、中間転写体表面に残るト
ナーと記録媒体36に転写されるトナーとを分割してい
る。符号53〜56は記録媒体36に転写されるトナー
を示しており、符号53はKトナー量Kp、符号54は
Yトナー量Yp、符号55はMトナー量Mp、符号56
はCトナー量Cpである。また、符号57〜60は中間
転写体表面に残ったトナーであり、符号57はKトナー
量Km、符号58はYトナー量Ym、符号59はMトナ
ー量Mm、符号60はCトナー量Cmである。
【0075】プリンタの入力濃度信号CMYKから期待
される各色のトナー量はCi、Mi、Yi、Kiであ
る。
【0076】これらのトナー量の関係を(数3)に示
す。
【0077】
【数3】
【0078】Km,Ym,Mm,Cmは(数2)を用い
ると(数4)に示す式により求められる。
【0079】
【数4】
【0080】以上の計算により、記録媒体に転写される
トナー量を求める。
【0081】図8に実施の形態1におけるプリンタの入
力濃度信号CMYKからプリンタ再現色を計算する構成
要素を示す。
【0082】再現色は公知の知覚色空間L*a*b*の
値で与えられる。知覚色空間L*a*b*とは、色の明
るさの大きさを示す明度軸L*軸と、色の彩度C*ab
と色相H°abとを(数5)によって表したものであ
る。また、知覚色空間内での距離は色差を表すことがで
き、知覚色空間は視覚的に色差が均等となるように設計
されている。
【0083】
【数5】
【0084】図8において、当該構成要素には、記録媒
体への出力濃度と比例関係にあるCMYK各色の濃度信
号61C,61M,61Y,61Kが入力され、これら
の濃度信号61C,61M,61Y,61Kから各単色
で印字した場合におけるCMYKトナーが記録媒体へ付
着する量を算出する単色付着量導出部62C,62M,
62Y,62Kを備えている。ここで、一般に、プリン
タで再現される濃度、例えばO.D.(Optical
Density、光学濃度)0.0〜1.8程度まで
は、トナー付着量とO.D.とは比例するが、トナー付
着量が増加するに従ってO.D.は飽和する。
【0085】また、単色付着量導出部62C,62M,
62Y,62Kから出力されたCMYK各色の濃度信号
に対するCMYKトナーの付着量63C,63M,63
Y,63Kが入力される中間転写体付着量指定部64
C,64M,64Y,64Kを備えている。この中間転
写体付着量指定部64C,64M,64Y,64Kにお
いて、記録媒体36に各単色で付着量63C,63M,
63Y,63Kに沿った量のトナーを付着させるために
必要な中間転写体表面に付着させるトナー量を指定す
る。
【0086】ここで、中間転写体付着量指定部64C,
64M,64Y,64Kにおける処理について説明す
る。なお、CMYKのKの場合についてのみ説明する。
【0087】(数3)中で、中間転写体表面に転写され
るトナーはKiである。このKiの値を求めるために、
(数3)および(数4)を用いて(数6)に示す計算を
行う。
【0088】
【数6】
【0089】以上の計算式により、中間転写体表面に付
着するCMYK各単色のトナー量を各色単位に指定す
る。
【0090】また、中間転写体付着量指定部64C,6
4M,64Y,64Kから出力された中間転写体表面へ
の付着トナー量を示す中間転写体付着量指定値65C,
65M,65Y,65Kが入力される転写量補正処理部
66を備えている。ここでは、中間転写体付着量指定値
65C,65M,65Y,65Kを(数2)〜(数4)
の式のCi,Mi,Yi,Kiに代入してCm,Mm,
Ym,Kmを算出し、記録媒体に付着されるトナー量C
p,Mp,Yp,Kpを求める。すなわち、転写量補正
処理部66は、指定色材量から色材の各付着量または非
付着量を予測する。
【0091】そして、転写量補正処理部66から出力さ
れた記録媒体への付着トナー量67C,67M,67
Y,67Kが入力され、知覚色空間L*a*b*の値6
9L,69A,69Bを出力する再現色計算処理部68
を備えている。したがって、再現色計算処理部68は、
トナー付着量から再現される色を予測するものである。
【0092】ここで、再現色計算処理部68について以
下に説明する。
【0093】図9は実施の形態1におけるクベルカーム
ンク混色理論の説明図である。
【0094】図9を用いて、再現色計算処理に応用され
ているクベルカームンク混色理論について説明する。
【0095】図9において、記録媒体70は、波長wに
対する反射率がRp(w)である。なお、反射率とは、
波長wの光に対するその反射光の割合をいう。
【0096】また、記録媒体70上に付着したトナー7
1の特性である波長wの散乱係数はS(w)、吸収係数
はK(w)、無限のトナー層厚での反射係数はR∞
(w)で表す。ここで、散乱係数Sは、単位厚さ当たり
に散乱する光を示し、吸収係数Kは単位厚さ当たりに吸
収する光を示す。また、無限層厚での反射係数R∞はト
ナーの厚さが無限大のときの反射率を示す。
【0097】記録媒体70上に付着したトナー71の厚
さ72をXとする。また、トナー70に照射されている
照射光73に対するこの光の反射光74の割合を反射率
といい、波長wでの反射率をR(w)とする。この反射
率R(w)はクベルカームンクの混色理論によって(数
7)により表される。
【0098】なお、簡単にするため、R(w)をR、R
p(w)をRp、S(w)をS、R∞(w)をR∞と表
記する。
【0099】
【数7】
【0100】(数7)により可視波長380〜780n
mの領域の反射率を求め、トナーの再現される色を計算
する。
【0101】CMYK混色の場合の再現色計算は、この
理論を応用して行っている。
【0102】図10は実施の形態1の記録媒体上のCM
YKトナー状態を示している。この図10を用いて、ク
ベルカームンクの混色理論を応用したCMYKトナーが
再現する色の計算方法を説明する。
【0103】図8と同様に反射率Rp(w)の記録媒体
70上には、Cトナー層75、Mトナー層76、Yトナ
ー層77、Kトナー層78の各色トナーが層状に転写さ
れている。ここで、Cトナー層の層厚をXc、Mトナー
層の層厚をXm、Yトナー量の層厚をXy、Kトナー量
の層厚をXkとする。また、記録媒体70からの反射光
をRp、記録媒体70にCトナー層75が重なったとき
の反射光をRc、記録媒体70にCトナー層75とMト
ナー層76とが重なったときの反射光をRm、記録媒体
70にCトナー層75とMトナー層76とYトナー層7
7とが重なったときの反射光をRy、全トナー層75,
76,77,78からの反射光をRfとする。各層での
反射光の記号Rc,Rm,Ry,Rfを、以降のクベル
カームンク混色理論の説明における各層での反射率の記
号として用いる。
【0104】このトナー構造をクベルカームンク混色理
論に応用させ、全トナー量の反射率Rfを計算し、再現
色を求める。
【0105】先ず、記録媒体70にCトナー層75が重
なったときの反射率Rcは(数8)で計算される。
【0106】
【数8】
【0107】その上にMトナー層76が重なったときの
反射率Rmは、Rpの部分をRyに置き換え、(数9)
により計算される。
【0108】
【数9】
【0109】さらに、Yトナー層77が重なった場合の
反射率Ry、Kトナー層78が重なり全てのトナー層7
5,76,77,78が重なった場合の反射率Rfは、
それぞれ(数10)および(数11)によって計算され
る。
【0110】
【数10】
【0111】
【数11】
【0112】そして、(数11)によって計算された反
射率Rfが全トナーの反射率となり、再現色の反射率と
なる。
【0113】反射率Rfを可視波長領域380〜780
nmの範囲で計算する。
【0114】(数8)〜(数11)で用いられた各トナ
ーの散乱係数Sc,Sm,Sy,Skは測定値によって
求められる。その測定値は、各トナーを反射率Rpの記
録媒体70上に単色で出力したサンプルを測定した反射
率Rc0,Rm0,Ry0,Rk0である。そのときの
単位面積当たりのトナー付着量をトナー層厚Xc0,X
m0,Xy0,Xk0としている。散乱係数Sc,S
m,Sy,Skを求めるためには、これらの測定した反
射率とトナー層厚を用いて、(数7)の式を逆算して求
める。各トナーの散乱係数Sc,Sm,Sy,Skを求
める具体式を(数12)に示す。
【0115】
【数12】
【0116】この式で用いた層厚無限大の反射率R∞
は、各単色でトナーを重ねてプリンタで出力させてい
き、濃度が飽和する点の反射率を測定している。
【0117】上記式により計算された反射率を(数1
3)を用い、色の3刺激値XYZに変換し、(数14)
により知覚色空間L*a*b*の値に変換する。
【0118】
【数13】
【0119】
【数14】
【0120】(数13)のx(w),y(w),z
(w)は等色関数であり、用いた値は日本規格協会編集
「JISハンドブック 色彩」の115ページに記載し
てある。
【0121】以上の再現色計算処理部68の処理により
知覚色空間L*a*b*の値が得られる。
【0122】以上の装置により、CMYK濃度信号から
再現色の色値である知覚色空間L*a*b*の値を求め
ることができる。そして、これを用い、プリンタ色補正
に用いられるRGBからCMYKに変換する色補正係数
を求める。
【0123】以下、色補正係数について説明する。
【0124】図11に実施の形態1におけるCMY−L
*a*b*変換テーブル作成処理部の構成を示す。
【0125】図11において、入力されたCMYの濃度
信号88C,88M,88Yに対してUCR処理を行
い、新たにK濃度信号を生成するUCR処理部89を備
えている。ここで、UCR処理は、Under Col
or Removal、すなわち下色除去処理と呼ば
れ、CMYを重ねた場合のグレー成分をKによって置き
換える処理である。CMY信号をC’M’Y’K信号に
変換する処理の計算式を(数15)に示す。なお、CM
Yの最小値をMINとする。
【0126】
【数15】
【0127】rateはUCR率を示し、0.6〜0.
8の値をとる。
【0128】以上のUCR処理により、C濃度信号90
C、M濃度信号90M、Y濃度信号90Y、K濃度信号
90Kが得られる。そして、その値に基づき再現色計算
処理部91により再現色の状態係数が計算される。再現
色計算処理部91は図8に示す構成を有しており、プリ
ンタの転写工程も考慮した再現色を計算する。
【0129】図12は実施の形態1におけるCMY−L
*a*b*変換テーブルの構成図である。
【0130】複数のCMYの組93に対してL*a*b
*の組94がテーブルとなっている。このCMY−L*
a*b*変換テーブルを用いてプリンタ色補正で用いる
参照テーブルを作成する。
【0131】図13および図14を用いて、プリンタ色
補正の構成とプリンタ色補正で用いている三次元参照テ
ーブル補間方法について説明する。
【0132】図13に実施の形態1におけるカラープリ
ンタ3(図1)での色補正処理部の構成を示す。
【0133】図13において、コンピュータから送られ
てくるカラー画像であるRGBの輝度信号95R,95
G,95Bは、0〜255の値をとる。そして、この輝
度信号95R,95G,95Bは濃度変換処理部96
R,96G,96Bにおいて濃度信号に変換される。
【0134】一般的に、輝度Xは濃度dxに対して、
(数16)に示す関係がある。
【0135】
【数16】
【0136】(数16)による演算処理と併せて、実際
のRGB輝度信号、濃度信号の入力範囲、出力範囲を考
慮し、濃度変換処理で用いる変換式を(数17)に示
す。
【0137】
【数17】
【0138】ここで、Dr,Dg,Dbは濃度値、R,
G,Bは輝度値を示す。Dr,Dg,Db値の範囲は0
〜255である。濃度変換処理は、輝度値を濃度値に変
換することにより、プリンタ色補正の最終出力であるC
MYK濃度信号とほぼ線形の関係にある濃度信号をプリ
ンタ色処理部の入力にするために行われる。そして、こ
の濃度変換処理により、プリンタ色補正は処理部が簡易
になり、高精度の補正が可能になる。
【0139】図13において、プリンタ色補正処理部
(色校正手段)98では、Dr,Dg,Dbの濃度信号
97Dr,97Dg,97DbをCMYKの濃度信号9
9C,99M,99Y,99Kに変換する処理を行う。
このプリンタ色補正処理部98では、三次元参照テーブ
ル補間方法が用いられている。
【0140】図14に実施の形態1における三次元参照
テーブル補間方法の概念図を示す。
【0141】符号100はDrDgDb空間で、入力色
空間全体の範囲を示した立方体である。この入力色空間
100を図14の実線で示すようにさらに小さい立方体
に分割する。分割された全ての立方体の各頂点(Dr
i,Dri,Dbi)に対応したプリンタの濃度信号
(Ci,Mi,Yi,Ki)が参照テーブルになってい
る。符号101は入力信号(Drin,Dgin,Db
in)を示す。符号102は入力信号(Drin,Dg
in,Dbin)101が含まれるRGB全色空間中の
一つの立方体である。立方体102の頂点の濃度信号
(Ci,Mi,Yi,Ki)(i=0〜7)を補間し
て、濃度信号(Cout,Mout,Yout,Kou
t)を得る。
【0142】(数18)に算出式を示す。
【0143】
【数18】
【0144】数式中のwi(i=0〜7)は各頂点に対
する重みであり、立方体102に内在する入力信号(D
rin,Dgin,Dbin)101のDrDgDb空
間上の位置と立方体の各頂点(Dri,Dgi,Db
i)(i=0〜7)との各距離から求められる。
【0145】プリンタ色補正は前述のような参照テーブ
ル補間により行われている。
【0146】ここで用いられる参照テーブルの作成方法
を、図15のフローチャートに従って説明する。
【0147】先ず、参照テーブル中の一つの格子点(D
ri,Dgi,Dbi)の値を得る(ステップ1)。
【0148】次に、DrDgDb値をRGB値に(数1
7)式の逆変換を行って変換し、その後、知覚色空間で
あるL*a*b*空間の値(L*i,a*i,b*i)
に変換する(ステップ2)。変換式を(数19)に示
す。
【0149】
【数19】
【0150】図12に示すような予め作成されたCMY
−L*a*b*変換テーブルのL*a*b*群94の中
から(ステップ2)で算出した(L*i,a*i,b*
i)と色差ΔE*abが最小となるL*a*b*の値を
検索する(ステップ3)。この処理において評価基準と
なる色差ΔE*abの計算式を(数20)に示す。
【0151】
【数20】
【0152】L*a*b*群94(図12)の中から求
められたL*a*b*に対応するCMYの値を求め、U
CR処理の結果であるCMYK値を得る。
【0153】ステップ1〜3の処理により、参照テーブ
ルの各格子点DrDgDbに対応するCMYK値が求め
られる。そして、これを全格子点について求める(ステ
ップ4)。
【0154】以上のようにして求めた参照テーブルを用
いて、プリンタ色補正処理部98(図13)により、D
rDgDbからプリンタへの入力信号CMYKに変換
し、画像を出力する。
【0155】次に、以上で説明したプリンタ色補正装置
における色校正方法について説明する。
【0156】ここで、図16に実施の形態1における色
校正で用いられるカラーチャートを示す。
【0157】符号103は符号単色のカラーパッチであ
り、C,M,Yの単色で出力したカラーパッチである。
符号104はC,M,Y中の2色の混色、CMYの混色
のカラーパッチである。符号105は各単色、混色のカ
ラーパッチの番号を示している。符号106は各カラー
パッチに用いたトナー色を示している。
【0158】Cの1〜5のカラーパッチは、Cトナーの
みで出力した単色のカラーパッチであり、プリンタへの
入力信号が、(C,M,Y,K)=(115,0,0,
0),(120,0,0,0),(125,0,0,
0),(130,0,0,0),(135,0,0,
0)である。ここで、プリンタへの入力信号の範囲は0
〜255である。
【0159】Mの1〜5のカラーパッチは、Mトナーの
みで出力した単色のカラーパッチであり、プリンタへの
入力信号が、(C,M,Y,K)=(0,115,0,
0),(0,120,0,0),(0,125,0,
0),(0,130,0,0),(0,135,0,
0)である。
【0160】Yの1〜5のカラーパッチは、Mトナーの
みで出力した単色のカラーパッチであり、プリンタへの
入力信号が、(C,M,Y,K)=(0,0,115,
0),(0,0,120,0),(0,0,125,
0),(0,0,130,0),(0,0,135,
0)である。
【0161】CMの1〜5のカラーパッチは、C、Mト
ナーの2色トナーを用い出力するカラーパッチであり、
プリンタへの入力信号が、(C,M,Y,K)=(23
5,255,0,0),(240,255,0,0),
(245,255,0,0),(250,255,0,
0),(255,255,0,0)である。
【0162】MYの1〜5のカラーパッチは、M、Yト
ナーの2色トナーを用い出力するカラーパッチであり、
プリンタへの入力信号が、(C,M,Y,K)=(0,
235,255,0),(0,240,255,0),
(0,245,255,0),(0,250,255,
0),(0,255,255,0)である。
【0163】YCの1〜5のカラーパッチは、M、Yト
ナーの2色トナーを用い出力するカラーパッチであり、
プリンタへの入力信号が、(C,M,Y,K)=(23
5,0,255,0),(240,0,255,0),
(245,0,255,0),(250,0,255,
0),(255,0,255,0)である。
【0164】CMYの1〜5のカラーパッチは、C、
M、Yトナーの3色トナーを用い出力するカラーパッチ
であり、プリンタへの入力信号が、(C,M,Y,K)
=(235,235,255,0),(240,24
0,255,0),(245,245,255,0),
(250,250,255,0),(255,255,
255,0)である。
【0165】なお、これらのカラーパッチは図1に示す
コンピュータ2からプリンタ3へ、上述した数値の画像
データを転送してもよいし、プリンタ3側にカラーパッ
チのパターンを内蔵しておいてもよい。
【0166】上述したカラーチャートは、C、M、Yの
単色のパッチと、CMの混色においてMのみのトナー量
を変化させたパッチ、MYの混色においてYのみのトナ
ー量を変化させたパッチ、YCの混色においてYのみの
トナー量を変化させたパッチと、CMYの混色において
Yのみのトナー量を変化させたパッチとを含んでいる。
変化させるトナーの色は、プリンタで出力する場合に記
録媒体に転写されるとき常に上層に配置されるトナーで
あり、中間転写体上に残りやすいトナーである。そこ
で、この上層に配置されるトナー量、すなわち入力信号
を変化させ、色見本と同様の色を再現できる入力信号を
求めると、トナーの中間転写体から記録媒体への転写の
状態を把握できる。
【0167】これは、複数の色材を記録媒体に付着させ
て色再現を行う色再現装置を校正するために使用するカ
ラーチャートであり、複数の色材の1つを用いて出力す
る色のパッチと、複数の色材の2つ以上の色を混ぜた色
で、前述の2つ以上の色材中の一色材の量を変化させた
色のパッチとが含まれるカラーチャートを示している。
【0168】図17に実施の形態1における色校正のフ
ローチャートを示す。
【0169】以下、図17のフローチャートを用いて色
校正の手順を説明する。
【0170】先ず、図16に示すカラーチャートをプリ
ンタで出力する(ステップ1)。
【0171】次に、ステップ1にて出力したカラーチャ
ートと色見本を比較する(ステップ2)。これはユーザ
によって比較される。
【0172】図18に実施の形態1における色見本を示
す。
【0173】図18において、符号CはCトナー単色の
カラーパッチである。符号MはMトナー単色のカラーパ
ッチである。符号YはYトナー単色のカラーパッチであ
る。ここでは、C,M,Yともに入力信号が125であ
るときに期待される濃度のカラーパッチの見本となって
いる。
【0174】符号CMはCトナーとMトナーの混色で、
各トナーが同量、混合しているパッチの見本である。各
トナー量はプリンタで付着できる最大のトナー量であ
る。
【0175】符号MYはCMと同様にMトナーとYトナ
ーのカラーパッチの見本である。
【0176】符号YCはYトナーとCトナーのカラーパ
ッチの見本である。
【0177】符号CMYはC、M、Yトナーが混合され
たパッチであり、各トナーとも同量、混合した場合の色
を示している。各トナー量はプリンタで付着できる最大
のトナー量である。
【0178】これらの色見本は印刷物であり、色見本の
色はプリンタのトナーの特性を忠実に再現して作成され
ている。
【0179】また、色見本における各パッチの配置間隔
は、図16の色校正用カラーチャートにおける各色パッ
チの配置間隔と等しくなっており、色見本と校正用カラ
ーチャートを重ねてチェックができるように配慮されて
いる。
【0180】ユーザは上述した図18に示した色見本と
一致する色をカラーチャートからC、M、Y、CM、M
Y、YC、CMYそれぞれ1〜5の番号から選ぶ。
【0181】これは、予め与えられた色見本と比較し、
色見本と同様の色をカラーチャートのパッチから選択
し、その色の情報を入力するものである。
【0182】さて、ステップ2が終了したならば、カラ
ーチャートの番号を色校正装置に入力する(ステップ
3)。
【0183】そして、カラーチャートの番号から、色補
正装置のプリンタ色補正処理部98で用いられる参照テ
ーブルを再計算する(ステップ4)。
【0184】カラーチャートの番号を選ぶことによっ
て、プリンタ入力CMYK信号と色見本の関係が分か
る。色見本のトナーの付着量C0,M0,Y0,K0は
予め分かっている。そこで、プリンタ入力CMYK信号
とトナー付着量C0,M0,Y0,K0から、(数2)
に示す式のA,aの値を以下の方法で求める。
【0185】すなわち、選択したカラーパッチの入力信
号C,M,Y,Kから期待される中間転写体表面41に
付着するトナー量Ca,Ma,Ya,Kaは、(数6)
により、(数21)式で表される。
【0186】
【数21】
【0187】(数21)のCp,Mp,Yp,Kpは入
力信号C,M,Y,Kから求められる値で、各単色にお
いてプリンタで出力した場合の付着量を示す。
【0188】ここで、Ca,Ma,Ya,KaはA,a
により決まる値である。
【0189】また、色見本のトナーの付着量C0,M
0,Y0,K0より、(数3)から、
【0190】
【数22】
【0191】の関係が得られる。ここで、Cm,Mm,
Ym,Kmは第2転写後、中間転写体表面41に残るト
ナー量を示しており、(数2)から、
【0192】
【数23】
【0193】により計算される。
【0194】以上の関係から、C0,M0,Y0,K0
と、A,aにより値が決定する(Ca−Cm)、(Ma
−Mm)、(Ya−Ym)、(Ka−Km)の差をA,
aの値を入れて計算し、カラーチャートのC,M,Y,
CM,MY,YC,CMYの場合について計算を行い、
差が最小となるA,aを求める。
【0195】求めたA,aの値からCMYK−L*a*
b*テーブルを作成し、DrDgDbからCMYKの変
換で用いる参照テーブルを前述のようにして作成する。
【0196】これは、色見本の色情報と選択したパッチ
の色情報より色再現装置の状態係数を求め、この状態係
数により色補正係数を校正するものである。
【0197】以上の色校正技術により、混色の色校正を
高精度に行うことが可能になる。これにより、プリンタ
色再現特性変化の校正が可能になり、常に同じ色再現を
行うことができる。
【0198】なお、以上の説明では、ユーザは色見本に
対して、色味が合致する色パッチを校正用カラーチャー
トから選択して最も色味が近いパッチの番号を選択する
か例えば番号1と番号2の中間程度と判定できる場合を
想定して1.5等の定数入力を許すように校正すること
も可能である。
【0199】(実施の形態2)図19は本発明の実施の
形態2の画像形成装置におけるCISの信号処理の構成
を示すブロック図、図20は実施の形態2の画像形成装
置における色校正の手順を示すフローチャート、図21
は実施の形態2の画像形成装置におけるカラーパッチの
読み取り領域を示す説明図である。
【0200】前述した実施の形態1では、カラーチャー
トをプリンタで出力してその出力結果を色見本と比較
し、カラーパッチの番号を入力することにより、色校正
を行っている。
【0201】これに対し、実施の形態2は、図2におい
て色値測定手段であるコンタクトイメージセンサ(CI
S)107をプリンタに組み込むことによりカラーパッ
チの色値を自動で測定し、その測定結果から色校正を行
うようになっている。
【0202】CIS107は光源であるLEDが一体化
されており、CIS107の表面に設けられたコンタク
トガラス(図示せず)上に原稿を搬送させながらLED
の制御を行い、1ライン毎の各色のLEDを切り替えて
点灯させることによりRGB線順次のカラー画像を読み
取る。
【0203】そして、記録媒体22上にトナーが転写さ
れ、熱定着装置33によって記録媒体22にトナーが定
着した後、CIS107によって出力画像が読み取ら
れ、出力画像の読み取り値RGB信号が得られる。
【0204】図19に実施の形態2におけるCISの信
号処理の構成を示す。
【0205】図示するように、CISからRGBの入力
信号を得るCIS信号入力部108、入力してきたRG
B信号をデジタルデータに変換するA/D変換部10
9、白基準のデータを参考にして白補正を行う白補正部
110を備えている。ここで、白基準は白基準板を読み
取ったデータを用いて行われる。白基準板はCISの対
面に設置されており(図示せず)、カラーチャートを出
力する前にCISによって読み取られる。なお、白基準
データはメモリ111に格納されている。
【0206】また、CISのデバイスのRGBデータを
プリンタに入力される色信号RGBの規定のRGB色空
間に変換する色補正部112を備えている。ここで、規
定のRGB色空間は、国際照明委員会(以下、CIE)
の標準光であるD65を白色点とした。RGBからXY
Zへの変換式は、既に説明した(数19)に示す通りで
ある。
【0207】以上の処理によってCISの読み取りデー
タは処理されている。
【0208】以下、図20の色校正のフローチャートに
従って説明する。
【0209】先ず、図16に示すカラーチャートをプリ
ンタで出力する(ステップ1)。
【0210】次に、CISによって各カラーパッチの色
を読み取る(ステップ2)。
【0211】ここで、図21に実施の形態2におけるカ
ラーパッチの読み取り領域を示す。
【0212】実線で囲んだ領域113はカラーパッチを
示しており、破線で囲んだ領域114はCISによって
読み取る範囲を示している。プリンタの出力画像は階調
変調により面積階調で表している。また、プリンタの安
定性によりカラーパッチの出力のばらつきがあるという
ことを考慮し、カラーパッチの範囲を決め、その平均値
を計算することにより、出力カラーパッチ各々のRGB
値を得る。
【0213】領域114のRGB信号の平均値を得る。
C,M,Y,CM,MY,YC,CMYの1〜5のパッ
チ全てに関するRGB値を得る。
【0214】次に、C,M,Y,CM,MY,YC,C
MYを色見本の各色値L*a*b*とステップ2で読み
取った各パッチの値を比較する(ステップ3)。ここ
で、ステップ2で読み取った値はRGB値であるので、
(数19)を用いてL*a*b*値に変換する。知覚色
空間L*a*b*において色差が最小となるパッチを
C,M,Y,CM,MY,YC,CMY各色で求める。
【0215】そして、ステップ3で求められた各パッチ
の入力信号と色見本のCMYK値から、実施の形態1で
示した図17のフローチャートのステップ4と同様にし
て、色補正参照テーブルの値を更新する(ステップ
4)。
【0216】以上説明した実施の形態2における色校正
技術により、プリンタ色再現特性変化の校正を自動的に
行うことが可能になる。
【0217】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、混色の
色校正を高精度に行うことが可能になり、プリンタの色
補正精度の向上を図ることができるという有効な効果が
得られる。
【0218】また、色値測定手段を用いることにより、
色校正用カラーチャートを印字するだけで、自動的に色
校正を行うことが可能になるという有効な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像出力装置の
構成を示す概略図
【図2】図1の画像出力装置における画像形成装置の全
体構成を示す説明図
【図3】記録媒体上に転写されたCMYKトナーの理想
状態を示す模式図
【図4】実施の形態1の画像形成装置におけるトナー転
写の状態を示す説明図
【図5】実施の形態1の画像形成装置における中間転写
体表面からの距離とトナー転写確率との関係を示すグラ
【図6】実施の形態1の画像形成装置における2色トナ
ーの転写状態を示す模式図
【図7】実施の形態1の画像形成装置における記録媒体
上に転写された4色トナーを示す模式図
【図8】実施の形態1の画像形成装置における入力濃度
信号からプリンタ再現色を求めるための構成要素を示す
ブロック図
【図9】クベルカームンク混色理論を示す説明図
【図10】実施の形態1の画像形成装置における記録媒
体上のCMYKトナーの状態を示す説明図
【図11】実施の形態1の画像形成装置におけるCMY
−L*a*b*変換テーブル作成処理部の構成を示すブ
ロック図
【図12】実施の形態1の画像形成装置におけるCMY
−L*a*b*変換テーブルを示す説明図
【図13】実施の形態1の画像形成装置におけるプリン
タ色補正処理部の構成を示すブロック図
【図14】実施の形態1の画像形成装置における三次元
参照テーブルの補間を示す概念図
【図15】実施の形態1の画像形成装置におけるプリン
タ色補正参照テーブルの作成手順を示すフローチャート
【図16】実施の形態1の画像形成装置における色校正
用カラーチャートを示す説明図
【図17】実施の形態1の画像形成装置における色校正
の手順を示すフローチャート
【図18】実施の形態1の画像形成装置における色校正
用の色見本を示す説明図
【図19】本発明の実施の形態2の画像形成装置におけ
るCISの信号処理の構成を示すブロック図
【図20】実施の形態2の画像形成装置における色校正
の手順を示すフローチャート
【図21】実施の形態2の画像形成装置におけるカラー
パッチの読み取り領域を示す説明図
【図22】従来におけるCMYK各色の中間調の色校正
用カラーチャートを示す説明図
【符号の説明】
68 再現色計算処理部 98 プリンタ色補正処理(色校正手段) 103 単色カラーチャート 104 混色カラーチャート 107 CIS(色値測定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA02 AD12 5C077 LL01 MM27 MP08 PP32 PP33 PP36 PP37 PQ08 PQ12 PQ20 PQ23 RR19 TT02 5C079 HB01 HB03 HB08 KA04 KA17 LA02 LA28 LA31 LB01 MA04 MA10 MA11 NA03 NA21 PA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の色材を記録媒体に付着させてカラー
    画像を形成する画像形成装置における色校正に使用され
    るカラーチャートであって、 前記複数の色材の1つを用いて出力された色のパッチ
    と、 前記複数の色材の2つ以上が混合されるとともにこれら
    の色材中の一色の色材の量が変化された色のパッチとを
    有することを特徴とする色校正用カラーチャート。
  2. 【請求項2】請求項1記載の色校正用カラーチャートと
    予め与えられた色見本との比較から記録媒体上での再現
    色の状態係数を求める再現色計算処理部と、 前記再現色計算処理部により求められた前記状態係数に
    より色補正係数を校正する色校正手段とを有することを
    特徴とする色校正装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の色校正用カラーチャートの
    各パッチの色値を自動的に読み取る色値測定手段と、 前記色値測定手段で読み取られた色値の中から予め与え
    られた複数の色見本の色値に近い色値のパッチを選択す
    る手段と、 選択された前記パッチの色情報と前記色見本の色情報か
    ら記録媒体上での再現色の状態係数を求める再現色計算
    処理部と、 前記再現色計算処理部により求められた前記状態係数に
    より色補正係数を校正する色校正手段とを有することを
    特徴とする色校正装置。
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