JP2010131938A - 画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成実行中に画質の補正を行う際に、補正を失敗させない。
【解決手段】発光部からの光を記録紙上のパッチに照射して得られる反射光を受光部で受けてパッチの色あるいは濃度を検知するセンサと、所定の色あるいは濃度のパッチを記録紙上に形成し、前記パッチの前記センサでの読み取り結果により画質を補正する制御部101と、前記制御部からの制御により画像の画質が補正される画質補正部と、基準として定められる基準記録紙の設定が操作者によってなされる操作部と、を備え、前記制御部101は、所定タイミングで、前記基準記録紙を選択して該基準記録紙に前記パッチを形成し、前記基準記録紙上の前記パッチを前記センサで検知した結果に基づいて前記画質補正部に画質補正を指示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やプリンタなどの画像形成システムに関し、特に、記録紙上に形成されたパッチの濃度をセンサにより検知して画像形成条件を制御する画像形成システムに関する。
画像データに基づいて像担持体上に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像剤(トナー)で現像して顕像(トナー像)を生成し、さらに、生成したトナー像を転写手段からの転写電流によって像担持体から記録紙(記録紙)に転写し、該記録紙と前記像担持体とを分離手段からの分離電流によって分離し、トナー像が載った記録紙を熱と圧力とによって定着することにより画像形成する画像形成装置が存在している。
このような画像形成装置では、画像処理のパラメータを制御したり、画像形成条件の各種パラメータを制御することで、適切な色や濃度の画像形成を実行するようにしている。
ここで、画像形成条件としては、画像処理における各種パラメータ、画像形成プロセス(帯電、現像、転写など)の条件が存在する。
これら画像処理のパラメータや画像形成プロセスの条件などを調整することで所望のトナー像を記録紙上に記録することができる。また、画像形成実行中にも、画像形成装置内の湿度や温度が変化したりすることで、記録紙上に得られる画像が微妙に変化していくことがある。
このため、画像形成実行中に、所定タイミングの画像形成を実行する毎や所定の温度変化が生じた場合毎に、所定の濃度の画像データに応じたトナー像(パッチ)を感光体や中間転写ベルト上に形成し、そのパッチの濃度を測定し、画像データから予測される濃度と実測された濃度との相違から画像形成条件(画像処理のパラメータや画像形成プロセスの条件)を補正する必要がある。この種の技術に関して、以下の特許文献1−3に各種の提案がなされている。
特開平10−44510号公報 特開平11−32226号公報 特開2005−125714号公報
一般的なオフィス用の複写機などでは、記録紙として白色の上質紙を使用することがほとんどである。このため、感光体や中間転写ベルト上のパッチに基づいて画像形成条件を制御することで対処することができる。
しかし、軽印刷用の画像形成装置あるいは画像形成システムの場合、オフィス用の複写機とは異なり、記録紙に用いられる紙の種類は各種存在している。このため、以上のパッチの形成と測定とは、実際に使用している記録紙で行うことが望ましい。
一方、使用している記録紙の種類(タブ紙などの形状や大きさの違い、塗工紙などの特殊な表面加工の有無、色紙などにおける色)が各種存在するため、実際に画像形成実行中の記録紙でパッチ形成と測定とを実行して画像形成条件を補正してしまうと、利用者の意図しない結果(望ましくない結果=補正の失敗)になる場合もあり得る。
そして、このような問題とその解決手法は、以上の特許文献1−3のいずれにも記載されていなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、補正を失敗させることなく、中断した画像形成を完結させることが可能な画像形成システムを実現することを目的とする。
課題を解決する本発明は、以下のように構成されたものである。
(1)請求項1記載の発明は、画像形成を実行する画像形成システムであって、発光部からの光を記録紙上のパッチに照射して得られる反射光を受光部で受けてパッチの色あるいは濃度を検知するセンサと、所定の色あるいは濃度のパッチを記録紙上に形成し、前記パッチの前記センサでの読み取り結果により画質を補正する制御部と、前記制御部からの制御により画像の画質が補正される画質補正部と、基準として定められる基準記録紙の設定が操作者によってなされる操作部と、を備え、前記制御部は、所定タイミングにおいて、前記基準記録紙を選択して該基準記録紙に前記パッチを形成し、前記基準記録紙上の前記パッチを前記センサで検知した結果に基づいて前記画質補正部に画質補正を指示する、ことを特徴とする画像形成システムである。
(2)請求項2記載の発明は、画像形成を実行する画像形成システムであって、発光部からの光を記録紙上のパッチに照射して得られる反射光を受光部で受けてパッチの色あるいは濃度を検知するセンサと、所定の色あるいは濃度のパッチを記録紙上に形成し、前記パッチの前記センサでの読み取り結果により画質を補正する制御部と、前記制御部からの制御により画像の画質が補正される画質補正部と、基準として定められる基準記録紙の設定が操作者によってなされる操作部と、を備え、前記制御部は、所定タイミングにおいて、前記基準記録紙が存在するか否かを判断し、該基準記録紙が存在する場合には前記基準記録紙を選択して該基準記録紙に前記パッチを形成し、前記基準記録紙上の前記パッチを前記センサで検知した結果に基づいて前記画質補正部に画質補正を指示し、前記基準記録紙が存在しない場合には、前記画質補正部に画質補正を指示しない、ことを特徴とする画像形成システムである。
(3)請求項3記載の発明は、表示あるいは報知を行う表示手段を備え、前記制御部は、いずれの給紙トレイにも前記基準記録紙が存在しない場合に、警告の表示あるいは報知を行う、ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システムである。
(4)請求項4記載の発明は、画像形成を実行する画像形成システムであって、発光部からの光を記録紙上のパッチに照射して得られる反射光を受光部で受けてパッチの色あるいは濃度を検知するセンサと、所定の色あるいは濃度のパッチを記録紙上に形成し、前記パッチの前記センサでの読み取り結果により画質を補正する制御部と、前記制御部からの制御により画像の画質が補正される画質補正部と、基準として定められる基準記録紙の設定が操作者によってなされる操作部と、を備え、前記制御部は、所定タイミングにおいて、画像形成中の記録紙が前記基準記録紙であるか否かかを判断し、画像形成中の記録紙が前記基準記録紙であれば該基準記録紙に前記パッチを形成し、前記基準記録紙上の前記パッチを前記センサで検知した結果に基づいて前記画質補正部に画質補正を指示し、画像形成中の記録紙が前記基準記録紙でない場合には、画質補正を実行するか否かを操作者に問い合わせる、ことを特徴とする画像形成システムである。
(5)請求項5記載の発明は、表示あるいは報知を行う表示手段を備え、前記制御部は、画像形成中の記録紙が前記基準記録紙でない場合に、装置内に存在するいずれの記録紙で前記パッチ形成と前記画質補正とを実行するか操作者に問い合わせる表示あるいは報知を前記表示手段に行う、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成システムである。
(6)請求項6記載の発明は、前記制御部は、画像形成中の記録紙が前記基準記録紙と異なる色である場合に、警告あるいは前記問い合わせを行う、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成システムである。
(7)請求項7記載の発明は、前記制御部は、画像形成中の記録紙が前記パッチを形成できないサイズである場合に、警告あるいは前記問い合わせを行う、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成システムである。
(8)請求項8記載の発明は、前記制御部は、画像形成中の記録紙がタブを有するインデックス紙である場合に、警告あるいは前記問い合わせを行う、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成システムである。
(9)請求項9記載の発明は、前記制御部は、画像形成中の記録紙が前記基準記録紙とは異なる加工がなされた記録紙である場合に、警告あるいは前記問い合わせを行う、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成システムである。
(10)請求項10記載の発明は、前記制御部は、画像形成が所定枚数に達するタイミング、もしくは、所定動作時間に達するタイミング、または、画像形成を実行する部位の環境条件が所定値以上変化した場合に、前記所定タイミングとして、前記画質補正部に画質補正を指示する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成システムである。
本発明によれば、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の画像形成システムの発明では、所定タイミングにおいて、操作者により設定された基準記録紙を選択して、該基準記録紙にパッチを形成し、記録紙上のパッチをセンサで検知した結果に基づいて画質補正部が画像形成の際の画質を補正する。
このように、操作者により予め設定された基準記録紙を用いてパッチ形成と測定とを実行することで、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となるため、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
(2)請求項2記載の画像形成システムの発明では、所定タイミングにおいて、前記基準記録紙が存在するか否かを判断し、該基準記録紙が存在する場合には前記基準記録紙を選択して該基準記録紙に前記パッチを形成し、前記基準記録紙上の前記パッチを前記センサで検知した結果に基づいて前記画質補正部に画質補正をするよう指示し、前記基準記録紙が存在しない場合には前記画質補正部に画質補正を指示しない。
このように、操作者により予め設定された基準記録紙が存在するか否かを調べ、基準記録紙が存在すれば画質補正を実行し、基準記録紙以外では画質補正を実行しないため、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となり、正しくない状態のパッチ検知結果の画質補正は無くなり、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
(3)請求項3記載の画像形成システムの発明では、操作者により予め設定された基準記録紙を用いてパッチ形成と測定とを実行するようにしており、画質補正実行時に基準記録紙が存在しない場合には警告の表示あるいは報知を行うことで、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となるため、補正を失敗させることがなくなる。また、基準記録紙が無い場合にも警告の表示あるいは報知により基準記録紙の補充が促されるため、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
(4)請求項4記載の画像形成システムの発明では、所定タイミングにおいて、画像形成実行中の記録紙にパッチを形成し、該パッチを記録した記録紙が基準記録紙であるか否かを制御部が判断し、基準記録紙では画質補正を実行し、基準記録紙以外の場合には画質補正を実行するか否かの問い合わせの表示を行うため、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となり、正しくない状態のパッチ検知結果の画質補正は無くなり、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
また、基準記録紙以外でも画質補正を実行するか否かの問い合わせの表示を行うため、画質補正を実行せずに画像形成を続行してもよいし、操作者の意志により基準記録紙以外で画質補正を実行しても良い。そして、いずれの場合でも、画像形成を完結させることが可能になる。
(5)請求項5記載の画像形成システムの発明では、画像形成中の記録紙が基準記録紙以外の場合に、いずれの記録紙で画質補正を実行するか否かの問い合わせの表示を行うため、画質補正を実行せずに画像形成を続行してもよいし、操作者の意志により基準記録紙以外で画質補正を実行しても良いし、他のトレイの基準記録紙で画質補正を実行してもよい。そして、いずれの場合でも、画像形成を完結させることが可能になる。
(6)請求項6記載の画像形成システムの発明では、画像形成中の記録紙が基準記録紙と異なる色の記録紙では、画質補正せずに警告するか、あるいは、いずれの記録紙で画質補正を実行するかの問い合わせを行うため、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となり、操作者が気づかずに正しくない状態のパッチ検知結果の画質補正は無くなり、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
画質補正を実行せずに画像形成を続行してもよいし、操作者の意志により基準記録紙以外の色紙で画質補正を実行しても良いし、他のトレイの基準記録紙で画質補正を実行してもよい。そして、いずれの場合でも、画像形成を完結させることが可能になる。
(7)請求項7記載の画像形成システムの発明では、画像形成中の記録紙がパッチ形成不可能な記録紙では、画質補正せずに警告するか、あるいは、画質補正実行の問い合わせを行うため、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となり、操作者が気づかずに正しくない状態のパッチ検知結果の画質補正は無くなり、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
また、画質補正を実行するか否かの問い合わせの表示を行うため、画質補正を実行せずに画像形成を続行してもよいし、操作者の意志によりパッチ形成不可能な記録紙で画質補正を実行しても良いし、他のトレイの記録紙で画質補正を実行してもよい。そして、いずれの場合でも、画像形成を完結させることが可能になる。
(8)請求項8記載の画像形成システムの発明では、画像形成中の記録紙が基準記録紙とは異なるタブ有りインデックス紙の場合に画質補正せずに警告するか、あるいは、画質補正実行の問い合わせを行うため、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となり、操作者が気づかずに正しくない状態のパッチ検知結果の画質補正は無くなり、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
また、画像形成中の記録紙がタブ有りインデックス紙の記録紙の場合は、画質補正を実行するか否かの問い合わせの表示を行うため、画質補正を実行せずに画像形成を続行してもよいし、操作者の意志によりタブ有りインデックス紙で画質補正を実行しても良いし、他のトレイの記録紙で画質補正を実行しても良い。そして、いずれの場合でも、画像形成を完結させることが可能になる。
(9)請求項9記載の画像形成システムの発明では、画像形成中の記録紙が基準記録紙と異なる加工をされた記録紙では、画質補正せずに警告するか、あるいは、画質補正実行の問い合わせを行うため、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となり、操作者が気づかずに正しくない状態のパッチ検知結果の画質補正は無くなり、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
また、基準記録紙とは異なる加工の記録紙の場合は、画質補正を実行するか否かの問い合わせの表示を行うため、画質補正を実行せずに画像形成を続行してもよいし、操作者の意志により異なる加工の記録紙で画質補正を実行しても良いし、他のトレイの記録紙で画質補正を実行してもよい。そして、いずれの場合でも、画像形成を完結させることが可能になる。
(10)請求項10記載の画像形成システムの発明では、画像形成が所定枚数に達するタイミング、もしくは、所定動作時間に達するタイミング、または、画像形成を実行する部位の温度や湿度などの環境条件が所定値以上変化した場合に、所定タイミングであるとして、画質補正部に画質補正を指示する。
このように、所定画像形成枚数や所定動作時間や所定環境条件変化発生で、操作者により予め設定された基準記録紙を用いてパッチ形成と測定とを実行することで、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となるため、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(実施形態)を詳細に説明する。
〔実施形態の構成〕
以下、本発明の画像形成システムについて、画像形成装置に適用した場合について説明する。
ここで、第一実施形態の画像形成装置100の構成を、図1(ブロック図)〜図2(断面構成図)に基づいて詳細に説明する。
なお、図1や図2において、画像形成装置として既知であって、本実施形態の特徴的な動作や制御に直接に関係しない一般的な部分についての説明は省略してある。
画像形成装置100において、制御部101は、画像形成装置100の各部を制御するためにCPUなどで構成されている。
この制御部101は、所定タイミングにおいて、操作者により設定された基準記録紙を選択して、該基準記録紙にパッチを形成し、記録紙上のパッチをセンサで検知した結果に基づいて画質補正部が画像形成の際の画質を補正するよう、各部を制御する。
この制御部101は、所定タイミングにおいて、画像形成実行中の記録紙にパッチを形成し、該パッチを記録した記録紙が基準記録紙であるか否かを制御部が判断し、基準記録紙にパッチを形成した場合にはセンサの検知結果により画質補正部が画像形成の際の画質補正を実行し、基準記録紙以外の記録紙にパッチを形成した場合にはセンサの検知結果によって画質補正部が画像形成の際の画質補正を実行しないよう、各部を制御する。
操作部103は画像形成装置の操作者が各種操作入力を行うもので、各種スイッチやキーなどが設けられており、所定タイミングにおいてパッチを形成して画質補正を実行する際に使用される基準記録紙の設定がなされる。
なお、この基準記録紙とは、操作者が一般的に使用すると設定した記録紙、あるいは、操作者が「白色である」として設定した記録紙、または、操作者が画質補正に使用するとして設定した記録紙、などを意味している。
また、ここで、所定タイミングとは、所定画像形成枚数に達するタイミングや、所定動作時間に達したタイミングや、温度や湿度といった環境条件に所定値の変化が発生したタイミングを意味する。ここで、どの条件(画像形成枚数、装置動作時間、環境条件変化などの閾値)を所定タイミングとして扱うか、かつ、どの画像形成枚数や装置動作時間や環境条件変化がどのような数値で所定タイミングとして扱うか、については、装置に予め定めても良いし、予め定めたものを操作者が変更しても良いし、センサの検知結果を受けて装置が自動的に決定や変更するものであってもよい。
また、操作部103には表示部が併せて設けられており、各種表示、各種警告表示、警告報知などが必要に応じてなされる。
記憶部105は各種データを記憶する記憶手段であり、この実施形態では、画像条件を制御する際に用いられるパッチの濃度やパターン、制御時における各種データなどを有する。
画像処理部110は画像形成すべき画像データを、画像形成に適した状態にするための画像処理を実行する。また、記憶部105の記憶データに基づいて、パッチを画像形成する際にもパッチ生成の画像処理を実行する。
給紙部150は、複数の給紙トレイに載置された記録紙を給紙ローラによって画像形成位置まで送り出す給紙手段である。
搬送部160は、給紙部150から送り出された記録紙を所定の搬送速度で搬送する搬送手段であり、レジストローラやその他各種の搬送ローラ、搬送ベルト、反転搬送部などを備えて構成されている。また、搬送部160の各部の所定位置には、記録紙の先端を検知する先端検知センサなどの搬送センサ160sが配置されている。
プロセスユニット170は、記録紙に画像を形成する各種動作を実行する手段であり、感光体部に所定の帯電をさせる帯電部171(171Y〜171K)、感光体部を画像データに応じて露光する露光部172(172Y〜172K)、露光により静電潜像が形成される感光体部173(173Y〜173K)、感光体部173の静電潜像を現像してトナー像に変換する現像部174(174Y〜174K)、感光体部173上のトナー像が転写されてトナー像を担持する像担持体としての中間転写体175、転写ローラを有する転写部176とを備えている。
濃度センサ170DS(170DSY〜170DSK)は、感光体173上に形成される濃度パッチの濃度を読み取る濃度センサである。
なお、画像形成装置が複数色のトナー像を合成するカラー画像形成装置の場合には、図2に示されるように、プロセスユニット170において、帯電部171、露光部172、感光体部173、現像部174が各色に対応して設けられており、中間転写体175上で各色のトナー像が重ね合わされて、最終的に記録紙に転写される構成になっている。
なお、画像処理部110における画像処理パラメータを変更して画質を補正可能な部分と、プロセスユニット170において画像形成条件(耐電圧、現像バイアス、転写条件など)を変更して画質を補正可能な部分とを、請求項と本実施形態では、画質補正部と呼ぶことにする。
定着部180は、トナー像が転写された記録紙を挟持搬送しつつ、加熱と加圧とにより定着を実行してトナー像を記録紙上で安定した状態にする。
カラーセンサ190CSは、図4に示されるごとく、定着部180の下流側で記録紙上に定着されたトナー像としてのパッチを読み取るものである。
なお、図4では、カラー画像形成の場合の、各色のカラーセンサ190CSY〜190CSKが、各色のパッチを読み取る様子を斜視図で示している。なお、ここでは図示を省略しているが、制御部101の制御と、モータおよびボールネジなどの駆動とにより、各カラーセンサ190CSY〜190CSKを主走査方向の所望の位置に移動させることが可能に構成されているものとする。
なお、センサ190CSの詳細構成を図3(a)に示す。ここで、センサ190CSとしては、LEDなどの光源1901と、反射光を集光させるレンズ1902と、レンズ1902で集められた光を検知する受光部1903とを備えて構成されている。ここで、レンズ1902と受光部1903との距離は、レンズ1902の焦点距離(f)に等しく設定されていることが望ましい。
また、カラーセンサ190CSにおいて、図3(b)に示す如く、Yパッチを検知する場合にはブルーLED、Mパッチを検知する場合にはグリーンLED、Cパッチを検知する場合にはレッドLED、Kパッチを検知する場合にはレッドLED、を用いている。
なお、以上のような図1・図2に示した画像形成装置100の単体の構成以外に、図11・図12に示すように、画像形成装置100の記録紙出力側に、リレーユニット200や、各種後処理を行うフィニッシャ(不図示)などが接続されて、全体として画像形成システム1000として用いられることがある。この場合、上述したセンサ190CSと同様なセンサ290CSを、リレーユニット200やフィニッシャ(不図示)内に配置し、センサ290CSからの検知結果を受けた制御部101の制御により画質補正を画像形成装置100内で実行することも可能である。
なお、ここで、フィニッシャとは、パンチやステイプルなどの各種後処理を実行する装置である。また、リレーユニット200とは、画像形成装置とフィニッシャとの中間で搬送速度の違いを吸収したり、記録紙のカールを防止しつつ搬送する装置である。
なお、以下の実施形態では、センサ190CSが画像形成装置100内にあって画質補正を実行する場合を具体例にして説明する。
〔実施形態の動作(1)〕
以下、図5のフローチャートを参照して本実施形態の画像形成装置についての動作(1)の説明を行う。
この実施形態において、まず、操作者によって、基準記録紙(もしくは基準記録紙が格納されたトレイ)が予め操作部103から設定されているとする。一般的には、この基準記録紙とは、既に説明したように、操作者が所定の記録紙と認めて基準記録紙として設定した記録紙を言う。
また、画像形成が所定タイミング(たとえば、画像形成の実行が500枚)に達した時点を補正時期として、カラーバランスや色濃度などの画質補正を実行するように、予め設定されているものとする。
なお、この所定タイミングについては、初期設定の項目(画像形成枚数、装置動作時間、装置内部における温度や湿度といった環境条件変化)や値(画像形成であれば500枚、動作時間であれば2時間、温度変化であれば20度の変化などの閾値)を操作者が変更して再設定することも可能である。また、センサの検知結果から求められる画質変化を制御部が自動判定して、所定タイミングの項目や値を自動設定や自動変更するようなものであってもよい。
まず、操作部103からジョブ開始の指示がなされ、外部から必要が画像データが供給され、制御部101の制御により画像形成ジョブが実行される(図5中のステップS101)。
ここで、制御部101は、実行中のジョブが未完了か完了かを監視しており(図5中のステップS102)、設定された枚数の画像形成が実行された時点で動作を終了する(図5中のエンド)。
なお、設定された枚数の画像形成が実行途中である場合には、制御部101は、画像形成が補正時期に達したか否かを監視している(図5中のステップS103)。
補正時期に達していなければ(図5中のステップS103でNO)、制御部101は、画像形成ジョブ実行(図5中のステップS101)、ジョブ完了の監視(図5中のステップS102)、補正時期の監視(図5中のステップS103)、を繰り返す。
ここで、補正時期に達していれば(図5中のステップS103でYES)、制御部101は、画像形成装置100各部に指示を与えて実行中の画像形成を一時的に中断させる(図5中のステップS104)。
そして、制御部101は、実行中ジョブで使用している記録紙、他のトレイに格納されている記録紙の順に、画質補正に使用可能な記録紙、すなわち、基準記録紙が存在するかを確認する(図5中のステップS105)。なお、各トレイにどのような記録紙が格納されているかは、操作部103から操作者によって入力され、記憶部105に記録紙種類データが格納されているため、制御部101は該記録紙種類データを参照して確認を行う。
ここで、いずれのトレイにも基準記録紙が存在しておらず画質補正を実行できない場合には(図5中のステップS105でNO)、この時点でのパッチ形成および画質補正は行わず、中断しているジョブを再開するように制御部101が各部に指示を与える(図5中のステップS101)。
一方、いずれかのトレイに基準記録紙が存在しており、画質補正を実行できる場合には(図5中のステップS105でYES)、制御部101は、基準記録紙を給紙して、該基準記録紙に所定の各色のパッチを形成し、該パッチをカラーセンサ190CSY〜190CSKにより測定する(図5中のステップS106)。そして、制御部101は、各カラーセンサ190CSY〜190CSKの読み取り結果から、各パッチが所定の濃度で形成されて色バランスの狂いが生じないようにするための、画像処理部110の画像処理条件やプロセスユニット170の画像形成条件を算出する。
そして、制御部101は、画像処理部110の画像処理条件やプロセスユニット170の画像形成条件を、算出した条件により補正し、画質補正を実行する(図5中のステップS107)。なお、ここで、制御部101は、算出した値により画質補正をするだけでなく、画質補正後の条件で基準記録紙に再びパッチを形成し、該パッチをカラーセンサ190CSY〜190CSKにより再測定してもよい。制御部101は、このパッチ再形成と再測定とにより画質が安定するまで画質補正を繰り返して実行してもよい。
そして、画質補正が完了した時点で、中断しているジョブを再開するように制御部101が各部に指示を与える(図5中のステップS101)。
以上のように、制御部101は、所定タイミングにおいて、操作者により設定された基準記録紙を選択して、該基準記録紙にパッチを形成し、記録紙上のパッチをカラーセンサで検知した結果に基づいて画質補正部(画像処理部110、プロセスユニット170)が画像形成の際の画質を補正する。このように、操作者により予め設定された基準記録紙を用いてパッチ形成と測定とを実行することで、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となるため、操作者が気づかずに正しくない状態のパッチ検知結果の画質補正は無くなり、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
なお、この実施形態において、以上の基準記録紙として一種類だけでなく、基準記録紙として扱える複数の記録紙の種類を定めておいても良い。また、その場合に、複数の基準記録紙の中で、画質補正に適した順序を定めておいても良い。その場合には、制御部101は、順位の上位の基準記録紙から存在の確認を行い、存在する中で上位の基準記録紙を使用してパッチ形成・測定と画質補正とを実行する。
〔実施形態の動作(2)〕
以下、図6のフローチャートを参照して本実施形態の画像形成装置についての動作(2)の説明を行う。
この実施形態において、まず、操作者によって、基準記録紙(もしくは基準記録紙が格納されたトレイ)が予め操作部103から設定されているとする。一般的には、この基準記録紙とは、既に説明したように、操作者が所定の記録紙と認めて基準記録紙として設定した記録紙を言う。
また、画像形成が所定タイミング(たとえば、画像形成の実行が500枚)に達した時点を補正時期として、カラーバランスや色濃度などの画質補正を実行するように、予め設定されているものとする。
なお、この所定タイミングについては、初期設定の項目(画像形成枚数、装置動作時間、装置内部における温度や湿度といった環境条件変化)や値(画像形成であれば500枚、動作時間であれば2時間、温度変化であれば20度の変化などの閾値)を操作者が変更して再設定することも可能である。また、センサの検知結果から求められる画質変化を制御部が自動判定して、所定タイミングの項目や値を自動設定や自動変更するようなものであってもよい。
まず、操作部103からジョブ開始の指示がなされ、外部から必要が画像データが供給され、制御部101の制御により画像形成ジョブが実行される(図6中のステップS101)。
ここで、制御部101は、実行中のジョブが未完了か完了かを監視しており(図6中のステップS102)、設定された枚数の画像形成が実行された時点で動作を終了する(図6中のエンド)。
なお、設定された枚数の画像形成が実行途中である場合には、制御部101は、画像形成が補正時期に達したか否かを監視している(図6中のステップS103)。
補正時期に達していなければ(図6中のステップS103でNO)、制御部101は、画像形成ジョブ実行(図6中のステップS101)、ジョブ完了の監視(図6中のステップS102)、補正時期の監視(図6中のステップS103)、を繰り返す。
ここで、補正時期に達していれば(図6中のステップS103でYES)、制御部101は、画像形成装置100各部に指示を与えて実行中の画像形成を一時的に中断させる(図6中のステップS104)。
そして、制御部101は、実行中ジョブで使用している記録紙、他のトレイに格納されている記録紙の順に、画質補正に使用可能な記録紙、すなわち、基準記録紙が存在するかを確認する(図6中のステップS105)。なお、各トレイにどのような記録紙が格納されているかは、操作部103から操作者によって入力され、記憶部105に記録紙種類データが格納されているため、制御部101は該記録紙種類データを参照して確認を行う。
ここで、いずれかのトレイに基準記録紙が存在しており、画質補正を実行できる場合には(図6中のステップS105でYES)、制御部101は、基準記録紙を給紙して、該基準記録紙に所定の各色のパッチを形成し、該パッチをカラーセンサ190CSY〜190CSKにより測定する(図6中のステップS106)。そして、制御部101は、各カラーセンサ190CSY〜190CSKの読み取り結果から、各パッチが所定の濃度で形成されて色バランスの狂いが生じないようにするための、画像処理部110の画像処理条件やプロセスユニット170の画像形成条件を算出する。
そして、制御部101は、画像処理部110の画像処理条件やプロセスユニット170の画像形成条件を、算出した条件により補正し、画質補正を実行する(図6中のステップS107)。なお、ここで、制御部101は、算出した値により画質補正をするだけでなく、画質補正後の条件で基準記録紙に再びパッチを形成し、該パッチをカラーセンサ190CSY〜190CSKにより再測定してもよい。制御部101は、このパッチ再形成と再測定とにより画質が安定するまで画質補正を繰り返して実行してもよい。
そして、画質補正が完了した時点で、中断しているジョブを再開するように制御部101が各部に指示を与える(図6中のステップS101)。
一方、いずれのトレイにも基準記録紙が存在しておらず画質補正を実行できない場合には(図6中のステップS105でNO)、制御部101は、図7に示すような画質補正スキップを告知する警告表示の画面、あるいは、画質補正スキップを告知する警告の音声メッセージ、などを出力させるよう各部を制御する。
そして、この時点でのパッチ形成および画質補正は行わず、中断しているジョブを再開するように制御部101が各部に指示を与える(図6中のステップS101)。
以上のように、制御部101は、所定タイミングにおいて、操作者により設定された基準記録紙を選択して、該基準記録紙にパッチを形成し、記録紙上のパッチをカラーセンサで検知した結果に基づいて画質補正部(画像処理部110、プロセスユニット170)が画像形成の際の画質を補正する。このように、操作者により予め設定された基準記録紙を用いてパッチ形成と測定とを実行することで、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となるため、操作者が気づかずに正しくない状態のパッチ検知結果の画質補正は無くなり、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
なお、この実施形態において、以上の基準記録紙として一種類だけでなく、基準記録紙として扱える複数の記録紙の種類を定めておいても良い。また、その場合に、複数の基準記録紙の中で、画質補正に適した順序を定めておいても良い。その場合には、制御部101は、順位の上位の基準記録紙から存在の確認を行い、存在する中で上位の基準記録紙を使用してパッチ形成・測定と画質補正とを実行する。
また、基準記録紙が存在しないために画質補正が実行されずにスキップされる場合には、制御部101が図7に示す警告表示を行うため、画質補正がなされないことにより画質劣化の可能性を操作者が認識することができるようになる。
また、基準記録紙が無い場合にも警告の表示あるいは報知により、操作者に基準記録紙の補充が促されるため、この時点では画像形成を中断させずにジョブに戻るものの、次回の補正時期には基準記録紙による画質補正が可能になる。
〔実施形態の動作(3)〕
以下、図8のフローチャートを参照して本実施形態の画像形成装置についての動作(3)の説明を行う。
この実施形態において、まず、操作者によって、基準記録紙(もしくは基準記録紙が格納されたトレイ)が予め操作部103から設定されているとする。一般的には、この基準記録紙とは、既に説明したように、操作者が所定の記録紙と認めて基準記録紙として設定した記録紙を言う。
また、画像形成が所定タイミング(たとえば、画像形成の実行が500枚)に達した時点を補正時期として、カラーバランスや色濃度などの画質補正を実行するように、予め設定されているものとする。
なお、この所定タイミングについては、初期設定の項目(画像形成枚数、装置動作時間、装置内部における温度や湿度といった環境条件変化)や値(画像形成であれば500枚、動作時間であれば2時間、温度変化であれば20度の変化などの閾値)を操作者が変更して再設定することも可能である。また、センサの検知結果から求められる画質変化を制御部が自動判定して、所定タイミングの項目や値を自動設定や自動変更するようなものであってもよい。
まず、操作部103からジョブ開始の指示がなされ、外部から必要が画像データが供給され、制御部101の制御により画像形成ジョブが実行される(図8中のステップS201)。
ここで、制御部101は、実行中のジョブが未完了か完了かを監視しており(図8中のステップS202)、設定された枚数の画像形成が実行された時点で動作を終了する(図8中のエンド)。
なお、設定された枚数の画像形成が実行途中である場合には、制御部101は、画像形成が補正時期に達したか否かを監視している(図8中のステップS203)。
補正時期に達していなければ(図8中のステップS203でNO)、制御部101は、画像形成ジョブ実行(図8中のステップS201)、ジョブ完了の監視(図8中のステップS202)、補正時期の監視(図8中のステップS203)、を繰り返す。
ここで、補正時期に達していれば(図8中のステップS203でYES)、制御部101は、画像形成装置100各部に指示を与えて実行中の画像形成を一時的に中断させる(図8中のステップS204)。
そして、制御部101は、実行中ジョブで使用している記録紙、他のトレイに格納されている記録紙の順に、画質補正に使用可能な記録紙、すなわち、基準記録紙が存在するかを確認する(図8中のステップS205)。なお、各トレイにどのような記録紙が格納されているかは、操作部103から操作者によって入力され、記憶部105に記録紙種類データが格納されているため、制御部101は該記録紙種類データを参照して確認を行う。
ここで、いずれかのトレイに基準記録紙が存在しており、画質補正を実行できる場合には(図8中のステップS205でYES)、制御部101は、基準記録紙を給紙して、該基準記録紙に所定の各色のパッチを形成し、該パッチをカラーセンサ190CSY〜190CSKにより測定する(図8中のステップS206)。そして、制御部101は、各カラーセンサ190CSY〜190CSKの読み取り結果から、各パッチが所定の濃度で形成されて色バランスの狂いが生じないようにするための、画像処理部110の画像処理条件やプロセスユニット170の画像形成条件を算出する。
そして、制御部101は、画像処理部110の画像処理条件やプロセスユニット170の画像形成条件を、算出した条件により補正し、画質補正を実行する(図8中のステップS207)。なお、ここで、制御部101は、算出した値により画質補正をするだけでなく、画質補正後の条件で基準記録紙に再びパッチを形成し、該パッチをカラーセンサ190CSY〜190CSKにより再測定してもよい。制御部101は、このパッチ再形成と再測定とにより画質が安定するまで画質補正を繰り返して実行してもよい。
そして、画質補正が完了した時点で、中断しているジョブを再開するように制御部101が各部に指示を与える(図8中のステップS201)。
一方、いずれのトレイにも基準記録紙が存在しておらず画質補正を実行できない場合には(図8中のステップS205でNO)、制御部101は、図9に示すような画質補正時の記録紙選択を促す表示の画面などを出力させるよう各部を制御する。
そして、この時点で、操作者から画質補正実行の選択がなされれば(図8中のステップS209でYES)、制御部101は、記録紙を給紙して、該記録紙に所定の各色のパッチを形成し、該パッチをカラーセンサ190CSY〜190CSKにより測定する(図8中のステップS206)。そして、制御部101は、各カラーセンサ190CSY〜190CSKの読み取り結果から、各パッチが所定の濃度で形成されて色バランスの狂いが生じないようにするための、画像処理部110の画像処理条件やプロセスユニット170の画像形成条件を算出する。
この場合、制御部101は、画像形成実行中の記録紙を用いてパッチ形成・測定と画質補正とを実行してもよいし、基準記録紙ではないものの、サイズ,色,インデックスの有無,表面加工などの点で、画像形成で使用している記録紙より適した記録紙があれば、自動選択してもよい。
また、この場合、制御部101は、画像形成実行中の記録紙を用いてパッチ形成・測定と画質補正とを実行するかわりに、図10のような選択画面を表示部に表示させて、操作者に記録紙を選択させてもよい。なお、図10の選択画面では、次の画面(不図示)で各トレイの記録紙の具体的選択を行う。
そして、この時点で、操作者から画質補正実行の選択がなされなければ(図8中のステップS209でNO)、制御部101は、この時点でのパッチ形成および画質補正は行わず、中断しているジョブを再開するように制御部101が各部に指示を与える(図6中のステップS101)。
以上のように、制御部101は、所定タイミングにおいて、操作者により設定された基準記録紙を選択して、該基準記録紙にパッチを形成し、記録紙上のパッチをカラーセンサで検知した結果に基づいて画質補正部(画像処理部110、プロセスユニット170)が画像形成の際の画質を補正する。このように、操作者により予め設定された基準記録紙を用いてパッチ形成と測定とを実行することで、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となるため、操作者が気づかずに正しくない状態のパッチ検知結果の画質補正は無くなり、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
なお、この実施形態において、以上の基準記録紙として一種類だけでなく、基準記録紙として扱える複数の記録紙の種類を定めておいても良い。また、その場合に、複数の基準記録紙の中で、画質補正に適した順序を定めておいても良い。その場合には、制御部101は、順位の上位の基準記録紙から存在の確認を行い、存在する中で上位の基準記録紙を使用してパッチ形成・測定と画質補正とを実行する。
また、基準記録紙が存在しないために画質補正が実行されずにスキップされる場合には、制御部101が図9に示す警告表示を行うため、画質補正がなされないことにより画質劣化の可能性を操作者が認識することができるようになる。
また、基準記録紙が無い場合にも、基準記録紙以外の記録紙を用いた画質補正の実行を操作者に問い合わせ、その問い合わせに対する応答に応じて制御部が画質補正を実行することで、操作者の承認を得た状態での画質補正により、適切な対処が可能になる。
また、警告の表示あるいは報知により、操作者に基準記録紙の補充が促されるため、この時点では画像形成を中断させずにジョブに戻るものの、次回の補正時期には基準記録紙による画質補正が可能になる。
〔実施形態の動作(4)〕
以上の各動作では、制御部101が、いずれかのトレイに基準記録紙が存在するかを判断して、いずれかのトレイの基準記録紙を用いて画質補正を実行するよう制御する場合を示した。
これ以外に、画像形成中の記録紙を優先させ、画像形成中の記録紙が、基準記録紙と近い色である場合、基準記録紙と同等な表面加工である場合、タブ付きのインデックス紙ではない場合、パッチを形成可能なサイズの場合、すなわち、画質補正に用いることが可能あるいは適している場合に、警告表示などをせずに、画像形成中の記録紙を用いて画質補正を実行するようにしてもよい。
そして、画像形成中の記録紙が、基準記録紙と異なる色である場合、基準記録紙と異なる表面加工である場合、タブ付きのインデックス紙である場合、パッチを形成不可能なサイズの場合、すなわち、画質補正に不適切である場合には、警告表示をする、他の記録紙の選択を促す、といった制御をするようにしてもよい。
これにより、画像形成中の記録紙が画質補正に不適な場合は、画質補正を実行するか否かの問い合わせの表示を行うため、画質補正を実行せずに画像形成を続行してもよいし、操作者の意志により画質補正を実行しても良いし、他のトレイの記録紙で画質補正を実行しても良い。そして、いずれの場合でも、画像形成を完結させることが可能になる。
また、画像形成中の記録紙が基準記録紙と異なる記録紙では、画質補正せずに警告するか、あるいは、画質補正実行の問い合わせを行うため、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となり、操作者が気づかずに正しくない状態のパッチ検知結果の画質補正は無くなり、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
〔その他の実施形態〕
なお、以上の実施形態の説明では、センサ190CSが画像形成装置100内にあって、画像形成装置100として画質補正を実行する場合を具体例にして説明してきたが、図11・図12に示したように、画像形成装置100の記録紙出力側にリレーユニット200や、各種後処理を行うフィニッシャ(不図示)などが接続された画像形成システム1000の場合であっても、画像形成実行中に画質の補正を行う際に、正しい状態のパッチ検知結果の画質補正となるため、操作者が気づかずに正しくない状態のパッチ検知結果の画質補正は無くなり、補正を失敗させることがなくなり、さらに、画質補正のために中断した画像形成を完結させることが可能になる。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するフローチャートである。 画質補正時の実行選択画面を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するフローチャートである。 画質補正時の実行選択画面を示す説明図である。 画質補正時の記録紙選択画面を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。
符号の説明
100 画像形成装置
101 制御部
103 操作部
105 記憶部
110 画像処理部
150 給紙部
160 搬送部
170 プロセスユニット
180 定着部
190CS カラーセンサ

Claims (10)

  1. 画像形成を実行する画像形成システムであって、
    発光部からの光を記録紙上のパッチに照射して得られる反射光を受光部で受けてパッチの色あるいは濃度を検知するセンサと、
    所定の色あるいは濃度のパッチを記録紙上に形成し、前記パッチの前記センサでの読み取り結果により画質を補正する制御部と、
    前記制御部からの制御により画像の画質が補正される画質補正部と、
    基準として定められる基準記録紙の設定が操作者によってなされる操作部と、
    を備え、
    前記制御部は、所定タイミングにおいて、前記基準記録紙を選択して該基準記録紙に前記パッチを形成し、前記基準記録紙上の前記パッチを前記センサで検知した結果に基づいて前記画質補正部に画質補正を指示する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 画像形成を実行する画像形成システムであって、
    発光部からの光を記録紙上のパッチに照射して得られる反射光を受光部で受けてパッチの色あるいは濃度を検知するセンサと、
    所定の色あるいは濃度のパッチを記録紙上に形成し、前記パッチの前記センサでの読み取り結果により画質を補正する制御部と、
    前記制御部からの制御により画像の画質が補正される画質補正部と、
    基準として定められる基準記録紙の設定が操作者によってなされる操作部と、
    を備え、
    前記制御部は、所定タイミングにおいて、前記基準記録紙が存在するか否かを判断し、該基準記録紙が存在する場合には前記基準記録紙を選択して該基準記録紙に前記パッチを形成し、前記基準記録紙上の前記パッチを前記センサで検知した結果に基づいて前記画質補正部に画質補正を指示し、前記基準記録紙が存在しない場合には、前記画質補正部に画質補正を指示しない、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  3. 表示あるいは報知を行う表示手段を備え、
    前記制御部は、
    いずれの給紙トレイにも前記基準記録紙が存在しない場合に、警告の表示あるいは報知を行う、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
  4. 画像形成を実行する画像形成システムであって、
    発光部からの光を記録紙上のパッチに照射して得られる反射光を受光部で受けてパッチの色あるいは濃度を検知するセンサと、
    所定の色あるいは濃度のパッチを記録紙上に形成し、前記パッチの前記センサでの読み取り結果により画質を補正する制御部と、
    前記制御部からの制御により画像の画質が補正される画質補正部と、
    基準として定められる基準記録紙の設定が操作者によってなされる操作部と、
    を備え、
    前記制御部は、所定タイミングにおいて、画像形成中の記録紙が前記基準記録紙であるか否かかを判断し、画像形成中の記録紙が前記基準記録紙であれば該基準記録紙に前記パッチを形成し、前記基準記録紙上の前記パッチを前記センサで検知した結果に基づいて前記画質補正部に画質補正を指示し、画像形成中の記録紙が前記基準記録紙でない場合には、画質補正を実行するか否かを操作者に問い合わせる、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  5. 表示あるいは報知を行う表示手段を備え、
    前記制御部は、
    画像形成中の記録紙が前記基準記録紙でない場合に、装置内に存在するいずれの記録紙で前記パッチ形成と前記画質補正とを実行するか操作者に問い合わせる表示あるいは報知を前記表示手段に行う、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。
  6. 前記制御部は、
    画像形成中の記録紙が前記基準記録紙と異なる色である場合に、警告あるいは前記問い合わせを行う、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。
  7. 前記制御部は、
    画像形成中の記録紙が前記パッチを形成できないサイズである場合に、警告あるいは前記問い合わせを行う、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。
  8. 前記制御部は、
    画像形成中の記録紙がタブを有するインデックス紙である場合に、警告あるいは前記問い合わせを行う、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。
  9. 前記制御部は、
    画像形成中の記録紙が前記基準記録紙とは異なる加工がなされた記録紙である場合に、警告あるいは前記問い合わせを行う、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。
  10. 前記制御部は、
    画像形成が所定枚数に達するタイミング、もしくは、所定動作時間に達するタイミング、または、画像形成を実行する部位の環境条件が所定値以上変化した場合に、前記所定タイミングとして、前記画質補正部に画質補正を指示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像形成システム。
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