JP5827614B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

一実施形態は画像形成装置に関する。
画像形成装置はキャリブレーション(calibration)の実行により4色のパターン画像の位置ズレ、及び各色の濃度を調整する。
画像形成装置はキャリブレーションを規定時間間隔で実行する(例えば特許文献1参照)。あるいは予め決められた条件の成立により、画像形成装置はキャリブレーションを実行する(例えば特許文献2参照)。
印刷中の画像形成装置はスケジュールされた時間の到来時に印刷を中断する。画像形成装置はキャリブレーションの動作を始める。或いは時間の到来時にレディ中の画像形成装置はキャリブレーションの動作を始める。
特開2008−096662号公報 特開2011−203629号公報
しかしながら、キャリブレーションの最中、画像形成装置は印刷ジョブを実行することができない。印刷から独立したキャリブレーション動作により、画像形成装置はユーザにサービスを提供できない。
画像形成装置はキャリブレーションを例えば30分毎に定期的に始める。頻繁なキャリブレーションの開始は画像形成装置に印刷ジョブの開始を遅らせる。
キャリブレーションの開始からキャリブレーションの終了までの時間、画像形成装置はユーザを待たせる。画像形成装置はユーザに印刷が終了するまでの時間待たせる。待ち時間がより長くなることのみならず、画像形成装置はユーザにより設定されたジョブを即座に受け付けない。
このような課題を解決するため、一実施形態によれば、印刷ジョブに含まれる印刷データにより画像を用紙上に印刷する印刷部と、画像形成装置の現在の動作状態が印刷状態又はウォーミングアップ状態を管理する状態管理部を有し、前記ウォーミングアップ状態の検知、あるいは前記印刷状態において前記印刷部による前記印刷ジョブを実質的に実行不可能にする要因の発生を検知する検知部と、前記検知部による前記要因の検知時刻および予めスケジュールされたキャリブレーションの開始時刻間の差が閾値よりも短いかどうかを判断する判断部と、前記判断部による肯定的な判断結果および前記検知部の前記状態管理部による前記動作状態の管理によって前記印刷状態における前記要因の発生後に前記要因が検知されなくなるまでの間又は前記ウォーミングアップ状態におけるウォーミングアップ処理に並行して前記印刷部に前記キャリブレーションを実行させ、前記キャリブレーションを前記印刷ジョブの実行に先立って終える実行制御部と、を備える画像形成装置が提供される。
実施の形態に係る画像形成装置の構成図である。 実施の形態に係る画像形成装置の印刷部に用いられる画像形成部の構成例を示す図である。 実施の形態に係る画像形成装置の検知部の検知機能を主体にした制御システムを示すブロック図である。 実施の形態に係る画像形成装置によるキャリブレーションの第1の実行方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係る画像形成装置の印刷部によるキャリブレーションに用いられるテストパターンを示す図である。 (a)は関連技術に係る画像形成装置による動作のタイムチャートであり、(b)は実施の形態に係る画像形成装置による動作のタイムチャートである。 実施の形態に係る画像形成装置によるキャリブレーションの第2の実行方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係る画像形成装置によるキャリブレーションの第3の実行方法を説明するためのフローチャートである。
以下、実施の形態に係る画像形成装置について、図1乃至図8を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
図1は一実施形態に係る画像形成装置の構成図である。MFP10は本体11に、原稿面を読取るスキャナ12と、画像データを補正する画像処理部13と、全体を制御するコントローラ14とを備える。
MFP10は、印刷ジョブに含まれる印刷データにより画像を用紙上に印刷する印刷部1と、印刷部1による印刷ジョブを実質的に実行不可能にする要因の発生を検知する検知部2とを備える。要因とは、印刷不可能なタイミング又はイベントを言う。タイミング又はイベントは用紙エンプティ;廃トナーの満杯;スキャニング中;ウォーミングアップ中; and 定着温度が決められた温度範囲の外であることなどである。
更にMFP10は検知部2による要因の検知時刻および予めスケジュールされたキャリブレーションの開始時刻間の差が閾値よりも短いかどうかを判断する判断部3と、判断部3による肯定的な判断結果によって印刷部1にキャリブレーションを実行させる実行制御部4とを備える。キャリブレーションとは複数のテストパターンの濃度の補正、及びパターン位置のズレの補正を言う。検知部2は複数の要因のうちの何れかを検知する。判断部3は検知時刻がキャリブレーション予定時刻に間近であると判断する。実行制御部4は印刷動作が不可能で停止している間に印刷部1にキャリブレーションを実施させる。
印刷部1は、イエロー(yellow)用の画像形成部15Y、マゼンタ(magenta)用の画像形成部15M、シアン(cyan)用の画像形成部15C、ブラック(black)用の画像形成部15Kを備える。印刷部1はベルト35及び定着器39を備える。
画像形成部15Y、15M、15C、15Kは対応する色の未定着のトナー像を用紙上に形成する。ベルト35は無端状に走行する。定着器39は用紙上の4色のトナー像を定着させる。
図2は一つの画像形成部15Yの構成例を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。
画像形成部15Yは、感光体ドラム17と、感光体ドラム17の表面を帯電させる帯電器30と、一様に帯電した感光体ドラム17上に静電潜像を形成する露光器18とを備える。
感光体ドラム17は、モータ16により矢印P方向にドラム19と、ドラム19の外周面上の円筒状の感光体21とを備える。帯電器30は感光体21の電位を安定化させる。露光器18は例えばLED(light emitting diode)ヘッドにより感光体ドラム17の表面を露光する。
更に画像形成部15Yは、現像器31、一次転写ローラ32、クリーナ33、ボックス40及び除電器34を備える。
現像器31は現像バイアス電位において感光体21上の静電潜像を現像する。一次転写ローラ32は感光体21上のトナー像をベルト35上に一次転写する。
クリーナ33は一次転写後、感光体ドラム17上及びベルト35上に残留しているトナーを削ぐ。ボックス40は廃トナーを回収する容器である。除電器34は感光体ドラム17上の電荷を除去する。
図1において印刷部1は、二次転写部38と、トナー付着量センサ22とを備える。二次転写部38はベルト35上の4色のトナー像を用紙上に転写する。トナー付着量センサ22はキャリブレーション時におけるテストパターンのトナー量を光学的に検出するフォトセンサである。
画像形成部15M、15C、15Kの構成は、画像形成部15Yの構成と実質同じである。
また、MFP10は、印刷部1へ用紙を供給する給紙部36と、給紙部36からの用紙を二次転写位置へ供給する搬送機構37とを備える。MFP10は未定着の4色のトナー像を定着させる定着器39と、ユーザ用のオペレーションパネル41とを備える。
給紙部36はそれぞれ用紙をセットされる複数のカセットを有する。搬送機構37は何れかのカセットから用紙を印刷部1へ引っ張り上げる。定着器39はヒート及びプレスを用紙へ作用させる。オペレーションパネル41は印刷ジョブの開始指令をコントローラ14へ与える。
図3は検知部2の検知機能を主体にした制御システムを示すブロック図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。制御システム51はコントローラ14による制御を受ける。バス52、CPU(central processing unit)53、ROM(read only memory)54及びRAM(random access memory)55はコントローラ14を構成する。MFP10は検知部2、判断部3及び実行制御部4をコントローラ14に設ける。
検知部2は制御システム51に設けられた各種のセンサからのセンサ情報によって、印刷を不可能とする要因の発生を検知する。
制御システム51は、複数のエンプティセンサ42と、複数のジャムセンサ43と、温度センサ44とを備える。
エンプティセンサ42はそれぞれ給紙部36内に設けられ、用紙がカセット内に存在するかどうかを検知する。ジャムセンサ43はそれぞれ搬送機構37内に設けられ用紙のジャムを検知する。
温度センサ44は定着器39のヒートローラの温度を検知する。検知部2は温度が定着温度範囲内であることを検知する。あるいは検知部2は定着器39の温度が定着温度範囲よりも低いことを検知する。あるいは検知部2は定着器39の温度が定着温度範囲よりも高いことを検知する。
また、制御システム51は複数のニアフルセンサ45と、複数のトナーセンサ46とを備える。
ニアフルセンサ45はそれぞれボックス40内に設けられる。ニアフルセンサ45は回収された廃トナーの量が許容量を越えたことを検出する。検知部2は廃トナーがほとんど満杯であることを検知する。
トナーセンサ46は対応色の現像器31内に設けられ、トナー濃度あるいはトナーの量を検出する。トナーセンサ46は現像器31から感光体ドラム17へトナーが供給されているかどうかを検出してもよい。
検知部2はスキャニング中を検知する。スキャナ12はADF(automatic document feeder)を用いる。検知部2はADFの動作の開始により印刷不可能な要因の発生を検知する。
また、検知部2はMFP10の動作状態により、印刷を不可能とする要因の発生を検知する。検知部2は動作状態がウォーミングアップ状態であることの検知によって要因の発生を検知する。検知部2はMFP10の現在の動作状態を管理する状態管理部47を備える。
CPU53はタイマ48を有する。CPU53はスキャナインターフェース(I/F)23を介してスキャナ12との間でデータを授受する。CPU53は印刷エンジンインターフェース(I/F)24を介して印刷部1との間でデータを授受する。ROM54はCPU53による検知及び比較のための値及びパラメータを記憶する。例えば定着温度範囲をROM54は記憶する。ボックス40内の廃トナーの許容量をROM54は記憶する。RAM55はCPU53による処理の手順を記述したプログラムデータを展開する。
CPU53による印刷不可能なタイミングの検知は、エンプティセンサ42、ジャムセンサ43等から、直接受信したセンサ出力情報による。CPU53による印刷不可能なイベントの検知は、コントローラ14から、スキャニング中及びウォーミングアップ中を示す情報の通知による。
判断部3は一定時間間隔のキャリブレーション開始時刻の到来を判断する。判断部3は印刷不可能な要因が検知されたときに、キャリブレーション開始時刻が間近であるかどうかを判断する。
キャリブレーション開始時刻の到来の監視とともに、判断部3はキャリブレーションの開始条件の成否を監視する。開始条件は例えばMFP10の起動、MFP10内の何れかの部分の交換、及び何れかの部分のセットのし直し等である。判断部3は一定時間毎にキャリブレーションを実施すると判断する。又は判断部3は一定条件の成立によってキャリブレーションを実施すると判断する。
判断部3はキャリブレーション開始時刻までの十分に余裕の時間によって否定的な判断結果を出力する。判断部3は一定のキャリブレーション開始条件の非通知によって否定的な判断結果を出力する。
実行制御部4は判断部3からの肯定的な判断結果の通知によって印刷部1にキャリブレーションを実行させる。実行制御部4は判断部3からの否定的な判断結果の通知を受けている間、キャリブレーション制御を実行しない。実行制御部4はキャリブレーション開始のトリガを登録する登録部20を記憶してもよい。例えばスキャナ12の動作開始前、CPU53は登録部20の値を読む。
検知部2、判断部3及び実行制御部4による機能は何れも、CPU53、ROM54、RAM55及びLSI(large scale integration)により実行される。
上述の構成のMFP10はオペレーションパネル41によって印刷の開始を指令される。
通常の印刷動作では、MFP10は帯電および露光により静電潜像を感光体ドラム17上に形成する。MFP10は静電潜像をトナーにより現像する。MFP10は現像によって生成されたトナー像をベルト35に転写する。MFP10は用紙上に二次転写されたトナー像を定着させる。MFP10は印刷動作から独立してキャリブレーション動作を定期的に実施する。例えば起動直後、印刷プロセス終了後30分あるいは1時間おきにMFP10はキャリブレーションを実施する。
一方MFP10は印刷ジョブの実行が不可能なタイミング又はイベントを検知する。次のようなタイミング又はイベントをMFP10は検知する:給紙部36のカセット内に用紙が無いこと;廃トナーが満杯であること;原稿をスキャナ12が読込み中であること;MFP10がウォーミングアップ中にあること; and 定着器39の温度が所定温度範囲よりも高い又は低いことなどである。
様々なタイミングのうち、MFP10が印刷途中、カセット内に用紙が無くなった場合の例について説明する。
図4はキャリブレーションの第1の実行方法を説明するためのフローチャートである。図4の処理をコントローラ14が実行する。例えばオペレーションパネル41へのユーザ操作をMFP10は受ける。最初にMFP10の状態はレディ状態にある。
アクトA1においてコントローラ14は印刷ジョブの実行を開始する。MFP10の状態はレディ状態から印刷状態へ遷移する。
印刷中、アクトA2においてコントローラ14は用紙が給紙部36に存在するか否かを判断する。アクトA2において印刷途中で用紙が無くなったことをコントローラ14は検出する。コントローラ14は印刷を途中で止める。
Yesルートを通り、アクトA3において、コントローラ14は現在時刻がキャリブレーション実施時刻に間近であるかどうかをチェックする。
キャリブレーションの開始時刻は例えば毎時0分に到来するとする。時刻間差の閾値としてROM54は例えば5分という情報を記憶しているとする。現在時刻が13時58分であるとする。
アクトA3においてコントローラ14は検知時刻及び開始予定時刻間の差は2分であると判断する。コントローラ14は、時刻の差が閾値よりも短いと判断する。
アクトA3においてYesルートを通り、アクトA4においてコントローラ14はキャリブレーションの開始トリガを表す値を登録部20に登録する。コントローラ14は値の読込みによりキャリブレーションを印刷部1に開始させる。この間、ユーザは用紙を給紙部36に補給する。
図5はベルト35上の一つのテストパターンを示す図であり、同図はベルト35の外周面を示す。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。四角形パターン"Y1"等は一つのトナー像を表す。一つのテストパターンは例えば64個のトナー像を有する。
印刷部1はベルト35上に64個のトナー像を一例に転写する。1色についての16個のトナー像は16段階の異なる階調を有する。
先頭のトナー像は進む。トナー付着量センサ22は光ビームをベルト35へ照射する。トナー付着量センサ22はトナー像において反射した反射光を受光する。トナー付着量センサ22はパターンからの反射光よりセンサ値を出力する。1個のトナー像がトナー付着量センサ22を通り過ぎるまでの間に、トナー像の反射光強度をコントローラ14は得る。
コントローラ14は、64個のトナー像についてそれぞれ対応する基準値との比較によって64個の濃度を調整する。色ずれについても、コントローラ14は、一色毎にテストパターンが基準位置からずれているかどうかを判定する。キャリブレーションの実行をコントローラ14は終える。
図4に戻りアクトA3のNoルートを通り、あるいはアクトA4に引き続き、コントローラ14はアクトA5に進む。アクトA5においてコントローラ14はエンプティセンサ42から補給済みを示す信号を受信するまでNoルートにより待機する。コントローラ14はキャリブレーションの最中、MFP10は給紙部36のカセット内に用紙が補給されたかどうかを監視し続ける。
アクトA5においてセンサ信号の受信により、Yesルートを通り、アクトA6においてコントローラ14は印刷ジョブが完了したかどうかを判定する。アクトA6においてコントローラ14はジョブの完了を肯定する。Yesルートを通り、アクトA7においてコントローラ14は印刷ジョブを終える。コントローラ14は印刷状態からレディ状態等、他の状態へ移す。
また、アクトA6においてコントローラ14はジョブの完了を否定する。Noルートを通り、コントローラ14はアクトA2に進む。
アクトA2においてコントローラ14は用紙が給紙部36にもはや満たされたことをコントローラ14は検出する。Noルートを通り、アクトA8においてコントローラ14は印刷動作を印刷部1に実行させる。
図6(a)は関連技術に係る画像形成装置による動作のタイムチャートである。T1〜T6は時刻を表す。
T1において、関連技術に係る画像形成装置は印刷ジョブを開始する。T2において紙切れが発生する。印刷途中に用紙が無くなることの検知により、画像形成装置は印刷を途中で止める。
ユーザ操作(同図では操作と表記されている)によって、画像形成装置は用紙の補給を受ける。T3において画像形成装置は印刷を再開する。
また、T4においてキャリブレーションの実施時間が到達する。画像形成装置は印刷を中断する。画像形成装置はキャリブレーションを実施する。キャリブレーションが完了するまで、画像形成装置はユーザを待たせる。T5において画像形成装置は印刷動作を再開する。T6において画像形成装置は印刷ジョブを終える。
図6(b)は実施の形態に係る画像形成装置による動作のタイムチャートである。同図のタイムチャートは図6(a)のタイムチャートと時間軸を共有する。MFP10は印刷ジョブを開始する(T1)。MFP10は紙切れの検知により印刷を止める(T2)。期間PにおいてMFP10はキャリブレーション実施時間の到達状況をチェックする。現在時刻が規定時刻に到達間近であることの肯定により、MFP10はキャリブレーションを実施する。
MFP10は印刷部1によるキャリブレーションと、ユーザ操作による補給処理の完了待ちとを並行に実行する。キャリブレーションの間に、ユーザが用紙をカセット内に補給する操作を行う(T2からT3)。MFP10は、図6(a)のT5からT6の間のようにユーザがキャリブレーションにより待たされるといった状況を発生させない。
用紙を給紙部36のカセット内に補給することの待機と並行して、MFP10はキャリブレーションを実施する。要は、MFP10はユーザによるボタン操作に対して、印刷の中断を伴うキャリブレーションを実施せずに済む。キャリブレーションの開始の遅れは印刷ジョブの終了を遅らせる(図6(a)のT5からT6参照)。MFP10によれば、ユーザが待たされるという問題を解消することができる。
関連技術に係る画像形成装置が印刷を中断すること、及び画像形成装置がキャリブレーションを実行することの頻度が減る。MFP10によれば、ユーザに印刷終了を待たせるという問題を解消できる。ユーザにとって使い勝手が良くなるというメリットをMFP10はユーザへ提供することができる。
(第1の変形例)
以上は用紙が無くなった場合の例である。印刷途中で廃トナーが満杯になった場合、MFP10は図4の例と同様に動作する。アクトA2においてMFP10はニアフルセンサ45の出力によりボックス40がトナーにより満杯であるかどうかを判断する。MFP10は満杯の検知によりアクトA3においてキャリブレーションの実施時刻が間近であるかどうかを判定する。キャリブレーションの実施後、MFP10はアクトA5においてニアフルセンサ45によりボックス40が空であるかどうかを判断する。キャリブレーションの実施と並行してユーザ操作によってMFP10は空のボックス40をセットされる。ニアフルセンサ45の出力は正常を示す。アクトA2のNOルートを通り、コントローラ14は印刷部1に印刷させる。定着温度が温度範囲の外になった場合の例も、MFP10は図4の例と同様に動作する。
(第2の変形例)
スキャナ12が多くの枚数の原稿をスキャンしている間の時間を利用して、MFP10はキャリブレーションを実施してもよい。
図7はキャリブレーションの第2の実行方法を説明するためのフローチャートである。アクトB1においてコントローラ14は印刷ジョブの実行を開始する。
アクトB2においてコントローラ14は現在時刻がキャリブレーション実施時刻に間近であるかどうかをチェックする。コントローラ14は現在時刻及び開始予定時刻間の差が、予め決められた閾値よりも短いと判断する。
アクトB2においてYesルートを通り、アクトB3においてコントローラ14はキャリブレーションの開始トリガを登録部20に登録する。
引き続きアクトB4においてコントローラ14はスキャナ12に原稿の読込み動作を開始させる。アクトB5においてコントローラ14は登録部20の値により印刷部1にキャリブレーションを開始させる。
スキャナ12による動作の期間がキャリブレーションに要する期間よりも長いとする。
アクトB6において、コントローラ14はスキャナ12による読取り動作が完了したかどうかを判定する。アクトB6において読取りが完了しない間、Noルートによりコントローラ14は待機する。
アクトB6においてコントローラ14は読取り完了信号のスキャナ12から受信する。Yesルートを通り、アクトB7においてコントローラ14は印刷動作を印刷部1に実行させる。その後、コントローラ14は印刷ジョブを終える。
原稿読取りと並行してMFP10はキャリブレーションを実施する。ユーザは原稿読取りとキャリブレーションとのそれぞれが終わるまで待たされない。
アクトB4とアクトB5とをMFP10は順番を替えてもよい。
(第3の変形例)
MFP10がウォーミングアップの実行している間の時間を利用して、MFP10はキャリブレーションを実施してもよい。
図8はキャリブレーションの第3の実行方法を説明するためのフローチャートである。
アクトC1においてコントローラ14は現在時刻がキャリブレーション実施時刻に間近であるかどうかをチェックする。間近との判定結果により、Yesルートを通り、アクトC2においてコントローラ14はキャリブレーションの開始トリガを登録部20に登録する。
MFP10はアクトC3をアクトC2あるいはアクトC1のNoルートを通り実行する。アクトC3においてコントローラ14はMFP10がウォーミングアップを始めるかどうかを判定する。
ウォーミングアップの開始条件をROM54は予め記憶している。例えばMFP10への電源の投入、スリープ状態からのMFP10の復帰、決められた時間の経過、あるいは印刷回数の定義回数への到達等である。
アクトC3においてウォーミングアップの開始条件が成立しない間、コントローラ14はNoルートを通り、待機する。アクトC3においてウォーミングアップの開始条件の成立によって、Yesルートを通り、アクトC4においてコントローラ14はキャリブレーションを実行する。アクトC5においてコントローラ14はMFP10の状態を例えばレディ状態に遷移させる。
ウォーミングアップ処理と並行してMFP10はキャリブレーションを実施する。ユーザはウォーミングアップとキャリブレーションとのそれぞれが終わるまで待たされない。
第1から第3の各変形例に係る画像形成装置によれば、印刷を中断して動作、或いはレディ中に動作させる頻度を減らせる。印刷終了をユーザが待たされるという問題を解消できる。ユーザが設定したジョブを即座に受け付けないという問題を解消できる。ユーザにとって使い勝手が良くなるというメリットを有する。
(他の実施形態)
尚、上記の実施形態及び変形例では実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
上記キャリブレーションの最中、MFP10はオペレーションパネル41に、キャリブレーション実行の旨を表示させてもよい。印刷を不可能とする要因の内容、キャリブレーション実行中という表示とを一緒にオペレーションパネル41は表示してもよい。
MFP10は4色のトナーカートリッジ49Y、49M、49C、49Kを設けてもよい。MFP10は各トナーカートリッジ49Y、49M、49C、49Kが各現像器31へトナーを補給中であることの検知によって、キャリブレーションを実施してもよい。
検知部2による検知対象は消耗品の消耗の検知によってもよい。コントローラ14は例えば印刷枚数や、現像器31へのトナーの補給回数等の複数のカウンタを有する。各カウンタ値及び対応の閾値によって、コントローラ14が検知部2へこれ以上印刷を続けることが不可能であることを通知してもよい。あるいは検知部2は主基板及びユニット毎の回路基板上の異常を検知対象に加えてもよい。あるいは検知部2は各種モータの異常を検知対象に加えてもよい。
判断部3によるキャリブレーションの実施の開始条件には、各種の印刷前後のタイミングが用いられてもよい。例えばMFP10が印刷ジョブを受信した後、印刷を実行する直前を、キャリブレーションの開始タイミングと予め決めておいてもよい。あるいは決められたページ数以上の印刷データを有する印刷ジョブをMFP10が受信したことをキャリブレーションの開始タイミングと予め決めておいてもよい。この場合、複数ページを印刷している最中に、MFP10はキャリブレーションを実施する。
また、MFP10は図1左方において、MFP10の排紙口にフィニッシャ50(後処理装置)を接続してもよい。検知部2はフィニッシャ50で用紙のジャムが発生したことを、フィニッシャ50との通信により検知する。MFP10はフィニッシャ50の異常停止中にキャリブレーションを実施してもよい。異常とはジャムのほかに、ソート、パンチ、折り畳みの動作の異常を言う。
図5のテストパターンは一例であり、濃度調整のパターンは種々変更可能である。上記キャリブレーションのほかに、例えば画像形成部15Y、15M、15C、15Kによる画像形成プロセス用のバイアス電圧やバイアス電流を調整してもよい。また、図4、図7、図8のフローチャートの内容は種々変更可能である。これらの変更をして実施したに過ぎない実施品に対して実施形態に係る画像形成装置の優位性は何ら損なわれるものではない。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…印刷部、2…検知部、3…判断部、4…実行制御部、10…MFP(画像形成装置)、11…本体、12…スキャナ、13…画像処理部、14…コントローラ、15Y,15M,15C,15K…画像形成部、16…モータ、17…感光体ドラム、18…露光器、19…ドラム、20…登録部、21…感光体、22…トナー付着量センサ、23…スキャナインターフェース、24…印刷エンジンインターフェース、30…帯電器、31…現像器、32…一次転写ローラ、33…クリーナ、34…除電器、35…ベルト、36…給紙部、37…搬送機構、38…二次転写部、39…定着器、40…ボックス、41…オペレーションパネル、42…エンプティセンサ、43…ジャムセンサ、44…温度センサ、45…ニアフルセンサ、46…トナーセンサ、47…状態管理部、48…タイマ、49Y、49M、49C、49K…トナーカートリッジ、50…フィニッシャ(後処理装置)、51…制御システム、52…バス、53…CPU、54…ROM、55…RAM。

Claims (5)

  1. 印刷ジョブに含まれる印刷データにより画像を用紙上に印刷する印刷部と、
    画像形成装置の現在の動作状態が印刷状態又はウォーミングアップ状態を管理する状態管理部を有し、前記ウォーミングアップ状態の検知、あるいは前記印刷状態において前記印刷部による前記印刷ジョブを実質的に実行不可能にする要因の発生を検知する検知部と、
    前記検知部による前記要因の検知時刻および予めスケジュールされたキャリブレーションの開始時刻間の差が閾値よりも短いかどうかを判断する判断部と、
    前記判断部による肯定的な判断結果および前記検知部の前記状態管理部による前記動作状態の管理によって前記印刷状態における前記要因の発生後に前記要因が検知されなくなるまでの間又は前記ウォーミングアップ状態におけるウォーミングアップ処理に並行して前記印刷部に前記キャリブレーションを実行させ、前記キャリブレーションを前記印刷ジョブの実行に先立って終える実行制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 原稿面を読取るスキャナを更に備え、
    前記検知部は前記スキャナによるスキャン中を検知する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷部へ前記用紙を供給する給紙部を更に備え、
    前記検知部は、前記給紙部の用紙エンプティを検知する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷部は未定着のトナー像を前記用紙上に形成する画像形成部と、前記用紙上の前記トナー像を定着させる定着器とを備え、
    前記検知部は、前記定着器の温度が定着温度範囲よりも低い、あるいは前記定着温度範囲よりも高いことを検知する請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷部は廃トナーを回収するボックスを備え、
    前記検知部は前記ボックス内の前記廃トナーがほとんど満杯であることを検知する請求項1記載の画像形成装置。
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