JP2002321843A - 用紙給紙装置 - Google Patents

用紙給紙装置

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JP2002321843A
JP2002321843A JP2001130063A JP2001130063A JP2002321843A JP 2002321843 A JP2002321843 A JP 2002321843A JP 2001130063 A JP2001130063 A JP 2001130063A JP 2001130063 A JP2001130063 A JP 2001130063A JP 2002321843 A JP2002321843 A JP 2002321843A
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Hideji Hirai
秀二 平井
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、用紙給紙装置に関し、装置本体の
処理毎に用紙の給紙元の自動切替の可否を簡易に選択で
きるようにすることにより、ユーザ毎の事情に容易に対
応できるようにして、装置本体の使い勝手を良くするこ
とを目的とする。 【解決手段】 画像形成装置10の画像形成位置に給紙
する記録紙Pを積載する複数の給紙トレイ31〜33を
備え、その記録紙Pがなくなる紙切れが発生したとき
に、記録紙Pの給紙元の自動切替の可否を問い合わせる
表示情報をオペレーションパネル46に表示して、NO
ボタンを押下する拒否情報を受け取ったときにはそのま
ま記録紙Pの給紙動作を装置本体の画像形成動作に合わ
せて停止する一方、YESボタンを押下する許可情報を
受け取った場合には給紙元を同一サイズの記録紙Pをセ
ットされている他の給紙トレイに自動的に切り替えて記
録紙Pの給紙を装置本体の画像形成動作に合わせて再開
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙給紙装置に関
し、詳しくは、用紙の給紙元を自動的に切り替えること
ができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やファクシミリ装置や
プリンタ装置等の画像形成装置などには、用紙(カット
紙)を給紙する用紙給紙装置を搭載して、装置本体によ
る画像形成位置(処理位置)に用紙を給紙することが知
られている。
【0003】この種の用紙給紙装置としては、例えば、
特開平10−207299号公報に記載されているもの
があり、この用紙給紙装置は、用紙を収納する手段を複
数段備えて、画像形成装置による画像形成位置に用紙を
給紙するようになっており、給紙中の用紙収納手段内の
用紙がなくなったときには、同じサイズの用紙が収納さ
れている他の用紙収納手段に給紙元を自動的に切り替え
て用紙の給紙動作を継続することにより画像形成装置に
よる画像形成を完了することができるようになってい
る。
【0004】この公報に記載の用紙給紙装置では、さら
に、画像形成装置が設置される環境に応じて給紙元の自
動切替の許可・禁止を予め設定できるようにして、稼働
率を向上させることができるようになっている。
【0005】また、特開2000−229738号公報
には、用紙収納手段内の用紙の紙質に基づいて新たな給
紙元とする他の用紙収納手段を決定するように工夫した
装置が提案されている。
【0006】なお、特開平11−188947号公報に
は、給紙元の切替時にも給紙間隔を維持することができ
るように工夫した装置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の用紙
給紙装置は、いずれの装置にあっても、装置の使い勝手
を装置単位に設定できるだけであり、紙質の異なる用紙
や、表面が使用済みの裏紙などを用紙収納手段の一つに
収納している場合に、画像形成装置の設置される環境に
応じて、給紙元の自動切替の許可・禁止を予め設定した
り、紙質に応じて給紙元を自動切替できるように、一律
に決められるときには有効である。
【0008】しかしながら、複写機やファクシミリ装置
やプリンタ装置等では、多種多様の事情で使用するの
で、ユーザによって必要な用紙の種類は異なり、また、
効率よく処理を終了させることも要望されるものであ
る。
【0009】これを達成するために、個々のユーザが利
用する度に設定し直す操作を要求するのは手間が掛かっ
て、その設定機能を利用しなくなる可能性が高い。
【0010】そこで、本発明は、装置本体による処理毎
に用紙の給紙元の自動切替の可否を簡易に選択できるよ
うにすることにより、ユーザ毎の事情に容易に対応でき
るようにして、装置本体の使い勝手を良くすることがで
きる用紙給紙装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、用紙を収納する複数の用紙収納手段と、該用
紙収納手段内の用紙を装置本体による処理位置に給紙す
る用紙給紙手段と、用紙収納手段毎の収納用紙の残量を
検出する残量検出手段と、該残量検出手段による検出情
報に基づいて用紙の給紙元とする用紙収納手段内の用紙
残量が予め設定された切替枚数になったことを検知した
ときに他の用紙収納手段に給紙元を切り替える給紙制御
手段とを備えて、給紙されてくる用紙に処理を施す装置
本体に搭載される用紙給紙装置であって、装置本体側ま
たは外部装置側の一方または双方の表示手段に表示する
表示情報を出力する情報出力手段と、装置本体側または
外部装置側での入力情報を取得する情報取得手段とを有
し、前記給紙制御手段は、給紙元の用紙収納手段を切り
替える際には、該給紙元の切替の可否を問い合わせる旨
の問い合わせ情報を表示情報として前記情報出力手段に
より出力させ、前記情報取得手段により取得した入力情
報が該問い合わせに対する拒否情報である場合には用紙
給紙手段による用紙の給紙動作を装置本体の動作に合わ
せて停止する一方、該入力情報が問い合わせに対する許
可情報である場合には給紙元とする用紙収納手段を切り
替えて用紙給紙手段による用紙の給紙を再開することを
特徴とするものである。
【0012】この発明では、装置本体の処理位置に給紙
する用紙収納手段(給紙元)内の用紙の残量が例えば、
用紙の給紙動作を中断することが必要で用紙エンドとす
る切替枚数(紙切れ、または中断制御を開始することが
必要な枚数)となったことを検知したとき、ユーザが操
作する装置本体側やパーソナルコンピュータ等の外部装
置側で表示出力させる表示画面内のダイアログボックス
などに、用紙の給紙元を自動切替するか否か(可否)を
問い合わせるメッセージなどの問い合わせ情報が表示さ
れる。その問い合わせに対する応答として給紙元の自動
切替の不要を選択する拒否情報の入力操作が行われた場
合には、例えば、給紙元の用紙がなくなる紙切れの時点
で装置本体の動作と共に用紙の給紙動作が停止(中止あ
るいは中断)される一方、問い合わせに対する応答とし
て給紙元の自動切替の実行を選択する許可情報の入力操
作が行われた場合には、例えば、給紙元の用紙がなくな
って中断していた装置本体の動作と共に用紙の給紙動作
が再開される。したがって、装置本体の使用中に用紙の
紙切れなどが発生する毎に、ユーザが形成する画像など
の事情に応じて用紙の給紙元の自動切替の可否を判断
し、問い合わせに応答する入力操作をするだけで指示す
ることができ、ユーザの意図に反して紙質が異なる用紙
や裏紙を収納する用紙収納手段に給紙元が自動切替され
て装置本体の処理が継続されてしまうことをなくすこと
ができる。
【0013】上記課題を解決する第2の発明は、上記第
1の発明の特定事項に加え、前記切替枚数と共に該切替
枚数よりも多い通知枚数を予め設定することができるよ
うに構成され、前記給紙制御手段は、該通知枚数になっ
たことを検知したときに前記問い合わせ情報を出力さ
せ、前記許可情報を切替枚数の検知前に取得した場合に
は用紙の給紙動作を中断することなく給紙元を切り替え
て用紙の給紙動作を継続する一方、当該許可情報を切替
枚数の検知後に取得した場合には該切替枚数の検知時に
用紙の給紙動作を中断し当該許可情報の取得後に給紙元
を切り替えて用紙の給紙動作を再開し、また、前記許可
情報を切替枚数の検知後にも取得できなかった場合ある
いは前記拒否情報を取得した場合には切替枚数になった
ことを検知したときに用紙の給紙動作を停止することを
特徴とするものである。
【0014】この発明では、給紙元の用紙の残量が例え
ば、用紙の給紙動作を継続しつつその給紙元とする用紙
収納手段内への用紙の補充を要求することが必要なタイ
ミングであるニアエンドの通知枚数(少なくとも給紙元
の自動切替の可否を問い合わせて、それに応答する操作
をすることができる程度の処理時間の掛かる枚数)とな
ったことを検知したとき、用紙の給紙動作を中断するこ
となくユーザからの応答を取得できるように、問い合わ
せ情報が表示される。その問い合わせに対する応答とし
て、給紙元の自動切替の実行を選択する許可情報を用紙
の残量が切替枚数に達する前に取得した場合には、その
まま用紙の給紙動作を中断することなく、給紙元を他の
用紙収納手段に切り替えて用紙の給紙動作を継続する一
方、その許可情報を用紙の残量が切替枚数に達した後に
取得した場合には、給紙元を他の用紙収納手段に切り替
えて、中断した用紙の給紙動作を再開する。また、問い
合わせに対する応答として、その許可情報を用紙の残量
が切替枚数に達した後でも取得することができなかった
り、また、問い合わせに対する応答として、給紙元の自
動切替の不要を選択する拒否情報を取得した場合には、
例えば、給紙元の用紙の紙切れの時点で装置本体の動作
と共に用紙の給紙動作を停止する。したがって、給紙元
の自動切替をしても問題ない場合には、用紙の給紙動作
を中断することなく用紙の給紙元を自動切替することが
でき、装置本体の処理をスムーズに継続することができ
る。
【0015】上記課題を解決する第3の発明は、上記第
1または第2の発明の特定事項に加え、前記給紙制御手
段は、前記許可情報を用紙の給紙動作を中断する前に取
得した場合には用紙の給紙間隔を保つように給紙元を切
り替えて用紙の給紙動作を継続することを特徴とするも
のである。
【0016】この発明では、用紙の給紙元の自動切替の
実行を選択する許可情報を、前もって入力されたり、そ
の自動切替の可否の問い合わせに対する応答として、用
紙の残量が給紙動作を中断する必要のある切替枚数にな
る前に取得することができた場合には、用紙の給紙を継
続しつつ、給紙元とする用紙収納手段から装置本体の処
理位置に給紙する用紙の給紙間隔を維持するように、そ
の給紙元の切替制御が行われる。したがって、用紙の給
紙元の切替が影響することなく、装置本体の処理を継続
することができる。
【0017】上記課題を解決する第4の発明は、上記第
1から第3のいずれかの発明の特定事項に加え、前記用
紙収納手段毎の収納用紙のサイズを確認するサイズ確認
手段を有し、前記給紙制御手段は、該サイズ確認手段に
よる確認結果に基づいて給紙中の用紙と同サイズの用紙
を収納する他の用紙収納手段が存在する場合に、当該他
の用紙収納手段に用紙の給紙元を切り替えることの可否
を問い合わせる制御を開始することを特徴とするもので
ある。
【0018】この発明では、給紙中の用紙と同サイズの
用紙を収納する他の用紙収納手段の存在が確認できた場
合にのみ、その給紙元の自動切替の可否を問い合わせる
表示情報が出力される。したがって、用紙の給紙元の自
動切替ができないのにも拘わらずに、問い合わせが表示
されて、ユーザに無駄な操作を要求してしまうことを回
避することができる。
【0019】上記課題を解決する第5の発明は、上記第
1から4のいずれかの発明の特定事項に加え、前記問い
合わせ情報の出力からの経過時間を計時する計時手段
と、該計時手段により計時される経過時間が予め設定さ
れている時間を越えるまでに前記許可情報または拒否情
報のいずれも取得できないときに前記給紙制御手段に該
許可情報または拒否情報のいずれを取得したものとして
用紙の給紙動作を実行させるかを予め設定しておく動作
設定手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0020】この発明では、給紙元の自動切替の可否の
問い合わせに対する応答を設定時間が経過するまで取得
できない場合には、予め設定されている給紙元の自動切
替の可否の選択設定に従って、給紙元の自動切替の実行
を選択する許可情報を受け取ったとき、またはその自動
切替の不要を選択する拒否情報を受け取ったときと同様
の給紙動作が行われる。したがって、ユーザが問い合わ
せに応答する操作をしない場合には、例えば、装置本体
を利用する個人の事情を優先するか、共通利用するため
に稼働率を優先するかなどに応じた用紙の給紙動作を実
行することができる。
【0021】上記課題を解決する第6の発明は、上記第
1から5のいずれかの発明の特定事項に加え、前記給紙
制御手段は、装置本体の駆動要求をする入力情報を取得
したときに、前記問い合わせ情報を表示情報として前記
情報出力手段により出力させることを特徴とするもので
ある。
【0022】この発明では、装置本体に駆動要求をする
入力操作時に、用紙の給紙元の自動切替の可否を問い合
わせることができ、その問い合わせに対する応答の許可
情報または拒否情報を取得することができる。したがっ
て、装置本体による処理の途中に、入力操作を要求する
ことをなくすことができる。
【0023】上記課題を解決する第7の発明は、上記第
6の発明の特定事項に加え、前記問い合わせ情報の出力
を実行するか否かを判断する処理枚数を設定する枚数設
定手段を設け、前記給紙制御手段は、前記情報取得手段
により入力情報として取得される装置本体による用紙の
処理枚数が該枚数設定手段内の設定処理枚数以上のとき
に前記問い合わせ情報を前記表示情報として出力するこ
とを特徴とするものである。
【0024】この発明では、装置本体による用紙の処理
枚数が予め設定されている処理枚数以上である場合に、
用紙の給紙元の自動切替の可否を問い合わせることがで
き、その問い合わせに対する応答の許可情報または拒否
情報を取得することができる。したがって、給紙元を自
動切替する必要のない処理のときにまで、不必要な問い
合わせに対する応答の入力操作を要求してしまうことを
回避することができる。
【0025】上記課題を解決する第8の発明は、上記第
6の発明の特定事項に加え、前記残量検出手段は、用紙
収納手段毎の収納用紙のエンドまたはニアエンドの一方
あるいは双方を検出するとともに、該用紙収納手段毎の
収納用紙の全量を検出するように構成し、前記給紙制御
手段は、前記情報取得手段により入力情報として取得さ
れる装置本体による用紙の処理枚数が該残量検出手段に
よる収納用紙の全量よりも多いときに前記問い合わせ情
報を前記表示情報として出力することを特徴とするもの
である。
【0026】この発明では、装置本体による用紙の処理
枚数が給紙元の用紙収納手段内の用紙の残量以上である
場合に、用紙の給紙元の自動切替の可否を問い合わせる
ことができ、その問い合わせに対する応答の許可情報ま
たは拒否情報を取得することができる。したがって、給
紙元を自動切替する必要のない処理のときにまで、不必
要な問い合わせに対する応答の入力操作を要求してしま
うことを回避することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図4は本発明に係る用紙給紙装置の第1
実施形態を搭載する画像形成装置の一例を示す図であ
る。
【0028】まず、画像形成装置の基本構成を説明す
る。図1において、画像形成装置10は、スキャナによ
り取り込んだ画像データや、パーソナルコンピュータ
(PC)からプリントアウト依頼されたプリントデータ
(画像データ)を記録紙(用紙)Pに記録形成する機能
を備えている。
【0029】この画像形成装置10は、感光体11a〜
11dが四色分並んだ、所謂、タンデム型と呼ばれるも
のであり、画像データに基づいて各感光体11a〜11
d上に形成される4色の単色トナー像を中間転写ベルト
12上に重ねてフルカラーのトナー像を形成してから二
次転写ローラ13により記録紙Pに転写する、所謂、中
間転写方式を採用してフルカラーの画像を記録紙P上に
形成するようになっており、このフルカラーのトナー像
を転写された記録紙Pは、定着ユニット内を通過させて
定着ローラ対14を加熱圧接させることによりその画像
を定着させ、この後に機外の排紙部に排出するようにな
っている。
【0030】感光体11a〜11dは、それぞれ、その
周囲に帯電チャージャ21、現像ユニット22、除電ラ
ンプ23、感光体クリーニングユニット24が配置され
ており、中間転写ベルト12の反対側の離隔する位置に
は書込ユニット25が配置されている。この中間転写ベ
ルト12は、感光体11a〜11dの周面に一次転写用
ローラ26により接触状態に維持されているとともに、
感光体11a〜11dの下流側では圧接ローラ27によ
り二次転写ローラ13に接触状態に維持されている。
【0031】この感光体11a〜11dは、まず最初に
帯電チャージャ21でその表面を一様に帯電された後
に、画像データに基づいて書込ユニット25からレーザ
光rを照射されることにより、その表面を露光されて静
電潜像を形成されるようになっており、その静電潜像が
現像ユニット22から表面に供給されるトナーにより現
像されてトナー像を周面上に形成されるようになってい
る。
【0032】中間転写ベルト12は、各感光体11a〜
11d上に形成された単色のトナー像を一次転写用ロー
ラ26の印加する圧力と電界により順次に転写されて積
層されることにより表面にフルカラー画像を形成される
ようになっており、この表面に担持するフルカラー画像
は、図1中下部にセットされた給紙トレイ(用紙収納手
段)31〜33内から用紙給紙手段が呼び出して搬送・
給紙する記録紙Pを二次転写ローラ13に圧接ローラ2
7により当接させることにより、その二次転写ローラ1
3の印加する圧力と電界によりその記録紙P上に転写さ
れるようになっている。なお、用紙給紙手段は、給紙ト
レイ31〜33内の記録紙Pを、ピックアップローラ3
4が呼び出して給紙ローラ対35を経由させて搬送ロー
ラ対36に受け渡すようになっており、圧接ローラ27
と二次転写ローラ13との当接位置(装置本体の画像形
成位置)には、手前のレジストローラ対37において一
旦停止させた後に、中間転写ベルト12と駆動を同期さ
せて(転写されたトナー像との位置関係を調整して)搬
送を再開することにより、トナー像とのタイミングをは
かって記録紙Pを給紙するようになっている。
【0033】そして、感光体11a〜11dは、トナー
像を中間転写ベルト12に転写した後には、除電ランプ
23によってその表面を除電されるとともに感光体クリ
ーニングユニット24によって残留トナーを全て除去さ
れるようになっており、この後に、帯電チャージャ21
により表面を一様に帯電されて、次の画像形成動作サイ
クルを繰り返す。また、中間転写ベルト12は、二次転
写後の残トナー像をその表面に担持したまま回転して図
1中左端に設置されている中間転写ベルトクリーニング
ユニット28によってその表面を清掃されて次画像の転
写に備えるようになっており、この後に、次の画像形成
動作サイクルで感光体11a〜11d上に形成されたト
ナー像を転写されことが繰り返される。
【0034】なお、本実施形態においては、除電ランプ
23が感光体クリーニングユニット24の手前に設置さ
れているが、この前後関係は逆の場合もあり、また感光
体クリーニングユニット24の前後に除電ランプが1つ
ずつ設置されている場合もある。また、記録紙Pの給紙
部にはピックアップローラ34と給紙ローラ対35しか
図示していないが、リバースローラを設置するFRR分
離方式により記録紙Pを分離給送するようにしても良い
し、コーナー爪を設置してコーナー爪分離方式にしても
良く、給紙部の分離方式を限定するものではないことは
いうまでもない。
【0035】次に、この画像形成装置10の制御系統を
説明する。図2において、画像形成装置10は、メイン
コントロールボード41に搭載されたCPUがメモリ内
に格納されている制御プログラムに従って装置各部を統
括制御するようになっており、このメインコントロール
ボード41は、各駆動部品に応じたドライバICや各入
力信号に応じた入力回路等が搭載されて駆動出力信号・
入力信号などのやり取りをほぼ一手に担っているI/O
ボード42と、コピー機として機能するために接続され
て原稿の画像データを読み取って出力するスキャナ43
と、プリンタ装置として機能するために接続されてPC
(外部装置)から送出されてきたプリントデータを中継
して出力するプリンタボード44と、受け取った画像デ
ータに基づいて書込ユニット25の駆動を制御する書込
ボード45と、コピー機として利用する際や各種設定を
する際に入力操作をする表示手段や入力手段を配置され
ているヒューマンインターフェイスのオペレーションパ
ネル46とを接続されて、オペレーションパネル46か
らの入力指示やPCからの入力指示に従って画像形成処
理を実行するようになっている。すわなち、メインコン
トロールボード41により給紙制御手段、情報出力・取
得手段を構成されている。なお、PC側から操作する場
合にはそのキーボードやマウスが入力手段、モニターが
表示手段となってヒューマンインターフェイスを構成す
ることになる。
【0036】次に、画像形成装置10における本発明の
適用を説明する。図3において、画像形成装置10は、
給紙トレイ31〜33内の記録紙Pの積載量に応じて上
下動する底板38を備えて、その底板38上にセットさ
れた記録紙Pの残量をエンド検知センサー(残量検出手
段)51およびニアエンド検知センサー(残量検出手
段)52により検出するようになっており、エンド検知
センサー51の検出情報から、記録紙Pのなくなる紙切
れ(エンド:切替枚数=0枚)が発生したことを検知し
たときには記録紙Pの給紙制御と共に画像形成制御を中
断してオペレーションパネル46上で視認可能なアイコ
ンなどを表示してユーザにその旨を報知する一方、ニア
エンド検知センサー52の検出情報から、記録紙Pを補
充した方がよいと判断される程に残り少なくなったニア
エンド(通知枚数)になったことを検知したときには記
録紙Pの残量を表示するアイコンを点滅させるなどユー
ザに通知するようになっている。
【0037】エンド検知センサー51は、給紙トレイ3
1〜33毎の底板38の上方に配置された発光素子51
aからの光をその底板38内に形成されている開口を介
して下方に配置された受光素子51bが受け取ることが
できたときに記録紙Pの紙切れが発生したことを検知す
るようになっており、透過型センサーにより構成されて
いる。ニアエンド検知センサー52は、給紙トレイ31
〜33毎の底板38の先端に対向する面の上部に配置さ
れた透過型一体センサー52aとその底板38の先端に
取り付けられた突起状の遮光板52bとにより構成され
ており、透過型一体センサー52aの発光部と受光部と
の間に遮光板52bが進入したときに、記録紙Pがニア
エンドになったことを検知するようになっている。
【0038】そして、メインコントロールボード41
は、サイズ確認手段をも構成して、例えば、エンド検知
センサー51の検出情報から記録紙Pを給紙する第1給
紙トレイ31に紙切れが発生したことを検知されたとき
には、記録紙Pの給紙動作と共に画像形成制御を中断し
た後に、装置条件として予め設定されている給紙トレイ
32、33内の記録紙Pのサイズを確認するとともにセ
ットされている記録紙Pがエンドまたはニアエンドの状
態にないことを併せて確認し、例えば、第2給紙トレイ
32内に同一サイズの記録紙Pがセットされていて給紙
元を切り替えることができる状態にある場合には、オペ
レーションパネル46に、また、プリントデータの記録
形成の指示に伴う給紙動作のときにはPCのディスプレ
イにも、図4に示すように、記録紙Pがなくなったの
で、給紙元を第1給紙トレイ31から第2給紙トレイ3
2に自動切替するか否か(可能であるのか否か)を選択
する問い合わせ情報を出力して画面表示させるようにな
っており、YESボタンを選択入力したことによる許可
情報を受け取った場合には、その第2給紙トレイ32に
記録紙Pの給紙元を切り替えて給紙動作を再開するとと
もに画像形成制御を再開する一方、NOボタンを選択入
力したことによる拒否情報を受け取った場合には、通常
通りに、記録紙Pの給紙動作と画像形成制御の中断(停
止)を維持しつつ、給紙トレイ31内の記録紙Pに紙切
れが発生したことを表示出力する報知制御を開始して、
第1給紙トレイ31内に記録紙Pが補充された後にスタ
ートボタンを押下されたときに、記録紙Pの給紙元を切
り替えることなく給紙動作と画像形成制御を再開するよ
うになっている。
【0039】したがって、給紙中の記録紙Pと同サイズ
の記録紙Pが収納されていないにも拘わらずに、無駄
に、給紙元の自動切替についての問い合わせをして、そ
れに応答する操作を要求してしまうことなく、画像形成
する記録紙Pの種別を問うか否かなどのユーザの事情に
応じた給紙元の自動切替の可否をその記録紙Pの紙切れ
が発生する度に指示することができ、画像形成する記録
紙Pがユーザの意に反して紙質が異なるものになった
り、裏紙になってしまったりすることを未然に防止する
ことができるとともに、記録紙Pの紙質などを問わない
画像形成である場合には問い合わせに対してYESボタ
ンを選択するだけで画像形成動作を再開することができ
る。
【0040】また、メインコントロールボード41は、
計時手段を構成するタイマー機能を備えるとともにメモ
リにより動作設定手段を構成して、予め設定されている
時間内に許可情報や拒否情報を取得できなかったときに
は、許可情報または拒否情報のいずれを取得したものと
して給紙元の自動切替を行うか否かを画像形成装置10
の給紙動作として設定できるようになっており、記録紙
Pの紙切れの検知(問い合わせ情報の出力)から計時す
る経過時間が設定時間を超えたときには、予め設定され
ている条件に従って記録紙Pの給紙動作を実行するよう
になっている。
【0041】したがって、ユーザの問い合わせに対する
応答を待つか、それとも占有時間を無駄に長くしたくな
いなど、設置されているオフィス環境などの事情に応じ
た給紙元の自動切替の可否に従って記録紙Pの給紙動作
を実行することができる。
【0042】このように本実施形態においては、例え
ば、給紙トレイ31、32内に同サイズの記録紙Pを収
納しておき、給紙トレイ31内から記録紙Pを給紙して
いるときに紙切れが発生した場合には、給紙トレイ32
内に同サイズの記録紙Pがセットされていることを確認
した上で、記録紙Pの給紙元を自動切替するか否かを問
い合わせることができ、自動切替することができないに
も拘わらずにその問い合わせに応答する入力操作をユー
ザに要求したり、給紙トレイ31内に収納した記録紙P
の紙質あるいは未使用の用紙にのみ画像形成したいのに
も拘わらずに給紙トレイ32に給紙元を自動切替されて
しまったり、記録紙Pの種別は問わないのに給紙動作
(画像形成動作)が停止してしまって記録紙Pの補充作
業を強制されてしまうことを回避することができる。そ
の一方で、ユーザは、この問い合わせに対して、記録紙
Pの給紙元の自動切替の可否を簡易に選択入力するだけ
で最適な記録紙Pに画像形成をすることができる。
【0043】このとき、設置場所の環境に応じた給紙元
の自動切替の可否を予め選択設定しておくことによっ
て、ユーザが給紙元の自動切替の可否を選択入力できな
い・しない場合には、記録紙Pの種別を問うことが少な
い環境では、給紙元の自動切替を選択設定しておくこと
により問い合わせに対する応答待ちで装置を占有されて
しまうことを回避することができ、また、記録紙Pの種
別が重要な環境では、給紙元の自動切替をしないように
選択設定しておくことにより他の種別の記録紙Pに画像
形成されてしまうことを回避することができる。
【0044】したがって、ユーザ毎や設置環境などの事
情に容易に対応することができる使い勝手のよい画像形
成装置10にすることができる。
【0045】なお、本実施形態のニアエンド検知センサ
ー52は、給紙トレイ31〜33の底板38の先端側に
配置しているが、これに限るものではないことはいうま
でもなく、例えば、図5に示すように、高さが変化しな
い底板38の後端上から一定の高さに記録紙Pがなくな
ったことを反射型センサー53により検出して記録紙P
がニアエンドになったことを検知するようにしてもよ
い。また、エンド検知センサー51も本実施形態の形式
に限るものではないことはいうまでもなく、例えば、底
板38上の記録紙Pに先端が当接してその記録紙Pがな
くなったときには大きく回動するフィラーを設置して、
そのフィラーの後端に遮光板を設けるとともに、フィラ
ーが大きく回動したときにはその遮光板が発光部と受光
部との間に進入する透過型一体センサーを配設すること
によっても記録紙Pの紙切れを検知することができる。
【0046】次に、図6は本発明に係る用紙給紙装置の
第2実施形態を搭載する画像形成装置の一例を示す図で
ある。なお、本実施形態は上述実施形態と略同様に構成
されているので、図1〜図3を流用し同様な構成には同
一の符号を付して説明する。
【0047】図1〜図3において、メインコントロール
ボード41は、例えば、記録紙Pの給紙中に第1給紙ト
レイ31のニアエンド検知センサー52により記録紙P
が残り少ない通知枚数になったことを検知されたときに
は、記録紙Pの給紙動作や画像形成制御は継続しつつ給
紙トレイ32、33内の記録紙Pのサイズと残量を確認
し、例えば、第2給紙トレイ32内に同一サイズの記録
紙Pがセットされていて給紙元を切り替えることができ
る状態にある場合には、オペレーションパネル46や、
必要に応じてPCのディスプレイにも、図6に示すよう
に、記録紙Pがなくなるので、給紙元の自動切替を選択
するか否かの問い合わせ情報を出力して画面表示させる
ようになっており、第1給紙トレイ31のエンド検知セ
ンサー51により記録紙Pの紙切れが検知される前に、
YESボタンの選択入力による許可情報を受け取った場
合には、記録紙Pの紙切れが検知されたときに、第2給
紙トレイ32に記録紙Pの給紙元を切り替えて先の記録
紙Pの後端との間隔(給紙間隔)が変化しないように記
録紙Pを送り出して、給紙動作を継続すると共に画像形
成制御を継続する一方、NOボタンの選択入力による拒
否情報を受け取った場合には、上述実施形態と同様に、
記録紙Pの紙切れが検知されたときに、記録紙Pの給紙
動作や画像形成制御を中断し、記録紙Pの補充後に給紙
元を切り替えることなく給紙動作や画像形成制御を再開
するようになっている。
【0048】したがって、記録紙Pの給紙元の自動切替
をしても問題ない場合には、その自動切替の影響を受け
ることなく、画像形成動作をスムーズに継続することが
できる。なお、記録紙Pの給紙間隔を一定に保つには、
画像形成位置までの給紙パスが異なることから、切替先
の給紙パスが短い場合には先の給紙タイミングに対して
待ち時間を設ける一方、給紙パスが長い場合には先の給
紙タイミングよりも前に給紙動作を開始する必要があ
る。
【0049】このとき、記録紙Pの紙切れが検知される
前にYESボタンあるいはNOボタンを選択入力した許
可情報や拒否情報を受け取ることができなかった場合に
は、上述実施形態と同様に、記録紙Pの紙切れが検知さ
れたときに、記録紙Pの給紙動作と共に画像形成制御を
中断して、YESボタンの選択入力による許可情報を受
け取った場合には第2給紙トレイ32に記録紙Pの給紙
元を切り替えて給紙動作と共に画像形成制御を再開し、
NOボタンの選択入力による拒否情報を受け取った場合
には記録紙Pの補充後に給紙元を切り替えることなく給
紙動作や画像形成制御を再開するが、記録紙Pの紙切れ
の検知から設定時間内に許可情報や拒否情報を取得でき
なかったときには、予め設定されている記録紙Pの自動
切替の可否に従って記録紙Pの給紙動作を実行すること
になる。
【0050】このように本実施形態においては、上述実
施形態による作用効果に加えて、記録紙Pの給紙元を自
動切替することができる場合には、記録紙Pの紙切れが
発生して給紙動作や画像形成制御を中断する必要がな
く、給紙間隔を一定のまま給紙元を切り替えて記録紙P
を画像形成位置に給紙することができ、画像形成をスム
ーズに継続することができる。
【0051】したがって、ユーザ毎や設置環境などの事
情に容易に対応して、快適に画像形成を終了することが
できる使い勝手のよい画像形成装置10にすることがで
きる。
【0052】次に、図7は本発明に係る用紙給紙装置の
第3実施形態を搭載する画像形成装置の一例を示す図で
ある。なお、本実施形態は上述実施形態と略同様に構成
されているので、図1〜図3を流用し同様な構成には同
一の符号を付して説明する。
【0053】図1〜図3において、メインコントロール
ボード41は、オペレーションパネル46を入力操作し
てスキャナ43により読み取った原稿画像をコピーする
記録紙Pへの画像形成処理の依頼を受け取ったときに、
または、プリンタボード44を介してPCから送られて
きたプリントデータに基づく記録紙Pへの画像形成処理
の依頼を受け取ったときに、例えば、記録紙Pの給紙元
として選択された第1給紙トレイ31以外では、第2給
紙トレイ32内の記録紙Pが同一サイズで、かつ、十分
な残量で給紙元を切り替えることができる状態にある場
合には、オペレーションパネル46や、必要に応じてP
Cのディスプレイにも、図7に示すように、記録紙Pが
なくなった場合に、給紙元の自動切替を選択するか否か
の問い合わせ情報を出力して画面表示させるようになっ
ており、YESボタンの選択入力による許可情報を受け
取った場合には、記録紙Pの紙切れが検知されたとき
に、第2給紙トレイ32に記録紙Pの給紙元を切り替え
て給紙間隔を一定に給紙動作を継続すると共に画像形成
制御を継続する一方、NOボタンの選択入力による拒否
情報を受け取った場合には、上述実施形態と同様に、記
録紙Pの紙切れが検知されたときに、記録紙Pの給紙動
作や画像形成制御を中断し、記録紙Pの補充後に給紙元
を切り替えることなく給紙動作や画像形成制御を再開す
るようになっている。
【0054】したがって、ユーザはスタート時に、給紙
元の自動切替をしても問題ない場合には、記録紙Pの給
紙元の自動切替を許可する選択入力をしておくことによ
り、操作場所に不在でも、画像形成動作をスムーズに継
続させて終了させることができ、また、給紙元の自動切
替を避けたい場合には、記録紙Pの給紙元の自動切替を
拒否する選択入力をしておくことにより、記録紙Pの紙
切れの報知を受け取ってからその記録紙Pを補充して画
像形成を終了させることができる。
【0055】このように本実施形態においては、上述実
施形態による作用効果に加えて、記録紙Pへの画像形成
処理を行っている途中に、給紙元の自動切替の可否をユ
ーザに問い合わせることをなくして、給紙元を自動切替
しても問題ないのにも拘わらずに、要求されないかもし
れない入力操作のために、終了するまで待機することを
強制することをなくすことができ、記録紙Pの紙切れが
発生したときに、予め入力された選択指示に従って給紙
元の自動切替を行うことができる。
【0056】したがって、画像形成処理途中に入力操作
を要求されない使い勝手のよい画像形成装置10にする
ことができる。
【0057】次に、図8は本発明に係る用紙給紙装置の
第4実施形態を搭載する画像形成装置の一例を示す図で
ある。なお、本実施形態は上述実施形態と略同様に構成
されているので、図1〜図3、図7を流用し同様な構成
には同一の符号を付して説明する。
【0058】図8において、画像形成装置10は、給紙
トレイ31〜33内にセットされた記録紙Pの全量を検
出可能な記録紙枚数検知センサー(残量検出手段)54
が配置されており、この記録紙枚数検知センサー54の
検出情報に基づいて給紙可能な記録紙Pの残量をオペレ
ーションパネル46に表示する視認可能なアイコンなど
によりユーザに通知するようになっている。
【0059】記録紙枚数検知センサー54は、給紙トレ
イ31〜33毎の底板38の後端側(側方でもよい)に
記録紙Pの積載範囲をカバーするように、5個の反射型
センサー54a〜54eを配置して、上下に位置する発
光部からの光を受光部が受け取ることができたときに記
録紙Pの存在を検出するようになっており、その検出の
有無により底板38上に積載された記録紙Pの残量を大
まかに検知することができるようになっている。例え
ば、給紙トレイ31〜33の記録紙Pの積載容量が10
00枚だとした場合には一番上のセンサー54aまで記
録紙を検知していれば900枚以上、その次のセンサー
54bまでなら700枚以上と、200枚づつの積載量
に対応するように配置して、一番下のセンサー54eが
記録紙Pを検出していなければ100枚以下であること
を検知できるようになっている。
【0060】そして、メインコントロールボード41
は、オペレーションパネル46またはPCからの記録紙
Pへの画像形成処理の依頼を受け取ったときに、例え
ば、記録紙Pの給紙元として選択された第1給紙トレイ
31内の記録紙枚数検知センサー54による検出情報か
ら検知された記録紙Pの残量が、依頼された画像形成す
る記録紙Pの処理枚数よりも少ないことを確認されると
ともに、他の第2給紙トレイ32内の記録紙Pが同一サ
イズで、かつ、十分な残量で給紙元を切り替えることが
できる状態にある場合には、オペレーションパネル46
や、必要に応じてPCのディスプレイにも、図7に示す
ように、記録紙Pがなくなった場合に、給紙元の自動切
替を選択するか否かの問い合わせ情報を出力して画面表
示させるようになっており、YESボタンの選択入力に
よる許可情報を受け取った場合には、記録紙Pの紙切れ
が検知されたときに、第2給紙トレイ32に記録紙Pの
給紙元を切り替えて給紙間隔を一定に給紙動作を継続す
ると共に画像形成制御を継続する一方、NOボタンの選
択入力による拒否情報を受け取った場合には、上述実施
形態と同様に、記録紙Pの紙切れが検知されたときに、
記録紙Pの給紙動作や画像形成制御を中断し、記録紙P
の補充後に給紙元を切り替えることなく給紙動作や画像
形成制御を再開するようになっている。
【0061】したがって、記録紙Pに紙切れが発生する
ことが予想される場合に、スタート時に給紙元の自動切
替の可否を問い合わせて、最適な記録紙Pの給紙動作を
実行させることができる。
【0062】このように本実施形態においては、上述実
施形態による作用効果に加えて、給紙元を自動切替する
ことが必要ない場合にも入力操作を要求されることをな
くすことができ、例えば、記録紙Pの残量がすくなかっ
たり、処理枚数が多い場合にのみ、ユーザは給紙元の自
動切替の可否を選択入力しておき、記録紙Pの紙切れが
発生したときに、予め入力された選択指示に従って給紙
元の自動切替を行うことができる。
【0063】したがって、画像形成処理途中に入力操作
を要求されない使い勝手のよい画像形成装置10にする
ことができる。
【0064】本実施形態の他の態様としては、入力され
た記録紙Pの処理枚数と記録紙Pの残量を比較するので
はなく、例えば、記録紙Pのニアエンドが検知されてい
るときに給紙元の自動切替の可否を問い合わせるように
してもよい。
【0065】また、給紙元の自動切替の可否を問い合わ
せるか否かを判断する設定処理枚数として、例えば、記
録紙Pの残量が最大容量の1/3まで消費されていると
きに給紙元の自動切替の可否を問い合わせるようにして
もよい。
【0066】あるいは、ニアエンドを検知されていると
きの設定処理枚数として、例えば2枚と設定しておき、
依頼された記録紙Pの処理枚数が2枚以上であるときに
給紙元の自動切替の可否を問い合わせるようにしてもよ
い。
【0067】なお、上述した実施形態は、複数段の給紙
トレイを有する画像形成装置を説明するものであり、画
像形成部として電子写真装置のフルカラーユニットを一
例として説明するが、モノクロユニットでもよいし、ま
た、電子写真方式ではなく、インクジェットや熱転写で
もよいことはいうまでもなく、給紙トレイが複数段ある
用紙給紙装置を備える装置であれば適用できるものであ
る。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、給紙元の用紙の残量が
少なくなったときに、給紙元の自動切替の可否を問い合
わせて、ユーザが給紙元の自動切替の不要を選択したと
きにはそのまま用紙の給紙動作を停止する一方、給紙元
の自動切替の実行を選択したときには、用紙の給紙元を
切り替えて停止していた装置本体の処理と共に用紙の給
紙動作を再開したり、あるいは用紙の給紙間隔を一定に
給紙動作を継続しつつその給紙元を切り替えるなどして
装置本体の処理をスムーズに行うことができる。
【0069】したがって、ユーザ毎に給紙元の自動切替
の可否を判断して、その問い合わせに応答する入力操作
をするだけで、ユーザの意図に反して用紙の給紙元が自
動切替されてしまうことを回避しつつ、装置本体の処理
位置に用紙を給紙することができ、不適当な用紙である
ためにやり直しになってしまうことや、用紙の種別を問
わないのに給紙元を自動切替することができずに用紙を
補充するなどの作業が強制されてしまうことを回避する
ことができる。
【0070】この結果、ユーザが装置本体による処理毎
に、必要に応じて用紙の給紙元の自動切替の可否を簡易
に選択入力することができ、ユーザ毎の事情に容易に対
応することができるように装置本体の使い勝手を向上さ
せることができる。
【0071】このとき、給紙中の用紙と同サイズの用紙
を収納する他の用紙収納手段が存在する場合にのみ、そ
の給紙元の自動切替の可否を問い合わせるようにするこ
とにより、不可能な自動切替の可否を選択する無駄な操
作を要求してしまうことを回避することができる。
【0072】さらに、ユーザが給紙元の自動切替の可否
を選択しない場合には、その装置としての給紙元の自動
切替の可否を予め選択設定できるようにしておくことに
より、装置を設置する環境に応じて、例えば、装置本体
を利用する個人の事情を優先するか、共通利用するため
に稼働率を優先するかなどに合わせて、用紙の給紙動作
を実行することができ、装置本体を快適に利用すること
ができる。
【0073】また、装置本体に駆動要求をする入力操作
時に、例えば、用紙の処理枚数が設定処理枚数以上であ
る場合や給紙元の用紙の残量以上である場合に、その給
紙元の自動切替の可否を問い合わせるようにすることに
より、装置本体による処理の途中に入力操作を要求した
り、また、不必要な入力操作を要求することをなくすこ
とができ、使い勝手をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙給紙装置の第1実施形態を適
用した画像形成装置の一例を示す図であり、その概略全
体構成を示す透視図である。
【図2】その制御系を説明するブロック図である。
【図3】その給紙トレイを示す透視図である。
【図4】その表示画面を示す平面図である。
【図5】その他の態様である給紙トレイを示す透視図で
ある。
【図6】本発明に係る用紙給紙装置の第2実施形態を適
用した画像形成装置の一例を示す図であり、その表示画
面を示す平面図である。
【図7】本発明に係る用紙給紙装置の第3実施形態を適
用した画像形成装置の一例を示す図であり、その表示画
面を示す平面図である。
【図8】本発明に係る用紙給紙装置の第4実施形態を適
用した画像形成装置の一例を示す図であり、その用紙を
検知するセンサーを説明する配置図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置 11a〜11d 感光体 12 中間転写ベルト 13 二次転写ローラ 14 定着ローラ対 25 書込ユニット 31〜33 給紙トレイ 34 ピックアップローラ 35 給紙ローラ対 36 搬送ローラ対 37 レジストローラ対 38 底板 41 メインコントロールボード 43 スキャナ 44 プリンタボード 46 オペレーションパネル 51 エンド検知センサー 52 ニアエンド検知センサー 54 記録紙枚数検知センサー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 108 H04N 1/00 108M Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ06 AR01 CQ34 CQ42 HJ03 HK16 HK19 HN04 HN17 HV33 HV44 3F343 FA02 FB02 FB03 FC30 GA01 GB01 GC01 GD01 HA36 HC11 HD07 KB03 KB07 KB20 5C062 AA05 AB20 AB23 AB30 AB32 AB46 AB53 AC11 AC67 AC68 AF07 AF10 BA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙を収納する複数の用紙収納手段と、該
    用紙収納手段内の用紙を装置本体による処理位置に給紙
    する用紙給紙手段と、用紙収納手段毎の収納用紙の残量
    を検出する残量検出手段と、該残量検出手段による検出
    情報に基づいて用紙の給紙元とする用紙収納手段内の用
    紙残量が予め設定された切替枚数になったことを検知し
    たときに他の用紙収納手段に給紙元を切り替える給紙制
    御手段とを備えて、給紙されてくる用紙に処理を施す装
    置本体に搭載される用紙給紙装置であって、 装置本体側または外部装置側の一方または双方の表示手
    段に表示する表示情報を出力する情報出力手段と、装置
    本体側または外部装置側での入力情報を取得する情報取
    得手段とを有し、 前記給紙制御手段は、給紙元の用紙収納手段を切り替え
    る際には、該給紙元の切替の可否を問い合わせる旨の問
    い合わせ情報を表示情報として前記情報出力手段により
    出力させ、前記情報取得手段により取得した入力情報が
    該問い合わせに対する拒否情報である場合には用紙給紙
    手段による用紙の給紙動作を装置本体の動作に合わせて
    停止する一方、該入力情報が問い合わせに対する許可情
    報である場合には給紙元とする用紙収納手段を切り替え
    て用紙給紙手段による用紙の給紙動作を再開することを
    特徴とする用紙給紙装置。
  2. 【請求項2】前記切替枚数と共に該切替枚数よりも多い
    通知枚数を予め設定することができるように構成され、 前記給紙制御手段は、該通知枚数になったことを検知し
    たときに前記問い合わせ情報を出力させ、前記許可情報
    を切替枚数の検知前に取得した場合には用紙の給紙動作
    を中断することなく給紙元を切り替えて用紙の給紙動作
    を継続する一方、当該許可情報を切替枚数の検知後に取
    得した場合には該切替枚数の検知時に用紙の給紙動作を
    中断し当該許可情報の取得後に給紙元を切り替えて用紙
    の給紙動作を再開し、また、前記許可情報を切替枚数の
    検知後にも取得できなかった場合あるいは前記拒否情報
    を取得した場合には切替枚数になったことを検知したと
    きに用紙の給紙動作を停止することを特徴とする請求項
    1に記載の用紙給紙装置。
  3. 【請求項3】前記給紙制御手段は、前記許可情報を用紙
    の給紙動作を中断する前に取得した場合には用紙の給紙
    間隔を保つように給紙元を切り替えて用紙の給紙動作を
    継続することを特徴とする請求項1または2に記載の用
    紙給紙装置。
  4. 【請求項4】前記用紙収納手段毎の収納用紙のサイズを
    確認するサイズ確認手段を有し、前記給紙制御手段は、
    該サイズ確認手段による確認結果に基づいて給紙中の用
    紙と同サイズの用紙を収納する他の用紙収納手段が存在
    する場合に、当該他の用紙収納手段に用紙の給紙元を切
    り替えることの可否を問い合わせる制御を開始すること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の用紙給
    紙装置。
  5. 【請求項5】前記問い合わせ情報の出力からの経過時間
    を計時する計時手段と、該計時手段により計時される経
    過時間が予め設定されている時間を越えるまでに前記許
    可情報または拒否情報のいずれも取得できないときに前
    記給紙制御手段に該許可情報または拒否情報のいずれを
    取得したものとして用紙の給紙動作を実行させるかを予
    め設定しておく動作設定手段とを設けたことを特徴とす
    る請求項1から4のいずれかに記載の用紙給紙装置。
  6. 【請求項6】前記給紙制御手段は、装置本体の駆動要求
    をする入力情報を取得したときに、前記問い合わせ情報
    を表示情報として前記情報出力手段により出力させるこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の用紙
    給紙装置。
  7. 【請求項7】前記問い合わせ情報の出力を実行するか否
    かを判断する処理枚数を設定する枚数設定手段を設け、 前記給紙制御手段は、前記情報取得手段により入力情報
    として取得される装置本体による用紙の処理枚数が該枚
    数設定手段内の設定処理枚数以上のときに前記問い合わ
    せ情報を前記表示情報として出力することを特徴とする
    請求項6に記載の用紙給紙装置。
  8. 【請求項8】前記残量検出手段は、用紙収納手段毎の収
    納用紙のエンドまたはニアエンドの一方あるいは双方を
    検出するとともに、該用紙収納手段毎の収納用紙の全量
    を検出するように構成し、 前記給紙制御手段は、前記情報取得手段により入力情報
    として取得される装置本体による用紙の処理枚数が該残
    量検出手段による収納用紙の全量よりも多いときに前記
    問い合わせ情報を前記表示情報として出力することを特
    徴とする請求項6に記載の用紙給紙装置。
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