JP2004109318A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な操作で濃度調整を実行し、ユーザーの好みの画質を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、LUT50では、画像データの濃度に応じて所定の変換パラメータに基づいて前記露光手段の光ビームの出力量である階調を設定して記憶し、濃度調整処理部46で前記露光装置20による光ビーム照射時の前記感光体16を帯電させるための電位を変化させる、あるいは前記感光体16の電位の変化に応じて前記LUT50の変換パラメータを書換える、の少なくとも一方によって濃度調整を行い、UI44ではユーザーの入力操作によって濃度調整処理部46での濃度調整を指示するようになっている。
【選択図】 図2
【解決手段】画像形成装置10は、LUT50では、画像データの濃度に応じて所定の変換パラメータに基づいて前記露光手段の光ビームの出力量である階調を設定して記憶し、濃度調整処理部46で前記露光装置20による光ビーム照射時の前記感光体16を帯電させるための電位を変化させる、あるいは前記感光体16の電位の変化に応じて前記LUT50の変換パラメータを書換える、の少なくとも一方によって濃度調整を行い、UI44ではユーザーの入力操作によって濃度調整処理部46での濃度調整を指示するようになっている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光手段で像担持体上に画像データに基づいて変調した光ビームを照射して静電潜像を形成し、現像手段で前記静電潜像にトナーを付着させて現像し、現像した像を画像記録媒体に転写して画像を形成して出力する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コピー機やプリンタ等の画像形成装置は、像担持体を所定の電位に帯電させ、像担持体上に画像データに基づいて変調した光ビームを照射して静電潜像を形成し、前記静電潜像にトナーを付着させて現像し、現像した像を画像記録媒体に転写して画像を出力する。
【0003】
この種の画像形成装置では、装置の状態によって出力画像の濃度に変化が生じ、出力画像の画質の劣化を招いている。従来、この出力画像の濃度の変化を改善するために、画像データを出力用に補正する補正データを格納するルックアップテーブル(以下、「LUT」と称す)を変更する技術(例えば、特許文献1参照)や、画像形成の際、光ビーム照射前の像担持体の電位を変更して濃度調整し、出力画像の濃度を変化させる技術(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
【0004】
例えば、光ビーム照射前の像担持体の電位を変更すると共に、電位の変更に応じてLUTを書換えて、画像データの階調を再現しながら出力画像の濃度を変更するようにしている。
【0005】
ここで、通常は、コントラスト電位を高くした場合に原画像データの階調を損なわずに出力画像の最高濃度を高くできるようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−26849号公報
【特許文献2】
特開平11−84769号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような装置の出力の濃度を変更する濃度調整は、技術者によるメンテナンスや装置自体の自動調整によって一般的に良好な画質が得られるように調整され、ユーザーによる変更はできない。
【0008】
よって、一般的に良好な画質は得られるものの、好みの画質を得ることができないという問題点があった。そして、像密度の高いイメージを出力し続けると、トナーの濃度が低くなり、トナー濃度が低いと中間濃度は出るが、高濃度部の階調正が得られないという問題点があった。
【0009】
また、ユーザーが簡単に濃度調整をすることができないため、装置の経時的、環境的な状態に応じてユーザーが必要なときに濃度調整することができないという問題点があった。
【0010】
本発明は、上記事実を考慮し、簡易な操作で濃度調整を実行し、ユーザーの好みの画質を提供する画像形成装置を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、露光手段で像担持体上に画像データに基づいて変調した光ビームを照射して静電潜像を形成し、現像手段で前記静電潜像にトナーを付着させて現像し、現像した像を画像記録媒体に転写して画像を形成して出力する画像形成装置であって、画像データの濃度に応じて所定の変換パラメータに基づいて前記露光手段の光ビームの出力量である階調を設定して記憶する階調設定記憶手段と、前記露光手段による光ビーム照射時の前記像担持体を帯電させるための電位を変化させる、あるいは前記像担持体の電位の変化に応じて前記階調設定記憶手段の変換パラメータを書換える、の少なくとも一方によって濃度調整を行う濃度調整手段と、ユーザーの入力操作によって前記濃度調整手段での濃度調整を指示する濃度調整指示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、階調設定記憶手段では、画像データの濃度に応じて所定の変換パラメータに基づいて前記露光手段の光ビームの出力量である階調を設定して記憶し、濃度調整手段で前記露光手段による光ビーム照射時の前記像担持体を帯電させるための電位を変化させる、あるいは前記像担持体の電位の変化に応じて前記階調設定記憶手段の変換パラメータを書換える、の少なくとも一方によって濃度調整を行い、濃度調整指示手段ではユーザーの入力操作によって濃度調整手段での濃度調整を指示するようになっている。
【0013】
よって、濃度調整手段で装置が出力する最高濃度の設定を変更する濃度調整を実行でき、この濃度調整をユーザーが濃度調整指示手段を操作すること指示できるため、簡易な操作によってユーザーの必要に応じてユーザーの好みの濃度調整をすることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記濃度調整指示手段は、前記濃度調整手段による濃度調整の指示に、所定の制限を設けたことを特徴としている。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の濃度調整指示手段は、前記濃度調整手段による濃度調整の指示に所定の制限を設けており、濃度調整手段による濃度調整の指示は、所定の制限をクリアした場合にだけ実行することができる。
【0016】
例えば、多数のユーザーが使用する画像形成装置では、所定の制限として、登録されたパスワードや指紋等を読取った場合のみ濃度調整手段による濃度調整の指示を実行すれば、管理者など特定のユーザーだけが濃度調整手段による濃度調整を指示できるようになり、一般のユーザーは変更できないようにすることも可能である。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の現像手段は、複数の色の画像を現像し、前記濃度調整手段は、各色毎に濃度調整を行い、前記濃度調整指示手段は、各色毎に濃度調整を指示することを特徴としている。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2において、前記現像手段で複数の色の画像を現像し、前記濃度調整手段で、各色毎に濃度調整を行い、前記濃度調整指示手段で各色毎に濃度調整を指示するようにしており、装置の状態を考慮したバランスやユーザーの好みのバランスに濃度調整することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の実施の形態に係る画像形成装置が示されている。
【0020】
この画像形成装置10は、複数の巻きかけローラ12に張架され、モータ(図示省略)の駆動により矢印E方向に搬送される無端ベルト状の中間転写体ベルト14の長手方向に沿って、矢印F方向に所定速度で回転する像担持体としての複数の感光体ドラム(以下、「感光体」と称す)16が配設されている。
【0021】
なお、本実施の形態における画像形成装置10は、カラー画像を対象画像としているため、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に対応する感光体16Y、16M、16C、16Kがそれぞれ配設されている。以下、同様に、各色毎に設けられた部材については、符号の末尾に各々の色を示すアルファベット(Y/M/C/K)を付与して示すが、特に色を区別せずに説明する場合は、この符号末尾のアルファベットを省略して説明する。
【0022】
各感光体16の周囲には、感光体16の表面を一様に帯電させる帯電器18が配置されている。また、各感光体16の上方には、帯電器18により一様に帯電された感光体16の軸線方向に、所望の画像に基づく光ビームを走査しながら照射し、感光体16上に静電潜像を形成する露光装置20が配置されている。
【0023】
また、各感光体16の周囲には、感光体16の回転方向に沿って光ビーム照射位置よりも下流側に、感光体16上に形成された静電潜像を所定色(イエロー/マゼンタ/シアン/ブラック)のトナーによって現像してトナー像を形成させる現像器22、感光体16上のトナー像を中間転写体ベルト14に転写する第1の転写器24、及び転写後に感光体16に残留しているトナーを除去するクリーナ(図示省略)、感光体16を除電する除電ランプ(図示省略)が順に配置されている。
【0024】
各感光体16上に形成された互いに異なる色のトナー像は、中間転写体ベルト14のベルト面上で、互いに重なり合うように中間転写体ベルト14に各々転写される。これにより、中間転写体ベルト14上にカラーのトナー像が形成される。なお、本実施の形態では、このようにして4色のトナー像が重ねて転写されたトナー像を最終トナー像と称する。
【0025】
感光体16よりも中間転写体ベルト14の搬送方向下流側には、対向する2つのローラ26A、26Bからなる第2の転写器26が配設されている。中間転写体ベルト14上に形成された最終トナー像は、このローラ26A、26Bの間に送り込まれ、図示しない用紙トレイから取り出されて、同じくローラ26A、26Bの間に搬送されてきた用紙28に転写される。なお、この中間転写体ベルト14及び用紙28が、本発明の画像記録媒体に対応している。また、用紙搬送ベルト等を用いる場合は、用紙搬送ベルトが本発明の画像記録媒体に対応する。
【0026】
最終トナー像が転写された用紙28は、加圧ローラ30Aと加熱ローラ30Bからなる定着器30に搬送されて定着処理が施される。これにより、最終トナー像が定着されて、用紙28上に所望の画像(カラー画像)が形成される。画像が形成された用紙28は装置外へ排出される。
【0027】
また、画像形成装置10には、感光体16の周囲で、且つ光走査装置20による光ビーム照射位置と現像器22の間に、感光体16の表面の電位を測定する表面電位検出センサ32が配設されている。
【0028】
また、感光体16よりも中間転写体ベルト14の搬送方向下流側には、中間転写体ベルト14の幅方向に沿って、中間転写ベルト上に転写された最終トナー像の濃度を検出する画像濃度検出センサ36が設けられている(図2参照)。さらに、定着器30よりも用紙28の搬送方向下流側には、定着像検出センサ38が配設されている。定着像検出センサ38では、用紙28に定着された画像(定着像)の濃度を検出するため、より正確な濃度を検出可能である。
【0029】
これら表面電位検出センサ32、画像濃度検出センサ36及び定着像検出センサ38は、経時的条件や環境的条件によって変化する出力画像の濃度を調整する処理(詳細後述)に用いられる。
【0030】
図2に示すように、画像形成装置10には、コントローラ40が設けられており、装置全体を制御するようになっている。
【0031】
コントローラ40には、帯電器18、露光装置20、現像器22、クリーナ等からなる画像形成部42が接続されており、コントローラ40では、画像データに基づいて画像形成部42を制御して画像を形成する。
【0032】
また、コントローラ40には、表面電位検出センサ32、画像濃度検出センサ36及び定着像検出センサ38が接続されており、画像形成時の感光体16の電位状態及び画像形成部42で形成した画像の状態を把握できる。
【0033】
コントローラ40は、画像データを変換パラメータに基づいて露光装置20の光ビーム出力量である階調の設定が各色(Y/M/C/K)毎に記憶されたLUT50を有しており、画像形成時には露光装置20から、LUT50に基づく光ビームを照射する。
【0034】
また、画像形成装置10に設けられたユーザーインタフェース(以下、「UI」と称す)44がコントローラ40に接続され、ユーザーが画像形成指示を入力可能となっている。
【0035】
ここで、本実施の形態では、出力画像の濃度を調整する濃度調整処理部46が設けられている。
【0036】
濃度調整処理部46では、出力画像の最高濃度を調整する濃度セットアップ処理を実行する。濃度調整処理部46は、画像形成装置10が出力可能な最高の濃度を100%とすると、通常は最高濃度が100%未満で、かつ、画像形成に充分な最高濃度の電位バランスで画像形成部42を制御している。
【0037】
濃度セットアップ処理では、濃度調整処理部46は、所定濃度のパッチをテスト出力し、パッチの出力状態をモニタしながら、帯電器18による感光体16の帯電電位、及び露光装置20から照射する光ビームの出力量を決定する変換パラメータを変更して感光体16の電位バランスを調整する。
【0038】
このようにして、濃度調整処理部46は、出力画像の最高濃度が所定量だけ高くなるように電位バランスを調整し、当該電位バランスの調整結果に基づいてLUT50の変換パラメータを書換える。
【0039】
すなわち、図3(A)に示すように、濃度セットアップ処理の実行前の画像データの濃度と出力画像の濃度の関係が実線52で示されるようになっている場合、濃度セットアップ処理後の画像データの濃度と出力画像の濃度の関係は実線54のようになる。
【0040】
なお、濃度調整処理部46では、画像形成部42(42Y/42M/42C/42K)に対して、個別に濃度セットアップ処理を実行するようになっており、各画像形成部42(42Y/42M/42C/42K)に対して、異なる設定をすることができる。
【0041】
また、画像データ処理部48では、出力画像の濃度を一時的に変更する画像データ処理を実行する。画像データ処理では、画像データ処理部48は、出力画像の最高濃度は変更せずに、画像データの濃度に所定の倍数をかけて濃度を調節している。
【0042】
すなわち、図3(B)に示すように、画像データ処理の実行前の画像データの濃度と出力画像の濃度の関係が実線56のようになっていた場合、濃度を濃くする画像データ処理後の画像データの濃度と出力画像の濃度の関係は実線58のようになる。また、濃度を薄くする画像データ処理後の画像の濃度と出力画像の濃度の関係は実線62のようになる。
【0043】
なお、点線60で示すように、出力濃度の理論値が濃度セットアップ処理で設定されている最高濃度を超える部分については、すべて最高濃度で出力される。
【0044】
本実施の形態では、濃度の調整(濃度セットアップ処理及び画像データ処理)の実行はUI44の操作により指示されるようになっており、画像データ処理の実行はすべてのユーザーが指示可能であるが、濃度セットアップ処理の実行は特定のユーザーだけが指示できるようにしている。
【0045】
UI44による濃度の調整の実行指示は、図4及び図5に示すように、UI44の表示に従って好みの設定を選択して実行するようになっている。なお、図4は、所定のパスワードが入力されると表示される濃度セットアップ処理を指示する場合の画面であり、図5は、画像データ処理による濃度調節を指示する場合の画面である。
【0046】
図4に示すように、濃度セットアップ処理を指示する場合、UI44には、色選択欄64、調整結果表示欄68、出力枚数設定欄70、濃度調整開始ボタン72、プリント開始ボタン74及び決定ボタン76が表示される。
【0047】
色選択欄64では、調節したい色の色ボタン65をユーザーが選択し、濃度調節開始ボタン72を選択すると、濃度調整処理部46による濃度セットアップ処理が開始される。
【0048】
また、既に最高濃度が100%(装置が出力できる最高の濃度)である場合や、変換パラメータの調整がうまくとれない場合など、濃度調整が不能な色については、色ボタンが選択できないようにする(イエロー(Y)参照)。
【0049】
調整結果表示欄68には、濃度調整の実行結果が表示され、調整が終了すると「OK」、調整が失敗した場合には「×」、調整指示がされていないものは空欄となる。濃度調整処理部46は、調整結果表示欄68に「OK」と表示された色の画像形成部42に関する最高濃度の設定を更新する。
【0050】
また、ユーザーがプリント開始ボタン74を選択すると、調整した設定で所定の画像(所定濃度のパッチやサンプル画像など)をテスト出力する確認プリントの出力が開始される。
【0051】
なお、設定変更直後は画質が不安定になりがちであり、確認プリントは複数枚出力するのが好ましく、本実施の形態では出力枚数設定欄70で出力枚数(1〜99枚)を設定可能となっている。
【0052】
図5に示すように、画像データ処理を指示する場合、UI44には、自動ボタン78、濃度設定欄80、矢印ボタン82及び決定ボタン84が表示される。
【0053】
ユーザーは、矢印ボタン84を操作して所望の濃度を指定できるようになっており、濃度設定欄80には、ユーザーの矢印ボタン82の操作応じた濃度のレベルを表示するようになっている。
【0054】
一方、自動ボタン78を選択すると、画像データを通常の濃度で出力する。
【0055】
また、決定ボタン84の操作によって、濃度設定欄80に表示された条件で画像データ処理の実行を指示する。
【0056】
以下に、本実施の形態の作用を説明する。
【0057】
ユーザーによってUI44が操作されて所定のパスワードが入力されると、濃度セットアップ処理の指示画面(図4参照)が表示され、濃度調整処理部46によって濃度セットアップ処理が実行される。
【0058】
図6を参照して本実施の形態の濃度セットアップ処理について説明する。なお、図6は本実施の形態に係る濃度セットアップ処理の流れを示すフローチャートである。
【0059】
ステップ100では、ユーザーによるボタンの選択信号待ちを行い、ステップ102では、ボタン信号が色ボタン65の選択信号であるか否かを判定する。当該判定が肯定判定の場合はステップ104に移行して、ユーザーによって選択された色を調整対象色として決定する。
【0060】
一方、ステップ102で否定判定の場合は、ボタンの選択信号が濃度調整開始ボタン72の選択信号であるか否かを判定する。当該判定が肯定判定の場合は、ステップ108に移行して調整対象色が決定されているかを判定し、当該判定が否定判定の場合は、先に調整対象色を決定する必要があるので濃度調整開始ボタン72の選択を無効にしてステップ100に戻り、再びボタンの選択信号待ちを行う。
【0061】
ステップ108で肯定判定の場合は、ステップ110に移行して調整対象色の画像形成部42について、帯電器18及び露光装置20の電位バランスを調整し、ステップ111に移行して電位バランス調整が正しく設定できているか否かを判定する。当該判定が肯定判定の場合はステップ112に移行して現像器でトナーを供給した後、ステップ114に移行して所定濃度のパッチを作成する。
【0062】
次のステップ116では、画像濃度検出センサ36及び定着像検出センサ38でパッチの濃度を検出し、ステップ118に移行して検出濃度が目標濃度であるか否かを判定する。当該判定が肯定判定の場合はステップ125に移行して調整した電位バランスにLUT50の変換パラメータを書換え、ステップ126に移行して正しいLUTが作成されているかを判定する。当該判定が肯定判定の場合はステップ127に移行して、調整結果に基づき濃度設定を更新し、ステップ128に移行して、UI44の調整結果表示欄68に、調整結果「OK」を表示する。
【0063】
一方、ステップ111、118、128で否定判定の場合は、ステップ122に移行して電位バランスを調整前に戻し、ステップ124に移行して、UI44の調整結果表示欄68に、調整結果「×」を表示する。
【0064】
ステップ130では、選択可能な色があるか否かを判定し、当該判定が否定判定である場合は選択可能な色がもうないため、濃度セットアップ処理を続ける必要がないと判断して本濃度セットアップ処理を終了する。
【0065】
また、ステップ130で肯定判定の場合は、続けて他の色についても濃度調整を実行する可能性があると判断してステップ100に戻り、次のボタンの選択信号を待つ。
【0066】
ステップ106で否定判定の場合はステップ132に移行して、ボタンの選択信号がプリント開始ボタン74の選択信号であるか否かを判定し、当該判定が肯定判定の場合はステップ134に移行して確認プリントを出力枚数設定欄70で指定された枚数分出力した後、ステップ100に移行して次のボタンの選択信号待ちを行う。
【0067】
ステップ132で否定判定の場合は、ボタンの選択信号が決定ボタン76の選択信号であると判断し、本濃度セットアップ処理を終了する。
【0068】
このようにして、ユーザーはUI44を操作して、好みの最高濃度に調整する濃度セットアップの実行を指示することができる。
【0069】
また、ユーザーのUI44の操作によって画像データ処理の指示画面が表示されると、画像データ処理部48によって画像データ処理が実行される。
【0070】
図7を参照して本実施の形態の画像データ処理について説明する。なお、図7は、本実施の形態の画像データ処理の流れを示すフローチャートである。
【0071】
まず、ステップ140では、UI44に表示されたボタンの選択信号待ちを行い、次のステップ142では選択信号が自動ボタン78の選択信号であるか否かを判定する。当該判定が否定判定である場合は、ステップ144に移行して、矢印ボタン82の選択信号であるか否かを判定する。当該判定が肯定判定である場合は、ステップ146に移行して濃度調節欄80のポインタを矢印ボタン82の矢印方向に1段階移動させた後、ステップ140に戻り、再びボタンの選択信号待ちを行なう。
【0072】
一方、ステップ142で肯定判定の場合は、自動ボタン78が選択されたと判断してステップ148に移行し、通常の濃度で出力するように設定した後、再びステップ140に戻り、次のボタンの選択信号待ちを行う。
【0073】
また、ステップ144で否定判定の場合は、決定ボタン84が選択されたと判断してステップ150に移行し、UI44の操作によって指定された条件(濃度調節欄のポインタが示す濃度又は通常の濃度)に応じた倍数を画像データにかけて一時記憶する。
【0074】
次のステップ152では所定の倍数をかけた画像データを用いてコピー指示に従いコピー処理を実行して本画像データ処理を終了する。
【0075】
このようにして、画像データ処理部48では、コピー処理時に一時的に画像データの濃度を変更する。
【0076】
以上説明したように、画像形成装置10は、LUT50では、画像データの濃度に応じて所定の変換パラメータに基づいて前記露光手段の光ビームの出力量である階調を設定して記憶し、濃度調整処理部46で前記露光装置20による光ビーム照射時の前記感光体16を帯電させるための電位を変化させる、あるいは前記感光体16の電位の変化に応じて前記LUT50の変換パラメータを書換える、の少なくとも一方によって濃度調整を行い、UI44ではユーザーの入力操作によって濃度調整処理部46での濃度調整を指示するようになっている。
【0077】
よって、濃度調整処理部46で装置が出力する最高濃度の設定を変更する濃度セットアップ処理を実行でき、この濃度調整をユーザーがUI44の操作によって指示できるため、簡易な操作によってユーザーの必要に応じてユーザーの好みの濃度調整をすることができる。
【0078】
また、UI44は、濃度調整処理部46による濃度調整の指示に所定のパスワードを設けており、濃度調整処理部46による濃度セットアップ処理の指示は、このパスワードを入力した場合にだけ実行することができる。
【0079】
よって、登録されたパスワードの入力があった場合のみ濃度調整処理部46による濃度セットアップ処理の指示を実行するため、多数のユーザーが使用する画像形成装置10では、管理者など特定のユーザーだけが濃度調整処理部46による濃度調整を指示でき、一般のユーザーは変更できない。
【0080】
さらに、濃度調整処理部46では、各色毎に濃度調整を行い、UI44で各色毎に濃度調整を指示するようにしており、各色毎に異なる濃度設定ができるため、各画像形成部42の状態を考慮したバランスやユーザーの好みが反映されたバランスに濃度調整することができる。
【0081】
また、濃度調整処理部46で、出力する最高濃度を高くして濃度調整するため、経時的、環境的要因により十分な出力濃度が得られなくなった場合でも、ユーザーによる簡易な操作で最高濃度を高くすることができ、出力画像において十分な濃度が得られるようになると共に、ユーザーの好みの画質が得られるように調整できる。
【0082】
なお、本実施の形態では、濃度調整処理部46による濃度セットアップ処理において、パッチを画像濃度検出センサ36及び定着像検出センサ38で検出するようにしていたが、パッチを画像濃度検出センサ36でのみ検出するようにしてもよい。このようにすれば、用紙28を使用せずに濃度セットアップ処理を行うことができる。
【0083】
また、濃度セットアップ処理における確認プリントのプリント枚数をユーザーが指定する構成としたが、確認プリントのプリント枚数を予め設定してもよい。
【0084】
さらに、本実施の形態では、濃度セットアップ処理において出力画像の最高濃度を所定量高くする構成として説明したが、さらに出力画像の最高濃度を低くできるようにしてもよい。このように構成すれば、ユーザーは出力画像の最高濃度を自由に設定でき、ユーザーの好みのバランスに調整することができる。
【0085】
本実施の形態では、画像形成部42を複数有するカラー画像形成装置について説明したが、本発明はモノクロ画像形成装置についても適用できる。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、露光手段で像担持体上に画像データに基づいて変調した光ビームを照射して静電潜像を形成し、現像手段で前記静電潜像にトナーを付着させて現像し、現像した像を画像記録媒体に転写して画像を形成して出力する画像形成装置において、簡易な操作で濃度調整を実行し、ユーザーの好みの画質を提供するという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。
【図2】本実施の形態に係る濃度調整処理に関する制御系を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態に係る濃度調節処理に関する画像データの濃度と出力画像の濃度との関係を示す説明図であり、(A)は濃度セットアップ処理に関する説明図、(B)は濃度調節処理に関する説明図である。
【図4】本実施の形態に係るUIに表示される濃度セットアップ処理実行の指示画面の説明図である。
【図5】本実施の形態に係るUIに表示される濃度調節処理実行の指示画面の説明図である。
【図6】本実施の形態に係る濃度セットアップ処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態に係る濃度調節処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像形成装置
18 帯電器
20 露光装置(露光手段)
22 現像器(現像手段)
28 用紙(画像記録媒体)
32 表面電位センサ
36 画像濃度検出センサ
38 定着像検出センサ
40 コントローラ
42 画像形成部
44 UI(濃度調整指示手段)
46 濃度調整処理部(濃度調整手段)
50 LUT(階調設定記憶手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光手段で像担持体上に画像データに基づいて変調した光ビームを照射して静電潜像を形成し、現像手段で前記静電潜像にトナーを付着させて現像し、現像した像を画像記録媒体に転写して画像を形成して出力する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コピー機やプリンタ等の画像形成装置は、像担持体を所定の電位に帯電させ、像担持体上に画像データに基づいて変調した光ビームを照射して静電潜像を形成し、前記静電潜像にトナーを付着させて現像し、現像した像を画像記録媒体に転写して画像を出力する。
【0003】
この種の画像形成装置では、装置の状態によって出力画像の濃度に変化が生じ、出力画像の画質の劣化を招いている。従来、この出力画像の濃度の変化を改善するために、画像データを出力用に補正する補正データを格納するルックアップテーブル(以下、「LUT」と称す)を変更する技術(例えば、特許文献1参照)や、画像形成の際、光ビーム照射前の像担持体の電位を変更して濃度調整し、出力画像の濃度を変化させる技術(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
【0004】
例えば、光ビーム照射前の像担持体の電位を変更すると共に、電位の変更に応じてLUTを書換えて、画像データの階調を再現しながら出力画像の濃度を変更するようにしている。
【0005】
ここで、通常は、コントラスト電位を高くした場合に原画像データの階調を損なわずに出力画像の最高濃度を高くできるようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−26849号公報
【特許文献2】
特開平11−84769号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような装置の出力の濃度を変更する濃度調整は、技術者によるメンテナンスや装置自体の自動調整によって一般的に良好な画質が得られるように調整され、ユーザーによる変更はできない。
【0008】
よって、一般的に良好な画質は得られるものの、好みの画質を得ることができないという問題点があった。そして、像密度の高いイメージを出力し続けると、トナーの濃度が低くなり、トナー濃度が低いと中間濃度は出るが、高濃度部の階調正が得られないという問題点があった。
【0009】
また、ユーザーが簡単に濃度調整をすることができないため、装置の経時的、環境的な状態に応じてユーザーが必要なときに濃度調整することができないという問題点があった。
【0010】
本発明は、上記事実を考慮し、簡易な操作で濃度調整を実行し、ユーザーの好みの画質を提供する画像形成装置を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、露光手段で像担持体上に画像データに基づいて変調した光ビームを照射して静電潜像を形成し、現像手段で前記静電潜像にトナーを付着させて現像し、現像した像を画像記録媒体に転写して画像を形成して出力する画像形成装置であって、画像データの濃度に応じて所定の変換パラメータに基づいて前記露光手段の光ビームの出力量である階調を設定して記憶する階調設定記憶手段と、前記露光手段による光ビーム照射時の前記像担持体を帯電させるための電位を変化させる、あるいは前記像担持体の電位の変化に応じて前記階調設定記憶手段の変換パラメータを書換える、の少なくとも一方によって濃度調整を行う濃度調整手段と、ユーザーの入力操作によって前記濃度調整手段での濃度調整を指示する濃度調整指示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、階調設定記憶手段では、画像データの濃度に応じて所定の変換パラメータに基づいて前記露光手段の光ビームの出力量である階調を設定して記憶し、濃度調整手段で前記露光手段による光ビーム照射時の前記像担持体を帯電させるための電位を変化させる、あるいは前記像担持体の電位の変化に応じて前記階調設定記憶手段の変換パラメータを書換える、の少なくとも一方によって濃度調整を行い、濃度調整指示手段ではユーザーの入力操作によって濃度調整手段での濃度調整を指示するようになっている。
【0013】
よって、濃度調整手段で装置が出力する最高濃度の設定を変更する濃度調整を実行でき、この濃度調整をユーザーが濃度調整指示手段を操作すること指示できるため、簡易な操作によってユーザーの必要に応じてユーザーの好みの濃度調整をすることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記濃度調整指示手段は、前記濃度調整手段による濃度調整の指示に、所定の制限を設けたことを特徴としている。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の濃度調整指示手段は、前記濃度調整手段による濃度調整の指示に所定の制限を設けており、濃度調整手段による濃度調整の指示は、所定の制限をクリアした場合にだけ実行することができる。
【0016】
例えば、多数のユーザーが使用する画像形成装置では、所定の制限として、登録されたパスワードや指紋等を読取った場合のみ濃度調整手段による濃度調整の指示を実行すれば、管理者など特定のユーザーだけが濃度調整手段による濃度調整を指示できるようになり、一般のユーザーは変更できないようにすることも可能である。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の現像手段は、複数の色の画像を現像し、前記濃度調整手段は、各色毎に濃度調整を行い、前記濃度調整指示手段は、各色毎に濃度調整を指示することを特徴としている。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2において、前記現像手段で複数の色の画像を現像し、前記濃度調整手段で、各色毎に濃度調整を行い、前記濃度調整指示手段で各色毎に濃度調整を指示するようにしており、装置の状態を考慮したバランスやユーザーの好みのバランスに濃度調整することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の実施の形態に係る画像形成装置が示されている。
【0020】
この画像形成装置10は、複数の巻きかけローラ12に張架され、モータ(図示省略)の駆動により矢印E方向に搬送される無端ベルト状の中間転写体ベルト14の長手方向に沿って、矢印F方向に所定速度で回転する像担持体としての複数の感光体ドラム(以下、「感光体」と称す)16が配設されている。
【0021】
なお、本実施の形態における画像形成装置10は、カラー画像を対象画像としているため、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に対応する感光体16Y、16M、16C、16Kがそれぞれ配設されている。以下、同様に、各色毎に設けられた部材については、符号の末尾に各々の色を示すアルファベット(Y/M/C/K)を付与して示すが、特に色を区別せずに説明する場合は、この符号末尾のアルファベットを省略して説明する。
【0022】
各感光体16の周囲には、感光体16の表面を一様に帯電させる帯電器18が配置されている。また、各感光体16の上方には、帯電器18により一様に帯電された感光体16の軸線方向に、所望の画像に基づく光ビームを走査しながら照射し、感光体16上に静電潜像を形成する露光装置20が配置されている。
【0023】
また、各感光体16の周囲には、感光体16の回転方向に沿って光ビーム照射位置よりも下流側に、感光体16上に形成された静電潜像を所定色(イエロー/マゼンタ/シアン/ブラック)のトナーによって現像してトナー像を形成させる現像器22、感光体16上のトナー像を中間転写体ベルト14に転写する第1の転写器24、及び転写後に感光体16に残留しているトナーを除去するクリーナ(図示省略)、感光体16を除電する除電ランプ(図示省略)が順に配置されている。
【0024】
各感光体16上に形成された互いに異なる色のトナー像は、中間転写体ベルト14のベルト面上で、互いに重なり合うように中間転写体ベルト14に各々転写される。これにより、中間転写体ベルト14上にカラーのトナー像が形成される。なお、本実施の形態では、このようにして4色のトナー像が重ねて転写されたトナー像を最終トナー像と称する。
【0025】
感光体16よりも中間転写体ベルト14の搬送方向下流側には、対向する2つのローラ26A、26Bからなる第2の転写器26が配設されている。中間転写体ベルト14上に形成された最終トナー像は、このローラ26A、26Bの間に送り込まれ、図示しない用紙トレイから取り出されて、同じくローラ26A、26Bの間に搬送されてきた用紙28に転写される。なお、この中間転写体ベルト14及び用紙28が、本発明の画像記録媒体に対応している。また、用紙搬送ベルト等を用いる場合は、用紙搬送ベルトが本発明の画像記録媒体に対応する。
【0026】
最終トナー像が転写された用紙28は、加圧ローラ30Aと加熱ローラ30Bからなる定着器30に搬送されて定着処理が施される。これにより、最終トナー像が定着されて、用紙28上に所望の画像(カラー画像)が形成される。画像が形成された用紙28は装置外へ排出される。
【0027】
また、画像形成装置10には、感光体16の周囲で、且つ光走査装置20による光ビーム照射位置と現像器22の間に、感光体16の表面の電位を測定する表面電位検出センサ32が配設されている。
【0028】
また、感光体16よりも中間転写体ベルト14の搬送方向下流側には、中間転写体ベルト14の幅方向に沿って、中間転写ベルト上に転写された最終トナー像の濃度を検出する画像濃度検出センサ36が設けられている(図2参照)。さらに、定着器30よりも用紙28の搬送方向下流側には、定着像検出センサ38が配設されている。定着像検出センサ38では、用紙28に定着された画像(定着像)の濃度を検出するため、より正確な濃度を検出可能である。
【0029】
これら表面電位検出センサ32、画像濃度検出センサ36及び定着像検出センサ38は、経時的条件や環境的条件によって変化する出力画像の濃度を調整する処理(詳細後述)に用いられる。
【0030】
図2に示すように、画像形成装置10には、コントローラ40が設けられており、装置全体を制御するようになっている。
【0031】
コントローラ40には、帯電器18、露光装置20、現像器22、クリーナ等からなる画像形成部42が接続されており、コントローラ40では、画像データに基づいて画像形成部42を制御して画像を形成する。
【0032】
また、コントローラ40には、表面電位検出センサ32、画像濃度検出センサ36及び定着像検出センサ38が接続されており、画像形成時の感光体16の電位状態及び画像形成部42で形成した画像の状態を把握できる。
【0033】
コントローラ40は、画像データを変換パラメータに基づいて露光装置20の光ビーム出力量である階調の設定が各色(Y/M/C/K)毎に記憶されたLUT50を有しており、画像形成時には露光装置20から、LUT50に基づく光ビームを照射する。
【0034】
また、画像形成装置10に設けられたユーザーインタフェース(以下、「UI」と称す)44がコントローラ40に接続され、ユーザーが画像形成指示を入力可能となっている。
【0035】
ここで、本実施の形態では、出力画像の濃度を調整する濃度調整処理部46が設けられている。
【0036】
濃度調整処理部46では、出力画像の最高濃度を調整する濃度セットアップ処理を実行する。濃度調整処理部46は、画像形成装置10が出力可能な最高の濃度を100%とすると、通常は最高濃度が100%未満で、かつ、画像形成に充分な最高濃度の電位バランスで画像形成部42を制御している。
【0037】
濃度セットアップ処理では、濃度調整処理部46は、所定濃度のパッチをテスト出力し、パッチの出力状態をモニタしながら、帯電器18による感光体16の帯電電位、及び露光装置20から照射する光ビームの出力量を決定する変換パラメータを変更して感光体16の電位バランスを調整する。
【0038】
このようにして、濃度調整処理部46は、出力画像の最高濃度が所定量だけ高くなるように電位バランスを調整し、当該電位バランスの調整結果に基づいてLUT50の変換パラメータを書換える。
【0039】
すなわち、図3(A)に示すように、濃度セットアップ処理の実行前の画像データの濃度と出力画像の濃度の関係が実線52で示されるようになっている場合、濃度セットアップ処理後の画像データの濃度と出力画像の濃度の関係は実線54のようになる。
【0040】
なお、濃度調整処理部46では、画像形成部42(42Y/42M/42C/42K)に対して、個別に濃度セットアップ処理を実行するようになっており、各画像形成部42(42Y/42M/42C/42K)に対して、異なる設定をすることができる。
【0041】
また、画像データ処理部48では、出力画像の濃度を一時的に変更する画像データ処理を実行する。画像データ処理では、画像データ処理部48は、出力画像の最高濃度は変更せずに、画像データの濃度に所定の倍数をかけて濃度を調節している。
【0042】
すなわち、図3(B)に示すように、画像データ処理の実行前の画像データの濃度と出力画像の濃度の関係が実線56のようになっていた場合、濃度を濃くする画像データ処理後の画像データの濃度と出力画像の濃度の関係は実線58のようになる。また、濃度を薄くする画像データ処理後の画像の濃度と出力画像の濃度の関係は実線62のようになる。
【0043】
なお、点線60で示すように、出力濃度の理論値が濃度セットアップ処理で設定されている最高濃度を超える部分については、すべて最高濃度で出力される。
【0044】
本実施の形態では、濃度の調整(濃度セットアップ処理及び画像データ処理)の実行はUI44の操作により指示されるようになっており、画像データ処理の実行はすべてのユーザーが指示可能であるが、濃度セットアップ処理の実行は特定のユーザーだけが指示できるようにしている。
【0045】
UI44による濃度の調整の実行指示は、図4及び図5に示すように、UI44の表示に従って好みの設定を選択して実行するようになっている。なお、図4は、所定のパスワードが入力されると表示される濃度セットアップ処理を指示する場合の画面であり、図5は、画像データ処理による濃度調節を指示する場合の画面である。
【0046】
図4に示すように、濃度セットアップ処理を指示する場合、UI44には、色選択欄64、調整結果表示欄68、出力枚数設定欄70、濃度調整開始ボタン72、プリント開始ボタン74及び決定ボタン76が表示される。
【0047】
色選択欄64では、調節したい色の色ボタン65をユーザーが選択し、濃度調節開始ボタン72を選択すると、濃度調整処理部46による濃度セットアップ処理が開始される。
【0048】
また、既に最高濃度が100%(装置が出力できる最高の濃度)である場合や、変換パラメータの調整がうまくとれない場合など、濃度調整が不能な色については、色ボタンが選択できないようにする(イエロー(Y)参照)。
【0049】
調整結果表示欄68には、濃度調整の実行結果が表示され、調整が終了すると「OK」、調整が失敗した場合には「×」、調整指示がされていないものは空欄となる。濃度調整処理部46は、調整結果表示欄68に「OK」と表示された色の画像形成部42に関する最高濃度の設定を更新する。
【0050】
また、ユーザーがプリント開始ボタン74を選択すると、調整した設定で所定の画像(所定濃度のパッチやサンプル画像など)をテスト出力する確認プリントの出力が開始される。
【0051】
なお、設定変更直後は画質が不安定になりがちであり、確認プリントは複数枚出力するのが好ましく、本実施の形態では出力枚数設定欄70で出力枚数(1〜99枚)を設定可能となっている。
【0052】
図5に示すように、画像データ処理を指示する場合、UI44には、自動ボタン78、濃度設定欄80、矢印ボタン82及び決定ボタン84が表示される。
【0053】
ユーザーは、矢印ボタン84を操作して所望の濃度を指定できるようになっており、濃度設定欄80には、ユーザーの矢印ボタン82の操作応じた濃度のレベルを表示するようになっている。
【0054】
一方、自動ボタン78を選択すると、画像データを通常の濃度で出力する。
【0055】
また、決定ボタン84の操作によって、濃度設定欄80に表示された条件で画像データ処理の実行を指示する。
【0056】
以下に、本実施の形態の作用を説明する。
【0057】
ユーザーによってUI44が操作されて所定のパスワードが入力されると、濃度セットアップ処理の指示画面(図4参照)が表示され、濃度調整処理部46によって濃度セットアップ処理が実行される。
【0058】
図6を参照して本実施の形態の濃度セットアップ処理について説明する。なお、図6は本実施の形態に係る濃度セットアップ処理の流れを示すフローチャートである。
【0059】
ステップ100では、ユーザーによるボタンの選択信号待ちを行い、ステップ102では、ボタン信号が色ボタン65の選択信号であるか否かを判定する。当該判定が肯定判定の場合はステップ104に移行して、ユーザーによって選択された色を調整対象色として決定する。
【0060】
一方、ステップ102で否定判定の場合は、ボタンの選択信号が濃度調整開始ボタン72の選択信号であるか否かを判定する。当該判定が肯定判定の場合は、ステップ108に移行して調整対象色が決定されているかを判定し、当該判定が否定判定の場合は、先に調整対象色を決定する必要があるので濃度調整開始ボタン72の選択を無効にしてステップ100に戻り、再びボタンの選択信号待ちを行う。
【0061】
ステップ108で肯定判定の場合は、ステップ110に移行して調整対象色の画像形成部42について、帯電器18及び露光装置20の電位バランスを調整し、ステップ111に移行して電位バランス調整が正しく設定できているか否かを判定する。当該判定が肯定判定の場合はステップ112に移行して現像器でトナーを供給した後、ステップ114に移行して所定濃度のパッチを作成する。
【0062】
次のステップ116では、画像濃度検出センサ36及び定着像検出センサ38でパッチの濃度を検出し、ステップ118に移行して検出濃度が目標濃度であるか否かを判定する。当該判定が肯定判定の場合はステップ125に移行して調整した電位バランスにLUT50の変換パラメータを書換え、ステップ126に移行して正しいLUTが作成されているかを判定する。当該判定が肯定判定の場合はステップ127に移行して、調整結果に基づき濃度設定を更新し、ステップ128に移行して、UI44の調整結果表示欄68に、調整結果「OK」を表示する。
【0063】
一方、ステップ111、118、128で否定判定の場合は、ステップ122に移行して電位バランスを調整前に戻し、ステップ124に移行して、UI44の調整結果表示欄68に、調整結果「×」を表示する。
【0064】
ステップ130では、選択可能な色があるか否かを判定し、当該判定が否定判定である場合は選択可能な色がもうないため、濃度セットアップ処理を続ける必要がないと判断して本濃度セットアップ処理を終了する。
【0065】
また、ステップ130で肯定判定の場合は、続けて他の色についても濃度調整を実行する可能性があると判断してステップ100に戻り、次のボタンの選択信号を待つ。
【0066】
ステップ106で否定判定の場合はステップ132に移行して、ボタンの選択信号がプリント開始ボタン74の選択信号であるか否かを判定し、当該判定が肯定判定の場合はステップ134に移行して確認プリントを出力枚数設定欄70で指定された枚数分出力した後、ステップ100に移行して次のボタンの選択信号待ちを行う。
【0067】
ステップ132で否定判定の場合は、ボタンの選択信号が決定ボタン76の選択信号であると判断し、本濃度セットアップ処理を終了する。
【0068】
このようにして、ユーザーはUI44を操作して、好みの最高濃度に調整する濃度セットアップの実行を指示することができる。
【0069】
また、ユーザーのUI44の操作によって画像データ処理の指示画面が表示されると、画像データ処理部48によって画像データ処理が実行される。
【0070】
図7を参照して本実施の形態の画像データ処理について説明する。なお、図7は、本実施の形態の画像データ処理の流れを示すフローチャートである。
【0071】
まず、ステップ140では、UI44に表示されたボタンの選択信号待ちを行い、次のステップ142では選択信号が自動ボタン78の選択信号であるか否かを判定する。当該判定が否定判定である場合は、ステップ144に移行して、矢印ボタン82の選択信号であるか否かを判定する。当該判定が肯定判定である場合は、ステップ146に移行して濃度調節欄80のポインタを矢印ボタン82の矢印方向に1段階移動させた後、ステップ140に戻り、再びボタンの選択信号待ちを行なう。
【0072】
一方、ステップ142で肯定判定の場合は、自動ボタン78が選択されたと判断してステップ148に移行し、通常の濃度で出力するように設定した後、再びステップ140に戻り、次のボタンの選択信号待ちを行う。
【0073】
また、ステップ144で否定判定の場合は、決定ボタン84が選択されたと判断してステップ150に移行し、UI44の操作によって指定された条件(濃度調節欄のポインタが示す濃度又は通常の濃度)に応じた倍数を画像データにかけて一時記憶する。
【0074】
次のステップ152では所定の倍数をかけた画像データを用いてコピー指示に従いコピー処理を実行して本画像データ処理を終了する。
【0075】
このようにして、画像データ処理部48では、コピー処理時に一時的に画像データの濃度を変更する。
【0076】
以上説明したように、画像形成装置10は、LUT50では、画像データの濃度に応じて所定の変換パラメータに基づいて前記露光手段の光ビームの出力量である階調を設定して記憶し、濃度調整処理部46で前記露光装置20による光ビーム照射時の前記感光体16を帯電させるための電位を変化させる、あるいは前記感光体16の電位の変化に応じて前記LUT50の変換パラメータを書換える、の少なくとも一方によって濃度調整を行い、UI44ではユーザーの入力操作によって濃度調整処理部46での濃度調整を指示するようになっている。
【0077】
よって、濃度調整処理部46で装置が出力する最高濃度の設定を変更する濃度セットアップ処理を実行でき、この濃度調整をユーザーがUI44の操作によって指示できるため、簡易な操作によってユーザーの必要に応じてユーザーの好みの濃度調整をすることができる。
【0078】
また、UI44は、濃度調整処理部46による濃度調整の指示に所定のパスワードを設けており、濃度調整処理部46による濃度セットアップ処理の指示は、このパスワードを入力した場合にだけ実行することができる。
【0079】
よって、登録されたパスワードの入力があった場合のみ濃度調整処理部46による濃度セットアップ処理の指示を実行するため、多数のユーザーが使用する画像形成装置10では、管理者など特定のユーザーだけが濃度調整処理部46による濃度調整を指示でき、一般のユーザーは変更できない。
【0080】
さらに、濃度調整処理部46では、各色毎に濃度調整を行い、UI44で各色毎に濃度調整を指示するようにしており、各色毎に異なる濃度設定ができるため、各画像形成部42の状態を考慮したバランスやユーザーの好みが反映されたバランスに濃度調整することができる。
【0081】
また、濃度調整処理部46で、出力する最高濃度を高くして濃度調整するため、経時的、環境的要因により十分な出力濃度が得られなくなった場合でも、ユーザーによる簡易な操作で最高濃度を高くすることができ、出力画像において十分な濃度が得られるようになると共に、ユーザーの好みの画質が得られるように調整できる。
【0082】
なお、本実施の形態では、濃度調整処理部46による濃度セットアップ処理において、パッチを画像濃度検出センサ36及び定着像検出センサ38で検出するようにしていたが、パッチを画像濃度検出センサ36でのみ検出するようにしてもよい。このようにすれば、用紙28を使用せずに濃度セットアップ処理を行うことができる。
【0083】
また、濃度セットアップ処理における確認プリントのプリント枚数をユーザーが指定する構成としたが、確認プリントのプリント枚数を予め設定してもよい。
【0084】
さらに、本実施の形態では、濃度セットアップ処理において出力画像の最高濃度を所定量高くする構成として説明したが、さらに出力画像の最高濃度を低くできるようにしてもよい。このように構成すれば、ユーザーは出力画像の最高濃度を自由に設定でき、ユーザーの好みのバランスに調整することができる。
【0085】
本実施の形態では、画像形成部42を複数有するカラー画像形成装置について説明したが、本発明はモノクロ画像形成装置についても適用できる。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、露光手段で像担持体上に画像データに基づいて変調した光ビームを照射して静電潜像を形成し、現像手段で前記静電潜像にトナーを付着させて現像し、現像した像を画像記録媒体に転写して画像を形成して出力する画像形成装置において、簡易な操作で濃度調整を実行し、ユーザーの好みの画質を提供するという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。
【図2】本実施の形態に係る濃度調整処理に関する制御系を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態に係る濃度調節処理に関する画像データの濃度と出力画像の濃度との関係を示す説明図であり、(A)は濃度セットアップ処理に関する説明図、(B)は濃度調節処理に関する説明図である。
【図4】本実施の形態に係るUIに表示される濃度セットアップ処理実行の指示画面の説明図である。
【図5】本実施の形態に係るUIに表示される濃度調節処理実行の指示画面の説明図である。
【図6】本実施の形態に係る濃度セットアップ処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態に係る濃度調節処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像形成装置
18 帯電器
20 露光装置(露光手段)
22 現像器(現像手段)
28 用紙(画像記録媒体)
32 表面電位センサ
36 画像濃度検出センサ
38 定着像検出センサ
40 コントローラ
42 画像形成部
44 UI(濃度調整指示手段)
46 濃度調整処理部(濃度調整手段)
50 LUT(階調設定記憶手段)
Claims (3)
- 露光手段で像担持体上に画像データに基づいて静電潜像を形成し、現像手段で前記静電潜像にトナーを付着させて現像し、現像した像を画像記録媒体に転写して画像を形成して出力する画像形成装置であって、
画像データの濃度に応じて所定の変換パラメータに基づいて前記露光手段の出力量である階調を設定して記憶する階調設定記憶手段と、
前記露光手段による照射時の前記像担持体を帯電させるための電位を変化させる、あるいは前記像担持体の電位の変化に応じて前記階調設定記憶手段の変換パラメータを書換える、の少なくとも一方によって濃度調整を行う濃度調整手段と、
ユーザーの入力操作によって前記濃度調整手段での濃度調整を指示する濃度調整指示手段と、
を備えた画像形成装置。 - 前記濃度調整指示手段は、前記濃度調整手段による濃度調整の指示に、所定の制限を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記現像手段は複数の色の画像を現像し、前記濃度調整手段は、各色毎に濃度調整を行い、前記濃度調整指示手段は、所望の色についてのみ濃度調整を指示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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2002
- 2002-09-17 JP JP2002269887A patent/JP2004109318A/ja active Pending
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