JP4343169B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、レーザビームプリンタ、デジタル複写機、レーザファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を用いた画像形成装置では、感光体上に形成される静電潜像を現像装置から供給されるトナーによって顕像化しており、トナーカートリッジから現像装置にトナーが供給される。このカートリッジ内のトナー残量を検出する方法として、従来より、発光素子と受光素子とを用いて、受光素子の出力レベルに基づいてトナー残量を判定する方法が用いられている。
特開2005−164644号公報
しかしながら、上記発光素子及び受光素子を用いる方法では、トナーカートリッジに導光用の窓やレンズ等を設ける必要がありコストアップの要因となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、発光素子及び受光素子を備えることなく、またトナーカートリッジに導光用の窓やレンズ等を設けることなく、簡易且つ安価な構成でトナー残量を検知することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、装置本体に対して着脱自在に装着されるトナー収納体と、前記トナー収納体に設けられた無線タグと、前記無線タグとの間で無線通信が可能に構成されたものであり、前記無線タグに対して出力する無線通信の通信出力が可変である通信手段と、前記通信手段が前記無線タグに対して出力する無線通信の通信出力を変化させて、前記通信手段及び前記無線タグ間の通信が可能となるときの当該通信出力を通信強度として検出する通信強度検出手段と、前記通信強度検出手段により検出された通信強度の違いに基づいて、前記トナー収納体のトナー量を算出するトナー量算出手段とを備えることを特徴とする。
これによれば、通信手段が無線タグに対する通信出力が可変なものとされ、通信強度検出手段によって、通信出力を変化させて通信手段及び無線タグ間の通信が可能となるときの当該通信出力が通信強度として検出され、トナー量算出手段によって、通信強度検出手段により検出された通信強度の違いに基づいてトナー収納体のトナー量が算出される。
また、上記構成において、前記トナー量算出手段は、前記通信強度検出手段により検出された通信強度が大きくなるほど前記トナー収納体のトナー量が多くなるように該トナー量を算出することが好ましい。
これによれば、トナー量算出手段によって、通信強度検出手段により検出された通信強度が大きくなるほどトナー収納体のトナー量が多くなるように該トナー量が算出される。
また、上記構成において、前記トナー量算出手段は、前記通信強度検出手段により検出された通信強度が大きくなるほど前記トナー収納体のトナー量が少なくなるように該トナー量を算出することが好ましい。
これによれば、トナー量算出手段によって、通信強度検出手段により検出された通信強度が大きくなるほどトナー収納体のトナー量が少なくなるように該トナー量が算出される。
また、上記構成において、前記通信強度と前記トナー量との関係を有するテーブル情報を記憶する記憶手段をさらに備え、前記トナー量算出手段は、前記記憶手段に記憶されたテーブル情報を用いて、前記通信強度検出手段により検出された通信強度から前記トナー量を算出することが好ましい。
これによれば、記憶手段によって、通信強度とトナー量との関係を有するテーブル情報が記憶される。そして、トナー量算出手段によって、記憶手段に記憶されたテーブル情報を用いて、通信強度検出手段により検出された通信強度からトナー量が算出される。
また、上記構成において、前記通信強度と前記トナー量との関係を示す演算式を記憶する記憶手段をさらに備え、前記トナー量算出手段は、前記記憶手段に記憶された演算式を用いて、前記通信強度検出手段により検出された通信強度から前記トナー量を算出することを特徴とすることが好ましい。
これによれば、記憶手段によって、通信強度とトナー量との関係を有する演算式が記憶される。そして、トナー量算出手段によって、記憶手段に記憶された演算式を用いて、通信強度検出手段により検出された通信強度からトナー量が算出される。
請求項1の発明によれば、通信手段及び無線タグ間における通信出力を変化させて通信手段及び無線タグ間の通信が可能となるときの当該通信出力(通信強度)の情報に基づいてトナー量が算出される構成であるので、発光素子及び受光素子を備えることなく、またトナーカートリッジに導光用の窓やレンズ等を設けることなく、簡易且つ安価な構成でトナー量(トナー残量)を検知することが可能となる。また、無線タグ及び通信手段は、既設の構成を利用することが可能であるため、この場合、当該トナー量算出用に別途設ける必要がなく、より簡易且つ安価な構成とすることができる。
請求項記載の発明によれば、通信出力を変化させて通信手段及び無線タグ間の通信が可能となるときの当該通信出力(通信強度)の情報に基づいてトナー量が算出される構成であるので、トナー量算出に用いる通信強度の情報を容易に得ることができる。
請求項3、4記載の発明によれば、通信強度とトナー量との関係を有するテーブル情報、演算式を用いて通信強度からトナー量が算出されるので、通信強度からトナー量を容易に算出することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるプリンタ1の内部構成を概略的に示す断面図である。プリンタ1は、プリンタ本体10内に画像形成部2が設けられている。画像形成部2は、用紙に対する画像の形成(印刷)を行うものであり、同図中に示す矢印方向に回転可能に構成された例えばアモルファスシリコンからなる像担持体としての感光体ドラム3、この感光体ドラム3の周囲に配設された帯電部4、露光部5、現像部6及びクリーニング部7等を備えている。
帯電部4は、感光体ドラム3の表面を所定電位に均一に帯電させるものである。露光部5は所謂レーザ走査ユニット(レーザスキャナ)であり、後述の画像データ記憶部40等から送信されてきた画像データに基づき生成されたレーザービームを感光体ドラム3の表面に照射し、感光体ドラム3上に静電潜像を形成するものである。現像部6は、感光体ドラム3に形成された静電潜像に対して、後述のトナーカートリッジ61から供給されるトナーを付着させることで、トナー像として静電潜像を顕在化(顕画化)させるものである。本発明においては、現像部6におけるトナー残量の検出に関して主な特徴点を有しているが、これについては後で説明する。クリーニング部7は、後述の転写部9によるトナー転写が終了した後、感光体ドラム3の表面に残留しているトナーを清掃するものである。
また、プリンタ1は、画像形成部2(感光体ドラム3)へ向けて給紙を行う給紙部8、感光体ドラム3上のトナー像を用紙に転写する転写部9、及び用紙に転写されたトナー像を定着させる定着部11を備えている。給紙部8は、各サイズの用紙を収納する給紙カセット81、収納されている用紙を取り出すためのピックアップローラ82、用紙が搬送される経路である搬送路83及び搬送路83中の用紙の搬送を行う搬送ローラ84等を備え、給紙カセット81から1枚ずつ送り出された用紙を後述の転写ローラ91と感光体ドラム3とのニップ部へ向けて搬送する。なお、給紙部8はトナー像が転写された用紙を搬送路85を経て定着部11へ搬送し、さらに、定着部11で定着処理された用紙を搬送ローラ86や排出ローラ87によって、プリンタ本体10上部の用紙排出トレイ12へ排出する。
転写部9は、転写ローラ91を備え、搬送されてきた用紙を介して該転写ローラ91を感光体ドラム3に押し付けた状態で、感光体ドラム3上に顕在化されたトナー像を用紙に転写させるものである。搬送路85における転写部9より下流側の適所には、定着部11が設けられている。定着部11は、用紙に転写されたトナー像を定着させるものである。定着部11はヒートローラ11a及び圧ローラ11bからなり、ヒートローラ11aの熱によって用紙上のトナーを溶かし、圧ローラ11bによって圧力を加えて用紙上にトナー像を定着させる。
図2は、現像部6の構成を示す断面図(現像ローラ方向と垂直な方向の断面図)である。現像部6は、トナー(現像剤)を収納する所謂容器(コンテナ)からなるトナーカートリッジ61、及び現像ローラ621等を備えた現像ユニット62から構成されており、汲み上げローラ622や供給ローラ623の回転駆動によってトナーカートリッジ61のトナーを攪拌部へ供給し、攪拌ローラ611(攪拌スクリュウ)の回転駆動によってトナーを攪拌部現像ローラ621へ供給する。現像ローラ621の外周部には現像スリーブ6211が設けられており、この現像スリーブ6211には現像バイアスが印加されており、攪拌部でプラスに帯電されたトナーを、感光体ドラム3表面の露光部分(露光により静電気が除去されてなる静電潜像の部分)に吸着させる。なお、汲み上げローラ622や供給ローラ623の回転駆動は、不図示の駆動源から不図示の駆動軸(入力ギア)等に入力された駆動力によって行われる。また、現像部6は、トナーカートリッジ61が現像ユニット62に対して着脱自在に装着できるように構成されている。
図3は、図2における現像部6の符号Aで示す範囲の部分拡大図である。同図に示すように、トナーカートリッジ61の例えば一側壁部に無線タグ101が、現像ユニット62の例えば一側壁部に通信ユニット102が取り付けられている。これら無線タグ101と通信ユニット102とは所定の距離(例えば約5mm)を隔てて対向配設されている。
無線タグ101は、通信ユニット102との無線通信(交信)を行うものである。無線タグ101は、例えば電磁波(電波)を使ってデータを送受信することが可能な半導体チップ(無線ICチップ)を備え、通信ユニット102からの電磁波によって起電力を発生し(電磁誘導の原理に基づく)、この電力によって回路を駆動させて通信ユニット102と制御データ(識別コード)等を交換することで上記無線通信を行う。
通信ユニット102は、所定の通信出力で、所定の周波数の電磁波を出力して無線タグ101との無線通信を行うものである。ここでは、通信ユニット102は基本周波数として約13.56MHzの周波数の電磁波を出力する。この周波数での振幅を標準の振幅から大きくあるいは小さく変化させて電磁波を出力する。或いは周波数を変調させてこの基本周波数よりも大きなあるいは小さな周波数の電磁波を出力する。すなわち、通信ユニット102は通信出力を任意な出力に変化させることが可能である(通信出力が可変である)。出力の変調方式は通信装置の規格に応じてAM変調やFM変調などがあるが、本実施形態ではAM変調方式を採用している。通信ユニット102は、後述の制御部70と接続されており、制御部70による制御によって電磁波の出力調整(振幅変調、周波数変調;通信出力の大きさの変更)が行われるとともに、無線タグ101との通信状態(後述する無線タグ101と通信可能となる電磁波出力)等の情報を制御部70に送信する。
ところで、無線タグ101及び通信ユニット102は、元来別の目的で使用されるべく備えられているものである。例えば、無線タグは、ICタグと呼ばれる媒体に、トナーカートリッジ固有の情報つまりトナーカートリッジの使用回数或いはコンテナ内のトナーの特性等の情報が予め記憶されたものとされ、トナーカートリッジが現像ユニットに装着された際など、通信ユニットによりこのトナーカートリッジ側の固有情報を交信によって読み取り、プリンタ1本体側でこの情報を利用するなどといった目的で使用される。本発明では、当該既設の無線タグ及び通信ユニットの構成を利用することができ、よりコストダウンを図ることが可能となる。
図4は、プリンタ1の電気的な構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、プリンタ1は、ネットワークI/F(インターフェース)部30、画像データ記憶部40、操作パネル部50、記録部60及び制御部70を備えている。ネットワークI/F部30は、LAN等のネットワークを介して接続されたPC等の情報処理装置(外部装置)との間における種々のデータの送受信を制御するものである。画像データ記憶部40は、ネットワークI/F部30を介してPC等から送信されてきた画像データを一時的に記憶するものである。操作パネル部50は、プリンタ1のフロント部等に設けられ、ユーザからの各種の操作指示(コマンド)が入力される入力キーとして機能したり、或いは所定の情報を表示するものである。
記録部60は、上記画像形成部2、給紙部8、転写部9及び定着部11から構成され、画像データ記憶部40に記憶されるなどした画像データに基づいて用紙に対する画像印刷(記録)を行うものである。制御部70は、各種制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、データを一時的に保管したり作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラム等をROMから読み出して実行するマイクロコンピュータ等からなり、上記各機能部に対する各種制御信号の送受信を行い、プリンタ1全体の動作制御を司るものである。
ところで、制御部70は、通信出力検出部71、判定情報記憶部72及びトナー残量算出部73を備えており、これら各機能部と上記無線タグ101及び通信ユニット102とによってトナーカートリッジ61のトナー残量を求めることができる。ここで制御部70の各機能部の説明をする前に、先ず無線タグ101及び通信ユニット102間の通信を利用したトナー残量検出の原理について説明する。
図5は、トナーカートリッジ61のトナー残量と、無線タグ101及び通信ユニット102間の通信距離との特性(関係)の一例を示すグラフ図である。横軸はトナー残量(%)を、縦軸は通信距離(%)を示している。同図に示すように、トナーカートリッジ61にトナーが残っていない状態、すなわちトナー残量が0%のときの通信距離(通信可能距離)を符号201で示すように100%とすると、トナーが十分に残っている状態、すなわちトナー残量が100%のときの通信距離は、符号202で示すように約90%(具体的には90%より若干小さい値)の距離となる。これは、通信ユニット102から出力される電磁波がトナーの特性による影響を受けるために起こる現象である。通常、トナーには磁性材料(金属材料)が含まれているため、この磁性材料によって電磁波つまり無線タグ101及び通信ユニット102間の通信が影響を受けてしまい、従って、トナーの量(残量)に応じてその影響が異なるものとなる。換言すれば、トナーカートリッジ61中にトナーが多くある場合と少ない場合とでは、通信ユニット102から無線タグ101に送る電磁波の強度が違ってくる。
無線タグ101及び通信ユニット102間の距離(間隔)は図3に示すように一定であるので、トナー残量が0%のときに無線タグ101との通信が可能となる通信ユニット102の出力(通信出力;電磁波出力)では、トナー残量が100%のときには通信ができなくなってしまうことになる。そこで、トナー残量に応じて通信ユニット102の出力を大きくすることにより当該通信(交信)が可能となる。
このことを踏まえて上記図5のトナー残量と通信距離との関係を、図6に示すトナー残量と通信出力との関係に置き換えて考えると、例えばトナー残量が0%のときの通信出力を、標準の出力すなわち符号211で示す100%の出力とした場合、トナー残量が多いとき、例えばトナー残量が80%のときには、通信出力を符号212で示す約110%の出力にまで大きくする必要がある。
通信ユニット102の通信出力は、以下の(1)式により求まる電磁界Hの強度により決定される。
H(x)=i*n*r/(2*(r2+x2)3/2) ・・・(1)
i:ループアンテナに流れる電流
n:ループアンテナのターン数(巻き線回数)
r:ループアンテナの半径
x:ループアンテナからの距離(ここでは無線タグ101との距離)
但し、上記(1)式中における記号「*」は乗算を示し、記号「/」は除算を示す。また、ループアンテナとは、例えばエレメントがループ状に形成されてなる、高感度で磁界を検出することが可能なアンテナであり、通信ユニット102に内蔵されている。
上記(1)式の右辺において、ループアンテナに流れる電流i以外の値は一定の値で固定されているので、通信ユニット102の通信出力を変更するには電流iを変更すればよい。また、この電流iの値から、通信出力が標準出力に対してどの程度の大きさの出力になっているか、具体的には例えば標準の振幅よりもどれくらい大きな振幅の電磁波を出力しているか、或いは上記約13.56MHzの基本周波数よりもどれ位大きな周波数の電磁波を出力しているかを判定することができる。以上の原理を踏まえて制御部70の上記各機能部を説明する。
通信出力検出部71は、無線タグ101と通信ユニット102との間の通信が可能となる出力(通信出力;通信強度)を検出するものである。具体的には、通信出力検出部71は、通信ユニット102に先ず約13.56MHzの基本周波数に対応する標準出力(この標準出力に対応する電流iの大きさ)で通信を開始させ、この標準出力で無線タグ101との通信が可能であるのならば、この標準出力を当該通信出力として検出し、この標準出力で通信不能である場合には、通信可能な出力になるまで出力を変化させて(例えば標準出力での電流iからその電流値を増加させ)、通信可能となったときの出力(電流iの大きさ)を当該通信出力として検出する。ただし、上述における無線タグ101との間で通信が可能となっているか否かについては、通信ユニット102からの出力信号つまり出力電磁波に対して無線タグ101から送信(返信)されてくる信号値が、例えば所定の閾値よりも小さい場合には通信不能な状態、該閾値以上である場合には通信可能な状態であるというようにして判別してもよい。
判定情報記憶部72は、例えば上記図6に示すような通信出力とトナー残量との関係を有するテーブル情報、具体的には、通信出力とトナー残量とのデータ変換を行う変換テーブル情報等の判定情報を記憶するものである。
トナー残量算出部73は、通信出力検出部71により検出された上記通信出力の情報に基づいて、トナー残量を算出する(或いはトナーの有無を判定する)ものである。具体的には、トナー残量算出部73は、上記テーブル情報を用いて上記通信出力値に対応するトナー残量を判定する。
このようにして、通信ユニット102と無線タグ101との通信が可能となる通信出力を検出し、この通信出力の情報からトナーカートリッジ61のトナー残量を求めることができる。
図7は、本実施形態におけるプリンタ1のトナー残量算出に関する動作の一例を示すフローチャートである。まず、プリンタ1の外部装置(PC)等からの指示入力などに応じて、通信出力検出部71による制御により、例えば基本周波数(約13.56MHz)の標準出力(初期出力)で通信ユニット102から無線タグ101に対する通信動作が開始される(ステップS1)。次に、この通信出力検出部71によって、ステップS1における標準出力で無線タグ101との通信が可能であれば、この標準出力が通信出力として検出され、標準出力で通信不能(エラー)となる場合には、通信可能な出力になるまで出力が変化(調節)され、この通信可能となったときの出力が通信出力として検出される(ステップS2)。そして、トナー残量算出部73によって、ステップS2において通信出力検出部71により検出された通信出力情報に基づいて、判定情報記憶部72に記憶されている判定情報(テーブル情報)を用いてトナー残量が算出される(ステップS3)。なお、このトナー残量が算出された後、このトナー残量の情報は例えば操作パネル部50に表示されてもよい。
なお、上記実施形態で説明した数値や構成は一例に過ぎず、この数値や構成に限定されるものではない。また、トナー残量と通信距離或いは通信出力との特性も上記で説明した特性に限定されるものではない。
以上のように本発明の画像形成装置(プリンタ1)によれば、通信出力検出部71(通信強度検出手段)によって、トナーカートリッジ61に設けられて無線タグ101との無線通信が可能に構成された通信ユニット102(通信手段)と該無線タグ101との間における無線通信の通信強度が検出され、トナー残量算出部73(トナー量算出手段)によって、通信出力検出部71により検出された通信強度の違いに基づいてトナーカートリッジ61のトナー量(トナー残量)が算出される構成であるので、発光素子及び受光素子を備えることなく、またトナーカートリッジ61に導光用の窓やレンズ等を設けることなく、簡易且つ安価な構成でトナー量を検知することが可能となる。なお、この無線タグ101及び通信ユニット102は、既設の構成を利用することが可能であるため、この場合、これらをトナー量算出用に別途設ける必要がなく、より簡易且つ安価な構成とすることができる。
また、通信ユニット102が無線タグ101に対する通信出力が可変なものとされ、通信出力検出部71によって、通信出力を変化させて通信ユニット102及び無線タグ101間の通信が可能となるときの当該通信出力が通信強度として検出され、トナー残量算出部73によって、通信出力検出部71により検出された通信強度の違いに基づいてトナーカートリッジ61のトナー量が算出される構成であるので(具体的にはトナー残量算出部73によって、通信出力検出部71により検出された通信強度が大きくなるほどトナーカートリッジ61内のトナー量が多くなるように、換言すれば通信強度が大きいときにはトナー量が多く、通信強度が小さいときにはトナー量が少なくなるように該トナー量が算出されるので)、トナー量算出に用いる通信強度(通信出力)の情報を容易に得ることができる。
さらに、判定情報記憶部72(記憶手段)によって、通信強度とトナー量との関係を有するテーブル情報が記憶され、トナー残量算出部73によって、判定情報記憶部72に記憶されたテーブル情報を用いて、通信出力検出部71により検出された通信強度からトナー量が算出される構成であるので、通信強度(通信出力)からトナー量を容易に算出することができる。なお、本発明は、以下の態様をとることができる。
(A)上記実施形態では、通信出力検出部71により検出された通信出力の情報からのトナー残量の算出をテーブル情報を用いて行っているが、これに限らず、例えば通信出力とトナー残量との関係を有する所定の演算式を用いた演算によって算出してもよい。この所定の演算式を用いた演算とは、例えば通信出力検出部71により検出された通信出力値に対して、予め設定された通信出力値からトナー残量値へ変換するための係数を乗算(加減乗除、任意の計算でよい)するような演算である。つまり、通信出力からのトナー残量の算出を、図5や図6に示すような特性情報(テーブル情報)を用いて行うのではなく、検出された各通信出力値を所定倍するなど、単に演算を行うことによってトナー残量値を求めるものである。なお、この演算式の情報は判定情報記憶部72に記憶されていてもよい。
(B)通信出力検出部71による、無線タグ101及び通信ユニット102間が通信可能となるときの通信出力の検出に際して、通信ユニット102の通信出力を標準出力値(初期設定値)から段階的に増加させるように変化させてもよいし、大小任意の出力値に謂わば離散的に変化させてもよい。また、このように標準出力値から開始せずに、所定の出力値(例えばトナー残量が100%のときの通信出力値;図6参照)から変化させてもよい。
(C)上記実施形態では、通信ユニット102の通信出力を可変として(変化させて)無線タグ101との通信可能な出力を検出し、当該検出した通信出力に基づいてトナー残量を算出する構成としているが、これに限らず、例えば通信ユニット102の通信出力を所定の大きさに固定しておき(通信出力の出力値を一定としておき)、その大きさの通信出力で無線タグ101に対する出力(送信)を行い、この固定された通信出力(固定通信出力)に対して無線タグ101から返信されてきた信号(電磁波、電波)の強度、或いはこの固定通信出力に対して無線タグ101との間で交信される信号の強度を検出し、当該検出された信号の強度の情報に基づいてトナー残量を求める構成としてもよい。
ただし、この場合、通信ユニット102は、固定通信出力(固定された周波数の電磁波)で出力可能な機能を有するとともに、無線タグ101から返信されきた信号を受信してこの受信情報を通信出力検出部71に出力する機能を備えている。これに伴い、通信出力検出部71は、通信ユニット102により受信された無線タグ101からの信号の強度を検出する機能を、トナー残量算出部73は、通信出力検出部71により検出された当該信号強度に基づいてトナー残量を算出する機能を備えている。また、判定情報記憶部72には当該信号強度情報からトナー残量を算出するための(受信した信号強度とトナー残量との関係を有する)所定のテーブル情報や演算式等の判定情報が記憶されている。
また、上記固定通信出力としては、少なくとも、トナー残量が100%であるときに通信ユニット102及び無線タグ101間で実際に通信が可能となる大きさの出力であることが望ましく、例えば、このときの固定通信出力で出力したときに無線タグ101から返信されてきた信号強度を基準値(標準値)として、トナー残量が80%などと減少してくるのに応じて上記基準値よりも増加した信号強度を検出してもよい。
このように、通信ユニット102の無線タグ101に対する通信出力が所定の大きさに固定されたものとされ、通信出力検出部71によって、通信ユニット102からの固定通信出力に対する無線タグ101からの信号の強度が通信強度として検出され、トナー残量算出部73によって、通信出力検出部71により検出された通信強度の違いに基づいてトナーカートリッジ61のトナー量が算出される構成であるので(具体的にはトナー残量算出部73によって、通信出力検出部71により検出された通信強度が大きくなるほどトナーカートリッジ61内のトナー量が少なくなるように、換言すれば通信強度が大きいときにはトナー量が少なく、通信強度が小さいときにはトナー量が多くなるように該トナー量が算出されるので)、発光素子及び受光素子を備えることなく、またトナーカートリッジ61に導光用の窓やレンズ等を設けることなく、簡易且つ安価な構成でトナー残量を検知することが可能となる。また、無線タグ101及び通信ユニット102は、既設の構成を利用することが可能であるため、これらをトナー残量算出用に別途設ける必要がなく、より簡易且つ安価な構成とすることができる。また、トナー残量算出に用いる通信強度の情報を容易に得ることができる。
(D)上記実施形態では、通信ユニット102及び無線タグ101間の通信出力或いは通信距離がトナーの磁性材料(金属材料)によって影響されることが説明されているが、この磁性材料(金属材料)に限らず、非磁性材料(例えば樹脂材料)によって影響されるものとしてもよい。実際には当該磁性材料に比べて影響が現れにくいが、検出精度を上げるなどして対応すれば、本発明を適用することが可能である。
本発明に係る画像形成装置の一例であるプリンタの内部構成を概略的に示す断面図である。 図1に示すプリンタの現像部の構成を示す断面図(現像ローラ方向と垂直な方向の断面図)である。 図2に示す現像部の符号Aで示す範囲の部分拡大図である。 図1に示すプリンタの電気的な構成の一例を示すブロック図である。 トナー残量と通信距離との特性(関係)の一例を示すグラフ図である。 トナー残量と通信出力との特性(関係)の一例を示すグラフ図である。 図1に示すプリンタのトナー残量算出に関する動作の一例を示すフローチャートである。
1 プリンタ(画像形成装置)
3 感光体ドラム
6 現像部
61 トナーカートリッジ(トナー収納体)
62 現像ユニット
6211 現像スリーブ
70 制御部
71 通信出力検出部(通信強度検出手段)
72 判定情報記憶部(記憶手段)
73 トナー残量算出部(トナー量算出手段)
101 無線タグ
102 通信ユニット(通信手段)

Claims (4)

  1. 装置本体に対して着脱自在に装着されるトナー収納体と、
    前記トナー収納体に設けられた無線タグと、
    前記無線タグとの間で無線通信が可能に構成されたものであり、前記無線タグに対して出力する無線通信の通信出力が可変である通信手段と、
    前記通信手段が前記無線タグに対して出力する無線通信の通信出力を変化させて、前記通信手段及び前記無線タグ間の通信が可能となるときの当該通信出力を通信強度として検出する通信強度検出手段と、
    前記通信強度検出手段により検出された通信強度の違いに基づいて、前記トナー収納体のトナー量を算出するトナー量算出手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー量算出手段は、前記通信強度検出手段により検出された通信強度が大きくなるほど前記トナー収納体のトナー量が多くなるように該トナー量を算出することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記通信強度と前記トナー量との関係を有するテーブル情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記トナー量算出手段は、前記記憶手段に記憶されたテーブル情報を用いて、前記通信強度検出手段により検出された通信強度から前記トナー量を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記通信強度と前記トナー量との関係を示す演算式を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記トナー量算出手段は、前記記憶手段に記憶された演算式を用いて、前記通信強度検出手段により検出された通信強度から前記トナー量を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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