JP4557750B2 - 水分量判定装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

水分量判定装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置で用いられる用紙に含まれる水分量を求める場合に適用される水分量判定装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、感光体に形成した潜像をトナーで現像し、トナー像を用紙に転写することで画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置がある。電子写真方式の画像形成装置においては、トナーを付着させる用紙に含まれる水分量が画像品質に影響することが知られている。この種の画像形成装置には、用紙に含まれる水分量を検出し、検出結果に基づく制御量を画像形成における各種制御にフィードバックする手法を採用したものがある。
用紙に含まれる水分量の検出方法としては、一般的には、湿度センサ等により画像形成装置内外の空気中の湿度(空気中の水分量)を計測し、その湿度計測値に基づき相対的に用紙に含まれる水分量を推測する方法がある。
しかし、湿度センサを用いた水分量推測方法では、直接、用紙に含まれる水分量を検出しているわけではなく、計測した環境(空気中の水分量)を基に、用紙に含まれる水分量を推測している。例えば異なる環境から持ち込まれた用紙が画像形成装置の用紙収納部に装填された場合、すぐには用紙が、その環境に含まれると考えられる水分量を吸収できない、あるいは用紙に含まれている水分量を放出できない。そのため、画像形成装置が設置された環境を測定する湿度センサの計測値は、用紙に含まれる水分量を推測しているとは言えない。従って、湿度センサを用いた水分量推測方法では、画像形成装置を最適に制御するためのデータを取得することは困難である。
そこで、上記問題の対策として、用紙に電圧を印加した際の状態を計測することで用紙の吸湿状態を直接測定する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、1対の電極あるいは複数対の電極を、搬送路を搬送されてくる用紙を挟み込むような状態で搬送路に対向する位置に配置し、電極間の静電容量の変化に基づき、用紙に含まれる水分量を計測する手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−365976号公報 特開2003−65994号公報
しかしながら、上述した従来例における静電容量方式を用いた水分量計測方法では、計測されるデータが、画像形成装置が設置される環境の温度により変動する。そのため、画像形成装置が設置された環境(例えば、空調が一定に保たれている室内か、温度変動が大きい室内か、寒冷地域か、温暖地域かなど)に応じて計測されるデータが異なり、用紙に含まれる正しい水分量を求めることができないという課題があった。
本発明の目的は、画像形成装置が設置された環境に影響されることなく、媒体に含まれる水分量を正確に求めることを可能とした水分量判定装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の水分量判定装置は、画像形成に用いられる媒体が搬送される搬送路に形成された静電容量領域における媒体の通過の有無に応じた信号を出力する検出手段と、前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号に基づき、温度を判定する温度判定手段と、前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号と、前記静電容量領域を媒体が通過している状態での前記検出手段の出力信号と、前記温度判定手段により判定された温度に基づき、媒体に含まれる水分量を判定する水分量判定手段と、を備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の制御方法は、画像形成に用いられる媒体が搬送される搬送路に形成された静電容量領域における媒体の通過の有無に応じた信号を出力する検出手段を備えた水分量判定装置の制御方法であって、前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号に基づき、温度を判定する温度判定ステップと、前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号と、前記静電容量領域を媒体が通過している状態での前記検出手段の出力信号と、前記温度判定ステップにより判定された温度に基づき、媒体に含まれる水分量を判定する水分量判定ステップと、を備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明のプログラムは、画像形成に用いられる媒体が搬送される搬送路に形成された静電容量領域における媒体の通過の有無に応じた信号を出力する検出手段を備えた水分量判定装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号に基づき、温度を判定する温度判定モジュールと、前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号と、前記静電容量領域を媒体が通過している状態での前記検出手段の出力信号と、前記温度判定モジュールにより判定された温度に基づき、媒体に含まれる水分量を判定する水分量判定モジュールと、を備えることを特徴とする。
また、本発明の水分量判定装置は、画像形成に用いられる媒体が搬送される搬送路に形成された静電容量領域における媒体の通過の有無に応じた信号を出力する媒体検出手段と、温度を検出する温度検出手段と、前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記媒体検出手段の出力信号と、前記静電容量領域を媒体が通過している状態での前記媒体検出手段の出力信号と、前記温度検出手段により検出された温度に基づき、媒体に含まれる水分量を判定する水分量判定手段と、を備える構成してもよい。
本発明によれば、画像形成装置の搬送路の静電容量領域を媒体が通過していない状態での検出手段の出力と、静電容量領域を媒体が通過している状態での検出手段の出力と、判定した温度に基づき、媒体に含まれる水分量を判定するため、即ち、静電容量方式の水分量計測の課題であった温度変動を補正することにより、画像形成装置が設置された環境に影響されることなく、媒体に含まれる水分量を正確に求めることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の要部の構成を示す構成図である。
図2において、画像形成装置201は、例えばフルカラープリンタとして構成されており、感光体ドラム(以下感光体と略称)1、中間転写体ベルト(以下ベルトと略称)2、定着装置5、一次帯電器7、露光装置8、転写装置10、回転現像体13、2次転写ローラ21、用紙カセット23、水分量検出センサ80等を備えている。
感光体1は、モータ(不図示)により矢印A方向に回転駆動される像担持体である。ベルト2は、駆動ローラ17、テンションローラ18、バックアップローラ19に張架されている。感光体1の周囲には、一次帯電器7、露光装置8、回転現像体13、転写装置10、クリーナ装置12が配置されている。回転現像体13は、フルカラー現像を行うための4色分の現像ローラ13Y、13M、13C、13Kを内蔵している。
画像形成動作を簡単に説明すると、まず、帯電装置7により感光体1の表面を規定の帯電部電位で一様にマイナス帯電した後、露光装置8により感光体1上の画像部分が規定の露光部電位になるように露光し、画像制御部38で生成される画像信号に対応した潜像を感光体1に形成する。
感光体1上の潜像を各色のトナーを現像する際には、駆動モータ42により回転現像体13を矢印R方向に回転させ、回転現像体13に付設された位置検出フラグ73を回転現像体HPセンサ60で検出する。これにより、回転現像体13の基準位置を検出した上で回転現像体13を所定の回転位置まで回転させ、現像対象色の現像ローラが感光体1に当接するように位置合わせする。現像ローラ13Y、13M、13C、13Kは、各色毎に予め設定された現像バイアスが印加されており、感光体1が各現像ローラの位置を通過する時に潜像をトナーで現像し、トナー像として可視化する。
上記現像後、転写装置10により感光体1上のトナー像をベルト2に4色のトナー像として重ね合わせた状態で転写し、更に、2次転写ローラ21により用紙に転写した後、定着装置5に送給し、用紙のトナー像を熱定着する。最後に、感光体1は、除電装置(不図示)で一様に0ボルト付近まで除電された後、次の画像形成サイクルに備える。
次に、用紙搬送系を中心とした構成及び動作について説明する。用紙カセット23内に収納されている用紙は、リフタモータ40の駆動により、ピックアップローラ24に当接する位置まで引き上げられる。用紙カセット23からピックアップローラ24により搬送路に引き出された用紙は、ローラ対25及びローラ対26によりニップ部(2次転写ローラ21とベルト2との当接部)に給送される。ベルト2上に1次転写されたトナー像は、ニップ部で用紙の片面に2次転写され、定着装置5で熱定着される。その後、用紙は装置外(排出部)へ排出される。
ここで、搬送路における上記ニップ部より上流側で且つ搬送路を挟んで用紙搬送ガイド(図5参照)と対向する位置に、水分量検出センサ80が配設されている。水分量検出センサ80は、後述する制御部900のCPU901が、搬送路を上記ニップ部の方向へ搬送されてくる用紙に含まれる水分量を判定するために用いるセンサである。水分量検出センサ80の詳細な構成及び動作については後述する。
両面画像形成時は、用紙を装置外へ排出せずに、フラッパ32を動作させ、搬送ローラ27の方向へ用紙を搬送する。搬送ローラ28で用紙がフラッパ33を越えるまで搬送を行った後、搬送ローラ28を逆回転すると共にフラッパ33を動作させ、用紙を搬送ローラ29方向へ搬送する。更に、搬送ローラ30、31で用紙を搬送し、用紙カセット23からの搬送路に合流させ、上記片面とは反対側の面に画像形成を行う。
尚、12は、感光体1上の残留トナーを清掃するクリーナ装置、22は、ベルト2上の残留トナーを清掃するベルトクリーナ、36は、基準位置を検出する反射型位置センサ、43は、回転現像体13の位置を固定するロック機構を動作させるソレノイドである。また、50は、用紙カセット23内の紙面高さを検出する紙面高さセンサ、51〜58は、搬送路の各ポイントでの用紙の有無または用紙の搬送タイミングを検出する搬送センサ、70は、用紙カセット23の着脱を検出するカセット着脱センサ、71は、ドア41の開閉に応じて動作するドア開閉スイッチ、72は、ロック機構の動作を検出するロック検出センサである。
図1は、画像形成装置における水分量判定装置としての制御部900及び水分量検出センサ80等の構成を示すブロック図である。
図1において、画像形成装置の制御部900は、CPU901、バス902、ROM903、RAM904、入出力制御部(I/O)905、ドライバ906、操作パネルインタフェース(I/F)909、シリアル信号ライン910を備えている。
制御部900は、画像形成装置各部の制御を司る。制御部900において、CPU901は、バス902を介して制御部900内の各部と接続されると共に、シリアル信号ライン910を介して水分量検出センサ80と接続されている。CPU901は、ROM903に格納された制御プログラムに基づいて図9及び図10のフローチャートに示す水分量判定処理を実行する。ROM903は、制御プログラムを格納すると共に、後述の水分量テーブル、温度テーブル等を格納している。RAM904は、CPU901の作業領域や、後述の周波数データ等の一時記憶領域として使用される。
入出力制御部905は、各種センサ908(図2の反射型位置センサ36、回転現像体HPセンサ60、ロック検出センサ72)に対する制御信号の出力、各種センサ908から出力される検出信号の入力、ドライバ906に対する制御信号の出力を行う。ドライバ906は、負荷907(リフタモータ40、駆動モータ42、ソレノイド43、他の負荷)を駆動し、また、紙面高さセンサ50、搬送センサ51〜58、カセット着脱センサ70、ドア開閉スイッチ71、他のセンサから出力される検出信号の入力を行う。
操作パネルI/F909は、操作パネル910に対する制御信号の出力、操作パネル910から出力される操作信号の入力を行う。操作パネル910は、画像形成装置に対する各種設定を行うための設定部、設定内容等を表示する表示部を備えている。使用者は、操作パネル910から希望する制御モードや用紙種類等の各種設定を入力することで、画像形成装置を使用することが可能である。水分量検出センサ80は、搬送路を搬送される用紙に含まれる水分量の検出に用いられるものであり、シリアル通信ライン911を介してCPU901との間で信号の送受信を行う。
次に、上記の水分量検出センサ80の動作について簡単に説明した後、水分量検出センサ80を用いた水分量検出について詳細に説明する。
図3(a)は、水分量検出センサ80を導体に対向させた状態を示す図、図3(b)は、水分量検出センサ80のコイル部及び導体間の距離とコイル部に印加される電圧の周波数との関係を示す図、図3(c)は、水分量検出センサ80の測定信号、シリアル通信用クロック、発振周波数のデータ信号を示すタイミングチャート、図3(d)は、測定時間と周波数カウント部303の分解能との関係を示す図である。
また、図4(a)は、水分量検出センサ80における検出素子の配置側の面の構成を示す図、図4(b)は、水分量検出センサ80におけるコイル部の配置側の面の構成を示す図、図4(c)は、水分量検出センサ80を側面から見た場合の構成を示す図である。
図3(a)〜図3(d)において、図3(a)に示すように、水分量検出センサ80のコイル部305に高周波電圧を印加した状態で金属等の導体401に対向させると、水分量検出センサ80のコイル部305と導体401との間に静電結合が発生する。コイル部305と導体401との間の距離Lに応じて、図3(b)に示すように、コイル部305に印加される高周波電圧の周波数が変動する。
図4(a)〜図4(c)において、水分量検出センサ80は、検出素子301とコイル部305を備えた基板から構成されている。水分量検出センサ80の基板の一方の面には、検出素子301が配設され、基板の他方の面には、コイル部305が配設されている。コイル部305は、図4(b)から分かるように、2次元的(平面的)に形成されている。本実施の形態では、水分量検出センサ80として市販されているものを例に挙げて説明する。
更に、検出素子301は、発振回路部302、周波数カウント部303、通信部304を備えている。発振回路部302は、コイル部305と接続されており、コイル部305に高周波電圧を印加する。周波数カウント部303は、発振回路部302の発振周波数をカウントする。通信部304は、周波数カウント部303でカウントした発振周波数のデータを制御部900のCPU901に送信すると共に、CPU901からの制御信号に基づき、検出素子301の検出精度を切り替えるためのデータをCPU901から受信する。
また、図3(c)に示すように、水分量検出センサ80に関わる信号としては、測定信号、シリアル通信用クロック(以下CLKと表記)、データ信号(以下dataと表記)がある。測定信号は、CPU901から水分量検出センサ80にシリアル通信ライン911を介して出力される、検出動作の実行を指示する信号である。CLKは、CPU901から水分量検出センサ80にシリアル通信ライン911を介して出力される信号である。dataは、水分量検出センサ80の周波数カウント部303でカウントされた発振回路部302の発振周波数を示す信号である。
水分量検出センサ80は、コイル部305に対向する搬送路の静電容量領域(後述)を用紙が通過すると、制御部900のCPU901によりシリアル通信ライン911を介して設定された測定時間だけ測定を行い、測定信号を出力する。水分量検出センサ80は、測定後、CLKに同期して、dataを最下位ビット(LSB:Least Significant Bit)から順に最上位ビット(MSB:Most Significant Bit)まで、シリアル通信ライン911を介してCPU901に送信する。
更に、図3(d)に示すように、水分量検出センサ80の測定信号において設定される測定時間に応じて、水分量検出センサ80の周波数カウント部303の分解能を調整することが可能である。即ち、測定時間が短い場合は分解能を粗く調整し、測定時間が長い場合は分解能を精細に調整する。
図5(a)は、水分量検出センサ80のコイル部305と用紙搬送ガイド501とを対向させた状態を示す図、図5(b)は、水分量検出センサ80のコイル部及び用紙搬送ガイド間の距離と水分量検出センサ80の発振周波数との関係を示す図、図5(c)は、共振コンデンサとインダクタンスと静電容量からなる概念回路を示す図である。
図5(a)〜図5(c)において、用紙に含まれる水分量を検出する際の水分量検出センサ80の出力について説明する。図5(a)に示すように、水分量検出センサ80は、用紙502が搬送される搬送路を挟んで、コイル部305が金属製の用紙搬送ガイド501と距離を一定にして対向する状態で配置されている。
水分量検出センサ80のコイル部305と対向する用紙搬送ガイド501との間に形成された静電容量領域を用紙502が通過すると、用紙502により静電容量領域の誘電率が増加する。これにより、水分量検出センサ80の発振回路部302の発振周波数は、図5(b)に示すように低下する。ここで、発振周波数の算出方法を説明する。
水分量検出センサ80の共振コンデンサをC、水分量検出センサ80のコイル部305と用紙搬送ガイド501との間に形成された分布インダクタンスを含めた全体のインダクタンスをL、コイル部305とガイド501との間に形成される静電容量領域の静電容量をC’とすると、概念回路図は図5(c)に示すようになる。これより、発振周波数fは、下記の式(1)のように表すことができる。
f=1/(2π*√(L*(C+C’))) 式(1)
上記のことから分かるように、水分量検出センサ80のコイル部305と用紙搬送ガイド501との間に形成された静電容量領域を用紙502が通過することで、静電容量領域の静電容量C’が増加することにより、水分量検出センサ80の発振回路部302の発振周波数が低下する。
次に、水分量検出センサ80を用いた用紙に含まれる水分量の検出について説明する。
図6(a)は、水分量検出センサ80の発振周波数の変化量と水分量との関係を示す図、図6(b)は、水分量テーブルを示す図である。
図6(a)及び図6(b)において、図6(a)は、水分量検出センサ80のコイル部305と用紙搬送ガイド501との間に形成された静電容量領域に存在するときと、存在しないときの、例えば用紙単位面積当たり重量が209g/mの普通紙の含有する水分量に対する発振回路部302の発振周波数の変化量の特性を示している。各特性曲線は、温度を変化させた場合(例えば15度C、20度C、25度C、30度C、35度C)について図示している。即ち、周波数変化量に水分量依存性があることと、周波数変化量に温度特性があることが分かる。
そこで、制御部900のCPU901は、図6(b)に示すような、予め本出願人が行った実験で測定された水分量検出センサ80の発振周波数の変化量と温度及び水分量との対応関係を示す水分量テーブル(水分量情報格納手段)を、画像形成装置で使用される用紙の種類(用紙1、用紙2、・・・用紙X)に応じてROM903に記憶させておき、用紙に含まれる水分量(図示の%を単位とするデータ)を判定する際に該水分量テーブルを参照する。
次に、画像形成装置内の温度の検出について説明する。
図7(a)は、水分量検出センサ80の発振回路部302の発振周波数と温度との関係を示す図、図7(b)は、温度テーブルを示す図である。
図7(a)及び図7(b)において、上記図5に示したように水分量検出センサ80のコイル部305を用紙搬送ガイド501に対し所定の距離をおいて配置した場合、図7(a)に示すように、水分量検出センサ80の発振回路部302の発振周波数は、画像形成装置内の温度の変化に応じて変動する。
そこで、制御部900のCPU901は、図7(b)に示すような、予め本出願人が行った実験で測定された水分量検出センサ80の発振周波数と温度との対応関係を示す温度テーブル(温度情報格納手段)をROM903に記憶させておき、温度を判定する際に該温度テーブルを参照する。
図8は、画像形成装置の搬送路上の用紙の有無、水分量検出センサの測定時間、測定モード(温度検出モード、水分量検知モード)を示すタイミングチャートである。
図8において、制御部900のCPU901は、画像形成ジョブを開始した後、水分量検出センサ80よりも搬送路上流側に配設されている搬送センサ52により用紙が到達していないことを検出している状態、即ち、用紙なしの状態で、測定時間T1で水分量検出センサ80を動作させる。更に、CPU901は、水分量検出センサ80から発振回路部302の発振周波数のデータを収集し、画像形成装置内の温度の判定を実施する。
ここで、温度検出(温度判定)は、搬送路の静電容量領域に用紙が存在しない時間の間だけ実施できるので、符号801で示すように、温度検出モードの時間は最大でTmeas. 、temp.(後述)となり、時間Tmeas. 、temp.の間に温度検出を実施する。その後、CPU901は、水分量判定を実施するために測定時間をT2に切り替える。
次に、CPU901は、搬送センサ52の出力信号に基づき、用紙が搬送路の静電容量領域に完全に進入したことを確認した後、水分量検出センサ80から発振回路部302の発振周波数のデータを収集する。更に、CPU901は、上記判定した温度と、搬送路の静電容量領域に用紙が無い時の発振周波数データと、搬送路の静電容量領域に用紙が有る時の発振周波数データを基に、用紙に含まれる水分量の判定を実施する。
ここで、用紙に含まれる水分量の検出(水分量判定)は、搬送路の静電容量領域に用紙が存在する時間の間だけ実施できるので、符号802で示すように、静電容量領域に用紙が有る水分量検知モードにおいて実施する。静電容量領域に用紙が有る時の水分量検出センサ80の測定時間T2は、上記図3(d)に示したように、周波数カウント部303の分解能を高めるため、静電容量領域に用紙が無い時の測定時間T1よりもできるだけ長い時間に設定する(T2>T1)。
次に、CPU901は、水分量の判定が完了すると、水分量判定を行った用紙が搬送路の静電容量領域を通過し、次の用紙が搬送路の静電容量領域に進入するまでの時間で、温度判定を実施するために、測定時間を再びT1に切り替える。以降、CPU901は、これらの動作を繰り返し、温度判定と水分量判定を行い、水分量検出センサ80よりも搬送路下流にある2次転写ローラ21の転写電圧の制御に温度判定と水分量判定の結果をフィードバックする。例えば、用紙の水分量が多い場合は用紙に転写されるトナー像の乱れを防止するために転写電圧を下げる、という転写電圧制御が考えられる。
尚、温度判定時と水分量判定時の測定時間は、画像形成装置の用紙搬送速度に応じて決まる。用紙搬送速度がV、連続搬送される用紙の間隔(紙間)がXの画像形成装置において、温度判定が実施できる時間Tmeas. 、temp.は、下記の式(2)で表される。
Tmeas. 、temp. = X / V 式(2)
そこで、温度判定時の測定時間T1と、式(2)で決まる時間Tmeas. 、temp.とは、下記の式(3)で表される関係となる。
T1 < Tmeas. 、temp. 式(3)
また、水分量判定時の測定時間T2と、式(2)で決まる時間Tmeas. 、temp.とが、下記の式(4)で表される関係の場合は、温度判定時と水分量判定時とで測定時間を切り替える必要がなく、測定時間T1と測定時間T2とは等しい時間に設定することができる。
T2 < Tmeas. 、temp. 式(4)
即ち、測定時間T2と時間Tmeas. 、temp.との間に上記式(4)の関係が成立すれば、上述したT2>T1という大小関係から、必ず、測定時間T1と時間Tmeas. 、temp.との間に上記式(3)の関係が成立するので、温度判定時と水分量判定時とで測定時間を切り替える必要がなくなる。
次に、画像形成装置における水分量判定処理について図9及び図10のフローチャートを参照しながら説明する。
図9及び図10は、画像形成装置における水分量測定処理を示すフローチャートである。
図9及び図10において、最初に、操作者は画像形成装置の操作パネル910から水分量測定対象とする用紙の種類を入力しておく。制御部900のCPU901は、画像形成装置の動作を開始した後(ステップS101)、シリアル通信ライン911を介して水分量検出センサ80に測定時間T1を設定する(ステップS102)。
次に、CPU901は、水分量検出センサ80よりも搬送路上流側に配設されている搬送センサ52により、用紙が搬送路の静電容量領域から抜けていること(到達していないこと)を確認する(ステップS103でYES)。更に、CPU901は、水分量検出センサ80の周波数カウント部303によりカウントされた、発振回路部302の発振周波数を示す周波数データ(搬送路の静電容量領域に用紙が無い時)を水分量検出センサ80から取得し、RAM904に記憶させる(ステップS104)。
次に、CPU901は、ROM903に格納されている温度テーブル(図7(b))を参照し、上記ステップS104で取得した周波数データに対応する温度を判定し、画像形成装置内の温度情報を取得する(ステップS105)。CPU901は、温度判定が完了すると、シリアル通信ライン911を介して水分量検出センサ80に測定時間T2を設定する(ステップS106)。
次に、CPU901は、搬送センサ52により、搬送路の静電容量領域に対する用紙の進入を確認する(ステップS107でYES)。更に、CPU901は、水分量検出センサ80の周波数カウント部303によりカウントされた、発振回路部302の発振周波数を示す周波数データ(搬送路の静電容量領域に用紙が有る時)を水分量検出センサ80から取得し、RAM904に記憶させる(ステップS108)。
次に、CPU901は、上記ステップS104で取得した搬送路の静電容量領域に用紙が無い(用紙が通過していない状態)時の周波数データと、上記ステップS108で取得した搬送路の静電容量領域に用紙が有る(用紙が通過している状態)時の周波数データと、上記ステップS105で判定した温度情報に基づいて、ROM903に格納されている水分量テーブル(図6(b))を参照し、上記操作パネル910から入力されていた用紙種類に対応するデータを水分量テーブルから検索し、当該用紙に含まれる水分量を判定する(ステップS109)。
次に、CPU901は、上記ステップS109で判定した用紙に含まれる水分量に応じた制御量を画像形成制御にフィードバックする(ステップS110)。画像形成制御として転写電圧制御を例に挙げると、用紙に含まれる水分量が多い場合は用紙に転写されるトナー像の乱れを防止するために、水分量検出センサ80よりも搬送路下流側にある2次転写ローラ21の転写電圧の制御に制御量をフィードバックし、転写電圧を下げる制御を行う。その後、CPU901は、画像形成ジョブが終了したかどうかを判定し(ステップS110)、画像形成ジョブが終了していなければ、上記ステップS102に戻り上記動作を繰り返し、画像形成ジョブが終了していれば、画像形成装置の動作を完了させる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、画像形成装置の搬送路の静電容量領域に用紙が無い状態での水分量検出センサ80の周波数データと、静電容量領域に用紙が有る状態での水分量検出センサ80の周波数データと、画像形成装置内の温度に基づき、用紙に含まれる水分量を判定する。即ち、静電容量方式の水分量計測の課題であった温度変動を補正することにより、画像形成装置が設置された環境に影響されることなく、用紙に含まれる水分量を正確に求めることが可能となる。
また、水分量判定結果に基づく制御量を画像形成制御にフィードバックすることで、画像品質の向上を図ることが可能となる。
また、新たに温度計測用のセンサを配設することなく、画像形成装置内の温度を判定することが可能となり、部品点数やコストの低減を図ることが可能となる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、画像形成装置をプリンタとした場合の、プリンタで使用する用紙に含まれる水分量を判定する制御を例に挙げたが、本発明は、これに限定されるものではない。複写機や複合機等で使用する用紙に含まれる水分量を判定する制御にも適用することができる。
上記実施の形態では、水分量検出センサ80を用いた水分量判定結果に基づく制御量を転写電圧制御にフィードバックする場合を例に挙げたが、本発明は、これに限定されるものではない。水分量判定結果に基づく制御量を例えば定着制御にフィードバックし、用紙のカール(そり)の度合いを変えるなどの制御を行ってもよい。
上記実施の形態では、水分量検出センサ80の出力を温度判定に利用する場合、即ち、水分量検出センサ80から取得した周波数データに基づき制御部900により温度判定を行う場合を例に挙げたが、本発明は、これに限定されるものではない。水分量検出センサ80の近傍に温度センサを配設し、該温度センサにより画像形成装置内の温度を直接検出するようにしてもよい。
また、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによりも達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理により前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置における水分量判定装置としての制御部及び水分量検出センサ等の構成を示すブロック図である。 画像形成装置の要部の構成を示す構成図である。 (a)は水分量検出センサを導体に対向させた状態を示す図、(b)は水分量検出センサのコイル部及び導体間の距離とコイル部に印加される電圧の周波数との関係を示す図、(c)は水分量検出センサの測定信号、シリアル通信用クロック、発振周波数のデータ信号を示すタイミングチャート、(d)は測定時間と周波数カウント部の分解能との関係を示す図である。 (a)は水分量検出センサにおける検出素子の配置側の面の構成を示す図、(b)は水分量検出センサにおけるコイル部の配置側の面の構成を示す図、(c)は水分量検出センサを側面から見た場合の構成を示す図である。 (a)は水分量検出センサのコイル部と用紙搬送ガイドとを対向させた状態を示す図、(b)は水分量検出センサのコイル部及び用紙搬送ガイド間の距離と水分量検出センサの発振周波数との関係を示す図、(c)は共振コンデンサとインダクタンスと静電容量からなる概念回路を示す図である。 (a)は水分量検出センサの発振周波数の変化量と水分量との関係を示す図、(b)は水分量テーブルを示す図である。 (a)は水分量検出センサの発振回路部の発振周波数と温度との関係を示す図、(b)は温度テーブルを示す図である。 画像形成装置の搬送路上の用紙の有無、水分量検出センサの測定時間、測定モードを示すタイミングチャートである。 画像形成装置における水分量測定処理を示すフローチャートである。 図9のフローチャートの続きである。
符号の説明
80 水分量検出センサ(検出手段)
301 検出素子
302 発振回路部(発振手段)
303 周波数カウント部(計数手段)
304 通信部
305 コイル部(コイル)
501 用紙搬送ガイド(導体)
502 用紙(媒体)
901 CPU(温度判定手段、水分量判定手段、切替手段)
911 シリアル通信ライン

Claims (11)

  1. 画像形成に用いられる媒体が搬送される搬送路に形成された静電容量領域における媒体の通過の有無に応じた信号を出力する検出手段と、
    前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号に基づき、温度を判定する温度判定手段と、
    前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号と、前記静電容量領域を媒体が通過している状態での前記検出手段の出力信号と、前記温度判定手段により判定された温度に基づき、媒体に含まれる水分量を判定する水分量判定手段と、
    を備えることを特徴とする水分量判定装置。
  2. 前記検出手段は、コイルと、前記コイルに高周波電圧を印加する発振手段と、前記発振手段の発振周波数を計数する計数手段とを備え、
    前記コイルに対し前記搬送路を挟んで所定の距離をおいて配設した導体と前記コイルとの間に静電結合を発生させることで、前記搬送路に前記静電容量領域を形成することを特徴とする請求項1記載の水分量判定装置。
  3. 前記温度判定手段は、前記静電容量領域を媒体が通過していない状態で前記計数手段に
    より計数された第1の発振周波数データに基づき、温度情報格納手段を参照して、温度を
    判定し、
    前記水分量判定手段は、前記第1の発振周波数データと、前記静電容量領域を媒体が通
    過している状態で前記計数手段により計数された第2の発振周波数データと、前記温度判
    定手段により判定された温度に基づき、水分量情報格納手段を参照して、媒体に含まれる
    水分量を判定することを特徴とする請求項2記載の水分量判定装置。
  4. 前記温度情報格納手段は、予め測定された前記検出手段の発振周波数と温度との対応関係を記憶したものであり、
    前記水分量情報格納手段は、予め測定された前記検出手段の発振周波数の変化量と温度及び水分量との対応関係を媒体の種類毎に記憶したものであることを特徴とする請求項3記載の水分量判定装置。
  5. 前記検出手段を動作させる測定時間を切り替える切替手段を更に備え、
    前記検出手段は、前記静電容量領域を媒体が通過していない状態のときは、前記切替手段により切り替えられた第1の測定時間で前記第1の発振周波数データを出力し、前記静電容量領域を媒体が通過している状態のときは、前記切替手段により切り替えられた第2の測定時間で前記第2の発振周波数データを出力することを特徴とする請求項1記載の水分量判定装置。
  6. 前記第2の測定時間は、前記第1の測定時間と同等か又は前記第1の測定時間より長い時間に設定されることを特徴とする請求項5記載の水分量判定装置。
  7. 前記請求項1乃至6の何れかに記載の水分量判定装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記水分量判定装置による水分量判定結果に基づく制御量を画像形成制御にフィードバックすることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置は、プリンタ、複写機、複合機を含む群から選択されることを特徴とする請求項7又は8記載の画像形成装置。
  10. 画像形成に用いられる媒体が搬送される搬送路に形成された静電容量領域における媒体の通過の有無に応じた信号を出力する検出手段を備えた水分量判定装置の制御方法であって、
    前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号に基づき、温度を判定する温度判定ステップと、
    前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号と、前記静電容量領域を媒体が通過している状態での前記検出手段の出力信号と、前記温度判定ステップにより判定された温度に基づき、媒体に含まれる水分量を判定する水分量判定ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  11. 画像形成に用いられる媒体が搬送される搬送路に形成された静電容量領域における媒体の通過の有無に応じた信号を出力する検出手段を備えた水分量判定装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号に基づき、温度を判定する温度判定モジュールと、
    前記静電容量領域を媒体が通過していない状態での前記検出手段の出力信号と、前記静電容量領域を媒体が通過している状態での前記検出手段の出力信号と、前記温度判定モジュールにより判定された温度に基づき、媒体に含まれる水分量を判定する水分量判定モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
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