JP2007156108A - 画像形成装置ならびにトナーエンプティ検出方法 - Google Patents

画像形成装置ならびにトナーエンプティ検出方法 Download PDF

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達也 磯野
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Takashi Harashima
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Abstract

【課題】現像剤中のトナー濃度の低下を確実に検出して、トナーエンプティを的確に判定することが可能な画像形成装置及びトナーエンプティ検出方法を提供する。
【解決手段】磁性体であるキャリアと非磁性体であるトナーとが混合された現像剤を収容する現像器40と、現像器に補給するためのトナ−を蓄えているトナー備蓄手段400と、トナー備蓄手段のトナーを現像器に供給するためのトナー補給手段401と、現像器40に収容された現像剤の透磁率に応じたトナー濃度検出信号を出力するトナー濃度検出センサ53を備えている。トナー濃度検出センサ53のトナー濃度検出信号からトナ−濃度を算出し、時間の経過とともに変動するトナー濃度検出信号の振幅に基づいて、現像器40に収容された現像剤がトナーエンプティかどうかを判定する。
【選択図】 図12

Description

この発明は、二成分現像方式のトナー補給制御を行う画像形成装置ならびにトナーエンプティ検出方法に関する。
従来、この種の画像形成装置では、現像器内のトナー残量が尽きるトナーエンプティの検出方法として、主として光学式のものが知られている。
この光学式の検出手段は、トナーを蓄えているカートリッジの下部もしくはトナー供給口近辺に透明な部材で窓を設け、外部から光を内部トナーに照射し、内部トナーからの反射光を検出することにより、トナーエンプティを判別するものである。
しかし、このような光学式のものでは、トナー検出部のセンサとして、発光および受光素子を組合せ使用するために、コスト高になるうえ、検出部をカートリッジの下部もしくはトナー補給口近辺に設けるために、製作しにくいという難点がある。とくに、光源、窓、反射部材などが汚れないように、頻繁に清掃管理しないと、トナーエンプティの誤検知を招いてしまうなどの種々の欠点があった。
このために、従来より、トナー濃度の低下を検出することでトナーエンプティと判定するものや、比較的低コストで容易に作製できるものとして、トナー補給用のモータの回転数を可変し、最速で一定時間駆動してもトナー濃度が規定に達しないときには、トナーエンプティと判定するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平6−289715号公報 特開平7−209981号公報
ところが、トナー濃度の低下を検出することにより、トナーエンプティを判断する技術では、通常制御する濃度から大きく外れた低い濃度を検出しなければならないから、トナー濃度センサの十分高い感度を確保することが難しく、検出する濃度の誤差が大きくなるなどの要因もあって、実用的には、トナーの濃度の低下から確実にトナーエンプティを判断しにくいという問題が指摘されている。
この発明は、現像剤中のトナー濃度の低下を確実に検出して、トナーエンプティを的確に判定することが可能な画像形成装置ならびにトナーエンプティ検出方法を提供することを課題としている。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)磁性体であるキャリアと非磁性体であるトナーとが混合された現像剤を収容する現像器と、前記現像器に補給するためのトナ−を蓄えているトナー備蓄手段と、前記トナー備蓄手段のトナーを前記現像器に供給するためのトナー補給手段と、前記現像器に収容された現像剤の透磁率に応じたトナー濃度検出信号を出力するトナー濃度検出センサと、前記トナー濃度検出センサより出力されたトナー濃度検出信号からトナ−濃度を算出するとともに、時間の経過とともに変動するトナー濃度検出信号の振幅の大きさに基づいて、現像器に収容された現像剤がトナーエンプティかどうかを判定するトナ−濃度算出手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記トナ−濃度算出手段は、トナー濃度検出信号の振幅が予め定められた所定値以上になった場合にトナーエンプティと判定する前項1に記載の画像形成装置。
(3)前記トナ−濃度算出手段は、トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、所定倍数以上となったときにトナーエンプティと判定する前項1に記載の画像形成装置。
(4)前記トナ−濃度算出手段は、トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、50%増しとなったときにトナーエンプティと判定する前項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)前記トナ−濃度算出手段は、トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、80%増しとなったときにトナーエンプティと判定する前項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記トナ−濃度算出手段によりトナーエンプティと判定されても、前記トナー備蓄手段内に十分にトナーが残っている場合には、トナーエンプティではなく前記トナー補給手段に障害が発生したと判定する前項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)磁性体であるキャリアと非磁性体であるトナーとが混合された現像剤を収容する現像器に、トナー備蓄手段に蓄えられているトナーをトナー補給手段により補給するステップと、前記現像器に収容された現像剤の透磁率に応じたトナー濃度検出信号を出力するステップと、前記出力されたトナー濃度検出信号からトナ−濃度を算出し、かつ時間の経過とともに変動するトナー濃度検出信号の振幅の大きさに基づいて、現像器に収容された現像剤がトナーエンプティかどうかを判定するステップと、を備えたことを特徴とするトナーエンプティ検出方法。
(8)前記トナー濃度検出信号の振幅が予め定められた所定値以上になった場合にトナーエンプティと判定する前項7に記載のトナーエンプティ検出方法。
(9)前記トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、所定倍数以上となったときにトナーエンプティと判定する前項7に記載のトナーエンプティ検出方法。
(10)前記トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、50%増しとなったときにトナーエンプティと判定する前項7〜9のいずれかに記載のトナーエンプティ検出方法。
(11)前記トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、80%増しとなったときにトナーエンプティと判定する前項7〜9のいずれかに記載のトナーエンプティ検出方法。
(12)トナーエンプティと判定されても、前記トナー備蓄手段内に十分にトナーが残っている場合には、トナーエンプティではなく前記トナー補給手段に障害が発生したと判定する前項7〜11のいずれかに記載のトナーエンプティ検出方法。
前項(1)に記載の発明によれば、トナー濃度検出センサから、現像剤の透磁率に応じたトナー濃度検出信号が出力される。現像剤中のトナー濃度が著しく低下すると、通常使用状態での濃度に比較して、攪拌している現像剤の透磁率が大きく変化する。即ち、透磁率の振幅が大きくなり、従ってトナー濃度検出センサから出力されるトナー濃度検出信号の振幅も大きくなる。これは、現像剤の流動性にトナー濃度が関係しており、トナー濃度がある値を下回ると、攪拌される現像剤の流動性が大きく低下するためと考えられる。現像剤の流動性が低下すると、現像剤を攪拌した場合に現像剤が追随しにくくなり、現像剤中の空隙が増大するため、透磁率の時間変化の振幅が大きくなるのである。
つまり、現像剤中のトナー濃度の低下を現像剤の流動性の低下として検出できるから、時間変動する透磁率の振幅の大きさ、換言すればトナー濃度検出センサから出力されるトナー濃度検出信号の振幅の大きさに基づいて、トナーエンプティを確実に判定することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、トナー濃度検出信号の振幅が所定値以上になった場合にトナーエンプティと判定することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、所定倍数以上となったときにトナーエンプティと判定することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、50%増しとなったときにトナーエンプティと判定することにより、さらに確実にトナーエンプティであることを判定することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、80%増しとなったときにトナーエンプティと判定することにより、トナーエンプティであるとの判定の確実性をさらに一段と向上することができる。
前項(6)に記載の発明によれば、トナー備蓄手段内に十分にトナーが残っているにもかかわらず、トナーエンプティと判定されるのを防止できる。
前項(7)に記載の発明によれば、トナー濃度検出センサから出力されるトナー濃度検出信号の振幅の大きさに基づいて、トナーエンプティを確実に判定することができる。
前項(8)に記載の発明によれば、トナー濃度検出信号の振幅が所定値以上になった場合にトナーエンプティと判定することができる。
前項(9)に記載の発明によれば、トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、所定倍数以上となったときにトナーエンプティと判定することができる。
前項(10)に記載の発明によれば、さらに確実にトナーエンプティであることを判定することができる。
前項(11)に記載の発明によれば、トナーエンプティであるとの判定の確実性をさらに一段と向上することができる。
前項(12)に記載の発明によれば、トナー備蓄手段内に十分にトナーが残っているにもかかわらず、トナーエンプティと判定されるのを防止できる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置が適用された電子写真方式のタンデム式フルカラ−複写機を示す概略構成図である。
図1において、このカラー複写機は、概ね、画像形成部Y、M、C、Kの他に、中間転写体8、二次転写ローラ10、および定着装置11を備えている。
前記中間転写体8は、無端ベルトで構成されるとともに、ローラ71,72,73,74に巻きつけられて、反時計方向(矢印方向)へ回転駆動されるようになっている。
前記中間転写体8における左下のローラ72の近傍には、該中間転写体8上の残留トナーなどを除去するクリーナ75が設けられており、また右側のローラ71には、中間転写体8を介して二次転写ローラ10が摺接されている。二次転写ローラ10の上方には、定着装置11が設置されている。
前記ローラ71,72間には、中間転写体8に対して、ローラ72からローラ71に向けて、イエロー画像形成部Y、マゼンタ画像形成部M、シアン画像形成部Cおよびブラック画像形成部Kがこの順序で配置されている。
各画像形成部は、画像形成部Yに代表して符号を付しているように、ドラム形の感光体1を有するとともに、感光体1の周囲には、帯電装置2と、露光装置3と、現像装置4と、一次転写ローラ6と、感光体1上の残留トナーを除去するクリーナ5とがこの順序で配置されている。前記一次転写ローラ6は、中間転写体8を挟んで感光体1に対向配置されている。
上記構成において、画像形成部Yでは、感光体1の回転によってその表面が帯電されたのち、露光装置3により、イエロー(Y)に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、イエローの現像装置4により現像されて可視化されたのち、中間転写体8に一次転写される。
画像形成部Mでは、上記と同様にして、感光体1にマゼンタ(M)トナーの像が形成され、前記中間転写体8のイエロートナー像の上から転写される。
この工程がシアン、ブラックについても繰り返して行われ、中間転写体8上に4色のカラー像が多重形成される。そして、この中間転写体8に形成された4色のトナー像が二次転写ローラ10を介して一括して用紙S上に二次転写される。
トナー像を転写された用紙Sは定着部11に搬送され、この定着部11でトナー像が加熱・定着されたのち機外に排出される。
図2は、前記カラー複写機の電気的構成を示すブロック図である。
図2おいて、各画像形成部Y〜Kにおける帯電装置2には、制御部500の指示のもとに、その画像形成部用の帯電用出力可変電源YPW2、MPW2、CPW2、またはKPW2から、感光体帯電用の所定高電圧が所定のタイミングで印加されるようになっている。
各画像形成部Y〜Kにおける現像装置4の現像ローラ41には、制御部500の指示のもとに、その画像形成部用の現像バイアス電源YPW4、MPW4、CPW4、またはKPW4から所定の現像バイアスが所定のタイミングで印加されるようになっている。
各画像形成部Y〜Kにおける一次転写ローラ6や二次転写ローラ10に対しても、前記制御部500の指示のもとに、各転写ローラ用電源(図示せず)から所定のタイミングでバイアスが印加される。
さらに、各画像形成部Y〜Kにおける露光装置3や、感光体1、現像装置4、一次転写ローラ6、ローラ71〜74を駆動するモータ(図示せず)、二次転写ローラ駆動用モータ(図示せず)、用紙搬送駆動用モータ(図示せず)、トナー補給用モータ402(図6に示す)などの各駆動手段、定着装置11、ヒーターランプ(図示せず)なども前記制御部500の指示のもとに、所定タイミングで動作するようになっている。
また、制御部500は、用紙搬送路の所要位置に配置された用紙検出センサ51、中間転写体8上のトナー濃度を検出するトナー濃度(IDC=Image Density Control)センサ(以下「IDCセンサ」ともいう)52、さらには、現像剤中のトナー濃度を検出する現像剤中トナー濃度検出(Toner Carrier Ratio)センサ(以下「TCRセンサ」ともいう)53、および温度や湿度などを検出するセンサ54などの各入力信号を検出し、カラー複写機の状態を把握して所定の出力部を制御するようになっている。
つぎに、感光体1上の静電潜像を現像する現像装置4における装置本体である各色の現像器40について、以下に説明する。
図3は、現像器40を示す外観斜視図、図4は、図3のX−X線に沿った断面図、図5は、図3のY−Y線に沿った断面図である。
図3〜図5において、トナー補給口45を有する現像器40には、現像剤Wが収容されている。
現像剤Wは、磁性体からなるキャリアと、顔料を混入した樹脂を砕いたり、あるいは成型や重合することにより作成された粉体とからなるトナーとが一定割合で混合されたものである。
この現像剤Wは、現像器40に設けられている攪拌スクリュー43と供給スクリュー42の回転により、使用中は常に攪拌、混合されながら循環されるようになっている。
このようにして均一に混合された現像剤Wは、内部にマグネットを備えた現像ローラ41に送給され、現像ローラ41に対向配置された規制板46により流出時の厚みが規制されており、これにより、現像ローラ41上に均一な薄い現像剤Wの層が形成される。
この層状の現像剤Wは、微視的に見ると、穂状になったキャリアにトナーが混合されている状態である。現像ローラ41には、帯電した感光体1が近接配置されており、両者41,1に電位をかけると、現像ローラ41側のトナーが感光体1の帯電した部分に電気的に吸着され、これにより現像が行われる。
このようにしてトナーが消費された現像剤Wは、再び現像器40に回収され、前述した攪拌、混合のプロセスに戻されて、これが繰り返される。
現像によって消費されたトナーは、トナーを蓄えているカートリッジ400から補給される。
また、現像器40の底部には、前記TCRセンサ53が設けられている。
図6は、トナーカートリッジ400を示す外観斜視図、図7は、図6のZ−Z線に沿った断面図である。
図6および図7において、トナーカートリッジ400は、トナーを収容したカートリッジ本体400Aと、このカートリッジ本体400A内に設けられた補給手段としての搬送スクリュー401と、この搬送スクリュー401を外部から回転駆動するモータ402と、カートリッジ本体400Aの底壁に設けられたトナー補給口403と、前記モータ402の回転軸402aと搬送スクリュー401の回転軸401aとを離脱可能に結合する結合装置404とを備えている。
前記現像作用によって消費されたトナーVは、搬送スクリュー401によりトナー補給口403から必要量取り出されて、現像器40の補給口45より補給される。
トナーVの補給手段としては、各種構成のものが知られているが、この例では、前述したように、搬送スクリュー401をモータ402で一定時間駆動することにより、一定量のトナーを補給するようになっている。
必要なトナーの補給量は、前記制御部500により、画像情報から消費するトナー量を計算したり、現像器40に備えられたTCRセンサ53の検出結果などから不足しているトナー量を求めたりして算出される。
また、必要な量だけ実際にトナーを補給するためのトナー補給用モータ402の駆動制御も制御部500よって行われる。
つぎに、TCRセンサ53について、簡単に説明する。
図8は、TCRセンサ53を示す電気的構成図である。
図8において、TCRセンサ53は、基本的には、コイルのインダクタンス成分を利用して透磁率を検知するものがあるが、ここでは、差動トランス61を使用した例を示してある。
このTCRセンサ53は、差動トランス61と、この差動トランス61の1次コイル61aに接続されて、高周波を印加する高周波発振部62と、差動トランス61の一対の2次コイル61b,61cに接続された位相検出回路64とを備えている。
この位相検出回路64の一方の入力端には、前記差動トランス61の一方の2次コイル61bの出力電圧が増幅器63を介して印加されるようになっており、位相検出回路64の他方の入力端には、前記差動トランス61の1次コイル61aの電圧が印加されるようになっている。
なお、Vanaは位相検出回路64の出力換言すればセンサ出力であり、この出力はトナー濃度検出信号となる。VcontはTCRセンサ53に対するコントロール入力であり、前記高周波の周期を可変させる機能をもっている。
上記構成において、高周波発信部62による高周波電圧を差動トランス61の1次コイル61aに印加すると、2次コイル61b,61cの各両端にも、前記高周波と同じ周波数の電圧が発生する。このとき発生する高周波電圧の位相は、フェライトコアFの透磁率M2を基準として、現像剤Wの透磁率M1に応じて進んだり遅れたりする。
このため、差動トランス61の1次コイル61aに印加した高周波電圧と、2次コイル61b,61cで発生した電圧を合成した出力が位相検出回路64に入力されると、両者の位相差をアナログ出力に変換した出力Vanaが位相検出回路64から出力される。
この出力Vanaを測定することにより、制御部500が現像剤Wのトナー濃度を算出するとともに、後述するようなトナーエンプティかどうかの判定を行う。
また、TCRセンサ53に対するコントロール入力Vcontにより、高周波発振部62の高周波電圧の発振周期を可変させれば、検出する透磁率(トナー濃度)の感度領域を図9に示すように、変えることができる。
図9では、コントロール入力Vcontの電圧を、例えば3段階(low、middle、high)に可変設定した時に、同一のセンサ出力Vanaであっても、トナー濃度が異なっている状態を示している。
ところで、現像剤Wは、前述したように磁性体のキャリアと非磁性体のトナ−との混合物であって、トナーの濃度が変わると、トナーの濃度に比例してかさ密度が変化する。このかさ密度に応じて変化する現像剤Wの透磁率を前記TCRセンサ53で検出することにより、トナー濃度を求めることができるのである。
なお、現像剤中のTCRセンサ53の検出面には、図10に示すように、攪拌、循環されている現像剤Wが接しており、検出面付近では現像剤Wの滞留がないように攪拌スクリュー43に取り付けられた清掃部材(マイラー)47により、撹拌スクリュー43の回転毎に清掃されるようになっている。
このため、TCRセンサ53の出力は、この清掃部材47で表面が清掃される周期で変化する(図11参照)。
この出力の周期変化は、現像剤W中のトナー濃度を反映したかさ密度の変化ではなく、清掃部材47により現像剤WがTCRセンサ53の表面を押し付けるために、清掃部材47の通過直後に瞬間的に現像剤Wに空隙が生じたりすることによる現像剤Wのかさ密度変化によるものである。
このため、このTCRセンサ53の出力Vanaの振幅は、現像器40の構成や清掃部材47をTCRセンサ53の表面に押し付ける強さにより変わり、その他、現像剤Wの流動性などの物理的な特性により影響を受けて変動する。
次に、現像器40におけるトナーエンプティの検出処理について説明する。
(第1の例)
図12は、図1に示したカラー複写機の制御部500で実行されるトナーエンプティ検出処理の流れを示すフローチャートである。
この処理の目的は、トナーエンプティの判定であって、印字中などのトナー濃度を検出している時は、常にこの処理が実行される。
機能としては、先に述べた清掃部材(マイラー)47によりTCRセンサ53の表面を清掃した際に、これに伴う出力変化の一周期毎の出力の最大値maxと最小値minとを求め、その差と定数V0とを比較して判定することである。
図12において、検出処理で使用する変数は初期化時に初期値(一般的に0)が代入される。
ステップS101では、カウンタiが定数n未満(i<n)か否かを判断し、i<nであれば(ステップS101でYES)、ステップS102では、カウンタiをインクリメントしたのち(i=i+1)、ステップS103に進む。i<nでなければ(ステップS101でNO)、ステップS109に進む。
ステップS109では、i=0とし、新たにTCRセンサ53の出力値Vanaがmaxに代入され、Vanaがminに代入されたのち終了する。
一方、ステップS103では、前記TCRセンサ53の出力値Vanaが変数maxを越えているか(max<Vana)否かを判断する。max<Vanaであれば(ステップS103でYES)、ステップS104では、新たにVanaがmaxに代入され(max=Vana)、ステップS105に進む。max<Vanaでなければ(ステップS103でNO)、ステップS107に進む。
ステップS107では、前記TCRセンサ53の出力値Vanaが変数min未満であるか(min>Vana)か否かを判断し、min>Vanaであれば(ステップS107でYES)、ステップS108では、新たにVanaがminに代入され(min=Vana)、ステップS105に進む。min<Vanaでなければ(ステップS107でNO)、そのままステップS105に進む。
その後、ステップS105では、前記TCRセンサ53の出力値Vanaの最大値maxと最小値minとの差(max−min)が定数V0を越えているか(max−min>V0)否かを判断する。
max−min>V0であれば(ステップS105の判断がYES)、ステップS106では、トナーエンプティであると判定して終了する。max−min>V0でなければ(ステップS105の判断がNO)、トナーエンプティでないのでそのまま終了する。
前記max−min>V0でトナーエンプティと判定する場合、前記TCRセンサ53の出力波形の周期をT(攪拌スクリュー43の攪拌周期)、TCRセンサ53の出力値Vanaのサンプリング時間をtとしたとき、n≧(T/t)回、すなわち、トナー濃度検出センサ53の出力波形の少なくとも一周期分繰り返すことで、該TCRセンサ53の出力波形の振幅が所定以上になったか否かを判断することができる。
なお、nは(T/t)以上であればかまわないが、あまり大きい値をとると、平均的な出力変動を周期ごとの振幅と見なしてしまうので、せいぜい数周期分の数値に留めておくのが妥当である。
図11および図13は、TCRセンサ53の実際の出力波形のグラフである。
図11および図13において、縦軸がTCRセンサ53の出力(V)、横軸が時間である(図11では、出力波形が明瞭に分かるが、図13での出力波形が潰れているのは、横軸の時間のスケールが異なっているためである)。
トナーエンプティとなり、トナーが補給されずに現像剤W中のトナー濃度が低下すると、ある時点でTCRセンサ53の出力波形の振幅が大きくなることが分かる(図13では、出力が低下した部分Aで、振幅が大きくなっている)。
これはTCRセンサ53として、例えば日立金属(株)製のセンサ(5T142)を使った基準出力が2.6Vの場合である。
この場合、現像器40の構成にもよるが、通常制御するトナー濃度では、TCRセンサ53の出力の振幅は、略0.5V程度(これを基準出力時の平均振幅とする)であるが、トナー濃度が大きく低下すると、1V以上にもなることが分かった。
なお、図13では、通常の出力の振幅が約0.3V程度にしか見えないが、これは測定器のレコーダーが出力に追随していないためである。
トナー濃度とTCRセンサ53の出力とその出力の振幅の関係を図14のグラフに示してある。同図においてリップルとはセンサ出力値の振幅を意味する。また、図20の表1は、実際のカラー複写機で得られたデータである。
これにより、TCRセンサ53の出力の平均の振幅が0.7Vから0.9Vのあたりでトナー残量判定が不可能(×)、つまりトナーエンプイティと判断されることになる。
これは基準出力が2.6Vの場合であって、他の条件では数値が異なる。このため、トナーエンプティ判断基準は、基準出力時の平均振幅である出力波形の平均振幅に対して50%増しとするのが良く、さらに望ましくは80%増しのときとするのが良い。
なお、図12のフローチャートでは、一周期毎のセンサ出力時の最大値と最小値の差を毎回判定していたが、アナログ出力値につきもののノイズによる誤検出を防ぐために、複数周期の振幅の平均をとって判定するようにしてもよい。
また、図12に示したフローチャートでは、TCRセンサ53の出力値を検出するたびに最大値と最小値の差を判定していたが、これも一周期に相当する時間が経過してから最後に一回判定する制御でも問題ない。
さらに、図12のフローチャートは、制御の一例を示したにすぎないので、この方法に限定される必要はない。CPUの処理性能、現像器40やTCRセンサ53の構成や取り付け位置などにより適切な処理方法に変えてもかまわない。これらは以下の実施例に関しても同様である。
(第2の例)
前記の例では、トナーエンプティの判断基準を、振幅の電圧の絶対値で規定したが、カラー複写機には、TCRセンサ53の感度や使用環境、あるいは現像剤Wのロットなど違いにより、TCRセンサ53の出力の振幅の大きさにはばらつきが生じる。この例では、そのばらつきを改善可能となる。
図15は、別のトナーエンプティ検出処理の流れを示すフローチャートである。
この処理は、ステート(ST)処理になっており、各色毎に別々に制御される。
まず、ステップS201では、トナーカートリッジ400が新品であるか否かを判断し、トナーカートリッジが新品であれば(ステップS201でYES)、ステップS202では、ステートカウンタがクリアされる。トナーカートリッジが新品でなければ(ステップS201でNO)、ステップS203では、ステートの状態を判断する。
ステート0(ST=0)であれば、ステップS204に進み、印字枚数カウント用のカウンタをクリアして、ステートカウンタを1インクリメントする(ST=1)。
ステート1であれば(ST=1)、ステップS205では、ステート0でクリアされたカウンタを用いて印字枚数が10枚になったか(プリントしたか)否かを判断し、印字枚数が10枚になってなければ(ステップS205でNO)、そのまま終了する。
印字枚数が10枚になれば(ステップS205でYES)、TCRセンサ53の出力変動の振幅の標準値VSTとカウンタi,jをクリアし(VST=0、i,j=0)、Vanaが変数max,minに代入され(max=Vana、min=Vana)、ステートを2にして(ST=2)から、終了する。
このように、印字枚数が10枚になるまで待つのは、トナーエンプティ時に新品のトナーカートリッジ400を装着した直後では、トナー濃度が低下している可能性があり、現像剤Wのトナー濃度が安定するのを待つためである。
ステップS203で、ステート2(ST=2)であれば、図16のステップS207に進む。
ステップS207では、現像剤Wのトナー濃度センサ53の出力の一周期毎の出力変動の振幅値カウンタjが定数m回未満であるか(j<m)否かを判断する。
j<mであれば(ステップS207でYES)、ステップS208では、カウンタiが定数n未満か(i<n)否かを判断し、i<nでなければ(ステップS208でNO)、ステップS211に進む。
i<nであれば(ステップS208でYES)、ステップS209では、最大値max、最小値minの設定処理を行った後、ステップS210では、前記カウンタiをインクリメントして(i=i+1)、終了する。
一方、ステップS211では、検出されたトナー濃度が目標値(所定値)から±1.5%以内か否かを判断し、トナー濃度が目標値から±1.5%以内でなければ(ステップS211でNO)、ステップS213に進む。
トナー濃度が目標値から±1.5%以内であれば(ステップS211でYES)、ステップS212では、TCRセンサ53の出力変動の振幅の標準値Vstに、最大値maxと最小値minの差を加える〔Vst=Vst+(max−min)〕。さらに、カウンタjをインクリメントする(j=j+1)。
ついで、ステップS213では、Vanaが最大値maxに代入(max=Vana)され、Vanaが最小値minに代入され、前記カウンタiをクリアしてリターンする。
j<mでなければ(ステップS207でNO)、ステップS214では、TCRセンサ53の出力変動の振幅の標準値Vst=Vst/mとする。つまり、振幅値jのm回分の値の平均値を求め、これをVstに代入する。このときの定数nは前述の第1の例で示した定数nと同様の考え方で求めた値であり、一方、定数mは10程度が妥当である。そして、カウンタをクリア(j=0)、ST=3として終了する。
ステップS203で、ステート3(ST=3)であれば、図17のステップS215に進む。
ステップS215では、カウンタiが定数n未満か(i<n)否かを判断し、i<nでなければ(ステップS215でNO)、ステップS218に進む。
i<nであれば(ステップS215でYES)、ステップS216で、最大値max、最小min値の設定処理を行った後、ステップS217では、前記カウンタiをインクリメントして(i=i+1)、リターンする。
ステップS218では、TCRセンサ53の出力の振幅の最大値maxtと最小値minとの差が、ステート2で得られた新品のトナーカートリッジ400の装着時の標準的な振幅値Vstの所定倍(a倍)を越えているか(max−min>a・Vst)否かを判断する。
max−min>a・Vstでなければ(ステップS218でNO)、ステップS220に進む。max−min>a・Vstであれば(ステップS218でYES)、ステップS219では、トナーエンプティと判定し、ステップS220で前記カウンタiをクリアしたのち(i=0)、終了する。
第1の例に示したように、実際のセンサの出力波形の知見によると、通常制御するトナー濃度に比べて濃度が大きく低下した場合では、TCRセンサ53の出力波形の振幅は2倍近にもなることがわかった。
そこで、実際のカラー複写機において、トナー濃度が低下した場合に前記出力波形の振幅がどの程度大きくなるかを、新品カートリッジ400を交換した直後の振幅の平均値を基準にして図21の表2にまとめた。
このデータに基づき、新品のトナーカートリッジ400に交換した直後に検出した出力波形の平均振幅に対して1.5倍、好ましくは1.8倍を基準とするのがよい。
つぎに、最大値、最小値設定処理(ステップS209,ステップS216)のサブルーチンを図18のフローチャートを参照して説明する。
図18において、ステップS301では、TCRセンサ53の出力Vanaが最大値maxを超えているか(Vana>max)否かを判断し、Vana>maxであれば(ステップS301でYES)、ステップS304では、出力値Vanaをmaxに代入して(max=Vana)、リターンする。Vana>maxでなければ(ステップS301でNO)、ステップS302に進む。
ステップS302では、TCRセンサ53の出力Vanaが最小値min未満か(Vana<min)否かを判断し、Vana<minでなければ(ステップS302でNO)、そのままリターンする。Vana<minであれば(ステップS302でYES)、ステップS303では、出力値Vanaをminに代入して(min=Vana)リターンする。
(第3の例)
次に、別のトナーエンプティ検出処理の流れを図19のフローチャートを参照して説明する。
図12のフローチャートでは、TCRセンサ53の出力から得られた値と基準値を比較し、上回った場合は、直ちにトナーエンプティと判断していたが、この例は、トナーニアエンプティでない場合、つまり、トナーカートリッジ400内に明らかにまだ十分にトナーが残っていると判断されるときは、トラブルと判断するものである。
なお、トナーニアエンプティを検出する方法は、光学センサもしくはドットカウントを用いるもの、あるいは、トナー補給モータの積算駆動時間から補給したトナーの延べ量を予想するものなど、各種手段を採用可能である。
図19において、制御で使用する変数は初期化時に初期値(一般的に0)が代入される。
ステップS401では、カウンタiが定数n未満(i<n)か否かを判断し、i<nであれば(ステップS401でYES)、ステップS402では、カウンタiをインクリメントしてから(i=i+1)、ステップS403に進み、i<nでなければ(ステップS401でNO)、ステップS411に進む。
ステップS411では、i=0とし、新たにTCRセンサ53の出力値Vanaをmaxに代入し、Vanaをminに代入してから終了する。
ステップS403では、前記TCRセンサ53の出力値Vanaが変数maxを越えているか(max<Vana)否かを判断する。max<Vanaであれば(ステップS403でYES)、ステップS404では、新たにVanaをmaxに代入し(max=Vana)、ステップS405に進む。max<Vanaでなければ(ステップS403でNO)、ステップS408に進む。
ステップS408では、前記TCRセンサ53の出力値Vanaが変数min未満であるか(min>Vana)か否かを判断し、min> Vanaであれば(ステップS408でYES)、ステップS409では、新たにVanaをminに代入し(min=Vana)、ステップS405に進み、min<Vanaでなければ(ステップS208でNO)、そのままステップS205に進む。
その後、ステップS405では、前記TCRセンサ53の出力値Vanaの最大値maxと最小値minとの差(max−min)が定数V0を越えているか(max−min>V0)否かを判断する。max−min>V0であれば(ステップS405でYES)、ステップS406に進む。max−min>V0でなければ(ステップS405の判断がNO)、そのまま終了する。
ステップS406では、トナーニアエンプティか否かを判断し、トナーニアエンプティであれば(ステップS406でYES)、ステップS407でトナーエンプティと判定して終了する。
トナーニアエンプティでなければ(ステップS406でNO)、ステップS410で、トナー補給系に障害が発生したと判定して処理を終了する。
なお、図19のフローチャートのトナーエンプティ検出方法は、図12のフローチャートに示す方法に基づいたものであるが、他の検出方法でも、トナーエンプティの判断処理の部分を修正するだけであり、同様に検出を行うことができる。
また、各例では、TCRセンサ53の出力の一周期毎に判定をするようにしたが、数周期分の振幅値を平均化したものでもかまわない。
また、いずれの例でも、そのフローチャートの検出方法に限定されるものではない。
さらに、判定に用いる値や定数は実施例に限定されるものではなく、画像形成装置の構成や使う部品に応じて、適時、更新してもかまわない。
また、TCRセンサ53の取付け位置は、図4のように攪拌の現像器40の中央上向きに取り付けたものに限定されるものではなく、正確に透磁率が検出できるのであれば、取付け位置を任意に変更可能である。
さらに、画像形成装置としては、フルカラー/モノクロの複写機、プリンタ、FAX、これら複合機などどれにでも適用できることは勿論である。
この発明の一実施形態にかかる画像形成装置が適用されたカラー複写機を示す概略構成図である。 同じくカラー複写機の電気的構成を示すブロック図である。 現像器を示す外観斜視図である。 図3のX−X線に沿った断面図である。 図3のY−Y線に沿った断面図である。 トナーカートリッジの概要を示す外観斜視図である。 図6のZ−Z線に沿った断面図である。 現像器のTCRセンサを示す電気回路図である。 TCRセンサのコントロール電圧(Vcont)を変えたときの出力特性を示す図である。 現像器におけTCRセンサ近傍の断面図である。 TCRセンサの実際の出力の推移を示すグラフである。 トナーエンプティの検出処理の流れを示すフローチャートである。 TCRセンサの実際の出力低下部分を示すグラフである。 トナー濃度、TCRセンサの出力値、TCRセンサの出力波形の振幅の関係を示すグラフである。 トナーエンプティの別の検出処理の流れを示すフローチャートである。 図15のステート2の流れを示すフローチャートである。 図15のステート3の流れを示すフローチャートである。 最大値、最小値設定処理の流れを示すフローチャートである。 トナーエンプティの別の検出処理の流れを示すフローチャートである。 TCRセンサで得られた出力の振幅データを示す表である。 トナー濃度低下時のTCRセンサ出力の振幅変化を示す表である。
符号の説明
40 現像器
53 TCRセンサ(トナー濃度検出センサ)
400 トナーカートリッジ(トナー備蓄手段)
401 搬送スクリュー(トナー補給手段)
500 制御部(トナー濃度算出手段)
W 現像剤

Claims (12)

  1. 磁性体であるキャリアと非磁性体であるトナーとが混合された現像剤を収容する現像器と、
    前記現像器に補給するためのトナ−を蓄えているトナー備蓄手段と、
    前記トナー備蓄手段のトナーを前記現像器に供給するためのトナー補給手段と、
    前記現像器に収容された現像剤の透磁率に応じたトナー濃度検出信号を出力するトナー濃度検出センサと、
    前記トナー濃度検出センサより出力されたトナー濃度検出信号からトナ−濃度を算出し、かつ時間の経過とともに変動するトナー濃度検出信号の振幅の大きさに基づいて、現像器に収容された現像剤がトナーエンプティかどうかを判定するトナ−濃度算出手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナ−濃度算出手段は、トナー濃度検出信号の振幅が所定値以上になった場合にトナーエンプティと判定する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナ−濃度算出手段は、トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、所定倍数以上となったときにトナーエンプティと判定する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナ−濃度算出手段は、トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、50%増しとなったときにトナーエンプティと判定する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記トナ−濃度算出手段は、トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、80%増しとなったときにトナーエンプティと判定する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記トナ−濃度算出手段によりトナーエンプティと判定されても、前記トナー備蓄手段内に十分にトナーが残っている場合には、トナーエンプティではなく前記トナー補給手段に障害が発生したと判定する請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 磁性体であるキャリアと非磁性体であるトナーとが混合された現像剤を収容する現像器に、トナー備蓄手段に蓄えられているトナーをトナー補給手段により補給するステップと、
    前記現像器に収容された現像剤の透磁率に応じたトナー濃度検出信号を出力するステップと、
    前記出力されたトナー濃度検出信号からトナ−濃度を算出し、かつ時間の経過とともに変動するトナー濃度検出信号の振幅の大きさに基づいて、現像器に収容された現像剤がトナーエンプティかどうかを判定するステップと、
    を備えたことを特徴とするトナーエンプティ検出方法。
  8. 前記トナー濃度検出信号の振幅が所定値以上になった場合にトナーエンプティと判定する請求項7に記載のトナーエンプティ検出方法。
  9. 前記トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、所定倍数以上となったときにトナーエンプティと判定する請求項7に記載のトナーエンプティ検出方法。
  10. 前記トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、50%増しとなったときにトナーエンプティと判定する請求項7〜9のいずれかに記載のトナーエンプティ検出方法。
  11. 前記トナー濃度検出信号の振幅が、新品の前記トナー備蓄手段から現像器内にトナーが充分に補給された時点の平均振幅に対して、80%増しとなったときにトナーエンプティと判定する請求項7〜9のいずれかに記載のトナーエンプティ検出方法。
  12. トナーエンプティと判定されても、前記トナー備蓄手段内に十分にトナーが残っている場合には、トナーエンプティではなく前記トナー補給手段に障害が発生したと判定する請求項7〜11のいずれかに記載のトナーエンプティ検出方法。
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JP2020190700A (ja) * 2019-05-24 2020-11-26 シャープ株式会社 画像形成装置及び画像形成装置における現像剤の状態検出方法

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