JP2010191249A - 画像形成装置、トナー濃度算出方法、及びトナー濃度算出プログラム - Google Patents

画像形成装置、トナー濃度算出方法、及びトナー濃度算出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤の攪拌手段の攪拌速度にばらつきがあっても、現像剤収容部内のトナー濃度の変化を正確に把握する。
【解決手段】濃度センサ50からの出力信号に応じて現像剤収容部41中のトナー濃度を算出するトナー濃度算出手段52を備え、トナー濃度算出手段52では、濃度センサ50の出力信号の経時変化データから、この経時変化データに含まれる変動の周期を1サイクル毎に決定し、前記各サイクル毎に前記トナー濃度を算出する。
【選択図】図9

Description

本発明はトナー濃度を検出する検出手段を備えた画像形成装置、そのトナー濃度算出方法、及びトナー濃度算出プログラムに関するものである。
複合機や複写機等の画像形成装置では、従来から、トナーと磁性のキャリアとで構成される二成分現像剤が広く用いられている。感光体の潜像をトナーで現像すると、二成分現像剤からトナーのみが消費されてキャリアは消費されないので、二成分現像剤におけるトナーの比率、換言すればトナー濃度が徐々に低下する。従って、このトナー濃度を検知するセンサを、二成分現像剤を収容している現像器に取り付けて、トナー濃度が低下した場合には、トナー補給手段(ホッパーやトナーカートリッジ等)から現像器へトナーを補給するように制御を行っている。そして、このような制御によって、画像形成装置でプリントした画像が、一定の濃度(品質)を維持できるようにしている。
現像器の内部には、トナー補給手段から補給されたトナーを感光体側へ搬送し、且つトナーとキャリアとを均一に混合させるための攪拌手段が備えられている。攪拌手段としては、スクリューやパドルなどの攪拌片をシャフトの回りに取り付けて、この攪拌片をシャフトとともに回転させるタイプのものが従来から広く用いられている。
この攪拌片の回転によってトナーが攪拌、搬送されると、攪拌片における回転(進行)方向側とその反対側とでは、トナーの嵩密度に差異が生じるから、トナー濃度センサが取り付けられた位置の近傍を攪拌片が通過するときに、トナー濃度センサの出力値が変動する。つまり、トナー消費もトナー補給も全く行わず、現像剤におけるトナーとキャリアの比率が変わらない場合でも、トナー濃度センサの近傍を攪拌片が通過すると、見掛け上、トナーの濃度が変化するので、攪拌手段の動作を考慮しなければ、正確なトナーの濃度を把握することができなかった。
そこで、特許文献1や特許文献2では、透磁率の変化によってトナー濃度を検知するセンサを用いて、センサの出力信号が、攪拌手段の攪拌周期(攪拌速度)に関連して変動することに着目し、簡単にトナー濃度を算出する方法を提案している。
特許文献1では、攪拌手段によってトナー濃度センサの出力の経時変化に現れる周期的な小さい変動(以下、この周期的な小さい変動をリップルと記載する)が正弦波になり、この正弦波の周期が攪拌手段の攪拌周期に一致していることから、攪拌手段の単位時間当たりの回転数(設定値)を用いてリップル周期を計算し、リップル周期の半分をセンサ出力の読み取り周期にしている。そして、読み取り周期内の3点以上の出力の平均値を求めて、この値からトナー濃度を算出している。
特許文献2では、トナー濃度センサの出力に現れるリップル波形の最大値と最小値を検出し、この最大値と最小値の平均値からトナーの濃度を算出している。
特開2003−57938号公報 特開2000−66502号公報
しかしながら、単位時間当たりの回転数を設定して攪拌手段を回転駆動させていても、実際には、その攪拌速度(攪拌周期)が攪拌毎に変動することがある。加えて、攪拌部材やその周辺部材の経時変化や劣化、現像器のユニット交換等によっても攪拌速度が変化する可能性がある。
従って、特許文献1のように、あらかじめ設定されている攪拌手段の回転数から、リップル周期を算出する方式では、算出されたリップル周期と実際のリップル周期とが一致しない場合がある。その結果、平均値を計算するための読み取り周期が実際のリップル波形からずれ、読み取り周期の出力から平均値を計算しても、各リップルのトナー濃度を正確に把握することができないという問題がある。
ところで本発明者の実験によると、トナー濃度を検出するセンサとして、トナー濃度に応じて発信周波数が変化する方式のセンサを採用すると、前記リップル波形が正弦波にならず、また、各リップル波形の最大値や最小値にもリップル毎のばらつき(トナー消費とは関係しないばらつき)が含まれることがわかった。従って、このような発信周波数の変化を利用するセンサの出力信号に対して、特許文献1や特許文献2のような平均値の算出方法でトナー濃度を求めても、各リップル周期の平均値を正確に得ることができず、また、平均値自体がリップル毎に大きくばらつくので、トナー濃度の変化を把握し難いという問題もある。
本発明は、上記問題を解消するものであり、現像剤の攪拌手段の攪拌速度にばらつきがあっても、現像剤収容部内のトナー濃度の変化を正確に把握することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明における画像形成装置は、トナーとキャリアとが混合された現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部中の前記現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部に設けた濃度検出手段と、前記濃度検出手段からの出力信号に応じて前記現像剤収容部中のトナー濃度を算出するトナー濃度算出手段とを備えた画像形成装置において、前記トナー濃度算出手段では、前記濃度検出手段の出力信号の変動の周期を1サイクル毎に決定し、前記各サイクル毎に前記トナー濃度を算出することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記トナー濃度算出手段では、前記変動の周期の各サイクル毎に位相を決定し、各サイクル毎に位相の開始位置から所定の範囲を経過した位置の前記出力信号を代表値として取り出し、各サイクル毎に取り出された前記代表値に基づいてトナー濃度を算出することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記トナー濃度算出手段では、前記変動の周期の各サイクルの所定の位相角のデータを前記代表値として取り出し、前記代表値から前記サイクル毎に前記トナー濃度を算出することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記トナー濃度算出手段では、前記変動における減少から増大に向かう立上がり位置、または増大から減少に向かう立下り位置を検出することによって、前記変動の周期を1サイクル毎に決定していることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記濃度検出手段は、前記現像剤における前記トナーの比率に応じて発信周波数が変化する方式のセンサであり、前記センサは発信周波数に対応したパルス信号を出力することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項2から5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記トナー濃度算出手段は、前記変動から決定された1サイクルの周期または画像形成のシステム速度に応じて、前記各サイクルから前記代表値を取り出すべき位置を変更可能に構成されていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項2から6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記トナー濃度算出手段では、複数のサイクルの前記代表値の平均から前記トナー濃度を算出することを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記トナー濃度算出手段では、新たな1サイクルの周期が決定すると、この新しく決定されたサイクルの前記代表値を加え且つ先に平均を計算した複数のサイクルのうちの最も古いサイクルの前記代表値を外して平均を再計算し、前記トナー濃度を更新することを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれかに記載の画像形成装置において、前記トナー濃度算出手段では、前記変動の周期よりも短い周期のノイズを除去するように平滑化処理した後に、1サイクル毎の周期を決定するように構成したことを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置において、前記トナー濃度算出手段では、前記トナー濃度の算出を、メインスイッチが入れられた後の初期動作時、画像安定化処理動作時、印刷動作時のうちの、少なくともいずれか1つの動作のタイミングで実行することを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明におけるトナー濃度算出方法は、トナーとキャリアとが混合された現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部中の前記現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部に設けた濃度検出手段と、前記濃度検出手段からの出力信号に応じて前記現像剤収容部中のトナー濃度を算出するトナー濃度算出手段とを備えた画像形成装置のトナー濃度算出方法であって、前記濃度検出手段の出力信号の変動の周期を1サイクル毎に決定するステップと、前記各サイクル毎に前記トナー濃度を算出するステップとを備えていることを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明におけるトナー濃度算出プログラムは、トナーとキャリアとが混合された現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部中の前記現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部に設けた濃度検出手段と、前記濃度検出手段からの出力信号に応じて前記現像剤収容部中のトナー濃度を算出するトナー濃度算出手段とを備えた画像形成装置に、前記濃度検出手段の出力信号の変動の周期を1サイクル毎に決定するステップと、前記各サイクル毎に前記トナー濃度を算出するステップとを実行させることを特徴とするものである。
請求項1、11、及び12に記載の発明によれば、トナー濃度算出手段で、濃度検出手段の出力信号の変動の周期を1サイクル毎に決定し、前記各サイクル毎に前記トナー濃度を算出しているから、攪拌手段の攪拌速度のばらつき等に起因して、前記変動の周期が一定になっていなくても、変動の1つのサイクルの周期を正確に把握できる。そして、各サイクル毎にトナー濃度を算出しているから、トナー濃度の変化を確実に検出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、サイクルの位相の開始位置から所定の範囲を経過した位置の出力信号を代表値とし、この代表値に基づいて各サイクル毎にトナー濃度を算出しているから、各サイクルの周期が変動しても、各サイクルのトナー濃度を確実に把握することができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記変動の各サイクルの所定の位相角のデータを代表値として取り出す、つまり、各サイクルの周期が変化しても、各変動の波形の同じ位相角から代表値を取り出すから、各サイクルの周期の変化をキャンセルしてトナー濃度を検出し、その変化を把握することができる。
請求項4に記載の発明によれば、出力信号の変動における立上がり位置または立下り位置を検出することで、各サイクルの実際の周期を確実に決定することができる。
請求項5に記載の発明のように、トナーの比率に応じて発振周波数が変化する方式のセンサを採用すると、出力信号に含まれる変動の波形が正弦波にならなかいことがわかっているが、請求項1に記載した発明では、前記変動の周期を1サイクル毎に決定するようにしてトナー濃度を算出しているから、変動の波形の乱れによる影響をキャンセルすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、出力信号の変動から決定された1サイクルの周期または画像形成のシステム速度に応じて、前記各サイクルから前記代表値を取り出すべき位置を変更可能に構成しているから、攪拌速度がばらついて変動の形状や周期が変化しても、代表値として最適な出力信号を取り出すことが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、複数のサイクルの代表値の平均に基づいて前記トナー濃度を算出するから、1サイクル毎の攪拌性の誤差によるトナー濃度のばらつきを防止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、新しく決定されたサイクルの前記代表値を加え且つ先に平均を計算した複数のサイクルのうちの最も古いサイクルの前記代表値を外して平均を再計算し、先に算出されたトナー濃度の値を更新するようにしているから、1サイクル毎の攪拌性の誤差によるトナー濃度のばらつきを防止しながら、最新のトナー濃度を検出することができる。
請求項9に記載の発明によれば、前記変動を平滑化処理し、変動の周期よりも小さい周期の波形(ノイズ)を除去しているから、出力信号の変動から精度よく各サイクルの周期を算出することができる。
請求項10に記載の発明によれば、トナー濃度の算出を、メインスイッチが入れられた後の初期動作時、画像安定化処理動作時、印刷動作時のうちの、少なくともいずれか1つの動作のタイミングでトナー濃度算出手段が実行されるから、トナーを消費する可能性があるときに確実にトナー濃度を把握することができる。
実施形態の画像形成装置の概略側面図である。 現像器の外観斜視図である。 図2のIII-III線矢視断面図である。 図2のIV−IV線矢視断面図である。 TCRセンサの出力信号から得られた発振周波数値とトナー濃度との関係を示すグラフである。 コントローラの構成を示すブロック図である。 TCRセンサの出力信号の経時変化データである。 TCRセンサの出力信号の他の経時変化データである。 トナー濃度算出方法を示すフローチャートである。 トナー補給制御を示すフローチャートである。 トナー濃度算出方法の変形例のフローチャートである。 トナー濃度算出方法の他の変形例のフローチャートである。 トナー濃度算出方法の他の変形例を説明するTCRセンサの出力信号の経時変化データである。 トナー濃度算出方法の他の変形例を説明するTCRセンサの出力信号の経時変化データである。 トナー補給制御を実行するタイミングを示すフローチャートである。
以下に、本願発明を画像形成装置の一例であるタンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、画像形成装置1と称する)に適用した実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、本願発明は、カラープリンタに限定するものではなく、モノクロプリンタに適用してもよい。
まず、図1を参照しながら、画像形成装置1の概要を説明する。図1に示すように、実施形態の画像形成装置1は、その筺体2内に、大別して画像プロセス装置3、給紙装置4、及び定着装置5等を備えている。詳細は図示していないが、画像形成装置1は、例えばLANといったネットワークに接続されていて、外部端末(図示省略)からの印刷指令を受け付けると、当該指令に基づいて印刷を実行するように構成されている。
筺体2内の中央部に位置する画像プロセス装置3は、像担持体の一例である感光体13上に形成されたトナー像を記録材Pに転写する役割を担うものであり、中間転写ベルト6、及びイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色に対応する計4つの作像部7等を備えている。なお、図1では説明の便宜上、各作像部7に、再現色に応じて符号Y,M,C,Kを添えている。
中間転写ベルト6のうち駆動ローラ8に巻き掛けられた部分の外周側には、二次転写ローラ10が配置されている。二次転写ローラ10は、中間転写ベルト6に当接していて、中間転写ベルト6と二次転写ローラ10との間(当接部分)が二次転写領域である二次転写ニップ部11になっている。二次転写ローラ10は、中間転写ベルト6の回転に伴って、又は二次転写ニップ部11に挟持搬送される記録材Pの移動に伴って図1の時計方向に回転する。
中間転写ベルト6のうち従動ローラ9に巻き掛けられた部分の外周側には、転写ベルトクリーナ12が配置されている。転写ベルトクリーナ12は、中間転写ベルト6上に残留する未転写トナーを除去するためのものであり、中間転写ベルト6に当接している。
4つの作像部7は、中間転写ベルト6の下方において、図1の左からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に、中間転写ベルト6に沿って並べて配置されている。各作像部7は、図1の時計方向に回転駆動する像担持体の一例としての感光体13を備えている。感光体13の周囲には、図1における時計回りの回転方向に沿って順に、帯電器14、現像部15、一次転写ローラ16、及び感光体クリーナ17が配置されている。
感光体13は負帯電性のものであり、感光体モータ(図示省略)からの動力伝達にて、図1の時計方向に回転駆動するように構成されている。帯電器14はローラ帯電式のものであり、当該帯電器14には、帯電用電源(図示省略)から所定のタイミングにて感光体帯電のための電圧が印加される。現像部15は、負の極性を呈するトナーを利用して、感光体13上に形成された静電潜像を反転現像にて顕在化させるものである。
一次転写ローラ16は中間転写ベルト6の内周側に位置していて、中間転写ベルト6を挟んで、対応する作像部7の感光体13に対峙している。一次転写ローラ16も、中間転写ベルト6の回転に伴って図1の反時計方向に回転する。感光体クリーナ17は、感光体13上に残留する未転写トナーを除去するためのものであり、感光体13に当接している。
4つの作像部7の下方には露光部19が配置されている。露光部19は、外部端末等からの画像情報に基づき、レーザービームにて各感光体13に静電潜像を形成するものである。
中間転写ベルト6の上方には、各現像部15に供給されるトナーを収容するホッパー20が配置されている。現像部15については後述する。なお、図1では説明の便宜上、各ホッパー20にも、再現色に応じて符号Y,M,C,Kを添えている。
画像プロセス装置3の下方に位置する給紙装置4は、記録材Pを収容する複数段(実施形態では2段)の給紙カセット21,22、給紙カセット21,22内の記録材Pを1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ23,24、及び繰り出された記録材Pを所定のタイミングにて二次転写ニップ部11(二次転写領域)に搬送する一対のレジストローラ25等を備えている。
搬送経路30は、給紙装置4の各給紙カセット21(22)から、両レジストローラ25間のニップ部、及び画像プロセス装置3における二次転写ニップ部11(二次転写領域)を経て、定着装置5における定着ニップ部35に至る。そして、搬送経路30は、定着ニップ部35から一対の排出ローラ26を介して筺体2上面の排紙トレイ27にまで延びている。
画像プロセス装置3における二次転写ローラ10の上方に位置する定着装置5は、記録材Pの搬送方向Yに直交する方向(以下、通紙幅方向という)に長い加熱ローラ32、及び、加熱ローラ32と平行状に延びる加圧ローラ34を備えている。図1では左寄りに加熱ローラ32が、右寄りに加圧ローラ34が位置している。加圧ローラ34は、加熱ローラ32に当接していて、加熱ローラ32と加圧ローラ34との間(当接部分)が定着領域である定着ニップ部35になっている。
前述した各現像部15には、トナーとキャリアとが混合されたニ成分系の現像剤Wを収容する現像剤収容部として現像器41が備えられている。現像器41は、図1の紙面の奥行き方向に長く形成された略箱状で、図2に示すように、その長手方向の一方の端部の上面に、ホッパー20からトナーが供給されるトナー補給口42が設けられている。図2〜図4に現像器41の概略構成を示すが、これは一例であってこの構成に限定するものではない。
現像剤Wは、磁性体からなるキャリアと粉体からなるトナーとが一定割合で混合されたものである。現像器41には、現像剤Wの攪拌手段として、スクリュー状の攪拌片を有する回転式の第1攪拌部材46と第2攪拌部材47とが備えられている。各攪拌部材の軸は現像器41の長手方向と平行状に設けられており、第1攪拌部材46は第2攪拌部材47の上方に配置されている。第1攪拌部材46及び第2攪拌部材47が図示していないモータによって回転駆動されると、スクリュー状の攪拌片によって、現像剤Wは攪拌、混合されながら、現像器41を循環するように構成されている。なお、攪拌手段は、スクリュー状の攪拌部材に限定するものではなく、パドル状やブラシ状の攪拌部材等を適用してもよい。
このようにして均一に混合された現像剤Wは、内部にマグネットを備えた現像ローラ43に供給され、現像ローラ43に対向配置された規制板44により流出時の厚みが規制されて、現像ローラ43上に均一な薄い現像剤Wの層が形成される。この層状の現像剤Wは、微視的にみると、穂状になったキャリアにトナーが混合されている状態である。
現像ローラ43には、図1に示すように、帯電した感光体13が近接配置されており、感光体13と現像ローラ43に電位をかけると、現像ローラ43側のトナーが感光体13の帯電した部分に電気的に吸着され、これにより感光体13の潜像が現像化される。このようにしてトナーのみが消費された現像剤Wは、再び現像器41に回収され、前述した攪拌、混合のプロセスに戻されて、これが繰り返される。
ホッパー20には、トナーを現像器41に補給するための搬送スクリュー(図示せず)と、この搬送スクリューを外部から駆動するためのホッパーモータ57(図6参照)が備えられている。後述するトナー濃度センサ50の出力信号に基づいて算出されたトナー濃度によって、現像器41内のトナーの比率が低下したことがコントローラ51(図6参照)によって検出されると、ホッパーモータ57の駆動が制御される。ホッパーモータ57によって前記搬送スクリューを所定時間回転駆動することで、所定量のトナーが現像器41に補給される。
現像器41には、現像器41内のトナーの濃度、換言すると、トナーとキャリアとが混合された現像剤におけるトナーの割合(比率)を検出する検出器として、トナー濃度センサ(以下、TCR(Toner Carrier Ratio)センサと記載する)50が取り付けられている。
この実施形態では、TCRセンサ50として、トナーの濃度(比率)に応じて発信周波数が変化する方式のセンサを採用している。なお、トナー濃度の検出手段としては、この方式のセンサに限定するものではなく、公知の方式を適宜採用できる。TCRセンサ50はその出力信号として発振周波数に応じたパルス信号を出力し、制御部52(図6参照)ではパルス信号をカウントすることにより、トナー濃度に対応した発振周波数値を検出値として得ている。図5に示すように、現像剤Wにおけるトナー濃度(TC比)は、制御部52で検出した発振周波数値に略比例して変化するので、発振周波数値からトナー濃度を算出することができる。
TCRセンサ50は、図3及び図4に示すように、現像器41の容器の外側面に、1箇所配置されている。配置位置は、現像器41の構成等に応じて最適な箇所が選定されるが、トナー補給口42から適切な距離だけ離れた位置に配置することが望ましい。この実施形態では、現像器41の長手方向の略中央部において、第2攪拌部材47の下方となる位置に配置している。
このTCRセンサ50の出力信号が送られるコントローラ51(図6参照)は、画像形成装置1の各種の動作を制御する。コントローラ51には、画像形成装置1の各種演算処理を実行する制御部(CPU)52の他、各種処理プログラムを記憶させるためのROM53、制御プログラムやデータを一時的に記憶させるためのRAM54、取得した画像データ等を記憶するデータ記憶部55、ホッパーモータ57を駆動するためのドライバIC56等が備えられている。なお、TCRセンサ50は各色の現像器41にそれぞれ設けられているから、TCRセンサ50の出力信号に基づくトナーの補給は、各色のトナー毎に独立して制御される。
図7に示すグラフは、TCRセンサ50の出力信号を所定時間間隔でサンプリングして、発振周波数値に変換してプロットしたものであり、発信周波数値(検出値)の経時変化を示している(以下、このデータを経時変化データと記載する)。トナーが消費されるとTCRセンサ50からの検出値が低下していくため、検出値の経時変化データも徐々に右下がりの形状となるが、この経時変化データには周期的な小さい変動(以下、リップルと記載する)が含まれる。つまり、TCRセンサ50が第2攪拌手段47の近傍に配置されているので、回転式の第2攪拌手段47の攪拌速度、つまり攪拌周期に起因するリップルが含まれるのである。リップル波形の最大値、最小値は、サンプリングのタイミング等の要因(トナーの消費に関係しない要因)で発生するばらつきを含み、また、図からわかるように、このリップル波形は正弦波にはなっていない。
ところで、画像形成装置1には、厚みや質の異なる記録材も使用されるので、このような多様な記録材のいずれに対しても最適な画像を形成するために、システム速度を変更するなどの措置がとられる。例えば、厚い記録紙を用いたときには、感光体13や、感光体13周辺の各種ローラ、現像器41の攪拌手段46、47等の回転速度を半分にするなどによって、画像形成の速度を遅くし、さらには、記録材が定着装置5を通過する速度も半分にして、定着性や画像品質の向上を図る。
図7に示す経時変化データはシステム速度V1のときのデータで、図8に示す経時変化データはシステム速度がV1の約2倍のV2のときのデータである。システム速度が速くなって、第1及び第2攪拌部材46、47の攪拌周期が短くなると、当然ながらTCRセンサ50の経時変化データのリップル周期は短くなるが、図8の経時変化データは図7の経時変化データを、単に横軸に沿って縮小させた形状にはなっておらず、リップル波形の立下り時の傾斜形状等が相違している。この形状の違いは、攪拌速度によって、トナーとキャリアの流動性に差が生じるためである。つまり、第1及び第2攪拌部材46、47の攪拌周期が変わると、TCRセンサ50の経時変化データのリップルは、周期だけでなく形状も変化している。
また、従来技術に記載したように、実際には、第1及び第2攪拌部材46、47の攪拌速度は、1回転毎にばらつきが発生したり経時的に変化したりすることがあるため、システム速度の設定が同じであっても、実際のリップル周期は必ずしも一定ではない。
そこで、この実施形態では、トナー濃度算出手段としての制御部52において、実際のTCRセンサ50の経時変化データから1リップルを1つのサイクルとして1リップル毎にリップル周期を決定するようにした。また、1つのリップル周期を360度として、各リップルの位相開始位置から同じ位相差を有する位相角の検出値を代表値とし、この代表値からトナー濃度を算出することで、リップル周期のばらつきを吸収するようにした。なお、厳密には、経時変化データは所定時間間隔でサンプリングしたTCRセンサ50の出力信号から作成されているため、代表値を取り出す位相角は、所定のサンプリング時間から次のサンプリング時間までの所定の位相区間を意味することになる。
また、前述したように、システム速度の変更によって、第1及び第2攪拌部材46、47の攪拌速度が変わると、TCRセンサ50のリップル波形の形状も大きく変化することがわかっているので、あらかじめ、ROM53には、第1及び第2攪拌部材46、47の攪拌速度と代表値を取り出すべき位相角とを関連づけたテーブルを記憶させている。つまり、攪拌速度(リップル波形の形状)に応じて、代表値を取り出すべき位相角を変更するようにしている。
このテーブルは、例えば、攪拌速度V1のときには位相角をθ1とし、攪拌速度V2のときには位相角をθ2とし、攪拌速度V3のときには位相角とθ3とするように設定している。攪拌速度V1、V2、V3はシステム速度に対応させて設定された値であるが、攪拌速度V1、V2、V3の上記設定数は一例にすぎない。
この制御部52(トナー濃度算出手段)によるトナー濃度算出の方法を、図9のフローチャートを用いて詳細に説明する。なお、図9のフローチャートにて示されるアルゴリズムは、コントローラ51のROM53等にプログラムとして記憶されており、RAM54に読み出されてから制御部52にて実行される。
まず、記録材(用紙等)に対する記録指令やその他の処理動作に伴って、第1及び第2攪拌部材46、47による攪拌動作が開始すると(S01でYes)、制御部52では、TCRセンサ50の出力信号から検出した発信周波数値の取り込みを開始し(S02)、取り込んだ発信周波数値を記憶する。
そして、発信周波数の経時変化データに含まれているリップルの立上がりエッジ(立下りエッジでもよい)を取り出してデータ処理する(S03)ことで、TCRセンサ50の経時変化データにおける1つのリップル周期T1を決定する(S04)。これにより、制御部52に順次取り込んだ発信周波数値の経時変化データにおける1リップルの区間T1が決定される(図7参照)。
決定されたリップル周期T1に基づいて、第1及び第2攪拌部材46、47の攪拌速度を算出する(S05)。算出された攪拌速度がV1(リップル周期から算出された攪拌速度であるからV1±ΔV1のばらつきを含んでいる)の場合には、あらかじめROM53に記憶されているテーブルに基づいて、位相角θ1が決定される。そして、S04で決定された1リップルの周期(区間)T1の中から、位相角θ1の検出値(発信周波数値)をこのリップル周期の代表値とし、この代表値からトナー濃度を算出する(S07)。これにより、このリップル周期T1のトナー濃度が決定される。
攪拌動作が終了する(S08でYes)まで、S02〜S07のステップが繰り返され、経時変化データにおける1リップル毎の周期が順次決定されると、そのリップル周期の位相角θ1から代表値が取り出され、リップル毎にトナー濃度が算出される。
システム速度が途中で変更されて、S05で算出された攪拌速度が例えばV2(V2±ΔV2)に変わると、記憶されているテーブルに基づいて位相角がθ2に変更され、各リップルの位相角θ2の検出値が代表値として読み出され、トナー濃度が算出される。
上記ステップによって、各リップル毎にトナー濃度が決定されると、図10のフローチャートに示すトナー補給制御が行われる。図9に示すトナー濃度算出方法によるトナー濃度の算出が開始されると(S101でYes)、トナーの補給のためにあらかじめ設定されている補給基準値の濃度と比較される(S102)。トナー濃度が補給基準値を下回っている場合(S102でNo)には、制御部52がドライバIC56を介してホッパーモータ57を駆動し、ホッパー20から現像器41にトナーの補給が行われる(S103)。このトナー濃度補給制御は、トナー濃度の算出が終了する(S104でYes)まで行われる。
このように、上述したトナー濃度算出方法では、TCRセンサ50の出力信号から得られる検出値の経時変化データから、1リップル周期(区間)をその都度決定しているから、攪拌速度のばらつきでリップル周期(区間)が変化しても、確実に実際の1リップル周期(区間)を把握することができる。そして、各リップル周期(区間)の同じ位相角から検出値(発信周波数値)を取り出してリップル毎にトナー濃度を算出しているから、トナー濃度の低下を正確に検出することができる。
また、攪拌速度が大きく変化した場合には、リップルから代表値を取り出すべき位相角を変更できるように構成しているから、攪拌速度が変わることでリップル波形の形状が変化しても、攪拌速度の違いが測定精度に与える影響を極めて小さくすることができる。
このように、本実施形態では、TCRセンサ50からの出力信号に第1及び第2攪拌部材46、47の攪拌が影響しても、トナー濃度の低下を正確に検出できるから、現像器41へのトナーの補給を適切なタイミングで行うことができ、記録される画質の濃度を安定して維持することができる。
図11及び図12のフローチャートは、図9に示したトナー濃度算出方法の変形例を示したものである。図11及び図12のフローチャートにて示されるアルゴリズムも、コントローラ51のROM53等にプログラムとして記憶されており、RAM54に読み出されてから制御部52にて実行される。
図11に示すトナー濃度算出方法は、基本的には図9に示す方法と同じであるが、リップル周期から代表値を取り出すための位相角の決定を、システム速度に基づいて行っている点が異なっている。
第1及び攪拌部材46、47による攪拌動作が開始すると(S11でYes)、システム速度を確認して、システム速度から代表値を取り出すための位相角を決定する(S12)。例えば、システム速度がV1のときには、位相角θ1を決定する。制御部52では、TCRセンサ50の出力信号から発信周波数値の取り込みを開始して(S13)、これを記憶する。
発信周波数の経時変化データに含まれているリップルの立上がりエッジ(立下りエッジでもよい)を取り出してデータ処理(S14)し、TCRセンサ50の経時変化データにおける1つのリップル周期T1を決定し(S15)、1リップルの区間を決定する。
リップル周期T1の出力値のうち、S12で決定した位相角θ1に応じた検出値を、この1つのリップルの代表値とし(S16)、その発信周波数値からこのリップル周期T1のトナー濃度を算出する(S17)。算出されたトナー濃度によって、トナー補給制御(図10参照)が行われ、トナー濃度の算出を、攪拌動作が終了するまで(S18でYes)繰り返す。
図12に示す変形例も、基本的には図9に示す方法と同じであるが、各リップル毎に代表値となる出力値を決定した後に、複数のリップルの出力値を平均し、その平均値からトナー濃度を算出するようにしている点が異なっている。この変形例では、3つのリップル周期の発信周波数値から平均値を求めるようにしているが、この数に限定するものではない。
図12のS21〜S26は、図9のS01〜S06と同じステップであるため、説明を省略する。S26で、各リップル周期の例えば位相角θ3の検出値(発信周波数値)が代表値に決められ、連続する最新の3周期分のリップル周期で代表値が決まると(S27でYes)、3つの代表値の平均が計算され、この平均値からトナー濃度が算出される(S28)(図13参照)。そして、先に算出されていたトナー濃度の値が更新される(S29)。
上記ステップは、攪拌動作が終了するまで(S30でYes)繰り返される。攪拌動作が継続している間は、制御部52に次々に取り込まれている発信周波数値に基づいて、次々と新たな1リップルの周期が確定される。次のリップル周期が決まると、前回の後ろ2つ分のリップル周期と新たに確定した1つ分のリップル周期とによって新たな3つ分のリップル周期が決定されるので(S27でYes)、この3つ分のリップル周期の位相角θ3の代表値の平均からトナー濃度を算出する(図14参照)。そして、先に決定されていたトナー濃度が新たなトナー濃度に更新される(S29)。
このように、複数のリップル周期の代表値を平均してトナー濃度を算出し、かつ算出する複数のリップル周期を1つずつずらしながらトナー濃度を更新していくことによって、1リップル毎の攪拌性のばらつき誤差を防止しながら、最新のトナー濃度を把握することができる。
なお、TCRセンサ50の出力信号から得られる検出値から経時変化データを形成する際に、リップル周期よりも小さい周波数のノイズをCR回路等で平滑化処理を行ってから、リップル周期を決定するようにしてもよい。これにより、ノイズに起因するトナー濃度検出の誤差を抑制することができる。
図9、図11、図12に示したトナー濃度算出方法に基づくトナー補給制御(図10参照)は、画像形成装置1のメインスイッチがON操作された後の初期動作時、画像安定化処理動作時、印刷動作時のうちの、少なくともいずれか1つの動作のタイミングで実行される。トナー補給制御が、初期動作時、画像安定化処理動作時、印刷動作時の全てのタイミングで実行される場合のフローチャートを図15に示す。
なお、画像安定化処理動作は、一般に記録画像を高画質化させるために行われる動作であり、感光体上に検査用のトナー画像を形成し、その濃度を検出して期待値と比較し、その比較結果に基づいて、帯電器14や、現像用の電圧の出力等の調整が行われる。つまり、画像安定化処理動作時にもトナー画像が形成されてトナーが消費されるから、トナー濃度の検出が必要となる。
まず、メインスイッチが押下されて(S201でYes)電源が投入されると、定着装置5のヒータの加熱が行われるとともに、各メモリ内のプログラムの読み出し、各種パラメータの初期化等の初期動作が行われ、トナー濃度の算出によるトナー補給制御も実行される(S203)。初期動作が終了すると(S204)、印刷待機状態となる。
印刷が開始されると(S205でYes)、印刷が終了する(S207でYes)まで、トナー濃度の算出によるトナー補給制御が実行される(S206)。印刷が行われていない状態で(S205でNo)、画像安定化処理動作が開始された場合には(S206でYes)、画像安定化処理動作が終了するまで(S210でYes)、トナー濃度の算出によるトナー補給制御が行われる(S209)。
上述してきたように、本実施形態では、TCRセンサ50の出力信号から得られる経時変化データに基づいてリップル周期を1つずつ決定するようにし、リップル周期毎に同一位相区間の検出値を用いてトナー濃度を算出するようにしているので、攪拌速度の変動でリップル周期が変動しても、トナー濃度の変化を正確に把握することができる。その結果、適正なタイミングでトナーの補給を実行することができるので、記録画質の濃度を安定して維持することが可能となる。
1 画像形成装置
13 感光体
14 帯電器
15 現像部
20 ホッパー
41 現像器
42 トナー補給口
43 現像ローラ
46 第1攪拌部材
47 第2攪拌部材
50 TCRセンサ
51 コントローラ
52 制御部(トナー濃度算出手段)

Claims (12)

  1. トナーとキャリアとが混合された現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部中の前記現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部に設けた濃度検出手段と、前記濃度検出手段からの出力信号に応じて前記現像剤収容部中のトナー濃度を算出するトナー濃度算出手段とを備えた画像形成装置において、
    前記トナー濃度算出手段では、前記濃度検出手段の出力信号の変動の周期を1サイクル毎に決定し、前記各サイクル毎に前記トナー濃度を算出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー濃度算出手段では、前記変動の周期の各サイクル毎に位相を決定し、各サイクル毎に位相の開始位置から所定の範囲を経過した位置の前記出力信号を代表値として取り出し、各サイクル毎に取り出された前記代表値に基づいてトナー濃度を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー濃度算出手段では、前記変動の周期の各サイクルの所定の位相角のデータを前記代表値として取り出し、前記代表値から前記サイクル毎に前記トナー濃度を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー濃度算出手段では、前記変動における減少から増大に向かう立上がり位置、または増大から減少に向かう立下り位置を検出することによって、前記変動の周期を1サイクル毎に決定していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記濃度検出手段は、前記現像剤における前記トナーの比率に応じて発信周波数が変化する方式のセンサであり、前記センサは発信周波数に対応したパルス信号を出力することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー濃度算出手段は、前記変動から決定された1サイクルの周期または画像形成のシステム速度に応じて、前記各サイクルから前記代表値を取り出すべき位置を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記トナー濃度算出手段では、複数のサイクルの前記代表値の平均から前記トナー濃度を算出することを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記トナー濃度算出手段では、新たな1サイクルの周期が決定すると、この新しく決定されたサイクルの前記代表値を加え且つ先に平均を計算した複数のサイクルのうちの最も古いサイクルの前記代表値を外して平均を再計算し、前記トナー濃度を更新することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記トナー濃度算出手段では、前記変動の周期よりも短い周期のノイズを除去するように平滑化処理した後に、1サイクル毎の周期を決定するように構成したことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記トナー濃度算出手段では、前記トナー濃度の算出を、メインスイッチが入れられた後の初期動作時、画像安定化処理動作時、印刷動作時のうちの、少なくともいずれか1つの動作のタイミングで実行することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. トナーとキャリアとが混合された現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部中の前記現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部に設けた濃度検出手段と、前記濃度検出手段からの出力信号に応じて前記現像剤収容部中のトナー濃度を算出するトナー濃度算出手段とを備えた画像形成装置のトナー濃度算出方法であって、
    前記濃度検出手段の出力信号の変動の周期を1サイクル毎に決定するステップと、
    前記各サイクル毎に前記トナー濃度を算出するステップとを備えていることを特徴とするトナー濃度算出方法。
  12. トナーとキャリアとが混合された現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部中の前記現像剤を攪拌する攪拌手段と、前記現像剤収容部に設けた濃度検出手段と、前記濃度検出手段からの出力信号に応じて前記現像剤収容部中のトナー濃度を算出するトナー濃度算出手段とを備えた画像形成装置に、
    前記濃度検出手段の出力信号の変動の周期を1サイクル毎に決定するステップと、
    前記各サイクル毎に前記トナー濃度を算出するステップとを実行させることを特徴とするトナー濃度算出プログラム。
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