JP5477684B2 - シート材厚み検出装置、シート材搬送装置、および画像形成装置 - Google Patents
シート材厚み検出装置、シート材搬送装置、および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5477684B2 JP5477684B2 JP2009049969A JP2009049969A JP5477684B2 JP 5477684 B2 JP5477684 B2 JP 5477684B2 JP 2009049969 A JP2009049969 A JP 2009049969A JP 2009049969 A JP2009049969 A JP 2009049969A JP 5477684 B2 JP5477684 B2 JP 5477684B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet material
- displacement
- roller
- recording paper
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Description
また、請求項2の発明は、請求項1のシート材厚み検出装置において、前記シート材の先端が前記ニップ部に突入したときの前記変位センサの出力波形または前記シート材の後端が前記ニップ部を抜けるときの前記変位センサの出力波形に基づいて、前記シート材のスキュー情報を検知することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2のシート材厚み検出装置において、前記シート材の先端が前記ニップ部に突入したときに検知したスキュー量と、前記シート材の後端が前記ニップ部を抜けるときに検知したスキュー量とに基づいて、シート材搬送中におけるスキュー量の変化を検知することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかのシート材厚み検出装置において、前記変位手段の軸方向他端の変位を検知する第2変位センサを設け、シート材が一方向にスキューしたときは、前記変位センサの出力波形を用いてスキュー量を検知し、他方向にスキューしたときは、第2変位センサの出力波形を用いてスキュー量を検知することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかのシート材厚み検出装置において、前記シート材の先端が前記ニップ部に突入または前記シート材の後端が前記ニップ部を抜けるときの変位センサの出力値と、前記シート材の中央部がニップ部に挟まれたときの変位センサの出力値とに基づき、シート材の耳折れを検知することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかのシート材厚み検出装置において、前記シート材の搬送方向上流側または下流側でシート材を撓ませた状態でシート材を搬送したときの前記変位センサの出力値に基づいて、前記シート材の剛性を検知することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかのシート材厚み検出装置において、前記変位センサの調整を行うためのシート材の厚み情報を取得する取得手段と、前記調整を行うためのシート材を前記ニップ部に挟んだときの前記変位センサの出力値と、前記取得手段で取得した厚み情報とに基づいて、変位センサの出力値とシート材の厚みとの関係を補正する補正手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7いずれかのシート材厚み検出装置において、前記変位センサとして、ホールセンサを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至8いずれかのシート材厚み検出装置において、前記変位手段と変位センサとからなる検知ユニットを複数を備え各変位手段は、それぞれ前記駆動ローラのシート材幅方向中心に対してそれぞれ同距離離れた位置で駆動ローラと当接する一対の当接部材を有し、各変位手段の当接部材の前記駆動ローラとの当接箇所をシート材幅方向に互いに異ならせたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、シート材を搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送されるシート材の厚みを検知するシート材厚み検知手段とを備えたシート材搬送装置において、前記シート材厚み検知手段として、請求項1乃至9いずれかのシート材厚み検出装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項10のシート材搬送装置において、前記シート材厚み検出装置が検出したスキュー情報および/またはスリップ率を時系列に記憶する記憶手段と、前記時系列に記憶したスキュー情報および/またはスリップ率に基づいて、搬送手段の寿命を予測する寿命予測手段と、前記寿命予測手段の予測に基づいて、搬送手段の交換を報知する報知手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、シート材に画像を形成する画像形成手段と、シート材を該画像形成手段に向けて搬送するシート材搬送装置とを備える画像形成装置において、前記シート材搬送装置として、請求項10または11のシート材搬送装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項12の画像形成装置において、前記シート材厚み検出装置が検出したシート材の厚みと、シート材のスキュー情報、シート材のスリップ率、シート材の剛性または耳折れの少なくとも一つとに基づいて、画像形成手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
図1は、本発明を適用した厚み検出装置の一例を示す図である。図1に示す厚み検出装置は、変位手段として軸72aに第一ローラ部材72bと第二ローラ部材72cとが固定されている変位ローラ72を用いた。第一ローラ部材72bは、シート材Pの図中右側端部付近と当接し、第二ローラ部材72cは、シート材Pの図中左側端部付近と当接するよう、それぞれ軸72aに固定されている。軸72aは、軸受72d,72eに回転自在に支持されている。図中左側の軸受72eには、被検知部材としての磁石75が取り付けられており、この磁石75と対向するように変位センサたるホールセンサ73が取り付けられている。ホールセンサ73は、磁束密度に応じて出力値が異なるもので、磁石75が図中上下に変位することで、ホールセンサ73が検知する磁束密度が変化し、ホールセンサ73の出力値が変化するので、ホールセンサ73の出力値から変位ローラ72の変位を検出することができる。
また、図1(d)に示すように、変位ローラ72の第二ローラ部材72cにシート材Pの先端が進入したときは、変位ローラ72は、第一ローラ部材72bを支点にして、変位ローラ72が時計回りに回転する。その結果、磁石75が、駆動ローラ71から離間する方向へ変位する。次に、シート材Pの先端が第一ローラ部材72bに進入して図1(c)のようになるが、このとき、変位ローラ72は、第二ローラ部材72cを支点にして、図中反時計回りに回転する。その結果、磁石75は、駆動ローラ71側へ変位する。
一方、スキューがない場合は、図1(a)から図1(c)となるので、磁石75は、駆動ローラ71から離間する方向へのみ変位する。
このように、スキューがある場合、磁石75は、駆動ローラ71側へ変位してから駆動ローラ71から離間する方向へ変位するか、駆動ローラ71から離間する方向へ変位してから駆動ローラ71側へ変位する。これに対し、スキューがない場合は、シート材の先端がニップ部に進入したときは、磁石75が駆動ローラ71側へ変位するだけである。よって、スキューがあるときとないときでシート材Pの先端が、ニップ部に進入したときの変位ローラ72の軸方向端部(磁石75)の挙動が、異なることがわかる。
ここで、ホールセンサ73の出力が、図1(a)ときよりも磁石75が駆動ローラ71から離間するときは、図1(a)ときの出力値よりも減少し、図1(a)ときよりも磁石75が駆動ローラ側へ移動したときは、図1(a)ときの出力値よりも増加するとしたとき、スキューがあるときとないときとでは、ホールセンサ73の出力変化は、次のようになる。すなわち、スキューがないときは、変位センサ73の出力値は、減少する変化のみを示す。一方、図1(b)のようなスキューがあった場合は、出力値が減少した後、増加する変化を示す。また、図1(d)のようなスキューがあった場合は、出力値が増加した後、減少する変化を示す。よって、シート材Pが進入したときの変位センサ73の出力波形を調べることで、シート材がスキューしているか否かを検知することができる。また、スキュー量が多いと、図1(b)の場合は、出力値が減少している時間が長くなり、図1(d)のときは、出力値が増加している時間が長くなる。よって、出力値が減少してから増加するまでの時間もしくは、出力値が減少してから増加するまでの時間を調べれば、スキュー量を検知することができる。また、図1(b)のようなスキューがあった場合と、図1(d)のようなスキューがあった場合とでは、センサの出力波形が異なるので、スキューの方向も検知することができる。
よって、一つの変位センサで、スキュー情報を検知することができ、特許文献2のように、2つの変位センサでスキュー情報を検知するものに比べて、装置を安価にすることができる。
シート材の先端もしくは後端に耳折れが生じていた場合、耳折れが生じている部分の厚さは、生じていないところの厚さよりも倍厚い。よって、耳折れが生じている部分がニップ部に進入すると、変位手段が大きく変位する。その結果、シート材の先端がニップ部にあるときの変位センサの出力値から、シート材の状態としての耳折れが生じていることを検知することができる。
まず、本実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図2は、本実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。この複写機は、画像形成手段たるプリンタ部1と、白紙供給装置40と、原稿搬送読取ユニット50とを備えている。原稿搬送読取ユニット50は、プリンタ部1の上に固定された原稿読取装置たるスキャナ150と、これに支持される原稿搬送装置たるADF51とを有している。
図6に示すように厚み検知ローラ対70は、回転駆動する駆動ローラ71と、回転可能且つ記録紙Pの厚み方向にスライド移動可能に配設された状態でバネ74(図5参照)によって駆動ローラ71に向けて付勢される変位手段たる変位ローラ72との当接によってニップを形成している。駆動ローラ71の軸71cは、軸受71bに回転自在に支持されており、軸71cの図中右側端部には、不図示の駆動装置のギヤと噛み合う駆動ギヤ71aが固定されている。これにより、駆動ローラ71は、不図示の駆動装置から駆動ギヤ71aを介して駆動力が伝達され、回転駆動する。変位ローラ72は、従動ローラであり、記録紙Pの厚み方向にスライド可能な軸受72d,72eに回転自在に支持された軸72aに第一ローラ部材72bと第二ローラ部材72cとが固定されている。第一ローラ部材72bは、記録紙Pの一端と当接するように配置され、第二ローラ部材72cは、記録紙Pの他端と当接するように配置されている。軸受72eには、被検知部材たる磁石75が固定されており、この磁石75と対向するように変位センサたるホールセンサ73が配置されている。磁石75は、着磁方向が変位ローラ72の変位方向と一致するように配設する。なお、ホールセンサ73としては、ホール素子単体からなるものや、ホール素子とアンプ回路とを内蔵したホールICなどを用いることができる。
図7に示すように、ホールセンサ73に対して磁石75を所定のギャップδを維持しつつ図中上下方向に移動させると、ホールセンサ73は、磁束密度に対応した出力が得られる。
図8は、ホールセンサ73として、旭化成エレクトロニクス(株)製HG−106Cを用いたときの測定結果である。HG−106は、ホール素子で、広範な入力範囲に対する出力を把握することができる。なお、磁石75としては、断面が3[mm]で着磁方向の長さが5[mm]、磁束密度が440[mT]のネオジム磁石を用いた。図7に示すように、±1[mm]を越える変位に対しては出力の直線性が低いことがわかる。逆に±1[mm]以内(望ましくは±0.5[mm]以内)の変位であれば、高い直線性が得られる。
図9は、ホールセンサ73として、旭化成エレクトロニクス(株)製EQ−711Lを用いたときの測定結果である。EQ−711Lはアンプを内蔵したリニアホールICであり、図7と図8の比較からHG−106Cの±25[mV]出力範囲がEQ−711Lの0〜5[V]にほぼ対応している。これらの結果から、これらホールセンサ73を使って高い直線性の下に検出可能な変位の範囲は2[mm]以下(望ましくは1[mm]以下)であることがわかる。画像形成装置や画像読取装置で使用される記録紙Pの厚さは0.05〜0.3[mm]程度であるから、上記したホールセンサ73を用いて、変位ローラ72の変位を検出することで、精度のよい厚み検知ができることがわかる。このように変位センサとしてホールセンサ73を用いることで、アームなどにより、変位ローラ72の変位を拡大する機構を用いることなく小型で単純な構成の厚み検出装置を実現できる。
このように、本実施形態においては、厚み検知ローラ対70、磁石75、ホールセンサ73などによって、シート材厚み検出装置を構成している。
先の図1で説明したように、記録紙Pにスキューがあったときは、変位ローラ72は、先の図1に示す(a)→(b)→(c)→(d)→(a)、または、(a)→(d)→(c)→(b)→(a)の順に変位する。一方、スキューがない場合は、図1の(a)→(c)→(a)の順に変位ローラ72が変位する。そして、先に説明したように、スキューによって、図1(b)に示すように、記録紙Pの先端が先に第一ローラ部材72bと駆動ローラ71とのニップに進入した場合、磁石75は、駆動ローラ側に変位した後、駆動ローラ71から離れる方向へ移動する。一方、スキューによって図1(d)に示すように、記録紙Pの先端が先に第二ローラ部材72cと駆動ローラ71とのニップに進入した場合、磁石75は、駆動ローラ71から離れる方向へ移動した後、駆動ローラ側へ変位する。一方、スキューがない場合は、磁石75の変位は、駆動ローラ71から離れる方向の変位だけである。このようにスキューがあるときと、ないときとで、磁石75の変位が異なるので、ホールセンサ73の出力波形を調べれば、容易にスキューがあるか否かを把握することができる。
図10〜図12は、記録紙Pをホールセンサ側にスキューさせたとき(図1に示す(a)→(b)→(c)→(d)→(a)に対応する)のホールセンサ73の出力波形を示す図であり、図11は、記録紙Pの先端がニップに進入したときのホールセンサ73の出力波形を示す図であり、図12は、記録紙Pの後端がニップを抜けるときのホールセンサ73の出力波形を示す図である。
また、図13〜図15は、記録紙Pをホールセンサ側と反対側にスキューさせたとき(図1に示す(a)→(d)→(c)→(b)→(a)に対応する)のホールセンサ73の出力波形を示す図であり、図14は、記録紙Pの先端がニップに進入したときのホールセンサ73の出力波形を示す図であり、図15は、記録紙Pの後端がニップを抜けるときのホールセンサ73の出力波形を示す図である。
なお、ホールセンサ73は、EQ−711Lを用い、記録紙Pは135kg紙を用いた。また、ホールセンサ73は、磁石75が図1(a)よりも駆動ローラ71から離れる方向に変位すると、出力値が減少し、磁石75が図1(a)よりも駆動ローラ71側に変位すると、出力値が増加するようになっている。また、図の横軸の時刻はレジストローラ33の起動を基準としている。
記録紙Pの紙厚は、紙なし状態の出力値と紙有り状態と出力値との差Vを算出し、その差から得ることができる。紙有り状態の出力値は、ホールセンサ73が紙有りを検知(出力値が大幅に低下)してから所定時間経過したときの出力値を用いた。また、紙無し状態のホールセンサ73出力は通紙毎に変動することがなく安定なので、予め定数として取得しておき、通紙の毎に紙なしのときの出力値を取得する必要はない。
記録紙の後端が抜けるときも同様に、スキューがあるときは、プラス方向に大きなピークとマイナス方向に大きなピークが現れるので、ピークの最大値と最小値との間の時間(遅れ時間)を検知することで、後端においても、精度の高いスキュー量を算出することができる。
まず、制御部は、ホールセンサ73の出力データを取得(S1)して、出力データから時間微分を算出する(S2)。次に、記録紙Pの先端が進入してから所定区間(以下、用紙先端検出部という)における時間微分波形を抽出(S3)し、最大ピークΔV1とそのときの時刻X1、最小ピークΔV2とそのときの時刻X2を抽出して記憶する(S4)。次に、最初のピーク値が最大ピーク値ΔV1のとき(S5のY)は、最大ピーク値ΔV1がスキュー検出の閾値αを超えているか否かを判定する(S6)。一方、最初の最初のピーク値が最小ピーク値ΔV2のとき(S5のN)は、最小ピーク値ΔV2がスキュー検出の閾値βを超えているか否かを判定する(S7)。閾値が異なるのは、検出感度が異なるためである。すなわち、図11、図14からわかるように、最初のピーク値が最小ピーク値ΔV2(図14参照)の方が、最初ピーク値が最大ピーク値ΔV1(図11参照)のときよりも値が大きい。これは、最初のピーク値が最小ピーク値ΔV2のときは、図1の(a)→図1(d)の挙動であり、センサ側のローラ部材が変位するからである。
s=v×Δt×(W/L)・・・・(式)
v:駆動ローラの周速 W:用紙幅 L:ローラ部材間距離
このフローでは、先端スキューと後端スキューの両方のスキューを検出し、先端スキュー量と後端スキュー量とを比較して、厚み検知ローラ対70でのスキュー発生状態も検知するものである。
まず、図16と同様にして、スキューの有無を判定し、スキューが有りと判定した場合は、先端スキュー量sを算出する(S21〜S29)。次に、記録紙の後端が抜ける数秒前から抜けるまでの所定区間(以下、用紙後端検出部という)における時間微分波形を抽出して、最大ピーク値ΔV3と時刻X3、最小ピーク値ΔV4とその時刻X4を抽出する。そして、最初のピーク値が、最小のピーク値ΔV4の場合は、最小ピーク値ΔV4が、閾値−α未満であれば、後端スキューありと判定する。一方、最初のピーク値が最大のピーク値ΔV3である場合は、最大ピーク値ΔV3が、閾値−βを越えたら、後端スキューありと判定する。閾値の符号を反転させているのは、図12、図15からわかるように、最初のピーク値が最大ピーク値(図15参照)の方が、最初ピーク値が最小ピーク値(図12参照)のときよりも値が大きい。これは、最初のピーク値が最大ピーク値のときは、図1の(c)→図1の(d)の挙動であり、センサ側のローラ部材72cが変位するからである。
そして、後端スキューありと判定した場合は、遅れ時間を算出し、上記と同様にして後端スキュー量s´を算出し、先端スキュー量sと後端スキュー量s´とからスキュー量変化Δs=s−s’を求める。
記録紙Pがホールセンサ73側と反対側にスキューした方が、記録紙Pがホールセンサ73側にスキューした場合に比べて、用紙先端および後端検出部の時間微分波形における最初のピーク値が大きくなる。そのため、用紙先端および後端検出部の時間微分波形における最初のピーク値からスキューの有無を判定する場合、記録紙がホールセンサ側にスキューした場合に比べて、記録紙Pがホールセンサ73側と反対側にスキューした方が、スキューの検出感度が高くなり、記録紙のスキュー方向によって、スキューの検出感度が異なってしまう。
図19は、変形例2の厚み検知装置の概略構成図である。
図に示すように、この厚み検知装置は、変位手段を、記録紙Pの一端に当接する第1小径ローラ721aと、記録紙Pの他端に当接する第2小径ローラ721bとからなる小径ローラ対と、小径ローラ対を回転自在に取り付けた支持アーム722とで構成した。支持アーム722を厚み方向に変位可能に支持するとももに、支持アーム722を不図示のバネなどの付勢手段によって駆動ローラ71側へ付勢し、第1小径ローラ721aと第2小径ローラ721bとを駆動ローラ71に当接させた。支持アーム722の軸方向端部(図中左側)には、磁石75が取り付けられ、この磁石75にホールセンサ73を対向配置させた。また、小径ローラ721a、721bと駆動ローラ71とのニップ部では、十分な搬送力を確保できないため、小径ローラ721a、721bと同軸上に従動ローラ170を設けている(図21参照)。なお、小径ローラ721と駆動ローラ71とで、十分な搬送力が得られる場合は、従動ローラ170は、設けなくてもよい。
(1)記録紙先端がローラに接触してからローラが完全に記録紙を挟持するまでの過渡状態を短くでき、応答性が向上する。
(2)1回転周期が短いので、センサ出力波形に現れる変動周期が短く、他の周期変動との分離が容易となる。
(3)一般に、安価で高精度な部品を製作し易い。
図22は、変形例3の厚み検知装置の概略構成図である。この変形例3においては、厚み検知ローラ対33をレジストローラ対と兼用させたものである。
図22に示すように、変位手段レジスト従動ローラ33bが、アーム状の軸受部材33cに回転自在に支持されている。軸受部材33cは、記録紙移動方向と反対側(図中右側)に延びた水平部分331と、水平部分331の記録紙移動方向と反対側端部から図中下側に真直ぐ延びる垂直部分332とからなっている。水平部分331の記録紙移動方向と反対側端部は、不図示の側壁に回動自在に支持されている。垂直部分332の下端部には、加圧スプリング33dの一端が取り付けられ、垂直部分332の下端を図中左側へ付勢している。これにより、軸受部材33cが、反時計回りに付勢せれ、レジスト従動ローラ33bがレジスト駆動ローラ33aに対して所定の当接圧で当接する。軸受部材33cの水平部分331の記録紙搬送方向側端部には、磁石75が取り付けられており、この磁石75にホールセンサ73が対向している。
このとき、記録紙の復元力P2(記録紙の腰)により、図23に示すように記録紙Pの先端が加圧スプリング33dの付勢力P1に抗ってレジスト従動ローラ33bをレジスト駆動ローラ33aから離間する方向へ押し上げる。
図に示すように、記録紙Pがレジストローラ対33へ進入した直後におけるセンサの出力値が、記録紙がレジストローラ対33を抜けるときの出力値よりも低いことがわかる。すなわち、記録紙がレジストローラ対33へ進入した直後の方が、記録紙がレジストローラ対33を抜けるときよりもレジスト従動ローラ33bがレジスト駆動ローラ33aから離間している。図中Aの区間では、ホールセンサ73の出力値が徐々に上昇しており、レジスト従動ローラ33bが徐々にレジスト駆動ローラ33a側へ移動している。そして、記録紙Pの後端付近がレジストローラ対33のニップ部に挟まれながら搬送されているとき(図中Bの区間)は、センサ73の出力値は、ほぼ一定の値を示している。
図26は、送込ローラ対38を厚み検知ローラ対に変えたときにおける、ホールセンサ73の出力波形を示す図である。
図に示すように、送込ローラ対38を厚み検知ローラ対とした場合は、先のレジストローラ対33の出力波形と逆になる。すなわち、記録紙の先端部付近がニップに挟まれて搬送されているとき、ホールセンサ73は、記録紙の厚み相当分の送込従動ローラ38bの変位を出力し、ほぼ一定の値を示す。その後、出力値が低下していくという波形である。これは、記録紙の先端部付近が送込ローラ対38のニップに挟まれて搬送されているときは、記録紙の先端がまだレジストローラ対33のニップ入口に突き当っていない。このため、送込従動ローラ38bは、記録紙の厚み相当分変位し、ホールセンサ73の出力値が、記録紙Pの厚みに相当する出力値で安定する。記録紙の先端がレジストローラ対33のニップ入口に突き当ると、レジストローラ対33と送込ローラ対38との間の記録紙が撓んでいき、送込従動ローラ38bが、記録紙の腰(剛性)により、送込駆動ローラ38aから徐々に離間する方向へ変位する。このため、記録紙の後端部付近がニップに挟まれて搬送されているときは、ホールセンサ73の出力が減少していく。よって、この場合もレジストローラ対33のときと同様、出力値が安定しているときの時刻t3のセンサの出力値と、送込駆動ローラ停止直前のセンサの出力値との差ΔVを算出することで、先の図25と同様な関係を求めることができ、センサ出力の差ΔVから、記録紙の剛性を検知することができる。
図27は、ホールセンサ73の出力のギャップ依存性について示したグラフである。図に示すように、変位が大きくなるにつれて、ギャップδによる変動が大きくなることがわかる。これは、変位を記録紙の厚みに置き換えれば、厚紙ほどギャップによる変動が大きく、検出誤差が大きいことを意味する。ホールセンサ73の組み込み時の磁石75とのギャップ調整はある程度可能ではあるが、ホールセンサ73や磁石75のばらつきを考慮すると、変位(紙厚)とセンサの出力との関係(以下、入出力特性という)は、個別に調整する必要がある。また、ホールセンサ73や厚み検知ローラ対70などを交換した場合などのときは、ホールセンサ73の特性や変位ローラ72に固定されている磁石75にばらつきが生じるので、入出力特性の調整が必要である。
図28に示すように、本複写機100は、通信装置201を備えており、通信ネットワークなどの通信回線を経由して、メーカのデータベースサーバ301と接続可能となっている。この通信装置201を介して、データベースサーバ301から、後述する入出力特性の調整に用いる紙厚情報を取得する。すなわち、制御部200および通信装置201が、取得手段として機能する。
複写機100は、ハードディスクなどの情報記憶手段204を有し、スキュー変化率、スリップ率などを時系列に記憶している。また、記録紙と紙厚情報とが記憶されている。
これにより、複写機100が、データベースサーバ301と接続不可能な場所などに設置されていても、データベースサーバ301から入出力特性の調整に用いる記録紙の紙厚情報を取得することができる。
図29(a)に示すように、記録紙を所定枚数包装した包装紙には、記録紙の種類に関する情報が記載されたラベルが貼り付けられている。ラベルには、図29(b)に示すように、(1)商品名、(2)サイズ、(3)枚数、(4)管理コード、(5)裁断方向(抄き目)が記載されている。また、上記の他に坪量なども記載されているものもある。また、図では、管理コードは、一次元コードのバーコードであるが、2次元コードQRコードなどの場合もある。
図30のフローチャートに示すように、ユーザーがスキャナ150の原稿読取面にラベルをセットして、読取開始を指示して、ラベルを読み取る(S1a)。なお、スキャナ部を備えていない画像形成装置においては、外部装置(イメージスキャナ、バーコードリーダ、ハンディスキャナ、カメラ付携帯)を使用して、ラベルを読み取る。情報記憶手段204には、記録紙の種類毎のラベル画像が記憶されており、読み取ったラベル画像を、制御部200は、情報記憶手段204に記憶されているラベル画像とパターンマッチングして、記録紙の種類を特定する(S2a)。
また、図31に示すように、制御部200は、読み取ったラベル画像をOCR(Optical Character Reader)処理して(S2b)、読み取ったラベル画像から文字(テキスト)情報を抽出する。制御部200は、この抽出したテキスト情報を解読して(S3b)、記録紙の銘柄などを特定して、記録紙の種類を取得してもよい。
さらに、図32に示すように、制御部200は、読み取ったラベル画像から、バーコードやQRコードなどのコードが表示されているコード表示領域を抽出する(S2c)。そして、制御部200は、抽出したコードを変換して(S3c)、情報を取得することで、記録紙の種類を取得してもよい。
次に、制御部200は、入出力特性の調整に用いる記録紙がセットする給紙段を設定(S7)し、複写機が置かれている環境条件(温湿度条件)や用紙サイズ情報を取得する(S8)。次に、当該記録紙を通紙してホールセンサの出力波形(センサデータ)を取得する(S9)。取得したホールセンサの出力波形に基づいて、記録紙の厚み情報であるセンサ出力差(紙なし時のセンサ出力−紙有り時のセンサ出力)を算出し、算出したセンサ出力差と、データベースサーバ301から取得した記録紙の厚み情報とから、入出力特性の調整を行う(S10)。
また、複写機の記録紙装置に本発明を適用した例について説明したが、原稿搬送装置たるADF51に本発明を適用することもできる。
校正を行うための記録紙をニップ部に挟んだときのホールセンサの出力値と、取得手段で取得した厚み情報とに基づいて、ホールセンサの出力値と記録紙の厚みとの関係を補正する。このようにホールセンサの構成を行なうための記録紙の厚み情報を取得する取得手段を有しているので、ユーザーが使用している記録紙を校正を行うための記録紙として用いることができる。よって、ホールセンサの校正を行うための予め決められたセンサ校正用のシート材を携行しなくてもよくなる。その結果、サービスマン意外の一般ユーザーでもホールセンサの校正を行うことができ、精度の高い紙厚検知を行なうことができる。
33:レジストローラ対
38:送込ローラ対
70:厚み検知ローラ対
71:駆動ローラ
72:変位ローラ(変位手段)
73:ホールセンサ(変位センサ)
75:磁石(被検知部材)
100:複写機
170:従動ローラ
200:制御部
301:データベースサーバ
721a:第1小径ローラ
721b:第2小径ローラ
722:支持アーム
Claims (13)
- シート材搬送方向に回転駆動する駆動ローラと、
前記駆動ローラに当接してニップ部を形成し、シート材の厚み方向に変位する変位手段と、
前記変位手段のシート材厚み方向の変位を検知する変位センサとを備え、
変位センサの出力信号に基づいて前記ニップ部に搬送されたシート材の厚みを検知するシート材厚み検出装置において、
前記変位手段は、ニップ部に進入したシート材の幅方向中心を境にして、ニップ部に進入したシート材の一方側に当接する第一部材と、ニップ部に進入したシート材の他方側に当接する第二部材と、前記第一部材と前記第二部材とが取り付けられ、前記シート材搬送方向回りに回転可能な軸とを備え、
前記変位センサは、変位手段の前記軸の軸方向一端の前記シート材厚み方向の変位を直接検知するものであり、
ひとつの変位センサの出力信号に基づいて、シート材の厚みを検出するとともに、ひとつの変位センサの出力波形に基づいて、シート材のスキューの情報、シート材の剛性、シート材の耳折れ、シート材と前記駆動ローラとのスリップ率のうちの少なくともひとつを検知することを特徴とするシート材厚み検出装置。 - 請求項1のシート材厚み検出装置において、
前記シート材の先端が前記ニップ部に突入したときの前記変位センサの出力波形または前記シート材の後端が前記ニップ部を抜けるときの前記変位センサの出力波形に基づいて、前記シート材のスキュー情報を検知することを特徴とするシート材厚み検出装置。 - 請求項2のシート材厚み検出装置において、
前記シート材の先端が前記ニップ部に突入したときに検知したスキュー量と、前記シート材の後端が前記ニップ部を抜けるときに検知したスキュー量とに基づいて、シート材搬送中におけるスキュー量の変化を検知することを特徴とするシート材厚み検出装置。 - 請求項1乃至3いずれかのシート材厚み検出装置において、
前記変位手段の軸方向他端の変位を検知する第2変位センサを設け、
シート材が一方向にスキューしたときは、前記変位センサの出力波形を用いてスキュー量を検知し、他方向にスキューしたときは、第2変位センサの出力波形を用いてスキュー量を検知することを特徴とするシート材厚み検出装置。 - 請求項1乃至4いずれかのシート材厚み検出装置において、
前記シート材の先端が前記ニップ部に突入または前記シート材の後端が前記ニップ部を抜けるときの変位センサの出力値と、前記シート材の中央部がニップ部に挟まれたときの変位センサの出力値とに基づき、シート材の耳折れを検知することを特徴とするシート材厚み検出装置。 - 請求項1乃至5いずれかのシート材厚み検出装置において、
前記シート材の搬送方向上流側または下流側でシート材を撓ませた状態でシート材を搬送したときの前記変位センサの出力値に基づいて、前記シート材の剛性を検知することを特徴とするシート材厚み検出装置。 - 請求項1乃至6いずれかのシート材厚み検出装置において、
前記変位センサの調整を行うためのシート材の厚み情報を取得する取得手段と、
前記調整を行うためのシート材を前記ニップ部に挟んだときの前記変位センサの出力値と、前記取得手段で取得した厚み情報とに基づいて、変位センサの出力値とシート材の厚みとの関係を補正する補正手段とを備えたことを特徴とするシート材厚み検出装置。 - 請求項1乃至7いずれかのシート材厚み検出装置において、
前記変位センサとして、ホールセンサを用いたことを特徴とするシート材厚み検出装置。 - 請求項1乃至8いずれかのシート材厚み検出装置において、
前記変位手段と変位センサとからなる検知ユニットを複数を備え
各変位手段は、それぞれ前記駆動ローラのシート材幅方向中心に対してそれぞれ同距離離れた位置で駆動ローラに当接する一対の当接部材を有し、
各変位手段の当接部材の前記駆動ローラとの当接箇所をシート材幅方向に互いに異ならせたことを特徴とするシート材厚み検出装置。 - シート材を搬送する搬送手段と、
搬送手段によって搬送されるシート材の厚みを検知するシート材厚み検知手段とを備えたシート材搬送装置において、
前記シート材厚み検知手段として、請求項1乃至9いずれかのシート材厚み検出装置を用いたことを特徴とするシート材搬送装置。 - 請求項10のシート材搬送装置において、
前記シート材厚み検出装置が検出したスキュー情報および/またはスリップ率を時系列に記憶する記憶手段と、
前記時系列に記憶したスキュー情報および/またはスリップ率に基づいて、搬送手段の寿命を予測する寿命予測手段と、
前記寿命予測手段の予測に基づいて、搬送手段の交換を報知する報知手段とを備えたことを特徴とするシート材搬送装置。 - シート材に画像を形成する画像形成手段と、シート材を該画像形成手段に向けて搬送するシート材搬送装置とを備える画像形成装置において、
前記シート材搬送装置として、請求項10または11のシート材搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項12の画像形成装置において、
前記シート材厚み検出装置が検出したシート材の厚みと、シート材のスキュー情報、シート材のスリップ率、シート材の剛性または耳折れの少なくとも一つとに基づいて、画像形成手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009049969A JP5477684B2 (ja) | 2009-03-03 | 2009-03-03 | シート材厚み検出装置、シート材搬送装置、および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009049969A JP5477684B2 (ja) | 2009-03-03 | 2009-03-03 | シート材厚み検出装置、シート材搬送装置、および画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010202347A JP2010202347A (ja) | 2010-09-16 |
JP5477684B2 true JP5477684B2 (ja) | 2014-04-23 |
Family
ID=42964236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009049969A Expired - Fee Related JP5477684B2 (ja) | 2009-03-03 | 2009-03-03 | シート材厚み検出装置、シート材搬送装置、および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5477684B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012173553A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP5772104B2 (ja) * | 2011-03-17 | 2015-09-02 | 株式会社リコー | インクジェット記録装置、被記録媒体の浮き検出方法、被記録媒体の浮き検出プログラム及び記録媒体 |
JP6221222B2 (ja) | 2011-11-30 | 2017-11-01 | 株式会社リコー | シート搬送装置、画像形成装置、シート厚さ検出システム及びシート厚さ検出プログラム |
JP6357844B2 (ja) * | 2014-03-18 | 2018-07-18 | 株式会社リコー | 紙厚検出装置及びこの紙厚検出装置を有する画像形成装置 |
JP6428057B2 (ja) * | 2014-08-29 | 2018-11-28 | ブラザー工業株式会社 | 読取装置,報知方法,およびプログラム |
JP6897093B2 (ja) * | 2016-08-10 | 2021-06-30 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 搬送監視制御装置、画像形成装置 |
JP7351154B2 (ja) * | 2019-09-12 | 2023-09-27 | コニカミノルタ株式会社 | 記録媒体検出装置及び画像形成装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2938587B2 (ja) * | 1991-01-24 | 1999-08-23 | コニカ株式会社 | 搬送状態検知装置 |
JP2908086B2 (ja) * | 1991-10-21 | 1999-06-21 | 富士通株式会社 | 紙葉類厚み検査装置 |
JPH0761650A (ja) * | 1993-08-25 | 1995-03-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 用紙搬送装置 |
JP5247057B2 (ja) * | 2007-04-03 | 2013-07-24 | キヤノン株式会社 | シート厚識別装置、画像形成装置及び画像読取装置 |
-
2009
- 2009-03-03 JP JP2009049969A patent/JP5477684B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010202347A (ja) | 2010-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5477684B2 (ja) | シート材厚み検出装置、シート材搬送装置、および画像形成装置 | |
US8200101B2 (en) | Condition determining system, method of detecting abnormality of condition determining system, and image forming apparatus | |
JP4759433B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009186684A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4846344B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US9031430B2 (en) | Image forming apparatus | |
US20160334734A1 (en) | Image forming device | |
JP4712598B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US7802792B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP4795136B2 (ja) | 異常予測装置、画像形成装置および保守システム | |
JP6554775B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5089542B2 (ja) | 記録体搬送装置及び画像形成装置 | |
JP7414581B2 (ja) | 画像形成装置 | |
CN113439242A (zh) | 成像装置 | |
JP5637440B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001215796A (ja) | 画像形成装置 | |
US8276468B2 (en) | Piezoelectric sensors for automatic measurement of NIP width for fuser member control | |
JP5590441B2 (ja) | 劣化判定装置、シート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置 | |
JP2019070680A (ja) | 画像形成装置 | |
US9513585B2 (en) | Image forming apparatus which sets image forming condition based on calculated exposed area potential | |
JP6135990B2 (ja) | 画像形成装置 | |
EP2413199A1 (en) | Fixing device and image forming apparatus incorporating same | |
US11537071B2 (en) | Image forming apparatus capable of preventing an image defect caused by a variation in the shape of a belt upstream of a transfer portion | |
JP5049828B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2018141886A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120619 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130326 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130906 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131121 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20131129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140130 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5477684 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |