JPH0761650A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH0761650A
JPH0761650A JP5230773A JP23077393A JPH0761650A JP H0761650 A JPH0761650 A JP H0761650A JP 5230773 A JP5230773 A JP 5230773A JP 23077393 A JP23077393 A JP 23077393A JP H0761650 A JPH0761650 A JP H0761650A
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Japan
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sheet
sensor
paper
time
abnormality
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JP5230773A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Hama
英隆 浜
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一のセンサからの出力信号によって多種類
の搬送異常を検知できるようにする。 【構成】 搬送路2の上を用紙1が搬送される。アクチ
ュエータ4の接触部材43は用紙1が通過すると軸41
を中心として変位し、その大きさはセンサ5で検出され
る。センサ5の出力は用紙1の厚さに対応する。図示し
ない処理部によってこのセンサ出力のレベルと所定レベ
ルの継続時間との組み合わせが所定のパターンのどれに
該当するかによって搬送異常を検知する。例えば先端部
の紙折れでは先端部でのセンサ出力が大きいし、重送で
は前記継続時間が長く、かつ出力レベルが用紙中間部分
で大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は用紙搬送装置に関するも
のであり、特に、用紙の搬送状態の異常を検知すること
ができる用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置やレーザプリンタなどにお
いて、用紙の搬送時に、斜行(スキュー)などの姿勢異
常や、紙折れもしくは重送などの搬送状態の異常を生ず
ることがある。このような搬送状態の異常があると、イ
メージの欠損などによるプリントの品質低下を招く原因
となる。
【0003】この種の搬送異常を排除することを目的と
して、種々の提案がなされている。例えば、特開昭57
−8183号公報や特開昭57−131652号公報に
記載された検出装置は、前記スキューの検知に関するも
のである。これらの装置では、用紙搬送路上に2つのセ
ンサを設け、用紙の側端部または先端部が前記2つのセ
ンサ上をそれぞれ通過したときの時間の差を検出する。
そして、この時間差が許容値以上であれば、スキューが
生じたものと判定するように構成されている。
【0004】また、実開平2−147448号公報には
用紙の重送を検出するための装置が提案されている。こ
の装置は用紙搬送路に検知ローラを設け、用紙がこの検
知ローラ部を通過するときの、用紙の厚さに応じた前記
検知ローラの微小な変位を増幅して検出し、この変位量
に基づいて重送か否かを判断するように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置にはそ
れぞれ次のような問題点があった。まず、2つのセンサ
を用いた装置では、スキューの発生を検出するためだけ
に複数のセンサを必要とする。したがって、当該検出装
置を実装する際のスペースの確保が困難であり、装置が
大型化するおそれがあり、経済的つまりコスト的にも問
題がある。また、従来の重送検知装置では、非常に微小
な紙折れの検出が困難であった。
【0006】さらに、スキュー、サイドレジずれ、重送
など多岐にわたる搬送異常に対応するために、上記従来
装置の特徴を組み合わせたとすると、さらに、装置の大
型化やコスト上昇は避けられないといった問題点があ
る。
【0007】本発明の目的は、上記の問題点を解消し、
小型化と、種々の搬送異常に対する適用拡大とを可能と
する用紙搬送装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、用紙搬送路に設けられ、
搬送される用紙の幅と略同一の接触幅で該用紙と接触可
能なアクチュエータと、該アクチュエータの変位に比例
した検出信号を出力するセンサ手段と、前記センサの検
出信号が基準値以上のときの時間を計測する手段と、前
記センサの検出信号の大小に基づいて前記用紙の厚さを
検知する手段と、前記検出信号が基準値以上であった時
間およびこの時間において検知された用紙の厚さの組み
合わせを予定の異常パターンと比較して搬送異常を判別
する手段とを具備した点に第1の特徴がある。
【0009】また、本発明は、搬送異常が、各種搬送異
常に対応する複数の異常パターンのどれに該当するかに
よってそれぞれ別個の通知をする異常通知手段をさらに
具備した点に第2の特徴がある。
【0010】
【作用】前記アクチュエータは略用紙幅で接触可能な大
きさを有しているので、例えば用紙の一部の紙折れ、紙
しわなどのあらゆる用紙の搬送異常によっても変位す
る。この変位はセンサの検出信号として取り出すことが
できる。そして、この検出信号の大小によって用紙の厚
さおよび検出信号が基準値以上に保持されている時間が
検出される。検出信号の変動、すなわちその大きさや信
号の継続時間は、搬送異常の種類によって一定のパター
ンを有する。
【0011】例えば、紙折れの場合では、用紙1枚に相
当する以上の大きい信号が短時間だけ検出され、しかも
この大きい検出信号は用紙検出期間の端部で現れる。ま
た、紙しわの場合は、用紙検出期間の端部を除いた中間
位置で用紙1枚に相当する以上の大きい信号が微小時間
検出される。
【0012】このように、搬送異常の種類によって検出
信号の変化に一定の異常パターンがある。そこで、この
検出信号がこれらの異常パターンに該当するか否かを判
別して搬送異常の発生を検知することができる。
【0013】本発明では、異常通知手段によって異常の
種類に応じた通知をすることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る用紙搬送装置の要部
を示す斜視図である。図1において、用紙1は搬送路2
上を矢印3の方向に、図示しない駆動手段によって搬送
される。搬送路2上には、アクチュエータ4が設けられ
る。アクチュエータ4は、搬送路2を横断する軸41
と、該軸41から斜め下方に伸びる一対の腕42と、該
腕42に支持され、前記軸41と平行な接触部材43と
からなる。該接触部材43は、通常は重力の作用によっ
て搬送路2の表面に接触した状態で保持されている。そ
して、用紙1が搬送されてきて、該用紙1が接触部材4
3に当接すると、該接触部材43は用紙1によって押し
上げられ、用紙1が通過するまで押し上げられた状態で
維持される。
【0015】アクチュエータ4は、樹脂や軽合金等の軽
量部材で全体を形成するのが望ましいが、接触部材43
は用紙1との接触状態を安定化させるため、多少重量を
大きくしてもよい。さらに、接触部材43の下面つまり
用紙1との接触面は円弧状にするなど用紙の搬送に支障
のないような形状を選択すべきである。なお、接触部材
43はその長さを少なくとも用紙1の幅以上とし、用紙
1が搬送方向3に直交する方向に多少ずれているときに
も該用紙1の全幅をカバーできるように取り付け位置を
調節する。
【0016】前記軸41は、図示しない軸受によってそ
の両端部もしくはその近傍で回動自在に支持されてい
る。軸41の一端はセンサ5の回転軸(図示せず)と連
結され、該センサ5は、前記接触部材43の変位量に対
応する軸41の回転角に応じて信号を出力する。センサ
5としては、接触部材43の微小な変位量を検知できる
ようにするため、非接触形磁気センサを用いるのが良
い。
【0017】センサ5の出力(電圧)信号と変位量すな
わち用紙1の厚さとの関係を図2に示す。同図におい
て、横軸は変位量(用紙厚さ)縦軸はセンサ5の出力
(電圧)を示す。
【0018】図3は、前記センサ5の出力信号を処理し
て搬送異常を検知するための処理部のハード構成示す。
図示のように該処理部はマイクロコンピュータで構成す
るのが望ましい。同図において、センサ5の出力信号は
A/D変換器6でデジタル信号に変換される。RAM7
には、処理に伴って得られるデータや基準値等が格納さ
れる。ROM8には、システムデータや該マイクロコン
ピュータのプログラムが等が格納される。操作表示部9
はオペレータの指示を入力するための操作パネルと処理
結果を表示する表示パネルとを具備する。CPU10
は、該処理部全体を前記プログラムに従って制御する。
前記A/D変換器6、RAM7、ROM8、操作表示部
9、ならびにCPU10はシステムバス11を介して接
続されている。
【0019】続いて、上記のハード構成を有する用紙搬
送装置における搬送異常の検出動作を説明する。図5は
搬送異常検出のためのゼネラルフローである。同図にお
いて、ステップS1では、センサ5の出力信号を取り込
んで所定の計測処理を行う。ステップS2では、前記計
測処理で得られたデータをもとに紙折れ検知を行う。以
下、ステップS3〜S5では、同様に紙しわ検知、重送
検知、スキュー検知をそれぞれ行う。
【0020】まず、図6のフローチャートを参照して計
測処理を説明する。同図において、ステップS11で
は、センサ5で用紙1を検出したか否か、すなわちアク
チュエータ4の接触部材43が押し上げられ、センサ5
が用紙1の厚さに相当する以上の大きい信号を出力した
か否かを判断する。この判断は、センサ5の検出信号を
用紙1枚分の厚さに相当する基準電圧Vref と比較する
ことによって行う。
【0021】ステップS12では、用紙1が検出された
時刻(オン時刻)をRAM7に設けたオン時刻記憶領域
に記憶する。ステップS13では、検出された用紙1の
厚さすなわちセンサ5の検出信号の大きさ(厚さデー
タ)dnをRAM7に設けた厚さデータ記憶領域に記憶
する。ステップS14では、用紙1の検出が継続されて
いるか、すなわち前記基準電圧Vref 以上の検出信号が
依然としてセンサ5から出力されているか否かを判断す
る。この判断が肯定の間は、ステップS13に進み、用
紙1の厚さを示すデータdnを蓄積する。
【0022】センサ5の検出信号が前記基準値Vref 以
下になれば、ステップS14の判断が否定となり、ステ
ップS15に進む。ステップS15では、その時の時刻
つまりセンサ5の出力が基準値Vref 以下になった時刻
(オフ時刻)をRAM7に設けたオフ時刻記憶領域に記
憶する。
【0023】次に、図7と図8とを参照して前記計測処
理によって得られたデータに基づく紙折れ検知処理を説
明する。図7(a)は紙折れに対応するセンサ5の検出
信号の変化を示す図であり、図7(b)は紙折れの態様
を示す図である。図7において矢印3は用紙1の搬送方
向を示す。図示のように、用紙1の角が折れている部分
では、前記アクチュエータ4が大きく押し上げられ、セ
ンサ5の検出信号は用紙1の2枚分(Vref の2倍)に
相当する大きい値となり、紙折れ検出のためのしきい値
thを超過する。そして、この大きい厚さデータdn
は、紙折れ部分の長さLだけ搬送方向3に用紙1が搬送
される時間続く。この紙折れを検知するには次の処理を
行う。
【0024】図8は紙折れ検知処理を示すフローチャー
トである。同図のステップS21では、前記オン時刻と
オフ時刻との差つまり用紙1が検出されている時間(オ
ン時間)を算出する。ステップS22では、前記オン時
間つまり用紙1の通過時間が、用紙が通過するのに要す
る時間の理論値以下か否かを判断する。オン時間が前記
理論値より大きい場合は、紙折れではないと判断してこ
の処理は終える。オン時間が前記理論値以下であれば、
紙折れの可能性があると判断してステップS23に進
む。
【0025】ステップS23では、前記ステップS13
(図6)で記憶された用紙先端の予定領域での用紙1の
厚さ検出データdnを読み出す。ステップS24では、
読み出した用紙先端の予定領域での検出データdnが前
記しきい値thを超過しているか否かが判断される。し
きい値thは、用紙1の1枚分の厚さに相当する値Vre
f より、用紙1枚分の厚さ検出時に予想される誤差以上
大きい値とする。ステップS24の判断が肯定ならばス
テップS25に進み、紙折れ発生の場合の所定の処置を
行う。ここでは、紙折れ発生を通知するため、操作表示
部9に検知信号を送出する。
【0026】なお、用紙1の後端部に発生した紙折れを
検知する場合は、上記処理において、用紙1の後端部で
大きい検出信号が得られたか否かを判断すればよい。
【0027】次に、図9と図10とを参照して前記計測
処理によって得られたデータに基づく紙しわ検知処理を
説明する。図9(a)は紙しわに対応するセンサ5の検
出信号の変化を示す図であり、図9(b)は紙しわの態
様を示す図である。図示のように、端部を除く用紙1の
中間部分にしわがある場合、アクチュエータ4はこのし
わに追従して微小時間に上下に変動し、この変動は、セ
ンサ5による用紙1の1枚分に相当する値以上での検出
信号の変動となって現れる。この紙しわを検知するには
次の処理を行う。
【0028】図10は紙しわ検知処理を示すフローチャ
ートである。同図のステップS31では、前記計測処理
で蓄積された用紙の厚さを示す信号dnのうち、用紙1
の始端部および終端部を除く中間部分でサンプリングさ
れた厚さデータdnを読み出す。ステップS32では、
読み出された信号dnの変化量つまり中間部分でサンプ
リングされた厚さデータdnのばらつきが予定値以下か
否かを判断する。この判断が肯定の場合は、用紙1の中
間部分で検出された厚さが均一であって、しわがないと
判断してこの紙しわ検知処理を終える。一方、この判断
が否定の場合は、紙しわがあると判断してステップS3
3に進み、紙しわ発生の場合の所定の処置を行う。ここ
では、紙しわ発生を通知するため、操作表示部9に検知
信号を送出する。
【0029】次に、図11と図12とを参照して前記計
測処理によって得られたデータに基づく重送検知処理を
説明する。図11(a)は重送に対応するセンサ5の検
出信号の変化を示す図であり、図11(b)はこの重送
の一態様を示す図である。図示のように用紙1(1a,
1b)が重送されている場合、該用紙1aもしくは1b
でアクチュエータ4が押し上げられている時間は、1枚
の用紙によって押し上げられている正常時の時間より長
く、かつセンサ5による用紙1の1枚分に相当する値以
上での検出信号が長く続くようになる。この重送を検知
するには次の処理を行う。
【0030】図12は重送検知処理を示すフローチャー
トである。同図のステップS41では、前記オン時刻と
オフ時刻との差つまり用紙1が検出されている時間(オ
ン時間)を算出する。ステップS42では、前記オン時
間つまり用紙1の通過時間が、所定の用紙が通過するの
に要する時間の理論値以上か否かを判断する。オン時間
が前記理論値以下の場合は、重送ではないと判断してこ
の処理は終える。オン時間が前記理論値以上であれば、
重送の可能性があると判断してステップS43に進む。
【0031】ステップS43では、前記計測処理で蓄積
された用紙の厚さを示す信号dnのうち、用紙1の始端
部および終端部を除く中間部分でサンプリングされた信
号dnを読み出す。ステップS44では、読み出された
中間部分での検出データdnのすべてが前記しきい値t
hを超過しているか否かが判断される。この判断が否定
の場合は重送ではないと判断してこの重送検知処理を終
える。一方、ステップS44の判断が肯定の場合は、用
紙1の中間部分での厚さデータが用紙1の1枚分よりも
その測定誤差以上に大きいため、重送が生じたと判断し
てステップS45に進み、重送発生の場合の所定の処置
を行う。ここでは、重送発生を通知するため、操作表示
部9に検知信号を送出する。
【0032】次に、図13と図14とを参照して前記計
測処理によって得られたデータに基づくスキュー検知処
理を説明する。図13(a)はスキューに対応するセン
サ5の検出信号の変化を示す図であり、図13(b)は
スキューの一態様を示す図であり、図13(c)は正常
な搬送状態を示すである。図示のように、用紙1が斜行
している場合、アクチュエータ4が用紙1で押し上げら
れている時間tは正常な搬送の場合の時間tsより長い
が、センサ5による用紙1の厚さ検出信号は用紙1の1
枚分に相当する値に維持される。スキューを検知するに
は次の処理を行う。
【0033】図14はスキュー検知処理を示すフローチ
ャートである。同図のステップS51では、前記オン時
刻とオフ時刻との差つまり用紙1が検出されている時間
(オン時間)を算出する。ステップS52では、前記オ
ン時間つまり用紙1の通過時間tnが、正常な場合に用
紙が通過するのに要する時間の理論値tsよりも長い時
間つまりスキューと判断できる時間tqを超過している
か否かを判断する。オン時間が前記値tq以下の場合
は、スキューではないと判断してこの処理は終える。オ
ン時間が前記値tq以上であれば、スキューの可能性が
あると判断してステップS53に進む。ステップS53
では、スキュー発生の場合の所定の処置を行う。ここで
は、スキュー発生を通知するため、操作表示部9に検知
信号を送出する。
【0034】なお、重送の場合には前記オン時間tnが
値tqよりも大きい場合があるが、用紙1の厚さの判断
が前記重送検知処理のステップS44で行われており、
スキューの場合はこの判断が否定となるので、該スキュ
ー検知処理としては、前記オン時間の判断のみでよい。
【0035】次に、前記処理部の要部機能を図4のブロ
ック図を参照して説明する。同図において、センサ5の
検出信号はA/D変換器6でデジタル値に変換されてオ
ン・オフ検出部17に入力される。オン・オフ検出部1
7は、入力信号が予定のしきい値Vref よりも高い場合
は、出力信号をハイ(H)にし、低い場合は出力信号を
ロー(L)にする。このしきい値Vref としてはアクチ
ュエータ4が用紙1の1枚の厚さに相当する量だけ変位
したときのセンサ5の出力に対応する値とする。オン・
オフ検出部17の出力信号はオン時刻記憶部18、オフ
時刻記憶部19、インバータ20、ならびに厚さデータ
記憶部21に供給される。
【0036】オン時刻記憶部18およびオフ時刻記憶部
19は入力信号が(L)から(H)に転じたときに時計
装置12から現在時刻を読み込んで記憶する。さらに、
厚さデータ記憶部21は、前記オン・オフ検出部17の
出力信号が(H)の間、クロック信号CKに応答して前
記A/D変換器6からの信号つまり用紙1の厚さに相当
するデータを取り込む。
【0037】また、オン時間算出部13は、前記オン時
刻記憶部8およびオフ時刻記憶部9に記憶されている時
刻データの差(オン時間)を算出する。算出結果はオン
時間記憶部14に格納される。搬送異常処理部15で
は、前記厚さデータとオン時間とに基づいて、上記フロ
ーチャートに関して説明した異常パターンと比較して搬
送異常の有無を判断し、搬送異常が検出されたならば、
表示部16に表示指令を出力する。表示部16はこの表
示指令に応答して搬送異常を通知する所定のメッセージ
を表示する。なお、該メッセージを、後述のように搬送
異常の種類に応じたものとできるように、表示のための
複数種類のデータをシステムデータとして準備する。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、1つのセンサによって複数の搬送異常を検出
でき、それを表示できる。したがって、少ないセンサ設
置スペースで搬送装置を構成できるとともに、複数のセ
ンサによるよりもコストを低減できる。
【0039】その結果、搬送異常に起因するイメージ欠
損を回避でき、品質の高いプリントを得ることができる
電子写真装置やレーザプリンタなどを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す用紙搬送装置の斜視
図である。
【図2】 センサの出力と変位量との関係を示す図であ
る。
【図3】 用紙搬送装置の処理部のハード構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 用紙搬送装置における搬送異常検出のための
要部機能を示すブロック図である。
【図5】 搬送異常検出処理のゼネラルフローチャート
である。
【図6】 搬送異常処理のための計測処理のフローチャ
ートである。
【図7】 搬送異常の一例としての紙折れの態様および
センサ出力の対応を示す図である。
【図8】 紙折れ検知のフローチャートである。
【図9】 搬送異常の一例としての紙しわの態様および
センサ出力の対応を示す図である。
【図10】 紙しわ検知のフローチャートである。
【図11】 搬送異常の一例としての重送の態様および
センサ出力の対応を示す図である。
【図12】 重送検知のフローチャートである。
【図13】 搬送異常の一例としてのスキューの態様お
よびセンサ出力の対応を示す図である。
【図14】 スキュー検知のフローチャートである。
【符号の説明】
1…用紙、 2…搬送路、 3…搬送方向、 4…アク
チュエータ、 5…センサ、 43…接触部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送路に設けられ、搬送される用紙
    の幅と略同一の接触幅で該用紙と接触可能なアクチュエ
    ータと、 該アクチュエータの変位に比例した検出信号を出力する
    センサ手段と、 前記センサ手段の検出信号が基準値以上のときの時間を
    計測する手段と、 前記センサ手段の検出信号の大小に基づいて前記用紙の
    厚さを検知する手段と、 前記検出信号が基準値以上であった時間およびこの時間
    において検知された用紙の厚さの組み合わせを予定の異
    常パターンと比較して搬送異常を判別する手段とを具備
    したことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記異常パターンを各種搬送異常に対応
    して複数設定する手段と、 該複数の異常パターンのどれに該当する搬送異常かによ
    ってそれぞれ別個の通知をする異常通知手段とをさらに
    具備したことを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装
    置。
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