JP6554775B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
近年、複数の感光体にそれぞれ形成したトナー像をベルトなどの中間転写体の表面上に重ね合わせて転写するカラー複写機やカラープリンタ等のタンデム方式の画像形成装置が主流となってきている。このようなタンデム方式の画像形成装置での色ずれ補正制御方法として、一般的に以下の方法がとられる。即ち、中間転写体である中間転写ベルト上に各色の色ずれ検出用のテストパターン像を形成し、このテストパターン像の位置をセンサで検知して、その結果から各成分(レジストや倍率、スキュー等)の色ずれ量を算出する。そして、この結果をもとに各光学系の光路を補正したり、各色の画像書き出し位置や画素クロック周波数を補正したりする方法がとられる。
また、ユーザのダウンタイムを減らすために、通紙ジョブ中に中間転写ベルトの画像領域外に色ずれ検出用パターンを形成することで補正する印刷中色ずれ補正技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
この技術は、通常の画像形成速度若しくは通常の印刷速度(以下、「通常線速」ともいう)で行われる通常線速モードの通常線速よりも遅い条件で行われる低速印刷で実行される低速モード(以下、「低速印刷モード」ともいう)での色ずれ補正に関するものである。以下、本明細書では、「画像形成」と「印刷」という用語を同意義で用いることとする。
しかしながら、特許文献1、2記載の技術を含め、今までは低速印刷時においても通常の印刷速度と同じ設定条件で色ずれ補正制御が実行されていた。ここで、低速モードでは通常線速での画像形成に対し、画像形成速度が遅くなる。そのため、色ずれ補正制御の実行条件として印刷枚数を設定している場合、印刷を行ってその設定された印刷枚数に達するまで時間を要することにより、色ずれ補正制御の実行タイミングが通常線速時に対して、時間的に遅れてしまう。
低速モードでは、上記設定された印刷枚数の印刷のための時間が経過する間に、書込ユニット内のレンズの温度特性が変化してしまう。このため、低速印刷時には色ずれ補正精度が通常印刷時に対し悪化するという問題があった。また、この問題を改善する対策として、書込ユニット内温度特性状態の変化を抑制するため、設置されているユニット冷却ファンの稼動量を上げる対策を取る必要があり、消費電力上昇、コスト上昇という問題もあった。
本発明は、上述した事情に鑑み、低速印刷時の色ずれ補正精度を良化させることを主な目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、中間転写体の移動方向に沿って並列に配置された複数の潜像担持体と、前記各潜像担持体に潜像を書き込む潜像書込手段と、前記各潜像担持体の潜像を現像して異なる色のトナー像を形成する複数の現像手段と、前記各潜像担持体上のトナー像を前記中間転写体に転写する1次転写手段と、前記中間転写体からシートにトナー像を転写する2次転写手段と、前記中間転写体と前記2次転写手段とを当接状態、離間状態にする接離手段と、色ずれを検知するためのパターン像を前記潜像担持体を介して前記中間転写体に形成するパターン像形成制御手段と、前記中間転写体に担持された前記パターン像の色ずれを検知する色ずれ検知手段と、前記離間状態で色ずれ補正制御を行う色ずれ補正制御手段と、通常線速で画像形成する通常線速画像形成モードと、前記通常線速より遅い低線速で画像形成する低線速画像形成モードを含む少なくとも1つの非通常線速画像形成モードとを設定する画像形成モード設定手段と、を備える画像形成装置であって、前記通常線速及び前記低線速を含む複数の画像形成速度が設定されており、前記通常線速で画像形成する時の色ずれ補正制御実行タイミングと、前記低線速で画像形成する時の色ずれ補正制御実行タイミングとは、独立して設定され、かつ、画像形成時の前記離間状態で実施されるよう設定されており、基準色となるブラックのトナー像を形成される前記潜像担持体が前記中間転写体に配置されている位置に対して、直近に配置されている前記潜像担持体よりも離れて配置されている前記潜像担持体に形成される前記パターン像の位置に関し、前記中間転写体の前記移動方向に沿って形成される前記ブラックとは異なる複数色の前記パターン像の配置順序を、前記ブラックのトナー像で形成される前記パターン像の近くにした。
本発明によれば、上記構成により、低線速で画像形成する時の経時色合わせ精度を向上することができることは元より、パターン像の読取り誤差を最小限に抑えることができる
本発明を適用する画像形成装置の全体構成図である。 実施形態に係る画像形成装置の転写部周りの構成を示す図であって、(a)は2次転写部の離間状態を説明する簡略的な正面図、(b)は2次転写部の当接状態を説明する簡略的な正面図である。 実施形態に係る2次転写部の離間状態での色ずれ補正のために用いる色ずれ検知パターン、光学センサの配置状態を説明する平面図である。 実施形態の制御構成を示す制御ブロック図である。 実施形態の色ずれ補正制御実行タイミングに係る動作フローを示すフローチャートである。 変形例1の色ずれ補正制御実行タイミングに係る動作フローを示すフローチャートである。 実施形態2の制御構成を示す制御ブロック図である。 実施形態2の色ずれ補正制御実行タイミングに係る動作フローを示すフローチャートである。 変形例2の色ずれ補正制御実行タイミングに係る動作フローを示すフローチャートである。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を詳細に説明する。本発明を適用する画像形成装置及び実施形態等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。
図1を参照して、本発明を適用する画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、本発明を適用する画像形成装置の全体構成図である。図1において、100は、本発明を適用する画像形成装置の一例としての4連タンデム型中間転写方式のカラープリンタである。このカラープリンタ100では、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーからカラー画像を形成する。カラープリンタ100は、装置本体50内に、トナー収容部7、画像形成部44、露光部45、転写部46、定着部47、給紙部48、排紙部49、制御部等を備えている。
トナー収容部7は、上記4色の新規トナーを収容する装置であり、装置本体50の上部に配置されている。トナー収容部7は、上記4色のそれぞれのトナーを個別に収容するトナーボトル7Y,7M,7C,7Kを備え、トナー供給装置やトナー供給路を介して、所定量の新規トナーを後述の現像装置に搬送するよう構成されている。
画像形成部44は、上記4色のトナーからそれぞれの単色トナー像を形成する4つのプロセスカートリッジからなり、装置本体50の略中央部に配置されている。画像形成部44は、上記4色のトナーに対応する潜像担持体ないしは像担持体としての4つの感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kを中心とする後述の4つのプロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kから主に構成されている。画像形成部44では、トナーボトル7Y,7M,7C,7Kから供給されるイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーからプロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kでそれぞれの単色トナー像を形成する。
露光部45は、画像形成部44のそれぞれの潜像担持体に静電潜像を書き込む潜像書込手段として機能し、画像形成部44の下方に配置されている。露光部45は、半導体レーザ(LD)などのレーザ光源と、書込モータとしてのポリゴンモータ、画像書込ミラーなどを有する。露光部45では、上記レーザ光源から感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kにレーザ光を照射し、ポリゴンモータ等で走査して、後述の帯電手段で一様に帯電させた感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kの表面を露光する。そして、表面電位のポテンシャルを部分的に低下させ静電潜像を形成する。
転写部46は、画像形成部44で形成したトナー像を最終的に記録媒体としての記録紙に転写する装置であり、画像形成部44の上方に配置されている。転写部46は、中間転写ベルト21、3つの従動ローラ31、駆動ローラ32、従動ローラ33、4つの1次転写ローラ24Y,24C,24M,24K、2次転写ローラ25等を有して構成されている。20は、中間転写ユニットを示し、転写部46から2次転写ローラ25等を除いた構成からなる。
中間転写ベルト21は、中間転写体としての機能を有し、無端ベルト状をなし、半導電性の弾性樹脂で形成されている。中間転写ベルト21は、3つの支持回転部材である従動ローラ31、駆動ローラ32、従動ローラ33に巻き掛けられ、張力を付与されて支持されている。駆動ローラ32は、ギヤ列等の駆動力伝達手段を介して駆動モータに連結されている。画像形成時等において、上記駆動モータにより駆動ローラ32が反時計回り方向に回転駆動されることによって、中間転写ベルト21が移動方向Aに走行・回転駆動される。
1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kは、各感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト21に1次転写する1次転写手段として機能する。1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kは、各感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kとそれぞれ中間転写ベルト21を挟んで対向する位置に配置されていて、中間転写ベルト21の移動方向Aの回転駆動に従動して回転する。従動ローラ33と中間転写ベルト21を挟んで対向する位置には、中間転写ベルトクリーニング装置26が設けられている。
各1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kは、図示しない接離機構により中間転写ベルト21の内側から各感光体ドラム1Y,1M,1C,1K方向へ押し付けられ1次転写ニップ部を形成する。各1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kは、図示しないバイアス電源に接続された接触方式の転写バイアス(転写電圧)印加手段となっており、トナー像と逆極性の1次転写バイアスが中間転写ベルト21の裏面から印加されるようになっている。尚、転写バイアス印加手段として、転写チャージャを用いた非接触方式のものでもよいが、本カラープリンタ100では、転写チリの発生が少ない1次転写ローラを採用している。
尚、1次転写ローラを用いた構成で、上記したように1次転写ローラを中間転写ベルトに押し付けるような接離機構でなく、1次転写ローラを中間転写ベルトに軽く接触させるような機構を用いたものであってもよい。
中間転写ベルト21を挟んで駆動ローラ32と対向する位置には、2次転写ローラ25が配置されている。2次転写部22は、中間転写ベルト21、2次転写ローラ25及び駆動ローラ32により構成されている。2次転写ローラ25は、2次転写ローラ25の軸が図示しない接離手段のバネ等の付勢手段により中間転写ベルト21を介して駆動ローラ32に圧接され、2次転写ニップ部を形成するよう構成されている。2次転写ローラ25は、図示しないバイアス電源に接続され、トナー像と逆極性の2次転写バイアスを印加する接触方式の転写バイアス印加手段となっている。尚、駆動ローラ32が転写バイアス印加手段となっていてもよく、その場合、転写するトナー像とは同極性の転写バイアスを印加することになる。
上記図示しない接離手段は、中間転写ベルト21を介して駆動ローラ32に対して2次転写ローラ25を接触・当接状態、離間状態にする、即ち接離可能にするものであり、公知の様々な接離機構を用いてもよい。
駆動ローラ32近傍の中間転写ベルト21上には、中間転写ベルト21上に作像された各色の色ずれ検知用のテストパターンの位置を検知する光学センサ30が配置されている。
中間転写ベルトクリーニング装置26は、中間転写ベルト21の外周表面に付着した転写残トナーを、ブラシローラで潤滑剤を塗布しながらブラシローラ及びクリーニングブレードで掻き取って回収するクリーニング手段である。回収した転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置26内から図示しない搬送手段により図示しない廃トナータンクまで搬送され、廃棄される。
定着部47は、転写部46で転写されたトナー像を記録紙に定着する装置であり、転写部46の上方に配置されている。定着部47は、内部に発熱手段であるヒータを有する定着ローラ47aと、加圧ローラ47bなどを備えている。図示しない付勢手段により加圧ローラ47bが加圧されて定着ローラ47aに圧接され、定着ニップ部が形成されている。そして、この定着ニップ部において、後述の給紙部48から搬送されてきた記録紙に、定着ローラ47aによる熱と、加圧ローラ47bによる圧力とを加えることにより、転写部46で記録紙に転写された未定着のトナー像が記録紙に定着されるようになっている。
給紙部48は、コピー用紙、樹脂シート(例えば、OHPシート)などの所定の大きさの記録紙41(紙に限定されるものではなくシート状であればよい)を転写部46に給紙する装置であり、装置本体50の最下部に配置されている。給紙部48は、記録紙41を収容・ストックする給紙カセット29と、記録紙41を1枚ずつ搬送路に送り出す給紙ローラ27と、記録紙41を2次転写ニップ部へ搬送するタイミングを調整するレジストローラ対28などを備えている。給紙ローラ27は、給紙カセット29にストックされた記録紙41に所定圧で圧接されており、制御部(図示せず)からの制御信号に基づいて記録紙41を1枚ずつ搬送路に送り出すようになっている。
排紙部49は、定着部47で画像が定着された記録紙41をスタックする装置であり、装置本体50の上面に形成されている。排紙部49は、装置本体50の上面に形成された排紙トレイ38と、定着部47を通過した記録紙41を排紙トレイ38に排出する排紙ローラ対39などを備えている。
カラープリンタ100のプロセスカートリッジについて説明する。上述のように、カラープリンタ100は、中間転写ベルト21の下面に沿って移動方向上流側からイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの順に画像形成ユニットである4つのプロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kを具備している。これらのプロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kは、略同様な構成となっているため、最上流に配設(配置して設けること、位置を決めて設けることを意味する)されたイエロー用のプロセスカートリッジ5Yを例に挙げて説明する。
プロセスカートリッジ5Yは、装置本体50から着脱可能な図示しないカートリッジ本体内に設けられ、一度に消耗部品を交換できるようになっている。プロセスカートリッジ5Yは、感光体ドラム1Yを中心に、その回転方向上流側から順に配置された、帯電手段としての帯電装置2Yと、現像手段としての現像装置3Yと、クリーニング手段としてのクリーニング装置4Yとから主に構成されている。
帯電装置2Yは、感光体ドラム1Yの外周表面を所定の極性に一様に帯電させる機能を有し、感光体ドラム1Yと近接配置され、感光体ドラム1Yの外周表面を所定の極性に一様に帯電させる帯電部材としての帯電ローラ等を備えている。
現像装置3Yは、感光体ドラム1Yが担持する静電潜像をイエロー色のトナーで可視像化する機能を有する。現像装置3Yは、2軸搬送タイプの2成分現像方式の現像装置であり、トナーとキャリアを含む粉体状の2成分現像剤中のトナーを現像ローラによって感光体ドラム1Yの静電潜像部分に付着させる。
クリーニング装置4Yは、1次転写後も感光体ドラム1Y上に残留する転写残トナーをクリーニングする機能を有する。クリーニング装置4Yは、感光体ドラム1Yに当接し1次転写後も感光体ドラム1Yの外周表面に付着している1次転写残トナーを掻き取ってクリーニングするクリーニングブレードを備えている。また、掻き取った転写残トナーを収容するクリーニングケース、このクリーニングケースに溜まった転写残トナーを図示しない廃トナータンクへ搬送するトナー搬送スクリューなども備えている。
プロセスカートリッジの画像形成動作の動作について説明する。
先ず、帯電装置2Yの帯電ローラにより感光体ドラム1Yの外周表面を均一に所定の極性に帯電させる。帯電装置2Yの感光体ドラム1Yの回転方向下流域において、露光部45により画像情報に基いて1点鎖線で示すレーザ光を照射し、一様に帯電させた感光体ドラム1Yの表面電位を照射した部分だけ低下させることにより静電潜像を形成する。そして、現像装置3Yで静電潜像にイエロー色のトナーを供給して静電潜像をトナー像化・可視像化して現像する。このイエロー単色のトナー像は、感光体ドラム1Yの回転に伴って1次転写ニップ部に移動し、そこで、1次転写ローラ24Yから1次転写バイアスが印加され、静電引力を利用して中間転写ベルト21へ転写される。その後、1次転写後も感光体ドラム1Yの外周表面に付着している1次転写残トナーがクリーニング装置4Yでクリーニングされ、再度の画像形成に備えられる。
次に、カラープリンタ100の画像形成動作について説明する。
先ず、上述のように、プロセスカートリッジ5Yにおいてイエローの単色トナー像が感光体ドラム1Y上に形成される。続いて、1次転写ニップ部まで感光体ドラム1Yを回転させ、そこで、1次転写ローラ24Yにより、トナーの極性とは逆極性の1次転写バイアスを印加し、静電引力により中間転写ベルト21上にイエロー単色のトナー像を転写する。これと同様に、その他のプロセスカートリッジ5M,5C,5Kにおいても単色トナー像の画像形成が行われると共に、中間転写ベルト21の回転のタイミングに合わせてイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの順番で1次転写が行われる。こうして中間転写ベルト21上にはイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックのトナー像が重ね合わされて、フルカラーのトナー像が形成される。
一方、給紙部48では、給紙カセット29から記録紙41が給紙ローラ27で1枚ずつ給送される。そして、記録紙41がレジストローラ対28まで到達すると図示しない紙端センサによって検知され、この検出信号に基づいてレジストローラ対28により2次転写とのタイミングを調整して2次転写ニップ部に送られる。そこで、2次転写ローラ25により2次転写バイアスが印加され、静電引力により中間転写ベルト21上のフルカラーのトナー像が記録紙41上に一括して転写される。次に、この未定着のトナー像を表面に担持した記録紙41が定着部47の定着ニップ部に送られ、熱と圧力が加えられて定着される。このように記録紙41に画像が定着された後、排紙部49の排紙ローラ対39で排紙トレイ38に排出されてスタックされる。また、2次転写後の中間転写ベルト21の表面に転写後も付着している転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置26により除去され、再度の画像形成動作に備えられる。そして、中間転写ベルトクリーニング装置26で除去された転写残トナーは、図示しない廃トナータンクなどに運ばれ廃棄される。
(実施形態
図2〜図4を用いて実施形態について説明する。図2(a)は、実施形態に係る画像形成装置の転写部周りの構成を示す図であって、2次転写部の離間状態を説明する簡略的な正面図、図2(b)は、2次転写部の当接状態を説明する簡略的な正面図である。図3は、2次転写部の離間状態での色ずれ補正のために用いる色ずれ検知パターン、光学センサの配置状態を説明する平面図である。図4は、実施形態等の制御構成を示す制御ブロック図である。
上述したタンデム方式のカラープリンタ100等の画像形成装置では、生産性(単位時間当たりに印刷できる枚数)が大幅に改善されるという利点がある。しかしながら、各色の画像形成部における感光体ドラム1や露光部45等の位置精度や径のずれ、光学系の精度ずれなどに起因して、記録紙41上での各色の位置ずれによる色ずれとなって現れるため、色ずれ制御が不可欠である。
この色ずれ制御の方法として、一般的に、中間転写ベルト上に各色の色ずれを検知するためのパターン像としてのテストパターン像を形成して、このテストパターン像の位置を光学センサで検出してその結果から各成分の色ずれ量を算出する方法が知られている。本実施形態でも、上記色ずれ制御方法とほぼ同様であり、テストパターン像の検出は光学センサ30を光反射型光学センサによって構成し、中間転写ベルト21の表面、及び各色のマークからの反射光の強度を検出する。本実施形態での色ずれ補正制御の具体的内容は、後で補説する。
そして、その検出結果に基づいて、(この場合ブラック:K)に対するスキュー、主副のレジストずれ、主走査倍率誤差を算出する。各種のずれ量、補正量の算出及び補正の実行命令は、制御手段としての補正量算出部(図4に示す制御部10)により行われる。主副のレジストは露光部45における書き出しのタイミングを調整することによって、主走査倍率は画素クロックを調整することによって電気的に補正することができる。一方、露光部45における走査ビームのスキューについては、機械的に補正する方法と、出力画像を画像処理によって逆方向に変形させて出力することによって補正する方法がある。機械的に補正する方法では、露光部45における書込ユニット内部のミラーを変位させる調整機構を設けることによって補正を実現する。画像処理で補正する方法は、ラインメモリに画像の一部を蓄積し、読み出し位置を切り替えながら読み出すことによって、各色間のスキューを補正するというものである。
実施形態は、図1に示したカラープリンタ100と比較して、転写部46に代えて、図2及び図4に示す転写部46Aを用いる点、図4に示す制御部10を備えていて印刷速度に応じて色ずれ補正制御実行のタイミングを変える制御を行う点が主に相違する。これら相違点以外の実施形態は、図1に示した画像形成装置としてのカラープリンタ100と同様である。
転写部46Aは、転写部46と比較して、図2に示すように従動ローラ34及びテンションローラ35を追加した点、駆動ローラ32を駆動する駆動モータ36を明示した点等が相違する。駆動ローラ32は、図示しないギヤ列等の駆動力伝達手段を介して駆動源としての駆動モータ36である、一般的なブラシレスDCモータに連結されている。
従来の一般的な2次転写部と同様に、本実施形態においても、2次転写部22には記録紙への転写性を考慮して、2次転写ローラ25及び駆動ローラ32はゴム製(弾性体)ローラの対となっている。駆動ローラ32は、駆動モータ36により回転駆動される。ゴム製ローラ対からなる2次転写ローラ25及び駆動ローラ32は、図2(a)に示す離間状態と図2(b)に示す当接状態とを採り得るように、接離手段としての接離機構(図示せず)が設けられている。
中間転写ベルト21を介して駆動ローラ32に対して2次転写ローラ25を接離可能にする接離手段としては、例えば、バネ等の加圧手段、カム及び接離レバーを用いた接離機構(特開2009−288376号公報の図7参照)を用いている。図4に示すように、上記接離機構の上記カムを駆動する駆動手段として接離モータ37を挙げている。
当接状態では、通常、記録紙41への転写時は中間転写ベルト21上に転写されたトナー画像を記録紙41へ2次転写する際の転写性を確保するために、2次転写ローラ25を中間転写ベルト21の駆動ローラ32にバネ等の加圧力で圧接させている。
図2(a)のような離間状態を設ける理由は以下のとおりである。即ち、圧接した状態で図3に示すテストパターン像としての検知パターン42Cが画像領域G内にあると、2次転写部22で2次転写ローラ25によって検知パターン42Cが擦れたり、2次転写ローラ25に検知パターン42Cのトナー画像が付着したりする。このような現象が生じると、光学センサ30による検知パターン42Cの検知に誤差が生じたり、後で記録紙41に転写する際に2次転写ローラ25に付着したトナーが記録紙41の裏面へ写り、汚れが発生したりする問題となる。また、図2(b)に示すように常に当接状態にしておくと、バネ等の加圧力による圧接によりローラ対の表面が変形し、中間転写ベルト21の速度ムラへと繋がる虞れがあるからである。
本実施形態における色ずれ補正制御の実行は、上述したように2次転写ローラ25へのトナー汚れ防止や、検知パターン42C等の掠れの影響を懸念して、中間転写ベルト21と2次転写ローラ25との離間状態にて実施される。
本実施形態においても、駆動ローラ32近傍の中間転写ベルト21上には、中間転写ベルト21上に担持された後述する各色の色ずれ検知用のテストパターン(以下、「検知パターン」ともいう)の位置を検知する光学センサ30が配置されている。光学センサ30は、中間転写ベルト21上に担持されたトナー像(パターン像)の色ずれを検知する色ずれ検知手段として機能する。より詳しくは、図3に示すように3箇所の検知パターン42F,42C,42Rに対応してこれらを読み取る光学センサ30F,30C,30Rが配設されている。検知パターン42F,42C,42Rを中間転写ベルト21に転写することで、補正精度を向上させている。本実施形態における光学センサ30は、3箇所に配設された光学センサ30F,30C,30Rの総称である。
以下、検知パターンの検知のことを、単に「パターン検知」ともいう。ここで、主走査方向とは感光体ドラム1の回転軸方向(長手方向)を、副走査方向とは感光体ドラム1の回転方向を、それぞれ意味する。
図4を用いて本実施形態の制御構成を説明する。図4は、本実施形態の制御構成を示す制御ブロック図である。本実施形態のカラープリンタ100は、カラープリンタ全体の制御を司る制御手段としての制御部10を備えている。制御部10は、演算手段及び制御手段の機能を有するCPU11と、情報記憶部とを備えている。情報記憶部は、データを記憶するフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含むRAM、EEPROM等の不揮発性メモリを含むROM、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。EEPROMは、装置の電源をオフしてもデータを保持しておくことのできる不揮発性メモリである。
本実施形態では、システムOS、コピー、ファクシミリ、プリンタプロセスに必要な各種制御プログラム、プリンタのPDL(Page Description Language)処理系、システムの初期設定値等を納めたROM12と、ワークメモリ用のRAM13等とで構成されている。
CPU11は、カラープリンタ100に配設されている各種センサ14からの各種信号、操作表示部15の各種キー等で設定された信号に基づき、情報記憶部を介してカラープリンタ100の上記各部の駆動部、操作表示部15の液晶表示部の制御を行っている。各種センサ14としては、代表的なものとして光学センサ30を挙げている。
上記各部の駆動部としては、図4に示す画像形成部44、書込ユニットである露光部45、転写部46Aの駆動モータ36及び接離機構の接離モータ37、定着部47、給紙部48、排紙部49、の図示しないモータやソレノイド等の駆動部が挙げられる。
各種センサの情報やCPU11の内部管理による印刷枚数等のカウンタ情報は、定期的に不揮発性メモリを含むRAM13や不揮発性メモリを含むROM12に記憶する。ROM12には、パターン像形成制御手段、色ずれ補正手制御手段及び色ずれ補正制御の実行タイミングを変えるためのCPU11の各機能を発揮するための制御プログラムや、後述するフローチャートに示すプログラムや、必要な関係データなどが記憶されている。また、ROM12には、複数の印刷速度に応じて、換言すれば複数の印刷モードで印刷動作を行うために各駆動モータ等を制御する制御プログラムも記憶されている
ROM12は、通常線速で画像形成する通常線速画像形成モードと、通常線速より遅い低線速で画像形成する低線速画像形成モードを含む少なくとも1つの非通常線速画像形成モードとを設定する画像形成モード設定手段としても機能する。尚、上記したとおり、通常線速画像形成モードと通常線速印刷モードと、低線速画像形成モードと低線速印刷モードと、はそれぞれ同様のモードであることを表している。これら各モードを実行するためのプログラムもROM12に予め記憶されている。
ROM12に記憶・設定される必要な関係データとしては、印刷モード毎に設定されている補正実行枚数閾値などが挙げられる。尚、印刷モード毎に設定されている補正実行枚数閾値については、例えば操作表示部15の各種キー設定等によってサービスプログラムを組むことにより、ユーザ等の希望する任意の値に変更・設定することも可能である。この際には、変更された補正実行枚数閾値は不揮発性メモリであるEEPROMを含むROM12に記憶される。
本実施形態のCPU11は、色ずれを検知するための色ずれ検知パターンを各感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kを介して中間転写ベルト21上に形成するパターン像形成制御手段の機能を有する。
またCPU11は、中間転写ベルト21と2次転写ローラ25との離間状態で色ずれ補正制御を行う色ずれ補正制御手段の機能を有する。
またCPU11は、印刷モード毎に設定され、画像形成・印刷される記録紙の枚数を計数する単一の画像形成枚数計数手段としての印刷枚数カウンタの機能も有している。CPU11が有する印刷枚数カウンタは、CPU11によるプロセスコントロールで通常用いられているものと同様である。
またCPU11は、印刷枚数カウンタによりカウントされた記録紙枚数が印刷モード毎に設定された補正実行枚数閾値を超えたときを色ずれ補正制御実行タイミングとして、色ずれ補正制御を実行させるタイミング制御手段として機能する。
本実施形態のカラープリンタ100では、この同一の装置内において、複数の画像形成速度である印刷速度が設定されている。複数の印刷速度としては、通常印刷速度としての通常線速及び該通常線速より遅い低線速で印刷を行うための低速印刷速度や、通常線速と低線速との間の中線速で印刷を行うための中速印刷速度がROM12に記憶・設定されている。
通常線速モードは、通常用いられる普通紙やPPC等の記録紙に画像形成するために使用される。中速印刷モードや低速印刷モードは、厚紙やOHPシートなどの特殊紙に画像形成するために使用され、特には上記特殊紙に対する定着性等を確実にするために、通常線速モードと比較して印刷速度を低速にしている。中速印刷モードは、厚手のシートである厚紙を用いて印刷を行うモードでもある。一般的に、低速印刷モードでは、印刷速度が通常線速モードに対して1/2〜1/5程度に設定されている。
本実施形態のカラープリンタ100では、一般的なプリンタと同様に、通常線速モードが初期設定されている。そして、操作表示部15のキー操作等により使用する記録紙を選択した場合には、その記録紙に対応した印刷モードが自動的に設定される。例えば、厚紙等に画像形成を行う場合には、これに対応した中速印刷モード(以下、「中線速モード」ともいう)が自動的に設定される。
ここで、図3を参照して色ずれ検知パターンの検知について補説する。図3に示したように、離間状態で行われる色ずれ検知パターンの検知では、主走査、副走査方向のレジストや主走査方向の倍率、スキューを補正するために、3箇所の検知パターン42F,42C,42Rを作像する。この作像動作は、図4のCPU11からの指令によって露光部45、画像形成部44、転写部46Aが駆動制御されることでなされる。
特にスキュー補正量を正確に読み取るには、できるだけ中間転写ベルト21の両端部と中央部とで検知パターン42F,42C,42Rに対応して配設された光学センサ30F,30C,30Rによって読み込んで演算した方が検出精度がよい。スキュー量の演算は、離間状態での色ずれ補正のみで行う。
更に、検知パターン42F,42C,42Rについて補説する。図3において、画像領域Gとは、2次転写ローラ25が中間転写ベルト21表面に押し付けられた当接状態でトナー像が転写・形成される領域を意味する。従って、中間転写ベルト21の移動方向Aと直交する幅方向の画像領域Gの幅(長さ)は、2次転写ローラ25の回転軸方向のローラ幅Lと同じである。また、中間転写ベルト21の両端部とは、上記当接状態でトナー像が転写・形成されない非画像領域NGを意味する。
また、検知パターン42F,42C,42Rは、中間転写ベルト21の移動方向Aに沿って上流側から下流側へと順に、イエロー、ブラック、マゼンタ、シアン色の4つの太い線状の検知パターンが3箇所ずつ所定の間隔をもって作像・形成されている。更に詳しくは、上流側及び下流側の検知パターン42F,42C,42Rは幅方向と平行に形成され、これら上流側と下流側の検知パターンに挟まれた中間の検知パターン42F,42C,42Rは右斜め上向きに傾斜して形成されている。
尚、図面では色の識別ができないため、上記各色の4つの太い線状の検知パターンについては、ブラック色を除きハッチの方向を変えた模様を施して色の識別を表わすこととする。具体的にはイエロー色検知パターンを水平ハッチで、ブラック色検知パターンを黒塗りで、マゼンタ色検知パターンを左斜め上向きのハッチで、シアン色検知パターンをマゼンタ色検知パターンと逆の右斜め上向きのハッチで、それぞれ示す。
検知パターン42F,42C,42Rにおける上記イエロー、ブラック、マゼンタ、シアンというパターン順序にしているのは、以下の理由による。即ち、プロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kの配置位置が基準色となるブラック(K)から離れているイエロー(Y)及びマゼンダ(M)をブラック(K)の近くにすることで、読取り誤差を最小限に抑える目的からである。本実施形態で例示したカラープリンタ100では、中間転写ベルト21の移動方向Aの上流から下流に沿って、プロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kがこの順に並置されていたが、機種によっては上記配置順に限定されない。機種によっては、プロセスカートリッジ5Y,5C,5M、5Kという並びもあり、その配列によって、上記理由から検知パターンの順番は変わるものである。
今までの従来の色ずれ補正制御では、色ずれ補正制御実行のタイミングとして所定の印刷枚数間隔、又は機内の書込ユニット・露光部に設置されているサーミスタに基づき設定されたサーミスタ温度閾値を基準として使用している。そして、そのタイミングは複数持つ画像形成線速である印刷速度によらず一定の印刷枚数を閾値と設定し、色ずれ補正制御を実行している。
この場合、多くは使用頻度の一番高い通常線速モードを基準として設定されているため、通常印刷時は適正なタイミングで色ずれ補正を実行できている。しかしながら、例えば低速印刷時では同様の規定枚数までに至る印刷に通常印刷時よりも長い時間がかかってしまう。これにより画像形成色合わせに関わる特性が経時変化し易い状況になってしまい、色合わせ精度の経時悪化が促進される可能性がある。中でも、色合わせ精度に影響の強い書込ユニット・露光部の温度特性は経時変動が大きい。そのため、現状では書込ユニットに対してユニット冷却ファンを使用し、温度上昇を抑制することにより経時変動を抑制して対応しているのが実情である。
次に、図5を用いて実施形態1に係る動作フローを説明する。図5は、実施形態1の色ずれ補正制御実行タイミングに係る動作フローを示すフローチャートである。
本実施形態では、色ずれ補正制御実行タイミングとして、従来、通常線速モードにおいて一定の印刷枚数が設定されている閾値に変えて、各印刷モードに応じた個別の補正実行枚数閾値をROM12に記憶・設定する。具体的には補正実行枚数閾値として、通常印刷時実行カウンタα枚、中速印刷時実行カウンタβ枚、低速印刷時実行カウンタγ枚とする。このとき、通常印刷時実行カウンタα枚>中速印刷時実行カウンタβ枚>低速印刷時実行カウンタγ枚の関係にある。CPU11による印刷枚数カウンタ自体は、単一に設定され、色ずれ補正制御が実行される度に実行枚数カウンタは初期化・リセットされる。
即ち、本実施形態では、通常線速で印刷する時の色ずれ補正制御実行タイミングと、低線速で画像形成する時の色ずれ補正制御実行タイミングとは、独立して設定されている。
尚、図5では、中速印刷時に係る中線速モードについては省略している。また、低線速印刷モードは低速印刷モードと記載している。
図5において、先ず、ジョブがスタートされ、画像形成動作が開始されると、印刷に供給される印刷枚数のカウントが行われる(ステップS1、ステップS2)。次いで、印刷モードが通常線速モードか否かが判別される(ステップS3)。尚、通常線速モードと低速印刷モードに応じて補正実行枚数閾値として補正実行カウンタ枚数閾値(図5では通常線速色ずれ補正閾値、低速線速色ずれ補正閾値と記載、以下同じ)が設定されている。
ここで閾値に関しては、印刷枚数が同一の場合、稼動時間の長い低速印刷モードの方が露光部45での温度変動は大きいため、通常線速色ずれ補正閾値>低速線速色ずれ補正閾値と設定されている。
ステップS4において、印刷枚数カウンタによってカウントされる枚数カウントが通常線速色ずれ補正閾値(通常印刷時実行カウンタα枚)を超えたか否かが判別される。枚数カウントが通常線速色ずれ補正閾値以内の場合であれば、ノーと判断され、ステップS1へ戻る。一方、枚数カウントが通常線速色ずれ補正閾値(通常印刷時実行カウンタα枚)を超えた場合には、イエスと判断され、ステップS5へ進み、上述した色ずれ補正制御が実行される。そして、この色ずれ補正制御実行後には、ステップS2へ戻り、枚数カウントをリセットして「0」にする。
一方、ステップS3において、通常線速モードでない場合には、ステップS6において、低速印刷モードが設定されているか否かが判別される。低速印刷モードが設定されている場合には、印刷枚数カウンタによってカウントされる枚数カウントが低速線速色ずれ補正閾値(低速印刷時実行カウンタγ枚)を超えたか否かが判別される。枚数カウントが低速線速色ずれ補正閾値以内の場合であれば、ノーと判断され、ステップS1へ戻る。一方、枚数カウントが低速線速色ずれ補正閾値(低速印刷時実行カウンタγ枚)を超えた場合には、イエスと判断され、ステップS7へ進み、上述した色ずれ補正制御が実行される。そして、この色ずれ補正制御実行後には、ステップS2へ戻り、枚数カウントをリセットして「0」にする。
尚、図示が省略されている中線速モードの場合に関しても上記と同様の動作内容で制御が実行される。
上記構成では印刷枚数カウンタ自体は単一に設定されているため、複数の印刷モードでの印刷が実行された場合には、補正実行枚数閾値である補正実行カウンタ閾値は小さく設定している閾値、つまり上記より低速印刷モードでの補正実行カウンタ閾値(カウンタ枚数閾値)が優先されることとする。例えば通常線速モードでの印刷後に中線速/低速印刷モードでの印刷が実行され、更に通常線速モードでの印刷に戻った場合(通常印刷時実行カウンタα枚)に関しても、閾値の小さい低速線速色ずれ補正閾値(低速印刷時実行カウンタγ枚)が優先されることとする。これにより、補正間の通常線速モードとは異なる経時変動による色合わせ精度悪化を回避することが可能となる。
以上説明したとおり、本実施形態1によれば、各印刷モードに応じた色ずれ補正制御を実行するための閾値として、シート枚数に係る補正実行枚数閾値を個別に設定することにより、各印刷モードで適切なタイミングで色ずれ補正制御を実行することができる。即ち、低速印刷時の経時色合わせ精度を向上することができる。これに加えて、過剰なユニット冷却ファン動作も不要となり、且つ書込ユニット専用冷却ユニットを具備している場合、ファン除去も可能となる。このため、低速印刷時の経時色合わせ精度向上を、低電力且つ安価に行うことができる。
ここで、背景技術で述べた特許文献1、2について補説する。特許文献1、2には、低速モード/特殊画像モード時の色ずれ補正手段が開示されている。特許文献1には、標準/特殊モード時により色ずれ検出結果を取得し、各モードにより個別の色ずれ補正係数を使用する手段が明記されている。
特許文献2には、各速度(低速)印刷時の速度補正方法による色ずれ補正手段が明記されている。
本発明と特許文献1、2とは、低速(特殊紙)モードにおける色ずれ補正手段に関する技術であることは同一である。しかしながら、経時変動における低速印刷時の色ずれ補正制御の実行タイミングを最適化する手段については記載されておらず、示唆する旨の記載もない。従って、特許文献1、2記載の発明においては経時変動における低速印刷時の色ずれ抑制ができないという問題がある。
(変形例1)
図6を用いて、実施形態の変形例1を説明する。図6は、変形例1の色ずれ補正制御実行タイミングに係る動作フローを示すフローチャートである。
実施形態では図4のCPU11が有する印刷枚数カウンタは単一に設定されていたが、変形例1では枚数モニタリング構成を変更することで、各印刷モードでの適切な補正タイミングを設定することが可能である。これは図6に示すように、印刷モード毎にCPU11が複数の印刷枚数カウンタの機能を併せ持つことで、各印刷モードでの印刷枚数を正確にカウントすることにより、適切なタイミングで色ずれ補正制御を実行することが可能となる。
変形例1においては、図4において、CPU11は複数の画像形成枚数計数手段として複数の印刷枚数カウンタとして機能する。複数の印刷枚数カウンタは、通常画像形成枚数計数手段としての通常線速モード用の通常印刷枚数カウンタと、これと独立した非通常画像形成枚数計数手段としての非通常線速印刷モード用の非通常印刷枚数カウンタである低速印刷枚数カウンタとを含む。このように、本変形例では印刷モード毎に印刷枚数カウンタが設定される。
CPU11は、印刷モード毎に設定された上記各印刷枚数カウンタによりカウントされた記録紙枚数が印刷モード毎に設定された補正実行枚数閾値を超えたときを色ずれ補正制御実行タイミングとして、色ずれ補正制御を実行させるタイミング制御手段として機能する。
図6において、先ず、ジョブがスタートされ、ステップS10にて画像形成動作が開始されると、印刷モードとして何が設定されているかが判別される(ステップS11)。ここで、通常線速モードが設定されている場合には、通常印刷枚数カウンタにより印刷に供給される通常印刷枚数カウントが行われる(ステップS12、ステップS13)。次いで、通常印刷枚数カウンタによってカウントされる枚数カウントが通常線速色ずれ補正閾値(通常印刷時実行カウンタα枚)を超えたか否かが判別される(ステップS14)。枚数カウントが通常線速色ずれ補正閾値以内の場合であればステップS10へ戻る。
一方、枚数カウントが通常線速色ずれ補正閾値を超えた場合には、イエスと判断され、ステップS15へ進み、上述した色ずれ補正制御が実行される。そして、この色ずれ補正制御実行後には、ステップS13へ戻り、通常印刷枚数カウントをリセットして「0」にする。同時に、ステップS17の低速印刷枚数カウントをリセットして「0」にする。
一方、ステップS11、ステップS16において、低速印刷モードが設定されている場合には、低速印刷枚数カウンタにより印刷に供給される通常印刷枚数カウントが行われる(ステップS17)。次いで、低速印刷枚数カウンタによってカウントされる枚数カウントが低速線速色ずれ補正閾値(低速印刷時実行カウンタγ枚)を超えたか否かが判別される(ステップS18)。低速印刷枚数カウントが低速線速色ずれ補正閾値以内の場合であればステップS10へ戻る。
一方、低速印刷枚数カウントが低速線速色ずれ補正閾値を超えた場合には、ステップS19へ進み、上述した色ずれ補正制御が実行される。そして、この色ずれ補正制御実行後には、ステップS17へ戻り、低速印刷枚数カウントをリセットして「0」にする。同時に、ステップS13の通常印刷枚数カウントをリセットして「0」にする。
以上説明したとおり、本変形例によれば、実施形態の基本的な効果に加えて、各印刷モードでの印刷枚数を正確にカウントすることにより、適切な色ずれ補正制御実行タイミングを設定することができ、色ずれ補正制御を実行することができる。
(実施形態2)
図7及び図8を用いて、実施形態2を説明する。図7は、実施形態2に係る制御構成を示す制御ブロック図である。図8は、実施形態2の色ずれ補正制御実行タイミングに係る動作フローを示すフローチャートである。
実施形態1、変形例1では、色ずれ補正制御の実行タイミングが印刷枚数カウンタをトリガとして色ずれ補正制御処理を実行している。これは画像形成時の色ずれに起因する温度変動に対応する項目として経時に係る画像形成枚数を設定しているためである。色ずれに起因する温度変動は、主に露光部45における書込ミラー近傍の温度変動に起因することが多い。通常線速モードと中線速/低速印刷モードでの露光部45の書込モータの稼動速度は異なるため、露光部45近傍にサーミスタ17を設置し、通常、中速、低速印刷モード毎にその温度変動差異の閾値を設定する。こうして、適切な色ずれ補正制御の実行タイミングが行われる実施形態2について説明する。
本実施形態2の制御構成は、図4に示した実施形態の制御構成と比較して、装置内の色ずれ起因箇所として温度変動の激しい露光部45の温度を計測する温度計測手段としてサーミスタ17を用いる点、制御部10に代えた制御部10Aを用いる点が主に相違する。この相違点以外の実施形態2の構成は、実施形態と同様である。
制御部10Aは、制御部10と比較して、印刷モード毎に、色ずれ補正制御を実行するための閾値としてサーミスタ17により計測された温度に係る補正実行温度閾値を設定する点が相違する。図7のROM12は、補正実行温度閾値設定手段として機能する。
制御部10AのCPU11は、サーミスタ17により検出された温度変動をカウントする温度変動カウンタとして機能する。
また、制御部10AのCPU11は、サーミスタ17により計測された温度が印刷モード毎に設定された補正実行温度閾値を超えたときを色ずれ補正制御実行タイミングとして、色ずれ補正制御を実行させるタイミング制御手段として機能する。
図8において、先ず、ジョブがスタートされ、画像形成動作が開始されると、サーミスタ17により検出される露光部45の温度変化が追跡監視される。(ステップS20、ステップS21)。次いで、印刷モードが通常線速モードか否かが判別される(ステップS22)。通常線速モードの場合では、サーミスタ17により検出された温度(以下、「サーミスタ温度変動」ともいう)が補正実行温度閾値としての通常印刷温度閾値を超えたか否かが判別される(ステップS23)。
ここで閾値に関しては、露光部45の書込モータの稼動速度が異なることによる温度変動に着目し、印刷速度の増加に対応して露光部45の温度が上昇するため、低速印刷温度閾値>中速印刷温度閾値(図8では図示せず)>通常印刷温度閾値と設定されている。
ステップS23において、サーミスタ温度変動が通常印刷温度閾値以内の場合であれば、ノーと判断され、ステップS20へ戻る。一方、サーミスタ17により検出された温度が通常印刷温度閾値を超えた場合には、イエスと判断され、ステップS24へ進み、上述した色ずれ補正制御が実行される。そして、この色ずれ補正制御実行後には、ステップS21へ戻り、温度変動カウントをリセットして「0」にする。
上述したと同様にして、ステップS25において、通常線速モードではなく低速印刷モードが設定されている場合には、サーミスタ温度変動が補正実行温度閾値としての低速印刷温度閾値を超えたか否かが判別される(ステップS26)。サーミスタ温度変動が低速印刷温度閾値以内の場合であれば、ステップS20へ戻る。一方、サーミスタ温度変動が低速印刷温度閾値を超えた場合には、ステップS27へ進み、上述した色ずれ補正制御が実行される。そして、この色ずれ補正制御実行後には、ステップS21へ戻り、温度変動カウントをリセットして「0」にする。
尚、図示が省略されている中線速モードの場合に関しても上記と同様の動作内容で制御が実行される。
以上述べたとおり、本実施形態によれば、各印刷モードに応じた色ずれ補正制御を実行するための閾値として、露光部45の温度変動に係る補正実行温度閾値を個別に設定することにより、各印刷モードで適切なタイミングで色ずれ補正制御を実行することができる。即ち、低速印刷時の経時色合わせ精度を向上することができる。これに加えて、過剰なユニット冷却ファン動作も不要となり、且つ書込ユニット専用冷却ユニットを具備している場合、ファン除去も可能となる。このため、上記した低速印刷時の経時色合わせ精度向上を、低電力且つ安価に行うことができる。
(変形例2)
図9を用いて、変形例1の変形例2について説明する。図9は、変形例2の色ずれ補正制御実行タイミングに係る動作フローを示すフローチャートである。
変形例1では印刷枚数カウンタが複数設定されていたが、印刷枚数カウンタを複数設定できない場合の対策として、印刷モードによる重み付けを設定する手段を構成することも可能である。印刷枚数カウンタは単一であるが、印刷モード毎にカウント加算量を変動する。
例えば、通常線速モードでは枚印刷時のカウント加算数は1に設定し、中速印刷モードでは枚印刷時のカウント加算数は2に設定する。同様に低速印刷時はカウント加算数は3に設定する。つまり、上記対応により色ずれへの影響度合いに応じて印刷モードによる重み付けを実施することになる。
これにより、通常印刷時は通常設定枚数で低速印刷時は設定枚数より少ない枚数で色ずれ補正制御が実行されることになるが、機器状態としては中速/低速印刷時に対しても適切なタイミングで色ずれ補正制御を実行することが可能となる変形例2を説明する。
変形例2は、変形例1と比較して、単一の印刷枚数カウンタにより計数されたシート枚数である記録紙枚数に対して、通常線速モード、中線速モード及び低速印刷モード毎に変動する記録紙枚数を加算する加算手段を有する点が主に相違する。この際、図4のCPU11は、上記加算手段の機能を併せ持つ。印刷モード毎に変動する記録紙枚数は、印刷モード毎の色ずれ影響度合いを考慮してROM12に設定・記憶される。
また、変形例2は、変形例1と比較して、色ずれ補正制御を実行するための閾値としてシート枚数に係る補正実行枚数閾値は、印刷モード毎に設定されず、単一の値でROM12に設定される点が相違する。また、変形例2は、変形例1と比較して、非通常線速画像形成モードとしての中線速モードが明記されている点が相違する。
CPU11は、加算手段により加算された印刷モード毎の記録紙枚数が補正実行枚数閾値を超えたときを色ずれ補正制御実行タイミングとして、色ずれ補正制御を実行させるタイミング制御手段として機能する。
次に、図9を用いて変形例2に係る動作フローを説明する。図9は、変形例2の色ずれ補正制御実行タイミングに係る動作フローを示すフローチャートである。
図9において、先ず、ジョブがスタートされ、ステップS30にて画像形成動作が開始されると、色ずれ補正閾値の設定がされる(ステップS31)。次いで、印刷モードとして何が設定されているかが判別される(ステップS32)。ここで、ステップS33において、通常線速モードが設定されている場合には、印刷枚数カウンタによりカウントされる枚印刷時のカウント加算数は1(カウント1アップ(UP))に設定してカウントされる(ステップS34)。
また、ステップS35において、中線速モードが設定されている場合には、印刷枚数カウンタにより印刷に供給される印刷枚数カウントに対して枚印刷時のカウント加算数は2(カウント2アップ)に設定してカウントされる(ステップS36)。
また、ステップS37において、低速印刷モードが設定されている場合には、印刷枚数カウンタによりカウントされる枚印刷時のカウント加算数は3(カウント3アップ)に設定してカウントされる(ステップS37、ステップS38)。
次いで、カウント加算数された印刷モード毎の枚数カウントが色ずれ補正閾値(補正実行枚数閾値)を超えたか否かが判別される(ステップS39)。枚数カウントが色ずれ補正閾値以内の場合であればステップS30へ戻る。
一方、枚数カウントが色ずれ補正閾値を超えた場合には、ステップS40へ進み、上述した色ずれ補正制御が実行される。
以上説明したとおり、本変形例によれば、実施形態の基本的な効果に加えて、通常線速モード、中線速モード及び低速印刷モード毎での適切な色ずれ補正制御実行タイミングを設定することができ、適切なタイミングで色ずれ補正制御を実行することができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態や実施例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
例えば、本発明を適用する画像形成装置は、上記タンデム方式のカラープリンタに限らず、カラー複写機、ファクシミリ、プロッタ等またはそれら複数の機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置にも適用することができる。また、中間転写・タンデム方式の画像形成装置に限らず、中間転写体としての中間転写ベルトに代えて、搬送ベルトに担持されたシート上に複数トナー像を重ね合わせて転写する直接転写・タンデム方式の画像形成装置にも準用できる。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 感光体ドラム(潜像担持体の一例)
2 帯電装置(帯電手段の一例)
3 現像装置(現像手段の一例)
4 クリーニング装置(クリーニング手段の一例)
5 プロセスカートリッジ(画像形成手段の一例)
10、10A 制御部(制御手段、色ずれ補正制御手段)
11 CPU(パターン像形成制御手段、色ずれ補正制御手段、画像形成枚数計数手段、通常画像形成枚数計数手段、非通常画像形成枚数計数手段、タイミング制御手段の一例)
12 ROM(画像形成モード設定手段、補正実行枚数閾値設定手段、補正実行温度閾値設定手段の一例)
13 RAM
17 サーミスタ(温度計測手段の一例)
21 中間転写ベルト(中間転写体の一例)
22 2次転写部
24 1次転写ローラ(1次転写手段一例)
25 2次転写ローラ(2次転写手段一例)
30、30F、30C、30R 光学センサ(色ずれ検知手段の一例)
32 駆動ローラ
36 駆動モータ
41 記録紙(シートの一例)
42、42F、42C、42R 検知パターン(パターン像の一例)
44 画像形成部
45 露光部(潜像書込手段、露光手段の一例)
46 転写部
47 定着部
48 給紙部
49 排紙部
100 カラープリンタ(画像形成装置の一例)
特開2001−272837号公報 特開2003−233233号公報

Claims (8)

  1. 中間転写体の移動方向に沿って並列に配置された複数の潜像担持体と、
    前記各潜像担持体に潜像を書き込む潜像書込手段と、
    前記各潜像担持体の潜像を現像して異なる色のトナー像を形成する複数の現像手段と、
    前記各潜像担持体上のトナー像を前記中間転写体に転写する1次転写手段と、
    前記中間転写体からシートにトナー像を転写する2次転写手段と、
    前記中間転写体と前記2次転写手段とを当接状態、離間状態にする接離手段と、
    色ずれを検知するためのパターン像を前記潜像担持体を介して前記中間転写体に形成するパターン像形成制御手段と、
    前記中間転写体に担持された前記パターン像の色ずれを検知する色ずれ検知手段と、
    前記離間状態で色ずれ補正制御を行う色ずれ補正制御手段と、
    通常線速で画像形成する通常線速画像形成モードと、前記通常線速より遅い低線速で画像形成する低線速画像形成モードを含む少なくとも1つの非通常線速画像形成モードとを設定する画像形成モード設定手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記通常線速及び前記低線速を含む複数の画像形成速度が設定されており、
    前記通常線速で画像形成する時の色ずれ補正制御実行タイミングと、前記低線速で画像形成する時の色ずれ補正制御実行タイミングとは、独立して設定され、かつ、画像形成時の前記離間状態で実施されるよう設定されており、
    基準色となるブラックのトナー像を形成される前記潜像担持体が前記中間転写体に配置されている位置に対して、直近に配置されている前記潜像担持体よりも離れて配置されている前記潜像担持体に形成される前記パターン像の位置に関し、前記中間転写体の前記移動方向に沿って形成される前記ブラックとは異なる複数色の前記パターン像の配置順序を、前記ブラックのトナー像で形成される前記パターン像の近くにした画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    画像形成されるシート枚数を計数する単一の画像形成枚数計数手段と、
    前記画像形成モード毎に、前記色ずれ補正制御を実行するための閾値としてシート枚数に係る補正実行枚数閾値を設定する補正実行枚数閾値設定手段と、
    を有し、
    前記色ずれ補正制御実行タイミングは、前記画像形成枚数計数手段により計数されたシート枚数が前記画像形成モード毎に設定された前記補正実行枚数閾値を超えたときであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    前回の色ずれ補正制御の実行後に、少なくとも1枚以上のシートに対する画像形成が前記低線速画像形成モードで実行された場合、次回の色ずれ補正制御における補正実行枚数閾値は、前記低線速画像形成モードに対応して設定された閾値で実行されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1記載の画像形成装置において、
    画像形成されるシート枚数を計数する複数の画像形成枚数計数手段と、
    前記画像形成モード毎に、前記色ずれ補正制御を実行するための閾値としてシート枚数に係る補正実行枚数閾値を設定する補正実行枚数閾値設定手段と、
    を有し、
    前記複数の画像形成枚数計数手段は、前記通常線速画像形成モード用の通常画像形成枚数計数手段と、該通常画像形成枚数計数手段と独立した前記非通常線速画像形成モード用の非通常画像形成枚数計数手段とからなり、
    前記色ずれ補正制御実行タイミングは、前記通常画像形成枚数計数手段又は前記非通常画像形成枚数計数手段により計数されたシート枚数が前記画像形成モード毎に設定された前記補正実行枚数閾値を超えたときであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1記載の画像形成装置において、
    装置内の色ずれ起因箇所の温度を計測する温度計測手段と、
    前記画像形成モード毎に、前記色ずれ補正制御を実行するための閾値として前記温度計測手段により計測された温度に係る補正実行温度閾値を設定する補正実行温度閾値設定手段と、
    を有し、
    前記色ずれ補正制御実行タイミングは、前記温度計測手段により計測された温度が前記画像形成モード毎に設定された前記補正実行温度閾値を超えたときであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記非通常線速画像形成モードは、前記通常線速よりも遅く、且つ前記低線速よりも速い画像形成速度で画像形成を行う中線速画像形成モードを含むことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置において、
    前記通常線速画像形成モードで設定されている補正実行枚数閾値が、前記中線速画像形成モード及び前記低線速画像形成モードで設定されている各補正実行枚数閾値よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  8. 中間転写体の移動方向に沿って並列に配置された複数の潜像担持体と、
    前記各潜像担持体に潜像を書き込む潜像書込手段と、
    前記各潜像担持体の潜像を現像して異なる色のトナー像を形成する複数の現像手段と、
    前記各潜像担持体上のトナー像を前記中間転写体に転写する1次転写手段と、
    前記中間転写体からシートにトナー像を転写する2次転写手段と、
    前記中間転写体と前記2次転写手段とを当接状態、離間状態にする接離手段と、
    色ずれを検知するためのパターン像を前記潜像担持体を介して前記中間転写体に作像するパターン像形成制御手段と、
    前記中間転写体に担持されたパターン像の色ずれを検知する色ずれ検知手段と、
    前記離間状態で色ずれ補正制御を行う色ずれ補正制御手段と、
    通常線速で画像形成する通常線速画像形成モード、前記通常線速よりも遅い中線速で画像形成を行う中速画像形成モード、及び前記中線速よりも遅い低線速で画像形成を行う低線速画像形成モードを設定する画像形成モード設定手段と、
    画像形成されるシート枚数を計数する単一の画像形成枚数計数手段と、
    前記色ずれ補正制御を実行するための閾値としてシート枚数に係る補正実行枚数閾値を設定する補正実行枚数閾値設定手段と、
    前記画像形成枚数計数手段により計数されたシート枚数に対して、前記通常線速画像形成モード、前記中速画像形成モード、前記低線速画像形成モード毎に変動するシート枚数を加算する加算手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記通常線速、前記中線速及び前記低線速を含む複数の画像形成速度が設定されており、
    前記色ずれ補正制御実行タイミングは、前記加算手段により加算された前記画像形成モード毎のシート枚数が前記補正実行枚数閾値を超えたときであり、かつ、画像形成時の前記離間状態で実施されるよう設定されており、
    基準色となるブラックのトナー像を形成される前記潜像担持体が前記中間転写体に配置されている位置に対して、直近に配置されている前記潜像担持体よりも離れて配置されている前記潜像担持体に形成される前記パターン像の位置に関し、前記中間転写体の前記移動方向に沿って形成される前記ブラックとは異なる複数色の前記パターン像の配置順序を、前記ブラックのトナー像で形成される前記パターン像の近くにした画像形成装置。
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