JP2001272837A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001272837A
JP2001272837A JP2000088661A JP2000088661A JP2001272837A JP 2001272837 A JP2001272837 A JP 2001272837A JP 2000088661 A JP2000088661 A JP 2000088661A JP 2000088661 A JP2000088661 A JP 2000088661A JP 2001272837 A JP2001272837 A JP 2001272837A
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Takuji Shibuya
卓史 渋谷
Katsuhiko Nishimura
克彦 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像形成モードを有する場合であって
も、各画像間の位置ずれを高精度に補正し、高精細な画
像を得る。 【解決手段】 画像形成装置は、複数の画像形成手段に
より形成され、移動体上に転写されたレジストマーク画
像を読み取り、この読み取り結果に基づいて前記複数の
画像形成手段により形成される画像間の位置ずれ量を検
出する位置ずれ検出手段と、検出された位置ずれ量に基
づいて前記複数の画像形成手段により形成される画像間
の位置ずれを補正する補正手段とを備え、標準画像形成
モードにおいては標準画像形成モードによる位置ずれ検
出結果を用いて位置ずれ補正を行い、特殊画像形成モー
ドにおいては特殊画像形成モードによる位置ずれ検出結
果を用いて位置ずれ補正を行うよう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特には、複数の画像形成手段により画像を形成する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成部により形成され
た画像を搬送される記録紙上に重ね合わせて転写するこ
とにより高速にカラー画像を得る装置が知られている。
【0003】この種のカラー画像形成装置においては、
一般に、複数の画像形成モードを有しており、例えば、
標準モードと特殊紙モード(以下低速モード)などであ
る。ここで、特殊紙というのは、厚紙、あるいは、OH
Pシートなどのことである。
【0004】特殊紙モードにおいては、特殊紙に対する
定着性などをより確実にするため等の理由により、標準
モードに比べ、画像形成速度を低速にしている。通常、
低速モードにおいては画像形成速度が標準モードに対し
て1/2〜1/4としている。
【0005】また、この種の装置の問題点としては、機
械精度等の原因により、複数の感光ドラムや搬送ベルト
の移動むらや、各画像形成部の転写位置での感光ドラム
外周面と搬送ベルトの移動量の関係等が各色毎に異なっ
てしまい、各色の画像を重ね合わせた時に一致せず、色
ずれ(位置ずれ)を生じてしまうことが挙げられる。
【0006】色ずれの例を図6に示す。
【0007】図6において、602は本来形成されるべ
き画像の位置を示し、601a〜dは色ずれが発生して
いる場合の画像の位置を示している。図6(a)は傾き
ずれの様子を示し、各画像形成部の光学部と感光ドラム
間に傾きがある場合に発生する。(b)は倍率誤差の様
子を示し、光学部と感光ドラム間の距離のばらつきによ
り発生する。(c)は主走査方向のずれの様子を示し、
(d)は副走査方向(記録用紙搬送方向)のずれの様子
を示している。
【0008】従来の装置では、搬送ベルト上に各色毎の
位置ずれ補正用のマークを形成し、このマークの読み取
り結果に基づいてこれらの位置ずれを検出し、検出され
たずれ量に基づいて補正を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述の如き標準モード
と低速モードとでは、通常、画像形成条件が異なる。
【0010】従来の装置にあっては、このような標準モ
ードと低速モードとの間の画像形成条件の違いを考慮せ
ずに位置ずれの補正を行っていた。
【0011】即ち、従来の装置では、標準モードにおい
て形成した補正用マークに基づいて得られた位置ずれ量
に基づいて低速モードにおける画像の位置ずれを補正し
ているため、低速モードにおいて画像の位置ずれが発生
することがある。
【0012】従って、低速モードにおいては正確に位置
ずれの補正を行うことができなかった。
【0013】本発明は前述の如き問題を解決することを
目的とする。
【0014】本発明の更に他の目的は、複数の画像形成
モードを有する場合であっても、各画像間の位置ずれを
高精度に補正し、高精細な画像を得る処にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的下におい
て、本発明においては、それぞれ画像担持体と前記画像
担持体上に画像を形成する書き込み手段とを有する複数
の画像形成手段と、前記複数の画像形成手段の各画像担
持体上に形成された画像を転写位置にて転写するべく移
動する移動体と、前記各画像担持体上に形成され、前記
移動体上に転写された複数のレジストマーク画像を読み
取り、この読み取り結果に基づいて前記複数の画像形成
手段により形成される各画像間の位置ずれ量を検出する
位置ずれ検出手段と、標準画像形成モードにより形成さ
れた前記レジストマーク画像の読み取り結果に基づいて
検出された第1の位置ずれ量と、特殊画像形成モードに
より形成された前記レジストマーク画像の読み取り結果
に基づいて検出された第2の位置ずれ量とに基づいて前
記複数の画像形成手段により形成される各画像間の位置
ずれを補正する補正手段とを備え、前記補正手段は前記
標準画像形成モードにおいては前記第1の位置ずれ量に
応じて前記補正動作を行い、前記特殊画像形成モードに
おいては前記第2の位置ずれ量に応じて前記補正動作を
行う構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態について詳細に説明する。
【0017】図1は本発明が適用される画像形成装置1
00及びホストHからなるシステムの構成を示す図であ
る。
【0018】図1の画像形成装置100は、4色、即
ち、イエロー(以下Y)、マゼンタ(以下M)、シアン
(以下C)、及びブラック(以下BK)の画像を形成す
る画像形成部を備えている。
【0019】図において、101Y,101M,101
C,101BKはそれぞれ、Y,M,C及びBKの静電
潜像を形成するための感光ドラムである。102Y,1
02M,102C,102BKはそれぞれ、画像処理部
108からの画像信号に応じて感光ドラム101Y,1
01M,101C,101BK上にレーザビームを照射
して静電潜像を形成する光学部であり、レーザビームの
光源、反射ミラー等を有する。なお、周知の如く、各感
光ドラムの周囲には、帯電器、現像器等が設けられてい
る。
【0020】また、103は図中矢印A方向に移動し、
記録紙110を各画像形成部に順次搬送する搬送ベル
ト、104はモータ、ギア等でなる不図示の駆動部と接
続され、搬送ベルト103を駆動する駆動ローラ、10
5は搬送ベルト103の移動に従って回転し、かつ、搬
送ベルト103に一定の張力を付与する従動ローラ、1
06a,bはそれぞれベルト端部に対応して設けられ、
後述の如くベルト103上に形成されるレジストマーク
画像を読み取るセンサ、107はセンサ106a,bの
出力に基づいて色ずれを補正すると共に光学部102に
対してレジストマーク画像を形成させる制御部、108
は外部より入力された画像信号を処理し各色の画像信号
を各光学部に出力する画像処理部である。Hはホストコ
ンピュータであり、プリントするべき画像データやプリ
ント開始の指示コマンド等をネットワークを介して制御
部107に出力する。
【0021】次に、図1の装置における画像形成動作に
ついて説明する。
【0022】画像形成時においては、各光学部102に
おいてプリント開始の準備が整ったところで、レジスト
ローラを駆動して記録紙110を搬送ベルト103上に
送ると共に、この搬送開始タイミングに基づいて各光学
部102に対して画像処理部106より画像信号が出力
される。
【0023】そして、各光学部102により、感光ドラ
ム101上に静電潜像が形成され、不図示の現像器によ
り各色のトナーが現像され、それぞれの転写位置にて不
図示の転写部により記録紙110上に転写される。図1
の装置では、Y,M,C,BKの順に転写される。その
後、記録紙110は搬送ベルト103から分離され、不
図示の定着器によりトナー像が記録紙上に定着され、装
置外部へ排出される。
【0024】次に、本形態における色ずれ補正処理につ
いて説明する。
【0025】なお、この色ずれ検出処理及び補正処理は
通常の画像形成処理とは独立したタイミングで行われ、
特に、色ずれ検出処理は後述の如くその実行タイミング
が制御されるものである。
【0026】本形態では、色ずれ補正時においては、制
御部107により画像処理部108を制御して、図2に
示すようなレジストマーク画像を搬送ベルト103上に
形成する。
【0027】図2は本形態においてベルト103上に形
成されるレジストマーク画像の様子を示す図である。本
形態では、副走査方向の位置ずれ量を検出するためのレ
ジストマーク画像と、主走査方向の位置ずれ量を検出す
るためのレジストマーク画像とを各色毎に、ベルト10
3の両端部における最大紙可能幅よりもベルト端面側に
それぞれ形成するが、図2においては説明を簡略化する
ため、4色のうちのBKを基準色とした場合のBKとY
の位置ずれ量を検出するためのマーク画像について、ベ
ルト左右端のうち一方の側、ここでは図1中手前側につ
いてのみ示した。
【0028】図2において、201BK、203BKは
それぞれ位置ずれ量の検出の基準色となるBKのパター
ンで、201Y、201Yはそれぞれ位置ずれ量の検出
の対象となる色、ここではYのパターンである。
【0029】また、201BK、201Yはそれぞれ、
副走査方向の位置ずれ量を検出するためのパターンであ
り、副走査方向に略直交する方向に伸びる直線状のパタ
ーンである。また、203BK、203Yはそれぞれ、
主走査方向の位置ずれ量を検出するためのパターンであ
り、ベルト搬送方向に対して斜め方向に伸びる直線状の
パターンで、本形態では、ベルト搬送方向に対して45
度の傾きを有する。本形態では、基準色BKのパターン
201BKと検出色Yのパターン201Yとを1組とし
てレジストマーク画像202を形成し、基準色BKのパ
ターン203BKと検出色Yのパターン203Yとを1
組としてレジストマーク画像204を形成する。
【0030】また、制御部107は、パターン201B
Kとパターン201Yとの間の検出時間間隔と、パター
ン203BKとパターン203Yとの間の検出時間間隔
とが、位置ずれがない場合に同じとなるタイミングでこ
れらのパターン画像を形成するよう画像処理部108を
制御する。
【0031】また、図中106aは図1に示したパター
ン読み取り用のセンサ、矢印Aはベルト103の搬送方
向を示す。また、t1〜t4はそれぞれ、後述の如く制
御部107で検出される各パターン201BK,201
Y,203BK,203Yの検出タイミングを示してい
る。
【0032】次に、具体的な位置ずれの検出動作につい
て説明する。図3は図1の制御部107の構成を示す図
である。
【0033】図3において、CPU311はまず、色ず
れ検出処理が開始されるとタイマ309をリセットする
と共に、図1示したセンサ106a,b及び、パターン
を照射するためのライトを含むパターン検出部301、
A/D変換器303、演算部305及び出力部307に
対してそれぞれ動作を開始する旨の信号を出力する。
【0034】そして、出力部307を介して画像処理部
108を制御して図2の如きレジストマーク画像を形成
するべく制御信号を出力すると共に、指定された画像形
成モード、即ち、前述の標準モード及び低速モードのい
ずれかによりレジストマーク画像を形成するよう、各感
光ドラム101Y〜101BK、画像形成部102Y〜
102BKを制御すると共に、搬送ベルト103の搬送
速度を制御する。
【0035】パターン検出部301はタイマ309の出
力に基づいて動作し、所定のタイミングで図2に示した
各パターンの読み取りを行う。パターン検出部301か
ら出力された各パターンの読み取り出力はA/D変換器
303に出力され、A/D変換器303は読み取り出力
をデジタル信号に変換して演算部405に出力する。演
算部305はA/D変換器303の出力とタイマ309
の出力とに基づき、図3に示したいずれかの方法で検出
タイミングtを検出し、各パターン画像の検出タイミン
グに基づいて位置ずれ量を求め、出力部307に出力す
る。出力部307は演算部305からの位置ずれ量に基
づき、画像処理部108に対して各光学部102に対す
る画像信号の出力タイミングを制御するための制御信号
を生成し、出力する。
【0036】また、CPU311はこの色ずれ検出処理
におけるレジストマーク画像の形成モード、即ち、標準
モードあるいは低速モードに応じて、制御部102内の
各回路、パターン検出部301、A/D303、演算部
305の動作を制御する。
【0037】例えば、パターン検出部301に対して
は、標準モードと低速モードとでベルト103の移動速
度が異なるため、レジストマーク画像の読み取りタイミ
ング、あるいは、マーク照射用のLEDの光量を変更す
るよう制御する。また、A/D303に対しては、レジ
ストマーク画像の通過時間が標準モードと低速モードと
で異なるため、A/D303におけるレジストマーク画
像の読み取りデータのサンプリングタイミング、周波数
を変更するよう制御する。更に、演算部305における
以下の如き演算処理のパラメータを変更するよう制御す
る。また、本形態では、低速モードとして、厚紙に対応
する画像形成速度が1/2のモードと、OHPに対応す
る画像形成速度が1/3のモードを有し、両方の低速モ
ードにおいて位置ずれ補正処理をおこなうものである。
【0038】次に、演算部305における位置ずれ量の
演算処理について説明する。
【0039】図2では、検出色Yが基準色BKに対し
て、副走査方向について図中下方にずれており、主走査
方向については図中右方向にずれている。
【0040】演算部305は、直線のパターン201B
Kの検出タイミングt1と直線のパターン201Yの検
出タイミングt2とに基づいて副走査方向の位置ずれ量
を求める。搬送ベルト103の移動速度をvmm/s、
パターン間の理論距離をsとすると、副走査方向に関し
て、位置ずれ量δsは、 δs=v×(t2―t1)−s (1) となる。
【0041】また、演算部305は、斜線のパターン2
03BKの検出タイミングt3と斜線のパターン203
Yの検出タイミングt4、及び、前記の副走査方向の位
置ずれ量δsに基づき、主走査方向の位置ずれ量を求め
る。
【0042】主走査方向に関して、位置ずれ量δmは、 δm=v×(t4−t3)−δs (2) となる。
【0043】ここで、ベルト103の移動速度vは、駆
動ローラ104の偏心、駆動部の回転むら、ベルトのあ
ばれ等により、常に一定になるとは限らない。
【0044】しかし、本形態によれば、図2に示したよ
うに、基準色のパターンと検出色のパターンとを1組に
したレジストマーク画像を形成し、これら基準色のパタ
ーンの検出タイミングと検出色のパターンの検出タイミ
ングとに基づいて各色画像間の位置ずれ量を検出してい
る。
【0045】そのため、基準色のパターンの形成時及び
読み取り時におけるベルトの移動速度と、検出色のパタ
ーンの形成時及び読み取り時におけるベルトの移動速度
との間の誤差の影響を著しく低減することができ、高精
度な色ずれの補正を行うことが可能となる。
【0046】また、ベルト103の搬送速度vは標準モ
ードと低速モードとで異なるため、CPU311は色ず
れ検出処理におけるレジストマーク画像形成時のモード
に応じてこのパラメータvを制御する。
【0047】本形態では、制御部107による色ずれ検
出処理は、標準モード及び低速モードでそれぞれ実行
し、本体の電源投入時、本体ドア開閉時、一定枚数(本
形態では500枚)のプリント毎、長時間放置後の画像
形成時(本形態では8時間以上のスリープモード解除
時)に実行する。これら本体の電源投入、本体ドア開
閉、一定枚数(本形態では500枚)のプリントの検出
信号はI/F313を介して装置内の不図示の各検出回
路からCPU311に出力され、また、ホストHからの
プリント指示のコマンド、あるいはプリントモードの指
示コマンドがI/F313を介してCPU311に出力
される。
【0048】検出された位置ずれ量は、通常モード、及
び低速モードそれぞれ独立にCPU311内の不図示の
メモリに記憶され、CPU311は次回の位置ずれ検出
処理までの間、このメモリ内の位置ずれ量に応じて補正
を行う。そして、新たに位置ずれの検出処理を行った
後、この新たな位置ずれ量をメモリに書き込む。
【0049】また、CPU311は、プリントモードが
標準モードの場合には、標準モードで検出した位置ずれ
量に基づいて画像処理部108、各画像形成部102Y
〜BKを制御して位置ずれを補正し、低速モードの場合
には、低速モードで検出した位置すれ量に基づいて画像
処理部108、各画像形成部102Y〜102BKを制
御して位置ずれを補正する。
【0050】本形態の画像形成装置100は、低速モー
ドとして、厚紙モード、及びOHPモードを備えてい
る。厚紙モードにおいては画像形成速度を標準モードの
1/2とし、OHPモードにおいては画像形成速度を標
準モードの1/3としている。
【0051】なお、このプリントモードは、前述の如く
ホストHからのコマンドにより設定するほか、OHPシ
ートセンサによる自動検知により切り換えてもよい。
【0052】本形態では、前述の如く本体の電源投入
時、本体ドア開閉時、長時間放置後の画像形成時(本形
態では8時間以上のスリープモード解除時)において位
置ずれ検出処理を行っている。
【0053】しかし、この位置ずれ検出処理の間は通常
の画像形成を行うことができないため、位置ずれ検出処
理の間にホストからプリント指示があっても、標準モー
ドに加えて低速モードでの位置ずれ検出処理を行ってし
まうと、すぐにプリント動作を開始することができな
い。
【0054】また、一定枚数(本形態では500枚)の
プリント毎に位置ずれの検出処理を行う場合にも、連続
プリント中であっても位置ずれ検出処理の間プリント動
作が中断されてしまう。
【0055】そこで、本形態では、位置ずれ検出処理の
最中にプリント指示があった場合、あるいは、位置ずれ
検出処理後に引き続き画像形成動作が実行される場合に
は、標準モードによる位置ずれ検出処理のみを実行し、
低速モードによる位置ずれ検出処理は通常の画像形成処
理が終了し、更にプリント命令がないことを確認した上
で実行するようにした。
【0056】以下、図を用いてCPU311による位置
ずれ検出処理の制御動作について説明する。
【0057】位置ずれ検出処理を開始すると、まず、S
401において所定枚数による位置ずれ検出処理かを判
別する。所定枚数の位置ずれ検出処理でない場合、ホス
トHからのプリント命令があるかを確認し(S40
2)、プリント命令がある場合、更にプリントモードが
標準モードであるかを確認する(S403)。
【0058】S403で標準モードでなかった場合、つ
まり低速モードのプリント命令であった場合、標準モー
ドによる位置ずれ検出処理を行い(S404)、低速モ
ードによる通常の画像形成処理を実行する(S40
5)。このとき、CPU311は前回の低速モードによ
る位置ずれ検出処理にて検出した補正値に基づいて画像
形成動作を制御する。
【0059】低速モードによる通常の画像形成処理が終
了した後、低速モードによる位置ずれ検出処理を行い
(S406)、S404で得られた標準モードによる位
置ずれ量とS406で得られた低速モードによる位置ず
れ量とに基づく補正値で内部のメモリを書き換える(S
407)。
【0060】また、S401で所定枚数の位置ずれ検出
処理でない場合、S402でプリント命令がない場合、
更に、S403でプリントモードが標準モードであった
場合には、標準モードによる位置ずれ検出処理を行い
(S408)、検出された標準モードによる位置ずれ量
に基づく補正値のみを書き換えて終了する(S40
9)。
【0061】このように、本形態では、標準モードによ
る位置ずれ検出処理だけでなく、低速モードによる位置
ずれ検出処理を行い、低速モードの画像形成時において
はこの低速モードによる位置ずれ検出結果に基づいて補
正を行うので、標準モード及び低速モードのいずれのプ
リントモードにおいても高精度に画像の位置ずれを補正
でき、高精細な画像を得ることができる。
【0062】また、本形態では、位置ずれ検出処理の実
行時においてプリント命令があるか、更に、このときの
プリントモードは何かということを検出し、低速モード
による位置ずれ検出処理は通常の画像形成処理の終了後
に行うことで、位置ずれ検出処理による通常の画像形成
処理の中断時間を極力短くしながら、高精細な画像を得
ることができる。
【0063】次に、第2の実施形態について説明する。
【0064】図1の如き転写ベルトを用いた画像形成装
置では、さまざまな種類、物理特性の転写材を転写ベル
ト上に担持し、搬送する。ここで、種類とは例えば、厚
紙、OHPシート等のことで、物理特性とは例えば、抵
抗値、表面粗さ、厚さ等のことである。
【0065】特に、低速モードで使用する厚紙、OHP
シートは製造するメーカにより物理特性が大きく異なる
ことがあり、転写ベルトに担持、搬送して画像形成を行
う場合、これらの物理特性の違いにより画像の位置ずれ
に影響を及ぼすことがある。
【0066】また、低速モード時においては、通常の画
像形成動作を行いながら位置ずれ検出処理を行い、この
位置ずれ検出結果を次の画像形成時までにフィードバッ
クして位置ずれ補正を行うだけの時間的余裕が十分にあ
る。
【0067】そこで、本形態では、低速モード時におい
て、プリント枚数が1枚の場合には通常の画像形成を行
いながら位置ずれ検出処理を行い、その結果を内部メモ
リに記憶して保存し、プリント枚数が2枚以上の場合に
は、1枚目のプリント時に通常の画像形成を行いながら
位置ずれ検出処理を行い、この検出結果をフィードバッ
クして2枚目以降の画像形成時に位置ずれ補正を行うも
のである。
【0068】以下、図5を用いて低速モード時における
図3のCPU311の位置ずれ検出、補正処理を説明す
る。
【0069】なお、本形態では、図5の処理に加えて、
S406の低速モードによる位置ずれ検出処理を除いて
図4に示す処理を行う。
【0070】図5において、低速モードによるプリント
指示があると、2枚以上の連続プリントかを判別し(S
501)、1枚のみのプリントの場合には、プリント動
作と共に位置ずれ検出処理を行い、この検出結果に基づ
く位置ずれ補正値を内部メモリに書き込む(S50
5)。
【0071】また、S501で2枚以上の連続プリント
指示である場合、1枚目のプリント時に位置ずれ検出処
理を行い(S502)、この検出結果による補正値をメ
モリに書き込み(S503)、この新たな補正値により
位置ずれを補正しながら2枚目以降の画像をプリントす
る(S504)。
【0072】このように、本形態によれば、ユーザの使
用する転写材の物理特性に応じた補正値をフィードバッ
クできるため、より色ずれのない、安定した画像を提供
することができる。また、このときユーザの待機時間を
極力短くすることができる。
【0073】なお、前述の実施形態では、本発明をレー
ザビームプリンタに対して適用した場合について説明し
たが、これ以外にも、LED等他の手段により画像を形
成する装置に対しても本発明を適用可能である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通常の画像形成モード以外に特殊画像形成モードを持つ
場合にも高精細な画像を得ることができる。
【0075】また、位置ずれ補正のための待機時間を極
力短縮しながら、高精度な位置ずれの補正を行い、高精
細な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の構成を示す
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態においてベルト上に形
成するマークの様子を示す図である。
【図3】図1の装置における制御部の構成を示す図であ
る。
【図4】図3の制御部による位置ずれ検出処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図5】図3の制御部による他の位置ずれ検出処理を説
明するためのフローチャートである。
【図6】位置ずれの様子を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA09 DA26 DA40 DE02 DE09 DE10 EB06 EC08 EC18 EE08 EF01 EF07 FA30 2H030 AA01 AB02 AD16 BB46 BB56 2H032 BA18 BA23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ画像担持体と前記画像担持体上
    に画像を形成する書き込み手段とを有する複数の画像形
    成手段と、 前記複数の画像形成手段の各画像担持体上に形成された
    画像を転写位置にて転写するべく移動する移動体と、 前記各画像担持体上に形成され、前記移動体上に転写さ
    れた複数のレジストマーク画像を読み取り、この読み取
    り結果に基づいて前記複数の画像形成手段により形成さ
    れる各画像間の位置ずれ量を検出する位置ずれ検出手段
    と、 標準画像形成モードにより形成された前記レジストマー
    ク画像の読み取り結果に基づいて検出された第1の位置
    ずれ量と、特殊画像形成モードにより形成された前記レ
    ジストマーク画像の読み取り結果に基づいて検出された
    第2の位置ずれ量とに基づいて前記複数の画像形成手段
    により形成される各画像間の位置ずれを補正する補正手
    段とを備え、 前記補正手段は前記標準画像形成モードにおいては前記
    第1の位置ずれ量に応じて前記補正動作を行い、前記特
    殊画像形成モードにおいては前記第2の位置ずれ量に応
    じて前記補正動作を行うことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記位置ずれ検出手段は前記第1の位置
    ずれ量と第2の位置ずれ量を記憶するメモリを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記特殊画像形成モードは前記標準画像
    形成モードよりも画像形成速度が遅いことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記位置ずれ検出手段は前記第1の位置
    ずれ量の検出時と前記第2の位置ずれ量の検出時とで、
    前記位置ずれ量の検出動作を変更することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記位置ずれ検出手段は前記移動体上に
    転写されたレジストマーク画像を読み取る読み取り手段
    を有し、前記第1の位置ずれ量の検出時と前記第2の位
    置ずれ量の検出時とで、前記読み取り手段による前記レ
    ジストマーク画像の読み取り開始タイミングを変更する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記位置ずれ検出手段は画像形成開始指
    示に応じた画像形成動作に先立って前記第1の位置ずれ
    量の検出処理を行い、前記画像形成開始指示に応じた画
    像形成動作の後で前記第2の位置ずれ量の検出処理を行
    うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記位置ずれ検出手段は前記特殊画像形
    成モードによる通常の画像形成時に前記第2の位置ずれ
    量の検出処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記位置ずれ検出手段は連続した複数枚
    の前記特殊画像形成モードによる通常の画像形成時に、
    1枚目の画像形成工程と平行して前記第2の位置ずれ量
    の検出処理を行い、前記補正手段はこの検出結果に基づ
    いて2枚目以降の画像形成時における画像の位置ずれを
    補正することを特徴とする請求項7記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 それぞれ画像担持体と前記画像担持体上
    に画像を形成する書き込み手段とを有する複数の画像形
    成手段と、 前記複数の画像形成手段の各画像担持体上に形成された
    画像を転写位置にて転写するべく移動する移動体と、 前記各画像担持体上に形成され、前記移動体上に転写さ
    れた複数のレジストマーク画像を読み取り、この読み取
    り結果に基づいて前記複数の画像形成手段により形成さ
    れる各画像間の位置ずれ量を検出する位置ずれ検出手段
    と、 前記位置ずれ検出手段により得られた位置ずれ量に基づ
    いて前記各画像間の位置ずれを補正する補正手段と、 前記複数の画像形成手段により通常の画像形成モードで
    前記レジストマーク画像を形成して前記位置ずれ検出手
    段により前記位置ずれ量を検出する第1の検出処理と、
    前記複数の画像形成手段により特殊画像形成モードで前
    記レジストマーク画像を形成して前記位置ずれ検出手段
    により前記位置ずれ量を検出する第2の検出処理とを行
    うよう前記複数の画像形成手段と前記位置ずれ検出手段
    とを制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は画像形成開始指示に応じて前記第1の検
    出処理と第2の検出処理の実行タイミングを制御するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は前記画像形成開始指示
    による画像形成動作の後に前記第2の検出処理を行うよ
    う前記複数の画像形成手段と前記位置ずれ検出手段を制
    御することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は前記画像形成開始指示
    による画像形成動作の前に前記第1の検出処理を行うよ
    う前期複数の画像形成手段と前記位置ずれ検出手段を制
    御することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
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Cited By (6)

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