JP2000275985A - ベルト搬送装置 - Google Patents
ベルト搬送装置Info
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- JP2000275985A JP2000275985A JP11081875A JP8187599A JP2000275985A JP 2000275985 A JP2000275985 A JP 2000275985A JP 11081875 A JP11081875 A JP 11081875A JP 8187599 A JP8187599 A JP 8187599A JP 2000275985 A JP2000275985 A JP 2000275985A
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カラー画像形成装置等に用いられるベルト搬
送装置において、レジストマーク又はAIDCパターン
の検出用のセンサとベルトとの距離の変動を防ぐことが
できるようにして、レジストマーク又はAIDCパター
ンの濃度を正確に検出する。 【解決手段】 転写ベルト2が掛けられたテンションロ
ーラ5を逆クラウン形状とし、転写ベルト2の幅方向端
部をレジストセンサ6で検出するようにした。これによ
り、転写ベルト2の幅方向端部がばたつかなくなり、転
写ベルト2の幅方向端部とレジストセンサ6との距離の
変動が防止され、レジストマークを正確に検出すること
ができる。
送装置において、レジストマーク又はAIDCパターン
の検出用のセンサとベルトとの距離の変動を防ぐことが
できるようにして、レジストマーク又はAIDCパター
ンの濃度を正確に検出する。 【解決手段】 転写ベルト2が掛けられたテンションロ
ーラ5を逆クラウン形状とし、転写ベルト2の幅方向端
部をレジストセンサ6で検出するようにした。これによ
り、転写ベルト2の幅方向端部がばたつかなくなり、転
写ベルト2の幅方向端部とレジストセンサ6との距離の
変動が防止され、レジストマークを正確に検出すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
などに適用され、転写ベルト等のベルトを搬送するベル
ト搬送装置に関するものである。
などに適用され、転写ベルト等のベルトを搬送するベル
ト搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及び黒(K)の各色の作像を行う
感光体を有し、電子写真プロセスによりY,M,C,K
の各色成分毎に形成した各感光体上のそれぞれのトナー
像を、順次転写ベルト上に中間転写していくことによ
り、転写ベルト上に各色の重ね合わせ画像を作成し、こ
の重ね合わせ画像を用紙上に転写してカラー画像を形成
する画像形成装置がある。この種の装置では、各感光体
ドラム間の機械的取り付け誤差等に起因して各色のカラ
ー画像のレジストレーション(重ね合わせ)が一致せ
ず、色ずれが発生する場合がある。そこで、この種の画
像形成装置のベルト搬送装置において、転写ベルト上に
記録したレジスト補正マーク(レジストマーク)をCC
Dセンサで検出し、この検出データに基づいて各色毎の
レジスト補正マークの位置及び形状を演算して、得られ
た演算データに基づいて各感光体への画像書き込みタイ
ミングを補正することにより、各色の画像のずれを補正
するようにしたものがある(例えば、特開平5−316
378号公報等参照)。また、転写ベルト上に形成した
自動画像濃度制御(AIDC:AUTOMATIC IMAGE DENSIT
Y CONTROLL) 用のパターンをセンサで検出し、この検出
データに基づいて、画像濃度を適正に維持/補正するよ
うにしたものがある。
(M)、シアン(C)及び黒(K)の各色の作像を行う
感光体を有し、電子写真プロセスによりY,M,C,K
の各色成分毎に形成した各感光体上のそれぞれのトナー
像を、順次転写ベルト上に中間転写していくことによ
り、転写ベルト上に各色の重ね合わせ画像を作成し、こ
の重ね合わせ画像を用紙上に転写してカラー画像を形成
する画像形成装置がある。この種の装置では、各感光体
ドラム間の機械的取り付け誤差等に起因して各色のカラ
ー画像のレジストレーション(重ね合わせ)が一致せ
ず、色ずれが発生する場合がある。そこで、この種の画
像形成装置のベルト搬送装置において、転写ベルト上に
記録したレジスト補正マーク(レジストマーク)をCC
Dセンサで検出し、この検出データに基づいて各色毎の
レジスト補正マークの位置及び形状を演算して、得られ
た演算データに基づいて各感光体への画像書き込みタイ
ミングを補正することにより、各色の画像のずれを補正
するようにしたものがある(例えば、特開平5−316
378号公報等参照)。また、転写ベルト上に形成した
自動画像濃度制御(AIDC:AUTOMATIC IMAGE DENSIT
Y CONTROLL) 用のパターンをセンサで検出し、この検出
データに基づいて、画像濃度を適正に維持/補正するよ
うにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような転写ベルト上に記録したレジストマークの検出デ
ータに基づいて各色のカラー画像のずれを補正するベル
ト搬送装置や、転写ベルト上に記録したAIDCパター
ンの検出データに基づいて画像濃度を維持/補正するベ
ルト搬送装置では、ベルト搬送用のローラの回転に伴っ
てベルトがばたつき、検出用のセンサと転写ベルトとの
距離が変化することがある。そのような場合には、レジ
ストマーク又はAIDCパターンの濃度を正確に検出す
ることができなくなるといった問題がある。
ような転写ベルト上に記録したレジストマークの検出デ
ータに基づいて各色のカラー画像のずれを補正するベル
ト搬送装置や、転写ベルト上に記録したAIDCパター
ンの検出データに基づいて画像濃度を維持/補正するベ
ルト搬送装置では、ベルト搬送用のローラの回転に伴っ
てベルトがばたつき、検出用のセンサと転写ベルトとの
距離が変化することがある。そのような場合には、レジ
ストマーク又はAIDCパターンの濃度を正確に検出す
ることができなくなるといった問題がある。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、レジストマーク又はAIDCパ
ターンの検出用のセンサとベルトとの距離の変動を防ぐ
ことができるようにして、レジストマーク又はAIDC
パターンの濃度を正確に検出することが可能なベルト搬
送装置を提供することを目的とする。
になされたものであり、レジストマーク又はAIDCパ
ターンの検出用のセンサとベルトとの距離の変動を防ぐ
ことができるようにして、レジストマーク又はAIDC
パターンの濃度を正確に検出することが可能なベルト搬
送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、少なくとも3本以上のローラと、
これらローラに掛け渡されたベルトと、ローラのうち少
なくとも1本を回転駆動させる駆動手段と、ベルト上に
記録されたレジストマーク又は自動画像濃度調整用パタ
ーンの濃度を検出するセンサとを有するベルト搬送装置
において、ローラのうち少なくとも1本は、ローラの軸
方向において径の大きさが異なっており、センサが、こ
の軸方向の径の大きさが異なるローラと、これに隣接す
るローラとの間で、ベルトに対向して配設されているも
のである。
に請求項1の発明は、少なくとも3本以上のローラと、
これらローラに掛け渡されたベルトと、ローラのうち少
なくとも1本を回転駆動させる駆動手段と、ベルト上に
記録されたレジストマーク又は自動画像濃度調整用パタ
ーンの濃度を検出するセンサとを有するベルト搬送装置
において、ローラのうち少なくとも1本は、ローラの軸
方向において径の大きさが異なっており、センサが、こ
の軸方向の径の大きさが異なるローラと、これに隣接す
るローラとの間で、ベルトに対向して配設されているも
のである。
【0006】上記構成においては、ローラのうち少なく
とも1本がローラの軸方向において径の大きさが異なる
ものであるので、ローラ上の径の大きさが最大となる部
分に掛けられたベルトが張力を持ち、この部分のベルト
がばたつかなくなる。従って、ローラ上の径の大きさが
最大となる部分に掛けられたベルトとセンサとの距離の
変動を防ぐことができる。これにより、レジストマーク
又は自動画像濃度調整用パターンの濃度を正確に検出す
ることができる。
とも1本がローラの軸方向において径の大きさが異なる
ものであるので、ローラ上の径の大きさが最大となる部
分に掛けられたベルトが張力を持ち、この部分のベルト
がばたつかなくなる。従って、ローラ上の径の大きさが
最大となる部分に掛けられたベルトとセンサとの距離の
変動を防ぐことができる。これにより、レジストマーク
又は自動画像濃度調整用パターンの濃度を正確に検出す
ることができる。
【0007】また、軸方向の径の大きさが異なるローラ
は、逆クラウン形状であり、センサがベルトの幅方向の
側端部に対向する位置に配設されているものとしてもよ
い。これにより、ベルトの幅方向の側端部のばたつきを
防ぎ、このばたつきのない部分をセンサで検出すること
ができるので、ベルトの幅方向の側端部とセンサとの距
離の変動を防ぎ、レジストマーク又は自動画像濃度調整
用パターンの濃度を正確に検出することができる。
は、逆クラウン形状であり、センサがベルトの幅方向の
側端部に対向する位置に配設されているものとしてもよ
い。これにより、ベルトの幅方向の側端部のばたつきを
防ぎ、このばたつきのない部分をセンサで検出すること
ができるので、ベルトの幅方向の側端部とセンサとの距
離の変動を防ぎ、レジストマーク又は自動画像濃度調整
用パターンの濃度を正確に検出することができる。
【0008】また、請求項3の発明は、複数のローラ
と、これらローラに掛け渡されたベルトと、ローラのう
ち少なくとも1本を回転駆動させる駆動手段と、ベルト
上に記録されたレジストマーク又は自動画像濃度調整用
パターンの濃度を検出するセンサとを有するベルト搬送
装置において、ローラのうち少なくとも1本は、ローラ
の軸方向において径の大きさが異なっており、センサ
は、ローラの軸方向においてベルトが掛けられた範囲内
でローラの径が最大となっている部分のベルトを検出す
る位置に設けられているものである。この構成において
は、ローラの径が最大となっている部分のベルトのばた
つきを防ぎ、このばたつきのない部分をセンサで検出す
ることができるので、ベルト上に記録されたレジストマ
ーク又は自動画像濃度調整用パターンの濃度を正確に検
出することができる。
と、これらローラに掛け渡されたベルトと、ローラのう
ち少なくとも1本を回転駆動させる駆動手段と、ベルト
上に記録されたレジストマーク又は自動画像濃度調整用
パターンの濃度を検出するセンサとを有するベルト搬送
装置において、ローラのうち少なくとも1本は、ローラ
の軸方向において径の大きさが異なっており、センサ
は、ローラの軸方向においてベルトが掛けられた範囲内
でローラの径が最大となっている部分のベルトを検出す
る位置に設けられているものである。この構成において
は、ローラの径が最大となっている部分のベルトのばた
つきを防ぎ、このばたつきのない部分をセンサで検出す
ることができるので、ベルト上に記録されたレジストマ
ーク又は自動画像濃度調整用パターンの濃度を正確に検
出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
ベルト搬送装置について図面を参照して説明する。第1
の実施形態によるベルト搬送装置を適用した画像形成装
置について図1を参照して説明する。この画像形成装置
10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒(K)の各色の作像を行う感光体7
(Y),7(M),7(C),7(K)を有するタンデ
ム方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置10
は、電子写真プロセスによりY,M,C,Kの各色成分
毎に形成した感光体上のそれぞれのトナー像を、順次ベ
ルトユニット(ベルト搬送装置)1の転写ベルト2上に
中間転写していくことにより、転写ベルト2上に各色の
重ね合わせ画像を作成して、最後に用紙P上に4色の画
像を一括して転写するものである。
ベルト搬送装置について図面を参照して説明する。第1
の実施形態によるベルト搬送装置を適用した画像形成装
置について図1を参照して説明する。この画像形成装置
10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒(K)の各色の作像を行う感光体7
(Y),7(M),7(C),7(K)を有するタンデ
ム方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置10
は、電子写真プロセスによりY,M,C,Kの各色成分
毎に形成した感光体上のそれぞれのトナー像を、順次ベ
ルトユニット(ベルト搬送装置)1の転写ベルト2上に
中間転写していくことにより、転写ベルト2上に各色の
重ね合わせ画像を作成して、最後に用紙P上に4色の画
像を一括して転写するものである。
【0010】感光体7(Y),7(M),7(C),7
(K)は、それぞれプロセスカートリッジ8(Y),8
(M),8(C),8(K)に収納されている。ベルト
ユニット1は、転写ベルト2、この転写ベルト2への駆
動伝達用の駆動ローラ3、従動ローラ4、転写ベルト2
に張力を与えるためのテンションローラ5、及び転写ベ
ルト2上に記録されたレジストマークを検出するための
レジストセンサ6を有している。転写ベルト2は、図に
示されるように、駆動ローラ3、従動ローラ4及びテン
ションローラ5に掛け渡されている。また、画像形成装
置10は、用紙カセット11及び手差しトレイ12を有
しており、これらから供給された用紙Pの搬送路20に
沿って、給紙ローラ13,19、搬送ローラ14、レジ
ストローラ15a,15b、2次転写ローラ16及び定
着ローラ17を持つ。
(K)は、それぞれプロセスカートリッジ8(Y),8
(M),8(C),8(K)に収納されている。ベルト
ユニット1は、転写ベルト2、この転写ベルト2への駆
動伝達用の駆動ローラ3、従動ローラ4、転写ベルト2
に張力を与えるためのテンションローラ5、及び転写ベ
ルト2上に記録されたレジストマークを検出するための
レジストセンサ6を有している。転写ベルト2は、図に
示されるように、駆動ローラ3、従動ローラ4及びテン
ションローラ5に掛け渡されている。また、画像形成装
置10は、用紙カセット11及び手差しトレイ12を有
しており、これらから供給された用紙Pの搬送路20に
沿って、給紙ローラ13,19、搬送ローラ14、レジ
ストローラ15a,15b、2次転写ローラ16及び定
着ローラ17を持つ。
【0011】用紙Pへの画像形成手順について説明す
る。図中の矢印Aは転写ベルト2の移動方向を、矢印B
は駆動ローラ3の回転方向を示す。まず、感光体7
(Y),7(M),7(C),7(K)上にY,M,
C,Kの各色成分毎の潜像を形成し、この各色の潜像を
不図示の現像手段により各色毎に現像して、これらの感
光体7(Y),7(M),7(C),7(K)上の各色
のトナー像を転写ベルト2上に中間転写していくことに
より、転写ベルト2上に各色の重ね合わせ画像を作成す
る。この転写ベルト2上の重ね合わせ画像は、駆動ロー
ラ3による転写ベルト2の移動により、用紙Pへの転写
位置(従動ローラ4と2次転写ローラ16が対向する位
置)まで移動する。用紙Pは、送り出しタイミング制御
用のレジストローラ15a,15bにより転写ベルト2
上の画像と同期をとって転写位置に送り出され、高電圧
の印加された2次転写ローラ16によって転写ベルト2
上の画像を再転写される。この用紙Pは、搬送路20中
の定着ローラ17の位置に搬送されて、定着ローラ17
によりトナー像を定着された後に、矢印Cの方向に排出
される。
る。図中の矢印Aは転写ベルト2の移動方向を、矢印B
は駆動ローラ3の回転方向を示す。まず、感光体7
(Y),7(M),7(C),7(K)上にY,M,
C,Kの各色成分毎の潜像を形成し、この各色の潜像を
不図示の現像手段により各色毎に現像して、これらの感
光体7(Y),7(M),7(C),7(K)上の各色
のトナー像を転写ベルト2上に中間転写していくことに
より、転写ベルト2上に各色の重ね合わせ画像を作成す
る。この転写ベルト2上の重ね合わせ画像は、駆動ロー
ラ3による転写ベルト2の移動により、用紙Pへの転写
位置(従動ローラ4と2次転写ローラ16が対向する位
置)まで移動する。用紙Pは、送り出しタイミング制御
用のレジストローラ15a,15bにより転写ベルト2
上の画像と同期をとって転写位置に送り出され、高電圧
の印加された2次転写ローラ16によって転写ベルト2
上の画像を再転写される。この用紙Pは、搬送路20中
の定着ローラ17の位置に搬送されて、定着ローラ17
によりトナー像を定着された後に、矢印Cの方向に排出
される。
【0012】上記の画像形成の際に、各感光体ドラム間
の機械的取り付け誤差、レーザビームの光路長誤差、温
度変化による光路変化等に起因して、各色のカラー画像
のレジストレーション(重ね合わせ)が一致せず、色ず
れが発生する場合がある。この色ずれを防止するため
に、転写ベルト2上に作られたレジストレーション補正
用マーク(レジストマーク)を反射型のレジストセンサ
6で検出し、この検出データに基づいて各感光体7
(Y),7(M),7(C),7(K)への画像(潜
像)の書き込みタイミングを補正することにより、各色
の画像のずれを補正する。このレジストマークの検出に
は、反射型のレジストセンサ6が用いられるため、レジ
ストセンサ6と転写ベルト2との距離を一定にする必要
がある。
の機械的取り付け誤差、レーザビームの光路長誤差、温
度変化による光路変化等に起因して、各色のカラー画像
のレジストレーション(重ね合わせ)が一致せず、色ず
れが発生する場合がある。この色ずれを防止するため
に、転写ベルト2上に作られたレジストレーション補正
用マーク(レジストマーク)を反射型のレジストセンサ
6で検出し、この検出データに基づいて各感光体7
(Y),7(M),7(C),7(K)への画像(潜
像)の書き込みタイミングを補正することにより、各色
の画像のずれを補正する。このレジストマークの検出に
は、反射型のレジストセンサ6が用いられるため、レジ
ストセンサ6と転写ベルト2との距離を一定にする必要
がある。
【0013】本実施形態によるベルトユニット1には、
転写ベルト2のばたつきを防止し、レジストセンサ6と
転写ベルト2との距離を一定にするための工夫が施され
ている。この距離を一定にするための工夫について図2
及び図3を参照して説明する。テンションローラ5は、
図3に示されるように、軸方向において径の大きさが異
なる逆クラウン形状に形成されている。レジストセンサ
6は、この逆クラウン形状のテンションローラ5と従動
ローラ4との間の転写ベルト2の幅方向端部に対向する
位置に配設されている。逆クラウン形状のテンションロ
ーラ5の軸方向端部の径が中央部よりも大きいため、テ
ンションローラ5と従動ローラ4の間における転写ベル
ト2の幅方向端部の張力は、中央部の張力よりも大きく
なる。このため、転写ベルト2の幅方向端部のばたつき
がなくなる。従って、転写ベルト2の幅方向端部では、
転写ベルト2とレジストセンサ6との距離が一定となる
ので、この部分に形成したレジストマークをレジストセ
ンサ6で検出することにより、正確なレジストマークの
検出を行うことができる。
転写ベルト2のばたつきを防止し、レジストセンサ6と
転写ベルト2との距離を一定にするための工夫が施され
ている。この距離を一定にするための工夫について図2
及び図3を参照して説明する。テンションローラ5は、
図3に示されるように、軸方向において径の大きさが異
なる逆クラウン形状に形成されている。レジストセンサ
6は、この逆クラウン形状のテンションローラ5と従動
ローラ4との間の転写ベルト2の幅方向端部に対向する
位置に配設されている。逆クラウン形状のテンションロ
ーラ5の軸方向端部の径が中央部よりも大きいため、テ
ンションローラ5と従動ローラ4の間における転写ベル
ト2の幅方向端部の張力は、中央部の張力よりも大きく
なる。このため、転写ベルト2の幅方向端部のばたつき
がなくなる。従って、転写ベルト2の幅方向端部では、
転写ベルト2とレジストセンサ6との距離が一定となる
ので、この部分に形成したレジストマークをレジストセ
ンサ6で検出することにより、正確なレジストマークの
検出を行うことができる。
【0014】ベルト搬送方向におけるレジストセンサ6
の位置は、テンションローラ5又は従動ローラ4に近接
する位置であることが望ましい。テンションローラ5と
従動ローラ4の間における転写ベルト2の幅方向端部の
ばたつきは、これらのローラ4,5の周辺において最も
小さくなるため、レジストセンサ6をこれらのローラ
4,5に近接する位置に配置することで、より正確なレ
ジストマークの検出を行うことができる。
の位置は、テンションローラ5又は従動ローラ4に近接
する位置であることが望ましい。テンションローラ5と
従動ローラ4の間における転写ベルト2の幅方向端部の
ばたつきは、これらのローラ4,5の周辺において最も
小さくなるため、レジストセンサ6をこれらのローラ
4,5に近接する位置に配置することで、より正確なレ
ジストマークの検出を行うことができる。
【0015】テンションローラ5の代わりに従動ローラ
4を逆クラウン形状とし、レジストセンサ6を上記と同
じ位置に配置した場合にも、同様の効果を得ることがで
きる。すなわち、逆クラウン形状のローラとそれに隣接
するローラの間であれば、レジストセンサ6の位置は任
意に選択可能である。
4を逆クラウン形状とし、レジストセンサ6を上記と同
じ位置に配置した場合にも、同様の効果を得ることがで
きる。すなわち、逆クラウン形状のローラとそれに隣接
するローラの間であれば、レジストセンサ6の位置は任
意に選択可能である。
【0016】上述したように、テンションローラ5又は
従動ローラ4を逆クラウン形状としたことにより、転写
ベルト2の幅方向端部のばたつきをなくし、転写ベルト
2の幅方向端部に対向する位置に配設したレジストセン
サ6と転写ベルト2との距離の変動を防ぐことができる
ので、転写ベルト2に記録されたレジストマークを正確
に検出することができる。
従動ローラ4を逆クラウン形状としたことにより、転写
ベルト2の幅方向端部のばたつきをなくし、転写ベルト
2の幅方向端部に対向する位置に配設したレジストセン
サ6と転写ベルト2との距離の変動を防ぐことができる
ので、転写ベルト2に記録されたレジストマークを正確
に検出することができる。
【0017】次に、上記第1の実施形態の変形例を説明
する。この変形例は、上述した第1の実施形態のテンシ
ョンローラ5を、図4に示すようなクラウン形状のテン
ションローラ5’に置き換えたものであり、他の構成は
第1の実施形態と同様である。クラウン形状のテンショ
ンローラ5’は、軸方向中央部の径が端部の径よりも大
きくなっているため、テンションローラ5’と従動ロー
ラ(図2の4に相当)の間における転写ベルト(図2の
2に相当、以下同じ)の幅方向中央部の張力は、端部の
張力よりも大きくなる。このため、転写ベルトの幅方向
中央部のばたつきがなくなる。従って、レジストセンサ
(図2の6に相当、以下同じ)を転写ベルトの幅方向中
央部に対向する位置に配置することにより、転写ベルト
とレジストセンサとの距離を一定にすることができるの
で、正確なレジストマークの検出を行うことができる。
する。この変形例は、上述した第1の実施形態のテンシ
ョンローラ5を、図4に示すようなクラウン形状のテン
ションローラ5’に置き換えたものであり、他の構成は
第1の実施形態と同様である。クラウン形状のテンショ
ンローラ5’は、軸方向中央部の径が端部の径よりも大
きくなっているため、テンションローラ5’と従動ロー
ラ(図2の4に相当)の間における転写ベルト(図2の
2に相当、以下同じ)の幅方向中央部の張力は、端部の
張力よりも大きくなる。このため、転写ベルトの幅方向
中央部のばたつきがなくなる。従って、レジストセンサ
(図2の6に相当、以下同じ)を転写ベルトの幅方向中
央部に対向する位置に配置することにより、転写ベルト
とレジストセンサとの距離を一定にすることができるの
で、正確なレジストマークの検出を行うことができる。
【0018】次に、第2の実施形態によるベルトユニッ
トについて図5を参照して説明する。本実施形態による
ベルトユニット1は、テンションローラ31とは別に逆
クラウン形状のローラ32を設け、このローラ32と従
動ローラ4との間にレジストセンサ6を配したものであ
り、他の構成は第1の実施形態のベルトユニット1と同
様である。図中において第1の実施形態と同様の部材に
は同番号を付している。図中における矢印Dは、各感光
体7(Y),7(M),7(C),7(K)の回転方向
を示す。テンションローラ31と逆クラウン形状のロー
ラ32とを別々に設けたことにより、テンションローラ
31を用いて転写ベルト2の全体に張力を付与すること
ができる。
トについて図5を参照して説明する。本実施形態による
ベルトユニット1は、テンションローラ31とは別に逆
クラウン形状のローラ32を設け、このローラ32と従
動ローラ4との間にレジストセンサ6を配したものであ
り、他の構成は第1の実施形態のベルトユニット1と同
様である。図中において第1の実施形態と同様の部材に
は同番号を付している。図中における矢印Dは、各感光
体7(Y),7(M),7(C),7(K)の回転方向
を示す。テンションローラ31と逆クラウン形状のロー
ラ32とを別々に設けたことにより、テンションローラ
31を用いて転写ベルト2の全体に張力を付与すること
ができる。
【0019】本発明は、上記実施形態に限られるもので
はなく、様々な変形が可能である。例えば、上記第1実
施形態及びその変形例では、テンションローラ5の形状
を逆クラウン形状又はクラウン形状としたが、テンショ
ンローラの形状はこれらの形状に限られず、ローラの軸
方向において径の大きさが異なるものであればよい。ま
た、本発明の適用されるセンサとしては、上記の各実施
形態に示されるレジストセンサに限られず、例えば、自
動画像濃度調整に用いられるAIDCパターンの濃度検
出用のセンサでもよい。
はなく、様々な変形が可能である。例えば、上記第1実
施形態及びその変形例では、テンションローラ5の形状
を逆クラウン形状又はクラウン形状としたが、テンショ
ンローラの形状はこれらの形状に限られず、ローラの軸
方向において径の大きさが異なるものであればよい。ま
た、本発明の適用されるセンサとしては、上記の各実施
形態に示されるレジストセンサに限られず、例えば、自
動画像濃度調整に用いられるAIDCパターンの濃度検
出用のセンサでもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
ローラのうち少なくとも1本をローラの軸方向において
径の大きさが異なるものとしたことにより、ローラ上の
径の大きさが最大となる部分に掛けられたベルトがばた
つかなくなるので、ローラ上のこの部分に掛けられたベ
ルトとセンサとの距離の変動を防ぐことができる。従っ
て、ローラ上のこの部分に掛けられたベルトをセンサで
検出することにより、レジストマーク又は自動画像濃度
調整用パターンの濃度を正確に検出することができる。
これにより、このベルト搬送装置をカラー画像形成用の
画像形成装置に適用した場合に、色ずれの発生を防ぐこ
とができ、また、このベルト搬送装置を自動画像濃度制
御機能を持つ画像形成装置に適用した場合に、画像濃度
を適正に維持/補正することができる。
ローラのうち少なくとも1本をローラの軸方向において
径の大きさが異なるものとしたことにより、ローラ上の
径の大きさが最大となる部分に掛けられたベルトがばた
つかなくなるので、ローラ上のこの部分に掛けられたベ
ルトとセンサとの距離の変動を防ぐことができる。従っ
て、ローラ上のこの部分に掛けられたベルトをセンサで
検出することにより、レジストマーク又は自動画像濃度
調整用パターンの濃度を正確に検出することができる。
これにより、このベルト搬送装置をカラー画像形成用の
画像形成装置に適用した場合に、色ずれの発生を防ぐこ
とができ、また、このベルト搬送装置を自動画像濃度制
御機能を持つ画像形成装置に適用した場合に、画像濃度
を適正に維持/補正することができる。
【0021】また、軸方向の径の大きさが異なるローラ
を逆クラウン形状とし、センサをベルトの幅方向の側端
部に対向する位置に配設することにより、ベルトの幅方
向の側端部とセンサとの距離の変動を防ぐことができる
ので、レジストマーク又は自動画像濃度調整用パターン
の濃度を正確に検出することができる。
を逆クラウン形状とし、センサをベルトの幅方向の側端
部に対向する位置に配設することにより、ベルトの幅方
向の側端部とセンサとの距離の変動を防ぐことができる
ので、レジストマーク又は自動画像濃度調整用パターン
の濃度を正確に検出することができる。
【0022】また、請求項3の発明によれば、ローラの
うち少なくとも1本をローラの軸方向において径の大き
さが異なるものとし、センサをローラの軸方向において
ベルトが掛けられた範囲内でローラの径が最大となって
いる部分のベルトを検出する位置に設けたことにより、
ローラの径が最大となっている部分のベルトのばたつき
を防ぎ、このばたつきのない部分をセンサで検出するこ
とができるので、ベルト上に記録されたレジストマーク
又は自動画像濃度調整用パターンの濃度を正確に検出す
ることができる。これにより、上記請求項1に記載の効
果と同様の効果を得ることができる。
うち少なくとも1本をローラの軸方向において径の大き
さが異なるものとし、センサをローラの軸方向において
ベルトが掛けられた範囲内でローラの径が最大となって
いる部分のベルトを検出する位置に設けたことにより、
ローラの径が最大となっている部分のベルトのばたつき
を防ぎ、このばたつきのない部分をセンサで検出するこ
とができるので、ベルト上に記録されたレジストマーク
又は自動画像濃度調整用パターンの濃度を正確に検出す
ることができる。これにより、上記請求項1に記載の効
果と同様の効果を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施形態によるベルトユニット
を適用した画像形成装置の構成図である。
を適用した画像形成装置の構成図である。
【図2】上記ベルトユニットの斜視図である。
【図3】上記ベルトユニットのテンションローラの正面
図である。
図である。
【図4】第1の実施形態の変形例におけるテンションロ
ーラの正面図である。
ーラの正面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態によるベルトユニット
の前面図である。
の前面図である。
1 ベルトユニット(ベルト搬送装置) 2 転写ベルト(ベルト) 3 駆動ローラ 4 従動ローラ 5 テンションローラ 5’ テンションローラ 6 レジストセンサ 32 ローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも3本以上のローラと、これら
ローラに掛け渡されたベルトと、前記ローラのうち少な
くとも1本を回転駆動させる駆動手段と、前記ベルト上
に記録されたレジストマーク又は自動画像濃度調整用パ
ターンの濃度を検出するセンサとを有するベルト搬送装
置において、 前記ローラのうち少なくとも1本は、該ローラの軸方向
において径の大きさが異なっており、前記センサが、こ
の軸方向の径の大きさが異なるローラと、これに隣接す
るローラとの間で、前記ベルトに対向して配設されてい
ることを特徴とするベルト搬送装置。 - 【請求項2】 前記軸方向の径の大きさが異なるローラ
は、逆クラウン形状であり、前記センサが前記ベルトの
幅方向の側端部に対向する位置に配設されていることを
特徴とする請求項1に記載のベルト搬送装置。 - 【請求項3】 複数のローラと、これらローラに掛け渡
されたベルトと、前記ローラのうち少なくとも1本を回
転駆動させる駆動手段と、前記ベルト上に記録されたレ
ジストマーク又は自動画像濃度調整用パターンの濃度を
検出するセンサとを有するベルト搬送装置において、 前記ローラのうち少なくとも1本は、該ローラの軸方向
において径の大きさが異なっており、前記センサは、該
ローラの軸方向において前記ベルトが掛けられた範囲内
で該ローラの径が最大となっている部分のベルトを検出
する位置に設けられていることを特徴とするベルト搬送
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11081875A JP2000275985A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | ベルト搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11081875A JP2000275985A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | ベルト搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000275985A true JP2000275985A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13758646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11081875A Pending JP2000275985A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | ベルト搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000275985A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005036276A1 (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | 画像形成装置 |
CN100421040C (zh) * | 2004-09-28 | 2008-09-24 | 夏普株式会社 | 转印带装置以及成像设备 |
JP2011141432A (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-21 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US9971283B2 (en) | 2015-08-31 | 2018-05-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Belt conveyance apparatus and image forming apparatus for reduced belt buckling |
-
1999
- 1999-03-25 JP JP11081875A patent/JP2000275985A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005036276A1 (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | 画像形成装置 |
US7561840B2 (en) | 2003-10-08 | 2009-07-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Transfer endless belt device applied to image forming apparatus |
CN100421040C (zh) * | 2004-09-28 | 2008-09-24 | 夏普株式会社 | 转印带装置以及成像设备 |
JP2011141432A (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-21 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US9971283B2 (en) | 2015-08-31 | 2018-05-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Belt conveyance apparatus and image forming apparatus for reduced belt buckling |
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