JP2009025495A - トナー残量検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

トナー残量検出装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009025495A
JP2009025495A JP2007187662A JP2007187662A JP2009025495A JP 2009025495 A JP2009025495 A JP 2009025495A JP 2007187662 A JP2007187662 A JP 2007187662A JP 2007187662 A JP2007187662 A JP 2007187662A JP 2009025495 A JP2009025495 A JP 2009025495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
unit
control voltage
remaining amount
demodulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007187662A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Okada
克己 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2007187662A priority Critical patent/JP2009025495A/ja
Publication of JP2009025495A publication Critical patent/JP2009025495A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】コスト高を招かずにトナー収納体内のトナー残量を従来よりも正確に検出する。
【解決手段】RFIDタグ15は、トナーコンテナ61内のトナー残量に応じてRFIDリーダライタ16との距離を異ならせて可動する構成とされ、RFIDリーダライタ16は、予め定められた制御電圧での搬送波を用いてRFIDタグ15にコマンドを送信するコマンド送信部と、RFIDタグ15から受信した応答データを復調する復調部と、復調部による復調可否を判定する復調可否判定部と、復調可否判定部によって復調不可と判定された場合に上記搬送波の制御電圧を可変させ、当該可変させた制御電圧による搬送波での送信コマンドに対応する応答データの復調が復調可否判定部で復調可能と判定された場合に、当該可変させた制御電圧を以後の搬送波用の制御電圧に設定する制御電圧設定部と、当該設定された制御電圧に対応するトナー残量の値を算出するトナー残量検出部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置本体に取り付けられるトナー収納体内のトナー残量を検出する技術に関する。
従来から、画像形成装置に取り付けられるトナー収納容器に収納されているトナーの残量を検出する技術として、(1)画像形成時における印字データの印字率に基づいて、トナー収納容器内のトナー残量を算出する、(2)トナー収納容器内に、LED(Light Emitting Diode)等からなる発光部と、トナーを挟んで当該発光部に対向する位置に設けられた受光部とを有する光センサを設け、当該受光部が発光部から発光された光を受光するか否かに応じてトナー残量を検知する、又は(3)交流電圧を印加する電極と検知用アンテナとの間に、誘電率の高いトナーが介在するか否かに応じてトナー残量を判定する、といった技術が知られている。また、(4)下記特許文献1に示されるように、トナー収納容器内の攪拌羽根を金属製にして、攪拌羽根がトナーとの接触時の圧力で変形する量を磁気センサで検出し、攪拌用羽根の変形量に基づいてトナー残量を検出する技術が提案されている。
特開2002−132036号公報
しかし、上記(1)の従来技術の場合、画像形成装置周囲の温度や湿度等の環境によって、同じ印字率でもトナーの消費量が異なるため、正確にトナー残量を把握することが出来ない。また、上記(2)の従来技術の場合、上記発光部の近傍に設けられた当該発光部の光の透過用窓がトナーで汚染されると、発光部の光の透過率が変動するためにトナー残量を正確に検知できない。上記(3)の従来技術の場合は、トナー収納容器に電極を装備する必要があるため、当該電極にトナー等が付着して接触不良になると、トナー残量を正確に検知できない。さらに、上記(4)の従来技術の場合は、攪拌羽根の変形量を検出するために磁気センサが必要であるので、その分コストが高くなるという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、コスト高を招くことなく、トナー収納体内のトナー残量を従来よりも正確に検出することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、画像形成装置本体に対して脱着可能なトナー収納体に設けられた無線タグと、画像形成装置本体側に設けられたリーダライタ装置とを有し、当該トナー収納体に収納されているトナーの残量を検出するトナー残量検出装置であって、
前記無線タグは、前記リーダライタ装置からのコマンドに応じた応答データの送信を制御する交信部と、交信部による制御の下で前記応答データを反射波として前記リーダライタ装置に送信するアンテナとを備え、前記トナー収納体内のトナー残量に応じて前記リーダライタ装置との距離を異ならせて可動する構成とされ、
前記リーダライタ装置は、予め定められた制御電圧での搬送波を用いて前記無線タグにコマンドを送信するコマンド送信部と、当該コマンド送信部から送信したコマンドに対応して前記無線タグから受信した応答データを復調する復調部と、前記復調部による前記応答データの復調の可否を判定する復調可否判定部と、復調可否判定部によって前記復調不可と判定された場合に前記搬送波の制御電圧を可変させ、当該可変させた制御電圧による搬送波による前記コマンド送信部からの送信コマンドに対応する前記応答データの復調が前記復調可否判定部で前記復調可能と判定された場合には、当該可変させた制御電圧を前記コマンド送信用の搬送波の制御電圧として設定する制御電圧設定部と、当該制御電圧設定部によって設定された制御電圧に対応するトナー残量の値を算出するトナー残量検出部とを備えるものである。
無線通信においては、無線タグとリーダライタ装置の距離の如何に応じて、無線タグ及びリーダライタ装置間で通信可能となる搬送波の制御電圧(通信時の出力)を異ならせる必要があることに鑑み、この発明は、無線タグの配設位置が、トナー収納体内のトナー残量に応じてリーダライタ装置との距離が異なるものとしておき、無線タグ及びリーダライタ装置間で通信可能となる搬送波の制御電圧の値からトナー残量を算出する。
すなわち、本発明では、復調可否判定部によって無線タグからの応答データが復調不可と判定された場合、制御電圧設定部が、上記搬送波の制御電圧を可変させ、当該可変させた制御電圧での搬送波による送信コマンドに対応する無線タグからの応答データの復調が復調可否判定部で復調可能と判定された場合に、トナー残量検出部が、当該制御電圧に対応するトナー残量の値を算出する。このため、本発明は、トナー収納体の仕向コードや印字枚数情報等を保有するために従来から用いられている無線タグ及びリーダライタ装置を備える無線通信システムを利用してトナー収納体内のトナー残量の検出が可能なので、コスト高を招くことなく、従来よりも正確にトナー残量を検出することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のトナー残量検出装置であって、前記リーダライタ装置は、前記制御電圧の各値に対応付けられたそれぞれのトナー残量の値を記憶するトナー残量記憶部を更に備え、前記トナー残量検出部は、前記制御電圧設定部によって設定された制御電圧に対応するトナー残量の値を前記トナー残量記憶部から読み出すことで、当該制御電圧に対応するトナー残量を算出するものである。
この発明によれば、トナー残量検出部は、制御電圧設定部によって設定された制御電圧に対応するトナー残量の値を、トナー残量記憶部から読み出すことでトナー残量を検出するので、簡単かつ正確に、トナー収納体内のトナー残量を算出することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のトナー残量検出装置であって、前記トナー収納体は、トナーを貯留するトナー貯留部と、当該トナー貯留部の内壁に設けられて前記無線タグを重力で下方への移動が可能に支持する支持部とを備え、
前記リーダライタ装置は、前記トナー貯留部よりも下方の位置に配設され、
前記無線タグは、前記トナー貯留部に貯留されたトナー上に載置された状態で、前記支持部によってその側端部が支持され、当該トナー貯留部に貯留されたトナーによって下方への移動が規制される構成とされるものである。
この構成によれば、無線タグは、トナー貯留部内において、トナー貯留部内のトナーが減少することで下方に移動するので、トナー貯留部内のトナー残量に精度よく対応してリーダライタ装置との距離が縮まる。このため、本発明は、特に複雑な機構を設けることなく、トナー貯留部内のトナー残量を、無線タグとリーダライタ装置との距離に正確に反映させて、トナー残量をより的確に検出することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のトナー残量検出装置であって、前記トナー収納体は、トナーを貯留するトナー貯留部と、当該トナー貯留部の内壁に設けられ、前記無線タグを下方への移動可能に支持する支持部とを備え、
前記リーダライタ装置は、前記トナー貯留部よりも下方の位置に配設され、
前記無線タグは、前記トナー貯留部に貯留されたトナーを上方から押圧する状態で、前記支持部によって側端部が支持され、当該トナー貯留部に貯留されたトナーによって下方への移動が規制される構成とされるものである。
この構成によれば、無線タグは、トナー貯留部内において、上記支持部による押圧によりトナー貯留部内のトナーが減少することで下方に移動するので、トナー貯留部内のトナーにより形成されるトナー上部の形状が無線タグの高さ位置に与える影響が少なくなり、トナー貯留部内のトナー残量に更に精度よく対応して無線タグとリーダライタ装置との距離が縮まる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のトナー残量検出装置を備え、前記リーダライタ装置は、画像形成装置本体側に設けられたRFIDリーダライタ装置であり、前記無線タグは、前記トナー収納体に設けられたRFIDタグである画像形成装置である。
この構成によれば、請求項1乃至請求項4に記載の発明によって得られる作用に加え、トナー収納体の仕向コードや印字枚数情報を保有するために従来から用いられているRFIDタグ及びRFIDリーダライタ装置を備えるRFID通信システムを利用してトナー収納体内のトナー残量の検出が可能なので、コスト高を招くことなく、従来よりも正確にトナー残量を検出することができる。
本願発明によれば、従来から用いられている無線タグ及びリーダライタ装置を備える無線通信システムを利用してトナー収納体内のトナー残量の検出が可能なので、コスト高を招くことなく、従来よりも正確にトナー残量を検出することができる。
すなわち、本発明は、(1)周囲温度及び湿度等の影響を受けずに正確にトナー残量を把握することができ、(2) トナー残量検出のためにトナー収納容器に光センサや透過用窓を設ける必要が無いので、当該透過用窓の汚れを要因とするトナー残量検出の正確性の低下の問題もなく、(3)トナー残量検出のためにトナー収納容器に電極等の特別な構成を必要としないので、当該電極の接触不良を要因とするトナー残量検出の正確性の低下の問題がなく、さらに、(4) トナー残量検出のためにトナー収納容器に磁気センサ等の特別な構成を必要としないため、コスト高を招くこともない。
以下、本発明の一実施形態に係るトナー残量検出装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るトナー残量検出装置を備えた画像形成装置の内部構成を概略的に示す断面図である。
プリンタ1は、本発明の一実施形態に係るトナー残量検出装置を備えた画像形成装置の一例である。当該プリンタ1は、給紙部8、画像形成部2、転写部9、定着部11、用紙排出トレイ12等より構成される。
画像形成部2は、感光体ドラム3、帯電部4、露光部5、現像部6、クリーニング部7等を備える。
感光体ドラム3は、トナー像が形成される像担持体である。帯電部4は、感光体ドラム3上に均一に帯電をさせる。露光部5は、均一に帯電がされた感光体ドラム3の周面に露光をして、静電潜像を形成させる。現像部6は、形成された静電潜像を顕画化させて、トナー像を作る。このようにして作られたトナー像が後で詳しく説明する転写部9により、記録紙に転写される。クリーニング部7は、転写が完了した後に、感光体ドラム3の表面に残留しているトナーを清掃する。
転写部9は、転写ローラ91を備え、転写ローラ91を感光体ドラム3に押し付けた状態で、感光体ドラム3上に形成されたトナー像を、搬送路83から搬送されてくる記録紙へと転写させる。
現像部6は、現像部6は、トナー(或いは、トナー及びキャリア)を収納する容器(コンテナ)からなるトナーコンテナ(トナー収納体)61、及び現像ローラ621等を備えた現像ユニット62を備える。現像部6は、トナーコンテナ61が現像ユニット62に対して着脱自在に装着できるように構成されている。
給紙部8は、給紙カセット81、ピックアップローラ82、搬送路83、搬送ローラ84等を備え、給紙カセット81に積載された記録紙を、画像形成部2および転写部9の側(下流側)へと給紙する。
定着部11は、画像形成部2と転写部9との下流側に設けられ、ヒートローラ11a及び圧ローラ11bを有している。定着部11は、記録紙に転写されたトナー像の定着処理を行う。
定着部11のさらに下流側には、搬送ローラ86と、排出ローラ87と、搬送路85等が設けられ、定着部11で定着処理がされた記録紙は、これらのローラによって搬送路85をさらに下流側へと搬送されて、プリンタ1上部の用紙排出トレイ12へと排出される。
図2はトナーコンテナ61の内部構成の概略を示す上面図、図3はトナーコンテナ61の内部構成の概略と現像ユニット62とを示す側断面図である。
上述したように、現像部6は、トナーコンテナ61及び現像ユニット62を備える。トナーコンテナ61には、トナー貯留部611とトナー攪拌部612とが設けられている。
トナー貯留部611は、現像に用いられるトナーを貯留する。トナー貯留部611は、トナー攪拌部612と壁部613を隔てて並べて設けられている。当該壁部613には、トナー貯留部611内のトナーをトナー攪拌部612に移動させるための開口部614が設けられている。この開口部614を貫通して、トナー貯留部611からトナー攪拌部612に架けてトナー搬送スクリュー615が設けられている。
トナー搬送スクリュー615は、トナー貯留部611とトナー攪拌部612とが並ぶ方向に延びる回転軸615aと、回転軸615aの周りに螺旋状に設けられているスパイラル615bとを備える。回転軸615aは、トナー貯留部611の側壁611aと、トナー攪拌部612の側壁612aとに、両端部が回転可能に取り付けられている。
上記トナー搬送スクリュー615の回転軸615aが、図略の回転駆動源からの回転駆動力で回転すると、この回転軸615aと共に回転するスパイラル615bにより、トナー貯留部611内のトナーがトナー攪拌部612に移動する。
トナー攪拌部612には、トナー貯留部611からトナー攪拌部612内に移動してきたトナーを攪拌する攪拌部材616が設けられている。この攪拌部材616は、回転軸616aと、攪拌羽根616bとを有している。回転軸616aは、その両端部が、トナー攪拌部612の側壁612aと壁部613に回転可能に取り付けられている。攪拌羽根616bは、回転軸616aの周面に対して複数(本実施形態では2つ)が垂直に取り付けられている。攪拌部材616の回転軸616aが図略の回転駆動源により回転すると、攪拌羽根616bがトナー攪拌部612内のトナーを押圧しつつ掻き混ぜる。これにより、トナー攪拌部612内のトナーがトナー攪拌部材616により攪拌される。
上記トナー攪拌部材616によって攪拌されたトナーは、トナー攪拌部612の底面612cに設けられたトナー供給口617から現像ユニット62に供給される。トナー貯留部611からトナー搬送スクリュー615によってトナー攪拌部612内に移動されてきたトナーは、攪拌部材616によって攪拌されながら、トナー搬送スクリュー615による搬送で壁部613から側壁612a方向に向かって移動し、トナー供給口617から、下方の現像ユニット62内に落下する。
現像ユニット62では、図略の供給ローラがその回転駆動により、トナーコンテナ61から供給されたトナーを現像ローラ621に供給する。現像ローラ621の外周部には現像スリーブが設けられており、この現像スリーブには現像バイアスが印加され、トナーを、感光体ドラム3(図1)表面の露光部分(露光により静電気が除去されてなる静電潜像の部分)に吸着させる。
上記のように、トナー貯留部611内のトナーが現像ユニット62に供給され、現像ユニット62による現像動作でトナーが消費されると、当該トナー消費量の増加に伴って、トナー貯留部611内のトナー量が減少する。そのため、トナー貯留部611内では、トナー量の減少に連れて、トナーによって形成されるトナー塊の上面T1は下降する。
トナー貯留部611内には、その側壁611aから壁部613に架けて、RFIDタグ(無線タグ)15が取り付けられている。トナー貯留部611の側壁611a及び壁部613には、トナー塊の上面T1が下降する方向(図3の矢印方向A)に延びるガイドレール618がそれぞれに設けられている。各ガイドレール618には、RFIDタグ15の側端部15a及び15bを支持する載置部619が取り付けられている。ガイドレール618は、載置部619を、上記方向Aに向けての移動が可能に案内する。ガイドレール618は、載置部619の上記方向Aへの移動を案内するのみであり、載置部619は、ガイドレール618に沿ってRFIDタグ15の重さで上記方向Aに移動するようになっている。すなわち、トナーコンテナ61の上下姿勢が、図3に示す姿勢でプリンタ1の装置本体10に取り付けられるとすると、RFIDタグ15及び載置部619は、RFIDタグ15の重力で下方に移動するようになっている。当該ガイドレール618及び載置部619は、特許請求の範囲における支持部の一例である。
上記のように、トナーコンテナ61の上下姿勢が、図3に示す姿勢でプリンタ1の装置本体10に取り付けられる場合、載置部619によって支持されているRFIDタグ15は、ガイドレール618に案内されて、RFIDタグ15自身の重さにより矢印A方向に重力で移動しようとする。このとき、RFIDタグ15は、トナー貯留部611内に貯留されているトナー塊の上面T1によって移動が規制されるまで、ガイドレール618による案内でトナー貯留部611内を下方(方向A)に移動する。すなわち、RFIDタグ15の方向Aへの移動は、トナー貯留部611に貯留されたトナー塊の上面T1によって規制される。従って、トナー貯留部611内のトナーが減少して、トナー塊の上面T1の位置が下がると、当該トナー塊の上面T1の低下に伴ってRFIDタグ15が下方に移動する。
また、プリンタ1の装置本体10側には、RFIDリーダライタ装置(リーダライタ装置)16が設けられている。図3に示すように、RFIDリーダライタ(リーダライタ装置)16は、トナーコンテナ61が、現像ユニット62にセットされて装置本体10に取り付けられた状態のときに、当該トナーコンテナ61のトナー貯留部611に対向する位置に配置されることで、トナー貯留部611内におけるトナー量減少に伴って、トナー貯留部611内におけるRFIDタグ15の高さ位置が異なると、それに応じてRFIDリーダライタ16とRFIDタグ15との間の距離も変化するようになっている。なお、図3にはRFIDリーダライタ16が、装置本体10に取り付けられたトナーコンテナ61のトナー貯留部611の真下に取り付けられている例を示しているが、この配置に限られず、RFIDリーダライタ16の取り付け位置は、上記トナー貯留部611内のトナー減少によるRFIDタグ15の高さ位置変化に応じてRFIDタグ15との間の距離が異なる位置であれば、他の位置でも構わない。
本発明の一実施形態に係るトナー残量検出装置は、上記RFIDタグ15及びRFIDリーダライタ16を備えてなる。
次に、上記RFIDタグ15について説明する。図4は、RFIDタグ15の概略構成を示す説明図である。RFIDタグ15は、パッシブタイプのタグであり、交信部151、共振コンデンサ152、共振インダクタンス(アンテナ)153を有する。
交信部151は、交信制御部1511と、メモリ1512を有する。交信制御部1511は、半導体チップ(無線ICチップ)を備え、通信の対象とするデータをアンテナ153から電磁波により送受信可能に制御する。交信制御部1511はRFIDリーダライタ16からアンテナ153が受信する電磁波によって起電力を発生し、この電力によって内蔵回路を駆動させてRFIDリーダライタ16との通信を行う。
メモリ1512は、RFIDリーダライタ16の電源切断時にもデータの記憶が保持されるように、書き換え可能な不揮発性メモリ等が採用される。メモリ1512は、トナーカートリッジ固有の情報、つまりトナーカートリッジの使用回数や、コンテナ内のトナーの特性、残りトナー量等の情報が記憶されるメモリである。
アンテナ153は、ループアンテナとして構成されたコイルからなるアンテナである。RFIDリーダライタ16との無線通信は、このアンテナ153を介して行われる。
アンテナ153及び共振コンデンサ152は、共振回路150を構成する。共振回路150は、アンテナ153からの入出力信号が、共振回路150の共振周波数、および共振周波数に近い所定近傍の周波数の信号のみとなるようにするフィルタとして働く。
メモリ1512に記憶された上記トナーカートリッジ情報は、交信制御部1511による制御の下でアンテナ153からRFIDリーダライタ16に送信され、RFIDリーダライタ16に読み取られる。例えば、RFIDリーダライタ16から送出されてくる搬送波を、RFIDタグ15のアンテナ153が受けると、RFIDタグ15内の上記半導体チップで搬送波を例えば1/32に分周する等により生成した副搬送波(反射波)を一定周期でアンテナ153に印加することで、メモリ1512に記憶されているトナーカートリッジ情報を表現し、これをアンテナ153からRFIDリーダライタ16に送出する。
当該RFIDタグ15は、上記のように、RFIDリーダライタ16が発する磁界、即ち電磁誘導起電力を電源として内部の回路が動作するパッシブタイプであるため、RFIDリーダライタ16のアンテナとの距離が離れれば結合度が低下し、RFIDリーダライタ16から十分な電力を得られずに動作が停止する。本実施形態では、RFIDタグ15に誘起する電圧は、RFIDタグ15とRFIDリーダライタ16との距離が接近している関係から、放射電磁界の影響が大きく、誘導電磁界及び静電界の影響は無視できると考えられる。そのため、RFIDタグ15のアンテナ153に誘起する受信電力は、Ptag=Pread×1/rで表される。この式からRFIDタグ15に誘起する電力Ptagは、RFIDリーダライタ16の送信電力Preadに比例して、RFIDタグ15とRFIDリーダライタ16との間の距離rに反比例する。一方、RFIDリーダライタ16のアンテナ167から放出される空中線電力Preadは、当該RFIDリーダライタ16のアンテナ167に流れ込む実効電流の二乗に比例する。
なお、図5は、RFIDリーダライタ16の搬送波の制御電圧と通信距離との関係を示す図である。距離が所定範囲内(例えば60mm以内)であれば放射電磁界の範囲内にあるが、離れればRFIDタグ15に誘起する電圧は、誘導電磁界の影響に入り、距離rの二乗に反比例することになる。
次に、RFIDリーダライタ16について説明する。図6は、RFIDリーダライタ16の電気的構成を示すブロック図、図7は、RFIDリーダライタ16の回路図である。
RFIDリーダライタ16は、送信器161と、受信器162と、制御回路163と、アンテナ167とを備える。
送信器(コマンド送信部)161は、緩衝増幅回路1611と、搬送波変調回路1612と、ローパスフィルタ1621と、送信出力制御回路1614とを備える。
緩衝増幅回路1611は、制御回路163用の水晶発振子1635からのクロックを、制御回路163内蔵の発振回路に影響を与えないように搬送波変調回路1612に導くための回路である。
搬送波変調回路1612は、制御回路163から出力されるデジタルコード(送信対象とする情報)に基づいて搬送波に振幅変調をかける。ローパスフィルタ1613は、搬送波変調回路1612によって振幅変調された搬送波を正弦波に変換して、RFIDタグ15とのデータ通信用として予め定められた周波数成分からなる通信波を生成する。
送信出力制御回路1614は、搬送波に用いる制御電圧を制御する。すなわち、送信出力制御回路1614は、制御回路163の制御の下、送信器161からの送信出力が、RFIDタグ15との通信が可能となる値となるように、搬送波の制御電圧を変化させる。
アンテナ167は、送信器161のローパスフィルタ1621によって生成された上記通信波を、電磁波によりRFIDタグ15に対して送信する。また、アンテナ167は、RFIDタグ15からの副搬送波(反射波)を電磁波により受信する。
制御回路163は、RFIDタグ15への送信対象とするコマンドを含む送信データをデジタルコードに変換し、搬送波変調回路1612に出力する。なお、当該送信対象とする送信データは、図6に示す外部制御回路50(例えば、プリンタ1の全体的な動作制御を司る制御部)から制御回路163に送信されてくる。
受信器162は、包絡線検波回路1621と、パルス信号復調回路1622と、DC電圧検出回路1623とを備える。受信器162では、アンテナ167がRFIDタグ15から受信した通信波から、予め定められた周波数成分を抽出する役割を果たす一次フィルタとして、送信器161のローパスフィルタ1621が用いられる。包絡線検波回路1621は、当該ローパスフィルタ1621を通過した後の通信波を検波する。パルス信号復調回路(復調部)1622は、包絡線検波回路1621による検波結果をデジタルコードに変換する。DC電圧検出回路1623は、包絡線検波回路1621による検波で得られた直流電圧の値を検出し、検出結果を制御回路163に出力する。
また、制御回路163は、パルス信号復調回路1622によって変換された上記デジタルコードから、RFIDタグ15によって送信対象とされているデータ(RFIDリーダライタ16からのコマンドに対する応答データ)を抽出する。制御回路163は、当該デジタルコードから抽出した上記データを外部制御回路50に送信する。
制御回路163は、復調可否判定部1631と、制御電圧設定部1632と、トナー残量検出部1633とを備える。復調可否判定部1631は、パルス信号復調回路1622が包絡線検波回路1621の検波結果に基づいて上記デジタルコードを変換できたか、すなわち、パルス信号復調回路1622が上記応答データを復調できたか否かの可否を判定する。
制御電圧設定部1632は、パルス信号復調回路1622による上記復調が復調可否判定部1631によって不可と判定された場合、送信出力制御回路1614に上記搬送波に用いる制御電圧を変化させて、送信器161からの送信出力を変化させる。制御電圧設定部1632は、当該変化させた制御電圧が用いられた送信出力の搬送波でアンテナ167からコマンドがRFIDタグ15に対して送信されたときに、当該コマンドに対応するRFIDタグ15からの応答データのパルス信号復調回路1622による復調ができたと復調可否判定部1631によって判定されると、当該コマンド送信に用いた制御電圧を、以後のコマンド送信用の搬送波の制御電圧として設定する。
トナー残量検出部1633は、制御電圧の各値に対応付けられたそれぞれのトナー残量の値を記憶するトナー残量記憶テーブル(トナー残量記憶部)1633aを備えている。トナー残量検出部1633は、上記制御電圧設定部1632によって設定された制御電圧に対応するトナー残量の値をトナー残量記憶テーブル1633aから読み出すことで、当該制御電圧に対応するトナー残量を算出する。
図7を参照して、RFIDリーダライタ16におけるRFIDタグ15との通信時の処理を更に説明する。
送信器161によるコマンド送信時には、制御回路163用の水晶発振子1635からの出力は、U2,U3を備える緩衝増幅回路1611を経て、U2,U3の出力電圧はQ4のベースに印加される。Q2は、U2,U3からの出力を停止させるスイッチとして機能する。
前記搬送波を増幅するQ4のコレクタ電圧は、送信出力制御回路1614であるQ1から供給されるので、アンテナ167に印加される搬送波の最大値は、当該送信出力制御回路1614としてのQ1のコレクタとグランド間電圧で決まる。
Q5は搬送波変調回路1612であり、Q4のコレクタ電圧を引き込むことにより搬送波に振幅変調をかける。Q4のコレクタに発生する搬送波の振幅は変調時に10%〜13%程度狭くなる。この搬送波は、C9,L1,C13,L2,C15からなるローパスフィルタ1613で正弦波に変換されてL4からなるアンテナ167に印加される。
一方、RFIDタグ15は、RFIDリーダライタ16からコマンドによりデータの送出命令を受けて、交信制御部1511内部の回路で受信した搬送波を例えば1/34分周して副搬送波を生成する。RFIDタグ15は、当該副搬送波により自身のアンテナ153のインピーダンスを変動させて反射波を発生させる。
また、RFIDリーダライタ16のRFIDタグ15からの応答データ受信時には、ローパスフィルタ1613を経て、C18とT1で受信器162において搬送波を結合する。そして、T1とC17とで搬送波の周波数に並列共振をさせて電圧利得を稼ぐ。搬送波(進行波)とタブからの副搬送波(反射波)で、RFIDリーダライタ16の受信器162において定在波が発生する。進行波と反射波の位相が合っていると、加算されて搬送波の振幅が上昇して包絡線が生じる。この包絡線をD2の包絡線検波回路1621で検波し、C10のパルス信号復調回路1622で結合してデジタルコードに復調すれば、制御回路163は、RFIDタグ15からの応答データを、当該デジタルコードから読み取ることができる。
パルス信号復調回路1622について更に説明する。搬送波は、前述の通りT1とC17で並列共振をしていると振幅が最大になる。この搬送波をD2の包絡線検波回路1621で検波すると、直流電圧にRFIDタグ15からの反射波で発生した定在波、すなわち、包絡線成分であるリップル電圧が重なる。包絡線部分はパルス信号復調回路1622であるC10で結合して交流増幅を行い、情報信号として復調を行う。DC電圧検出回路1623をなすU6によって検出される直流電圧は、送信出力制御回路1614により適当なレベルまで直流増幅されてアンテナインピーダンスの整合用に利用される。
次に、RFIDタグ15及びRFIDリーダライタ16を備えるトナー検出装置によるトナー残量検出処理を説明する。図8はトナー検出装置によるトナー残量検出処理を示すフローチャート、図9乃至図11は、図7におけるローパスフィルタ1621の出口A点の波形である。なお、図9はRFIDタグ15がRFIDリーダライタ16のアンテナ167の近傍に存在しない場合の波形を示し、図10はRFIDタグ15がRFIDリーダライタ16のアンテナ167の近傍に存在する場合の波形を示す。
RFIDリーダライタ16の送信器161がアンテナ167から、RFIDタグ15に対して上記搬送波によりコマンドを送信し、RFIDリーダライタ16の受信器162がRFIDタグ15から当該コマンドに対する応答データを受信すると、パルス信号復調回路1622が当該応答データを復調する(S1)。
続いて、復調可否判定部1631が、上記パルス信号復調回路1622による当該応答データの復調が成功か否かを判定する(S2)。上述したように、トナーコンテナ61のトナー貯留部611内に設けられているRFIDタグ15は、トナー貯留部611内のトナー減少に応じてその位置が下降するため、RFIDタグ15と、トナー貯留部611の下方に配設されているRFIDリーダライタ16との距離は、トナー消費に応じて逐次変化する。そのため、RFIDリーダライタ16の送信器161が送出する搬送波に用いる適切な制御電圧も上記図5に示すように変化するので、復調可否判定部1631が上記復調の可否を適宜判定する。
すなわち、RFIDリーダライタ16のアンテナ167と、RFIDタグ15のアンテナ153とが直列共振していれば、インピーダンスが低下するので、図10に示すように搬送波の振幅が狭くなる。この場合、RFIDリーダライタ16の受信器162では、RFIDタグ15からの副搬送波により、図11に示すように、RFIDタグ15からの応答データが示された波形を得ることができる。そのため、パルス信号復調回路1622は当該応答データを復調できる。このときのRFIDリーダライタ16のアンテナ167と、RFIDタグ15のアンテナ153のインピーダンスの整合の有無は、RFIDリーダライタ16の受信器162における包絡線検波回路1621での搬送波の検波により、DC電圧検出回路1623で得られた直流電圧を、制御回路163でA/D変換して読み取れば、復調可否判定部1631で当該整合の有無が判断できる(すなわち、復調の可否が判定できる)。
復調可否判定部1631によって上記復調ができないと判定された場合は(S2でYES)、制御電圧設定部1632が、送信出力制御回路1614に上記搬送波に用いる制御電圧を変化させて(S3)、送信器161からの送信出力を変化させる。この後、処理はS2に戻る。
上記のように、RFIDリーダライタ16のアンテナ167は、上記トナーコンテナ61のトナー貯留部611内のトナー量減少に伴うRFIDタグ15の位置変更により、RFIDタグ15のアンテナ153との距離が変化すること等による周囲の誘電体で影響を受けて共振周波数が変わるため、制御電圧設定部1632は、直流電圧(制御電圧)の制御によって、RFIDタグ15のアンテナ153とのインピーダンスの整合をとる必要がある。
すなわち、RFIDリーダライタ16のアンテナ167と、RFIDタグ15のアンテナ153のインピーダンスが不整合であれば、図9に示すように、RFIDリーダライタ16の受信器162では搬送波の振幅が低下しない。この状態では、RFIDリーダライタ16の受信器162では、RFIDタグ15から副搬送波を受信しても、RFIDタグ15からの応答データが示された波形を得ることができない。そのため、制御電圧設定部1632が、送信出力制御回路1614に上記搬送波の制御電圧を変化させることで、RFIDリーダライタ16のアンテナ167と、RFIDタグ15のアンテナ153のインピーダンスの整合を試みる。この場合、制御電圧設定部1632は、当該直流電圧が下がる方向に可変容量ダイオード(D1)にフィードバックをかけて共振ポイントを探る。
再びS1に戻り、制御電圧設定部1632が変化させた上記制御電圧の用いられた送信出力の搬送波でコマンドがRFIDタグ15に送信されたときにおける、当該コマンドに対応するRFIDタグ15からの応答データのパルス信号復調回路1622による復調ができたか否かが復調可否判定部1631によって判定される。
ここで、復調可否判定部1631によって上記復調が成功と判定された場合は(S2でYES)、制御電圧設定部1632は、この時点で送信器161の搬送波の制御電圧として用いている電圧値を、以後のRFID15との通信用の制御電圧の値として設定する(S4)。
この場合における処理は、以下のようにしてもよい。すなわち、上記制御電圧設定部1632による直流電圧(制御電圧)の変更制御で、復調可否判定部1631により上記整合が取れたと判断されたとき、制御電圧設定部1632は、送信出力制御回路1614に上記制御電圧を徐々に下げさせる。送信器161は、当該各制御電圧を用いた搬送波で、RFIDタグ15に対してコマンドを逐次送信する。この制御電圧の低下制御時に、復調可否判定部1631によって復調失敗が判定されると、すなわち、放射電力不足でエラーが発生すると、制御電圧設定部1632は送信出力制御回路1614に上記制御電圧を上げさせる。このようにして、制御電圧設定部1632は、復調が可能な最低の制御電圧の値を探り、当該最低の制御電圧を、以後のRFIDタグ15との通信に用いる搬送波の制御電圧として設定する。
そして、トナー残量検出部1633は、上記制御電圧設定部1632によって設定された制御電圧に対応するトナー残量の値を、トナー残量記憶テーブル1633aから読み出すことで、当該制御電圧に対応するトナー残量を算出する(S5)。
トナー残量検出部1633は、算出した当該トナー残量の情報を外部制御回路50に送り、外部制御回路50は、(1)プリンタ1の装置本体10のフロント部に設けられているLCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部に当該トナー残量を表示させる、又は(2)ネットワーク接続等されているパーソナルコンピュータに対して当該トナー残量情報を送信することでトナー残量を示す旨のメッセージを報知させる、等の処理を行う(S6)。
このようなトナー残量検出装置及びトナー残量検出処理によれば、RFIDタグ15及びRFIDリーダライタ16からなるRFID通信システム本来の使い方に別の機能を付加することで安価にトナー残量検出システムを構築することができる。また、RFIDリーダライタ16のアンテナ167から放射される電力も最小値で抑えられるという効果も得られる。さらに、RFIDタグ15は、トナーコンテナ61内に配置するため、RFIDタグ15の取り外し又は貼り替え等の不正が容易にはできなくなる等の効果も期待できる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。上記実施形態では、RFIDリーダライタ16の配設位置は、プリンタ1の装置本体10における、トナーコンテナ61装着時のトナー貯留部611の下方及び対向位置としているが、RFIDリーダライタ16の配設位置は、当該位置に限られない。RFIDリーダライタ16の配設位置は、トナー貯留部611内のトナー残量に伴うRFIDタグ15の位置変動に応じて、RFIDタグ15との距離が変動する位置であればよく、例えば、(1)トナーコンテナ61装着時のトナー貯留部611の下方であるがトナー貯留部611に対向しない位置であってもよいし、(2)更にはトナー貯留部611の上方や左右方向の位置であってもよい。
また、上記実施形態では、トナー貯留部611内のRFIDタグ15は、トナー貯留部611内のトナー塊の上に載置され、トナー塊の上面T1の低下と共に下降する構成とされているが、さらに、ガイドレール618に載置部619を上方から下方に押圧する(RFIDタグ15をトナー塊の上面T1に対して上方から押圧する)押しバネ等を設けてもよい。当該押しバネ等は、特許請求の範囲における支持部の一例となる。この場合、RFIDタグ15は、トナー貯留部611内において、上記押しバネによる押圧を受けて、トナー貯留部611内のトナー塊の上面T1の形状がなす凹凸を押しなべた上で高さ位置が決まるため、トナー貯留部611内のトナー残量に更に精度よく対応して、RFIDタグ15とRFIDリーダライタ16との距離を変動させることができる。
また、上記実施形態では、本発明に係るトナー残量検出装置の一実施形態として、RFIDタグ16及びRFIDリーダライタ17を備えるシステムを例にして説明しているが、本発明に係るトナー残量検出装置はRFID方式に限定されず、他の通信方式であっても構わない。
また、上記図1乃至図11に示した実施形態に係る数値、構成及び処理は、本発明に係るトナー残量検出装置及び画像形成装置の数値、構成及び処理の単なる一例に過ぎず、本発明に係るトナー残量検出装置及び画像形成装置の数値、構成及び処理を上記に示した内容に限定するものではない。また、トナー残量検出装置での受信波形等の特性なども上記実施形態で示した特性に限定されるものではない。
また、上記では、本発明に係る画像形成装置の例として、プリンタ1を示したが、本発明に係る画像形成装置はプリンタに限られず、コピー機、ファクシミリ装置、複合機(コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等を兼ね備えた装置)等の他の画像形成装置であっても構わない。
本発明の一実施形態に係るトナー残量検出装置を備えた画像形成装置の内部構成を概略的に示す断面図である。 トナーコンテナの内部構成の概略を示す上面図である。 トナーコンテナの内部構成の概略と現像ユニットとを示す側断面図である。 RFIDタグの概略構成を示す説明図である。 RFIDリーダライタ装置の搬送波の制御電圧と通信距離との関係を示す図である。 RFIDリーダライタ装置の電気的構成を示すブロック図である。 RFIDリーダライタ装置の回路図である。 トナー検出装置によるトナー残量検出処理を示すフローチャートである。 図7におけるローパスフィルタの出口A点の波形である。 図7におけるローパスフィルタの出口A点の波形である。 図7におけるローパスフィルタの出口A点の波形である。
符号の説明
1 プリンタ
10 装置本体
50 外部制御回路
6 現像部
61 トナーコンテナ
618 ガイドレール
619 載置部
62 現像ユニット
621 現像ローラ
15 RFIDタグ
150 共振回路
151 交信部
1511 交信制御部
1512 メモリ
152 共振コンデンサ
153 アンテナ
16 RFIDリーダライタ装置
161 送信部
1611 緩衝増幅回路
1612 搬送波変調回路
1613 ローパスフィルタ
1614 送信出力制御回路
167 アンテナ
162 受信器
1621 包絡線検波回路
1622 パルス信号復調回路
1623 電圧検出回路
163 制御回路
1631 復調可否判定部
1632 制御電圧設定部
1633 トナー残量検出部
1633a トナー残量記憶テーブル

Claims (5)

  1. 画像形成装置本体に対して脱着可能なトナー収納体に設けられた無線タグと、画像形成装置本体側に設けられたリーダライタ装置とを有し、当該トナー収納体に収納されているトナーの残量を検出するトナー残量検出装置であって、
    前記無線タグは、前記リーダライタ装置からのコマンドに応じた応答データの送信を制御する交信部と、交信部による制御の下で前記応答データを反射波として前記リーダライタ装置に送信するアンテナとを備え、前記トナー収納体内のトナー残量に応じて前記リーダライタ装置との距離を異ならせて可動する構成とされ、
    前記リーダライタ装置は、予め定められた制御電圧での搬送波を用いて前記無線タグにコマンドを送信するコマンド送信部と、当該コマンド送信部から送信したコマンドに対応して前記無線タグから受信した応答データを復調する復調部と、前記復調部による前記応答データの復調の可否を判定する復調可否判定部と、復調可否判定部によって前記復調不可と判定された場合に前記搬送波の制御電圧を可変させ、当該可変させた制御電圧による搬送波による前記コマンド送信部からの送信コマンドに対応する前記応答データの復調が前記復調可否判定部で前記復調可能と判定された場合には、当該可変させた制御電圧を前記コマンド送信用の搬送波の制御電圧として設定する制御電圧設定部と、当該制御電圧設定部によって設定された制御電圧に対応するトナー残量の値を算出するトナー残量検出部とを備えるトナー残量検出装置。
  2. 前記リーダライタ装置は、前記制御電圧の各値に対応付けられたそれぞれのトナー残量の値を記憶するトナー残量記憶部を更に備え、前記トナー残量検出部は、前記制御電圧設定部によって設定された制御電圧に対応するトナー残量の値を前記トナー残量記憶部から読み出すことで、当該制御電圧に対応するトナー残量を算出する請求項1に記載のトナー残量検出装置。
  3. 前記トナー収納体は、トナーを貯留するトナー貯留部と、当該トナー貯留部の内壁に設けられて前記無線タグを重力で下方への移動が可能に支持する支持部とを備え、
    前記リーダライタ装置は、前記トナー貯留部よりも下方の位置に配設され、
    前記無線タグは、前記トナー貯留部に貯留されたトナー上に載置された状態で、前記支持部によってその側端部が支持され、当該トナー貯留部に貯留されたトナーによって下方への移動が規制される構成とされる請求項1又は請求項2に記載のトナー残量検出装置。
  4. 前記トナー収納体は、トナーを貯留するトナー貯留部と、当該トナー貯留部の内壁に設けられ、前記無線タグを下方への移動可能に支持する支持部とを備え、
    前記リーダライタ装置は、前記トナー貯留部よりも下方の位置に配設され、
    前記無線タグは、前記トナー貯留部に貯留されたトナーを上方から押圧する状態で、前記支持部によって側端部が支持され、当該トナー貯留部に貯留されたトナーによって下方への移動が規制される構成とされる請求項1又は請求項2に記載のトナー残量検出装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のトナー残量検出装置を備え、
    前記リーダライタ装置は、画像形成装置本体側に設けられたRFIDリーダライタ装置であり、前記無線タグは、前記トナー収納体に設けられたRFIDタグである画像形成装置。
JP2007187662A 2007-07-18 2007-07-18 トナー残量検出装置及び画像形成装置 Pending JP2009025495A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007187662A JP2009025495A (ja) 2007-07-18 2007-07-18 トナー残量検出装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007187662A JP2009025495A (ja) 2007-07-18 2007-07-18 トナー残量検出装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009025495A true JP2009025495A (ja) 2009-02-05

Family

ID=40397362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007187662A Pending JP2009025495A (ja) 2007-07-18 2007-07-18 トナー残量検出装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009025495A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018004705A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 株式会社沖データ 画像形成装置
JP2018107728A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 リーダーライター、及び画像形成装置
JP2019148942A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018004705A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 株式会社沖データ 画像形成装置
JP2018107728A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 リーダーライター、及び画像形成装置
JP2019148942A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100374269B1 (ko) 현상제 용기, 현상제량 검지 시스템, 프로세스 카트리지,현상 장치, 및 화상 형성 장치
JP2001290354A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置
US7532829B2 (en) Image forming apparatus having adjustable communication with toner container
JP5216537B2 (ja) 無線タグ通信システム及び画像形成装置
JP4891049B2 (ja) 画像形成装置および現像剤収納容器
JP2009025495A (ja) トナー残量検出装置及び画像形成装置
JP5346902B2 (ja) 画像形成装置およびそれに用いられる消耗品
US9389567B2 (en) Image forming apparatus and toner state determination method thereof
JP2006235810A (ja) 電子機器およびサーバ装置および部品情報管理方法および再資源情報取得方法
JP5487158B2 (ja) 画像形成装置
JP4343169B2 (ja) 画像形成装置
JP2010049454A (ja) 無線タグ通信装置、無線タグ通信システム及び画像形成装置
US11156936B2 (en) Image forming apparatus, method for controlling image forming apparatus, and toner cartridge
JP4250315B2 (ja) 画像形成装置
JP2004045547A (ja) 画像形成装置
JP2004045861A (ja) 画像形成装置
US20060260393A1 (en) Liquid measuring device for wet type image forming apparatus
JP6186309B2 (ja) 画像形成装置
JP2004258186A (ja) 交換品及び画像形成装置
JP5268501B2 (ja) 無線タグ通信システム及び画像形成装置
US11460798B2 (en) Stored object detection apparatus, image forming apparatus, and stored object detection method
JP4794748B2 (ja) 画像形成装置
JP2007041390A (ja) 画像形成装置
JP4724310B2 (ja) 現像剤量検知システム及び画像形成装置
JP2002328521A (ja) 現像剤量検知システム、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ