JP2003076231A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003076231A
JP2003076231A JP2001267974A JP2001267974A JP2003076231A JP 2003076231 A JP2003076231 A JP 2003076231A JP 2001267974 A JP2001267974 A JP 2001267974A JP 2001267974 A JP2001267974 A JP 2001267974A JP 2003076231 A JP2003076231 A JP 2003076231A
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Japan
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toner
consumption amount
pixel
unit
density level
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Application number
JP2001267974A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kishimoto
健 岸本
Seiichi Yoshida
誠一 吉田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な演算処理を必要とせず、画像データの
各画素におけるトナーの消費量を算出する画像形成装置
の提供。 【解決手段】 濃度レベルに対応するトナー消費量を規
定する消費量テーブルを備え、取得した画像データの各
画素におけるトナーの消費量を、前記画像データの各画
素の濃度レベルに基づき、前記消費量テーブルから読み
取ることにより、各画素におけるトナーの消費量を算出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機及びプリン
タ等の電子写真方式による画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画
像形成装置は、発光体の発光により感光体の表面に形成
された静電潜像をトナーの付着により顕像化する現像工
程と、顕像化されたトナー像を記録担体としての記録紙
に転写する転写工程と、記録紙上に転写されたトナー像
を加熱により定着させる定着工程とを経て画像を形成す
るものであり、前記現像工程及び転写工程は、感光体の
周囲に並設された現像部及び転写部において順次行われ
る。現像部が感光体の表面に形成された静電潜像に付着
させることにより消費するトナーの補給は、適量のトナ
ーを収容するトナーカートリッジを、前記現像部の近傍
に配置される装着部に着脱することにより行われてい
る。また画像形成装置はトナーカートリッジの交換時期
を使用者に知らせるために、トナーの消費量及びトナー
カートリッジ内のトナーの残量を把握する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トナーカートリッジ内
のトナーの残量を把握する方法としては、トナーカート
リッジ内に光センサ等を取り付け、該光センサにより直
接検出する方法があるが、トナーカートリッジは、内部
にトナーを撹はんするための機構を備えているため、光
センサを取り付ける場所に制限があり、トナーの残量を
正確に検出することができない。
【0004】図7は特開平8−146736号公報で提
案されている画像形成装置における現像部の特性を示す
関数を表すグラフであり、図7において、横軸は画像デ
ータの各画素の濃度レベルKを、縦軸は該濃度レベルK
に対応するトナー消費量Sを示している。この関数によ
り各画素の濃度レベルKが高いほど各画素におけるトナ
ー消費量Sは多い。またこのような関数は、黒色,シア
ン色,マゼンタ色,イエロー色別に用意されている。前
記関数は画質及び階調度等の現像部の特性を考慮したも
のであり、特開平8−146736号公報で提案されて
いる画像形成装置では、取得した画像データに備える各
画素の濃度レベルKを前記関数に代入することにより、
各画素のトナー消費量Sを算出しており、精度の良い消
費量を算出することができる。しかし、各画素につい
て、黒色,シアン色,マゼンタ色,イエロー色の色別に
トナーの消費量を算出する必要があり、算出処理が複雑
であるという問題があった。
【0005】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、濃度レベルに対応するトナー消費量を規定する
消費量テーブルを備え、取得した画像データの各画素に
おけるトナーの消費量を、前記画像データの各画素の濃
度レベルに基づき、前記消費量テーブルから読み取るこ
とにより、複雑な演算処理を必要としない画像形成装置
を提供することを目的とする。本発明の他の目的は、消
費量テーブルで規定されるトナーの消費量を整数により
規定することにより、トナーの総消費量を算出する場合
に、複雑な加算処理を必要としない画像形成装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、各画素の濃度レベルを有する画像データを取得す
る取得手段と、該取得手段が取得した画像データの各画
素の濃度レベルに基づき発光する発光体と、該発光体の
発光により表面に静電潜像を形成する感光体と、該感光
体の表面に形成された静電潜像をトナーの付着により顕
像化する現像部と、該現像部が顕像化した静電潜像を記
録担体に転写する転写部と、前記取得手段が取得した画
像データの各画素の濃度レベルに基づき各画素のトナー
の消費量を算出する算出手段と、該算出手段が算出した
各画素のトナーの消費量を加算する加算手段と、該加算
手段が加算したトナーの総消費量に基づきトナーを収容
したトナーカートリッジの交換要求を表示する手段とを
備える画像形成装置において、濃度レベルに対応するト
ナーの消費量を規定する消費量テーブルを備え、前記算
出手段は、前記取得手段が取得した画像データの各画素
の濃度レベルに応じたトナーの消費量を前記消費量テー
ブルから読み取るべくなしてあることを特徴とする。
【0007】本発明による場合は、濃度レベルに対応す
るトナー消費量を規定する消費量テーブルを備え、取得
した画像データの各画素におけるトナーの消費量を、前
記画像データの各画素の濃度レベルに基づき、前記消費
量テーブルから読み取ることにより算出する。これによ
り、複雑な演算処理を必要とせず、前記消費量テーブル
からの読取処理により各画素におけるトナーの消費量を
算出する画像形成装置を実現することができる。
【0008】本発明に係る画像形成装置は、前記消費量
テーブルで規定されるトナーの消費量が、整数により規
定されていることを特徴とする。
【0009】本発明による場合は、消費量テーブルで規
定されるトナーの消費量を整数により規定することによ
り、トナーの総消費量を算出する場合に、複雑な加算処
理を必要とせず、単純な整数の加算処理のみで可能とす
る画像形成装置を実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明をデジタルカラー複写
機における実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係るデジタルカラー複写機の構成を示す
断面図、図2は画像形成部210の構成を示す断面図で
ある。図において1は複写機本体を示し、この複写機本
体1は、上部側から、操作パネル(図示せず)を有する
原稿台111、画像読取部110及び画像形成部210
を備えている。原稿台111の上面には、この原稿台1
11に対して開閉可能に支持され、原稿台111面に対
して所定の位置関係を有する両面自動原稿送り装置11
2が装着されている。
【0011】両面自動原稿送り装置112は、読取待ち
トレイ112a上の原稿を1枚ずつ原稿台111の所定
位置に搬送し、画像読取部110が対向する原稿の一方
の面を読み取った後、スイッチバック搬送経路(図示せ
ず)を介して、この原稿を表裏反転させて再度原稿台1
11の所定位置に搬送する。画像読取部110が他方の
面を読み取った後、この原稿を読取済みトレイ112b
上に排出し、次の原稿を読取待ちトレイ112aから搬
送する。画像読取部110は、両面自動原稿送り装置1
12による原稿の搬送に従い、順次各原稿について両面
の画像を読み取る。
【0012】原稿台111の下側には画像読取部110
が設けてあり、この画像読取部110は、両面自動原稿
送り装置112により原稿台111上へ搬送されてきた
原稿の画像を読み取るために、原稿台111の下面に沿
って往復移動する第1走査ユニット113,第2走査ユ
ニット114、光学レンズ115及びCCDラインセン
サ116を備えている。第1走査ユニット113は原稿
画像表面を露光する露光ランプ1131と、原稿からの
反射光像を所定の方向へ向けて反射する第1ミラー11
32とを有し、原稿台111の下面に対して一定の距離
を保ちながら所定の走査速度で往復移動を行う。第2走
査ユニット114は、第1走査ユニット113の第1ミ
ラー1132により反射された原稿からの反射光像を更
に所定の方向へ向けて反射する第2ミラー1141,第
3ミラー1142を有し、第1走査ユニット113と一
定の速度関係を保って往復移動を行う。
【0013】第1走査ユニット113及び第2走査ユニ
ット114が行う往復運動の折返位置近傍には、光学レ
ンズ115及びCCDラインセンサ116が備えてあ
り、光学レンズ115は、第2走査ユニット114の第
3ミラー1142により反射された原稿からの反射光像
を縮小し、縮小された光像をCCDラインセンサ116
上の所定位置に結像させる。またCCDラインセンサ1
16は、光学レンズ115により結像された光像を順次
光電変換して電気信号として出力するものであり、白黒
画像又はカラー画像を読み取り、R(赤),G(緑),
B(青)の各色成分に色分解したラインデータを出力す
る3ラインのカラーCCDである。このCCDラインセ
ンサ116により電気信号に変換された原稿画像情報
は、画像処理部(図示せず)へ転送されて所定の画像デ
ータ処理が施される。
【0014】画像読取部110の下側には画像形成部2
10が備えてあり、この画像形成部210の内部下側に
は、用紙トレイT及び該用紙トレイT内に積載収容され
ている用紙Pを1枚ずつ分離して用紙搬送路へ向けて供
給する給紙機構11が設けられている。給紙機構11の
上側には転写搬送ベルト機構13が設けてあり、この転
写搬送ベルト機構13は、駆動ローラ14と従動ローラ
15との間に略平行に伸びるように張架された転写搬送
ベルト16に用紙Pを静電吸着させて搬送する構成とな
っており、1枚ずつ分離供給された用紙Pは、転写搬送
ベルト16の上流側に配置された一対のレジストローラ
12によりタイミングを制御されて転写搬送ベルト16
により搬送される。また片面に画像が形成された用紙P
は、画像形成部210における画像形成処理にタイミン
グを合わせて転写搬送ベルト16により再度搬送され
る。
【0015】用紙搬送路における転写搬送ベルト16の
下流側には、用紙P上に転写形成されたトナー像を定着
させるための定着装置17が配置されている。定着装置
17の一対の定着ローラ間におけるニップ部を通過した
用紙Pは、搬送方向切り換えゲート18を経て、排出ロ
ーラ19により複写機本体1の外壁に取り付けられてい
る排紙トレイ20上へ排出される。搬送方向切り換えゲ
ート18は、定着後の用紙Pの搬送経路を、用紙Pを排
出トレイ20上へ排出する経路と、転写搬送ベルト機構
13により用紙Pを再供給する経路との間で選択的に切
り換えるものである。搬送方向切り換えゲート18によ
り再び転写搬送ベルト機構13へ向けて搬送方向が切り
換えられた用紙Pは、スイッチバック搬送経路21を介
して表裏反転された後、転写搬送ベルト16により再度
供給される。
【0016】転写搬送ベルト16の上側には、黒色,シ
アン色,マゼンタ色,イエロー色の色別に第1の画像形
成ステーションPa,第2の画像形成ステーションP
b,第3の画像形成ステーションPc,第4の画像形成
ステーションPdが、転写搬送ベルト16に近接して、
用紙搬送経路上流側から順に並設されている。転写搬送
ベルト16は駆動ローラ14によって、図2の矢符Zで
示す方向へ摩擦駆動され、給紙機構11を通じて給送さ
れる用紙Pを担持し、用紙Pを画像形成ステーションP
a〜Pdへと順次搬送する。
【0017】画像形成ステーションPa,Pb,Pc,
Pdは、実質的に同一の構成をなしており、図2の矢符
F方向に回転駆動される感光体ドラム22a,22b,
22c,22dを夫々有している。各感光体ドラム22
a〜22dの周辺には、感光体ドラム22a〜22dを
夫々一様に帯電する帯電器23a,23b,23c,2
3d、感光体ドラム22a〜22d上に形成された静電
潜像にトナーを付着させて夫々現像する現像ローラ34
a,34b,34c,34dを備えた現像装置24a,
24b,24c,24d、現像された感光体ドラム22
a〜22d上のトナー像を用紙Pへ転写する転写用放電
器25a,25b,25c,25d及び感光体ドラム2
2a〜22d上に残留するトナーを除去するクリーニン
グ装置26a,26b,26c,26dが、感光体ドラ
ム22a〜22dの回転方向に沿って夫々配置されてい
る。
【0018】各感光体ドラム22a〜22dの上側に
は、レーザビームスキャナユニット27a,27b,2
7c,27dが夫々設けられており、このレーザビーム
スキャナユニット27a〜27dは、レーザビームスキ
ャナユニット27aを例にとると、形成すべき画像デー
タに基づいてドット光を発する半導体レーザ素子(図示
せず)、半導体レーザ素子からのレーザビームを主走査
方向へ反射させるためのポリゴンミラー40、ポリゴン
ミラー40により反射されたレーザビームを感光体ドラ
ム22aの表面に結像させるためのfθレンズ41及び
ミラー42,43等から構成されている。他のレーザビ
ームスキャナユニット27b〜27dも同一の構成であ
る。
【0019】レーザビームスキャナユニット27aには
カラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信号が、レ
ーザビームスキャナユニット27bにはカラー原稿画像
のシアン色成分像に対応する画素信号が、レーザビーム
スキャナユニット27cにはカラー原稿画像のマゼンタ
色成分像に対応する画素信号が、更に、レーザビームス
キャナユニット27dにはカラー原稿画像のイエロー色
成分像に対応する画素信号が夫々入力される。このよう
なレーザビームスキャナユニット27a〜27dの夫々
に対応する色成分像により、色変換された原稿画像情報
に対応する静電潜像が各感光体ドラム22a〜22d上
に形成される。現像装置24aには黒色のトナーが、現
像装置24bにはシアン色のトナーが、現像装置24c
にはマゼンタ色のトナーが、現像装置24dにはイエロ
ー色のトナーが夫々収容されており、感光体ドラム22
a〜22d上の静電潜像は、これら各色のトナーにより
現像される。
【0020】第1の画像形成ステーションPaと給紙機
構11との間にはブラシ帯電器である用紙吸着用帯電器
28が設けられており、この用紙吸着用帯電器28は、
転写担持体である転写搬送ベルト16の表面を帯電さ
せ、これにより給紙機構11から供給された用紙Pは、
転写搬送ベルト16上に確実に吸着された状態で第1の
画像形成ステーションPaから第4の画像形成ステーシ
ョンPdまでの間をずれることなく搬送される。また、
第4の画像形成ステーションPdと定着装置17との間
で駆動ローラ14の略真上の部分には除電用放電器29
が設けられており、この除電用放電器29には転写搬送
ベルト16に静電吸着されている用紙Pを転写搬送ベル
ト16から分離するための交流電流が印加されている。
【0021】上述のような構成のデジタルカラー複写機
では、カットシート状の用紙Pが使用され、この用紙P
が、用紙トレイTから送り出されて給紙機構11の給紙
搬送経路のガイド内に供給されると、その先端部分がセ
ンサ(図示せず)により検出され、このセンサから出力
される検知信号に基づいて一対のレジストローラ12に
より一旦停止する。また用紙Pは、各画像形成ステーシ
ョンPa〜Pdとのタイミングを調整して図2の矢符Z
が示す方向に回転している転写搬送ベルト16上へ送ら
れ、用紙吸着用帯電器28により所定の帯電が施された
転写搬送ベルト16により、各画像形成ステーションP
a〜Pdを通過する間、安定して搬送供給される。
【0022】各画像形成ステーションPa〜Pdにおい
ては、各色のトナー像が夫々形成され、転写搬送ベルト
16により静電吸着されて搬送される用紙Pの支持面上
で重ね合わされ、第4の画像形成ステーションPdによ
る画像の転写が完了すると、用紙Pは、その先端部分か
ら順次、除電用放電器29により転写搬送ベルト16上
から剥離され、定着装置17へと導かれる。トナー画像
が定着された用紙Pは、用紙排出口(図示せず)から排
紙トレイ20上へ排出される。
【0023】図3は本発明に係る画像形成装置の構成を
示すブロック図である。この画像形成装置は、操作部3
01,画像読取部302,レーザ書込部(レーザビーム
スキャナユニット27a〜27d),帯電部(帯電器2
3a〜23d),現像部(画像形成ステーションPa〜
Pd),転写部(転写用放電器25a〜25d),感光
体ドラム22a〜22dのモータ303,転写搬送ベル
トモータM,ROM304,RAM305等を備え、こ
れらの各部は制御部50Uにより制御されている。
【0024】操作部301は、たとえば操作パネルであ
り、表示装置、入力キー等を備え、画像形成装置に対す
るコピーモードの設定,コピー枚数の入力,コピーシー
トサイズの指定入力,画像濃度,コピー倍率等を入力す
るようになっている。この入力に応じて、制御部50U
は画像形成装置に備える各部を制御する。レーザ書込部
(レーザビームスキャナユニット27a〜27d)は、
画像読取部302が取得した画像データ又は該画像デー
タを画像処理部(図示せず)により処理された画像デー
タに応じて、レーザ書込部の半導体レーザ素子(例え
ば、レーザ発光ダイオード)の光ビームパワーの制御を
行う。
【0025】帯電部(帯電器23a〜23d)は、帯電
手段(帯電チャージャー)のグリッドバイアス電圧を制
御し、感光体ドラム22a〜22dの表面電位を制御す
る。また、帯電手段が接触型の帯電ローラ等である場合
は、帯電手段に印加する電圧を制御して感光体ドラム2
2a〜22dの表面電位の制御を行い、感光体ドラム2
2a〜22dに静電潜像を形成させる。現像部(画像形
成ステーションPa〜Pd)は、現像ローラ34a〜3
4dのバイアス電圧を制御し、これにより、トナーが適
正に感光体ドラム22a〜22dへ搬送され、適正な現
像が行われる。
【0026】転写部(転写用放電器25a〜25d)に
おいて、制御部50Uは、図示しない転写用の高圧電源
の転写手段(転写器)への印加電圧の制御を行う。RO
M304はデジタルカラー複写機の動作に必要な種々の
プログラム、図4(b)に示す濃度レベルKに対応する
トナー消費量Sを規定する消費量テーブルSTを予め格
納しており、RAM305はSRAM又はフラッシュメ
モリ等で構成され、前記プログラムの実行時に発生する
データを一時的に記憶する。またROM304には、一
連の画像データにおける各画素のトナー消費量Sを累積
した累積量がオーバフローを発生したかどうかの判断に
用いる基準値1と、トナーカートリッジの交換が必要か
どうかの判断に用いる基準値2とを予め記憶してある。
【0027】消費量テーブルSTは、図4(a)におい
て破線で示される関数から算出されたものである。この
関数は本発明に係る画像形成装置における現像部の特性
を示すものであり、横軸は画像データの各画素の濃度レ
ベルKを、縦軸は該濃度レベルKに対応するトナー消費
量Sを示している。この関数により各画素の濃度レベル
Kが高いほど各画素におけるトナー消費量Sは多い。ま
た上述の関数は、黒色,シアン色,マゼンタ色,イエロ
ー色の色別に用意されており、消費量テーブルSTも、
それらに応じて色別に用意されている。
【0028】この関数において、トナー消費量Sは離散
的な値である各離散値S1,S2,S3,S4をとるも
のとし、各トナー消費量0,S1,S2,S3,S4に
対応すべき濃度レベルKの範囲を決定し、夫々前記範囲
の最大値K0,K1,K2,K3を閾値とすることによ
り、消費量テーブルSTは規定されている。これによ
り、各画素の濃度レベルKがK0以下である場合、その
画素のトナー消費量Sは0に、各画素の濃度レベルKが
K0からK1までの場合、その画素のトナー消費量Sは
S1に、各画素の濃度レベルKがK1からK2までの場
合、その画素のトナー消費量SはS2に、各画素の濃度
レベルKがK2からK3までの場合、その画素のトナー
消費量SはS3に、各画素の濃度レベルKがK3以上で
ある場合、その画素のトナー消費量SはS4に設定して
いる。
【0029】濃度レベルKが8ビットで表現されている
場合、前記関数から横軸までの領域Xの面積は、0から
255までの各濃度レベルを前記関数に代入して算出さ
れた各トナー消費量Sの合計量を示している。また消費
量テーブルSTから読み出されたK0からK1までの各
濃度レベルKに対応するトナー消費量S1の合計量(図
において領域X1の面積)と、K1からK2までの各濃
度レベルKに対応するトナー消費量S2の合計量(図に
おいて領域X2の面積)と、K2からK3までの各濃度
レベルKに対応するトナー消費量S3の合計量(図にお
いて領域X3の面積)と、K3以上の各濃度レベルKに
対応するトナー消費量S4の合計量(図において領域X
4の面積)との総合計量が、上述の領域Xの面積で示し
たトナーの合計消費量と同程度となるように、濃度レベ
ルK0,K1,K2,K3及びトナー消費量S1,S
2,S3,S4の値を決定することにより、消費量テー
ブルSTを用いてトナー消費量Sを算出した場合でも、
上述の関数に各濃度レベルKを代入してトナー消費量S
を算出した場合と同程度の精度を有する算出結果を得る
ことができる。
【0030】またトナー消費量S1,S2,S3,S4
を例えば1,2,3,4等の整数で規定することによ
り、トナーの総消費量を算出する場合に、単純な加算処
理のみで算出することができる。
【0031】以下に、上述の構成のデジタルカラー複写
機のトナーの総消費量の算出処理手順及びトナーカート
リッジの交換要求の表示処理手順を説明する。図5及び
図6は本発明に係るデジタルカラー複写機におけるトナ
ーカートリッジの交換要求の表示処理手順を示すフロー
チャートである。ユーザが読取待ちトレイ112a上に
原稿を載置し、操作部301により原稿の複写処理命令
を入力した場合、両面自動原稿送り装置112は読取待
ちトレイ112a上に載置された原稿を1枚ずつ順次原
稿台111上に搬送する。画像読取部302は、原稿台
111上に搬送された原稿を読み取り、順次画像データ
を取得する(S1)。また制御部50UはRAM305
にトナー消費量S及びトナー累積量Rを夫々0として記
憶する(S2)。
【0032】制御部50Uは、取得した画像データから
先頭画素の濃度レベルKを読出し(S3)、この濃度レ
ベルKをROM304に記憶してある消費量テーブルS
Tの閾値K0と比較する(S4)。濃度レベルKが閾値
K0以下の場合、制御部50Uは、RAM305に記憶
してあるトナー消費量Sを0とする(S5)。濃度レベ
ルKが閾値K0より大きい場合、制御部50Uは、濃度
レベルKを閾値K1と比較し(S6)、濃度レベルKが
閾値K1以下の場合、RAM305に記憶してあるトナ
ー消費量SをS1とする(S7)。濃度レベルKが閾値
K1より大きい場合、制御部50Uは、濃度レベルKを
閾値K2と比較し(S8)、濃度レベルKが閾値K2以
下の場合、RAM305に記憶してあるトナー消費量S
をS2とする(S9)。濃度レベルKが閾値K2より大
きい場合、制御部50Uは、濃度レベルKを閾値K3と
比較し(S10)、濃度レベルKが閾値K3以下の場
合、RAM305に記憶してあるトナー消費量SをS3
とし(S11)、濃度レベルKが閾値K3より大きい場
合、トナー消費量SをS4とする(S12)。
【0033】次に制御部50Uは、RAM305に記憶
してあるトナー累積量Rに上述のように決定されたトナ
ー消費量Sを加算する(S13)。また加算されたトナ
ー累積量Rがオーバーフローを発生していないかどうか
を確認するために、トナー累積量Rを、ROM304に
記憶してある基準値1と比較する(S14)。トナー累
積量Rが基準値1以上の場合、オーバーフローが発生し
ているため、制御部50Uは、RAM305に記憶して
あるトナー総消費量TSにトナー累積量Rを加算し(S
15)、トナー累積量Rを0としてRAM305に記憶
する(S16)。制御部50Uは、取得した画像データ
の全ての画素について濃度レベルKの読出しが終了した
か否かを判断し(S17)、終了していない場合(S1
7でNO)、次の画素の濃度レベルKを読出し(S1
8)、画像データの全ての画素について濃度レベルKの
読出しが終了するまで上述のS4からS17までの処理
を繰り返す。
【0034】また画像データの全ての画素について濃度
レベルKの読出しが終了した場合(S17でYES)、
制御部50Uは、RAM305に記憶してあるトナー総
消費量TSにトナー累積量Rを加算し(S19)、トナ
ー総消費量TSをROM304に記憶してある基準値2
と比較する(S20)。トナー総消費量TSが基準値2
より小さい場合、制御部50Uは、トナーカートリッジ
内のトナーの残量が十分であると判断し、次の画像デー
タの読取まで待機する。またトナー総消費量TSが基準
値2以上の場合、制御部50Uは、トナーカートリッジ
内にトナーがないと判断し、操作部301の表示装置に
「トナー取替」を表示し(S21)、次の画像データの
読取まで待機する。
【0035】上述の実施の形態では、レーザビームスキ
ャナユニット27a〜27dを用いてレーザビームを走
査して露光することにより、感光体への光書込みを行っ
ているが、発光ダイオードアレイと結像レンズアレイと
からなる書込み光学系(LEDヘッド)を用いてもよ
い。また、上述の消費量テーブルは、濃度レベルを5区
分に分割しているが、区分の数を変更してもよく、外部
から変更できるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明による場合は、濃度レベルに対応
するトナー消費量を規定する消費量テーブルを備え、取
得した画像データの各画素におけるトナーの消費量を、
前記画像データの各画素の濃度レベルに基づき、前記消
費量テーブルから読み取ることにより算出する。これに
より、複雑な演算処理を必要とせず、前記消費量テーブ
ルからの読取処理により各画素におけるトナーの消費量
を算出する画像形成装置を実現することができる。
【0037】本発明による場合は、消費量テーブルで規
定されるトナーの消費量を整数により規定することによ
り、トナーの総消費量を算出する場合に、複雑な加算処
理を必要とせず、単純な整数の加算処理のみで可能とす
る画像形成装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルカラー複写機の構成を示
す断面図である。
【図2】本発明に係る画像形成部の構成を示す断面図で
ある。
【図3】本発明に係る画像形成装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置に備える消費量テー
ブルである。
【図5】本発明に係るデジタルカラー複写機におけるト
ナーカートリッジの交換要求の表示処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明に係るデジタルカラー複写機におけるト
ナーカートリッジの交換要求の表示処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】従来の画像形成装置における現像部の特性を示
す関数を表すグラフである。
【符号の説明】
22a〜22d 感光体ドラム 23a〜23d 帯電器(帯電部) 25a〜25d 転写用放電器(転写部) 27a〜27d レーザービームスキャナユニット(レ
ーザ書込部) 50U 制御部 301 操作部 302 画像読取部 Pa〜Pd 画像形成ステーション(現像部) ST 消費量テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DB01 DD02 DE07 EE08 HB01 HB02 HB13 2H077 AA01 DA08 DA15 DB10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画素の濃度レベルを有する画像データ
    を取得する取得手段と、該取得手段が取得した画像デー
    タの各画素の濃度レベルに基づき発光する発光体と、該
    発光体の発光により表面に静電潜像を形成する感光体
    と、該感光体の表面に形成された静電潜像をトナーの付
    着により顕像化する現像部と、該現像部が顕像化した静
    電潜像を記録担体に転写する転写部と、前記取得手段が
    取得した画像データの各画素の濃度レベルに基づき各画
    素のトナーの消費量を算出する算出手段と、該算出手段
    が算出した各画素のトナーの消費量を加算する加算手段
    と、該加算手段が加算したトナーの総消費量に基づきト
    ナーを収容したトナーカートリッジの交換要求を表示す
    る手段とを備える画像形成装置において、濃度レベルに
    対応するトナーの消費量を規定する消費量テーブルを備
    え、前記算出手段は、前記取得手段が取得した画像デー
    タの各画素の濃度レベルに応じたトナーの消費量を前記
    消費量テーブルから読み取るべくなしてあることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記消費量テーブルで規定されるトナー
    の消費量が、整数により規定されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
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