JP2023077254A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023077254000001
【課題】 定期的なパッチ画像の形成によるダウンタイムを抑制することと、長手方向の面内濃度ムラを抑制することとを両立させる。
【解決手段】 画像形成手段によって形成されたパッチ画像の濃度に基づいて、記憶手段に記憶された情報(露光装置が像担持体を露光する際の像担持体の主走査方向の露光の位置ごとの露光量に関する情報)を更新し、記憶手段に記憶された当該情報を更新する第1の時点での平均画像比率よりも、第1の時点よりも後であって且つ記憶手段に記憶された当該情報を次に更新するよりも前の第2の時点での平均画像比率の方が所定値よりも大きい場合、第2の時点での平均画像比率に基づいて、記憶手段に記憶された情報を補正する。
【選択図】 図12

Description

本発明は、像担持体に形成された静電像を現像する現像装置を備えた画像形成装置に関する。
近年、電子写真方式などを用いた画像形成装置では、印刷物の面内(1ページ内)の色や濃度のムラ、即ち面内濃度ムラを抑制することが求められている。
特許文献1に記載の画像形成装置では、画像形成装置への電源投入直後や所定枚数のプリント後等の所定のタイミングで、感光体ドラムや中間転写体上に、色毎に、面内濃度ムラを検出する為のテストパターンを形成する。そして、この画像形成装置は、各テストパターンの画像濃度を検出することで現在の画像形成装置の状況を検出して、画像濃度に影響を与える作像プロセス条件、例えば、潜像条件や画像信号を補正する。
また、特許文献2に記載の画像形成装置では、現像スリーブと感光体ドラムとの間の最短距離(以下、SDギャップと呼ぶ)が、長手方向(感光体ドラムの回転軸方向)に対して一定でなく、製造バラツキによって長手ムラを持っている。そこで、この画像形成装置は、SDギャップの長手ムラによる面内濃度ムラを抑制するために、長手方向のビーム光量を補正する長手濃度ムラ補正テーブルを作成し、定期的にパッチ画像を形成する。そして、この画像形成装置は、作成したパッチ画像の濃度変化が大きかった場合には、長手濃度ムラ補正テーブルを更新修正する。
特開2002-172817号公報 特開2013-182099号公報
近年の画像形成装置においては、生産性改善の観点から、ダウンタイムを要するパッチ画像の形成と検知によるフィードバッグ制御を、極力少なくすることが求められている。一方で、画像形成装置の小型化が求められ、特に現像装置が小型化して現像剤量が少容量化した影響により、画像印字率(画像比率)の増減による面内濃度ムラへの影響が顕著になっている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、定期的なパッチ画像の形成によるダウンタイムを抑制することと、長手方向の面内濃度ムラを抑制することとを両立させることが可能な画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に静電潜像を形成するために前記像担持体を露光する露光装置と、トナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像容器と前記現像容器に収容された前記現像剤を搬送する搬送部材と、前記像担持体に形成された静電像を現像する位置に前記現像剤を担持し搬送する現像剤担持体と、を含む現像装置と、を有する画像形成手段と、前記露光装置が前記像担持体を露光する際の前記像担持体の主走査方向の露光の位置ごとの露光量に関する情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記情報に基づいて前記露光装置を制御する制御手段と、前記画像形成手段によって形成されたパッチ画像の濃度に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記情報を更新する更新手段と、前記更新手段が前記記憶手段に記憶された前記情報を更新する第1の時点での平均画像比率よりも、前記第1の時点よりも後であって且つ前記更新手段が前記記憶手段に記憶された前記情報を次に更新するよりも前の第2の時点での平均画像比率の方が所定値よりも大きい場合、前記第2の時点での平均画像比率に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記情報を補正する補正手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、定期的なパッチ画像の形成によるダウンタイムを抑制することと、長手方向の面内濃度ムラを抑制することとを両立させることができる。
本発明に係る画像形成装置の概要を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の感光体ドラム周りの構成を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の画像処理の概要を示すブロック図である。 実施例1に係る現像装置の構成を示す断面図である。 実施例1に係る現像装置の構成を示す図である。 実施例1に係る反射型濃度センサの構成を示す図である。 実施例1に係る反射型濃度センサの構成を示す図である。 実施例1に係る制御例(トナー補給制御)を説明するためのフローチャートである。 実施例1に係る制御例(長手濃度ムラ補正テーブルの作成)を説明するためのフローチャートである。 実施例1の長手濃度ムラ補正ボタン押下時に出力される画像サンプルの図である。 実施例1の現像容器内のトナー濃度の時間推移を長手の各位置で比較した図である。 実施例1に係る制御例(長手濃度ムラ補正テーブルの更新)を説明するためのフローチャートである。 実施例1に係る長手濃度ムラ補正テーブルの更新の算出方法を説明するための図である。 実施例2に係る制御例(長手濃度ムラ補正テーブルの作成)を説明するためのフローチャートである。 実施例2に係る制御例(長手濃度ムラ補正テーブルの更新)を説明するためのフローチャートである。
<実施例1>
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同じ符号を付したものは、同様の構成あるいは同様の作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
また、本実施例1では、タンデム型フルカラー2成分現像剤の画像形成装置10を例として説明する。但し、本発明は、以下で説明する実施例の画像形成装置の特徴を備えていれば、タンデム型、1ドラム型、フルカラー、モノクロの区別無く実施できる。
図1に示すように、本発明を適用できる画像形成装置の画像形成部は、それぞれ潜像担持体としての感光体ドラム101(101Y、101M、101C、101K)を備えた4つの画像形成ステーションY、M、C、K、を有している。各画像形成ステーションの上方には、中間転写装置120が配置されている。中間転写装置120は、中間転写体としての中間転写ベルト121が、ローラ122、123、124に張設されて、矢印方向に走行するように構成されている。
本実施例では接触式帯電である帯電ローラ方式の一次帯電装置102(102Y、102M、102C、102K)によって感光体ドラム101の表面を帯電する。そして、帯電された感光体ドラム101(101Y、101M、101C、101K)の表面を、レーザードライバによって各々駆動されるレーザー103(103Y、103M、103C、103K)(露光装置)によって露光する。これにより、感光体ドラム101(101Y、101M、101C、101K)上に静電潜像(静電像)が形成される。この潜像を現像装置104(104Y、104M、104C、104K)によって現像することでそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。
各画像形成ステーションで形成されたトナー像は、一次転写手段としての転写ローラ105(105Y、105M、105C、105K)による転写バイアスによって、ポリイミド系樹脂からなる中間転写ベルト121上に転写され重ね合わせられる。中間転写ベルト121上に形成された4色のトナー像は、ローラ124と対向して配置された二次転写手段としての二次転写ローラ125によって記録紙Pに転写される。記録紙Pに転写されずに中間転写ベルト121に残ったトナーは、中間転写ベルトクリーナー114bによって除去される。トナー像が転写された記録紙Pは、定着ローラ131、132を備えた定着装置130によって加圧/加熱され、永久画像を得る。また、一次転写後に感光体ドラム101上に残った一次転写残トナーは、クリーナー109(109Y、109M、109C、109K)により除去され、次の画像形成に備える。
さらに図2にて、本発明を適用できる画像形成装置の、潜像担持体である感光体ドラム周りの構成を詳しく説明する。ここで、各色について感光体ドラム回りの構成は同様である為、ある1色について代表して説明する。
本実施例の画像形成装置においては、静電潜像担持体である感光体ドラム101を回転自在に設けている。そして、本実施例の画像形成装置においては、接触式帯電である帯電ローラ方式の一次帯電装置102によって一様に帯電された感光体ドラム101の表面を、レーザー発光素子103によって露光する。これにより、感光体ドラム101上に静電潜像が形成される。この静電潜像を現像装置104で可視像化する。次に該可視像を一次転写ローラ105により、中間転写ベルト121上に転写する。また、感光体ドラム101上の転写残トナーはクリーニングブレード接触式のクリーニング装置109により除去され、更に前露光ランプ110にて感光体ドラム101上の電位が消去され、該感光体ドラム101は再び画像形成に供される。
次に図3のブロック図にて、本実施例の画像形成装置における画像処理ユニットのシステム構成を示す。
図3において、200は外部入力インタフェース(外部入力I/F)であり、外部入力インタフェース200を介して必要に応じて原稿スキャナ、コンピュータ(情報処理装置)等の外部装置からRGB画像データとしてカラー画像データを入力する。201はLOG変換部であり、ROM210に格納されているデータ等により構成されるルックアップテーブル(LUT)に基づいて入力されたRGB画像データの輝度データをCMYの濃度データ(CMY画像データ)に変換する。202はマスキング・UCR部であり、CMY画像データから黒(Bk)成分データを抽出し、記録色材の色濁りを補正すべく、CMYK画像データにマトリクス演算を施す。203はルックアップテーブル部(LUT部)であり、画像データをプリンタ部の理想的な階調特性に合わせるために、ガンマルックアップテーブル(γルックアップテーブル)を用いて入力されたCMYK画像データの各色毎に対して濃度補正を施す。なお、γルックアップテーブルはRAM211上に展開されたデータに基づいて作成され、そのテーブル内容はCPU206(制御手段)によって設定される。204はパルス幅変調部であり、LUT部203から入力された画像データ(画像信号)のレベルに対応するパルス幅のパルス信号を出力する。このパルス信号に基づいてレーザードライバ205がレーザー発光素子103を駆動し、感光体ドラム101上を照射することで静電潜像が形成される。
ビデオ信号カウント部207はLUT部203に入力された画像データの600dpiにおける1画素毎のレベル(0~255レベル)を画像1面分積算する。この画像データ積算値を、ビデオカウント値と呼ぶ。このビデオカウント値は出力画像がA4片面の全面すべて255レベルだった場合に最大値529となる。尚、回路の構成上制限があるときは、ビデオ信号カウント部207のかわりにレーザー信号カウント部208を用いて、レーザードライバ205からの画像信号を同様に計算することで、ビデオカウント値を求めることが可能である。
さらに、現像装置104について図4及び図5で詳しく説明する。本実施例において、現像装置104は、現像容器20を備え、現像容器20内に現像剤としてトナーとキャリアを含む2成分現像剤が収容されている。また、現像容器20内に、現像剤担持体としての現像スリーブ24と、現像スリーブ24上に担持された現像剤の穂を規制する穂切り部材25とを有している。
本実施例にて、現像容器20の内部は、その略中央部が本稿紙面に垂直方向に延在する隔壁23によって現像室21aと攪拌室21bに水平方向の左右に区画されており、現像剤は現像室21a及び攪拌室21bに収容されている。
現像室21a及び攪拌室21bには、現像剤攪拌・搬送手段としての搬送部材である第1の搬送スクリュー22a及び第2の搬送スクリュー22bがそれぞれ配置されている。第1の搬送スクリュー22aは、現像室21aの底部に現像スリーブ24の軸方向に沿ってほぼ平行に配置されており、回転することで現像室21a内の現像剤を軸線方向に沿って一方向に搬送する。また、第2の搬送スクリュー22bは、攪拌室21b内の底部に第1の搬送スクリュー22aとほぼ平行に配置される。第2の搬送スクリュー22bの主たる搬送方向としては、搬送スクリュー22bに設けられた第1のスパイラル部301によって、攪拌室21b内の現像剤を第1の搬送スクリュー22aとは反対方向に搬送する。
このように、第1及び第2の搬送スクリュー22a、22bの回転による搬送によって、現像剤が隔壁23の両端部の開口部(即ち、連通部)26、27(図5参照)を通じて現像室21aと攪拌室21bとの間で循環される。
本実施例においては、現像容器20の感光体ドラム101に対向した現像領域Aに相当する位置には開口部があり、この開口部に現像スリーブ24が感光体ドラム方向に一部露出するように回転可能に配設されている。
本実施例にて、現像スリーブ24の直径は18mm、感光体ドラム101の直径は30mm、又、この現像スリーブ24と感光体ドラム1との最近接領域を約300μmの距離とする。この構成によって、現像部Aに搬送した現像剤を感光体ドラム101と接触させた状態で、現像が行なえるように設定されている。なお、この現像スリーブ24は、アルミニウムやステンレスのような非磁性材料で構成され、その内部には磁界手段であるマグネットローラ24mが非回転状態で設置されている。
上記構成にて、現像スリーブ24は、現像時に図示矢印方向(反時計方向)に回転し、穂切り部材25による磁気ブラシの穂切りによって層厚を規制された2成分現像剤を担持する。現像スリーブ24は、層厚が規制された現像剤を感光体ドラム101と対向した現像領域Aに搬送し、感光体ドラム101上に形成された静電潜像に現像剤を供給して潜像を現像する。この時、現像効率、つまり、潜像へのトナーの付与率を向上させるために、現像スリーブ24には電源から直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアス電圧が印加される。本実施例では、-550Vの直流電圧と、ピーク・ツウ・ピーク電圧Vppが1600V、周波数fが11kHzの交流電圧とした。しかし、直流電圧値、交流電圧波形はこれに限られるものではない。
そして、現像領域Aにて感光体ドラム101上に形成された静電潜像を現像した後の現像剤は、現像スリーブ24の回転方向(図示では反時計回り方向)に沿って搬送されていく。非回転状態で設置されたマグネットローラ24mのS2極とS3極(この2つの極が同極性なので反発極となっている)の間の斥力発生領域にて、現像室21aに配置された搬送部材である第1の搬送スクリュー22aの上に、斥力と重力によって落下する。
一般に、2成分磁気ブラシ現像法においては、交流電圧を印加すると現像効率が増して画像は高品位になるが、逆にカブリが発生し易くなる。このため、現像スリーブ24に印加する直流電圧と感光体ドラム1の帯電電位(即ち白地部電位)との間に電位差を設けることにより、カブリを防止することが行なわれる。
穂切り部材である規制ブレード25は、現像スリーブ24の長手方向軸線に沿って延在した板状のアルミニウムなどで形成された非磁性部材で構成される。また、規制ブレード25は、感光体ドラム101よりも現像スリーブ回転方向上流側に配設されている。そして、この穂切り部材25の先端部と現像スリーブ24との間を現像剤のトナーとキャリアの両方が通過して現像領域Aへと送られる。
尚、規制ブレード25と現像スリーブ24の表面との間隙を調整することによって、現像スリーブ24上に担持した現像剤磁気ブラシの穂切り量が規制されて現像領域へ搬送される現像剤量が調整される。本実施例においては、規制ブレード25によって、現像スリーブ24上の単位面積当りの現像剤コート量を30mg/cm^2に規制している。
なお、規制ブレード25と現像スリーブ24は、間隙を200~1000μm、好ましくは300~700μmに設定される。本実施例では400μmに設定した。
又、現像領域Aにおいては、現像装置104の現像スリーブ24は、共に感光体ドラム101の移動方向と順方向で移動し、周速比は、対感光体ドラム1.80倍で移動している。この周速比に関しては、0~3.6倍の間で設定され、好ましくは、0.5~2.0倍の間に設定されれば、何倍でも構わない。移動速度比は、大きくなればなるほど現像効率はアップするが、あまり大きすぎると、トナー飛散、現像剤劣化等の問題点が発生するので、上記の範囲内で設定することが好ましい。
さらに図4に示すように、攪拌室21bの外側の壁(下方)には、透磁率センサからなるトナー濃度検知手段としてのトナー濃度検知センサ401が固定配置されている。トナー濃度検知センサ401は、第2の搬送スクリュー22bによって搬送されている現像剤のトナー濃度(TD比)を検知して、検知結果に応じた電圧を出力する。また図5に示すようにインダクタンス方式のトナー濃度検知センサ401は、攪拌室21bの搬送方向の長手下流側で、かつ攪拌室21bから現像室21aへ現像剤を受け渡す連通部26の手前に配置されている。
ここで、本実施例の現像装置104の現像容器20に収容されているトナーとキャリアからなる2成分現像剤1について詳しく説明する。
トナーは、結着樹脂、着色剤、そして、必要に応じてその他の添加剤を含む着色樹脂粒子と、コロイダルシリカ微粉末のような外添剤が外添されている着色粒子とを有している。トナーは、負帯電性のポリエステル系樹脂であり、体積平均粒径は4μm以上、10μm以下が好ましい。より好ましくは8μm以下であることが好ましい。また、近年のトナーにおいては、定着性を良くするために低融点のトナー或いは低ガラス転移点Tg(例えばTg≦70℃)のトナーが用いられることが多い。さらに定着後の分離性を良くするためにトナーにワックスを含有させている場合もある。本実施例の現像剤は、ワックスを含有させた粉砕トナーである。
また、キャリアは、例えば表面酸化或は未酸化の鉄、ニッケル、コバルト、マンガン、クロム、希土類などの金属、及びそれらの合金、或は酸化物フェライトなどが好適に使用可能であり、これらの磁性粒子の製造法は特に制限されない。キャリアは、重量平均粒径が20~60μm、好ましくは30~50μmであり、抵抗率が10^7Ωcm以上、好ましくは10^8Ωcm以上である。本実施例では10^8Ωcmのものを用いた。
尚、本実施例にて用いられるトナーについて、体積平均粒径は、以下に示す装置及び方法にて測定した。測定装置としては、SD-2000シースフロー電気抵抗式粒度分布測定装置(シスメックス社製)を使用した。測定方法は以下に示す通りである。即ち、一級塩化ナトリウムを用いて調製した1%NaCl水溶液の電解水溶液100~150ml中に、分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1ml加え、測定試料を0.5~50mg加える。試料を懸濁した電解水溶液は、超音波分散器で約1~3分間分散処理を行う。そして、上記のSD-2000シースフロー電気抵抗式粒度分布測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて2~40μmの粒子の粒度分布を測定して体積平均分布を求める。こうして求めた体積平均分布より、体積平均粒径を得る。
又、本実施例にて用いられるキャリアの抵抗率は、測定電極面積4cm、電極間間隔0.4cmのサンドイッチタイプのセルを用いた。片方の電極に1kgの重量の加圧下で、両電極間の印加電圧E(V/cm)を印加して、回路に流れた電流から、キャリアの抵抗率を得る方法によって測定した。
<本実施例の現像装置における、現像剤の補給方法の概要>
次に、本実施例における現像剤の補給方法について図4及び図5を用いて説明する。
現像装置104の上部には、トナーとキャリアを混合した補給用2成分現像剤(通常はトナー/補給用現像剤=100%~80%)を収容するホッパー31が配置される。本実施例ではトナー/補給用現像剤=90%を用いた。トナー補給手段を構成するこのホッパー31は、下部にスクリュー状の補給部材、即ち、補給スクリュー32を備え、補給スクリュー32の一端が現像装置104の後端部に設けられた現像剤補給口30の位置まで延びている。
画像形成によって消費された分のトナーは、補給スクリュー32の回転力と、現像剤の重力によって、ホッパー31から現像剤補給口30を通過して、現像容器20内に補給される。このようにしてホッパー31から現像装置104に補給される補給現像剤の量は、補給スクリュー32の回転数によっておおよそ定められる。この回転数は画像データのビデオカウント値や、現像容器20内に設置されたトナー濃度検知センサ401の検知結果、等に基づいてトナー補給量制御手段によって定められる。このトナー補給制御手段については詳細に後述する。
次に、本実施例における余剰現像剤の排出方法について図5を用いて説明する。
まず、第2の搬送スクリュー22bは、現像容器20内の2成分現像剤を、連通部27から連通部26の方向へ、即ち通常の循環経路の下流側へ現像剤を搬送する第1のスパイラル部301を備える。次に、第1のスパイラル部301による現像剤搬送方向の下流側には、通常の循環経路外から循環経路内に押し戻すように現像剤を搬送する第2のスパイラル部302(返しスクリュー)が接続されている。そして、第1のスパイラル部301と第2のスパイラル部302との接続部に対向する位置に連通部26が設けられている。さらに、図5に示すように、第2のスパイラル部302の搬送方向上流には、循環する2成分現像剤の一部を現像容器20の外に排出する為の排出開口305が設けられている。
これにより、第2の搬送スクリュー22bの第1のスパイラル部301によって排出開口305の方向へ搬送される現像剤の大部分は、第2のスパイラル部302に押し戻されて排出開口305からの排出を逃れる。排出を逃れた現像剤は連通部26を通過して第1の搬送スクリュー22aに受け渡される。一方で第2のスパイラル部302によって押し戻されなかった現像剤は、排出開口305を通過し、第1のスパイラル部301と同じ方向に現像剤を搬送する第3のスパイラル部303(排出スクリュー)に搬送されて、排出口306に到達する。排出口306に到達した現像剤は排出口306から自由落下で現像容器20の外に余剰現像剤として排出される。
ここで、第2のスパイラル部302(返しスクリュー)の長さ、直径、ピッチは、現像装置104の構成や排出条件、現像容器20内の現像剤量、目標とする排出量に応じて適宜変更される。例えば、第2のスパイラル部302の長さが長過ぎると、必要以上に現像剤の排出が抑制される為に、現像剤の帯電性能の低下が進行してしまう。逆に例えば、第2のスパイラル部302の長さが短過ぎると、必要以上に現像剤が排出されて、現像剤量が少なくなり現像剤の現像スリーブ24へのコートが不安定になる、等の課題が発生してしまう。
尚、本実施例の画像形成装置は、35~70ppmのワイドレンジの生産性に対応した画像形成装置である。即ち、本実施例の画像形成装置は、同一の装置ハード構成において、70ppm機ではプロセススピード300mm/sec、35ppm機ではプロセススピード150mm/secで画像形成する。さらに厚紙プリント時に十分な定着性を確保する為に、プロセススピードを切り換える制御を行っている。例えば35ppm機の厚紙モードでは、通常の普通紙モードのプロセススピード=150mm/secに対して、厚紙モード=120mm/secとする。
このようなプロセススピードの変化に対して、画像濃度を安定的に制御する為に、現像効率を安定させるべく、現像装置内の現像スリーブ24や第1搬送スクリュー22a及び第2搬送スクリュー22bの回転速度も調整している。具体的には、70pp機の普通紙等速モードでは現像スリーブ24は573rpm、第1搬送スクリュー22a及び第2搬送スクリュー22bは700rpmで動いている。本実施例の35ppm機の普通紙等速モードでは、現像スリーブ24は286rpm、第1及び第2搬送スクリュー22aと22bは350rpmである。本実施例の35ppm機の厚紙モードでは、現像スリーブ24は229rpm、第1搬送スクリュー22a及び第2搬送スクリュー22bは280rpmで回転駆動させている。
このように搬送スクリューが複数の回転速度を持つ場合、第2の搬送スクリュー22bの第2のスパイラル部302の終端部に到達する現像剤量が変動する為、現像容器内の現像剤量が変動し易くなる。そこで本実施例では、第2の搬送スクリュー22bの第2のスパイラル部302の搬送方向の最上流に、排出開口305を覆い隠すように、円板形状のつば部304を設けている。
つば部304は、第2の搬送スクリュー22bの第1のスパイラル部301と第2のスパイラル部302との搬送能力の差によって、排出開口305に向かって搬送されてきた現像剤の慣性力の差を低減させる機能を持つ。つば部304は、第2のスパイラル部302の最上流部の羽根の切れ目から排出開口305へ落ち込む現像剤を無くし、現像剤の排出量を安定させる。また、つば部304は、第2のスパイラル部302の排出開口305に対向する末端を覆い隠してスクリュー羽根の谷部を排出開口305に露出させない。これにより、第2の搬送スクリュー22bの回転速度が変動しても安定した排出量を確保できる。
さらに、本発明の現像装置におけるトナー濃度検知手段である透磁率センサ401について説明する。
透磁率センサ401には、電源電圧(本実施例では5.0V)印加用の束線と、制御電圧(本実施例では4.0~6.0V)印加用の束線と、アース用の束線と、検知結果の出力電圧用の束線の4つの束線が、制御部と繋がって配置されている。
透磁率センサ401は、センサ面近傍の透磁率を検知することを特徴とする。従って、トナー濃度が低くなると、センサ面近傍のキャリアの割合が相対的に増加し、透磁率が増加し、検知結果の出力電圧が上昇する。逆に、トナー濃度が高くなると、センサ面近傍のキャリアの割合が相対的に減少し、透磁率が減少し、検知結果の出力電圧が低下する。このような特性から、透磁率センサ401をトナー濃度検知手段として利用できる。
一方で、透磁率センサの出力は、同じトナー濃度の現像剤がセンサ面近傍に存在する場合でも、現像剤の嵩密度に応じて変化してしまう。
例えば、高温多湿環境においては現像剤のトナー帯電量が低下する為、トナー粒子間或いはキャリア粒子間のクーロン反発力が低下し、現像剤の嵩密度が上昇する。逆に、低温低湿環境においては現像剤のトナー帯電量が増加する為、トナー粒子間或いはキャリア粒子間のクーロン反発力が増加し、現像剤の嵩密度が低下する。このため、同じトナー濃度の現像剤においても、高温多湿環境下では低温低湿環境下よりも出力電圧が上昇する。
また、厚紙通紙モード時に、通常のプロセススピードの切り替えに伴って、現像スリーブ及び第1の搬送スクリュー、第2の搬送スクリューの回転速度が変化した時にも、透磁率センサのセンサ面近傍の現像剤の嵩密度が変化する。具体的には搬送速度が遅くなった影響で嵩密度が増大する方向に変化し、透磁率センサの出力電圧が増加してしまう。
従って、本実施例の現像装置では、現像装置の動作環境(温度、相対湿度、絶対水分量)及び、プロセススピード(等速モード、厚紙モード)に応じて、透磁率センサに印加する制御電圧を変更する制御を実行する。そして、本実施例の現像装置では、同一のトナー濃度に対しては、同一の出力電圧が出力されるように制御している。
本実施例の画像形成装置においては、図1に示すように従動ローラ122は、中間転写ベルト121を介して反射型濃度センサ140に略対向する位置に設けられたバックアップローラである。従動ローラ122は、中間転写ベルト121の内周面側から中間転写ベルト121を押し下げて中間転写ベルト121を支持する。なお、中間転写ベルト121の内周面側から当該中間転写ベルト121を支持する部材として、従動ローラ122の代わりに、簡易構成の摺動部材を設けても良い。
反射型濃度センサ140は、通常は入力画像のトナー付着量(濃度)を出力画像に忠実に再現させるためのトナー付着量制御を行う際に用いられる。反射型濃度センサ140は、中間転写ベルト121の外周面に形成されたトナーパッチTからの反射光量を検出し、検出した反射光量を図6に示した制御コントローラ154に出力する。
図7は反射型濃度センサ140の構成を示す図である。センサ140は、LEDなどの発光部411、フォトダイオード等の受光部412aと412b、および発光部411の発光光量を制御するIC413から構成される。
発光部411は、中間転写ベルト121の法線に対して45度の角度で設置されており、中間転写ベルト121に光を照射する。正反射光量の受光部412aは、中間転写ベルト121の法線を中心に発光部411と対称の位置に設置されており、トナーパッチTからの正反射光を受光する。また、乱反射光量の受光部412bは、中間転写ベルト121の法線を中心に発光部411側に60度の角度で設置されており、トナーパッチTからの乱反射光を受光する。図7では、トナーパッチTがセンサ140の検知領域を通過する場合が示されている。
ここで、トナーパッチTについて、正反射と乱反射の両方を検知する理由を述べる。トナー載り量の多い高濃度トナーパッチにおいては、正反射P波が低下し飽和する傾向がある。このとき乱反射S波の光量は線形性を維持する傾向がある。一方、トナー載り量の少ない低濃度トナーパッチにおいては、乱反射S波が低下し飽和する傾向がある。このとき正反射P波の光量は線形性を維持する傾向がある。従って、低濃度~高濃度のトナー載り量のトナーパッチTを精度良く検知する為には、正反射P波と乱反射S波の両方を併用して算出するのが良い。
IC413は、センサ140内の発光部411に印加する電圧を調整することで、発光部411の発光光量を制御する。発光光量が異なると、同一の対象物からの反射光量は異なる。すなわち、発光する光が強いほど、対象物からの反射光量は多くなる。IC413は、センサ140を、トナーパッチ濃度(パッチ画像の濃度)を検出する際に適した光量レベルで動作させる。
トナーパッチ濃度検出に適した光量レベルとは低濃度と高濃度の両方のトナーパッチに対して良好な感度が得られる光量である。低濃度トナーパッチの反射光量は、光量を下げていくと、反射光量の絶対値が小さくなり、中間転写ベルト表面の光沢ムラと区別がつきにくくなる傾向を持つ。また高濃度トナーパッチは光量を上げていくと、トナーパッチの濃度変化に対する感度が鈍くなる傾向を持つ。従って、トナーパッチ濃度の検出に適した光量レベルとして、低濃度トナーパッチの反射光量が下地表面光沢ムラと区別でき、かつ、高濃度トナーパッチの反射光量がトナーパッチの濃度変化に対して良好な感度を有する光量レベルであることが望ましい。
適切な光量レベルは、中間転写ベルト121の表面(トナー像が形成されていない中間転写ベルト121の表面)からの反射光量が目標の光量レベルになるように調整する。本実施形態では、中間転写ベルト表面の一周の平均反射光量が3.5±0.05[V]となるような光量レベルが採用される。このように平均反射光量を調整することで、中間転写ベルト表面の光沢度が耐久で変化しても、正しく制御することが可能となる。
制御コントローラ154は、中間転写ベルト121の表面からの反射光量(電圧値)と、中間転写ベルト121上に形成されたトナーパッチからの反射光量(電圧値)との差分量(電圧値)を算出する。そして、制御コントローラ154は、その算出した差分量に基づいて、当該トナーパッチの付着量を検出する。
制御コントローラ154は、入力画像のトナー付着量を出力画像に忠実に再現させるため、出力画像を印字する時の画像形成条件を好適に変更する。制御コントローラ154は、中間転写ベルト121に形成されたトナーパッチの反射型濃度センサ140によるトナー付着量の検出結果に基づいて、画像形成処理における帯電電位、現像電位、露光量、現像装置内のトナー濃度目標値等の画像形成条件を変更する。
尚、本実施例の画像形成装置では、画像濃度制御に利用する反射型濃度センサ140は中間転写ベルト121の搬送方向に対して、画像形成装置の主走査方向の中央に配置されている。
次に、本実施例の画像形成装置の現像容器20内のトナー濃度を安定化させるためのトナー補給制御について詳しく説明する。
まず、感光体ドラム101上に現像されるトナー量を安定制御させるためには、現像装置104の現像容器20に収容されている現像剤のトナー濃度を安定制御させる必要がある。なぜならば、トナー濃度が高いとトナーとキャリアの摩擦帯電によるトナー電荷量が減少し、同じ静電潜像が形成されていても感光体ドラム101上へのトナー載り量が増加する傾向があるからである。当然、トナー濃度が低いと逆に、感光体ドラム101上へのトナー載り量が減少する傾向になる。従って、現像容器20内のトナー濃度を安定制御することがまず重要になる。以下でトナー補給制御について説明する。
本実施例の画像形成装置では従来と同様に、ビデオカウント信号部207から来るビデオカウント信号情報と、透磁率センサであるトナー濃度検知センサ401からの検知結果と、の両方の情報を使って、トナー補給制御を実行する。
図8は本実施例におけるトナー補給制御シーケンスを説明するフローチャートである。
最初に画像形成がスタートすると、まず、ビデオカウント信号部207から来るビデオカウント信号値Vcより、ビデオカウント信号の補給量変換テーブルを用いて、ビデオカウント補給量M1を算出する(ステップS101)。ここで、ビデオカウント信号の補給量変換テーブルとは、ビデオカウント信号値が大きい程に消費トナー量が多くなるため、必要なトナー補給量が多くなることを表したテーブルである。本実施例では具体的にはビデオカウント信号値Vc=200では、ビデオカウント補給量M1=120mgであり、ビデオカウント信号値Vc=400では、ビデオカウント補給量M1=240mgとなるような線形単調増加なテーブルである。
次に、透磁率センサであるトナー濃度検知センサ401の検知結果から、現像容器20内の現像剤のトナー濃度TD比を算出する(ステップS102)。前述したようにトナー濃度検知センサ401は電源電圧5.0Vと制御電圧(4.0~6.0V)を印加しており、トナー濃度TD比が高いほど、出力値が小さい値が出力される。さらに、本実施例では従来からあるように、画質安定の為にトナー濃度TD比の目標値を現像装置の耐久に応じて適切に制御しており、前述の目標トナー濃度TDtargetと現在のトナー濃度との差分ΔTDを算出する(ステップS103)。例えば目標トナー濃度TDtarget=10.0%に対して、ステップS102で検出したトナー濃度TD比=9.7%であれば、ΔTD=0.3%である。
次に、ΔTDの値から、透磁率センサ(インダクタンスセンサ)が必要としているインダク補給量M2を算出する。(ステップS104)。ここで、現像容器20内の中心現像剤量(本実施例では200g)と、前述したΔTD(例では0.3%)の積により。現像容器内のトナー濃度TD比を目標値にするために不足しているトナー量は、中心現像剤量とΔTDとの積、即ち200×0.3%=0.6gと算出される。さらに、インダク補給量M2の算出の為にトナー濃度フィードバック率(FB率)α(本実施例では=0.05)を不足しているトナー量に積算し、インダク補給量M2は0.6×0.05=0.03=30mgと算出される。即ち、インダク補給量M2=ΔTD×現像剤量×FB率α、で算出する。尚、目標トナー濃度に対して、現在の検出されたトナー濃度が高い場合には、トナー濃度が過剰である為、インダク補給量M2はマイナスの値となる。
次に、前回補給からの残補給量M3を読み込み(ステップS105)、前述したビデオカウント補給量M1とインダク補給量M2と残補給量M3の和から、必要な補給量M4を算出する(ステップS106)。
ここで、算出された必要な補給量M4が0以下の値か?正の値か?を判断する(ステップS107)。
必要な補給量M4が0以下の場合、現像容器内のトナー濃度が目標値以上でありトナー濃度が過剰である事を表すので、必要な補給量M4=0とし、さらに残補給量M3=0として、補給を実施しない。残補給量M3=0の値は次回の補給量計算に使用するべくステップS105に情報を伝える(ステップS108)。
必要な補給量M4が正の値の場合、現像容器内のトナー濃度が、画像による消費を考慮した場合にトナー濃度が不足する事を表すので、必要な補給量M4を補給するべく、具体的な補給動作の算出を始める。即ち、必要な補給量M4を、補給スクリュー1回転での補給量Mb(本実施例では180mg)で除算し、その商を補給スクリューの回転数Bとし、その余りを次の画像形成への残補給量M3とする(ステップS109)。
例えば、ビデオカウント信号値Vc=400よりビデオカウント補補給量M1=240mgで、目標トナー濃度TDtarget=10.0%に対して検出したトナー濃度TD比=9.7%よりΔTD=0.3%でインダク補給量M2=30mgである。前回補給からの残補給量M3=20mgであるとする。この場合、必要な補給量M4=240+30+20=290mgとなる。さらに必要な補給量M4=290mgを補給スクリュー1回転での補給量Mb=180mgで除算して、補給スクリューの回転数B=1、次の残補給量M3=110mgと算出される。
そして、上記で算出された補給スクリュー回転数B(例では1)だけ、補給スクリューを回転させるよう駆動制御装置に実行命令を伝え、補給を実施する(ステップS110)。
最後に、画像形成が終了したか判断し(ステップS111)、画像形成が継続する場合にはステップS101に戻り、画像形成が終了する場合には、画像形成終了の動作を実行する。
以上のように本実施例では図8のフローチャートに従ったドナー補給制御を行うことで現像容器20内のトナー濃度TD比を安定制御している。
ここから、本発明の最も特徴的な部分について詳しく説明する。即ち、レーザー発光素子103の露光光量を決定する基本的な画像濃度の安定化制御と、主走査方向(長手)の面内濃度ムラの補正制御について説明する。
まず、基本的なレーザー光量を適切に決定する濃度安定化制御を説明し、その上で、面内濃度ムラの補正制御について詳しく説明する。
<本実施例の画像形成装置の濃度制御の概要>
まず、基本的なレーザー光量を決定する制御を説明する。即ち、レーザー発光素子103の露光光量は以下のようにして決定する。所定枚数毎に(本実施例では1000枚毎)ダウンタイムを設けて、レーザー発光素子103の露光光量を5段階に振ったパッチ画像を形成し、反射型濃度センサ140にて、パッチ画像の濃度を検知する。ここから、X軸をレーザー露光光量、Y軸をパッチ画像の検知濃度とした線形補間の一次関数を求める。そして、予め定めておいた目標となるパッチ画像濃度になるレーザー露光光量を、前述した線形補間によって決定された一次関数から決定する。
<本実施例の画像形成装置の主走査方向の面内濃度ムラ補正制御の概要>
次に、本実施例の最も特徴的な部分である、主走査方向の面内濃度ムラ補正制御について詳しく説明する。
電子写真方式では、現像スリーブ24と感光体ドラム101との間の最短距離(SDギャップ)の長手のムラによって、同一の静電潜像に対するトナー現像量が長手で異なりムラになってしまう。
また、前述したレーザー露光光量の決定制御によって決定されたレーザー露光光量も、レーザースキャナユニット内のミラーの反射率や、感光体ドラムに対する露光光路距離のバラツキによって、長手の光量ムラが発生してしまう。
本実施例では、この主走査方向(=長手)の濃度ムラを、補正テーブルを用いて補正する。以下、この補正テーブルを、長手濃度ムラ補正テーブルと呼ぶ。長手濃度ムラ補正テーブルは制御コントローラ154内にある不揮発メモリ(RAM211、記憶手段)にて、レーザー露光光量の補正プロファイルとして記憶されている。
ここで、長手濃度ムラ補正テーブルに格納されているのは、各レーザー露光光量における補正値(露光装置が像担持体を露光する際の像担持体の主走査方向の露光の位置ごとの露光量に関する情報の補正値)である。レーザー露光光量を、感光体ドラム101の長手位置に応じて微調整する制御となり、これにより長手濃度ムラを抑制する。
まず、上記の長手濃度ムラ補正テーブルの作成フローについて図9を参照して説明する。本実施例1の画像形成装置が起動すると、ユーザーインターフェース部(液晶ディスプレイ等)に長手濃度ムラ補正を実施するボタンが表示される(ステップS201)。ユーザーがボタンを押すと、前述のようにレーザー露光光量の決定制御にて決定されたレーザー光量で、まず、工場出荷時に予め定めておいた長手濃度ムラ補正テーブルに従って、露光を実施する。そして、パッチ画像を形成して記録材用紙に画像を出力する(ステップS202)。本実施例ではパッチ画像は図10のような画像になっている。長手全域に各色YMCKの反射濃度0.8付近を狙ったハーフトーンの画像帯を作成している。図10のようなパッチ画像出力物を、リーダー(読取手段)で読み取り(ステップS203)、その読み取り結果から制御コントローラ154が、工場出荷時に予め定めておいた長手濃度ムラ補正テーブルを作成更新する(ステップS204)。ここで長手濃度ムラ補正テーブルを更新した時の、直前100イメージ分の平均画像Dutyを記憶しておく(ステップS205)。このステップの目的については後述する。そして画像形成を再開できるReady状態にする。
尚、本実施例では、前述したように予め工場出荷時において初期の長手濃度ムラ補正テーブルを作成している。これは工場出荷時に、長手のレーザー露光光量のムラを予め治工具で測定しておき、そこから初期の長手濃度ムラ補正テーブルを画像形成装置の個体毎に作成している物である。
尚、本実施例では図10のような反射濃度0.8付近を狙ったハーフトーンの画像帯を作成しているが、より補正精度を高める為に、例えば反射濃度0.4と0.6と0.8と1.0と1.2の5段階の濃度の長手帯を作成するようなパッチ画像を出力しても良い。
ここから、本実施例の最も特徴的な部分である、長手濃度ムラ補正テーブルの細かい更新の仕方の制御について詳しく説明する。
前述した図9のフローのように、画像形成装置のユーザーインターフェースを用いて、ユーザーに長手の面内濃度ムラを抑制するような調整作業を実施させることは、ユーザーの手間になってしまう。そこで本発明者は、本実施例1では、後述するような画像形成装置の特徴を加味して、フィードフォワード制御にて、自動で長手濃度ムラ補正テーブルを更新する。そして、定期的なパッチ画像の形成によるダウンタイムを抑制することと、長手方向の面内濃度ムラを抑制することとを両立させるものである。以下にその詳細を説明する。
まず、画像形成装置の現像装置104の特徴として、前述したように、現像領域Aにて感光体ドラム101上に形成された静電潜像を現像した後の現像剤は、現像スリーブ24の回転方向(図示では反時計回り方向)に沿って搬送されていく。そして、非回転状態で設置されたマグネットローラ24mのS2極とS3極(この2つの極が同極性なので反発極となっている)の間の斥力発生領域にて、現像室21aに配置された搬送部材である第1の搬送スクリュー22aの上に、斥力と重力によって落下する。
このような現像装置においては、現像領域Aによる現像工程でトナー濃度が低下した現像剤が、現像室21aに戻り、第1の搬送スクリュー22aの搬送方向下流側に運ばれて(長手方向に移動して)、再び現像領域Aに運ばれていく。即ち、長手方向の第1の搬送スクリュー22aの搬送方向下流側に行くほど、現像剤のトナー濃度が低下する傾向がある。さらに、画像Duty(画像比率、画像印字率、或いは、ビデオカウント信号量のベタ時に対する比率)が高い程、現像領域Aにて感光体ドラム101側に使用されるトナー量が多い。故に、長手方向の第1の搬送スクリュー22aの搬送方向下流側に行くほど、現像剤のトナー濃度が低下する傾向が顕著になる。
ここで、図11にて、本実施例1の現像容器20内のトナー濃度の時間推移を長手の各位置で比較した図(特に画像印字率が高い、ビデオカウント信号で529のベタ画像を連続で画像形成した場合の図)を示す。前述したように、まず感光体ドラム101へのトナー消費による現像剤のトナー濃度ダウンが発生するが、その傾向が現像室21aの搬送方向下流側になるほどダウン量が顕著になる。前述したトナー補給制御によってトナー濃度は安定制御されるが、連続耐久後の長手方向のトナー濃度は、現像室21aの現像剤搬送方向上流のトナー濃度が高く、下流側のトナー濃度が低い状態で安定化してしまう。
従って、画像印字率に応じて、長手方向の現像剤のトナー濃度ムラが発生することに着目して、本実施例1では以下のように自動的に長手濃度ムラ補正テーブルを更新することで、長手の面内濃度ムラを抑制する。
改めて、本実施例1では、図9の長手濃度ムラ補正テーブルの作成フローにて、長手濃度ムラ補正テーブルを更新した時の、直前100イメージ分の平均画像DutyをDuty_ave_base値として記憶しておく(ステップS205)ことがポイントとなる。ここで平均画像Dutyは、直前100イメージ分のビデオカウント信号の平均値を、ベタ時のビデオカウント信号529で割り算した値であり、0~100%までの値をとる。
つまり、パッチ画像の検知結果によって長手濃度ムラ補正テーブルを更新した時は、更新した瞬間のある平均画像Dutyによる長手の現像剤トナー濃度ムラが存在する状態では、適切な長手濃度ムラ補正テーブルになっている。一方、その後の画像形成装置の耐久で平均画像Dutyが変化した場合には、補正テーブルが適切でなくズレてくる。従って、図9のフローチャートのように、長手濃度ムラ補正テーブルを更新した時の、その瞬間の平均画像Dutyを記憶しておくことがポイントとなり、その後の平均画像Dutyの変化に対応する必要がある。
以下で、平均画像Dutyの変化に対応できる本実施例1の長手濃度ムラ補正テーブルの更新フローについて図12を参照にして説明する。
まず、ステップS301として、各ページ毎(各画像イメージ毎)の後端にて現在の平均画像Duty(直前の100イメージ分)を算出しDuty_ave_now値として記憶する。
次に、ステップS302として、前回の長手濃度ムラ補正テーブルを更新した時の平均画像DutyであるDuty_ave_base値と、Duty_ave_now値との差分の絶対値を算出し、閾値Aと比較して小さいか否かを判断する。ここで本実施例では閾値Aは5%とする。ここでDuty_ave_base値とDuty_ave_now値との差分の絶対値が閾値Aよりも小さいならば、前回の長手濃度ムラ補正テーブル作成時からの平均画像Dutyの変化が小さいということである。故に、長手濃度ムラ補正テーブルをそのまま使い続ける。
一方で、Duty_ave_base値とDuty_ave_now値との差分の絶対値が閾値A以上に大きい(所定値よりも大きい)ならば、前回の長手濃度ムラ補正テーブル作成時からの平均画像Dutyの変化が大きいということである。そのため、長手濃度ムラ補正テーブルを更新する必要がある。そこでこの場合はステップS303にて長手濃度ムラ補正テーブルを更新する。
さらに、長手濃度ムラ補正テーブルを更新した場合には、その時の平均画像Dutyを新たなDuty_ave_base値として記憶しておく(ステップS304)。ここまでのフローを実行してから画像形成を再開する。
ここで、本実施例1のステップS303での長手濃度ムラ補正テーブルの更新をどのように実行するかを以下で図13を参照して説明する。
まず、説明を分かり易くするために、前回の長手濃度ムラ補正テーブルの更新時の平均画像DutyであるDuty_ave_base値は5%であると仮定する。また、今回の更新しようとしている状態での平均画像DutyであるDuty_ave_now値は40%であると仮定する。Duty_ave_base値とDuty_ave_now値との差分の絶対値=35%が閾値A(=5%)以上なので、長手濃度ムラ補正テーブルの修正が必要な状態と考えられる。
ここで、図13-Aは、更新前の長手濃度ムラ補正テーブルを示している。横軸を長手位置0~30までとして、各位置に対してレーザー露光光量の補正係数が定められている。
次に、図13-Bは、平均画像Dutyによって異なる、レーザー露光光量の補正係数の微調整係数を示している。横軸を長手位置0~30までとして、各位置に対してレーザー露光光量の補正係数を更に微調整する係数となっている。ここで長手位置0は現像室21aの現像剤搬送方向の上流側であり、長手位置30は下流側になっている。平均画像Dutyが高い40%(図の●印)の場合は平均画像Dutyが低い5%の場合(図の▲印)と比較して、長手位置が現像室21aの下流側に行くほど、微調整係数が大きくなっていることが分かる。
ここから各長手位置0~30に対して図13に示した計算式に従う。即ち、更新前の長手濃度ムラ補正テーブルの補正係数に対して、Duty_ave_base値における微調整係数(図13-B参照)とDuty_ave_now値における微調整係数(図13-B参照)の比率を掛け合わせる。尚、図13において、old補正係数とは、更新前の長手濃度ムラ補正テーブルの補正係数のことである。これにより、新たな長手濃度ムラ補正テーブルの補正係数を長手各位置に対して算出することができる。その結果が図13-Cにて示されており、新たな長手濃度ムラ補正テーブルは、長手位置が30に近づくほど、即ち現像室21aの現像剤搬送方向の下流側に近づく程、補正係数が少し大きくなっておりレーザー露光光量を強くしていることが分かる。
このような本実施例1の制御構成により、現像室21aの現像剤搬送方向の下流側でのトナー濃度ダウンによる影響をフィードフォワード制御により補正し、長手の面内濃度ムラを抑制することができる。
尚、本実施例では平均画像Duty(平均画像比率)は直前の100イメージ分の平均値としたが、当然この範囲の平均値に限る訳では無い。図11のような現像装置のトナー消費とトナー補給によるトナー濃度変化の特性を確認することで、適切な平均範囲にすることが望ましい。一般に現像剤量が少なくトナー消費の影響を受け易い現像装置であれば、平均画像Dutyを算出する範囲を短い期間(例えば本実施例1より少ない30イメージの平均値)にするのが望ましい。逆に、現像剤量が多くトナー消費の影響を受け難い現像装置であれば、平均画像Dutyを算出する範囲を長い期間(例えば本実施例1より長い500イメージの平均値)にするのが望ましい。
また、本実施例では長手各位置を0~30までに分割しているが、より精度を出すために更に細かく分割しても良い。ただし、細かく分割するほど、より精度を出すことができる点でメリットがあるが、制御パラメータの算出にCPU206の計算時間が掛かる点に留意する必要がある。
以上説明したように実施例1では、画像形成手段(画像形成手段は、像担持体、露光装置、現像装置を有する)によって形成されたパッチ画像の濃度に基づいて、記憶手段に記憶された情報を更新した。記憶手段に記憶された当該情報は、露光装置が前記像担持体を露光する際の像担持体の主走査方向の露光の位置ごとの露光量に関する情報である。記憶手段に記憶された当該情報を更新する第1の時点での平均画像比率を第1の比率とし、第1の時点よりも後であって且つ記憶手段に記憶された当該情報を次に更新するよりも前の第2の時点での平均画像比率とする。そして、実施例1では、第1の比率(第1の時点での平均画像比率)よりも第2の比率(第2の時点での平均画像比率)の方が所定値よりも大きい場合、第2の比率(第2の時点での平均画像比率)に基づいて、記憶手段に記憶された当該情報を補正した。尚、第1の時点での平均画像比率よりも第2の時点での平均画像比率の方が所定値よりも小さい場合、記憶手段に記憶された当該情報を更新しない。このような実施例1によれば、定期的なパッチ画像の形成によるダウンタイムを抑制することと、長手方向の面内濃度ムラを抑制することとを両立させることができる。
<実施例2>
前述の実施例1では、平均画像Dutyに応じて長手濃度ムラ補正テーブルを更新していくことで、面内濃度ムラを定常的に抑制する画像形成装置を提供できることを説明した。
しかしながら、本発明者が実施例1のような画像形成装置で更なる検討を進めた結果、画像形成装置の設置してある環境、特に相対湿度の変動によってトナーの電荷量が変化し、長手濃度ムラ補正テーブルを修正する必要があることが分かった。
そこで本実施例2では、画像形成装置10の設置環境(画像形成装置の周囲の湿度、特に相対湿度)の変化に応じて、長手濃度ムラ補正テーブルを適宜修正する。
本実施例2の制御のフローチャート図を図14と図15に示す。基本的な思想は、実施例1と同様である。本実施例では環境センサ(画像形成装置の周囲の湿度を検出する検出手段)によって検知された相対湿度の結果に応じて、長手濃度ムラ補正テーブルを更に微調整する。
図14のステップS406にあるように、実施例1に加えて、長手濃度ムラ補正テーブルを作成した時の相対湿度をEnv_base値として記憶する。そして図15のステップS505においてEnv_base値とEnv_now値との差分の絶対値を算出し、これが閾値B(本実施例では相対湿度20%)を超えた場合には、ステップS506にて長手濃度ムラ補正テーブルを修正する。具体的には、相対湿度20%を超える場合は、相対湿度20%を超えない場合と比べて、レーザー露光光量が弱くなるように長手濃度ムラ補正テーブルを補正する。そして、ステップS507にてEnv_base値にEnv_now値を入力して記憶する。
このような本実施例2の制御構成により、現像室21aの現像剤搬送方向の下流側でのトナー濃度ダウンによる影響をフィードフォワード制御により補正し、長手の面内濃度ムラをより抑制することができる。
以上説明したように実施例2では、第1の時点での平均画像比率よりも第2の時点での平均画像比率の方が所定値以上大きい場合、第2の時点で検出手段によって検出された湿度及び第2の時点での平均画像比率に基づいて、記憶手段に記憶された情報を補正した。記憶手段に記憶された当該情報は、露光装置が前記像担持体を露光する際の像担持体の主走査方向の露光の位置ごとの露光量に関する情報である。
<その他の実施例>
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
上記実施例では、図1に示したように、中間転写ベルト121を用いる構成の画像形成装置を例に説明したが、これに限られない。感光体ドラム101に順に記録材用紙を直接接触させて転写を行う構成の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
また、上記実施例では、2成分現像方式(トナーとキャリア)を用いた構成の画像形成装置を例に説明したが、これに限られない。1成分現像方式(トナー)を用いた構成の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
10 画像形成装置
20 現像容器
22a 第1の搬送スクリュー
24 現像スリーブ
101 感光体ドラム
103 レーザー
104 現像装置
206 CPU
211 RAM

Claims (3)

  1. 静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に静電潜像を形成するために前記像担持体を露光する露光装置と、トナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に収容された前記現像剤を搬送する搬送部材と、前記像担持体に形成された静電像を現像する位置に前記現像剤を担持し搬送する現像剤担持体と、を含む現像装置と、を有する画像形成手段と、
    前記露光装置が前記像担持体を露光する際の前記像担持体の主走査方向の露光の位置ごとの露光量に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記情報に基づいて前記露光装置を制御する制御手段と、
    前記画像形成手段によって形成されたパッチ画像の濃度に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記情報を更新する更新手段と、
    前記更新手段が前記記憶手段に記憶された前記情報を更新する第1の時点での平均画像比率よりも、前記第1の時点よりも後であって且つ前記更新手段が前記記憶手段に記憶された前記情報を次に更新するよりも前の第2の時点での平均画像比率の方が所定値よりも大きい場合、前記第2の時点での平均画像比率に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記情報を補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記更新手段は、前記第1の時点での平均画像比率よりも前記第2の時点での平均画像比率の方が前記所定値よりも小さい場合、前記記憶手段に記憶された前記情報を更新しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置の周囲の湿度を検出する検出手段を更に備え、
    前記補正手段は、前記第1の時点での平均画像比率よりも前記第2の時点での平均画像比率の方が前記所定値よりも大きい場合、前記第2の時点で前記検出手段によって検出された前記湿度及び前記第2の時点での平均画像比率に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記情報を補正する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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