JP2006169948A - ドアロックチャイルドプロテクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図るのに有利なドアロックチャイルドプロテクタ装置の提供。
【解決手段】ドアロックのラッチ状態を解除するドアラッチ解除方向に移動可能なオープン部材1と、インサイドハンドルからの入力により作動するインサイドレバー2と、オープン部材をドアラッチ解除方向に作動させる移動操作子3と、操作部41の操作によりチャイルドプロテクトを可能とするセット位置とチャイルドプロテクトを解除するアンセット位置とに切り替え可能なチャイルドプロテクタ部材4と、ベース5とを備えている。チャイルドプロテクタ部材4は、セット位置とアンセット位置との間において直動可能に且つベース5に対して回動が阻止された状態で設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は車両の室内の子供がドアを開放させようとしても開放を防止するチャイルドプロテクト機能を実行可能なドアロックチャイルドプロテクタ装置に関する。
従来、ドアロックチャイルドプロテクタ装置として、特開2003−3714号が開示されている。この装置は、図15に示すように、ベース6Xと、ドアロックのラッチ状態を解除する方向にドアラッチ解除方向に移動可能なオープンレバー1Xと、ドア開放時にインサイドハンドルからの入力により矢印A1方向(ドアラッチ解除方向)に回動するインサイドレバー2Xと、チャイルドプロテクトを可能とするセット位置とチャイルドプロテクトを解除するアンセット位置とに切り替え可能なチャイルドプロテクタ部材4Xとを備えている。インサイドレバー2Xは軸部22Xでベース6Xに対して回動可能とされている。
そして、図15に示すように、チャイルドプロテクト機能を実行しない通常使用時には、チャイルドプロテクタ部材4Xの突起部45Xがベース6Xの第1孔61Xに嵌合している。そして、インサイドレバー2Xの先端部20Xとチャイルドプロテクタ部材4Xの突起部40Xとが対面可能とされている。このため、使用者がドア開放用のインサイドハンドルを操作してインサイドレバー2Xを矢印A1方向(ドアラッチ解除方向)に回動すると、インサイドレバー2Xの先端部20Xがチャイルドプロテクタ部材4Xの突起部40Xを押圧し、チャイルドプロテクタ部材4Xがこれの長さ方向の中間部に設けられている突起部45Xを中心として矢印A1方向に回動する。これによりオープンレバー4Xがドアラッチ解除方向に移動し、ドアが開放可能とされる。
これに対してチャイルドプロテクト機能を実行するときには、チャイルドプロテクタ部材4Xの操作部41Xが使用者により操作され、チャイルドプロテクタ部材4Xが矢印Y1方向に移動し、チャイルドプロテクタ部材4Xの突起部45Xがベース6Xの第2孔62Xに嵌合する。この結果、インサイドレバー2Xの先端部20Xとチャイルドプロテクタ部材4Xの突起部40Xとが非対面とされる。このため子供等が車両の室内のインサイドハンドルをドア開放方向に操作し、インサイドレバー2Xを矢印A1方向に回動したとしても、インサイドレバー2Xの先端部20Xがチャイルドプロテクタ部材4Xの突起部40Xを押圧しない。従って、チャイルドプロテクタ部材4Xは回動せず、オープンレバー1Xをドアラッチ解除方向に移動させない。これによりオープンレバー1Xがドアラッチ解除方向に移動することが阻止され、ドアのラッチ状態(ドア閉鎖状態)は維持される。
特開2003−3714号公報
上記した従来技術によれば、インサイドレバー2Xの先端部20Xとチャイルドプロテクタ部材4Xの突起部40Xとを非対面とすれば、チャイルドプロテクト機能が実行され、子供等が悪戯でドアを開放することが防止される。近年、車両部品では、更なる小型化が要請されている。しかしながら上記した従来技術によれば、チャイルドプロテクタ部材4Xの全体がこれの長さ方向の中間域に存在する突起部45Xを中心として回動する方式である。このため回動スペースの関係で、ドアロックチャイルドプロテクタ装置を小型化するには限界がある。
例えば、チャイルドプロテクタ部材4Xの長さ方向において、これの突起部45Xよりも一方向側の一端部4Xaが回動する回動スペースが必要とされる。更に、チャイルドプロテクタ4Xの突起部45Xよりも他方向側の他端部4Xbがが回動する回動スペースが必要とされる。このようにチャイルドプロテクタ部材4Xをこれの長さ方向の中間部の突起部45Xを中心として回動させる回動構造が採用されていると、スペースを小さくするには限界があり、ドアロックチャイルドプロテクタ装置のサイズの小型化には限界がある。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、小型化を図るのに有利なドアロックチャイルドプロテクタ装置を提供することを課題とする。
本発明に係るドアロックチャイルドプロテクタ装置は、ドアロックのラッチ状態を解除するドアラッチ解除方向に移動可能なオープン部材と、
インサイドハンドルからの入力により作動するインサイドレバーと、
インサイドレバーの作動によりオープン部材をドアラッチ解除方向に作動させる移動操作子と、
操作部の操作によりチャイルドプロテクトを可能とするセット位置とチャイルドプロテクトを解除するアンセット位置とに切り替え可能なチャイルドプロテクタ部材と、
オープン部材、インサイドレバー、移動操作子、チャイルドプロテクタ部材を配設するベースとを具備しており、
チャイルドプロテクタ部材は、セット位置とアンセット位置との間において直動可能に、且つ、ベースに対して回動が阻止された状態で設定されていることを特徴とするものである。
このようにチャイルドプロテクタ部材は、セット位置とアンセット位置との間において直動可能に且つベースに対して回動が阻止された状態とされている。このため回動スペースが必要とされず、ドアロックチャイルドプロテクタ装置のサイズを小さくするのに有利である。
本発明に係るドアロックチャイルドプロテクタ装置によれば、チャイルドプロテクタ部材は、セット位置とアンセット位置との間において直動可能に、且つ、ベースに対して回動が阻止された状態で設定されている。このためチャイルドプロテクタ部材自体を回動させる回動スペースが必要とされず、ドアロックチャイルドプロテクタ装置のサイズを小さくするのに有利である。
また、前述したように、チャイルドプロテクタ部材はセット位置とアンセット位置との間において直動可能に設定されているものの、ベースに対して回動が阻止された状態で設定されている。このためドアパネルに形成する開口部は、操作部の移動方向(直動方向)にのみに形成されていれば良く、回動方向に形成されている必要がない。故にドアパネルに形成する開口部をできるだけ小さくすることができ、ドアパネル内から車両の室内への雨水等の侵入を抑えるのに有利となる利点が得られる。
本発明は以下の形態を例示できる。チャイルドプロテクタ部材は第1係合部を有しており、ベースはチャイルドプロテクタ部材の第1係合部に係合する第2係合部を有しており、第1係合部及び第2係合部のうちの一方は凹状部であり、第1係合部及び第2係合部のうちの他方は凹状部に移動可能に係合する凸状部である形態を例示することができる。この場合、第1係合部及び第2係合部により、チャイルドプロテクタ部材は、セット位置とアンセット位置との間において直動可能に、且つ、ベースに対して回動が阻止された状態とされている。
また、チャイルドプロテクタ部材は移動操作子を案内する案内部を有する形態を例示することができる。この場合、移動操作子はチャイルドプロテクタ部材の案内部に沿ってベースに対して移動する形態を例示することができる。移動操作子はブッシュとすることができる。
チャイルドプロテクタ部材の案内部は円弧状の案内面を有している形態を例示することができる。この場合、移動操作子は、チャイルドプロテクタ部材の案内部の案内面に沿ってベースに対して回動する。移動操作子は上記した回動に伴いオープン部材をドアラッチ解除方向に作動させる。上記したようにチャイルドプロテクタ部材はセット位置とアンセット位置との間において直動が許容されているものの、チャイルドプロテクタ部材の回動が防止されている構造が採用されている。従って、チャイルドプロテクタ部材の案内部に組み付けられた移動操作子が回動する方式が採用されている。このように移動操作子はチャイルドプロテクタ部材の案内部に組み付けられているものであるが、チャイルドプロテクタ部材よりもサイズが小さいため、移動操作子が回動したとして、スペースの増加は少ないかあるいはない。
また、チャイルドプロテクタ部材がアンセット位置(チャイルドプロテクタ機能を実行しない位置)に設定されているとき、チャイルドプロテクタ部材の第1係合部とベースの第2係合部との係合量は、セット位置の場合よりも大きく設定されている形態を例示することができる。アンセット位置においては、インサイドレバーの作動により移動操作子を回動させてオープン部材を作動させるため、チャイルドプロテクタ部材の係合量が増加していた方が好ましいからである。この場合チャイルドプロテクタ部材の姿勢が安定化し、ひいては移動操作子を良好に移動させることができ、ドア開放作動が円滑となる。
また、チャイルドプロテクタ部材の案内部の歪み変形を抑える変形抑制部が、チャイルドプロテクタ部材、移動操作子およびベースのうちの少なくとも1つに設けられている形態を例示することができる。これにより作動力を伝達させるときのロスが低減または回避される。また操作フィーリングの低下が抑制される。変形抑制部は、移動操作子に延設された第1延設部および第2延設部で形成されている形態を例示することができる。この場合、第1延設部および第2延設部は、チャイルドプロテクタ部材の被挟持部を厚み方向に挟む位置に設けられている。これにより案内部の撓み変形が効果的に抑えられる。第1延設部および第2延設部は、移動操作子の移動方向に対して交差する方向に沿った断面でコの字形状を形成している形態を例示することができる。この場合、案内部の撓み変形が効果的に抑えられる。『挟む』とは、隙間を介して挟む形態と、隙間を介さずに挟む形態とを含む意味である。
また、チャイルドプロテクタ部材のうち、第1延設部および第2延設部により挟まれる被挟持部の厚みは、被挟持部に隣接する部位の厚みよりも増肉されている形態を例示することができる。この場合、移動操作子の姿勢が安定し、チャイルドプロテクタ部材の案内部の撓み変形が抑制される。移動操作子の第1延設部および第2延設部は、移動操作子の回動軌跡の内周側に設けられている。この場合、当該回動軌跡の外周側への過剰突出が抑えられるので、ドアロックチャイルドプロテクタ装置のサイズの小型化に有利である。
ベースおよびチャイルドプロテクタ部材のうちの少なくとも一方は、チャイルドプロテクタ部材の回動を阻止する回動拘束部を備えていることが好ましい。移動操作子は、インサイドレバーにより押圧される部分と、オープンレバーを押圧する部分とを有する形態を例示することができる。
以下、本発明の実施例1について図面を参照して説明する。本実施例は、車両の後部座席のドアに内蔵されているドアロックチャイルドプロテクタ装置に適用している。図1はドアロックチャイルドプロテクタ装置の斜視図を示す。図2は主要素であるチャイルドプロテクタ部材4を示す。図3はチャイルドプロテクタ部材4とベース5との取付構造を示す。図4及び図5は、チャイルドプロテクタ機能を実行しないように、チャイルドプロテクタ部材4をアンセット位置S2に設定している状態、つまり、通常作用状態を示す。ここで、図4はインサイドレバー2がドア開放方向に回動する前の状態を示す。図5はインサイドレバー2がドア開放方向に回動した後の状態を示す。
これに対して図6及び図7は、チャイルドプロテクタ機能を実行させるように、チャイルドプロテクタ部材4をセット位置S1に設定している状態を示す。ここで、図6はインサイドレバー2がドア開放方向に回動する前の状態を示す。図7はインサイドレバー2がドア開放方向に回動した後の状態を示す。
本実施例に係るドアロックチャイルドプロテクタ装置は、図1に示すように、ドアを開放させるオープン部材として機能するオープンレバー1と、車両の室内の乗員に操作されるドア開放用のインサイドハンドルにより回動操作されるインサイドレバー2と、移動操作子としてのブッシュ3と、チャイルドプロテクタ機能を実行するチャイルドプロテクタ部材4と、基体としてのベース5と、チャイルドプロテクタ部材4の変位を防止するホルダ6とを備える。
図2に示すように、チャイルドプロテクタ部材4はプレート状をなしており、本体部40と、本体部40にこれの肉厚方向に突出するように設けられた摘み突起状をなす操作部41と、本体部40から所定の曲率中心R(ホルダ6の後述する軸芯P1に相当)を中心として円弧状に沿って腕状に延設された案内部43と、案内部43の先端部に設けられたブッシュ止め部として機能するスナップ部45と、凹状部である第1係合部46を形成する二股状の脚部47a,47bと、チャイルドプロテクタ部材4の姿勢を保持する姿勢仮保持部48とを有する。案内部43の内側には溝部42が形成されている。溝部42はブッシュ3を移動させる空間を形成する。
図2に示すように、第1係合部46の長さはL1とされている。操作部41は、使用者により矢印F1,F2方向に沿って操作可能とされている。このように操作部41が操作されると、チャイルドプロテクタ部材4は矢印F1,F2方向に沿って移動する。矢印F1方向は,チャイルドプロテクタ機能を実行させる方向に相当し、ブッシュ3の回動軌跡の外方に相当する。矢印F2方向は、チャイルドプロテクタ機能を実行しない方向に相当し、ブッシュ3の回動軌跡の内方に相当する。
チャイルドプロテクタ部材4の案内部43は、曲率中心Rを中心として円弧腕状に延設された第1案内面43f及び第2案内面43sを有する。姿勢仮保持部48は、チャイルドプロテクタ部材4のセット位置S1の姿勢及びアンセット位置S2の姿勢を仮保持するためのものであり、円弧に沿った長溝状をなす凹部48aと、凹部48aにより矢印SA1,SA2方向に弾性変形可能な弾性腕部48bと、外方に突出するように弾性腕部48bに設けられた保持爪部48cとを有する。
図2に示すように、チャイルドプロテクタ部材4の凹状部である第1係合部46は、矢印F1,F2方向に沿って直状に延設された互いに実質的に平行な2個1対の第1係合面46aを有する。2個1対の第1係合面46aは互いに対向しており、チャイルドプロテクタ部材4の回転を拘束する回動拘束部として機能できる。
図2及び図3に示すように、ベース5は、チャイルドプロテクタ部材4の凹状の第1係合部46に係合する凸状部である第2係合部52を有する。ベース5の第2係合部52は、矢印F1,F2方向に沿って直状に延設された互いに実質的に平行な2個1対の第2係合面52aを有する。第2係合面52aは第1係合面46aに対向しており、第1係合面46aと共にチャイルドプロテクタ部材4の回転を拘束する回動拘束部として機能できる。
図2に示すように、チャイルドプロテクタ部材4のスナップ部45(移動操作子離脱防止部)は、傾斜面45rをもつ止め爪部45m(係合部)と、止め爪部45mの先端を弾性変形させる溝45n(案内部43を弾性変形させる凹状部)とを有する。移動操作子として機能するブッシュ3がチャイルドプロテクタ部材4に設けられている。ブッシュ3をチャイルドプロテクタ部材4のスナップ部45から止め爪部45mの傾斜面45rに当てて止め爪部45mを内方へ弾性変形させつつ案内部43に嵌める。これによりブッシュ3はチャイルドプロテクタ部材4の案内部43にスライド可能に装備されている。ブッシュ3の離脱は止め爪部45mにより防止される。ブッシュ3は、インサイドレバー2により押圧され、且つ、オープンレバー1を押圧してドアラッチ解除方向に移動させる押圧部3x(図1参照)をもつ。
図3は、チャイルドプロテクタ部材4及びインサイドレバー2をベース5に取り付けた部分の断面構造を示す。ホルダ6は、止め部として機能する円盤状のフランジ部61と、フランジ部61と一体的に設けられフランジ部61よりも外径が小さなベース5の取付孔53に嵌合する軸状部62とを備えている。フランジ部61は外周面61aを有する。図3に示すように、ホルダ6の軸状部62は、ベース5の第2係合部52に形成されている取付孔53と、インサイドレバー2の取付孔23とに嵌合されて取り付けられている。従ってインサイドレバー2はホルダ6の軸状部62を中心として回動できる。ホルダ6のフランジ部61により、チャイルドプロテクタ部材4がベース5の第2係合部52に組み付けられ、ベース5に対して離間する方向に変位しないようにされている。
このようにチャイルドプロテクタ部材4がベース5に組み付けられた状態では、チャイルドプロテクタ部材4の脚部47a,47bはベース5の第2係合部52に嵌合している。即ち、チャイルドプロテクタ部材4の第1係合部46の第1係合面46aは、ベース5の第2係合面52aに矢印F1,F2方向に沿ってスライド可能に係合している。従って、チャイルドプロテクタ部材4は、ベース5に対して矢印F1,F2方向(図3の紙面垂直方向)に沿ってスライドにより直動できるように設定されている。
ここで、図3に示すように、断面凸状であり厚みT2(T2>T1)をもつ第2係合部52により、ベース5(厚みT1)は補強されている。このようなベース5の第2係合部52にチャイルドプロテクタ部材4が取り付けられているため、チャイルドプロテクタ部材4を取付ける部分の強化に有利である。
ここで、図4に示すように、ブッシュ3は、チャイルドプロテクタ部材4の案内部43に嵌合するスライド凹部30を有する。スライド凹部30は、外周側の第1円弧状面31と、内周側の第2円弧状面32とを有する。第1円弧状面31及び第1円弧状面31の曲率中心Rは、基本的には、ホルダ6の軸芯P1に相当する。ブッシュ3の第1円弧状面31は、チャイルドプロテクタ部材4の第1案内面43fと同じ程度の曲率とされている。ブッシュ3の第1円弧状面31は、チャイルドプロテクタ部材4の案内部43の円弧状に沿って延設された第1案内面43fに沿って摺動する。ブッシュ3の第2円弧状面32は、チャイルドプロテクタ部材4の第2案内面43sと同じ程度の曲率とされている。また、ブッシュ3の第2円弧状面32は、チャイルドプロテクタ部材4の案内部43の第2案内面43sに沿って摺動する。したがって、ブッシュ3はチャイルドプロテクタ部材4の案内部43に沿って矢印M1,M2方向に円弧運動することができる。換言すると、チャイルドプロテクタ部材4はベース5に対して回動しない。しかしチャイルドプロテクタ部材4よりもサイズが小さなブッシュ3は、チャイルドプロテクタ部材4の案内部43に沿って回動することができる。矢印M1方向はドアのラッチを解除する方向に相当する。
図1に示すように、オープンレバー1は、ドアロックのラッチ状態を解除する方向つまり矢印E1方向つまりドアラッチ解除方向に移動可能とされている。オープンレバー1が矢印E1方向に移動すれば、ドアは開放可能とされる。
インサイドレバー2は、ホルダ6の軸芯P1を中心として矢印H1,H2方向に回動可能にベース5に保持されている。矢印H1方向はドアのラッチを解除する方向に相当する。インサイドレバー2は、車両の室内に装備されているドア開放用のインサイドハンドルからの入力によりケーブル29に矢印K1方向(図4参照)に引っ張られ、ホルダ6の軸芯P1を中心として矢印H1方向に回動操作される。
次に使用形態について説明を加える。まず、チャイルドプロテクタ機能を実行しない通常の使用状態では、図4及び図5に示すように、チャイルドプロテクタ部材4の操作部41を使用者が操作し、チャイルドプロテクタ部材4を矢印F2方向(通常使用設定方向)にベース5に対して直動させる。これによりチャイルドプロテクタ部材4はアンセット位置S2(チャイルドプロテクタ機能を実行しない位置)に設定される。この場合、姿勢仮保持部48の弾性腕部48bの弾性変形により保持爪部48cが節度部材8の節度83を乗り越えて第1傾斜面81を押圧するため、チャイルドプロテクタ部材4はアンセット位置S2に維持され、セット位置S1に変位することが抑制されている。なお、節度部材8はベース5に設けられており、第1傾斜面81と第2傾斜面82との間に節度83を有する。節度部材8の節度83および第1傾斜面81は、チャイルドプロテクタ部材4をアンセット位置S2に保持する第1保持要素として機能する。
上記したようにチャイルドプロテクタ部材4がアンセット位置S2に設定されている状態においては、車両の使用者によりインサイドハンドルがドア開放方向に操作されると、インサイドレバー2が矢印H1方向(ドアラッチ解除方向,ドア開放方向)にホルダ6の軸芯P1を中心として回動する。この結果、図5に示すように、インサイドレバー2の先端部2aがブッシュ3の押圧部3xを矢印M1方向(ドアラッチ解除方向,ドア開放方向)に押圧する。すると本実施例では、チャイルドプロテクタ部材4が非回動方式とされているものの、チャイルドプロテクタ部材4よりも小さな部品であるブッシュ3がチャイルドプロテクタ部材4の案内部43に沿って矢印M1方向(ドアラッチ解除方向,ドア開放方向)に沿ってホルダ6の軸芯P1を中心として回動する。従って、ブッシュ3の押圧部3x(図1参照)がオープンレバー1の被押圧部1aを押圧し、オープンレバー1が矢印E1方向(ドアラッチ解除方向,ドア開放方向)に移動する。これにより車両のドアはインサイドハンドルの操作により開閉可能とされる。
次に、チャイルドプロテクタ機能を実行するときには、図6に示すように、チャイルドプロテクタ部材4の操作部41を使用者が矢印F1方向に移動させ、チャイルドプロテクタ部材4をベース5に対して矢印F1方向(チャイルドプロテクタ機能を実行する方向)に移動させる。これによりチャイルドプロテクタ部材4はセット位置S1(チャイルドプロテクタ機能を実行する位置)に設定される。この場合、姿勢仮保持部48の弾性腕部48bの弾性変形により保持爪部48cが節度部材8の節度83を乗り越え、第2傾斜面82を押圧するため、チャイルドプロテクタ部材4はセット位置S1に維持され、アンセット位置S2に変位することが抑制されている。節度部材8の節度83および第2傾斜面82は、チャイルドプロテクタ部材4をセット位置S1に保持する第2保持要素として機能する。
このようにチャイルドプロテクタ部材4がセット位置S1に設定されている状態において、車両の室内の使用者(一般的に子供など)が車両の室内のインサイドハンドルを開放操作させたとき、図7に示すように、インサイドレバー2が矢印H1方向にホルダ6の軸状部62の軸芯P1の回りで回動する。しかしなから図7に示すように、ブッシュ3は矢印F1方向に退避しているため、インサイドレバー2の先端部2aがブッシュ3の押圧部3xに当接することは阻止される。換言すると、チャイルドプロテクタ部材4は非回動方式とされているものの、インサイドレバー2が矢印H1方向にホルダ6の軸状部62の軸芯P1の回りで回動するとしても、インサイドレバー2の先端部2aはブッシュ3に当接せず、インサイドレバー2の先端部2aは空振りする。故に、ブッシュ3はチャイルドプロテクタ部材4の案内部43に沿って矢印M1方向(ドア開放方向)に沿って移動することが阻止される。ひいては、オープンレバー1が矢印E1方向(ドア開放方向)に移動することは阻止される。これにより車両のドアは開放は防止され、チャイルドプロテクタ機能を果たすことができる。
以上説明したように本実施例によれば、チャイルドプロテクタ部材4は、セット位置S1とアンセット位置S2との間において矢印F1、F2方向に沿って直動可能に、且つ、ベース5に対して回動が阻止された状態で設定されている。このため前記した従来技術と異なり、チャイルドプロテクタ部材4を回動させる回動スペースが必要とされず、ドアロックチャイルドプロテクタ装置の全体のサイズを小さくさせるのに有利である。
本実施例によれば、チャイルドプロテクタ部材4の第1係合部46は長さL1(図2参照)を有している。このためチャイルドプロテクタ部材4の第1係合部46は、ベース5の第2係合部52に対してスライドする距離が確保されている。従って、チャイルドプロテクタ部材4がベース5に対して直動する際に、チャイルドプロテクタ部材4のガタが抑制される。
上記したドアロックチャイルドプロテクタ装置はドアのドアパネル9に内蔵されている。その関係で、チャイルドプロテクタ部材4をセット位置S1とアンセット位置S2とに切り替える操作部41は、図8に示すように、ドアのドアパネル9の壁体90に形成されている開口部91を貫通して空間WA側に露出している。この開口部91の開口面積はできるだけ小さい方が好ましい。これはドアパネル9内から車両の室内への雨水侵入等を抑えるためである。空間WAはドアと車体との合わせ面の隙間に相当する。なおドアが閉じている場合には、操作部41は車両の車内および車外を問わず操作されない。ドアが開放しているとき、操作部41は使用者により操作される。
本実施例によれば、前述したようにチャイルドプロテクタ部材4はセット位置S1とアンセット位置S2との間において直動可能に設定されているものの、ベース5に対して回動が阻止された状態で設定されている。このため前記したドアパネル9に形成されている開口部91は、操作部41の移動方向にのみに形成されていれば良く、開口部91はブッシュ3の回動方向に形成されている必要がない。故にドアパネル9の壁体90に形成する開口部91の開口面積をできるだけ小さくするのに有利となる。
更にドア開放の際には、インサイドレバー2の作動力をオープンレバー1に伝達させるブッシュ3には操作負荷が加わるものである。この点本実施例によれば、ブッシュ3はチャイルドプロテクタ部材4とは別部材であるため、剛性が高い材料(例えば、ポリアセタール樹脂やポリアクリル樹脂等の樹脂、または金属)でブッシュ3を形成し、長期使用におけるブッシュ3の破損を予防することも可能となる。
また本実施例によれば、図4〜図7から理解できるように、ブッシュ3がチャイルドプロテクタ部材4の案内部43に沿って回動しても、ブッシュ3の回動軌跡は、実質的にチャイルドプロテクタ部材4の投影面積内に存在する。即ち、ブッシュ3の回動軌跡は、チャイルドプロテクタ部材4の一端4eと他端4f(図2参照)との間に存在しており、実質的にチャイルドプロテクタ部材4内に存在する。このため、ブッシュ3の回動スペースをチャイルドプロテクタ部材4の投影面積の他に特別に設ける必要がなく、この意味においてもドアロックチャイルドプロテクタ装置のサイズの小型化に有利である。
更に図4〜図7から理解できるように、インサイドレバー2の回動中心とブッシュ3の回動中心とは同一となるように設定されているため、回動スペースの大型化が抑えられる。この意味においてもドアロックチャイルドプロテクタ装置のサイズの小型化に有利となる。
本実施例によれば、チャイルドプロテクタ部材4がアンセット位置S2(チャイルドプロテクタ機能を解除する位置)に設定されている状態においては、チャイルドプロテクタ部材4の第1係合部46とベース5の第2係合部52との係合量は、セット位置S1(チャイルドプロテクタ機能を実行する位置)の場合よりも大きくされている。アンセット位置S2においては、インサイドレバー2の作動によりブッシュ3を回動させてオープンレバー1を作動させるため、チャイルドプロテクタ部材4の姿勢の安定性が要請され、チャイルドプロテクタ部材4とベース5との係合量が増加していた方が好ましいからである。
これに対して、チャイルドプロテクタ部材4が、インサイドレバー2を空振りさせるセット位置S1に設定されている状態においては、インサイドレバー2が矢印H1方向に回動したとしても、インサイドレバー2はブッシュ3と接触せず、空振りするため、チャイルドプロテクタ部材4の第1係合部46とベース5の第2係合部52との係合量は、アンセット位置S2の場合よりも要請されない。
図9〜図12は実施例2を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、実施例1と異なる部位を中心として説明する。共通する部位は、基本的には、共通の符号が付せられている。本実施例においても、ドア開放用のインサイドレバー2が操作されるとき、ブッシュ3がチャイルドプロテクタ部材4の案内部43に沿って移動する。このとき条件の如何によっては、チャイルドプロテクタ部材4の案内部43が撓み変形するおそれがある。この場合、作動力を伝達させるときのロスが発生したり、操作フィーリングが低下したりするおそれがある。
本実施例によれば、チャイルドプロテクタ部材4の案内部43の撓み変形を抑える変形抑制部がブッシュ3に設けられている。このため、インサイドレバー2がドアロック解除方向に操作されるとき、チャイルドプロテクタ部材4の案内部43が撓み変形することが抑制される。これにより、作動力を伝達させるときのロスが発生したり、操作フィーリングが低下したりする不具合が抑制される。
変形抑制部について説明を加える。即ち、図9に示すように、ブッシュ3は、スライド凹部30を有する箱状部33と、箱状部33に形成された変形抑制部として機能する鍔状の第1延設部35および鍔状の第2延設部36とを備えている。第1延設部35および第2延設部36は、ブッシュ3のうちチャイルドプロテクタ部材4の第1係合部46に近い端部において形成されている。
図9に示すように、第1延設部35および第2延設部36は、チャイルドプロテクタ部材4のうちの被挟持部49(第1係合部46に近い部位)をこれの厚み方向に挟む。これによりブッシュ3の拘束性が高まる。ひいてはチャイルドプロテクタ部材4の案内部43の拘束性が高まる。この結果、案内部43の撓み変形が効果的に抑えられる。ここで、第1延設部35および第2延設部36は、ブッシュ3の移動方向に対して交差する方向に沿った断面で、コの字形状を形成している。この結果、案内部43の撓み変形が一層効果的に抑えられる。
なお、第1延設部35および第2延設部36が被挟持部49を挟むにあたり、第1延設部35および第2延設部36と被挟持部49との間に隙間を介して挟むようにしても良いし、あるいは、隙間を介さずに挟むようにしても良い。
図11に示すように、ブッシュ3の箱状部33は、互いに対面する板状部33a,33bと、互いに対面する板状部33c,33dとをもつ。板状部33cはブッシュ3の回動軌跡の内周側となる。板状部33dはブッシュ3の外周側となる。第1延設部35および第2延設部36は、箱状部33のうち内周側の板状部33cに延設されている。これにより外周側へのサイズの増加が抑制される。第1延設部35および第2延設部36は、実質的に平行とされており、空間W1を隔てている。第1延設部35は、第2延設部36に向けて突出する突起35fを有する。第2延設部36は、第1延設部35に向けて突出する突起36fを有する。突起35f,36fはブッシュ3の移動方向に沿って延設されている。突起35f,36fにより、第1延設部35および第2延設部36がチャイルドプロテクタ部材4の被挟持部49に広い面積で接触することが抑制され、線接触またはこれに近い状態で接触する。従って、第1延設部35と被挟持部49との間、第2延設部36と被挟持部49との間に、泥等の異物が混入するときであっても、第1延設部35および第2延設部36の円滑移動性は確保され、ブッシュ3の円滑移動性は確保される。
図11に示すように、ブッシュ3は、箱状部33に一体的に突設された柱状の押圧部3xを備えている。押圧部3xは、インサイドレバー2により押圧される機能と、オープンレバー1を押圧する機能とをもつ。
図9に示すように、チャイルドプロテクタ部材4は被挟持部49をもつ。被挟持部49は、第1延設部35および第2延設部36により挟まれつつ、第1延設部35および第2延設部36をガイドする部位である。被挟持部49の厚みt1は、被挟持部49に隣接する部位である脚部47aの厚みt2よりも増肉されており、被挟持部49の強度および剛性は高められている。この結果、第1延設部35および第2延設部36を拘束でき、案内部43の撓み変形を一層効果的に抑えることができる。
更に、図10から理解できるように、チャイルドプロテクタ部材4の脚部47a,47bは、ベース5の第2係合部52に拘束されていると共にホルダ6により拘束されているため、脚部47a,47bの被拘束度が高い。チャイルドプロテクタ部材4のうち被拘束度が高い脚部47aの近くに、被挟持部49は設けられている。このため被挟持部49の剛性が高まり、ブッシュ3の第1延設部35および第2延設部36の案内部43の撓み変形に伴う変位が効果的に抑制される。ひいてはブッシュ3の変位および案内部43の撓み変形が一層抑制される。
図9に示すように、チャイルドプロテクタ部材4の案内部43の先頭側に切欠溝43r(案内部43を弾性変形させる凹状部)が形成されているとき、案内部43は切欠溝43r(凹状部)内側に撓み変形することができる。ここで、切欠溝43r(凹状部)が形成されているため、案内部43のスナップ部45にブッシュ3を取り付けるとき、案内部43の止め爪部45m、45mが矢印C2方向(図9参照)へ撓み変形し、止め爪部45m、45mの間隔を短縮できる。これにより、案内部43へのブッシュ3の取り付け作業を容易にすることができる。
図12(a)および図12(b)は、矢印H1方向へ移動するインサイドレバー2がブッシュ3の押圧部3xを押圧し、更にブッシュ3がオープンレバー1をを矢印E1方向へ押圧している状態を示す。実施例1においては図12(a)に示すように、インサイドレバー2がドアラッチ解除方向(矢印H1方向)に移動してブッシュ3の押圧部3xを押圧する作用点200と、ブッシュ3の押圧部3xがオープンレバー1を押圧する作用点202とは、距離ΔM1オフセットしている。このオフセットの影響を受けて、ブッシュ3が傾き、ひいてはチャイルドプロテクタ部材4の案内部43が撓み変形するおそれがある。
この点について本実施例によれば、チャイルドプロテクタ部材4の案内部43の撓み変形を抑える変形抑制部として、第1延設部35および第2延設部36がブッシュ3に設けられているため、案内部43の撓み変形は抑制される。従って図12(b)に示すように距離ΔM1のオフセットが生じているときであっても、ブッシュ3の変位および案内部43の撓み変形は抑制される。この結果、作動力を伝達させるときのロスが抑制され、操作フィーリングの低下が抑制される。
本実施例によれば、図9に示すように、ブッシュ3の第1延設部35および第2延設部36は、ブッシュ3の回動軌跡の外周側ではなく、内周側に設けられている。この場合、第1延設部35および第2延設部36が当該回動軌跡の外周側に過剰に突出することが抑えられるので、チャイルドプロテクタ装置のサイズの大型化防止に有利である。
図11に示すように、箱状部33の内壁面33iは摺動用の突起33kを有する。突起33kはブッシュ3の移動方向に沿って延設されている。箱状部33のスライド凹部30に案内部43が嵌合するとき、突起33kは箱状部33の内壁面33iと案内部43の外壁面との間に、スライド促進用の隙間を形成する。箱状部33の内壁面33iと案内部43の外壁面との間に異物が介在するときであっても、隙間によりブッシュ3の移動性が確保される。
本実施例によれば、図9に示すように、使用者により操作される操作部41は、チャイルドプロテクタ部材4の表面に対して交差する方向に立設された円柱形状をなしており、脚部47bの側方に設けられている。図9に示すように、姿勢保持部48は、チャイルドプロテクタ部材4の先方に設けられており、凹部48aと、弾性腕部48bと、保持爪部48cとをもつ。
図10は、本実施例に係るドアロックチャイルドプロテクタ装置を搭載した車両用のドアロック装置100を示す。ドアロック装置100は、ハウジング101と、ドアに係脱可能に係止されるドアラッチ103とを有する。図10に示すように、使用者が操作部41を矢印F2方向に移動させると、チャイルドプロテクタ部材4が同方向に直動し、アンセット位置S2に設定され、チャイルドプロテクタ機能を実行しない位置となる。アンセット位置S2においてドアが閉鎖状態のとき、インサイドハンドルの開放操作に起因してオープンレバー1がドアラッチ解除方向(矢印E1方向)に移動すると、ドアラッチ103がドアラッチ解除方向に移動し、ドアが開放される。また、使用者が操作部41を矢印F1方向に移動させると、チャイルドプロテクタ部材4が同方向に直動し、セット位置S1に設定され、チャイルドプロテクタ機能を実行させる位置となる。セット位置S1ではドアが閉鎖状態の場合、インサイドハンドルが開放操作されたとしても、オープンレバー1がドアラッチ解除方向(矢印E1方向)に移動しないので、ドアラッチ103がドアラッチ解除方向に移動せず、ドアは閉鎖状態に維持される。
図13は実施例3を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、実施例1と異なる部位を中心として説明する。図13に示すように、チャイルドプロテクタ部材4の案内部43Bには補強リブ430が案内部43の長さ方向に沿って形成されている。補強リブ430は、チャイルドプロテクタ部材4の案内部43Bの撓み変形を抑える変形抑制部として機能する。
図14は実施例4を示す。本実施例は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下、実施例1と異なる部位を中心として説明する。図14に示すように、案内部43Cは、チャイルドプロテクタ部材4の本体部40よりも高い剛性をもつ材質(例えば高合金鋼)で形成されている。案内部43Cの端面430は、本体部40に溶接で結合されている。従って案内部43Cは、撓み変形を抑える変形抑制部を一体的に有する構造とされている。
(その他)上記した実施例によれば、ホルダ6のフランジ部61は円盤状とされているが、これに限らず、四角盤形状としても良い。ブッシュ3の形状は上記に限定されるものではない。本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。
ドアロックチャイルドプロテクタ装置の斜視図である。 チャイルドプロテクタ部材の平面図である。 チャイルドプロテクタ部材とベースとの取付構造を示す断面図である。 チャイルドプロテクタ部材をアンセット位置に設定し、且つ、インサイドレバーがドア開放方向に回動する前の状態を示す図である。 チャイルドプロテクタ部材をアンセット位置に設定し、且つ、インサイドレバーがドア開放方向に回動した後の状態を示す図である。 チャイルドプロテクタ部材をセット位置に設定し、且つ、インサイドレバーがドア開放方向に回動する前の状態を示す図である。 チャイルドプロテクタ部材をセット位置に設定し、且つ、インサイドレバーがドア開放方向に回動した後の状態を示す図である。 チャイルドプロテクタ部材の操作部がドアパネルの壁体の開口部を貫通している状態の断面図である。 実施例2に係り、チャイルドプロテクタ部材の斜視図である。 実施例2に係り、ドアロックチャイルドプロテクタ装置を搭載するドアロック装置の正面図である。 実施例2に係り、チャイルドプロテクタ部材の案内部に取り付けられるブッシュの斜視図である。 (a)は変形抑制部が設けられていないときにおいて、チャイルドプロテクタ部材の案内部が撓み変形している状態を示し、(b)は実施例2に係り、変形抑制部によりチャイルドプロテクタ部材の案内部の撓み変形が抑制されている状態を示す構成図である。 実施例3に係り、チャイルドプロテクタ部材の平面図である。 実施例4に係り、チャイルドプロテクタ部材の平面図である。 従来技術に係るドアロックチャイルドプロテクタ装置の説明図である。
符号の説明
1はオープンレバー(オープン部材)、2はインサイドレバー、3はブッシュ(移動操作子)、35は第1延設部(変形抑制部)、36は第2延設部(変形抑制部)、4はチャイルドプロテクタ部材、41は操作部、43rは切欠溝(凹状部)、45mは止め爪部(係合部)、46は第1係合部、47は脚部、5はベース、52は第2係合部、52aは第2係合面52a(回動拘束部)、6はホルダを示す。

Claims (16)

  1. ドアロックのラッチ状態を解除するドアラッチ解除方向に移動可能なオープン部材と、
    インサイドハンドルからの入力により作動するインサイドレバーと、
    前記インサイドレバーの作動により前記オープン部材を前記ドアラッチ解除方向に作動させる移動操作子と、
    操作部の操作によりチャイルドプロテクトを可能とするセット位置とチャイルドプロテクトを解除するアンセット位置とに切り替え可能なチャイルドプロテクタ部材と、
    前記オープン部材、前記インサイドレバー、前記移動操作子、前記チャイルドプロテクタ部材を配設するベースとを具備しており、
    前記チャイルドプロテクタ部材は、
    前記セット位置と前記アンセット位置との間において直動可能に、且つ、前記ベースに対して回動が阻止された状態で設定されていることを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  2. 請求項1において、前記チャイルドプロテクタ部材は第1係合部を有しており、前記ベースは前記チャイルドプロテクタ部材の前記第1係合部に係合する第2係合部を有しており、
    前記第1係合部及び前記第2係合部のうちの一方は凹状部であり、前記第1係合部及び前記第2係合部のうちの他方は前記凹状部に移動可能に係合する凸状部であり、
    前記第1係合部及び前記第2係合部により、前記チャイルドプロテクタ部材は、前記セット位置と前記アンセット位置との間において直動可能に、且つ、前記ベースに対して回動が阻止された状態で設定されていることを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記チャイルドプロテクタ部材は前記移動操作子を案内する案内部を有しており、前記移動操作子は前記チャイルドプロテクタ部材の前記案内部に沿って前記ベースに対して移動することを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  4. 請求項3において、前記チャイルドプロテクタ部材の前記案内部は円弧状の案内面を有しており、前記移動操作子は前記チャイルドプロテクタ部材の前記案内部の前記案内面に沿って前記ベースに対して回動し、回動に伴い前記オープン部材を前記ドアラッチ解除方向に作動させることを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  5. 請求項3または4において、前記チャイルドプロテクタ部材の前記案内部は前記移動操作子の離脱を抑える係合部を有することを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  6. 請求項3〜5のうちのいずれか一項において、前記チャイルドプロテクタ部材の前記案内部は、前記移動操作子を前記案内部に取り付けるときにおいて前記案内部を弾性変形させる凹状部を有することを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  7. 請求項2〜6のうちのいずれか一項において、前記チャイルドプロテクタ部材が前記アンセット位置に設定されているとき、前記チャイルドプロテクタ部材の前記第1係合部と前記ベースの前記第2係合部との係合量は、前記セット位置の場合よりも大きく設定されていることを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  8. 請求項1〜7のうちのいずれか一項において、前記移動操作子は前記オープン部材を押圧して前記ドアラッチ解除方向に移動させる押圧部をもつことを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  9. 請求項1〜8のうちのいずれか一項において、前記移動操作子の移動軌跡は、前記チャイルドプロテクタ部材内に存在することを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  10. 請求項1〜9のうちのいずれか一項において、前記チャイルドプロテクタ部材を前記セット位置および前記アンセット位置のうちの一方に保持する第1保持要素と、前記チャイルドプロテクタ部材を前記セット位置および前記アンセット位置のうちの他方に保持する第2保持要素とが設けられていることを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  11. 請求項4〜10のうちのいずれか一項において、前記チャイルドプロテクタ部材の前記案内部の歪み変形を抑える変形抑制部が、前記チャイルドプロテクタ部材、前記移動操作子および前記ベースのうちの少なくとも1つに設けられていることを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  12. 請求項11において、前記チャイルドプロテクタ部材は被挟持部をもち、
    前記変形抑制部は、前記移動操作子に延設された第1延設部および第2延設部を有しており、前記第1延設部および前記第2延設部は、前記チャイルドプロテクタ部材の前記被挟持部を厚み方向に挟む位置に設けられていることを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  13. 請求項11または12において、前記変形抑制部は、前記移動操作子の移動方向に対して交差する方向に沿った断面で、コの字形状を形成していることを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  14. 請求項12または13において、前記移動操作子は前記案内部に沿って回動し、前記移動操作子の前記第1延設部および前記第2延設部は、前記移動操作子が回動する軌跡の内周側に設けられていることを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  15. 請求項12〜14のうちのいずれか一項において、前記チャイルドプロテクタ部材のうち、前記第1延設部および前記第2延設部により挟まれる前記被挟持部の厚みは、前記被挟持部に隣接する部位の厚みよりも増肉されていることを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
  16. 請求項11〜15のうちのいずれか一項において、前記変形抑制部は、前記チャイルドプロテクタ部材の前記案内部に設けられた補強リブで形成されていることを特徴とするドアロックチャイルドプロテクタ装置。
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