JP2006162238A - 二重管 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内管および外管の間に形成される通路と出入口部との連通をシンプルな構成で実現する。
【解決手段】 外管161と内管162とを備える二重管において、外管161の長手方向両端部側でその壁面に開口して、外管161と内管162との間に形成される内外間流路160aに連通した冷媒の入口部163、または出口部164の近傍に、内外間流路160aの断面積を拡大する拡大部160bを設ける。あるいは、内管162の表面に、溝部162bを設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、2本の配管を少なくとも部分的に二重に配置し、内管の内部の流路と、内管と外管との間との流路とを提供する二重管に関するものである。
従来、二重管の用途のひとつとして、冷凍サイクル用配管が知られている。この冷凍サイクル用配管は、例えば車両用空調装置に用いて好適である。
例えば、特許文献1に示されるように、二重管は、コンプレッサからコンデンサを経てエバポレータに至る高圧冷媒配管と、エバポレータからコンプレッサ至る低圧冷媒配管とが、少なくとも一部において、一方が他方の内部に入るもの(二重管構造)として形成されている。
これにより、高温の高圧冷媒と低温の低圧冷媒との間で熱交換が可能となり、コンデンサから流出する高圧冷媒は低圧冷媒によって過冷却され(サブクール方式の代替え)、液冷媒量を増加させてエバポレータ側に供給できる。エバポレータでは液冷媒量の増加に伴い冷媒流通抵抗が減少し、冷房能力が向上する。そして、エバポレータから流出する低圧冷媒は、高圧冷媒によって過熱され(スーパーヒートの代替え)、コンプレッサに対する液圧縮を防止できるようにしている。
一方、特許文献2に示されるように、径寸法の異なる内管と外管とから成る二重管が知られている。この二重管においては、内管が外管内に挿通された後に内管が捻り加工され、捻り加工によって形成されるねじ山の頂部が外管の内周面に圧接されるようにしている。
そして、内管内を第1流体が流通し、また内管と外管との間に形成される螺旋通路を第2流体が流通するようにしている。
特開2001−277842号公報 特開2003−329376号公報
上記特許文献1の技術では高圧冷媒と低圧冷媒との間における熱交換を可能とするものの、効率的な熱交換についての考えは特に示されていない。熱交換効率を向上させるには、基本的には高圧冷媒と低圧冷媒との間の伝熱面積を増加させることが必要となるが、そのためには二重管として内側配管の外径を外側配管の内径に近づくように大きくすることが考えられる。
しかしながら、その場合、内側配管と外側配管との間の内外間流路は狭くなり、冷媒の流通抵抗が増大する。更に、外側配管の長手方向の両端部あるいは一端部において、その壁面に開口して内外間流路に連通する冷媒の入口部または出口部を設けた場合に、その近傍における冷媒の流通抵抗が増大する。
また、特許文献1の技術では、内管の表面積が小さいために内外の流体の間の熱交換が十分に得られないおそれがあった。
上記特許文献2の技術でも、第2流体が出入りする出入口部と、螺旋通路とを連通させるために、外管の両端部に別部材から成るヘッダを設けるようにしているので、部品点数の増加を招いていた。
本発明の目的は、改良された二重管を提供することにある。
本発明の他の目的は、内管と外管との間の流路への接続を簡単な構成で実現することである。
本発明の他の目的は、内管と外管との間の流路への接続部における流通抵抗を低く抑えることである。
本発明の他の目的は、優れた熱交換性能を示す二重管を提供することにある。
本発明の他の目的は、高温高圧の流体と、低温低圧の流体との間の熱交換に優れた性能を示す二重管を提供することにある。
本発明の他の目的は、冷凍サイクル用配管として優れた熱交換性能を示す二重管を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、外管(161)と内管(162)とを備える二重管において、外管(161)の長手方向両端部側でその壁面に開口して、外管(161)と内管(162)との間に形成される内外間流路(160a)に連通した流体の入口部(163)、または出口部(164)の近傍に、内外間流路(160a)の断面積を拡大する拡大部(160b)が設けられたことを特徴としている。
これにより、内外間流路(160a)と出入口部(163、164)との連通をシンプルな構成で実現することができる。そして、拡大部(160b)によって入口部(163)、出口部(164)近傍における流体の流通抵抗を低減できるので、内外間流路(160a)を流通する流体の流量を増加させることができ、内管(162)内を流通する流体との熱交換を行う際に熱交換効率を向上させることができる。
上記拡大部(160b)については、請求項2に記載の発明のように、入口部(163)、出口部(164)近傍で外管(161)の円周方向の一部あるいは全周を拡管させることで形成できる。
また、請求項3に記載の発明のように、拡大部(160b)は、入口部(163)、出口部(164)近傍で内管(162)の円周方向の一部あるいは全周が縮管されて形成さるようにしても良い。
請求項4に記載の発明では、外管(161)と内管(162)とを備える二重管において、内管(162)の表面には、溝部(162b、162d、162e、162f)が形成されたことを特徴としている。
これにより、溝部(162b、162d)によって内外間流路(160a)の断面積を拡大できるので、流体の流通抵抗を低減することができる。よって、内外間流路(160a)を流通する流体の流量を増加させることができ、内管(162)内を流通する流体との熱交換を行う際に熱交換効率を向上させることができる。
加えて、溝部(162b、162d)を形成することにより、内管(162)の表面積を増加させることができるので、即ち、内管(162)内を流通する流体と、内外間流路(160a)を流通する流体との伝熱面積を増加させることができるので、両者間の熱交換を行う際に熱交換効率を向上できる。
上記溝部(162b、162d、162e、162f)は、請求項5に記載の発明のように、内管(162)の長手方向に延びるストレート溝(162b)として形成することができる。
また、請求項6に記載の発明のように、溝部(162b、162d、162e、162f)は、内管(162)の長手方向に螺旋状に形成される螺旋溝(162d)として形成しても良い。
この場合は、内外間流路(160a)において、螺旋溝(162d)によって本来の長手方向の流れに対して螺旋状流れによる渦流(流れの乱れ)が形成されるので、熱伝達率を向上でき、内管(162)内を流通する流体と、内外間流路(160a)を流通する流体との熱交換を行う際に熱交換効率を向上できる。
また、請求項7に記載の発明のように、溝部(162b、162d、162e、162f)は、内管(162)の長手方向に延びるストレート溝(162b)と、内管(162)の長手方向に螺旋状に形成される螺旋溝(162d)とから成るようにしても良い。
尚、請求項6または請求項7に記載の発明において、請求項8に記載の発明のように、螺旋溝(162d)は、内管(162)の長手方向に螺旋状に形成される第1螺旋溝(162e)と、内管(162)の長手方向に螺旋状に形成され、第1螺旋溝(162e)と反対方向にねじれた第2螺旋溝(162f)とを備えるようにしても良い。
請求項9に記載の発明では、内部に流体の通路を形成する内管(162)と、内管(162)の外側に配置され、内管(162)との間に流体の内外間流路(160a)を形成する外管(161)とを備える二重管において、内管(162)は、内管(162)の壁に形成され、内管(162)の一端部から他端部へ向けて延びる溝部(162g、162b)を有し、外管(161)は、一端部に設けられ、内管(162)に気密性をもって連結される連結部(161b)と、外管(161)の一端部に設けられ、外管(161)の壁を径方向に貫通し、溝部(162g、162b)に径方向外側から直接に連通する連通口(163b)とを有することを特徴としている。
これにより、外管(161)に設けた連通口(163b)を、内管(162)の壁に形成された溝部(162g、162b)に径方向から直接に連通させたので、内外間流路(160a)への流体の出入りを簡単な構成で実現できる。
尚、請求項10に記載の発明のように、外管(161)の他端部にも連結部(161b)、および連通口(164b)を設ける構成を採用することができる。
請求項11に記載の発明では、溝部(162g、162b)は、連通口(163b)との連通部で、内管(162)の周方向に延びていることを特徴としている。
これにより、外管(161)に対する内管(162)の周方向の位置決め自由度を高めて、溝部(162g、162b)と連通口(163b)とを連通させることができる。
請求項11に記載の溝(162g、162b)については、請求項12に記載の発明のように、連通口(163b)との連通部で、内管(162)の外周を周回する構成を採用することができる。
これにより、外管(161)に対する内管(162)の周方向の位置決めを不要として、溝部(162g、162b)と連通口(163b)とを連通させることができる。
また、溝部(162g、162b)としては、請求項13に記載の発明のように、螺旋状に延びるものとしても良く、請求項14に記載の発明のように、内管(162)には更に、他の溝部が形成されるようにしても良い。
請求項15に記載の発明では、内管(162)は、その端部に内管筒状部(162h)を有し、外管(161)は、その端部に内管筒状部(162h)の外径よりやや大きい内径をもつ外管筒状部(161c)を有し、連結部(161b)は、両筒状部(162h、161c)が直接に気密性をもって連結されて形成されていることを特徴としており、これにより、容易に連結部(161b)を形成できる。
請求項16に記載の発明では、外管(161)は、外管筒状部(161c)を含めて内径が一定の管であることを特徴としている。
これにより、外管(161)に部分的な拡大部を設けることなく、内外間流路(160a)と連通口(163b)との連通を実現できる。
請求項17に記載の発明のように、外管(161)を外管筒状部(161c)を含めて内径が一定の管とし、外管(161)が連結部(161b)においてのみ縮径されて内管筒状部(162h)と接合されている構成を採用することができる。
この構成によると、内管(162)と外管(161)とを直接に接合する構成を採用することができる。
請求項4〜請求項17のいずれかに記載の発明において、請求項18に記載の発明のように、二重管は、所定の搭載領域(1)への搭載条件に応じた曲げ部(160c)が形成されるものに用いることができる。
この構成においては、溝部(162b、162d、162e、162f)を、少なくとも曲げ部(160c)において形成する構成を採用することができる。この構成においては、曲げ部(160c)が形成される曲げ加工時に、溝部(162b、162d、162e、162f)が内管(162)のつぶれを抑制する作用を発揮する。また、溝部(162b、162d、162e、162f)は、内管(162)の曲げを容易にする作用を発揮する。例えば、溝部(162b、162d、162e、162f)が、螺旋溝(162d、162e、162f)として形成される場合は、溝部が蛇腹のように作用して、内外両通路の断面積の減少を抑えながら、内管の曲げを許容する。
即ち、内管(162)の表面に溝部(162b、162d、162e、162f)を形成することにより、内管(162)の断面剛性(断面係数)を上げることができ、曲げ部(160c)の形成に伴う、内管(162)の断面変形を抑制して内外間流路(160a)が狭くなってしまうことを抑制できるからである。
また、溝部(162b、162d、162e、162f)が、螺旋溝(162d、162e、162f)として形成される場合は、内管(162)の全周に渡って溝部(162b、162d)が形成される形となるので、内管(162)の断面剛性(断面係数)を更に高めて、曲げ部(160c)形成時の変形抑制効果を向上させることができる。
二重管は、請求項19に記載の発明のように、圧縮機(110)、凝縮器(120)、減圧器(130)、蒸発器(140)が配管(150)によって順次環状に接続されて、圧縮機(110)によって圧縮吐出された冷媒が循環する冷凍サイクル(100A)に用いられるものであって、配管(150)のうち、凝縮器(120)から減圧器(130)の間で高圧冷媒が流れる高圧配管(151)と、蒸発器(140)から圧縮機(110)の間で低圧冷媒が流れる低圧配管(152)との少なくとも一部を提供するようにして好適である。
請求項20に記載の発明では、外管(161)と内管(162)との間を高圧冷媒が流通し、内管(162)内を低圧冷媒が流通することを特徴としている。
これにより、外気と低圧冷媒との間での熱ロスを無くして、高圧冷媒と低圧冷媒間の熱交換効率を向上することができる。
請求項21に記載の発明では、二重管は、それぞれ個別に形成された外管(161)および内管(162)から成ることを特徴としている。
例えば、押出し成形のように外管(161)と内管(162)とを一体的に成形したものでは、外管(161)と内管(162)との間に長手方向に延びる接続部(特許文献1中の図2)が円周方向に数箇所必ず形成されて、内外間流路(160a)は、複数の流路に分割されることになる。よって、この接続部が内外間流路(160a)における冷媒の流通抵抗となる。また、曲げ部(160c)を形成する時に、例えば1つの分割流路において、変形によって外管(161)と内管(162)とが接触した場合、その分割流路は閉塞される形となってしまうので、冷媒流通抵抗が大きく増加する。しかし、ここでは外管(161)および内管(162)を個別にして二重管構造を形成するので、そのような問題が生ずることが無い。
請求項22に記載の発明のように、二重管は、車両用空調装置(100)に適用して好適である。
請求項23に記載の発明では、内部に低圧冷媒の通路を形成する管であって、壁に凹凸部(162g、162b)が形成された内管(162)と、内管(162)の外側に配置され、内管(162)との間に高圧冷媒の通路を形成する外管(161)とを備える冷媒用二重管が提供される。
この構成は、低圧冷媒と高圧冷媒との間の熱交換面積を大きくすることを可能とする。この結果、低圧冷媒と高圧冷媒との熱交換を促進することができる。また、凹凸部(162g、162b)は、内管(162)と外管(161)との間に形成された高圧冷媒の通路を確実に提供する。さらに、内管(162)の壁を凹凸にすることで、内管(162)の内面においても、内管(162)の外面においても、熱交換が促進される。
この構成は、例えば、冷凍サイクルの内部熱交換を提供する配管として利用することができる。内管(162)と外管(161)との間に、温度を下げることが望まれる高温高圧冷媒を流す構成に適用することができる。この場合、高温高圧冷媒が、外管(161)を通じて外界に放熱することを許容しつつ、内管(162)内の低圧冷媒とも熱交換する構成を提供できる。
請求項24に記載の発明では、凹凸部(162g、162b)は、内管(162)の長手方向に沿って延びる溝を含む構成が採用される。この構成により、高圧冷媒の通路が確実に提供される。
請求項25に記載の発明では、凹凸部(162g、162b)は、螺旋状である構成が採用される。この構成により、管の軸方向と交差する流れ成分を生じさせることができ、熱交換が促進される。
請求項26に記載の発明では、内管(162)の壁の凸部の頂部で規定される円の外径は、外管(161)の内径より小さく、高圧冷媒の通路は、壁の凹部と外管(161)との間と、壁の凸部と外管(161)との間とに形成される構成が採用される。
この構成により、高圧冷媒の通路において複雑な流れが形成され、熱交換が促進される。この構成は、冷媒用二重管が曲げられる場合には、内管(162)と外管(161)とに過剰な機械的なストレスをかけることなく、それらの曲げを許容する。また、この構成は、内管(162)に凹凸部もしくは溝を形成した後に、内管(162)を外管(161)に挿入するという製造方法を採用することを許容する。
請求項27に記載の発明では、内管(162)は、その一端に凹凸部(162g、162b)をもたない内管筒状部(162h)を有し、外管(161)は、内管筒状部(162h)の径方向外側に位置する部位に、内管筒状部(162h)の外径よりやや大きい内径をもつ外管筒状部(161c)を有し、両筒状部(162h、161c)の間に、両筒状部(162h、161c)を直接に気密性をもって連結する連結部(161b)が設けられている構成が採用される。
この構成によると、内管筒状部(162h)と、外管筒状部(161c)とによって、確実に気密性をもった連結部を提供することができる。
連結部(161b)は、内管(162)と外管(161)との間をロウ付けするロウ付け部、内管(162)と外管(161)との間に介装されたゴム製Oリングなどのシール部材、あるいは内管(162)と外管(161)とを固定するブラケット部材を備えることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明を車両用空調装置の冷凍サイクルに用いられる冷媒配管に適用した実施形態を説明する。この実施形態の冷媒用二重管(以下、二重管)160は、車両用空調装置(以下、空調装置)100の冷凍サイクル100Aに適用されたものであり、以下、具体的な構成について、図1〜図4を用いて説明する。尚、図1は空調装置100の全体を示す概略構成図、図2は冷凍サイクル100Aの車両での搭載状態を示す外観斜視図、図3は二重管160を示す平面図、図4は図3のA−A部を示す断面図である。
車両は、ダッシュパネル3によって、走行用のエンジン10が搭載されるエンジンルーム1と、乗員用の車室2とに区画されており、空調装置100を構成する冷凍サイクル100Aおよび室内ユニット100Bのうち、冷凍サイクル100A(膨張弁130、蒸発器140を除く)がエンジンルーム(本発明における所定の搭載領域に対応)1内に配設され、また、室内ユニット100Bが車室2のインストルメントパネル内に配設されている。
室内ユニット100Bは、空調ケース101内に送風機102、蒸発器140、ヒータコア103等が配設されて形成されるユニットである。送風機102は、車両の外気あるいは内気を空調空気として選択的に取り込んで、その空調空気を蒸発器140、ヒータコア103に送風するものである。蒸発器140は、後述する冷凍サイクル100Aの作動に伴う冷媒(本発明における流体に対応)を内部で蒸発させて、その時の蒸発潜熱により空調空気を冷却する冷房用の熱交換器である。ヒータコア103は、エンジン10の温水を加熱源として空調空気を加熱する暖房用の熱交換器である。
ヒータコア103近傍の空調ケース101内にはエアミックスドア104が設けられており、このエアミックスドア104の開度に応じて、蒸発器140によって冷却された空調空気と、ヒータコア103によって加熱された空調空気との混合比率が可変され、乗員の設定する温度に調節されるようになっている。
冷凍サイクル100Aは、圧縮機110、凝縮器120、膨張弁130、上記蒸発器140を備え、これらが配管150によって順次接続されて閉回路を形成するものであって、配管150の途中に本発明の実施形態の二重管160が設けられている。
圧縮機110は、冷凍サイクル100A内の冷媒を高温高圧に圧縮する流体機器であり、ここではエンジン10の駆動力によって駆動されるようになっている。即ち、圧縮機110の駆動軸にはプーリ111が固定されており、エンジン10の駆動力がクランクプーリ11、駆動ベルト12を介してプーリ111に伝達され、圧縮機110は駆動される。尚、プーリ111には、駆動軸とプーリ111との間を断続する電磁クラッチ(図示せず)が設けられている。凝縮器120は、圧縮機110の吐出側に接続され、外気との熱交換によって冷媒を凝縮液化する熱交換器である。
膨張弁(本発明における膨張器に対応)130は、凝縮器120から流出される液相冷媒を減圧膨脹させて、等エンタルピ的に減圧する弁であり、蒸発器140に近接して設けられ、室内ユニット100B側に設けられている。膨張弁130は、蒸発器140から流出される冷媒(圧縮機110に吸入される冷媒)の過熱度が所定値となるように絞り開度を制御する温度式膨脹弁としている。ここでは、蒸発器140における冷媒の過熱度としては、例えば5℃以下となるように、更に詳しくは0〜3℃となるように(ほとんど過熱度を持たないように)している。蒸発器140は、上記で説明したように空調空気を冷却する冷房用の熱交換器であり、蒸発器140の冷媒出口側は、圧縮機110の吸入側に接続されている。
そして、二重管160は、配管150のうち、凝縮器120から膨張弁130の間で圧縮機110からの高圧冷媒が流れる高圧配管151と、蒸発器140から圧縮機110の間で低圧冷媒が流れる低圧配管152との少なくとも一部で、二重管構造を形成するものである。
二重管160は、700〜900mmレベルの長さを有しており、エンジン10およびその他の機器、ボディ等との干渉を避けるために、図2に示すように、複数の曲げ部160cが形成されて、エンジンルーム1内に搭載されている。
二重管160は、図3、図4に示すように、それぞれ個別に形成された外管161と内管162とを備える。外管161の内部を内管162が貫通するように配設されている。外管161は、例えばアルミニウム製の6/8インチ管(外径19.05mm、内径16.65mm)であり、長手方向両端部の全周が縮管されて外管筒状部を成して、内管162の円周表面(内管筒状部)に気密あるいは液密となるように溶接されている(連結部161bを形成)。よって、外管161と内管162との間には空間が形成され、この空間が内外間流路160aと成るようにしている。
外管161の長手方向両端部側の壁面(円周面)には、外部と内外間流路160aとを連通させる入口パイプ(本発明における入口部に対応)163と、出口パイプ(本発明における出口部に対応)164とが溶接されている。入口パイプ163と出口パイプ164とは、外管161の壁面にその径方向に向けて開口する開口部を提供する。さらに、これらのパイプ163,164は、径方向に延びだす接続管を提供する。両パイプ163、164の先端側にはそれぞれジョイント163a、164aが設けられており、これらのジョイント163a、164aによって、入口パイプ163には凝縮器110側からの高圧配管151が接続され、また、出口パイプ164には膨張弁130側に向かう高圧配管151が接続され、内外間流路160aには高圧冷媒が流れるようにしている。
そして、外管161の両パイプ163、164近傍には、内外間流路160aの断面積を拡大する拡大部160bが設けられている。即ち、外管161の両パイプ163、164近傍には、全周拡管された拡管部161aが形成されており、この拡管部161aによって、内外間流路160aの断面積が拡大されるようにしている。
一方、内管162は、上記の外管161と同様に、例えばアルミニウム製の5/8インチ管(外径15.88mm、内径13.48mm)としている。即ち、内外間流路160aで高圧冷媒が流通しうる流路断面積を確保しつつ、内管162の外径をできるだけ外管161に近づけることで、その表面積を大きくするように設定している訳である。
内管162の長手方向両端部には、それぞれジョイント162cが設けられ、このジョイント162cによって、一方(図3中の右側)は蒸発器140側からの低圧配管152に接続され、また、他方(図3中の左側)は圧縮機110側に向かう低圧配管152に接続され、内管162内には低圧冷媒が流れるようにしている。
そして、内外間流路160aが形成される領域に対応する内管162の表面には、ストレート溝162b(本発明における溝部に対応)が設けられている。ストレート溝162bは、後加工によって内管162の円周方向に複数(ここでは図4に示すように3つ)配置され、長手方向にまっすぐ延びる溝としている。内管162の壁面を変形させて複数のストレート溝162bが設けられることで、内管162の壁面には複数条の溝部と隆起部とが並んで長手方向に延びる。ストレート溝162bは、内管162の外面において溝状に長手方向に延びるとともに、内管162の内面においては径方向内側へ隆起した隆起部として長手方向に延びている。
次に、上記構成に基づく作動およびその作用効果について、図5に示すモリエル線図を加えて説明する。
乗員からの空調要求、例えば冷房要求があると、圧縮機110の電磁クラッチが接続され、圧縮機110はエンジン10によって駆動され、蒸発器140側から冷媒を吸入、圧縮した後、高温の高圧冷媒として凝縮器120側に吐出する。高圧冷媒は凝縮器120において、冷却されて凝縮液化される(ほぼ液相状態)。凝縮液化された冷媒は、二重管160の内外間流路160aを通り、膨張弁130で減圧膨張され、蒸発器140で蒸発される(過熱度0〜3℃のほぼ飽和ガス状態)。蒸発器140では、冷媒の蒸発に伴って空調空気が冷却される。そして、蒸発器140で蒸発した飽和ガス冷媒は、低温の低圧冷媒として二重管160の内管162内を流通して、圧縮機110に戻る。
ここで、二重管160を高圧冷媒、低圧冷媒が流通する際に両者間において熱交換が成され、高圧冷媒は冷却され、低圧冷媒は過熱されることになる(図5)。即ち、凝縮器120から流出した液相冷媒は、二重管160で更に過冷却されて低温化が促進される(サブクール)。また、蒸発器140から流出した飽和ガス冷媒は、二重管160で更に過熱されて過熱度を持ったガス冷媒となる(スーパーヒート)。
本発明の実施形態に係る二重管160においては、外管161を拡管することによって拡大部160bを設けるようにしているので、内外間流路160aと両パイプ163、164との連通をシンプルな構成で実現することができる。
また、凝縮器120からの液相冷媒(高圧冷媒)が流通しうる内外間流路160aを確保しつつ、内管162の外径(5/8インチ管)をできるだけ外管161(6/8インチ管)に近づけているので、内管162内を流通するガス冷媒(低圧冷媒)との伝熱面積を大きくして熱交換効率を向上させることができる。
そして、入口パイプ163、出口パイプ164の近傍において、外管161に拡管部161aを設けて(拡大部160bを設けて)、内外間流路160aの流路断面積を拡大するようにしているので、高圧冷媒の入口パイプ163から内管162への衝突抵抗、内管162の周方向への回り込みによる流通抵抗、および内外間流路160aの長手方向から内管162の周方向に回り込んで出口パイプ164に流入する際の流通抵抗を低減でき、総じて内外間流路160aを流通する高圧冷媒の流量を増加させることができ、高圧冷媒と低圧冷媒との熱交換効率を向上させることができる。
加えて、内管162においては、ストレート溝162b加工後の加工硬化とストレート溝162bによるリブ効果とによって、内管162の断面剛性(断面係数)を上げることができ、二重管160の曲げ部160cの形成に伴う、内管162の断面変形を抑制して内外間流路160aが狭くなってしまうことを抑制できる。また、ストレート溝162bによって内外間流路160aの断面積を拡大できるので、更に高圧冷媒の流通抵抗を低減することができる。よって、内外間流路160aを流通する高圧冷媒の流量を増加させることができ、高圧冷媒と低圧冷媒との熱交換効率を向上させることができる。
また、ストレート溝162bを形成することにより、内管162の表面積を増加させることができるので、即ち、内管162内を流通する低圧冷媒と、内外間流路160aを流通する高圧冷媒との伝熱面積を増加させることができるので、両者間の熱交換効率を向上できる。この実施形態では、内管162に形成されたストレート溝162bは、その管壁面の内側と外側において溝と隆起部とを提供するため、内側を流れる冷媒と管壁面との熱交換に優れると同時に外側を流れる冷媒と管壁面との熱交換にも優れる。この結果、内外冷媒の間の熱交換を良好になすことができる。この実施形態では、内側の低圧冷媒と外側の高圧冷媒との熱交換を良好に行うことができる。
また、内外間流路160aに高温の高圧冷媒を流通させ、内管162内に低温の低圧冷媒を流通させるようにしているので、エンジンルーム1内の高温の空気と低圧冷媒との間での熱ロスを無くして、高圧冷媒と低圧冷媒間の熱交換効率を向上することができる。
ここで、二重管160の形成にあたって、例えば、押出し加工のように外管161と内管162とを一体的に成形した場合には、外管161と内管162との間に長手方向に延びる接続部(特許文献1中の図2)が円周方向に数箇所必ず形成されて、内外間流路160aは、複数の流路に分割されることになる。よって、一体成形においては、この接続部が内外間流路160aにおける冷媒の流通抵抗となる。また、二重管160に曲げ部160cを形成する時に、例えば1つの分割流路において、変形によって外管161と内管162とが接触した場合、その分割流路は閉塞される形となってしまうので、冷媒流通抵抗が大きく増加する。しかし、本発明の実施形態では外管161および内管162を個別に形成されたものを用いるようにしているので、そのような問題が生ずることが無い。
通常、蒸発器140において、冷媒に過熱度を持たせると、空調空気との温度差が小さくなって熱交換性能(冷房性能)が低下する。しかしながら、本実施形態では、二重管160において蒸発器140から流出した冷媒に過熱度を持たせることができ、蒸発器140においては、冷媒に過熱度を持たせる必要が無い(飽和ガス状態)ことから、蒸発器140における空調空気との熱交換性能(冷房性能)を向上させることができる。そして、蒸発器140から流出される冷媒は、二重管160での熱交換により過熱度が与えられて完全なガス冷媒(気相冷媒)とされるので、圧縮機110に対する液圧縮を防止することができる。
尚、入口パイプ163、出口パイプ164近傍における高圧冷媒の流通抵抗に応じて、外管161における拡管部161aは、入口パイプ163、出口パイプ164の近傍で円周方向の一部に設けるようにしても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図6に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、二重管160における外管端部としての拡大部160bを形成するための構造を変更したものである。
ここでは、入口パイプ163近傍(図6中では省略しているが出口パイプ164側も同じ)の内管162の円周方向の一部を縮管した縮管部162aを設けることで、拡大部160bを形成している。外管161の壁面に接続された入口パイプ163あるいは出口パイプ164の内部と、外管161と内管162との間に形成された内外間流路160aとの間の合流部としての拡大部160bは、外管161の径を特に拡張することなく、外管161の径をその大部分を占める範囲の径と同一にしたまま、内管162の径を小さくすることで形成される。内管162の縮管部162aは、内管162の壁面をその径方向の一方向、例えば入口パイプ163あるいは出口パイプ164の方向から凹ませて凹部として形成することができる。また、縮管部162aは、内管162の周方向に沿って所定範囲に渡って延びるように、あるいはその全周にわたって延びるように形成されることができる。合流部としての縮管部162aは、入口パイプ163との合流部に設けられることで、入口パイプ163からの冷媒を溝部162bへ案内し、出口パイプ164との合流部に設けられることで、溝部162bから出口パイプ164へ冷媒を案内する。これにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、入口パイプ163(出口パイプ164)近傍における高圧冷媒の流通抵抗に応じて、縮管部162aは、入口パイプ163(出口パイプ164)近傍で内管162の全周に設けるようにしても良い。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図7に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態の内管162における溝部として、ストレート溝162aから内管162の長手方向に螺旋状に形成される螺旋溝162dに変更したものである。螺旋溝162dは、内管162の壁面に沿って、その長手方向に延びる単一の溝、あるいは周方向に等間隔あるいは所定間隔を設けて離れた多条の溝とすることができる。ここでは、3本の螺旋が組み合わされた3条の螺旋溝162dとしている。螺旋溝162dは、内管162の壁面を変形させて形成されており、内管162の外面においては溝状を成し、内管162の内面においては隆起した形状を成す。3条の螺旋溝162dは、互いに平行な螺旋溝である。
これにより、内管162の全周に渡って溝部(螺旋溝162d)が形成される形となるので、内管162の断面剛性(断面係数)を更に高めて、曲げ部160c(図2)形成時の変形抑制効果を向上させることができる。
更に、内外間流路160aにおいて、螺旋溝162dによって本来の長手方向の流れに対して螺旋状流れによる渦流(流れの乱れ)が形成されるので、熱伝達率を向上でき、熱交換効率を向上できる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図8に示す。内管162に設ける溝部は、上記ストレート溝162bと螺旋溝162dとの組み合わせとされている。
(第5実施形態)
第3実施形態では互いに平行に延びる複数の螺旋溝162dを設けたが、この構成に代えて、角度の異なる複数の螺旋溝を設けても良い。この構成では、内管162の長手方向に沿っていくつかの箇所で螺旋溝が互いに交差する。この結果、内外間流路160aと、内管162内においてより複雑な流れを作りだすことができ、熱交換を促進することができる。複数の螺旋溝は、それらの角度が正負に異なる構成とすることができる。例えば、ひとつまたは複数の螺旋溝を右ねじ状の右螺旋溝とし、残るひとつまたは複数の螺旋溝を左ねじ状の左螺旋溝とすることができる。平行な複数の右螺旋溝と、平行な左螺旋溝とを設けることもできる。例えば、図9、図10に図示される構成を採用することができる。図9、図10は、本発明の第5実施形態の内管162を示す側面図と断面図である。図9では、溝の中央線を破線で示している。外管161は、先行の実施形態と同じ構造をとることができる。内管162は、複数の螺旋溝として、2本の右螺旋溝162eと、2本の左螺旋溝162fとを有する。第1螺旋溝としての右螺旋溝162eと、第2螺旋溝としての左螺旋溝162fとの本数、幅、深さ、およびねじれ角又はピッチなどは、内外間流路160aに求められる流路断面積、流路抵抗、さらには内管162の曲げ易さなどを考慮して設定することができる。さらには、ストレート溝を併用することもできる。
右螺旋溝162eと左螺旋溝162fとを内管162の壁面を変形させて設けることで、内管162を擬似的な蛇腹状とすることができ、内管162を全方向へ向けて曲げ易くすることができる。内管162は、複数の溝によって、その内面に複数の凹凸を有する。この結果、内管162の内面において冷媒と内管162との熱交換が促進される。内管162は、複数の溝によって、その外面に複数の凹凸を有する。この結果、内管162の外面において冷媒と内管162との熱交換が促進される。内管162は、その内面と外面との両方に複数の凹凸を有するため、その内外を流れる冷媒の間の熱交換が促進される。この構成では、内管162に複数の交差部が形成される。さらに、内管162の外面には、複数の菱形の隆起部が形成され、これら菱形の隆起部が外管161の内面に接触する。この構成によると、内管162と外管161との間の内外間流路160aを確実に確保することができる。さらに、溝間の稜線は、図10に図示されるように、内管162に溝を加工する前の円形断面に比べて半径の小さい曲面を提供している。この結果、内管162と外管161との接触面積を少なくすることができる。
(第6実施形態)
本発明を適用した二重管の第6実施形態を図11に示す。この実施形態は、車両用空調装置の冷凍サイクルに用いられる冷媒用二重管である。冷媒用二重管は、高温高圧冷媒と、低温低圧冷媒とを熱交換させる内部熱交換器とも呼ばれる。第6実施形態は、上記第1実施形態に対して、主に外管161の形状、および内管162における溝部の形状を変更したものである。
外管161は内径一定の管によって形成されている。外管161の内径は、内管162の外径に対してわずかに大きく設定されている。外管161の両端部は、内管162の両端部に、連結部161bにおいて気密に連結されている。連結部161bは、外管161の端部に設けられた円筒状の筒状部(本発明における外管筒状部に対応)161cを、内管162の端部に設けられた円筒状の筒状部(本発明における内管筒状部に対応)162hに連結して構成されている。連結部161bは、外管161の筒状部161cを、内管162の筒状部162hの表面に接合する連結部161bによって提供されている。連結部161bにおいては、ロウ付け、または溶接によって、両管161、162が直接に接合されている。外管161の筒状部161cは、連結部161bにおいて、内管162の筒状部162hに接触するように、わずかに縮径加工されている。縮径加工は、外管161を径方向外側からプレスすることにより行われている。
この実施形態において図示された連結部161bは、外管161と内管162との少なくとも一方に設けることができる。例えば、他端においては、外管161と内管162との間にゴム製Oリングを介装した連結部、あるいは、外管161と内管162とに接合されたブロック状のジョイント部材を採用した連結部を採用することができる。
外管161の両端部には、両端縁より所定距離内側に位置して連通口を提供するバーリング孔が設けられている。このバーリング孔は、後述する内管162の螺旋溝162dの端部あるいは周回溝162gの径方向外側に位置して開設されている。バーリング孔は、外管161の壁を径方向に貫通する孔を提供する。バーリング孔は、外管161の壁を、孔の周囲において、径方向に管状に突出させて形成されている。バーリング孔には、フランジ部を有する入口パイプ163b、および出口パイプ164bが接合されている。両パイプ163b、164bは、外管161の内部と連通している。バーリング孔とパイプ163b、164bは、連通口を提供する。
内管162は、内径一定の管によって形成されている。内管162の両端部には、両端縁から所定長さにわたって円筒状の筒状部が形成されている。内管162の壁には、凹凸部が形成されている。凹凸部は、内管162の壁の内面と外面との両方に凹凸を提供する。この実施形態では、凹凸部は、内管162の壁に刻設された溝によって提供される。溝は、内管162の長さ方向に沿って延びている。凹凸部は、複数の溝によって提供されることができる。凹凸部は、内管162の周方向に離れて位置する複数の溝によって提供されることができる。凹凸部は、内管162の長さ方向に離れて位置する複数の溝によって提供されることができる。複数の溝は、互いに交差する構成とすることも、互いに平行に延びる構成とすることもできる。溝は、内管162の長さ方向に沿って延びる直線状あるいは内管162の周囲に沿って螺旋状に延びる形状とすることができる。
この実施形態では、溝は、周回溝162gと、多条(例えば3条)の螺旋溝162dとを備えている。螺旋溝162dの間に形成される峰部の頂点は、外管161の内面に接近して位置している。螺旋溝162の間に形成される峰部は、内管162の壁に形成された径方向外側へ向けて突出する凸部を形成している。内管162の凸部の頂部で規定される円の外径は、外管161の内径より小さい。この結果、内管162の凹部である螺旋溝162dと外管161との間に流路が区画されると共に、さらに、内管162の凸部と外管161との間にも流路が区画される。内管162の凸部と外管161との間の流路は、内管162の凸部が、ところどころで外管161の内面に接触することで、狭められているか、部分的に閉じている。
周回溝162gは、入口パイプ163bと出口パイプ164bとに対応するそれぞれの位置で、内管162の周方向に沿って延びる溝として形成されている。周回溝162gは、内管162の全周を周回する溝として形成されている。
そして、螺旋溝162dはこの周回溝162gから連続して延び出して形成されている。螺旋溝162dは、一方の周回溝162g内から延び出している。また、螺旋溝162dは、他方の周回溝162g内から延び出している。この構成により、周回溝162gから二重管の長さ方向に沿って延び出す流路が溝によって確実に提供される。螺旋溝162dは、内管162の長さ方向に沿って、両周回溝162g間にわたって連続して形成されている。
よって、両パイプ163b、164bは直接的に各周回溝162gに連通すると共に、周回溝162gおよび螺旋溝162dによって、外管161と内管162との間に内外間流路160aが形成されることになる。
これにより、外管161に設けた両パイプ163b、164bを、内管162の表面に形成された周回溝162gに径方向から直接に連通させたので、内外間流路160a(螺旋溝162d)への高圧冷媒の出入りを簡単な構成で実現できる。
また、溝部の形成にあたり、両パイプ163b、164bに対応する位置で内管162の外周を周方向に周回する周回溝162gを設けているので、外管161(両パイプ163b、164b)に対する内管162の周方向の位置決めを不要として、溝部(162g、162b)と連両パイプ163b、164bとを連通させることができる。
また、外管161(外管筒状部)の内径を内管162(内管筒状部)の外径に対してわずかに大きく設定して、両筒状部を接合するようにすると共に、外管161は、筒状部161cを含めて内径が一定の管としているので、両管161、162の接合を容易とし、更に、外管161に部分的な拡大部を設けることなく、内外間流路160aと両パイプ163b、164bとの連通を実現できる。
この実施形態では、内外間流路160aは、凝縮器から蒸発器に向かって流れる高温高圧冷媒の流路として提供され、内管162内の流路は、蒸発器から圧縮機に向けて流れる低温低圧冷媒の流路として提供される。この場合、高温高圧冷媒は、低温低圧冷媒よりも高温であって、外管161の外側の外気よりも高温である冷却されるべき流体である。この構成によると、高温高圧冷媒は、内管162内の低温低圧冷媒と熱交換して冷却されると共に、加えて、外気によっても冷却される。しかも、高温高圧冷媒を外管161と内管162との間の環状の隙間で形成される流路に広く流すため、広い熱交換面積を提供でき、熱交換を促進できる。さらに、少なくとも内管162には、凹凸部としての溝部(螺旋溝162d)を形成しているので、複雑な流れが提供され、熱交換が促進される。
この実施形態では、二重管160は、車両への搭載のために、車両に敷設される。そして、車両への敷設のために、二重管160は、所要の位置で曲げられる。この実施形態では、両端部分を除く内管162のほぼ全体で螺旋溝162dが形成されているため、二重管160が曲げられても、流路面積が確保される。例えば、内管162内においては、螺旋溝162dが、内管162の過剰なつぶれを阻止する。また、外管161と内管162との間では、管の断面が曲げ加工にともなって変形しても螺旋溝162dが流路を確保する。さらに、別の側面では、二重管160が曲げ加工される際に、螺旋溝162dが蛇腹のように機能して、内管162の曲げ加工を容易にする。この利点を得るために、螺旋溝162dは、少なくとも二重管160が曲げられる部位において内管162に形成されていることが望ましい。
尚、上記第6実施形態において、内管162の溝部の形成にあたっては、螺旋溝162dに代えて第1実施形態で説明したストレート溝162bとしても良い。また、螺旋溝162dとストレート溝162bとが組み合わされたものとしても良い。また、螺旋溝162dは、内管162の長さ方向の途中で部分的に中断していてもよい。また、内管162の長さ方向に複数の螺旋溝162dを断続的に形成してもよい。また、周回溝162gに代えて、円周方向に沿って延び、完全に円形状に繋がらない溝を採用しても良い。また、周回溝162gに代えて、峰をほとんど残さないほどにピッチを詰めた螺旋溝を採用してもよい。更には、周回溝162gを廃止して、両パイプ163b、164bに近接する位置を起点、終点とする螺旋溝162d、ストレート溝162b等としても良い。
(その他の実施形態)
以上に述べた実施形態における溝部は、内管162の全長に渡って連続する溝として形成されているが、溝部は内管162の長さ方向に関して複数に分断されていてもよい。例えば、複数の交差する螺旋溝を設ける構成にあっては、交差部を通して螺旋溝間が連結されるため、確実に内外間流路160aが確保される。
以上に述べた実施形態における溝部は、内管162の壁面を変形させて、その外面と内面との両方に溝と隆起とを形成したが、外面のみに溝を刻設する構成をとることができる。さらに、外管161にも溝を形成してもよい。例えば、外管161にも複数の交差する螺旋溝を形成することができる。
さらに、二重管に流通させる冷媒としては、物理的に性質が異なる冷媒を選定することができ、例えば流れ方向が異なる冷媒や、温度差がある冷媒、あるいは圧力差がある冷媒などの種々の組み合わせを採用することができる。例えば、膨張弁前後の高圧冷媒と低圧冷媒との組み合わせの他に、圧縮機前後の高圧冷媒と低圧冷媒、凝縮器後の高温冷媒と蒸発器後の低温冷媒などを採用することができる。また、室外に配置された冷凍サイクル構成要素と室内に配置された冷凍サイクル構成要素とを連結する往路配管と復路配管とを提供するために二重管を採用することができる。さらに、室内に配置された冷凍サイクル構成要素の間、あるいは室外に配置された冷凍サイクル構成要素の間を連結する往路配管と復路配管とを提供するために二重管を採用することができる。
上記各実施形態で説明した外管161と内管162の径サイズは、6/8インチ管および5/8インチ管の組み合わせに限定されるものでは無く、他のサイズとしても良い。例えば、内管162を6/8インチ管として、外管161をφ22mm管(内径19.6mm)とする、また、外管161を5/8インチ管として、内管162をφ12.7mm管(内径10.3mm)とする等、各種サイズでの対応が可能である。
また、二重管160において拡大部160b、および溝部(162b、162d、162e、162f)を共に設けるものとして説明したが、それぞれ単独で設けるようにしても良い。
また、冷凍サイクル100Aに配設される二重管160を車両用空調装置100に適用したものとしたが、これに限らず、家庭用の空調装置に適用しても良い。この場合、外管161の外気雰囲気温度は、車両用として使用されるエンジンルーム1の場合よりも低い条件で使用可能であるので、高圧冷媒と低圧冷媒の熱交換性能によっては、内外間流路160aに低圧冷媒を流通させ、内管162内に高圧冷媒を流通させるようにしても良い。
また、上記の実施形態においては、冷媒と冷媒との間の熱交換器を構成する二重管を説明したが、水と冷媒とを熱交換させる用途にも適用することができる。内管内の流路を水の流路とし、内管と外管との間の流路を冷媒の流路とする構成、あるいは、内管内の流路を冷媒の流路とし、内管と外管との間の流路を水の流路とする構成を採用することができる。これらの場合においても、内管と外管との間の流路に通す流体は、外気との熱交換の必要性、および/または流量を考慮して選択することができる。
車両用空調装置の全体を示す概略構成図である。 冷凍サイクルの車両での搭載状態を示す外観斜視図である。 第1実施形態における二重管を示す平面図である。 図3のA−A部を示す断面図である。 二重管における作用を示すモリエル線図である。 第2実施形態における二重管を示す斜視図である。 第3実施形態における二重管を示す斜視図である。 第4実施形態における二重管を示す斜視図である。 第5実施形態における内管を示す側面図である。 図9のB‐B部を示す断面図である。 第6実施形態における二重管を示す平面図である。
符号の説明
1 エンジンルーム(所定の搭載領域)
100 車両用空調装置
100A 冷凍サイクル
110 圧縮機
120 凝縮器
130 膨張弁(減圧器)
140 蒸発器
150 配管
151 高圧配管
152 低圧配管
160 冷媒用二重管(二重管構造)
160a 内外間流路
160b 拡大部
160c 曲げ部
161 外管
161b 連結部
161c 筒状部(外管筒状部)
162 内管
162b ストレート溝(溝部、凹凸部)
162d 螺旋溝(溝部)
162e 右螺旋溝(第1螺旋溝)
162f 左螺旋溝(第2螺旋溝)
162g 周回溝(溝部、凹凸部)
162h 筒状部(内管筒状部)
163 入口パイプ(入口部)
163b 入口パイプ(連通口)
164 出口パイプ(出口部)
164b 出口パイプ(連通口)

Claims (27)

  1. 外管(161)と内管(162)とを備える二重管において、
    前記外管(161)の長手方向両端部側でその壁面に開口して、前記外管(161)と前記内管(162)との間に形成される内外間流路(160a)に連通した流体の入口部(163)、または出口部(164)の近傍に、前記内外間流路(160a)の断面積を拡大する拡大部(160b)が設けられたことを特徴とする二重管。
  2. 前記拡大部(160b)は、前記入口部(163)、前記出口部(164)近傍で前記外管(161)の円周方向の一部あるいは全周が拡管されて形成されたことを特徴とする請求項1に記載の二重管。
  3. 前記拡大部(160b)は、前記入口部(163)、前記出口部(164)近傍で前記内管(162)の円周方向の一部あるいは全周が縮管されて形成されたことを特徴とする請求項1に記載の二重管。
  4. 外管(161)と内管(162)とを備える二重管において、
    前記内管(162)の表面には、溝部(162b、162d、162e、162f)が形成されたことを特徴とする二重管。
  5. 前記溝部(162b、162d、162e、162f)は、前記内管(162)の長手方向に延びるストレート溝(162b)としたことを特徴とする請求項4に記載の二重管。
  6. 前記溝部(162b、162d、162e、162f)は、前記内管(162)の長手方向に螺旋状に形成される螺旋溝(162d)としたことを特徴とする請求項4に記載の二重管。
  7. 前記溝部(162b、162d、162e、162f)は、前記内管(162)の長手方向に延びるストレート溝(162b)と、
    前記内管(162)の長手方向に螺旋状に形成される螺旋溝(162d)としたことを特徴とする請求項4に記載の二重管。
  8. 前記螺旋溝(162d)は、前記内管(162)の長手方向に螺旋状に形成される第1螺旋溝(162e)と、
    前記内管(162)の長手方向に螺旋状に形成され、前記第1螺旋溝(162e)と反対方向にねじれた第2螺旋溝(162f)とを備えることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の二重管。
  9. 内部に流体の通路を形成する内管(162)と、
    前記内管(162)の外側に配置され、前記内管(162)との間に流体の内外間流路(160a)を形成する外管(161)とを備える二重管において、
    前記内管(162)は、前記内管(162)の壁に形成され、前記内管(162)の一端部から他端部へ向けて延びる溝部(162g、162b)を有し、
    前記外管(161)は、一端部に設けられ、前記内管(162)に気密性をもって連結される連結部(161b)と、
    前記外管(161)の前記一端部に設けられ、前記外管(161)の壁を径方向に貫通し、前記溝部(162g、162b)に径方向外側から直接に連通する連通口(163b)とを有することを特徴とする二重管。
  10. 前記外管(161)は、他端部にも前記連結部(161b)、および前記連通口(164b)を有することを特徴とする請求項9に記載の二重管。
  11. 前記溝部(162g、162b)は、前記連通口(163b)との連通部で、前記内管(162)の周方向に延びていることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の二重管。
  12. 前記溝部(162g、162b)は、前記連通口(163b)との連通部で、前記内管(162)の外周を周回していることを特徴とする請求項11に記載の二重管。
  13. 前記溝部(162g、162b)は、螺旋状に延びていることを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれか1つに記載の二重管。
  14. 前記内管(162)には、更に、他の溝部が形成されていることを特徴とする請求項9〜請求項13いずれか1つに記載の二重管。
  15. 前記内管(162)は、その端部に内管筒状部(162h)を有し、
    前記外管(161)は、その端部に前記内管筒状部(162h)の外径よりやや大きい内径をもつ外管筒状部(161c)を有し、
    前記連結部(161b)は、前記両筒状部(162h、161c)が直接に気密性をもって連結されて形成されていることを特徴とする請求項9〜請求項14のいずれか1つに記載の二重管。
  16. 前記外管(161)は、前記外管筒状部(161c)を含めて内径が一定の管であることを特徴とする請求項請求項15に記載の二重管。
  17. 前記外管(161)は、前記外管筒状部(161c)を含めて内径が一定の管であって、前記連結部(161b)においてのみ縮径されて前記内管筒状部(162h)と接合されていることを特徴とする請求項請求項15に記載の二重管。
  18. 所定の搭載領域(1)への搭載条件に応じた曲げ部(160c)を有することを特徴とする請求項4〜請求項17のいずれか1つに記載の二重管。
  19. 圧縮機(110)、凝縮器(120)、減圧器(130)、蒸発器(140)が配管(150)によって順次環状に接続されて、前記圧縮機(110)によって圧縮吐出された冷媒が循環する冷凍サイクル(100A)に用いられるものであって、
    前記配管(150)のうち、前記凝縮器(120)から前記減圧器(130)の間で高圧冷媒が流れる高圧配管(151)と、前記蒸発器(140)から前記圧縮機(110)の間で低圧冷媒が流れる低圧配管(152)との少なくとも一部を提供することを特徴とする請求項1〜請求項18のいずれか1つに記載の二重管。
  20. 前記外管(161)と前記内管(162)との間を前記高圧冷媒が流通し、
    前記内管(162)内を前記低圧冷媒が流通することを特徴とする請求項1〜請求項19のいずれか1つに記載の二重管。
  21. 前記外管(161)および前記内管(162)は、それぞれ個別に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項20のいずれか1つに記載の二重管。
  22. 車両用空調装置(100)に適用されることを特徴とする請求項1〜請求項21のいずれか1つに記載の二重管。
  23. 内部に低圧冷媒の通路を形成する管であって、壁に凹凸部(162g、162b)が形成された内管(162)と、
    前記内管(162)の外側に配置され、前記内管(162)との間に高圧冷媒の通路を形成する外管(161)とを備える冷媒用二重管。
  24. 前記凹凸部(162g、162b)は、前記内管(162)の長手方向に沿って延びる溝を含むことを特徴とする請求項23に記載の冷媒用二重管。
  25. 前記凹凸部(162g、162b)は、螺旋状であることを特徴とする請求項24に記載の冷媒用二重管。
  26. 前記内管(162)の壁の凸部の頂部で規定される円の外径は、前記外管(161)の内径より小さく、前記高圧冷媒の通路は、前記壁の凹部と前記外管(161)との間と、前記壁の凸部と前記外管(161)との間とに形成されることを特徴とする請求項23〜請求項25のいずれか1つに記載の冷媒用二重管。
  27. 前記内管(162)は、その一端に前記凹凸部(162g、162b)を持たない内管筒状部(162h)を有し、
    前記外管(161)は、前記内管筒状部(162h)の径方向外側に位置する部位に、前記内管筒状部(162h)の外径よりやや大きい内径をもつ外管筒状部(161c)を有し、
    前記両筒状部(162h、161c)の間に、前記両筒状部(162h、161c)を直接に気密性をもって連結する連結部(161b)が設けられていることを特徴とする請求項23〜請求項26のいずれか1つに記載の冷媒用二重管。
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