JP6765451B2 - 熱交換器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、伝熱管の内周壁に溝が形成された熱交換器の製造方法に関する。
空気調和装置に用いられる熱源側熱交換器では、作動流体が流通する伝熱管の内周壁に、伝熱管の製造時に形成された溝が形成されている。この伝熱管は、熱源側熱交換器の製造過程にて、内周壁に溝が形成された伝熱管の内径よりも大きな径を持つ拡管ビュレットを用いて拡管を行う。これにより、伝熱管に間隔を空けて並べられた複数のフィンは、拡管された伝熱管に固定されている。
従来、内周壁に螺旋溝によって2つの螺旋溝に挟まれた凸部を有する伝熱管に、拡管ビュレットを挿入し、伝熱管の外径を伝熱管の長さ方向にわたって拡管させる熱交換器の製造方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1の技術では、拡管ビュレットの外周面に挿入方向に真っ直ぐ延伸したV字状溝を形成しておく。そして、拡管ビュレットを伝熱管内で前進させたときに、伝熱管の凸部の一部がV字状溝によって凸部よりも径方向内方に突き出た突起に形成される。
これにより、伝熱管の伝熱性能(熱伝達効率)が向上できるとされている。
特開2009−058186号公報
特許文献1の技術では、熱源側熱交換器の伝熱管内にて溝に沿って流通する作動流体の液膜が形成される。このとき、作動流体の液膜では、対流熱伝達して液膜表面からの蒸発が支配的に行われる。そのため、突起については、伝熱管から作動流体の液膜への対流熱伝達が少なく、新たに形成された突起の熱伝達効率の向上効果が限定的となる。
また、伝熱管内を流通する作動流体は、低質量速度域では層流となる。このように作動流体が層流になっても、伝熱管内部にて溝に沿って流通する作動流体の液膜が限られ、作動流体の液膜に対流熱伝達し難く、熱伝達効率が低下する。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、伝熱管の熱伝達効率がより向上できる熱交換器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る熱交換器の製造方法は、作動流体が流通する伝熱管と、前記伝熱管が挿通されて間隔を空けて平行に並べられた複数のフィンと、を備えた熱交換器の製造方法であって、前記伝熱管の内周壁にて前記内周壁よりも管肉厚を薄くする第1溝が前記伝熱管の製造時に形成され、前記伝熱管の前記内周壁にて前記内周壁よりも管肉厚を薄くし、前記第1溝とは異なった形状の第2溝が複数の前記フィンに挿通された前記伝熱管の拡管時に形成されるものであり、前記第2溝は、前記伝熱管の長さ方向に前記第2溝の溝長さ方向に直交する断面の幅よりも長さの短い螺旋状に配置された複数の凸部を有する拡管ビュレットを、前記伝熱管の長さ方向に真っ直ぐ挿入して形成された、または、前記伝熱管の長さ方向に対して回転させながら挿入して形成されたものである。
本発明に係る熱交換器の製造方法によれば、伝熱管は、内周壁に形成され、内周壁よりも管肉厚を薄くした第1溝と、内周壁に形成され、内周壁よりも管肉厚を薄くし、第1溝とは異なった形状の第2溝と、を有した。これにより、伝熱管の管肉厚の薄い領域が増大し、薄い管肉厚で伝熱し易い伝熱面積が拡大できる。また、伝熱管の内周壁に形成される凹凸が複雑化し、伝熱管を流通する作動流体の乱流が促進できる。したがって、伝熱管の熱伝達効率がより向上できる。
本発明の実施の形態1に係る熱交換器を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の縦断面を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る伝熱管の内部構成1をまとめて示す図であり、図3(a)が伝熱管の内面を展開して示す図であり、図3(b)が伝熱管の内面の概要を示す斜視図であり、図3(c)が伝熱管の内面を伝熱管の長さ方向に直交する断面を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る伝熱管の内部構成2をまとめて示す図であり、図4(a)が伝熱管の内面を展開して示す図であり、図4(b)が伝熱管の内面の概要を示す斜視図であり、図4(c)が伝熱管の内面を伝熱管の長さ方向に直交する断面を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る伝熱管の内部構成3をまとめて示す図であり、図5(a)が伝熱管の内面を展開して示す図であり、図5(b)が伝熱管の内面の概要を示す斜視図であり、図5(c)が伝熱管の内面を伝熱管の長さ方向に直交する断面を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る伝熱管の内部構成4をまとめて示す図であり、図6(a)が伝熱管の内面を展開して示す図であり、図6(b)が伝熱管の内面の概要を示す斜視図であり、図6(c)が伝熱管の内面を伝熱管の長さ方向に直交する断面を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る第2溝の断面形状をまとめて示す図であり、図7(a)が断面四角状の第2溝の断面形状を示す図であり、図7(b)が断面台形状の第2溝の断面形状を示す図であり、図7(c)が断面U字状の第2溝の断面形状を示す図であり、図7(d)が断面V字状の第2溝の断面形状を示す図であり、図7(e)が断面W字状の第2溝の断面形状を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の他の例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る製造時の伝熱管の構成をまとめて示す図であり、図9(a)が伝熱管の内面を展開して示す図であり、図9(b)が伝熱管の内面の概要を示す斜視図であり、図9(c)が伝熱管の内面を伝熱管の長さ方向に直交する断面を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る伝熱管の拡管時の拡管工程をまとめて示す図であり、図10(a)が拡管ビュレットを伝熱管の長さ方向に真っ直ぐ挿入する拡管工程S1を示す図であり、図10(b)が拡管ビュレットを伝熱管の長さ方向に対して回転させながら挿入する拡管工程S2を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る拡管ビュレットの形状をまとめて示す図であり、図11(a1)が伝熱管の長さ方向に平行な凸部を有する拡管ビュレットを示す側面図であり、図11(a2)が図11(a1)の拡管ビュレットを先端から見た正面図であり、図11(b)が伝熱管の長さ方向に対して螺旋状の凸部を有する拡管ビュレットを示す側面図であり、図11(c)が伝熱管の長さ方向に第2溝の溝長さ方向に直交する断面の幅よりも長さの短い凸部を有する拡管ビュレットを示す側面図であり、図11(d)が伝熱管の長さ方向に第2溝の溝長さ方向に直交する断面の幅よりも長さの短い凸部を螺旋状に有する拡管ビュレットを示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る伝熱管内の作動流体の状態をまとめて示す図であり、図12(a)が第1溝の溝深さと第2溝の溝深さが同じ場合を示す図であり、図12(b)が第1溝の溝深さと第2溝の溝深さが異なる場合を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置を示す概略構成図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
さらに、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
[熱交換器]
図1は、本発明の実施の形態1に係る熱交換器1を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る熱交換器1の縦断面を示す説明図である。
図1、図2に示す熱交換器1は、たとえば、後述する空気調和装置100の室外機に備える熱源側熱交換器103に用いられる。
図1、図2に示すように、熱交換器1は、作動流体が流通する複数の伝熱管2と、複数の伝熱管2が挿通されて間隔を空けて平行に並べられた複数のフィン3と、を備えている。
複数のフィン3には、フィンカラー4aを周囲に有する貫通孔4が形成されている。真っ直ぐな伝熱管2が貫通孔4に挿入され、伝熱管2が拡管される。これにより、複数のフィン3は、伝熱管2に間隔を空けて固定されている。図1、図2に示す熱交換器1は、この状態である。
[伝熱管の内部構成1]
図3は、本発明の実施の形態1に係る伝熱管2の内部構成1をまとめて示す図であり、図3(a)が伝熱管2の内面を展開して示す図であり、図3(b)が伝熱管2の内面の概要を示す斜視図であり、図3(c)が伝熱管2の内面を伝熱管の長さ方向に直交する断面を示す説明図である。
図3に示す伝熱管2の内面には、内周壁5に形成されて内周壁5よりも管肉厚を薄くした複数の第1溝6を有している。
なお、伝熱管2の内面とは、文言通り伝熱管2の内側の凹凸を含む面全体をいうものである。また、伝熱管2の内周壁5とは、円筒状の伝熱管2が本来的に内径として有する内周の基準面をいうものである。
複数の第1溝6は、伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状に形成されている。複数の第1溝6は、等ピッチで形成されている。複数の第1溝6は、伝熱管2の製造時に形成されている。
なお、複数の第1溝6は、必ずしも図3に示す螺旋状に限定するものではない。複数の第1溝6は、伝熱管2の長さ方向に直交する直交面に対して0°<θ1<90°の範囲で形成されると良い。また、複数の第1溝6は、伝熱管2の長さ方向に真っ直ぐ形成されても良い。
伝熱管2の内面には、内周壁5に形成されて内周壁5よりも管肉厚を薄くして複数の第1溝6とは異なった形状の複数の第2溝7を有している。
複数の第2溝7は、複数の第1溝6と異なる内面部分に、複数の第1溝6に交差するように形成されている。複数の第2溝7は、伝熱管2の長さ方向に平行な直線状に形成されている。複数の第2溝7は、等ピッチで形成されている。複数の第2溝7は、複数のフィン3に挿通された伝熱管2の拡管時に形成されている。複数の第2溝7は、互いに同一形状である。
なお、第1溝6の溝深さと第2溝7の溝深さとは、一致していると良い。また、第2溝7の溝深さは、第1溝6の溝深さと異なる深さでも良い。
[伝熱管の内部構成2]
図4は、本発明の実施の形態1に係る伝熱管2の内部構成2をまとめて示す図であり、図4(a)が伝熱管2の内面を展開して示す図であり、図4(b)が伝熱管2の内面の概要を示す斜視図であり、図4(c)が伝熱管の内面を伝熱管の長さ方向に直交する断面を示す説明図である。
ここで、伝熱管2の内部構成2では、伝熱管2の内部構成1とは異なる特徴部分について説明し、同様な構成を省略する。
図4に示すように、複数の第2溝7a、7bは、互いに異なる形状である。このように、伝熱管2は、第2溝7a、7bの形状を2つ以上組合せて複数の種類の第2溝7a、7bを有しても良い。
[伝熱管の内部構成3]
図5は、本発明の実施の形態1に係る伝熱管2の内部構成3をまとめて示す図であり、図5(a)が伝熱管2の内面を展開して示す図であり、図5(b)が伝熱管2の内面の概要を示す斜視図であり、図5(c)が伝熱管2の内面を伝熱管2の長さ方向に直交する断面を示す説明図である。
ここで、伝熱管2の内部構成3では、伝熱管2の内部構成1、2とは異なる特徴部分について説明し、同様な構成を省略する。
図5に示すように、複数の第2溝7cは、伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状に形成されている。螺旋状の複数の第2溝7cは、螺旋状の複数の第1溝6に対して交差している。螺旋状の複数の第2溝7cは、伝熱管2の長さ方向に直交する直交面に対して90°<θ2<180°の範囲で形成されると良い。これにより、複数の第2溝7cは、複数の第1溝6に対して直交して交差するようにも形成できる。
このような第2溝7cを有すると、伝熱管2内の第1溝6と第2溝7cとを流れる作動流体が激しく混ざり合うことにより、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
[伝熱管の内部構成4]
図6は、本発明の実施の形態1に係る伝熱管2の内部構成4をまとめて示す図であり、図6(a)が伝熱管2の内面を展開して示す図であり、図6(b)が伝熱管2の内面の概要を示す斜視図であり、図6(c)が伝熱管2の内面を伝熱管2の長さ方向に直交する断面を示す説明図である。
ここで、伝熱管2の内部構成4では、伝熱管2の内部構成1〜3とは異なる特徴部分について説明し、同様な構成を省略する。
図6に示すように、複数の第2溝7dは、複数の第1溝6に対して並行している。すなわち、複数の第2溝7dは、伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状に形成された複数の第1溝6に対して並行に螺旋状に形成されている。複数の第2溝7dは、伝熱管2の長さ方向に直交する直交面に対して0°<θ1<90°の範囲で形成され、その角度θ1が複数の第1溝6の角度θ1と一致している。複数の第2溝7dは、複数の第1溝6間の間隔に合わせて等しい間隔で形成されている。
なお、図示しないが、複数の第2溝は、伝熱管2の長さ方向に平行な直線状の複数の第1溝6に対して並行に形成されても良い。この場合には、複数の第2溝は、伝熱管2の長さ方向に平行な直線状に形成される。
[第2溝の断面形状]
図7は、本発明の実施の形態1に係る第2溝7の断面形状をまとめて示す図であり、図7(a)が断面四角状の第2溝7の断面形状を示す図であり、図7(b)が断面台形状の第2溝7の断面形状を示す図であり、図7(c)が断面U字状の第2溝7の断面形状を示す図であり、図7(d)が断面V字状の第2溝7の断面形状を示す図であり、図7(e)が断面W字状の第2溝7の断面形状を示す図である。
なお、ここでは、伝熱管2の内部構成1の第2溝7を代表して説明する。しかし、他の第2溝7a、7b、7c、7dにこれらの形状を適用しても良い。
図7(a)に示すように、複数の第2溝7は、長さ方向に直交する断面形状を断面四角状に形成されても良い。第2溝7における断面四角状では、溝開口部幅8と溝底部幅9とが等しい長さである。この場合には、伝熱管2内において内周壁5よりも管肉厚の薄い領域が増大できる。また、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸が複雑化できる。
図7(b)に示すように、複数の第2溝7は、長さ方向に直交する断面形状を断面台形状に形成されても良い。第2溝7における断面台形状では、溝開口部幅8と溝底部幅9とが異なる長さである。すなわち、図7(b)では、第2溝7の溝底部幅9が溝開口部幅8よりも長い長さに形成している。この場合には、第2溝7の溝底部10を流れる作動流体の速度が上昇し、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
また、図7(b)とは逆に、複数の第2溝7は、長さ方向に直交する断面形状を断面台形状に形成されても良い。第2溝7における断面台形状では、溝開口部幅8と溝底部幅9とが異なる長さである。すなわち、図示しないが、第2溝7の溝底部幅9が溝開口部幅8よりも短い長さに形成しても良い。この場合には、伝熱管2内を流れる作動流体が第2溝7に流入する際に伝熱管2の伝熱面への接触効率が向上でき、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
図7(c)に示すように、複数の第2溝7は、長さ方向に直交する断面形状を断面U字状に形成されても良い。第2溝7における断面U字状では、溝底部10が曲面である。すなわち、第2溝7の溝底部幅9が中心程溝肉厚の薄い断面円弧状に形成される。この場合には、第2溝7を流れる作動流体への圧力損失の上昇が抑えられる。
図7(d)に示すように、複数の第2溝7は、長さ方向に直交する断面形状を断面V字状に形成されても良い。第2溝7における断面V字状では、溝底部10が幅を有しない。この場合には、伝熱管2内を流れる作動流体が第2溝7に流入する際に伝熱管2の伝熱面への接触効率が向上でき、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
図7(e)に示すように、複数の第2溝7は、長さ方向に直交する断面形状を断面W字状に形成されても良い。第2溝7における断面W字状では、溝底部10に溝長さ方向に平行な山形状を1つ形成されている。この場合には、伝熱管2内を流れる作動流体が第2溝7に流入する際に伝熱管2の伝熱面への接触効率が向上でき、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
なお、複数の第2溝7は、溝底部10に溝長さ方向に平行な山形状を2つ以上形成されても良い。この場合にも、上記と同様な効果が得られる。
[熱交換器の他の例]
図8は、本発明の実施の形態1に係る熱交換器1の他の例を示す斜視図である。図8に示す伝熱管2a、2bの領域における異なるハッチングが異なる種類の第1溝6と第2溝7とを形成した異なる種類の伝熱管2a、2bを表している。
図8に示すように、1つの熱交換器1に異なる種類の第1溝6と第2溝7とを形成した異なる2つ以上の種類の伝熱管2a、2bを用いてもよい。また、図4に示す伝熱管2の内部構成2のように、1つの伝熱管2の複数の第2溝7a、7bをも異なる形状としても良い。
この場合には、性質の異なる個々の作動流体に対して有効な伝熱管2a、2bが配列できる。あるいは、作動流体の状態変化に応じて有効な伝熱管2a、2bが配列できる。よって、伝熱管2a、2bの熱伝達効率がより向上できる。
[製造時の伝熱管の構成]
図9は、本発明の実施の形態1に係る製造時の伝熱管2の構成をまとめて示す図であり、図9(a)が伝熱管2の内面を展開して示す図であり、図9(b)が伝熱管2の内面の概要を示す斜視図であり、図9(c)が伝熱管2の内面を伝熱管2の長さ方向に直交する断面を示す説明図である。
図9に示すように、伝熱管2は、製造時に、内面に複数の第1溝6が形成される。複数の第1溝6は、伝熱管2の成形時に一体成形されると良い。すなわち、複数の第1溝6は、伝熱管2の製造時の製造工程にて同時に形成される。
[伝熱管の拡管時の説明]
図10は、本発明の実施の形態1に係る伝熱管2の拡管時の拡管工程S1、S2をまとめて示す図であり、図10(a)が拡管ビュレット11aを伝熱管2の長さ方向に真っ直ぐ挿入する拡管工程S1を示す図であり、図10(b)が拡管ビュレット11bを伝熱管2の長さ方向に対して回転させながら挿入する拡管工程S2を示す図である。
図10(a)に示すように、複数の伝熱管2に対して間隔を空けて並んだ複数のフィン3を拡管させた伝熱管2に固定するために、拡管ビュレット11aを伝熱管2の長さ方向に真っ直ぐ前進させて挿入し、伝熱管2を拡管していく。この拡管ビュレット11aを伝熱管2の長さ方向に真っ直ぐ前進させて挿入し、伝熱管2を拡管していく工程を拡管工程S1という。
拡管工程S1では、後述するように拡管ビュレット11aが伝熱管2の長さ方向に平行な複数の凸部12aを有している。このため、拡管工程S1により、複数の第2溝7は、伝熱管2の長さ方向に平行な複数の凸部12aを有する拡管ビュレット11aを伝熱管2の長さ方向に真っ直ぐ挿入して複数の凸部12aの軌跡上に形成されることになる。この場合には、複数の第2溝7は、伝熱管2の長さ方向に平行な直線状に形成される。またこの場合において、第1溝6と第2溝7とを交差させつつ第1溝6の溝深さと第2溝7の溝深さとが一致するように形成すると、複数の第2溝7が第1溝6間に突出した伝熱管2の内周壁5部分を削り落とすように形成でき、製造容易である。
図10(b)に示すように、複数の伝熱管2に対して間隔を空けて並んだ複数のフィン3を拡管させた伝熱管2に固定するために、拡管ビュレット11bを伝熱管2の長さ方向に対して回転させながら挿入し、伝熱管2を拡管していく。この拡管ビュレット11bを伝熱管2の長さ方向に対して回転させながら前進させて挿入し、伝熱管2を拡管していく工程を拡管工程S2という。
拡管工程S2では、後述するように拡管ビュレット11bが伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の複数の凸部12bを有している。このため、拡管工程S2により、複数の第2溝7cまたは第2溝7dは、伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の複数の凸部12bを有する拡管ビュレット11bを伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の複数の凸部12bに沿って回転させながら挿入して複数の凸部12bの軌跡上に形成されることになる。この場合には、複数の第2溝7cまたは第2溝7dは、伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状に形成される。またこの場合において、第1溝6と第2溝7cとを交差させつつ第1溝6の溝深さと第2溝7cの溝深さとが一致するように形成すると、複数の第2溝7cが第1溝6間に突出した伝熱管2の内周壁5部分を削り落とすように形成でき、製造容易である。
ここで、後述するように拡管ビュレット11cが伝熱管2の長さ方向に第2溝7の溝長さ方向に直交する断面の幅よりも長さの短い複数の凸部12cを有しても良い。この場合には、1種類の拡管ビュレット11cを用いて、拡管工程S1と拡管工程S2とが選択できる。このため、拡管ビュレット11cを複数種類用意する必要が無く、効率的である。
[拡管ビュレットの形状]
図11は、本発明の実施の形態1に係る拡管ビュレット11a、11b、11c、11dの形状をまとめて示す図であり、図11(a1)が伝熱管2の長さ方向に平行な凸部12aを有する拡管ビュレット11aを示す側面図であり、図11(a2)が図11(a1)の拡管ビュレット11aを先端から見た正面図であり、図11(b)が伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の凸部12bを有する拡管ビュレット11bを示す側面図であり、図11(c)が伝熱管2の長さ方向に第2溝7の溝長さ方向に直交する断面の幅よりも長さの短い凸部12cを有する拡管ビュレット11cを示す側面図であり、図11(d)が伝熱管2の長さ方向に第2溝7の溝長さ方向に直交する断面の幅よりも長さの短い凸部12dを螺旋状に有する拡管ビュレット11dを示す側面図である。
図11に示すような拡管ビュレット11a、11b、11c、11dは、第1溝6を有する伝熱管2を拡管する際に用いる。伝熱管2の内径よりも大きい外形の拡管ビュレット11a、11b、11c、11dが伝熱管2内へ挿入されることにより、伝熱管2の管径を広げ、伝熱管2が貫通孔4に挿通された伝熱管2の外側にフィンカラー4aを一周にわたって有するフィン3を固定する。
図11(a)に示すような拡管ビュレット11aは、側面に伝熱管2の長さ方向に平行な複数の凸部12aを有している。拡管ビュレット11aは、上述の拡管工程S1に用いられ、拡管時に伝熱管2に、複数の凸部12aの軌跡により伝熱管2の長さ方向に平行な直線状の複数の第2溝7を形成する。
なお、拡管ビュレット11aは、複数の凸部12aの形状を異ならせることにより、形成する複数の第2溝7aまたは第2溝7bの形状を異ならせても良い。
図11(b)に示すような拡管ビュレット11bは、側面に伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の複数の凸部12bを有している。拡管ビュレット11bは、上述の拡管工程S2に用いられ、拡管時に伝熱管2に、複数の凸部12bの軌跡により伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の複数の第2溝7cまたは第2溝7dを形成する。
なお、拡管ビュレット11bは、複数の凸部12bの形状を異ならせることにより、形成する複数の第2溝7dの形状を異ならせても良い。
図11(c)に示すような拡管ビュレット11cは、側面に伝熱管2の長さ方向に第2溝7の溝長さ方向に直交する断面の幅よりも長さの短い複数の凸部12cを有している。拡管ビュレット11cは、上述の拡管工程S1に用いられると、拡管時に伝熱管2に、複数の凸部12cの軌跡により直線状の複数の第2溝7、7a、7bを形成する。拡管ビュレット11cは、上述の拡管工程S2に用いられると、拡管時に伝熱管2に、複数の凸部12cの軌跡により複数の螺旋状の第2溝7cまたは第2溝7dを形成する。
なお、拡管ビュレット11cは、複数の凸部12cの形状を異ならせることにより、形成する複数の第2溝7の形状を異ならせても良い。
図11(d)に示すような拡管ビュレット11dは、伝熱管2の長さ方向に第2溝7の溝長さ方向に直交する断面の幅よりも長さの短い複数の凸部12dを螺旋状に有している。この場合には、図11(c)に示すような拡管ビュレット11cと同様に用いることができる。
[伝熱管内の作動流体の説明]
図12は、本発明の実施の形態1に係る伝熱管2内の作動流体の状態をまとめて示す図であり、図12(a)が第1溝6の溝深さと第2溝7の溝深さが同じ場合を示す図であり、図12(b)が第1溝6の溝深さと第2溝7の溝深さが異なる場合を示す図である。
一般に、伝熱管2内で熱を受ける作動流体は、熱伝達率が高いとされる環状流または環状噴霧流の状態となっている。伝熱管2内では、伝熱管2の内面である伝熱面に沿って流れる液膜13が形成される。液膜13では、対流熱伝達して液膜表面からの蒸発が支配的に行われる。作動流体のうち熱を受けて蒸発した気体14は、伝熱管2内の中央部を流れる。
図12(a)、図12(b)に示すように、第1溝6の溝深さと第2溝7の溝深さが同じ場合と、第1溝6の溝深さと第2溝7の溝深さが異なる場合とが存在する。しかし、いずれの伝熱管2においても複数の第1溝6と複数の第2溝7とは、伝熱管2の内周壁5より管肉厚を薄くする。つまり、伝熱管2に、複数の第1溝6と複数の第2溝7とが形成されて管肉厚が内周壁5よりも薄い領域が増大し、液膜13と伝熱管2との接触面積が増加する。このため、伝熱管2では、液膜13に接触し易い薄い管肉厚で伝熱し易い伝熱面積が拡大できる。したがって、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
また、図3〜図6に示すように、複数の第1溝6と複数の第2溝7とは、伝熱管2の内面を複雑な凹凸に形成している。よって、伝熱管2の内面での内周壁5に形成される凹凸が複雑化し、伝熱管2を流通する作動流体の乱流が促進できる。したがって、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
実施の形態1では、作動流体は、HFO冷媒、HFC冷媒、たとえばR1234yf、R1234ze、COなどに代表される自然冷媒、または、それらの混合冷媒が用いられる。
なお、図12では、伝熱管2内の作動流体の二相流体について、単一冷媒あるいは共沸混合冷媒を例として模擬的に表した。しかし、非共沸混合冷媒においても同様の効果が得られる。
[実施の形態1の効果]
実施の形態1によれば、熱交換器1は、作動流体が流通する伝熱管2を備えている。熱交換器1は、伝熱管2が挿通されて間隔を空けて平行に並べられた複数のフィン3を備えている。伝熱管2は、内周壁5に形成されて内周壁5よりも管肉厚を薄くした第1溝6を有している。伝熱管2は、内周壁5に形成されて内周壁5よりも管肉厚を薄くして第1溝6とは異なった形状の第2溝7、7a、7b、7c、7dを有している。
この構成によれば、伝熱管2内において内周壁5よりも管肉厚の薄い領域が増大し、薄い管肉厚で伝熱し易い伝熱面積が拡大できる。また、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸が複雑化し、伝熱管2を流通する作動流体の乱流が促進できる。したがって、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
実施の形態1によれば、第1溝6は、伝熱管2の製造時に形成されている。第2溝7、7a、7b、7c、7dは、複数のフィン3に挿通された伝熱管2の拡管時に形成されている。
この構成によれば、第1溝6と第1溝6とは異なる第2溝7、7a、7b、7c、7dとの2種類以上の複数の溝が伝熱管2の内周壁5に熱交換器1に必須の2つの製造工程である伝熱管製造工程と伝熱管拡管工程とに分けて形成できる。このため、溝のみを形成するための製造工程が必要なく、第1溝6および第2溝7、7a、7b、7c、7dの形成された熱交換器1の製造が容易であり、製造効率が良い。
実施の形態1によれば、第1溝6の溝深さと第2溝7、7a、7b、7cの溝深さとは、一致している。
この構成によれば、特に第1溝6と第2溝7、7a、7b、7cとが交差するように形成する場合に、複数の第2溝7、7a、7b、7cが第1溝6間に突出した伝熱管2の内周壁5部分を削り落とすように形成でき、製造容易である。
実施の形態1によれば、第2溝7、7a、7b、7cは、第1溝6に対して交差して形成されている。
この構成によれば、伝熱管2内において内周壁5よりも管肉厚の薄い領域が増大できる。また、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸が複雑化できる。
また、第2溝7、7a、7b、7cが第1溝6に対して交差するので、伝熱管2内にて第1溝6と第2溝7、7a、7b、7cとを流れる作動流体が互いに混ざり合い、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
実施の形態1によれば、第2溝7dは、第1溝6に対して並行に形成されている。
この構成によれば、伝熱管2内において内周壁5よりも管肉厚の薄い領域が増大できる。また、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸が複雑化できる。
実施の形態1によれば、第2溝7、7c、7dは、複数形成されている。複数の第2溝7、7c、7dは、互いに同一形状である。
この構成によれば、第2溝7、7c、7dが簡易に効率良く形成できる。
また、性質の異なる個々の作動流体に対して有効な第2溝7、7c、7dが選定できる。あるいは、作動流体の状態変化に応じて有効な第2溝7、7c、7dが選定できる。よって、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
実施の形態1によれば、第2溝7a、7bは、複数形成されている。複数の第2溝7a、7bは、互いに異なる形状である。
この構成によれば、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸がより複雑化できる。
また、性質の異なる個々の作動流体に対して有効な第2溝7a、7bが配列できる。あるいは、作動流体の状態変化に応じて有効な第2溝7a、7bが配列できる。よって、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
実施の形態1によれば、第2溝7、7a、7bは、伝熱管2の長さ方向に平行な直線状に形成されている。
この構成によれば、第2溝7、7a、7bが簡易に効率良く形成できる。
また、第2溝7、7a、7bが伝熱管2の長さ方向に平行な直線状であり、作動流体の流れ方向に延伸する。これにより、作動流体の流れが阻害されることなく圧力損失の上昇が抑えられる。
実施の形態1によれば、第2溝7、7a、7bは、伝熱管2の長さ方向に平行な凸部12aを有する拡管ビュレット11aを伝熱管2の長さ方向に真っ直ぐ挿入して形成されている。
この構成によれば、第2溝7、7a、7bが簡易に効率良く形成できる。
実施の形態1によれば、第2溝7c、7dは、伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状に形成されている。
この構成によれば、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸がより複雑化できる。
また、たとえば、螺旋状の第2溝7c、7dが螺旋状の第1溝6に直交方向に形成できる。この場合には、伝熱管2内の第1溝6と第2溝7c、7dとを流れる作動流体が激しく混ざり合い、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
実施の形態1によれば、第2溝7c、7dは、伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の凸部12bを有する拡管ビュレット11bを伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の凸部12bに沿って回転させながら挿入して形成されている。
この構成によれば、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸がより複雑化できる。
実施の形態1によれば、第2溝7は、伝熱管2の長さ方向に第2溝7、7a、7bの溝長さ方向に直交する断面の幅よりも長さの短い凸部12cを有する拡管ビュレット11cを伝熱管2の長さ方向に真っ直ぐ挿入して形成されている。または、第2溝7c、7dは、伝熱管2の長さ方向に長さの短い凸部12cを有する拡管ビュレット11cを伝熱管2の長さ方向に対して回転させながら挿入して形成されている。
この構成によれば、第2溝7、7a、7b、7c、7dは、1種類の拡管ビュレット11cを用いて、伝熱管2の長さ方向に平行な直線状の溝あるいは伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の溝という2種類の溝のいずれかに形成できる。このため、拡管ビュレット11cを複数種類用意する必要が無く、効率的である。
実施の形態1によれば、凸部12a、12b、12c、12dは、拡管ビュレット11a、11b、11c、11dの挿入方向に直交する断面が、第2溝7、7a、7b、7c、7dの溝長さ方向に直交する断面と等しい。
この構成によれば、第2溝7、7a、7b、7c、7dの形状は、凸部12a、12b、12c、12dの形状に応じて変更できる。
実施の形態1によれば、第2溝7は、溝開口部幅8と溝底部幅9とが等しい長さである。
この構成によれば、伝熱管2内において内周壁5よりも管肉厚の薄い領域が増大できる。また、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸が複雑化できる。
実施の形態1によれば、第2溝7は、溝開口部幅8と溝底部幅9とが異なる長さである。
この構成によれば、伝熱管2内において内周壁5よりも管肉厚の薄い領域が増大できる。また、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸が複雑化できる。
また、たとえば、第2溝7の溝底部幅9が溝開口部幅8よりも長い長さに形成できる。この場合には、溝底部10を流れる作動流体の速度が上昇し、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
また、たとえば、第2溝7の溝底部幅9が溝開口部幅8よりも短い長さに形成できる。この場合には、伝熱管2内を流れる作動流体が第2溝7に流入する際に伝熱管2の伝熱面への接触効率が向上でき、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
実施の形態1によれば、第2溝7は、溝底部10が曲面である。
この構成によれば、伝熱管2内において内周壁5よりも管肉厚の薄い領域が増大できる。また、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸が複雑化できる。
また、たとえば、第2溝7の溝底部幅9が中心程溝肉厚の薄い断面円弧状に形成できる。この場合には、第2溝7を流れる作動流体への圧力損失の上昇が抑えられる。
実施の形態1によれば、第2溝7は、溝底部10が幅を有せず、溝長さ方向に直交する断面がV字状である。
この構成によれば、伝熱管2内において内周壁5よりも管肉厚の薄い領域が増大できる。また、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸が複雑化できる。
また、伝熱管2内を流れる作動流体が第2溝7に流入する際に伝熱管2の伝熱面への接触効率が向上でき、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
実施の形態1によれば、第2溝7は、溝底部10に溝長さ方向に平行な山形状に形成されている。
この構成によれば、伝熱管2内において内周壁5よりも管肉厚の薄い領域が増大できる。また、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸が複雑化できる。
また、伝熱管2内を流れる作動流体が第2溝7に流入する際に伝熱管2の伝熱面への接触効率が向上でき、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
実施の形態1によれば、作動流体は、HFO冷媒、HFC冷媒、自然冷媒またはそれらの混合冷媒である。
この構成によれば、作動流体は、伝熱管2からの熱伝達効率が良い。
実施の形態1によれば、熱交換器1の製造方法は、作動流体が流通する伝熱管2と、伝熱管2が挿通されて間隔を空けて平行に並べられた複数のフィン3と、を備えた熱交換器1を製造する。伝熱管2の内周壁5にて内周壁5よりも管肉厚を薄くする第1溝6が伝熱管2の製造時に形成される。伝熱管2の内周壁5にて第1溝6とは異なって内周壁5よりも管肉厚を薄くする第2溝7、7a、7b、7c、7dが複数のフィン3に挿通された伝熱管2の拡管時に形成される。
この構成によれば、第1溝6と第1溝6とは異なる第2溝7、7a、7b、7c、7dとの2種類以上の複数の溝が伝熱管2の内周壁5に熱交換器1の2つの必須の製造工程に分けて形成できる。このため、溝のみを形成するための製造工程が必要なく、第1溝6および第2溝7、7a、7b、7c、7dの形成された熱交換器1の製造が容易であり、製造効率が良い。
実施の形態1によれば、伝熱管2の拡管時に形成される第2溝7、7a、7bは、伝熱管2の長さ方向に平行な凸部12aを有する拡管ビュレット11aを伝熱管2の長さ方向に真っ直ぐ挿入して形成される。
この構成によれば、第2溝7、7a、7bが簡易に効率良く形成できる。
実施の形態1によれば、伝熱管2の拡管時に形成される第2溝7c、7dは、伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の凸部12bを有する拡管ビュレット11bを伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の凸部12bに沿って回転させながら挿入して形成されている。
この構成によれば、伝熱管2の内周壁5に形成される凹凸がより複雑化できる。
実施の形態1によれば、伝熱管2の拡管時に形成される第2溝7は、伝熱管2の長さ方向に第2溝7、7a、7bの溝長さ方向に直交する断面の幅よりも長さの短い凸部12cを有する拡管ビュレット11cを伝熱管2の長さ方向に真っ直ぐ挿入して形成されている。または、伝熱管2の拡管時に形成される第2溝7c、7dは、伝熱管2の長さ方向に長さの短い凸部12cを有する拡管ビュレット11cを伝熱管2の長さ方向に対して回転させながら挿入して形成されている。
この構成によれば、第2溝7、7a、7b、7c、7dは、1種類の拡管ビュレット11cを用いて、伝熱管2の長さ方向に平行な直線状の溝あるいは伝熱管2の長さ方向に対して螺旋状の溝という2種類の溝のいずれかに形成できる。このため、拡管ビュレット11cを複数種類用意する必要が無く、効率的である。
実施の形態2.
[空気調和装置の構成]
図13は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置100を示す概略構成図である。なお、図13では、冷房運転時の冷媒の流れが実線の矢印で示され、暖房運転時の冷媒の流れが点線の矢印で示される。
図13に示すように、空気調和装置100は、圧縮機101と、四方弁102と、実施の形態1の熱交換器1を用いた熱源側熱交換器103と、絞り装置104と、負荷側熱交換器105と、を備えている。空気調和装置100は、熱源側熱交換器103に送風する熱源側ファン106と、負荷側熱交換器105に送風する負荷側ファン107と、を備えている。空気調和装置100は、室内機と室外機を接続する配管108、109を備えている。空気調和装置100は、空気調和装置100の各種可動部品を制御する制御装置110、111を備えている。
空気調和装置100には、圧縮機101と四方弁102と熱源側熱交換器103と絞り装置104と負荷側熱交換器105とが冷媒配管で接続されて、冷媒循環回路が形成される。
制御装置110、111には、たとえば、圧縮機101、四方弁102、絞り装置104、熱源側ファン106、負荷側ファン107、各種センサなどが通信線を介して接続されている。
制御装置110、111によって、四方弁102の流路が切り替えられることにより、冷房運転と暖房運転とが切り替えられる。熱源側熱交換器103は、冷房運転時に凝縮器として作用し、暖房運転時に蒸発器として作用する。負荷側熱交換器105は、冷房運転時に蒸発器として作用し、暖房運転時に凝縮器として作用する。
[冷房運転時の冷媒の流れ]
圧縮機101から吐出される高圧高温のガス状態の冷媒は、四方弁102を介して熱源側熱交換器103に流入する。熱源側熱交換器103に流入した冷媒は、熱源側ファン106によって供給される外気との熱交換によって凝縮することにより、高圧の液状態の冷媒となり、熱源側熱交換器103から流出する。熱源側熱交換器103から流出した高圧の液状態の冷媒は、絞り装置104に流入し、低圧の気液二相状態の冷媒となる。絞り装置104から流出する低圧の気液二相状態の冷媒は、負荷側熱交換器105に流入し、負荷側ファン107によって供給される室内空気との熱交換によって蒸発することで低圧のガス状態の冷媒となり、負荷側熱交換器105から流出する。負荷側熱交換器105から流出する低圧のガス状態の冷媒は、四方弁102を介して圧縮機101に吸入される。
[暖房運転時の冷媒の流れ]
圧縮機101から吐出される高圧高温のガス状態の冷媒は、四方弁102を介して負荷側熱交換器105に流入する。負荷側熱交換器105に流入した冷媒は、負荷側ファン107によって供給される室内空気との熱交換によって凝縮することで高圧の液状態の冷媒となり、負荷側熱交換器105から流出する。負荷側熱交換器105から流出した高圧の液状態の冷媒は、絞り装置104に流入し、低圧の気液二相状態の冷媒となる。絞り装置104から流出する低圧の気液二相状態の冷媒は、熱源側熱交換器103に流入し、熱源側ファン106によって供給される外気との熱交換によって蒸発することで低圧のガス状態の冷媒となり、熱源側熱交換器103から流出する。熱源側熱交換器103から流出する低圧のガス状態の冷媒は、四方弁102を介して圧縮機101に吸入される。
[実施の形態2の効果]
実施の形態2によれば、空気調和装置100は、上記した実施の形態1の熱交換器1を熱源側熱交換器103として備えている。
この構成によれば、空気調和装置100は、上記した実施の形態1の熱交換器1を備えることにより、伝熱管2の熱伝達効率がより向上できる。
なお、実施の形態2では、冷凍サイクル装置として、空気調和装置100を例に挙げた。しかし、本発明はこれに限られない。本発明の冷凍サイクル装置は、実施の形態1の熱交換器1を凝縮器または蒸発器に用いるものであれば良い。また、実施の形態1の熱交換器1は、熱源側熱交換器だけでなく、負荷側熱交換器に用いても良い。
1 熱交換器、2 伝熱管、2a 伝熱管、2b 伝熱管、3 フィン、4 貫通孔、4a フィンカラー、5 内周壁、6 第1溝、7 第2溝、7a 第2溝、7b 第2溝、7c 第2溝、7d 第2溝、8 溝開口部幅、9 溝底部幅、10 溝底部、11a 拡管ビュレット、11b 拡管ビュレット、11c 拡管ビュレット、11d 拡管ビュレット、12a 凸部、12b 凸部、12c 凸部、12d 凸部、13 液膜、14 気体、100 空気調和装置、101 圧縮機、102 四方弁、103 熱源側熱交換器、104 絞り装置、105 負荷側熱交換器、106 熱源側ファン、107 負荷側ファン、108 配管、109 配管、110 制御装置、111 制御装置。

Claims (13)

  1. 作動流体が流通する伝熱管と、
    前記伝熱管が挿通されて間隔を空けて平行に並べられた複数のフィンと、を備えた熱交換器の製造方法であって、
    前記伝熱管の内周壁にて前記内周壁よりも管肉厚を薄くする第1溝が前記伝熱管の製造時に形成され、
    前記伝熱管の前記内周壁にて前記内周壁よりも管肉厚を薄くし、前記第1溝とは異なった形状の第2溝が複数の前記フィンに挿通された前記伝熱管の拡管時に形成されるものであり、
    前記第2溝は、前記伝熱管の長さ方向に前記第2溝の溝長さ方向に直交する断面の幅よりも長さの短い螺旋状に配置された複数の凸部を有する拡管ビュレットを、前記伝熱管の長さ方向に真っ直ぐ挿入して形成された、または、前記伝熱管の長さ方向に対して回転させながら挿入して形成された熱交換器の製造方法。
  2. 前記第1溝は、前記伝熱管の製造時に形成され、
    前記第2溝は、前記複数のフィンに挿通された前記伝熱管の拡管時に形成された請求項1に記載の熱交換器の製造方法
  3. 前記第1溝の溝深さと前記第2溝の溝深さとは、一致した請求項1または2に記載の熱交換器の製造方法
  4. 前記第2溝は、前記第1溝に対して交差して形成された請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法
  5. 前記第2溝は、前記第1溝に対して並行に形成された請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法
  6. 前記第2溝は、複数形成され、
    複数の前記第2溝は、互いに同一形状である請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法
  7. 前記第2溝は、複数形成され、
    複数の前記第2溝は、互いに異なる形状である請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法
  8. 前記第2溝は、溝開口部幅と溝底部幅とが等しい長さである請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法
  9. 前記第2溝は、溝開口部幅と溝底部幅とが異なる長さである請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法
  10. 前記第2溝は、溝底部が曲面である請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法
  11. 前記第2溝は、溝底部が幅を有せず、溝長さ方向に直交する断面がV字状である請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法
  12. 前記第2溝は、溝底部に溝長さ方向に平行な山形状に形成された請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法
  13. 前記作動流体は、HFO冷媒、HFC冷媒、自然冷媒またはそれらの混合冷媒である請求項1〜12のいずれか1項に記載の熱交換器の製造方法
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