JP2006161590A - スタータ - Google Patents

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美樹夫 塚田
Kazuo Masaki
和雄 正木
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Abstract

【課題】ピニオン6に使用できる材料の選択範囲を広くできると共に、ピニオン6の強度および耐久性を向上できるスタータを提供する。
【解決手段】クラッチと共に反モータ方向へ押し出されたピニオン6がリングギヤ38の端面に当接した後、モータ接点が閉じる前に、ピニオン6がリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで回転できる様に、ピニオンストロークS1とヘリカルスプライン結合部の捩じり角とが設定されている。リングギヤ38に噛み合い可能な位置まで回転したピニオン6は、ピニオンスプリング25に蓄えられた反力によってリングギヤ38に噛み合わされる。これにより、モータのトルクによってピニオン6をリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで強制的に回転させる必要がないので、ピニオン6がリングギヤ38に噛み合う時に、ピニオン6に大きな衝撃力が加わることはなく、ピニオン6およびリングギヤ38の強度、耐久性が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータの回転力が伝達される出力部を軸方向に押し出して、その出力部に支持されるピニオンをエンジンのリングギヤに噛み合わせる方式のスタータに関する。
従来技術として、例えば、特許文献1に記載されたスタータがある。
このスタータは、図6に示す様に、モータ100の回転力がクラッチ110を介して伝達される筒状のスプラインチューブ120と、このスプラインチューブ120の内周にヘリカルスプライン結合される出力軸130と、この出力軸130の端部にスプライン結合されるピニオン140と、このピニオン140と出力軸130との間に反力を蓄えるピニオンスプリング150等を有し、電磁スイッチ160の働きで出力軸130を図示左方向に押し出すことにより、ピニオン140をエンジンのリングギヤ170に噛み合わせる方式である。
この構成では、ピニオンスプリング150の反力によって質量の軽いピニオン140をリングギヤ170に押し込むことができるので、ピニオン140とリングギヤ170との噛み合い性が向上する。
上記スタータの作動(ピニオン140の動き)を図7に基づき説明する。なお、図中の矢印は、ピニオン140の端面に注目した一点の軌跡を示している。
a)電磁スイッチ160の働きにより、出力軸130と共にピニオン140が押し出されて、リングギヤ170の端面に当接する。この時、ピニオン140の一点は、図示矢印で示す様に、ヘリカルスプラインの捩じれに沿って斜めに移動する。
b)ピニオン140がリングギヤ170の端面に当接した状態で、ピニオンスプリング150を撓ませながら出力軸130のみ更に前進する。この時、ピニオン140は、出力軸130が前進した分(ピニオンスプリング150が撓むことのできるストローク分)だけ、出力軸130上を相対的に後退するため、ピニオン140の一点は、リングギヤ170の端面に沿って移動する。
c)電磁スイッチ160に内蔵されるモータ接点が閉じて、モータ100に回転力が発生すると、その回転力が出力軸130に伝達されて、出力軸130と共にピニオン140が回転する。この時、ピニオン140の一点は、リングギヤ170の端面に沿って、前記b)と反対方向へ移動する。
d)ピニオン140がリングギヤ170に噛み合い可能な位置まで回転すると、ピニオン140とリングギヤ170との噛み合いが開始される。この時、ピニオン140の一点は、図示矢印で示す様に、リングギヤ170の面取りに沿って斜めに移動する。
e)ピニオン140とリングギヤ170との噛み合いが完了して、ピニオン140からリングギヤ170に回転力が伝達される。
実公昭56−10931号公報
ところが、上記のスタータでは、リングギヤ170の端面に当接したピニオン140を、モータ100のトルクで強制的に回転させてリングギヤ170に噛み合わせているため、ピニオン140がリングギヤ170に噛み合う時に大きな衝撃力が生じる。その結果、ピニオン140には、熱処理を施した高い硬度のものを使用する必要があり、使用できる材料が限定されてしまう。特に、硬度の低い低コストな材料を選択することは、極めて困難であった。また、エンジンを始動する度に、ピニオン140に大きな衝撃力が加わるため、ピニオン140の強度および耐久性の点でも問題があった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、ピニオンに使用できる材料の選択範囲を広くできると共に、ピニオンの強度および耐久性を向上できるスタータを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、モータの回転力がヘリカルスプライン結合部を介して伝達される出力部と、この出力部にスプライン結合されるピニオンと、出力部とピニオンとの間に配設されるピニオンスプリングと、モータの通電回路に設けられるモータ接点を閉操作すると共に、ピニオンを出力部と一体に軸方向に押し出す働きを有する電磁スイッチとを備え、軸方向に押し出されたピニオンがエンジンのリングギヤに噛み合わされて、モータの回転力をピニオンからリングギヤに伝達するスタータであって、軸方向に押し出されたピニオンがリングギヤに噛み合うことなく、リングギヤの端面に当接した場合でも、モータ接点が閉じる前にピニオンがリングギヤに噛み合い可能な位置まで回転できる様に、ピニオンストロークとヘリカルスプライン結合部の捩じり角とが設定されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、ピニオンストロークとヘリカルスプライン結合部の捩じり角とを適切に設定することにより、軸方向に押し出されたピニオンがリングギヤの端面に当接した場合でも、モータ接点が閉じる前に、ピニオンをリングギヤに噛み合い可能な位置まで回転させることができる。この場合、モータのトルクによって、リングギヤの端面に当接しているピニオンを強制的に回転させる必要がないので、ピニオンがリングギヤに噛み合う時に、ピニオンに大きな衝撃力が加わることはない。
これにより、ピニオンおよびリングギヤの強度、耐久性が向上する。また、ピニオンには、必ずしも熱処理された硬度の高い材料を使用する必要はなく、硬度の低い材料、例えば樹脂を使用することも可能であり、材料の選択範囲が従来より広くなる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載したスタータにおいて、ピニオンストロークは、ピニオンがリングギヤの端面に当接した後、ヘリカルスプライン結合部の捩じり作用によって、ピニオンがリングギヤに噛み合い可能な位置まで回転できるだけの長さが確保されていることを特徴とする。
出力軸と共に押し出されたピニオンがリングギヤの端面に当接した場合に、ヘリカルスプライン結合部の捩じり作用で、ピニオンがリングギヤに噛み合い可能な位置まで回転できる様にピニオンストロークの長さが確保されていれば、電磁スイッチによってモータ接点が閉操作される前に、ピニオンとリングギヤの面取りの有無に係わらず、ピニオンをリングギヤに噛み合わせることができる。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載したスタータにおいて、ピニオンがリングギヤの端面に当接した後、モータ接点が閉じる前に、ピニオンがリングギヤに噛み合い可能な位置まで回転して、ピニオンスプリングの反力によりピニオンを押し込んでリングギヤに噛み合わせることを特徴とする。
ピニオンがリングギヤの端面に当接した後、リングギヤに噛み合い可能な位置まで回転する間は、ピニオンがピニオンスプリングを押し縮めながら、出力部に対し相対的に後退するため、ピニオンの後退量に応じてピニオンスプリングに反力が蓄えられる。従って、ピニオンがリングギヤに噛み合い可能な位置まで回転した時点で、ピニオンスプリングに蓄えられた反力だけでピニオンを押し込んでリングギヤに噛み合わせることができる。この場合、ピニオンとリングギヤとの噛み合い荷重を小さくできる、つまり噛み合いをソフトに行うことができるので、ピニオンおよびリングギヤの摩耗や欠け等を防止できる。
(請求項4の発明)
請求項1〜3に記載した何れかのスタータにおいて、ピニオンがリングギヤに噛み合ってリングギヤを駆動する時のピニオンの回転方向を駆動方向と呼ぶ時に、ピニオンは、リングギヤの端面に当接した後、ヘリカルスプライン結合部の捩じり作用により、反駆動方向に回転してリングギヤに噛み合うことを特徴とする。
リングギヤの端面に当接したピニオンは、出力部に対し相対的に後退しながら出力部と共に反駆動方向に回転するため、リングギヤの端面に当接した位置から反駆動方向へリングギヤに噛み合い可能な位置まで回転することで、ピニオンとリングギヤの面取りの有無に係わらず、リングギヤに噛み合うことができる。例えば、ピニオンとリングギヤに全く面取りが形成されていない場合は、ピニオンの回転ピッチを多く取り、両ギヤに面取りが形成されている場合は、両ギヤ端面の底面当たり分の回転が出来れば良い。
(請求項5の発明)
請求項1〜4に記載した何れかのスタータにおいて、出力部とプランジャとの間に配設されて、両者間に反力を蓄えるドライブスプリングを備え、ピニオンがリングギヤの端面に当接した後、モータ接点が閉じる前に、ピニオンがリングギヤに噛み合い可能な位置まで回転できなかった場合に、モータ接点が閉じてモータが回転することにより、そのモータの回転力でピニオンをリングギヤに噛み合い可能な位置まで回転させて、ドライブスプリングの反力とピニオンスプリングの反力とでピニオンを押し込んでリングギヤに噛み合わせることを特徴とする。
上記の構成によれば、ピニオンがリングギヤの端面に当接した後、リングギヤに噛み合い可能な位置まで回転できなかった場合(例えば、ピニオンとリングギヤとのエッジ同士が干渉した場合)でも、モータの回転力でピニオンをリングギヤに噛み合い可能な位置まで回転させることにより、ドライブスプリングの反力とピニオンスプリングの反力とでピニオンを押し込んでリングギヤに噛み合わせることができる。これにより、ピニオンとリングギヤとの噛み合い不良を防止でき、信頼性の高いスタータを実現できる。
(請求項6の発明)
請求項5に記載したスタータにおいて、
ピニオンスプリングは、ドライブスプリングより、ばね定数および初期荷重がそれぞれ小さく設定されていることを特徴とする。
前記の請求項5に記載した様に、ドライブスプリングを備える構成では、ピニオンがリングギヤに噛み合い可能な位置まで回転する間に、ドライブスプリングよりピニオンスプリングの方が先に撓むことで、ピニオンスプリングに反力を蓄えることができ、その反力によってピニオンをリングギヤに噛み合わせることができる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1はスタータ1の半断面図である。
実施例1に係るスタータ1は、回転力を発生するモータ2と、このモータ2の回転が減速装置3を介して伝達される出力軸4と、この出力軸4上にクラッチ5と共に配置されるピニオン6と、シフトレバー7を介してクラッチ5とピニオン6を反モータ方向(図1の左方向)へ押し出す働きを有すると共に、モータ2の通電回路に設けられるモータ接点(後述する)を開閉する電磁スイッチ8等より構成される。
モータ2は、磁束を発生する界磁と、整流子9を有する電機子10、および整流子9に摺接するブラシ11等を備える周知の直流電動機であり、電磁スイッチ8によりモータ接点が閉じると、バッテリ(図示せず)から給電されて電機子10に回転力を発生する。
界磁は、磁気回路を形成するヨーク12の内周に複数個の永久磁石13を配置して構成される。なお、永久磁石13の代りに界磁巻線を用いることもできる。
電機子10は、電機子軸14の一端側端部が軸受15を介して出力軸4に相対回転可能に支持され、電機子軸14の他端側端部が軸受16を介してエンドフレーム17に回転自在に支持されている。
減速装置3は、電機子軸14に形成された太陽歯車18に噛み合う複数の遊星歯車19を有し、この遊星歯車19が自転しながら太陽歯車18の周囲を公転する周知の遊星歯車減速機である。
出力軸4は、減速装置3を介して電機子軸14と同軸線上に配置され、反モータ側の端部が軸受20を介してフロントハウジング21に回転自在に支持されている。
クラッチ5は、ヘリカルスプライン結合部22を介して出力軸4の外周に配置され、出力軸4の回転をピニオン6に伝達すると共に、ピニオン6がエンジンにより高速で回された時、つまりピニオン6の回転速度が出力軸4の回転速度を上回った時に、ピニオン6の回転が出力軸4に伝わらない様に、両者間の動力伝達を遮断する一方向クラッチとして構成されている。
ピニオン6は、図2に示す様に、クラッチ5のインナ側と一体に設けられたインナチューブ23(本発明の出力部)の外周に直スプライン結合部24を介して支持されると共に、インナチューブ23に形成された直スプライン23aに沿って軸方向に移動可能に支持されている。このピニオン6は、下述するピニオンスプリング25の反力を受けてインナチューブ23の先端方向(反クラッチ方向)に付勢され、インナチューブ23の先端部に取り付けられたピニオンストッパ26にピニオン6の先端面が当接している。また、ピニオン6の後端側には、インナチューブ23の外周に沿ってクラッチ5側へ突き出る筒状の円筒部6aが設けられ、この円筒部6aの後端面と、インナチューブ23のクラッチ5の近傍に突設された後端ストッパ27との間に、ピニオン6が軸方向に移動可能な最大距離(ピニオンストロークS1)が設定されている。
ピニオンスプリング25は、図2に示す様に、ピニオン6の内径側に設けられる段差面と、インナチューブ23の外周に設けられる段差面との間に所定の反力(初期荷重)を蓄えた状態で配設されている。なお、ピニオンスプリング25は、図2に示す初期荷重が付与された状態から全圧縮するまでの撓み量が、前記ピニオンストロークS1と同等、あるいはそれ以上に設定されている。つまり、この実施例1では、ピニオン6がインナチューブ23をクラッチ方向へ移動した時に、円筒部6aの後端面が後端ストッパ27に当接するまでは、ピニオンスプリング25が全圧縮することはなく、円筒部6aの後端面が後端ストッパ27に当接した時点で、ピニオンスプリング25には未だ撓み代が残されている、あるいは、丁度、全圧縮した状態となる様に構成されている。
電磁スイッチ8は、始動スイッチ(図示せず)の閉操作によってバッテリから通電される励磁コイル28と、この励磁コイル28が発生する磁力を受けて作動するプランジャ29と、励磁コイル28への通電が停止して磁力が消滅した時に、プランジャ29を押し戻すためのリターンスプリング30等より構成される。
シフトレバー7は、支点部31を中心に揺動可能に設けられ、プランジャ29の動き(図示左右方向の動き)をクラッチ5に伝達することで、クラッチ5およびピニオン6が出力軸4上を軸方向に移動する。
モータ接点は、2本の外部端子32、33を介してモータ2の通電回路に接続される一組の固定接点34と、ロッド35に支持された可動接点36とで構成され、この可動接点36が一組の固定接点34に当接して両固定接点34間を導通することによりモータ接点が閉状態となり、可動接点36が一組の固定接点34から離れて両固定接点34間の導通が遮断されることによりモータ接点が開状態となる。但し、図1に示す電磁スイッチ8は、プランジャ29とロッド35とが別体であり、プランジャ29とロッド35との間に所定のストロークギャップG1(図1参照)が設けられている。従って、プランジャ29は、図1に示す初期位置からストロークギャップG1を単独で移動した後、ロッド35の端面に当接してからロッド35と共に移動する。
なお、プランジャ29が図1に示す初期位置から移動できる最大距離(プランジャ29と固定鉄心37との間の軸方向距離)をプランジャストロークS2と呼び、可動接点36と一組の固定接点34との間の距離を接点間ギャップG2と呼ぶ時に、プランジャストロークS2と、前記ストロークギャップG1と、接点間ギャップG2との間に以下の関係(1)が成立することは言うまでもない。
S2>G1+G2………………………………………(1)
また、図2に示す様に、クラッチ5が軸方向に移動できる最大距離をS0、ピニオン6が押し出されてリングギヤ38の端面に当接するまでに移動する距離(ピニオン6とリングギヤ38との間に確保されているギャップ)をギヤ間ギャップG3とすると、以下の関係(2)が成立している。
S0≧S1+G3………………………………………(2)
次に、上記スタータ1の特徴を説明する。
このスタータ1は、電磁スイッチ8の働きにより、シフトレバー7を介して反モータ方向へ押し出されたピニオン6が、エンジンのリングギヤ38に直接噛み合うことなく、リングギヤ38の端面に当接した場合に、その後、モータ接点が閉じる前に、ピニオン6がリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで回転できる様に、前記ピニオンストロークS1とヘリカルスプライン結合部22の捩じり角とが設定されている。すなわち、ピニオンストロークS1は、ピニオン6がリングギヤ38の端面に当接した後、ヘリカルスプライン結合部22の捩じり作用によって、ピニオン6がリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで回転できるだけの長さが確保されている。
また、モータ接点が閉じる前に、ピニオン6がリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで回転できるためには、以下の関係(3)が成立する必要がある。
なお、シフトレバー7の支点部31からプランジャ29側の長さをL1、支点部31からクラッチ5側の長さをL2とする。
(S1+G3)×L1/L2<G1+G2…………(3)
次に、上記スタータ1の作動を図3を基に説明する。
なお、図中に示す矢印は、図7の場合と同様に、ピニオン6の端面に注目した一点の軌跡を示している。また、以下の説明では、ピニオン6がリングギヤ38に噛み合ってリングギヤ38を駆動する時のピニオン6の回転方向を駆動方向と呼び、その反対方向を反駆動方向と呼ぶ。
a)始動スイッチの閉操作により電磁スイッチ8の励磁コイル28に通電されると、プランジャ29が吸引されて、図1の右方向へ移動する。このプランジャ29の移動により、シフトレバー7を介してクラッチ5が反モータ方向へ押し出されるため、クラッチ5と共にピニオン6が出力軸4上を反モータ方向へ移動(前進)して、リングギヤ38の端面に当接する。
b)ピニオン6がリングギヤ38の端面に当接した状態で、ピニオンスプリング25を撓ませながらクラッチ5のみ更に出力軸4上を前進する。この時、ピニオン6は、クラッチ5が前進した分だけ、インナチューブ23上を相対的に後退しながら、図示矢印で示す反駆動方向に回転してリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで移動する。この時点では、未だモータ接点が閉じていない。
c)上記b)の行程で蓄えられたピニオンスプリング25の反力により、ピニオン6がリングギヤ38に押し込まれる。
d)ピニオン6とリングギヤ38との噛み合いが完了した後、モータ接点が閉じてモータ2に通電される。これにより、モータ2のトルクがピニオン6からリングギヤ38に伝達されて、エンジンを駆動する。
(実施例1の効果)
本実施例のスタータ1は、反モータ方向に押し出されたピニオン6がリングギヤ38の端面に当接した後、モータ接点が閉じる前に、ヘリカルスプライン結合部22の捩じれ角に応じて、ピニオン6がリングギヤ38と噛み合い可能な位置まで回転できる様に、ピニオンストロークS1の長さが確保されている。これにより、ピニオン6がリングギヤ38の端面に当接した場合でも、モータ接点が閉じる前に、ピニオン6をリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで回転させて、ピニオンスプリング25の反力だけでピニオン6をリングギヤ38に噛み合わせることができる。
上記の構成によれば、ピニオンスプリング25の反力によって質量の軽いピニオン6をリングギヤ38に押し込むことができるので、ピニオン6とリングギヤ38との噛み合い性が向上する。また、モータ2のトルクによってピニオン6をリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで強制的に回転させる必要がないので、ピニオン6がリングギヤ38に噛み合う時に、ピニオン6に大きな衝撃力が加わることはなく、ピニオン6およびリングギヤ38の強度、耐久性が向上する。
更に、ピニオン6は、必ずしも熱処理された硬度の高い材料を使用する必要はなく、硬度の低い材料を選択できる。例えば、ピニオン6を樹脂製にすることで、クランキング時の衝撃を低減できると共に、ギヤ騒音を小さくできる効果もある。
実施例1に示すスタータ1では、ピニオン6がリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで回転した時に、ピニオンスプリング25の反力だけでピニオン6を押し込んでリングギヤ38に噛み合わせることができるので、従来のスタータに用いられているドライブスプリング(特許文献1参照)を廃止できる。このドライブスプリングの廃止により、例えば、電磁スイッチ8の構造を簡略化できると共に、プランジャ29を小径化して電磁スイッチ8を小型化できる効果も期待できる。
なお、この実施例1では、図2に示す様に、ピニオン6に設けられた円筒部6aの後端面と、インナチューブ23のクラッチ5の近傍に突設された後端ストッパ27との間にピニオンストロークS1が設定されているが、ピニオンスプリング25が、図2に示す初期荷重が付与された状態から全圧縮するまでの撓み量をピニオンストロークS1として設定することもできる。つまり、ピニオンスプリング25が全圧縮した状態で、円筒部6aの後端面と後端ストッパ27との間に隙間が生じる構成でも良い。この場合、ピニオンスプリング25が全圧縮することでピニオン6の後退位置が規制されるので、円筒部6aと後端ストッパ27を廃止することもできる。
図4はスタータ1の半断面図である。
この実施例2に係るスタータ1は、実施例1に記載したスタータ1にドライブスプリング39を設けた一例である。
ドライブスプリング39は、図4に示す様に、プランジャ29の空洞部に配設されて、シフトレバー7の上端部が係合する係合部材40とプランジャ29との間に反力を蓄えている。但し、このドライブスプリング39は、実施例1に記載したピニオンスプリング25より、ばね定数および初期荷重がそれぞれ大きく設定されている。
このドライブスプリング39を備えるスタータ1では、ピニオン6がリングギヤ38の端面に当接した後、ピニオン6がインナチューブ23上を相対的に後退しながら、ヘリカルスプライン結合部22の捩じれ角に応じて反駆動方向に回転した時に、例えば、ピニオン6とリングギヤ38とのエッジ同士が干渉して、ピニオン6がリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで回転できなかった場合でも、ドライブスプリング39に蓄えられた反力とピニオンスプリング25の反力とで、出力軸4を回転させることが出来るように設定されている。これにより、ピニオン6が回転してリングギヤ38に噛み合わせることができるので、ピニオン6とリングギヤ38との噛み合い不良を防止でき、信頼性の高いスタータ1を実現できる。
図5はスタータ1の半断面図である。
この実施例3に係るスタータ41は、実施例1のスタータ1と比較して、出力軸4に対するモータ2と電磁スイッチ8の位置が異なり、図5に示す様に、出力軸4と同軸線上に電磁スイッチ8が配置され、出力軸4とモータ2の電機子軸14とが平行に配置されている。この基本的な構成は、特許文献1に記載されたスタータと略同じである。
出力軸4は、モータ2の回転が伝達されるスプラインチューブ42にヘリカルスプライン結合部22を介して挿入され、本発明の出力部を構成している。
ピニオン6は、出力軸4の端部に直スプライン結合部24を介して支持されると共に、ピニオンスプリング25に付勢されて、出力軸4の先端部に取り付けられたピニオンストッパ26に当接している。このピニオン6は、電磁スイッチ8のプランジャ29が吸引されると、プランジャロッド43の先端に配置されるボール44を介して出力軸4が図示左方向へ押し出されることにより、出力軸4と一体に移動してリングギヤ38に噛み合わされる。
但し、ピニオン6がリングギヤ38の端面に当接した場合は、実施例1と同じく、モータ接点が閉じる前に、ピニオン6がリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで回転できる様に、ピニオンストロークとヘリカルスプライン結合部22の捩じり角とが設定されている。
これにより、実施例1のスタータ1と同様に、モータ2のトルクによってピニオン6をリングギヤ38に噛み合い可能な位置まで強制的に回転させる必要がないので、ピニオン6がリングギヤ38に噛み合う時に、ピニオン6に大きな衝撃力が加わることはなく、ピニオン6およびリングギヤ38の強度、耐久性が向上する。また、ピニオン6に硬度の低い材料(例えば、樹脂)を使用することで、クランキング時の衝撃を低減でき、ギヤ騒音を小さくできる効果もある。
なお、図5に示すスタータ41は、ドライブスプリングを有していないが、ピニオンスプリング25とドライブスプリングとを併用することで、実施例2に記載したスタータ1と同様の効果を得ることもできる。
スタータの半断面図である(実施例1)。 ピニオンと周辺の半断面図である(実施例1)。 ピニオンの動きを示す作動説明図である(実施例1)。 スタータの半断面図である(実施例2)。 スタータの半断面図である(実施例3)。 従来技術に係るスタータの部分断面図である。 ピニオンの動きを示す作動説明図である(従来技術)。
符号の説明
1 スタータ(実施例1、2)
2 モータ
4 出力軸(実施例3の出力部)
6 ピニオン
8 電磁スイッチ
22 ヘリカルスプライン結合部
23 インナチューブ(実施例1の出力部)
25 ピニオンスプリング
29 プランジャ
34 固定接点(モータ接点)
36 可動接点(モータ接点)
38 リングギヤ
39 ドライブスプリング(実施例2)
41 スタータ(実施例3)
S1 ピニオンストローク

Claims (6)

  1. 回転力を発生するモータと、
    このモータの回転力がヘリカルスプライン結合部を介して伝達される出力部と、
    この出力部にスプライン結合されると共に、前記出力部に対し軸方向に所定量だけ移動可能に支持されたピニオンと、
    前記出力部と前記ピニオンとの間に配設され、両者間に軸方向の反力を蓄えるピニオンスプリングと、
    電磁力を発生してプランジャを吸引することにより、前記モータの通電回路に設けられるモータ接点を閉操作すると共に、前記プランジャを吸引する力を利用して、前記ピニオンを前記出力部と一体に軸方向に押し出す働きを有する電磁スイッチとを備え、
    軸方向に押し出された前記ピニオンがエンジンのリングギヤに噛み合わされて、前記モータの回転力を前記ピニオンから前記リングギヤに伝達するスタータであって、
    前記ピニオンスプリングを押し縮めながら、前記ピニオンが前記出力部に対し軸方向に移動できる最大距離をピニオンストロークと呼ぶ時に、
    軸方向に押し出された前記ピニオンが前記リングギヤに噛み合うことなく、前記リングギヤの端面に当接した場合でも、前記モータ接点が閉じる前に前記ピニオンが前記リングギヤに噛み合い可能な位置まで回転できる様に、前記ピニオンストロークと前記ヘリカルスプライン結合部の捩じり角とが設定されていることを特徴とするスタータ。
  2. 請求項1に記載したスタータにおいて、
    前記ピニオンストロークは、前記ピニオンが前記リングギヤの端面に当接した後、前記ヘリカルスプライン結合部の捩じり作用によって、前記ピニオンが前記リングギヤに噛み合い可能な位置まで回転できるだけの長さが確保されていることを特徴とするスタータ。
  3. 請求項1または2に記載したスタータにおいて、
    前記ピニオンが前記リングギヤの端面に当接した後、前記モータ接点が閉じる前に、前記ピニオンが前記リングギヤに噛み合い可能な位置まで回転して、前記ピニオンスプリングの反力により前記ピニオンを押し込んで前記リングギヤに噛み合わせることを特徴とするスタータ。
  4. 請求項1〜3に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記ピニオンが前記リングギヤに噛み合って前記リングギヤを駆動する時の前記ピニオンの回転方向を駆動方向と呼ぶ時に、
    前記ピニオンは、前記リングギヤの端面に当接した後、前記ヘリカルスプライン結合部の捩じり作用により、反駆動方向に回転して前記リングギヤに噛み合うことを特徴とするスタータ。
  5. 請求項1〜4に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記出力部と前記プランジャとの間に配設されて、両者間に反力を蓄えるドライブスプリングを備え、
    前記ピニオンが前記リングギヤの端面に当接した後、前記モータ接点が閉じる前に、前記ピニオンが前記リングギヤに噛み合い可能な位置まで回転できなかった場合に、前記モータ接点が閉じて前記モータが回転することにより、そのモータの回転力で前記ピニオンを前記リングギヤに噛み合い可能な位置まで回転させて、前記ドライブスプリングの反力と前記ピニオンスプリングの反力とで前記ピニオンを押し込んで前記リングギヤに噛み合わせることを特徴とするスタータ。
  6. 請求項5に記載したスタータにおいて、
    前記ピニオンスプリングは、前記ドライブスプリングより、ばね定数および初期荷重がそれぞれ小さく設定されていることを特徴とするスタータ。
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