JPH09166069A - スタータ - Google Patents

スタータ

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JPH09166069A
JPH09166069A JP7324795A JP32479595A JPH09166069A JP H09166069 A JPH09166069 A JP H09166069A JP 7324795 A JP7324795 A JP 7324795A JP 32479595 A JP32479595 A JP 32479595A JP H09166069 A JPH09166069 A JP H09166069A
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JP
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pinion gear
rotation
gear
starter
output shaft
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JP7324795A
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Tadahiro Kurasawa
忠博 倉沢
Yukihiro Nishio
行広 西尾
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Denso Corp
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    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/003Starters comprising a brake mechanism
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F02N15/06Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
    • F02N15/062Starter drives
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピニオンギア8の回転を規制して、出力シャ
フト5とピニオンギア8との回転差と、出力シャフト5
とピニオンギア8とのヘリカルスプライン12による係
合とによって、ピニオンギア8を軸方向に変移させるも
のでは、ピニオンギア8の回転を規制する電磁アクチュ
エータが、ハウジング6の外部で、且つピニオンギア8
の外周方向に設置されていたため、電磁アクチュエータ
と、エンジンのクランクケースとが当たり、スタータ1
が車両に搭載できない。 【解決手段】 ピニオンギア8の近傍のハウジング6の
内壁に、板バネ材よりなる回転規制部材13を設け、こ
の回転規制部材13とマグネットスイッチ4のプランジ
ャ21とをワイヤ18で連結し、プランジャ21の変移
力を利用して回転規制部材13を駆動してピニオンギア
8の回転を規制する。なお、回転規制部材13がたわむ
ことにより、ピニオンギア8は外歯8aの1/2ピッチ
以上回動でき、ピニオンギア8の前進時にリングギア7
に当接しても、噛合が完了するまでピニオンギア8が回
転できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのリング
ギアにピニオンギアを噛合させるとともに、ピニオンギ
アを回転駆動してエンジンを始動させるスタータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】スタータに用いられるピニオンギアをエ
ンジンのリングギアへ移動させる手段として、アメリカ
合衆国特許第2342632号公報に示す技術が知られ
ている。この公報に開示されるスタータは、ピニオンギ
アと、このピニオンギアを駆動するための出力シャフト
とを、ヘリカルスプラインによって嵌合し、スタータの
ハウジングの外部に電磁アクチュエータを設けたもの
で、スタータを作動させる際、始動電動機を作動させて
出力シャフトを回転させるとともに、電磁アクチュエー
タを作動させてプランジャをピニオンギアの外歯内に進
入させてピニオンギアの回転を停止させ、出力シャフト
の回転とヘリカルスプラインとによって、ピニオンギア
をリングギア側へ移動させる技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示される
技術は、電磁アクチュエータが、ハウジングの外部で、
且つピニオンギアの外周方向に設置される。この電磁ア
クチュエータの設置部分は、エンジンのクランクケース
に入る部分であるため、エンジン部品と電磁アクチュエ
ータとが干渉し、スタータを車両に搭載できないという
問題が生じることがあった。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、車両搭載性に優れたスタータの提供
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のスタータは、次
の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕請求項1を採用したことにより、次
の作用を奏する。スタータの作動時、まずマグネットス
イッチが電磁力を発生し、プランジャを変移させ、始動
電動機を通電するスイッチをONさせる。このスイッチが
ONすることにより、始動電動機が回転出力を発生し、出
力シャフトを回転させる。
【0006】一方、マグネットスイッチが電磁力を発生
し、プランジャが変移することにより、その変移力が変
移伝達手段を介して回転規制部材に伝達され、回転規制
部材がピニオンギアの外歯内に進入する。この結果、ピ
ニオンギアの回転が規制され、出力シャフトとピニオン
ギアとに回転差が生じる。
【0007】このように、出力シャフトとピニオンギア
とに回転差が生じると、出力シャフトとピニオンギアと
はヘリカルスプラインで結合されているため、ヘリカル
スプラインの作用でピニオンギアがリングギア側へ軸方
向移動する。このため、ピニオンギアの先端面とリング
ギアの後端面とが当接しなければ、そのままピニオンギ
アとリングギアとが噛合する。
【0008】しかるに、ピニオンギアがリングギア側へ
軸方向移動した際、ピニオンギアの先端面とリングギア
の後端面とが当接した場合は、そのままピニオンギアと
リングギアとが噛合しないが、回転規制部材は、ピニオ
ンギアを、外歯の1/2ピッチ以上の回動を許容するよ
うに設けられているため、ピニオンギアが外歯の1/2
ピッチ回動する間に、ピニオンギアとリングギアとが噛
合する。
【0009】ピニオンギアとリングギアとが噛合する
と、ピニオンギアの後退側に回転規制部材が配置され、
ピニオンギアの軸方向への戻りが規制されて、ピニオン
ギアはリングギアとの噛合状態から離脱せず、始動電動
機の回転トルクがリングギアを介してエンジンに伝達さ
れる。
【0010】上記の作用を奏する請求項1のスタータ
は、回転規制部材が、ハウジングの内壁に装着して設け
られるとともに、この回転規制部材は、マグネットスイ
ッチのプランジャの変移力を利用して変移伝達手段を介
して駆動される。この結果、マグネットスイッチ(電磁
アクチュエータ)の配置はハウジングの外部に限定され
ることはなく、従来技術で示したようなハウジングの外
部に設けた電磁アクチュエータが不要となり、スタータ
のエンジンへの取付部が小型化し、車両への搭載性が従
来に比較して向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明のスタータを図に示
す実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図7は実施例を示すもの
で、図1ないし図3はスタータの側面断面図である。
【0012】スタータ1は、遊星歯車減速機構2を介し
て回転出力を発生する始動電動機3と、この始動電動機
3を通電するためのマグネットスイッチ4と、始動電動
機3の出力シャフト5およびマグネットスイッチ4の前
方を覆うハウジング6とを備える。
【0013】始動電動機3の出力シャフト5の周囲に
は、エンジンのクランク軸に連結されたリングギア7に
噛み合うピニオンギア8が装着されている。このピニオ
ンギア8の外周には、エンジンのリングギア7に噛合す
る複数の外歯8aが形成されている。
【0014】このピニオンギア8は、一方向クラッチ1
1を介して始動電動機3の出力シャフト5に係合するも
ので、一方向クラッチ11と出力シャフト5の係合は、
ヘリカルスプライン12によって係合している。このた
め、出力シャフト5が始動電動機3に駆動され、且つ後
述する回転規制部材13がピニオンギア8の回転を規制
して、出力シャフト5の回転数が、ピニオンギア8およ
び一方向クラッチ11の回転数よりも大きくなると、そ
の回転差とヘリカルスプライン12の作用によって、ピ
ニオンギア8がリングギア7側へ前進する。
【0015】ピニオンギア8の前進は、出力シャフト5
の前側に装着されたストッパー14によって規制され
る。このストッパー14は、出力シャフト5に装着され
た係止リング15によって前端側への移動が阻止されて
いる。また、ピニオンギア8および一方向クラッチ11
は、圧縮コイルバネよりなるリターンスプリング16に
より、常に出力シャフト5の後方へ付勢されている。な
お、出力シャフト5の先端は、ハウジング6の先端部分
において、回転自在に支持されている。
【0016】(回転規制部材13の説明)回転規制部材
13は、ハウジング6内で、且つピニオンギア8の近傍
に設けられた板バネ材で、ハウジング6内に設けられた
支点軸17を中心に回動自在に支持されている。この回
転規制部材13は、ピニオンギア8の外歯8a内(外歯
8aの外歯8aとの間を意味する)に進入して、ピニオ
ンギア8の回転を規制する足部13aと、この足部13
aとは異なった側においてワイヤ18の端部が固定され
た反足部13bとを備え、反足部13bがワイヤ18に
よって後方へ引かれて回動することで、回転規制部材1
3が回動して足部13aが外歯8a内に進入する。な
お、ワイヤ18は、マグネットスイッチ4におけるプラ
ンジャ21(後述する)の変移力を回転規制部材13に
伝えるもので、変移伝達手段に相当する。
【0017】なお、マグネットスイッチ4がOFF してい
る時は、回転規制部材13は、出力シャフト5に対して
ほぼ平行の状態とされ、ピニオンギア8の外径との間に
隙間が発生する(図1参照)。また、足部13aが外歯
8a内に進入した状態では、足部13aの先端が外歯8
aと外歯8aとの間の谷に当接して、回転規制部材13
がそれ以上回動しないように設けられている(図2参
照)。さらに、回転規制部材13の足部13aは、ピニ
オンギア8とリングギア7とが、完全に噛合した状態に
おいて、ピニオンギア8の後方に配置されて、ピニオン
ギア8の後退を規制する(図3参照)。
【0018】また、回転規制部材13は、足部13aが
外歯8a内に進入して、ピニオンギア8の回転を規制し
た状態において、回転規制部材13である板バネ材が弾
性変形して、ピニオンギア8を、外歯8aの1/2ピッ
チ以上回動可能に設けられている(図4〜図7参照)。
【0019】さらに、回転規制部材13は、足部13a
をピニオンギア8の外側へ向かう方向に常に付勢する復
帰バネ22(復帰手段に相当する)を一体に備え、反足
部13bがワイヤ18によって後方へ引かれる作用が解
除された際に、足部13aを元の位置へ戻す作用を奏す
る。なお、本実施例に示す復帰バネ22は、支点軸17
の周囲に装着された捩じりコイルバネを採用している。
【0020】(マグネットスイッチ4の説明)マグネッ
トスイッチ4は、始動電動機3に並べられて配置され
る。このマグネットスイッチ4は、図示しないスタータ
スイッチから通電を受けることにより電磁力を発生する
スイッチコイル23を備えるとともに、その内側にスイ
ッチコイル23の発生する電磁力に吸引されて後方へ変
移する磁性体製のプランジャ21を備える。なお、この
プランジャ21は、リターンスプリング24によって、
常に前方へ付勢されている。
【0021】プランジャ21の後方には、プランジャ2
1と一体に移動する可動接点25が設けられており、プ
ランジャ21が後方へ変移した際、可動接点25を絶縁
性のリヤカバー26に固定された2つの固定接点27に
当接させる。なお、可動接点25と、2つの固定接点2
7とで、始動電動機3のON-OFFを行うスイッチが構成さ
れるもので、一方の固定接点27には図示しないバッテ
リケーブルが接続され、他方の固定接点27には始動電
動機3が接続されている。
【0022】プランジャ21の前方には、プランジャ2
1の変移力をワイヤ18に伝えるとともに、ワイヤ18
の変移量が少なくてもプランジャ21を変移させるため
の変移吸収手段31が設けられている。この変移吸収手
段31は、プランジャ21の前側に設けられた凹部内に
入り込むジョイント32を備え、そのジョイント32の
前端にワイヤ18の端部が固定されている。ジョイント
32の後端には、フランジ状の円盤状部32aが設けら
れている。また、プランジャ21が挿入されている凹部
の開口部分はワッシャ33が固定されて閉じられ、この
ワッシャ33と円盤状部32aとの間にジョイント32
を常に後方へ付勢する変移吸収バネ34が配置されてい
る。
【0023】〔実施例の作動〕次に、本実施例のスター
タ1の作動を説明する。図示しないスタータスイッチが
ONされて、スイッチコイル23が通電されて電磁力を発
生すると、その電磁力によって、プランジャ21が後方
へ変移する。すると、変移吸収バネ34を介してジョイ
ント32も後方へ変移し、ワイヤ18が後方へ引っ張ら
れ、回転規制部材13が回動し、足部13aがピニオン
ギア8へ向かう。
【0024】この時、足部13aが外歯8aの外面に当
たった状態、あるいは足部13aが外歯8a内に進入
し、外歯8aと外歯8aとの間の谷部分に当たった状態
では、それぞれワイヤ18およびジョイント32は変移
できなくなる。しかるに、プランジャ21は、変移吸収
バネ34が圧縮変形されることで、後方へ変移し、可動
接点25が2つの固定接点27に当接し、始動電動機3
をONする。この結果、始動電動機3が回転し始める。
【0025】始動電動機3が回転すると、出力シャフト
5も回転するので、回転規制部材13の足部13aが外
歯8aの外面に当たった状態であっても、ピニオンギア
8の回転によって、足部13aが外歯8a内に進入する
(図2参照)。すると、足部13aが外歯8aに当接し
てピニオンギア8の回転を規制する。この状態で出力シ
ャフト5が回転駆動されると、出力シャフト5とピニオ
ンギア8との回転差が生じ、ヘリカルスプライン12に
よって、ピニオンギア8がリングギア7側へ前進する。
【0026】ピニオンギア8が前進した場合は、そのま
まピニオンギア8がリングギア7に噛合する場合と、ピ
ニオンギア8の前端とリングギア7の後端とが当接し
て、そのままの状態ではピニオンギア8がリングギア7
に噛合できない場合とが生じる。
【0027】ここで、図4に示すように、ピニオンギア
8が前進して、ピニオンギア8の前端とリングギア7の
後端とが当接した場合、回転規制部材13である板バネ
材がたわんで、ピニオンギア8を外歯8aの1/2ピッ
チ以上回動可能にしているため、図5に示すように、ピ
ニオンギア8が外歯8aの1/2ピッチ回動する間に、
ピニオンギア8がリングギア7に噛合する。
【0028】ピニオンギア8がリングギア7に噛み合
い、ピニオンギア8がさらに前進すると、回転規制部材
13の足部13aが外歯8aから外れてピニオンギア8
の後方に落ち込む(図3参照)。すると、回転規制部材
13の足部13aがピニオンギア8の後端面に当たり、
ピニオンギア8がエンジンのリングギア7から回転を受
けて後退するのが防がれる。
【0029】エンジンが始動して、エンジンのリングギ
ア7がピニオンギア8の回転よりも速く回転すると、ヘ
リカルスプライン12の作用によって、ピニオンギア8
に後退力が生じる。しかるに、ピニオンギア8の後方に
配置された回転規制部材13の足部13aによって、ピ
ニオンギア8の後退が阻止され、ピニオンギア8の早期
離脱が防止されて、エンジンを確実に始動することがで
きる。
【0030】また、エンジンの始動によって、エンジン
のリングギア7がピニオンギア8の回転よりも速く回転
されると、一方向クラッチ11には、エンジン始動時と
は逆回転のトルクがかかるため、一方向クラッチ11が
逆回転のトルクを逃がし、リングギア7によって、始動
電動機3が逆駆動されることを防止する。
【0031】エンジンが始動すると、乗員によってスタ
ータスイッチがOFF され、スイッチコイル23の通電が
停止される。すると、プランジャ21がリターンスプリ
ング24の作用によって前方へ戻され、可動接点25
と、2つの固定接点27とが離れ、始動電動機3がOFF
する。
【0032】また、プランジャ21が前方に戻される
と、ジョイント32がワイヤ18を後方に引く作用がな
くなり、回転規制部材13に設けられた復帰バネ22の
作用によって、回転規制部材13の足部13aがリング
ギア7から離れる方向に戻る。すると、ピニオンギア8
は、リターンスプリング16の作用によって後方に戻さ
れ、ピニオンギア8とエンジンのリングギア7との噛み
合いが外れ、ピニオンギア8がスタータ1の始動前に戻
される(図1参照)。
【0033】〔実施例の効果〕本実施例によれば、ハウ
ジング6の内壁に回転規制部材13が設けられ、ワイヤ
18を介してマグネットスイッチ4のプランジャ21の
変移力を利用して回転規制部材13が駆動される。この
ため、従来技術で示したようなハウジング外部に設けた
電磁アクチュエータが不要となり、スタータ1が小型化
でき、車両への搭載性が従来に比較して向上する。さら
に、回転規制部材13をハウジング6の内周に取り付け
ることで、ピニオンギア仕様の異なったスタータ1を設
計する場合、たとえピニオンギア8の外径が変化して
も、この外径に合わせて間隔を一定に保つようにハウジ
ング8の内周(径)を決定すれば、回転規制部材13は
すべて同一の部品が使用でき、部品の共通化となるた
め、管理する部品種が1点ですむので、大幅なコストダ
ウンが可能となる。
【0034】〔変形例〕上記の実施例では、回転規制部
材13自身を弾性変形させることにより、ピニオンギア
8の回転を規制した状態において、外歯8aの1/2ピ
ッチ以上ピニオンギア8を回動可能に設けた例を示した
が、支点軸17をゴム等の弾性部材で設けるなど、回転
規制部材13を支持する支持部分を弾性変移させること
によって、ピニオンギア8の回転を規制した状態におい
て、ピニオンギア8を外歯8aの1/2ピッチ以上回動
可能に設けても良い。
【0035】回転規制部材13の足部13aがピニオン
ギア8に当接して回転規制部材13の変移が停止した状
態で、さらにプランジャ21を固定接点27側に変移さ
せる手段として変移吸収手段31を設けた例を示した
が、足部13aがピニオンギア8も当接した状態で始動
電動機3がONするように設けることにより、変移吸収手
段31を廃止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータの側面断面図である。
【図2】スタータの側面断面図である。
【図3】スタータの側面断面図である。
【図4】回転規制部材のたわみによるピニオンギアとリ
ングギアとの噛合過程を説明する図である。
【図5】回転規制部材のたわみによるピニオンギアとリ
ングギアとの噛合過程を説明する図である。
【図6】回転規制部材のたわみの説明図である。
【図7】回転規制部材のたわみの説明図である。
【符号の説明】
1 スタータ 3 始動電動機 4 マグネットスイッチ 5 出力シャフト 6 ハウジング 7 エンジンのリングギア 8 ピニオンギア 8a 外歯 12 ヘリカルスプライン 13 回転規制部材 13a 足部 18 ワイヤ(変移伝達手段) 21 プランジャ 22 復帰バネ(復帰手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ハウジングに回転自在に支持される
    とともに、始動電動機によって回転駆動される出力シャ
    フトと、 (b)この出力シャフトにヘリカルスプラインを介して
    係合し、外周にエンジンのリングギアに噛合可能な外歯
    を備えるピニオンギアと、 (c)通電を受けると電磁力を発生し、その電磁力によ
    ってプランジャを変移させて、前記始動電動機に通電す
    るスイッチをオンさせるマグネットスイッチと、 (d)前記ハウジングの内壁に装着されるとともに、前
    記プランジャの変移力を変移伝達手段を介して駆動さ
    れ、前記ピニオンギアの前記外歯内に進入可能に設けら
    れ、前記外歯内に進入することで、前記ピニオンギアの
    回転を規制し、前記出力シャフトと前記ピニオンギアと
    の回転差によって前記ピニオンギアを前記リングギア側
    へ移動させるとともに、前記ピニオンギアが前記リング
    ギアに噛合した後に、前記ピニオンギアの後退側に配置
    されて、前記ピニオンギアの後退を規制する回転規制部
    材とを備え、 さらに、この回転規制部材は、前記外歯内に進入して前
    記ピニオンギアを前記リングギア側へ移動させ、前記ピ
    ニオンギアの前端と前記リングギアの後端とが当接した
    状態において、前記出力シャフトの回転によって、少な
    くとも前記外歯の1/2ピッチ以上のピニオンギア回動
    を許容するように設けられたことを特徴とするスター
    タ。
  2. 【請求項2】請求項1のスタータにおいて、 前記回転規制部材は、前記外歯内に進入して前記ピニオ
    ンギアの回転を規制する足部を、前記外歯の外へ戻す方
    向に付勢する復帰手段を一体に備えることを特徴とする
    スタータ。
JP7324795A 1995-12-13 1995-12-13 スタータ Pending JPH09166069A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109296489A (zh) * 2018-09-27 2019-02-01 浙江瑞申汽配有限公司 一种汽车启停起动机
US10718306B2 (en) 2018-09-21 2020-07-21 Denso International America, Inc. Starter motor assistance apparatus

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