JP2006133279A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の内部の温度を検出するための温度センサを新たに追加することなく、簡易な構成で冷却ファンの回転速度を最適に制御することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】演算処理装置90に記録紙の連続印刷枚数を計測するカウンタが設置される。また、演算処理装置90では、温度センサ54により検出される定着ローラ51の温度から記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を推測する。そして、両面印刷モードでは、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度に応じて、冷却ファン60の回転速度が切り換わるタイミングに達するまでのカウンタの計測値が変更される。すなわち、両面印刷モードでは、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度が低いときほど、冷却ファン60の回転速度が切り換わるタイミングに達するまでのカウンタの計測値が多くなるように設定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、画像形成装置の内部で生じる熱を画像形成装置の外部へ放熱する冷却ファンの回転速度を制御するものに関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、その動作時に定着装置や露光装置が加熱される。すなわち、記録紙にトナーを定着させる定着装置において、記録紙が定着ローラを通過する際に、ヒータにより加熱された定着ローラによって記録紙に付着したトナーが溶融する。また、原稿への露光を行う露光装置においては、原稿の画像を読み取る際に露光ランプが点灯されることによってこの露光ランプが発熱する。このとき、定着ローラの熱や露光ランプの熱が周囲に放熱されて、画像形成装置の内部の各装置が加熱される。
これに対し、画像形成装置における定着装置や露光装置の近傍に冷却ファンを設け、この冷却ファンを駆動して画像形成装置の内部の熱を画像形成装置の外部へ放熱することにより、定着ローラの熱や露光ランプの熱が画像形成装置の内部に蓄熱して画像形成装置の内部の温度が過度に上昇し、現像装置の内部に収容されるトナーが固化したり、画像形成装置の内部の電子部品が破損したりするといった致命的損傷が生じることが抑制される。
しかしながら、画像形成装置に冷却ファンを設置する場合、冷却ファンの駆動による騒音の拡大や消費電力の増加等を防止するため、画像形成装置の内部の温度や画像形成装置の内部の温度変化に応じて冷却ファンの回転速度を最適に制御する必要がある。
このように冷却ファンの回転速度を制御するものでは、例えば、原稿の変倍率や連続してコピーを行う枚数に応じて冷却ファンの風量を切り換える複写機が提案されている(特許文献1参照)。この複写機では、原稿の変倍率が大きいときほど露光ランプの点灯時間が長くなって露光ランプからの放熱量が多くなり、画像形成装置の内部の温度上昇が大きくなる。また、連続してコピーを行う枚数が多くなるほど、画像形成装置の内部の温度上昇が大きくなる。このことから、上記複写機では、原稿の変倍率が大きいときほど、冷却ファンの風量が小から大に切り換わる時点における連続コピーを始めてからの経過枚数が少なくなるように設定される。
また、コンピュータ、プリンタ、音響機器等の筐体内部に設置される冷却ファンとして、この筐体内部に設置される温度センサによって感知される筐体内部の温度のデータをメモリに記憶するとともに、メモリに記憶された温度データを中央演算処理装置へ入力することで筐体内部の発熱源の発熱容量をファジィ理論に基づいて算出し、この発熱容量に応じて回転速度が決定される可変回転制御冷却用ファンが提案されている(特許文献2参照)。
特開平6−42494号公報 特開平4−372941号公報
しかしながら、上記特許文献1の画像形成装置では、複写開始時における画像形成装置の内部の温度を考慮した冷却ファンの回転速度の制御が行われていない。このため、複写開始時における画像形成装置の内部の温度が低いときに、画像形成装置の内部の温度が冷却ファンの風量を切り換える目安となる目標温度より充分に低いにもかかわらず冷却ファンの風量が小から大へ切り換わると、本来は画像形成装置の内部の温度が目標温度に達するまで冷却ファンの風量を小に保ったままでよいため、これにより冷却ファンの騒音が拡大したり消費電力が増加したりするという問題がある。
また、複写開始時における画像形成装置の内部の温度が高いときには、画像形成装置の内部の温度上昇を抑制するために必要な冷却ファンの風量が得られないために、冷却ファンの風量が小から大へ切り換わる時点における画像形成装置の内部の温度が冷却ファンの風量を切り換える目安となる目標温度よりも高い状態となり、即ち画像形成装置の内部が過熱状態となるおそれがあった。
これに対し、上記特許文献2の可変回転制御冷却用ファンを上記特許文献1の画像形成装置に設置すると、複写開始時における画像形成装置の内部の温度に依存することなく、発熱源の発熱容量を算出することで冷却ファンの回転速度を制御することができる。ところが、画像形成装置の内部に、画像形成装置の内部の温度を計測するための温度センサを新たに設置すると、この温度センサや温度センサに接続されるハーネスの分だけ部品コストが増加するという問題がある。また、メモリに記憶された温度のデータを中央演算処理装置へ入力するためのポートが新たに必要となり、画像形成装置の構成が複雑化するという問題もある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像形成装置の内部の温度を検出するための温度センサを新たに追加することなく、簡易な構成で冷却ファンの回転速度を最適に制御することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、定着ローラと該定着ローラを加熱するためのヒータとを有するとともに前記ヒータにより加熱された前記定着ローラを通過する記録紙にトナーを定着させる定着部と、少なくとも前記定着部の熱を装置外部へ放熱することで装置内部を冷却する冷却部とを備える画像形成装置であって、記録紙の連続印刷が行われている間に前記冷却部の冷却能力を調整するとともに、記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の温度を推測し、この温度に応じて前記冷却部の冷却能力を調整するタイミングを変更することを特徴とする。
このように構成された画像形成装置において、前記定着ローラの温度を検出する温度センサを備え、記録紙の連続印刷が開始されるときの前記温度センサの温度情報から記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の温度を推測する。
ここで、温度センサにより検出される定着ローラの温度と画像形成装置の内部の温度との間には相関関係がある。すなわち、定着ローラの温度が低いときには、定着ローラからの放熱量が少ないために画像形成装置の内部の温度が低くなる。一方、定着ローラの温度が高いときには、定着ローラからの放熱量が多いために画像形成装置の内部の温度が高くなる。このように、温度センサの温度情報から記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を推測することができる。
また、このように構成された画像形成装置において、記録紙の連続印刷が開始される前における前記ヒータへの通電が停止されてから次に前記ヒータへの通電が開始されるまでの経過時間と、記録紙の連続印刷が開始される前における前記ヒータへの通電が開始されてから次に前記ヒータへの通電が停止されるまでの経過時間とを計測する第1時間計測部を備え、前記第1時間計測部の計測値から記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の温度を推測する。
ここで、画像形成装置の内部の温度の最低値tminを設定し、ヒータへの通電が開始されてからヒータへの通電が停止されるまでの経過時間に応じて画像形成装置の内部の温度がどの様に上昇するかを予め測定する。また、画像形成装置の内部の温度の最高値tmaxを設定し、ヒータへの通電が停止されてから次にヒータへの通電が開始されるまでの経過時間に応じて画像形成装置の内部の温度がどの様に下降するかを予め測定する。そして、ヒータへの通電が開始されてからヒータへの通電が停止されるまでの経過時間及びヒータへの通電が停止されてから次にヒータへの通電が開始されるまでの経過時間と、画像形成装置の内部の温度との関係を表すデータテーブルまたは数式を作成して画像形成装置に記憶させる。また、画像形成装置の内部の温度の初期値を予め画像形成装置に記憶させる。
このように、画像形成装置の内部の温度の初期値と、第1時間計測部によるヒータへの通電が開始されてからヒータへの通電が停止されるまでの経過時間及びヒータへの通電が停止されてから次にヒータへの通電が開始されるまでの経過時間の計測値とから、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を推測することができる。
また、上述のそれぞれの画像形成装置において、日付を計測する日付計測部を備え、前記日付計測部の計測値に応じて記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の温度を推測するものとしても構わない。
ここで、画像形成装置の内部は、画像形成装置の外部の熱の影響を受けやすいために、その温度が季節に応じて変化する。このため、季節ごとに記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を予め計測し、季節と画像形成装置の内部の温度との関係を表すデータテーブルまたは数式を作成して画像形成装置に記憶させることで、日付計測部の計測値から記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を推測することができる。
また、上述のそれぞれの画像形成装置において、発光部を備えるとともに感光ドラムへ向けて前記発光部からレーザ光を出射する露光部を備え、前記冷却部は、前記露光部の熱を装置外部へ放熱することで、装置内部を冷却するものとしても構わない。
このとき、記録紙の連続印刷が開始される前における前記発光部への通電が停止されてから次に前記発光部への通電が開始されるまでの経過時間と、記録紙の連続印刷が開始される前における前記発光部への通電が開始されてから前記発光部への通電が停止されるまでの経過時間とを計測する第2時間計測部を備え、前記第2時間計測部の計測値から記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の温度を推測する。
ここで、画像形成装置の内部の温度の最低値tminを設定し、発光部への通電が開始されてから発光部への通電が停止されるまでの経過時間に応じて画像形成装置の内部の温度がどの様に上昇するかを予め測定する。また、画像形成装置の内部の温度の最高値tmaxを設定し、発光部への通電が停止されてから次に発光部への通電が開始されるまでの経過時間に応じて画像形成装置の内部の温度がどの様に下降するかを予め測定する。そして、発光部への通電が開始されてから発光部への通電が停止されるまでの経過時間及び発光部への通電が停止されてから次に発光部への通電が開始されるまでの経過時間と、画像形成装置の内部の温度との関係を表すデータテーブルまたは数式を作成して画像形成装置に記憶させる。また、画像形成装置の内部の温度の初期値を予め画像形成装置に記憶させる。
このように、画像形成装置の内部の温度の初期値と、第2時間計測部による発光部への通電が開始されてから発光部への通電が停止されるまでの経過時間及び発光部への通電が停止されてから次に発光部への通電が開始されるまでの経過時間の計測値とから、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を推測することができる。
尚、画像形成装置の動作時に、上記露光部では、半導体レーザなどの発光部だけでなく、ポリゴンミラーを駆動するためのモータも発熱する。よって、モータへの通電が開始されてからモータへの通電が停止されるまでの経過時間及びモータへの通電が停止されてから次にモータへの通電が開始されるまでの経過時間を第2時間計測部により計測し、この計測値から記録紙の印刷が行われるときの画像形成装置の内部の温度を推測するようにしてもよい。
また、上述のそれぞれの画像形成装置において、前記冷却部は冷却ファンであり、印刷を開始してからの記録紙の連続印刷枚数が所定値に達したところで前記冷却ファンの回転速度を切り換えて前記冷却部の冷却能力を調整するとともに、前記冷却部の冷却能力を調整するタイミングを記録紙の連続印刷枚数によって設定するものとしても構わない。
このように構成された画像形成装置において、記録紙の連続印刷が開始されると、記録紙からの放熱が行われ、記録紙の連続印刷枚数が増加するにつれて画像形成装置の内部の温度が上昇してゆく。そこで、記録紙の連続印刷枚数が所定値に達したところで、画像形成装置の内部の温度がある程度まで上昇していると判断し、冷却ファンの回転速度を切り換える。また、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度に応じて、冷却ファンの回転速度を切り換えるタイミングを記録紙の連続印刷枚数によって設定する。例えば、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度が高いほど、冷却ファンの回転速度が切り換わるタイミングに達するまでの記録紙の連続印刷枚数が少なくなるように設定する。
また、上述のそれぞれの画像形成装置において、前記冷却部は冷却ファンであり、印刷を開始してからの記録紙の連続印刷時間が所定値に達したところで前記冷却ファンの回転速度を切り換えて前記冷却部の冷却能力を調整するとともに、前記冷却部の冷却能力を調整するタイミングを記録紙の連続印刷時間によって設定するものとしても構わない。
このように構成された画像形成装置において、記録紙の連続印刷が開始されると、記録紙からの放熱が行われ、記録紙の連続印刷時間が増加するにつれて画像形成装置の内部の温度が上昇してゆく。そこで、記録紙の連続印刷時間が所定値に達したところで、画像形成装置の内部の温度がある程度まで上昇していると判断し、冷却ファンの回転速度を切り換える。また、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度に応じて、冷却ファンの回転速度を切り換えるタイミングを記録紙の連続印刷時間によって設定する。例えば、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度が高いほど、冷却ファンの回転速度が切り換わるタイミングに達するまでの記録紙の連続印刷時間が短くなるように設定する。
また、上述のそれぞれの画像形成装置において、感光ドラムに電気的作用を与えるための電荷を生成するチャージャと、前記チャージャの放電によって生成する放電生成物を装置外部へ排出する放電生成物排出用ファンと、記録紙の連続印刷が開始される前における前記チャージャへの通電が停止されてから次に前記チャージャへの通電が開始されるまでの経過時間と、記録紙の連続印刷が開始される前における前記チャージャへの通電が開始されてから前記チャージャへの通電が停止されるまでの経過時間とを計測する第3時間計測部とを備え、記録紙の連続印刷が行われている間に前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるとともに、前記第3時間計測部の計測値から記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の放電生成物の濃度を推測し、この放電生成物の濃度に応じて前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるタイミングを変更するものとしても構わない。
ここで、画像形成装置内部の放電生成物の濃度の最低値Xminを設定し、チャージャへの通電が開始されてからチャージャへの通電が停止されるまでの経過時間に応じて画像形成装置内部の放電生成物の濃度がどの様に上昇するかを予め測定する。また、画像形成装置内部の放電生成物の濃度の最高値Xmaxを設定し、チャージャへの通電が停止されてから次にチャージャへの通電が開始されるまでの経過時間に応じて画像形成装置内部の放電生成物の濃度がどの様に下降するかを予め測定する。そして、チャージャへの通電が開始されてからチャージャへの通電が停止されるまでの経過時間及びチャージャへの通電が停止されてから次にチャージャへの通電が開始されるまでの経過時間と、画像形成装置の内部の放電生成物の濃度との関係を表すデータテーブルまたは数式を作成して画像形成装置に記憶させる。また、画像形成装置内部の放電生成物の濃度の初期値を予め画像形成装置に記憶させる。
このように、画像形成装置内部の放電生成物の濃度の初期値と、第3時間計測部によるチャージャへの通電が開始されてからチャージャへの通電が停止されるまでの経過時間及びチャージャへの通電が停止されてから次にチャージャへの通電が開始されるまでの経過時間の計測値とから、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置内部の放電生成物の濃度を推測することができる。
尚、上記チャージャとしては、感光ドラムの表面に付着したトナーを記録紙へ転写させるためのチャージャ、記録紙に転写されたトナーを感光ドラムの表面から剥離させるためのチャージャ、記録紙へトナーが転写された後に感光ドラムの表面に残留するトナーを除電するためのチャージャ、或いは記録紙へトナーが転写された後に感光ドラムの表面を除電するためのチャージャ等が挙げられる。
また、チャージャの放電によって生成する放電生成物としては、オゾン(O3)や窒素酸化物(NOX)などが挙げられる。
このとき、印刷を開始してからの記録紙の連続印刷枚数が所定値に達したところで前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるとともに、前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるタイミングを記録紙の連続印刷枚数によって設定する。
このように構成された画像形成装置において、記録紙の連続印刷が開始されると、チャージャから感光ドラムへ向けてコロナ放電が行われ、記録紙の連続印刷枚数が増加するにつれて画像形成装置内部の放電生成物の濃度が上昇してゆく。そこで、記録紙の連続印刷枚数が所定値に達したところで、画像形成装置内部の放電生成物の濃度がある程度まで上昇していると判断し、放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換える。また、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置内部の放電生成物の濃度に応じて、放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるタイミングを記録紙の連続印刷枚数によって設定する。例えば、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置内部の放電生成物の濃度が高いほど、放電生成物排出用ファンの回転速度が切り換わるタイミングに達するまでの記録紙の連続印刷枚数が短くなるように設定する。
また、このとき、印刷を開始してからの記録紙の連続印刷時間が所定値に達したところで前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるとともに、前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるタイミングを記録紙の連続印刷時間によって設定する。
このように構成された画像形成装置において、記録紙の連続印刷が開始されると、チャージャから感光ドラムへ向けてコロナ放電が行われ、記録紙の連続印刷時間が増加するにつれて画像形成装置内部の放電生成物の濃度が上昇してゆく。そこで、記録紙の連続印刷時間が所定値に達したところで、画像形成装置内部の放電生成物の濃度がある程度まで上昇していると判断し、放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換える。また、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置内部の放電生成物の濃度に応じて、放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるタイミングを記録紙の連続印刷時間によって設定する。例えば、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置内部の放電生成物の濃度が高いほど、放電生成物排出用ファンの回転速度が切り換わるタイミングに達するまでの記録紙の連続印刷時間が短くなるように設定する。
本発明によれば、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度に応じて冷却部の冷却能力を調整するタイミングを設定することにより、冷却部の冷却能力が常に一定に設定される場合よりも、冷却部で生じる騒音や画像形成装置の消費電力を低減することができる。また、例えば、汎用される定着ローラの温度を検出する温度センサの温度情報から画像形成装置の内部の温度を推測することで、画像形成装置の内部の温度を検出するための温度センサや、この温度センサに接続されるハーネスを画像形成装置に新たに追加する必要がない。従って、画像形成装置の部品コストを減少させることができるとともに、画像形成装置の構成を簡素化することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、本体部1と、記録紙の両面印刷を行うためにこの本体部1から搬送されてきた記録紙を反転させて再び本体部1へ搬送する反転部2とを備えており、記録紙の片面印刷又は両面印刷が可能に構成されている。そして、図1及び図2に示すように、この本体部1には、感光ドラム3と、この感光ドラム3の表面全体を帯電させる帯電装置10と、感光ドラム3の表面にレーザ光を照射する露光装置20と、感光ドラム3の表面のうちレーザ光が照射された部分にトナー31を付着させることで現像を行う現像装置30と、感光ドラム3の表面に付着したトナー31を記録紙に転写する転写装置40と、記録紙に転写されたトナー31を記録紙に定着させる定着装置50と、定着装置50で生じる熱を画像形成装置の外部へ放熱することで画像形成装置の内部を冷却する冷却部としての冷却ファン60とが設置されている。
また、図1に示すように、この本体部1には、給紙カセット70と、給紙カセット70から記録紙を送り出す給紙ローラ71と、給紙ローラ71から送り出された記録紙を搬送する搬送ローラ72と、搬送ローラ72を通過した記録紙の向きを矯正するとともに記録紙が搬送されるタイミングを調整する一対のレジストローラ73と、一対のレジストローラ73から感光ドラム3へ記録紙を搬送するとともに感光ドラム3を通過した記録紙を定着装置50へ搬送する搬送ガイド74と、定着装置50を通過した記録紙の排出方向を切り換える排出方向切換ガイド75と、排出方向切換ガイド75を通過した記録紙を画像形成装置の外部へ排出する排紙ローラ76と、排紙ローラ76から画像形成装置の外部へ排出された記録紙を貯めておくための排紙トレイ77とが設置されている。
また、図1に示すように、この反転部2には、排出方向切換ガイド75を通過後の片面印刷された記録紙を搬送する搬送ローラ78と、その間に搬送ローラ78が設置されるとともに記録紙を下方へ搬送する搬送部79と、搬送部79を通過した記録紙が一時的に送り込まれる下段トレイ80と、下段トレイ80から送り出された記録紙を反転させる反転ローラ81と、その間に複数の搬送ローラ78が設けられるとともに反転ローラ81を通過した記録紙を本体部1へ向けて搬送するための上段トレイ82とが設置されている。
更に、図2に示すように、この画像形成装置は、定着ローラ51の温度を検出する温度センサ54の温度情報に基づいて画像形成装置の内部の温度を算出するとともに制御装置92へ演算結果を出力する演算処理装置90と、冷却ファン60、帯電装置10、露光装置20、現像装置30、転写装置40、定着装置50、演算処理装置90、及び制御装置92のそれぞれに電力を供給する電源装置91と、画像形成装置の内部に設置された各装置の動作を制御する制御装置92とを備えている。そして、この画像形成装置は、帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、及び定着工程の各工程を順に行う。
このような構成の画像形成装置において、まず、帯電装置10は、図1に示す帯電ローラ11を備えており、この帯電ローラ11は感光ドラム3に近接する位置に設置されるとともに、帯電した帯電ローラ11の放電によって感光ドラム3の表面をマイナスに帯電させる。
また、図1に示すように、露光装置20は、レーザ光を出射する発光部としての半導体レーザ(不図示)と、ミラーモータ(不図示)によって駆動するとともに半導体レーザから出射されるレーザ光を主走査方向へ偏向させるポリゴンミラー(不図示)とを備えている。そして、この露光装置20は、露光工程において、半導体レーザから出射されたレーザ光をポリゴンミラーで反射させて主走査方向へ偏向させるとともにポリゴンミラーで反射したレーザ光を感光ドラム3へ照射し、感光ドラム3のうちレーザ光が当たった部分をプラスに帯電させることでこの部分に静電潜像を形成する。
また、図1に示すように、現像装置30は、感光ドラム3の近傍に設けられており、トナー31を感光ドラム3へ搬送するための現像ローラ32を備えるとともに現像装置30の内部にトナー31が収容されている。そして、現像装置30は、感光ドラム3の表面に形成された静電潜像にトナー31を付着させることで現像を行う。
また、転写装置40は、図1に示す転写ローラ41を備えており、この転写ローラ41と感光ドラム3との間に記録紙を挟むニップ部が形成されている。そして、転写装置40は、このニップ部を記録紙が通過する際に、プラスに帯電した転写ローラ41に感光ドラム3に付着したトナー31を引き寄せることでこのトナー31を記録紙に転写する。
更に、図1に示すように、定着装置50は、定着ローラ51と、この定着ローラ51の内部に設置されるとともに該定着ローラ51を加熱するための定着ヒータ52と、加圧ローラ53とを備えており、この定着ローラ51と加圧ローラ53との間に記録紙を挟むニップ部が形成されている。そして、定着装置50は、このニップ部を記録紙が通過する際に、定着ローラ51によって記録紙のトナー31を溶解させるとともに加圧ローラ53によって記録紙に圧力を加えることでトナー31を記録紙に定着させる。
また、この定着装置50は、図2に示すように、定着ローラ51の温度を検出する温度センサ54を備えおり、定着ヒータ52及び温度センサ54のそれぞれが制御装置92に接続されている。そして、制御装置92によって定着装置50が駆動制御されているときには、温度センサ54によって定着ローラ51の温度が検出されるとともに温度センサ54で検出された温度情報が制御装置92に入力されることで、制御装置92がこの温度情報に基づいて定着ヒータ52の温度を制御する。
このように構成された画像形成装置において、記録紙の片面のみ印刷を行う片面印刷モードと記録紙の両面の印刷を行う両面印刷モードとの何れか一方がユーザによって指示されると、この指示に従った情報が図2に示す演算処理装置90へ入力される。また、図2に示すように、この演算処理装置90には定着ローラ51の温度を検出する温度センサ54が接続されており、温度センサ54の温度情報が演算処理装置90に入力される。そして、この演算処理装置90は、温度センサ54の温度情報から画像形成装置の内部の温度を算出するプログラムを備えている。
ここで、温度センサ54により検出される定着ローラ51の温度と画像形成装置の内部の温度との間には相関関係がある。すなわち、定着ローラ51の温度が低いときには、定着ローラ51からの放熱量が少ないために、画像形成装置の内部の温度が低くなる。一方、定着ローラ51の温度が高いときには、定着ローラ51からの放熱量が多いために、画像形成装置の内部の温度が高くなる。このように、温度センサ54の温度情報から画像形成装置の内部の温度を推測することができ、演算処理装置90に設けられた上記プログラムを実行することによって画像形成装置の内部の温度を算出することができる。
また、画像形成装置の動作時には、定着工程において定着ローラ51により記録紙が加熱され、この記録紙からの放熱によって画像形成装置の内部の温度が上昇してゆく。このため、画像形成装置の内部が過熱状態となることを防止すべく、冷却ファン60を所定の回転速度で駆動させることによって定着ローラ51の熱を画像形成装置の外部へ放熱し、画像形成装置の内部の電子部品等に不具合が生じないように画像形成装置の内部の温度を予め設定した範囲の上限値より低い状態に保つ必要がある。
このため、図2に示す演算処理装置90は、記録紙の連続印刷枚数を計測するカウンタ(不図示)を備えている。そして、演算処理装置90は、両面印刷モードのときに、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を算出するとともにこの温度から記録紙の連続印刷が開始された後の画像形成装置の内部の温度変化を予想し、冷却ファン60の回転速度が切り換わるタイミングに達するまでの記録紙の連続印刷枚数を設定する。そして、演算処理装置90は、カウンタの計測値が設定された記録紙の連続印刷枚数に達すると、制御装置92へ冷却ファン60の回転速度を低速から高速へ切り換える旨の信号を出力する。このように、冷却ファン60の回転速度が低速から高速へ切り換わることで冷却ファン60の風量が増加し、冷却ファン60の冷却能力が向上する。
具体的に、演算処理装置90において算出された記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度が低いときには、予め設定された画像形成装置の内部の温度の上限値と記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度との差が大きい。このため、記録紙の連続印刷が開始された後、制御装置92から冷却ファン60の回転速度を低速から高速へ切り換える旨の制御信号が冷却ファン60へ出力されるまでの時間が長くなるように設定される。すなわち、冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでのカウンタの計測値が多くなるように設定される。
一方、演算処理装置90において算出された記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度が高いときには、予め設定された画像形成装置の内部の温度の上限値と記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度との差が小さい。このため、記録紙の連続印刷が開始された後、制御装置92から冷却ファン60の回転速度を低速から高速へ切り換える旨の制御信号が冷却ファン60へ出力されるまでの時間が短くなるように設定される。すなわち、冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでのカウンタの計測値が少なくなるように設定される。
そして、演算処理装置90の演算結果が図2に示す制御装置92へ出力され、冷却ファン60の回転速度を低速から高速へ切り換える旨の制御信号が制御装置92から冷却ファン60へ出力される。また、図2に示す電源装置91には電圧制御回路(不図示)が内蔵されており、冷却ファン60を所定の回転速度で回転させるために必要な電圧が電圧制御回路から冷却ファン60へ与えられる。すなわち、冷却ファン60の回転速度が電圧制御回路で発生する電圧値によって制御される。尚、この電圧制御回路は、PWM(Pulse Width Modulator)方式を用いることで実現することができる。
尚、この画像形成装置では、冷却ファン60の回転速度を低速と高速との2段階に設定したが、これに限定されるものではなく、冷却ファン60の回転速度を低速、中速、及び高速の3段階に設定してもよいし、これより多くの段階に設定してもよい。或いは、演算処理装置90に記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度から最適な冷却ファン60の回転速度を算出する関数を組み込み、この関数により決定される最適な冷却ファン60の回転速度の値に基づいて冷却ファン60を制御してもよい。この関数としては、画像形成装置の内部の温度が上昇するにつれて一定割合で冷却ファン60の回転速度が上がるように構成されるものであってもよいし、或いは、画像形成装置の内部の温度が上昇するにつれて冷却ファン60の回転速度の上がる割合が増加するように構成されるものであってもよい。
また、この画像形成装置において、記録紙の連続印刷枚数を計測するカウンタに代えて、記録紙の連続印刷が開始されてからの経過時間を計測するカウンタ(不図示)を演算処理装置90に設置してもよい。このように構成された画像形成装置において、演算処理装置90は、両面印刷モードのときに、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を算出するとともにこの温度から記録紙の連続印刷が開始された後の画像形成装置の内部の温度変化を予想し、冷却ファン60の回転速度が切り換わるタイミングに達するまでの記録紙の連続印刷時間を設定する。そして、演算処理装置90は、カウンタの計測値が設定された記録紙の連続印刷時間に達すると、制御装置92へ冷却ファン60の回転速度を低速から高速へ切り換える旨の信号を出力する。
また、この画像形成装置において、両面印刷モードに限らず片面印刷モードにおいても、上述のように冷却ファン60の回転速度が切り換わるまでの記録紙の連続印刷枚数または連続印刷時間を設定し、カウンタの計測値が設定された記録紙の連続印刷枚数または連続印刷時間に達すると冷却ファン60の回転速度が低速から高速へ切り換わるようにしてもよい。ここで、片面印刷モードでは、両面印刷モードよりも熱を有する記録紙が搬送される距離が短いために両面印刷モードよりも記録紙からの放熱量が少ない。よって、片面印刷モードでは、両面印刷モードよりも冷却ファン60の回転速度が切り換わるタイミングに達するまでの記録紙の連続印刷枚数または連続印刷時間が長くなるように設定される。つまり、片面印刷モードでは、両面印刷モードよりも冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでのカウンタの計測値が多くなるように設定される。
−画像形成装置の動作−
上記画像形成装置の動作について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図2に示すように、画像形成装置の電源をONにすると、電源装置91から冷却ファン60、帯電装置10、露光装置20、現像装置30、転写装置40、定着装置50、演算処理装置90、及び制御装置92のそれぞれへ電力が供給されるとともに、制御装置92からの制御信号により冷却ファン60、帯電装置10、露光装置20、現像装置30、転写装置40、定着装置50、及び演算処理装置90がそれぞれ制御される。よって、図1に示す画像形成装置の本体部1において、上述した帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、及び定着工程の各工程が順に行われる。
具体的に、画像形成装置の本体部1では、図1に実線の矢印で示すように、給紙ローラ71によって給紙カセット70から記録紙が送り出され、給紙カセット70から送り出された記録紙が搬送ローラ72へ搬送される。そして、搬送ローラ72を通過した記録紙は、一対のレジストローラ73の間を通過する際にその向きを矯正されるとともに感光ドラム3への搬送タイミングを調整された後、搬送ガイド74を通って感光ドラム3と転写ローラ41との間のニップ部へ送られる。
このように記録紙が感光ドラム3へ向かって搬送されるとき、まず、帯電装置10が、帯電工程において帯電ローラ11の放電により感光ドラム3の表面全体を帯電させる。そして、露光装置20が、露光工程において、半導体レーザから出射されたレーザ光をポリゴンミラーで反射させて主走査方向へ偏向させるとともにポリゴンミラーで反射したレーザ光を感光ドラム3へ照射し、感光ドラム3のうちレーザ光が当たった部分をプラスに帯電させることでこの部分に静電潜像を形成する。
次に、現像装置30が、現像工程において帯電したトナー31を現像ローラ32により搬送することで感光ドラム3の表面に形成された静電潜像にこのトナー31を付着させて現像を行う。続いて、転写装置40が、転写工程において感光ドラム3と転写ローラ41との間のニップ部を通過する記録紙に感光ドラム3の表面に付着したトナー31を転写する。そして、転写工程においてトナー31が転写された記録紙は、搬送ガイド74を通って定着装置50における定着ローラ51と加圧ローラ53との間のニップ部へ送られる。
また、制御装置92から定着ヒータ52へ出力される制御信号をONとすることで定着ヒータ52への通電が行われて定着ヒータ52が加熱され、この定着ヒータ52によって記録紙にトナー31を安定して定着させることが可能な温度まで定着ローラ51が加熱される。そして、定着装置50が、定着工程において定着ローラ51と加圧ローラ53との間のニップ部を通過する記録紙のトナー31を溶解させるとともに加圧ローラ53によって記録紙に圧力を加えることでトナー31を記録紙に定着させる。そして、片面印刷モードのときには、排出方向切換ガイド75が図1に実線で示す方向に切り換わり、定着工程においてトナー31が定着した記録紙が、図1に実線の矢印で示すように排出方向切換ガイド75を通過した後に排紙ローラ76によって画像形成装置の外部へ送り出され、排紙トレイ77へ排出される。
一方、両面印刷モードのときには、排出方向切換ガイド75が図1に破線で示す方向に切り換わり、定着工程においてトナー31が定着した記録紙が、図1に破線の矢印で示すように排出方向切換ガイド75を通過した後に画像形成装置の反転部2へ搬送される。画像形成装置の反転部2において、記録紙は、搬送ローラ78によって搬送部79へ搬送され、その後に反転ローラ81を通って一旦下段トレイ80へ送り込まれる。下段トレイ80へ送り込まれた記録紙は、再び反転ローラ81へ搬送され、この反転ローラ81を通過するときにその印刷面が反転する。反転ローラ81を通過した記録紙は、上段トレイ82上を複数の搬送ローラ78によって搬送され、画像形成装置の本体部1へ再給紙される。
画像形成装置の本体部1へ再給紙された記録紙は、搬送ローラ72を通って一対のレジストローラ73へ搬送され、その後に搬送ガイド74を通って感光ドラム3へ搬送される。そして、画像形成装置の本体部1において、上述した帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、及び定着工程の各工程が順に行われる。このとき、反転ローラ81で記録紙を反転させることで記録紙の印刷面が反転しているため、既に印刷された記録紙の面とは反対の面へ印刷が行われる。そして、定着工程においてトナー31が定着した記録紙は、排出方向切換ガイド75が図1に実線で示す方向に切り換わることで、図1に実線の矢印で示すように排出方向切換ガイド75を通過した後に排紙ローラ76によって画像形成装置の外部へ送り出され、排紙トレイ77へ排出される。
このような動作を行う画像形成装置において、記録紙の連続印刷が行われているときの冷却ファン60の回転速度の切換動作について以下で詳細に説明する。また、このとき、片面印刷モードでは冷却ファン60の回転速度が常に一定に保たれ、両面印刷モードでは冷却ファン60の回転速度が連続印刷の途中で切り換わるものとする。また、冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングとしては、上述のように記録紙の連続印刷枚数と記録紙の連続印刷時間とによるものがあるが、以下の説明では、記録紙の連続印刷枚数により冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングを判定するものとする。
そして、図3に記録紙の連続印刷枚数と画像形成装置の内部の温度との関係を示す。尚、図3において、●印は片面印刷モード、■印は両面印刷モードを表す。また、画像形成装置の内部の電子部品等に不具合が生じないように予め設定した画像形成装置の内部の温度範囲の上限値をt1とする。
まず、ユーザによって片面印刷モードが指示されると、カウンタによる記録紙の連続印刷枚数の計測値に関わらず、冷却ファン60の回転速度を例えば3000rpmとする制御信号が制御装置90から冷却ファン60へ出力される。また、このとき、電源装置91の電源制御回路から冷却ファン60の回転速度を3000rpmとする電圧が冷却ファン60へ供給される。そして、図3に示すように、カウンタの計測値が増加するにつれて記録紙からの放熱により画像形成装置の内部の温度が上昇してゆき、カウンタの計測値がある程度にまで達すると、その後の画像形成装置の内部の温度がほぼ一定に保たれる。
一方、ユーザによって両面印刷モードが指示されると、冷却ファン60の回転速度を例えば3000rpmとする制御信号が制御装置90から冷却ファン60へ出力される。また、このとき、電源装置91の電源制御回路から冷却ファン60の回転速度を3000rpmとする電圧が冷却ファン60へ供給される。そして、図3に示すように、カウンタの計測値が増加するにつれて記録紙からの放熱により画像形成装置の内部の温度が上昇してゆく。
この両面印刷モードでは、片面印刷モードよりも熱を有する記録紙が搬送される距離が長いために片面印刷モードよりも記録紙からの放熱量が多くなり、両面印刷モードにおける画像形成装置の内部の温度の上昇割合が、片面印刷モードにおける画像形成装置の内部の温度の上昇割合よりも大きくなる。このため、両面印刷モードでは、画像形成装置の動作中に画像形成装置の内部の温度が予め設定した上限値t1付近にまで上昇するのを防止すべく、冷却ファン60の回転速度をカウンタによる記録紙の連続印刷枚数の計測値に応じて変更する必要がある。
そこで、ユーザによって両面印刷モードが指示されると、温度センサ54によって定着ローラ51の温度が検出され、この温度センサ54の温度情報が演算処理装置90へ入力される。また、演算処理装置90では、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度が温度センサ54の温度情報に基づいて算出される。そして、演算処理装置90で算出された記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度に応じて、制御装置92から冷却ファン60の回転速度を切り換える旨の信号が冷却ファン60へ出力されるタイミングが設定される。尚、このタイミングは、予め製造時や実験時に計測された画像形成装置の内部の温度と記録紙の連続印刷枚数との関係に基づいて設定される。
具体的には、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を様々に変化させ、画像形成装置の内部の温度が冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングとなる温度に達するまでの記録紙の連続印刷枚数を予め計測して求めておく。そして、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度と、冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでの記録紙の連続印刷枚数との関係を表すデータテーブルまたは数式を作成して演算処理装置90に記憶させる。尚、このデータテーブル及び数式は、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度が高いほど冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでの記録紙の連続印刷枚数が少なくなるように設定される。
このように演算処理装置90を構成すると、図3に示すように、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度が例えばt2となるとき、上記データテーブルまたは数式から、画像形成装置の内部の温度が冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングとなる温度t3に達するまでの記録紙の連続印刷枚数がS1枚に設定される。このとき、記録紙の連続印刷が開始されると、冷却ファン60が3000rpmの回転速度で動作する。その後、カウンタの計測値がS1枚に達したところで、演算処理装置90から制御装置92へ冷却ファン60の回転速度を例えば3600rpmに切り換える旨の信号が出力される。よって、電源装置91の電源制御回路から冷却ファン60の回転速度を3600rpmとする電圧が冷却ファン60へ供給される。
そして、カウンタの計測値がS1枚に達したときに画像形成装置の内部の温度が上限値であるt1よりも低いt3まで上昇するとともに、このとき冷却ファン60の回転速度が3600rpmに切り換わるため、その後における画像形成装置の内部の温度の上昇割合が冷却ファン60の回転速度が常に3000rpmである場合と比べて小さくなる。
このように、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度と冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでの記録紙の連続印刷枚数との関係を表すデータテーブルまたは数式を作成して演算処理装置90に記憶させることで、これらを用いて記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度から冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでのカウンタの計測値を求めることができる。
また、演算処理装置をこのような構成とすることで、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度がt2よりも低いとき、冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでのカウンタの計測値がS1枚よりも多くなるように設定される。一方、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度がt2よりも高いとき、冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでのカウンタの計測値がS1枚よりも少なくなるように設定される。
−実施形態1の効果−
本実施形態によれば、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度に応じて、冷却ファン60の回転速度が切り換わるタイミングに達するまでの記録紙の連続印刷枚数を設定することにより、冷却ファン60の回転速度が常に一定に設定される場合と比べて、冷却ファン60の騒音や画像形成装置の消費電力を確実に低減することができる。また、汎用される定着ローラ51の温度を検出する温度センサ54の温度情報から画像形成装置の内部の温度を推測することで、画像形成装置の内部の温度を検出するための温度センサや、この温度センサに接続されるハーネスを画像形成装置に新たに追加する必要がない。従って、画像形成装置の部品コストを減少させることができるとともに、画像形成装置の構成を簡素化することができる。
《発明の実施形態2》
本発明の実施形態2は、上記実施形態1の画像形成装置の構成を変更したものである。ここでは、本実施形態について、上記実施形態1と異なる点を説明する。
本実施形態の画像形成装置では、定着ヒータ52への通電が停止されてから次に定着ヒータ52への通電が開始されるまでの経過時間と定着ヒータ52への通電が開始されてから定着ヒータ52への通電が停止されるまでの経過時間とを計測する第1時間計測部としてのカウンタ(不図示)が図2に示す演算処理装置90に設置されている。
そして、カウンタによって計測される定着ヒータ52への通電が停止されてから次に定着ヒータ52への通電が開始されるまでの経過時間の計測値と定着ヒータ52への通電が開始されてから定着ヒータ52への通電が停止されるまでの経過時間の計測値とが演算処理装置に記憶される。
ここで、画像形成装置の内部の温度の最低値tminを設定し、定着ヒータ52への通電が開始されてから定着ヒータ52への通電が停止されるまでの経過時間に応じて画像形成装置の内部の温度がどの様に上昇するかを予め測定する。また、画像形成装置の内部の温度の最高値tmaxを設定し、定着ヒータ52への通電が停止されてから次に定着ヒータ52への通電が開始されるまでの経過時間に応じて画像形成装置の内部の温度がどの様に下降するかを予め測定する。
そして、定着ヒータ52への通電が開始されてから定着ヒータ52への通電が停止されるまでの経過時間及び定着ヒータ52への通電が停止されてから次に定着ヒータ52への通電が開始されるまでの経過時間と、画像形成装置の内部の温度との関係を表すデータテーブルまたは数式を作成して演算処理装置90に記憶させる。
また、画像形成装置の製造時に画像形成装置の内部の温度を計測し、この計測された画像形成装置の内部の温度を初期値として画像形成装置の製造時に予め演算処理装置90に記憶させる。
このように、画像形成装置の内部の温度の初期値と、定着ヒータ52への通電が開始されてから定着ヒータ52への通電が停止されるまでの経過時間及び定着ヒータ52への通電が停止されてから次に定着ヒータ52への通電が開始されるまでの経過時間とから、記録紙の印刷が行われるときの画像形成装置の内部の温度を推測することができる。
そして、このように画像形成装置を構成することで、カウンタによる定着ヒータ52への通電が停止されてから次に定着ヒータ52への通電が開始されるまでの経過時間の計測値と定着ヒータ52への通電が開始されてから定着ヒータ52への通電が停止されるまでの経過時間の計測値とを演算処理装置90に入力すれば、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を算出することができる。
また、カウンタによる定着ヒータ52への通電が停止されてから次に定着ヒータ52への通電が開始されるまでの経過時間の計測値と定着ヒータ52への通電が開始されてから定着ヒータ52への通電が停止されるまでの経過時間の計測値とから算出された記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度に応じて、冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでのカウンタによる記録紙の連続印刷枚数の計測値が設定される。
また、画像形成装置の動作時には、定着ヒータ52だけでなく露光装置20に設置される半導体レーザ(不図示)も発熱する。このため、半導体レーザの発熱による画像形成装置の内部の温度上昇を抑制するために、定着装置50の近傍に設置される冷却ファン60とは異なる冷却部としてのファン(不図示)が露光装置20の近傍に設置される。そして、このファンを駆動することによって、半導体レーザの熱が画像形成装置の外部へ放熱される。
また、演算処理装置90には、半導体レーザへの通電が停止されてから次に半導体レーザへの通電が開始されるまでの経過時間と半導体レーザへの通電が開始されてから半導体レーザへの通電が停止されるまでの経過時間とを計測する第2時間計測部としてのカウンタ(不図示)が設置されている。そして、カウンタによって計測される半導体レーザへの通電が停止されてから次に半導体レーザへの通電が開始されるまでの経過時間の計測値と半導体レーザへの通電が開始されてから半導体レーザへの通電が停止されるまでの経過時間の計測値とが演算処理装置に記憶される。
ここで、画像形成装置の内部の温度の最低値tminを設定し、半導体レーザへの通電が開始されてから半導体レーザへの通電が停止されるまでの経過時間に応じて画像形成装置の内部の温度がどの様に上昇するかを予め測定する。また、画像形成装置の内部の温度の最高値tmaxを設定し、半導体レーザへの通電が停止されてから次に半導体レーザへの通電が開始されるまでの経過時間に応じて画像形成装置の内部の温度がどの様に下降するかを予め測定する。
そして、半導体レーザへの通電が開始されてから半導体レーザへの通電が停止されるまでの経過時間及び半導体レーザへの通電が停止されてから次に半導体レーザへの通電が開始されるまでの経過時間と、画像形成装置の内部の温度との関係を表すデータテーブルまたは数式を作成して演算処理装置90に記憶させる。
また、画像形成装置の製造時に画像形成装置の内部の温度を計測し、この計測された画像形成装置の内部の温度を初期値として画像形成装置の製造時に予め演算処理装置90に記憶させる。
このように、画像形成装置の内部の温度の初期値と、半導体レーザへの通電が開始されてから半導体レーザへの通電が停止されるまでの経過時間及び半導体レーザへの通電が停止されてから次に半導体レーザへの通電が開始されるまでの経過時間とから、記録紙の印刷が行われるときの画像形成装置の内部の温度を推測することができる。
そして、このように画像形成装置を構成することで、カウンタによる半導体レーザへの通電が停止されてから次に半導体レーザへの通電が開始されるまでの経過時間の計測値と半導体レーザへの通電が開始されてから半導体レーザへの通電が停止されるまでの経過時間の計測値とを演算処理装置90に入力すれば、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を算出することができる。
また、カウンタによる半導体レーザへの通電が停止されてから次に半導体レーザへの通電が開始されるまでの経過時間の計測値と半導体レーザへの通電が開始されてから半導体レーザへの通電が停止されるまでの経過時間の計測値とから算出された記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度に応じて、冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでのカウンタによる記録紙の連続印刷枚数の計測値が設定される。
尚、画像形成装置の動作時に、上記露光装置では、半導体レーザだけでなく、上述したポリゴンミラーを駆動するためのミラーモータも発熱する。よって、ミラーモータへの通電が開始されてからミラーモータへの通電が停止されるまでの経過時間及びミラーモータへの通電が停止されてから次にミラーモータへの通電が開始されるまでの経過時間をカウンタにより計測し、カウンタの計測値から記録紙の印刷が行われるときの画像形成装置の内部の温度を算出するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度に応じて冷却ファン60の回転速度を切り換える構成としたが、画像形成装置の動作時に生成する放電生成物としてのオゾン(O3)を装置外部へ排出する放電生成物排出用ファンとしてのオゾン排出用ファン(不図示)にも応用することができる。
ここで、画像形成装置の内部に、上述した帯電ローラ11に代えて帯電チャージャ(不図示)が設置されるとき、帯電チャージャのコロナ放電によって感光ドラムの表面が帯電する。そして、画像形成装置の動作時には、帯電チャージャのコロナ放電によってオゾンが生成し、このオゾンが画像形成装置の内部に放出される。また、記録紙の連続印刷枚数が多くなるほどオゾンの発生量が増加し、画像形成装置の内部に滞留するオゾン量が増加することで画像形成装置の内部のオゾン濃度が上昇する。そこで、画像形成装置の内部に滞留するオゾンを画像形成装置の外部へ放出し、画像形成装置の内部のオゾン濃度を低い状態に保つため、画像形成装置の内部にオゾン排出用ファンが設置される。
また、この画像形成装置には、帯電チャージャへの通電が停止されてから次に帯電チャージャへの通電が開始されるまでの経過時間と帯電チャージャへの通電が開始されてから帯電チャージャへの通電が停止されるまでの経過時間とを計測する第3時間計測部としてのカウンタ(不図示)が図2に示す演算処理装置90に設置されている。そして、カウンタによって計測される帯電チャージャへの通電が停止されてから次に帯電チャージャへの通電が開始されるまでの経過時間の計測値と帯電チャージャへの通電が開始されてから帯電チャージャへの通電が停止されるまでの経過時間の計測値とが演算処理装置に記憶される。
ここで、画像形成装置の内部のオゾン濃度の最低値Ominを設定し、帯電チャージャへの通電が開始されてから帯電チャージャへの通電が停止されるまでの経過時間に応じて画像形成装置の内部のオゾン濃度がどの様に上昇するかを予め測定する。また、画像形成装置の内部のオゾン濃度の最高値Omaxを設定し、帯電チャージャへの通電が停止されてから次に帯電チャージャへの通電が開始されるまでの経過時間に応じて画像形成装置の内部のオゾン濃度がどの様に下降するかを予め測定する。
そして、帯電チャージャへの通電が開始されてから帯電チャージャへの通電が停止されるまでの経過時間及び帯電チャージャへの通電が停止されてから次に帯電チャージャへの通電が開始されるまでの経過時間と、画像形成装置の内部のオゾン濃度との関係を表すデータテーブルまたは数式を作成して演算処理装置90に記憶させる。
また、画像形成装置の製造時に画像形成装置の内部のオゾン濃度を計測し、この計測された画像形成装置の内部のオゾン濃度を初期値として画像形成装置の製造時に予め演算処理装置90に記憶させる。
このように、画像形成装置の内部のオゾン濃度の初期値と、帯電チャージャへの通電が開始されてから帯電チャージャへの通電が停止されるまでの経過時間及び帯電チャージャへの通電が停止されてから次に帯電チャージャへの通電が開始されるまでの経過時間とから、記録紙の印刷が行われるときの画像形成装置の内部のオゾン濃度を推測することができる。
そして、このように画像形成装置を構成することで、カウンタによる帯電チャージャへの通電が停止されてから次に帯電チャージャへの通電が開始されるまでの経過時間の計測値と帯電チャージャへの通電が開始されてから帯電チャージャへの通電が停止されるまでの経過時間の計測値とを演算処理装置90に入力すれば、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部のオゾン濃度を算出することができる。
また、カウンタによる帯電チャージャへの通電が停止されてから次に帯電チャージャへの通電が開始されるまでの経過時間の計測値と帯電チャージャへの通電が開始されてから帯電チャージャへの通電が停止されるまでの経過時間の計測値とから算出された記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部のオゾン濃度に応じて、オゾン排出用ファンの回転速度を切り換えるタイミングに達するまでのカウンタによる記録紙の連続印刷枚数の計測値が設定される。
尚、画像形成装置の内部に、上述した帯電チャージャに限らず、記録紙の印刷面と反対側の面に正電荷を与えることで記録紙の印刷面にトナー31を転写するとともに記録紙の印刷面と反対側の面に負電荷を与えることで記録紙を感光ドラム3の表面から剥離させる転写チャージャ(不図示)や、記録紙へトナー31が転写された後に感光ドラム3の表面に残留するトナー31の除電を行うとともに感光ドラム3の表面の除電を行う除電チャージャ(不図示)が設置されるとき、転写チャージャや除電チャージャのコロナ放電によってオゾンが生成する。
このため、転写チャージャのコロナ放電によって生成するオゾンを画像形成装置の外部へ排出するオゾン排出用ファンが画像形成装置の内部に設置されるとき、転写チャージャへの通電が開始されてから転写チャージャへの通電が停止されるまでの経過時間及び転写チャージャへの通電が停止されてから次に転写チャージャへの通電が開始されるまでの経過時間をカウンタにより計測し、カウンタの計測値から記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部のオゾン濃度を算出するようにしてもよい。
或いは、除電チャージャのコロナ放電によって生成するオゾンを画像形成装置の外部へ排出するオゾン排出用ファンが画像形成装置の内部に設置されるとき、除電チャージャへの通電が開始されてから除電チャージャへの通電が停止されるまでの経過時間及び除電チャージャへの通電が停止されてから次に除電チャージャへの通電が開始されるまでの経過時間をカウンタにより計測し、カウンタの計測値から記録紙の印刷が行われるときの画像形成装置の内部のオゾン濃度を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、画像形成装置の動作時には、帯電チャージャ、転写チャージャ、或いは除電チャージャのコロナ放電によって、上述したオゾンに限らず、窒素酸化物(NOX)などの放電生成物も生成する。このため、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置内部の窒素酸化物の濃度を算出するとともに、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置内部の窒素酸化物の濃度に応じて、この窒素酸化物を画像形成装置の外部へ排出するための放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるタイミングを変更するようにしてもよい。
《発明の実施形態3》
本発明の実施形態3は、上記実施形態1の画像形成装置の構成を変更したものである。ここでは、本実施形態について、上記実施形態1と異なる点を説明する。
本実施形態の画像形成装置では、日付を計測する日付計測部としてのカウンタ(不図示)が図2に示す演算処理装置90に設置されている。ここで、画像形成装置の内部は、画像形成装置の外部の熱の影響を受けやすいために、その温度が季節に応じて変化する。そして、図4に示すように、定着ローラ51の温度と記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度との関係が、夏期には一点鎖線で表され、春・秋期には実線で表されるとともに、冬期には破線で表される。
また、図4に示すように、温度センサ54により検出された定着ローラ51の温度がt4のとき、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度が夏期にt7,春・秋期にt7よりも低いt6,冬期にt6よりも低いt5に、それぞれ変化する。すなわち、画像形成装置外部の温度は夏期が最も高く、春・秋期、冬期の順に低くなるために、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度も夏期、春・秋期、冬期の順に低くなる。一方、本実施形態の演算処理装置90は、夏期、春・秋期、及び冬期の3つのモードそれぞれに応じて画像形成装置の内部の温度を補正する機能を備えており、カウンタの計測値から3つのモードのちの1つが選択される。
具体的に、この演算処理装置90は、定着ローラ51の温度から記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を算出するとともに、カウンタの計測値から選択された1つのモードに応じて記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を補正する。すなわち、この演算処理装置90は、春・秋期を基準としたとき、定着ローラ51の温度から算出された記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度に、例えば、夏期であれば+Δtを加えるとともに冬期であれば−Δtを加えることで、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度が夏期にt7、春・秋期にt6、冬期にt5となるようにそれぞれ補正する。
また、実施形態1で述べたように、記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度と冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでのカウンタによる記録紙の連続印刷枚数の計測値との関係を表すデータテーブルまたは数式に、季節に応じて補正された記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を入力することで、冷却ファン60の回転速度を切り換えるタイミングに達するまでのカウンタによる記録紙の連続印刷枚数の計測値が算出される。
尚、上記演算処理装置90に、夏期、春・秋期、及び冬期の3つのモードに限らず、春期、夏期、秋期、及び冬期の4つのモードを設け、各モードに応じて記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を補正するように構成してもよい。或いは、上記演算処理装置90に1〜12月の12個のモードを設け、各モードに応じて記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を補正するように構成してもよい。
また、上記実施形態2の画像形成装置において、演算処理装置90に上述の日付を計測する日付計測部としてのカウンタ(不図示)を設置することで、カウンタの計測値から選択された各モードに応じて記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度を補正する構成としてもよい。
以上説明したように、本発明は、画像形成装置に関し、特に、画像形成装置の内部で生じる熱を画像形成装置の外部へ放熱する冷却ファンの回転速度を制御するものについて有用である。
本発明に係る画像形成装置の構造を示す概略図である。 本発明に係る画像形成装置の動作を示すブロック図である。 実施形態1に係る画像形成装置において、片面印刷モード及び両面印刷モードにおける記録紙の連続印刷枚数と画像形成装置の内部の温度との関係を表す図である。 実施形態3に係る画像形成装置において、季節毎における定着ローラの温度と記録紙の連続印刷が開始されるときの画像形成装置の内部の温度との関係を表す図である。
符号の説明
1 本体部
2 反転部
3 感光ドラム
10 帯電装置
11 帯電ローラ
20 露光装置
30 現像装置
31 トナー
32 現像ローラ
40 転写装置
41 転写ローラ
50 定着装置
51 定着ローラ
52 定着ヒータ
53 加圧ローラ
54 温度センサ
60 冷却ファン
70 給紙カセット
71 給紙ローラ
72,78 搬送ローラ
73 レジストローラ
74 搬送ガイド
75 排出方向切換ガイド
76 排紙ローラ
77 排紙トレイ
79 搬送部
80 反転ローラ
81 下段トレイ
82 上段トレイ
90 演算処理装置
91 電源装置
92 制御装置

Claims (11)

  1. 定着ローラと該定着ローラを加熱するためのヒータとを有するとともに前記ヒータにより加熱された前記定着ローラを通過する記録紙にトナーを定着させる定着部と、少なくとも前記定着部の熱を装置外部へ放熱することで装置内部を冷却する冷却部とを備える画像形成装置であって、
    記録紙の連続印刷が行われている間に前記冷却部の冷却能力を調整するとともに、記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の温度を推測し、この温度に応じて前記冷却部の冷却能力を調整するタイミングを変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着ローラの温度を検出する温度センサを備え、
    記録紙の連続印刷が開始されるときの前記温度センサの温度情報から記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の温度を推測することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記録紙の連続印刷が開始される前における前記ヒータへの通電が停止されてから次に前記ヒータへの通電が開始されるまでの経過時間と、記録紙の連続印刷が開始される前における前記ヒータへの通電が開始されてから前記ヒータへの通電が停止されるまでの経過時間とを計測する第1時間計測部を備え、
    前記第1時間計測部の計測値から記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の温度を推測することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 日付を計測する日付計測部を備え、
    前記日付計測部の計測値に応じて記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の温度を推測することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 発光部を備えるとともに感光ドラムへ向けて前記発光部からレーザ光を出射する露光部を備え、
    前記冷却部は、前記露光部の熱を装置外部へ放熱することで、装置内部を冷却することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 記録紙の連続印刷が開始される前における前記発光部への通電が停止されてから次に前記発光部への通電が開始されるまでの経過時間と、記録紙の連続印刷が開始される前における前記発光部への通電が開始されてから前記発光部への通電が停止されるまでの経過時間とを計測する第2時間計測部を備え、
    前記第2時間計測部の計測値から記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の温度を推測することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記冷却部は冷却ファンであり、印刷を開始してからの記録紙の連続印刷枚数が所定値に達したところで前記冷却ファンの回転速度を切り換えて前記冷却部の冷却能力を調整するとともに、前記冷却部の冷却能力を調整するタイミングを記録紙の連続印刷枚数によって設定することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の画像形成装置。
  8. 前記冷却部は冷却ファンであり、印刷を開始してからの記録紙の連続印刷時間が所定値に達したところで前記冷却ファンの回転速度を切り換えて前記冷却部の冷却能力を調整するとともに、前記冷却部の冷却能力を調整するタイミングを記録紙の連続印刷時間によって設定することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 感光ドラムに電気的作用を与えるための電荷を生成するチャージャと、
    前記チャージャの放電によって生成する放電生成物を装置外部へ排出する放電生成物排出用ファンと、
    記録紙の連続印刷が開始される前における前記チャージャへの通電が停止されてから次に前記チャージャへの通電が開始されるまでの経過時間と、記録紙の連続印刷が開始される前における前記チャージャへの通電が開始されてから前記チャージャへの通電が停止されるまでの経過時間とを計測する第3時間計測部とを備え、
    記録紙の連続印刷が行われている間に前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるとともに、前記第3時間計測部の計測値から記録紙の連続印刷が開始されるときの装置内部の放電生成物の濃度を推測し、この放電生成物の濃度に応じて前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるタイミングを変更することを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像形成装置。
  10. 印刷を開始してからの記録紙の連続印刷枚数が所定値に達したところで前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるとともに、前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるタイミングを記録紙の連続印刷枚数によって設定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 印刷を開始してからの記録紙の連続印刷時間が所定値に達したところで前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるとともに、前記放電生成物排出用ファンの回転速度を切り換えるタイミングを記録紙の連続印刷時間によって設定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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