JP6566312B2 - 冷却装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、発熱部材を冷却する冷却装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、発熱部材を冷却する冷却装置として、熱電変換素子を用いて定着装置で生じる熱を電力に変換して、変換した電力や主電源から出力される電力を適宜に切り替えながら冷却ファンを駆動して、定着装置を冷却する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
一方、特許文献3には、ペルチェ素子を温度センサとして用いて、定着装置の定着温度を検知する技術が開示されている。
従来の技術は、発熱部材を冷却する冷却装置において、発熱部材がそれほど発熱していなくて発熱部材を積極的に冷却する必要のないときまで冷却ファンを無駄に駆動してしまって、冷却ファンの消費電力が大きくなってしまう可能性があった。
このような問題を解決するために、発熱部材の温度を直接的に検知する温度センサを設置して、その温度センサの検知結果に基いて冷却ファンをオン・オフ制御する方策が考えられる。しかし、その場合、温度センサを設置するためのスペースやコストが余計に必要になってしまうことになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、発熱部材の温度を直接的に検知する温度センサを設置することなく、発熱部材を冷却する必要のないときまで冷却ファンが無駄に駆動されずに、冷却ファンの消費電力が大きくなってしまう不具合が軽減される、冷却装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる冷却装置は、画像形成装置に設置される冷却装置であって、モータを冷却する冷却ファンと、前記モータから生じた熱を電力に変換する熱電変換素子と、前記熱電変換素子によって変換された電力の大きさを検知する検知手段と、を備え、連続通紙において、前記冷却ファンは、PWM制御により駆動されて、前記検知手段によって検知された電力の大きさが増加して第1所定値に達した直後から所定時間が経過するまでの間にPWMデューティが起動最小値から狙い値に漸増されながら駆動が開始されて、PWMデューティが前記狙い値に達した後はその状態で駆動が続けられて、前記検知手段によって検知された電力の大きさが減少して前記第1所定値よりも小さな第2所定値に達した直後から所定時間が経過するまでの間にPWMデューティが前記狙いの値から前記起動最小値に漸減されて駆動が停止されるように制御されるものである。
本発明によれば、発熱部材の温度を直接的に検知する温度センサを設置することなく、発熱部材を冷却する必要のないときまで冷却ファンが無駄に駆動されずに、冷却ファンの消費電力が大きくなってしまう不具合が軽減される、冷却装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 発熱部材と冷却装置とを示す構成図である。 冷却装置において、熱電変換素子の変換電力の変化と、冷却ファンのオン・オフ制御と、の関係を示すグラフである。 変形例1としての、熱電変換素子の変換電力の変化と、冷却ファンのPWM制御におけるPWMデューティと、の関係を示すグラフである。 変形例2としての、発熱部材と冷却装置とを示す構成図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上に形成された潜像を現像してトナー像(画像)を形成する現像装置、5は像担持体としての感光体ドラム、6は感光体ドラム5の表面を帯電する帯電装置、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写装置(転写ローラ)、8は感光体ドラム5上に残留した未転写トナーを除去するクリーニング装置、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部、12は記録媒体P(用紙)が収納された給紙部(給紙カセット)、20は記録媒体Pにおいてトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、24は給紙部12にセットされた記録媒体Pを給送する給紙ローラ、25は転写装置7(転写ニップ)に向けて記録媒体Pを搬送するタイミングローラ(レジストローラ)、26は定着工程後の記録媒体Pを搬送する搬送ローラ(排紙ローラ)、30、31は給紙ローラ24、搬送ローラ26などのローラ部材を回転駆動するモータ(ステッピングモータ)、40はモータ30、31を冷却する冷却装置、を示す。
図1を参照して、画像形成装置における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込装置)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいた露光光L(レーザ光)が、感光体ドラム5上に向けて発せられる。
一方、像担持体としての感光体ドラム5は図中の時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5上に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、転写装置7との対向位置(転写ニップ)で、タイミングローラ25により搬送された記録媒体P上に転写される。
詳しくは、感光体ドラム5は、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム5の表面は、帯電装置6との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム5上には、帯電電位が形成される。
その後、帯電された感光体ドラム5の表面は、露光光Lの照射位置に達する。そして、感光体ドラム5の表面に、原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、静電潜像が形成された感光体ドラム5の表面は、現像装置4との対向位置に達する。そして、現像装置4から感光体ドラム5上にトナーが供給されて、感光体ドラム5上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム5の表面は、転写装置7との対向位置(転写ニップ)に達する。そして、転写装置7の位置で、記録媒体P上に、感光体ドラム5上に形成されたトナー像が転写される(転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム5の表面は、クリーニング装置8との対向位置に達する。そして、クリーニング装置8で、感光体ドラム5上に残存する未転写トナーが除去・回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム5の表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム5における一連の作像プロセスが終了する。
一方、転写装置7の位置(転写ニップ)に搬送される記録媒体Pは、次のように動作する。
まず、給紙部12に収納された記録媒体Pの最上方の1枚が、モータ30によって回転駆動される給紙ローラ24によって、複数の搬送ローラが設置された搬送経路に向けて給送される。その後、記録媒体Pは、タイミングローラ25の位置に達する。そして、タイミングローラ25の位置に達した記録媒体Pは、感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写装置7(転写ニップ)に向けて搬送される。
そして、転写工程後の記録媒体Pは、転写装置7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達した記録媒体P(未定着画像が担持された記録媒体Pである。)は、定着ローラ21(熱源としてのヒータが内設されている。)と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21、22から受ける圧力とによってトナー像(画像)が定着される。トナー像が定着された記録媒体Pは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(定着ニップである。)から送出された後に、モータ31によって回転駆動される搬送ローラ26(排紙ローラ)によって搬送されて、画像形成装置本体1から排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2、図3等を用いて、本実施の形態における画像形成装置1において、特徴的な冷却装置40の構成・動作ついて詳述する。
なお、図2では、給紙ローラ24を駆動するモータ30を冷却する冷却装置40について図示しているが、搬送ローラ26を駆動するモータ31を冷却する冷却装置40も同じように構成されているため、以下、その説明を適宜に省略する。
先に図1を用いて説明したように、本実施の形態における画像形成装置1には、給紙ローラ24や搬送ローラ26などのローラ部材を回転駆動するモータ30、31が設置されている。これらのモータ30、31は、発熱部材であって、連続的に駆動される時間(駆動時間)が長くなるほど、その温度上昇が大きくなって高温に達する。したがって、1ジョブ当りの記録媒体Pの通紙枚数が1枚である場合などにはモータ30、31の温度上昇は小さく、1ジョブ当りの記録媒体Pの通紙枚数が多い場合(連続通紙時である。)にはモータ30、31の温度上昇は大きくなる。そして、モータ30、31の温度上昇が大きくなると、モータ30、31の駆動力が低下して記録媒体Pの搬送不良が生じる不具合や、モータ30、31の周囲の温度が高くなって、その周辺の部品が熱劣化してしまったり、その周辺の部品に付着したトナー(装置内で飛散して付着したトナーである。)が固着してしまったりする不具合、などが生じてしまうことになる。
そのような不具合を防止するために、本実施の形態における画像形成装置1には、発熱部材としてのモータ30、31を冷却する冷却装置40がそれぞれ設置されている。
図2を参照して、冷却装置40には、冷却ファン41、熱電変換素子としてのペルチェ素子42、放熱部としてのフィン43、検知手段としての検知部53、断熱材45、などが設けられている。
冷却ファン41は、公知の軸流ファンであって、発熱部材としてのモータ30を冷却するものである。具体的に、冷却ファン41は、画像形成装置1内の空気を吸引して、吸引した空気をモータ30に向けて白矢印方向に吐出することで、モータ30を冷却するように構成されている。なお、本実施の形態において、駆動時におけるモータ30の消費電力は1920mW程度である。
熱電変換素子としてのペルチェ素子42は、モータ30(発熱部材)から生じた熱を電力に変換するものである。ペルチェ素子42(熱電変換素子)は、モータ30(発熱部材)に接続されて、モータ30から受けた熱の一部を放熱する放熱部としてのフィン43が設けられている。詳しくは、ペルチェ素子42の第1面が高温側の発熱部42aとしてモータ30の側面に面接触するように設置されて、ペルチェ素子42の第2面(発熱部43aに対して反対側に形成された面である。)が低温側の放熱部としてフィン43の側面に面接触するように設置されている。
ペルチェ素子42としては、公知のものを用いることができて、ゼーベック係数をαとして、モジュール内部抵抗をRとして、高温側と低温側との温度差をΔHとしたときに、その熱電変換される出力の最大値Pは、
P=(α・ΔH)2/(4R)
となる。
また、放熱部としてのフィン43は、熱伝導率の高いアルミニウムなどの材料からなり、ペルチェ素子42に面接触する片側の面は平面状に形成されて、その反対側には表面積を大きくして放熱性を高めるために複数の突起が形成されている。
なお、本実施の形態では、モータ30(発熱部材)とフィン43(放熱部)とが断熱材45によって仕切られている。これにより、ペルチェ素子42の高温側の熱によって低温側の温度が高められて、高温側と低温側との温度差ΔHが小さくなって、ペルチェ素子42から出力される電力が低下してしまう不具合を軽減することができる。
検知手段としての検知部53は、ペルチェ素子42(熱電変換素子)によって変換された電力の大きさを検知するものである。詳しくは、検知部53(検知手段)は、公知の電圧測定器であって、ペルチェ素子42から出力された電力が蓄電池52に入力される回路中に設置されていて、ペルチェ素子42から出力された電力を測定して、その結果がデータとして制御部50に送られる。
また、本実施の形態における画像形成装置1には、図2に示すように、ペルチェ素子42(熱電変換素子)によって変換された電力を蓄電する蓄電池52が、主電源51とは別に設けられている。主電源51は、商用電源に接続される電源であって、商用電源から供給された電力をDC変換などした後に画像形成装置1内のモータ30、31や冷却ファン41などのすべての電気部品に電力を供給するものである。主電源51から各電気部品への電力の供給は、画像形成装置1のメインスイッチがオン・オフされるのに連動してオン・オフされることになる。
ここで、冷却ファン41は、主電源51とは別に蓄電池52からも電力が供給されるように構成されている。詳しくは、制御部50による制御によって、主電源51から冷却ファン41に電力を供給するか、蓄電池52から冷却ファン41に電力を供給するかが、適宜に選択されることになる。例えば、メインスイッチのオフに連動して主電源51がオフされている場合や、蓄電池52に蓄電された電力が充分であって主電源51から出力される電力を小さくして省エネルギー化したい場合などであって、冷却ファン41を駆動する必要があるときなどには、蓄電池52から冷却ファン41に電力が供給されることになる。
なお、本実施の形態において、蓄電池52は、冷却ファン41の他に、モータ30にも接続されていて、モータ30への電力の供給をもおこなえるように構成されている。
このように、発熱部材としてのモータ30、31にペルチェ素子42(熱電変換素子)を設置して、モータ30、31から生じる熱を電力に変換して、変換した電力を蓄電池52に蓄えて回生することにより、画像形成装置1における消費電力を抑えることができる。
ここで、図3を参照して、本実施の形態において、冷却ファン41は、検知部53(検知手段)によって検知された電力の大きさが増加して第1所定値W1(本実施の形態では6mWである。)に達した後に駆動が開始されて、検知部53によって検知された電力の大きさが低下して第2所定値W2(第1所定値W1よりも小さな値であって、本実施の形態では4mWである。)に達した後に駆動が停止されるように制御される。
詳しくは、ペルチェ素子42から出力される電力が第1所定値W1以下の範囲で徐々に増加していく状態が検知部53で検知された場合には、モータ30が連続的に駆動される時間がそれほど長くなく、モータ30の発熱量がそれほど大きくなくて、先に説明したモータ30の発熱による不具合(駆動力の低下やトナー固着などの不具合である。)が生じにくいものとして、制御部50の制御によって主電源51(又は、蓄電池52)から冷却ファン41への電力供給がおこなわれずに、冷却ファン41の駆動が停止(オフ)される。これにより、モータ30の冷却が必要でないときに、冷却ファン41によってモータ30が無駄に冷却される不具合が抑止される。
これに対して、ペルチェ素子42から出力される電力が徐々に増加していって第1所定値W1に達した状態が検知部53で検知された場合には、モータ30が連続的に駆動される時間が長くなり、モータ30の発熱量が大きくなって、先に説明したモータ30の発熱による不具合(駆動力の低下やトナー固着などの不具合である。)が生じやすいものとして、制御部50の制御によって主電源51(又は、蓄電池52)から冷却ファン41への電力供給がおこなわれて、冷却ファン41の駆動が開始(オン)される。これにより、モータ30は冷却ファン41によって冷却されて、モータ30の発熱による不具合が防止される。
そして、冷却ファン41によってモータ30が冷却されていくと、ペルチェ素子42の高温側の温度低下によって高温側(モータ30)と低温側(フィン43)との温度差ΔHが小さくなっていって、ペルチェ素子42から出力される電力も徐々に小さくなっていく。
そして、ペルチェ素子42から出力される電力が第1所定値W1から徐々に減少していって第2所定値W2に達した状態が検知部53で検知された場合には、冷却ファン41によるモータ30の冷却が充分であって、モータ30の温度上昇がそれほど大きくなくて、再びモータ30の発熱による不具合が生じにくくなったものとして、再び、制御部50の制御によって主電源51(又は、蓄電池52)から冷却ファン41への電力供給がおこなわれずに、冷却ファン41の駆動が停止(オフ)される。これにより、モータ30の冷却が必要でないときに、冷却ファン41によってモータ30が無駄に冷却される不具合が抑止される。
連続通紙時には、図3に示すようなサイクルが繰り返されることになる。なお、第1所定値W1と第2所定値W2とは、冷却ファン41の冷却性能、モータ30の発熱特性、ペルチェ素子42による電力変換の度合い、モータ30の発熱による不具合の状況、などに応じて、適宜に最適な値に設定される。
このように、本実施の形態では、モータ30(発熱部材)の発熱による不具合を防止しつつ、モータ30の温度を直接的に検知する温度センサを設置することなく、モータ30がそれほど発熱していなくてモータ30を積極的に冷却する必要のないときまで冷却ファン41を無駄に駆動してしまって、冷却ファン41の消費電力が大きくなってしまう不具合を確実に軽減することができる。
なお、本実施の形態において、変形例1として、冷却ファン41をPWM制御により駆動することもできる。その場合、図4に示すように、冷却ファン41は、検知部53(検知手段)によって検知された電力の大きさが増加して第1所定値W1に達した直後から所定時間Tが経過するまでの間にPWMデューティが起動最小値Z(本実施の形態では20%である。)から狙い値X%に漸増されながら駆動が開始されて、検知部53によって検知された電力の大きさが減少して第2所定値W2に達した直後から所定時間Tが経過するまでの間にPWMデューティが狙いの値X%から起動最小値Zに漸減されて駆動が停止されるように、制御することができる。
このような制御をおこなうことで、冷却ファン41が、駆動開始時に急激に最大出力で駆動されたり、駆動停止時に最大出力から急激に駆動停止されたりしないため、冷却ファン41の駆動開始時や駆動停止時に生じやすい音圧レベルの変化量を小さくすることができる。
なお、上述した冷却ファン41のPWM制御におけるPWMデューティの狙いの値X%は、冷却ファン41の性能などに応じて適宜設定される値である。
また、本実施の形態において、図5に示すように、フィン43(放熱部)が、冷却ファン41によって冷却されるように構成することもできる。
詳しくは、図5に示すように、フィン43の突起部を覆うようにダクト46が設置されている。そして、冷却ファン41は、モータ30に加えて、フィン43をも冷却するように構成されている。具体的に、冷却ファン41から吐出された空気の一部は、モータ30に直接的に当てられてモータ30が冷却される。また、冷却ファン41から吐出された空気の一部は、ダクト46に流入されて、ダクト46に流入された空気によってフィン43が冷却される。
このように構成した場合には、冷却ファン41によってペルチェ素子42における低温側(フィン43)の温度を低下できるために、冷却ファン41によるモータ30の冷却によってペルチェ素子42における高温側の温度が低下しても、ペルチェ素子42から出力される電力が低くなりにくくなる。そのため、ペルチェ素子42による熱電変換効率の低下を軽減しつつ、モータ30の発熱による不具合を防止して、モータ30の温度を直接的に検知する温度センサを設置することなく、冷却ファン41の消費電力が大きくなってしまう不具合を軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、モータ30(発熱部材)から生じた熱を電力に変換するペルチェ素子42(熱電変換素子)と、ペルチェ素子42によって変換された電力の大きさを検知する検知部53(検知手段)と、を設けて、モータ30を冷却する冷却ファンが、検知部53によって検知された電力の大きさが増加して第1所定値W1に達した後に駆動が開始されて、検知部53によって検知された電力の大きさが低下して第1所定値W1よりも小さな第2所定値W2に達した後に駆動が停止されるように制御されている。
これにより、モータ30の温度を直接的に検知する温度センサを設置することなく、モータ30を冷却する必要のないときまで冷却ファン41が無駄に駆動されずに、冷却ファン41の消費電力が大きくなってしまう不具合を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置1に設置される冷却装置40に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に設置される冷却装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、給紙ローラ24や搬送ローラ26などのローラ部材を回転駆動するモータ30、31を冷却する冷却装置に対して本発明を適用したが、その他の発熱部材(例えば、定着装置20である。)を冷却する冷却装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
12 給紙部、
20 定着装置、
30、31 モータ(発熱部材)、
40 冷却装置、
41 冷却ファン(冷却手段)、
42 ペルチェ素子(熱電変換素子)、
42a 発熱部、
43 フィン(放熱部)、
45 断熱材、
46 ダクト、
51 主電源、
52 蓄電池。
特開2005−352006号公報 特許第4530773号公報 特開2013−33134号公報

Claims (7)

  1. 画像形成装置に設置される冷却装置であって、
    モータを冷却する冷却ファンと、
    前記モータから生じた熱を電力に変換する熱電変換素子と、
    前記熱電変換素子によって変換された電力の大きさを検知する検知手段と、
    を備え、
    連続通紙において、前記冷却ファンは、PWM制御により駆動されて、前記検知手段によって検知された電力の大きさが増加して第1所定値に達した直後から所定時間が経過するまでの間にPWMデューティが起動最小値から狙い値に漸増されながら駆動が開始されて、PWMデューティが前記狙い値に達した後はその状態で駆動が続けられて、前記検知手段によって検知された電力の大きさが減少して前記第1所定値よりも小さな第2所定値に達した直後から所定時間が経過するまでの間にPWMデューティが前記狙いの値から前記起動最小値に漸減されて駆動が停止されるように制御されることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記起動最小値は、20%であることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記熱電変換素子によって変換された電力を蓄電する蓄電池を備え、
    前記冷却ファンは、主電源とは別に前記蓄電池からも電力が供給されるように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記熱電変換素子は、前記モータに接続されて、前記モータから受けた熱の一部を放熱する放熱部を具備し、
    前記放熱部は、前記冷却ファンによって冷却されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷却装置。
  5. 前記モータと前記放熱部とは断熱材によって仕切られたことを特徴とする請求項4に記載の冷却装置。
  6. 前記熱電変換素子は、ペルチェ素子であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷却装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の冷却装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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