JP2003345167A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003345167A JP2002150459A JP2002150459A JP2003345167A JP 2003345167 A JP2003345167 A JP 2003345167A JP 2002150459 A JP2002150459 A JP 2002150459A JP 2002150459 A JP2002150459 A JP 2002150459A JP 2003345167 A JP2003345167 A JP 2003345167A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により定着部材に対して所定のサ
イズ以下の転写材を処理する場合、端部の温度上昇の状
態やプリント処理枚数等を判別して定着部材に対して金
属ローラの接離を制御する構成で熱効率の良い画像形成
装置を提供すること。 【解決手段】 使用される転写材の搬送方向と直交する
方向におけるサイズが所定のサイズ以下であり、かつ、
画像形成指令に応じて作製されたプリント数が所定枚数
以上となったことを制御手段が判別した場合、前記温度
均一化部材の駆動手段を作動せしめ、当該温度均一化部
材を前記定着部材に当接せしめることを特徴とする画像
形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
り画像を形成する複写機やプリンタ等の画像形成装置に
関し、特に、温度均一化部材の接離についての制御を改
良をした画像形成装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】少なくとも2つの定着部材である、加熱
源を内包した可回転の加熱ローラと当該加熱ローラに圧
着して設けた加圧ローラとからなる加熱ローラ型定着装
置と呼称される定着装置を有し、当該定着装置に、転写
されたトナー画像を担持する転写材を導き、前記両ロー
ラとの間を通過せしめ、両ローラによる加熱及び加圧作
用により前記トナー画像を前記転写材上に定着するよう
に構成した画像形成装置は公知である。
【0003】また、前記画像形成装置において、少なく
とも1つの前記定着部材に対して接離可能に設けた温度
均一化部材を介して、前記転写材の搬送方向に対して直
交する方向の前記定着部材の温度分布を平均化するため
に、前記温度均一化部材を当接および離間させるように
制御する技術も公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の定着装置は、取
り扱い性がよく、また、コンパクト化ができ、更に、安
全性が高い等、極めて有用なものであり、多くの画像形
成装置に組み込まれ、現在でも便利に使用されている。
【0005】しかしながら、像担持体上に形成したトナ
ー画像を転写材上に転写された後、当該転写材を少なく
とも2部材の定着部材で加熱・加圧する構成の場合、次
のような不都合が生ずる。
【0006】即ち、定着部材のローラ長に対して使用さ
れる転写材の搬送方向と直交する方向におけるサイズが
前記ローラ長に対して小さなサイズの転写材を、連続的
に処理しなければならない場合、前記転写材に対して良
好な定着処理ができても、転写材との接触領域よりも外
側の領域、換言すれば、前記ローラ長の両端部における
温度が過剰に上昇してしまい、この状態でサイズの大き
な転写材を処理すると、温度の境界部に接する転写材上
に光沢ムラが生じてしまう不都合が生ずる。
【0007】また、高温状態におかれるローラ端部にお
いて、特に、ローラがゴム層を有する場合は、その寿命
が著しく短くなる。
【0008】前記両端部の温度上昇を防止するために、
使用される転写材の搬送方向と直交する方向におけるサ
イズが所定のサイズ以下の転写材の場合に、一律に、温
度均一化部材を、通紙開始に伴い定着部材に対して当接
するか、通紙終了とともに定着部材から離間するという
動作をさせるとエネルギーの無駄な消費になり、熱効率
が悪くなるという問題があった。
【0009】本発明は、上記点に鑑みてなされたもの
で、主たる目的は、簡単な構成により、定着部材である
ローラ長に対して所定のサイズ以下の転写材を処理する
場合、端部の温度上昇の状態やプリント処理枚数等を判
別して、定着部材に対して、適時に、温度均一部材の接
離を制御するようにした構成で熱効率の良い画像形成装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下に
示す構成要件により達成することができる。
【0011】(1)像担持体上に形成したトナー画像を
転写材上に転写させた後、当該転写材を少なくとも2部
材の定着部材で加熱、加圧し、前記トナー画像を当該転
写材上に定着する構成を有する画像形成装置であって、
かつ、少なくとも1つの前記定着部材に対して接離可能
に設けた温度均一化部材を介して、前記転写材の搬送方
向に対して直交する方向の前記定着部材の温度分布を平
均化するように構成した画像形成装置において、使用さ
れる転写材の搬送方向と直交する方向におけるサイズが
所定のサイズ以下であり、かつ、画像形成指令に応じて
作製されたプリント数が所定枚数以上となったことを制
御手段が判別した場合、前記温度均一化部材の駆動手段
を作動せしめ、当該温度均一化部材を前記定着部材に当
接せしめることを特徴とする画像形成装置。
【0012】(2)像担持体上に形成したトナー画像を
転写材上に転写させた後、当該転写材を少なくとも2部
材の定着部材で加熱、加圧し、前記トナー画像を当該転
写材上に定着する構成を有する画像形成装置であって、
かつ、少なくとも1つの前記定着部材に対して接離可能
に設けた温度均一化部材を介して、前記転写材の搬送方
向に対して直交する方向の前記定着部材の温度分布を平
均化するように構成した画像形成装置において、使用さ
れる転写材の搬送方向と直交する方向におけるサイズが
所定のサイズ以下であり、かつ、その場合に形成される
非通紙領域に対応した前記定着部材いずれかの温度が所
定値を越えたことを温度センサの出力を介して制御手段
が判別した場合、前記温度均一化部材の駆動手段を作動
せしめ、当該温度均一化部材を前記定着部材に当接せし
めることを特徴とする画像形成装置。
【0013】(3)像担持体上に形成したトナー画像を
転写材上に転写させた後、当該転写材を少なくとも2部
材の定着部材で加熱、加圧し、前記トナー画像を当該転
写材上に定着する構成を有する画像形成装置であって、
かつ、少なくとも1つの前記定着部材に対して接離可能
に設けた温度均一化部材を介して、前記転写材の搬送方
向に対して直交する方向の前記定着部材の温度分布を平
均化するように構成した画像形成装置において、使用さ
れる転写材の搬送方向と直交する方向におけるサイズが
所定のサイズ以下である場合、非通紙領域に対応した前
記定着部材いずれかの温度を検知する温度センサの出力
の上昇速度を制御手段により演算し、演算した上昇速度
と、演算時点における前記温度センサの出力とから決定
される時間後に、前記温度均一化部材の駆動手段を作動
せしめ、当該温度均一化部材を前記定着部材に当接せし
めることを特徴とする画像形成装置。
【0014】(4)像担持体上に形成したトナー画像を
転写材上に転写させた後、当該転写材を少なくとも2部
材の定着部材で加熱、加圧し、前記トナー画像を当該転
写材上に定着する構成を有する画像形成装置であって、
かつ、少なくとも1つの前記定着部材に対して接離可能
に設けた温度均一化部材を介して、前記転写材の搬送方
向に対して直交する方向の前記定着部材の温度分布を平
均化するように構成した画像形成装置において、使用さ
れる転写材の搬送方向と直交する方向におけるサイズが
所定のサイズ以下である場合、非通紙領域に対応した前
記定着部材いずれかの温度を検知する温度センサの出力
の上昇速度を制御手段により演算し、演算した上昇速度
もしくは下降速度からと、演算時点における前記温度セ
ンサの出力と、入力された画像形成指令の残りプリント
数とから、前記定着部材に対する前記温度均一化部材の
当接の可否を決定せしめることを特徴とする画像形成装
置。
【0015】(5)像担持体上に形成したトナー画像を
転写材上に転写させた後、当該転写材を少なくとも2部
材の定着部材で加熱、加圧し、前記トナー画像を当該転
写材上に定着する構成を有する画像形成装置であって、
かつ、少なくとも1つの前記定着部材に対して接離可能
に設けた温度均一化部材を介して、前記転写材の搬送方
向に対して直交する方向の前記定着部材の温度分布を平
均化するように構成した画像形成装置において、使用さ
れた転写材の搬送方向と直交する方向におけるサイズが
所定のサイズ以下であり、前記温度均一化部材が前記定
着部材に当接された状態でプリントが終了し、かつ、次
の画像形成指令が入力されている場合であって、非通紙
領域に対応した前記定着部材いずれかの温度が所定値を
越えていることを温度センサの出力を介して制御手段が
判別した場合、前記定着部材に対する前記温度均一化部
材の当接を継続せしめることを特徴とする画像形成装
置。
【0016】なお、いずれの構成においても、温度均一
化部材を当接する定着部材と端部温度を検知する定着部
材は同一でもよいし、別の部材であってもよく、各部材
の熱容量、熱伝導などにより適宜選択されるものである
が、精度とレスポンスの点から一般的に同一であること
が望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係わる実施の形態を、以
下、図面に基づいて説明する。
【0018】図1は、カラープリンタからなる画像形成
装置1の構成を示す概略図である。図に示すように、1
0は像形成体である感光体ドラム(以下、単にドラムと
いう)、11は各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯
電器、12は各色毎の画像書込手段である露光光学系、
13は各色毎の現像手段である現像器、14は転写ベル
トである。
【0019】前記ドラム10は、例えば、光学ガラスや
透明アクリル樹脂等の透明部材によって形成される円筒
状の基体の外周に、透明の導電層、a−Si層あるいは
有機感光層(OPC)等の感光層(光導電層ともいう)
を形成したものであり、導電層を接地した状態で矢印で
示す時計方向に回転される。
【0020】前記スコロトロン帯電器11、露光光学系
12及び現像器13は、これらを1組として、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒色
(K)の各色の画像形成手段として4組設けられ、感光
体ドラム10の回転方向に対して、Y、M、C、Kの順
に配置してある。
【0021】前記スコロトロン帯電器11は、それぞれ
所定の電位に保持された制御グリッドと、例えば、鋸歯
状電極からなる放電電極11aとを有し、トナーと同極
性のコロナ放電により、感光体ドラム10に対して一様
な電位を与える。
【0022】前記露光光学系12は、前述したスコロト
ロン帯電器11に対して感光体ドラム10の回転方向下
流側に位置するようにドラム10の内部に配置される。
【0023】それぞれの露光光学系12は、ドラム軸と
平行に主走査方向に配列された像露光光の発光素子とし
てのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べ
た線状の露光素子12aと、結像素子としての光集束性
光伝送体(商品名:セルフォックレンズアレイ)12b
と、不図示のレンズホルダとで構成される露光用ユニッ
トであり、保持部材120に取付けてある。
【0024】前記保持部材120には各色毎の露光光学
系12の他に、転写同時露光器12dおよび一様露光器
12eが取付けられ、一体となって前記ドラム10の基
体内部に収容される。
【0025】前記露光光学系12は、別体の画像読み取
り装置によって読み取られメモリに記憶された各色毎の
画像データに従って前記ドラム10の感光層を裏面から
像露光し、当該ドラム10上に静電潜像を形成する。
【0026】露光素子12aとしては、LEDの他、F
L(蛍光体発光)、EL(エレクトロルミネッセン
ス)、PL(プラズマ放電)等の複数の発光素子をアレ
イ状に並べたものを用いることも可能である。
【0027】前記露光素子の発光波長は、通常Y、M、
Cのトナーに対して透過性の高い780〜900nmの
範囲のものが用いられるが、本実施形態においては裏面
から像露光を行う方式であるため、カラートナーに対し
て透過性を十分に有しないこれより短い400〜780
nmの波長でもよい。
【0028】前記現像器13は、前記ドラム10の回転
方向と最近接点において順方向に回転する非磁性のステ
ンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ13
1と、現像ケーシング138とを有し、現像ケーシング
138の内部には、各々イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)および黒色(K)の一成分或いは
二成分現像剤を収容している。
【0029】それぞれの現像器13は前記ドラム10と
所定の間隙をあけて非接触に保たれており、現像スリー
ブ131に対して直流電圧と交流電圧を重畳した現像バ
イアスを印加することにより、非接触の反転現像を行
い、ドラム10上に重ね合わせのトナー像を形成する。
【0030】14aおよび14bは前記転写ベルト14
を張架するローラであり、14aが図示しない駆動源か
ら動力を受け、前記転写ベルトを矢印方向に回転させる
ように構成してある。
【0031】15および16は、前記転写ベルト14を
挟んで前記ドラム10と対向配置させた第1及び第2の
転写手段である転写器および除電器、17は転写工程終
了後の前記ドラム10を除電するためのAC除電器、1
8は除電後の前記ドラム表面を清掃するクリーニング装
置で、クリーニングブレード180を有する。
【0032】20は、前記ドラム10上に形成されるト
ナー像を転写するための転写材Pを収納してなるカセッ
ト、25は給紙ローラである。
【0033】転写材Pの移動路上には、搬送ローラ対R
1乃至R5、前記転写ベルト14および画像定着装置
(以下、単に定着装置という)30等が付設してある。
【0034】44は前記ローラ14aと前記転写ベルト
14を介して対向配置せしめた用紙分離用のAC除電器
を示す。
【0035】詳細については後述するが、前記定着装置
30は、ハロゲンヒータ(ハロゲンランプ)300を内
包し、当該ハロゲンヒータの周囲を回転しうる加熱ロー
ラ305と、前記加熱ローラ305と圧着しながら回転
しうる加圧ローラ315とを有する。Tはニップ部を示
す。
【0036】なお、図において46は、前記転写ベルト
14と一体的に送られる転写後の転写材Pを確実に分離
せしめるための分離爪で、前記ローラ14a上の転写ベ
ルト14表面に対して先端を近接して位置づけてある。
【0037】91は、スタート釦、転写材のサイズ選択
をできる表示部等を含む操作手段からなる操作部であ
る。
【0038】以上のような構成を有する画像形成装置に
おける、画像形成プロセスは次の通りである。
【0039】画像形成のスタートにより不図示のドラム
駆動モータが始動し、ドラム10が図1の矢印で示す時
計方向へ回転され、同時にイエロー(Y)のスコロトロ
ン帯電器11が作動して前記ドラム10に所定の電位を
付与する。
【0040】引き続き、Yの露光光学系12を介して第
1の色信号すなわちYの画像データに対応する電気信号
による画像書込が開始され、前記ドラム10の表面に原
稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
【0041】前記静電潜像はYの現像器13により非接
触の状態で反転現像され、前記ドラム10上にイエロー
(Y)のトナー像が形成される。
【0042】次いで、前記ドラム10に対して、Yのト
ナー像の上からマゼンタ(M)のスコロトロン帯電器1
1の帯電作用により電位が付与され、Mの露光光学系1
2によって第2の色信号すなわちMの画像データに対応
する電気信号による画像書込により、Mの画像に対応す
る静電潜像が形成され、Mの現像器13による非接触の
反転現像によって前記イエロー(Y)のトナー像の上に
マゼンタ(M)のトナー像が重ね合わせて形成される。
【0043】同様のプロセスにより、シアン(C)のス
コロトロン帯電器11、Cの露光光学系12およびCの
現像器13によって、第3の色信号に対応するシアン
(C)のトナー像が重ね合わせて形成され、更にその上
に黒色(K)のスコロトロン帯電器11、Kの露光光学
系12およびKの現像器13によって第4の色信号に対
応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成さ
れ、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒色
(K)の4色の重ね合わせカラートナー像が形成され
る。
【0044】これらY、M、CおよびKの露光光学系1
2による前記ドラム10の感光層に対する画像書込は、
当該ドラム10の内部より、前述した透光性の基体を通
して行われる。
【0045】従って第2、第3および第4の色信号に対
応する画像の書込は何れも先に形成されたトナー像の影
響を全く受けることなく行われ、第1の色信号に対応す
る画像と同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0046】上記の画像形成プロセスによってドラム1
0上に形成された重ね合わせカラートナー像は、前記転
写器15によって、転写材P上に一括して転写される。
【0047】この際、良好な転写がなされるように、前
記ドラム10の内部に設けた転写同時露光器12dを付
勢させ一様露光を行う。
【0048】転写工程終了後の前記ドラム10の周面上
に残ったトナーは前記AC除電器17により除電作用を
受けた後、クリーニング装置18によりクリーニングさ
れ、これにより、前記ドラム表面は、次の画像形成に備
えられる。
【0049】実施の形態においては、クリーニング後で
あって、次の帯電前に、例えば発光ダイオードを用いた
一様露光器12eを作用させ、前記ドラム表面の先の画
像形成における履歴を解消させる。
【0050】カラートナー像が形成(転写)された転写
材Pは、AC除電器44による除電作用と、分離爪46
とにより、転写ベルト14から分離され、定着装置30
へと搬送され、当該定着装置において、前記トナー像は
前記転写材P上に定着される。
【0051】画像記録がなされた転写材Pは表裏を反転
されて送られ、搬送ローラR3、R4、R5を介して装
置上部のトレイへ排出される。
【0052】図2は、第1の実施の形態である定着装置
30の主要素である加熱ローラ305や温度均一化部材
330等の構成を説明するための模式的図面である。
【0053】図2(a)は側断面図で、図2(b)は加
熱ローラ305の平面図である。図に示すように、例え
ば、ハロゲンランプからなる加熱源300を内包した加
熱ローラ305は、転写材P上の未定着トナー画像tと
接触する側に設けてある。加熱ローラ305と加圧ロー
ラ315とは所定の圧力を以て圧着(密着)され、作動
時には圧着状態を保ちながら接触部(ニップ部T)にお
いて同方向に回転し、加熱・加圧により前記トナー画像
tを定着させる。
【0054】前記加熱ローラ305は、円筒状の透光性
基体(ガラスなど)からなるローラ芯307と、ローラ
芯307の外側(外周面)に設けた透光性弾性層(透明
シリコンゴム層)308と、更に、その外側に設けた熱
線吸収層(トナーに対する離型層でもある)309とを
有している。
【0055】前記加圧ローラ315は、例えば、アルミ
材を用いた円筒状の金属パイプ316と、金属パイプ3
16の外周面に、シリコンゴム層317を被覆したロー
ラとして構成される。
【0056】温度均一化部材(以下、金属ローラとい
う)330は、ローラ部332と軸331とを主要素と
し、加熱ローラ305に対して熱線吸収層309の外周
面で圧着する構成となっている。前記ローラ332は、
高い熱伝導率を有するアルミ材や銅などが望ましく、ヒ
ートパイプの適用も効果的である。前記ローラの表面層
にはFPA(パーフルオルアルコキシ樹脂)等で形成し
た薄膜の離型層から構成されている。前記金属ローラ3
30は、例えば、定着部材の1つである加熱ローラ30
5の上に矢印で示す方向に移動し接離可能な構成にして
ある。
【0057】図2(b)に図示のように、TS1は加熱
ローラ305の表面温度の検知手段である第1温度セン
サであり、加熱ローラ305の長手方向の中央の位置に
配設してある。
【0058】TS2は加熱ローラ305の非通紙領域の
表面温度の検知手段である第2温度センサであり、使用
される転写材Pのうちのサイズの小さいものとの接触領
域よりも外側の領域に配設されていて、使用される転写
材の搬送方向と直交する方向における詳細な位置は、使
用される紙サイズ(転写材の)やその頻度、金属ローラ
330の熱輸送能力、通紙速度などにより適宜選択され
る。
【0059】本実施例では最大通紙幅300mmに対
し、最大通紙領域端部より30mm外側に配設した。図
2(b)で示す位置以外に、第1温度センサTS1と対
称な位置に配設しても良い。
【0060】前記第1温度センサTS1は、加熱ローラ
305の表面温度を検知し、その検知情報は画像形成装
置の制御部に取り込まれて、制御手段である温度制御器
(図5参照)に対してその制御信号を送り、定着可能な
所定値になるように制御するようにしてある。
【0061】前記第2温度センサTS2は、加熱ローラ
305の非通紙領域の表面温度を検知し、その検知情報
は金属ローラ330を前記加熱ローラ305への接離動
作を行う上での必要な情報として、画像形成装置の制御
部に取り込まれるようになっている。
【0062】図5は、本実施の形態の電気的構成を示す
ブロック図である。図に示すように、制御部SEは、検
知手段である第1温度センサTS1、第2温度センサT
S2、第3温度センサTS3及び第4温度センサTS4
と、これらの検知信号(情報)に基づきCPUからなる
制御部SEを介して前記検知信号を制御信号として取り
込み、その制御信号によって作動される、金属ローラ3
30、金属ローラ107、制御手段である温度制御器T
C、制御手段である演算器EN、制御手段であるカウン
タMとの被制御部から構成されている。
【0063】前記制御部SEには、画像読み取り装置に
よる画像データの記憶手段等の一連の機能を有している
が図示を省略してある。
【0064】図3は、請求項1に係わるの制御を説明す
るためのフローチャートである。操作部91に配置され
ている、表示部にあるサイズ選択部にて、使用される転
写材Pのサイズを選択し、テンキーにてプリント数をセ
ット(入力)した後、スタート釦等からの画像形成指令
に従ってカセット20から所定のサイズ以下の転写材P
の給紙が開始されれば、次のステップに進み、開始され
なければ、ステップを元に戻す(ST1)。
【0065】画像形成指令に応じて製作されたプリント
数が所定枚数(即ち加熱ローラ305の非通紙領域の表
面温度が定着可能な温度より高くなってくる実績上の枚
数)以上に達したことを制御手段であるカウンタMが判
別すれば、次のステップに進み、所定枚数に達していな
ければ、ST1に戻す(ST2)。
【0066】前記カウンタMの判別情報を制御部SEに
取り込み、その制御信号に従って金属ローラ330を作
動させ、転写材Pの搬送方向に対して直交する方向の温
度分布を平均化させるように加熱ローラ305に当接さ
せる(ST3)。
【0067】プリント数がカウンタMの総設定数に達し
たならば、次のステップに進み、達していなければ、ス
テップを元に戻す(ST4)。
【0068】前記総設定数に達した情報を制御部SEに
取り込み、その制御信号に従って金属ローラ330を作
動し、加熱ローラ305から離間させる(ST5)。そ
してスタートに戻る。
【0069】以上の態様をとることにより、所定のサイ
ズ以下の転写材Pが画像形成指令に従って搬送されてく
るとしても、金属ローラ330の当接時期を適切に判別
して実行できるため無駄なエネルギーを消費せず熱効率
が良好となる。
【0070】図4は、請求項2に係わる制御を説明する
ためのフローチャートである。画像形成指令に従ってカ
セット20から所定のサイズ以下の転写材Pの給紙が開
始されれば、次のステップに進み、開始されなければ、
ステップを元に戻す(ST10)。第2温度センサTS
2の出力、即ち、ローラ端部の表面温度が定着可能であ
る所定値を越えているか否かを判定するため前記検知出
力を制御部SEに取り込み、その制御信号に基づき温度
制御器TCにより所定値を越えていると判別されれば、
次ステップに進み、所定値を越えていなければST10
に戻す(ST11)。
【0071】前記判別結果に基づく制御信号に従って金
属ローラ330を作動させ、転写材Pの搬送方向に対し
て直交する方向の温度分布を平均化させるように加熱ロ
ーラ305に当接させる(ST12)。
【0072】次いで、前記金属ローラ330を当接した
結果、加熱ローラ305の表面温度が平均化され、第2
温度センサTS2の出力が所定値より低くなってくれ
ば、次のステップに進み、所定値より高ければ、ステッ
プを元に戻す(ST13)。
【0073】次いで、金属ローラ330を作動させ、加
熱ローラ305から離間させる(ST14)。そして、
スタートに戻る。
【0074】所定のサイズ以下の転写材Pの給紙が開始
されたとしても、転写材Pの坪量(グラム数/m2)に
より、紙の持ち去る熱量が異なるので、ローラ端部の表
面温度の上昇は異なる。従って、以上の態様をとること
により、一律にプリントの所定枚数で、金属ローラを接
離を判別する場合に比べ、無駄なエネルギーを消費せず
熱効率が良好となる。
【0075】この場合、最初のステップ(紙サイズ判
別)は、ローラ端部の温度を監視しているため、省いて
もよい。
【0076】請求項3に係わる発明について説明する。
図6は、紙厚の違いによる第2温度センサの出力と時刻
の関係を示す図である。
【0077】使用される転写材Pの搬送方向と直交する
方向におけるサイズが所定のサイズ以下の場合で、非通
紙領域に対応した加熱ローラ305の温度を検知する第
2温度センサTS2の出力T1、T2とその時の時刻を
もとに、制御手段である演算器ENによりローラ端部の
温度を予測し、最も温度が上昇しても上限温度T3を越
えない時刻に金属ローラ330を当接する(図6の当接
を示す矢印参照)。
【0078】通紙される紙(転写材)が厚い場合には、
通紙領域の持ち去る熱量が大きいため、ローラ端部の温
度上昇が大きいが(図6、グラフ)、紙が薄い場合
は、相対的に通紙領域の持ち去る熱量が小さく、ローラ
端部の温度上昇が緩やかである(図6、グラフ)。
【0079】前記紙が薄い場合は、この発明では、金属
ローラ330の当接時刻を遅らせることができるので、
金属ローラ330を加熱することによる熱の損失を少な
く抑えることができる。
【0080】このような予測を行わずに、所定温度で金
属ローラ330の当接を制御した場合には、より安全側
に設定することになるため、薄い紙の場合には熱損失が
大きくなる。
【0081】請求項4に係わる発明について説明する。
図7は、金属ローラの当接可否による第2温度センサの
出力と時刻の関係を示す図である。
【0082】使用される転写材Pの搬送方向と直交する
方向におけるサイズが所定のサイズ以下の場合で、非通
紙領域に対応した加熱ローラ305の温度を検知する第
2温度センサTS2の出力T1、T2の出力とそのとき
の時刻をもとに、制御手段である演算器ENによりロー
ラ端部の温度を予測し、通紙が続いた場合に金属ローラ
330を当接しないと上限温度T3を越えると予測され
るときでも、残った通紙予定枚数から、金属ローラ33
0を当接しなくても上限温度T3を越えないと予想でき
るときには、金属ローラ330の当接を行わない(図
7、グラフ)。
【0083】このような、予測を行なわずに、温度上昇
速度だけからの予測で前記当接を制御した場合には、必
要のない当接を行うことになり、金属ローラ330に奪
われる熱失が大きくなる(図7、グラフ)。
【0084】同様に、金属ローラ330の当接後に、第
2温度センサTS2の出力が低下し、上限温度T3を越
える前に予定プリント数が終了すると予想される場合に
は、金属ローラ330を離間させる。このような制御が
「この請求項に記した当接の可否を決定する」の意味す
るところである。
【0085】このような制御により、熱損失を最小限に
抑えながら、過剰なローラ端部の温度上昇を抑止するこ
とができる。
【0086】請求項5に係わる発明について説明する。
使用される転写材Pの搬送方向と直交する方向における
サイズが所定のサイズ以下であり、金属ローラ330が
加熱ローラ305に当接された状態でプリントが終了
し、かつ、次の画像形成指令が入力されている場合で、
非通紙領域に対して加熱ローラ305の温度が所定値を
越えていることを第2温度センサTS2の出力を介して
制御手段である温度制御器TCが判別した場合には、金
属ローラ330の当接を継続させるよに制御する構成し
てある。
【0087】この構成をとることにより、次に続く画像
形成が、所定のサイズより大きいサイズである場合に
は、端部の光沢度が高くなり過ぎたりする不具合を防止
し、次の画像形成が小サイズである場合は、ローラ端部
が加熱する不具合を防止できる。
【0088】図8は、第2の実施の形態であるベルトタ
イプの定着装置の主要素である加熱ローラや金属ローラ
等の構成を説明するための模式的図面である。
【0089】図に示すように、この定着装置10Aは、
例えば、ハロゲンランプからなる加熱源200を内包し
た加熱ローラ102と第1加圧ローラ103とを含む懸
架ローラに掛け回した定着ベルト104と、前記定着ベ
ルト104を介して、前記第1加圧ローラ103と圧着
および圧着解除可能に設けた第2加圧ローラ105と、
前記第1加圧ローラ103と接離可能な金属ローラから
なる温度均一化部材107とから構成されている。
【0090】前記定着ベルト104を介しての前記第1
加圧ローラ103と第2加圧ローラ105との間に転写
後の未定着トナー画像tを担持した転写材Pを送り込
み、両ローラによる加圧・加熱作用により転写材P上に
トナー画像tを定着できる。
【0091】TS3は、加熱ローラ102の表面温度の
検知手段である第3温度センサであり、前記加熱ローラ
102の長手方向の中央位置に配接されている。
【0092】TS4は、定着ベルト104の非通紙領域
の表面温度の検知手段である第4温度センサで、給紙さ
れる転写材Pとの接触領域よりも外側の領域に配設され
る。
【0093】配設場所としては図8に図示の位置のみで
はなく、掛け回された定着ベルト104のループ内でも
良いし、当該ループ内の第1加圧ローラ103の表面温
度の検知できるところでば何れでも良い。
【0094】前記第3温度センサTS3は温度センサT
S1と同様に、その検知情報は定着可能な所定値になる
ように画像形成装置の制御部SEに取り込まれるように
してある。
【0095】前記第4温度センサTS4は前記第2温度
センサTS2と同様に、金属ローラ107を第1加圧ロ
ーラ103との接離動作を行う上での必要な情報とし
て、画像形成装置の制御部SEに取り込まれるようにし
てある。
【0096】前記第4温度センサTS4は、例えば、第
2加圧ローラ105の検知手段として第2加圧ローラ1
05に配設してもよし、例えば、加熱ローラ102の長
手方向の端部部近傍に配設してもよい。
【0097】給紙される転写材Pとの接触領域よりも外
側に配設され、ローラ、ベルトなど定着部材群の端部の
温度上昇が検知できる場所であればよい。これは第1の
実施形態でも同様である。
【0098】この第2の実施の形態に対して、第1の実
施の形態で説明した発明は対応できる。
【0099】このような構成をとることで、端部温度上
昇が実用上で問題にならない少数プリントの場合で、金
属ローラを接離することによる熱効率の低下や、薄紙の
小サイズの転写材(紙)で熱容量が小さく、定着部材の
端部の温度上昇が小さい場合に不必要に金属ローラを当
接して、かえって、当該金属ローラに余分な熱を奪われ
という熱効率の低下を防ぐことができる。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成により、定
着部材であるローラ長に対して所定のサイズ以下の転写
材を処理する場合、端部の温度上昇の状態やプリント処
理枚数等を判別して、定着部材に対して、適時に、温度
均一部材の接離を制御するようにした構成で熱効率の良
い画像形成装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラープリンタからなる画像形成装置の構成を
示す概略図である。
【図2】第1の実施の形態である定着装置の主要素であ
る加熱ローラや温度均一化部材等の構成を説明するため
の模式的図面である。
【図3】請求項1に係わるの制御を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】請求項2に係わる制御を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】本実施の形態の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図6】紙厚の違いによる第2温度センサの出力と時刻
の関係を示す図である。
【図7】金属ローラの当接可否による第2温度センサの
出力と時刻の関係を示す図である。
【図8】第2の実施の形態であるベルトタイプの定着装
置の主要素である加熱ローラや金属ローラ等の構成を説
明するための模式的図面である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 P 転写材 30、10A 定着装置 91 操作部 200、300 加熱源 305、102 加熱ローラ 315 加圧ローラ 330、107 金属ローラ 103 第1加圧ローラ 104 定着ベルト 105 第2加圧ローラ TS1 第1温度センサ TS2 第2温度センサ TS3 第3温度センサ TS4 第4温度センサ M カウンタ SE 制御部 TC 温度制御器 EN 演算器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成したトナー画像を転写
    材上に転写させた後、当該転写材を少なくとも2部材の
    定着部材で加熱、加圧し、前記トナー画像を当該転写材
    上に定着する構成を有する画像形成装置であって、か
    つ、少なくとも1つの前記定着部材に対して接離可能に
    設けた温度均一化部材を介して、前記転写材の搬送方向
    に対して直交する方向の前記定着部材の温度分布を平均
    化するように構成した画像形成装置において、 使用される転写材の搬送方向と直交する方向におけるサ
    イズが所定のサイズ以下であり、かつ、画像形成指令に
    応じて作製されたプリント数が所定枚数以上となったこ
    とを制御手段が判別した場合、前記温度均一化部材の駆
    動手段を作動せしめ、当該温度均一化部材を前記定着部
    材に当接せしめることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体上に形成したトナー画像を転写
    材上に転写させた後、当該転写材を少なくとも2部材の
    定着部材で加熱、加圧し、前記トナー画像を当該転写材
    上に定着する構成を有する画像形成装置であって、か
    つ、少なくとも1つの前記定着部材に対して接離可能に
    設けた温度均一化部材を介して、前記転写材の搬送方向
    に対して直交する方向の前記定着部材の温度分布を平均
    化するように構成した画像形成装置において、 使用される転写材の搬送方向と直交する方向におけるサ
    イズが所定のサイズ以下であり、かつ、その場合に形成
    される非通紙領域に対応した前記定着部材いずれかの温
    度が所定値を越えたことを温度センサの出力を介して制
    御手段が判別した場合、前記温度均一化部材の駆動手段
    を作動せしめ、当該温度均一化部材を前記定着部材に当
    接せしめることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体上に形成したトナー画像を転写
    材上に転写させた後、当該転写材を少なくとも2部材の
    定着部材で加熱、加圧し、前記トナー画像を当該転写材
    上に定着する構成を有する画像形成装置であって、か
    つ、少なくとも1つの前記定着部材に対して接離可能に
    設けた温度均一化部材を介して、前記転写材の搬送方向
    に対して直交する方向の前記定着部材の温度分布を平均
    化するように構成した画像形成装置において、 使用される転写材の搬送方向と直交する方向におけるサ
    イズが所定のサイズ以下である場合、非通紙領域に対応
    した前記定着部材いずれかの温度を検知する温度センサ
    の出力の上昇速度を制御手段により演算し、演算した上
    昇速度と、演算時点における前記温度センサの出力とか
    ら決定される時間後に、前記温度均一化部材の駆動手段
    を作動せしめ、当該温度均一化部材を前記定着部材に当
    接せしめることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体上に形成したトナー画像を転写
    材上に転写させた後、当該転写材を少なくとも2部材の
    定着部材で加熱、加圧し、前記トナー画像を当該転写材
    上に定着する構成を有する画像形成装置であって、か
    つ、少なくとも1つの前記定着部材に対して接離可能に
    設けた温度均一化部材を介して、前記転写材の搬送方向
    に対して直交する方向の前記定着部材の温度分布を平均
    化するように構成した画像形成装置において、 使用される転写材の搬送方向と直交する方向におけるサ
    イズが所定のサイズ以下である場合、非通紙領域に対応
    した前記定着部材いずれかの温度を検知する温度センサ
    の出力の上昇速度を制御手段により演算し、演算した上
    昇速度もしくは下降速度からと、演算時点における前記
    温度センサの出力と、入力された画像形成指令の残りプ
    リント数とから、前記定着部材に対する前記温度均一化
    部材の当接の可否を決定せしめることを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体上に形成したトナー画像を転写
    材上に転写させた後、当該転写材を少なくとも2部材の
    定着部材で加熱、加圧し、前記トナー画像を当該転写材
    上に定着する構成を有する画像形成装置であって、か
    つ、少なくとも1つの前記定着部材に対して接離可能に
    設けた温度均一化部材を介して、前記転写材の搬送方向
    に対して直交する方向の前記定着部材の温度分布を平均
    化するように構成した画像形成装置において、 使用された転写材の搬送方向と直交する方向におけるサ
    イズが所定のサイズ以下であり、前記温度均一化部材が
    前記定着部材に当接された状態でプリントが終了し、か
    つ、次の画像形成指令が入力されている場合であって、
    非通紙領域に対応した前記定着部材いずれかの温度が所
    定値を越えていることを温度センサの出力を介して制御
    手段が判別した場合、前記定着部材に対する前記温度均
    一化部材の当接を継続せしめることを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記定着部材は、加熱ローラと、当該加
    熱ローラと圧着しながら回転する加圧ローラとからなる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記定着部材は、加熱ローラと、第1加
    圧ローラと、前記加熱ローラおよび前記第1加圧ローラ
    を含む懸架部材に掛け回した定着ベルトと、前記定着ベ
    ルトを介して前記第1加圧ローラと押圧する第2加圧ロ
    ーラとを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5の
    何れか1項に記載の画像形成装置。
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