JP2016110057A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷時の電源装置の温度状態に応じたファンモータの制御を行うことにより、ファンモータの騒音を低減する技術を提供する。【解決手段】FETを冷却するためのファンモータ121と、FETの温度を予測し、予測したFETの温度に基づきファンモータ121の回転数を制御するCPUと、を備え、CPUは、画像形成動作を開始する際のファンモータ121の回転数を、画像形成動作を開始する際のFETの予測される温度に基づき決定する。【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ等の画像形成装置に関する。
電子写真方式が用いられた複写機、プリンタ等の画像形成装置では、電源部、定着部、静電潜像を記録媒体に転写するプロセス部などの冷却手段として、ファンモータが広く利用されている。複数のファンモータを有する画像形成装置では、画像形成装置が起動されている間、印刷中、印刷終了後の所定時間、複数のファンが全速回転で駆動される。このため、ユーザの可聴域に、ファンの風切り音に起因する動作音が入ってしまうという課題がある。
複数のファンモータの風切り音に起因する動作音を低減する方法として、次のような構成が提案されている。即ち、複数のファンモータの一部が動作される場合には、その他のファンモータが停止され、所定期間毎に交互にその動作状態が入れ替わるように、各ファンモータの制御を行うことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−242488号公報
しかし、複数のファンモータを有する構成において、画像形成装置の動作音の中でファンモータの風切り音による動作音が他の動作音に比較してよく聞こえる場合がある。そのため、ファンモータにより冷却すべき装置(例えば、電源装置)の温度状態に応じてファンモータを駆動することにより、プリント中におけるファンモータの風切り音による騒音を低減するための対策が望まれていた。
本発明はこのような状況のもとでなされたもので、印刷時の電源装置の温度状態に応じたファンモータの制御を行うことにより、ファンモータの騒音を低減することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)記録材に画像を形成する画像形成装置であって、被冷却部を冷却するための冷却手段と、前記被冷却部の温度を予測し、予測した前記被冷却部の温度に基づき前記冷却手段の回転数を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成動作を開始する際の前記冷却手段の回転数を、前記画像形成動作を開始する際の前記被冷却部の予測される温度に基づき決定することを特徴とする画像形成装置。
(2)記録材に画像を形成する画像形成装置であって、被冷却部を冷却するための冷却手段と、前記被冷却部の温度を予測し、予測した前記被冷却部の温度に基づき前記冷却手段の回転数を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成動作の期間における前記冷却手段の回転数を更新する周期を、前記画像形成動作を開始する際の前記被冷却部の予測される温度に基づき決定することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、印刷時の電源装置の温度状態に応じたファンモータの制御を行うことにより、ファンモータの騒音を低減することができる。
実施例1、2の画像形成装置を示す図、回転数変更部の構成を示す図 実施例1、2のファンモータの入力電圧と駆動周波数との関係を示す図、ファンモータの入力電圧、回転数、動作音の関係を示す図 実施例1のファンモータの回転数のタイムチャートとFETの温度の関係を示す図 実施例1のFETの温度カウンタのタイムチャートとFETの温度の関係を示す図 実施例1のファンモータの回転数の制御処理を示すフローチャート 実施例2のファンモータの回転数のタイムチャートとFETの温度の関係を示す図 実施例2のファンモータの回転数の制御処理を示すフローチャート 実施例3のファンモータの回転数の制御処理を示すフローチャート 実施例3のファンモータの回転数のタイムチャートとFETの温度の関係を示す図
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成装置の構成]
図1(a)は、実施例1の画像形成装置100の構成の概要を示す図である。給紙カセット101に積載された記録材である記録紙Pは、ピックアップローラ102、給紙ローラ103、レジストレーションローラ104を介して、所定のタイミングでプロセスカートリッジ105へ搬送される。プロセスカートリッジ105は、帯電手段である帯電器106、現像手段である現像器107、クリーニング手段であるクリーニング装置108、及び感光ドラム109で一体的に構成されている。露光手段であるスキャナ111から出射されるレーザ光により、公知である電子写真プロセスの一連の処理が行われ、感光ドラム109上に未定着のトナー像が形成される。転写手段である転写ローラ110により、感光ドラム109上の未定着のトナー像が記録紙Pに転写されると、記録紙Pは定着手段である定着装置115において加熱加圧処理され、未定着のトナー像が記録紙Pに定着される。その後、記録材Pは、中間排紙ローラ116、排紙ローラ117を介して画像形成装置100の本体外に排出され、一連の画像形成動作(以下、プリント動作ともいう)を終える。
ここで、プロセスカートリッジ105、スキャナ111を画像形成手段である画像形成部130とする。また、給紙ローラ103、レジストレーションローラ104、中間排紙ローラ116、排紙ローラ117を搬送手段である搬送部とする。モータ118は、定着装置115を含む各ユニットに駆動力を与えている。コントローラ119は、画像形成装置100本体の制御を行う制御手段であるCPU201(図1(b)参照)等を含む電気回路が搭載された制御基板である。電源装置120は24Vの直流電圧を生成し、定着装置115、モータ118等の駆動系装置に電力を供給する。また、コントローラ119は、不図示の電源装置から供給される5Vの直流電圧により駆動される。冷却手段であるファンモータ121は、電源装置120の構成部品を冷却する。尚、画像形成装置100は、記録紙Pに画像形成を行うプリント状態、ジョブを受信するとすぐにプリント状態に移行できるスタンバイ状態、プリント状態やスタンバイ状態よりも消費電力を低減させたスリープ状態のいずれかの状態で動作する。
[ファンモータの回転数変更部の構成]
図1(b)は、本実施例のファンを駆動するファンモータ121の回転数変更手段である回転数変更部210の構成を示す図である。ファンモータ121の回転数変更部210は、電源装置120で生成される24Vの直流電圧を駆動源としている。回転数変更部210は、コントローラ119内のCPU201とダーリントン接続されたトランジスタ203、206、抵抗202、204、205で構成されている。回転数変更部210のCPU201は、電源装置120からファンモータ121への24Vの直流電圧の供給を接続したり切断したりする動作であるスイッチング動作を行う。ここで、CPU201は、ROM201aに記憶された各種プログラムにしたがって、RAM201bを作業領域として使用しながら画像形成装置100の各種制御を行う。
トランジスタ203は、ベース端子に抵抗202を介してCPU201が接続され、コレクタ端子に抵抗204を介してトランジスタ206のベース端子が接続されている。また、トランジスタ203は、エミッタ端子が接地されている。CPU201は、トランジスタ203のベース端子にファンモータ121を回転させるための駆動信号(ファンモータ駆動信号と図示)を出力する。トランジスタ206は、ベース端子とエミッタ端子間に抵抗205が接続されている。トランジスタ206は、エミッタ端子に電源装置120から出力される24Vの直流電圧が接続されている。更に、トランジスタ206は、コレクタ端子に降圧型のDCDCコンバータ215が接続されている。降圧型のDCDCコンバータ215は、ダイオード209、インダクタ207、電解コンデンサ208で構成されている。尚、ファンモータ121の回転数変更部210は、コントローラ119の機能の一部として構成されている。これにより、CPU201は、ファンモータ121の駆動信号に対する周波数や、オンデューティに応じて、ファンモータ121への入力電圧Vcを0V〜24Vの範囲で変更することができる。
本実施例では、ファンモータ121は、電源装置120の構成部品である被冷却部(冷却対象部ともいう)であるFET220を主に冷却する用途に使用される場合について説明する。尚、被冷却部はFET220に限定されない。FET220は、電源装置120内の不図示のスイッチングレギュレータ回路において、スイッチングレギュレータ回路を構成するトランスへの電流供給を切り替える用途で使用されている。FET220のスイッチング動作のスイッチング周期は、定着装置115、モータ118等の消費電流の増加に応じて短くなり、スイッチング損失が増加する。この結果、FET220の温度が上昇する。画像形成装置100では、プリント動作時に定着装置115、モータ118等の消費電流が増加するため、FET220の温度が上昇する。ファンモータ121は、軸受け、羽根(ファン)、巻き線、磁石、フレーム、回転制御に必要な電気部品等から構成されており、入力電圧に応じて回転数が変化する。
[ファンモータの入力電圧と駆動周波数の関係]
図2(a)は、本実施例のファンモータ121の入力電圧と駆動周波数の関係を示すグラフである。図2(a)の横軸はファンモータ121の駆動周波数が26kHzの場合のファンモータ121の駆動信号のオンデューティ(%)を示し、縦軸はファンモータ121の入力電圧(V)を示す。図2(a)に示すように、ファンモータ121の駆動信号のオンデューティ(0〜100%)に応じて、ファンモータ121の入力電圧が対数関数的に変化している(0〜24V)ことがわかる。尚、ファンモータ121の駆動信号のオンデューティが100%のとき、ファンモータ121の入力電圧は24Vである。図2(a)に示すように、CPU201は、ファンモータ121の入力電圧をstep1からstep10の10段階で、8Vから24Vまで変化させた場合の例を示している。本実施例では、例えば、ファンモータ121の入力電圧を、8Vから24Vまで9等分((24−8)/(10−1))(約1.8V毎)するように設定されている。
[ファンモータの入力電圧、回転数、動作音の関係]
図2(b)は、本実施例のファンモータ121の入力電圧、回転数、動作音の関係を示すグラフである。横軸はファンモータ121の入力電圧(V)、左縦軸はファンモータ121の回転数(rpm(回毎分))、右縦軸はファンモータ121の動作音(B(ベル))を示す。また、step1からstep10は、図2(a)で説明したステップ数である。ステップ数は、ファンモータ121の回転数を1200rpmから3000rpmまで200rpm毎に変化させたときに、動作音が0.15B毎にリニアに変化するように設定されたものを示している。ここで、本実施例では、ファンモータ121は3000rpmまでの回転数で安定して駆動されるものとする。以下では、ファンモータ121の回転数をステップ数で表現する。
[ファンモータの回転数とFETの温度の関係]
図3は、本実施例のファンモータ121の回転数のタイムチャートと電源装置120のFET220の温度の関係を示す。図3は、後述する本実施例のファンモータ121の制御処理における実施の形態の一つである。FET220の温度は、ファンモータ121の回転数のタイムチャート時の一例である。図3(a)は、左縦軸にファンモータ121の回転数(rpm)、右縦軸にファンモータ121の入力電圧(V)を、図3(b)は縦軸にFET220の温度(℃)をそれぞれ示し、横軸にいずれも時間(sec(秒))を示す。
本実施例では、画像形成装置100のコントローラ119が、1枚又は複数の記録紙Pに画像形成を行うジョブを受信した場合を説明する。コントローラ119が受信したジョブは、受信した順番に、第1ジョブ、第2ジョブ、第3ジョブという。第1ジョブが開始されるタイミングをT=0sec(秒)とする。T=0secのとき、画像形成装置100は、スタンバイ状態からプリント状態に遷移する。尚、T=0secでのFET220の温度は、図3(b)に示すように40℃である。FET220の冷却が十分に行われた後のスタンバイ状態のときのFET220の温度である温度40℃を、以降、スタンバイ時の初期温度という。
ファンモータ121は、T=0secからT_init=20secを最低回転数である第一の回転数であるstep1(1200rpm、8V)で駆動される。また、第1ジョブは、T_init=20secで終了するものとする。このとき、FET220の温度は、スタンバイ時の初期温度40℃から70℃まで上昇する。T=20〜40secの間は、第1ジョブが終了した後の冷却期間であり、以降、冷却期間T_coolという。FET220は70℃まで上昇しており、ファンモータ121の回転数がstep1のままではFET220の冷却が不十分となる。このため、ファンモータ121は、step4(1800rpm、13.3V)の回転数でFET220を冷却する。
T=40secのとき、第2ジョブが開始される。このとき、FET220の温度は60℃となっている。ファンモータ121は、step4(1800rpm、13.3V)からファンモータ121の回転数の保持時間毎に1つずつステップ数を増加させる。尚、ファンモータ121の回転数、即ち各stepを保持させる時間である保持時間を、以降、T_stとし、本実施例では例えばT_st=10secとする。ここで、第2ジョブは、T=70secで終了するものとする。T=70secで第2ジョブが終了するとき、ファンモータ121は、step7(2400rpm、18.7V)で駆動され、FET220の温度は85℃に達する。第2ジョブが終了した後、冷却期間T_coolでは、ファンモータ121がstep7(2400rpm、18.7V)のまま駆動され、T=110secまでの間で、FET220の温度は50℃まで冷却される。
T=110secのとき、第3ジョブが開始される。このとき、ファンモータ121の回転数はstep7(2400rpm、18.7V)からstep3(1600rpm、11.6V)まで減少する。第3ジョブが開始されると、ファンモータ121の回転数は、step3(1600rpm、11.6V)から保持時間T_st=10sec毎に増加する。尚、T=180secで、ファンモータ121の回転数はstep10(3000rpm、24V)となる。T=200secのときにFET220の温度は飽和温度の100℃に達する。ここで、第3ジョブは、T=220secで終了するものとする。T=220secで第3ジョブが終了した後、冷却期間T_coolはファンモータ121を第二の回転数であるstep10(3000rpm、24V)のまま駆動する。T=280secで画像形成装置100がプリント状態からスタンバイ状態に移行するまでの間、FET220は、スタンバイ時の初期温度である40℃まで冷却される。また、T=280secで、ファンモータ121の回転数はstep10からstep1に下げられる。
[温度カウンタとFETの温度の関係]
図4は、本実施例のFET220の温度カウンタのタイムチャートと電源装置120のFET220の温度の関係を示す図である。図4(a)は縦軸に温度カウンタ、図4(b)は縦軸にFET220の温度(℃)を示し、横軸にいずれも時間(sec)を示す。CPU201は、FET220の温度カウンタを有しており、予め測定されたFET220の温度と温度カウンタ値とを変換するテーブルを有している。CPU201は、温度カウンタ値と上述したテーブルとを参照することにより、FET220の温度を予測し、予測したFET220の温度に基づきファンモータ121の回転数を制御する。尚、FET220の温度と温度カウンタ値(言い換えれば時間の経過)とを関連付けた情報であるテーブルは、ROM201aに記憶されているものとする。ここでは、温度カウンタ値をNとする。CPU201は、前回のジョブが終了し、プリント状態からスタンバイ状態へ移行したときに温度カウンタ値Nのカウントを開始し、Nを1sec毎に1カウント上昇させる。CPU201は、FET220の温度を判断したいときに画像形成装置100が動作している状態における温度カウンタ値Nと、ファンモータ121の回転数であるステップ数から、FET220の温度を判断する。尚、温度カウンタ値Nは、1sec毎にカウントされるため、プリント状態からスタンバイ状態へ移行したときからの経過時間を示すものでもある。
第1ジョブが開始された時間T=0secのとき、CPU201は、温度カウンタ値Nが60以上であるか否かを判断する。ここで、図4に示す本実施例の場合、T=0secのときに温度カウンタ値Nが60以上である(N≧60)とする。このため、CPU201はFET220の温度がスタンバイ時の初期温度40℃まで冷却されていると判断し、温度カウンタ値NをN=0としてカウントを開始する。ここでは、前回のジョブが終了した後のスタンバイ状態からの温度カウンタ値Nの値が60以上であれば、FET220の温度はスタンバイ時の初期温度の40℃以下になることを予め測定し、確認している。このため、CPU201は、温度カウンタ値Nに基づき、FET220の温度を正しく判断できる。以下、CPU201は、FET220の温度を、温度カウンタ値Nに基づいて判断し、これによりファンモータ121の回転数の制御を行う。
T=20sec、即ち温度カウンタ値NがN=20のとき、第1ジョブが終了すると、CPU201はFET220の温度を70℃と判断し、温度カウンタ値N=0としてカウントを開始する。尚、より詳細には、CPU201は、温度カウンタ値NとROM201aに記憶されたテーブルの情報とに基づいて、FET220の温度を判断している。以降についても同様とし、詳細な記載は省略する。CPU201は、T=40sec、即ち温度カウンタ値NがN=20までの間は、冷却期間T_coolとしてファンモータ121によるFET220の冷却動作を行う。尚、ジョブが終了した後の冷却期間T_coolに行う冷却動作を、以下、単に冷却動作という。第2ジョブが開始される時間T=40sec、即ち温度カウンタ値NがN=20のとき、CPU201はFET220の温度を60℃と判断し、温度カウンタ値N=0としてカウントを開始する。第2ジョブが終了する時間T=70sec、即ちN=30のとき、CPU201はFET220の温度を85℃と判断し、N=0としてカウントを開始する。CPU201は、T=110sec、即ち温度カウンタ値NがN=40になるまでの間、冷却期間T_coolとしてファンモータ121によるFET220の冷却動作を行う。
第3ジョブが開始される時間T=110sec、即ち温度カウンタ値N=40のとき、CPU201はFET220の温度を50℃と判断し、N=0としてカウントを開始する。ここで、T=200sec、即ち温度カウンタ値NがN=90のとき、FET220の温度は飽和温度に達し、100℃となる。第3ジョブが終了する時間T=220sec、即ち温度カウンタ値NがN=110のとき、CPU201はFET220の温度を100℃と判断し、N=0としてカウントを開始する。CPU201は、T=280sec、即ち温度カウンタ値N=60になるまでの間、冷却期間T_coolとしてファンモータ121による冷却動作を行う。FET220は温度カウンタ値NがN=60になるまでの間にファンモータ121によって冷却されるため、スタンバイ時の初期温度40℃まで冷却される。その結果、T=280secでファンモータ121の回転数はstep1に遷移し、画像形成装置100はスタンバイ状態となる。
[ファンモータの回転数制御処理]
図5は、本実施例のファンモータ121の回転数の制御処理を示すフローチャートである。以下、図5、図7、図8の処理はCPU201によって制御、判断される。また、ファンモータ121の回転数は、プリント開始時をstepX、プリント動作中をstepY、冷却動作時をstepUとする。本実施例のファンモータ121の回転数の制御処理では、前回のジョブが終了した後の冷却動作が十分に行われず、FET220の温度がスタンバイ時の初期温度40℃に戻らない場合には、ファンモータ121の回転数を次のように制御する。即ち、次のジョブが開始される際のファンモータ121の回転数をstep2以上に上げる。
図5の処理は、画像形成装置100がスタンバイ状態となったときからスタートする。ステップ(以下、Sとする)101でCPU201は、温度カウンタ値NをN=0として、温度カウンタ値Nのカウントを開始する。CPU201は、1秒毎に温度カウンタ値Nを1上昇させる。S102でCPU201は、プリント開始のコマンドの有無を監視することにより、プリント動作を開始するか否かを判断する。S102でCPU201は、プリント開始の指示がないと判断した場合は、S103の処理に進む。S103でCPU201は、温度カウンタ値NがN≧60か否かを判断する。S103でCPU201は、温度カウンタ値NがN≧60でない、即ちN<60であると判断した場合、S102の処理に戻る。一方、S103でCPU201は、温度カウンタ値NがN≧60であると判断した場合、FET220の温度がスタンバイ時の初期温度である40℃以下になったと判断し、S104の処理に進む。S104でCPU201は、冷却動作時のファンモータ121の回転数をstep1とし、S102の処理に戻る。
S102でCPU201は、プリント開始の指示が確認された、即ちプリント動作を開始すると判断した場合、S105で温度カウンタ値Nに基づいて、スタンバイ状態か否かを判断する。上述したように、CPU201は、温度カウンタ値Nを参照し、温度カウンタ値Nが60以上であればスタンバイ状態であると判断し、60未満であればスタンバイ状態ではないと判断する。S105でCPU201は、温度カウンタ値Nが60以上でスタンバイ状態であると判断した場合は、前回のジョブが終了した後の冷却動作により、FET220の温度がスタンバイ時の初期温度である40℃以下まで冷却されていると判断する。このため、S106でCPU201は、ファンモータ121をstep1(stepX=step1)で駆動する。
一方、S105でCPU201は、温度カウンタ値Nが60未満でスタンバイ状態ではないと判断した場合は、前回のジョブが終了した後の冷却動作によってFET220の温度はスタンバイ時の初期温度である40℃まで冷却されていないと判断する。そのため、S107でCPU201は、前回のジョブの冷却動作時のファンモータ121のステップ数であるstepU及び現在の温度カウンタ値Nに応じて、プリント開始時のファンモータ121の回転数stepXをstep2以上に上げる。S107の処理でCPU201は、画像形成動作を開始する際のファンモータ121の回転数を、画像形成動作が開始される前の冷却動作の期間が開始された際のファンモータ121の回転数に基づき決定する。CPU201がS107で設定するプリント開始時のファンモータ121の回転数stepXの具体的な例を以下に示す。
stepX=step(U−Z)
U=4、5、6、・・・、10
0≦N<30 : Z=0
30≦N<45 : Z=U−3
45≦N<60 : Z=U−2
このように、CPU201は、温度カウンタ値Nが小さいほど、即ち、前のジョブが終了してからの経過時間が短いほど、プリント開始時のファンモータ121の回転数stepXを大きくし、ファンモータ121の冷却による効果を大きくさせる。
例えば、図3の第3ジョブを開始する際に、前回のジョブである第2ジョブの冷却動作時のステップ数stepUはstep7であり、U=7となる。また、温度カウンタ値N=40であるため、Z=U−3=7−3=4となる。よって、プリント開始時のステップ数stepXは、step(U−Z)=step(7−4)=step3となる。
このように、温度カウンタ値Nの値に応じて、Z=0、Z=U−3、Z=U−2のいずれかが選択され、これによりプリント開始時のファンモータ121のステップ数stepXの値が決定する。ここでは、前回のジョブが終了した後の温度カウンタ値N(0〜60)の値に応じて、プリント開始時のファンモータ121の回転数を変更することを特徴としている。CPU201は、温度カウンタ値Nの値が大きいほどFET220の温度が低くなっていると判断するため、次のジョブが開始される際のステップ数には、小さい値が設定される。ここで、冷却動作時のstepUは、前回のジョブが終了した後の冷却動作時のステップ数である。冷却動作時に、ファンモータ121の回転数stepUがstep4よりも低い回転数の場合は、風量が少ないために、温度カウンタ値Nの値が60以上(N≧60)であってもFET220の温度はスタンバイ時の初期温度40℃に戻ることができない。そのため、冷却動作時のファンモータ121の回転数stepUはstep4以上(4≦U≦10)とする。尚、stepUの決定処理については、S113〜S115で後述する。
S108でCPU201は、温度カウンタ値N=0としてカウントを開始し、1sec毎にカウントを上昇させ、S109でプリント動作が終了したか否かをプリント動作のコマンド有無を監視することにより判断する。S109でCPU201は、プリント動作が終了していない、即ちプリント動作を継続すると判断した場合は、S110の処理に進む。S110でCPU201は、プリント開始時のファンモータ121の回転数stepXがstep1か否かを判断する。S110でCPU201は、プリント開始時のファンモータ121の回転数stepXがstepX=step1であると判断した場合、FET220の温度がスタンバイ時の初期温度である40℃であると判断し、S111の処理に進む。S111でCPU201は、プリント動作中のファンモータ121の回転数stepYを、温度カウンタ値Nを参照することにより、次のようにして決定する。
stepY=step(1+P)
P=0、1、2、・・・、9
0≦N<30 : P=0
30≦N<40 : P=1
40≦N<50 : P=2
50≦N<60 : P=3
60≦N<70 : P=4
70≦N<80 : P=5
80≦N<90 : P=6
90≦N<100: P=7
100≦N<110: P=8
110≦N : P=9
これにより、プリント動作開始時のステップ数stepXがstep1の場合には、温度カウンタ値NがN<30の間、step1が維持され、上述したT_initが確保されることとなる。このとき、上述した温度カウンタ値Nの値に応じて、P=0〜9のいずれかが選択され、これによりプリント動作中のファンモータ121のステップ数stepYの値が決定される。尚、温度カウンタ値Nが110以上の場合は、stepYをstep10とする。ここでは、温度カウンタ値Nの増加に応じてFET220の温度も増加する。このため、ファンモータ121の風切り音による動作音を抑えつつ、FET220の急峻な温度変化を防ぐために、ステップ数を段階的に変更している。ここで、ファンモータ121の回転数は、温度カウンタ値が30以上になると、プリント終了とならない限り、温度カウンタ値Nが10増加する(T_st=10)毎にstep10まで上昇していくことになる。
一方、S110でCPU201は、プリント開始時のファンモータ121の回転数stepXがstepX=step1ではないと判断した場合、S112の処理に進む。S112でCPU201は、FET220の温度がスタンバイ時の初期温度である40℃より高いと判断する。S112でCPU201は、プリント動作中のファンモータ121の回転数stepYを、次のように設定する。
stepY=step(X+P)
P=0、1、2、・・・、8
X+P≦10の場合
0≦N<10 : P=0
10≦N<20 : P=1
20≦N<30 : P=2
30≦N<40 : P=3
40≦N<50 : P=4
50≦N<60 : P=5
60≦N<70 : P=6
70≦N<80 : P=7
80≦N<90 : P=8
X+P>10の場合、又は、N≧90の場合は、
stepY=step10
例えば、図3の第3ジョブの場合、プリント開始時のステップ数stepXはstep3であり、X=3である。温度カウンタ値N=10の場合、P=1であるため、プリント動作中のステップ数stepYは、step(X+P)=step(3+1)=step4となる。この後、温度カウンタ値Nが10上昇する毎に、step5、step6とファンモータ121の回転数が高くなる。そして、温度カウンタ値Nが70となったところで、P=7となり、X+P=3+7=10となって、プリント動作中のステップ数stepYはstep10に達する。その後は、第3ジョブが終了するまで、プリント動作中のステップ数stepYは、step10が維持される。
このように、X+Pが10以下の間は、温度カウンタ値Nの値に応じて、P=0〜8のいずれかが選択され、これによりプリント動作中のファンモータ121の回転数stepYの値が決定される。S112の処理では、S111の処理に対して、プリント開始時のFET220の温度が高い(図3の第3ジョブでは50℃)と判断されているため、S111よりも短い時間で、大きいステップ数から段階的にステップ数を変更している。
S109でCPU201は、プリント動作が終了したと判断した場合は、S113の処理に進む。S113でCPU201は、プリント開始時のファンモータ121の回転数がstepY<step4か否かを判断する。S113の判断は、冷却動作を開始する際のファンモータ121の回転数を、画像形成動作が終了した際のファンモータ121の回転数に基づき決定するための処理である。S113でCPU201は、stepY<step4であると判断した場合、S114の処理に進む。S114でCPU201は、冷却動作時のファンモータ121の回転数をstepU=step4とし、S101の処理に戻る。例えば、図3の第1ジョブの場合、プリント終了時のステップ数stepY=step1である。このため、第1ジョブが終了した後の冷却動作時のステップ数stepUは、step4となっている。
一方、S113でCPU201は、stepY<step4でないと判断した場合、即ちstepY≧step4であると判断した場合、S115の処理に進む。S115でCPU201は、冷却動作時のファンモータ回転数stepU=stepYとし、S101の処理に戻る。例えば、図3の第2ジョブの場合、第2ジョブが終了するときのプリント動作中のステップ数stepYはstep7である。このため、第2ジョブが終了した後の冷却動作時のステップ数stepUは、step7となっている。S113の判断は、ジョブの開始時にFET220の冷却が十分に行われない状態でプリント動作が実行された場合に、ファンモータ121の回転数を大きくした状態で冷却動作が実行されるようにしたものである。S113の判断は、冷却動作を開始する際のファンモータ121の回転数stepUがstep4よりも低い回転数とならないようにするための処理である。これにより、ファンモータ121の風量が少ないために、温度カウンタ値Nが60以上であってもFET220の温度が初期温度40℃に戻ることができなくなることを防止する。
以上のように、本実施例では、プリント時(ジョブ実行時)において、電源装置120のFET220の温度に応じて、ファンモータ121の回転数(ステップ数)を段階的に変更してFET220の冷却を実施している。このため、本実施例では、プリント時にファンモータ121による風切り音の急激な変化を発生させず、動作音を低減させることができる。
以上、本実施例によれば、印刷時の電源装置の温度状態に応じたファンモータの制御を行うことにより、ファンモータの騒音を低減することができる。
実施例1では、ファンモータ121の回転数の保持時間T_stを10秒間とし、10秒間経過するごとにファンモータ121の回転数のステップ数を1つずつ増加させる回転数制御を行っていた。実施例2では、前回のジョブが終了した後の冷却が不十分で、FET220の温度がスタンバイ時の初期温度40℃に戻らない場合には、次のジョブ以降のファンモータ121の回転制御を実施例1よりも短い保持時間T_stで行う。
[ファンモータの回転数とFETの温度の関係]
図6は、本実施例のファンモータ121の回転数のタイムチャートと電源装置120のFET220の温度の関係を示す。図6は、後述する本実施例のファンモータ121の制御処理における実施の形態の一つである。FET220の温度は、ファンモータ121の回転数のタイムチャート時の一例である。図6(a)は、左縦軸にファンモータ121の回転数(rpm)、右縦軸にファンモータ121の入力電圧(V)を、図6(b)は縦軸にFET220の温度(℃)をそれぞれ示し、横軸にいずれも時間(sec(秒))を示す。
ファンモータ121は第1ジョブが開始されるT=0secのとき、画像形成装置100はスタンバイ状態からプリント状態に遷移する。ファンモータ121は、T=0secからT_init=20secを最低回転数である第一の回転数であるstep1(1200rpm、8V)で駆動される。また、第1ジョブは、T_init=20secで終了するものとする。このとき、FET220の温度は、スタンバイ時の初期温度40℃から70℃まで上昇する。T=20〜40secの間は、第1ジョブが終了した後の冷却期間である。FET220は70℃まで上昇しており、ファンモータ121の回転数がstep1のままではFET220の冷却が不十分となる。このため、ファンモータ121は、step4(1800rpm、13.3V)の回転数でFET220を冷却する。
T=40secのとき、第2ジョブが開始される。このとき、FET220の温度は60℃となっている。ファンモータ121は、step1(1200rpm、8.0V)からファンモータ121の回転数の保持時間T_st=4sec毎に1つずつステップ数を増加させる。ここで、第2ジョブは、T=76secで終了するものとする。T=76secで第2ジョブが終了するとき、ファンモータ121は、step10(3000rpm、24.0V)で駆動され、FET220の温度は85℃に達する。第2ジョブが終了した後、冷却期間T_coolでは、ファンモータ121がstep10(3000rpm、24.0V)のまま駆動され、T=110secまでの間で、FET220の温度は50℃まで冷却される。
T=110secのとき、第3ジョブが開始されると、ファンモータ121の回転数をstep1からファンモータ121の回転数の保持時間T_st=6sec毎に1つずつステップ数を増加させる。T=164secのときに、ファンモータのステップ数はstep10となる。T=200secのときに、FET220の温度は飽和温度の100℃に達する。T=220secの第3ジョブが終了後、冷却期間はファンモータ121をstep10のまま駆動し、T=280secまでの間で、FET220は、スタンバイの初期温度である40℃まで冷却され、ファンモータ121の回転数はstep1に下がる。
[ファンモータの回転数制御処理]
図7は、本実施例のファンモータ121の回転数の制御処理を示すフローチャートである。本実施例は、図5で説明したファンモータ121の回転数の制御処理に対して、S201からS203、S204からS206の処理が異なる。そのため、図5と同一の処理には同一のステップ番号を付け、説明を省略する。
S105でCPU201は、温度カウンタ値Nが60以上でスタンバイ状態であると判断した場合は、前回のジョブが終了した後の冷却動作により、FET220の温度がスタンバイ時の初期温度である40℃以下まで冷却されていると判断する。このため、S202でCPU201は、ファンモータ121の回転数の保持時間T_stの変数Qに10を設定し、S203の処理に進む。
S105でCPU201は、温度カウンタ値Nが60未満でスタンバイ状態ではないと判断した場合は、前回のジョブが終了した後の冷却動作によってFET220の温度はスタンバイ時の初期温度である40℃まで冷却されていないと判断する。そのため、S201で、温度カウンタ値Nの値に応じて、回転数の保持時間T_stの変数Qを、以下のとおりに変更し、S203で、CPU201は、プリント開始時のファンモータ121の回転数stepXをstep1としてS108の処理に進む。
0≦N<30 : Q=4
30≦N<45 : Q=6
45≦N<60 : Q=8
このとき、温度カウンタ値Nの値に応じて、Q=4、6、8のいずれかが選択され、これにより保持時間T_stの値が決定する。このように、CPU201は、温度カウンタ値Nが小さいほど、即ち、前のジョブが終了してからの経過時間が短いほど、保持時間T_stの時間を短くすることにより、プリント開始時のファンモータ121の回転数を短い周期で大きくする。これにより、ファンモータ121の回転数を上昇させて、冷却による効果を大きくさせることができる。
例えば、図6の第2ジョブを開始する際に、温度カウンタ値N=20(=40sec−20sec)であるため、保持時間T_stの変数Qは4となる。よって、第2ジョブでは、4秒間が経過する毎にファンモータ121の回転数を示すステップ数が増加されることになる。また、同様に、図6の第3ジョブを開始する際に、温度カウンタ値N=34(=110−76)であるため、保持時間T_stの変数Qは6となる。その結果、第3ジョブでは、6秒間が経過する毎にファンモータ121の回転数を示すステップ数が増加されることになる。
このように、温度カウンタ値Nの値に応じて、Q=4、6、8のいずれかが選択され、これによりプリント開始後のファンモータ121のステップ数が更新される保持時間T_stの値が決定する。ここでは、前回のジョブが終了した後の温度カウンタ値N(0≦N<60)の値に応じて、プリント開始後のファンモータ121の回転数の保持時間T_stを変更することを特徴としている。CPU201は、温度カウンタ値Nの値が大きいほどFET220の温度が低くなっていると判断するため、次のジョブが開始される際の保持時間T_stには、大きな値が設定される。
S204で、CPU201は、保持時間T_stの変数Qが10か否かを判断する。CPU201は、保持時間T_stの変数Qが10であると判断した場合、FET220の温度がスタンバイ時の初期温度である40℃であると判断し、S205の処理に進む。S205で、CPU201は、プリント動作中のファンモータ121の回転数stepYを、温度カウンタ値Nを参照することにより、次のようにして決定する。
stepY=step(1+P)
P=0、1、2、・・・、9
0≦N<30 : P=0
30≦N<40 : P=1
40≦N<50 : P=2
50≦N<60 : P=3
60≦N<70 : P=4
70≦N<80 : P=5
80≦N<90 : P=6
90≦N<100 : P=7
100≦N<110 : P=8
110≦N : P=9
として、S109の処理に戻る。このとき、上述した温度カウンタ値Nの値に応じて、P=0〜9のいずれかが選択され、これによりstepYの値が決定する。
S204で、CPU201は、ファンモータ121の回転数の保持時間T_stの変数Qが10ではないと判断した場合、FET220の温度がスタンバイ時の初期温度である40℃より高いと判断し、S206の処理に進む。S206で、CPU201は、プリント動作中のファンモータ121の回転数stepYを、温度カウンタ値Nを参照することにより、次のようにして決定する。
stepY=step(X+P)
P=0、1、2、・・9
0≦N<Q : P=0
Q≦N<2Q : P=1
2Q≦N<3Q : P=2
3Q≦N<4Q : P=3
4Q≦N<5Q : P=4
5Q≦N<6Q : P=5
6Q≦N<7Q : P=6
7Q≦N<8Q : P=7
8Q≦N<9Q : P=8
9Q≦N : P=9
として、S109の処理に戻る。このとき、上述した温度カウンタ値Nの値に応じて、P=0〜9のいずれかが選択され、これによりstepYの値が決定する。S206では、S205に対して、制御開始時のFET220の温度が高いと判断されているため、短いファンモータ121の回転数の保持時間(T_st=Q)で段階的にstep数を変更している。ここで、S205又はS206の処理の後に、ファンモータ121の回転数は、プリント終了とならない限りカウンタNがQ増加する毎にstep10まで上昇していくことになる。
尚、本実施例は、FET220の冷却が不十分な場合において、回転数の保持時間T_stを短くし、ファンモータ121の回転数を変更する時間周期を短くすることを特徴としている。例えば、保持時間T_stの時間間隔は10秒間とし、ステップ毎に設定されているファンモータ121の回転数の増加量を変えてもよい。
以上のように、本実施例では、プリント時(ジョブ実行時)において、電源装置120のFET220の温度に応じて、ファンモータ121の回転数(ステップ数)を段階的に変更してFET220の冷却を実施している。特に、プリント開始時のFET220の温度に応じて、ファンモータ121の回転数の保持時間T_stを変更することにより、更に、FET220の冷却効果を高めることができる。その結果、本実施例では、プリント時にファンモータ121による風切り音の急激な変化を発生させず、動作音を低減させることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、印刷時の電源装置の温度状態に応じたファンモータの制御を行うことにより、ファンモータの騒音を低減することができる。
実施例1及び2では、スタンバイ状態時とプリント時の状態遷移におけるファンモータ121の回転数制御を行っていた。実施例3では、プリント終了後、スリープ状態に移行する場合のファンモータ121の回転数制御を行う。画像形成装置100では、スリープ状態の場合には、コントローラ119には電力供給が行われるが、消費電力を低減させるために定着装置115、モータ118等の駆動系装置の駆動は停止され、電源装置120からの電力供給も停止される。そのため、実施例3では、プリント終了後、スリープ状態に移行する場合において、CPU201はFET220及びファンモータ121の動作を停止させる。そして、CPU201は、ファンモータ121を停止させてからの経過時間に応じて、スタンバイ状態に復帰した際のファンモータ121の回転数を変更する回転数制御を行う。
図8は、本実施例のファンモータ121の回転数の制御処理を示すフローチャートである。図8では、図7で説明したファンモータ121の回転数の制御処理に対して、S301からS305の処理が追加されている。図8では、図7と同一の処理には同一のステップ番号を付け、説明を省略する。尚、スリープ状態に移行した後、再度、スタンバイ状態に復帰した際のファンモータ121の回転数をstepVとする。
図8において、S109でCPU201は、プリント終了と判断した場合にはS301の処理に進む。S301でCPU201は、スリープ開始のコマンド有無を監視することにより、スリープ状態へ移行するかどうかを判断する。S301でCPU201は、スリープ開始の指示が確認された、即ちスリープ状態への移行を開始すると判断した場合には、S302の処理に進む。一方、S301でCPU201は、スリープ開始の指示がないと判断した場合にはS113の処理に進む。S302でCPU201は、電源装置120での24Vの直流電圧の生成を停止させるため、FET220によるスイッチング動作を停止させる(FET220停止)。更に、CPU201は、FET220を冷却するファンモータ121の回転を停止させる(ファンモータ121停止)。
S303でCPU201は、温度カウンタ値NをN=0として温度カウンタ値Nのカウントを開始する。CPU201は、1秒毎に温度カウンタ値Nを1上昇させる。S304でCPU201は、温度カウンタ値Nを参照することにより、スリープ状態からスタンバイ状態に復帰時のファンモータ121の回転数stepVを、次のようにして決定する。
0≦N<30 :stepV=stepY
30≦N :stepV=step1
尚、stepYは、プリント終了時のファンモータ121の回転数を示す。ここで、CPU201は、FET220の温度を実施例1、2と同じく、予め測定されたFET220の温度と温度カウンタ値とを変換するテーブルにより判断する。CPU201は、温度カウンタ値NがN≧30の場合には、FET220はスタンバイ時の初期温度である40℃に冷却されたと判断する。S305でCPU201は、スタンバイ状態への移行を指示するスタンバイ開始のコマンド有無を監視することにより、スタンバイ状態に移行するかどうかを判断する。S305でCPU201は、スタンバイ開始の指示が確認された、即ちスタンバイ状態への移行を開始すると判断した場合にはS102の処理に戻る。一方、S305でCPU201は、スタンバイ開始の指示がないと判断した場合にはS304の処理に戻る。
図9は、本実施例のファンモータ121の回転数のタイムチャートと電源装置120のFET220の温度の関係を示す。FET220の温度は、ファンモータ121の回転数のタイムチャート時の一例である。図9(a)は、左縦軸にファンモータ121の回転数(rpm)、右縦軸にファンモータ121の入力電圧(V)を、図9(b)は縦軸にFET220の温度(℃)をそれぞれ示し、横軸はいずれも時間(sec(秒))を示す。図9(a)、(b)は、図6(a)、(b)に対して、第1ジョブ終了後と第2ジョブ開始の間、及び第3ジョブ終了後と第4ジョブ開始の間に、スリープ状態に移行をしている期間がある点が異なる。そのため、以下では、スリープ状態に移行している期間について説明し、図6と同じ期間についての説明は省略する。
図9(a)において、T=20secでプリント動作中のファンモータ121の回転数(stepY)がstep1の状態で、第1ジョブが終了すると、スリープ状態に移行し、FET220のスイッチング動作が停止され、ファンモータ121も停止される。そして、T=40secのとき、スリープ状態からスタンバイ状態に復帰して、第2ジョブが開始される。このとき、ファンモータ121の動作停止時間であるスリープ時間(温度カウンタ値Nの値でもある)が20sec(=40sec−20sec)のため、FET220の温度はスタンバイ時の初期温度40℃を超える60℃となっている(図9(b))。そのため、スリープ状態から復帰した後の第2ジョブ開始時のファンモータ121の回転数(stepV)は、温度カウンタ値N=20であるため、step1(=stepY)となる。また、第2ジョブ開始後のファンモータ121のステップ数が更新される保持時間T_stの変数Qは、温度カウンタ値Nの値がN=20であるため、Q=4が設定される。
また、T=220secのとき、プリント動作中のファンモータ121の回転数(stepY)がstep10の状態で、第3ジョブが終了すると、スリープ状態に移行し、FET220のスイッチング動作が停止され、ファンモータ121も停止される。そして、T=280secのとき、スリープ状態からスタンバイ状態に復帰して、第4ジョブが開始される。このとき、ファンモータ121のスリープ時間(温度カウンタ値Nの値でもある)が60sec(=280sec−220sec)のため、FET220の温度は、スタンバイ時の初期温度40℃となる(図9(b))。そのため、スリープ状態から復帰した後の第4ジョブ開始時のファンモータ121の回転数(stepV)は、温度カウンタ値N=60であるため、step1となる。また、第4ジョブ開始後のファンモータ121のステップ数が更新される保持時間T_stの変数Qは、温度カウンタNの値がN=60であるため、Q=10が設定される。
以上のように、本実施例では、スリープ状態からスタンバイ状態に復帰した際に、電源装置120のFET220の温度に応じて、ファンモータ121の回転数(ステップ数)を変更してFET220の冷却を実施している。その結果、本実施例では、スリープ状態からの復帰時に、ファンモータ121を動作させる際の風切り音を最小化することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、スタンバイ時の電源装置の温度状態に応じたファンモータの制御を行うことにより、ファンモータの騒音を低減することができる。
121 ファンモータ
201 CPU
220 FET

Claims (15)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成装置であって、被冷却部を冷却するための冷却手段と、前記被冷却部の温度を予測し、予測した前記被冷却部の温度に基づき前記冷却手段の回転数を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成動作を開始する際の前記冷却手段の回転数を、前記画像形成動作を開始する際の前記被冷却部の予測される温度に基づき決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像形成動作を開始する際の前記被冷却部の予測される温度を、前記画像形成動作が開始される前の前記冷却手段による冷却動作が開始されてからの経過時間に基づいて予測することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記画像形成動作を開始する際の前記被冷却部の予測される温度を、前記画像形成動作が開始される前の前記被冷却部の動作停止時間に基づいて予測することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記画像形成動作が開始される前の冷却動作が開始されてから所定の時間が経過していた場合には、前記画像形成動作を開始する際の前記冷却手段の回転数を第一の回転数に設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 記録材に画像を形成する画像形成装置であって、被冷却部を冷却するための冷却手段と、前記被冷却部の温度を予測し、予測した前記被冷却部の温度に基づき前記冷却手段の回転数を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、画像形成動作の期間における前記冷却手段の回転数を更新する周期を、前記画像形成動作を開始する際の前記被冷却部の予測される温度に基づき決定することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記画像形成動作を開始する際の前記被冷却部の予測される温度を、前記画像形成動作が開始される前の前記冷却手段による冷却動作が開始されてからの経過時間に基づいて予測することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記画像形成動作を開始する際の前記被冷却部の予測される温度を、前記画像形成動作が開始される前の前記被冷却部の動作停止時間に基づいて予測することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記周期を、前記画像形成動作を開始する際の前記被冷却部の予測される温度が高いほど短くすることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記画像形成動作を開始する際の前記冷却手段の回転数を第一の回転数に設定することを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記画像形成動作の期間における前記冷却手段の回転数を、前記画像形成動作を開始した際に前記冷却手段の回転数から段階的に大きくしていくことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記画像形成動作の期間における前記冷却手段の回転数が第二の回転数に達した場合には、前記第二の回転数を維持することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記画像形成動作が終了した後の前記冷却手段の回転数を、前記画像形成動作が終了した際の前記冷却手段の回転数に基づき決定することを特徴とする請求項4又は9に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記画像形成動作が終了した後の冷却動作が開始されてから所定の時間が経過した場合には、前記冷却手段の回転数を前記第一の回転数に設定することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、前記被冷却部の温度と時間の経過とを関連付けた情報を有し、経過した時間と前記情報とに基づいて、前記被冷却部の温度を予測することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. FETによってスイッチング動作を行うことにより直流電圧を生成する電源を備え、前記被冷却部は、前記FETであることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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