JP5305759B2 - ファン駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置内に備えられたファンの駆動装置の制御に関する。
従来、画像形成装置においては、トナーを加熱定着させることによる機内の温度上昇や、モータなどの駆動部品を駆動した際に発生する熱による温度上昇を抑えるために、ファンを用いることが多い。特に、効率的なエアフロー空間を構成するためには複数のファンを用いることも多くなっているが、装置の静音化を考慮すると単純に複数のファンを回しつづけていればいいわけではない。ファンの制御に関して、指示した風量に対して高精度に風量一定制御を行うための提案がされている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−129383号公報
しかしながら、特許文献1においては、指定された風量になるようにファンを駆動制御することは可能である。しかし、装置の動作状態の変化などでエアフロー空間の状態が変化した場合に、ファンに対して無駄な抵抗がかかることで、ファンの駆動に必要以上の電力を供給してしまうという問題があった。
上記課題を解決するために、本発明のファン駆動装置は、第1のファンと、前記第1のファンと協同してエアフロー空間を構成する第2のファンと、前記第1及び第2のファンをそれぞれ駆動するための駆動電圧を出力する第1、第2の駆動回路と、前記第1及び第2のファンを駆動したときに前記第2の駆動回路に流れる駆動電流を検出する電流検出部と、前記第2の駆動回路が出力する駆動電圧を変化させることによる前記駆動電流の変化量が所定値以下となる駆動電圧を決定し、決定した駆動電圧で前記第2のファンを駆動するよう前記第2の駆動回路を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明のファン駆動装置は、第1のファンと、前記第1のファンと協同してエアフロー空間を構成する第2のファンと、前記第1及び第2のファンをそれぞれ駆動するための駆動電圧を出力する第1、第2の駆動回路と、前記第1及び第2のファンを駆動したときに前記第2のファンの回転数を検出する回転数検出部と、前記第2の駆動回路が出力する駆動電圧を変化させることによる前記第2のファンの回転数の変化量が所定値以上となる駆動電圧を決定し、決定した駆動電圧で前記第2のファンを駆動するよう前記第2の駆動回路を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、必要最小限の電力で装置の冷却に十分な風量を供給できるようなファン制御ができるため、装置全体の省エネにつながり、また、ファンに無駄な抵抗が加わらず、スムーズに回転駆動できるので装置の静音化につなげることができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明を適用できる画像形成装置の構成を示す断面図である。図1において、画像形成装置1は電子写真方式のカラー画像形成装置として構成されている。
画像形成装置1は、画像読取部1aと画像出力部1bとから構成される。画像読取部1aはプラテンガラス1c上に載置されるか若しくは図示しない自動原稿給送装置により搬送される原稿を光学的に読み取り、電気信号に変換して画像出力部1bに送る。
画像出力部1bは大別して、それぞれの構成が同一である4つのステーションa,b,c,dが並設された画像形成部10、給送部20、中間転写部30、定着部40、クリーニング部50、制御部60を有している。
画像形成部10の4つのステーションa〜dの構成は像形成する色がブラック、シアン、マゼンタ、イエローと異なるだけで、構成は同じなので、1つのステーションを代表して説明する(添え字のアルファベットa〜dは省略)。ステーションは、像担持体としての感光体ドラム11を有し、矢印方向に回転駆動される。感光体ドラム11の外周面に対向して、その回転方向に一次帯電器12、光学系13、折り返しミラー16、現像装置14、クリーニング装置15が配置されている。また、中間転写ベルト31と接触する部分で一次転写部Tを構成する。
一次帯電器12により感光体ドラム11の表面が均一に帯電され、光学系13によりレーザービーム等の光線が感光体ドラム11上に露光されて静電潜像が形成される。静電潜像は現像剤(以下、これを「トナー」と呼ぶ)を収納した現像装置14によってトナー像として現像される。クリーニング装置15は、中間転写ベルト31に転写に転写されずに感光体ドラム11上に残された残留トナーを掻き落として感光体ドラム11の表面の清掃を行う。各ステーションで形成された各色のトナー像は中間転写ベルト31に重ねて転写される。
給送部20は、転写材Pを収納するための給送カセット21a,21b及び手差しトレイ27を有する。給送カセット21a,21b、手差しトレイ27にはシートPを1枚ずつ送り出すためのピックアップローラ22a,22b,26が設けられる。給送部20は送り出されたシートPを搬送するための給送ローラ対23及び給送ガイド24、レジストローラ対25を有している。レジストローラ対25は、搬送されたシートPを一時的に停止させて、タイミングを合わせて二次転写部Teへ送り出す。
次に中間転写部30の構成について説明する。中間転写ベルト31は回転駆動力を伝達する駆動ローラ32、テンションローラ33、従動ローラ34に巻回して張架される。駆動ローラ32は図示しないパルスモータによって回転駆動される。一次転写領域Ta〜Tdでは一次転写用帯電器35a〜dが配置されている。
中間転写ベルト31を介在して従動ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置されており、中間転写ベルト31と二次転写ローラ36とのニップ部によって二次転写領域Teが形成されている。
クリーニング部50は、中間転写ベルト31の表面に当接するクリーニングブレード51及びクリーニングブレード51により掻き取られた残留トナーを収納する廃トナーボックス52を有する。
定着部40は、内部にハロゲンヒーター等の熱源を備えた定着ローラ41aと、定着ローラ41aに加圧される加圧ローラ41b、定着ローラ41aからの熱を定着部40内で閉じ込めるための定着断熱カバー46,47を有する。定着部40で定着されたシートPは、内排出ローラ対44、外排出ローラ対45により機外に排出トレイ48に排出される。
上記構成の画像形成装置の内部は、特に、定着部40からの熱や感光体ドラム11、駆動ローラ32、ピックアップローラ22a,22b,26などを駆動させるモータの発熱、各電気部品に電力を供給する電源回路、各種回路基板の発熱等により昇温する。このようにして発生した熱により、電気部品そのものが破損するだけでなく、下記に示すように画像形成装置内の他の部品にも影響を及ぼす。
例えば、現像装置14の中にあるトナーが固まったり、折り返しミラー16が熱で変形することで、レーザの光軸がずれ出力画像で色ずれが発生したり、光学センサ2a,2bの出力特性が変化してしまうといったことである。
こうした温度上昇に伴う影響を低減するために、図2のように必要な箇所にファンf1〜f10を配置して装置内の空気の流れをつくり、装置内部を冷却している。例えば、ファンf1、f3は外気を吸い込み、定着部40の端部を冷却しているが、その空気はファンf4、f5によって機外へ排気される。また、ファンf6は外気を吸い込み、機内を冷却する。その空気はファンf8によって機外へ排気される。
図3は、ファンと空気の流れを説明するための図である。図3において、ファンaは装置内の温度をサーミスタで検出して回転制御されるファンである。このファンaの回転は装置の動作状態によって変化するように制御されている。一般的に、ファンaが常に一定電圧で回転し続けるように制御されている場合でも、装置の設置環境や動作状態によって、装置内のエアフロー状態は変化する。このエアフロー状態の変化に応じてファンbを最もスムーズに、つまりファンの羽に対する空気抵抗が最も少なくなるように回転制御する。
図4はファン駆動制御回路のブロック図である。制御部60に実装された制御手段としてのCPU61は、ファンの駆動制御のほか、画像形成動作に必要なモータの制御、センサからの入力、レーザの制御など画像形成シーケンスの制御を行う。ROM63は、画像形成シーケンスやファン制御に必要なプログラムや各種データを格納している。制御部60はファン65−1〜65−3を駆動するためのファン駆動回路64−1〜64−3を備えており、ファン駆動回路64−1〜64−3がCPU61によって制御されて、各ファンを駆動できるようになっている。このファン駆動回路64−1〜64−3はファン65−1〜65−3の駆動電圧を切替えることができるように構成されている。さらに、CPU61にはサーミスタ68の信号が入力されており、装置内の所定箇所の温度を検出できるようになっている。このサーミスタ68の検出結果は、例えばファン65−1の制御に用いられており、CPU61はサーミスタ68の検出温度によってファン65−1を駆動するか否かを判断して、装置内の温度を目標の温度に制御している。また、制御部60は、ファン65−3の駆動電流を検知するための駆動電流検出部66を備えており、CPU61が駆動電流検出部66で検知された電流に基づいてファン65−3の駆動を制御する。な、ファン65−2は、ファン65−1,65−3で構成するエアフローとは関係のない別の個所に設けられているものとする。
上述のように、ファン65−1の駆動の影響によって、エアフロー空間の状態が変化する場合に、以下のような制御を行う。なお、ファン65−1は必ずしもサーミスタ68の温度で制御されていなくてもよい。また、エアフロー空間の状態の変化はファン65−1の駆動の影響だけとは限らない。
ここでは、図3に示すように、第1のファンに相当するファン65−1(ファンaに相当)と第2のファンに相当するファン65−3(ファンbに相当)でエアフロー空間を構成している。なお、ファン65−1が吸気側、ファン65−3が排気側に配置されている。
図5は、ファン65−3の駆動電圧と駆動電流との関係を示した図である。ファン65−3の駆動電圧を上げていくと、あるところまでは駆動電流も比例して単調増加していく。このとき、風量も増加していくが、騒音(ファン65−3の風きり音)も増加していく。これは、ファン65−1が装置内に空気を送り込んでいる場合、ファン65−3の羽はファン65−1により装置内部に送り込まれた空気の抵抗を受けることになる。そして、ファン65−3の駆動電圧が低い状態では回転数も低いため、ファン65−3の排気能力が不足し、ファン65−3は空気抵抗を受けたまま回転しつづけることに起因する。さらに駆動電圧を増加させていくと、電圧を増加させても電流が増加しないポイントが現れる。このポイントでは、装置内部からの空気抵抗に対してファン65−3が排気する風量のバランスが取れるため、回転数は上がっているがファン65−3の羽にかかる空気抵抗が少なくなる。従って、ファン65−3を駆動するための余計な電力が必要なくなり、電流がそれほど増加せずに風量が上がる。さらに、このポイントでは前述したようにファンの羽にかかる空気抵抗が少なくなり、最もスムーズに空気が流れるため、ファン65−3の風きり音も減少する。更に駆動電圧を上げていくと再び駆動電流も単調増加していく。この状態では、装置内部から受ける空気抵抗に対して必要以上にファン65−3の回転数を上げていることになり、ファン65−3の羽に余計な負担がかかり、余分なエネルギーを使いつづけることになる。また、ファン65−3の羽に余計な空気抵抗がかかるので、さらに風きり音が増加していくことになる。従って、ファン65−3の駆動電流をモニタしながら駆動電圧を上げていったとき、一旦電流が増加しなくなった(或いは増加率が大幅に小さくなった)後に再び電流が増加し始めるような電圧値でファン65−3を駆動するとよい。これにより、十分な風量を得られ、且つ騒音が抑えられるようなファン制御を実現することができる。また、この方法を取ることで余計な電力を抑えられるというメリットもある。さらに、ファン65−3の方がファン65−1より騒音が大きい場合、上記制御はより有効となる。
図6は、ファン65−3の駆動電圧と駆動電流と電流増加量との関係を表わした図である。CPU61がファンの駆動電圧を一定間隔(ここでは0.5V)で上げていったとき、電流増加量は、初めは1.5mAずつ増加していくが、あるポイントで増加量が0.5mAとなり、さらにその後はまた1.5mAとなっている。このように電流増加量をモニタしていくことでファン65−3の駆動電圧の最適な値が23Vに決まり、効率の良い回転駆動を実行することができる。
図7は、ファンの駆動制御を示すフローチャートである。このフローチャートはCPU61がROM63に格納されたプログラムに基づいて実行する。
まずCPU61は、サーミスタ68の検出温度が所定温度以上か否かを判断し(ステップS1)、所定温度以上であれば、ファン駆動回路64−1,64−3にファン65−1,65−3をそれぞれ電圧Vで駆動させる指示を出力する(ステップS2)。なお、ファン65−1の駆動電圧は他の値でも良い。また、ファン65−2の駆動制御はファン65−1,65−3とは独立しているので、説明を省略する。CPU61は、駆動電圧Vのときのファン65−3の駆動電流を駆動電流検出部66を介して検出し、RAM62に格納する(ステップS3)。その後CPU61は、ファン駆動回路64−3に対してファン65−3の駆動電圧をΔV増加させる指示を出力する(ステップS4)。再び、CPU61は、駆動電流検出部66を介してファン65−3の駆動電流を検出し、前回の検出結果からの変化量(電流増加量)ΔIn(n=1,2,3・・・)を算出する(ステップS5)。なお、新たに検出した駆動電流の値と電流増加分ΔInもRAM62へ格納される。CPU61は、算出した電流増加量ΔInが所定値以下か否かの判断をする(ステップS6)。たとえば、予め検討でΔInの平均値が2mA程度になると予測できている場合は、所定値として1mAの値を設定しておく。もしくは、所定値を固定せずに、1回前に算出した電流増加量の半分の値としても良い。ステップS6で、電流増加量ΔInが所定値以下ならば、CPU61は、ファン65−3の駆動電圧をそのときの駆動電圧値であるV+n×ΔVに設定して(ステップS8)ファンの駆動電圧を決定するシーケンスを終了する。また、ステップS6で、電流増加量ΔInが所定値以下でなければ、CPU61は増加回数を示す変数nを1つ増加し(ステップS7)、ステップS4にもどり、処理を繰り返す。
なお、駆動電圧の最大値Vmaxを決めておき、駆動電圧をΔVずつ増加させて、駆動電圧がVmaxになっても、電流増加量ΔInが所定値以下にならない場合は、RAM62に記憶しておいた毎回の電流増加量が最小となったときの駆動電圧を用いればよい。
このように、ファンの回転駆動を制御することによって、ファンの回転効率が最も良いところで制御でき、且つ装置の静音化につなげることができる。
なお、本実施形態では画像形成装置を例に説明をしたが、本発明は画像形成装置だけに適用されるものではなく、ファンを搭載する装置全てにおいて適用可能である。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、駆動電流検出部66を用いて電流増加量を検出していたが、第2の実施の形態では、ファンの回転数の増加量を検出する点で異なる。
図8は第2の実施形態における制御部60の構成を示すブロック図である。なお、第1の実施の形態と同じ構成に関しては同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
67はファン65−3の回転数を検出するための回転数検出部であり、CPU61はファン65−3の回転数を回転数検出部67を介して検出できる。
図9はファン65−3の駆動電圧と回転数との関係を示した図である。ファン65−3の駆動電圧を上げていくと、あるところまでは回転数も比例して単調増加していく。このとき、風量も増加していくが、前述したように騒音(ファン65−3の風きり音)も増加していく。さらに駆動電圧を増加させていくと、急激にファンの回転数が上がるポイントが現れる。第1の実施形態で述べた理由で、ファンの駆動電圧が増加せずに回転数が上がる。このポイントでは前述したようにファンの羽にかかる空気抵抗が少なくなり、最もスムーズに空気が流れるためにファン65−3の風きり音も減少する。更に駆動電圧を上げていくと回転数は単調増加していく。この状態では、装置内部から受ける空気抵抗に対して必要以上にファン65−3の回転数を上げていることになり、ファン65−3の羽に余計な負担がかかり、余分なエネルギーを使いつづけることになる。また、ファン65−3の羽に余計な空気抵抗がかかるので、さらに風きり音が増加していくことになる。従って、ファン65−3の回転数をモニタしながら駆動電圧を上げていったとき、急激に回転数が増加するポイントでファンを駆動することにより、十分な風量を得られ、且つ騒音が抑えられるようなファン制御を実現することができる。また、この方法を取ることで余計な電力を抑えられるというメリットもある。さらに、ファン65−3の方がファン65−1より騒音が大きい場合、上記制御はより有効となる。
図10は駆動電圧とファンの回転数と回転数増加量との関係を示す図である。CPU61がファンの駆動電圧を一定間隔(ここでは0.5V)で上げていったとき、回転数増加量は、初めは65rpmずつ増加していくが、あるポイントで増加量が100rpmとなり、さらにその後はまた65rpmとなっている。このようにサーチしていくことでファン駆動電圧の最適な値が23Vと求まり、効率の良い回転駆動を実行することができる。
図11は、第2の実施形態におけるファンの駆動制御を示すフローチャートである。このフローチャートはCPU61がROM63に格納されたプログラムに基づいて実行する。
まずCPU61は、サーミスタ68の検出温度が所定温度以上か否かを判断し(ステップS11)、所定温度以上であれば、ファン駆動回路64−1,64−3にファン65−1,65−3をそれぞれ電圧Vで駆動させる指示を出力する(ステップS12)。なお、ファン65−1の駆動電圧は他の値でも良い。また、ファン65−2の駆動制御はファン65−1,65−3とは独立しているので、説明を省略する。CPU61は、駆動電圧Vのときのファン65−3の回転数を回転数検出部67を介して検出し、RAM62に格納する(ステップS13)。その後CPU61は、ファン駆動回路64−3に対してファン65−3の駆動電圧をΔV増加させる指示を出力する(ステップS14)。再び、CPU61は、回転数検出部67を介してファン65−3の回転数を検出し、前回の検出結果からの変化量(回転数増加量)ΔRn(n=1,2,3・・・)を算出する(ステップS15)。なお、新たに検出した回転数の値と回転数増加分ΔRnもRAM62へ格納される。
CPU61は、算出した回転増加量ΔRnが所定値以上か否かの判断をする(ステップS16)。たとえば、予め検討でΔRnの平均値が65rpm程度になると予測できている場合は、所定値として90rpmの値を設定しておく。もしくは、所定値を固定せずに、1回前に算出した回転数増加量の2倍の値としても良い。ステップS16で、回転数増加量ΔRnが所定値以上ならば、CPU61は、ファン65−3の駆動電圧をそのときの駆動電圧値であるV+n×ΔVに設定して(ステップS18)ファンの駆動電圧を決定するシーケンスを終了する。また、ステップS16で、回転数増加量ΔRnが所定値以上でなければ、CPU61は増加回数を示す変数nを1つ増加し(ステップS17)、ステップS14にもどり、処理を繰り返す。
なお、駆動電圧の最大値Vmaxを決めておき、駆動電圧をΔVずつ増加させて、駆動電圧がVmaxになっても、回転数増加量ΔRnが所定値以上にならない場合は、RAM62に記憶しておいた毎回の回転数増加量が最大となったときの駆動電圧を用いればよい。
このように、ファンの回転駆動を制御することによって、ファンの回転効率が最も良いところで制御でき、且つ装置の静音化につなげることができる。
なお、本実施形態では画像形成装置を例に説明をしたが、本発明は画像形成装置だけに適用されるものではなく、ファンを搭載する装置全てにおいて適用可能である。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態および第2の実施の形態では、画像形成装置の動作中にファンの駆動電圧を変化させて最適な駆動電圧を求めていた。しかし、装置の動作中ではなく、予め実験等で最適な駆動電圧を求めてROM63に格納しておき、画像形成装置の動作中は、ROM63に格納された駆動電圧でファン65−3を駆動するようにしても良い。こうすれば、装置の動作中に駆動電圧を変化させて最適な駆動電圧を探すシーケンスを実施せずに、余分な電力を抑え且つ静音化につなげることができる。
また、装置の動作状態によってエアフロー状態が変化しなくても、装置のカバーやドアの開け閉めといった人為的な操作で装置内のエアフロー状態が変化する場合がある。例えば中間転写ベルト31を交換する場合などに装置の前ドア(不図示)をあけてから作業をするので、装置内部のエアフロー状態が変化してしまう。そこで、通常は予め求めた駆動電圧でファン65−3を駆動しておく。そして、前ドア開閉や電源オンオフなど、装置内部の状態が変化する可能性のあるタイミングで第1の実施形態、第2の実施形態における制御を実施することで、常に最適なポイントでファンを制御することが可能になる。
画像形成装置の構成を示す断面図 画像形成装置のファンの位置を説明する図 2つのファンで構成されたエアフロー空間を説明する図 第2の実施の形態における制御部のファン制御にかかわるブロック図 ファンの駆動電圧と電流の関係を示す図 ファンの駆動電圧と電流と電流増加量との関係を示す図 ファンの駆動制御を示すフローチャート 第2の実施の形態における制御部のファン制御にかかわるブロック図 第2の実施の形態における駆動電圧と回転数の関係を示す図 第2の実施の形態における駆動電圧と回転数と回転数増加量との関係を示す図 第2の実施の形態におけるファンの駆動制御を示すフローチャート
符号の説明
1 画像形成装置
60 制御部
61 CPU
62 RAM
63 ROM
64−1〜64−3 ファン駆動回路
65−1〜65−3 ファン
66 電流検出部
67 回転数検出部

Claims (6)

  1. 第1のファンと、
    前記第1のファンと協同してエアフロー空間を構成する第2のファンと、
    前記第1及び第2のファンをそれぞれ駆動するための駆動電圧を出力する第1、第2の駆動回路と、
    前記第1及び第2のファンを駆動したときに前記第2の駆動回路に流れる駆動電流を検出する電流検出部と、
    前記第2の駆動回路が出力する駆動電圧を変化させることによる前記駆動電流の変化量が所定値以下となる駆動電圧を決定し、決定した駆動電圧で前記第2のファンを駆動するよう前記第2の駆動回路を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするファン駆動装置。
  2. 前記制御手段は、前記駆動電圧の変更に対する前記駆動電流の変化量が前記所定値以下となるまで、前記第2のファンの駆動電圧を所定量ずつ増加させるよう前記第2の駆動回路を制御することを特徴とする請求項1記載のファン駆動装置。
  3. 第1のファンと、
    前記第1のファンと協同してエアフロー空間を構成する第2のファンと、
    前記第1及び第2のファンをそれぞれ駆動するための駆動電圧を出力する第1、第2の駆動回路と、
    前記第1及び第2のファンを駆動したときに前記第2のファンの回転数を検出する回転数検出部と、
    前記第2の駆動回路が出力する駆動電圧を変化させることによる前記第2のファンの回転数の変化量が所定値以上となる駆動電圧を決定し、決定した駆動電圧で前記第2のファンを駆動するよう前記第2の駆動回路を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするファン駆動装置。
  4. 前記制御手段は、前記駆動電圧の変更に対する前記回転数の変化量が前記所定値以上となるまで、前記第2のファンの駆動電圧を所定量ずつ増加させるよう前記第2の駆動回路を制御することを特徴とする請求項3記載のファン駆動装置。
  5. 前記第1のファンは吸気側に配置され、前記第2のファンは排気側に配置されることを特徴とする請求項1または3記載のファン駆動装置。
  6. 請求項1又は3の何れかに記載のファン駆動装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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