JP2002355993A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002355993A
JP2002355993A JP2002070357A JP2002070357A JP2002355993A JP 2002355993 A JP2002355993 A JP 2002355993A JP 2002070357 A JP2002070357 A JP 2002070357A JP 2002070357 A JP2002070357 A JP 2002070357A JP 2002355993 A JP2002355993 A JP 2002355993A
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image forming
forming apparatus
ink
suction
ink mist
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Norio Tsurui
紀夫 鶴井
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Canon Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/1714Conditioning of the outside of ink supply systems, e.g. inkjet collector cleaning, ink mist removal

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録時に発生するインクミストを捕集する。 【解決手段】 インクミスト吸引部70は、吸引ノズル
45と、吸引ノズル45の吸引口45aより下方に配置
された排気部71とを有する。吸引口45aは、画像形
成領域72の近傍に位置する。排気部71は、吸引ダク
ト50と、吸引ファン52と、メンバ部材であり、排気
ダクトを兼ねる、中空の本体ステイ2と、吸引ファン5
2と本体ステイ2とを接続する排気ジョイント53とを
有する。吸引ダクト50および排気ジョイント54の各
テーパ面上には、それぞれ第1の吸収体51aおよび第
2の吸収体51bが設けられている。本体ステイ2の内
側底面には、第3の吸収体51cが設けられており、本
体ステイ2の両側端の開口には、エアフィルタ4R、4
Lが取り付けられている。本体ステイ2の開口は、画像
形成装置の本体内に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録材上にイン
ク滴を吐出して画像を記録するインクジェット方式の画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェット記録装置
の代表的なものとしては、シリアル型のものとライン型
のものとがある。シリアル型のインクジェット記録装置
は、被記録材の搬送方向と垂直な方向に往復移動される
キャリッジに記録ヘッドを搭載し、被記録材の所定ピッ
チごとの搬送とキャリッジの往復移動とを交互に繰り返
しながら、被記録材に画像を形成する。一方、ライン型
のインクジェット記録装置は、被記録材の幅とほぼ等し
い長さを有する記録ヘッドを用い、被記録材の搬送とと
もに被記録材に画像を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、記録ヘッドからインク滴を吐出する
際、画像記録に寄与するインク滴の他に、画像記録に寄
与しない微小インク滴であるインクミストが発生する。
このインクミストが記録ヘッドを中心にした周囲に漂う
ことによりインクミストが漂っている範囲の部材に付着
しそれが集積する事で不都合を起こす可能性がある。例
えば被記録材を介して対向するプラテンがインクミスト
によるインクで汚染されてしまうと、被記録材の裏面側
にインク汚れが付着する。更に、プラテン上のインクが
増粘すると被記録材とプラテン間の滑りが悪くなり、搬
送不良、ジャム(紙詰まり)、斜行、しわや波打ち等が
発生するおそれがある。また、シリアル型のインクジェ
ット記録装置の場合、キャリッジのガイド部材にインク
ミストによりインクが付着して、走査抵抗の増大による
動作不良を起こす可能性がある。また、キャリッジの位
置制御を主走査方向に配した光学式のエンコーダの信号
により行う場合、このエンコーダ上にインクミストが付
着することで検出精度が低下し、記録精度の低下や位置
制御不良等の不具合が発生する可能性もある。
【0004】そこで、本発明は上記課題を解決するた
め、装置の大型化や複雑化、あるいは信頼性の低下を防
ぎつつ、インクミストを捕集し、常に安定した画像記録
動作を行うことを可能にする画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置は、インク滴を吐出して、所
定の画像形成領域にて被記録材に画像を形成する画像形
成手段と、前記画像形成手段により画像が形成される際
に発生するインクミストを含む空気を吸引する吸引手段
とを有する画像形成装置において、前記吸引手段は、前
記画像形成領域の近傍に位置する少なくとも1つの吸気
口と、前記各吸気口に連通し、かつ、前記各吸気口より
下方に形成された排気経路と、前記排気経路に、前記排
気経路内に吸引されたインクミストを含む空気が流れる
方向に対して交差する方向に傾斜し、かつ、インクミス
トを捕集するためのインク捕集部が内側に設けられた傾
斜壁を有することを特徴とする。
【0006】上記の通り構成された本発明の画像形成装
置は、吸引手段の吸気口が、画像形成手段がインク滴を
吐出して画像を形成する際に発生するインクミストの浮
遊量が多い画像形成領域の近傍に形成されているため、
インクミストが画像形成装置内に拡散する前に吸引する
ことができる。また、排気経路が吸気口より下方に設け
られていることで、排気経路内に溜まったインクの、吸
気口から画像形成装置本体内への漏れを防止することが
できる。
【0007】また、本発明の画像形成装置の排気経路
は、排気経路内に吸引された、インクミストを含む空気
が流れる方向に対して交差する方向に傾斜し、かつ、イ
ンクミストを捕集するためのインク捕集部が内側に設け
られた傾斜壁を有するものであってもよく、この場合、
空気流の圧損を防ぎつつ、インクミストの捕集、除去効
果を高めることができる。
【0008】また、インク捕集部は、インク吸収体であ
ってもよく、排気経路は、インクミストを含む空気が流
入してくる側の開口を形成する側壁が傾斜壁である、接
続された複数のダクトを有するものであってもよい。
【0009】さらに、排気経路は、画像形成装置の構成
部材として機能する、空洞構造の補強部材の内部を、イ
ンクミストを含む空気の流路の一部とするものであって
もよい。この場合、画像形成装置の構成部材を排気経路
の一部として利用するため、排気用の専用のダクトを設
ける必要がなく、軽量、かつ、安価な構成とすることが
できる。
【0010】また、補強部材の端部に形成されている開
口にフィルタが設けられているものであってもよく、さ
らに、開口は、画像形成装置の本体内に位置するもので
あってもよい。この場合、補強部材からの排気において
もフィルタによりさらにインクミストを捕集できるだけ
でなく、補強部材の開口が本体内に位置することで、上
述のインク捕集部、あるいはフィルタでインクミストが
吸収しきれなかった空気が補強部材の開口から排気され
たとしても、この排気により、画像形成装置が設置され
ている近傍の、画像形成装置外の壁等を汚すことはな
い。
【0011】また、本発明の画像形成装置は、画像形成
手段がインク滴を吐出するためのエネルギを発生するた
めの電気熱変化体を備えるものであってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の一例である画像形成装置の
斜視外観図であり、図2は図1に示した画像形成装置の
側断面図であり、図3は図1に示した画像形成装置の画
像形成部の構成を示す斜視透視図である。
【0014】本実施形態の画像形成装置は、ロール状の
被記録材Prを回転可能に保持し、給紙するロール紙ホ
ルダ10と、ロール紙ホルダ10から送り出された被記
録材Prを保持しながら画像形成を行う画像形成部20
と、画像形成後の被記録材Prを機外に排出するための
排紙部30と、記録ヘッド23からインク滴を吐出する
際に発生するインクミストを吸引するインクミスト吸引
部70とを有する。
【0015】ロール紙ホルダ10は、被記録材Prを回
転自在に保持するためのスプール11、被記録材Prを
給紙搬送するためのロール給紙ローラ12、複数個のロ
ール従動ローラ13からなる。ロール紙ホルダ10は被
記録材Prの交換作業を容易に行うため、スライドレー
ル14L、14Rにより装置本体1より引き出し可能に
支持されている。ロール給紙ローラ12の駆動は、後述
の副走査モータ60の駆動を伝達して行っている。
【0016】画像形成部20は、画像形成時に被記録材
Prを所定量搬送するための副走査ローラ21(本実施
形態の画像形成装置において記録中の被記録材搬送を副
走査と呼ぶ)と、後述する従動部40と、被記録材Pr
を平面状に保持するためのプラテン22と、プラテン2
2に対向する位置で記録ヘッド23を往復走査させるた
めのキャリッジ23aとを有する。
【0017】記録ヘッド23は、複数の電気熱変換体等
の吐出エネルギ発生素子を配列した素子基板と、複数の
微細な吐出口23bおよびそれらに連通した複数の液流
路とを有し、各吐出エネルギ発生素子と各液流路とを正
確に対応するように位置合わせして製作されている。そ
して、各吐出エネルギ発生素子に電気エネルギを入力す
ることで、これら各吐出エネルギ発生素子に接する、外
部から供給されたインクに急峻な体積変化(気泡の発
生)を伴う状態変化を生じさせる。このインクの状態変
化に基づく作用力によって吐出口23bからインク滴を
吐出し、この吐出されたインク滴を被記録材Pr上に付
着させて画像形成を行うように構成されている。
【0018】そして、この記録ヘッド23は、キャリッ
ジ23aに搭載されて、被記録材搬送方向Bと略直角方
向の走査方向Aに往復走査されながら(これを主走査と
呼ぶ)、その動作周期に応じて生成された画像データに
基づいたヘッド駆動信号によりインク滴を被記録材Pr
に向かって吐出口23bから吐出し、画像を形成してい
く。そして被記録材Prは記録ヘッド23の各走査間毎
に副走査ローラ21によって所定量搬送される。その際
の搬送精度が画像品位に大きく関与するため、副走査ロ
ーラ21は外径や振れなどを高精度に仕上げる。また、
ローラ表面の摩擦係数をサンドブラスト加工などにより
高め、被記録材Prのスリップを極力防ぐようにしてい
る。この副走査ローラ21は、副走査モータ60により
駆動される。また副走査モータ60は、後述の排紙ロー
ラ31、およびロール給紙ローラ12へ駆動を伝達して
いる。
【0019】排紙部30は、排紙ローラ31、排紙ロー
ラ31に従動回転する複数の拍車32、拍車32を保持
する拍車ステイ33、被記録材Prを所定の長さにカッ
トするカッタ34、および排紙センサ35を有する。排
紙ローラ31による被記録材Prの搬送速度は、副走査
ローラ21による搬送速度よりも数%速く設定されてお
り、これによりプラテン22上での被記録材Prが弛ま
ないようにしている。また、排紙ローラ31の搬送力を
副走査ローラ21の搬送力よりも小さくして、被記録材
Prを常に排紙ローラ31側でスリップさせている。
【0020】次に従動部40について説明する。
【0021】従動部40は、副走査ローラ21に従動回
転する複数の従動ローラ41と、従動ローラ41の両側
に設けられた、従動ローラ41を回転自在に保持する加
圧アーム42とを有する。
【0022】加圧アーム42は、支持軸43を中心に回
転可能となっており、後部の加圧バネ44によって従動
ローラ41に所定の加圧力を与えている。
【0023】各従動ローラ41の間には、複数の吸引ノ
ズル45およびその開口部である吸引口45aが画像形
成領域72の近傍となるよう配されている。支持軸4
3、吸引ノズル45は、従動ステイ46に取り付けられ
ている。なお、画像形成領域72とは、キャリッジ23
aにより走査方向Aに走査されながら、記録ヘッド23
が吐出口23bからインク滴を吐出して被記録材Pr上
に画像を形成する領域、換言すれば、インクミストの浮
遊量が多い領域を指す。
【0024】次にインクミスト吸引部70の構成につい
て、図4の、画像形成装置を図1の矢印Cの方向から見
た透視背面図も併用しながら説明する。
【0025】インクミスト吸引部70は、吸引ノズル4
5と、吸引ノズル45の吸引口45aより下方に配置さ
れた排気部71とを有する。
【0026】吸引ノズル45は、記録ヘッド23により
被記録材上に画像が形成される画像形成領域72より被
記録材搬送方向の上流側の、キャリッジ23aの下方空
間の従動ローラ41と従動ローラ41との間に配されて
いる。吸引ノズル45の吸引口45aは、記録ヘッド2
3により被記録材上に画像が形成される画像形成領域7
2にむかって、つまり被記録材搬送方向の下流側に向か
って開口されている。従って上述したように、吸引口4
5aは画像形成領域72の近傍に位置しているため、記
録ヘッド23からインク滴が吐出される際に生じたイン
クミストが装置内に拡散する前に吸引できる。また、吸
引口45aが画像形成領域72より上流側に配置され吸
引をする事により、インクミストを含む空気の流れが画
像形成装置中心部に向かって発生する。つまり、被記録
材Prが排出される方向とは逆方向に空気の流れを作る
事で、インクミストを含んだ空気が装置外に流れ出るこ
とも防げる。
【0027】吸引ノズル45の排気口45bは、その開
口がプラテン22より下方になるように形成されてお
り、排気部71の吸引ダクト50に連通している。
【0028】排気部71は、下面が斜面となっている吸
引ダクト50と、吸引ファン52と、本体ステイ(本体
補強部材)2と、吸引ファン52と本体ステイ2とを接
続する排気ジョイント53とが外部と機密性を保つよう
に接続されることで構成されている。本体ステイ2は、
画像形成装置の剛性を高める為の構成部材であるが、中
空構造となっており排気ダクトを兼ねている。排気部7
1は、吸引ファン52が回転する事により吸引ノズル4
5からインクミストを含んだ空気を吸引し、本体ステイ
2側へと排気する。
【0029】吸引ダクト50は、従動ステイ46の下面
側に、主走査方向Aと平行になるように配されている。
吸引ダクト50の下面は流入してくるインクミストを含
む空気の流れに対して交差する方向に傾斜した斜面とな
っている。本実施例の吸引ダクト50の下面の傾斜角度
αは水平線に対して下方に約25度以上35度以下の範
囲としている。この斜面の大きさは主走査方向を横とす
ると横が117センチメートル、縦が5センチメートル
である。この斜面である吸引ダクト50の下面の全面に
は、第1の吸収体51aが貼り付けられている。この第
1の吸収体51aに吸引エアをぶつけることで、吸引ノ
ズル45の排気口45bから排気される空気に内含され
ているインクミストを濾しとることができる。
【0030】ここで、第1の吸収体51aの材質として
は、気孔内にゴミやインクミストを取り込み、高いクリ
ーニング性能を得ることができる多孔質体が多く用いら
れる。この多孔質体の材質として例えば高分子ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン熱焼結
タイプの高分子多孔質体やポリウレタン等の高分子発泡
体が挙げられる。
【0031】本実施例に用いられている吸収体の大きさ
は、横117センチメートル、縦5センチメートル、厚
さ6ミリメートルである。
【0032】吸引ダクト50の背面側に、吸引ファン5
2が2基取り付けられている。本装置で使用しているフ
ァンは、より高い吸引効率を得るために、DCモータを
内蔵した静圧の高いシロッコファンを用いている。シロ
ッコファン以外にも、より安価で省スペース化を考慮し
て軸流式のファンなどを用いても良い。この吸引ファン
52のON−OFF制御は、画像形成装置本体のパワー
スイッチと連動している。
【0033】吸引ファン52の排気口側に設けられた排
気ジョイント53のファン排気口の直下も、吸引ダクト
50と同様に、流入してくるインクミストを含む空気の
流れに対して交差する方向に傾斜した斜面が形成されて
いる。排気ジョイント53の空気流路の断面積は15平
方センチメートルである。斜面の面積も15平方センチ
メートルである。この斜面上にも、第1の吸収体51a
で吸収しきれなかったインクミストを吸収するための第
2の吸収体51bが貼り付けられている。この第2の吸
収体51bの材質も第1の吸収体51aと同様である。
第2の吸収体51bの大きさは面積が15平方センチメ
ートル、厚さが6ミリメートルである。この斜面を吸引
ファン52の排気口近くに配置し、傾斜角度を水平近く
にすれば、空気の流れの抵抗となり第2の吸収体51b
でのインクミスと捕集効率は良くなる。しかし、抵抗が
大きすぎると空気の流れが悪くなり結果として逆効果と
なる。従って、本実施例では、排気ジョイント53の斜
面の傾斜開始点Lを吸引ファン52の排気口から4ミリ
メートルとし、傾斜角度βを水平線から下方に40度以
上50度以下とした。
【0034】以上説明してきた各々の斜面に設けられた
インク捕集部(インク吸収体)は、空気の流れの抵抗を
作りインクミストを一時保持する事で、空気中からイン
クミストを除去する。また、インク捕集部に一時保持さ
れたインクミストは、インク捕集部が一時保持できる量
を超えると斜面に沿って下方に排除される。そしてま
た、インクミストの一時保持力を回復できる。従って、
装置の稼動中や、吸引ファン52の稼動中に限られず、
インクミスト一時保持能力を維持できる。この様なもの
であれば斜面の表面はインク吸収体に限られず用いる事
が出来る。しかし、インク吸収体がインクミストの一時
保持量が多く、コスト的にも最良の選択となる。
【0035】排気ジョイント53は、主走査方向と平行
に配した矩形断面の本体ステイ(本体補強部材)2の内
部に接続されている。
【0036】本体ステイ2は、装置の剛性を高めるため
の構成部材であるため、鉄、アルミ、真鍮などが材料と
して用いられるが、装置の軽量化のため中空のチャネル
構造となっている。本実施形態の画像形成装置は、この
中空の本体ステイ2を排気ダクトとして利用している。
本体ステイ2の内側底面には、第3の吸収体51cが隙
間なく敷き詰められており、また、本体ステイ2の両側
端の開口には、エアフィルタ4R、4Lが取り付けられ
ている。エアフィルタ4R、4Lの材質としては、吸収
体と同様、多孔質体であるが圧損が生じないよう、目の
粗いものが設けられている。
【0037】上述の排気ジョイント53は、本体ステイ
2の上面側に接続されており、排気ジョイント53より
排出され、第2の吸収体51bで吸収しきれなかったイ
ンクミストを含む空気は、まず、本体ステイ2の内側底
面の第3の吸収体51cにぶつけられる。そして、第3
の吸収体51cで吸収しきれなかったインクミストを含
む空気は、本体ステイ2内を流れ、エアフィルタ4R、
4Lを介して排気される。
【0038】この本体ステイ2は、装置長手となる主走
査方向Aに配され、その開口は端部であるため、水平方
向に長い排気経路となる。従って、前記の空気がこの排
気経路の移動中に、複数のミスト除去手段で除去しきれ
なかったインクミストは落下して吸収される効果もあ
る。この構成は、装置が大判化するほど排気経路が長く
なるため、このインクミスト除去効果も向上する。
【0039】また、本体ステイ2の両端側の開口は、画
像形成装置本体内に位置するため、エアフィルタ4R、
4Lを介して排気された排気エアは、画像形成装置本体
内を循環する。
【0040】以上説明したように、本実施形態の画像形
成装置は、吸引ノズル45の吸引口45aを最上部と
し、吸引ノズル45の排気口45b、および排気部71
を、吸引口45aよりも下方に配置しているため、各空
間(ダクト)内で捕集され、溜まったインクの機内への
漏れが防止できる。また、吸引口45aが画像形成領域
72の近傍でインクミストを含む空気を吸引するため、
インクミストの装置内部での拡散を最小限にすることが
できる。
【0041】また、吸引ダクト50内、および排気ジョ
イント53内の斜面に第1の吸収体51a、および第2
の吸収体51bが設けられている構成であるため、空気
流の圧損および吸引ファン52の吸引効率の低下を防ぎ
つつ、インクミストの捕集、除去効果を高めることがで
きる。
【0042】さらに、排気部71を通過した空気は、第
1の吸収体51a、第2の吸収体51b、第3の吸収体
51c、およびエアフィルタ4R、4Lと、複数段のミ
スト回収手段を介した後、機内循環されるので、画像形
成装置が設置されている近傍の、画像形成装置外の壁等
を汚すことはない。
【0043】また、本体ステイ2内をダクトとして利用
しているため、排気用の専用のダクトを設ける必要がな
く、軽量、かつ、安価な構成とすることができる。
【0044】なお、本実施形態では、シリアル型の画像
形成装置を例として説明したが、これに限定されるもの
ではなく、フルライン型の画像形成装置にも適用可能で
ある。
【0045】また、本実施形態では、ロール状の被記録
材Prに対して記録が行われる構成の画像形成装置を例
として説明したが、これに限定されるものではなく、排
気部71に対して被記録材Prが干渉しないような被記
録材の搬送経路を有する画像形成装置であれば、いかな
るものであってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、吸
引手段の吸気口が画像形成領域の近傍に形成されている
ため、インクミストが画像形成装置内に拡散する前に吸
引することができる。また、排気経路が吸気口より下方
に設けられていることで、排気経路内に溜まったインク
の、吸気口から画像形成装置本体内への漏れを防止する
ことができる。また、排気経路上に空気流に対して傾斜
している傾斜壁を設け、ここに空気流をぶつけているた
め、吸引ファンの出力損失を抑えつつ、ミストを効率的
に回収することができる。
【0047】このため、画像形成装置の内部がインクミ
ストで汚れるのを防止でき、よって、安定して高品位な
記録動作が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例である画像形成装置の斜視外観図
である。
【図2】図1に示した画像形成装置の側断面図である。
【図3】図1に示した画像形成装置の画像形成部の構成
を示す斜視透視図である。
【図4】図1に示した画像形成装置を、図1の矢印Cの
方向から見た透視背面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 本体ステイ 4L、4R エアフィルタ 10 ロール紙ホルダ 11 スプール 12 ロール給紙ローラ 13 ロール従動ローラ 14L、14R スライドレール 20 画像形成部 21 副走査ローラ 22 プラテン 23 記録ヘッド 23a キャリッジ 23b 吐出口 30 排紙部 31 排紙ローラ 32 拍車 33 拍車ステイ 34 カッタ 35 排紙センサ 40 従動部 41 従動ローラ 42 加圧アーム 43 支持軸 44 加圧バネ 45 吸引ノズル 46 従動ステイ 50 吸引ダクト 51a 第1の吸収体 51b 第2の吸収体 51c 第3の吸収体 52 吸引ファン 53 排気ジョイント 60 副走査モータ 70 インクミスト吸引部 A 主走査方向 B 被記録材搬送方向 Pr 被記録材 L 吸引ファン排出口と排気ジョイントの斜面の起
点位置との距離 α 吸引ダクトの斜面の傾斜角度 β 排気ジョイントの斜面の傾斜角度

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を吐出して、所定の画像形成領
    域にて被記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記
    画像形成手段により画像が形成される際に発生するイン
    クミストを含む空気を吸引する吸引手段とを有する画像
    形成装置において、 前記吸引手段は、前記画像形成領域の近傍に位置する少
    なくとも1つの吸気口と、前記各吸気口に連通し、か
    つ、前記各吸気口より下方に形成された排気経路と、前
    記排気経路に、前記排気経路内に吸引されたインクミス
    トを含む空気が流れる方向に対して交差する方向に傾斜
    し、かつ、インクミストを捕集するためのインク捕集部
    が内側に設けられた傾斜壁を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記インク捕集部は、インク吸収部材で
    ある請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記排気経路は、インクミストを含む空
    気が流入してくる側の開口を形成する側壁が前記傾斜壁
    である、接続された複数のダクトを有する請求項1また
    は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記排気経路は、前記画像形成装置の構
    成部材として機能する、空洞構造の補強部材の内部を、
    インクミストを含む空気の流路の一部とする請求項1な
    いし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記補強部材の端部に形成されている開
    口にフィルタが設けられている請求項4に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記開口は、前記画像形成装置の本体内
    に位置する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成手段は、インク滴を吐出す
    るためのエネルギを発生するための電気熱変換体を備え
    ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に
    記載の画像形成装置。
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