JP2006043682A - パターン形成装置、ヘッドユニット、位置決め治具 - Google Patents

パターン形成装置、ヘッドユニット、位置決め治具 Download PDF

Info

Publication number
JP2006043682A
JP2006043682A JP2004366843A JP2004366843A JP2006043682A JP 2006043682 A JP2006043682 A JP 2006043682A JP 2004366843 A JP2004366843 A JP 2004366843A JP 2004366843 A JP2004366843 A JP 2004366843A JP 2006043682 A JP2006043682 A JP 2006043682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
positioning
forming apparatus
pattern forming
head unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004366843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4679895B2 (ja
Inventor
Takahiro Kasahara
孝宏 笠原
Takeshi Nakamura
中村  剛
Akira Narizumi
顕 成住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2004366843A priority Critical patent/JP4679895B2/ja
Publication of JP2006043682A publication Critical patent/JP2006043682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4679895B2 publication Critical patent/JP4679895B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】調整機構及び制御機構を簡素化すると共にパターン形成を高精度かつ効率的に行うことを可能とするインクジェット方式のパターン形成装置等を提供する。
【解決手段】インクジェットヘッド311毎に位置決めブロック312が設けられ、複数の位置決めブロック312は、スライド機構(スライダ313、スライドレール314)を介して着脱可能にベース部材315に連結される。また、スライド機構の両端部に当て止め機構321及び押し付け機構322を設けることにより、位置決め精度の向上を図ることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、表示装置におけるカラーフィルタ等のパターンを形成するパターン形成装置等に関する。より詳細には、インクジェット方式等によりパターンを形成するパターン形成装置等に関する。
従来、基板上に液晶ディスプレイにおけるカラーフィルタのパターンを形成する方法として、染色法、顔料分散法、電着法、印刷法等の各種方法がある。
染色法では、基板上に染色用の水溶性高分子材料を塗布し、フォトリソグラフィ工程をR(赤)、G(緑)、B(青)の3色について繰り返し、基板上に所望の形状のカラーフィルタパターンを形成する。
顔料分散法では、基板上に感光性樹脂層を形成し、フォトリソグラフィ工程をR(赤)、G(緑)、B(青)の3色について繰り返し、基板上に所望の形状のカラーフィルタパターンを形成する。
電着法では、基板上に透明電極をパターンニングし、顔料、樹脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬し、これをR(赤)、G(緑)、B(青)の3色について繰り返し、基板上に所望の形状のカラーフィルタパターンを形成する。
印刷法では、熱硬化樹脂に顔料を分散させ、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色について印刷を行い、基板上に所望の形状のカラーフィルタパターンを形成する。
しかしながら、上記の方法はいずれもR(赤)、G(緑)、B(青)の3色について同一工程を繰り返す必要があるので、コスト、歩留まり等の面で問題点がある。
そこで、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色のインクをインクジェット方式により基板上に吐出して着色層パターンを形成するパターン形成装置が提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。
このインクジェット方式によれば、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色のパターン形成を一度の工程により行い、製造工程を簡素化することができるので、コストの低減、歩留まりの向上等を図ることができる。
図37及び図38は、従来のインクジェット方式のパターン形成装置におけるインクジェットヘッドの配置及び位置決め方法を示す図である。
図37に示すように、塗布幅(Y方向)を拡大するためにインクジェットヘッドを複数配列する場合、千鳥足状に配列する方法が一般的である。この場合、例えば、複数のインクジェットヘッド5001は、平行する2つの直線状に交互に配列される。ノズル孔5002は、インクジェットヘッド5001の左右端部には設けられないので、塗布方向(X方向)から見てノズル孔の全配列において空白部分が生じないようにするために交互に配列される。この従来のパターン形成装置は、各インクジェットヘッド5001について、Y方向の調整機構5004及びθ方向の調整機構5005とを備える。
図38に示すように、従来のインクジェット方式のパターン形成装置は、パターン間ピッチが変更された場合、各インクジェットヘッド5001をY方向(y1、y2、y3、…)及びθ方向(φ)について調整し、ノズル孔5002の位置を塗布対象である基板上の所定のパターン5003の位置に調整する。
また、複数のヘッドを同時に回転させて角度を調整し、ノズル並び方向に各ヘッド個別に微調させるカラーフィルタの製造装置が提案されている(例えば、[特許文献2]参照。)。
特開2002−361852号公報 特開平9−300664号公報
しかしながら、塗布幅の拡大、変更に対応するためには、インクジェットヘッドを大規模化したりインクジェットヘッド数を増加する必要があるが、この場合、上記Y方向及びθ方向の調整機構(旋回用及び列方向移動用のアクチュエータ)はインクジェットヘッド毎に個別に設ける必要があるので、調整機構の大規模化あるいは増設等を行う必要が生じてコスト的負担、維持管理負担等が増大するという問題点がある。また、各インクジェットヘッドに対する制御も困難かつ複雑化するという問題点がある。
また、[特許文献2]のカラーフィルタの製造装置は、ヘッドの位置決め機構に関し、スライド部材、ホルダ等を用いる構成となっており([特許文献2]図3参照。)、塗布幅が拡大した場合、ヘッド位置決め機構が大型化し、ガタが生じて所要の精度を得ることが困難であり、また、コスト的負担、維持管理負担等が増大するという問題点がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、調整機構及び制御機構を簡素化すると共にパターン形成を高精度かつ効率的に行うことを可能とするインクジェット方式のパターン形成装置等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、基板上にインクを塗布してパターンを形成するパターン形成装置であって、ヘッド毎に設けられ位置決めを行う位置決め部と、1つの位置決め部が配列ヘッドユニットを形成し、または、複数の位置決め部が隣接配置されて配列ヘッドユニットを形成し、1列または複数列の前記配列ヘッドユニットが設けられるベースと、前記位置決め部及び前記ベース間に設けられる摺動手段と、前記ベースにおいて前記位置決め部の位置調整を行う位置調整手段と、を具備することを特徴とするパターン形成装置である。
また、前記位置調整手段は、前記位置決め部の一方の摺動方向端部を当て止めする当て止め手段と他方の摺動方向端部を押し付ける押し付け手段とを具備することが望ましい。
パターン形成装置は、インクジェット方式等によりカラーフィルタ等を製造する装置である。カラーフィルタは、LCD(液晶ディスプレイパネル)、PDP(プラズマディスプレイパネル)、有機EL(ElectroLuminescent Display)等の表示装置に用いられる。
位置決め部は、個々のヘッド(インクジェットヘッド)の位置決めを行うものである。位置決め部としては、例えば、位置決めを行う治具としての位置決めブロック等を用いることができる。この場合、ヘッドと加工済の位置決めブロックとを接着してもよいし、ヘッドを位置決めブロックに取り付けた後に、位置決めブロック等の加工を行い、一体として成形するようにしてもよい。また、インクジェットヘッドを高精度に製作することにより、インクジェットヘッド自体に位置決め部の機能を持たせるようにしてもよい。
摺動手段は、ベース(ベース部材)に対して、ヘッド(インクジェットヘッド)を位置固定する位置決め部(位置決めブロック)を摺動方向(列方向)にスライドさせるスライド機構であり、例えば、スライドレール、当該スライドレールに着脱可能なスライダ(スライドブッシュ)等を用いることができる。
尚、位置決め部は、ベースに着脱可能である。
当て止め手段は、当て止めにより位置調整を行う機構である。当て止め位置の調整に関しては、スペーサとしての位置決め部をヘッド装着前に装着して、当て止め機構に設けられる調整機構(マイクロメータ等)により微調整を行うことができる。
押し付け手段は、当て止め手段からの押圧力を受け止める機構であり、例えば、バネ機構等を用いることができる。
ベースには、全体を回転する回転手段を設けるようにしてもよい。
回転手段は、回転機構であり、ベアリング、ダイレクトドライブモータ等を用いることができる。
第1の発明では、ヘッド毎に位置決め部が設けられ、1つまたは複数の位置決め部は、スライド機構を介して着脱可能にベースに連結される。1つの位置決め部が配列ヘッドユニットを形成し、または、複数の位置決め部が隣接配置されて配列ヘッドユニットを形成し、1列の配列ヘッドユニットまたは複数列の配列ヘッドユニットがベースに連結される。尚、複数列の配列ヘッドユニットの場合、平行に配置してにベースに連結することが望ましい。
従って、スライド機構により、ヘッド(位置決め部)の着脱、交換、摺動方向の相対位置調整を迅速かつ効率的に行うことができ、労力的負担を軽減することができる。
また、複数のインクジェットヘッドを1つのユニットとして扱うことができるので、装置全体を簡素な構造とすることができ、費用的負担を軽減することができる。
また、スライド機構の両端部に当て止め機構及び押し付け機構を設けることにより、位置決め精度の向上を図ることができる。
第2の発明は、基板上にインクを塗布してパターンを形成するパターン形成装置であって、ヘッド毎に設けられ位置決めを行う位置決め部と、1つの位置決め部が配列ヘッドユニットを形成し、または、複数の位置決め部が隣接配置されて配列ヘッドユニットを形成し、1列または複数列の前記配列ヘッドユニットが設けられる第1ベースと、1つまたは複数の第1ベースが設けられる第2ベースと、前記位置決め部及び前記第1ベース間に設けられる第1摺動手段と、前記第1ベース及び前記第2ベース間に設けられる第2摺動手段と、前記第1ベースにおいて前記位置決め部の位置調整を行う第1位置調整手段と、前記第2ベースにおいて前記第1ベースの位置調整を行う第2位置調整手段と、を具備することを特徴とするパターン形成装置である。
また、前記第1位置調整手段は、前記位置決め部の一方の摺動方向端部を当て止めする第1当て止め手段と他方の摺動方向端部を押し付ける第1押し付け手段とを具備することが望ましい。
また、前記第2位置調整手段は、前記第1ベースの一方の摺動方向端部を当て止めする第2当て止め手段と他方の摺動方向端部を押し付ける第2押し付け手段とを具備することが望ましい。
また、前記第2位置調整手段は、上記の第2当て止め手段及び第2押し付け手段に代えて前記第1ベースを直線駆動させる直線駆動手段を具備するようにしてもよい。
尚、複数列の配列ヘッドユニットの場合、平行に配置してに第1ベースに連結することが望ましい。
第1摺動手段は、第1ベース(バー)に対して、ヘッド(インクジェットヘッド)を位置固定する位置決め部(位置決めブロック)を摺動方向(列方向)にスライドさせるスライド機構であり、例えば、スライドレール、当該スライドレールに着脱可能なスライダ(スライドブッシュ)等を用いることができる。
尚、位置決め部は、第1ベースに着脱可能である。
第2摺動手段は、第2ベース(取り付け座)に対して、第1ベース(バー)を摺動方向(列方向)にスライドさせるスライド機構であり、例えば、スライドレール、当該スライドレールに着脱可能なスライダ(スライドブッシュ)、サーボモータ及びボールネジ、アクチュエータとしてのシャフト式リニアモータ等を用いることができる。
尚、第2摺動手段に関しては、サーボモータ等、それ自身で、位置決め機能を有しているものは、当て止め手段、押し付け手段は必要ない。
また、第1ベースは、第2ベースに着脱可能である。
第1当て止め手段及び第2当て止め手段は、当て止めにより位置調整を行う機構である。当て止め位置の調整に関しては、スペーサとしての位置決め部をヘッド装着前に装着して、当て止め機構に設けられる調整機構(マイクロメータ等)により微調整を行うことができる。
第1押し付け手段及び第2押し付け手段は、第1当て止め手段及び第2当て止め手段からの押圧力を受け止める機構であり、例えば、バネ機構等を用いることができる。
直線駆動手段は、第1ベースを摺動方向に直線移動させる直線駆動機構であり、例えば、ボールネジ及びサーボモータ、あるいは、リニアサーボモータ等を用いることができる。
第1ベースには、1列に位置決め部を設けてもよいし、複数列の位置決め部を平行に設けるようにしてもよい。
第2ベースには、全体を回転する回転手段を設けるようにしてもよい。
回転手段は、回転機構であり、ベアリング、ダイレクトドライブモータ等を用いることができる。
第2の発明では、ヘッド毎に位置決め部が設けられ、1つまたは複数の位置決め部は、スライド機構を介して着脱可能に第1ベースに連結され、さらに、第1ベースは、スライド機構を介して着脱可能に第2ベースに連結される。尚、第2ベースに1つの第1ベースを連結するようにしてもよいし、第2ベースに複数の第1ベースを連結するようにしてもよい。
従って、スライド機構により、ヘッド(位置決め部、第1ベース)の着脱、交換、摺動方向の相対位置調整を迅速かつ効率的に行うことができ、労力的負担を軽減することができる。
また、複数のインクジェットヘッドを1つのユニットとして扱うことができるので、装置全体を簡素な構造とすることができ、費用的負担を軽減することができる。
また、スライド機構の両端部に当て止め機構及び押し付け機構を設けることにより、位置決め精度の向上を図ることができる。
また、第1摺動手段の摺動範囲は、第2摺動手段の摺動範囲より小さくすることができる。第1ベースに設けられるスライドレール長は、インク塗布に必要な幅程度とすればよく、第2ベースに設けられるスライドレール長より小さくすることができる。
この場合、ヘッド(位置決め部、第1ベース)の着脱、交換は、第1ベース全体を第2ベースのスライドレールに沿ってスライドさせて、着脱位置、交換位置にヘッド(位置決め部、第1ベース)を移動させることにより行うことができる。
従って、第2ベースの大きさを必要最小限に抑えることができるので、ヘッドユニットの重量を大幅に減少させることができ、機構の簡素化、費用的負担の軽減を図ることができる。
第3の発明は、基板上にインクを塗布してパターンを形成するパターン形成装置であって、1または複数のヘッドが設けられる1または複数のベースと、前記ベースを個別に回転させる回転手段と、前記ベースを個別に平行移動させる平行移動手段と、を具備することを特徴とするパターン形成装置である。
パターン形成装置は、1または複数のヘッドが設けられる1または複数のベースを、個別に回転及び平行移動させる。パターン形成装置は、例えば、1つまたは別々のガントリに1つまたは複数のヘッドユニットを備え、個別に回転及び平行移動を行うようにしてもよい。
第3の発明では、より大きな基板サイズに対応するためにより多くのヘッドが必要な場合であっても、高精度に位置決めが可能であり、装置製作に係る費用を低減することができる。
また、第3の発明では、ヘッドユニットについて特に限定されず、第1の発明のパターン形成装置、第2の発明のパターン形成装置等において、1つまたは複数のヘッドユニットを設けて個別に回転及び平行移動させるようにしてもよい。
第4の発明は、1つまたは複数のヘッドから構成され基板上にインクを塗布してパターンを形成するヘッドユニットであって、ヘッド毎に設けられ位置決めを行う位置決め部と、1つの位置決め部が配列ヘッドユニットを形成し、または、複数の位置決め部が隣接配置されて配列ヘッドユニットを形成し、1列または複数列の前記配列ヘッドユニットが設けられるベースと、前記位置決め部及び前記ベース間に設けられる摺動手段と、前記ベースにおいて前記位置決め部の位置調整を行う位置調整手段と、を具備することを特徴とするヘッドユニットである。
第4の発明のヘッドユニットは、第1の発明のパターン形成装置に用いられるヘッドユニットに関する発明である。
第5の発明は、1つまたは複数のヘッドから構成され基板上にインクを塗布してパターンを形成するヘッドユニットであって、ヘッド毎に設けられ位置決めを行う位置決め部と、1つの位置決め部が配列ヘッドユニットを形成し、または、複数の位置決め部が隣接配置されて配列ヘッドユニットを形成し、1列または複数列の前記配列ヘッドユニットが設けられる第1ベースと、1つまたは複数の第1ベースが設けられる第2ベースと、前記位置決め部及び前記第1ベース間に設けられる第1摺動手段と、前記第1ベース及び前記第2ベース間に設けられる第2摺動手段と、前記第1ベースにおいて前記位置決め部の位置調整を行う第1位置調整手段と、前記第2ベースにおいて前記第1ベースの位置調整を行う第2位置調整手段と、を具備することを特徴とするヘッドユニットである。
第5の発明のヘッドユニットは、第2の発明のパターン形成装置に用いられるヘッドユニットに関する発明である。
第6の発明は、1つまたは複数のヘッドから構成され基板上にインクを塗布してパターンを形成するヘッドユニットであって、ヘッド毎に設けられ位置決めを行う位置決め部と、少なくとも1つの前記位置決め部を摺動させる摺動手段と、少なくとも1つの前記摺動手段を他部材に着脱可能に固定する着脱固定手段と、前記位置決め部の位置調整を行う位置調整手段と、を具備することを特徴とするヘッドユニットである。
着脱固定手段は、ヘッドユニット本体を他部材(支持部材、ベース、バー等)に着脱可能に固定するものであり、例えば、アリ溝機構、スライド機構(LMガイド等)等である。アリ溝機構を用いる場合、ヘッドユニット本体側にオス型のアリ溝を設け、他部材側にメス型のアリ溝を設け、両アリ溝を嵌合して水平方向にスライドさせることによりヘッドユニット本体と他部材との着脱を行う。また、固定に関しては、固定ネジを用いることができる。
スライド機構を用いる場合、装着時は、前後方向に抜けないようにするために、スライダ(スライドブッシュ)がスライドレール上を動かないように固定される。
また、先述の発明のパターン形成装置、ヘッドユニット等において、ベースと摺動手段との間に着脱固定手段を設け、ヘッドユニット本体とベースとを着脱可能に固定するようにしてもよい。
第6の発明では、ヘッドユニット本体と他部材との間に着脱固定手段が設けられるので、当該着脱固定手段を介して、ヘッドユニット本体と他部材との着脱を行うことができる。
従って、装着あるいは取り外しの際、摺動手段の分解あるいは組立(スライダとスライドレールの着脱等)、アクチュエータ等の駆動装置の接続解除あるいは接続等を行う必要がなく、摺動手段の精度維持を図ると共に作業負担等を軽減することができる。
第7の発明は、ベースに設けられヘッド毎に位置決めを行う位置決め治具であって、前記ベースに設けられるスライドレールに着脱可能なスライドブッシュを具備することを特徴とする位置決め治具である。
第7の発明の位置決め治具は、上述の発明のパターン形成装置、ヘッドユニットに用いられる位置決め治具に関する発明である。
尚、位置決め治具は、位置決め用の当て止め面、あるいは、当て止め位置を調整する位置決めネジを有することが望ましい。
尚、上記の発明では、ベース、バー等には、1つの位置決め治具を設けるようにしてもよいし、複数の位置決め治具を設けるようにしてもよい。また、複数の位置決め治具をベース、バー等に設ける場合、1つずつ平行に配置してもよいし、複数の位置決め治具を隣接配置してもよいし、複数の位置決め治具を隣接配置したものをそれぞれ平行に配置してもよいし、これらを組合せ、1つの位置決め治具と複数の位置決め治具を隣接配置したものをそれぞれ平行に配置してもよい。
本発明によれば、調整機構及び制御機構を簡素化すると共にパターン形成を高精度かつ効率的に行うことを可能とするインクジェット方式のパターン形成装置等を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るパターン形成装置等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
まず、本発明の第1の実施の形態に係るパターン形成装置等について説明する。
最初に、図1を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係るパターン形成装置101の構成について説明する。
図1は、パターン形成装置101の概略斜視図である。
尚、θ軸は鉛直方向回転軸を示し、θ方向はその回転方向を示す。Y軸は塗布幅方向を示し、X軸は塗布方向を示し、θ軸、Y軸、X軸は、互いに直角をなす。
図1に示すパターン形成装置101は、インクジェットヘッドユニット102、吸着テーブル103、アライメントカメラ104、θ軸移動ステージ105、Y軸移動ステージ106、X軸移動ステージ107等により構成される。
パターン形成装置101は、インクジェット方式によりカラーフィルタを製造する装置である。パターン形成装置101は、R(赤)、G(緑)、B(青)の三色の色素を含有するインクをインクジェット方式で光透過性の基板上に吐出し、各インクを乾燥させて着色画素部を形成し、当該基板上にカラーフィルタパターンを形成する。
インクジェットヘッドユニット102は、複数のインクジェットヘッドの位置決めを行い、基板に対してインクを吐出してパターン形成を行う。インクジェットヘッドユニット102については、後述する。
吸着テーブル103は、カラーフィルタパターンを形成する対象となる基板108(ガラス基板、フィルム基板等)を吸着して固定するテーブルである。基板の吸着は、例えば、吸着テーブルと基板との間の空気を減圧、真空にすることにより行われる。この場合、吸着テーブルには、空気を吸引するための小孔(図示しない)が設けられ、吸着の際には当該孔を通じて真空ポンプ(図示しない)等により空気の吸引が行われる。
アライメントカメラ104は、吸着テーブル103に吸着固定された基板108のθ方向角度及びXY座標を検出するために、基板108の所定箇所(基板上に形成されるアライメントマーク(図示しない)等)を撮像するカメラである。アライメントカメラ104の撮像画像は、パターン形成装置101のアライメント部(図示しない)に入力される。
尚、アライメントカメラ104は、パターン形成装置101のフレーム(図示しない)に固定支持される。
アライメント部(図示しない)は、撮像画像に基づいて基板108のθ方向角度及びXY座標を抽出する処理を行う。アライメント部(図示しない)は、抽出したデータを所定のデータと比較してそれらの偏差を算出し、偏差を小さくするように制御量を演算する。アライメント部(図示しない)は、θ軸移動ステージ105、Y軸移動ステージ106、X軸移動ステージ107に対してそれぞれの制御量を出力して各ステージの位置制御を行う。このように、アライメント部(図示しない)は、アライメントカメラ104の撮像画像に基づいて、基板108が所定のθ方向角度、所定のXY座標となるように制御する。
θ軸移動ステージ105は、回転ステージであり、例えば、ステップモータ、サーボモータ等の制御可能なモータによって所定の回転軸に回転自在に支持される。θ軸移動ステージ105は、アライメント部(図示しない)が出力する制御量に基づいて、吸着テーブル103を回転する。
Y軸移動ステージ106は、直線移動ステージであり、例えば、ステップモータ、サーボモータ等の制御可能なモータによって所定の軸方向に移動可能に支持される。Y軸移動ステージ106は、アライメント部(図示しない)が出力する制御量に基づいて、θ軸移動ステージ105をY軸方向に移動する。
X軸移動ステージ107は、直線移動ステージであり、例えば、ステップモータ、サーボモータ等の制御可能なモータによって所定の軸方向に移動可能に支持される。X軸移動ステージ107は、アライメント部(図示しない)が出力する制御量に基づいて、Y軸移動ステージ106をX軸方向に移動する。
このように、パターン形成装置101は、θ軸移動ステージ105、Y軸移動ステージ106、X軸移動ステージ107により、所定のθ方向角度、所定のXY座標となるように、基板108の位置決めを行う。
次に、図2を参照しながら、複数のインクジェットヘッドの配列について説明する。
図2は、複数のインクジェットヘッドの配列の説明図である。
尚、ノズル孔は、インクジェットヘッド左右端部等の使用されないノズル孔を除した有効ノズル孔であるものとして説明する。
インクジェットヘッド201は、それぞれ、位置決めブロック202(精密ブロック、固定治具)により位置決め精度を維持しつつ列状に配置され、配列ヘッドユニット204(ヘッド列)を形成する。インクジェットヘッド201は、それぞれ、複数のノズル孔203を備える。
位置決めブロック202は、インクジェットヘッド201に対して相当の形状、容積を要する。1列の配列ヘッドユニットでは、隣接するインクジェットヘッド間において、ノズル孔の欠如を生じる場合がある。そこで、複数の配列ヘッドユニットを平行に配置し、列方向位置を調整することにより、ノズル孔の位相を一致させ、隣接するインクジェットヘッド間におけるノズル孔の重複、欠如を防止することができる。
この場合、[式1]を満たすようにインクジェットヘッド201を配置して配列ヘッドユニット204を形成する。図2は、n=2の場合における、インクジェットヘッドの配列を示す。
C=(n−1)×(A+B)+B…[式1]
尚、A:ヘッド内ノズル孔列長205
B:ノズル孔間ピッチ206
C:ヘッド間ピッチ207(隣接ヘッド間のノズル孔ピッチ)
n:配列ヘッドユニット204の数
次に、図3〜図5を参照しながら、インクジェットヘッドユニットについて説明する。
図3は、インクジェットヘッドユニット102の外観斜視図である。
図4は、インクジェットヘッドユニット102の平面図である。
図5は、インクジェットヘッドユニット102の断面図である。
図3では、インクジェットヘッドユニット102は、3色分(例えば、R、G、B)の6列の配列ヘッドユニット301等から構成される。配列ヘッドユニット301は、それぞれ、1枚の板状部材であるベース部材315に取り付けられる。
図4及び図5では、インクジェットヘッドユニット102は、2列の配列ヘッドユニットから構成され、各配列ヘッドユニットは、1列のインクジェットヘッドから構成され、それぞれ、ベース部材に取り付けられる。
尚、ベース部材315は、取り付け座302に取り付けられる。
以下の説明では、理解の容易のため主として、図4及び図5に示すインクジェットヘッドユニットについて説明する。
尚、1つのインクジェットヘッドユニットに設ける配列ヘッドユニットの数、色、1つのベース部材に設けるインクジェットヘッドの列数、色については、図3〜図5に示すものに限定されない。
図3〜図5では、ベース部材315に複数列の配列ヘッドユニット301が設けられるが、ベース部材315に1列の配列ヘッドユニット301を設けることもできる(図示しない。)。
インクジェットヘッドユニット102は、複数の配列ヘッドユニット301を備え、取り付け座302、回転機構303、スライド機構304を介して、定盤(図示しない)に固定されるフレーム305に取り付けられる。回転機構303による回転、スライド機構304による移動等により、インクジェットヘッドユニット102全体の位置調整を行うことができる。
配列ヘッドユニット301は、インクジェットヘッド311、位置決めブロック312、スライダ(スライドブッシュ)313、スライドレール314、ベース部材315、当て止め機構321、押し付け機構322等から構成される。
インクジェットヘッド311は、位置決めブロック312の所定の位置に接着されて固定される。
位置決めブロック312は、インクジェットヘッド311の位置精度を確保する。さらに、位置決めブロック312を連結することにより、同一配列ヘッドユニット内における複数のインクジェットヘッド311の位置精度を得ることができる。
スライダ313は、位置決めブロック312に取り付けられ、ベース部材315に敷設されるスライドレール314に沿ってスライド移動する。スライダ313は、スライドレール314に着脱可能である。
スライドレール314の両端部には、当て止め機構321及び押し付け機構322が設けられ、インクジェットヘッド311の位置調整を行う。
尚、当て止め位置の調整に関しては、スペーサとしての位置決めブロックをインクジェットヘッド装着前に装着して、当て止め機構に設けられる調整機構(マイクロメータ等)により微調整を行うことができる。
また、押し付け機構に関しては、バネ機構等を用いることができる。
また、スライド機構、リニアガイドには、汎用のものを用いることができ、例えば、LMガイド(THK株式会社製)等を用いることができる。
このように、インクジェットヘッド毎に位置決めブロックが設けられ、当該位置決めブロックは、スライダを有するので、ベース部材に設けられるスライドレールに沿ってスライド移動可能であり、また、ベース部材に対して着脱可能である。
すなわち、スライド機構により、インクジェットヘッド(位置決めブロック)の着脱、交換、列方向の相対位置調整を迅速かつ効率的に行うことができ、労力的負担を軽減することができる。
また、複数のインクジェットヘッドを1つのユニットとして扱うことができるので、装置全体を簡素な構造とすることができ、費用的負担を軽減することができる。
また、スライド機構の両端部に当て止め機構及び押し付け機構を設けることにより、位置決め精度の向上を図ることができる。
次に、図6〜図8を参照しながら、位置決めブロックによるインクジェットヘッドの位置決めについて説明する。
図6は、位置決めブロック及びインクジェットヘッドの斜視図である。
図7は、位置決めブロック及びインクジェットヘッドの断面図である。
図8は、インクジェットヘッドの固定治具取付を示す斜視図である。
インクジェットヘッド601は、位置決めブロック602の所定の位置に接着剤607等により固定される。この場合、固定位置は、インクジェットヘッド601のノズル孔603間を結ぶ直線605、位置決めブロック602の基準マーク604間を結ぶ直線606、ノズル孔位置、基準マーク位置等に基づいて決定することが望ましい。例えば、直線605と直線606とを平行とし、ノズル孔と基準マークとの距離(l、m等)を所定の長さとすることにより、位置決めを行う。
接着剤607には、硬化時の収縮を抑制するために、UV硬化性接着剤を用いることが望ましい。
尚、図8に示すように、カメラ803を用いてインクジェットヘッド801及び位置決めブロック802等の画像を撮像し、当該画像について画像処理を行うことにより、インクジェットヘッドの位置決め、取り付け等を行うようにしてもよい。
また、インクジェットヘッドを位置決めブロックに取り付けた後に、位置決めブロック等の加工を行い、位置決めを行うようにしてもよい。
また、インクジェットヘッドと位置決めブロックを一体として成形してもよいし、インクジェットヘッドを高精度に製作することにより、インクジェットヘッド自体に位置決めブロックの機能を持たせるようにしてもよい。
次に、図9〜図11を参照しながら、パターン形成装置101による配列ヘッドユニットの制御について説明する。
図9及び図10は、配列ヘッドユニット、ノズル孔位置、パターン位置(画素の並び)の関係図である。
尚、θ軸回転角φは、配列ヘッドユニットの摺動方向(列方向)とY軸方向(塗布幅方向)とがなす角度のうち鋭角の角度の大きさを示すものとして説明する。
図9に示すように、2列の配列ヘッドユニット901−1、901−2によりパターン902を形成する場合において、ノズル孔間ピッチ905(a)とパターン間ピッチ906(b)とが一致する場合、パターン形成装置101は、配列ヘッドユニット901のθ軸回転を行わず(θ軸回転角φ=0)、スライド機構(スライドレール314、スライダ313、第2の実施の形態について後述する、上下スライドレール2314、2317、上下スライダ2313、2316)、当て止め機構(当止機構321、第2の実施の形態について後述する、上下当て止め機構2321、2323)、押し付け機構(押し付け機構322、第2の実施の形態について後述する、上下押し付け機構2322、2324)等により、配列ヘッドユニット901をY方向に移動及び位置固定させて、配列ヘッドユニット毎にインクジェットヘッド903のノズル孔904の位置をパターン902に合わせる。
図10に示すように、2列の配列ヘッドユニット1001−1、1002−2によりパターン1002を形成する場合において、ノズル孔間ピッチ1005(c)とパターン間ピッチ1006(d)とが一致しない場合、パターン形成装置101は、回転機構303等により配列ヘッドユニット1001−1、1001−2を一体としてθ軸回転を行い(θ軸回転角1007φ≠0)、スライド機構(スライドレール314、スライダ313、第2の実施の形態について後述する、上下スライドレール2314、2317、上下スライダ2313、2316)、当て止め機構(当止機構321、第2の実施の形態について後述する、上下当て止め機構2321、2323)、押し付け機構(押し付け機構322、第2の実施の形態について後述する、上下押し付け機構2322、2324)等により、配列ヘッドユニットをθ方向の角度を保ちつつスライド移動(列方向移動)させて、配列ヘッドユニット毎にインクジェットヘッド1003のノズル孔1004の位置をパターン1002に合わせる。
尚、図10に示すように、配列ヘッドユニット1001−1をスライド移動の基準とする場合、配列ヘッドユニット1001−2のみをスライド移動させるようにしてもよいし、全ての配列ヘッドユニット1001−1、1001−2をスライド移動させて、パターン1002に対するノズル孔1004の位置調整を行うようにしてもよい。
図11は、配列ヘッドユニットの位置調整を示す斜視図である。
図11では、インクジェットヘッドユニット1101は、2列の配列ヘッドユニット1102、1103がベース部材1104に取り付けられて構成される。ベース部材1104が1色分のバーである場合には、同色の2列の配列ヘッドユニット1102、1103が取り付けられる。配列ヘッドユニット1102を基準とする場合、位置調整は、配列ヘッドユニット1102に対する所定の相対位置に配列ヘッドユニット1103を合わせることにより行う。
また、図11に示すように、カメラ1105を用いてインクジェットヘッド等の画像を撮像し、当該画像について画像処理を行うことにより、配列ヘッドユニットの位置調整を行うようにしてもよい。
以上の過程を経て、パターン形成装置は、インクジェットヘッドユニットの回転機構により、全列の配列ヘッドユニット(インクジェットヘッド)に対して一括して同時にθ軸回転制御を行い、インクジェットヘッドユニットのスライド機構により、配列ヘッドユニット(インクジェットヘッド)に対して各列毎にスライド移動制御を行い、各ノズル孔位置とパターン位置とを一致させる。
このように、パターン形成装置101は、相対的位置関係、θ軸回転角を保持しつつ、ノズル孔の各列毎に配列ヘッドユニット(インクジェットヘッド)のスライド移動を行って各ノズル孔位置を制御可能であるので、パターン形成を高精度かつ効率的に行うことができる。
また、調整機構及び制御機構が簡素化されるので、コスト的負担、維持管理負担等を軽減することができる。例えば、インクジェットヘッドの交換は、配列ヘッドユニット単位で行うことができる。
また、複数のインクジェットヘッドを使用することにより、パターン形成を迅速に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態に係るパターン形成装置について、インクジェットヘッドユニットの構成及び動作について説明した。
次に、図12を参照しながら、本発明の実施の形態に係るパターン形成装置101の動作の一態様について説明する。
図12は、パターン形成装置101の動作の一態様を示すフローチャートである。
オペレータは、塗布を行う対象品目における塗布位置の配列間隔(パターン間ピッチ)をパターン形成装置101に指示入力する(ステップ1201)。
パターン形成装置101のアライメント部(図示しない)は、入力された配列間隔に基づいて、回転機構303を制御して配列ヘッドユニット301のθ方向角度(θ軸回転角φ)を調整する(ステップ1202)。
アライメント部(図示しない)は、スライド機構304(列方向移動機構)を制御して配列ヘッドユニット301を列方向に移動し、ノズル孔の位相を一致させる列方向移動調整を行う(ステップ1203)。
パターン形成装置101は、自動供給装置(図示しない)によりガラス基板を吸着テーブル103に供給し(ステップ1204)、制御部(図示しない)は、真空ポンプを動作させてガラス基板を吸着テーブル103に吸着させる(ステップ1205)。
アライメント部(図示しない)は、θ軸移動ステージ105、Y軸移動ステージ106、X軸移動ステージ107を制御して、ガラス基板のθ方向角度(θ軸回転角φ)、塗布位置の配列間隔及びノズル孔の配列に関するY方向位置調整、塗布開始のタイミング合わせのためのX方向位置調整を行う(ステップ1206)。
パターン形成装置101は、X軸移動ステージ107を塗布速度で移動させ、インクジェットヘッドユニット102の下にガラス基板を搬送する(ステップ1207)。
パターン形成装置101は、所定のタイミングで配列ヘッドユニット301のノズル孔から塗布材料(インク)を吐出させてガラス基板上に塗布を行い、所定のタイミングで吐出を停止し塗布を終了する(ステップ1208)。さらに、X軸移動ステージ107をガラス基板を供給・排出する位置に移動させる。
パターン形成装置101は、次の塗布対象が同一品目のガラス基板であるか否かを判定し、同一品目である場合(ステップ1209のYes)、ステップ1204からの処理を繰り返し、同一品目でない場合(ステップ1209のNo)、ステップ1201からの処理を繰り返す。
尚、上述のパターン形成装置の動作制御、各種判定等の処理については、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memoy)、RAM(Random Access Memory)、記憶装置(ハードディスク等)、入出力装置(メディアリーダ)等を備えるコンピュータ等の電子計算機等を用いることができる。
この場合、各種処理・制御等に必要なプログラム、プログラム実行に必要なデータ、入力データ等を記憶装置に保持し、CPUが処理実行時にこれらをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、演算処理(四則演算や比較演算等)、ハードウェアやソフトウェアの動作制御等を行い、上述の各種機能を実現することができる。
また、各種処理・制御等に必要なプログラム等をCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、インクジェットヘッド毎に位置決めブロックが設けられ、複数の位置決めブロックは、スライド機構を介して着脱可能にベース部材に連結される。
従って、スライド機構により、インクジェットヘッド(位置決めブロック)の着脱、交換、列方向の相対位置調整を迅速かつ効率的に行うことができ、労力的負担を軽減することができる。
また、複数のインクジェットヘッドを1つのユニットとして扱うことができるので、装置全体を簡素な構造とすることができ、費用的負担を軽減することができる。
また、スライド機構の両端部に当て止め機構及び押し付け機構を設けることにより、位置決め精度の向上を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るパターン形成装置等について説明する。
最初に、図13を参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係るパターン形成装置2101の構成について説明する。
図13は、パターン形成装置2101の概略斜視図である。
図13に示すパターン形成装置2101は、図1に示すパターン形成装置101において、インクジェットヘッド102に代えてインクジェットヘッド2102を用いるものである。
次に、図14〜図16を参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係るインクジェットヘッドユニットについて説明する。
図14は、インクジェットヘッドユニット2102の外観斜視図である。
図15は、インクジェットヘッドユニット2102の平面図である。
図16は、インクジェットヘッドユニット2102の断面図である。
図14では、インクジェットヘッドユニット2102は、3色分(例えば、R、G、B)の6列の配列ヘッドユニット2301等から構成される。配列ヘッドユニット2301は、各色毎に1つのバー2315に取り付けられる。図14に示すバー2315には、それぞれ、同色の2列の配列ヘッドユニット2301が取り付けられる。
図15及び図16では、インクジェットヘッドユニット2102は、2列の配列ヘッドユニットから構成され、各配列ヘッドユニットは、1列のインクジェットヘッドが1つのバーに取り付けられて構成される。
以下の説明では、理解の容易のため主として、図15及び図16に示すインクジェットヘッドユニットについて説明する。
尚、1つのインクジェットヘッドユニットに設ける配列ヘッドユニットの数、色、1つのバーに設けるインクジェットヘッドの列数、色については、図14〜図16に示すものに限定されない。
図14に示すように、1つのバー2315に複数列の配列ヘッドユニット2301を設けてもよいし、図15及び図16に示すように1つのバー2315に1列の配列ヘッドユニット2301を設けるようにしてもよい。
また、図14〜図16では、取り付け座2302に複数のバー2315が設けられるが、取り付け座2302に1つのバー2315を設けることもできる(図示しない。)。
インクジェットヘッドユニット2102は、複数の配列ヘッドユニット2301を備え、取り付け座2302、回転機構2303、スライド機構2304を介して、定盤(図示しない)に固定されるフレーム2305に取り付けられる。回転機構2303による回転、スライド機構2304による移動等により、インクジェットヘッドユニット2102全体の位置調整を行うことができる。
配列ヘッドユニット2301は、インクジェットヘッド2311、位置決めブロック2312、下スライダ(スライドブッシュ)2313、下スライドレール2314、バー2315、上スライダ(スライドブッシュ)2316、上スライドレール2317、下当て止め機構2321、下押し付け機構2322、上当て止め機構2323、上押し付け機構2324等から構成される。
インクジェットヘッド2311は、位置決めブロック2312の所定の位置に接着されて固定される。
位置決めブロック2312は、インクジェットヘッド2311の位置精度を確保する。さらに、位置決めブロック2312を連結することにより、同一配列ヘッドユニット内における複数のインクジェットヘッド2311の位置精度を得ることができる。
下スライダ2313は、位置決めブロック2312に取り付けられ、バー2315に敷設される下スライドレール2314に沿ってスライド移動する。下スライダ2313は、下スライドレール2314に着脱可能である。
下スライドレール2314の両端部には、下当て止め機構2321及び下押し付け機構2322が設けられ、インクジェットヘッド2311の位置調整を行う。
上スライダ2316は、バー2315に取り付けられ、取り付け座2302に敷設される上スライドレール2317に沿ってスライド移動する。上スライダ2316は、上スライドレール2317に着脱可能である。
上スライドレール2317には、上当て止め機構2323及び上押し付け機構2324が設けられ、配列ヘッドユニット2301の位置調整を行う。
尚、当て止め位置の調整に関しては、スペーサとしての位置決めブロックをインクジェットヘッド装着前に装着して、当て止め機構に設けられる調整機構(マイクロメータ等)により微調整を行うことができる。
また、押し付け機構に関しては、バネ機構等を用いることができる。
また、スライド機構、リニアガイドには、汎用のものを用いることができ、例えば、LMガイド(THK株式会社製)等を用いることができる。
このように、インクジェットヘッド毎に位置決めブロックが設けられ、当該位置決めブロックは、スライダを有するので、バーに設けられるスライドレールに沿ってスライド移動可能であり、また、バーに対して着脱可能である。
さらに、バーは、スライダを有するので、ベースに設けられるスライドレールに沿ってスライド移動可能であり、また、ベースに対して着脱可能である。
すなわち、スライド機構により、インクジェットヘッド(位置決めブロック、バー)の着脱、交換、列方向の相対位置調整を迅速かつ効率的に行うことができ、労力的負担を軽減することができる。
また、複数のインクジェットヘッドを1つのユニットとして扱うことができるので、装置全体を簡素な構造とすることができ、費用的負担を軽減することができる。
また、スライド機構の両端部に当て止め機構及び押し付け機構を設けることにより、位置決め精度の向上を図ることができる。
また、バーに設けられるスライドレール長は、インク塗布に必要な幅程度とすればよく、取り付け座に設けられるスライドレール長より小さくすることができる。すなわち、バーの列方向の長さは、ベースより小さくすることができる。
この場合、インクジェットヘッド(位置決めブロック、バー)の着脱、交換は、バー全体をベースのスライドレールに沿ってスライドさせて、着脱位置、交換位置にインクジェットヘッド(位置決めブロック、バー)を移動させることにより行うことができる。
従って、バーの大きさを必要最小限に抑えることができるので、インクジェットヘッドユニットの重量を大幅に減少させることができ、インクジェットヘッドユニットの支持機構の簡素化、費用的負担の軽減を図ることができる。
尚、図15及び図16では、取り付け座2302に当て止め機構及び押し付け機構を設けて配列ヘッドユニット2301のバー2315の位置決めを行うものとして説明したが、配列ヘッドユニット2301のバー2315の位置決め機構は、これに限られない。図14に示すように、取り付け座2302にボールネジ2331及びサーボモータ2332等による位置決め機構を設け、当該位置決め機構に着脱可能な方式にて配列ヘッドユニット2301のバー2315を締結するようにしてもよい。また、リニアサーボモータを用いる場合、ボールネジを不要とすることもできる。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、インクジェットヘッド毎に位置決めブロックが設けられ、複数の位置決めブロックは、スライド機構を介して着脱可能にバーに連結され、さらに、複数のバーは、スライド機構を介して着脱可能に取り付け座に連結される。
従って、スライド機構により、インクジェットヘッド(位置決めブロック、バー)の着脱、交換、列方向の相対位置調整を迅速かつ効率的に行うことができ、労力的負担を軽減することができる。
また、複数のインクジェットヘッドを1つのユニットとして扱うことができるので、装置全体を簡素な構造とすることができ、費用的負担を軽減することができる。
また、スライド機構の両端部に当て止め機構及び押し付け機構を設けることにより、位置決め精度の向上を図ることができる。
次に、図17〜図28を参照しながら、本発明の第3の実施の形態に係るパターン形成装置等について説明する。
図17は、本発明の第3の実施の形態に係る配列ヘッドユニット330の断面図である。
図17に示す配列ヘッドユニット330は、インクジェットヘッド331、位置決めブロック332、スライド機構333、着脱固定部材334等から構成される。
配列ヘッドユニット330の本体は、着脱固定部材334を介して、他部材335に装着される。
インクジェットヘッド331は、第1の実施の形態のインクジェットヘッド311、第2の実施の形態のインクジェットヘッド2311と同様のものである。
位置決めブロック332は、第1の実施の形態の位置決めブロック312、第2の実施の形態の位置決めブロック2312と同様のものである。
スライド機構333は、第1の実施の形態のスライダ313及びスライドレール314、第2の実施の形態の下スライダ2313及び下スライドレール2314、上スライダ2316及び上スライドレール2317と同様のものである。
着脱固定部材334は、配列ヘッドユニット330の本体を他部材335に着脱可能に固定する部材である。尚、着脱固定部材334については、後述する。
他部材335は、配列ヘッドユニット330の支持等を行う部材であり、第1の実施の形態のベース部材315、第2の実施の形態のバー2315、取り付け座2302等に相当する。
図18は、着脱固定部材334の一態様を示す正面図である。
図19は、配列ヘッドユニット330を他部材335に装着した状態を示す図である。
図20は、配列ヘッドユニット330と他部材335との着脱を示す図である。
図18に示す着脱固定部材334は、アリ溝機構を有する部材であり、アリ溝336、アリ溝337、固定ネジ338等から構成される。
アリ溝336は、直線状に凸部が設けられる部材であり、例えば、オス型のアリ溝部材である。
アリ溝337は、直線状に凹部が設けられる部材であり、例えば、メス型のアリ溝部材である。
固定ネジ338は、アリ溝337の側面外側から凹部内面に通ずるネジ等の固定治具である。
図19及び図20に示すように、アリ溝336の凸部をアリ溝337の凹部に水平方向から嵌め込み、スライドさせることにより、配列ヘッドユニット330を他部材335に装着したり取り外したりすることができる。
また、固定ネジ338により、アリ溝336とアリ溝337との固定を行うことができる。
図21は、先述のインクジェットヘッドユニット102(第1の実施の形態)に着脱固定部材334を設けた状態を示す図である。
図21に示すインクジェットヘッドユニット102では、スライド機構(スライダ313、スライドレール314)側にオス型のアリ溝336が設けられ、ベース部材315側にメス型のアリ溝337が設けられる。
図22は、先述のインクジェットヘッドユニット2102(第2の実施の形態)に着脱固定部材334を設けた状態を示す図である。
図22に示すインクジェットヘッドユニット2102では、スライド機構(下スライダ2313、下スライドレール2314)側にオス型のアリ溝336が設けられ、バー2315側にメス型のアリ溝337が設けられる。
図23は、1つの着脱固定部材334に複数のヘッドユニット本体を設けた状態を示す図である。
図21及び図22では、1つの着脱固定部材334に1つのヘッドユニット本体を設けるものとして説明したが、図19、図20、図23に示すように、1つの着脱固定部材334に複数の配列ヘッドユニット330を設けるようにしてもよい。
図23に示すインクジェットヘッドユニットでは、1つのオス型のアリ溝336に複数のスライド機構(配列ヘッドユニット330−1のスライド機構333−1及び配列ヘッドユニット330−2のスライド機構333−2)が設けられ、他部材335側にメス型のアリ溝337が設けられる。
図24は、着脱固定部材334のアリ溝336とアリ溝337とを横位置に装着した状況を示す図である。
図21及び図22等では、着脱固定部材334のアリ溝336とアリ溝337とは互いに上下位置に装着するものとして説明したが、これに限られない。
図24に示す着脱固定部材334に示すように、アリ溝336とアリ溝337とを互いに横位置に装着するようにしてもよい。
一般に、スライド機構333には、図19及び図20に示すように、メモリスケール等の計測装置339が付設されるが、スライド機構333の分解あるいは組立を行う場合、また、スライド機構333のスライド部とスライドレール部を個別に製作する場合、精度維持が困難となる可能性がある。さらに、交換時にメモリスケールに傷等がついて精度維持が図れない可能性もある。
また、一般に、スライド機構333には、図19及び図20に示すように、アクチュエータ等の駆動装置340が付設されるが、駆動装置340は、配列ヘッドユニット330側及び他部材側335の両側に連結されるので、スライド機構333の分解あるいは組立を行う場合、駆動装置340についても取り外しあるいは接続を行う必要があり、作業負担等が増大する。
一方、図17〜図24について上述したように、第3の実施の形態では、着脱固定部材334を介して、配列ヘッドユニット330の他部材335への装着あるいは取り外しを行う。
従って、パターン形成装置は、配列ヘッドユニット330の装着あるいは取り外しの際、スライド機構333の分解あるいは組立(スライダとスライドレールの着脱等)、駆動装置340の接続解除あるいは接続等を行う必要がなく、スライド機構333の精度維持を図ると共に作業負担等を軽減することができる。
尚、着脱固定部材334として、上述のアリ溝機構の他に、LMガイド等のスライド機構を用いることもできる。
図25は、着脱固定部材334aの一態様を示す正面図である。
図26は、着脱固定部材334bの一態様を示す正面図である。
図25は、図17に示すアリ溝機構を有する着脱固定部材334に代えて、スライド機構(スライダ351及びスライドレール352)及び結合部材353を有する着脱固定部材334aを用いたものである。
図26は、図17に示すアリ溝機構を有する着脱固定部材334に代えて、スライド機構(スライダ351及びスライドレール352)を有する着脱固定部材334bを用いたものである。
着脱固定部材334aあるいは着脱固定部材334bのスライダ351及びスライドレール352を結合あるいは分離することにより、配列ヘッドユニット330を他部材335に対して装着したり取り外したりすることができる。
また、着脱固定部材334a及び着脱固定部材334bにおいて、装着時は、前後方向に抜けないようにするために、スライダ351がスライドレール352上を動かないように固定される。
尚、着脱固定部材334a、着脱固定部材334bと、スライド機構333との間の固定に関しては、図25に示すように、着脱固定部材334aのスライドレール352とスライド機構333のスライドレール354とを結合部材353を介して結合して固定してもよいし、図26に示すように、着脱固定部材334bのスライドレール352とスライド機構333のスライドレール354とを背中合わせに直接結合して固定するようにしてもよい。
図27は、先述のインクジェットヘッドユニット102(第1の実施の形態)に着脱固定部材334aを設けた状態を示す図である。
図27に示すインクジェットヘッドユニット102では、スライド機構(スライダ313、スライドレール314)側に結合部材353を介して着脱固定部材334aのスライドレール352が設けられ、ベース部材315側に着脱固定部材334aのスライダ351が設けられる。従って、スライド機構が2段になる。
図28は、先述のインクジェットヘッドユニット2102(第2の実施の形態)に着脱固定部材334aを設けた状態を示す図である。
図28に示すインクジェットヘッドユニット2102では、スライド機構(下スライダ2313、下スライドレール2314)側に結合部材353を介して着脱固定部材334aのスライドレール352が設けられ、バー2315側に着脱固定部材334aのスライダ351が設けられる。従って、スライド機構が3段になる。
次に、図29〜図34を参照しながら、本発明の第4の実施の形態に係るパターン形成装置等について説明する。
図29は、パターン形成装置3000の概略斜視図である。
尚、θ軸は鉛直方向回転軸を示し、θ方向はその回転方向を示す。Y軸は塗布幅方向を示し、X軸は塗布方向を示し、θ軸、Y軸、X軸は、互いに直角をなす。
図29に示すパターン形成装置3000は、複数のインクジェットヘッドユニット3001−1、3001−2、吸着テーブル103、アライメントカメラ104、θ軸移動ステージ105、X軸移動ステージ107等により構成される。
インクジェットヘッドユニット3001−1、3001−2は、それぞれ、回転機構3002−1、3002−2を介して、Y軸移動機構3003−1、3003−2及びガントリ3004−1、3004−2に設けられる。
尚、吸着テーブル103、アライメントカメラ104、θ軸移動ステージ105、X軸移動ステージ107は、図1及び図13に示すものと同様のものである。
パターン形成装置3000は、回転機構3002−1、3002−2、Y軸移動機構3003−1、3003−2により、インクジェットヘッドユニット3001−1、3001−2を個別に回転動作させたり、個別にY軸移動させることことができる。
図30〜図32は、パターン形成装置3000のインクジェットヘッドユニットを下方向から見た図である。
図30〜図32に示すように、インクジェットヘッドユニット3001−1、3001−2は、それぞれ、1つのベース部材に5個のインクジェットヘッド201が設けられる。インクジェットヘッド201は、複数のノズル孔203を有する。
尚、個々のインクジェットヘッドユニット3001−1、3001−2としては、先述のインクジェットヘッドユニット102(第1の実施の形態)、インクジェットヘッドユニット2102(第2の実施の形態)等を用いることができる。
また、インクジェットヘッドユニット3001−1、3001−2は、それぞれ、旋回及びY軸移動した場合にも干渉しない程度に離れた場所に取り付けられる。
図31に示すように、ノズル孔間ピッチ206(B)とパターン間ピッチが一致する場合、パターン形成装置3000は、ノズル孔間ピッチ206(B)とユニット間ピッチ3005(ΔY)とが一致するように、すなわち、(パターン間ピッチ)=ΔY=B、となるように、インクジェットヘッドユニット3001−1、3001−2をY軸移動させる。
図32に示すように、ノズル孔間ピッチ206(B)がパターン間ピッチより広い場合、パターン形成装置3000は、(パターン間ピッチ)=ΔY=B×cosθ、となるようにインクジェットヘッドユニット3001−1、3001−2を回転及びY軸移動させる。
尚、ユニット間ピッチ3005(ΔY)は、インクジェットヘッドユニット3001−1の最端のノズル孔203−1とインクジェットヘッドユニット3001−2の最端のノズル孔203−2との距離のY軸方向成分の大きさである。
また、パターン間ピッチは、塗布対象の基板上に形成するパターンのY軸方向の間隔を示す。
このように、パターン形成装置3000は、インクジェットヘッドユニット3001−1、3001−2をそれぞれ個別にY軸移動及び回転させて、Y軸方向及びθ方向の位置決めを行う。パターン形成装置3000は、インクジェットヘッドユニット3001−1、3001−2にそれぞれ5個のインクジェットヘッドを備えるが、これらをあたかも10個のインクジェットヘッドによる幅広のインクジェットヘッドユニットとして動作させることができる。
尚、当然ながらインクジェットヘッドユニット3001−1、3001−2を個々に動作させて使用してもよい。
図33は、パターン形成装置3100のインクジェットヘッドユニット3101を下方向から見た図である(回転角0)。
図34は、パターン形成装置3100のインクジェットヘッドユニット3101を下方向から見た図である(回転角θ)。
図33及び図34に示すパターン形成装置3100は、1つのガントリ3104に1つのインクジェットヘッドユニット3101を備え、当該1のインクジェットヘッドユニット3101は、10個のインクジェットヘッド201を有する。
図33及び図34のパターン形成装置3100は、図29〜図32のパターン形成装置3000と同様の基板サイズに対応可能である。
しかしながら、パターン形成装置3100は、全てのインクジェットヘッドが1つのインクジェットヘッドユニットに設けられるため、パターン形成装置3000と比較して、インクジェットヘッドユニットの大きさ、重量が大きくなる。
従って、パターン形成装置3100では、所定の位置決め精度(例えば、数μmレベル)が要求される場合、インクジェットヘッドユニットの支持部材を堅牢にし、ガントリの剛性を高め、かつ、位置決め用のアクチュエータの容量も大きくする必要があり、装置の製作費用が高騰するだけでなく、所望の位置決め精度が得られない可能性がある。
一方、図29〜図32について上述したように、本発明の第4の実施の形態に係るパターン形成装置3000は、別々のガントリにそれぞれ複数のインクジェットヘッドユニットを備え、これらを個々に位置決め(Y軸移動及び回転)することができるので、より大きな基板サイズに対応するためにより多くのインクジェットヘッドが必要な場合であっても、高精度に位置決めが可能であり、装置製作に係る費用を低減することができる。
また、複数のインクジェットヘッドユニットを個別に動作可能に設けることにより、1つのインクジェットヘッドユニットが動作不能に陥った場合であっても、他のインクジェットヘッドユニットを動作させることにより、装置全体が使用不要となることを防止することができる(バックアップ機能)。
また、図29〜図32では、パターン形成装置3000は、2つのガントリ及び2つのインクジェットヘッドユニットを備えるものとして説明したが、3つ以上のガントリ及び3つ以上のインクジェットヘッドユニットにより、パターン形成装置を構成するようにしてもよい。当然ながら、図33及び図34に示すように、1つのガントリ及び1つのインクジェットヘッドユニットによりパターン形成装置3100を構成することもできる。さらに、1つのガントリに対して1つのインクジェットヘッドユニットのみを設けるだけでなく、1つのガントリに対して複数のインクジェットヘッドユニットを設けるようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかるパターン形成装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明にかかるパターン形成装置等に関し、第1の実施の形態〜第4の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態を適宜組み合わせてパターン形成装置等を構成することも当然可能である。
図35は、インクジェットヘッドユニット4001の平面図である。
図36は、インクジェットヘッドユニット4001の斜視図である。
図35に示すインクジェットヘッドユニット4001は、ベース部材(バー)4315に1つの配列ヘッドユニット4301が設けられる。配列ヘッドユニット4301は、1つのインクジェットヘッド4311及び1つの位置決めブロック4312を有する。配列ヘッドユニット4301には、第1の実施の形態及び第2の実施の形態で説明した、当て止め機構4321、押し付け機構4322、スライドレール4314等が設けられる。
先述の説明では、ベース部材あるいはバーには、主として、複数の配列ヘッドユニットが設けられるものとして説明したが(図4、図15等)、図35及び図36に示すように、ベース部材(バー)4315に1つの配列ヘッドユニット4301を設けるようにしてもよい。
また、先述の説明では、配列ヘッドユニットは、主として、複数のインクジェットヘッド及び位置決めブロックが隣接配置されて構成されるものとして説明したが(図4、図15等)、図35及び図36に示すように、配列ヘッドユニット4301を1つのインクジェットヘッド4311及び位置決めブロック4312により構成するようにしてもよい。
また、1つのベース、1つのバー等には、1つの位置決めブロックを設けるようにしてもよいし、複数の位置決めブロックを設けるようにしてもよい。また、複数の位置決めブロックをベース、バー等に設ける場合、1つずつ平行に配置してもよいし、複数の位置決めブロックを隣接配置してもよいし、複数の位置決めブロックを隣接配置したものをそれぞれ平行に配置してもよいし、これらを組合せ、1つの位置決めブロックと複数の位置決めブロックを隣接配置したものをそれぞれ平行に配置してもよい。
尚、位置決めブロック(精密ブロック)は、当て止め面を形成するものとして説明したが、位置決めネジ(精密ネジ)を埋め込み、当て止め位置を任意に調整可能にしてもよい。
また、各インクジェットヘッドの位置決めは、パターン形成装置にインクジェットヘッドユニットを装着後、パターン形成装置に設けられるカメラによりインクジェットヘッドの撮像を行い、画像処理を行うようにしてもよい。この場合、パターン形成装置上でインクジェットヘッドの位置調整を行うことができる。
また、各配列ヘッドユニット、各ヘッド列の列方向の相対位置決めは、パターン形成装置に備える計測機構(計測スケール等)を用いて行うようにしてもよい。この場合、計測データに基づいて、人手によりネジを調整してもよいし、コンピュータ等の電子計算機等による自動制御により位置調整を行うようにしてもよい。
また、インクの吐出は、インクジェットヘッドに限られず、例えば、ディスペンサ等を用いることもできる。
パターン形成装置101の概略斜視図 複数のインクジェットヘッドの配列の説明図 インクジェットヘッドユニット102の外観斜視図 インクジェットヘッドユニット102の平面図 インクジェットヘッドユニット102の断面図 位置決めブロック及びインクジェットヘッドの斜視図 位置決めブロック及びインクジェットヘッドの断面図 インクジェットヘッドの固定治具取付を示す斜視図 配列ヘッドユニット、ノズル孔位置、パターン位置(画素の並び)の関係図 配列ヘッドユニット、ノズル孔位置、パターン位置(画素の並び)の関係図 配列ヘッドユニットの位置調整を示す斜視図 パターン形成装置101の動作の一態様を示すフローチャート パターン形成装置2101の概略斜視図 インクジェットヘッドユニット2102の外観斜視図 インクジェットヘッドユニット2102の平面図 インクジェットヘッドユニット2102の断面図 配列ヘッドユニット330の断面図 着脱固定部材334の一態様を示す正面図 配列ヘッドユニット330を他部材335に装着した状態を示す図 配列ヘッドユニット330と他部材335との着脱を示す図 インクジェットヘッドユニット102に着脱固定部材334を設けた状態を示す図 インクジェットヘッドユニット2102に着脱固定部材334を設けた状態を示す図 1つの着脱固定部材334に複数のヘッドユニット本体を設けた状態を示す図 着脱固定部材334のアリ溝336とアリ溝337とを横位置に装着した状況を示す図 着脱固定部材334aの一態様を示す正面図 着脱固定部材334bの一態様を示す正面図 インクジェットヘッドユニット102に着脱固定部材334aを設けた状態を示す図 インクジェットヘッドユニット2102に着脱固定部材334aを設けた状態を示す図 パターン形成装置3000の概略斜視図 パターン形成装置3000のインクジェットヘッドユニットを下方向から見た図 パターン形成装置3000のインクジェットヘッドユニットを下方向から見た図 パターン形成装置3000のインクジェットヘッドユニットを下方向から見た図 パターン形成装置3100のインクジェットヘッドユニット3101を下方向から見た図(回転角0) パターン形成装置3100のインクジェットヘッドユニット3101を下方向から見た図(回転角θ) インクジェットヘッドユニット4001の平面図 インクジェットヘッドユニット4001の斜視図 従来のインクジェット方式のパターン形成装置におけるインクジェットヘッドの配置及び位置決め方法 従来のインクジェット方式のパターン形成装置におけるインクジェットヘッドの配置及び位置決め方法
符号の説明
101………パターン形成装置
102………インクジェットヘッドユニット
103………吸着テーブル
104………アライメントカメラ
105………θ軸移動ステージ
106………Y軸移動ステージ
107………X軸移動ステージ
108………基板
301………配列ヘッドユニット、
302………取り付け座
303………回転機構
304………スライド機構
305………フレーム
311………インクジェットヘッド
312………位置決めブロック
313………スライダ
314………スライドレール
315………ベース部材
321………当て止め機構
322………押し付け機構
330………配列ヘッドユニット
331………インクジェットヘッド
332………位置決めブロック
333………スライド機構
334、334a、334b………着脱固定部材
335………他部材
336………アリ溝(オス型)
337………アリ溝(メス型)
338………固定ネジ
339………計測装置
340………駆動装置
601………インクジェットヘッド
602………位置決めブロック
603………ノズル孔
604………基準マーク
607………接着剤
803、1105………カメラ
2101………パターン形成装置
2102………インクジェットヘッドユニット
2301………配列ヘッドユニット、
2302………取り付け座
2303………回転機構
2304………スライド機構
2305………フレーム
2311………インクジェットヘッド
2312………位置決めブロック
2313………下スライダ
2314………下スライドレール
2315………バー
2316………上スライダ
2317………上スライドレール
2321………下当て止め機構
2322………下押し付け機構
2323………上当て止め機構
2324………上押し付け機構
2331………ボールネジ
2332………サーボモータ
3000………パターン形成装置
3001−1、3001−2………インクジェットヘッドユニット
3002−1、3002−2………回転機構
3003−1、3003−2………Y軸移動機構
3004−1、3004−2………ガントリ
3005………ユニット間ピッチ
3100………パターン形成装置
3101………インクジェットヘッドユニット
3104………ガントリ
4001………インクジェットヘッドユニット
4301………配列ヘッドユニット
4311………インクジェットヘッド
4312………位置決めブロック
4314………スライドレール
4315………ベース部材(バー)
4321………当て止め機構
4322………押し付け機構

Claims (31)

  1. 基板上にインクを塗布してパターンを形成するパターン形成装置であって、
    ヘッド毎に設けられ位置決めを行う位置決め部と、
    1つの位置決め部が配列ヘッドユニットを形成し、または、複数の位置決め部が隣接配置されて配列ヘッドユニットを形成し、1列または複数列の前記配列ヘッドユニットが設けられるベースと、
    前記位置決め部及び前記ベース間に設けられる摺動手段と、
    前記ベースにおいて前記位置決め部の位置調整を行う位置調整手段と、
    を具備することを特徴とするパターン形成装置。
  2. 前記位置調整手段は、前記位置決め部の摺動方向端部を当て止めして位置調整を行う当て止め手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のパターン形成装置。
  3. 前記位置調整手段は、前記位置決め部の一方の摺動方向端部を当て止めする当て止め手段と他方の摺動方向端部を押し付ける押し付け手段とを具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパターン形成装置。
  4. 前記位置決め部は、前記ベースに着脱可能であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  5. 前記摺動手段は、前記ベースに設けられるスライドレール及び前記位置決め部に設けられ前記スライドレールに着脱可能であるスライドブッシュにより構成されることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  6. 基板上にインクを塗布してパターンを形成するパターン形成装置であって、
    ヘッド毎に設けられ位置決めを行う位置決め部と、
    1つの位置決め部が配列ヘッドユニットを形成し、または、複数の位置決め部が隣接配置されて配列ヘッドユニットを形成し、1列または複数列の前記配列ヘッドユニットが設けられる第1ベースと、
    1つまたは複数の第1ベースが設けられる第2ベースと、
    前記位置決め部及び前記第1ベース間に設けられる第1摺動手段と、
    前記第1ベース及び前記第2ベース間に設けられる第2摺動手段と、
    前記第1ベースにおいて前記位置決め部の位置調整を行う第1位置調整手段と、
    前記第2ベースにおいて前記第1ベースの位置調整を行う第2位置調整手段と、
    を具備することを特徴とするパターン形成装置。
  7. 前記第1位置調整手段は、前記位置決め部の摺動方向端部を当て止めして位置調整を行う第1当て止め手段を具備することを特徴とする請求項6に記載のパターン形成装置
  8. 前記第1位置調整手段は、前記位置決め部の一方の摺動方向端部を当て止めする第1当て止め手段と他方の摺動方向端部を押し付ける第1押し付け手段とを具備することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のパターン形成装置。
  9. 前記第2位置調整手段は、前記第1ベースの摺動方向端部を当て止めして位置調整を行う第2当て止め手段を具備することを特徴とする請求項6から請求項8までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  10. 前記第2位置調整手段は、前記第1ベースの一方の摺動方向端部を当て止めする第2当て止め手段と他方の摺動方向端部を押し付ける第2押し付け手段とを具備することを特徴とする請求項6から請求項9までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  11. 前記第2位置調整手段は、前記第1ベースを直線駆動させる直線駆動手段を具備することを特徴とする請求項6から請求項10までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  12. 前記位置決め部が前記第1ベースに着脱可能であるか、あるいは、前記第1ベースが前記第2ベースに着脱可能であるか、少なくともいずれかであることを特徴とする請求項6から請求項11までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  13. 前記第1摺動手段は、前記第1ベースに設けられるスライドレール及び前記位置決め部に設けられ前記スライドレールに着脱可能であるスライドブッシュにより構成されることを特徴とする請求項6から請求項12までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  14. 前記第2摺動手段は、前記第2ベースに設けられるスライドレール及び前記第1ベースに設けられ前記スライドレールに着脱可能であるスライドブッシュにより構成されることを特徴とする請求項6から請求項13までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  15. 前記第1摺動手段の摺動範囲は、前記第2摺動手段の摺動範囲より小さいことを特徴とする請求項6から請求項14までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  16. 前記第1ベースは、複数列の位置決め部が平行に設けられることを特徴とする請求項6から請求項15までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  17. 基板上にインクを塗布してパターンを形成するパターン形成装置であって、
    1つまたは複数のヘッドが設けられる1つまたは複数のベースと、
    前記ベースを個別に回転させる回転手段と、
    前記ベースを個別に平行移動させる平行移動手段と、
    を具備することを特徴とするパターン形成装置。
  18. 前記ベースを1つまたは複数備え、
    前記ベースを個別に回転させる回転手段と、
    前記ベースを個別に平行移動させる平行移動手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  19. 前記第2ベースを1つまたは複数備え、
    前記第2ベースを個別に回転させる回転手段と、
    前記第2ベースを個別に平行移動させる平行移動手段と、
    を具備することを特徴とする請求項6から請求項16までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  20. 1つまたは複数のヘッドから構成され基板上にインクを塗布してパターンを形成するヘッドユニットであって、
    ヘッド毎に設けられ位置決めを行う位置決め部と、
    1つの位置決め部が配列ヘッドユニットを形成し、または、複数の位置決め部が隣接配置されて配列ヘッドユニットを形成し、1列または複数列の前記配列ヘッドユニットが設けられるベースと、
    前記位置決め部及び前記ベース間に設けられる摺動手段と、
    前記ベースにおいて前記位置決め部の位置調整を行う位置調整手段と、
    を具備することを特徴とするヘッドユニット。
  21. 1つまたは複数のヘッドから構成され基板上にインクを塗布してパターンを形成するヘッドユニットであって、
    ヘッド毎に設けられ位置決めを行う位置決め部と、
    1つの位置決め部が配列ヘッドユニットを形成し、または、複数の位置決め部が隣接配置されて配列ヘッドユニットを形成し、1列または複数列の前記配列ヘッドユニットが設けられる第1ベースと、
    1つまたは複数の第1ベースが設けられる第2ベースと、
    前記位置決め部及び前記第1ベース間に設けられる第1摺動手段と、
    前記第1ベース及び前記第2ベース間に設けられる第2摺動手段と、
    前記第1ベースにおいて前記位置決め部の位置調整を行う第1位置調整手段と、
    前記第2ベースにおいて前記第1ベースの位置調整を行う第2位置調整手段と、
    を具備することを特徴とするヘッドユニット。
  22. 1つまたは複数のヘッドから構成され基板上にインクを塗布してパターンを形成するヘッドユニットであって、
    ヘッド毎に設けられ位置決めを行う位置決め部と、
    少なくとも1つの前記位置決め部を摺動させる摺動手段と、
    少なくとも1つの前記摺動手段を他部材に着脱可能に固定する着脱固定手段と、
    前記位置決め部の位置調整を行う位置調整手段と、
    を具備することを特徴とするヘッドユニット。
  23. 前記着脱固定手段は、アリ溝機構を有することを特徴とする請求項22に記載のヘッドユニット。
  24. 前記着脱固定手段は、スライド機構を有することを特徴とする請求項22に記載のヘッドユニット。
  25. 前記ベースと前記摺動手段とを着脱可能に固定する着脱固定手段を具備することを特徴とする請求項20に記載のヘッドユニット。
  26. 前記第1ベースと前記第1摺動手段とを着脱可能に固定する、あるいは、前記第2ベースと前記第2摺動手段とを着脱可能に固定する、着脱固定手段を具備することを特徴とする請求項21に記載のヘッドユニット。
  27. 前記ベースと前記摺動手段とを着脱可能に固定する着脱固定手段を具備することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  28. 前記第1ベースと前記第1摺動手段とを着脱可能に固定する、あるいは、前記第2ベースと前記第2摺動手段とを着脱可能に固定する、着脱固定手段を具備することを特徴とする請求項6から請求項16までのいずれかに記載のパターン形成装置。
  29. ベースに設けられヘッド毎に位置決めを行う位置決め治具であって、
    前記ベースに設けられるスライドレールに着脱可能なスライドブッシュを具備することを特徴とする位置決め治具。
  30. 位置決め用の当て止め面を有することを特徴とする請求項29に記載の位置決め治具。
  31. 位置決め用の当て止め位置を調整する位置決めネジを有することを特徴とする請求項29または請求項30に記載の位置決め治具。
JP2004366843A 2003-12-17 2004-12-17 パターン形成装置、ヘッドユニット Expired - Fee Related JP4679895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004366843A JP4679895B2 (ja) 2003-12-17 2004-12-17 パターン形成装置、ヘッドユニット

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003418979 2003-12-17
JP2003418976 2003-12-17
JP2004198042 2004-07-05
JP2004366843A JP4679895B2 (ja) 2003-12-17 2004-12-17 パターン形成装置、ヘッドユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006043682A true JP2006043682A (ja) 2006-02-16
JP4679895B2 JP4679895B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=36022845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004366843A Expired - Fee Related JP4679895B2 (ja) 2003-12-17 2004-12-17 パターン形成装置、ヘッドユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4679895B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136879A (ja) * 2004-11-04 2006-06-01 Applied Materials Inc 独立した横方向の動きをすることができるインクジェット・ヘッドを有するインクジェット・ヘッド支持体のための装置及び方法
JP2006205004A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Dainippon Printing Co Ltd パターン形成装置、ヘッドユニット、ヘッドの位置決め方法
JP2007090250A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toppan Printing Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
JP2007244941A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Toppan Printing Co Ltd インクジェット塗工装置
WO2007123148A1 (ja) * 2006-04-21 2007-11-01 Sharp Kabushiki Kaisha 欠陥修復装置、欠陥修復方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007319858A (ja) * 2007-08-20 2007-12-13 Sharp Corp 欠陥修復装置、欠陥修復方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2008155138A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 塗布装置
JP2008171001A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Applied Materials Inc 共通軸周囲を回転可能な複数のプリントヘッドを用いて、処理量を増加するための方法、装置及びシステム
JP2009160501A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Toshiba Corp 液滴噴射塗布装置の製造方法
JP2010125369A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Konica Minolta Holdings Inc 描画装置及び描画装置におけるヘッドユニットへのヘッドの取り付け方法
WO2010100928A1 (ja) * 2009-03-06 2010-09-10 株式会社アルバック インクジェット用塗布ヘッドの回転調整装置
WO2013015093A1 (ja) * 2011-07-27 2013-01-31 住友重機械工業株式会社 基板製造装置
JP2013031840A (ja) * 2011-07-29 2013-02-14 Semes Co Ltd 基板処理装置及び方法
JP2013102069A (ja) * 2011-11-09 2013-05-23 Sumitomo Heavy Ind Ltd 薄膜塗布装置
JP2015066501A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 株式会社Screenホールディングス 塗布装置
KR20160127640A (ko) * 2015-04-27 2016-11-04 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 막형성장치
CN108097532A (zh) * 2016-11-25 2018-06-01 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种自动涂胶机构
CN108480139A (zh) * 2018-05-29 2018-09-04 天津爱码信自动化技术有限公司 一种智能涂布刻印机
CN108857257A (zh) * 2018-09-05 2018-11-23 苏州市冯氏钣金有限公司 一种应用于水箱焊接作业的滑块式定位装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08118670A (ja) * 1994-10-28 1996-05-14 Oki Data:Kk インクジェット記録装置
JPH09300664A (ja) * 1996-05-15 1997-11-25 Canon Inc カラーフィルタの製造方法及び製造装置及びカラーフィルタ及び表示装置及びこの表示装置を備えた装置及びプリント方法
JPH1177397A (ja) * 1997-08-28 1999-03-23 Shunichi Kato 加工装置
JPH11207533A (ja) * 1998-01-27 1999-08-03 Ricoh Co Ltd 部品組立方法及び装置
JP2001330720A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Canon Inc ヘッドユニット、該ヘッドユニットを備えたカラーフィルタの製造装置、その製造方法、カラーフィルタを備えた表示装置の製造方法及び該表示装置を具備した装置の製造方法
JP2002082216A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Canon Inc カラーフィルタ製造装置及び該装置のノズル位置調整方法
JP2002228822A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Canon Inc カラーフィルタ製造装置及び該装置のインクジェットヘッド位置調整方法
JP2005205883A (ja) * 2004-01-19 2005-08-04 Samsung Electronics Co Ltd インクジェットプリンティング装置及びヘッド位置調節方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08118670A (ja) * 1994-10-28 1996-05-14 Oki Data:Kk インクジェット記録装置
JPH09300664A (ja) * 1996-05-15 1997-11-25 Canon Inc カラーフィルタの製造方法及び製造装置及びカラーフィルタ及び表示装置及びこの表示装置を備えた装置及びプリント方法
JPH1177397A (ja) * 1997-08-28 1999-03-23 Shunichi Kato 加工装置
JPH11207533A (ja) * 1998-01-27 1999-08-03 Ricoh Co Ltd 部品組立方法及び装置
JP2001330720A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Canon Inc ヘッドユニット、該ヘッドユニットを備えたカラーフィルタの製造装置、その製造方法、カラーフィルタを備えた表示装置の製造方法及び該表示装置を具備した装置の製造方法
JP2002082216A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Canon Inc カラーフィルタ製造装置及び該装置のノズル位置調整方法
JP2002228822A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Canon Inc カラーフィルタ製造装置及び該装置のインクジェットヘッド位置調整方法
JP2005205883A (ja) * 2004-01-19 2005-08-04 Samsung Electronics Co Ltd インクジェットプリンティング装置及びヘッド位置調節方法

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136879A (ja) * 2004-11-04 2006-06-01 Applied Materials Inc 独立した横方向の動きをすることができるインクジェット・ヘッドを有するインクジェット・ヘッド支持体のための装置及び方法
JP2006205004A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Dainippon Printing Co Ltd パターン形成装置、ヘッドユニット、ヘッドの位置決め方法
JP2007090250A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toppan Printing Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
JP2007244941A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Toppan Printing Co Ltd インクジェット塗工装置
WO2007123148A1 (ja) * 2006-04-21 2007-11-01 Sharp Kabushiki Kaisha 欠陥修復装置、欠陥修復方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US8196543B2 (en) 2006-04-21 2012-06-12 Sharp Kabushiki Kaisha Defect repairing apparatus, defect repairing method, program, and computer-readable recording medium
JP4737685B2 (ja) * 2006-12-25 2011-08-03 大日本スクリーン製造株式会社 塗布装置
JP2008155138A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 塗布装置
JP2008171001A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Applied Materials Inc 共通軸周囲を回転可能な複数のプリントヘッドを用いて、処理量を増加するための方法、装置及びシステム
JP4598036B2 (ja) * 2007-08-20 2010-12-15 シャープ株式会社 欠陥修復装置、欠陥修復方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007319858A (ja) * 2007-08-20 2007-12-13 Sharp Corp 欠陥修復装置、欠陥修復方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2009160501A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Toshiba Corp 液滴噴射塗布装置の製造方法
JP2010125369A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Konica Minolta Holdings Inc 描画装置及び描画装置におけるヘッドユニットへのヘッドの取り付け方法
WO2010100928A1 (ja) * 2009-03-06 2010-09-10 株式会社アルバック インクジェット用塗布ヘッドの回転調整装置
CN102159328A (zh) * 2009-03-06 2011-08-17 株式会社爱发科 喷墨用涂布头的转动调节装置
JPWO2010100928A1 (ja) * 2009-03-06 2012-09-06 株式会社アルバック インクジェット用塗布ヘッドの回転調整装置
US8348384B2 (en) 2009-03-06 2013-01-08 Ulvac, Inc. Rotational adjustment apparatus for inkjet coating head
JP5653523B2 (ja) * 2011-07-27 2015-01-14 住友重機械工業株式会社 基板製造装置
WO2013015093A1 (ja) * 2011-07-27 2013-01-31 住友重機械工業株式会社 基板製造装置
JP2013031840A (ja) * 2011-07-29 2013-02-14 Semes Co Ltd 基板処理装置及び方法
JP2013102069A (ja) * 2011-11-09 2013-05-23 Sumitomo Heavy Ind Ltd 薄膜塗布装置
JP2015066501A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 株式会社Screenホールディングス 塗布装置
KR20160127640A (ko) * 2015-04-27 2016-11-04 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 막형성장치
KR101889599B1 (ko) * 2015-04-27 2018-08-17 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 막형성장치
CN108097532A (zh) * 2016-11-25 2018-06-01 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种自动涂胶机构
CN108480139A (zh) * 2018-05-29 2018-09-04 天津爱码信自动化技术有限公司 一种智能涂布刻印机
CN108480139B (zh) * 2018-05-29 2024-04-05 天津爱码信自动化技术有限公司 一种智能涂布刻印机
CN108857257A (zh) * 2018-09-05 2018-11-23 苏州市冯氏钣金有限公司 一种应用于水箱焊接作业的滑块式定位装置
CN108857257B (zh) * 2018-09-05 2024-03-15 苏州市冯氏智能科技有限公司 一种应用于水箱焊接作业的滑块式定位装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4679895B2 (ja) 2011-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4679895B2 (ja) パターン形成装置、ヘッドユニット
JP4679912B2 (ja) パターン形成装置、ヘッドユニット装置、ヘッドユニット制御方法
US6754551B1 (en) Jet print apparatus and method for printed circuit board manufacturing
JP2006224039A (ja) パターン形成装置、パターニング方法、基板処理装置、基板処理方法
JP2006240015A (ja) パターン形成装置、アライメント装置、基板処理装置、パターン形成方法、基板処理方法
JP2006258845A (ja) パターン形成装置、ヘッドの補正方法
JP4376606B2 (ja) パターン形成装置、パターン形成方法
US20110063368A1 (en) Multi inkjet head package, inkjet recording apparatus using the same, and method of aligning the same in inkjet recording apparatus
KR101656827B1 (ko) 멀티 헤드 프린팅 패드 장치를 포함한 패드 프린터 시스템
TW202026169A (zh) 單片化工件的對準
JP2006239976A (ja) パターン形成装置、位置補正方法
JP2006239570A (ja) パターン形成装置、位置決め装置、位置決め方法、及び吐出部
JP2006205004A (ja) パターン形成装置、ヘッドユニット、ヘッドの位置決め方法
KR101037607B1 (ko) 음각 스탬핑 방식의 오프셋 인쇄 장치 및 인쇄 시스템, 및 음각 스탬핑 방식의 오프셋 인쇄 방법
JP2006289229A (ja) パターン形成装置、ヘッド調整装置、パターン形成方法、ヘッド調整方法
JP4668546B2 (ja) 位置決め治具、パターン形成装置、ヘッドユニット
KR101037604B1 (ko) 양각 스탬핑 방식의 오프셋 인쇄 장치 및 인쇄 시스템, 및 양각 스탬핑 방식의 오프셋 인쇄 방법
KR101141806B1 (ko) 도포 장치와 그 도포 위치 보정 방법
JP2008044087A (ja) 位置決め装置、及び位置決め方法、並びにヘッドユニット組立装置、及びヘッドユニット組立方法
JP2005181476A (ja) パターン形成装置
JP2006239560A (ja) パターン形成装置、ヘッドユニット、ヘッドの調整方法
KR20190080442A (ko) 인쇄 헤드 조립체, 인쇄 장치 및 인쇄 헤드 정렬 방법
JP4765489B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP2007105568A (ja) ヘッドユニット、及びヘッド取付方法
JP2006223922A (ja) パターン形成装置、ヘッドユニット、ヘッドの調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4679895

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees