JP2008155138A - 塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布装置の複数のノズルのピッチを高精度に調整する。
【解決手段】複数のノズルから基板に向けて有機EL液を連続的に吐出して塗布する塗布装置において、ノズル取付部141に取り付けられた4本のノズルのうちの3本が、ノズル取付部141に対して副走査方向に個別に移動可能な可動ノズルとされており、ピッチ調整機構3により各可動ノズルが副走査方向に個別に順次移動されることにより、4本のノズルの副走査方向に関するピッチの調整が行われる。ノズルピッチの調整時には、各可動ノズル(例えば、第1ノズル17a)が、ノズル付勢機構33によりノズル当接部32に付勢された状態で当接部移動機構34により副走査方向に移動される。これにより、各可動ノズルの移動量を精度良く制御することができ、複数のノズルのピッチを高精度に調整することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、基板に流動性材料を塗布する塗布装置に関する。
従来より、有機EL(Electro Luminescence)材料を利用した有機EL表示装置の開発が行われており、例えば、高分子有機EL材料を用いたアクティブマトリックス駆動方式の有機EL表示装置の製造では、ガラス基板(以下、単に「基板」という。)に対して、TFT(Thin Film Transistor)回路の形成、陽極となるITO(Indium Tin Oxide)電極の形成、隔壁の形成、正孔輸送材料を含む流動性材料(以下、「正孔輸送液」という。)の塗布、加熱処理による正孔輸送層の形成、有機EL材料を含む流動性材料(以下、「有機EL液」という。)の塗布、加熱処理による有機EL層の形成、陰極の形成、および、絶縁膜の形成による封止が順次行われる。
有機EL表示装置の製造において、正孔輸送液または有機EL液を基板に塗布する装置の1つとして、特許文献1および特許文献2に示すように、流動性材料を連続的に吐出する複数のノズルを、基板に対して主走査方向および副走査方向に相対移動することにより、基板上の塗布領域に流動性材料をストライプ状に塗布する装置が知られている。
特許文献1および特許文献2の装置では、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)と互いに色が異なる3種類の有機EL材料をそれぞれ含む3種類の有機EL液が3本のノズルから吐出され、基板上の塗布領域に予め形成されている隔壁間の3つの溝に塗布される。当該装置では、3本のノズルが保持部材により一体的に保持されており、基板に垂直な支持軸を中心として当該保持部材を回動して3本のノズルの副走査方向におけるピッチを小さくすることにより、有機EL液の塗布ピッチを狭くすることができる。
特開2002−75640号公報 特開2003−10755号公報
ところで、このような装置では通常、ノズルのピッチ調整は作業員の手作業により行われ、調整結果の確認も作業員が塗布結果を直接目視することにより行われるが、高精度のピッチ調整は困難であることから、調整に要する作業時間および労力も多大なものとなっている。また、保持部材に対するノズルの取付誤差やノズルの製造誤差等によりノズルのピッチが不均一になっている場合、ピッチが均一になるように調整する必要があるが、特許文献1および特許文献2では、ピッチを均一化するための調整機構については開示されていない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、塗布装置の複数のノズルのピッチを高精度に調整することを主な目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板に流動性材料を塗布する塗布装置であって、基板を保持する基板保持部と、前記基板に向けて流動性材料を連続的に吐出する複数のノズルと、前記複数のノズルが取り付けられるノズル取付部と、前記基板の主面に平行な主走査方向に前記複数のノズルを前記ノズル取付部と共に前記基板に対して相対的に移動する主走査機構と、前記基板の前記主面に平行であって前記主走査方向に垂直な副走査方向に前記複数のノズルおよび前記ノズル取付部を前記基板に対して相対的に移動する副走査機構と、前記複数のノズルの全てまたは1つを除く他の全てである複数の可動ノズルを前記副走査方向に個別に移動することにより前記副走査方向に関して互いに隣接する2つのノズル間の各距離を調整するピッチ調整機構とを備え、前記ピッチ調整機構が、前記副走査方向の一方側から各可動ノズルに当接するノズル当接部と、前記副走査方向の他方側から前記各可動ノズルを前記ノズル当接部へと付勢するノズル付勢機構と、前記ノズル付勢機構により付勢されている前記各可動ノズルが当接する前記ノズル当接部の前記副走査方向の位置を調整する当接部移動機構とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の塗布装置であって、前記ノズル付勢機構により前記各可動ノズルに加えられる付勢力が、前記副走査方向における前記各可動ノズルの位置に関わらず一定である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の塗布装置であって、前記主走査機構および前記副走査機構により、前記複数のノズルおよび前記ノズル取付部が前記ピッチ調整機構から独立して移動する。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の塗布装置であって、前記ピッチ調整機構が、前記ノズル取付部を固定する取付部固定機構をさらに備える。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の塗布装置であって、前記取付部固定機構が、前記副走査方向の前記一方側から前記ノズル取付部に当接する第1固定部と、前記第1固定部、前記ノズル当接部および前記当接部移動機構が取り付けられる第1支持部と、前記副走査方向の前記他方側から前記ノズル取付部に当接する第2固定部と、前記第2固定部および前記ノズル付勢機構が取り付けられる第2支持部と、前記第1支持部を前記副走査方向に移動する第1移動機構と、前記第2支持部を前記副走査方向に移動する第2移動機構とを備える。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の塗布装置であって、前記各可動ノズルが、先端から流動性材料が吐出されるノズル本体と、前記ノズル本体が取り付けられるとともに前記ノズル取付部に形成された前記副走査方向に伸びる案内溝に保持されて前記案内溝に沿って移動可能とされるスライダとを備える。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の塗布装置であって、前記スライダの前記ノズル取付部に対する位置をロックするノズルロック部と、前記ノズルロック部を操作することにより前記スライダの位置のロックおよび前記ロックの解除を行うロック部操作機構とをさらに備える。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の塗布装置であって、前記ノズルロック部が、前記スライダの位置のロック時に前記スライダに当接する固定部材と、前記固定部材を前記スライダに向けて押圧することにより前記スライダを前記ノズル取付部に向けて付勢する押圧部とを備え、前記スライダの位置のロックが解除される際に、前記固定部材が、前記ノズル取付部と接触する支点を中心として前記スライダから離れる方向に傾けられる。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の塗布装置であって、前記複数の可動ノズル、前記複数のノズルから吐出されて基板に塗布された流動性材料のパターン、または、前記複数のノズルから吐出される流動性材料の複数の液柱の観察に利用される光学系をさらに備える。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の塗布装置であって、前記光学系を介して前記複数の可動ノズル、前記流動性材料の前記パターン、または、前記流動性材料の前記複数の液柱の画像を取得する撮像部と、前記画像から前記副走査方向に関して互いに隣接する2つのノズル間の各距離を検出するピッチ検出部とをさらに備える。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の塗布装置であって、前記ピッチ検出部の検出結果に基づいて、前記ピッチ調整機構の前記当接部移動機構を制御する調整機構制御部をさらに備える。
請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の塗布装置であって、前記流動性材料が、平面表示装置用の画素形成材料を含む。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の塗布装置であって、前記画素形成材料が、有機EL表示装置用の有機EL材料または正孔輸送材料である。
本発明では、複数のノズルのピッチを高精度に調整することができる。請求項2および4の発明では、複数のノズルのピッチをより高精度に調整することができる。請求項3の発明では、主走査機構および副走査機構により移動する部位を小型化することができる。
請求項5および6の発明では、複数のノズルのピッチを容易に調整することができる。請求項7および8の発明では、ピッチ調整時における可動ノズルの位置のロック解除およびロックを迅速に行うことができる。
請求項9の発明では、複数のノズルのピッチを高精度に検出することができる。請求項10の発明では、複数のノズルのピッチ検出に要する時間を短縮することができる。請求項11の発明では、複数のノズルのピッチを自動的に調整することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る塗布装置1の構成を示す平面図であり、図2は塗布装置1の正面図である。塗布装置1は、平面表示装置用のガラス基板(以下、単に「基板」という。)9に画素形成材料を含む流動性材料を塗布する装置である。本実施の形態では、塗布装置1において、アクティブマトリックス駆動方式の有機EL(Electro Luminescence)表示装置用の基板9に、画素形成材料である有機EL材料および溶媒(例えば、メシチレン)を含む流動性材料(以下、「有機EL液」という。)が塗布される。
図2に示すように、塗布装置1は、基板9を保持する基板保持部11を備え、基板保持部11は内部にヒータによる加熱機構(図示省略)を備える。塗布装置1は、また、図1および図2に示すように、基板保持部11を基板9の主面に対して平行な所定の方向(すなわち、図1中のY方向であり、以下、「副走査方向」という。)に水平移動するとともに垂直方向(すなわち、Z方向)に向く軸を中心として回転する基板移動機構12、基板9上に形成されたアライメントマーク(図示省略)を撮像して検出するアライメントマーク検出部13、基板保持部11上の基板9に向けて4本のノズル17から有機EL液を連続的に吐出する吐出機構である塗布ヘッド14、塗布ヘッド14を基板9の主面に平行であって副走査方向に垂直な方向(すなわち、図1中のY方向に垂直なX方向であり、以下、「主走査方向」という。)に水平移動するヘッド移動機構15、および、主走査方向に関して基板保持部11の両側に設けられるとともに塗布ヘッド14からの有機EL液を受ける2つの受液部16を備える。塗布装置1は、また、塗布ヘッド14の4本のノズル17に同一種類の有機EL液を供給する流動性材料供給部、および、これらの構成を制御する制御部をさらに備える。
制御部は、通常のコンピュータと同様に、各種演算処理を行うCPU、実行されるプログラムを記憶したり演算処理の作業領域となるRAM、基本プログラムを記憶するROM、各種情報を記憶する固定ディスク、作業者に各種情報を表示するディスプレイ、および、キーボードやマウス等の入力部等を接続した構成となっている。図3は、制御部2のCPU等がプログラムに従って演算処理を行うことにより実現される機能を他の構成と共に示すブロック図であり、図3中のピッチ検出部21および調整機構制御部22が、CPU等により実現される機能に相当する。なお、これらの機能は複数台のコンピュータにより実現されてもよい。
図1に示す塗布ヘッド14では、4本のノズル17が、図1中のX方向(すなわち、主走査方向)に関して略直線状に離れて配列されるとともに図1中のY方向(すなわち、副走査方向)に僅かにずれて配置される。本実施の形態では、隣接する2本のノズル17の間の副走査方向に関する距離が、基板9の塗布領域91(図1中において破線で囲んで示す。)上に予め形成されている主走査方向に伸びる隔壁間のピッチ(以下、「隔壁ピッチ」という。)の3倍に等しくなるように調整される。ノズル17間の距離の調整方法については後述する。
図4および図5はそれぞれ、塗布ヘッド14を示す正面図および平面図である。図4および図5に示すように、塗布ヘッド14は、基板9(図1参照)に向けて有機EL液を連続的に吐出する4本のノズル(以下、4本のノズルを区別して説明する場合、(−X)側から順に「第1ノズル17a」、「第2ノズル17b」、「第3ノズル17c」、「第4ノズル17d」という。)、および、当該4本のノズルが取り付けられるノズル取付部141を備える。ノズル取付部141は、Y方向に略垂直な背板部1411、および、背板部1411の下端部(すなわち、(−Z)側の端部)に固定されるZ方向に略垂直な水平部1412を備える。
ノズル取付部141の水平部1412には、(−Y)側のエッジから(+Y)方向(すなわち、副走査方向)に伸びる3つの案内溝142が形成されており、当該3つの案内溝142には、第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dがそれぞれ取り付けられる。第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dはそれぞれ、先端から有機EL液が吐出される略円柱状のノズル本体171、および、ノズル本体171に垂直に取り付けられる板状のスライダ172を備え、当該スライダ172は、ノズル取付部141の案内溝142内に設けられたスライダ保持部143上に保持されて当該案内溝142に沿って移動可能とされる。このように、塗布ヘッド14では、第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dは、副走査方向に関して個別に移動可能な可動ノズルとなっている。
第1ノズル17aの(−X)側には、第1ノズル17aのスライダ172のノズル取付部141に対する位置をロックするノズルロック部173aが設けられ、第1ノズル17aの(−X)側には、第1ノズル17aのスライダ172が案内溝142から浮き上がることを防止するガイド板144が設けられる。ノズルロック部173aは、スライダ172の位置のロック時にスライダ172の上面(すなわち、(+Z)側の主面)に当接する固定部材1731、および、固定部材1731をスライダ172に向けて押圧することにより、スライダ172をノズル取付部141のスライダ保持部143に向けて付勢する押圧部1732を備える。
図6は、ノズルロック部173a近傍を拡大して示す左側面図である。図6では、図の理解を容易にするために、ノズルロック部173aの奥側に位置する第1ノズル17aの図示を省略している。図5および図6に示すように、ノズル取付部141の背板部1411には、当該背板部1411から(−Y)方向に突出するプランジャ1413が固定されており、プランジャ1413の(−Y)側の先端部は、固定部材1731に当接している。
図6に示すように、固定部材1731は、(+Y)側の側面にプランジャ1413が当接する略直方体状の固定部材本体1733、および、固定部材本体1733の(−Y)側の側面から(−Y)側へと突出する板状の庇部1734を備える。また、固定部材1731は、固定部材本体1733の下面(すなわち、(−Z)側の面)においてプランジャ1413近傍およびプランジャ1413から離れた部位(すなわち、(+Y)側および(−Y)側)にそれぞれ設けられた第1突起部1735および第2突起部1736を備える。第2突起部1736は、図4ないし図6に示すように、第1ノズル17aのスライダ172(図4参照)の上方において案内溝142(図5参照)に略平行に伸びる線状の突起部であり、第1突起部1735は、固定部材本体1733の下面において、X方向に関して第1ノズル17aから離れた部位(すなわち、(−X)側)の角部に設けられる点状の突起部である。第1突起部1735の下端部は、ノズル取付部141の水平部1412の上面から僅かに離間している。
押圧部1732は、固定部材1731の固定部材本体1733をZ方向に貫通するとともにノズル取付部141の水平部1412に固定される2つのボルト1737、および、2つのボルト1737のそれぞれの頭部と固定部材本体1733の上面との間に設けられる2つの弾性部材1738(本実施の形態では、コイルバネ)を備える。ボルト1737は、固定部材本体1733に形成された貫通穴に挿入されており、ボルト1737の外側面は当該貫通穴の内側面から離間している。
ノズルロック部173aでは、圧縮状態の弾性部材1738により、固定部材1731が第1ノズル17aのスライダ172(図4参照)に向けて押圧されている。これにより、固定部材1731の第2突起部1736が、Z方向に関してノズル取付部141の水平部1412の上面と等しい位置に位置するスライダ172の上面に当接し、当該スライダ172をスライダ保持部143(図4参照)に向けて付勢することにより、スライダ172のノズル取付部141に対する位置がロックされる(すなわち、第1ノズル17aがノズル取付部141に対して固定される。)。
ノズルロック部173aでは、固定部材1731の庇部1734が(+Z)方向に持ち上げられることにより、図6中に二点鎖線にて示すように、固定部材1731が、プランジャ1413の先端部との接触部を支点として、押圧部1732の弾性部材1738を圧縮しつつ僅かに傾けられる。このように、ノズル取付部141(のプランジャ1413)と接触する支点を中心として、固定部材1731がスライダ172から離れる方向に傾けられることにより、固定部材1731の第2突起部1736がスライダ172から離間し、スライダ172の位置のロックが解除される。ノズルロック部173aでは、固定部材1731がスライダ172から離間した状態において(−X)側に僅かに傾斜することがあるが、第1突起部1735がノズル取付部141の水平部1412に当接することにより、固定部材1731が過剰に傾斜してしまうことが防止される。
図4および図5に示すように、塗布ヘッド14では、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dの(−X)側に、上記ノズルロック部173aと同様の構造を有するノズルロック部173b,173dがそれぞれ設けられ、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dの(+X)側にガイド板144がそれぞれ設けられる。塗布ヘッド14では、ノズルロック部173a,173b,173dによる第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dのそれぞれのスライダ172のロックが解除されることにより、これら3本の可動ノズルの副走査方向へのそれぞれの移動が可能とされる。
一方、第3ノズル17cは、ノズル取付部141の水平部1412に移動不可能に固定される。換言すれば、塗布ヘッド14では、4本のノズルのうち1本を除く他の全てのノズルである可動ノズル(すなわち、第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17d)が、ノズル取付部141に対して副走査方向に個別に移動可能に取り付けられる。塗布装置1では、後述するノズル位置の調整時に、第3ノズル17cの位置を基準として他の3本の可動ノズルの位置が調整される。
図1に示す塗布装置1では、4本のノズル17がノズル取付部141(図4および図5参照)に固定された状態にて、ヘッド移動機構15により塗布ヘッド14が有機EL液を連続的に吐出しつつ主走査方向に移動し、塗布ヘッド14の主走査方向への移動が1回行われる毎に、基板移動機構12により基板9が副走査方向にステップ移動する。そして、ノズル17の基板9に対する主走査方向および副走査方向への相対移動が繰り返されることにより、基板9に有機EL液がストライプ状に塗布される。塗布装置1では、ヘッド移動機構15および基板移動機構12がそれぞれ、4本のノズル17をノズル取付部141と共に基板9に対して主走査方向および副走査方向に相対的に移動する主走査機構および副走査機構となる。
図1および図2に示すように、塗布装置1は、複数の可動ノズル(すなわち、第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17d)を副走査方向に個別に移動することにより副走査方向に関して互いに隣接する2つのノズル間の各距離(以下、「ノズル間距離」という。)を調整するピッチ調整機構3、ノズル17の副走査方向に関する位置を検出するノズル位置検出部4、並びに、ノズルロック部173a,173b,173dを操作することにより可動ノズルのスライダ172の位置のロックおよびロックの解除を行うロック部操作機構5をさらに備え、これらの構成も図3に示す制御部2により制御される。
塗布装置1では、ピッチ調整機構3、ノズル位置検出部4およびロック部操作機構5が、塗布ヘッド14の(+X)側において塗布ヘッド14とは個別に設けられており、4本のノズル17およびノズル取付部141(図4および図5参照)は、ヘッド移動機構15および基板移動機構12により、ピッチ調整機構3、ノズル位置検出部4およびロック部操作機構5から独立して移動する。換言すれば、ピッチ調整機構3、ノズル位置検出部4およびロック部操作機構5は、ヘッド移動機構15および基板移動機構12による基板9に対する塗布ヘッド14の相対移動から独立して配置される。
ノズル位置検出部4は、図2に示すように、複数のノズル17よりも(+Z)側に配置されて当該複数のノズル17の観察に利用される光学系41、および、光学系41を介して複数のノズル17の画像を順次取得する撮像部42(本実施の形態では、CCD(Charge Coupled Device)カメラ)を備える。本実施の形態では、撮像部42により1本の可動ノズル(すなわち、第1ノズル17a,第2ノズル17bおよび第4ノズル17dのいずれか)のスライダ172の上面、および、ノズル取付部141の水平部1412(図4および図5参照)の上面における当該スライダ172近傍の部位が撮像される。
そして、制御部2のピッチ検出部21(図3参照)により、撮像部42により取得された3本の可動ノズルの画像から、スライダ172および水平部1412の双方に設けられた目印の位置関係に基づいて、3本の可動ノズルのノズル取付部141に対する相対位置が求められ、各ノズル間距離が検出される。なお、塗布装置1では、必ずしも、スライダ172および水平部1412に目印が設けられる必要はなく、スライダ172の輪郭や水平部1412の案内溝142の輪郭等のうち、特徴的な部位の位置関係に基づいて可動ノズルの位置検出が行われてもよい。
図7は、ロック部操作機構5を示す左側面図である。図7では、塗布ヘッド14のノズル取付部141の一部、および、ノズルロック部173aも共に描いている。図7に示すように、ロック部操作機構5は、図7中のおよそY方向にロッド51を進退するシリンダ52、および、一方の端部がロッド51の(+Y)側の先端に取り付けられるクランクアーム53を備える。クランクアーム53のロッド51とは反対側の端部は、支柱54に設けられた回転軸55を中心として当該支柱54に回転可能に取り付けられている。
ロック部操作機構5では、シリンダ52のロッド51が(+Y)側に移動することにより、クランクアーム53が、回転軸55を中心として図7中における時計回りに所定の角度だけ回転して二点鎖線にて示す位置まで移動する。これにより、クランクアーム53の支柱54側の端部に設けられた解除部56が、ノズルロック部173aの固定部材1731の庇部1734に(−Z)側から当接し、庇部1734を(+Z)方向に向けて押圧する。その結果、固定部材1731が、図7中に二点鎖線にて示すように、プランジャ1413の先端部との接触部を支点として傾き、固定部材1731が第1ノズル17aのスライダ172(図4および図5参照)から離間してスライダ172のロックが解除される。
また、ロック部操作機構5では、シリンダ52のロッド51が(−Y)側に移動することにより、クランクアーム53がノズルロック部173aの固定部材1731から離間して元の位置まで戻る。これにより、当該固定部材1731が押圧部1732により(−Z)方向へと押圧され、スライダ172がノズル取付部141の水平部1412に向けて付勢される。その結果、第1ノズル17aのスライダ172のノズル取付部141に対する位置が再びロックされる。
塗布装置1では、図1および図2に示すヘッド移動機構15により塗布ヘッド14が主走査方向に移動することにより、1本の可動ノズル(すなわち、図4および図5に示す第1ノズル17a,第2ノズル17bおよび第4ノズル17dのいずれか)がロック部操作機構5の解除部56(図7参照)の(+Y)側に位置し、この状態で上述のようにロック部操作機構5が駆動されることにより、当該1本の可動ノズルのロック解除およびロックが行われる。
図8および図9は、ピッチ調整機構3を塗布ヘッド14と共にそれぞれ示す平面図および左側面図である。図8では、塗布ヘッド14の一部のみを描いており、また、図の理解を容易にするために、図4および図5に示すノズルロック部173aおよびガイド板144の図示を省略している。図9では、図の理解を容易にするために、ノズル取付部141および第1ノズル17aの一部を、第1ノズル17aの中心軸を含む断面にて示しており、図8に示す第1固定部311の(−X)側の第1当接部3111の図示を図9では省略している。
図8および図9に示すように、ピッチ調整機構3は、ノズル取付部141の水平部1412に(+Y)側および(−Y)側(すなわち、副走査方向の両側)から当接してノズル取付部141を固定する取付部固定機構31、第1ノズル17aに(−Y)側(すなわち、副走査方向の一方側)から当接するノズル当接部32、ノズル当接部32とは反対側(すなわち、第1ノズル17aの(+Y)側であり、副走査方向の他方側でもある。)から第1ノズル17aをノズル当接部32へと付勢するノズル付勢機構33、および、ノズル付勢機構33により付勢されている第1ノズル17aが当接するノズル当接部32の副走査方向の位置を調整する当接部移動機構34を備える。
取付部固定機構31は、塗布ヘッド14の(−Y)側において、ノズル取付部141の水平部1412に(−Y)側から当接する第1固定部311、第1固定部311が取り付けられる第1支持部312、および、第1支持部312を副走査方向に移動する第1移動機構313を備える。第1固定部311は、主走査方向に配列される2つの第1当接部3111を備え、主走査方向に関して当該2つの第1当接部3111の間において、ノズル当接部32および当接部移動機構34が第1支持部312に取り付けられている。
取付部固定機構31は、また、塗布ヘッド14の(+Y)側において、ノズル取付部141の水平部1412に(+Y)側から当接する第2固定部314、第2固定部314が取り付けられる第2支持部315、および、第2支持部315を副走査方向に移動する第2移動機構316を備える。第2固定部314は、主走査方向に配列される2つの第2当接部3141を備え、主走査方向に関して当該2つの第2当接部3141の間において、後述するノズル付勢機構33のロッド331およびエアシリンダ332が第2支持部315に取り付けられている。
当接部移動機構34は、第1ノズル17aのスライダ172の(−Y)側の側面に当接するノズル当接部32に接続されるマイクロメータ341、および、マイクロメータ341とカップリング342を介して接続されるステッピングモータ343を備える。ノズル付勢機構33は、ノズル取付部141の背板部1411に形成された貫通穴を介して第1ノズル17aのスライダ172の(+Y)側の側面に当接するロッド331、ロッド331をスライダ172に向けて押圧するエアシリンダ332、および、エアシリンダ332に接続されてエアシリンダ332内の圧力を制御するレギュレータ333を備える。
ピッチ調整機構3では、制御部2の調整機構制御部22(図3参照)により取付部固定機構31の第1移動機構313および第2移動機構316が駆動されることにより、第1支持部312が(+Y)方向へと移動し、第2支持部315が(−Y)方向へと移動する。これにより、第1固定部311および第2固定部314が、ノズル取付部141の水平部1412に(−Y)側および(+Y)側からそれぞれ当接し、ノズル取付部141が第1固定部311および第2固定部314に挟まれて固定される。
ピッチ調整機構3では、ノズル取付部141が固定された状態で、当接部移動機構34のステッピングモータ343、および、ノズル付勢機構33のエアシリンダ332が調整機構制御部22により駆動され、ノズル当接部32およびノズル付勢機構33のロッド331が第1ノズル17aに(−Y)側および(+Y)側からそれぞれ当接する。そして、当接部移動機構34によりノズル当接部32が(+Y)方向へと移動されることにより、第1ノズル17aがノズル付勢機構33によりノズル当接部32に付勢された状態で(+Y)方向へと移動する。
このとき、ノズル付勢機構33では、エアシリンダ332内の圧力が、ロッド331のエアシリンダ332に対する相対位置に関わらずレギュレータ333により一定に維持されるため、ノズル付勢機構33により第1ノズル17aに加えられる付勢力は、副走査方向における第1ノズル17aの位置に関わらず一定とされる。なお、第1ノズル17aを移動させる際には、第1ノズルロック部173a(図4ないし図6参照)によるロックは予め解除されている。
塗布装置1では、ノズル当接部32が所定の移動開始位置から(+Y)方向へと1方向にのみ移動しつつ第1ノズル17aの位置調整が行われる。万一、第1ノズル17aが所望の位置よりも(+Y)側まで移動してしまった場合には、ノズル当接部32を一旦、移動開始位置へと戻し、再び(+Y)方向へと移動しつつ第1ノズル17aの位置調整が行われる。ノズル当接部32が移動開始位置まで戻される際も、第1ノズル17aは、ノズル付勢機構33によりノズル当接部32に付勢されており、ノズル当接部32と共に(−Y)方向へと移動する。このように、第1ノズル17aを1方向のみに移動しつつ位置調整を行うことにより、ピッチ調整機構3のバックラッシ等による調整誤差が生じることを防止することができる。
図1および図2に示す塗布装置1では、ヘッド移動機構15により塗布ヘッド14が主走査方向に移動することにより、1本の可動ノズル(すなわち、図4および図5に示す第1ノズル17a,第2ノズル17bおよび第4ノズル17dのいずれか)がノズル当接部32とノズル付勢機構33との間に位置し、この状態で上述のように取付部固定機構31、ノズル付勢機構33および当接部移動機構34が駆動されることにより、当該1本の可動ノズルの副走査方向における位置の調整が行われる。
3本の可動ノズルの位置調整(すなわち、各ノズル間距離の調整)は、ノズル位置検出部4の撮像部42により取得された画像から制御部2のピッチ検出部21により検出された各ノズル間距離に基づいて(すなわち、ピッチ検出部21の検出結果に基づいて)、ピッチ調整機構3の当接部移動機構34が調整機構制御部22に制御されることにより順次行われる。
次に、塗布装置1における複数のノズルの副走査方向に関するピッチ(以下、「ノズルピッチ」という。)の調整の流れについて説明し、その後、塗布装置1による有機EL液の塗布の流れについて説明する。ノズルピッチが調整される際には、まず、ヘッド移動機構15により、塗布ヘッド14が図1および図2中の(+X)側において二点鎖線にて示す位置へと移動され、第1ノズル17a(図4および図5参照)がノズル位置検出部4の下方、かつ、ノズル当接部32とノズル付勢機構33との間の位置(以下、「調整位置」という。)に位置する。このとき、3本の可動ノズル(すなわち、第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17d)は、ノズルロック部173a,173b,173d(図4および図5参照)により、ノズル取付部141に対して固定されている。
続いて、制御部2によりノズル位置検出部4の撮像部42が制御されて第1ノズル17aおよびノズル取付部141の水平部1412が撮像され、取得された画像が制御部2のピッチ検出部21(図3参照)に送られる。塗布装置1では、ヘッド移動機構15により第2ノズル17bおよび第4ノズル17dが調整位置へと順次移動され、各ノズル17が順次撮像されて画像が取得される。取得された画像はピッチ検出部21に送られる。
ピッチ検出部21では、3本の可動ノズルの画像に基づいて各可動ノズルのノズル取付部141に対する相対位置が検出され、当該相対位置に基づいて第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dと第3ノズル17c(図4および図5参照)との間の副走査方向に関するそれぞれの距離が求められる。制御部2では、予め定められているノズルピッチ(上述のように、本実施の形態では隔壁ピッチの3倍に等しい距離であり、以下、「目標ノズルピッチ」という。)に基づいてノズル位置の調整が必要か否かが確認される。
第1ノズル17aと第3ノズル17cとの間の距離が目標ノズルピッチの2倍に等しく、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dと第3ノズル17cとの間のそれぞれの距離が目標ノズルピッチに等しい場合は、ノズル位置の調整が不要と判断されノズルピッチの調整作業が終了する。
逆に、ノズル位置の調整が必要であると判断された場合は、上述のように求められた各ノズル間距離に基づき、第3ノズル17cを基準として第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dの副走査方向における移動すべき量(以下、単に「移動量」という。)がピッチ検出部21により求められる。具体的には、第1ノズル17aの移動量は、第1ノズル17aと第3ノズル17cとの間の距離が目標ノズルピッチの2倍に等しくなるように求められ、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dの移動量は、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dと第3ノズル17cとの間のそれぞれの距離が目標ノズルピッチに等しくなるように求められる。以下では、3本の可動ノズル(すなわち、第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17d)の全てについて、ノズル位置の調整が必要であると判断されたものとして説明する。
3本の可動ノズルの移動量が求められると、ヘッド移動機構15により第1ノズル17aが調整位置へと移動される。続いて、制御部2の調整機構制御部22(図3参照)により、ピッチ調整機構3の取付部固定機構31(図8および図9参照)において第1移動機構313および第2移動機構316が制御され、第1固定部311および第2固定部314がノズル取付部141の水平部1412に(−Y)側および(+Y)側から当接することにより、ノズル取付部141が固定される。
次に、制御部2によりロック部操作機構5(図7参照)が駆動され、ノズルロック部173aによる第1ノズル17aのロックが解除されて第1ノズル17aが副走査方向に移動可能とされる。そして、調整機構制御部22により当接部移動機構34のステッピングモータ343が制御され、第1ノズル17aがノズル付勢機構33によりノズル当接部32に付勢された状態で、ピッチ検出部21により求められた移動量に従って(+Y)方向に移動される。第1ノズル17aの副走査方向への移動が終了すると、ロック部操作機構5が再び駆動され、第1ノズル17aの位置がノズルロック部173aによりロックされる。
その後、調整機構制御部22により取付部固定機構31の第1移動機構313および第2移動機構316が再び制御され、第1固定部311および第2固定部314がノズル取付部141の水平部1412から離れることにより、ノズル取付部141の固定が解除される。
第1ノズル17aの位置調整が終了すると、第1ノズル17aの調整時と同様に、第2ノズル17bが調整位置に移動され、取付部固定機構31によりノズル取付部141が再び固定される。続いて、ロック部操作機構5によりノズルロック部173bによる第2ノズル17bのロックが解除され、ノズル当接部32、ノズル付勢機構33および当接部移動機構34により、第2ノズル17bがピッチ検出部21により求められた移動量に従って(+Y)方向に移動された後、再びロック部操作機構5が駆動されて第2ノズル17bの位置がノズルロック部173bによりロックされる。また、取付部固定機構31では、ノズル取付部141の固定が解除される。
第2ノズル17bの位置調整が終了すると、第1ノズル17aおよび第2ノズル17bの調整時と同様に、第4ノズル17dの調整位置への移動、ノズル取付部141の固定、第4ノズル17dのロック解除、第4ノズル17dの(+Y)方向への移動、第4ノズル17dのロック、および、ノズル取付部141の固定解除が行われる。
このように、塗布装置1では、ピッチ検出部21により求められた移動量に従って、第3ノズル17cを除く全てのノズル(すなわち、全可動ノズル)が副走査方向に個別に順次移動されることによりノズルピッチの調整が行われる。本実施の形態では、ノズルピッチが120μm〜700μmの範囲で調整される。塗布ヘッド14では、第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dが個別に移動可能とされているため、第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17dと第3ノズル17cとの間のそれぞれの距離を任意に調整することができる。なお、塗布装置1では、3本の可動ノズルの副走査方向への移動は、いずれの可動ノズルから開始されてもよい。また、ノズルピッチの調整が不要である可動ノズルについては、副走査方向への移動は行われない。
3本の可動ノズルの副走査方向における移動が終了すると、撮像部42により当該3本の固定ノズルが順次撮像され、ピッチ検出部21により各ノズル間距離が求められてノズル位置の再調整が必要か否かが確認される。そして、ノズル位置の再調整が不要と判断された場合は、ノズルピッチの調整作業が終了する。また、ノズル位置の再調整が必要と判断された場合は、ノズル位置の調整が不要と判断されるまで上述のノズルピッチの調整作業が繰り返される。
ノズルピッチの調整作業が終了すると、基板9が基板保持部11に載置されて保持され、アライメントマーク検出部13によりアライメントマークが撮像される。そして、アライメントマーク検出部13からの出力に基づいて基板移動機構12が駆動され、基板9が図1中に実線にて示す塗布開始位置に位置する。塗布ヘッド14は、ヘッド移動機構15により、調整位置から(−X)方向へと移動されて基板9の(+X)側の受液部16の上方(すなわち、図1中において実線にて示す位置)に位置する。
続いて、流動性材料供給部が制御されてノズル17から有機EL液の吐出が開始されるとともに、ヘッド移動機構15が駆動されて塗布ヘッド14の移動が開始される。本実施の形態では、塗布ヘッド14の移動速度は約1m/secとされる。塗布装置1では、4本のノズル17から同一種類の有機EL液を基板9に向けて連続的に吐出しつつ、ノズル17を図1中の(+X)側から(−X)方向に(すなわち、主走査方向に)移動することにより、基板9の塗布領域91上に予め形成された隔壁間の4つの溝に有機EL液が塗布される。塗布装置1では、4つの溝に塗布されたストライプ状の有機EL液は、副走査方向に関して隔壁ピッチの3倍に等しいピッチにて配列される。換言すれば、有機EL液が塗布された近接する2つの溝の間には、他の種類の有機EL液が塗布される予定の(あるいは、塗布された)2つの溝が挟まれる。
塗布ヘッド14が基板9の(−X)側の受液部16の上方(図1および図2中の(−X)側に二点鎖線にて示す。)まで移動すると、基板移動機構12が駆動され、基板9が基板保持部11と共に図1中の(+Y)方向に隔壁ピッチの12倍の距離だけ移動する。このとき、塗布ヘッド14では、ノズル17から受液部16に向けて有機EL液が連続的に吐出されている。副走査方向における基板9の移動が終了すると、塗布ヘッド14がノズル17から有機EL液を吐出しつつ基板9の(−X)側から(+X)側へと移動する。
塗布装置1では、基板9に対する4本のノズル17の主走査および副走査が高速に繰り返されることにより、有機EL液が基板9上にストライプ状に塗布される。そして、基板9が図1に二点鎖線にて示す塗布終了位置まで移動すると、ノズル17からの有機EL液の吐出が停止されて基板9に対する有機EL液の塗布が終了する。
以上に説明したように、塗布装置1では、ノズル取付部141に取り付けられた4本のノズル17のうちの3本が、ノズル取付部141に対して移動可能な可動ノズルとされており、ピッチ調整機構3により各可動ノズルが副走査方向に個別に順次移動されることにより、4本のノズル17の副走査方向に関するピッチ(すなわち、ノズルピッチ)の調整が行われる。各可動ノズルの移動時には、ピッチ調整機構3において、ノズル当接部32が副走査方向の一方側(すなわち、(−Y)側)から当該各可動ノズルに当接し、ノズル付勢機構33により副走査方向の他方側(すなわち、(+Y)側)から当該各可動ノズルがノズル当接部32へと付勢される。そして、この状態で、当接部移動機構34によりノズル当接部32が(+Y)方向へと移動されることにより、各可動ノズルが副走査方向に移動される。
塗布装置1では、上述のように、ノズル当接部32およびノズル付勢機構33のロッド331により、各可動ノズルを移動方向(すなわち、副走査方向)の両側から挟み、ノズル当接部32に付勢した状態で移動することにより、各可動ノズルの移動量を精度良く制御することができる。その結果、複数のノズル17のピッチを高精度に調整することができる。
ところで、有機EL表示装置では、基板上に形成された隔壁間のピッチが非常に小さいため、当該隔壁間の複数の溝部に有機EL液を塗布する場合、複数のノズルから吐出される有機EL液の塗布位置には高い位置精度が求められる。上述のように、塗布装置1では、複数のノズル17のピッチを高精度に調整することができるため、有機EL表示装置用の基板に対する有機EL液の塗布に特に適しているといえる。
塗布装置1のピッチ調整機構3では、ノズル付勢機構33のエアシリンダ332内の圧力が、ロッド331のエアシリンダ332に対する相対位置に関わらずレギュレータ333により一定に維持される。これにより、各可動ノズルの副走査方向における位置に関わらず、ノズル付勢機構33により当該各可動ノズルに加えられる付勢力が一定とされ、当該各可動ノズルに当接するノズル当接部32の移動に要する力が一定となる。その結果、当接部移動機構34のステッピングモータ343の駆動が安定し、各可動ノズルの移動量をより精度良く制御することができるため、複数のノズル17のピッチをより高精度に調整することができる。
また、各可動ノズルの副走査方向における位置調整の際に、取付部固定機構31によりノズル取付部141が固定されることにより、可動ノズルの移動時に可動ノズルを介してノズル取付部141に伝達される当接部移動機構34からの力や、ロック部操作機構5による可動ノズルのロック解除時およびロック時にノズル取付部141に加えられる力等の外力によりノズル取付部141が歪むことを防止することができる。その結果、複数のノズル17のピッチをさらに高精度に調整することができる。特に、取付部固定機構31の第1固定部311および第2固定部314により、ノズル取付部141を可動ノズルの移動方向(すなわち、副走査方向)の両側から挟んで固定することにより、可動ノズルの移動時等にノズル取付部141に主に加えられる副走査方向の力によるノズル取付部141の歪みをより確実に防止することができる。その結果、複数のノズル17のピッチをより一層高精度に調整することができる。
ピッチ調整機構3では、ノズル当接部32および当接部移動機構34が、取付部固定機構31の第1固定部311と共に副走査方向に移動され、ノズル付勢機構33が第2固定部314と共に副走査方向に移動される。これにより、取付部固定機構31によりノズル取付部141を固定した際に、ノズル当接部32およびノズル付勢機構33を、各可動ノズルに対する所定の相対位置に自動的に位置させることができる。このため、調整対象である可動ノズルに対するノズル当接部32およびノズル付勢機構33の位置決め工程を省略することができ、複数のノズル17のピッチを容易に調整することができる。また、塗布装置1において各種移動機構の数を削減し、装置構成を簡素化することもできる。
塗布ヘッド14では、各可動ノズルのスライダ172をノズル取付部141の案内溝142に沿って移動することにより、各可動ノズルを副走査方向に容易かつ正確に移動することができる。その結果、複数のノズル17のピッチを容易かつ高精度に調整することができる。また、各可動ノズルが、先端から有機EL液が吐出されるノズル本体171、および、ノズル本体171が分離可能に取り付けられるスライダ172を備えるため、塗布装置1のメンテナンスの際に、可動ノズルのノズル本体171のみをノズル取付部141から取り外して容易に洗浄することができる。
塗布装置1では、ノズル位置検出部4の光学系41による複数のノズル17の位置の高精度な観察結果に基づいて、複数のノズル17のピッチをより高精度に調整することができる。また、制御部2のピッチ検出部21により、撮像部42により取得された複数のノズル17の画像に基づいて、副走査方向に関して互いに隣接する2つのノズル間の各距離が検出されることにより、ノズルピッチの調整作業において、複数のノズル17のピッチの検出に要する時間を短縮することができる。さらには、ピッチ検出部21の検出結果に基づいて、調整機構制御部22によりピッチ調整機構3の当接部移動機構34が制御されることにより、複数のノズル17のピッチを自動的に調整することができる。
塗布装置1では、ロック部操作機構5によりノズルロック部173a,173b,173dを操作することにより、ノズルピッチの調整時における可動ノズルの位置のロック解除およびロックを迅速かつ容易に行うことができる。また、各ノズルロック部では、押圧部1732により固定部材1731が各可動ノズルのスライダ172に付勢されることにより可動ノズルがロックされ、固定部材1731がプランジャ1413を支点として僅かに傾けられることにより可動ノズルのロックが解除される。このように、各ノズルロック部を簡素な構造とすることにより、ノズルピッチの調整時における可動ノズルの位置のロック解除およびロックをより迅速かつより容易に行うことができる。
上述のように、塗布ヘッド14および基板保持部11は、ピッチ調整機構3、ノズル位置検出部4およびロック部操作機構5から独立して移動可能とされている。このため、有機EL液の塗布において、塗布ヘッド14の基板9に対する主走査および副走査に際して、ピッチ調整機構3、ノズル位置検出部4およびロック部操作機構5を共に移動させる必要がない。このように、塗布装置1では、主走査機構および副走査機構により移動する部位(すなわち、ヘッド移動機構15および基板移動機構12により移動する塗布ヘッド14および基板保持部11)を小型化および軽量化することができ、その結果、塗布装置1の小型化を実現することができる。塗布装置1では、塗布ヘッド14の主走査が高速にて行われるため、塗布ヘッド14の小型化は特に好ましい。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る塗布装置について説明する。図10は、第2の実施の形態に係る塗布装置1aの構成を示す正面図である。図10に示すように、塗布装置1aでは、ノズル位置検出部4が、基板保持部11の上方に配置される。その他の構成は、図1および図2に示す塗布装置1と同様であり、以下の説明において同符号を付す。塗布装置1aにおけるノズルピッチの調整方法は、ノズルピッチの検出方法が異なる点を除き、第1の実施の形態とほぼ同様である。
塗布装置1aでは、ノズルピッチの調整に際して、基板保持部11に保持された試験塗布用の基板9a上に有機EL液が試験的に塗布される。基板9aに対する有機EL液の塗布は、上述の基板9(図1および図2参照)に対する有機EL液の塗布と同様に、4本のノズル17から有機EL液を吐出しつつ塗布ヘッド14を主走査方向に移動することにより行われる。なお、基板9a上には、第1の実施の形態で言及した隔壁は形成されていない。
続いて、4本のノズル17から吐出されて基板9a上に塗布された有機EL液のパターン(すなわち、ストライプ状に配列された4本の有機EL液のライン)が、ノズル位置検出部4の光学系41を利用して観察され、撮像部42により当該有機EL液のパターンの画像が取得される。次に、制御部2のピッチ検出部21(図3参照)により、当該画像から、互いに隣接する2本の有機EL液のラインの中心線間の各距離が、副走査方向に関して互いに隣接する2つのノズル間の各距離(すなわち、各ノズル間距離)として検出される。そして、第1の実施の形態と同様に、ピッチ調整機構3により、各ノズル間距離に基づいて3本の可動ノズル(すなわち、図4および図5に示す第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17d)が副走査方向に移動されることによりノズルピッチの調整が行われる。
なお、基板9aには隔壁が設けられていないため、塗布された有機EL液のラインは、時間が経過するに従って副走査方向に不規則に広がっていく。このため、撮像部42による有機EL液のパターンの撮像は、有機EL液の塗布直後(例えば、塗布から数10msec以内)に行われることが好ましい。
塗布装置1aでは、第1の実施の形態と同様に、各可動ノズルの移動時に、ピッチ調整機構3において、ノズル当接部32(図8および図9参照)が副走査方向の一方側(すなわち、(−Y)側)から当該各可動ノズルに当接し、ノズル付勢機構33(図8および図9参照)により副走査方向の他方側(すなわち、(+Y)側)から当該各可動ノズルがノズル当接部32へと付勢される。そして、この状態で、当接部移動機構34(図8および図9参照)によりノズル当接部32が(+Y)方向へと移動されることにより、各可動ノズルが副走査方向に移動される。その結果、各可動ノズルの移動量を精度良く制御することができ、複数のノズル17のピッチを高精度に調整することができる。
また、塗布装置1aでは、ノズル位置検出部4の光学系41による有機EL液のパターンの高精度な観察結果に基づいて、複数のノズル17のピッチをより高精度に調整することができる。さらには、制御部2のピッチ検出部21により、撮像部42により取得された有機EL液のパターンの画像に基づいて、副走査方向に関して互いに隣接する2つのノズル間の各距離が検出されることにより、ノズルピッチの調整作業において、複数のノズル17のピッチの検出に要する時間を短縮することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る塗布装置について説明する。図11は、第3の実施の形態に係る塗布装置1bの構成を示す正面図である。図11に示すように、塗布装置1bでは、ノズル位置検出部4が、図11中の(+X)側の受液部16とピッチ調整機構3との間において、ノズル17の下端よりも下方であって塗布ヘッド14の移動とは干渉しない位置に配置される。その他の構成は、図1および図2に示す塗布装置1と同様であり、以下の説明において同符号を付す。塗布装置1bにおけるノズルピッチの調整方法は、ノズルピッチの検出方法が異なる点を除き、第1の実施の形態とほぼ同様である。
塗布装置1bでは、ノズルピッチの調整に際して、塗布ヘッド14が(+X)側の受液部16の上方へと移動される。続いて、4本のノズル17から吐出される有機EL液の4本の液柱が、ノズル位置検出部4の光学系41を利用して観察され、撮像部42により当該有機EL液の4本の液柱の画像が取得される。なお、各液柱のフォーカスが合う塗布ヘッド14の位置を検出することにより、各液柱とノズル17との対応関係が取得される。次に、制御部2のピッチ検出部21(図3参照)により、当該画像から、互いに隣接する2本の有機EL液の液柱の中心線間の各距離が、副走査方向に関して互いに隣接する2つのノズル間の各距離(すなわち、各ノズル間距離)として検出される。そして、第1の実施の形態と同様に、ピッチ調整機構3により、各ノズル間距離に基づいて3本の可動ノズル(すなわち、図4および図5に示す第1ノズル17a、第2ノズル17bおよび第4ノズル17d)が副走査方向に移動されることによりノズルピッチの調整が行われる。
塗布装置1bでは、第1および第2の実施の形態と同様に、各可動ノズルが、ノズル付勢機構33(図8および図9参照)によりノズル当接部32(図8および図9参照)に付勢された状態で副走査方向に移動されることにより、各可動ノズルの移動量を精度良く制御することができ、複数のノズル17のピッチを高精度に調整することができる。
また、塗布装置1bでは、ノズル位置検出部4の光学系41による有機EL液の液柱の高精度な観察結果に基づいて、複数のノズル17のピッチをより高精度に調整することができる。さらには、制御部2のピッチ検出部21により、撮像部42により取得された有機EL液の液柱の画像に基づいて、各ノズル間距離が検出されることにより、ノズルピッチの調整作業において、複数のノズル17のピッチの検出に要する時間を短縮することができる。
塗布装置1bでは、特に、ノズル17から吐出される液柱の画像に基づいてノズルピッチを調整することにより、有機EL液を基板に対して実際に塗布することなくノズルピッチの調整を行うことができる。これにより、ノズルピッチ調整用の基板の搬出入等に係る作業時間および労力を削減することができる。液柱の観察に際しては、実際の塗布時の基板9の主面に相当する位置にて液柱を観察することにより、基板上に実際に塗布される有機EL液のピッチに等しい距離に基づいてノズルピッチの調整を行うことができる。
一方、図10に示す第2の実施の形態に係る塗布装置1aでは、実際に塗布された有機EL液のパターンに基づいてノズルピッチを調整することにより、製品に使用される基板上に塗布される有機EL液のパターンのピッチを直接的にコントロールすることができる。
また、図1および図2に示す第1の実施の形態に係る塗布装置1では、ノズル17の画像に基づいてノズルピッチを調整することにより、有機EL液を基板に対して実際に塗布することなくノズルピッチの調整を行うことができる。また、ノズル17から吐出される液柱の画像を取得する場合に比べて、ノズル間距離を検出するための画像を容易に取得することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、第1の実施の形態に係る塗布装置1では、ノズル位置検出部4の撮像部42により、4本のノズル17の(+Z)側の頂部が順次、または、同時に撮像されて各ノズル間距離が求められてもよい。また、ノズル17の副走査方向の位置は、ノズル17の側面に向けて配置されたレーザホロゲージや非接触レーザ測長器等の計測器により求められてもよい。この場合、可動ノズルの副走査方向における移動中も、可動ノズルの位置が連続的に計測され、当該計測結果に基づいて可動ノズルの移動が制御されてもよい。
第2の実施の形態に係る塗布装置1aでは、ノズル間距離検出用の有機EL液のパターンが塗布される基板は、必ずしも、試験塗布用の基板9aには限定されない。例えば、製品に使用される基板において、隔壁が形成されていない非塗布領域に試験的に塗布された有機EL液のパターンが撮像されてノズル間距離が求められてもよい。
ピッチ調整機構3では、取付部固定機構31がノズル当接部32、ノズル付勢機構33および当接部移動機構34とは独立した機構とされてもよい。この場合、取付部固定機構31の第1固定部311および第2固定部314が、ノズル取付部141の主走査方向の全幅に亘って当接する構造とされるとともに、ノズル当接部32、ノズル付勢機構33および当接部移動機構34を主走査方向に移動する機構が設けられ、ノズル取付部141を取付部固定機構31により継続的に固定した状態で、ノズル当接部32、ノズル付勢機構33および当接部移動機構34を各可動ノズルに対応する位置に移動しつつ3本の可動ノズルの位置調整が順次行われてもよい。
また、塗布装置1では、取付部固定機構31、ノズル当接部32、ノズル付勢機構33、当接部移動機構34およびロック部操作機構5が3組設けられ、当該3組の機構が主走査方向に並べて配置されることにより、3本の可動ノズルの位置調整を並行して行うことが可能とされてもよい。この場合、3組の取付部固定機構31に代えて、ノズル取付部141に主走査方向の全幅に亘って当接する1つ取付部固定機構が設けられてもよい。
ノズル付勢機構33は、必ずしも、ロッド331、エアシリンダ332およびレギュレータ333を備える構造とされる必要はなく、例えば、ノズル取付部141上において背板部1411を支点として各可動ノズルを(−Y)方向へと押圧するバネ部材がノズル付勢機構として設けられてもよい。ただし、塗布ヘッド14の軽量化という観点からは、ノズル付勢機構は、塗布ヘッド14とは独立して個別に設けられることが好ましい。また、ノズル付勢機構が塗布ヘッド14とは個別に設けられることにより、ノズルピッチの調整時以外に可動ノズルに押圧力が加えられることがないため、可動ノズルのロックに関する信頼性を向上することができる。
ノズルロック部では、押圧部1732のコイルバネに代えて、皿バネ等の他のバネ部材やゴム等の弾性部材により固定部材1731が可動ノズルのスライダ172に向けて押圧されてもよい。また、可動ノズルおよびノズル取付部141に磁石が設けられ、これらの磁石の磁力により、固定部材1731がスライダ172に向けて押圧されてもよい。
塗布ヘッド14では、第3ノズル17c以外の他のノズルのうちのいずれか1本が、ノズル取付部141に固定されてノズルピッチの調整の基準とされてもよい。また、4本のノズル17の全てが副走査方向に個別に移動可能に取り付けられてもよい。この場合、任意の3本のノズル、または、4本のノズル全てを副走査方向に移動することによりノズルピッチの調整が高精度に行われる。
上記実施の形態に係る塗布装置では、塗布ヘッド14に設けられるノズルの本数は4本には限定されず、3本または5本以上とされてもよい。例えば、塗布ヘッド14に設けられた3本のノズルから、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)と互いに色が異なる3種類の有機EL材料をそれぞれ含む3種類の有機EL液が同時に吐出されて基板9に塗布されてもよい。この場合、隣接する2本のノズルの間の副走査方向に関する距離は、隔壁ピッチと等しくなるよう調整される。
また、上記塗布装置では、画素形成材料である正孔輸送材料を含む流動性材料(以下、「正孔輸送液」という。)が基板9に塗布されてもよい。ここで、「正孔輸送材料」とは、有機EL表示装置の正孔輸送層を形成する材料であり、「正孔輸送層」とは、有機EL材料により形成された有機EL層へと正孔を輸送する狭義の正孔輸送層のみを意味するのではなく、正孔の注入を行う正孔注入層も含む。
上記塗布装置は、必ずしも有機EL表示装置用の有機EL液または正孔輸送液の塗布のみに利用されるわけではなく、例えば、液晶表示装置やプラズマ表示装置等の平面表示装置用の基板に対し、着色材料や蛍光材料等の他の種類の画素形成材料を含む流動性材料を塗布する場合に利用されてもよい。
このような、有機EL表示装置用の基板に対する正孔輸送液の塗布やその他の平面表示装置用の基板に対する画素形成材料を含む流動性材料の塗布では、流動性材料の塗布位置に高い位置精度が求められる。上述のように、塗布装置は、複数のノズル17のピッチを高精度に調整することができるため、有機EL表示装置用の基板に対する正孔輸送液の塗布や、その他の平面表示装置用の基板に対する画素形成材料を含む流動性材料の塗布にも特に適している。
また、上記塗布装置は、平面表示装置用の基板以外にも、磁気ディスクや光ディスク用のガラス基板やセラミック基板、あるいは、半導体基板等、様々な基板に対する様々な種類の流動性材料の塗布に利用されてもよい。
第1の実施の形態に係る塗布装置の平面図である。 塗布装置の正面図である。 制御部の機能を示すブロック図である。 塗布ヘッドの正面図である。 塗布ヘッドの平面図である。 ノズルロック部近傍を拡大して示す左側面図である。 ロック部操作機構を示す左側面図である。 ピッチ調整機構および塗布ヘッドの平面図である。 ピッチ調整機構および塗布ヘッドの左側面図である。 第2の実施の形態に係る塗布装置の正面図である。 第3の実施の形態に係る塗布装置の正面図である。
符号の説明
1,1a,1b 塗布装置
3 ピッチ調整機構
5 ロック部操作機構
9,9a 基板
11 基板保持部
12 基板移動機構
15 ヘッド移動機構
17,17a〜17d ノズル
21 ピッチ検出部
22 調整機構制御部
31 取付部固定機構
32 ノズル当接部
33 ノズル付勢機構
34 当接部移動機構
41 光学系
42 撮像部
141 ノズル取付部
142 案内溝
171 ノズル本体
172 スライダ
173a,173b,173d ノズルロック部
311 第1固定部
312 第1支持部
313 第1移動機構
314 第2固定部
315 第2支持部
316 第2移動機構
1731 固定部材
1732 押圧部

Claims (13)

  1. 基板に流動性材料を塗布する塗布装置であって、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記基板に向けて流動性材料を連続的に吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルが取り付けられるノズル取付部と、
    前記基板の主面に平行な主走査方向に前記複数のノズルを前記ノズル取付部と共に前記基板に対して相対的に移動する主走査機構と、
    前記基板の前記主面に平行であって前記主走査方向に垂直な副走査方向に前記複数のノズルおよび前記ノズル取付部を前記基板に対して相対的に移動する副走査機構と、
    前記複数のノズルの全てまたは1つを除く他の全てである複数の可動ノズルを前記副走査方向に個別に移動することにより前記副走査方向に関して互いに隣接する2つのノズル間の各距離を調整するピッチ調整機構と、
    を備え、
    前記ピッチ調整機構が、
    前記副走査方向の一方側から各可動ノズルに当接するノズル当接部と、
    前記副走査方向の他方側から前記各可動ノズルを前記ノズル当接部へと付勢するノズル付勢機構と、
    前記ノズル付勢機構により付勢されている前記各可動ノズルが当接する前記ノズル当接部の前記副走査方向の位置を調整する当接部移動機構と、
    を備えることを特徴とする塗布装置。
  2. 請求項1に記載の塗布装置であって、
    前記ノズル付勢機構により前記各可動ノズルに加えられる付勢力が、前記副走査方向における前記各可動ノズルの位置に関わらず一定であることを特徴とする塗布装置。
  3. 請求項1または2に記載の塗布装置であって、
    前記主走査機構および前記副走査機構により、前記複数のノズルおよび前記ノズル取付部が前記ピッチ調整機構から独立して移動することを特徴とする塗布装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の塗布装置であって、
    前記ピッチ調整機構が、前記ノズル取付部を固定する取付部固定機構をさらに備えることを特徴とする塗布装置。
  5. 請求項4に記載の塗布装置であって、
    前記取付部固定機構が、
    前記副走査方向の前記一方側から前記ノズル取付部に当接する第1固定部と、
    前記第1固定部、前記ノズル当接部および前記当接部移動機構が取り付けられる第1支持部と、
    前記副走査方向の前記他方側から前記ノズル取付部に当接する第2固定部と、
    前記第2固定部および前記ノズル付勢機構が取り付けられる第2支持部と、
    前記第1支持部を前記副走査方向に移動する第1移動機構と、
    前記第2支持部を前記副走査方向に移動する第2移動機構と、
    を備えることを特徴とする塗布装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の塗布装置であって、
    前記各可動ノズルが、
    先端から流動性材料が吐出されるノズル本体と、
    前記ノズル本体が取り付けられるとともに前記ノズル取付部に形成された前記副走査方向に伸びる案内溝に保持されて前記案内溝に沿って移動可能とされるスライダと、
    を備えることを特徴とする塗布装置。
  7. 請求項6に記載の塗布装置であって、
    前記スライダの前記ノズル取付部に対する位置をロックするノズルロック部と、
    前記ノズルロック部を操作することにより前記スライダの位置のロックおよび前記ロックの解除を行うロック部操作機構と、
    をさらに備えることを特徴とする塗布装置。
  8. 請求項7に記載の塗布装置であって、
    前記ノズルロック部が、
    前記スライダの位置のロック時に前記スライダに当接する固定部材と、
    前記固定部材を前記スライダに向けて押圧することにより前記スライダを前記ノズル取付部に向けて付勢する押圧部と、
    を備え、
    前記スライダの位置のロックが解除される際に、前記固定部材が、前記ノズル取付部と接触する支点を中心として前記スライダから離れる方向に傾けられることを特徴とする塗布装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の塗布装置であって、
    前記複数の可動ノズル、前記複数のノズルから吐出されて基板に塗布された流動性材料のパターン、または、前記複数のノズルから吐出される流動性材料の複数の液柱の観察に利用される光学系をさらに備えることを特徴とする塗布装置。
  10. 請求項9に記載の塗布装置であって、
    前記光学系を介して前記複数の可動ノズル、前記流動性材料の前記パターン、または、前記流動性材料の前記複数の液柱の画像を取得する撮像部と、
    前記画像から前記副走査方向に関して互いに隣接する2つのノズル間の各距離を検出するピッチ検出部と、
    をさらに備えることを特徴とする塗布装置。
  11. 請求項10に記載の塗布装置であって、
    前記ピッチ検出部の検出結果に基づいて、前記ピッチ調整機構の前記当接部移動機構を制御する調整機構制御部をさらに備えることを特徴とする塗布装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の塗布装置であって、
    前記流動性材料が、平面表示装置用の画素形成材料を含むことを特徴とする塗布装置。
  13. 請求項12に記載の塗布装置であって、
    前記画素形成材料が、有機EL表示装置用の有機EL材料または正孔輸送材料であることを特徴とする塗布装置。
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