JP2006031507A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動電力の供給構造が簡単なものであって、停電になった場合にも商品の販売が可能な自動販売機を提供すること。
【解決手段】コントローラ20と、コントローラ20からの指令に基づき商品見本Sを照明する照明機構30と、コントローラ20からの指令に基づき収納した商品を冷却または加熱する冷却加熱機構40と、コントローラ20からの指令に基づき収納した商品を販売する販売機構50とを備えた自動販売機において、停電時に電源として稼動する無停電電源装置64と、コントローラ20および販売機構50に対する無停電電源装置64からの駆動電力の供給を継続する一方、照明機構30および冷却加熱機構40に対する無停電電源装置64からの駆動電力の供給を遮断するリレー70とを備えたものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動販売機に関し、より詳細には、例えば災害等で停電となった場合にも商品の販売等が可能な自動販売機に関する。
従来、例えば災害等で停電になった場合にも商品の販売が可能な自動販売機として、太陽電池を備えたものが知られている。より詳細に説明すると、当該自動販売機は、上記太陽電池を備えた電源部と、一般的な自動販売機が有しているコントローラ、照明機構、冷却加熱機構および販売機構とを備えて構成されている。
電源部は、上記太陽電池の他に、蓄電池と商用電源とを備えて構成されている。蓄電池は、太陽電池からの電力を主として充電・放電するものであり、必要に応じて商用電源からの電力も充電・放電するものである。このような電源部は、コントローラ、照明機構、冷却加熱機構および販売機構のそれぞれに対して、商用電源、あるいは蓄電池からの駆動電力を供給するものである。コントローラは、自動販売機全体の動作を制御するものである。照明機構は、コントローラからの指令に基づき商品見本を照明するものである。冷却加熱機構は、コントローラからの指令に基づき収納した商品を冷却または加熱するものである。販売機構は、コントローラからの指令に基づき収納した商品を販売するものである。
このような自動販売機は、常態においては、コントローラ、照明機構、冷却加熱機構および販売機構のそれぞれに対して、商用電源からの駆動電力、あるいは必要に応じて蓄電池からの駆動電力が電源部より供給され、各機構がコントローラに制御されることにより、適温に保持された商品を販売することになる。一方、例えば災害等で停電になった場合においては、コントローラおよび販売機構に対して、蓄電池からの駆動電力のみが電源部より供給され、販売機構がコントローラに制御されることにより、商品を販売することになる。つまり、自動販売機は、停電になった場合には、照明機構および冷却加熱機構に対しての駆動電力の供給が遮断されることになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−043433号公報
ところが、上記自動販売機は、常態においても停電時においても蓄電池からの駆動電力の供給が可能な構成にしてあり、しかも停電時には照明機構および冷却加熱機構への駆動電力の供給を遮断する構成にしてあるので、停電を検知するための停電検知手段、商用電源から蓄電池へ切り換えるための切換手段、並びに停電検知手段による停電の検知に基づいて照明機構および冷却加熱機構に対する蓄電池からの駆動電力の供給を遮断するための電力供給遮断手段が必要になる。尚、上記特許文献1では、停電検知手段等について明瞭に示されていない。そして、これら停電検知手段、切換手段および電力供給遮断手段は、相互に関連付けられた態様で駆動させる必要があり、これにより、上記自動販売機は、駆動電力の供給構造が複雑なものであった。
本発明は、上記実情に鑑みて、駆動電力の供給構造が簡単なものであって、停電になった場合にも商品の販売が可能な自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、コントローラと、前記コントローラからの指令に基づき商品見本を照明する照明機構と、前記コントローラからの指令に基づき収納した商品を冷却または加熱する冷却加熱機構と、前記コントローラからの指令に基づき収納した商品を販売する販売機構とを備えた自動販売機において、停電時に電源として稼動する無停電電源装置と、前記コントローラおよび前記販売機構に対する前記無停電電源装置からの駆動電力の供給を継続する一方、前記照明機構および前記冷却加熱機構に対する前記無停電電源装置からの駆動電力の供給を遮断する継電手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、上記請求項1において、前記販売機構は、前記コントローラからの指令に関係なく収納した商品を全て払い出す商品払出手段を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、無停電電源装置が停電時に電源として稼動し、継電手段が、コントローラおよび販売機構に対する無停電電源装置からの駆動電力の供給を継続する一方、照明機構および冷却加熱機構に対する無停電電源装置からの駆動電力の供給を遮断するので、駆動電力の供給構造を簡単なものにしながら、停電になった場合にも商品の販売が可能であるという効果を奏する。特に、継電手段が、商品販売には直接関係のない照明機構および冷却加熱機構への無停電電源装置からの駆動電力の供給を遮断するため、無停電電源装置からの駆動電力を有効に活用することができ、停電時における使用寿命の長期化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項2に記載の発明によれば、商品払出手段が、コントローラからの指令に関係なく収納した商品を全て払い出すことができるので、大規模災害時等には、かかる商品を救援物資として利用することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動販売機の構成を示したものである。この図1において、自動販売機は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を販売するためのもので、本体キャビネット1を備えている。
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱筐体として形成されたものである。この本体キャビネット1の内部には、複数の独立した商品収容庫2a,2b,2cが左右に並設してある。これら商品収容庫2a,2b,2cは、飲料缶やペットボトルを所望の温度に維持した状態で収容するためのものである。各商品収容庫2a,2b,2cには、それぞれの上方部にコラム状の商品収納ラック3a,3b,3cが配設してある一方、下方部に庫内熱交換器4a,4b,4c(4aは図5参照)が配設してあり、該庫内熱交換器4a,4b,4cの駆動により、商品収納ラック3a,3b,3cに収容した飲料缶やペットボトルを所望の冷却温度、あるいは加熱温度に維持することが可能である。
上記自動販売機には、本体キャビネット1の上縁部に上側扉体5を設けてある一方、該本体キャビネット1の一側縁部に下側扉体6を設けてある。上側扉体5は、各商品収容庫2a,2b,2cの商品投入口7a,7b,7cを覆うに十分な大きさを有したものである。下側扉体6は、上側扉体5に覆われる領域を除く本体キャビネット1の前面開口を開閉するためのものであり、内扉6aおよび外扉6bを備えて構成してある。内扉6aは、本体キャビネット1に設けた商品収容庫2a,2b,2cの前面を覆うに十分な大きさを有したものである。この内扉6aの前面側上部に販売商品の見本(以下、商品見本ともいう)Sを左右に並べて一列に載置した商品見本ステージ8が上下方向に複数段(図示の例では2段)に並べて配設してある。また、内扉6aには、その下部に商品搬出口9が設けてある。商品搬出口9は、商品搬出扉10により開閉自在になっている。
外扉6bは、上側扉体5に覆われる領域を除く本体キャビネット1の前面開口を覆うに十分な大きさを有したものである。この外扉6bには、その前面側にディスプレイウィンドウ11、商品選択ボタン12、硬貨投入口(図示せず)、紙幣挿入口(図示せず)、一体表示器(図示せず)、硬貨返却口(図示せず)、商品取出口13が設けてある。一方、外扉6bの後面側には、蛍光灯14、貨幣処理機15、硬貨回収箱16が設けてある。
ディスプレイウィンドウ11は、内扉6aに配置した商品見本Sを利用者に視認させるための窓である。商品選択ボタン12は、利用者が購入商品を選択するための押ボタンスイッチであり、ディスプレイウィンドウ11を通じて視認される商品見本S毎に用意してある。硬貨投入口は、利用者が硬貨を投入するための開口である。この硬貨投入口を通じて投入された硬貨は、貨幣処理機15においてその金種が識別され、その後、硬貨回収箱16に収容されることになる。紙幣挿入口は、利用者が紙幣を挿入するための開口である。この紙幣挿入口を通じて挿入された紙幣は、貨幣処理機15においてその金種が識別されることになる。また上記紙幣挿入口は、貨幣処理機15において識別できなかった紙幣を返却するための機能を有している。一体表示器は、貨幣の投入金額、販売中であるか否か、釣銭があるか否か等、各種情報を利用者に表示するためのものである。硬貨返却口は、貨幣処理機15において識別できなかった硬貨、あるいは釣銭となる硬貨を利用者に返却するための開口である。商品取出口13は、商品収納ラック3a,3b,3cから払い出された商品を利用者が受け取るための開口である。蛍光灯14は、商品見本Sを照明するためのものである。
次に、上記自動販売機の制御系について説明する。図2に示したように、自動販売機は、コントローラ20と、照明機構30と、冷却加熱機構40と、販売機構50とを備えて構成してある。
コントローラ20は、図1に示したように外扉6bの後面側に設けてあり、図3に示したように、主制御部21と、金銭判断部22と、照明指令部23と、冷却加熱指令部24と、商品販売指令部25とを備えて構成してある。主制御部21は、メモリ26に格納されたプログラムやデータに基づいてコントローラ20の動作を統括的に制御するものである。金銭判断部22は、上記貨幣処理機15で算出された金銭が、予め設定された商品販売金額に達したか否かを判断するものである。照明指令部23は、照明機構30に対して点灯指令、あるいは消灯指令を発するものである。冷却加熱指令部24は、冷却加熱機構40に対して冷却指令、あるいは加熱指令を発するものである。商品販売指令部25は、販売機構50に対して販売指令を発するものである。
照明機構30は、図4に示したように、照明制御部31と蛍光灯14とを備えて構成してある。照明制御部31は、照明機構30の動作を統括的に制御するものであり、より詳細には、コントローラ20の照明指令部23からの点灯指令、あるいは消灯指令に基づいて蛍光灯14を点灯、あるいは消灯させるものである。蛍光灯14は、上述したように、外扉6bの後面側に配設してあり、商品見本Sを照明するためのものである。つまり、照明機構30は、コントローラ20からの指令に基づき商品見本Sを照明するものである。
冷却加熱機構40は、図5に示したように、冷却加熱制御部41と、複数の庫内熱交換器4a,4b,4cとを備えて構成してある。冷却加熱制御部41は、冷却加熱機構40の動作を統括的に制御するものであり、より詳細には、コントローラ20の冷却加熱指令部24からの冷却指令、あるいは加熱指令に基づいてそれぞれの庫内熱交換器4a,4b,4cを冷却運転、あるいは加熱運転させるためのものである。各庫内熱交換器4a,4b,4cは、上述したように、商品収容庫2a,2b,2cの内部に一つずつ設けてあり、冷却運転、あるいは加熱運転することにより、対応する商品収納ラック3a,3b,3cに収納した商品を所望の冷却温度、あるいは加熱温度に維持させるものである。つまり、冷却加熱機構40は、コントローラ20からの指令に基づき商品収納ラック3a,3b,3cに収納した商品を冷却または加熱するものである。
販売機構50は、図6に示したように、販売制御部51と、複数の商品払出部(商品払出手段)52とを備えて構成してある。販売制御部51は、販売機構50の動作を統括的に制御するものであり、より詳細には、コントローラ20の商品販売指令部25からの販売指令に基づいて各商品払出部52を個別に動作させるものである。各商品払出部52は、各商品収納ラック3a,3b,3cの下部にそれぞれ配設してあり、最下段に収納されている商品を払い出すものである。商品払出部52で払い出された商品は、内扉6aの商品搬出口9を通過して商品取出口13まで搬出されることになる。
また、それぞれの商品払出部52は、利用者が外扉6bを開成して所定の操作を行うことにより、コントローラ20からの販売指令に関係なく対応する商品収納ラック3a,3b,3cに収納された商品を全て払い出す機能を有している。
以上のようなコントローラ20、照明機構30、冷却加熱機構40および販売機構50は、それぞれ電源部60から供給される駆動電力を駆動源として駆動するものである(図2参照)。この電源部60は、AC電源入力部(交流電源入力部)61と、AC電源入出力部(交流電源入出力部)62と、DC電源出力部(直流電源出力部)63と、無停電電源装置(UPS;Uninterruptible Power Supply)64とを備えて構成してある。
AC電源入力部61は、商用電源としての機能を有するものである。AC電源入出力部62は、DC電源出力部63、照明機構30、冷却加熱機構40および販売機構50のそれぞれに対して交流電流を送出するものである。DC電源出力部63は、AC電源入出力部62からの交流電流を直流電流に変換して、該直流電流をコントローラ20に送出するものである。
無停電電源装置64は、図には明示しないが、バッテリを内蔵した装置であり、AC電源入力部61とAC電源入出力部62との間に設けてある。この無停電電源装置64は、常態においては、AC電源入力部61から入力した交流電流をAC電源入出力部62に送出する一方、停電時等でAC電源入力部61からの交流電流の入力がない場合には、バッテリから交流電流をAC電源入出力部62に送出するものである。つまり、無停電電源装置64は、停電時に電源として稼動するものである。
上記電源部60について総括して説明すると、常態においては、AC電源入力部61からの交流電流を送出することにより駆動電力を供給するものである一方、停電時においては、無停電電源装置64からの交流電流を送出することにより駆動電力を供給するものである。
また、上記自動販売機においては、図2に示したように、継電手段となるリレー70が設けてある。リレー70は、電源検知コイル71と、複数のスイッチ72とを備えて構成してある。電源検知コイル71は、上記電源部60におけるAC電源入力部61と無停電電源装置64との間に設けてある。この電源検知コイル71は、自身に電流(交流電流)が流れる場合には各スイッチ72を閉状態にさせる一方、自身に電流が流れない場合には各スイッチ72を開状態にさせるものである。ここに、電源検知コイル71に電流が流れる場合とは、AC電源入力部61から無停電電源装置64に電流が流れている場合であり、該電源検知コイル71に電流が流れない場合とは、停電した場合である。複数のスイッチ72は、照明機構30および冷却加熱機構40のそれぞれと、AC電源入出力部62との間に設けてある。つまり、各スイッチ72が閉状態の場合には、AC電源入出力部62から照明機構30および冷却加熱機構40のそれぞれに交流電流が流れることを許容する一方、各スイッチ72が開状態の場合には、AC電源入出力部62から照明機構30および冷却加熱機構40のそれぞれに交流電流が流れることを遮断することになる。
次に上記自動販売機の動作について簡単に説明する。常態においては、電源部60は、AC電源入力部61からの交流電流を、AC電源入出力部62およびDC電源出力部63を通じて外部に駆動電力として出力することになる。かかる場合において、リレー70を構成する電源検知コイル71にもAC電源入力部61からの交流電流が流れるので、各スイッチ72は閉状態である。そのため、AC電源入出力部62からの交流電流は、照明機構30、冷却加熱機構40および販売機構50のそれぞれに送出される。また、AC電源入出力部62からの交流電流は、DC電源出力部63で直流電流に変換され、該直流電流は、コントローラ20に送出される。つまり、コントローラ20、照明機構30、冷却加熱機構40および販売機構50のそれぞれに対して、AC電源入力部61からの駆動電力が電源部60より供給される。
これにより、照明機構30、冷却加熱機構40および販売機構50は、コントローラ20に適切に制御されて駆動することになる。より詳細に説明すると、コントローラ20の主制御部21は、照明指令部23を通じて照明機構30に点灯指令、あるいは消灯指令を発する。これにより、照明機構30の照明制御部31は、コントローラ20からの点灯指令、あるいは消灯指令に基づいて蛍光灯14を点灯、あるいは消灯させる。また、コントローラ20の主制御部21は、冷却加熱指令部24を通じて冷却加熱機構40に冷却指令、あるいは加熱指令を発する。これにより、冷却加熱機構40の冷却加熱制御部41は、コントローラ20からの冷却指令、あるいは加熱指令に基づいてそれぞれの庫内熱交換器4a,4b,4cを冷却運転、あるいは加熱運転させる。その結果、各商品収容庫2a,2b,2cの商品収納ラック3a,3b,3cに収納された商品は、対応する庫内熱交換器4a,4b,4cの運転により所望の温度に冷却、あるいは加熱されることになる。更に、利用者が硬貨投入口、あるいは紙幣挿入口を通じて金銭を投入すると、コントローラ20の主制御部21は、金銭判断部22を通じて、貨幣処理機15で算出された金銭が、予め設定された商品販売金額に達したか否かを判断する。そして、利用者が好みの商品見本Sに対応した商品選択ボタン12を押すことにより、主制御部21は、商品販売指令部25を通じて販売機構50に販売指令を発する。これにより、販売機構50の販売制御部51は、対応する商品払出部52を動作させて商品を払い出すことになる。
一方、災害等で停電になった場合には、電源部60は、無停電電源装置64からの交流電流をAC電源入出力部62およびDC電源出力部63を通じて外部に駆動電力として出力することになる。このような場合、リレー70を構成する電源検知コイル71には交流電流が流れないため、各スイッチ72は開状態になる。そうすると、AC電源入出力部62から照明機構30および冷却加熱機構40への交流電流の供給は遮断される。そのため、AC電源入出力部62からの交流電流は、DC電源出力部63および販売機構50のみに送出される。DC電源出力部63に送出された交流電流は、直流電流に変換されてコントローラ20に送出される。つまり、コントローラ20および販売機構50に対して、無停電電源装置64からの駆動電力が電源部60より供給される。
これにより、販売機構50のみがコントローラ20に適切に制御されて駆動することになる。より詳細に説明すると、利用者が硬貨投入口、あるいは紙幣挿入口を通じて金銭を投入すると、コントローラ20の主制御部21は、金銭判断部22を通じて、貨幣処理機15で算出された金銭が、予め設定された商品販売金額に達したか否かを判断する。そして、利用者が好みの商品見本Sに対応した商品選択ボタン12を押すことにより、主制御部21は、商品販売指令部25を通じて販売機構50に販売指令を発する。これにより、販売機構50の販売制御部51は、対応する商品払出部52を動作させて商品を払い出すことになる。
以上のような自動販売機によれば、例えば災害等で停電になった場合には、無停電電源装置64から自動的に駆動電力を供給させることができ、しかも、リレー70が、電源検知コイル71に電流が流れるか否かに起因して、コントローラ20および販売機構50に対する無停電電源装置64からの駆動電力の供給を継続するので、駆動電力の供給構造を簡単なものにしながら、停電になった場合にも商品の販売が可能である。特に、停電になった場合には、リレー70が、商品販売には直接関係のない照明機構30および冷却加熱機構40への無停電電源装置64からの駆動電力の供給を遮断するため、無停電電源装置64からの駆動電力を有効に活用することができ、停電時における使用寿命の長期化を図ることができる。
上記自動販売機によれば、販売機構50を構成する商品払出部52が、利用者が外扉6bを開成して所定の操作を行うことにより、コントローラ20からの販売指令に関係なく対応する商品収納ラック3a,3b,3cに収納された商品を全て払い出す機能を有しているので、大規模災害時等には、かかる商品を救援物資として利用することができる。
以上のように、本発明に係る自動販売機は、例えば災害等で停電となった場合にも商品の販売等を行うのに有用である。
本発明の実施の形態に係る自動販売機の構成を示した斜視図である。 図1に示した自動販売機の制御系を模式的に示したブロック図である。 図2に示したコントローラの構成を模式的に示したブロック図である。 図2に示した照明機構の構成を模式的に示したブロック図である。 図2に示した冷却加熱機構の構成を模式的に示したブロック図である。 図2に示した販売機構の構成を模式的に示したブロック図である。
符号の説明
1 本体キャビネット
2a,2b,2c 商品収容庫
3a,3b,3c 商品収納ラック
4a,4b,4c 庫内熱交換器
5 上側扉体
6 下側扉体
6a 内扉
6b 外扉
7a,7b,7c 商品投入口
8 商品見本ステージ
9 商品搬出口
10 商品搬出扉
11 ディスプレイウィンドウ
12 商品選択ボタン
13 商品取出口
14 蛍光灯
15 貨幣処理機
16 硬貨回収箱
20 コントローラ
21 主制御部
22 金銭判断部
23 照明指令部
24 冷却加熱指令部
25 商品販売指令部
26 メモリ
30 照明機構
31 照明制御部
40 冷却加熱機構
41 冷却加熱制御部
50 販売機構
51 販売制御部
52 商品払出部
60 電源部
61 AC電源入力部(商用電源)
62 AC電源入出力部
63 DC電源出力部
64 無停電電源装置
70 リレー
71 電源検知コイル
72 スイッチ

Claims (2)

  1. コントローラと、
    前記コントローラからの指令に基づき商品見本を照明する照明機構と、
    前記コントローラからの指令に基づき収納した商品を冷却または加熱する冷却加熱機構と、
    前記コントローラからの指令に基づき収納した商品を販売する販売機構と
    を備えた自動販売機において、
    停電時に電源として稼動する無停電電源装置と、
    前記コントローラおよび前記販売機構に対する前記無停電電源装置からの駆動電力の供給を継続する一方、前記照明機構および前記冷却加熱機構に対する前記無停電電源装置からの駆動電力の供給を遮断する継電手段と
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記販売機構は、前記コントローラからの指令に関係なく収納した商品を全て払い出す商品払出手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
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