JP2000123230A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】大規模災害などで電力系統がダウンした非常時
でも、自動車に搭載しているカーバッテリーなどを利用
し、そのバッテリーを自動販売機に外部接続することで
商品の販売が行えるようにして災害対策に役立てるよう
にする。 【解決手段】常時は商用電源1からの給電で運転,商品
販売を行う自動販売機において、災害発生により商用電
源が停止した非常時に、機外から外部直流電源としての
バッテリー10を接続するためのバッテリー専用端子台
11、前記バッテリーを電源として商用電源と同じ電圧
の交流に変換するインバータ12と、販売制御部,およ
びベンド機構への入力を商用電源側からインバータの出
力側に切換える給電給電回路切換手段としての停電検知
リレー備え、商用電源の停電時にバッテリーを外部接続
してその蓄電電力にて商品販売を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大規模災害の発生
でその地域の電力配電系統が停止して商用電源が使えな
い場合でも、自動販売機にバッテリーを外部接続して商
品の販売が行えるようにした災害対策用の自動販売機に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機には、缶,壜の各種飲料,あ
るいはスナック食品などの自動販売機があり、この種の
自動販売機は、現在では全国規模に展開して市街地など
のロケーション先に設置されている。
【0003】この自動販売機は、一般に機内に装備した
各種電装品で消費する全ての電力を商用電源からの電力
で運転,販売制御を行っており、その従来における自動
販売機の機内給電系統図を図5に示す。図において、1
は商用電源(AC100V)、2は照明灯、3は冷却/
加熱ユニット、4は商用電源1を入力電源として所定の
直流出力電圧(DC24V,およびDC8V)を得る直
流電源装置、5は販売制御部、6は販売情報の表示装
置、7は貨幣処理装置(コインメカニズム,ビルバリデ
ータ)、8はベンド機構(販売指令に基づいて商品収納
ラックから商品を払出す例えばソレノイド駆動式の商品
搬出機構)であり、自動販売機の本体から引き出した電
源コードのプラグ9を商用電源1のコンセントに接続し
て運転を行うようにしている。
【0004】ここで、電源の仕様がAC100Vである
照明灯2,冷却/加熱ユニット3,およびベンド機構
(駆動ソレノイド)8は商用電源1に直接接続されてい
る。一方、電源が直流である制御部5,および表示装置
6,貨幣処理装置7は2系統の直流出力(DC24V,
DC8V)を持つ直流電源装置4を介して商用電源1に
接続されている。なお、図中の点線は制御部からの制御
信号ラインを表している。また、ベンド機構8の駆動部
として、多くの自動販売機では一般に電源がAC100
Vであるソレノイドを使用しているが、機種によっては
電源がDC24Vのモータを使用することもあり、この
場合には前記の直流電源装置4の出力側に接続して使用
される。
【0005】一方、商用電源1が停電した場合でも自動
販売機の販売動作が継続して行えるようにするために、
機内に非常用電源として蓄電池(無停電電源装置)を搭
載し、商用電源の停電時に自動販売機の電源を商用電源
から蓄電池に切換えて引き続き販売が行えるようにした
自動販売機が既に提案されており、実開平1−6857
6号,特開平10−116379号公報などで公知であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に自動販売機の停電対策として機内に蓄電池を装備し、
この蓄電池を商用電源からの電力で充電するようにした
自動販売機では、次記のような問題点がある。すなわ
ち、 (1) 現在使われている二次電池には一般的に鉛蓄電池で
あって重量も重く,機内の占有スペースも大きくなる。
また、蓄電池を自動販売機に搭載して使用するには電解
液補給などの保守,および周囲環境に対する管理上の問
題が多い。
【0007】(2) 商用電源の停電時に自動販売機の販売
動作を継続させるには、照明,冷却/加熱機能が停止し
ても、販売制御部,貨幣処理装置,ベンド機構などの販
売動作に直接関与する電装品に対する電源は最低確保し
ておく必要がある。このために、蓄電池の電力を使って
自動販売機の商品販売動作を行うとしても、蓄電値の出
力をDC24V,DC8Vの2系統の直流,およびAC
100Vの交流に変換する必要があり、蓄電池の充電回
路も含めて機内の給電回路が複雑化する。
【0008】(3) 蓄電池の充電容量に限りがあり、商用
電源の停電が極短い時間で回復する場合には問題となる
ことはないが、停電期間が長引く場合には商用電源の回
復以前に電池切れとなって自動販売機の販売機能がスト
ップしてしまい、それ以降は機内に商品の在庫が残って
いても販売提供が行えなくなる。
【0009】(4) 自動販売機のロケーション先の地域で
大規模な災害が発生して電気,水道,ガスなどのライフ
ラインが停止した場合には、被災者に対する飲料,食品
の供給が急務な課題となる。かかる点、災害地域に多く
展開している飲料,食品の自動販売機には商品として機
内に飲料,食品が貯蔵されていることから、市中の配電
系統がダウンして商用電源が停電した場合でも、先記の
ように自動販売機に蓄電池を搭載して商品の販売機能が
確保できれば、被災者に飲料,食品を提供することが可
能となる。
【0010】しかしながら、災害発生に伴うライフライ
ンのダウンで前項(3) のように商用電力の配電系統の復
旧が遅れて停電時間が長引くと、配電系統の復旧以前に
電池切れとなって販売動作が行えなくなって自動販売機
が飲料,食品の供給源として十分な役目が果たせなくな
る。また、自動販売機の1台ごとに蓄電池を装備するこ
とは、コスト,保守面で多額の費用を要するためにその
普及を進めることが実際には中々困難である。
【0011】本発明は上記の課題に対してなされたもの
であり、その目的はコスト,保守,給電能力の面で問題
のある蓄電池を常設せずに、商用電力系統がダウンした
非常時でも、例えば自動車に搭載しているカーバッテリ
ーなどを外部直流電源として、そのバッテリーを自動販
売機に外部接続することで商品販売が行えるようにした
災害対策用の自動販売機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、常時は商用電源から給電して運
転,商品販売を行う自動販売機において、大規模災害の
発生で商用電源が停止した非常時の状態で機外から外部
直流電源としてのバッテリーを接続するためのバッテリ
ー接続手段と、前記バッテリーを電源として商用電源と
同じ電圧の交流に変換するインバータと、販売制御部,
およびベンド機構への入力を商用電源側からインバータ
の出力側に切換える給電回路切換手段を備え、商用電源
の停電時にバッテリーを接続してその蓄電電力にて商品
販売を行うようにする(請求項1)ものとし、具体的に
は次記のよう形態で構成する。
【0013】(1) バッテリー接続手段として、自動販売
機のキャビネットに設けたバッテリー専用の端子台を備
えるか、ないしは自動販売機から引出して商用電源のコ
ンセントに差し込む電源コードのプラグを使用する(請
求項2)。 (2) 前項(1) のバッテリー専用端子台を、本体キャビネ
ットの前面一角に設けた手動開閉式小扉の内方に設置す
る(請求項3)。
【0014】(3) 電源を商用電源からインバータの出力
側に切換える回路切換手段として、商用電源の停電を検
知して販売制御部,およびベンド機構への入力を商用電
源からインバータの出力側に切換える停電検知リレーを
備える(請求項4)。 (4) また、回路切換手段のの補助として、自動販売機に
接続したバッテリーの電圧がインバータの動作電圧範囲
内にあるか否かを判定し、範囲内にある条件でインバー
タの出力を販売制御部,およびベンド機構に給電するよ
うに動作するバッテリー電圧判定装置を備える(請求項
5)。
【0015】(5) さらに、インバータの入力側に、バッ
テリー接続手段に接続したバッテリーの出力をインバー
タの入力端子極性に合わせて供給する全波整流回路で構
成したバッテリー極性整合回路を備え、バッテリーの誤
接続にも対応できるようにする。
【0016】上記構成になる災害対策用の自動販売機に
よれば、大規模災害の発生でその地域のライフラインが
停止し、電力系統もダウンして商用電源が使えなくなっ
た非常事態でも、例えば自動車に搭載したカーバッテリ
ーを外部直流電源に利用してそのカーバッテリーを自動
販売機の外部接続端子に接続する(自動車を街頭に設置
してある自動販売機の前に寄せてカーバッテリーと自動
販売機との間をケーブル接続する、あるいは自動車から
取り外したカーバッテリーを自動販売機に接続する)こ
とで、照明灯,冷却/加熱ユニットは機能しないが、最
小必要な商品の販売を行うことができる。
【0017】なお、このような非常事態での販売時に
は、例えば商品を値引き,ないし無料で被災地域の人達
に販売できるように商品価格の二重設定,および販売制
御プログラムを組んでおくことも可能である。また、こ
の場合には商用電源が停止する以前の販売数量などの情
報を制御部の不揮発性メモリーに記憶しておけば、災害
の非常時に無料,ないし値引きして販売した商品の数量
を後から読み出すことが可能で販売管理に役立つ。
【0018】しかも、この災害対策用自動販売機は、一
般の自動販売機にバッテリーの外部接続端子,バッテリ
ーの電力を入力として商用電源と同じ電圧の交流を出力
するインバータ、および機内の給電回路を商用電源から
インバータ出力側に切換える装置を追加装備するだけ
で、コスト,保守などの面で大きな費用を要する蓄電池
を搭載してないので、災害対策用としての普及化にも有
利である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図4に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例
の図中で図5に対応する同一部材には同じ符号を付して
その説明は省略する。
【0020】まず、図1に本発明の実施例による機内給
電系統図を示す。すなわち、図示の実施例においては、
図5に示した従来の回路と比べて、外部直流電源として
のバッテリー(例えばカーバッテリー)10を接続する
ためのバッテリー専用の端子台11と、商用電源1の停
電時に自動販売機にバッテリー10を接続した状態で、
このバッテリー10の出力を商用電源1と同じ電圧の交
流に変換して出力するインバータ12と、販売制御部
5,表示装置6,貨幣処理機構7の直流電源となる直流
電源装置4,およびベンド機構8への入力、を商用電源
1からインバータ12の出力側に切換える給電給電回路
切換手段として、停電検知リレー13,および自動販売
機に接続したバッテリー10の適正を判定するバッテリ
ー電圧判定装置14、さらに自動販売機に接続したバッ
テリー10の出力をインバータ12の入力端子極性に合
わせて供給するバッテリー極性整合回路15が新たに追
加装備されている。
【0021】ここで、バッテリー専用端子台11は、図
4(a),(b) で示すように、自動販売機の本体キャビネッ
ト16の前面一角(下端の隅部)に設けた小扉17の内
方に配備されている。この小扉17は手動開放式の片開
き扉であって留め具17aで閉位置に固定するようにし
ている。なお、図4(a) において、18は前面外扉であ
り、周知のように外扉18は、商品見本18aを陳列す
るディスプレイ室18b,商品選択ボタン18c,コイ
ン,紙幣の投入口,表示装置などを装備した販売操作パ
ネル18d,商品取出口18eなどを備えている。な
お、図示実施例では、バッテリー専用端子台11を使わ
ずに、商用電源1のコンセントに接続した電源コードの
プラグ9を商用電源1から引き抜いた上で、ここにバッ
テリー10(バッテリー10にはあらかじめコンセント
付きケーブルが接続されている場合など)を接続して使
用することも可能である。また、端子台11の代わりに
差し込み式のケーブルコネクタを用いることもできる。
【0022】また、インバータ12は、例えば入力電
圧:DC12V(動作電圧10〜16V),もしくはD
C24V(動作電圧20〜32V)の一方か共用,出力
電圧:AC100Vで、その出力容量が自動販売機の制
御部5,表示装置6,貨幣処理装置7,およびベンド機
構8の消費電力を賄える容量であるものを採用する。
【0023】一方、停電検知リレー13はリレー接点S
1,S2 (a接点,b接点)を有し、出力接点S1 は商用
電源1から照明灯2,冷却/加熱ユニット3に通じる分
岐給電回路に接続され、リレー接点S2 は制御部5,表
示装置6,貨幣処理装置7の電源となる直流電源装置
4,およびベンド機構8に対応する給電回路に対して商
用電源1とインバータ12の出力側との間に介挿接続さ
れている。ここで、商用電源1が正常であれば、リレー
接点S1,S2 のa接点がON,b接点がOFFであり、
商用電源1が停電すると、これを検知してa接点がOF
F,b接点がONに切換わる。
【0024】また、バッテリー電圧判定装置14はリレ
ー接点S3 を有し、前記端子台に外部接続したバッテリ
ー10の電圧がインバータ12の動作電圧範囲内にある
か否かを判定し、範囲内にあればバッテリー10の電圧
が適正と判断してインバータ12の出力回路に介挿接続
した前記リレー接点S3 をONにする。
【0025】また、バッテリー極性整合回路15は、図
2で示すようにダイオード15aでブリッジ回路を組ん
だ全波整流回路としてなる。かかる構成により、端子台
11,もしくは電源コードのプラグ9にバッテリー10
を接続ケーブル19を介して外部接続した場合に、バッ
テリー10の+電極と−電極を逆に接続した場合でも、
バッテリー10の出力が常にインバータ12の入力端子
に正しい極性に整合して入力されるようになるので、バ
ッテリー10の誤接続,並びに極性の誤接続からインバ
ータ12を保護できる。
【0026】さらに、図示実施例では、バッテリー専用
端子台11から引出した機内の給電線に電圧検知リレー
20を接続し、そのリレー接点S4,S5 が図示のように
端子台11,およびプラグ9側に通じるバッテリーの入
力回路に介挿接続されている。この電圧検知リレー20
は、商用電源1の停電時にバッテリー10を専用端子台
11に接続した状態で、これを知らずにプラグ9に別な
バッテリーを接続した場合に発生するバッテリー間の干
渉を防ぐ役目を果たす。
【0027】かかる構成で、商用電源1が正常に機能し
ている通常の稼働状態では、停電検知リレー13が不動
作でそのリレー接点S1,S2 はa接点がON,b接点が
OFFであり、機内に装備した各電装品(照明灯2,冷
却/加熱ユニット3,直流電源装置4,販売制御部5,
表示装置6,貨幣処理装置7,ベンド機構8)は全て商
用電源1を電源として運転,動作し、各販売動作ごとに
販売制御部5からの指令によりベンド機構8が動作して
商品を商品取出口17(図4(a) 参照)に搬出する。ま
た、この運転状態では照明灯2が点灯し、冷却/加熱ユ
ニット3も運転されて庫内の商品収納ラックに収納した
商品を販売適温に保冷,ないし加温している。
【0028】一方、大規模災害が発生してその地域のラ
イフラインがストップし、商品電力系統もダウンして商
用電源1が停電した場合には、停電検知リレー13が作
動してそのリレー接点S1,S2 が反転動作し、前記とは
逆にa接点がOFF,b接点がONに切換わる。そし
て、この停電状態で外部から持ち込んだバッテリー(例
えば自動車に搭載したカーバッテリー(電圧12V,あ
るいは24V))を自動販売機の小扉17(図4参照)
を開いてバッテリー専用端子台11に接続するか,ある
いは自動販売機の電源コードのプラグ9を商用電源1の
コンセントから引き抜いた上でバッテリー10に接続す
ると、バッテリー10の蓄電電力がインバータ12で交
流に変換されて出力する。また、この際にはバッテリー
10の電圧がインバータ12の動作電圧範囲にあるか否
かをバッテリー電圧判定装置14で判定し、バッテリー
電圧が適正であればリレー接点S3 がONとなる。これ
により、インバータ12の出力(AC100V)が停電
検知リレー13のリレー接点S2 のb接点を経由して販
売制御部5,表示装置6,貨幣処理装置7の電源となる
直流電源装置4,およびベンド機構8に給電される。こ
の状態では、冷却/加熱ユニット3が停止していて機内
の商品(飲料,食品)は販売適温に保冷,加熱されてな
いが、少なくとも販売指令を与えて商品を搬出する商品
販売機能が確保された状態となる。したがって、この状
態で利用者が貨幣を投入すれば、商品を購入することが
できる。
【0029】ここで、商用電源1の正常,停電時におけ
る前記した自動販売機の販売動作のフローチャートを図
3に示す。
【0030】なお、災害発生でライフラインも停止した
ような非常事態に限り、前記のように外部から持ち込ん
だバッテリーを使って商品を販売する場合には、商品を
値引き,ないし無料で販売するように価格設定して機内
に貯蔵しいてる飲料,食品を被災地域の人達に提供する
ことも可能である。きる。また、図示例では照明灯2も
消灯したままであるが、夜間時の利用に便宜を図るため
に、小さな豆電球などをディスプレイ室内に備えてお
き、停電中での商品販売時にはバッテリー10の電力で
点灯させることも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の自動販売機
によれば、従来の停電対策として機内に非常用電源の蓄
電池(無停電電源装置)の代わりに、非常時に機外から
外部直流電源としてのバッテリーを接続するためのバッ
テリー接続手段、前記バッテリーを電源として商用電源
と同じ電圧の交流に変換するインバータ、販売制御部,
およびベンド機構への入力を商用電源側からインバータ
の出力側に切換える給電給電回路切換手段を備えたこと
により、自動販売機にコスト,保守,管理面で費用の負
担が掛かる蓄電池を自動販売機に常設することなしに、
大規模な災害が発生してその地域のライフラインが停止
した非常時でも、外部から持ち込んだバッテリー(例え
ば自動車に搭載したカーバッテリーなど)を自動販売機
に接続することで商品を販売することができ、この自動
販売機を大規模災害時における飲料,食品の供給源とし
て役立てることができる。また、本発明による災害対策
用の自動販売機は蓄電池を搭載しないので、コスト面か
らも普及促進化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に基づく自動販売機の機内給
電系統図
【図2】図1におけるバッテリー電圧判定装置の回路図
【図3】図1の構成による商用電源の正常,停電時にお
ける自動販売機の販売動作を表すフローチャート図
【図4】図1におけるバッテリー専用端子台の構成配置
図であり、(a) は災害対策用自動販売機の正面図、(b)
は(a) 図における小扉の開放状態の部分斜視図
【図5】従来の自動販売機の機内給電系統図
【符号の説明】
1 商用電源 2 照明灯 3 冷却/加熱ユニット 4 直流電源装置 5 販売制御部 6 表示装置 7 貨幣処理装置 8 ベンド機構 9 電源コードのプラグ 10 バッテリー 11 バッテリー専用端子台 12 インバータ 13 停電検知リレー 14 バッテリー電圧判定装置 15 バッテリー極性整合回路 16 自動販売機の本体キャビネット 17 小扉 19 バッテリーの接続ケーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常時は商用電源から給電して運転,商品販
    売を行う自動販売機において、商用電源が停止した非常
    時に機外から外部直流電源としてのバッテリーを接続す
    るためのバッテリー接続手段と、前記バッテリーを電源
    として商用電源と同じ電圧の交流に変換するインバータ
    と、販売制御部,およびベンド機構への入力を商用電源
    側からインバータの出力側に切換える給電給電回路切換
    手段を備え、商用電源の停電時にバッテリーを外部接続
    してその蓄電電力にて商品販売を行うようにしたことを
    特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動販売機において、バッ
    テリー接続手段が、自動販売機のキャビネットに設けた
    バッテリー専用の端子台、ないしは自動販売機から引出
    して商用電源のコンセントに差し込む電源コードのプラ
    グであることを特徴とする自動販売機。
  3. 【請求項3】請求項2記載の自動販売機において、バッ
    テリー専用の端子台を本体キャビネットの前面一角に設
    けた手動開閉式小扉の内方に設置したことを特徴とする
    自動販売機。
  4. 【請求項4】請求項1記載の自動販売機において、給電
    回路切換手段として、商用電源の停電を検知して販売制
    御部,およびベンド機構への入力を商用電源からインバ
    ータの出力側に切換える停電検知リレーを備えたことを
    特徴とする自動販売機。
  5. 【請求項5】請求項1記載の自動販売機において、自動
    販売機に接続したバッテリーの電圧がインバータの動作
    電圧範囲内にあるか否かを判定し、範囲内にある条件で
    インバータの出力を販売制御部,およびベンド機構へ供
    給するバッテリー電圧判定装置を備えたことを特徴とす
    る自動販売機。
  6. 【請求項6】請求項1記載の自動販売機において、イン
    バータの入力側に、バッテリー接続手段に接続したバッ
    テリーの出力をインバータの入力端子極性に合わせて供
    給する全波整流回路で構成したバッテリー極性整合回路
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
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