JP4710709B2 - 自動販売機 - Google Patents

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この発明は、庫内に飲料や食料などの商品を内蔵し、購入者が代金を投入して希望する商品を選択すると庫内に内蔵した商品を販売する自動販売機にかかり、特に、震災などの災害によりライフラインが停止した災害時に庫内に内蔵した商品を無料で供給できるようにした災害対策用の自動販売機に関する。
清涼飲料などを販売する飲料自動販売機は全国の津々浦々まで普及している。飲料自動販売機として一般的な缶,ペットボトルを販売する自動販売機の構成を図6の斜視図に示す。図に示すように、この自動販売機は、前面が開放した断熱筐体として形成された本体キャビネット10と、本体キャビネット10の前面に開閉可能に支持された外扉20とからなる。本体キャビネット10の商品収納庫の前面は開閉可能な断熱内扉30によって閉塞されている。本体キャビネット10の庫内には、断熱仕切壁により左右方向に複数の商品収納室に区分され、各商品収納室は、缶、瓶、ペットボトルなどの商品を収納するとともにその下端に選択ボタンの操作により商品を搬出する商品払出機構を有する商品ラックが収設され、また、各商品収納室の下部には、当該各商品収納室を冷却もしくは加熱して商品ラックに収納した商品を冷蔵・温蔵状態に保存する冷却/加熱ユニットが配設されている。
外扉20の前面の上部域は透明板40で覆われ、この透明板40と外扉20に開閉可能に支持された中扉60との間の空間がディスプレイ室50として形成されている。前記中扉60の前面には、本体キャビネット10の庫内に収納した商品に対応した複数の商品サンプル80を左右に一列に並べて載置したディスプレイ台70が上下方向に3段取付けられている。前記透明板40には、各ディスプレイ台70と対峙する位置に商品選択ボタンユニット90が設けられ、商品選択ボタンユニット90は、ディスプレイ台70に載置された各商品サンプル80に対応して左右に一列に並べて設けた商品選択ボタン(不図示)を有している。さらに外扉20の前面には硬貨投入部21の投入口、紙幣投入部22の投入口、釣銭返却部23の返却口、商品取出部24の取出口に加え、不図示の返却レバーおよびロック付ハンドルなどが設けられ、外扉20の背面には硬貨投入部21の投入口に連通したコインメカニズム25、このコインメカニズム25に連通した金庫26、紙幣投入部22の投入口に連通した紙幣識別装置27(以下、ビルバリデータという)などが設けられている。なお、ディスプレイ室50には商品サンプル80などを明るく照らす蛍光灯(不図示)が配設されている。
前記自動販売機は商用電源からの電力供給を受けてディスプレイ室50内の蛍光灯を点灯制御して商品サンプル80などを明るく照らしだすとともに冷却/加熱ユニットを運転制御して庫内の商品を冷却/加熱し、硬貨または紙幣が投入されるとコインメカニズム25またはビルバリデータ27で識別して投入金額を積算するととともにこの投入金額と商品価格とを比較して商品選択ボタンユニット90の販売可能ランプを点灯制御し、選択ボタンが操作されると選択された商品価格と投入金額とを演算して商品ラックに搭載された商品払出機構に販売信号を供給する。商品ラックに搭載された商品払出機構はソレノイドの励磁・釈放動作により動作して商品ラックに収納した商品を1個づつ搬出する。
前述したように自動販売機は商用電源からの電力供給を受けて運転制御を行うように構成されており、また、外扉20はキー操作によりロック付ハンドルを鎖錠・開錠して開閉するように構成され、外扉20を閉じた状態で扉ロック装置により本体キャビネット10にロックされている。ところで、震災などの災害によりライフラインが停止した場合には自動販売機の運転制御も停止するが、自動販売機の庫内には缶,ペットボトルなどの清涼飲料が収納されており、これを非常食品として提供することがすでに提案されている。その一つが商用電源の停止時に外扉を開放するものである。これは、扉ロック装置を常時においては商用電源により外扉を閉位置にロックする状態とし、商用電源が停止した非常時には外扉のロックを解除して開放可能とし、庫内の商品を自由に取出せるようにしたものである(例えば、特許文献1)。また、商用電源の停止時に外扉を開放することなく庫内の清涼飲料を供給するものも提案されている。これは、機内に予備電源装置(例えば、バッテリー)搭載し、商用電源の停止を検出して災害運転モードに移行し、予備電源装置から販売動作に必要な箇所にのみ電力を供給して販売可能ランプを点灯させ、選択ボタンの操作により商品払出機構を動作させて商品を無料で供給するようにしたものである(例えば、特許文献2)。
特開2000−123228号公報 特開2000−132737号公報
ところで、自動販売機における外扉の背面にはコインメカニズム25やビルバリデータ27などの貨幣処理機構および金庫26が配設されている。従って、特許文献1に代表されるように商用電源の停止時に外扉を開放可能とした自動販売機においては外扉開放時に貨幣処理機構や金庫が露出してしまうことから盗難のおそれがあり、貨幣処理機構や金庫に盗難防止の手段を施さねばならないとともに自動販売機の電源コード(プラグ)を故意に抜き取られて商用電源の停止状態にされてしまうおそれもある。かかる点特許文献2に代表されるように商用電源の停止時には外扉を開放することなく無料で清涼飲料を供給するものでは前述した問題点を解決することができる。しかしながら、この場合には商用電源の停止状態が災害に伴うライフラインの停止であるのか、自動販売機の電源コードの故意の抜き取りであるのかを判定せねばならず、災害時の無料供給を優先する余りに故意に悪戯されるおそれがある。また、商用電源の停止時に外扉を開放することなく庫内の清涼飲料を取出せるようにするため、外扉にキー操作により開閉する小扉を設けるとともに手動で商品払出機構を動作する手動操作機構を付加し、この手動操作機構の操作端が小扉に臨むようにすることもできる。しかしながら、この場合には自動販売機の構造自体を変更しなければならないことからコストアップするという問題を有する。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、大幅なコストアップを招くことなく災害時には庫内の商品を無料で供給することができるとともに通常時には故意により商品の只取を防止することができる自動販売機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明によれば、前面が開口した庫内に商品を温蔵,冷蔵状態に保存する本体キャビネットと、この本体キャビネットの開口を開閉する外扉と、この外扉を本体キャビネットにロックする主ロック装置とシリンダー錠付補助ロック装置とを備えた自動販売機であって、予備電源装置を内蔵し、常時は商用電源からの電力により運転制御され、商用電源の停止時には予備電源装置からの電力により商品を無料で供給する自動販売機において、前記シリンダー錠付補助ロック装置のキー操作による解錠に基づいて予備電源装置への切換えを行うことを特徴とする(請求項1)
また、本発明によれば、シリンダー錠付補助ロック装置はキー操作により回転するシリンダーに連結したカムと、このカムにより動作するスイッチを有し、シリンダー錠付補助ロック装置のキー操作による解錠に基づく前記スイッチの動作により予備電源装置への切換えを行うことができ(請求項2)、さらに、スイッチはオフディレータイマの接点を直列接続するように構成することができる(請求項3)。
前述したように構成された本発明によれば、シリンダー錠付補助ロック装置をキー操作してロックを解除しても外扉は主ロック装置によりロック状態にあることから開放されることを防止でき、ライフラインの停止は自動販売機を所有する所有者によって判断されることから判定条件を設定する必要がなく、シリンダー錠付補助ロック装置を二重にロックする機能と災害発生時に商用電源から予備電源装置への切換えを行う機能を持たせることができ、また、自動販売機の電源コード(プラグ)を故意に抜き取って商用電源を停止状態として商品を只取する悪戯にも対処することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図6に対応する部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
図1は図6に示した缶飲料などを販売する自動販売機の正面図である。図1において、10は断熱材で囲まれた庫内に缶飲料などを格納した本体キャビネット、20は本体キャビネット10の前面にヒンジ20aにより開閉自在に装着された外扉である。外扉20の前面の上部域は透明板40で覆われたディスプレイ室50として形成されている。このディスプレイ室50には本体キャビネット10の庫内に収納した商品に対応した複数の商品見本80を左右に一列に並べて載置したディスプレイ台70が上下方向に3段取付けられている。前記透明板40には、各ディスプレイ台70と対峙する位置に商品選択ボタンユニット90が設けられ、商品選択ボタンユニット90は、ディスプレイ台70に載置された各商品見本80に対応して左右に一列に並べて設けた商品選択ボタン90aを有している。
前記外扉20の前面には操作パネルPが設けられ、この操作パネルPには硬貨投入口21a、紙幣投入口22a、釣銭返却口23a、商品取出口24a、返却レバー25a、シリンダー錠付きの主ロック装置1およびシリンダー錠付きの補助ロック装置2が組付けられている。前記本体キャビネット10の前面を閉塞するように外扉20を閉じた状態において主ロック装置1および補助ロック装置2を施錠することにより外扉20が閉位置から開かないようにロックされる。なお、本体キャビネット10の機内には商用電源の停止時にも商品を無料で供給するための予備電源装置(無停電電源装置)が配設されている。この発明では商用電源の停止時に前記キー付補助ロック装置2のキー操作に基づいて予備電源装置(無停電電源装置)への切換えを行うものであり、次に前記キー付補助ロック装置2について図2を用いて説明する。
図2は扉ロック装置を示し、(a)はその要部側面図、(b)は要部正面図である。扉ロック装置は本体キャビネット10の上下2箇所ないし上中下の3箇所に設けられ、その開口端から前方に突き出すように取付けられたフック状のロック受金11と、外扉20の背面側に装着して前記ロック受金11に係脱するように上下方向へスライド可能に案内支持されたチャンネル形のロックバー(掛け金)12と、外扉20の前面に設けたシリンダー錠付きの主ロック装置1と、この主ロック装置1に並べて外扉1の前面に配したシリンダー錠付きの補助ロック装置2とにより構成されている。前記主ロック装置1は扉前面に設けたハンドル1aと、ハンドル軸10aの後端に連結して前記ロックバー12に連繋させた操作レバー1bとからなり、シリンダー錠付きの補助ロック装置2はシリンダー錠の後端に取付けた操作レバー2aと、この操作レバー2aに連動して横方向(前後方向)にスライド移動する閂2bとからなる。なお、ロックバー12には前記ロック受金11、操作レバー1bおよび閂2bに対応して角穴12a,12b,12cが開口している。
前記外扉20を閉位置にロックするには外扉20を閉じると図2に示すようにロックバー12が下降し、その角穴12aがロック受金11に係合する。この状態でハンドル1aに設けたシリンダー錠をキー13により施錠すると操作レバー1bがロックバー12をこの位置から上方に移動できないように鎖錠して外扉20をロックする。このように主ロック装置1で外扉20を閉位置にロックした状態で、さらにシリンダー錠付き補助ロック装置2にキー14を差し込んで施錠すると、補助ロック装置2は閂2bがロックバー12の側面に開口した角穴12cに嵌入してロックバー12に係合し、これにより外扉20を二重にロックする。この扉ロック状態から外扉20を開く場合は、ハンドル1aの解錠に先立って補助ロック装置2のシリンダー錠をキー14により解錠して閂2bをロックバー12から引き抜く。次いで、ハンドル1aに設けたシリンダー錠にキー13を差し込んで解錠した上でハンドル1aを時計方向に回すと、操作レバー1bを介してロックバー12が上方に引き上げられる。これにより、ロック受金11とロックバー12との係合が外れて外扉20を開くことができるようになる。
次に、前記補助ロック装置2の構成について図3および図4を用いて説明する。図3は補助ロック装置2の分解斜視図、図4は補助ロック装置2の組立図である。なお、図3,図4においては図2に示した操作レバー2aおよび閂2bを省略している。
図3において、200は補助ロック装置2のシリンダー錠を示し、このシリンダー200の外筒には鍔部200a,六角柱部200b,円筒部200cが形成され、外筒から突出する内筒200dを有する。201は外扉20の背面にねじS1,S2より固着される補助ロック装置2の取付金具であり、この取付金具201にはシリンダー錠200を保護する箱形の保護枠202が溶接により固着される。この保護枠202は下面が開放し、背面に円筒部200cが貫通する穴202aが穿孔されている。203は断面略L字状のストッパーであり、一方の脚片にシリンダー錠200の六角柱部200bに係合する係合溝203aを有する。204は前記保護枠202の背面にねじS3〜S5により固着される断面略コ字状のスイッチ取付枠であり、一方の脚片を切り起こしてスイッチ固定片204aが形成され、このスイッチ取付片204aに押釦スイッチSWが固定される。205は断面コ字状のカムであり、一方の脚片にはシリンダー錠200の内筒200dとこの内筒200dに固着された一対の爪200e,200eが嵌め込まれる長孔205aを有し、他方の脚片がスイッチ取付枠204に軸206により軸支される。カム205は軸206を中心に回動(図では反時計方向)することにより押釦スイッチSWの操作片SW1を押圧して押釦スイッチSWを動作させものである。なお、210はシリンダー錠200を囲繞するカバー枠である。
前記取付金具201には保護枠202が溶接により固着され、カム205を軸支したスイッチ取付枠204を前記保護枠202にねじS3〜S5により取付けて補助ロック装置アセンブリーとして予め組立てられる。この補助ロック装置アセンブリーは、図4に示すように、外扉20の背面にねじS1,S2により固着される。ここで、取付金具201には補助ロック装置2のシリンダー錠200が貫通する取付孔(図では保護枠202で隠れて見えない)が形成され、同様に外扉20にもシリンダー錠200が貫通する固定穴が形成されている。なお、外扉20の固定穴はシリンダー錠200の鍔部200aよりも小さく、円筒部200cよりも大きく形成されている。外扉20の背面に補助ロック装置アセンブリーを固定した後、外扉20の前面からシリンダー錠200を挿入する。このとき、保護枠202の穴202aから突出するシリンダー200の内筒200dに固着された一対の爪200e,200eをスイッチ取付枠204に軸支されたカム205の長孔205aに嵌合させる。この後、前記保護枠202の開放した下面からストッパー203の一方の脚片を、当該脚片に形成された係合溝203aがシリンダー200の六角柱部200bに嵌り込むように挿入する。そして、この状態でストッパー203をねじS6により取付金具201に固定することによりシリンダー錠200の鍔部200aが外扉20の前面に当接してシリンダー錠200が固着される。最後にスイッチ取付枠205のスイッチ取付片204aに押釦スイッチSWをナットにより固着して補助ロック装置2の組付けが完了する。なお、図2に示した操作レバー2aは断面コ字状のカム205の両脚片の間に取付けられる。
図4は補助ロック装置2のロック状態、すなわち、外扉20の前面からキー14(図2参照)を挿入して施錠した状態を示し、この状態ではカム205が押釦スイッチSWの操作片SW1から離れた位置にある。前記キー14を補助ロック装置2のシリンダー錠200に挿入して解錠すると、シリンダー錠200の内筒200dが反時計方向に回転するとともにカム205が反時計方向に回動する。このカム205の回動により押釦スイッチSWの操作片SW1が押圧されて押釦スイッチSWが動作する。
次に、この発明の実施の形態にかかる自動販売機の機内給電系統について、図5に示す自動販売機の要部を概略的に示すブロック図を用いて説明する。図において、3は商用電源(AC100V)、4は照明灯、5は冷却/加熱ユニット、6は販売制御部(コインメカニズム,ビルバリデータからの投入金額を商品の販売価格と比較して商品選択ボタンの販売可能ランプを点灯させたり、商品選択ボタンからの選択信号を受信して販売信号を送出する制御部)、7は商品払出機構(販売指令に基づいて商品収納ラックから商品を払出す例えばソレノイド駆動式の商品払出機構)、8はバッテリーを内蔵し、商用電源3の停電時には販売制御部6および商品払出機構7に電力を供給する予備電源装置としての無停電電源装置、9はオフディレータイマであり、このオフディレータイマ9の動作により瞬時に作動する常開接点を9aで示している。SWは前記補助ロック装置2に付属する押釦スイッチ(常開接点)であり、この押釦スイッチSWは無停電電源装置8と販売制御部6,商品払出機構7との間に接続されている。なお、販売制御部6は図示を省略しているが、AC/DC変換器を介して商用電源3に接続され、AC/DC変換器からのDC24VおよびDC8Vの直流出力電圧により駆動されるものである。
この自動販売機は、図5のブロック図に示すように、照明灯4,冷却/加熱ユニット5,販売制御部6および商品払出機構7が商用電源3に接続され、常時は商用電源3からの電力供給を受けて稼動している。この常時において、商品補充などのために外扉20を開放する際、補助ロック装置2がキー14により解錠されると補助ロック装置2に付属する押釦スイッチSWが動作(補助ロック装置2と押釦スイッチSWの連繋については後述にて説明する)するが、オフディレータイマ9の常開接点9aが開いていることにより無停電電源装置8から販売制御部6および商品払出機構7に電力が供給されることはない。ここで、自動販売機に電力を供給している商用電源3が停止(震災や電源コードの抜き取り)するとオフディレータイマ9が動作して常開接点9aが瞬時に作動して無停電電源装置8から販売制御部6および商品払出機構7への電力の供給を可能な状態とする。しかしながら、無停電電源装置8と販売制御部6および商品払出機構7との間には補助ロック装置2に付属する押釦スイッチSWが挿入されているので、押釦スイッチSWが動作しない限り無停電電源装置8から販売制御部6および商品払出機構7に電力は供給されない。したがって、自動販売機の電源コード(プラグ)が故意に抜き取られて商用電源の停止状態にされてしまったとしても商品が故意に只取りされるのを防止するように構成されている。
一方、この自動販売機を災害時の飲料供給源として使用する場合(商用電源3の停止時)には補助ロック装置2をキー14(図2参照)により解錠する。この場合、前記キー14は自動販売機を管理する管理者が保管しているので、災害の発生を認知して自動販売機を飲料供給源として活用することが意識的に決定される。補助ロック装置2がキー14により解錠されると、前述した図4で説明したとおり、シリンダー200の内筒200dが反時計方向に回転するとともにカム205が反時計方向に回動し、このカム205の回動により無停電電源装置8からオフディレータイマ9の常開設定9a,押釦スイッチSWを介して販売制御部6および商品払出機構7に電力が供給される。ここで、押釦スイッチSWの動作信号は販売制御部6にも送信されるように構成されており、この押釦スイッチSWの動作信号を受信した販売制御部6は災害運転モードの運転状態となり、商品選択ボタンの販売可能ランプを全て点灯させ、商品選択ボタンが操作される都度対応する商品払出機構7を動作させて商品を搬出し、この自動販売機を飲料供給源として動作させる。
前述した実施の形態で説明したように補助ロック装置2を、主ロック装置1とともに外扉20を二重にロックする方式では高い防盗性が確保できるが、このような高い防盗性を必要としない場合や恰も二重ロック方式を採用しているように見せ掛けるためにダミーの補助ロック装置2を設けることもある。この場合には補助ロック装置2から操作レバー2a(図2参照)が取外される。なお、予備電源装置はバッテリーと商用電源の停止を検出するリレー等からなる停電検出装置と有し、停電検出装置によって商用電源の停止を検出してバッテリーから電力を供給するものであればよく、無停電電源装置に限定されるものではない。
前述したようにこの発明の実施の形態によれば、前面が開口した庫内に商品を温蔵,冷蔵状態に保存する本体キャビネット10と、この本体キャビネット10の開口を開閉する外扉20と、この外扉20を本体キャビネット10にロックする主ロック装置1とシリンダー付補助ロック装置2とを備えた自動販売機であって、予備電源装置8を内蔵し、常時は商用電源3からの電力により運転制御され、商用電源3の停止時には予備電源装置8からの電力により商品を無料で供給する自動販売機において、前記シリンダー錠付補助ロック装置2のキー操作による解錠に基づいて予備電源装置8への切換えを行うように構成したことによって、災害発生時にはこの自動販売機を災害時の飲料供給源として使用することができる。このように、シリンダー錠付補助ロック装置2を予備電源装置8への切換えに使用することによってシリンダー錠付補助ロック装置2に自動販売機を二重にロックする機能と災害発生時に商用電源3から予備電源装置8への切換えを行う機能を持たせることができ、また、自動販売機の電源コード(プラグ)を故意に抜き取って商用電源3を停止状態として商品を只取りする悪戯にも対処することができる。
また、シリンダー錠付補助ロック装置2に災害発生時に商用電源3から予備電源装置8への切換えを行う機能を持たせるための構成として、キー操作により回転するシリンダー(内筒200d)に連結したカム205と、このカム205により動作する押釦スイッチSWを追加するのみでよく、さらに、押釦スイッチSWにオフディレータイマ9の接点9aを直列接続するように構成することによって自動販売機の常時の稼動時に商品補充などのために補助ロック装置2を解錠した場合にも予備電源装置8から販売制御部6および商品払出機構7に電力が供給されることがない。
この発明は清涼飲料の自動販売機に限らず、パン,弁当などの食品自動販売機やカップ式コーヒー自動販売機などに適用することができ、災害発生時に食料供給源として有用である。
本発明の実施の形態にかかる自動販売機を示す正面図である。 図1における扉ロック装置を示し、(a)はその要部正面図、(b)は(a)の側面図である。 図2における補助ロック装置の分解斜視図である。 図3の補助ロック装置の組立図である。 この発明の実施の形態にかかる自動販売機の機内系統を示すブロック図である。 清涼飲料を販売する一般的な自動販売機の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 主ロック装置
2 補助ロック装置
3 商用電源
6 販売制御部
7 商品払出機構
8 予備電源装置(無停電電源装置)
9 オフディレータイマ
10 本体キャビネット
14 キー
20 外扉
200 シリンダー錠
205 カム
SW 押釦スイッチ

Claims (3)

  1. 前面が開口した庫内に商品を温蔵,冷蔵状態に保存する本体キャビネットと、この本体キャビネットの開口を開閉する外扉と、この外扉を本体キャビネットにロックする主ロック装置とシリンダー錠付補助ロック装置とを備えた自動販売機であって、予備電源装置を内蔵し、常時は商用電源からの電力により運転制御され、商用電源の停止時には予備電源装置からの電力により商品を無料で供給する自動販売機において、
    前記シリンダー錠付補助ロック装置のキー操作による解錠に基づいて予備電源装置への切換えを行うことを特徴とする自動販売機。
  2. 請求項1に記載の自動販売機において、シリンダー錠付補助ロック装置はキー操作により回転するシリンダーに連結したカムと、このカムにより動作するスイッチを有し、シリンダー錠付補助ロック装置のキー操作による解錠に基づく前記スイッチの動作により予備電源装置への切換えを行うことを特徴とする自動販売機。
  3. 請求項2に記載の自動販売機において、スイッチにはオフディレータイマの接点が直列接続されていることを特徴とする自動販売機。
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