JP2003044913A - 自動販売機及び当該自動販売機での販売方法並びにペットボトルの取り出し方法 - Google Patents

自動販売機及び当該自動販売機での販売方法並びにペットボトルの取り出し方法

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JP2003044913A
JP2003044913A JP2001230894A JP2001230894A JP2003044913A JP 2003044913 A JP2003044913 A JP 2003044913A JP 2001230894 A JP2001230894 A JP 2001230894A JP 2001230894 A JP2001230894 A JP 2001230894A JP 2003044913 A JP2003044913 A JP 2003044913A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 災害時において商用電源の供給の有無に係わ
らずフリーベンディング状態となり、例えば集合住宅な
どの騒音に考慮する必要のある設置場所に適した自動販
売機及び当該自動販売機での販売方法並びにペットボト
ルの取り出し方法を提供する。 【解決手段】 飲料水を充填したペットボトルの収容容
量を確保するために冷却等のための温調手段を具備しな
い自動販売機であって、災害時には所定の開錠操作によ
ってフリーベンディング状態に移行し得る電源供給の有
無に影響されないフリーベンディング切換手段を具備す
ることを特徴とする。この特徴により、災害時に非常用
の貯留タンクとして日頃の当該タンク内の清掃/飲料水
の入れ替えなどのメンテナンスの必要のない自動販売機
及び当該自動販売機での販売方法並びにペットボトルの
取り出し方法を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地震などの災害
によってライフラインが停止した場合に、飲料水の供給
タンク的な役割を担うことも可能な飲料水の自動販売機
及び当該自動販売機での販売方法並びにペットボトルの
取り出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の災害時における食料や
飲料の供給源として機能するののとして、特開2000
−123227号(先行技術イ)、特開2000−12
3228号(先行技術ロ)、特開2000−27663
8号(先行技術ハ)、特開2000−132737号
(先行技術ニ)、特開2000−132738号(先行
技術ホ)、特開2000−293744号(先行技術
ヘ)、特開平11−345360号(先行技術ト)、特
開平11−328512号(先行技術チ)、特開200
0−123229号(先行技術リ)、特開2000−1
23230号(先行技術ヌ)が知られている。
【0003】上記先行技術イは、その公開公報第2頁右
欄の段落「0011」に記載されているように、常時は
商業用電源からの電力の供給が維持されている限りロッ
クされている小扉を自動販売機に設け、この小扉を開い
た内部に手動方式の扉のロック装置を収納し、電力の供
給が断たれて初めて前記小扉のロックが自動的に解除さ
れ前記小扉内のロック装置を手で操作することにより、
自動販売機内部の商品を取り出すことが出来るように構
成してなるものである。
【0004】また、上記先行技術ロは、前述した先行技
術イと同じように商業電源の供給が断たれた場合に、自
動的にロック解除されて商品を無料で取り出せることが
できるように構成した自動販売機が提案されている。
【0005】さらに、上記先行技術ハのものでは、平常
時には、列状に配置された複数のストッカに缶飲料上下
方向に整列させた状態から、当該ストッカの下部に設け
られたストッパを電気的な制御により操作し、前記スト
ッカの下側の取り出し口に自動落下させて排出すること
が可能な自動販売機であって、非常時には本体キャビネ
ットの外扉を管理者が開錠して、前記ストッパを手で操
作することにより前記取り出し口に向かって強制排出す
ることができるようにしたものが提案されている。
【0006】また、上記先行技術ニのものでは、商用電
源の停電か災害発生によるものかを判定する災害判定制
御装置を設け、平時は商用電源を使用した定常運転モー
ドにより運転して商品販売を行い、災害発生で商用電源
が停電した際には定常運転モードから災害運転モードに
切り替え、バッテリーにて商品販売を行うようにするこ
とが提案されている。
【0007】そして、上記先行技術ホ,チのものも上記
先行技術ニと同様に、災害時に商用電源が断たれた場合
でも蓄電装置によって販売機能を長時間保つことができ
るようにすることが提案されている。
【0008】更に、上記先行技術ヘ,ヌのものでは、商
用電源が断たれた非常時には、外部からバッテリなどに
よる電源を接続して販売状態を維持することが可能とな
る自動販売機が提案されいる。
【0009】最後に、上記先行技術ト,リでは、前記先
行技術ヘ,ヌのように外部からの電源を接続可能にする
のではなく、ハンドルの回転による自家発電によって非
常時には販売機能を維持できる自動販売機が提案されて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来のも
のでは、いずれも主として飲料の自動販売機的な役割を
担うことを目的としており、下位の目的として災害時に
非常飲料の払出しを行えることを目的としてなされてい
るため、その設置場所として想定されるのは、学校や公
民館や商店街などの沢山の人が集まり、商品が売れそう
な生活場所から離れた場所が想定されている関係から、
騒音やコンパクトに構成してできるだけ沢山の量の飲料
をストックしておくことに配慮がなされていないといっ
た問題がある。このような自動販売機は当該自動販売機
が存在することを購入者であるユーザにアピールする必
要がある関係から、寧ろ小型にすることにより目立たな
くなってユーザに発見され難くなるといった問題がある
ためである。
【0011】しかし、実際の災害時に飲料を消費するの
は、災害時の避難場所となりえる学校などの通常でも自
動販売機の需要が望める場所とは限らず、そのような避
難場所に避難が完了する段階では、電気などのライフラ
インの一部は既に回復している可能性が高く、寧ろ、災
害直後の数時間、数日の間での飲料不足の問題の方が大
きい。例えば、阪神淡路大震災において、ガスの復旧に
時間がかかったもののライフラインとして電気が回復し
たのは比較的早かった。また、避難所に避難している人
よりも自宅でライフラインの回復を待つ人の方が多かっ
たのも現実である。
【0012】この発明では、このような問題に鑑み、日
頃から人が集まる学校や公民館などの公的な場所ではな
く、集合住宅等の私的な生活場所に近く、実際に飲料水
を使用する台所に近い場所に、その設置する人にとって
主として緊急時の非常飲料水の貯留タンク用として設置
し、下位の目的として、買い物に行っても重くて持ち帰
るのに苦労する飲料水の販売機を可及的に使用場所とし
ての台所に近づけて設置することに適した自動販売機を
提供することを目的としている。
【0013】そして、他の目的としては、上述した目的
を達成するため、私的な生活場所に近づけて設置する場
合に問題となる騒音の問題と、自動販売機の筐体の大き
さの問題に配慮することとしている。
【0014】すなわち、上述した先行技術イ,ロのもの
では、ライフラインとしての電気が断たれた場合に無料
で飲料を供給できるようにしているから、水の供給を断
たれても電気が断たれない限り、非常用の飲料の供給源
として機能しないし、先行技術ニ,ホ,ヘ,ト,チ,リ
においても、バッテリー等の二次電源を利用して電気の
供給が断たれても販売機能を失わないようにしている
が、実際災害時に購入しようとするとお金が必要となる
といった問題がある。無料となるものとして先行技術ハ
が提案されているものの、上述した本発明の目的とする
ところの配慮がなされていないから、例えば、集合住宅
としてのマンションに設置を薦める場合には、騒音の問
題や大きさの割りに飲料の備蓄量が少ないとの問題があ
るため、非常用飲料のベンダーとしての設置を管理組合
などにアピールすることは困難であるといった問題があ
る。
【0015】また、上記先行技術ハにおいても、電源の
供給が断たれるか否かに係わらず、手動により飲料を取
り出せるようにすることが開示されているものの、上述
したような騒音や飲料の収納量についての配慮は全くな
されていないといった問題がある。
【0016】この発明は上述した目的を達成しつつ前記
先行技術イ〜ヌの問題点をことごとく解消し得る自動販
売機及び当該自動販売機での販売方法並びにペットボト
ルの取り出し方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】以上のような問題を解消
するためこの発明では、自動販売機にストックする飲料
を冷やしたり暖めて飲むような飲料ではなく、常温で売
買されることが多い飲料水のみとし、且つ、従来の自動
販売機では常設されていた飲料の冷却/過熱用の温調手
段を取り除き、飲料水のスペースを確保するとともに、
電源供給の有無に関係なくフリーベンディング状態に出
来える自動販売機、及び当該自動販売機での販売方法並
びにペットボトルの取り出し方法を提供する。
【0018】より詳しくは、以下のような発明を提供す
る。すなわち、請求項1の発明では、飲料水を充填した
ペットボトルの収容容量を確保するために冷却又は加熱
のための温調手段を具備しない自動販売機であって、災
害時には所定の開錠操作によってフリーベンディング状
態に移行し得る電源供給の有無に影響されないフリーベ
ンディング切換手段を具備することを特徴とする。
【0019】この発明によれば、(1)冷却や過熱など
を行う温調手段を具備しないので、ペットボトルの収納
容量を確保できる容量を大きさに比して増やすことがで
きるから、例えば集合住宅の玄関先に設置しても住民の
苦情を受け難いものとすることができるとともに、非常
時の貯留タンクとして重要となる飲料水ストック容量を
増やすことが可能となる。
【0020】しかも、フリーベンディング状態に移行さ
せるためのフリーベンディング切替手段を電源供給の有
無に影響されないものとしているから、前述したような
先行技術イ及びロの電源が断たれない限り無料で飲料を
入手可能なフリーベンディング状態に移行できないとい
った問題を解消することができる。
【0021】なお、マンションなどの集合住宅に前述し
た請求項1の自動販売機を設置する場合には、飲料水の
ペットボトルを自宅までの持ち運び容易とするために、
前記自動販売機にビニール袋の複数をユーザが自由に使
用可能な状態に備えつけることが好ましい。これは、飲
料水のペットボトルが後述する請求項3の発明のよう
に、その消費量の影響から1リットル以上のものが多い
ため、前述したような玄関先に設置しているといっても
持ち運びに苦慮する可能性があるためである。
【0022】また、請求項2の発明では、コインセレク
タへの所定金額の金銭投入を条件に飲料水を充填したペ
ットボトルを払い出す自動販売機であって、前記ペット
ボトルの複数を収納するための収納部と、当該収納部の
前面側に開閉自在に設けられた開閉扉と、当該開閉扉に
設けられた非電気錠と、前記コインセレクタへ投入され
た金銭を貯留する金庫部と、前記金庫部に設けられた錠
とから構成してなり、前記非電気錠は、前記錠の開錠を
条件としないで開錠可能に構成し、前記非電気錠を開錠
することにより前記開閉扉を開き、該開閉扉から前記収
納部に収納されているペットボトルを前記コインセレク
タへの金銭の投入なく取り出すことが可能としてなるこ
とを特徴とする。
【0023】この発明によれば、請求項1と同様の効果
を期待できるとともに、金銭を貯留する金庫の錠と、飲
料水のペットボトルを取り出し自在にするための非電気
錠とを別々に設けて、前記錠を開錠することなく前記非
電気錠を開錠することができるようにしているから、前
記錠をペットボトルの販売業者が保持し、非電気錠をマ
ンションの管理者としての消費者側に手渡しておくこと
により、販売業者の観点から金庫内の金銭が奪われる恐
れが低減しつつ、消費者にとっては非常時に非常用の飲
料水貯留タンクとして機能できることになる。
【0024】さらに、請求項3の発明では、請求項1又
は2のいずれかの請求項に記載の自動販売機であって、
前記ペットボトルは1リットル以上の容量の大型ペット
ボトルであることを特徴とする。
【0025】請求項4の発明では、飲料水を充填したペ
ットボトルの収容容量を確保するために冷却又は加熱の
ための温調手段を具備しない、前記ペットボトルを販売
するための自動販売機での販売方法であって、災害時に
は電源供給の有無に影響されないフリーベンディング切
換手段の所定の操作によってフリーベンディング状態に
移行し得ることを特徴とする。
【0026】この発明によれば、既述した請求項1と同
様の効果を期待することができる。
【0027】請求項5の発明では、請求項4の販売方法
において、前記ペットボトルは、1リットル以上の容量
の大型ペットボトルであることを特徴とする。
【0028】請求項6の発明では、コインセレクタへの
所定金額の金銭投入を条件にペットボトルを払い出すこ
とが可能な自動販売機の払出し方法であって、前記自動
販売機は、前記ペットボトルの複数を収納するための収
納部と、当該収納部の前面側に開閉自在に設けられた開
閉扉と、当該開閉扉に設けられた非電気錠と、前記コイ
ンセレクタへ投入された金銭を貯留する金庫部と、前記
金庫部に設けられた錠とから構成してなり、前記非電気
錠を開錠操作することにより、前記開閉扉を開き、該開
閉扉から前記収納部に収納されているペットボトルを金
銭の投入なく取り出すことが取り出すことが可能な状態
とすることを特徴とする。
【0029】この発明によれば、既述した請求項2の発
明と同様の効果を期待することができるものである。
【0030】請求項7の発明では、請求項6の自動販売
機の払出し方法において、前記ペットボトルは、1リッ
トル以上の容量の大型ペットボトルであることを特徴と
する。
【0031】上記「温調手段」とは、例えば、上記先行
技術ニ公報の図1に示される冷却/過熱ユニット3がこ
れに相当し、飲料を温めたり冷やしたりする手段であっ
て、一般的には飲料の自動販売機の殆ど全てに設けられ
ているものである.
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。
【0033】図1は飲料水を充填したペットボトルを複
数個ストックした状態から、所定の金銭の投入を条件に
払い出す自動販売機の斜視図であり、図2は前記自動販
売機の正面扉を取り外した状態を示す斜視図である。
【0034】図1及び2において、符号1は筐体であっ
て、筐体1は上下左右背面からなる本体2と、当該本体
とヒンジ2Aを介して開閉自在に設けられた開閉扉とし
ての前面扉3とから構成されている。
【0035】そして、前記本体2と前記前面扉3とで形
成される空間が、飲料水を充填した複数のペットボトル
群を収納する収納部4となる。
【0036】この実施の形態では、図2から明らかなよ
うに、ヒンジ2Aを介して開閉可能な前面扉3を、フリ
ーベンディング切換手段としての前面扉3の第1の錠
(非電気錠)5を図示しない鍵により開錠することによ
って、収納部4内のペットボトルを無料で取り出すこと
ができるフリーベンディング状態とすることができる。
【0037】また、前記収納部4内には、前面扉3に設
けられたコインセレクタ7のコイン投入口7Aに投入さ
れた小銭を貯留する金庫部8が設けられており、この金
庫には、第2の錠8Aが設けられている。当該第2の錠
8Aを開錠しなければ、金庫部8内に貯留されたコイン
を取り出すことが不可能となるようにしているから、前
述したようなフリーベンディング状態となった場合でも
金庫部8内の金銭が奪われるようなことはないといった
利点がある。7Bは、コイン投入口7Aから投入された
コインを返却するか、つり銭を返却するための返却口、
7Cはコインセレクタ7に投入された金銭の額を表示す
るための表示手段である。
【0038】前記第1の錠5は、電源の供給の有無に影
響されずに開錠することができる非電気錠としており、
このように非電気錠を採用することによって、ライフラ
インとして電源供給が断たれた場合でも断たれなかった
場合でも開錠してフリーベンディング状態にすることが
できる。
【0039】なお、図1における前面扉3には、コイン
セレクタ7のコイン投入口7Aに前記ペットボトル入り
の飲料水を購入するための金銭が投入されると、前記収
納部4内のペットボトルを筐体1外に取り出し可能とす
るために払い出される払出し口9と、払い出されたペッ
トボトルを収納し持ち運ぶための複数のビニール袋が使
用自在にストックされた袋ストック部10が設けられて
いる。
【0040】この実施の形態では、前記払出し口9から
払い出されるペットボトルが1リットル以上の2リット
ルの飲料水を払い出すものとしているため、その重さを
考慮して購入する人の腰の高さ位置に払出し口9が位置
するようにしている。したがって、約2キログラムの大
型ペットボトルを簡単に取り出すことが可能となる。
【0041】また、図2における符号11は制御基板で
あって、当該制御基板には図3に示す制御手段12の
他、各種の電気回路を具備するものである。
【0042】さらに、図2から明らかなように、この実
施の形態の自動販売機においては、従来の飲料自動販売
機に必ず設けられていた前記温調手段が設けられていな
いから、収納部4に収納できる前記ペットボトルの数を
筐体1のサイズに比して多く収納することが可能とな
る。
【0043】図3に示すのは、図1及び図2に基づいて
説明した飲料水を充填した大型ペットボトルの自動販売
機のハードブロック図である。
【0044】図において、12は制御手段であって、当
該制御手段12には、前記コインセレクタ7と、ペット
ボトル排出手段13と、前記制御手段12等に電源を供
給する商用電源供給用の電源14と、前記表示手段7C
並びに警報報知手段15と、照明手段16とが電気的に
接続されている。
【0045】前記ペットボトル排出手段13は、コイン
セレクタ7に所定の金銭が投入されることを条件に、前
記収納部4に収納された複数のペットボトルを先入れ先
出し(ファーストインファーストアウト)の古いもの順
で制御手段12の電気的な制御により自動的に払出し口
9から排出することができる。このような具体的な排出
機構は、この実施の形態では詳しく説明しないが、従来
から飲料の自動販売機に採用されている種々の機構を採
用することができる。
【0046】前述したように先入れ先出しに払い出すこ
とは、収納部4に収納するのが飲料水であることから腐
る恐れが少ないが、先入れ先出しにしないと幾ら腐りに
くい飲料水であっても長い年月の中で変質する恐れがあ
るためである。
【0047】前記警報報知手段15は、ブザーであって
金庫部8内の金銭が錠8Aをこじ開けるなどして盗まれ
そうになった場合に反応して警報を発するものである。
【0048】前記照明手段16は、前記払出し口9から
払い出されるペットボトルが夜でも見えるように照らす
ための照明である。
【0049】以上説明したこの実施の形態の自動販売機
では、飲料水を充填したペットボトルの収容容量を確保
するために冷却又は加熱のための温調手段を具備しな
い、前記ペットボトルを販売するための自動販売機での
販売方法であって、災害時には電源供給の有無に影響さ
れない第1の錠5の所定の操作としての開錠操作によっ
てフリーベンディング状態に移行し得るペットボトルの
販売方法を実行することができる。
【0050】そして、前記第1の錠5及び第2の錠8A
との2つの錠を用い、両者の錠を開錠して金庫部8内の
金銭を取り出すことができる2重の錠構造としているか
ら、第1の錠5を集合住宅などの消費者となりえる管理
者に保持させておいて、その第1の錠5を開錠してフリ
ーベンディング状態とできる非常時の貯留タンクとしの
機能を持たせつつ、第1及び第2の錠5,8Aを販売業
者に保持させるようにして、その自動販売機を設置して
安心して利益を期待できるようにすることができる。つ
まり、この自動販売機によれば、消費者側及び販売業者
側の両者にメリットのあるペットボトルの供給環境を提
供することができるようになる。
【0051】なお、この実施の形態では、収納する全て
のペットボトルの大きさを一律のものとして収納できる
ペットボトル数を可及的に多く収納できるように配慮し
ている。
【0052】また、設置場所を集合住宅のロビーに適し
たものとするために、前述した温調手段をなくして騒音
をなくすとともに、照明についてもペットボトルの払出
し時に取り出し口のみを照らすように制御手段12が照
明手段16を制御するようにしているから、集合住宅の
管理組合で設置の審議を行う場合に設置の方向へ進み易
いものとすることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、飲料水
を充填したペットボトルの自動販売機を災害時の貯留タ
ンクとして利用することが可能となる。すなわち、構造
を簡易化してペットボトルの収納量を増やして災害時に
貯留タンクとして役に立つものとすることができるとと
もに、ライフラインとしての電源を断たれる断たれない
に係わらずフリーベンディング状態とすることができ
る。
【0054】そして、温調手段を具備していないから、
例えば、集合住宅の玄関先(ロビー)などの騒音に考慮
する必要のある設置場所に適した災害時に非常用の貯留
タンクとして機能する飲料水販売用の自動販売機及び当
該自動販売機での販売方法並びにペットボトルの取り出
し方法を提供することが可能となる。
【0055】さらに、非常用の貯留タンクの専用機では
なく、通常は販売機として機能するから、費用を別途支
払うなどして定期的な貯留タンク内の清掃及び飲料水の
入れ替えが必要でなく、売れた飲料水分のペットボトル
をそのペットボトルの販売業者が業として無償で補充し
てもらえるといった環境を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した自動販売機の斜視図であ
る。
【図2】 図1の自動販売機の正面扉を除去した状態を
示す斜視図である。
【図3】 図1及び図2に基づいて説明した飲料水を充
填した大型ペットボトルの自動販売機のハードブロック
図である。
【符号の説明】
3 前面扉 4 収納部 5 第1の錠 7 コインセレクタ 8 金庫部 8A 第2の錠

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料水を充填したペットボトルの収容容
    量を確保するために冷却又は加熱のための温調手段を具
    備しない自動販売機であって、災害時には所定の操作に
    よってフリーベンディング状態に移行し得る電源供給の
    有無に影響されないフリーベンディング切換手段を具備
    することを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 コインセレクタへの所定金額の金銭投入
    を条件に飲料水を充填したペットボトルを払い出す自動
    販売機であって、 前記ペットボトルの複数を収納するための収納部と、 当該収納部の前面側に開閉自在に設けられた開閉扉と、 当該開閉扉に設けられた非電気錠と、 前記コインセレクタへ投入された金銭を貯留する金庫部
    と、 前記金庫部に設けられた錠とから構成してなり、 前記非電気錠は、前記錠の開錠を条件としないで開錠可
    能に構成し、前記非電気錠を開錠することにより前記開
    閉扉を開き、該開閉扉から前記収納部に収納されている
    ペットボトルを前記コインセレクタへの金銭の投入なく
    取り出すことが可能としてなることを特徴とする自動販
    売機。
  3. 【請求項3】 前記ペットボトルは、1リットル以上の
    容量の大型ペットボトルであることを特徴とする請求項
    1又は2のいずれかの請求項に記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 飲料水を充填したペットボトルの収容容
    量を確保するために冷却又は加熱のための温調手段を具
    備しない、前記ペットボトルを販売するための自動販売
    機での販売方法であって、災害時には電源供給の有無に
    影響されないフリーベンディング切換手段の所定の操作
    によってフリーベンディング状態に移行し得ることを特
    徴とする販売方法。
  5. 【請求項5】 前記ペットボトルは、1リットル以上の
    容量の大型ペットボトルであることを特徴とする請求項
    4に記載の販売方法。
  6. 【請求項6】 コインセレクタへの所定金額の金銭投
    入を条件にペットボトルを払い出すことが可能な自動販
    売機の払出し方法であって、 前記自動販売機は、前記ペットボトルの複数を収納する
    ための収納部と、 当該収納部の前面側に開閉自在に設けられた開閉扉と、
    当該開閉扉に設けられた非電気錠と、前記コインセレク
    タへ投入された金銭を貯留する金庫部と、前記金庫部に
    設けられた錠とから構成してなり、 前記非電気錠を開錠操作することにより、前記開閉扉を
    開き、該開閉扉から前記収納部に収納されているペット
    ボトルを金銭の投入なく取り出すことが取り出すことが
    可能な状態とすることを特徴とする自動販売機の取り出
    し方法。
  7. 【請求項7】 前記ペットボトルは、1リットル以上の
    容量の大型ペットボトルであることを特徴とする請求項
    6に記載の自動販売機の取り出し方法。
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